JP4253444B2 - セラミックグロープラグ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇温特性を損なうことなく、放熱による電力ロスを低減させて消費電力を低下させると共に、耐久性に優れたセラミックグロープラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より使用されているセラミックグロープラグは、メタルグロープラグと比較して、セラミック素子そのものが発熱することにより急速加熱が可能であるという優れた点を有する。このようなセラミックグロープラグとしては、例えば図6に示すように、発熱素子4の一部を露出部として露出させた状態で金属外筒1が保持している構造のものが知られている。上記発熱素子4は、先端が丸面であり、軸線方向に延びる棒状の絶縁性セラミック44の内部に、導電性セラミックスにより形成された略U字形状の発熱導電材41と、発熱導電材41の末端部内に埋設することにより電気的に接続されている電極42、43とを埋設している。そして、電極42、43を介して通電することにより、発熱素子4を発熱させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すような従来のセラミックグロープラグA’においては、発熱素子4に対する通電やエンジン燃焼時の被熱・冷却の繰返しにより金属外筒1の膨張/収縮が起こり、発熱素子4に圧縮応力が繰返し付加されることがある。この圧縮応力は、発熱導電材41の発熱やエンジンからの被熱を受けやすい金属外筒1の露出部側端面11付近で特に大きくなりやすい傾向にある。また、発熱導電材41のうち、電極42、43が埋設されて電気的に接続されている箇所では、例えば焼成後の冷却時等において、電極42、43と発熱導電材41の熱膨張率の差に起因する微細隙間が形成されていることがある。
【0004】
このような発熱導電材41の接続部に金属外筒1の膨張/収縮に基づく圧縮応力が繰返し作用すると、発熱導電材41の接続部付近からクラック等が発生し、セラミックグロープラグの寿命低下を引き起こすおそれがある。従来、かかる問題を解決したグロープラグとして、例えば、電極の露出部側端面を金属外筒側に入り込むように配置し、且つ上記金属外筒の露出部側端面から上記電極の露出部側端面までの距離を2〜10mmの範囲に設定したグロープラグがある(特開平9−184623号公報)。
【0005】
しかし、上記先行技術に示されるグロープラグのように、電極の露出部側端面が金属外筒側に入り込むように配置されている場合、昇温時に発熱素子を保持する金属外筒からの放熱が大きくなる傾向がある。かかる放熱が大きくなると、放熱による電力ロスのために消費電力が上昇し、また、急速加熱が可能であるというセラミックグロープラグの効果が半減するという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、昇温特性を損なうことなく消費電力を低下させて、放熱による電力ロスを低減すると共に、耐久性に優れたセラミックグロープラグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記実情に鑑みてセラミックグロープラグの構造と、昇温特性、消費電力及び耐久性との関係について検討した結果、電極に反応層を形成させることによって熱膨張率の差に起因する応力を緩和し、更に、従来のセラミックグロープラグとは逆に、上記電極の露出部側端面を金属外筒の外部に位置するように配置した上で、上記電極の露出部側端面と、上記金属外筒の露出部側端面との軸線方向距離を4.0mmを超える距離とすることにより、急速加熱が可能であるというセラミックグロープラグの長所を損なうことなく消費電力を低下させて、放熱による電力ロスを低減すると共に、耐久性に優れたセラミックグロープラグとすることができることを見出して本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明のセラミックグロープラグは、発熱導電材と、該発熱導電材に電気的に接続された電極とを絶縁性セラミックの内部に埋設し、軸線方向に延びる発熱素子と、該発熱素子の露出部を外部に露出させた状態で上記発熱素子を保持する金属外筒と、を備えるセラミックグロープラグにおいて、上記発熱導電材は、発熱部と、該発熱部と形状が異なり、上記電極と電気的に接続する発熱部保持部と、から構成され、上記発熱導電材は上記発熱素子の露出部内に位置し、上記電極は上記絶縁性セラミック及び上記発熱導電材との間で反応層を形成し、且つ上記電極の露出部側端面は上記発熱素子の露出部内に位置すると共に、上記電極の露出部側端面と上記金属外筒の露出部側端面との軸線方向距離(L1)が5.5mm以上であり、上記電極の上記露出部側端面と上記発熱部保持部の露出部側端面との軸線方向距離(L2)が2.0mm以上であり、金属外筒の膨張/収縮に伴う金属外筒からの圧縮応力による発熱導電材と電極との接続部でのクラックの発生を抑制することを特徴とする。
