JPWO2016038642A1 - 天井ユニットおよび天井ユニットを備えたエレベーターのかご - Google Patents

天井ユニットおよび天井ユニットを備えたエレベーターのかご Download PDF

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Abstract

この発明は、軽量化を図りつつ剛性を高めた天井ユニット(7)および天井ユニット(7)を備えたエレベーターのかご(1)に関する。そして、前記天井ユニット(7)は、エレベーターのかご床板(3)に立設する複数の立柱(4)のうち少なくとも一つに保持される第一の側梁(711)と、複数の立柱(4)のうち、第一の側梁(711)を保持する立柱(4)とは異なる立柱(4)に、第一の側梁(711)と平行に保持される第二の側梁(711)と、第一及び第二の側梁(711,711)の後側端部間を連結する後梁(712)と、第一及び第二の側梁(711,711)と後梁(712)とに下面が当接することにより保持される天井板(72)とを備えている。

Description

この発明は、天井ユニットおよび天井ユニットを備えたエレベーターのかごに関する。
従来のエレベーターは、巻上機ロープに支えられるかご枠を有しており、このかご枠は下枠、立柱及び上枠から構成される。そして、このかご枠の内部に乗客が出入りするかご室が保持される。かご枠とかご室は別々の構造物であるため、それぞれ強度を確保する必要がある。例えば、かご枠の上枠は、かご室のかご床板に作用する偏荷重に耐え得る強度が必要であり、かご室の天井板は、据付又は保守時における保守作業員の搭乗又は重量のある部品の積載に耐え得る強度が必要である。従来のエレベーターは、上枠と天井板の強度をそれぞれ確保する必要があり、全体として部品点数の増大と質量の増加を招いていた。
このような問題に対し、立柱により保持される上枠と、かご室の側壁により保持される天井板を同一平面上に並べたものがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、上枠を天井の一部として用いることで、部品点数と質量を低減させている。
特開2011―190059号公報(第5頁、第2図)
しかしながら、特許文献1に記載のエレベーターのかごは、上枠の周囲に配置された天井板は依然としてかご室の側壁上に取付けられている。そのため、部品点数を低減できるものの、側壁に強度の高い部材を用いる必要があり、全体として質量を低下させることができないという問題点があった。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、エレベーターのかごの部品点数と質量を低減させることのできる天井ユニットおよび、部品点数と質量を低減させたエレベーターのかごを得るものである。
この発明の第1の発明に係る天井ユニットは、エレベーターのかご床板に立設する複数の立柱のうち少なくとも一つに保持される第一の側梁と、前記複数の立柱のうち、前記第一の側梁を保持する立柱とは異なる立柱に、前記第一の側梁と平行に保持される第二の側梁と、前記第一及び第二の側梁の後側端部間を連結する後梁と、前記第一及び第二の側梁と前記後梁に保持される天井板とを備える。
この発明によれば、エレベーターのかごの部品点数と質量を低減させることができる。
この発明の実施の形態1を示すエレベーターのかごの斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す天井ユニットの斜視図である。 側梁と後梁の連結部を拡大した図である。 側梁と前梁の連結部を拡大した図である。 側梁と上梁の連結部を拡大した図である。 天井板の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す天井ユニットの据付状態の正面図である。 この発明の実施の形態1を示す天井ユニットの輸送状態の正面図である。 側梁と立柱の連結部を拡大した図である。 天井板と側壁の締結部を拡大した図である。 この発明の実施の形態2を示す上枠の斜視図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示すエレベーターのかごの斜視図である。図1において、かご1は、非常止めを有する下枠2と、この下枠2の上に設けられるかご床板3と、かご床板3の四隅に立設される立柱4と、かごの側面を形成する一対の側壁5及び出入口10と対向して設けられる正面壁(図示せず)と、出入口10を開閉するかご扉(図示せず)と、出入口10上方に設けられる幕板6とを有するかご室と、かご室の天井部を形成する天井ユニット7と、この天井ユニット7に設けられるガイドシュー8とから構成される。
