JP2002260827A - ヒータ及びその製造方法 - Google Patents

ヒータ及びその製造方法

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    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のグロープラグ等のヒータの性能などを
容易にチェックすることができるヒータ及びその製造方
法を提供すること。 【解決手段】 端子金具9は、先端側の中軸部27と後
端側の端子部29とが、互いの結合部分(即ち中軸側結
合部31及び端子側結合部33)にて加締めにより結合
されて一体となった部材である。このうち、中軸部27
は、その先端側には外部接続線25が接合しており、そ
の後端側の外周には、ネジ加工により(端子側結合部3
1として機能する)ネジ部35が形成されている。ま
た、端子部29は、その先端側に、カップ状の端子側結
合部33が設けられ、その後端側に、端子側結合部33
より後方に伸びる棒状接続部37が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセラミック
ヒータやシーズヒータの様なヒータに関し、詳しくは、
例えばディーゼルエンジンの始動補助のために使用され
るグロープラグや、エンジンの冷却水を暖めるために使
用されるウォータヒータなどの様なヒータ及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばディーゼルエンジンの
始動を迅速に行う目的で、燃焼室内の空気を予熱するた
めに、エンジンのシリンダブロックにグロープラグが装
着されていた。
【0003】この種のグロープラグとしては、例えば図
10に示す様に、リード線P1及び発熱体P2をセラミ
ックP3中に埋設して焼結した棒状のセラミックヒータ
P4を用いたものがある。前記セラミックヒータP4に
は金属外筒P5が外嵌し、金属外筒P5にはシリンダブ
ロックに固定される主体金具P6が外嵌している。ま
た、主体金具P6の後端側(図の上方)には、絶縁体で
あるインシュレータP7及び丸ナットP13が取り付け
られ、主体金具P6の内部には、セラミックヒータP4
に接続するバネ状の外部接続線P8と、外部接続線P8
に接続してグロープラグの後端側に突出する棒状の端子
電極P9が配置されている。
【0004】そして、前記グロープラグでは、端子電極
P9の後部のネジ部P10に螺合されるナットP11と
前記インシュレータP7との間に、長尺の板状の給電金
具P12を締め付けて固定し、この給電金具P12と
(シリンダブロックを介して)主体金具P6と間に電圧
を印加することにより、セラミックヒータP4を加熱し
ている。
【0005】また、ディーゼルエンジンの各シリンダ
(気筒)には、それぞれグロープラグが装着されるが、
それらのグロープラグは、その後端に突出する端子電極
P9間を接続する様に、上述した長尺の給電金具P12
が使用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年では、
排気ガスの悪化を防止するために、グロープラグの性能
の劣化等をチェックするという要求があるが、従来のグ
ロープラグの構造では、それに好適に対応できなかっ
た。
【0007】例えば個々のグロープラグの状態を、OB
D(オンボードダイアグノーシス)により、マイコンに
接続されたテスト用の端子にてチェックできれば、グロ
ープラグのチェックが容易であるが、従来は、1つの給
電金具P12に複数のグロープラグを接続して給電を行
っていたので、個々のグロープラグの性能を簡単にチェ
ックできなかった。
【0008】つまり、個々のグロープラグの性能をチェ
ックするためには、給電金具P12を外して、テスト用
の端子をそれぞれのグロープラグの端子電極P9に接触
して調べなければならず、その作業が大変であった。本
発明は、前記課題を解決するためになされたものであ
り、例えば個々のグロープラグ等のヒータの性能などを
容易にチェックすることができるヒータ及びその製造方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明は、ヒータの外周を構成する主体金具と、
主体金具の先端側に設けられた発熱部と、主体金具内に
配置され、外部と発熱部との導通を行うための導電接続
部材が接続される端子金具と、を備えたヒータに関する
ものである。
【0010】本発明では、端子金具は、主体金具の後端
側から(例えば軸方向の)外側に突出するとともに、そ
の突出部分の外周には、導電接続部材の接続方向の動き
を規制して導電接続部材を係止可能な凹状及び/又は凸
状の係止部を備えている。従って、端子金具の後端側
に、例えばキャップ状の導電接続部材をかぶせる様にし
て接続することにより、端子金具に対して電圧を印可す
るための導通をとることができる。このとき、導電接続
