JP6786412B2 - セラミックヒータ及びグロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、セラミックヒータ及びグロープラグに関するものである。
従来、グロープラグなどに用いられるセラミックヒータとして、絶縁性セラミックからなる棒状の基体の内部に、導電性セラミックからなる折り返し形状の発熱抵抗体を埋設したセラミックヒータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−24394号公報
この種のセラミックヒータでは、折り返し形状の発熱抵抗体を通電によって発熱させ、この発熱により基体の表面部の温度を高めることで、外部に対する加熱を行う。このため、セラミックヒータの昇温性能を高めるためには、発熱抵抗体で発生した熱がより効率的に基体の表面部に伝導されることが望ましい。
しかし、特許文献1のセラミックヒータを含め、従来のセラミックヒータでは、折り返し形状の発熱抵抗体が通電によって発熱したとき、基体の表面部側への熱伝導だけでなく、基体の内部側への熱伝導、即ち、発熱抵抗体によって囲まれる部分への熱伝導も生じやすい。このような基体の内部側への熱伝導が大きいほど、その分、基体の表面部側への熱伝導が抑えられ、基体の表面部の効率的な昇温を阻害してしまうことになる。つまり、基体の内部側へ向かう熱伝導は、セラミックヒータの昇温性能を低下させる原因となり、消費電力を増大させる原因にもなる。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、昇温性能を高め、消費電力を低減し得るセラミックヒータ又はグロープラグを提供することを目的とするものである。
本発明の一つの解決手段であるセラミックヒータは、
絶縁性セラミックからなり、後端側から先端側へ軸線方向に沿って延びる基体と、
導電性セラミックからなり、前記基体に埋設される抵抗体であり、前記基体の後端側に配置されて前記軸線方向に沿って延びる一対の導電部と、前記一対の導電部に接続するとともに、前記導電部からの通電によって発熱する発熱部と、を有する抵抗体と、を備え、
前記発熱部は、自身の後端側が一方の前記導電部の先端側に接続するとともに、前記軸線方向に沿って延びる第1抵抗部と、自身の後端側が他方の前記導電部の先端側に接続するとともに、前記軸線方向に沿って延びる第2抵抗部と、前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部の先端側を連結する連結部と、を備えるセラミックヒータであって、
前記セラミックヒータを前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部を通る軸線方向に直交する断面をみたときに、少なくとも一部が前記第1抵抗部と前記第2抵抗部とが対向する領域の内側に配置され、前記基体よりも熱伝導率が低い低熱伝導部を有する。
上記セラミックヒータは、基体よりも熱伝導率が低い低熱伝導部の少なくとも一部が第1抵抗部と第2抵抗部とが対向する領域の内側に配置される。このように低熱伝導部が配置されるため、発熱部の発熱時に、第1抵抗部と第2抵抗部の間(つまりは、基体の内部側)への熱伝導が抑えられ、その分の熱が、基体の表面部側へ伝導されやすくなる。よって、昇温性能を高めることができ、効率的な昇温によって消費電力の低減も図られる。
上記セラミックヒータにおいて、低熱伝導部は、軸線方向において導電部の後端側の位置まで配置されていてもよい。
このセラミックヒータは、発熱部の発熱時に、第1抵抗部と第2抵抗部とが対向する領域への熱伝導だけでなく、一対の導体部間への熱伝導をも抑えることができる。つまり、基体の基端側への熱伝導を効果的に抑えることができるため、その分の熱が、基体先端側の表面部に伝導されやすくなる。よって、基体先端側の表面部をより効率的に昇温させることができる。
軸線方向において導電部の後端側の位置まで配置される配置形態は、第1抵抗部と第2抵抗部とが対向する領域から導電部の後端側の位置まで連続的に配置される形態をも含み、第1抵抗部と第2抵抗部とが対向する領域から導電部の後端側の位置まで一部が途切れた形態で断続的に配置される形態をも含む。
上記セラミックヒータにおいて、低熱伝導部は、第1抵抗部及び第2抵抗部の少なくとも何れか一方に接した状態で配置されてもよい。
このセラミックヒータは、第1抵抗部または第2抵抗部に低熱伝導部が接するまで配置されるため、第1抵抗部と第2抵抗部とが対向する領域内に低熱伝導部がより多く配置されることになり、第1抵抗部と第2抵抗部の間において、熱伝導率の高い部分がより少なくなる。よって、第1抵抗部と第2抵抗部の間(つまりは、基体の内部側)への熱伝導をより一層抑えることができ、基体の表面部をより一層効率的に昇温させることができる。
上記セラミックヒータにおいて、低熱伝導部は、基体の外周面及び先端面から露出しない位置に配置されてもよい。
このセラミックヒータは、低熱伝導部が基体の外周面及び先端面から露出しないため、低熱伝導部がこれらの位置から直接的に高温環境下に晒されることに起因する不具合(例えば熱衝撃などに起因するクラック等)を防ぐことができる。
上記セラミックヒータにおいて、断面をみたときに、低熱伝導部は、一部が領域の内側から外側に跨って配置されていてもよい。
このセラミックヒータは、発熱部が発熱したとき、第1抵抗部と第2抵抗部とが対向する領域の内側への熱伝導だけでなく、その領域の外側において基体の外周面及び先端面に露出しない位置への熱伝導をも抑えることができる。つまり、発熱部で発生した熱が伝導されやすい部分が基体表面部付近により集中するため、発熱部の発熱時には、極めて効率的に基体表面部付近に熱が伝導されやすくなる。
上記セラミックヒータにおいて、発熱部は、導電部と同一の材料によって構成されるとともに、導電部よりも断面積が小さい構成であってもよい。
発熱部と導電部とを同一の導電性セラミック材料によって構成した場合、発熱部と導電部とを効率的に製造することができ、導電部の断面積に対する発熱部の断面積の比率(断面積比)を調整することで、消費電力を低減することも可能となる。しかし、消費電力の低減を図るために発熱部の断面積を相対的に小さくしすぎると、発熱部の抵抗値が上昇し、電流が抑えられ、昇温性能が低下することになる。つまり、消費電力を低減するためには昇温性能を犠牲にしなければならない。この問題の対策として、タングステンカーバイド等の導電物質の添加量を増加させて抵抗値を低下させ、昇温性能を高めることも考えられるが、この方法だけでは、発熱部及び導電部を構成する導電性セラミック材料と、基体を構成する絶縁性セラミック材料との熱膨張率の差が大きくなり、焼成時に界面でクラック等が発生する懸念がある。
このような問題に関し、上記セラミックヒータでは、導電部と発熱部とを共通の材料によって一体的に形成することを可能としつつ、低熱伝導部の存在によって昇温性能を高めることができる。特に、発熱部の断面積を相対的に小さくして消費電力の低減を図ることを可能としつつ、基体の表面部への効率的な熱伝導によって昇温性能をも高めることができ、発熱部において導電物質の添加量を増加させなくても、消費電力の低減と昇温性能の向上を両立することができる。
本発明は、発熱部と一対の導電部とを含んだ抵抗体が同一の材料によって形成されている場合、抵抗体の先端側における相対的に径が細い部分を「発熱部」とし、相対的に径が太い部分を「導電部」とすることができる。また、発熱部と一対の導電部とが異なる材料によって形成されている場合、抵抗体の先端側の材料の部分、即ち、基端側と異なる材料の部分を「発熱部」とし、抵抗体の基端側の材料の部分を「導電部」とすることができる。
