JP2007046898A - セラミックグロープラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】金属外筒から露出したセラミック部分の曲げ強度が強く、かつ、速熱性に優れ、さらに燃焼気流を乱すことの少ないセラミックグロープラグを提供する。
【解決手段】セラミックヒータ素子4の金属外筒3から先端側に露出した部分の直径に径差を設けて2段となるように、基体セラミック11が金属外筒3から露出した付近の基径D1より基体セラミック11の先端近傍の先端径D2が細くなるようにした。
【選択図】図2
【解決手段】セラミックヒータ素子4の金属外筒3から先端側に露出した部分の直径に径差を設けて2段となるように、基体セラミック11が金属外筒3から露出した付近の基径D1より基体セラミック11の先端近傍の先端径D2が細くなるようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、ディーゼルエンジンの始動時に着火源として用いられるグロープラグに関し、特に発熱体をセラミックの中に埋設し一体に焼結したセラミックグロープラグに関する。
従来実用化されているセラミックグロープラグは、例えば特開昭59−231322号公報に記載されているように、タングステン(W)等の細線からなる発熱線コイルとリード線とを接続したものを窒化珪素(Si3N4)等の粉末中に埋設し焼結成形してセラミックヒータ素子としたものであった。この種のセラミックグロープラグは金属発熱線コイルの作製に手間と費用がかかり、コスト高になるという問題点があった。
そこで、特開平9−14659号公報に記載されているように、金属線からなる発熱線コイルの代わりに、タングステン(W)合金等の導電材料の粉末と窒化珪素(Si3N4)の粉末を混合したものを成形してセラミック発熱体とし、基体セラミックとなる窒化珪素(Si3N4)と共に焼結成形してセラミックヒータ素子としたものが研究されている。この種のセラミックグロープラグではセラミック発熱体を埋設した基体セラミックを円柱形状に形成し、その側周を金属外筒で支持すると共に基体セラミックの先端部を露出させ、燃焼室に曝して先端部を着火源とするものであった。そして、円柱形状の基体セラミックは金属外筒に覆われた根本部分も燃焼室に曝される先端部分も同じ外径にしたものであった。
しかしながら、根本部分も先端部分も同じ外径のストレートの基体セラミックでは基体セラミックの外径が太くなりがちであった。これは、セラミックヒータ素子の先端すなわち基体セラミックの先端はディーゼルエンジンの燃焼室に曝され激しい燃焼気流に曝される。このため、基体セラミックの先端部には燃焼室の気流による曲げ抗圧荷重が掛かる。基体セラミックの金属外筒から露出したセラミック露出部分は、この曲げ抗圧荷重をセラミック自体の強度により支えなければならない。このため、基体セラミックの外径は曲げ抗圧強度を強くするため太くなりがちであった。
基体セラミックの外径が太くなると、第1に基体セラミック先端部の熱容量が大きくなることから、第2にセラミック発熱体から基体セラミック表面までの肉厚が厚くなることから、セラミックグロープラグの昇温特性のうち速熱性が悪くなるという問題点があった。ここで速熱性とはグロープラグに電圧が印加されてから先端部がいかに早く始動可能となる目安の温度(800℃)に達するかという特性である。また、燃焼室に突き出したセラミックグロープラグの先端部はディーゼルエンジンの始動時にのみ必要であり始動時以外は燃焼室の燃焼気流を乱す邪魔物になる。従って、基体セラミックの外径は細ければ細いほど好ましく、太い基体セラミックは燃焼気流を乱すという問題点があった。
そこで、本発明は、金属外筒から露出したセラミック部分の曲げ強度が強く、かつ、昇温特性の速熱性に優れ、さらに先端部が小さく燃焼気流を乱すことの少ない、優れたセラミックグロープラグを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のうち請求項1記載の発明は、主体金具と、その主体金具に保持された金属外筒と、その金属外筒に外周部を保持されて先端部を露出させ略円柱状をした電気絶縁物からなる基体セラミックと、その基体セラミック中に埋設されて通電により発熱するセラミック発熱体と、を備えるセラミックグロープラグにおいて、前記基体セラミックが金属外筒から露出した付近の基体セラミックの直径(以下基径D1と称す)より基体セラミックの先端近傍の直径(以下先端径D2と称す)が細くなるように(D1>D2)形成されていることを特徴とする。