部材は、端子金具の係止部に係止してその接続方向の動
きが規制されるので、導電接続部材が抜け落ちることを
防止できる。
【0011】また、ヒータが複数使用される装置(例え
ば多気筒エンジン)の場合には、各端子金具に対して個
々に導電接続部材を取り付けることができるので、この
導電接続部材から検査用の信号を取り出すことにより、
例えば個々のグロープラグ等のヒータの性能などを容易
にチェックすることができる。
【0012】つまり、本発明では、個々のヒータに対し
て、マイコンによる自動的な性能チェックである、いわ
ゆるオンボードダイアグノーシスが可能になる。 (2)請求項2の発明では、端子金具は、発熱部側に棒
状の中軸部とヒータの後端側の棒状の端子部とが、互い
の結合部にて軸方向に結合されてなる棒状の部材であ
る。
【0013】本発明の端子金具は、別体の部材である中
軸部と端子部とが結合されて一体となったものである。
この様な構成とすることにより、ヒータの端子金具が、
例えば1本の棒状の材料を削り出して加工する場合に比
べて、安価に且つ精度よく製造できるという効果があ
る。
【0014】尚、結合する場合の強度(後述する抜けの
強度である引張強度)は、1500N以上が好ましく、
2000N以上が一層好ましい。 (3)請求項3の発明では、端子部の先端側に凹状の端
子側結合部を備えるとともに、中軸部の後端側に端子側
結合部が嵌入する凸状の中軸側結合部を備え、更に、端
子側結合部の外周に係止部が設けられている。
【0015】本発明は、端子部と中軸部との結合構造を
例示したものである。この様な構成により、凸状の中軸
側結合部に凹状の端子側結合部をかぶせるようにして結
合することができる。よって、この径方向に重なり合う
結合部分に対して、例えば加締めを行うことにより、強
固な結合が可能になる。
【0016】(4)請求項4の発明では、中軸部の後端
側に凹状の中軸側結合部を備えるとともに、端子部の先
端側に中軸側結合部が嵌入する凸状の端子側結合部を備
え、更に、中軸側結合部の外周に係止部が設けられてい
る。本発明は、端子部と中軸部との結合構造を例示した
ものである。この様な構成により、凹状の中軸側結合部
に凸状の端子側結合部をはめ込むようにして結合するこ
とができる。よって、この径方向に重なり合う結合部分
に対して、例えば加締めを行うことにより、強固な結合
が可能になる。
【0017】(5)請求項5の発明では、結合部を加締
めることにより、中軸部と端子部とを一体に結合してい
る。本発明は、結合手段を例示したものである。本発明
では、結合部を外側から加締めることにより、中軸部と
端子部とを強固に且つ容易に結合することができる。
【0018】尚、中軸部と端子部との加締め前のクリア
ランスに関しては、0.05〜0.1mmの範囲である
と、結合の際の組付けがスムーズであり、しかも、衝撃
に強く分離し難いので、好適である。 (6)請求項6の発明では、加締めは、2点、4点、6
点、又は8点加締めである。
【0019】本発明は、加締めの内容を例示したもので
あり、2点、4点、6点、又は8点加締めを、適宜採用
できる。このうち、特に、4点以上の加締めの場合に
は、衝撃にも強く、中軸部と端子部とが分離し難いので
好適である。尚、加締めは、例えばポンチ、四角のいず
れでもよいが、四角が好適である。
【0020】(7)請求項7の発明は、端子部と中軸部
とを結合させる位置を、軸方向に移動可能とした構成を
備えている。例えば凹部に凸部を嵌合させることにより
結合する場合には、その結合方向(軸方向)にて、結合
前にスライドさせることができる寸法的な余裕を持たせ
ることにより、端子部と中軸部との軸方向の長さの調節
ができる。それにより、それぞれ同じ部品(端子部及び
中軸部)を用いて、各種の寸法の端子金具を製造するこ
とができる。
【0021】(8)請求項8の発明では、端子側結合部
の結合側の表面及び/又は中軸側結合部の結合側の表面
に、ローレット加工を施している。このローレット加工
により、端子側結合部と中軸側結合部との接触する表面
に多数の凹凸が形成されて、ひっかかり易くなるので、
結合部分が抜けにくくなる。特に、端子側結合部及び中
軸側結合部の接触する両表面に、ローレット加工を施す
と、一層抜けにくくなるので好適である。
【0022】(9)請求項9の発明では、端子側結合部
の結合側の表面及び/又は前記中軸側結合部の結合側の
表面に、ネジ加工を施している。このネジ加工により、
端子側結合部と中軸側結合部との接触する表面に多数の
凹凸(ネジ山)が形成されて、ひっかかり易くなるの
で、結合部分が抜けにくくなる。特に、端子側結合部及
び中軸側結合部の接触する両表面に、ネジ加工を施す
と、一層抜けにくくなりので好適である。
【0023】尚、前記結合部分における一方の方面にロ
ーレット加工を施し、それと向き合う他方の面にネジ加
工を施してもよい。 (10)請求項10の発明では、端子側結合部の結合側
