JP2010073425A - セラミックヒータ、グロープラグ、及び、内燃機関 - Google Patents

セラミックヒータ、グロープラグ、及び、内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】 発熱抵抗体の発熱部の通電耐久性を向上させることができるセラミックヒータ、グロープラグ及び内燃機関を提供すること。
【解決手段】 セラミックヒータ101は、絶縁性セラミックからなる直棒状の絶縁基体103と、これに埋設され、通電による発熱する発熱抵抗体105とを有する。発熱部抵抗体105の発熱部105hは、軸線AXを含む仮想基準平面HHに沿って先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態を有する。そして、絶縁基体103の絶縁体先端部103sは、仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法が、絶縁体胴部103cの直径Dよりも小さい扁平形状を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、絶縁性セラミックからなる直棒状の絶縁基体と、この絶縁基体に埋設され、通電により発熱する発熱抵抗体とを備えるセラミックヒータ、このようなセラミックヒータを有するグロープラグ、及び、このようなグロープラグを取り付けてなる内燃機関に関する。
従来より、絶縁性セラミックからなる直棒状の絶縁基体と、この絶縁基体に埋設され、通電により発熱する発熱抵抗体とを有するセラミックヒータが知られている。絶縁基体の形態としては、例えば、軸線方向に円柱状に延びると共に、先端が半球状をなすものがある。また、発熱抵抗体の形態としては、絶縁基体の先端部に埋設され、通電により発熱する発熱部と、絶縁基体に埋設され、発熱部から基端側に延びるリード部とを有するものがある。更に、この発熱部の形態としては、先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態をなすものがある。例えば、特許文献1の図1等にこのような形態のセラミックヒータが開示されている。
特開2006−24394号公報
ところで、セラミックヒータにおいては、ヒータの到達温度は維持しつつ、消費電力をできる限り小さくしたいという要請がある。発熱抵抗体の低消費電力化を実現するには、発熱部の断面積を小さくして、局所的に発熱させるのが好ましい。しかしながら、発熱部の断面積を小さくするほど、発熱部の通電耐久性が低下しがちになる。というのも、発熱部の断面積を小さくするほど、発熱部の体積も小さくなるために、絶縁基体の表面温度を所定温度まで加熱するには、発熱部の体積が小さくなった分だけ、発熱部をより高温に発熱させなければならない。このため、発熱部の断面積を小さくするほど、発熱部の通電耐久性が低下するものと考えられる。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、発熱部の通電耐久性を確保できるセラミックヒータ、このようなセラミックヒータを有するグロープラグ、及び、このようなグロープラグを取り付けてなる内燃機関を提供することを目的とする。
その解決手段は、絶縁性セラミックからなり、軸線方向に延びる直棒状の絶縁基体であって、自身の先端部分をなす絶縁体先端部、及び、この絶縁体先端部から前記軸線方向基端側に延びる柱状の絶縁体胴部、からなる絶縁基体と、前記絶縁基体に埋設された発熱抵抗体であって、前記絶縁体先端部に埋設され、導電性セラミックからなり、通電により発熱する発熱部、及び、前記絶縁基体に埋設され、前記発熱部から前記軸線方向基端側に延び、前記発熱部に導通するリード部、を有する発熱抵抗体と、を備えるセラミックヒータであって、前記発熱部は、前記軸線を含む仮想基準平面に沿って前記軸線方向先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態を有し、前記絶縁体先端部は、その前記仮想基準平面に直交する方向の寸法Z3が、前記絶縁体胴部における前記仮想基準平面に直交する方向の寸法Dよりも小さい扁平形状を有するセラミックヒータである。
本発明のセラミックヒータでは、絶縁体先端部は、その仮想基準平面に直交する方向の寸法Z3が、絶縁体胴部の仮想基準平面に直交する方向の寸法Dよりも小さい扁平形状を有する。絶縁体先端部をこのような形態とすることで、仮想基準平面に直交する方向について、発熱部から絶縁体先端部の表面(仮想基準平面に直交する方向の表面)までの距離を、絶縁体先端部を半球状とするなど、扁平形状としない従来のセラミックヒータに比して、小さくできる(仮想基準平面に直交する方向について、絶縁体先端部の肉厚を従来よりも薄くできる)。このため、発熱部の温度と絶縁体先端部の表面温度との温度差を、従来のセラミックヒータよりも小さくできるので、絶縁体先端部の表面温度を所定温度にする際の、発熱部の温度を従来よりも低くできる。従って、発熱部の通電耐久性を向上させることができる。また、発熱部が暖める絶縁体先端部の体積が小さくなることで、発熱抵抗体の消費電力も扁平形状としない従来のセラミックヒータよりも抑制できる。
なお、「セラミックヒータ」としては、例えば、グロープラグに用いるセラミックヒータや、ガスセンサのセンサ部を加熱するのにガスセンサに用いるセラミックヒータなどが挙げられる。
「絶縁基体」の「絶縁体胴部」の形態としては、例えば、円柱状、楕円柱状、長円柱状、四角柱などの多角柱状などが挙げられる。
「発熱抵抗体」の「リード部」は、例えば、導電性セラミックからなるものでもよいし、或いは、タングステン線などの金属材料からなるものでもよい。
「発熱部」の延伸方向に直交する横断面の形状としては、例えば、円状、半円状、楕円状、長円状、矩形状、台形状、多角形状などが挙げられる。
更に、上記のセラミックヒータであって、前記絶縁体先端部は、その扁平率をα=Z3/Dとしたとき、α≦0.61を満たす扁平形状とされてなるセラミックヒータとすると良い。
本発明のセラミックヒータでは、絶縁体先端部の形態を、その扁平率をα=Z3/Dとしたとき、α≦0.61を満たす扁平形状としている。このような形態とすることで、発熱部の通電耐久性を特に向上させることができる。また、発熱抵抗体の消費電力を特に効果的に抑制できる。なお、絶縁体先端部の形態を、α≦0.41を満たす扁平形状とすることにより、発熱部の通電耐久性を更に向上させることができ、発熱抵抗体の消費電力を更に抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載のセラミックヒータであって、前記絶縁体先端部は、前記仮想基準平面に平行な第1平面と、前記仮想基準平面に平行で、前記第1平面との間に前記発熱部を挟む第2平面と、これら第1平面と第2平面との間を結び、前記発熱部を前記仮想基準平面に沿う方向から囲む第3面と、を含む形態を有するセラミックヒータとすると良い。
絶縁体先端部を、上記のような第1平面、第2平面及び第3面を含む形態を有するものとすることで、仮想基準平面に直交する方向における、発熱部から絶縁体先端部の表面までの距離、即ち、発熱部から第1,第2平面までの距離を一定にすることができる。これにより、絶縁体先端部のうち、仮想基準平面に直交する方向の表面における温度分布の偏りを小さくできる。
