JP2018081794A - セラミックヒータおよびグロープラグ - Google Patents

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裕貴 竹内
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良仁 猪飼
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【課題】略丸棒状のセラミックヒータ表面における気体燃料の流れを制御して、ヒータの性能を向上させるセラミックヒータを提供する。【解決手段】一対の延出部31a.31bと、延出部の先端同士を連結する連結部と、を有し、発熱部を先端側に設けた発熱抵抗体が内包された略丸棒状のセラミックヒータ4である。最高温度部25と一対の延出部とを通る軸線方向に垂直な断面において、以下を満たす。一対の延出部の外周縁に接する2本の共通外接線に挟まれる第1領域Aにおけるヒータの外周縁は、外側に向かって凸の円弧部である。第1領域以外の2つの第2領域B1,B2のうちの少なくとも一方に形成される凹部25,26のうち、一対の延出部の重心を結んだ直線γとの距離が最も短い位置P1,P2は、一対の延出部の重心をそれぞれ通り直線γに垂直な2つの直線β1,β2に挟まれる第3領域C内に存在する。【選択図】図3

Description

本発明は、セラミックヒータおよびグロープラグに関する。
燃焼式暖房装置に用いる点火用ヒータや、内燃機関の点火に用いるグロープラグ用のヒータとして、絶縁基体の内部に発熱抵抗体を内包するセラミックヒータが知られている。このようなセラミックヒータにおける点火性能を向上するための技術として、従来、セラミックヒータを板状に形成すると共に、このようなセラミックヒータにおける最も面積が広い主面全体を反らせて、主面上で渦状の流れを引き起こし、気体燃料と酸素の混合比率を適正化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−35819号公報
しかしながら、例えば、燃焼による爆発の衝撃が加わる環境下で用いるグロープラグ用のセラミックヒータでは、セラミックヒータの抗折強度を向上させるために、セラミックヒータを板状ではなく略丸棒状に形成することが望ましい。このような略丸棒状のセラミックヒータでは、上記したようにヒータの性能を向上させるためにヒータ上における気体燃料の流れを制御しようとする場合であっても、主面全体を反らせるという構成を適用し難い。そのため、略丸棒状のセラミックヒータにおいても、ヒータ表面における気体燃料の流れを制御することによって、セラミックヒータを備える装置全体の性能を向上させる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、軸線方向に沿って延びる一対の延出部と、前記一対の延出部の先端同士を連結する連結部と、を有する発熱抵抗体であって、通電により発熱する発熱部を先端側に設けた発熱抵抗体が、絶縁基体内に内包された略丸棒状のセラミックヒータが提供される。このセラミックヒータは、少なくとも、前記発熱抵抗体の発熱時に前記セラミックヒータの外表面において最高温度を呈する位置である最高温度部と、前記発熱抵抗体における前記一対の延出部と、を通る、前記軸線方向に垂直な前記セラミックヒータの断面において;前記一対の延出部の双方の外周縁に接する2本の共通外接線に挟まれる第1領域における前記セラミックヒータの外周縁は、外側に向かって凸である円弧部であり;前記第1領域以外の2つの第2領域のうちの少なくとも一方には、前記セラミックヒータの中心側に向かって凹である凹部が形成されており;前記凹部のうち、前記一対の延出部の重心を結んだ第1直線との距離が最も短い位置は、前記一対の延出部の重心をそれぞれ通り、前記第1直線に垂直な2つの第2直線に挟まれる第3領域内に存在する。
このセラミックヒータによれば、略丸棒状のセラミックヒータに凹部を設けることにより、抗折強度に優れた形状を維持しつつ、最高温度部に近接するセラミックヒータの外表面の近傍で、気体燃料の流れにおいて効率良く乱流を形成し、気体燃料の滞留時間を長くすることができる。そのため、セラミックヒータによる気体燃料の着火性能を向上させることができる。さらに、凹部のうち、一対の延出部の重心を結んだ直線との距離が最も短い位置が、第3領域内に存在することにより、セラミックヒータにおいて、発熱部を覆う絶縁基体の厚みを確保しつつ、セラミックヒータが備える絶縁基体の量を削減することができる。その結果、セラミックヒータにおける消費電力を低減することができる。