の表面及び中軸側結合部の結合側の表面に、ネジ加工を
施し、端子側結合部と中軸側結合部とを螺合させて結合
している。
【0024】つまり、本発明では、ネジの螺合により端
子部と中軸部と結合しているので、端子部と中軸部とを
強固に結合することができる。 (11)請求項11の発明では、中軸部と端子部とを、
導電性接着材により接合している。
【0025】これにより、中軸部と端子部とを、導電性
を保って容易に一体化することができる。 (12)請求項12の発明では、ヒータは、通電により
発熱する発熱体が埋設されたセラミックを焼成してなる
セラミックヒータである。
【0026】本発明は、ヒータの発熱する構成を例示し
たものである。本発明では、発熱する構成として、いわ
ゆるセラミックヒータを用いることができる。 (13)請求項13の発明では、ヒータは、通電により
発熱する発熱体を金属管内に収容したシーズヒータであ
る。
【0027】本発明は、ヒータの発熱する構成を例示し
たものである。本発明では、発熱する構成として、いわ
ゆるシーズヒータを用いることができる。 (14)請求項14の発明では、ヒータは、ディーゼル
エンジンの始動補助に用いるグロープラグである。
【0028】本発明は、ヒータの用途を例示したもので
ある。本発明のヒータは、いわゆるグロープラグとして
用いることができる。 (15)請求項15の発明では、ヒータは、ディーゼル
エンジンの冷却水の加熱に用いるウォータヒータであ
る。
【0029】本発明は、ヒータの用途を例示したもので
ある。本発明のヒータは、いわゆるウォータヒータとし
て用いることができる。 (16)請求項16の発明は、請求項5〜15のいずれ
かに記載のヒータの製造方法に関し、特に、結合部を加
締めることにより、端子部と中軸部とを一体に結合する
方法である。
【0030】つまり、結合部にて外側から加締めること
により、端子部と中軸部とを強固に且つ容易に結合する
ことができる。尚、この加締めの方法としては、2点、
4点、6点、又は8点加締め等を適宜採用できる
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明のヒータ及びその製
造方法の実施の形態の例(実施例)を、図面を参照して
説明する。 (実施例1)本実施例のヒータは、ディーゼルエンジン
の始動補助に使用されるセラミックグロープラグであ
る。
【0032】a)まず、本実施例のグロープラグの構成
を、図1に基づいて説明する。図1に示す様に、本実施
例のグロープラグ1は、筒状の主体金具3と、主体金具
3の先端側(前部)に内嵌する金属外筒5と、金属外筒
5内に嵌挿されるセラミック発熱体(発熱部)7と、主
体金具3内に嵌挿されて(主体金具3と)絶縁して装着
される端子金具9とを備えている。
【0033】このうち、前記主体金具3は、炭素鋼から
なり、その先端側に内方に延出する保持部11を備える
ととともに、その後端側(後部)にレンチ嵌合用の六角
部13を備え、更に、先端側と後端側の間の中央の外周
にディーゼルエンジンの燃焼室に螺着するためのネジ部
15を備えている。
【0034】前記金属外筒5は、耐熱金属で構成され、
その後端側が前記保持部11にろう付けされている。前
記セラミック発熱体7は、Si34を主成分とするセラ
ミック17中に、主としてWからなる一対のリード線1
9a、19bと、WCを主成分とするU字状の発熱抵抗
体21とが埋設されたものである。
【0035】前記一方のリード線19bは、バネ状の外
部接続線23と金属外筒5を介して、主体金具3に電気
的に接続されており、他方のリード線19aは、バネ状
の外部接続線25を介して端子金具9に電気的に接続さ
れている。前記端子金具9は、主体金具3の軸中心と同
軸に配置された棒状の部材であり、後に詳述する様に、
その先端側は、主体金具3内に挿入され、自身の外周面
と主体金具3の内周面との間に形成されたガラスシール
部26により、主体金具3に固定されている。また、端
子金具9の後端側は、主体金具3の後端側より大きく外
側に突出している。
【0036】尚、主体金具3の後端面3aには、ベーク
ライトからなる絶縁部材である環状のインシュレータ2
8が配置され、このインシュレータ28の中央孔28a
を端子金具9が貫通している。よって、このインシュレ
ータ28により、主体金具3と端子金具9とが絶縁され
ている。
【0037】b)次に、本実施例のグロープラグ1の要
部である端子金具9を、図2に基づいて説明する。 図2に示す様に、端子金具9は、ステンレスからなる
先端側の中軸部27と、鋼からなる後端側の端子部29
とが、互いの結合部分(即ち中軸側結合部31及び端子
側結合部33)にて加締めにより結合されて一体となっ
た部材である。
【0038】このうち、前記中軸部27は、長さ50m
m程度×外径φ3.5mmの棒状の部材であり、その先
端側には外部接続線25が接しており、その後端側の外
周には、ネジ加工により(端子側結合部31として機能