本発明の他の解決手段であるグロープラグは、セラミックヒータと前記セラミックヒータを保持する金具とを備えるグロープラグであって、前記セラミックヒータが上記いずれかのセラミックヒータを含む。
このグロープラグは、上述したセラミックヒータと同様の効果を奏する。
本発明によれば、昇温性能を高め、消費電力を低減し得るセラミックヒータ又はグロープラグを実現することができる。
第1実施形態のグロープラグの一例を示す断面概略図である。 図1で示すグロープラグのうち、セラミックヒータを含む部分を拡大して示す拡大断面図である。 図3(A)は、図2で示すセラミックヒータの一部を拡大して示す拡大断面図である。図3(B)は、図3(A)のA−A断面を示す断面図である。 図4(A)は、セラミックヒータの製造方法の一例を説明する説明図である。図4(B)は、セラミックヒータの製造過程で成形された成形体を示す説明図である。 第2態様のグロープラグにおけるセラミックヒータ付近を拡大して示す拡大断面図である。 図6(A)は、図5で示すセラミックヒータの一部を拡大して示す拡大断面図である。図6(B)は、図6(A)のB−B断面を示す断面図である。 第3態様のグロープラグにおけるセラミックヒータ付近を拡大して示す拡大断面図である。 図8(A)は、図7で示すセラミックヒータの一部を拡大して示す拡大断面図である。図8(B)は、図8(A)のC−C断面を示す断面図である。 第4態様のグロープラグにおけるセラミックヒータ付近を拡大して示す拡大断面図である。 図10(A)は、図9で示すセラミックヒータの一部を拡大して示す拡大断面図である。図10(B)は、図10(A)のD−D断面を示す断面図である。 第5態様のグロープラグにおけるセラミックヒータ付近を拡大して示す拡大断面図である。 図12(A)は、図11で示すセラミックヒータの一部を拡大して示す拡大断面図である。図12(B)は、図12(A)のE−E断面を示す断面図である。 他の実施形態のセラミックヒータを発熱部付近で切断した切断面を示す断面図である。図13(A)は、第1例を示す断面図である。図13(B)は第2例を示す断面図である。
A.第1実施形態
A1.グロープラグの構成
図1は、第1実施形態のグロープラグの一例を示す概略図である。図2は、図1で示すグロープラグ1のうちのセラミックヒータ40を含む部分を示す拡大断面図である。図1、図2において図示されたラインCLは、グロープラグ1の中心軸を示している。図1、図2において図示された断面は、中心軸CLを含む断面である。
以下、中心軸CLのことを「軸線CL」とも呼び、中心軸CLと平行な方向を「軸線方向」とも呼ぶ。中心軸CLを中心とする円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、中心軸CLを中心とする円の円周方向を「周方向」とも呼ぶ。中心軸CLと平行な方向のうち、図1における下方向を第1方向D1と呼ぶ。第1方向D1は、後述する端子部材80からセラミックヒータ40に向かう方向である。図中の第2方向D2と第3方向D3とは、互いに垂直な方向であり、いずれも、第1方向D1と垂直な方向である。以下、第1方向D1を、先端方向D1とも呼び、第1方向D1の反対方向を、後端方向D1rとも呼ぶ。また、図1における先端方向D1側をグロープラグ1の先端側と呼び、図1における後端方向D1r側をグロープラグ1の後端側と呼ぶ。
図1のように、グロープラグ1は、主体金具20と、中軸30と、セラミックヒータ40と、Oリング50と、絶縁部材60と、金属外筒70(以下、単に「外筒70」とも呼ぶ)と、端子部材80と、接続部材90と、を含む。
主体金具20は、中心軸CLに沿って延びる貫通孔20Aを有する筒状の部材である。主体金具20は、後端方向D1r側の端部に形成された工具係合部28と、工具係合部28よりも先端方向D1側に設けられた雄ネジ部22と、を含む。工具係合部28は、グロープラグ1の脱着時に、図示しない工具と係合する部分である。雄ネジ部22は、図示しない内燃機関の取付孔に形成された雌ネジに螺合するためのネジ山を含んでいる。主体金具20は、導電性材料(例えば、炭素鋼等の金属)で形成されている。
主体金具20の貫通孔20Aには、中軸30が収容されている。中軸30は、丸棒状の部材である。中軸30は、導電性材料(例えば、ステンレス鋼)で形成されている。中軸30の後端方向D1r側の端部である後端部39は、主体金具20の後端方向D1r側の開口部20Bから後端方向D1rに向かって突出している。
開口部20Bの近傍において、中軸30の外面と、主体金具20の貫通孔20Aの内面と、の間には、Oリング50が設けられている。Oリング50は、弾性材料(例えば、ゴム)で形成されている。主体金具20の開口部20Bには、リング状の絶縁部材60が装着されている。絶縁部材60は、筒状部62と、筒状部62の後端方向D1r側に設けられたフランジ部68と、を含む。筒状部62は、中軸30の外面と、主体金具20の開口部20Bを形成する部分の内面と、の間に挟まれている。絶縁部材60は、例えば、樹脂によって形成されている。主体金具20は、これらOリング50及び絶縁部材60を介して、中軸30を支持している。
絶縁部材60の後端方向D1r側には、端子部材80が配置されている。端子部材80は、キャップ状の部材であり、導電性材料(例えば、ニッケル等の金属)で形成されている。端子部材80と主体金具20との間には、絶縁部材60のフランジ部68が挟まれている。端子部材80には、中軸30の後端部39が挿入されている。端子部材80が加締められることによって、端子部材80が後端部39に固定されている。このような構造により、端子部材80と中軸30とが電気的に接続されている。
主体金具20の先端方向D1側の開口部20Cには、外筒70が固定されている。外筒70は、例えば、圧入や溶接などによって開口部20Cに固定されている。外筒70は、中心軸CLに沿って延びる貫通孔70Aを有する筒状の部材である。外筒70は、導電性材料(例えば、ステンレス鋼)で形成されている。
外筒70の貫通孔70Aには、通電によって発熱するセラミックヒータ40が挿入されている。セラミックヒータ40は、中心軸CLに沿って延びるように配置された棒状の部材である。外筒70は、セラミックヒータ40の先端部41が露出した状態で、セラミックヒータ40の中央部分の外周面を、保持している。セラミックヒータ40の後端部49は、主体金具20の貫通孔20Aに収容されている。
セラミックヒータ40の後端部49には、接続部材90が固定されている。接続部材90は、中心軸CLに沿って延びる貫通孔を有する円筒状の部材であり、導電性材料(例えば、ステンレス鋼)で形成されている。接続部材90の先端方向D1側には、セラミックヒータ40の後端部49が圧入されている。接続部材90の後端方向D1r側には、中軸30の先端方向D1側の端部である先端部31が圧入されている。このような構造により、中軸30と接続部材90とが電気的に接続されている。
A2.セラミックヒータ40の構成
次に、図2、図3などを参照し、セラミックヒータ40について説明する。図2、図3では、第1態様のセラミックヒータ40の詳細を説明する。図2は、金属外筒70、接続部材90、セラミックヒータ40などの、より詳細な断面図を示すものである。図3(A)は、図2で示す断面図の一部を更に拡大した断面拡大図を示すものであり、図3(B)は、セラミックヒータ40を発熱部121付近(具体的には、第1抵抗部121A、第2抵抗部121Bをいずれも通る位置)で中心軸CLと直交する方向に切断した切断面を示すものである。
図2のように、セラミックヒータ40は、後端側から先端側へ軸線方向に沿って延びる丸棒状の基体110と、基体110の内部に埋設された略U字状の発熱抵抗体120(以下、単に「抵抗体120」と呼ぶ)と、基体110の内部に埋設された低熱伝導部130とを含む。セラミックヒータ40は、材料を焼成することによって、形成される。