【0009】
本発明のセラミックグロープラグの一例を図1〜図2に示す。
図1に示すように、本発明のセラミックグロープラグAは、金属外筒1と、該外筒1を保持する筒状主体金具2と、筒状主体金具2に絶縁して挿着される端子電極3と、金属外筒1内に嵌挿され、露出部を外部に露出させた状態で保持されている発熱素子4と、を備える。金属外筒1の後部は筒状主体金具2の内壁に銀ロウにより固着されている。また、端子電極3は、ガラスシールにより筒状主体金具2から絶縁して固定されている。
【0010】
上記発熱素子4は、図2に示すように、全体形状がU字状であり、その横断面形状は略円状の発熱導電材41と、この発熱導電材41に電気的に接続されている電極42、43を絶縁性セラミック44内に埋設した構成である。そして、上記発熱導電材41は、横断面の略円状の径がそれぞれ異なる発熱部411と、発熱部保持部412とから構成される。また、上記電極42、43は、図2に示すように、露出部側端面42A、43Aを上記発熱導電材41に埋設することにより、上記発熱導電材41と電気的に接続されている。
【0011】
本発明のグロープラグにおいて、上記電極42、43は上記絶縁性セラミック44及び上記発熱導電材41との間で反応層を形成している。上記「反応層」とは、発熱素子4の所定条件下における焼成工程下で生成させることができる。この反応層は、他の部分と比較してややポーラスな状態に形成されており、電極42、43と絶縁性セラミック44及び発熱導電材41との接合強度を向上させると共に、応力緩和の役割も果たすことができる。即ち、発熱導電材41と電極42、43との接続部を金属外筒1の外部に位置させると、加熱時の温度上昇が顕著になるため、熱膨張係数の差に起因する応力を緩和して耐久性を向上させるためには、この反応層がなくてはならないものになる。
【0012】
本発明のグロープラグにおいて、「発熱素子の露出部」とは、発熱素子4のうち、発熱素子4を保持する金属外筒1の外部に位置し、外部に露出している部分を示す。そして、本発明のグロープラグにおいて、上記発熱導電材41及び上記電極42、43の露出部側端面42A、43Aは、図2に示すように、発熱素子4の露出部内に位置している。かかる構成とすることにより、昇温時に発熱素子4を保持する金属外筒1からの放熱による電力ロスを抑え、セラミックグロープラグの急速加熱を可能にする。
【0013】
本発明のグロープラグにおいて、上記電極4の露出部側端面42A、43Aと上記金属外筒1の露出部側端面11との軸線方向距離(図2中のL1)は、通常4.0mmを超え、好ましくは5.0mm以上、更に好ましくは6.0mm以上である。この距離が4.0mm以下であると、金属外筒1が発熱素子4の通電発熱やエンジンからの被熱により膨張・収縮を起こした場合、上記膨張/収縮に伴う金属外筒1からの圧縮応力が発熱導電体41と電極42、43との接続部に加わる結果、この接続部でクラックが発生し、セラミックグロープラグの寿命低下を引き起こすので好ましくない。尚、本発明において、金属外筒1の露出部側端面11と電極42の露出部側端面42Aとの軸線方向距離、及び金属外筒1の露出部側端面11と電極43の露出部側端面43Aとの軸線方向距離の両方が4.0mmを超えている構成とするのが好ましいが、どちらか片方の軸線方向距離が4.0mmを超えている構成としてもよい。
【0014】
上記「発熱導電材」4の形状については特に限定はなく、横断面形状が全体にわたって同一であってもよいが、図1及び図2に示すように、横断面形状がそれぞれ異なる発熱部411と、発熱部保持部412とからなる構成とすることができる。このように横断面形状がそれぞれ異なる発熱部411と、発熱部保持部412とからなる構成を有する発熱導電材41において、上記電極42の露出部側端面42Aと上記発熱部保持部412の露出部側端面412Aとの軸線方向距離(図2中のL2)を2.0mm以上、好ましくは2.5mm以上、更に好ましくは3.0mm以上とすることができる。この距離が短い場合、電極42と発熱部保持部412との接続部の温度が高くなり易く、その結果、絶縁性セラミック、導電材、電極の熱膨張の異なる影響で応力が発生し、端面近傍の電極導電材結合部でクラック発生、断線を引き起こすことがあるが、上記構成とすることにより、クラック発生、断線を効果的に抑制して、セラミックグロープラグの寿命延長を図ることができるので好ましい。尚、本発明において、発熱部保持部412の露出部側端面412Aと電極42の露出部側端面42Aとの軸線方向距離、及び発熱部保持部412の露出部側端面412Aと電極43の露出部側端面43Aとの軸線方向距離の両方が2.0mm以上である構成とするのが好ましいが、どちらか片方の軸線方向距離が2.0mm以上である構成としてもよい。
【0015】