する)ネジ部35が形成されている。
【0039】また、前記端子部29は、その先端側に、
図の下方に開口するカップ状の端子側結合部33が設け
られ、その後端側に、端子側結合部33より後方に伸び
る棒状接続部37が設けられている。前記端子側結合部
33の内側には、前記中軸部27の凸状の端子側結合部
31が嵌入する凹部(端子さぐり部)39を備えてお
り、この凹部39の径方向の内周面にはローレット加工
が施されている。
【0040】更に、端子側結合部33の外側には、先端
側に外径φ9mmの第1フランジ41を備えるととも
に、第1フランジ41から4mm離れた後端側に外径φ
8.5mmの第2フランジ43を備え、両フランジ4
1、43に挟まれて環状の外周凹部45が形成されてい
る。従って、この第1フランジ41及び外周凹部45の
構成により、後述するキャップ47を係止するための係
止部48が形成されている。
【0041】また、本実施例では、端子側結合部33の
凹部39に前記中軸側結合部31が嵌入し、外周凹部4
5の外側から例えば4点加締めを行うことにより、端子
側結合部33と中軸側結合部31とが強固に結合し、こ
れにより、端子部29と中軸部27とが一体化した端子
金具9が構成されている。
【0042】尚、外周凹部45にて、更にへこんだ部分
45aが加締めがなされた箇所である。 また、前記端子金具9は、その端子部29の後端側よ
り、通電用の導電接続部材であるキャップ47がかぶせ
られて、外部(例えばバッテリ)からの導通が確保され
る。
【0043】つまり、キャップ47に設けられたキャッ
プ係止部47aが、端子側結合部33の外周に設けられ
た外周凹部45に嵌り込んで第1フランジ43に係止す
ることにより、即ち係止部48により係止されることに
より、キャップ47が端子部29に取り付けられる。そ
れとともに、キャップ47内に配置された(リード線4
9と接続された)導電板51が、棒状接続部37の表面
に接触して、端子金具9とリード線49間の導通を確保
する。
【0044】c)次に、本実施例のグロープラグ1に関
する電気的構成及びその動作について、図3に基づいて
説明する。 図3に示す様に、本実施例のグロープラグ1がディー
ゼルエンジンに装着される場合には、主体金具3はシリ
ンダブロック(図示せず)に接触して接地電極として用
いられる。
【0045】前記端子金具9は、キャップ47により電
気的に接続され、グロープラグ1への電力の供給状態を
切り換えるグローコントローラ53を介して、バッテリ
(又は発電機)55に接続されるとともに、グローコン
トローラ53及びマイコンを主要部とする電子制御装置
(ECU)57を介して、グローランプ59に接続され
る。また、キースイッチ61は、スタータ(ST)、オ
ン(ON)、オフ(OFF)に切り換えられるスイッチ
であり、前記グローコントローラ53及びECU57
は、このキースイッチ61の動作によりバッテリ55に
接続される。
【0046】従って、バッテリ55からグロープラグ1
に電力を供給することにより、セラミック発熱体7が発
熱するので、グロープラグ1によるディーゼルエンジン
の燃焼室の加熱が可能になる。 また、本実施例では、グロープラグ1の性能をオンボ
ードでチェックするために、グローコントローラ53と
ECU57は、信号線63にて接続されている。
【0047】従って、例えばECU57からチェック用
の電圧を印可し、それによって生ずる電流を検出して
(即ちオンボードダイアグノーシスにより)、グロープ
ラグ1の性能を自動的にチェックすることができる。即
ち、本実施例では、いわゆるオンボードダイアグノーシ
スにより、グロープラグ1の性能をチェックすることが
できる。
【0048】d)次に、本実施例のグロープラグ1の製
造方法を説明する。 セラミック発熱体7の製造工程 まず、発熱抵抗体21の原料を調整する。この発熱抵抗
体21の原料は、WC:60重量部及び絶縁性セラミッ
ク:40重量部からなる。
【0049】次に、この原料に分散剤と溶剤を添加し
て、粉砕・乾燥した後、有機バインダを加えて造粒物を
製造する。そして、銀を被覆したリード線19a、19
bの一端をU字状の成形型内に配置し、その中に前記造
粒物を射出し、U字形状の未焼結発熱抵抗体と一体化さ
れたヒータ本体を成形する。
【0050】次に、セラミック粉末を調整する。このセ
ラミック粉末の原料は、絶縁性セラミック(Si34
89重量部、Er23:10重量部、SiO2:1重量
部)からなる。これらの成分のうち、まず、Er23
SiO2に、分散剤を添加して、粉砕・乾燥した後、S
34を加えて再度粉砕し、バインダを加えて造粒物を
製造する。
【0051】次に、前記セラミック粉末の造粒物で、1
対の(棒状体を中心軸を含む平面で分割した形状の)半
割プレス体を作成する。そして、左右の半割プレス体の
間にヒータ本体を配置して、左右の半割プレス体を重ね
合わせて、棒状のプレス成形体を形成する。