基体110は、絶縁性セラミック材料で形成されている。本実施形態では、基体110を形成するセラミック材料は、窒化珪素(Si)から主に成る。他の実施形態としては、基体110を構成する窒化珪素(Si)のうち、珪素(Si)の少なくとも一部がアルミニウム(Al)で置換され、窒素(N)の少なくとも一部が酸素(O)で置換されてもよい。
抵抗体120は、導電性セラミック材料で形成されている。抵抗体120を形成する導電性セラミック材料は、通電発熱できる導電性物質であればよく、本実施形態では、炭化タングステン(WC)と窒化珪素との混合物が用いられる。他の実施形態としては、二珪化モリブデン(MoSi)と窒化珪素との混合物等が用いられてもよい。
低熱伝導部130は、基体110よりも熱伝導率の低い絶縁性セラミック材料で形成されている。本実施形態では、低熱伝導部130を形成するセラミック材料は、サイアロンから主に成る。他の実施形態としては、低熱伝導部130を形成するセラミック材料として、窒化珪素の多孔体もしくはサイアロンの多孔体が用いられてもよい。
基体110の先端部(すなわち、セラミックヒータ40の先端部41)は、先端側に向かって徐々に細くなっている。抵抗体120の電気伝導率は、基体110の電気伝導率よりも高く、低熱伝導部130の電気伝導率よりも高い。抵抗体120は、通電がなされることによって発熱する。
図2のように、抵抗体120は、2本のリード部として構成される第1導電部122、第2導電部123と、第1導電部122及び第2導電部123に接続された発熱部121と、電極取出部124、125と、を含んでいる。第1導電部122、第2導電部123は、基体110の後端110A側から先端110B側に向かって延びる一対の導電部である。第1導電部122、第2導電部123の各々は、セラミックヒータ40の後端部49から先端部41の近傍まで軸線CLと平行に延びている。第1導電部122と第2導電部123は、中心軸CLを挟んでおおよそ対称な位置に配置されている。第1導電部122から第2導電部123へ向かう方向が、第3方向D3である。
発熱部121は、導電性セラミックからなり、セラミックヒータ40の先端部41において基体110に埋設される部分であり、第1導電部122の先端方向D1側の端部と第2導電部123の先端方向D1側の端部とを接続する構成をなす。発熱部121は、第1導電部122から先端側に延びる第1抵抗部121Aと、第2導電部123から先端側に延びる第2抵抗部121Bと、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの先端側を連結する連結部121Cと、を備える。発熱部121の形状は、折り返し形状であり、具体的にはセラミックヒータ40の先端部41の湾曲した外面形状に合わせて湾曲する略U字状となっている。
発熱部121は、一対の導電部である第1導電部122及び第2導電部123と同一の導電性セラミック材料によって構成されている。発熱部121の断面積は、第1導電部122及び第2導電部123のそれぞれの断面積よりも小さい。具体的には、発熱部121のいずれの位置においても、断面積が、第1導電部122及び第2導電部123のそれぞれにおけるいずれの位置の断面積よりも小さくなっている。従って、発熱部121の単位長さ当たりの電気抵抗は、第1導電部122及び第2導電部123の単位長さ当たりの電気抵抗よりも大きい。ゆえに、抵抗体120の通電時には、発熱部121の温度が、第1導電部122及び第2導電部123の温度と比べて急速に上昇する。なお、抵抗体120における「断面積」とは、導通経路の方向(電流が流れる方向)に対して垂直な断面の面積である。
第1導電部122の後端方向D1r側の部分には、第1電極取出部124が接続されている。第1電極取出部124は、径方向に沿って延びる部材であり、内側の端部は第1導電部122に接続され、外側の端部は、セラミックヒータ40の外面に露出する。第1電極取出部124の露出部分は、外筒70の内周面に接触している。このような構造により、外筒70と第1導電部122とが電気的に接続された状態となる。
第2導電部123の後端方向D1r側の部分には、第2電極取出部125が接続されている。第2電極取出部125は、径方向に沿って延びる部材であり、第1電極取出部124よりも、後端方向D1r側に配置されている。第2電極取出部125の内側の端部は、第2導電部123に接続され、外側の端部は、セラミックヒータ40の外面に露出する。第2電極取出部125の露出部分は、接続部材90の内周面に接触している。このような構造により、接続部材90と第2導電部123とが電気的に接続された状態となる。
低熱伝導部130は、絶縁性セラミック材料で形成され、具体的には基体110よりも熱伝導率が低くなっている。本実施形態では、基体110の熱伝導率が15W/mK以上、かつ40W/mK以下の範囲内となっている。一方、低熱伝導部130の熱伝導率は、5W/mK以上、かつ15W/mK未満の範囲内となっている。
低熱伝導部130は、基体110内に埋設されるとともに、少なくとも一部が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間に配置される。図3(A)(B)で示す例では、低熱伝導部130が、基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置される。具体的には、図3(A)のように、低熱伝導部130は、中心軸CL上において中心軸CLに沿うように長手状に延びている。そして、低熱伝導部130は、領域Sの内側において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bのそれぞれに接触しない位置、かつ、連結部121Cに接触しない位置に配置される。なお、図3(B)では、セラミックヒータ40において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bを通る断面であって且つ軸線方向に直交する断面をみたときに第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sを、クロスハッチング領域として概念的に示す。図3(B)で示す断面では、領域S内に低熱伝導部130の領域全体が含まれ、その外側に基体110の領域が構成されている。
図3(B)のように、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する対向方向における低熱伝導部130の幅は、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間の最小間隔よりも小さい。更には、この対向方向における低熱伝導部130の幅は、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bのそれぞれにおける上記対向方向の幅よりも小さい。なお、上述した第3方向D3は、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する対向方向と平行な方向である。上述した対向方向及び軸線方向と直交する所定方向における低熱伝導部130の長さは、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの上記所定方向の長さWよりも小さい。ここでいう所定方向は、上述した第2方向D2と平行な方向である。