(2)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記凹部は、前記断面に加えて、少なくとも、前記セラミックヒータの軸線方向に垂直であって前記発熱部を通る任意の断面において形成されていることとしてもよい。この形態のセラミックヒータによれば、最高発熱部におけるセラミックヒータによる気体燃料の着火性能を向上させるだけでなく、軸線方向において発熱部と重なるヒータ表面の領域全体にわたって気体燃料の着火を促進することができ、セラミックヒータにおける気体燃料の着火性能をさらに高めることができる。
(3)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記凹部は、前記2つの第2領域のそれぞれに形成されていることとしてもよい。この形態のセラミックヒータによれば、発熱体全体を効率良く昇温させることができると共に、セラミックヒータが発熱する際の均熱性を高めることができる。そのため、セラミックヒータにおける気体燃料の着火性能をさらに高めることができる。
(4)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記凹部は、前記第1領域のうちの前記発熱抵抗体によって挟まれる第4領域に重ならないこととしてもよい。この形態のセラミックヒータによれば、絶縁基体を十分に確保して、セラミックヒータの耐久性を高めることができる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、セラミックヒータの製造方法や、セラミックヒータを備えるグロープラグ等の形態で実現することができる。
グロープラグの概略構成を示す断面模式図である。 グロープラグの先端部の様子を表わす部分拡大断面図である。 最高温度部を通過するヒータの横断面の様子を示す断面模式図である。 ヒータの先端側の様子を模式的に示す斜視図である。 グロープラグの製造方法を示すフローチャートである。 工程S120の処理内容を模式的に示す説明図である。 工程S125の処理内容を模式的に示す説明図である。
A.グロープラグの構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのセラミックヒータを適用したグロープラグの概略構成を示す断面模式図である。本実施形態のグロープラグ100は、棒状の外観形状を有し、主体金具2と、中軸3と、絶縁部材5,6と、かしめ部材8と、外筒7と、ヒータ4と、リング18と、リード線19とを備えている。図1において、ヒータ4については詳しい構造を省略しており、ヒータ4にはハッチングを付していない。なお、図1では、グロープラグ100の中心軸C1と平行にX軸が設定され、X軸と垂直にY軸およびZ軸が設定されている。以下では、中心軸C1に平行な方向を軸線方向とも呼ぶ。また、グロープラグ100において軸線方向に沿ってヒータ4が設けられている側(−X方向側)を、「先端側」と呼び、軸線方向に沿って中軸3が配置されている側(+X方向側)を、「後端側」と呼ぶ。
主体金具2は、軸線方向に沿って延びる軸孔9が形成された略円筒状の外観形状を有する金属製の部材である。主体金具2の外周面には、図示しない内燃機関のシリンダヘッド等にグロープラグ100を取り付けるための構造として、後端部分に工具係合部12が形成されており、中央部分に雄ねじ部11が形成されている。工具係合部12は、上記シリンダヘッド等にグロープラグ100を取り付ける際に用いる工具と係合可能な外観形状(例えば、断面六角形状)を有している。雄ねじ部11は、上記シリンダヘッド等のプラグ取り付け孔に形成された雌ネジに対して、螺合可能に形成されている。
中軸3は、金属製の丸棒状の部材であり、後端部分が主体金具2の後端から突出するように、主体金具2の軸孔9に収容されている。中軸3の外径は、主体金具2の軸孔9の内径よりも小さく形成されており、中軸3と軸孔9の内周面との間には、両者を電気的に絶縁する空隙が形成されている。中軸3は、他の部分に比べて径が小さい小径部17を先端に備えている。小径部17には、金属製のリード線19の一端が接合されており、かかるリード線19を介してリング18と電気的に接続されている。
絶縁部材5は、リング状の外観を有し、主体金具2の軸孔9の内周面と中軸3との間に介在して、主体金具2と中軸3との間を電気的に絶縁する。また、絶縁部材5は、中軸3の中心軸がグロープラグ100の中心軸C1と一致するように、主体金具2の軸孔9内で中軸3を固定する。さらに、絶縁部材5は、軸孔9の内周面と中軸3とに密着して、主体金具2の内部を気密封止する。
絶縁部材6は、筒状部13及びフランジ部14を備えている。筒状部13は、絶縁部材5と同様に、リング状の外観形状を有し、軸孔9の後端において中軸3を囲んで配置されている。フランジ部14は、筒状部13の外周径よりも大きな径を有するリング状の外観形状を有し、筒状部13よりも中軸3の後端側において中軸3を囲んで配置され、主体金具2と中軸3との間、および、主体金具2とかしめ部材8との間を電気的に絶縁する。