【0052】次に、このプレス成形体をカーボン型内に
セットして、N2ガス雰囲気中、1750℃で、圧力2
00kg/cm2を加えながらホットプレスし、半球先
端部を有する略丸棒状のセラミック焼結体を形成する。
このセラミック焼結体の表面を研磨して所定寸法に仕上
げるとともに、リード線19a、19bをセラミック表
面に露出させる。これにより、セラミック発熱体7が完
成する。
【0053】中軸部27及び端子部29の製造工程 また、前記工程とは別の工程にて、中軸部27及び端子
部29を製造する。具体的には、端子金具9の中軸部2
7及び端子部29を、それぞれ、棒状の部材を研削する
ことにより形成する。
【0054】尚、中軸部27の後端の外周にはネジ加工
によりネジ部35を形成し、端子部29の凹部39の径
方向の内周面には、ローレット加工を施して、微少な編
み目状の凹凸を多数形成する。 セラミック発熱体7の組付工程 次に、セラミック発熱体7の表面のうち、金属外筒5に
保持する部位と外部接続線23、25を接続する外周と
にガラス層を焼き付けて形成する(但し導通を確保する
部分は除く)。
【0055】次に、セラミック発熱体7のリード線19
a、19bと外部接続線25、23とを、それぞれろう
付けにより電気的に接続し、且つ、一方の外部接続線1
9bを金属外筒5の後端に同じくろう付けにより電気的
に接続する。これらにより、セラミック発熱体7の組立
体が形成される。
【0056】そして、このセラミック発熱体7の組立体
を、中軸部27と外部接続線25を接続した後、主体金
具3内に挿入し、金属外筒5の後端外周を主体金具3の
保持部11の内壁にろう付けする。 セラミック発熱体7の組立体の組付工程 次に、主体金具3の後端側からインシュレータ28を貫
通して、セラミック発熱体7の組立体を挿入し、その中
軸部27の周囲にガラス材料を配置する。
【0057】そして、ガラス材料を加熱・冷却すること
によりガラスシール部26を形成し、このガラスシール
部26により、中軸部27(従ってセラミック発熱体7
の組立体)を固定する。 中軸部27及び端子部27の結合工程 次に、中軸部27と端子部27を結合させるのである
が、この場合には、まず、端子部29の凹部39内に、
中軸部27の中軸側端子部31を嵌入させる。この凹部
39の深さには、寸法的に多少の余裕があるので、端子
金具9の全長が所望の長さとなる様に、中軸部27をス
ライドさせて結合位置を調節する。
【0058】そして、この嵌合した状態で、端子部29
の外周凹部45の外側より、例えば4点加締め用の加締
め部材を使用して、図4(b)に示す様に、端子部29
の周囲(90度間隔の四方)から押圧することにより、
4点加締めを行う。これにより、端子部29と中軸部2
7とが強固に結合されて一体化し、グロープラグ1が完
成する。
【0059】e)この様に、本実施例では、端子金具9
を、中軸部27と端子部29とを嵌合させた状態で加締
めることにより結合しているので、中軸部27と端子部
29とを強固に結合することができる。また、この様に
して端子金具9を製造することにより、1本の棒材を切
削して端子金具9を製造する場合と比べて、製造コスト
を低減できるとともに、寸法精度を高めることができ
る。
【0060】更に、本実施例では、端子部29の凹部3
9の内周面にローレット加工を施すとともに、中軸部2
7の中軸側結合部31の外周面にネジ加工を施している
ので、大きな衝撃が加わっても又長期間経過しても、中
軸部27と端子部29との結合が緩み難いという利点が
ある。
【0061】尚、これとは別に、結合部分の対向する両
表面にローレット加工を施してもよいし、両表面にネジ
加工を施してもよい。また、一方の表面にのみ、ローレ
ット加工又はネジ加工を施し、他方の面には、そのよう
な表面加工を省略してもよい。
【0062】また、本実施例では、端子部29の凹部3
9の深さは、結合に必要な寸法より深めに設定してある
ので、この凹部39に嵌入する中軸部27の位置を調節
することにより、仮に中軸部27や端子部29の寸法精
度にバラツキがあっても、端子金具9の全長を一定に保
つことができる。
【0063】特に、本実施例では、端子部29にキャッ
プ47をかぶせて、それぞれのグロープラグ1毎に導通
を取ることができるので、各グロープラグ1の性能を、
ECU63によるオンボードダイアグノーシスにより、
それぞれチェックすることができる。
【0064】また、キャップ47を端子部29にかぶせ
るだけで、その係止部48によりキャップ47を係止で
きるので、キャップ47の取り付けが容易であるという
利点がある。 f)次に、本実施例のグロープラグ及びその製造方法の
効果を確認するための実験例について説明する。
【0065】本実験例では、加締め形状と中軸部及び端
子部の結合部分のクリアランスとを変更し、その場合に
おける新品時の引張強度と衝撃試験後の引張強度とを測
定した。その結果を下記表1及び表2に記す。尚、引張