図3(B)のように、上述の対向方向及びこの対向方向と直交する上述の所定方向において、低熱伝導部130の全てが、領域Sの内側に収まっている。図3(B)では、上述の所定方向(第2方向D2と平行な方向に)おける第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの配置領域の両境界を直線L1,L2で示している。軸線方向において低熱伝導部130が配置された領域では、中心軸CLと直交する切断面をみた場合、図3(B)のように第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間において直線L1と直線L2の間に低熱伝導部130の全てが収まる関係となる。
図2の例では、軸線方向における発熱部121の配置領域を符号ARで示す。図2で示す抵抗体120において、配置領域ARよりも後方側(後端方向Dr1側)の領域は、第1導電部122及び第2導電部123の領域となっている。図2の例では、軸線方向において配置領域ARの領域内のみ、具体的には、第1導電部122及び第2導電部123における先端側の両端部よりも先端方向D1側であって連結部121Cよりも後端方向Dr1側のみに低熱伝導部130が配置されている。
A3.セラミックヒータの製造
次に、セラミックヒータ10の製造方法を説明する。
セラミックヒータ10の製造方法において、まず、抵抗体120の材料が生成される。具体的には、導電性化合物の粉末と、窒化珪素と、焼結助剤と、水と、を混合することによって、スラリーが生成される。生成されたスラリーから、スプレードライによって、粉末が生成される。生成された粉末とバインダとを混練機によって混練することによって、図2等で示す抵抗体120の材料として、混合物が生成される。導電性化合物としては、上述した種々の化合物を採用可能である。
このように抵抗体120の材料を生成した後、生成された混合物を成形することによって、成形体が生成される。成形方法としては、例えば射出成形が採用される。以上により、未焼成の抵抗体(以下「未焼成抵抗体」と呼ぶ)が、成形される。なお、他の成形方法(例えば、プレス成形)を採用してもよい。
図4(A)には、後述する未焼成のセラミックヒータの分解斜視図が示されている。図中の部材120Zは、未焼成抵抗体を示している(以下「未焼成抵抗体120Z」と呼ぶ)。図示するように、未焼成抵抗体120Zは、未焼成の導電部122Z、123Zと、未焼成の発熱部121Zと、未焼成の電極取出部124Z、125Zと、を含んでいる。
更に、図2、図3で示す低熱伝導部130の材料が生成される。具体的には、サイアロンの構成元素を含む粉末(「サイアロン構成粉末」と呼ぶ)と、焼結助剤と、水と、を混合することによって、スラリーが生成される。生成されたスラリーから、スプレードライによって、粉末が生成される。生成された粉末とバインダとを混練機によって混練することによって、低熱伝導部130の材料として、混合物が生成される。サイアロン構成粉末としては、例えば、窒化珪素(Si3N4)の粉末と、アルミナ(Al2O3)の粉末と、窒化アルミニウム(AlN)の粉末と、を採用可能である。
このように低熱伝導部130の材料を生成した後、生成された混合物を成形することによって、成形体が生成される。成形方法としては、例えば射出成形が採用される。以上により、未焼成の低熱伝導部(以下「未焼成低熱伝導部」と呼ぶ)が、成形される。なお、他の成形方法(例えば、プレス成形)を採用してもよい。図4(A)において、部材130Zは、未焼成低熱伝導部である。なお、未焼成低熱伝導部130Zの成形は、未焼成抵抗体120Zの成形よりも前に行ってもよい。
更に、基体110の材料が生成される。具体的には、絶縁性セラミック(例えば窒化珪素)粉末と、焼結助剤と、水と、を混合することによって、スラリーが生成される。生成されたスラリーから、スプレードライによって、粉末が生成される。生成された粉末とバインダとを混練機によって混練することによって、基体110の材料として、混合物が生成される。
このように基体110の材料を生成した後、生成された混合物を成形することによって、未焼成の成形体が成形される。図4(B)で示す部材40Zは、成形される成形体を示している(以下「成形体40Z」と呼ぶ)。図4(A)の分解斜視図は、図4(B)で示す成形体40Zの基体110に対応する部分を、中心軸CLを通る平面で2等分して得られる2つの部分110Y、110Zと、成形された未焼成抵抗体120Zと、成形された未焼成低熱伝導部130Zとを示している。第1部分110Zは、未焼成抵抗体120Zの一部を収容するための第1凹部111Zと、未焼成低熱伝導部130Zの一部を収容するための第2凹部112Zとを有している。図示を省略するが、第2部分110Yも、同様の凹部を有している。未焼成抵抗体120Z及び未焼成低熱伝導部130Zは、これらの部分110Y、110Zに挟まれている。
このような成形体40Zは、以下のように成形される。図示しない成形型の内の所定位置に、上述した方法で成形された未焼成抵抗体120Zと未焼成低熱伝導部130Zとを配置する。そして、混錬によって生成された基体の材料を、射出成形により未焼成抵抗体120Z及び未焼成低熱伝導部130Zを覆うように、成形する。以上により、図4(B)で示す成形体40Zが成形される。
なお、他の成形方法を採用してもよい。例えば、第1部分110Zをプレス成形する。そして、図示しない成形型の内の所定位置に第1部分110Zを配置する。次に、第1部分110Zの第1凹部111Z及び第2凹部112Zに、未焼成抵抗体120Z及び未焼成低熱伝導部130Zをそれぞれ嵌め込む。次に、成形型の内の第2部分110Yに対応する空間内に、上述した方法で生成された基体材料を充填し、プレス成形によって、成形体40Zを成形する。
なお、基体の材料の生成は、成形体40Zの成形よりも前の任意のタイミングで実行可能である。例えば、抵抗体120の材料の生成の前や後であってもよく、未焼成抵抗体120Zの成形の前や後であってもよい。あるいは、低熱伝導部130の材料の生成の前や後であってもよく、未焼成低熱伝導部130Zの成形の前や後であってもよい。
このように成形体40Zが成形された後、成形体40Zからバインダを除去するために、仮焼が行われる。仮焼は、例えば、摂氏400度以上、摂氏800度以下の温度で、行われる。仮焼の後、冷間等方圧プレス(CIP)を行っても良い。
このように成形体40Zの仮焼が行われた後、成形体40Zが焼成される。これにより、焼結された部材(焼成体とも呼ぶ)が、生成される。焼成方法としては、例えば常圧焼成法が採用される。常圧焼成法を採用する場合、例えば、摂氏1500度以上、1800度以下の温度で、0.1MPa以上、1MPa以下の圧力の非酸化雰囲気下(好ましくは、窒素分圧が0.05MPa以上)で、焼成が行われる。常圧焼成法は、安価に大量の成形体40Zの焼成が可能である。
なお、焼成方法としては、他の方法を採用してもよい。例えば、ガス圧焼成法、熱間等方圧加圧法(HIP)、ホットプレス法等を採用可能である。ガス圧焼成法を採用する場合、例えば、摂氏1500度以上、1950度以下の温度で、5MPa以上、12MPa以下の圧力の非酸化雰囲気下で、焼成が行われる。熱間等方圧加圧法(HIP)を採用する場合、例えば、常圧焼成法、又は、ガス圧焼成法で1次焼成が行われる。その後に、摂氏1450度以上、1900度以下の温度で、12MPa以上、200MPa以下の圧力の窒素雰囲気下で、焼成(2次焼成)が行われる。ホットプレス法を採用する場合、例えば、0.1MPa以上、1MPa以下の非酸化雰囲気下で、摂氏1450度以上、1900度以下の温度で、10MPa以上、50MPa以下の1軸加圧の下で、焼成が行われる。
このように成形体40Zに対する焼成が行われた後、成形体40Zを焼成して得られる焼成体(図示せず)が、研磨加工される。これにより、焼成体の外形が、所定の形状に加工される。