このように形成すると、金属外筒から露出した基体セラミックに掛かる曲げ荷重による応力が集中する部分である金属外筒の端縁近傍の基体セラミックの径は基径D1であり、太い。このため、曲げ荷重に強くなる。そして、基体セラミックの先端部はその径が先端径D2であり、細い。このため、セラミック発熱体から基体セラミック表面までの肉厚が薄くなり、また、先端部が細いだけその熱容量が小さくなり、昇温特性の速熱性が良くなる。さらに、基体セラミックの先端部が細く小さいため、燃焼室の燃焼気流を乱す度合いが小さくなる。
ここで、請求項2記載の発明のように、前記基体セラミックが、前記基径D1の部分から前記先端径D2の部分へ移行する径差のある部分が滑らかな曲線で形成されていることを特徴とすることができる。このように形成すると、径差のある部分への曲げ荷重による応力集中が緩和されるから、より曲げ荷重に強くなる。また、熱傾斜の集中も緩和され、耐久性に優れる。
ここで、請求項3記載の発明のように、前記基体セラミックの基径D1が、3.35mm以上あることを特徴とすることができる。このように形成すると、実際のディーゼルエンジンの燃焼室で発生する燃焼気流による曲げ荷重に充分耐え、実用的に充分耐久性のあるセラミックグロープラグを提供することができる。
ここで、請求項4記載の発明のように、前記基体セラミックの先端径D2が、基径D1以下であり、かつ、3.30≦D2≦3.50、(単位はmm)であることを特徴とすることができる。このように形成すると、基体セラミックの先端部の実用的な強度を確保しながら、昇温特性の速熱性を良好に保つことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照し説明する。図1は本発明に係るセラミックグロープラグの部分断面図である。セラミックグロープラグ1の主体金具2は低炭素鋼で構成され、プラグレンチと嵌合する6角形部2Aと、シリンダヘッドに螺合するねじ部2Bとを備えている。主体金具2の先端には燃焼室との密閉を図るシート面2Cが形成されている。主体金具2の先端から図面下方に突出してステンレス材(SUS)からなる金属外筒(スリーブ)3が配設されている。その金属外筒3に保護されて略円柱形状で先端が半球状のセラミックヒータ素子4が配設され、その先端部を金属外筒3から図面下方に露出させている。金属外筒3は主体金具2にロウ付け固着され、セラミックヒータ素子4は金属外筒3にロウ付け固着されている。
主体金具2の後退側(図面上部)には低炭素鋼からなる中軸5が配設されている。中軸5はセラミックグロープラグ1の電極となる部材であり、その上部にねじ部5Aが形成されている。中軸5はガラスシール材6により主体金具2の中心に位置するようにされ、絶縁体7を介してナット8により固定されている。中軸5とセラミックヒータ素子4とはリードコイル9により電気的に接続されている。
図2はセラミックグロープラグ1の先端部を拡大して示し、特に、セラミックヒータ素子4の内部構造を示す断面図である。セラミックヒータ素子4は略円柱形状をした電気絶縁体である基体セラミック11の中に、U字形状をしたセラミック発熱体12と、そのセラミック発熱体の両端に嵌合された第1及び第2のリード線13,14が埋設されている。第1のリード線13は基体セラミック11の上端近傍の側周に露出し、リードコイル9にロウ付けされる。第2のリード線14は基体セラミック11の中程の側周に露出し、金属外筒3にロウ付けされる。
従って、中軸5に電圧(通常+11V程度)を印加すると電流は、中軸5、リードコイル9、第1のリード線13、セラミック発熱体12、第2のリード線14、金属外筒3、主体金具2と流れ接地される。この電流によりU字形状をしたセラミック発熱体12の先端部が強く発熱し基体セラミック11の先端部を加熱する。
セラミックヒータ素子4の構成についてさらに詳細に説明する。セラミックヒータ素子4の本体となる基体セラミック11には電気絶縁体である窒化珪素(Si3N4)の焼成体を用いる。セラミック発熱体12には導電材料であるタングステンカーバイト(WC)と窒化珪素(Si3N4)との混合物を焼結したものを用いる。リード線13,14には耐熱性のある純タングステン(W)線を用いる。
セラミックヒータ素子4の製造方法について簡単に説明する。
工程1、タングステンカーバイト(WC)等の導電材料に規定量の窒化珪素(Si3N4)及び焼結助剤を添加し、湿式にて72Hr混合粉砕を行う。
工程2、その泥漿を乾燥後、粉末状態とし、混練機中にその粉末及び成形補助バインダーを投入し、4Hr混練する。