強度は、島津製作所製オートグラフAG−5000Bに
より測定した。
【0066】また、衝撃試験は、JISB8031の耐
久衝撃性試験装置を用い、衝程を5mmにして衝撃を加
えた。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】この表1及び表2から明らかな様に、加締
めにより中軸部と端子部とを強固に結合することができ
る。特に、4点加締め以上の場合には、衝撃にも強く好
適である。また、中軸部と端子部とのクリアランスが
0.1mm以下の場合には、衝撃にも強く好適である。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0070】本実施例のヒータは、前記実施例1と同様
に、ディーゼルエンジンの始動補助に使用されるグロー
プラグである。図5に示す様に、本実施例のグロープラ
グ101は、前記実施例1と同様に、主体金具103の
後端側に端子金具105が嵌入している構成であり、そ
の端子金具105は、先端側の中軸部107と後端側の
端子部109とが一体に結合したものである。
【0071】特に、本実施例では、前記実施例1とは逆
に、中軸部107の後端側に、同図の上方に開口するカ
ップ状の中軸側結合部111を備え、その中軸側結合部
111の凹部113に、端子部109の先端側に設けら
れた(表面にネジ加工された)凸状の端子側結合部11
5が嵌入している。
【0072】そして、この嵌入した状態で、中軸側結合
部111の外周凹部117の外側から加締めることによ
り、中軸部107と端子部109とが一体に結合され
て、端子金具105が形成されている。本実施例によっ
ても、前記実施例1と同様な効果を奏するとともに、カ
ップ状の中軸側結合部111が上方に開口している構成
であるので、中軸部109を小型化でき、よって、中軸
部109が脱落し難いという効果がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0073】本実施例のヒータは、前記実施例1と同様
に、ディーゼルエンジンの始動補助に使用されるグロー
プラグである。図6に示す様に、本実施例のグロープラ
グ121は、前記実施例1と同様に、主体金具123の
後端側に端子金具125が嵌入している構成であり、そ
の端子金具125は、先端側の中軸部127と後端側の
端子部129とが一体に結合したものである。
【0074】本実施例では、端子部129の先端側に、
同図の下方に開口するカップ状の端子側結合部131を
備えており、その端子側結合部131の凹部133の径
方向の内周面には、ネジ加工により端子側ネジ部135
が設けられている。一方、中軸部127の後端側の凸状
の中軸側結合部137の外周面には、ネジ加工により中
軸側ネジ部139が形成されている。
【0075】従って、本実施例では、端子側結合部13
1に中軸側結合部137を嵌め込んで、端子側ネジ部1
35に中軸側ネジ部139を螺合させ、この状態で、端
子側結合部131の外周凹部141の外側から加締める
ことにより、中軸部127と端子部129とが一体に結
合されて、端子金具125が形成されている。
【0076】本実施例によっても、前記実施例1と同様
な効果を奏するとともに、特にネジの螺合により中軸部
127と端子部129とを結合しているので、端子部1
29が脱落し難いという効果がある。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0077】本実施例のヒータは、前記実施例1と同様
に、ディーゼルエンジンの始動補助に使用されるグロー
プラグである。図7に示す様に、本実施例のグロープラ
グ151は、前記実施例1と同様に、主体金具153の
後端側に端子金具155が嵌入している構成であり、そ
の端子金具155は、先端側の中軸部157と後端側の
端子部159とが一体に結合したものである。
【0078】本実施例では、端子部159の先端側に、
同図の下方に開口するカップ状の端子側結合部161を
備え、その端子側結合部161の凹部163に、中軸部
157の後端側に設けられた凸状の中軸側結合部165
が嵌入している。特に、この中軸側結合部165と端子
側結合部161との接触面(即ち凹部163の内周面と
中軸側結合部165の外周面)には、導電性接着剤が塗
布されており、この導電性接着剤により、中軸側結合部
165と端子側結合部161と(従って、中軸部157
と端子部159と)が接合されている。
【0079】尚、導電性接着剤には、フィラーを添加す
るが、このフィラーとしては、銀、ニッケル、カーボン
等を使用できる。そして、前記嵌入した状態で、端子側
結合部161の外周凹部167の外側から加締めること
により、中軸部157と端子部159とが一体に結合さ
れて、端子金具155が形成されている。
【0080】本実施例によっても、前記実施例1と同様
な効果を奏するとともに、導電性接着剤を用いて中軸部
157と端子部159とを接合しているので、ローレッ