A4.変形例
(第2態様)
次に、図5、図6を参照し、第1態様のセラミックヒータ40の一部を変形した第2態様のセラミックヒータ240及びグロープラグ201について説明する。
図5で示すグロープラグ201及びセラミックヒータ240は、セラミックヒータ240以外の部分は、図1、図2で示す第1態様のグロープラグ1及びセラミックヒータ40のそれぞれと同一の構成をなす。図5で示すセラミックヒータ240において、抵抗体120は、第1態様のセラミックヒータ40の抵抗体120(図2)と同一の構成をなす。セラミックヒータ240において、基体110は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110における一部の位置が低熱伝導部230に置き換わっている点以外は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110と同一の構成をなす。なお、図5、図6では、図2等で示す第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1と同様の部分については、これらの各部分と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5で示す第2態様のセラミックヒータ240及びグロープラグ201も第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1のそれぞれの特徴を含む。本構成でも、発熱部121は、第1導電部122及び第2導電部123と同一の材料によって構成されるとともに、第1導電部122及び第2導電部123よりも断面積が小さい構成となっている。そして、基体110よりも熱伝導率が低い低熱伝導部230が基体110内に埋設され、低熱伝導部230が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間に配置される。更に、低熱伝導部230は、基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置される。なお、図6(B)では、セラミックヒータ240において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bを通る断面であって且つ軸線方向に直交する断面をみたときに第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sを、クロスハッチング領域として概念的に示す。図6(B)で示す断面では、領域S内に低熱伝導部230の領域全体が含まれ、その外側に基体110の領域が構成されている。
更に、低熱伝導部230は、軸線方向において、発熱部121の配置領域ARの内側と外側に跨って配置される。具体的には、低熱伝導部230は、軸線方向において第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間の位置から第1導電部122及び第2導電部123の後端側の位置まで連続して配置される。つまり、基体110の中心側に低熱伝導部230が存在することによる中心側への熱伝導の抑制効果が、発熱部121の位置から基体110の後端側の位置まで連続して生じるようになっている。
(第3態様)
次に、図7、図8を参照し、第1態様のセラミックヒータ40の一部を変形した第3態様のセラミックヒータ340及びグロープラグ301について説明する。
図7で示すグロープラグ301及びセラミックヒータ340は、セラミックヒータ340以外の部分は、図1、図2で示す第1態様のグロープラグ1及びセラミックヒータ40のそれぞれと同一の構成をなす。図7で示すセラミックヒータ340において、抵抗体120は、第1態様のセラミックヒータ40の抵抗体120(図2)と同一の構成をなす。セラミックヒータ340において、基体110は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110における一部の位置が低熱伝導部330に置き換わっている点以外は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110と同一の構成をなす。なお、図7、図8では、図2等で示す第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1と同様の部分については、これらの各部分と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7で示す第3態様のセラミックヒータ340及びグロープラグ301も第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1のそれぞれの特徴を含む。本構成でも、発熱部121は、第1導電部122及び第2導電部123と同一の材料によって構成されるとともに、第1導電部122及び第2導電部123よりも断面積が小さい構成となっている。そして、基体110よりも熱伝導率が低い低熱伝導部330が基体110内に埋設され、低熱伝導部330が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間に配置される。更に、低熱伝導部330は、基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置される。
更に、低熱伝導部330は、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの各々に接した状態で配置される。即ち、低熱伝導部330による熱伝導の抑制効果が、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの直近の位置まで生じるようになっている。図7、図8(A)のように、低熱伝導部330は、軸線方向において配置領域ARの内側のみに配置され、図8(B)のように、低熱伝導部330の一部が、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの対向する領域Sの内側から外側に跨って配置される。図8(B)では、第2方向D2と平行な方向における第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの配置領域の両境界を直線L1,L2で示している。低熱伝導部330は、直線L1と直線L2の間の内側から外側に跨っている。具体的には、低熱伝導部330が存在する位置において軸線CLと直交する方向に切断した切断面は、図8(B)のような構成をなす。図8(B)のように、軸線CLと直交する方向の切断面において、低熱伝導部330の外径は軸線CLを中心とする円形となっており、低熱伝導部330の周囲には、低熱伝導部330よりも熱伝導率が大きい基体110が環状に配置されている。なお、図8(B)では、セラミックヒータ340において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bを通る断面であって且つ軸線方向に直交する断面をみたときに第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sを、クロスハッチング領域として概念的に示す。図8(B)で示す断面では、領域S内が全て低熱伝導部330の領域となっている。
(第4態様)
次に、図9、図10を参照し、第1態様のセラミックヒータ40の一部を変形した第4態様のセラミックヒータ440及びグロープラグ401について説明する。