なお、前記第1平面及び前記第2平面をぞれぞれ前記軸線方向先端側に凸となる半円状とすると共に、前記第3面を前記軸線方向先端側に凸となるU字状に折り曲げ返された形態とするのがより好ましい。
発熱抵抗体の発熱部が軸線方向先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態を有するため、第1平面、第2平面及び第3面を上記形態とすることで、発熱部から第1平面、第2平面及び第3面までの距離をそれぞれ特に小さくできるからである。
また、上記のセラミックヒータであって、前記発熱抵抗体は、その全体が導電性セラミックからなり、前記発熱部は、U字状の一端から他端に向かって自身が延びる延伸方向に直交する各横断面の形態が互いに同じ形態をなし、前記リード部は、前記軸線方向に延びる直棒状をなし、前記軸線方向に直交する各横断面の形態が互いに同じ形態を有する一対の棒状部と、この棒状部と前記発熱部との間に位置して両者を繋ぐ連結部であって、前記軸線方向の寸法が前記棒状部及び前記発熱部よりも小さい一対の連結部と、を有し、前記リード部の前記棒状部の、前記仮想基準平面に直交する方向の寸法を、リード部厚みZ1(mm)とし、前記発熱部の、前記仮想基準平面に直交する方向の寸法を、発熱部厚みZ2(mm)とし、前記絶縁体先端部の、前記第1平面と前記第2平面との間の寸法を、絶縁体先端部厚みZ3(mm)としたとき、前記絶縁基体及び前記発熱抵抗体は、Z1>Z3>Z2を満たす形態とされてなるセラミックヒータとすると良い。
発熱抵抗体のリード部をタングステン線などの金属材料により形成すると、リード部(タングステン線等)と絶縁基体との界面で反応を生じるおそれがある。また、タングステン線等は、熱膨張係数が発熱部を構成する導電性セラミックよりも大きいため、タングステン線等と発熱部との接続部分で強度が低下するおそれもある。これに対し本発明では、発熱抵抗体の全体を導電性セラミックにより形成している。このため、上記のようにタングステン線等を用いた場合の問題が生じない。
一方、発熱抵抗体の全体を導電性セラミックにより形成すると、リード部にタングステン線等を用いる場合に比して、リード部の抵抗が大きくなりがちになる。これに対し本発明では、リード部厚みZ1を発熱部厚みZ2よりも大きくするだけでなく、更にリード部厚みZ1を絶縁体先端部厚みZ3よりも大きくして、Z1>Z3>Z2を満たす形態としている。従って、リード部を導電性セラミックで形成しながらも、その抵抗を十分に小さくできる。
なお、「発熱抵抗体」は、その全体が導電セラミックからなるものであればよく、その全体が同一組成の導電性セラミックからなるものでもよい。或いは、発熱抵抗体は、発熱部とリード部とで導電性セラミックの組成を変えるなど、複数種の導電性セラミックからなるものでもよい。
また、他の解決手段は、上記のいずれかに記載のセラミックヒータを有するグロープラグである。
本発明のグロープラグは、前述のセラミックヒータを有するので、仮想基準平面に直交する方向について、発熱部から絶縁体先端部の表面までの距離を、絶縁体先端部を半球状とするなど、扁平形状としない従来のものに比して小さくできる。これにより、前述したように、発熱部の通電耐久性を向上させることができるので、グロープラグの耐久性も向上させることができる。また、前述したように、発熱抵抗体の消費電力を小さくできるので、グロープラグの消費電力も小さくできる。
また、他の解決手段は、上記のグロープラグと燃料噴射装置とをシリンダヘッドに取り付けてなる内燃機関であって、前記グロープラグは、前記燃焼噴射装置の燃焼噴射口から前記軸線に下ろした仮想垂線が前記仮想基準平面と角度を持って交わる姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる内燃機関である。
グロープラグに用いたセラミックヒータの絶縁体先端部は、前述したように、仮想基準平面に直交する方向の寸法Z3が小さくされた扁平形状であるため、軸線の周方向について方向性を有する。このようなグロープラグは、燃焼噴射装置の燃焼噴射口から軸線に下ろした仮想垂線が仮想基準平面と平行となるように配置すると、燃料の着火性が低下し、内燃機関の始動性が低下することが分かった。燃焼噴射口から噴射されて絶縁体先端部へ向かう燃料が、この絶縁体先端部の扁平な面(前述の第1平面、第2平面など)に当たり難く、仮想基準平面に沿った方向に流れ去り易くなるためであると考えられる。
これに対し本発明の内燃機関では、上記の仮想垂線が仮想基準平面と角度を持って交わる姿勢に、軸線の周方向の位置を定めた状態で、グロープラグをシリンダヘッドに保持させている。このようにグロープラグを配置することで、燃焼噴射口から噴射されて絶縁体先端部へ向かう燃料が、絶縁体先端部の扁平な面に当たり易くなる。これにより、燃料の着火性を向上させることができ、内燃機関の始動性を向上させることができる。
グロープラグを軸線の周方向の位置を定めた状態でシリンダヘッドに保持させる方法としては、次のようなものが挙げられる。
例えば、グロープラグの外周に設けるネジ部(雄ネジ部)、及び、シリンダヘッドの取付穴の内周に設けるネジ部(雌ネジ部)の位相を、それぞれ所定の位相に形成しておき、グロープラグをシリンダヘッドに固定したときに、グロープラグの周方向の位置が常に所定位置に配置されるようにすればよい。
また、グロープラグ及びシリンダヘッドの取付穴にネジ部を形成しないでおき、グロープラグの主体金具等に突起を形成するなど、軸線の周方向について方向性を有する形態とする。一方、これに合わせてシリンダヘッドの取付穴にキー溝を形成するなど、周方向について方向性を有する形態とし、グロープラグをシリンダヘッドの取付穴に挿入したときに、グロープラグの周方向の位置が常に所定位置に配置されるようにしてもよい。この場合、別途固定部材を用意して、これによりグロープラグをシリンダヘッドに固定するとよい。
更に、上記の内燃機関であって、前記グロープラグは、前記仮想垂線が前記仮想基準平面と直交する姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる内燃機関とすると良い。
前述した方向性を有する絶縁体先端部を有するグロープラグでは、仮想垂線が仮想基準平面と直交する位置関係に近づけるほど、つまり、燃焼噴射口から噴射されて絶縁体先端部へ向かう燃料の流れに対し、仮想基準平面が直交するようにグロープラグの周方向の位置を調整するほど、燃料の着火性が向上し、内燃機関の始動性が向上することが分かってきた。
そこで、本発明の内燃機関では、仮想垂線が仮想基準平面と直交する姿勢に、軸線の周方向の位置を定めた状態で、グロープラグをシリンダヘッドに保持されている。このようにグロープラグを配置することで、燃焼噴射口から噴射されて絶縁体先端部へ向かう燃料が、絶縁体先端部の扁平な面(前述の第1平面、第2平面など)に当たり易くなる。これにより、燃料の着火性を向上させることができ、内燃機関の始動性を向上させることができる。