かしめ部材8は、略円筒状の外観形状を有し、フランジ部14と接した状態で、主体金具2の後端から突出した中軸3を囲むようにかしめられている。このようにかしめ部材8がかしめられることにより、中軸3と主体金具2との間に嵌合された絶縁部材6が固定され、中軸3からの絶縁部材6の抜けが防止される。
外筒7は、軸線方向に沿って延びる軸孔10が形成された略円筒状の金属製部材であり、主体金具2の先端に接合されている。外筒7の後端側には、厚肉部15および係合部16が形成されている。係合部16は、厚肉部15よりも後端側に配置され、外周径が厚肉部15の外周径よりも小さい。外筒7は、係合部16が主体金具2の軸孔9に嵌められ、厚肉部15が主体金具2の先端に接するように配置されている。軸孔10の内径は、ヒータ4の外径と同等、あるいはヒータ4の外径に比べて若干小さく形成されており、軸孔10内にヒータ4が嵌め込まれる。すなわち、外筒7は、ヒータ4を囲んで保持する。なお、外筒7は、[特許請求の範囲]に記載した「筒状部材」に相当する。
ヒータ4は、軸線方向に沿って延びる略丸棒状の部材である。ヒータ4の先端部分は、外筒7の先端から突出して、図示しない内燃機関の燃焼室内に露出される。ヒータ4の後端部分は、外筒7の後端から突出して、主体金具2の軸孔9内に収容されている。ヒータ4の詳細構成については後述する。なお、ヒータ4は、[特許請求の範囲]に記載した「セラミックヒータ」に相当する。
リング18は、金属製の円筒状部材であり、ヒータ4の後端に嵌め込まれている。具体的には、ヒータ4の後端部が、リング18の内部に圧入されている。リング18には、既述したリード線19の先端部が接続されている。なお、既述した中軸3、リード線19、およびリング18は、[特許請求の範囲]に記載した「セラミックヒータに電圧を印加するための導電性部材」に相当する。
B.セラミックヒータの全体構成:
図2は、ヒータ4を含むグロープラグ100の先端部の様子を表わす部分拡大断面図である。図2に示すように、ヒータ4は、絶縁基体21と、この絶縁基体21内に内包される発熱抵抗体22とを備えており、発熱抵抗体22に電力が供給されることによって発熱する。
絶縁基体21は、絶縁性のセラミックによって形成されている。本実施形態では、絶縁基体21は、窒化珪素によって形成されている。ただし、絶縁基体21は、窒化珪素に限らず、例えば、アルミナやサイアロン等の他の絶縁性のセラミックによって形成されていてもよい。絶縁基体21は、ヒータ4の基体を成す部位であり、先端が曲面である略円柱状の外観形状を有し、内部に発熱抵抗体22が埋設されている。
発熱抵抗体22は、通電によって抵抗発熱する導電性のセラミックによって形成されている。具体的には、本実施形態では、発熱抵抗体22は、炭化タングステン(WC)を含む導電性のセラミックによって形成されている。ただし、発熱抵抗体22は、炭化タングステン(WC)を含む導電性のセラミックに限らず、例えば、二珪化モリブデンや二珪化タングステン等を含む他の導電性のセラミックによって形成されていてもよい。
発熱抵抗体22は、軸線方向に沿って延びると共に先端側を頂点にして折り曲げられたU字状の構造を有する。具体的には、発熱抵抗体22は、軸線方向に沿って延びる一対の延出部31a,31bと、これら一対の延出部31a、31bの先端同士を連結する連結部33と、を有する。U字状に形成された発熱抵抗体22における各々の両端部の近傍には、接続端子が設けられている。すなわち、延出部31aにおける後端側端部の近傍には、接続端子27(プラス側接続端子)が形成されており、延出部31bにおける後端側端部の近傍には、接続端子28(マイナス側接続端子)が形成されている。接続端子27,28は、延出部31a,31bの各々から、ヒータ4の外周面に向かって軸線方向に垂直な方向に延びて、ヒータ4の外周面で露出する。接続端子27は、接続端子28よりも後端側位置において、ヒータ4の外周面で露出している。
接続端子28は、ヒータ4が外筒7内の軸孔10内に嵌め込まれることにより、軸孔10の内周面に接触する。これにより、発熱抵抗体22と外筒7とが電気的に接続される。接続端子27は、ヒータ4がリング18内に嵌め込まれることにより、リング18の内周面に接触する。これにより、発熱抵抗体22とリング18とが電気的に接続される。なお、本実施形態では、接続端子27,28は、発熱抵抗体22の他の部位と同じ材料で形成されており、発熱抵抗体22の一部として形成されている。ただし、接続端子27,28は、発熱抵抗体22の他の部位と別体で形成されていてもよい。