図9で示すグロープラグ401及びセラミックヒータ440は、セラミックヒータ440以外の部分は、図1、図2で示す第1態様のグロープラグ1及びセラミックヒータ40のそれぞれと同一の構成をなす。図9で示すセラミックヒータ440において、抵抗体120は、第1態様のセラミックヒータ40の抵抗体120(図2)と同一の構成をなす。セラミックヒータ440において、基体110は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110における一部の位置が低熱伝導部430に置き換わっている点以外は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110と同一の構成をなす。なお、図9、図10では、図2等で示す第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1と同様の部分については、これらの各部分と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9で示す第4態様のセラミックヒータ440及びグロープラグ401も第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1のそれぞれの特徴を含む。本構成でも、発熱部121は、第1導電部122及び第2導電部123と同一の材料によって構成されるとともに、第1導電部122及び第2導電部123よりも断面積が小さい構成となっている。そして、基体110よりも熱伝導率が低い低熱伝導部430が基体110内に埋設され、低熱伝導部430が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間に配置される。更に、低熱伝導部430は、基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置される。
第4態様のセラミックヒータ440は、第2態様のセラミックヒータ240と第3態様のセラミックヒータ340の構成、機能が付加されている。図9、図10(A)のように、低熱伝導部430は、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの各々に接した状態で配置され、更に、連結部121Cにも接した状態で配置されている。具体的には、折り返し形状で形成された発熱部121の内側の領域を全て埋めるように配置されている。
図9のように、低熱伝導部430は、軸線方向において、発熱部121の配置領域ARの内側と外側に跨って配置されている。具体的には、低熱伝導部430は、軸線方向において第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間の位置から第1導電部122及び第2導電部123の後端部の位置まで連続して配置されている。低熱伝導部430は、第1導電部122及び第2導電部123のそれぞれにも接触し、第1導電部122と第2導電部123の間の領域を全て埋めるように配置されている。つまり、U字状に構成された抵抗体120の全経路にわたり、抵抗体120の内側の面に低熱伝導部430が接触しており、具体的には、抵抗体120の内側領域を全て埋めるように低熱伝導部430が配置されている。
セラミックヒータ440を第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bが存在する位置で軸線CLと直交する方向に切断した切断面は、図10(B)のような構成をなす。この切断面では、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bのそれぞれの領域が離れた位置に表れる。軸線方向において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bが存在する少なくともいずれかの位置では、図10(B)のように、低熱伝導部430の一部が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sの内側から外側に跨って配置されている。具体的には、軸線CLと直交する方向の切断面において、低熱伝導部430の外径が軸線CLを中心とする円形となっており、低熱伝導部430の周囲には、低熱伝導部430よりも熱伝導率が大きい基体110が環状に配置されている。図10(B)では、セラミックヒータ440において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bを通る断面であって且つ軸線方向に直交する断面をみたときに第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sを、クロスハッチング領域として概念的に示す。図10(B)で示す断面では、領域S内が全て低熱伝導部430の領域となっている。
(第5態様)
次に、図11、図12を参照し、第1態様のセラミックヒータ40の一部を変形した第5態様のセラミックヒータ740及びグロープラグ701について説明する。
図11で示すグロープラグ701及びセラミックヒータ740は、セラミックヒータ740以外の部分は、図1、図2で示す第1態様のグロープラグ1及びセラミックヒータ40のそれぞれと同一の構成をなす。図11で示すセラミックヒータ740において、抵抗体120は、第1態様のセラミックヒータ40の抵抗体120(図2)と同一の構成をなす。セラミックヒータ740において、基体110は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110における一部の位置が低熱伝導部730に置き換わっている点以外は、第1態様のセラミックヒータ40(図2)の基体110と同一の構成をなす。なお、図11、図12では、図2等で示す第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1と同様の部分については、これらの各部分と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図11で示す第5態様のセラミックヒータ740及びグロープラグ701も第1態様のセラミックヒータ40及びグロープラグ1のそれぞれの特徴を含む。本構成でも、発熱部121は、第1導電部122及び第2導電部123と同一の材料によって構成されるとともに、第1導電部122及び第2導電部123よりも断面積が小さい構成となっている。そして、基体110よりも熱伝導率が低い低熱伝導部730が基体110内に埋設され、低熱伝導部730が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間に配置される。更に、低熱伝導部730は、基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置される。
