JP2018081794A - セラミックヒータおよびグロープラグ - Google Patents
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Abstract
Description
このセラミックヒータによれば、略丸棒状のセラミックヒータに凹部を設けることにより、抗折強度に優れた形状を維持しつつ、最高温度部に近接するセラミックヒータの外表面の近傍で、気体燃料の流れにおいて効率良く乱流を形成し、気体燃料の滞留時間を長くすることができる。そのため、セラミックヒータによる気体燃料の着火性能を向上させることができる。さらに、凹部のうち、一対の延出部の重心を結んだ直線との距離が最も短い位置が、第3領域内に存在することにより、セラミックヒータにおいて、発熱部を覆う絶縁基体の厚みを確保しつつ、セラミックヒータが備える絶縁基体の量を削減することができる。その結果、セラミックヒータにおける消費電力を低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態としてのセラミックヒータを適用したグロープラグの概略構成を示す断面模式図である。本実施形態のグロープラグ100は、棒状の外観形状を有し、主体金具2と、中軸3と、絶縁部材5,6と、かしめ部材8と、外筒7と、ヒータ4と、リング18と、リード線19とを備えている。図1において、ヒータ4については詳しい構造を省略しており、ヒータ4にはハッチングを付していない。なお、図1では、グロープラグ100の中心軸C1と平行にX軸が設定され、X軸と垂直にY軸およびZ軸が設定されている。以下では、中心軸C1に平行な方向を軸線方向とも呼ぶ。また、グロープラグ100において軸線方向に沿ってヒータ4が設けられている側(−X方向側)を、「先端側」と呼び、軸線方向に沿って中軸3が配置されている側(+X方向側)を、「後端側」と呼ぶ。
図2は、ヒータ4を含むグロープラグ100の先端部の様子を表わす部分拡大断面図である。図2に示すように、ヒータ4は、絶縁基体21と、この絶縁基体21内に内包される発熱抵抗体22とを備えており、発熱抵抗体22に電力が供給されることによって発熱する。
図3は、ヒータ4における軸線方向に垂直な断面(以下、横断面とも呼ぶ)であって、ヒータ4の外周面における最高温度部29と、発熱抵抗体22における延出部31a,31bと、を通過する横断面の様子を示す断面模式図である。図2では、図3に示す横断面の位置を、3−3断面として示している。また、図4は、ヒータ4の先端側の様子を模式的に示す斜視図である。図4では、ヒータ4の内部において発熱部32が設けられている軸線方向の範囲を、図2と同様に双方向矢印によって示している。本実施形態のヒータ4は、横断面において、凹部25,26が形成されていることを特徴とする。以下に、ヒータ4の横断面の形状を詳しく説明する。
図5は、グロープラグ100の製造方法を示すフローチャートである。まず、発熱抵抗体22の成形材料が作製され(工程S105)、絶縁基体21の成形材料が作製される(工程S110)。なお、これら2つの工程S105,S110は、逆の順序で実行されてもよく、同時に実行されてもよい。
・変形例1:
上記実施形態では、凹部25,26は、軸線方向において発熱部32と重なる領域全体にわたって延びるように形成したが、異なる構成としてもよい。少なくとも、軸線方向において最高温度部29と重なる位置に凹部を設けるならば、既述した着火性向上および耐久性確保の効果を得ることができる。
上記実施形態では、図3の横断面(最高温度部29を通る横断面)において、凹部25,26は、直線γを対称軸として線対称としているが、異なる構成としてもよい。例えば、点P1と直線γとの距離d1と、点P2と直線γとの距離d2とは、異なってもよい。また、図3の横断面において、凹部25,26の形状は、点P1と点P2とを直線γに投影したときに、点P1と点P2とが互いに重ならない位置となる形状であってもよい。
上記実施形態では、図3の横断面において、第2領域である領域B1,B2の各々に、凹部25,26を設けたが、異なる構成としてもよい。領域B1,B2のうちの少なくとも一方に凹部を設けるならば、既述した着火性向上および耐久性確保の効果を得ることができる。ただし、領域B1,B2の双方に凹部を設ける場合には、領域B1側と領域B2側の双方で、気体燃料の滞留時間を長くして、着火性を向上させることができる。さらに、グロープラグ100の使用開始時には、ヒータ4全体を効率良く昇温させて、ヒータ4が発熱する際の均熱性を高めることができる。その結果、ヒータ4による気体燃料の着火性能をさらに向上させることができる。