ト加工やネジ加工を省略でき、中軸部157と端子部1
59とを結合させるための作業工程を簡易化できるとい
う利点がある。
【0081】尚、互いの接触面には、特にローレット加
工等は施されていないが、ローレット加工等を施すこと
により、接合強度を向上させることができる。 (実施例5)次に、実施例5について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0082】本実施例のヒータは、前記実施例1と同様
に、ディーゼルエンジンの始動補助に使用されるグロー
プラグである。図8に示す様に、本実施例のグロープラ
グ181は、前記実施例1と同様に、主体金具183の
後端側に端子金具185が嵌入している構成であるが、
前記実施例1とは異なり、端子金具185は、1本の棒
材を切削加工した単体の部材である。
【0083】この端子金具185の外形は、前記実施例
1とほぼ同様であるが、加締めにより結合する必要がな
いので、その中央部に形成された外周凹部157には、
加締めによるへこみはない。本実施例によっても、端子
金具185の後端側からキャップをかぶせることによ
り、端子金具185毎に導通をとることが可能であるの
で、前記実施例1と同様に、ECUによるグロープラグ
181の性能チェックが可能である。 (実施例6)次に、実施例6について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0084】本実施例のヒータは、ディーゼルエンジン
の始動補助に使用するメタルグロープラグ及びエンジン
の冷却水や暖房用のヒータコアの水の加熱に使用される
ウォータヒータであり、構造的には、金属管内に発熱体
(例えば発熱コイル)が封入されたいわゆるシーズヒー
タである。
【0085】図9に示す様に、本実施例のシーズヒータ
191は、炭素鋼からなる筒状の主体金具193と、主
体金具193の先端側に配置された(ステンレスなど
の)耐熱性金属製のシーズチューブ195と、シーズチ
ューブ195の中心に配置された発熱コイル(発熱部)
197と、主体金具193内に嵌挿された端子金具19
9を備えている。
【0086】前記シーズチューブ195は、先端が球状
に閉じるとともに、後端が開口しており、このシーズチ
ューブ195内には、電気絶縁性の粉末からなる絶縁粉
末203が充填されて発熱コイル197を固定してい
る。前記シーズチューブ195の後端には、端子金具1
99の先端が同軸に差し込まれており、発熱コイル19
7は、その後端が端子金具199と電気的に接続される
とともに、その先端がシーズチューブ195の先端と電
気的に接続している。
【0087】また、前記端子金具199は、前記実施例
1とほぼ同様な構成であり、先端側の中軸部205と後
端側の端子部207とが、その結合部分にて加締められ
一体化している。本実施例においても、前記実施例1と
同様な効果を有するとともに、このシーズヒータ191
を用いて、ディーゼルエンジンの冷却水を加熱すること
ができる。
【0088】尚、本実施例のシーズヒータ191は、デ
ィーゼルエンジンの冷却水の加熱だけではなく、例え
ば、小型の温水器、トイレのウオッシャー、手洗用温水
器などの少量の水を短時間で加熱する場合の加熱源とし
ても好適に利用でき、更には、グロープラグとしても利
用できる。
【0089】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。例え
ば、加締めの方法は、前記4点加締め以外に、2、6、
又は8点加締めを適宜採用できる。尚、図4(a)に
は、2点加締めの際の押圧方向(180度間隔)を示
し、図4(c)には、6点加締めの際の押圧方向(60
度間隔)を示し、図4(d)には、8点加締めの際の押
圧方向(45度間隔)を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のグロープラグを一部を破断して示
す正面図である。
【図2】 実施例1のグロープラグの後端側及びキャッ
プを示す説明図である。
【図3】 実施例1のグロープラグの電気的構成を示す
説明図である。
【図4】 実施例1のグロープラグ等の加締め方法を示
す説明図である。
【図5】 実施例2のグロープラグを一部を破断して示
す説明図である。
【図6】 実施例3のグロープラグを一部を破断して示
す説明図である。
【図7】 実施例4のグロープラグを一部を破断して示
す説明図である。
【図8】 実施例5のグロープラグを一部を破断して示
す説明図である。
【図9】 実施例6のシーズヒータを一部を破断して示
す正面図である。
【図10】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、101、121、151、181…グロープラグ
(ヒータ) 3、103、123、153、183、193…主体金