更に、低熱伝導部730は、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの各々に接した状態で配置される。即ち、低熱伝導部730による熱伝導の抑制効果が、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの直近の位置まで生じるようになっている。図11、図12(A)のように、低熱伝導部730は、軸線方向において配置領域ARの内側のみに配置され、図12(B)のように、低熱伝導部730が、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの対向する領域Sの内側のみに配置される。図12(B)では、第2方向D2と平行な方向における第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの配置領域の両境界を直線L1,L2で示している。低熱伝導部730は、直線L1と直線L2の間の内側のみに配置されている。具体的には、低熱伝導部730が存在する位置において軸線CLと直交する方向に切断した切断面は、図12(B)のような構成をなす。図12(B)のように、軸線CLと直交する方向の切断面において、低熱伝導部730の外径は領域Sと同じ形状となっている。なお、図12(B)では、セラミックヒータ740において第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bを通る断面であって且つ軸線方向に直交する断面をみたときに第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sを、クロスハッチング領域として概念的に示す。図12(B)で示す断面では、領域S内が全て低熱伝導部730の領域となっている。
a5.効果
図3等で示す第1態様のセラミックヒータ40は、基体110よりも熱伝導率が低い低熱伝導部130の少なくとも一部が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sの内側に配置されている。このように低熱伝導部130が配置されるため、発熱部121の発熱時に、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間(つまりは、基体110の内部側)への熱伝導が抑えられ、その分の熱が、基体110の表面部側へ伝導されやすくなる。よって、昇温性能を高めることができ、効率的な昇温によって消費電力の低減も図られる。第2〜第5態様のセラミックヒータ240(図6等),340(図8等),440(図10等)、740(図12等)も同様の効果を奏する。
図3で示す第1態様のセラミックヒータ40において、低熱伝導部130は、基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置されている。このセラミックヒータ40は、低熱伝導部130が基体110の外周面及び先端面から露出しないため、低熱伝導部130がこれらの位置から直接的に高温環境下に晒されることに起因する不具合(例えば熱衝撃などに起因するクラック等)を防ぐことができる。第2〜第5態様のセラミックヒータ240(図6),340(図8),440(図10)、740(図12)も同様の効果を奏する。
図3で示す第1態様のセラミックヒータ40において、発熱部121は、一対の導電部である第1導電部122及び第2導電部123と同一の材料によって構成され、これら第1導電部122及び第2導電部123よりも断面積が小さい構成となっている。このセラミックヒータ40では、第1導電部122及び第2導電部123と発熱部121とを共通の材料によって一体的に形成することを可能としつつ、低熱伝導部130の存在によって昇温性能を高めることができる。特に、発熱部121の断面積を相対的に小さくして消費電力の低減を図ることを可能としつつ、基体110の表面部への効率的な熱伝導によって昇温性能をも高めることができ、発熱部121において導電物質の添加量を増加させなくても、消費電力の低減と昇温性能の向上を両立することができる。第2〜第5態様のセラミックヒータ240(図6),340(図8),440(図10)、740(図12)も同様の効果を奏する。
図5、図6で示す第2態様のセラミックヒータ240では、低熱伝導部230は、軸線方向において第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間の位置から一対の導電部(第1導電部122及び第2導電部123)の後端側の位置まで連続して配置されている。このセラミックヒータ240は、発熱部121の発熱時に、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sへの熱伝導だけでなく第1導電部122と第2導電部123の間への熱伝導をも抑えることができる。つまり、基体110の基端側(後端側)への熱伝導を効果的に抑えることができるため、その分の熱が、基体先端側の表面部に伝導されやすくなる。よって、基体先端側の表面部をより効率的に昇温させることができる。図9、図10で示す第4態様のセラミックヒータ440も同様の効果を奏する。
図7、図8で示す第3態様のセラミックヒータ340では、低熱伝導部330が、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの各々に接した状態で配置されている。このセラミックヒータ340は、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bに低熱伝導部330が接するまで配置されるため、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域S内に低熱伝導部330がより多く配置されることになり、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの間において、熱伝導率の高い部分が、より少なくなる。よって、第1抵抗部121A及び第2抵抗部121Bの間(つまりは、基体110の内部側)への熱伝導をより一層抑えることができ、基体110の表面部をより一層効率的に昇温させることができる。第4態様、第5態様のセラミックヒータ440(図10等)、740(図12等)も同様の効果を奏する。
図7、図8で示す第3態様のセラミックヒータ340では、低熱伝導部330が基体110の外周面及び先端面から露出しない位置に配置され、断面をみたときに、低熱伝導部330の一部が第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとが対向する領域Sの内側から外側に跨って配置される。このセラミックヒータ340は、発熱部121が発熱したとき、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bの間の領域への熱伝導だけでなく、その領域の外側において基体110の外周面及び先端面に露出しない位置への熱伝導をも抑えることができる。つまり、発熱部121で発生した熱が伝導されやすい部分が基体表面部付近により集中するため、発熱部121の発熱時に、極めて効率的に基体表面部付近に熱が伝導されやすくなる。図9、図10で示す第4態様のセラミックヒータ440も同様の効果を奏する。
特に、第4態様のセラミックヒータ440は、抵抗体120の内部全体を埋めるように低熱伝導部430が配置されるため、基体110の内部及び基端側への熱伝導を抑制する効果が極めて高く、基体先端側の表面部を昇温させる効果が極めて高い。
a6.評価試験
次に、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。
検証試験に用いる実施例1〜5として、5種類のセラミックヒータを用意した。5種類のセラミックヒータは、低熱伝導部の形状と、低熱伝導部の形状に合わせた基体の内部形状のみが異なり、それ以外の構成は同一である。具体的には、実施例1として図2、図3で示す第1態様のセラミックヒータ40を用意した。実施例2として図5、図6で示す第2態様のセラミックヒータ240を用意した。実施例3として図7、図8で示す第3態様のセラミックヒータ340を用意した。実施例4として図9、図10で示す第4態様のセラミックヒータ440を用意した。実施例5として図11、図12で示す第5態様のセラミックヒータ740を用意した。
また、比較例として、図2、図3で示す第1態様のセラミックヒータ40において低熱伝導部130を基体110に置き換えた構成、即ち、低熱伝導部130を省略した構成のセラミックヒータを用意した。