上記実施形態では、図3の横断面において、一対の延出部31a,31bが略同じ形状を有していたが、異なる形状としてもよい。また、上記実施形態では、ヒータ4の中心Oが直線γ上に存在していたが、直線γ上に存在しなくてもよい。
上記実施形態では、図5に示した工程S140において焼成後のヒータの中間成形体を研磨加工することによって、凹部25,26を形成したが、異なる構成としてもよい。例えば、図6および図7に示した上金型500の内壁面に、凹部25,26の形状に対応する凸部を設け、射出成形時に凹部25,26を形成することとしてもよい。
上記実施形態では、ヒータ4を、グロープラグ用ヒータとして用いたが、異なる構成としてもよい。例えば、バーナーの着火用のヒータ、ガスセンサの加熱用ヒータ、あるいはディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の再活性バーナーシステムにおいて、本願発明を適用することができる。
3…中軸
4…ヒータ
5,6…絶縁部材
7…外筒
8…かしめ部材
9,10…軸孔
11…雄ねじ部
12…工具係合部
13…筒状部
14…フランジ部
15…厚肉部
16…係合部
17…小径部
18…リング
19…リード線
21…絶縁基体
22…発熱抵抗体
23…円弧部
25,26…凹部
27,28…接続端子
29…最高温度部
31a,31b…延出部
32…発熱部
33…連結部
100…グロープラグ
300…発熱抵抗体の中間成形体
310,311…延出部対応部
327,328…端子対応部
333…連結部対応部
350…後端連結部
400,600…下金型
420,620…キャビティ
500…上金型
700…中間成形体
Claims (5)
- 軸線方向に沿って延びる一対の延出部と、前記一対の延出部の先端同士を連結する連結部と、を有する発熱抵抗体であって、通電により発熱する発熱部を先端側に設けた発熱抵抗体が、絶縁基体内に内包された略丸棒状のセラミックヒータであって、
少なくとも、前記発熱抵抗体の発熱時に前記セラミックヒータの外表面において最高温度を呈する位置である最高温度部と、前記発熱抵抗体における前記一対の延出部と、を通る、前記軸線方向に垂直な前記セラミックヒータの断面において、
前記一対の延出部の双方の外周縁に接する2本の共通外接線に挟まれる第1領域における前記セラミックヒータの外周縁は、外側に向かって凸である円弧部であり、
前記第1領域以外の2つの第2領域のうちの少なくとも一方には、前記セラミックヒータの中心側に向かって凹である凹部が形成されており、
前記凹部のうち、前記一対の延出部の重心を結んだ第1直線との距離が最も短い位置は、前記一対の延出部の重心をそれぞれ通り、前記第1直線に垂直な2つの第2直線に挟まれる第3領域内に存在することを特徴とする
セラミックヒータ。 - 請求項1に記載のセラミックヒータであって、
前記凹部は、前記断面に加えて、少なくとも、前記セラミックヒータの軸線方向に垂直であって前記発熱部を通る任意の断面において形成されていることを特徴とする
セラミックヒータ。 - 請求項1または2に記載のセラミックヒータであって、
前記凹部は、前記2つの第2領域のそれぞれに形成されていることを特徴とする
セラミックヒータ。 - 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のセラミックヒータであって、
前記凹部は、前記第1領域のうちの前記発熱抵抗体によって挟まれる第4領域に重ならないことを特徴とする
セラミックヒータ。 - セラミックヒータと、前記セラミックヒータを囲んで保持する筒状部材と、前記セラミックヒータに電圧を印加するための導電性部材と、を備えるグロープラグであって、
前記セラミックヒータとして、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のセラミックヒータを備えることを特徴とする
グロープラグ。
Priority Applications (1)
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ID=62199008
Family Applications (1)
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2016
- 2016-11-15 JP JP2016222485A patent/JP2018081794A/ja not_active Ceased
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