また、他の解決手段は、前記のグロープラグをシリンダヘッドに取り付けてなる内燃機関であって、前記グロープラグは、着火時に前記絶縁体先端部に吹きつけられる、燃料粒子を含む気流の向きが、前記仮想基準平面と角度を持って交わる姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる内燃機関である。
グロープラグに用いたセラミックヒータの絶縁体先端部は、前述したように、仮想基準平面に直交する方向の寸法Z3が小さくされた扁平形状であるため、軸線の周方向について方向性を有する。このようなグロープラグは、着火時に絶縁体先端部に吹きつけられる燃料粒子を含む気流の向きが、仮想基準平面と平行となるように配置すると、燃料の着火性が低下し、内燃機関の始動性が低下することが分かってきた。燃料粒子を含む気流が、この絶縁体先端部の扁平な面(前述の第1平面、第2平面など)に当たり難く、仮想基準平面に沿った方向に流れ去り易くなるためであると考えられる。
これに対し本発明の内燃機関では、着火時に絶縁体先端部に吹きつけられる燃料粒子を含む気流の向きが、仮想基準平面と角度を持って交わる姿勢に、軸線の周方向の位置を定めた状態で、グロープラグをシリンダヘッドに保持させている。このようにグロープラグを配置することで、着火時に絶縁体先端部に吹きつけられる燃料粒子を含む気流が、絶縁体先端部の扁平な面に当たり易くなる。これにより、燃料の着火性を向上させることができ、内燃機関の始動性を向上させることができる。
更に、上記の内燃機関であって、前記グロープラグは、前記気流の向きが、前記仮想基準平面と直交する仮想直交面に沿う姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる内燃機関とすると良い。
前述した方向性を有する絶縁体先端部を有するグロープラグでは、燃料粒子を含む気流の向きが、仮想基準平面と直交する仮想直交面に沿う位置関係に近づけるほど、着火性が向上し、内燃機関の始動性が向上することが分かってきた。
そこで、本発明の内燃機関では、燃料粒子を含む気流の向きが、仮想基準平面と直交する仮想直交面に沿う姿勢に、軸線の周方向の位置を定めた状態で、グロープラグをシリンダヘッドに保持させている。このようにグロープラグを配置することで、着火時の燃料粒子を含む気流が、絶縁体先端部の扁平な面(前述の第1平面、第2平面など)に当たり易くなる。これにより、燃料の着火性を向上させることができ、内燃機関の始動性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係るセラミックヒータ101を用いたグロープラグ100を示す。また、図2〜図5に、セラミックヒータ101の外観を示す。また、図6〜図10に、セラミックヒータ101の断面を示す。
本実施形態1に係るグロープラグ100は、図1に示すように、その軸線AX方向先端側(図1中、下方。以下、単に先端側とも言う。)に、通電より発熱するセラミックヒータ101を有する。このセラミックヒータ101は、軸線AX方向に基端部101kから先端部101sまで延びる直棒状をなす(図2〜図4,図6,図7も参照)。セラミックヒータ101の全長(軸線AX方向長さ)は42mmである。このセラミックヒータ101は、直棒状をなす絶縁基体103の中に、通電によって発熱する発熱抵抗体105が埋設されたものである。
このうち絶縁基体103は、絶縁性セラミック(具体的には、窒化珪素質セラミック)からなる。この絶縁基体103は、セラミックヒータ101の先端部101sに対応し、自身の先端部分をなす絶縁体先端部103sと、この絶縁体先端部103sから基端側に延びる絶縁体胴部103cとからなる。絶縁体胴部103cのうち、最も基端側の部分は、セラミックヒータ101の基端部101kに対応した絶縁体基端部103kである。
絶縁体胴部103cは、直径D(図10参照)がD=3.3mmの円柱状をなす。一方、絶縁体先端部103sは、後述する仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法Z3が、絶縁体胴部103cの直径Dよりも小さい扁平形状を有する(図2〜図5,図7,図10参照)。なお、仮想基準平面HHは、軸線AXを含む平面であり、図4,図7及び図10において、軸線AXを通って紙面に直交する面であり、図6及び図9において、紙面に沿う(重なる)面である。また、図5及び図8において、左右方向に延びると共に紙面に直交する面である。
絶縁体先端部103sは、最先端に位置する絶縁体第1先端部103saと、この絶縁体第1先端部103saと絶縁体胴部103cとの間に位置する絶縁体第2先端部103sbとからなる。
絶縁体第1先端部103saは、第1平面103se1と第2平面103se2と第3曲面103se3とにより構成された半円盤状をなす。第1平面103se1は、後述する仮想基準平面HHに平行で、先端側に凸となる半円状をなす。また、第2平面103se1は、仮想基準平面HHに平行で、先端側に凸となる半円状をなす。第1平面103se1と第2平面103se1は、後述する発熱部105hの先端側の大部分を間に挟んで互いに対向している。第3曲面103se3は、第1平面103se1と第2平面103se2との間を結び、発熱部105hを仮想基準平面HHに沿う方向から囲んで、先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態をなす。この第3曲面103se3は、絶縁基体103の先端を従来のように半球状に形成した場合の半球面の一部をなす形状である。
この絶縁体第1先端部103saの、仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法(第1平面103se1と第2平面103se2との間の寸法)を、絶縁体先端部厚みZ3(mm)とすると、本実施形態では、Z3=1.35(mm)である(図10参照)。絶縁体先端部103sの扁平率を、絶縁体先端部厚みZ3(mm)と絶縁体胴部103cの直径Dから、α=Z3/Dと定義したとき、この絶縁体先端部103sは、α=0.41を満たす扁平形状とされている。
絶縁体第2先端部103sbは、絶縁体第1先端部103saと絶縁体胴部103cとの間に位置する。絶縁体第2先端部103sbは、第1テーパ面103se4と第2テーパ面103se7とを有し、基端側に向かうにつれて仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法が徐々に大きくなる形態をなす。
第1テーパ面103se4は、絶縁体第1先端部103saの第1平面103se1と、絶縁体胴部103cの外周面103cgとの間を結び、基端側に向かうにつれて幅狭となる概略半円状をなすテーパ面である。より詳細には、第1テーパ面103se4は、第1−1テーパ面103se5と第1−2テーパ面103se6とからなる。第1−1テーパ面103se5は、絶縁体第1先端部103saの第1平面103se1と、第1−2テーパ面103se6との間に位置し、曲面をなす。第1−2テーパ面103se6は、第1−1テーパ面103se5と絶縁体胴部103cの外周面103cgとの間に位置し、平面をなす。
