JP2019095108A - グロープラグ用セラミックヒータ及びグロープラグ - Google Patents

グロープラグ用セラミックヒータ及びグロープラグ Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で高い耐熱衝撃性を実現可能なセラミックヒータ及びセラミックグロープラグを提供する。【解決手段】本発明に係るグロープラグ1は、U字形に形成された発熱部12を有する導電性セラミックス11と、少なくとも発熱部12を覆う絶縁性セラミックス16と、を備える。絶縁性セラミックス16は、外側に膨らむ曲面を外周面16bに有する。発熱部12は、絶縁性セラミックス16の外周面16bに近接する外面12dと、その反対側の内面12eと、を有する。発熱部12の外面12dは、絶縁性セラミックス16の外周面16bに沿うように形成されており、発熱部12の内面12eは、平面であるまたは凹んでいる。【選択図】図2

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の始動補助として使用されるグロープラグ用のセラミックヒータ及び当該セラミックヒータを備えたグロープラグに関する。
ディーゼルエンジンの始動補助用に使用されるグロープラグとして、セラミックスヒータ型グロープラグが知られている。このようなセラミックスヒータ型グロープラグは、セラミックヒータを備えており、当該セラミックヒータは、発熱部を有する導電性セラミックスと、導電性セラミックスを覆う絶縁性セラミックスを有している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−334768号公報
従来のセラミックヒータの多くは、軸線方向に延在する一対の延在部と、前記一対の延在部の各々の端部に接続された湾曲部と、を有するU字形に形成されている発熱部を有する導電性セラミックスを備えている。その一対の延在部は、特許文献1の図8(d)に示されるように、軸線方向に垂直な断面が楕円形となるように形成されている。そして、その一対の延在部を絶縁性セラミックスが覆っている。このように一対の延在部の断面が楕円形の場合、絶縁性セラミックスの表面上において、発熱部に近い部分と遠い部分が存在することになる。このため、これらの部分の間で大きな温度差が生じ得る。
内燃機関始動フェーズ、特にコールドスタート時において、燃焼室内に浸入した水がセラミックヒータの表面に付着し、セラミックヒータの表面が急速に冷却される、いわゆる熱衝撃に曝されることがある。このとき、セラミックヒータの表面上に上記のような温度差が生じていると、表面が急冷された結果、セラミックヒータの内部で異なる熱膨張が生じ、ひいてはセラミックヒータの表面付近で大きさの異なる引張応力が生じる。このような異なる引張応力によるセラミックヒータの割れなどを防止すべく、絶縁性セラミックスのうち発熱部との間の薄肉部をあまり薄くすることができず、セラミックヒータの表面の温度を迅速に上昇させることができないなど、改善の余地があった。
そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で高い耐熱衝撃性を実現可能なセラミックヒータ及びセラミックグロープラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るセラミックヒータは、U字形に形成された発熱部を有する導電性セラミックスと、少なくとも発熱部を覆う絶縁性セラミックスと、を備え絶縁性セラミックスは、外側に膨らむ曲面を外面に有し、発熱部は、曲面に近接する外面と、その反対側の内面と、を有し、発熱部の外面は、曲面に沿うように形成されており、発熱部の内面は、平面であるまたは凹んでいる。
これにより、絶縁性セラミックスにおける、外周面と発熱部の外面との間の薄肉部において温度を均一にすることができ、燃焼室内に浸入した水などに起因する熱衝撃による影
響を低減することができる。また、発熱部を断面において細長く形成することができる。このため、絶縁性セラミックスの薄肉部を周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。
絶縁性セラミックスは、絶縁性セラミックスの曲面と、発熱部の外面との間に薄肉部を有していてもよい。薄肉部は、均一な厚さを有していてもよい。これにより、絶縁性セラミックス薄肉部において温度をより均一にすることができる。
発熱部の、その延在方向に垂直な断面は、三日月形であってもよい。また、発熱部の、その延在方向に垂直な断面は、均一な厚さを有していてもよい。これにより、延在部を断面においてより細長く形成することができる。このため、絶縁性セラミックスの薄肉部を周方向により長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るセラミックヒータ型グロープラグは、上記のセラミックヒータを備えていてもよい。
本発明により、簡易な構成で高い耐熱衝撃性を実現可能なセラミックヒータ及びセラミックグロープラグを提供することができる。