本発明の上記「発熱導電材」41の材質については特に限定はなく、通常はWC、W、Ir、Ta、Pt等を用いられる。また、上記「絶縁性セラミック」44の材質としては、Al2O3を用いてもよいが、Si3N4等を主成分としたセラミック粉末焼結体が強度、靭性等のバランスがとれている点から好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。
(1)本実施例のセラミックグロープラグの構成
本実施例のセラミックグロープラグを図1及び図2に示す。
本実施例のグロープラグにおいて、金属外筒1は肉厚0.6mmの耐熱金属であり、筒状主体金具2は炭素鋼製である。また、発熱導電材41は、その表面から発熱素子4の表面までの距離が0.3mm以上となるように、絶縁性セラミック44中に埋設しているので、使用中に発熱導電材41が高温(800℃〜1500℃)になっても発熱導電材41の酸化が防止できると共に、機械的強度を高く保持できる。
【0017】
(2)本実施例のセラミックグロープラグの作成
まず、発熱導電材41の原料を調整する。当該発熱導電材41の原料は、WC60.0質量%と、セラミック原料粉末(Si3N4:85質量部、希土類酸化物:10質量部、SiO2:5質量部)40質量%からなる。これに分散剤と溶剤を添加して、粉砕・乾燥した後、有機バインダーを加えて造粒物を製造する。次に、W線を所定長に切断して所定形状に成形して電極42、43を製造する。そして、図3に示すように、上記電極42、43の露出部側端面42A、43Aと連結するように上記造粒物を射出成型し、図4に示すU字形状の未焼結の発熱導電材と電極42、43との一体物を成形する。
【0018】
次に、絶縁性セラミック44を構成するセラミック粉末を調整する。当該セラミック粉末の原料は、Si3N4:85質量部、希土類酸化物:10質量部、SiO2:5質量部からなる。これらに有機バインダーを加えて造粒物を製造する。そして、当該造粒物で1対の半割プレス体44A、44Bを作り、この半割プレス体44Aに図4に示す上記一体物を載置し、その上に半割プレス体44Bをさらに載置してプレスすることにより、図5に示すプレス成形体44Cを成形する。このプレス成形体44Cを窒素ガス雰囲気中、1750℃で、20MPaの圧力を加えながらホットプレスし、半球先端部を有する略丸棒状のセラミック焼結体を成形する。そして、このセラミック焼結体の外表面を研摩して円柱状の所定寸法に仕上げると共に、電極42、43の他端側端面42B、43Bをセラミック焼結体の表面に露出させる。これにより発熱素子4が完成する。尚、いずれの実施例及び比較例とも、電極42、43と絶縁性セラミック44及び発熱導電材41との間に反応層が形成されていることが確認されている。
【0019】
そして、上記発熱素子4を金属外筒1に嵌挿し、電気的に接続した後、上記発熱素子4と金属外筒1との組み立て体を筒状主体金具内に挿入し、金属外筒1の後部を筒状主体金具2の保持部の内壁に銀ろう付けして固着する。最後に、主体金具端の加締めを行い、本実施例のセラミックグロープラグAが完成する。
【0020】
(3)通電耐久試験によるセラミックグロープラグの性能評価
上記図1及び図2に示すグロープラグにおいて、電極42、43の露出部側端面42A、43Aと発熱部保持部412の露出部側端面412Aとの軸線方向距離(L2)を3.0mmとし、電極42、43の露出部側端面42A、43Aと上記金属外筒1の露出部側端面11との軸線方向距離(L1)を以下の表1に示す値とした実施例1〜4及び比較例1〜4の各グロープラグを用いて、昇温時間、消費電力及び通電耐久試験によるグロープラグの耐久性を調べて性能評価を行った。昇温時間は、実施例1〜4及び比較例1〜4の各グロープラグを大気中で1300℃で飽和する条件下で通電し、1300℃飽和時の900℃到達時間(sec)として測定した。また、消費電力は、1300℃飽和時の消費電力(W)として測定した。更に、通電耐久試験は、通電1分(絶縁部の先端部温度1400℃)−通電停止1分(常温まで冷却)を1サイクルとして行い、断線の有無を確認した。これらの結果を以下の表1に示す。尚、表1のL1の項におけるマイナスの数値は、上記電極42、43の露出部側端面42A、43Aが金属外筒1の露出部側端面11より内部に引っ込んでいる状態での上記電極42、43の露出部側端面42A、43Aと金属外筒1の発熱側端面11との軸線方向距離を表している。
【0021】
【表1】
【0022】
また、上記図1及び図2に示すグロープラグにおいて、L1を8.0mm及び5.5mmとし、L2を以下の表2に示す値とした実施例5〜12及び比較例5〜6の各グロープラグを用いて、昇温時間、消費電力及び通電耐久試験によるグロープラグの耐久性を調べて性能評価を行った。昇温時間、消費電力及び通電耐久試験によるグロープラグの耐久性の評価方法は、上記の場合と同じである。これらの結果を以下の表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】
(3)実施例の効果