また、第2テーパ面103se7は、絶縁体第1先端部103saの第2平面103se2と、絶縁体胴部103cの外周面103cgとの間を結び、基端側に向かうにつれて幅狭となる概略半円状をなすテーパ面である。より詳細には、第2テーパ面103se7は、第2−1テーパ面103se8と第2−2テーパ面103se9とからなる。第2−1テーパ面103se8は、絶縁体第1先端部103saの第2平面103se2と、第2−2テーパ面103se9との間に位置し、曲面をなす。第2−2テーパ面103se9は、第2−1テーパ面103se8と絶縁体胴部103cの外周面103cgとの間に位置し、平面をなす。
次に、絶縁基体103に埋設された発熱抵抗体105について説明する。発熱抵抗体105は、発熱部105hと、これに繋がる一対のリード部105r1,105r2とから一体的に構成されている。この発熱抵抗体105は、導電性セラミック(具体的には、炭化タングステン)から形成されている。
このうち発熱部105h(図9及び図10参照)は、軸線AXを含む仮想基準平面HHに沿って先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態をなす。なお、仮想基準平面HHは、前述のように、図4,図7及び図10において、軸線AXを通って紙面に直交する面であり、図6及び図9において、紙面に沿う(重なる)面である。また、図5及び図8において、左右方向に延びると共に紙面に直交する面である。
この発熱部105hは、U字状の一端から他端に向かって自身が延びる延伸方向SA(図9参照)に直交する各横断面の形態が互いに同じとなる形態(延伸方向に一様な形態)をなしている。具体的には、各横断面が互いに同じ矩形状となる形態とされている。そして、このU字状をなす発熱部105hは、2つの端部105hk1,105hk2が基端側に位置し、2つの端部105hk1,105hk2の間に位置する中間部105hsがこの2つの端部105hk1,105hk2よりも先端側に位置する姿勢に配置されている。発熱部105hの、仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法を、発熱部厚みZ2(mm)とすると、本実施形態では、Z2=0.35mmである。また、発熱部105hの軸線方向長さY3は、1.5mmである(図7参照)。
発熱部105hに繋がる一対のリード部105r1,105r2は、棒状部105rc1,105rc2と、連結部105re1,105re2と、電極部105rd1,105rd2とから一体的に構成されている(図6〜図10参照)。
このうち棒状部105rc1,105rc2は、軸線AX方向に延びる直棒状をなし、軸線AX方向に直交する各横断面の形態(図8参照)が軸線AX方向に一様な形態(具体的には半円柱状)を有する。この棒状部105rc1,105rc2は、後述する連結部105re1,105re2を介して発熱部105hの端部105hk1,105hk2にぞれぞれ繋がる一方、絶縁基体103の絶縁体基端部103kまで延設されている。
各々の棒状部105rc1,105rc2の軸線方向長さY1は、39.08mmである(図7参照)。また、各々の棒状部105rc1,105rc2の、仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法を、リード部厚みZ1(mm)とすると、本実施形態では、Z1=2.3mmである(図10参照)。従って、このリード部厚みZ1と、前述の発熱部厚みZ2及び絶縁体先端部厚みZ3は、Z1>Z3>Z2の関係を満たしている。
連結部105re1,105re2は、棒状部105rc1,105rc2と発熱部105hの端部105hk1,105hk2との間に位置して両者を繋いでいる。この連結部105re1,105re2は、先端の断面積が発熱部105hの断面積と等しくされている一方、基端の断面積が棒状部105rc1,105rc2の断面積と等しくされている。そして、連結部105re1,105re2は、先端側から基端側に進むにつれて、断面積が徐々に大きくなる形態とされている。この連結部105re1,105re2の軸線AX方向長さY2は、0.92mmである(図7参照)。従って、連結部105re1,105re2は、棒状部105rc1,105rc2及び発熱部105hよりも軸線AX方向に短い。
電極部105rd1,105rd2は、棒状部105rc1,105rc2の所定位置から絶縁基体103の外周面103cgに延出しており、外部との電気的接続に利用される。この電極部105rd1,105rd2は、概略直方体形状をなしている。このうち一方の電極部105rd1は、絶縁基体103の絶縁体基端部103kに配置され、一方の棒状部105rc1に接続すると共に、セラミックヒータ101の外部に露出している。また、他方の電極部105rd2は、絶縁基体103の絶縁体基端部103kよりもやや先端側の所定位置に配置され、もう一方の棒状部105rc2に接続すると共に、セラミックヒータ101の外部に露出している。
次に、グロープラグ100のその他の部分について説明する(図1参照)。グロープラグ100は、上述のセラミックヒータ101の基端側部分を保持する筒状の主体金具120を有する。この主体金具120は、先端側に位置し、セラミックヒータ101を保持するヒータ保持部材123と、このヒータ保持部材123の基端側に位置する主体金具本体121とから構成されている。
このうち主体金具本体121は、軸線AX方向に基端部121kから先端部121sまで延びる筒状をなしている。主体金具本体121の基端部121kには、このグロープラグ100をディーゼルエンジンに取り付けるに際して、トルクレンチ等の工具を係合させるための六角断面形状の工具係合部121eが形成されている。また、主体金具本体121のうち、工具係合部121eよりも先端側の外周には、取付用のねじ部(雄ネジ部)121fが形成されている。このネジ部121fは、後述するディーゼルエンジン200のシリンダヘッド211の貫通孔219cに形成されたネジ部(雌ネジ部)219gの位相を考慮して、所定の位相に形成されている(図21参照)。
この主体金具本体121の内側には、その基端側から、セラミックヒータ101に電力を供給するための棒状の金属端子軸125が、主体金具本体121と電気的に絶縁した状態で配置されている。主体金具本体121と金属端子軸125との間には、主体金具本体121の内周に形成された棚部121gの基端側に、気密封止及び水密封止のためのOリング127が配置されている。また、主体金具本体121と金属端子軸125との間のうち、Oリング127の基端側には、通電端子軸125が挿通する筒状の絶縁ブッシュ129が配置されている。この絶縁ブッシュ129は、後述する端子金具133によって先端側に押圧され、Oリング127を棚部121gとの間で圧縮している。
ヒータ保持部材123は、筒状をなし、その基端部123kが主体金具本体121の先端部121sに溶接されている。このヒータ保持部材123には、前述のセラミックヒータ101の基端側部分が挿入され固定されている。具体的には、セラミックヒータ101は、先端部101s及び基端部101kがそれぞれ突出するようにして、ヒータ保持部材123内に圧入されて、これに保持されている。