工程3、その混練した導電材料をペレット状に裁断し、射出成形機に投入してインサート成形のようにしてリード線13,14が嵌合したセラミック発熱体12を成形する。
工程4、基体セラミックの材料となる窒化珪素(Si3N4)に焼結助剤を添加し、40Hr湿式にて混合粉砕した後、噴霧乾燥により造粒粉末とする。
工程5、上記工程4で得られた粉末中に工程3で得られたリード線13,14が嵌合したセラミック発熱体12を埋没し、一体プレスする。
工程6、上記の一体プレス品をホットプレス法により焼成する。
工程7、上記の焼成体を円柱形状に研磨し、先端側を半球状にR研磨し、セラミックヒータ素子4とする。このとき、上記焼成体のうち金属外筒3に覆われる部分及び金属外筒3から露出した付近に相当する部分の直径D1より先端側の部分の直径D2が縮径されて径差ができるように先端部をより細く研磨する。そして、径差のある部分Rが滑らかな曲線を形成するよう研磨する。
工程1、タングステンカーバイト(WC)等の導電材料に規定量の窒化珪素(Si3N4)及び焼結助剤を添加し、湿式にて72Hr混合粉砕を行う。
工程2、その泥漿を乾燥後、粉末状態とし、混練機中にその粉末及び成形補助バインダーを投入し、4Hr混練する。
工程3、その混練した導電材料をペレット状に裁断し、射出成形機に投入してインサート成形のようにしてリード線13,14が嵌合したセラミック発熱体12を成形する。
工程4、基体セラミックの材料となる窒化珪素(Si3N4)に焼結助剤を添加し、40Hr湿式にて混合粉砕した後、噴霧乾燥により造粒粉末とする。
工程5、上記工程4で得られた粉末中に工程3で得られたリード線13,14が嵌合したセラミック発熱体12を埋没し、一体プレスする。
工程6、上記の一体プレス品をホットプレス法により焼成する。
工程7、上記の焼成体を円柱形状に研磨し、先端側を半球状にR研磨し、セラミックヒータ素子4とする。このとき、上記焼成体のうち金属外筒3に覆われる部分及び金属外筒3から露出した付近に相当する部分の直径D1より先端側の部分の直径D2が縮径されて径差ができるように先端部をより細く研磨する。そして、径差のある部分Rが滑らかな曲線を形成するよう研磨する。
図2を参照し、上記のように製造されたセラミックヒータ素子4を用いたセラミックグロープラグ1では、基体セラミック11が金属外筒3から露出したセラミック露出部分は、金属外筒3付近の金属外筒3の内径と等しい直径(基径D1)を持つ部分と、より先端側で縮径されやや細い直径(先端径D2)を持つ部分とがある。基径D1部分の長さL1は、L1=3.0、(単位はmm以下同じ)であり、先端径D2部分の長さL2は、L2=6.0、である。従って、セラミック露出長L3は、L3=9.0、である。基径D1部分から先端径D2部分へ移行する径差のある部分Rは滑らかな曲線で形成され、階段状にならないようにRがつけられている。先端径D2部分の基体セラミック11の肉厚T(基体セラミックの表面からセラミック発熱体12までの距離)は基径D1部分の肉厚に比べて薄くなるように作られている。基径D1は、D1=3.30〜3.50、の種々のものを用意し、先端径D2は、D2=3.30、から基径D1までの種々のものを用意した。
図3は上記で用意した種々の基径D1及び先端径D2を有するセラミックグロープラグ1での、セラミックヒータ素子4の素子径(先端径D2)と曲げ荷重に対する抗圧強度との関係を示すグラフ図である。抗圧強度はセラミックヒータ素子4を金属外筒3に組み込んだ状態でセラミックヒータ4の先端すなわち基体セラミック11の先端に曲げ荷重を加え、セラミックヒータ素子4が折損した時の荷重をKgfで表した。グラフ図の縦軸は抗圧強度であり、単位はKgfである。横軸は先端径D2であり、単位はmmである。
図中で記号□でプロットし、破線Dにより示されるデータは、D1=D2,すなわち基径D1と先端径D2が等しく先端部が縮径されていない従来のストレートのセラミックヒータ素子でその径を変えていった時のもので、対比のためのデータである。破線Dのデータによれば、素子径(先端径D2)が3,50mmから3.30mmまで細くなるだけで、抗圧強度は55.0Kgfから31.0Kgfまで大幅に低下している。
これに対して、図中で記号○でプロットし、直線Aにより示されるデータは、基径D1が、D1=3.50、のものである。直線Aのデータによれば、先端径D2を3.40,3.35,3.30と細くしていっても抗圧強度の低下は55.0Kgfから54.0Kgfまでの僅少の低下に止まっている。図中で記号△でプロットし直線Bにより示されるデータは基径D1が、D1=3.40、のものであり、記号◇でプロットし直線Cにより示されるデータは基径D1が、D1=3.35,のものである。いずれのデータも先端径D2の減少に伴う抗圧強度の低下は僅少であり、従来例の破線Dのデータと大きな隔たりを示している。
