JP6360341B2 - セラミックヒータ - Google Patents

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Description

本発明は、セラミックヒータに関するものである。
従来、ディーゼルエンジンにおいては、低温時の燃料の自着火を補助するために、グロープラグが使用されている。グロープラグによって燃焼室内が昇温されることにより、低温時にもディーゼルエンジンの始動が可能となる。近年、エンジンの始動までに要する時間を短縮するため、グロープラグには、急速な温度上昇性能が求められている。
また、排ガス中のNox低減のため、ディーゼルエンジンにおいては、圧縮比の低下が求められている。圧縮比の低いディーゼルエンジンにおいても、低温時に安定的に燃料を着火させるために、グロープラグには、高温(たとえば、1300℃以上)に燃焼室内を加熱する性能が求められている。
そのような急速な温度上昇および高温の保持が求められるグロープラグのセラミックヒータにおいて、さらに、ヒータ外に熱が逃げることによるグロープラグの熱効率の低下を防止するために、以下のような技術が開発されている。すなわち、セラミックヒータにおいて、発熱部の基体には、熱伝導率が高い窒化アルミニウム質セラミックを採用し、発熱部を支持する支持部の基体においては、熱伝導率が低い窒化ケイ素質セラミックを採用する技術が開発されている(特許文献1)。
特許第2998999号 特開2004−259610号公報 特開平7−119969号公報 特開平7−190360号公報 特開平7−217884号公報
しかし、上記技術において発熱部に使用されている窒化アルミニウム質セラミックは、近年求められている1300℃を超える加熱を、多数回(たとえば10万回以上)繰り返す使用には、耐え得ない。また、窒化アルミニウム質セラミックは、近年求められているほどの急速な温度上昇にも耐え得ない。より具体的には、窒化アルミニウム質セラミックをセラミックヒータとして使用し、セラミックヒータの温度を急速に上昇させると、割れてしまう。すなわち、特許文献1の技術は、高温性能と、耐久性と、急速な温度上昇性能とを、近年求められる程度に達成しうるものではない。このような課題は、高温による加熱と、急速な温度上昇と、耐久性とがいずれも要求されるセラミックヒータにおいて、広く存在する。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、セラミックヒータが提供される。このセラミックヒータは、通電によって発熱する発熱体と、前記発熱体を保持する絶縁性の基体部と、を備える。そして、セラミックヒータは、Si6-ZAlZZ8-Z(0≦Z<4.2)で表される窒化ケイ素またはサイアロンを含む。前記発熱体と前記基体部との少なくとも一方は、第1の部分と、前記第1の部分よりも前記セラミックヒータが他の構造に支持される部分に近い第2の部分と、を備える。前記第2の部分は、前記第1の部分よりも前記Zの値が大きい。このような態様においては、発熱体、または発熱体を保持する基体部において、窒化ケイ素またはサイアロンを採用する。このため、1300℃を超える高温に発熱しても、繰り返し使用に耐える。また、上記態様においては、セラミックヒータが他の構造に支持される部分に近い第2の部分において、第1の部分よりもZの値が大きいサイアロンを採用する。このため、他の構成が同じであって、第1の部分と第2の部分においてZの値が等しい態様に比べて、セラミックヒータの熱のうち、他の構造に支持される部分から他の構造に逃げる量を少なくすることができる。よって、他の構成が同じであって、第1の部分と第2の部分においてZの値が等しい態様に比べて、高温性能および耐久性を維持しつつ、高効率を達成しうる。
(2)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記第1の部分は、前記第2の部分よりも、前記セラミックヒータの軸の方向について先端側に位置する態様とすることができる。このような態様においては、エンジンの燃焼室内を昇温するために高温になる先端側に第1の部分が位置し、第1の部分に比べて高温になりにくい後端側に第2の部分が位置する。第1の部分はZの値が小さく熱伝導性が高いため、一部が高温になっても、その熱は第1の部分全体に伝導され、大きな温度差が生じにくい。このため、第1の部分において、クラックが生じにくく、クラックが伸展しにくい。また、第2の部分はZの値が大きく熱伝導性が低いものの、第1の部分に比べて高温にさらされにくい。このため、第2の部分も、クラックが生じにくく、クラックが伸展しにくい。
(3)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記基体部が、前記第1および第2の部分を備える態様とすることができる。このような態様とすれば、発熱体にくらべて基体部の体積が大きい態様において、他の構造に支持される部分を介して、セラミックヒータから他の構造に逃げる量を、効果的に低減することができる。