発熱抵抗体22の先端部には、発熱部32が設けられている。具体的には、本実施形態の発熱部32は、延出部31a,31bの先端側(−X方向の端部)と、連結部33と、によって構成されて、U字型の外観形状を有する。本実施形態では、発熱抵抗体22のうちの発熱部32の部分は、発熱部32以外の部分(具体的には、延出部31a,31bの後端側(+X方向の端部))に比べて細く形成されている。これにより、発熱抵抗体22に通電したときには、主として発熱部32が発熱する。なお、発熱部32は、発熱抵抗体22における他の部位よりも細く形成して抵抗を相対的に高める他、発熱抵抗体22における他の部位とは構成材料を異ならせることによって抵抗を相対的に高めてもよい。つまり、延出部31a,31bの先端側(−X方向の端部)および連結部33の構成材料と、延出部31a,31bの後端側(+X方向の端部)の構成材料とを、異なる材料で形成してもよい。
グロープラグ100では、中軸3を介して電力が供給されると、リード線19、リング18および接続端子27を通じて発熱抵抗体22に電力が供給され、ヒータ4が発熱する。このとき、発熱抵抗体22の接続端子28は、外筒7、主体金具2、および内燃機関のシリンダヘッドを通じて接地される。
ヒータ4において、内部に発熱部32が設けられた部分は、外筒7の先端から露出している。外筒7の先端から露出するヒータ4の外表面には、発熱抵抗体22の発熱時に最高温度を呈する位置である最高温度部29が存在する。この最高温度部29は、軸線方向において発熱部32と重なる領域に存在する。最高温度部の位置、すなわち、ヒータ4の最先端から最高温度部までの距離は、グロープラグ100に通電して、外筒7の先端から露出するヒータ4の外周面の温度を、軸線方向に沿って放射温度計を用いて測定し、最も温度が高い箇所を特定することにより求めることができる。
C.凹部について:
図3は、ヒータ4における軸線方向に垂直な断面(以下、横断面とも呼ぶ)であって、ヒータ4の外周面における最高温度部29と、発熱抵抗体22における延出部31a,31bと、を通過する横断面の様子を示す断面模式図である。図2では、図3に示す横断面の位置を、3−3断面として示している。また、図4は、ヒータ4の先端側の様子を模式的に示す斜視図である。図4では、ヒータ4の内部において発熱部32が設けられている軸線方向の範囲を、図2と同様に双方向矢印によって示している。本実施形態のヒータ4は、横断面において、凹部25,26が形成されていることを特徴とする。以下に、ヒータ4の横断面の形状を詳しく説明する。
図3では、一対の延出部31a,31bの双方の外周縁に接する2本の共通外接線を、共通外接線α1,α2として示している。本実施形態では、ヒータ4の上記横断面において、上記2本の共通外接線α1,α2に挟まれる領域を領域Aとしており、図3では、領域AのZ軸方向の範囲を示している。本実施形態では、領域Aにおけるヒータ4の外周縁は、外側に向かって凸である円弧部23となっている。この領域Aは、[特許請求の範囲]に記載した「第1領域」に相当する。
また、本実施形態では、ヒータ4の上記横断面における領域A以外の2つの領域のうち、+Z方向側の領域を領域B1、−Z方向側の領域を領域B2としている。図3では、領域B1,B2のZ軸方向の範囲を示している。本実施形態のヒータ4では、上記領域B1,B2の各々において、ヒータ4の中心側に向かって凹である凹部25,26が形成されている。領域B1,B2は、[特許請求の範囲]に記載した「第2領域」に相当する。
また、図3では、ヒータ4の上記横断面において、一対の延出部31a,31bの各々の重心M1,M2を結んだ直線を、直線γとして示している。この直線γは、[特許請求の範囲]に記載した「第1直線」に相当する。また、上記重心M1,M2をそれぞれ通り、直線γに垂直な2つの直線を、直線β1,β2として示している。この直線β1,β2は、[特許請求の範囲]に記載した「第2直線」に相当する。本実施形態では、ヒータ4の上記横断面において、直線β1,β2に挟まれる領域を領域Cとしており、図3では、領域CのY軸方向の範囲を示している。この領域Cは、[特許請求の範囲]に記載した「第3領域」に相当する。
さらに、図3では、ヒータ4の中心、すなわち、中心軸C1が通過する点を、中心Oとして示している。本実施形態では、中心Oは、直線γ上に存在している。そして、図3では、凹部25,26の表面において、直線γとの距離が最も短い位置を、それぞれ点P1,P2として示している。本実施形態では、点P1と直線γとの距離d1と、点P2と直線γとの距離d2とは、同じであって、凹部25と凹部26とは、直線γを対称軸として線対称となっている。そして、本実施形態では、点P1,P2は、領域Cに存在している。