表1より、上記L1が2.0mm以下の短い比較例1〜4の各セラミックグロープラグでは、通電耐久試験において、6000〜18000サイクルで発熱導電材41の接続部において断線を引き起こしていることが判る。また、L1が4.0mmでは、通電耐久試験において、20000サイクルを経ても断線を引き起こすことがないことから通電耐久性に優れていることが判るが、実施例1〜4と比較して、昇温時間が遅く、消費電力が依然として大きい。
【0025】
これに対し、L1が4.0mmを超えている実施例1〜4の各セラミックグロープラグでは、通電耐久試験において、20000サイクルを経ても断線を引き起こすことがないことから、通電耐久性に優れていることが判る。しかも、昇温時間が比較例1〜4より速く、消費電力も比較例1〜4より少ないことから、実施例1〜4の各セラミックグロープラグは、比較例1〜4と比べて、昇温特性を損なうことなく、消費電力を低下させると共に、通電耐久性にも優れているものであることが判る。特に図7及び図8に示すように、L1が4.0mmを超えると昇温速度が急激に速くなり、消費電力の低下も著しくなることから、L1が昇温速度及び消費電力に与える影響がかなり大きいことが判る。
【0026】
また、表2より、L2が2.0mm未満の比較例5〜6では、昇温速度が速く、消費電力は低いことから昇温特性は保たれているのに対し、通電耐久試験では、16000〜17000サイクルで発熱導電材41の接続部において断線を起こしており、通電耐久性に劣るものであることが判る。これに対し、L2が2.0mm以上である実施例5〜12では、昇温時間が速く、消費電力は低いことから昇温特性は保たれており、その上、通電耐久試験において18000サイクルまで断線を引き起こしていないことから、比較例5及び6と比較して、通電耐久性にも優れていることが判る。即ち、L2が2.0mm以上である実施例5〜12の各セラミックグロープラグは、比較例5及び6と比較して、昇温時間、消費電力、通電耐久性の各性質のバランスに優れたセラミックグロープラグであることが判る。更に、表1及び表2より、L1/L2が請求項1に係る発明の範囲内である実施例1〜12は、範囲外である比較例1〜6と比べて、昇圧時間が短く、消費電力が低く、且つ優れた通電耐久性を示すことが判る。
【0027】
尚、本発明のグロープラグとしては、前記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更したものとすることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のグロープラグによれば、上記構成により、従来のセラミックグロープラグと比べて、急速加熱が可能であるというセラミックグロープラグの長所を損なうことなく消費電力を低下させて、放熱による電力ロスを低減すると共に、耐久性に優れたセラミックグロープラグとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のグロープラグの縦断面図である。
【図2】図1に示すグロープラグの要部拡大縦断面図である。
【図3】発熱抵抗部と取出しリード線の一体物を射出成形により製造するところを示す説明図である。
【図4】発熱抵抗部と取出しリード線の一体物の説明図である。
【図5】プレス成形体の縦断面図である。
【図6】従来のセラミックグロープラグの要部拡大縦断面図である。
【図7】表1の距離L1(mm)と昇温時間(sec)との関係を示したグラフである。
【図8】表1の距離L1(mm)と消費電力(W)との関係を示したグラフである。
【符号の説明】
A,A’;セラミックグロープラグ、1;金属外筒、2;筒状主体金具、3;端子電極、4;発熱素子、41;発熱導電材、411;発熱部、412;発熱部保持部、42,43;電極、44;絶縁性セラミック
Claims (1)
- 発熱導電材と、該発熱導電材に電気的に接続された電極とを絶縁性セラミックの内部に埋設し、軸線方向に延びる発熱素子と、該発熱素子の露出部を外部に露出させた状態で上記発熱素子を保持する金属外筒と、を備えるセラミックグロープラグにおいて、
上記発熱導電材は、発熱部と、該発熱部と形状が異なり、上記電極と電気的に接続する発熱部保持部と、から構成され、
上記発熱導電材は上記発熱素子の露出部内に位置し、上記電極は上記絶縁性セラミック及び上記発熱導電材との間で反応層を形成し、且つ上記電極の露出部側端面は上記発熱素子の露出部内に位置すると共に、上記電極の露出部側端面と上記金属外筒の露出部側端面との軸線方向距離(L1)が5.5mm以上であり、
上記電極の上記露出部側端面と上記発熱部保持部の露出部側端面との軸線方向距離(L2)が2.0mm以上であり、
金属外筒の膨張/収縮に伴う金属外筒からの圧縮応力による発熱導電材と電極との接続部でのクラックの発生を抑制することを特徴とするセラミックグロープラグ。
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