第1の実施形態に係るグロープラグの軸線に沿った断面図である。 第1の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるP−P断面図である。 第1の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるQ−Q断面図である。 第1の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるR−R断面図である。 第2の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるP−P断面図である。 第2の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるQ−Q断面図である。 第3の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるP−P断面図である。 第3の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるQ−Q断面図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の実施形態をとりうる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るグロープラグ1の軸線に沿った断面図である。グロープラグ1は、内燃機関の燃焼室内(予燃焼型の内燃機関の場合には予燃焼室、直噴型の内燃機関の場合には内燃機関の燃焼室)に先端が挿入されて保持され、その先端が発熱することで内燃機関の始動を補助する。
グロープラグ1は、セラミックヒータ10、外筒20、およびハウジング30を有する。セラミックヒータ10は、軸線xの方向に延在する棒状の部材である。外筒20は、金属で形成されており、先端が露出するようにセラミックヒータ10の後端側の一部を収容し、セラミックヒータ10と固定される。ハウジング30も筒状の部材であり、外筒20の後端側の一部を収容し、外筒20に固定される。
ヒータエレメント10は、導電性セラミックス11と、導電性セラミックス11を覆う絶縁性セラミックス16と、を有する。導電性セラミックス11は、発熱部12と、リード14と、を有する。
発熱部12は、軸線xの方向に延在する一対の延在部12a、12bと、一対の延在部12a、12bの各々の先端に接続された湾曲部12cと、を有するU字形に形成されている。
発熱部12は、リード14よりも高抵抗性を有する発熱抵抗体である。発熱部12は、焼結により形成された焼結体であり、導電性セラミックスにより形成されている。発熱部12は、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)などを含む炭化物、窒化物、珪化物などを主成分とする材料により形成されている。発熱部12は、特に、高い耐熱性を有するとともに、比抵抗が小さい点で無機導電性を有する炭化タングステン(WC)を含有することが好ましい。
発熱部12は、上記主成分の他に窒化珪素(Si)を含有しており、窒化珪素(Si)の含有率が20質量%以上であるものが好ましい。例えば、発熱部12となる導体成分は、窒化珪素質セラミックスを含む絶縁性セラミックス16中の窒化珪素(Si)と比較して熱膨張率が大きいため、通常は引張応力がかかった状態にある。これに対して、発熱部12中に窒化珪素(Si)を添加することにより、熱膨張率を絶縁性セラミックス16の熱膨張率に近づけて、ヒータエレメント10の昇温時及び降温時の熱膨張率の差による応力を緩和することができる。
また、発熱部12に含まれる窒化珪素(Si)の含有率が40質量%以下であるときには、発熱部12の抵抗値を比較的小さくして安定させることができる。したがって、発熱部12に含まれる窒化珪素(Si)の含有率は20〜40質量%であることが好ましい。より好ましくは、窒化珪素(Si)の含有率は25〜35質量%がよい。
なお、発熱部12への同様の添加物として、窒化珪素(Si)の代わりに4〜12質量%の窒化硼素(BN)を添加してもよい。さらに、発熱部12には、元素周期表第4周期の4,5,6,7,8族の元素(チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe))のうち少なくとも一種類を含有していてもよい。
例えば、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)の元素の発熱部12における含有率は、0.5モル%以下であることが好ましい。
リード14は、軸線xの方向に延在する正極側リード14aおよび負極側リード14bからなる。正極側リード14aおよび負極側リード14bは、一対の延在部12a、12bの各々の後端に接続されている。