(4)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記発熱体が、前記第1および第2の部分を備える態様とすることができる。このような態様とすれば、基体部にくらべて発熱体の体積が大きい態様において、他の構造に支持される部分を介して、セラミックヒータから他の構造に逃げる量を、効果的に低減することができる。
(5)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記発熱体および前記基体部が、それぞれ前記第1および第2の部分を備える態様とすることができる。
(6)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記第1および第2の部分を備える前記発熱体と前記基体部との少なくとも一方は、前記第1の部分から前記第2の部分に向かう方向に沿って、前記Zの値が大きくなるように構成される、態様とすることができる。第1の部分と第2の部分が互いに接続され、それぞれ一定のZの値を有する窒化ケイ素またはサイアロンで構成される態様においては、第1の部分と第2の部分の接続部分において組成がステップ状に急激に変化する。このため、第1の部分と第2の部分のZの値が適切ではない場合、第1の部分と第2の部分の接続部分においてクラックが生じる可能性がある。しかし、上記の態様においては、第1の部分内および第2の部分内において、第1の部分から第2の部分に向かう方向に沿ってZの値が大きくなるように構成されるため、クラックが生じる可能性が低い。
(7)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記セラミックヒータでもっとも温度が高くなる第1の地点の表面温度が1200℃以上で飽和する電圧を印加した作動時に、前記第1の部分と前記第2の部分の境界は、前記第1の地点と、前記第1の地点から前記第2の部分に向かう方向に向かって最初に表面温度が600℃以下になる第2の地点と、の間に位置するように構成される、態様とすることができる。このような態様とすれば、最も高い温度よりも十分に温度が低い第2の地点からサイアロンのZの値が切り替わる境界までの間に所定の距離を確保することができる。このため、セラミックヒータから外部への熱の流出を、第2の部分において、十分、低減することができる。
(8)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記基体部の後端における前記Zの値は0.17以上である、態様とすることができる。このような態様とすれば、発熱体にくらべて基体部の体積が大きい態様において、他の構造に支持される部分を介して、セラミックヒータから他の構造に逃げる量を、より効果的に低減することができる。
(9)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記発熱体の後端における前記Zの値は0.31以上である、態様とすることができる。このような態様とすれば、基体部にくらべて発熱体の体積が大きい態様において、他の構造に支持される部分を介して、セラミックヒータから他の構造に逃げる量を、より効果的に低減することができる。
(10)上記形態のセラミックヒータにおいて、前記基体部の後端における前記Zの値は0.17以上であり、前記発熱体の後端における前記Zの値は0.31以上である、態様とすることができる。このような態様とすれば、他の構造に支持される部分を介して、セラミックヒータから他の構造に逃げる量を、より効果的に低減することができる。
(11)本発明の一形態によれば、グロープラグが提供される。このグロープラグは;上記のいずれかの形態のセラミックヒータと;前記セラミックヒータを支持する前記他の構造としての金属外筒であって、前記第2の部分の一部を囲む金属外筒と、を備える。前記第1の部分は前記金属外筒から露出している。このような態様とすれば、Zの値が大きく熱伝導性が高い第1の部分から金属外筒に熱が逃げる可能性を低減することができる。
本発明は、装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、グロープラグまたはセラミックヒータの製造方法、その製造方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
グロープラグ10の断面図。 セラミックヒータ40の断面図。
A.実施形態:
(1)グロープラグ10の構造:
図1は、グロープラグ10の断面図である。グロープラグ10は、主体金具20と、外筒30と、セラミックヒータ40と、リング45と、中軸50と、Oリング55と、絶縁部材60と、端子70とを備えている。グロープラグ10の中心軸Acを、図1において、一点鎖線で示す。