主体金具本体121に挿通された金属端子軸125の基端部125kは、主体金具本体121よりも基端側に突出している。そして、この基端部125kには、上記の絶縁ブッシュ129を介して端子金具133が取り付けられている。
一方、金属端子軸125の先端部125sは、筒状の接続リング135に挿入されて、これに溶接されている。また、この接続リング135には、他方でセラミックヒータ101の基端部101kが圧入され、基端部101kに設けられた一方の電極部105rd1(図1では不図示)が、接続リング135に電気的に接続されている。これにより、セラミックヒータ101の一方の電極部105rd1と、金属端子軸125とが電気的に接続されている。なお、セラミックヒータ101のもう一方の電極部105rd2(図1では不図示)は、セラミックヒータ101を保持するヒータ保持部材123、従って、主体金具120に電気的に接続されている。
以上で説明したように、本実施形態のセラミックヒータ101では、絶縁体先端部103sは、その仮想基準平面HHに直交する方向HAの寸法Z3が、円柱形状をなす絶縁体胴部103cの直径Dよりも小さい扁平形状を有する。このような形態とすることで、仮想基準平面HHに直交する方向について、発熱部105hから絶縁体先端部103sの表面(第1,第2平面103se1,103se2)までの距離を、半球状などの扁平形状としない従来のセラミックヒータに比して小さくできる(絶縁体先端部103sの肉厚を従来よりも薄くできる)。このため、発熱部105hの温度と絶縁体先端部103sの表面温度との温度差を扁平形状としない従来のセラミックヒータよりも小さくできるので、絶縁体先端部103sの表面温度を所定温度にする際の、発熱部105hの温度を従来よりも低くできる。従って、発熱部105hの通電耐久性を向上させることができる。また、発熱部105hが暖める絶縁体先端部103sの体積が小さくなることで、発熱抵抗体105の消費電力も従来よりも抑制できる。
特に本実施形態では、絶縁体先端部103sの形態を、その扁平率をα=Z3/Dとしたとき、α≦0.61を満たす(具体的には、α=0.41)扁平形状としている。このような形態とすることで、発熱部105hの通電耐久性を特に向上させることができる。また、発熱抵抗体105の消費電力を特に効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、絶縁体先端部103sを、前述のような第1平面103se1、第2平面103se2及び第3曲面103se3とをを含む形態を有するものとすることで、仮想基準平面HHに直交する方向HAにおける、発熱部105hから絶縁体先端部103sの表面までの距離、即ち、発熱部105hから第1,第2平面103se1,103se2までの距離を一定にすることができる。これにより、絶縁体先端部103sのうち、仮想基準平面HHに直交する方向HAの表面(第1,第2平面103se1,103se2)における温度分布の偏りを小さくできる。
特に本実施形態では、第1,第2平面103se1,103se2をぞれぞれ先端側に凸となる半円状とすると共に、第3曲面103se3を先端側に凸となるU字状に折り曲げ返された形態としている。このため、絶縁体先端部103sは、先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態とされた発熱部105hを、薄い肉厚で覆うことができ、発熱部105hから第1平面103se1、第2平面103se2及び第3曲面103se3までの距離をそれぞれ特に小さくできる。
更に本実施形態では、発熱抵抗体105の全体を導電性セラミックにより形成している。このため、発熱抵抗体105のリード部105r1,105r2をタングステン線等の金属材料で形成する場合の問題(絶縁基体103との界面における反応や、発熱部105hとの接続部分における信頼性低下など)が生じない。
一方、発熱抵抗体105の全体を導電性セラミックにより形成すると、リード部105r1,105r2にタングステン線等を用いる場合に比して、リード部105r1,105r2の抵抗が大きくなりがちになる。これに対し本実施形態では、リード部厚みZ1を発熱部厚みZ2よりも大きくするだけでなく、更にリード部厚みZ1を絶縁体先端部厚みZ3よりも大きくして、Z1>Z3>Z2を満たす形態としている。従って、リード部105r1,105r2を導電性セラミックで形成しながらも、その抵抗を十分に小さくできる。
次に、上記セラミックヒータ101及び上記グロープラグ100の製造方法について説明する。まず、セラミックヒータ100の製造方法について説明する(図11〜図20参照)。
まず、絶縁性セラミック粉末、バインダ等を含有するセラミック粒子を、金型でプレス成型して、焼成後に絶縁基体103の一部となる第1未焼成絶縁基体151を形成する(図11及び図12参照)。
この第1未焼成絶縁基体151は、絶縁基体103を、図6に示した縦断面図が見られるように仮想基準平面HHで二分割したものの一方に対応する形状をなす。具体的には、図11及び図12に示すように、この第1未焼成絶縁基体151は、第1主面151aを有する概略半円柱状をなす。そして、この第1主面151aには、発熱抵抗体105に対応した形状をなす第1抵抗体対応凹部151jが凹設されている。この第1抵抗体対応凹部151jは、発熱抵抗体105の発熱部105hに対応したU字状の開口形状をなす発熱部対応凹部151jaと、リード部105r1,105r2に対応した開口形状をなす第1リード対応凹部151jbとからなる。
次に、第1透孔TC1を有する第1メタルマスクMM1を用意する(図13参照)。第1透孔TC1は、第1未焼成絶縁基体151の第1抵抗体対応凹部151jの全体に対応した開口形状をなす。具体的には、この第1透孔TC1は、第1抵抗体対応凹部151jの発熱部対応凹部151jaに対応したU字状の開口形状をなす第1発熱部対応孔部TC1aと、第1抵抗体対応凹部151jの第1リード対応凹部151jbに対応した開口形状をなす第1リード対応孔部TC1bとからなる。
そして、この第1メタルマスクMM1を第1未焼成絶縁基体151の第1主面151a上に位置合わせをして載置する。その後、スキージSKにより、第1未焼成導電性セラミックペーストDP1を第1抵抗体対応凹部151j内及び第1透孔TC1内に印刷充填する(図14も参照)。なお、第1未焼成導電性セラミックペーストDP1は、導電性セラミック粉末70重量%、絶縁性セラミック粉末30重量%からなるセラミック粉末、バインダ及び溶媒等から作られる。
これにより、焼成後に発熱抵抗体105の一部となる第1未焼成発熱抵抗体161を形成する。この第1未焼成発熱抵抗体161は、焼成後に発熱部105hの全体となる未焼成発熱部161hと、焼成後にリード部105r1,105r2の一部となる第1未焼成リード部161rとからなる。
この一方で、絶縁性セラミック粉末、バインダ等を含有するセラミック粒子を、金型でプレス成型して、焼成後に絶縁基体103の残部となる第2未焼成絶縁基体153を形成する(図15及び図16参照)。この第2未焼成絶縁基体153は、絶縁基体103を、図6に示した断面図が見られるように仮想基準平面HHで二分割したもののもう一方に対応する形状を有する。具体的には、図15及び図16に示すように、第2未焼成絶縁基体153は、第2主面153aを有する半円柱状をなす。そして、この第2主面153aには、発熱抵抗体105に対応した形状をなす第2抵抗体対応凹部153jが凹設されている。この第2抵抗体対応凹部153jは、発熱抵抗体105のリード部105r1,105r2に対応した開口形状をなす第2リード対応凹部153jbのみからなり、発熱部105hに対応した部分は有しない。