正極側リード14aは、セラミックヒータ10の後端まで軸線方向に延在しており、ヒータエレメント10の後端において露出している。グロープラグ1は、接続部40、およびリードワイヤ42をさらに有し、この露出した部分は、キャップ状の接続部40を介してリードワイヤ42に電気的に接続されている。リードワイヤ42は、正極電極に相当する。
負極側リード14bは、セラミックヒータ10の後端の手前まで軸線xの方向に延在している。負極側リード14bは、セラミックヒータ10の後端の手前の外周面に一部露出した露出部14cを有する。
外筒20は、その内周面が、収容されたセラミックヒータ10の外周面とろう付による接合部21を解して接合される。第1の実施形態ではろう付けに銀ろうが用いられるが、
これに限られないことはもちろんである。また、接合部21の接合方法はろう付に限られず、他の接合方法であってもよい。こうして露出部14cは、外筒20の内面に接合され、外筒20に電気的に接続される。外筒20は、負極電極に相当する。
リード14は、無機導電体である炭化タングステン(WC)を主成分とし、これに窒化珪素(Si)を含有率が15質量%以上となるように添加することが好ましい。窒化珪素(Si)の含有率が増すにつれて正極側リード14a及び負極側リード14bの熱膨張率を絶縁性セラミックス16に含有される窒化珪素(Si)の熱膨張率に近づけることができる。
窒化珪素の含有率が40質量%以下であるときには、正極側リード14a及び負極側リード14bの抵抗値が小さくなるとともに安定する。したがって、窒化珪素(Si)の含有率は15〜40質量%が好ましい。より好ましくは、窒化珪素(Si)の含有率は20〜35質量%とするのがよい。
さらに、リード14には、元素周期表第4周期の4,5,6,7,8族の元素(チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe))のうち少なくとも一種類の酸化物及び/又は窒化物が含まれてもよい。例えば、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)の元素のリード14における含有率は、0.5モル%以下であることが好ましい。
リード14は、焼結により形成された焼結体であり、例えば、数十PPM程度の酸化クロム(Cr)等の希土類元素化合物を含む混合物であることが好ましい。
なお、リード14は、発熱部12よりも形成材料を多く含むなど、発熱部12よりも単位長さ当たりの抵抗値が低くなるように発熱部12と材料を異ならせてもよい。
絶縁性セラミックス16は、焼結により形成された焼結体である。絶縁性セラミックス16は、発熱部12及びリード14を覆っている。すなわち、発熱部12及びリード14は、絶縁性セラミックス16に埋設されている。絶縁性セラミックス16の外面16aは、円筒状の外周面16bと、半球状の先端面16cとからなる。
図2は、第1の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるP−P断面図である。P−P断面は、延在部12a,12bの延在方向である軸線xと垂直な断面である。上述のように、絶縁性セラミックス16の外周面16bは円筒状である。しかし、絶縁性セラミックス16の外周面16bは円筒状に限らず、例えばP−P断面が楕円、一部が円弧、一部が楕円など、外側に膨らむ曲面を有していればよい。
延在部12a,12bは、それぞれ、絶縁性セラミックス16の外周面16bに近接する外面12dと、外面12dの反対側であり且つ軸線xに向く内面12eを有する。
外面12dは、絶縁性セラミックス16の外周面16bの曲面に沿うように形成されている。具体的には、絶縁性セラミックス16は、絶縁性セラミックス16の外周面16bと、延在部12a,12bの外面12dとの間に薄肉部16dを有する。この薄肉部16dは、P−P断面において均一な厚さt1を有する。すなわち、絶縁性セラミックス16の外周面16bと延在部12a,12bの外面12dとは平行となっている。上述のように第1の実施形態では、絶縁性セラミックス16の外周面16bは円筒状である。このため、延在部12a,12bの外面12dは、P−P断面において円弧となっている。
外面12dは、絶縁性セラミックス16の外周面16bの曲面に沿うように形成されて
いることにより、薄肉部16dにおいて温度を均一にすることができ、燃焼室内に浸入した水などに起因する熱衝撃による影響を大幅に低減することができる。なお、延在部12a,12bの一方の外面12dが、絶縁性セラミックス16の外周面16bの曲面に沿うように形成されていてもよい。
第1の実施形態では、内面12eは平面となっている。このため、延在部12a,12bのP−P断面はD字形となっている。上述のように、従来の多くのグロープラグでは、延在部のP−P断面が楕円となっている。このため、延在部の内面は軸線xへ向かう方向に膨らむ弧となっている。しかしながら、延在部の断面積が大きくなれば延在部の抵抗値が下がり発熱しにくくなる。このため、延在部の外面を周方向に長く形成することは困難であった。第1の実施形態のように、延在部12a,12bの内面12eが平面となっていることにより、小さな断面積を維持しつつ、延在部12a,12bをP−P断面において細長く形成することができる。このため、絶縁性セラミックス16の薄肉部16dを周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。なお、延在部12a,12bの一方の内面12eが平面となっていてもよい。