グロープラグ10は、主体金具20においてディーゼルエンジンのシリンダーヘッドに固定される。グロープラグ10がシリンダーヘッドに固定された状態において、グロープラグ10の一方の端に位置するセラミックヒータ40の先端は、ディーゼルエンジンの燃焼室内に露出する。一方、グロープラグ10の他方の端に位置する端子70には、プラグコードが接続され、電力が供給される。本明細書では、グロープラグ10において、セラミックヒータ40が配されている側の端を「先端」と呼ぶ。グロープラグ10において、端子70が配されている側の端を「後端」と呼ぶ。図1において、グロープラグ10の先端を「Le1」で示す。グロープラグ10の後端を「Be1」で示す。
主体金具20は、略筒状の形状を有する。主体金具20は、導電性を有する素材で構成される。本実施形態において、主体金具20は、金属で形成される。主体金具20の内部には、外筒30の一部と、セラミックヒータ40の一部と、リング45と、中軸50の一部と、Oリング55と、絶縁部材60の一部と、が配される。
外筒30は、導電性を有する素材で構成される。本実施形態において、外筒30は、金属で形成される。外筒30は、主体金具20の先端に取り付けられる。その結果、外筒30は、主体金具20と電気的に接続される。外筒30は、セラミックヒータ40を保持する。
セラミックヒータ40は、長手方向の中央近傍の部分Psを外筒30によって囲まれて、保持されている。セラミックヒータ40の先端側の部分および後端側の部分は、外筒30から露出している。セラミックヒータ40は、発熱体42と、基体部44とを備える。基体部44は絶縁体である。発熱体42は導電性を有する。発熱体42は基体部44内に保持されている。ただし、発熱体42は2箇所において基体部44表面から露出している。発熱体42は基体部44表面から露出している一方の箇所427において、外筒30に電気的に接続されている。発熱体42は基体部44表面から露出している他方の箇所425において、リング45を介して中軸50に電気的に接続されている。発熱体42は、外筒30や中軸50を介して電圧を印加されることにより、発熱する。
リング45は、内部が塞がれており、両端に開口を有する略筒状の形状を有する。リング45は、導電性を有する素材で構成される。本実施形態において、リング45は、金属で形成される。リング45は、先端側の開口を通じて空隙内にセラミックヒータ40の後端部を受け入れ、これを保持している。また、リング45は、後端側の開口を通じて空隙内に中軸50の先端部を受け入れ、これを保持している。その結果、セラミックヒータ40と中軸50は、リング45を介して接続される。また、セラミックヒータ40の発熱体42は、基体部44表面から露出している箇所425において、リング45を介して中軸50に電気的に接続される。
中軸50は、導電性を有する素材で構成される。本実施形態において、中軸50は、金属で形成される。中軸50は、主体金具20の内部において、リング45を介してセラミックヒータ40の後端部と接続される。その結果、中軸50は、リング45を介してセラミックヒータ40の発熱体42と電気的に接続される。中軸50は、絶縁部材60を介して、主体金具20に保持される。また、中軸50は、主体金具20の内部において、主体金具20の内壁とは空隙をあけて位置している。その結果、中軸50と主体金具20とは、絶縁されている。
Oリング55は、絶縁性の樹脂で構成される。Oリング55は、中軸50の外周であって、絶縁部材60の先端と接する位置に配される。Oリング55の外周は、主体金具20の内周面と接する。その結果、主体金具20の内壁と中軸50の外周との間の空隙は、後端部側においてOリング55によって気密に封止されている。
絶縁部材60は、主体金具20の後端部において、筒状の主体金具20の空隙内に一部を配されて、固定されている。絶縁部材60の後端部は、主体金具20から露出している。絶縁部材60は、中軸50を保持している。中軸50は、絶縁部材60を貫通している。その結果、中軸50の後端部は、主体金具20から露出している。主体金具20の外部に露出している中軸50の後端部には、端子70が接続される。
端子70は、導電性を有する素材で構成される。本実施形態において、端子70は、金属で形成される。端子70は、中軸50に固定されている。その結果、端子70は、中軸50と電気的に接続されている。一方、端子70と主体金具20の間には、絶縁部材60が介在する。このため、端子70と主体金具20は、絶縁されている。
端子70に接続されたプラグコードによって、端子70と主体金具20の間に電圧が印加されることにより、端子70、中軸50、リング45、発熱体42、外筒30、主体金具20に電流が流れ、発熱体42が発熱する。外筒30および主体金具20は、ディーゼルエンジンのシリンダーヘッドを介して接地されている。
(2)セラミックヒータ40の構造:
図2は、セラミックヒータ40の断面図である。図2において、外筒30を破線で示す。本明細書では、セラミックヒータ40において、燃焼室に露出される側の端を「先端」と呼ぶ。セラミックヒータ40において、中軸50に接続される側の端を「後端」と呼ぶ。図2において、セラミックヒータ40の先端を「Le4」で示す。セラミックヒータ40の後端を「Be4」で示す。
前述のように、セラミックヒータ40は、発熱体42と、基体部44とを備える。基体部44は絶縁体である。より具体的には、基体部44は、サイアロンで構成される。「サイアロン」とは、窒化ケイ素(Si34)のSi位置にAlが、N位置にOが置換固溶した窒化ケイ素系のセラミックスである。サイアロンは、化学式Si(6-Z)AlZZ(8-Z)で表される(0≦Z<4.2)。なお、前記化学式においてZ=0の場合は、窒化ケイ素(Si34)である。本明細書においては、説明を簡略化するために、Z=0の態様(すなわち、窒化ケイ素)を含めて、「サイアロン」と表記することがある。
本実施形態においては、セラミックヒータ40の基体部44が、窒化ケイ素(Si34)系のセラミックスで構成されているため、グロープラグ10は、1300℃以上の高温で燃焼室内を加熱することができる。また、グロープラグ10は、そのような高温への昇温の繰り返しに耐えうる。
基体部44の後端側に位置する部分442を構成するサイアロンは、基体部44の先端側に位置する部分441を構成するサイアロンよりも、そのZの値が大きい。なお、第1の部分について、第2の部分よりも「Zの値が小さい」か否かは、以下のように判断される。すなわち、第1の部分から無作為に選んだ5箇所以上の選択部分のZの値の平均値が、第2の部分から無作為に選んだ第1の部分の選択部分と同数の選択部分のZの値の平均値よりも、小さい場合に、第1の部分について第2の部分よりも「Zの値が小さい」ものとする。
基体部44の先端側の部分441を、以下では、基体部44の「先端側部分441」と呼ぶ。基体部44の後端側の部分442を、以下では、基体部44の「後端側部分442」と呼ぶ。グロープラグ10の中心軸Ac方向についての、基体部44における先端側部分441と後端側部分442の境界の位置を、図2において、DLで示す。
セラミックヒータ40は、基体部44の後端側部分442の一部Psにおいて、外筒30に囲まれて、支持されている。すなわち、後端側部分442は、先端側部分441よりも、セラミックヒータ40が外筒30に支持されている部分Psに近いといえる。また、先端側部分441は、外筒30から露出している。
サイアロンにおいて、Zの値が大きいということは、サイアロン中のAlやOの含有量が大きいということである。AlやOの含有量が大きいと、主としてSi34で構成されるサイアロンの結晶格子のひずみが大きくなる。その結果、サイアロンの熱伝導性が低くなる。
基体部44の先端側部分441は、後述する発熱体42の発熱部428による高熱にさらされる。しかし、基体部44の先端側部分441は、Zの値が小さく熱伝導性が高い素材で構成される。このため、基体部44の先端側部分441のうち、発熱部428に接している部分と、発熱部428から遠い部分との間における温度差が小さい。その結果、高熱にさらされる先端側部分441においても、クラックが生じにくく、かつクラックが伸展しにくい。
一方、後端側部分442に含まれる部分Psにおいて、セラミックヒータ40は、外筒30に支持されている。このため、セラミックヒータ40の熱は、後端側部分442の被支持部分Psから外筒30、主体金具20を介して、エンジンに流出する。しかし、基体部44の後端側部分442は、Zの値が大きく熱伝導性が低い素材で構成される。このため、先端側部分441の熱がエンジンに伝導しにくい。よって、本実施形態のような構成を備えない態様に比べて、同じ消費電力において、セラミックヒータ40は、より短時間で所定の温度に到達し得、また、より高い温度を維持し得る。
また、本実施形態においては、先端側部分441と後端側部分442の両方において、サイアロンを採用している。このため、両者のZの値を調整することで先端側部分441と後端側部分442の特性を調整することができる。このため、先端側部分441と後端側部分442において、異種の素材、たとえば、サイアロンとサイアロン系ではない素材とをそれぞれ使用する態様に比べて、先端側部分441と後端側部分442の境界において、クラックが生じにくく、クラックが伸展しにくいように、先端側部分441と後端側部分442を設計することが容易である。
発熱体42は基体部44内に保持されている。発熱体42は、炭化タングステン、酸化エルビウム(Er23)、および酸化ケイ素(SiO2)を含む素材中にサイアロンの粒子が配された構造を有する。構成要素の組成比や、サイアロンの粒子の大きさを調整することにより、発熱体42の抵抗率を調整することができる。発熱体42は、たとえば、55〜70質量%の炭化タングステンと、28〜35質量%のサイアロンと、2〜10質量%の酸化エルビウム(Er23)および酸化ケイ素(SiO2)と、を含む構成とすることができる。