次に、第2透孔TC2を有する第2メタルマスクMM2を用意する(図17参照)。第2透孔TC2は、第2未焼成絶縁基体153の第2抵抗体対応凹部153jの全体に対応した開口形状をなす。第2抵抗体対応凹部153jは、上記のように第2リード対応凹部153jbのみからなるので、この第2透孔TC2は、第2リード対応凹部153jbに対応した開口形状をなす第2リード対応孔部TC2bのみからなる。
そして、この第2メタルマスクMM2を第2未焼成絶縁基体153の第2主面153a上に位置合わせをして載置する。その後、スキージSKにより、第2未焼成導電性セラミックペーストDP2を第2抵抗体対応凹部153j及び第2透孔TC2内に印刷充填する(図18も参照)。これにより、焼成後に発熱抵抗体105の残部となる第2未焼成発熱抵抗体163を形成する。この第2未焼成発熱抵抗体163は、焼成後にリード部105r1,105r2の残部となる第2未焼成リード部163rのみからなり、焼成後の発熱部105hに相当する部分は存在しない。なお、本実施形態では、第2未焼成導電性セラミックペーストDP2に前述の第1未焼成導電性セラミックペーストDP1と同じものを用いる。
次に、ペースト印刷後の第1未焼成絶縁基体151の第1主面151aと、ペースト印刷後の第2未焼成絶縁基体153の第2主面153aとを合わせて、焼成後にセラミックヒータ101となる未焼成セラミックヒータ170を形成する(図19及び図20参照)。具体的には、第1未焼成絶縁基体151と第2未焼成絶縁基体153とを金型を用いてプレスして一体化することにより、未焼成セラミックヒータ170を形成する。これにより、第1未焼成絶縁基体151と第2未焼成絶縁基体153とから、焼成後に絶縁基体103となる未焼成絶縁基体171が形成される。また、第1未焼成発熱抵抗体161と第2未焼成発熱抵抗体163とから、焼成後の発熱部105hに対応した未焼成発熱部173h及び焼成後のリード部105r1,105r2に対応した未焼成リード部173rからなる未焼成発熱抵抗体173が形成される。
次に、未焼成セラミックヒータ170からバインダ成分等を除去するために、未焼成セラミックヒータ170を窒素雰囲気下で所定温度(例えば800℃)で仮焼成する。その後、窒素雰囲気下で所定温度(例えば1800℃)でホットプレス焼成を行うことにより、セラミックヒータ101を得る。
次に、焼成後のセラミックヒータ101に研磨加工等の加工を施し、絶縁体先端部103sを前述した扁平形状として、図2等に示したセラミックヒータ101を完成させる。
次いで、上記グロープラグ100の製造方法について説明する。まず、セラミックヒータ101を上記の製造方法により製造する。また、主体金具本体121やヒータ保持部材123、接続リング135、金属端子軸125、Oリング127、絶縁ブッシュ129、端子金具133など、グロープラグ100を構成するその他の部材も用意する。次に、これらの部材を用いてグロープラグ100を組み立てて、図1に示したグロープラグ100を完成させる。
次いで、上記グロープラグを有するディーゼルエンジン(内燃機関)200について説明する(図21及び図22)。このディーゼルエンジン200は、ピストン203などが収容されたシリンダブロック201と、これに取り付けられたシリンダヘッド211とを有する。
シリンダヘッド211は、シリンダブロック201に当接する下壁212と、この下壁212に対向する上壁213と、下壁212と上壁213との間を結ぶ側壁214とを有する。また、シリンダヘッド211は、内部を冷却水が流通する冷却水通路216が、下壁212と上壁213と側壁214とに囲まれて構成されている。
また、このシリンダヘッド211には、燃料噴射装置221を挿通可能な貫通孔217cを有する概略筒状をなすノズル固定部217が、上壁213と下壁212との間を結ぶ形態で設けられている。そして、このノズル固定部217には、燃料噴射装置221が挿通されて固定されている。また、シリンダヘッド211のうち、ノズル固定部217の周囲には、図示外の2つの吸気ポートと2つの排気ポートが、上壁213と下壁212との間を結ぶ形態で設けられている。
また、このシリンダヘッド211には、前述のグロープラグ100を挿通可能な貫通孔219cを有する概略筒状をなすプラグ固定部219が、上壁213と下壁212との間を斜めに結ぶ形態で設けられている。そして、このプラグ固定部219には、グロープラグ100が挿通されて固定されている。具体的には、グロープラグ100のネジ部121fが、プラグ固定部219のネジ部219gに螺合することにより、グロープラグ100がプラグ固定部219に固定されている。プラグ固定部219のネジ部219gは、グロープラグ100のネジ部121fの位相を考慮して、所定の位相に形成されている。このため、グロープラグ100をプラグ固定部219に固定したときに、グロープラグ100の周方向の位置は、常に所定位置に配置される。これにより、グロープラグは100は、軸線AXの周方向の位置が定められた状態で、シリンダヘッド211に保持されている。即ち、グロープラグは100は、燃焼噴射装置221の燃焼噴射口223から軸線AXに下ろした仮想垂線VSが、仮想基準平面HHと角度を持って交わる姿勢に、更に詳細には、仮想垂線VSが仮想基準平面HHと直交する姿勢に、配置されている。
また、このディーゼルエンジン200では、着火時にグロープラグ100の絶縁体先端部103sに吹き付けれる、燃料粒子を含む気流の向きFMが、図22中に矢印で示すように右向きである。このため、グロープラグは100は、着火時に絶縁体先端部103sに吹きつけられる気流の向きFMが、仮想基準平面HHと角度を持って交わる姿勢に配置されている。更に詳細には、グロープラグは100は、気流の向きFMが、仮想基準平面HHと直交する仮想直交面TT(図21及び図22において紙面に沿う平面)に沿う姿勢に配置されている。
このように、本実施形態のディーゼルエンジン200では、仮想垂線VSが仮想基準平面HHと角度を持って交わる姿勢に、更に具体的には、仮想垂線VSが仮想基準平面HHと直交する姿勢に、グロープラグ100がシリンダヘッド211に保持されている。このため、燃焼噴射口223から噴射されて絶縁体先端部103sへ向かう燃料は、絶縁体先端部103sの扁平な面である第1,第2平面103se1,103se2に当たりやすくなり、仮想基準平面HHに沿った方向に流れ去りにくくなる。これにより、燃料の着火性を特に向上させることができ、ディーゼルエンジン200の始動性を特に向上させることができる。