さらに、第1の実施形態によれば、延在部12a,12bの外面12dを絶縁性セラミックス16の外周面16bと平行に長く形成することができる。このため、絶縁性セラミックス16の外周面16bの温度を広範に亘って迅速に高めることができる。
図3は、第1の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるQ−Q断面図である。Q−Q断面は、湾曲部12cの延在方向と垂直な断面であり、湾曲部12cの湾曲の中心軸yを含む断面である。発熱部12の湾曲部12cは、絶縁性セラミックス16の先端面16cによって覆われている。上述のように先端面16cは半球状に形成されている。しかし、先端面16cは円筒状に限らず、例えばQ−Q断面が半楕円、一部が円弧、一部が楕円弧など、外側に膨らむ曲面を有していればよい。
発熱部12は、先端面16cに近接する外面12fと、その反対側の内面12gと、を有する。外面12fは、先端面16cに沿うように形成されている。具体的には、絶縁性セラミックス16は、絶縁性セラミックス16の先端面16cと、湾曲部12cの外面12fとの間に薄肉部16eを有する。この薄肉部16eが、Q−Q断面において均一な厚さt1を有する。すなわち、湾曲部12cの外面12fは、絶縁性セラミックス16の先端面16cとの間隔が均一となっている。すなわち、湾曲部12cの外面12fは、Q−Q断面において円弧となっている。
外面12fが先端面16cに沿うように形成されていることにより、絶縁性セラミックス16の薄肉部16eにおいて温度を均一にすることができ、熱衝撃による影響を大幅に低減することができる。
さらに、第1の実施形態では、湾曲部12cの内面12gは、Q−Q断面が直線となる部分円筒面である。このため、湾曲部12cのQ−Q断面はD字形となっている。これにより、絶縁性セラミックス16の先端面16cにおいても、絶縁性セラミックス16の薄肉部を周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。
図4は、第1の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるR−R断面図である。リード14は、発熱部12よりも断面積を大きくなるよう形成されている。こうしてリード14の単位長さ当たりの抵抗値を発熱部12よりも低く抑えている。
正極側リード14aおよび負極側リード14bは、それぞれ、絶縁性セラミックス16の外周面16bに近接する外面14d、および外面14dの反対側であり且つ軸線xに向
く内面14eを有する。
リード14においても、外面14dは、絶縁性セラミックス16の外周面16bの曲面に沿うように形成されている。具体的には、絶縁性セラミックス16は、絶縁性セラミックス16の外周面16bと、正極側リード14aおよび負極側リード14bのそれぞれとの間に薄肉部16fを有する。この薄肉部16fが、断面において均一な厚さt2を有する。すなわち、絶縁性セラミックス16の外周面16bと正極側リード14aおよび負極側リード14bの各々の外面14dとは、平行となっている。上述のように第1の実施形態では、絶縁性セラミックス16の外周面16bは円筒状である。このため、正極側リード14aおよび負極側リード14bの各々の外面14dは、断面において円弧となっている。
また、リード14においても、内面14eは平面となっている。このため、正極側リード14aおよび負極側リード14bのそれぞれの断面はD字形となっている。
なお、正極側リード14aおよび負極側リード14bの一方の外面14dが、絶縁性セラミックス16の外周面16bの曲面に沿うように形成されていてもよい。また、正極側リード14aおよび負極側リード14bの一方の内面14eが平面となっていてもよい。さらに、正極側リード14aおよび負極側リード14bはこのような形状に限定されず、例えば断面が従来のように楕円形でもよく、さらに、内面14eが断面において外側に膨らむ弧となる曲面であってもよい。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるP−P断面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態に係るグロープラグは、第1の実施形態の延在部12a,12bに代えて延在部112a、112bを有する。