発熱体42は、一対の導電部424,426と、発熱部428とを備える。一対の導電部424,426は、グロープラグ10の中心軸Acの方向に沿って伸びている。導電部424の一部425は、基体部44から露出している。露出部分425は、リング45を介して中軸50と電気的に接続される。導電部426の一部427は、基体部44から露出している。露出部分427は、外筒30と電気的に接続される。中心軸Acに垂直な面における導電部424,426の断面積の大きさは、露出部分425,427を除いて、一定である。なお、導電部424,426の断面積の大きさは、基体部44の断面積よりも小さい。
発熱部428は、一対の導電部424,426を、それらの先端において接続している。発熱部428は、中心軸Acに垂直な面における断面積の大きさが導電部424,426と同じである部分と、導電部424,426よりも小さい部分とを備える。一対の導電部424,426と接続されている端部において、発熱部428の断面積は、導電部424,426との断面積と同じである。発熱部428は、先端Le4近傍において、もっとも断面積の小さい二つの部分429を有する。通電時には、発熱部428は、この部分429において、最も高温となる。
発熱体42の後端側に位置する部分422に含まれるサイアロンは、発熱体42の先端側に位置する部分421に含まれるサイアロンよりも、そのZの値が大きい。発熱体42の先端側の部分421を、以下では、発熱体42の「先端側部分421」と呼ぶ。発熱体42の後端側の部分422を、以下では、発熱体42の「後端側部分422」と呼ぶ。発熱体42における先端側部分421と後端側部分422の境界の位置は、基体部44における先端側部分441と後端側部分442の境界の位置DLと一致している。セラミックヒータ40は、基体部44の後端側部分442の一部Psにおいて、外筒30に支持されている。このため、発熱体42の後端側部分422は、発熱体42の先端側部分421よりも、セラミックヒータ40が外筒30に支持されている部分Psに近いといえる。
なお、本実施形態においては、発熱部428は、先端側部分421と一致する。導電部424,426は、後端側部分422と一致する。すなわち、導電部424,426に含まれるサイアロンのZの値は、発熱部428に含まれるサイアロンのZの値よりも大きい。そして、通電時に最も高温となる部分429は、先端側部分421に含まれる。
発熱体42の先端側部分421は、発熱部428の断面積が最も小さい部分429においてもっとも高温となる。しかし、発熱体42の先端側部分421は、Zの値が小さく熱伝導性が高いサイアロンを含むように構成される。このため、発熱体42の先端側部分421のうち、発熱部428と、発熱部428から遠い部分との間における温度差が小さい。その結果、高温となる先端側部分421においても、クラックが生じにくく、かつクラックが伸展しにくい。
一方、後端側部分422の一部Psにおいて、セラミックヒータ40は、外筒30に支持され、中軸50に接続されている。このため、セラミックヒータ40の熱は、後端側部分422から外筒30、主体金具20を介して、また、中軸50、絶縁部材60、主体金具20を介して、エンジンに流出する。しかし、発熱体42の後端側部分422は、Zの値が大きく熱伝導性が低いサイアロンを含むように構成される。このため、先端側部分421の熱がエンジンに伝導しにくい。よって、本実施形態のような構成を備えない態様に比べて、同じ消費電力において、セラミックヒータ40は、より短時間で所定の温度に到達し得、また、より高い温度を維持し得る。
また、本実施形態においては、いずれも窒化ケイ素系セラミックで構成される先端側部分421および後端側部分422について、それぞれ適切なZの値を設定することにより、高い効率を有し、かつ、発熱体42の先端側部分421および後端側部分422の間で断線が起こりにくいセラミックヒータ10を構成することができる。
なお、発熱体42における先端側部分421と後端側部分422の境界の位置であり、基体部44における先端側部分441と後端側部分442の境界の位置である、位置DLは、セラミックヒータ40の軸方向について、以下のような場所にある。すなわち、通電時に、セラミックヒータ40の表面の温度のうち最も高い温度を有する地点Pt1の温度が1200℃で飽和する電圧をセラミックヒータ40に印加した場合に、セラミックヒータ40の表面において、地点Ptから後端Be4(後端側部分422,442)に向かう向きD1に沿って並ぶ地点のうち、最初に表面温度が600℃以下になる地点Pt2と、地点Pt1と、の間に、位置DLは位置する。なお、図2に示す向きD1は、先端側部分421から後端側部分422に向かう向き、または先端側部分441から後端側部分442に向かう向きとして、把握することもできる。