かご1が昇降路内を昇降する際、かご1は、ガイドシュー8を介して昇降路内に設けられるガイドレール9に案内される。
図2はこの発明の実施の形態1を示す天井ユニット7の斜視図である。図2において、天井ユニット7は、上枠71と、天井板72とから構成される。上枠71は、出入口10の間口方向に離間して互いに平行に並ぶ第一及び第二の側梁(以下、一対の側梁と称する)711と、一対の側梁711の奥側(後側)端部を連結する後梁712と、一対の側梁711の前側端部(出入口10側端部)を連結する前梁713と、一対の側梁711の中央部を連結する上梁714とから構成される。上枠71は、一対の側梁711と後梁712及び前梁713との結合により、その形状は、矩形を成す。
次に、上枠71について図3から図5により詳細に説明する。
側梁711は、1枚の鋼材を折り曲げて形成される。まず、鋼材の長辺が水平に、短辺が垂直になるように配置し、上部を、水平位置まで折り曲げる。次に、下部については、その奥側の端面から、後述する後梁712の水平部712aの前後寸法の分を残して、前側の部分を、上側の縁部と同じ方向に、水平位置まで折り曲げる。これにより、側梁711は、前側の断面がU字型になっており、奥側の断面がL字型になっている。一対の側梁711は、U字の開口部が互いに向き合うように、出入口10の間口方向に離間して平行に並んでいる。
図3は一方の側梁711と後梁712との連結部分を拡大した図である。
一対の側梁711の前側のU字の開口部は、それぞれ2つの水平部711a、cと2つの水平部711a、c間でU字の底部を形成する1つの垂直部711bとから構成される。ここで、二つの水平部711a、cのうち下側に位置する水平部を下部水平部711a、上側に位置する水平部を上部水平部711cとそれぞれ称する。下部水平部711aの上面は、後述する天井板72が当接して締結する、当接面である。また、一対の側梁711の奥側は、垂直部711bと上部水平部711cにより、断面がL字型になっている。なお、下部水平部711aの前側の端面から奥側の端面までの長さは、垂直部711b及び上部水平部711cの前側の端面から奥側の端面までの長さよりも、後梁712の水平部712aの前後寸法相当分短く形成されている。また、下部水平部711aを形成する際に残された鋼材の奥側は、鉛直下方に延び、垂直部711bを形成する。
後梁712は、鋼材の長辺のうち一方を上方へ折り曲げ成形し、断面がL字型になっている。L字型の後梁712は、水平部712aとこの水平部712aから上方に向かって延びる垂直部712bとを有する。水平部712aの上面は、後述する天井板72が当接して締結する当接面である。垂直部712bの短辺寸法は、側梁711の垂直部711bの短辺寸法と同じ寸法になっている。
後梁712の長手方向の一端部は、一方の側梁711の奥側の端部と溶接される。具体的には、水平部712aの長手方向の一端部の前面と、下部水平部711aの奥側端面とを接触させ、水平部712aの側梁711側の端面と垂直部711bの後梁712側の側面とを接触させ、垂直部712bの側梁711側の端面と、垂直部711bの後梁712側の側面とを接触させ、垂直部712bの上端面と上部水平部711cの下面とを接触させる。その状態で、水平部712aと下部水平部711aを溶接し、水平部712aと垂直部711bを溶接し、垂直部712bと垂直部711bを溶接し、上部水平部711cと垂直部712bを溶接する。他方の側梁711と後梁712の長手方向の他端部も同様に溶接される。このようにして、後梁712は、一対の側梁711の奥側の端部を連結する。ここで、一対の側梁711の下部水平部711aの上面と、後梁712の水平部712aの上面とは、同一の水平面(A)上に配置される。また、側梁711の下部水平部711a、後梁712の水平部712aは、ボルト穴12を有する。このボルト穴12を介して、側梁711、後梁712は、後述する天井板72と締結される。
図4は一方の側梁711と前梁713との連結部分を拡大した図である。
前梁713は、鋼材の長辺のうち一方を上方へ折り曲げ成形し、断面がL字型になっている。L字型の前梁713は、後梁712と同一形状であるが、大きさは後梁712よりも小さい。前梁713は、後梁712の水平部712aと平行な水平部713aと、この水平部713aから上方に向かって延びる垂直部713bとを有する。垂直部713bの短辺寸法は、側梁の垂直部711bの短辺寸法と比べて短い寸法になっている。