延在部112aの外面112dは、第1の実施形態の延在部12a,12bの外面12dと同様に、外周面16bに沿うように形成されている。延在部112a,112bの内面112eは、第1の実施形態と異なり凹んでいる。具体的には、内面112eは、Q−Q断面が弧になる曲面となっている。このため、延在部112a,112bのP−P断面は三日月形となっている。これにより、延在部112a,112bをP−P断面において細長く形成することができる。このため、絶縁性セラミックス16の薄肉部16dを周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。
図6は、第2の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるQ−Q断面図である。湾曲部112cの外面112fは、第1の実施形態の湾曲部12cの外面12fと同様である。湾曲部112cの内面112gは、第1の実施形態と異なり凹んでいる。具体的には、内面112gは、Q−Q断面が弧になる曲面となっている。このため、湾曲部112cのQ−Q断面もまた三日月形となっている。これにより、絶縁性セラミックス16の先端部においても、絶縁性セラミックス16の薄肉部16eを周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるP−P断面図である。なお、上述の実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。第3の実施形態に係るグロープラグは、第1の実施形態の延在部12a,12bに代えて延在部212a,212bを有する。
延在部212aの外面212dは、第1の実施形態の延在部12a,12bの外面12dと同様に、外周面16bに沿うように形成されている。延在部212a,212bの内面212eは、第1の実施形態と異なり凹んでいる。具体的には、内面212eは、Q−Q断面が弧になる曲面となっており、且つ延在部212a,212bは、P−P断面において均一な厚さを有している。すなわち、内面212eはP−P断面において外面212dと平行になっている。これにより、延在部212a,212bを断面において細長く形成することができる。このため、絶縁性セラミックス16の薄肉部16dを周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。なお、延在部212a,212bの一方が、P−P断面において均一な厚さを有していてもよい。
図8は、第3の実施形態に係るグロープラグ1の図1におけるQ−Q断面図である。湾曲部212cの外面212fは、第1の実施形態の湾曲部212cの外面12fと同様である。湾曲部212cの内面212gは、第1の実施形態と異なり凹んでいる。具体的には、湾曲部212cの内面212gは、Q−Q断面が弧になる曲面となっており、且つ湾曲部212cは、Q−Q断面において均一な厚さを有している。すなわち、湾曲部212cの内面212gはQ−Q断面において湾曲部212cの外面との間隔は均一となっている。これにより、絶縁性セラミックス16の先端部においても、絶縁性セラミックス16の薄肉部16eを周方向に長く形成することができ、より広範囲で温度を均一にすることができる。
1 グロープラグ,10 セラミックヒータ,11 導電性セラミックス,12 発熱部,12a 延在部,12b 延在部,12c 湾曲部,12d 外面,12e 内面,12f 外面,12g 内面,14 リード,14a 正極側リード,14b 負極側リード,14c 露出部,14d 外面,14e 内面,16 絶縁性セラミックス,16a 外面,16b 外周面,16c 先端面,16d 薄肉部,16e 薄肉部,16f
薄肉部,20 外筒,21 接合部,30 ハウジング,40 接続部,42 リードワイヤ。

Claims (5)

  1. U字形に形成された発熱部を有する導電性セラミックスと、
    少なくとも前記発熱部を覆う絶縁性セラミックスと、
    を備え
    前記絶縁性セラミックスは、外側に膨らむ曲面を外面に有し、
    前記発熱部は、前記曲面に近接する外面と、その反対側の内面と、を有し、
    前記発熱部の外面は、前記曲面に沿うように形成されており、前記発熱部の内面は、平面であるまたは凹んでいることを特徴とする、グロープラグ用のセラミックヒータ。
  2. 前記絶縁性セラミックスは、前記絶縁性セラミックスの前記曲面と、前記発熱部の外面との間に薄肉部を有し、
    前記薄肉部は、均一な厚さを有することを特徴とする、請求項1に記載のセラミックヒータ。
  3. 前記発熱部の、その延在方向に垂直な断面は、三日月形であることを特徴とする、請求項1または2に記載のセラミックヒータ。
  4. 前記発熱部の、その延在方向に垂直な断面は、均一な厚さを有することを特徴とする、請求項1または2に記載のセラミックヒータ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のセラミックヒータを備えることを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。
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