また、本実施形態のディーゼルエンジン200では、着火時に絶縁体先端部103sに吹きつけられる気流の向きFMが、仮想基準平面HHと角度を持って交わる姿勢に、更に具体的には、気流の向きFMが仮想基準平面HHと直交する仮想直交面TTに沿う姿勢に、グロープラグ100がシリンダヘッド211に保持されている。このため、着火時に絶縁体先端部103sに吹きつけられる気流が、絶縁体先端部103sの扁平な面である第1,第2平面103se1,103se2に当たりやすくなり、仮想基準平面HHに沿った方向に流れ去りにくくなる。これにより、燃料の着火性を特に向上させることができ、ディーゼルエンジン200の始動性を特に向上させることができる。
(実施例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例1,2として、表1に示すように、絶縁体先端部103sの厚みZ3を変更することで扁平率αを変更した2種類のセラミックヒータ101を用意した。具体的には、実施例1として、上記実施形態のセラミックヒータ101を用意した。また、実施例2として、絶縁体先端部103sの厚みZ3=2.0(mm)とし、扁平率α=0.61としたセラミックヒータを用意した。なお、実施例1のセラミックヒータ101では、絶縁体先端部103sの仮想基準平面HHに直交する方向の肉厚も仮想基準平面HHに沿う方向の肉厚も、0.5mmとなっている。この肉厚は、絶縁体の酸化消耗を考慮した上の必要最小限の肉厚である。
また、比較例として、表1に示すように、絶縁体先端部を扁平形状としないセラミックヒータ、即ち、円柱状に延び先端が半球状をなす従来形態のセラミックヒータを用意した。
Figure 2010073425
各実施例1,2及び比較例のセラミックヒータについて、通電耐久性試験を行った。具体的には、通電1秒後に1000℃となる電圧を印加して、その後1400℃になるまでその電圧を維持する。1400℃に到達したら通電をオフして、セラミックヒータをエアにて30秒間、強制冷却する。このサイクルを繰り返し行った。そして、1万5千サイクル後、3万サイクル後の各時点で発熱抵抗体の抵抗値を調べ、その抵抗値が試験開始前の抵抗値に対して10%以上変化した時点で不合格(NG)とした。
また、各実施例1,2及び比較例のセラミックヒータについて、1200℃飽和時の消費電力を測定した。
更に、各実施例1,2及び比較例のセラミックヒータについて、室温から通電1秒後に1000℃とする場合における、内外温度差(発熱部105hの温度と基体表面の温度との差)のシミュレーションを行った。
その結果、通電耐久性試験において、比較例のセラミックヒータは、1万5千サイクルを終えた時点で既に不合格となった。これに対し、実施例2のセラミックヒータは、3万サイクルを終えた時点で不合格となったものの、1.5万サイクル後までは良好であった。また、実施例1のセラミックヒータは、3万サイクルを行った後でも良好であった。このことから、絶縁体先端部103sの扁平率をα≦0.61、更にはα≦0.41とすることにより、通電耐久性が向上することが判る。
また、1200℃飽和時の消費電力では、比較例のセラミックヒータの消費電力よりも、実施例2のセラミックヒータの消費電力が小さく、更に実施例1のセラミックヒータの消費電力が小さかった。このことから、絶縁体先端部103sの扁平率をα≦0.61、更にはα≦0.41とすることにより、消費電力が低下することが判る。
また、内外温度差の解析からは、比較例のセラミックヒータの内外温度差よりも、実施例2のセラミックヒータの内外温度差が小さく、更に実施例1のセラミックヒータの内外温度差が小さかった。このことから、絶縁体先端部103sの扁平率をα≦0.61、更にはα≦0.41とすることにより、内外温度差が低下することが判る。即ち、発熱部105の温度が低くなることが判る。
以上の結果から、通電耐久性を向上させると共に、消費電力を抑制するためには、絶縁体先端部103sの形態を、α≦0.61、更にはα≦0.41を満たす扁平形状とするのが良い。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、絶縁体先端部103sに、発熱部105hの他、リード部105r1,105r2の先端側の一部も埋設した形態のセラミックヒータ101を例示した。しかし、絶縁体先端部103sには、発熱部105hのみを埋設し、絶縁体胴部103cに、リード部105r1,105r2の全体を埋設する形態のセラミックヒータとすることもできる。
また、上記実施形態では、グロープラグ100の外周に形成されたネジ部121fの位相と、シリンダヘッド211の貫通孔219cに形成されたネジ部219gの位相を考慮して、グロープラグ100をシリンダヘッド211に固定したときに、グロープラグ100の周方向の位置が所定位置に配置されるようにしている。
しかし、グロープラグ100の周方向の位置を決める手法はこれに限らない。例えば、グロープラグ100及びシリンダヘッド211の貫通孔219cにネジ部を形成しないでおき、グロープラグ100の主体金具120等に突起を形成するなど、軸線AXの周方向について方向性を有する形態とする。一方、これに合わせてシリンダヘッド211の貫通孔219cにキー溝を形成するなど、周方向について方向性を有する形態とし、グロープラグ100をシリンダヘッド211の貫通孔219cに挿入したときに、グロープラグ100の周方向の位置が常に所定位置に配置されるようにしてもよい。この場合、別途固定部材を用意して、これによりグロープラグ100をシリンダヘッド211に固定すると良い。
実施形態に係るグロープラグの縦断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの斜視図である。 実施形態に係るセラミックヒータの平面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの図3と直交する方向から見た平面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの先端側から見た平面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの縦断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの図6と直交する方向から見た部分縦断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの図6におけるA−A’横断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの図6の先端部分を示す部分拡大断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの図7の先端部分を示す部分拡大断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第1未焼成絶縁基体の第1主面側から見た平面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第1未焼成絶縁基体の縦断面を示す図であり、図11におけるC−C’縦断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第1未焼成絶縁基体に第1メタルマスクを載置して第1未焼成導電性セラミックペーストを印刷する様子を示す説明図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