前梁713の長手方向の一端部は、一方の側梁711の前側(出入口10側)端部と溶接される。具体的には、前梁713の垂直部713bの上面は、側梁711の上部水平部711cの下面に接触する。前梁713の水平部713aにおける側梁711側の端面は、側梁711の垂直部711bにおける前梁713側の側面と接触する。前梁713の垂直部713bにおける側梁711側の端面は、側梁711の垂直部711bにおける前梁713側の側面と接触する。この状態で、上部水平部711cと垂直部713bが溶接され、垂直部713bと垂直部711bが溶接され、水平部713aと垂直部711bが溶接される。同様に、前梁713の長手方向の他端部も、他方の側梁711の前側端部と溶接される。このようにして、前梁713は一対の側梁711の前側端部を連結する。ここで、前梁713の垂直部713bの上下寸法は、側梁711の垂直部711bの上下寸法と比べて短い寸法となっている。このため、前梁713の水平部713aの下面は、側梁711の下部水平部711aの上面よりも上方に、下部水平部711aの上面から離間して配置される。
図5は一方の側梁711と上梁714との連結部分を拡大した図である。
上梁714は、鋼材を折り曲げ成形し、断面がU字型になっている。上梁714は、U字の開口部が上方を向くように配置される。上梁714のU字の開口部は、2つの垂直部714bと2つの垂直部714b間でU字の底部を形成する1つの水平部714aとから構成される。ここで、上梁714の2つの垂直部714bの上下寸法は、側梁711の垂直部711bの上下寸法と比べて短い寸法になっており、前梁713の垂直部713bの上下寸法と同じ寸法になっている。
上梁714の長手方向の一端部は、一方の側梁711の中央部と溶接される。具体的には、上梁714の水平部714aにおける側梁711側の端面と、側梁711の垂直部711bにおける上梁714側の側面とが接触する。2つの垂直部714bの側梁711側の端面と、側梁711の垂直部711bにおける上梁714側の側面とが接触する。2つの垂直部714bの上面は、側梁711の上部水平部711cの下面と接触する。この状態で、水平部714aと垂直部711bが溶接され、2つの垂直部714bと垂直部711bが溶接され、垂直部714bと上部水平部711cが溶接される。同様に、上梁714の長手方向の他端部も、他方の側梁711の中央部に溶接される。このようにして、上梁714は一対の側梁711の中央部を連結する。ここで、上梁714の2つの垂直部714bの上下寸法は、側梁711の垂直部711bの上下寸法と比べて、短い寸法になっており、また、前梁713の垂直部713bの上下寸法と同じ寸法になっている。このため、前梁713の水平部713aの下面と上梁714の水平部714aの下面は、同一の水平面(B)上に配置される。この水平面(B)は、側梁711の下部水平部711aの下面と後梁712の水平部712aの下面が配置される水平面(A)よりも上方に位置する。
なお、各梁を形成する鋼材は、一般構造物で強度が規定されているものである。また、各梁は、異なる鋼材で形成しても、剛性を得られれば差し支えない。
次に、天井板72について図6により詳細に説明する。図6は天井板72の斜視図である。
天井板72は、矩形の板材の一対の対辺をかご1の上側へ折り曲げて成形した、第一及び第二の垂直部(以下、一対の側部垂直部と称する)721aを有する。残りの2辺のうち、かご1の奥側の辺は、かご1の上側へ折り曲げられ、第三の垂直部(以下、後部垂直部と称する)722aが形成される。かご1の前方の残りの1辺も、かご1の上側へ折り曲げられ、第四の垂直部(以下、前部垂直部と称する)723aが形成される。側部垂直部721aの上部は、他方の側部垂直部721aとは反対側に折り曲げられ、第一及び第二の水平部(以下、一対の側部水平部と称する)721bが形成される。後部垂直部722aの上部は、前部垂直部723aとは反対側に折り曲げられ、第三の水平部(以下、後部水平部と称する)722bが形成される。前部垂直部723aの上部は、後部垂直部722aとは反対側に折り曲げられ、第四の水平部(以下、前部水平部と称する)723bが形成される。側部水平部721b、後部水平部722b、前部水平部723bは、側部垂直部721a、後部垂直部722a、前部垂直部723aの上端部とそれぞれ対応して連接し、外側に延びている。また、側部垂直部721a、後部垂直部722a及び前部垂直部723aの下端部間には、底部72aが形成される。底部72aは、側部垂直部721a、後部垂直部722a、前部垂直部723aの下端部と連接する。底部72aの上面が据付又は保守時に、保守作業員が搭乗し、または重量のある部品が積載される天蓋面となり、下面がかご室内の天井面としての意匠面となる。