具 5…金属外筒 7…セラミック発熱体(発熱部) 9、105、125、155、185、199…端子金
具 27、107、127、157、205…中軸部 29、109、129、159、207…端子部 31、111、137、165…中軸側結合部 33、115、131、161…端子側結合部 39、113、133、163…凹部 47…キャップ(導電接続部材) 48…係止部 191…シーズヒータ(ヒータ) 197…発熱コイル(発熱部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/48 H05B 3/48

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータの外周を構成する主体金具と、 該主体金具の先端側に設けられた発熱部と、 前記主体金具内に配置され、外部と前記発熱部との導通
    を行うための導電接続部材が接続される端子金具と、 を備えたヒータにおいて、 前記端子金具は、前記主体金具の後端側から外側に突出
    するとともに、その突出部分の外周には、前記導電接続
    部材の接続方向の動きを規制して該導電接続部材を係止
    可能な凹状及び/又は凸状の係止部を備えたことを特徴
    とするヒータ。
  2. 【請求項2】 前記端子金具は、前記発熱部側の棒状の
    中軸部と前記ヒータの後端側の棒状の端子部とが、互い
    の結合部にて軸方向に結合されてなる棒状の部材である
    ことを特徴とする前記請求項1に記載のヒータ。
  3. 【請求項3】 前記端子部の先端側に凹状の端子側結合
    部を備えるとともに、前記中軸部の後端側に前記端子側
    結合部が嵌入する凸状の中軸側結合部を備え、更に、前
    記端子側結合部の外周に前記係止部が設けられたことを
    特徴とする前記請求項2に記載のヒータ。
  4. 【請求項4】 前記中軸部の後端側に凹状の中軸側結合
    部を備えるとともに、前記端子部の先端側に前記中軸側
    結合部が嵌入する凸状の端子側結合部を備え、更に前記
    中軸側結合部の外周に前記係止部が設けられたことを特
    徴とする前記請求項2に記載のヒータ。
  5. 【請求項5】 前記結合部を加締めることにより、前記
    中軸部と前記端子部とを一体に結合したことを特徴とす
    る前記請求項2〜4のいずれかに記載のヒータ。
  6. 【請求項6】 前記加締めは、2点、4点、6点、又は
    8点加締めであることを特徴とする前記請求項5に記載
    のヒータ。
  7. 【請求項7】 前記端子部と前記中軸部とを結合させる
    位置を、軸方向に移動可能とした構成を備えたことを特
    徴とする前記請求項2〜6のいずれかに記載のヒータ。
  8. 【請求項8】 前記端子側結合部の結合側の表面及び/
    又は前記中軸側結合部の結合側の表面に、ローレット加
    工を施したことを特徴とする前記請求項3〜7のいずれ
    かに記載のヒータ。
  9. 【請求項9】 前記端子側結合部の結合側の表面及び/
    又は前記中軸側結合部の結合側の表面に、ネジ加工を施
    したことを特徴とする前記請求項3〜7のいずれかに記
    載のヒータ。
  10. 【請求項10】 前記端子側結合部の結合側の表面及び
    前記中軸側結合部の結合側の表面に、ネジ加工を施し、
    前記端子側結合部と前記中軸側結合部とを螺合させて結
    合したことを特徴とする前記請求項9に記載のヒータ。
  11. 【請求項11】 前記中軸部と前記端子部とを、導電性
    接着材により接合したことを特徴とする前記請求項2〜
    4のいずれかに記載のヒータ。
  12. 【請求項12】 前記ヒータは、通電により発熱する発
    熱体が埋設されたセラミックを焼成してなるセラミック
    ヒータであることを特徴とする前記請求項1〜11のい
    ずれかに記載のヒータ。
  13. 【請求項13】 前記ヒータは、通電により発熱する発
    熱体を金属管内に収容したシーズヒータであることを特
    徴とする前記請求項1〜11のいずれかに記載のヒー
    タ。
  14. 【請求項14】 前記ヒータは、ディーゼルエンジンの
    始動補助に用いるグロープラグであることを特徴とする
    前記請求項1〜13のいずれかに記載のヒータ。
  15. 【請求項15】 前記ヒータは、ディーゼルエンジンの
    冷却水の加熱に用いるウォータヒータであることを特徴
    とする前記請求項1〜13のいずれかに記載のヒータ。
  16. 【請求項16】 前記請求項5〜15のいずれかに記載
    のヒータの製造方法であって、 前記結合部を加締めることにより、前記端子部と前記中
    軸部とを一体に結合することを特徴とするヒータの製造
    方法。
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