第1未焼成絶縁基体の第1抵抗体対応凹部内及び第1メタルマスクの第1透孔内に第1未焼成導電性セラミックペーストを印刷充填した様子を示す説明図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第2未焼成絶縁基体の第2主面側から見た平面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第2未焼成絶縁基体の縦断面を示す図であり、図15におけるF−F’断面図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第2未焼成絶縁基体に第2メタルマスクを載置して第2未焼成導電性セラミックペーストを印刷する様子を示す説明図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第2未焼成絶縁基体の第2抵抗体対応凹部内及び第2メタルマスクの第2透孔内に第2未焼成導電性セラミックペーストを印刷充填した様子を示す説明図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、ペースト印刷後の第1未焼成絶縁基体とペースト印刷後の第2未焼成絶縁基体とを合わせる様子を示す説明図である。 実施形態に係るセラミックヒータの製造方法に関し、第1未焼成絶縁基体と第2未焼成絶縁基体等を一体化して未焼成セラミックヒータを形成した様子を示す説明図である。 実施形態に係るディーゼルエンジンの部分断面図である。 実施形態に係るディーゼルエンジンの要部を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
100 グロープラグ
101 セラミックヒータ
103 絶縁基体
103s 絶縁体先端部
103sa 絶縁体第1先端部
103sb 絶縁体第2先端部
103se1 第1平面
103se2 第2平面
103se3 第3曲面
103c 絶縁体胴部
103k 絶縁体基端部
105 発熱抵抗体
105h 発熱部
105r1,105r2 リード部
105rc1,105rc2 棒状部
105rd1,105rd2 電極部
105re1,105re2 連結部
200 ディーゼルエンジン(内燃機関)
201 シリンダブロック
211 シリンダヘッド
221 燃料噴射装置
223 燃焼噴射口
AX 軸線
D 直径
FM 気流の向き
HH 仮想基準平面
TT 仮想直交面
VS 仮想垂線
Y1,Y2,Y3 軸線方向長さ
Z1 リード部厚み
Z2 発熱部厚み
Z3 絶縁体先端部厚み

Claims (9)

  1. 絶縁性セラミックからなり、軸線方向に延びる直棒状の絶縁基体であって、
    自身の先端部分をなす絶縁体先端部、及び、
    この絶縁体先端部から前記軸線方向基端側に延びる柱状の絶縁体胴部、
    からなる絶縁基体と、
    前記絶縁基体に埋設された発熱抵抗体であって、
    前記絶縁体先端部に埋設され、導電性セラミックからなり、通電により発熱する発熱部、及び、
    前記絶縁基体に埋設され、前記発熱部から前記軸線方向基端側に延び、前記発熱部に導通するリード部、
    を有する発熱抵抗体と、
    を備えるセラミックヒータであって、
    前記発熱部は、
    前記軸線を含む仮想基準平面に沿って前記軸線方向先端側に凸となるU字状に曲げ返された形態を有し、
    前記絶縁体先端部は、
    その前記仮想基準平面に直交する方向の寸法Z3が、前記絶縁体胴部における前記仮想基準平面に直交する方向の寸法Dよりも小さい扁平形状を有する
    セラミックヒータ。
  2. 請求項1に記載のセラミックヒータであって、
    前記絶縁体先端部は、
    その扁平率をα=Z3/Dとしたとき、α≦0.61を満たす扁平形状とされてなる
    セラミックヒータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセラミックヒータであって、
    前記絶縁体先端部は、
    前記仮想基準平面に平行な第1平面と、
    前記仮想基準平面に平行で、前記第1平面との間に前記発熱部を挟む第2平面と、
    これら第1平面と第2平面との間を結び、前記発熱部を前記仮想基準平面に沿う方向から囲む第3面と、を含む形態を有する
    セラミックヒータ。
  4. 請求項3に記載のセラミックヒータであって、
    前記発熱抵抗体は、その全体が導電性セラミックからなり、
    前記発熱部は、U字状の一端から他端に向かって自身が延びる延伸方向に直交する各横断面の形態が互いに同じ形態をなし、
    前記リード部は、
    前記軸線方向に延びる直棒状をなし、前記軸線方向に直交する各横断面の形態が互いに同じ形態を有する一対の棒状部と、
    この棒状部と前記発熱部との間に位置して両者を繋ぐ連結部であって、前記軸線方向の寸法が前記棒状部及び前記発熱部よりも小さい一対の連結部と、を有し、
    前記リード部の前記棒状部の、前記仮想基準平面に直交する方向の寸法を、リード部厚みZ1(mm)とし、
    前記発熱部の、前記仮想基準平面に直交する方向の寸法を、発熱部厚みZ2(mm)とし、
    前記絶縁体先端部の、前記第1平面と前記第2平面との間の寸法を、絶縁体先端部厚みZ3(mm)としたとき、
    前記絶縁基体及び前記発熱抵抗体は、Z1>Z3>Z2を満たす形態とされてなる
    セラミックヒータ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のセラミックヒータを備えるグロープラグ。
  6. 請求項5に記載のグロープラグと燃料噴射装置とをシリンダヘッドに取り付けてなる内燃機関であって、
    前記グロープラグは、
    前記燃焼噴射装置の燃焼噴射口から前記軸線に下ろした仮想垂線が前記仮想基準平面と角度を持って交わる姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる
    内燃機関。
  7. 請求項6に記載の内燃機関であって、
    前記グロープラグは、
    前記仮想垂線が前記仮想基準平面と直交する姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる
    内燃機関。
  8. 請求項5に記載のグロープラグをシリンダヘッドに取り付けてなる内燃機関であって、
    前記グロープラグは、
    着火時に前記絶縁体先端部に吹きつけられる、燃料粒子を含む気流の向きが、前記仮想基準平面と角度を持って交わる姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる
    内燃機関。
  9. 請求項8に記載の内燃機関であって、
    前記グロープラグは、
    前記気流の向きが、前記仮想基準平面と直交する仮想直交面に沿う姿勢に、前記軸線の周方向の位置が定められた状態で、前記シリンダヘッドに保持されてなる
    内燃機関。
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