そして、各実施例1〜5及び比較例のセラミックヒータのそれぞれに対して、昇温速度を測定する試験を行った。昇温速度を測定する試験の条件は、次の通りである。
試験対象となるセラミックヒータに対して11Vの直流電圧を印加し、11Vの直流電圧の印加状態を継続した。そして、セラミックヒータに対して11Vの直流電圧の印加を開始してから、セラミックヒータの発熱部が1000℃に達するまでに要した時間を計測した。各実施例1〜5及び比較例の昇温速度の測定結果は表1の通りである。
更に、各実施例1〜5及び比較例のセラミックヒータのそれぞれに対して、消費電力を測定する試験を行った。消費電力を測定する試験の条件は、次の通りである。
試験対象となるセラミックヒータに対し一定の直流電圧を印加し、この一定の直流電圧の印加状態でセラミックヒータの発熱部が1200℃となるときに消費される電力を測定した。各実施例1〜5及び比較例の消費電力の測定結果は表1の通りである。
表1で示す通り、実施例1〜5のいずれも、セラミックヒータの発熱部が1000℃に達するまでに要した時間が比較例より短く、昇温速度を向上し得ることが確認された。また、実施例1〜5のいずれも、発熱部が1200℃となるときに消費される電力が比較例よりも小さく、消費電力を低減し得ることが確認された。このように、昇温速度の向上及び消費電力の低減の面で優れた効果を生じさせることが確認された。その理由は、低熱伝導部の存在により、基体の内部側への熱伝導が抑制され、基体の表面部を効率的に昇温させることができるためであると考えられる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態の各態様に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態の各態様では、基体110が窒化珪素を主体としてなり、低熱伝導部130,230,330,430がサイアロンとして構成された例を示したが、この関係に限定されない。いずれの例においても、低熱伝導部の熱伝導率が基体よりも低い関係であればよく、例えば、基体については窒化珪素を主成分として構成し、低熱伝導部については基体よりも熱伝導率の低い窒化珪素の多孔体もしくはサイアロンの多孔体で構成してもよい。あるいは、基体をサイアロンによって構成し、低熱伝導部については基体よりも熱伝導率の低いサイアロンの多孔体で構成してもよい。
第1実施形態の各態様に限定されず、図3(B)、図6(B)、図8(B)、図10(B)、図12(B)で示したセラミックヒータの構成を、図13(A)(B)で示す各態様のようにしてもよい。なお、図13(A)(B)で示す各態様では、セラミックヒータ以外の構成は、第1実施形態と同様の構成とすることができる。図13(A)で示すセラミックヒータ540では、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとの対向する領域Sから外側に及ぶように、具体的には、セラミックヒータ540の表面部に達するまで低熱伝導部530が配置されている。図13(B)で示すセラミックヒータ640でも、第1抵抗部121Aと第2抵抗部121Bとの対向する領域Sから外側に及ぶように、具体的には、セラミックヒータ640の表面部に達するまで低熱伝導部630が配置されている。図13(A)(B)の構成では、低熱伝導部が外部に露出する。図13(A)(B)のいずれの例においても、図2で示すグロープラグの軸線方向において、発熱部121の配置領域AR内にのみ低熱伝導部が配置されていてもよい。あるいは、軸線方向において配置領域ARの外側まで(例えば、軸線方向において第1導電部122及び第2導電部123の後端部の位置まで)、低熱伝導部が配置されていてもよい。また、低熱伝導部は、図2等で示す連結部121Cに接触するように配置されていてもよく、接触しないように配置されていてもよい。
第1実施形態の各態様の説明では、基体の内部に1種類の低熱伝導部が埋設された例を説明したが、基体の内部に2種類以上の低熱伝導部が埋設されていてもよい。
第1実施形態の各態様の説明では、発熱部121と、リード部として機能する一対の導電部(第1導電部122及び第2導電部123)とを同一の1種類の材料によって一体的に構成した発熱抵抗体120を例示した。しかし、この例に限定されず、発熱部121と一対の導電部(第1導電部122及び第2導電部123)とを、電気抵抗率の異なる別々の導電性セラミック材料によってそれぞれ構成してもよい。
1,201,301,401,701…グロープラグ
110…基体
120…発熱抵抗体(抵抗体)
121…発熱部
121A…第1抵抗部
121B…第2抵抗部
121C…連結部
122…第1導電部(導電部)
123…第2導電部(導電部)
130,230,330,430,530,630,730…低熱伝導部
40,240,340,440,540,640,740…セラミックヒータ
CL…軸線

Claims (7)

  1. 絶縁性セラミックからなり、後端側から先端側へ軸線方向に沿って延びる基体と、
    導電性セラミックからなり、前記基体に埋設される抵抗体であり、前記基体の後端側に配置されて前記軸線方向に沿って延びる一対の導電部と、前記一対の導電部に接続するとともに、前記導電部からの通電によって発熱する発熱部と、を有する抵抗体と、を備え、
    前記発熱部は、自身の後端側が一方の前記導電部の先端側に接続するとともに、前記軸線方向に沿って延びる第1抵抗部と、自身の後端側が他方の前記導電部の先端側に接続するとともに、前記軸線方向に沿って延びる第2抵抗部と、前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部の先端側を連結する連結部と、を備えるセラミックヒータであって、
    前記セラミックヒータを前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部を通る前記軸線方向に直交する断面をみたときに、少なくとも一部が前記第1抵抗部と前記第2抵抗部とが対向する領域の内側に配置され、前記基体よりも熱伝導率が低い低熱伝導部を有する、
    セラミックヒータ。
  2. 前記低熱伝導部は、前記軸線方向において前記導電部の後端側の位置まで配置される、
    請求項1に記載のセラミックヒータ。
  3. 前記低熱伝導部は、前記第1抵抗部及び前記第2抵抗部の少なくとも何れか一方に接した状態で配置される、
    請求項1又は請求項2に記載のセラミックヒータ。
  4. 前記低熱伝導部は、前記基体の外周面及び先端面から露出しない位置に配置される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のセラミックヒータ。
  5. 前記断面をみたときに、前記低熱伝導部は、一部が前記領域の内側から外側に跨って配置される、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のセラミックヒータ。
  6. 前記発熱部は、前記導電部と同一の材料によって構成されるとともに、前記導電部よりも断面積が小さい、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセラミックヒータ。
  7. セラミックヒータと、前記セラミックヒータを保持する金具とを備えるグロープラグであって、
    前記セラミックヒータは、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のセラミックヒータを含むグロープラグ。
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