このような態様とすることにより、サイアロンのZの値が切り替わる境界DLを、最高温度の地点Pt1よりも後端側に配することができる。そして、最高温度よりも十分に温度が低い地点Pt2からサイアロンのZの値が切り替わる境界DLまでの間に所定の距離をおくことができる。このため、セラミックヒータ40からエンジンへの熱の流出を、後端側部分442,422において、十分、低減することができる。
なお、本実施形態の先端側部分421,441が、「課題を解決するための手段」における「第1の部分」に相当する。後端側部分422,442が、「第2の部分」に相当する。地点Pt1が「第1の地点」に相当する。地点Pt2が「第2の地点」に相当する。
B.実施例:
セラミックヒータ40について、基体部44の先端側部分441および後端側部分442と、発熱体42の先端側部分421および後端側部分422と、のサイアロンのZの値を様々に変更して、消費電力と、耐久性について評価した。実験結果を表1に示す。
Figure 0006360341
実施例1〜5においては、基体部44の後端側部分442のZの値は、基体部44の先端側部分441のZの値以上である。また、実施例1〜5においては、発熱体42の後端側部分422のZの値は、発熱体42の先端側部分422のZの値以上である。そして、実施例1〜3,5においては、基体部44の後端側部分442のZの値は、0.17以上である。実施例4,5においては、発熱体42の後端側部分422のZの値は、0.31以上である。
比較例1〜8においては、基体部44の後端側部分442のZの値は、基体部44の先端側部分441のZの値以下である。また、比較例1〜8においては、発熱体42の後端側部分422のZの値は、発熱体42の先端側部分422のZの値以下である。上記各部のサイアロンのZの値以外の点は、各実施例および比較例のセラミックヒータの構成は同じである。
消費電力については、各セラミックヒータについて、セラミックヒータの表面の温度のうち最も高い温度を有する地点Pt1の温度が1200℃となる一定の電圧を印加した場合に、消費される電力で評価した。そして、基体部44の先端側部分441および後端側部分442、ならびに発熱体42の先端側部分421および後端側部分422のいずれについても、サイアロンのZの値を0に設定した比較例1に対する消費電力の改善率を計算した。
また、耐久性については、セラミックヒータの表面の温度のうち最も高い温度を有する地点の温度が1350℃となる一定の電圧を印加することとし、1分間の通電と、30秒間の通電停止とを、繰り返し行った。なお、30秒間の通電停止の際には、セラミックヒータに対して、圧縮空気による冷却を行った。そして、セラミックヒータの室温抵抗値を測定し、室温抵抗値が10%以上変化したサイクル数が5万サイクル未満であったセラミックヒータについては、表1において×を付した。セラミックヒータの室温抵抗値が10%以上変化したサイクル数が5万サイクル以上10万サイクル未満であったセラミックヒータについては、表1において△を付した。通電と通電停止を10万回繰り返しても、セラミックヒータの室温抵抗値が10%以上変化しなかったセラミックヒータについては、表1において○を付した。
なお、本実施例においては、各部のサイアロンのZの値以外の点は、互いに構成が等しい実施例および比較例を用意した。そして、それらについて、上記の基準値(5万回および10万回)に基づいて耐久性の評価を3段階で評価した。セラミックヒータが本実施例において採用された構成以外の構成を備える場合にも、各部のサイアロンのZの値以外の点を同一として、サンプルを用意し、適切に基準値を設定すれば、耐久性についての3段階評価において、本実施例と同様のZの値について、好ましい評価となると考えられる。
総合判定は、表2に従って行った。すなわち、電力改善率が10%以上で、かつ耐久性が○であるセラミックヒータについては、◎とした。電力改善率が4%以上10%未満で、かつ耐久性が○であるセラミックヒータについては、○とした。電力改善率が4%未満で、かつ耐久性が○であるものについては、△とした。電力改善率が4%以上で、かつ耐久性が△であるセラミックヒータについては、△とした。他の評価のセラミックヒータについては、×とした。
Figure 0006360341
表1より、消費電力については、実施例1〜5ならびに比較例3〜6,8が優れており、実施例2,3,5ならびに比較例3,5,6が、特に優れていることが分かる。耐久性については、実施例1〜5ならびに比較例1〜3、7,8が優れており、実施例1〜5が、特に優れていることが分かる。その結果、総合判定は、実施例1〜5が優れており、実施例2,3,5が特に優れていることが分かる。
C.変形例:
C1.変形例1:
上記実施形態においては、発熱体42は、基体部44内に保持される。そして、発熱体42の断面積の大きさは、基体部44の断面積よりも小さい。しかし、セラミックヒータは、そのような態様に限られない。発熱体の断面積の大きさが、基体部の断面積よりも大きい態様とすることもできる。また、すなわち、発熱体は、セラミックヒータの表面に位置する発熱部と;発熱部と接続され、基体部を挟んでセラミックヒータ内部に位置する導電部と、を備える態様とすることもできる。
C2.変形例2:
上記実施形態の発熱体42においては、発熱部428は、先端側部分421と一致する。導電部424,426は、後端側部分422と一致する。しかし、本発明はそのような態様には限られない。すなわち、発熱部428と導電部424,426の境界は、先端側部分421と後端側部分422の境界DLよりも、先端側にあってもよいし、後端側にあってもよい。
C3.変形例3:
上記実施例においては、発熱体42および基体部44は、サイアロンのZの値が異なる部分の境界は一致している。しかし、発熱体において異なるZの値を有するサイアロンを含んで構成される部分の境界と、基体部において異なるZの値を有するサイアロンで構成される部分の境界とは、一致していなくともよい。すなわち、発熱体において異なるZの値を有するサイアロンを含んで構成される部分の境界は、基体部において異なるZの値を有するサイアロンで構成される部分の境界よりも先端側にあってもよいし、後端側にあってもよい。
C4.変形例4:
上記実施形態においては、発熱体42の先端側部分421、発熱体42の後端側部分422、基体部44の先端側部分441、基体部44の後端側部分442は、それぞれZの値が一定値であるサイアロンで構成される。しかし、発熱体と基体部との少なくとも一方は、先端側部分から後端側部分に向かう方向に沿って、Zの値が大きくなるように構成される態様とすることもできる。
C5.変形例5:
上記実施形態においては、発熱体42および基体部44は、サイアロンのZの値が異なる部分として、先端側と後端側の二つの部分を有する。しかし、発熱体は、サイアロンのZの値が異なる3個以上の部分を備えていてもよい。基体部も、サイアロンのZの値が異なる3個以上の部分を備えていてもよい。また、発熱体および基体部のうち一方は、サイアロンのZの値が、セラミックヒータの軸方向について一定であり、第1の部分と第2の部分とを備えない態様であってもよい。
C6.変形例6:
上記実施例においては、基体部44は、サイアロンで構成される。しかし、基体部は、サイアロンに加えて、焼結助剤として、希土類酸化物(たとえば、イッテルビウム(Yb)酸化物、エルビウム(Er)酸化物など)と、アルミニウム(Al)酸化物とを含むこともできる。
また、上記実施例においては、発熱体42は、55〜70質量%の炭化タングステンと、28〜35質量%のサイアロンと、2〜10質量%の酸化エルビウム(Er23)および酸化ケイ素(SiO2)と、を含む構成である。しかし、発熱体は、二ケイ化モリブデン(MoSi2)から主になる組成物であってもよい。なお、本明細書において「Xを主成分とする」または「Xから主になる」とは、全組成中に含まれる各成分のうちXの割合(質量%)が最も大きいことを意味する。
C7.変形例7:
上記実施形態においては、セラミックヒータ40は、基体部44の後端側部分442の一部Psにおいて、外筒30に支持されている。しかし、セラミックヒータは、後端側部分以外の部分において、外筒30に支持される態様とすることもできる。ただし、基体部の先端側部分よりも後端側部分に近い部位において、支持されることが好ましい。なお、セラミックヒータの被支持部分と、基体部の先端側部分との距離は、セラミックヒータの被支持部分と、基体部の先端側部分との間の最も近い部分同士の距離とする。セラミックヒータの被支持部分と、基体部の後端側部分との距離は、セラミックヒータの被支持部分と、基体部の後端側部分との間の最も近い部分同士の距離とする。なお、基体部の先端側部分とセラミックヒータの被支持部分との間に基体部の後端側部分が位置することが好ましい。
C8.変形例8:
先端側部分と後端側部分が互いに接続され、それぞれ一定のZの値を有する窒化ケイ素またはサイアロンで構成される態様においては、先端側部分と後端側部分の接続部分において組成がステップ状に変化する。このため、先端側部分と後端側部分のZの値が適切ではない場合、先端側部分と後端側部分の接続部分においてクラックが生じる可能性がある。しかし、先端側部分から後端側部分に向かう方向に沿って徐々にZの値が大きくなるように構成される態様とすれば、クラックが生じる可能性を低くすることができる。たとえば、後端側部分のZ値が先端側部分のZ値よりも大きいように、後端側部分および先端側部分を構成しつつ、以下のような構成を有する態様とすることができる。すなわち、先端側部分内において、Zの値が先端側部分から後端側部分に向かう方向に沿って徐々に大きくなり、後端側部分内においても、Zの値が先端側部分から後端側部分に向かう方向に沿って徐々に大きくなる態様とすることができる。このような態様とすれば、先端側部分と後端側部分の接続部分におけるZ値の差を小さくすることができる。なお、先端側部分内および後端側部分内のZの値の変化は、ステップ状でもよいし、連続的な変化でもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…グロープラグ