また、図3では、領域Aのうち、延出部31a,31bに挟まれる領域を、領域Eとして示している。本実施形態では、凹部25,26は、領域Eに重ならないように形成されている。すなわち、凹部25,26の表面上の点P1,P2は、中心Oから離れる方向に、共通外接線α1,α2から離間している。領域Eは、[特許請求の範囲]に記載した「第4領域」に相当する。
本実施形態では、凹部25,26は、図3に示す横断面に加えて、さらに、発熱部32を通る任意の横断面において形成されている。すなわち、図4に示すように、凹部25,26は、発熱部32全体と軸線方向において重なる範囲にわたって形成されている。このように、ヒータ4において軸線方向に延びるように凹部25,26が形成される領域では、任意の横断面において図3と同様にして規定される領域Aの外周縁は、図3の断面と同様に円弧部となっている。そのため、ヒータ4は、図4に示すように、全体として略丸棒状であるといえる。なお、本実施形態のヒータ4において、凹部25,26が形成されていない部位の横断面は、円形または楕円形となっている。
ヒータ4を備えるグロープラグ100を内燃機関に取り付けて使用する際には、凹部25,26が形成されたヒータ4の先端部が、内燃機関の燃焼室内に露出される。このとき、燃焼室内に供給された気体燃料および酸素は、少なくとも、ヒータ4の側面に当たるように流れる。したがって、上記気体燃料および酸素の流れは、ヒータ4の横断面に平行な成分を有することになり、凹部25,26が形成されたヒータ4の外周面の近傍では、上記気体燃料および酸素が、効率良く乱流を形成する。すなわち、ヒータ4の外周面上の領域であって、発熱抵抗体22の発熱部32と軸線方向において重なる領域の近傍では、上記気体燃料と酸素が、効率良く乱流を形成する。その結果、ヒータ4の外周面上の上記領域の近傍における気体燃料の滞留時間が、より長くなり、ヒータ4による気体燃料の着火性能が向上する。
D.グロープラグの製造:
図5は、グロープラグ100の製造方法を示すフローチャートである。まず、発熱抵抗体22の成形材料が作製され(工程S105)、絶縁基体21の成形材料が作製される(工程S110)。なお、これら2つの工程S105,S110は、逆の順序で実行されてもよく、同時に実行されてもよい。
本実施形態において、発熱抵抗体22の成形材料は、絶縁性セラミック(例えば、窒化珪素)と、導電性セラミック(例えば、炭化タングステン)とを主成分とする粉状体である。この成形材料は、例えば、絶縁性セラミック、導電性セラミック、および助剤等のセラミック原料を混合粉砕し、この混合物とバインダ等とをニーダー(混練機)を用いて混練し、その後ペレット化することによって造粒して作製することができる。本実施形態では、バインダは、特に限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン等のバインダや可塑剤、ワックス及び分散剤等を、1種又は2種以上を混合して用いることができる。
本実施態様において、絶縁基体21の成形材料は、絶縁性セラミック(例えば、窒化珪素)を主成分とする粉状体であり、例えば、絶縁性セラミック原料を混合粉砕し、この混合物とバインダ等をニーダーを用いて混練し、その後ペレット化することによって造粒して作製することができる。バインダとしては、発熱抵抗体22と同様に種々のものを用いることができる。
その後、工程S105で得られた成形材料を用い、射出成形によって、発熱抵抗体22の中間成形体を作製する(工程S115)。本実施形態において、「発熱抵抗体の中間成形体」とは、後述する脱脂や焼成等の加熱工程を経て発熱抵抗体22となる部材を意味する。
工程S115の後、工程S115で得られた発熱抵抗体の中間成形体の片面側に、半割り状の絶縁基体21の中間成形体を成形する(工程S120)。そして、発熱抵抗体の中間成形体の他方の面側に、絶縁基体21の中間成形体の残部を形成して、ヒータ4の中間成形体を得る(工程S125)。工程S120,S125は、いずれも工程S110で得られた成形材料を用いた射出成形により実行される。
図6は、工程S120の処理内容を模式的に示す説明図である。図7は、工程S125の処理内容を模式的に示す説明図である。図6に示すように、工程S120では、まず、発熱抵抗体の中間成形体300を下金型400に形成されたキャビティ420内に配置し、発熱抵抗体の中間成形体300の上半分を覆うように上金型500を配置する。発熱抵抗体の中間成形体300は、発熱抵抗体22とほぼ同様の外観形状を有する。すなわち、発熱抵抗体の中間成形体300は、延出部31aに対応する延出部対応部310と、延出部31bに対応する延出部対応部311と、連結部33に対応する連結部対応部333と、2つの接続端子27,28に対応する2つの端子対応部327,328と、を備えている。また、発熱抵抗体の中間成形体300は、後端連結部350を備えている。後端連結部350は、発熱抵抗体の中間成形体300において、連結部対応部333とは反対側において、2つの延出部対応部310,311の端部を連結する。後端連結部350は、2つの延出部対応部310,311の相対的な位置がずれることを抑制して、発熱抵抗体の中間成形体300の取扱いを容易にするために設けられている。