本発明品に係るデータを示す直線A,B、Cの勾配が破線Dの勾配に比べてはるかに緩いことは、先端径D2が細くても長さL1=3.0mmの基径D1部分の存在によりセラミックヒータ素子4が強い抗圧強度を持つに至ったことを示している。このことは、本発明の効果である先端部の径が小さくとも金属外筒から露出したセラミック部分の曲げ強度が強いという特徴を如実に示すものである。
次に、基体セラミック11の基径D1は最低限どの程度必要かについて検討する。実際のディーゼルエンジンにセラミック露出長L3=11.0mmのものを装着し実機耐久試験を行った結果、セラミックヒータ素子の折損が発生した。このときの推定抗圧荷重は30Kgfであった。この対策として抗圧強度が35Kgfのものを用いたところ問題は発生しなかった。以上のことから抗圧強度が35Kgf以上のセラミックグロープラグを用いれば実際のエンジンで問題が生じないと考えられる。抗圧強度が35Kgf以上という条件を図3のグラフ図から見れば、直線Cのデータから、基径D1は3.35mm以上あることが望ましい。この結論は請求項3の発明を支持するものである。
図4はセラミックヒータ素子4の素子径(先端径D2)と温度係数との関係を示すグラフ図である。ここで温度係数とはグロープラグの速熱性を評価するためこの明細書で仮に定義した係数であり、通電開始後5秒経過時の先端温度と40秒経過時の先端温度との比(5秒時温度/40秒時温度)をいう。5秒時温度はグロープラグの先端が昇温途中の温度であり、これに対して40秒時温度はほぼ飽和温度に達した温度である。従って、上記で定義した温度係数が1.0に近いほど素早く昇温する速熱性に優れたグロープラグといえる。
図4は基径D1が、D1=3.50,のセラミックグロープラグでのデータをプロットしたものであり、横軸は先端径D2で単位はmm、縦軸は上記で定義した温度係数である。データはほぼ直線に乗り、先端径D2が細くなるほど高い温度係数を示している。このように、先端径D2が小さくなるほど高い温度係数を示すのは、先端径D2が小さいほど基体セラミック11の肉厚Tが薄くなりセラミック発熱体12の温度が素早く基体セラミック11の表面に伝わることと、先端径D2が小さいほどセラミックヒータ素子4の先端部の容積が小さくなりそれだけ熱容量が小さくなるためであると考えられる。
図3及び図4のデータからセラミックヒータ素子4の先端径D2は、3.30≦D2≦3.50、であることが望ましい。先端径D2が3.30mm未満になると図3の直線Cのデータから抗圧強度が35Kgfに近づき、製品のバラツキによってはセラミックヒータ素子4の折損を懸念しなければならなくなる。また、基体セラミック11の肉厚Tが余りに薄くなると燃料腐食(高温での使用による燃料によるセラミックの腐食)に対しての余裕度が無くなり好ましくない。一方、先端径D2が3.50mmを超過すると図4のデータから上記温度係数が0.86を下回り、速熱性に欠けたセラミックグロープラグになる。速熱性に欠けたグロープラグを急速昇温させるためには飽和温度を高くしなければならず、飽和温度を高くするとセラミックグロープラグの耐久性が低下する。従って、先端径D2は、3.30≦D2≦3.50、であることが望ましい。この結論は請求項4の発明を支持するものである。
なお、セラミックヒータ素子4を径差のある2段構造とせず、従来のストレートの形状のまま、基体セラミック11の肉厚Tを全長にわたって薄くして昇温特性の速熱性を良くしようとしても問題が生ずる点について触れておく。基体セラミック11の削り代を大きくして肉厚Tを薄くしようとするとセラミックヒータ素子4の径が細くなり、図3の破線Dで示すように素子の抗圧強度が急激に低下して強度が確保できなくなる。また、セラミックヒータ素子4の径を維持し抗圧強度を確保して肉厚Tのみを薄くすれば、速熱性は達成できるかも知れないが、素子の先端径は大きいままであり、燃焼室の燃焼気流を乱すという問題点は残ったままである。従って、本発明のようにセラミックヒータ素子4を径差のある2段構造とすることが好ましいのである。