20…主体金具
30…外筒
40…セラミックヒータ
42…発熱体
44…基体部
45…リング
50…中軸
55…Oリング
60…絶縁部材
70…端子
421…発熱体42の先端側部分
422…発熱体42の後端側部分
424,426…導電部
425,427…露出部分
428…発熱部
429…断面積の小さい部分
441…基体部44の先端側部分
442…基体部44の後端側部分
Ac…ロープラグ10の中心軸
Be1…グロープラグ10の後端
Be4…セラミックヒータ40の後端
DL…先端側部分441,421と後端側部分442,422の境界の位置
Le1…グロープラグ10の先端
Le4…セラミックヒータ40の先端
Ps…セラミックヒータ40が外筒30に保持される部分

Claims (9)

  1. 通電によって発熱する発熱体と、前記発熱体を保持する絶縁性の基体部と、を備えるセラミックヒータであって、
    Si6-ZAlZZ8-Z(0≦Z<4.2)で表される窒化ケイ素またはサイアロンを含み、
    前記発熱体と前記基体部との少なくとも一方は、
    第1の部分と、前記第1の部分よりも前記セラミックヒータが他の構造に支持される部分に近い第2の部分と、を備え、
    前記第2の部分は、前記第1の部分よりも前記Zの値が大きく、
    前記発熱体が、前記第1および第2の部分を備えるセラミックヒータ。
  2. 通電によって発熱する発熱体と、前記発熱体を保持する絶縁性の基体部と、を備えるセラミックヒータであって、
    Si6-ZAlZZ8-Z(0≦Z<4.2)で表される窒化ケイ素またはサイアロンを含み、
    前記発熱体と前記基体部との少なくとも一方は、
    第1の部分と、前記第1の部分よりも前記セラミックヒータが他の構造に支持される部分に近い第2の部分と、を備え、
    前記第2の部分は、前記第1の部分よりも前記Zの値が大きく、
    前記発熱体および前記基体部が、それぞれ前記第1および第2の部分を備えるセラミックヒータ。
  3. 請求項1または記載のセラミックヒータであって、
    前記第1および第2の部分を備える前記発熱体と前記基体部との少なくとも一方は、前記第1の部分から前記第2の部分に向かう方向に沿って、前記Zの値が大きくなるように構成される、セラミックヒータ。
  4. 請求項〜3のいずれか1項に記載のセラミックヒータであって、
    前記セラミックヒータでもっとも温度が高くなる第1の地点の表面温度が1200℃以上で飽和する電圧を印加した作動時に、
    前記第1の部分と前記第2の部分の境界は、前記第1の地点と、前記第1の地点から前記第2の部分に向かう方向に向かって最初に表面温度が600℃以下になる第2の地点と、の間に位置するように構成される、セラミックヒータ。
  5. 通電によって発熱する発熱体と、前記発熱体を保持する絶縁性の基体部と、を備えるセラミックヒータであって、
    Si6-ZAlZZ8-Z(0≦Z<4.2)で表される窒化ケイ素またはサイアロンを含み、
    前記発熱体と前記基体部との少なくとも一方は、
    第1の部分と、前記第1の部分よりも前記セラミックヒータが他の構造に支持される部分に近い第2の部分と、を備え、
    前記第2の部分は、前記第1の部分よりも前記Zの値が大きく、
    前記基体部が、前記第1および第2の部分を備え、
    前記基体部の後端における前記Zの値は0.17以上である、セラミックヒータ。
  6. 請求項1のいずれか1項に記載のセラミックヒータであって、
    前記発熱体の後端における前記Zの値は0.31以上である、セラミックヒータ。
  7. 請求項2、または請求項2に従属する請求項3もしくは4に記載のセラミックヒータであって、
    前記基体部の後端における前記Zの値は0.17以上であり、
    前記発熱体の後端における前記Zの値は0.31以上である、セラミックヒータ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のセラミックヒータであって、
    前記第1の部分は、前記第2の部分よりも、前記セラミックヒータの軸の方向について先端側に位置する、セラミックヒータ。
  9. グロープラグであって、
    請求項のいずれか1項に記載のセラミックヒータと、
    前記セラミックヒータを支持する前記他の構造としての金属外筒であって、前記第2の部分の一部を囲む金属外筒と、を備え、
    前記第1の部分は前記金属外筒から露出している、グロープラグ。
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