下金型400に形成されたキャビティ420は、発熱抵抗体の中間成形体300の下半分が収容可能な形状に形成されている。上金型500は、下金型400との合わせ面側が開口した中空の直方体状の外観形状を有する。上金型500の長手方向の一方の端面S1には、成形材料を上金型500の内部に充填するための図示しない射出孔が設けられている。上述のように、発熱抵抗体の中間成形体300、下金型400、および上金型500を配置した後、上金型500内に工程S110で得られた成形材料を射出して、半割り状の絶縁基体の中間成形体を、発熱抵抗体の中間成形体300の片側面側(図6における上方面側)に成形する。このようにして、図7に示す中間成形体700が得られる。なお、本実施形態において、「絶縁基体の中間成形体」とは、後述する脱脂や焼成等の加熱工程を経て絶縁基体21となる部材を意味する。
工程S125では、工程S120で得られた中間成形体700を上下反転させて図7に示す向きにして、新たな下金型600に形成されたキャビティ620内に配置する。次に、中間成形体700の上半分を覆うように上金型500を配置する。下金型600に形成されたキャビティ620は、中間成形体700における絶縁基体の中間成形体の部分がちょうど収容可能な形状に形成されている。上金型500は、図6に示す上金型500と同じである。上述のように中間成形体700、下金型600、および上金型500を配置した後、上金型500内に工程S110で得られた成形材料を射出して、中間成形体700の上半分に絶縁基体21の中間成形体の残部を形成する。このようにして、ヒータ4の中間成形体が得られる。本実施形態において、「ヒータの中間成形体」とは、後述する脱脂、焼成、研磨および切断等の工程を経てヒータ4となる部材を意味する。
図5に示すように、工程S125においてヒータの中間成形体が得られた後には、ヒータの中間成形体の脱脂が実行される(工程S130)。本実施形態では、ヒータの中間成形体にはバインダが含まれているので、加熱(仮焼)することにより、かかるバインダが取り除かれる。工程S130では、例えば、ヒータの中間形成体を、窒素雰囲気中にて800℃で60分加熱すればよい。工程S130の後、本焼成が実行される(工程S135)。かかる本焼成では、工程S130のいわゆる仮焼に比べて、高温で加熱が行なわれる。例えば、最高1850℃程度まで昇温されるように加熱することができる。このとき、ヒータの中間成形体が加圧される、いわゆるホットプレス焼成を行なってもよい。また、焼成は、窒素雰囲気下で行なってもよい。
本焼成の後、研磨加工及び切断加工が実行される(工程S140)。研磨加工により、接続端子27,28が絶縁基体21の表面から露出され、工程S135により得られた焼成体の先端部の曲面加工が行なわれ、さらに、凹部25,26が形成される。また、切断加工により、上記焼成体の後端部、すなわち、後端連結部350に相当する部分が取り除かれる。上述した工程S105〜S140により、ヒータ4が完成する。その後、図1に示すグロープラグ100の各構成部材が組みつけられ(工程S145)、グロープラグ100が完成する。
以上のように構成された本実施形態のヒータ4を備えるグロープラグ100によれば、ヒータ4の最高温度部29を通るヒータ4の横断面において、凹部25,26が形成されている。そのため、ヒータ4において、抗折強度に優れた略丸棒状の形状を維持しつつ、最高温度部29に近接するヒータ4の外表面の近傍で、気体燃料の流れにおいて効率良く乱流を形成することができる。すなわち、ヒータ4の横断面に平行な成分を有する気体燃料の流れがヒータ4の外表面に供給されたときに、上記ヒータ4の外表面の近傍で、気体燃料の流れにおいて効率良く乱流を形成することができる。その結果、上記ヒータ4の外表面の近傍で、気体燃料の滞留時間を長くして、ヒータ4による気体燃料の着火性能を向上させることができる。また、絶縁体体積を減らしたことにより、昇温させるセラミックの量を減らすことができるので、ディーゼルエンジンの始動時など早期にヒータ4を昇温させたいときには、ヒータ4の昇温に要する時間を短縮することができる。