以上説明したように、本発明は、セラミックヒータ素子の金属外筒から先端側に露出した部分の直径に径差を設けて2段となるように、基体セラミックが金属外筒から露出した付近の基径D1より基体セラミックの先端近傍の先端径D2が細くなるように(D1>D2)形成したものであるから、金属外筒から露出したセラミック部分の曲げ強度が強く、かつ、先端部の昇温特性の速熱性に優れるという優れた効果がある。また、先端径D2を小さくできるからセラミックヒータ素子の先端部を小さくでき、燃焼室の燃焼気流の乱れが少なくなるという効果がある。
1 セラミックグロープラグ
2 主体金具
3 金属外筒
4 セラミックヒータ素子
11 基体セラミック
12 セラミック発熱体
D1 基径
D2 先端径
R 径差部
T 肉厚
2 主体金具
3 金属外筒
4 セラミックヒータ素子
11 基体セラミック
12 セラミック発熱体
D1 基径
D2 先端径
R 径差部
T 肉厚
Claims (4)
- 主体金具と、その主体金具に保持された金属外筒と、その金属外筒に外周部を保持されて先端部を露出させ略円柱状をした電気絶縁物からなる基体セラミックと、その基体セラミック中に埋設されて通電により発熱するセラミック発熱体と、を備えるセラミックグロープラグにおいて、
前記基体セラミックが金属外筒から露出した付近の基体セラミックの直径(以下基径D1と称す)より基体セラミックの先端近傍の直径(以下先端径D2と称す)が細くなるように(D1>D2)形成されていることを特徴とするセラミックグロープラグ。 - 前記基体セラミックが、前記基径D1の部分から前記先端径D2の部分へ移行する径差のある部分が滑らかな曲線で形成されていることを特徴とする請求項1記載のセラミックグロープラグ。
- 前記基体セラミックの基径D1が、3.35mm以上あることを特徴とする請求項1又は2記載のセラミックグロープラグ。
- 前記基体セラミックの先端径D2が、基径D1以下であり、かつ、3.30≦D2≦3.50、(単位はmm)であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセラミックグロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006234556A JP2007046898A (ja) | 2006-08-03 | 2006-08-03 | セラミックグロープラグ |
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JP10306202A Division JP2000130755A (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | セラミックグロープラグ |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=37849843
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007046898A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009224317A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-10-01 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックヒータ及びグロープラグ |
JP2010073425A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックヒータ、グロープラグ、及び、内燃機関 |
KR101375989B1 (ko) * | 2008-02-20 | 2014-03-18 | 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 | 세라믹 히터 및 글로우 플러그 |
-
2006
- 2006-08-03 JP JP2006234556A patent/JP2007046898A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101375989B1 (ko) * | 2008-02-20 | 2014-03-18 | 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 | 세라믹 히터 및 글로우 플러그 |
JP2010073425A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミックヒータ、グロープラグ、及び、内燃機関 |
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