さらに、ヒータ4に凹部25,26を形成することにより、ヒータ4において、発熱部32を覆う絶縁基体21の厚みを確保しつつ、ヒータ4が備える絶縁基体21の量を削減することができ、ヒータ4における消費電力を低減することができる。これは、以下の理由による。すなわち、ヒータ4においては、発熱することなく熱容量が大きい部位である絶縁基体21の量を削減するほど、ヒータ4における消費電力を削減することができる。しかしながら、絶縁基体21は、グロープラグ100の使用を繰り返すことにより、次第に消耗して薄くなる傾向がある。そのため、ヒータ4において絶縁基体21を薄く形成すると、ヒータ4の耐久性を確保し難くなる可能性がある。本実施形態では、凹部25,26は、第2領域である領域B1,B2に形成されると共に、凹部25,26のうちの直線γとの距離が最も短い位置である点P1,P2は、第3領域である領域C内に存在する。そのため、凹部25,26を設けても、絶縁基体21の厚さが最も薄い箇所の厚みが影響を受け難い。したがって、本実施形態では、凹部25,26を設けることによって、熱容量が大きな絶縁基体21を削減してヒータ4全体の昇温効率を高める効果を得つつ、発熱抵抗体22を覆う絶縁基体21の厚みを確保して、凹部25,26を設けることに起因するヒータ4の耐久性の低下を抑えることができる。
ここで、本実施形態では、凹部25,26は、第4領域である領域E、すなわち、領域Aのうち、延出部31a,31bに挟まれる領域に、重ならないように形成されている。そのため、絶縁基体21を十分に確保することで、セラミックヒータの耐久性を高めることが容易になる。
また、本実施形態によれば、凹部25,26は、最高温度部29を通る横断面に加えて、発熱部32を通る任意の横断面に形成されている。そのため、軸線方向において発熱部32と重なるヒータ4の外表面の領域にわたって、効率良く乱流を形成し、気体燃料の滞留時間を長くすることができる。そのため、最高温度部におけるヒータ4による気体燃料の着火性能を向上させるだけでなく、このような領域の近傍で着火を促進することができ、ヒータ4による気体燃料の着火性能をさらに高めることができる。
E.変形例:
・変形例1:
上記実施形態では、凹部25,26は、軸線方向において発熱部32と重なる領域全体にわたって延びるように形成したが、異なる構成としてもよい。少なくとも、軸線方向において最高温度部29と重なる位置に凹部を設けるならば、既述した着火性向上および耐久性確保の効果を得ることができる。
例えば、軸線方向において、発熱部32の一部とのみ重なるように、凹部25,26を形成してもよい。また、凹部25,26は、軸線方向に連続して設けるのではなく、一部に不連続な箇所を有していてもよい。
また、軸線方向において、発熱部32と重なると共に、発熱部32を超えるより広い範囲、具体的にはより後端側にまで、凹部25,26を設けることとしてもよい。ただし、発熱部32から離れた位置に凹部を設けても、着火性向上に対する貢献の程度は小さい。また、グロープラグ100がシリンダヘッドに組み付けられた際のシリンダヘッド内の気密性を確保する観点から、凹部25,26を形成する範囲は、ヒータ4が外筒7から露出する領域内とすることが望ましい。
・変形例2:
上記実施形態では、図3の横断面(最高温度部29を通る横断面)において、凹部25,26は、直線γを対称軸として線対称としているが、異なる構成としてもよい。例えば、点P1と直線γとの距離d1と、点P2と直線γとの距離d2とは、異なってもよい。また、図3の横断面において、凹部25,26の形状は、点P1と点P2とを直線γに投影したときに、点P1と点P2とが互いに重ならない位置となる形状であってもよい。
また、上記実施形態では、凹部25,26は、図3の横断面において、第4領域である領域E、すなわち、領域Aのうち、延出部31a,31bに挟まれる領域に、重ならないこととしたが、異なる構成としてもよい。ただし、凹部25,26を、領域Eと重ならないように形成すれば、ヒータ4の抗折強度の確保がより容易になるため望ましい。
上記実施形態では、横断面に表われる凹部25,26は、ヒータ4の外周面において軸線方向に平行に延びるように形成されているが、異なる構成としてもよい。ただし、ヒータ4において、凹部25,26が形成されたいずれの横断面においても、凹部25,26の各々のうちの、延出部31a,31bの重心を結んだ直線γとの距離が最も短い位置である点P1,P2が、延出部31a,31bの重心をそれぞれ通り直線γに垂直な2つの直線β1,β2に挟まれる第3領域(領域C)内に存在することが望ましい。
・変形例3:
上記実施形態では、図3の横断面において、第2領域である領域B1,B2の各々に、凹部25,26を設けたが、異なる構成としてもよい。領域B1,B2のうちの少なくとも一方に凹部を設けるならば、既述した着火性向上および耐久性確保の効果を得ることができる。ただし、領域B1,B2の双方に凹部を設ける場合には、領域B1側と領域B2側の双方で、気体燃料の滞留時間を長くして、着火性を向上させることができる。さらに、グロープラグ100の使用開始時には、ヒータ4全体を効率良く昇温させて、ヒータ4が発熱する際の均熱性を高めることができる。その結果、ヒータ4による気体燃料の着火性能をさらに向上させることができる。
・変形例4:
上記実施形態では、図3の横断面において、一対の延出部31a,31bが略同じ形状を有していたが、異なる形状としてもよい。また、上記実施形態では、ヒータ4の中心Oが直線γ上に存在していたが、直線γ上に存在しなくてもよい。
・変形例5:
上記実施形態では、図5に示した工程S140において焼成後のヒータの中間成形体を研磨加工することによって、凹部25,26を形成したが、異なる構成としてもよい。例えば、図6および図7に示した上金型500の内壁面に、凹部25,26の形状に対応する凸部を設け、射出成形時に凹部25,26を形成することとしてもよい。
・変形例6:
上記実施形態では、ヒータ4を、グロープラグ用ヒータとして用いたが、異なる構成としてもよい。例えば、バーナーの着火用のヒータ、ガスセンサの加熱用ヒータ、あるいはディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の再活性バーナーシステムにおいて、本願発明を適用することができる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
2…主体金具
3…中軸
4…ヒータ
5,6…絶縁部材
7…外筒
8…かしめ部材
9,10…軸孔
11…雄ねじ部
12…工具係合部
13…筒状部
14…フランジ部
15…厚肉部
16…係合部
17…小径部
18…リング
19…リード線
21…絶縁基体
22…発熱抵抗体
23…円弧部
25,26…凹部
27,28…接続端子
29…最高温度部
31a,31b…延出部
32…発熱部
33…連結部
100…グロープラグ
300…発熱抵抗体の中間成形体
310,311…延出部対応部
327,328…端子対応部
333…連結部対応部
350…後端連結部
400,600…下金型
420,620…キャビティ
500…上金型
700…中間成形体

Claims (5)

  1. 軸線方向に沿って延びる一対の延出部と、前記一対の延出部の先端同士を連結する連結部と、を有する発熱抵抗体であって、通電により発熱する発熱部を先端側に設けた発熱抵抗体が、絶縁基体内に内包された略丸棒状のセラミックヒータであって、
    少なくとも、前記発熱抵抗体の発熱時に前記セラミックヒータの外表面において最高温度を呈する位置である最高温度部と、前記発熱抵抗体における前記一対の延出部と、を通る、前記軸線方向に垂直な前記セラミックヒータの断面において、
    前記一対の延出部の双方の外周縁に接する2本の共通外接線に挟まれる第1領域における前記セラミックヒータの外周縁は、外側に向かって凸である円弧部であり、
    前記第1領域以外の2つの第2領域のうちの少なくとも一方には、前記セラミックヒータの中心側に向かって凹である凹部が形成されており、
    前記凹部のうち、前記一対の延出部の重心を結んだ第1直線との距離が最も短い位置は、前記一対の延出部の重心をそれぞれ通り、前記第1直線に垂直な2つの第2直線に挟まれる第3領域内に存在することを特徴とする
    セラミックヒータ。
  2. 請求項1に記載のセラミックヒータであって、
    前記凹部は、前記断面に加えて、少なくとも、前記セラミックヒータの軸線方向に垂直であって前記発熱部を通る任意の断面において形成されていることを特徴とする
    セラミックヒータ。
  3. 請求項1または2に記載のセラミックヒータであって、
    前記凹部は、前記2つの第2領域のそれぞれに形成されていることを特徴とする
    セラミックヒータ。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のセラミックヒータであって、
    前記凹部は、前記第1領域のうちの前記発熱抵抗体によって挟まれる第4領域に重ならないことを特徴とする
    セラミックヒータ。
  5. セラミックヒータと、前記セラミックヒータを囲んで保持する筒状部材と、前記セラミックヒータに電圧を印加するための導電性部材と、を備えるグロープラグであって、
    前記セラミックヒータとして、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のセラミックヒータを備えることを特徴とする
    グロープラグ。
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