次に、天井板72を上枠71へ締結する方法を説明する。
側部垂直部721a、後部垂直部722a、前部垂直部723aは、ボルト穴16を有する。このボルト穴16を介して、側部垂直部721aは、側壁5の上端部と、後部垂直部722aは、正面壁(図示せず)の上端部と、前部垂直部723aは、幕板6の上端部と締結される。
側梁711の下部水平部711a及び後梁712の水平部712aの上面は、天井板72の側部水平部721b及び後部水平部722bの下面がそれぞれ当接する当接面である。さらに、側部水平部721b、後部水平部722bは、ボルト穴12を有する。このボルト穴12を介して、側部水平部721bは、側梁711の下部水平部711aと、後部水平部722bは、後梁712の水平部712aと締結される。前部水平部723bは、前梁713とは接しない。
図7は天井ユニット7を出入口10側から見た図である。天井板72は、天蓋面を上、意匠面を下にして、前梁713側から上枠71に取り付けられる。このとき、天井板72の側部水平部721bは、上枠71の一対の側梁711の下部水平部711a及び後梁712の水平部712aが配置される水平面(A)と前梁713の水平部713a及び上梁714の水平部714aが配置される水平面(B)との間に挿入される。天井板72の側部水平部721bの下面は、側梁711の下部水平部711aの上面に当接する。同様に、天井板72の後部水平部722bの下面は、後梁712の水平部712aの上面に当接する。側梁711の下部水平部711aと天井板72の側部水平部721b、及び後梁712の水平部712aと天井板72の水平部722bは、それぞれボルト穴12を介してボルトで締結され、固定される。これにより、図2に示す天井ユニット7が形成される。
ここで、天井板72は、意匠面及び天蓋面を形成する底部72aと垂直部721a、722a、723a及び水平部721b、722b、723bがすべて同一の板材で構成される。また、天井板72の水平部721b、722bは、側梁711の下部水平部711a及び後梁712の水平部712aの上面に、それぞれ全長に渡って当接している。これにより、万一、天井板72と側梁711及び後梁712との固定が外れてしまっても、天井板72の落下を防ぐことができる。
以上の構成をとった天井ユニット7を使用した際の、かご1の据付手順を、図1、図9及び図10により説明する。
まず、下枠2の上にかご床板3を配置し、かご床板3が水平になるよう調整する。次にかご床板3の四隅に立柱4を立設する。この立柱4の上部に天井ユニット7を締結する。側梁711の垂直部711b及び、立柱4の上部は、ボルト穴14を有し、このボルト穴14を介して、側梁711の垂直部711bと立柱4の上部とをボルト15で締結する。図9は側梁711と立柱4の締結部を拡大した図である。図9に示すように、立柱4を、側梁711の垂直部711bの外面(前梁713が接触する面とは反対側の側面)に当接させ、ボルト15で側梁711と締結する。
天井ユニット7を立柱4に締結した後、かご床板3に側壁5を立設し、この側壁5を、天井板72の側部垂直部721a、かご床板3にボルト17で締結する。正面壁(図示せず)は、天井板72の後部垂直部722aの外面(前部垂直部723aとは反対側の側面)、かご床板3にボルト17で締結する。幕板6は、天井板72の前部垂直部723aの外面(後部垂直部722aとは反対側の側面)にボルト17で締結する。ここで、かご1は、図1に示す状態になる。最後に、出入口10にかご扉(図示せず)を組み付ける。
図10は天井板72と側壁5の締結部を拡大した図である。図10に示すように、側壁5の上部は、天井板72の側部垂直部721aの外面(他方の側部垂直部721aとは反対側の側面)に当接し、ボルト17で締結される。同様に、正面壁及び幕板6の上端部は、それぞれ、天井板72の後部垂直部722aの外面(前部垂直部723aとは反対側の側面)及び前部垂直部723aの外面(後部垂直部722aとは反対側の側面)に当接し、ボルト17で締結される。これにより、天井板72にかかる荷重は、側壁5、正面壁及び幕板6へ分散されるため、天井板72に補強材を取付けなくても、据付又は保守時における保守作業員の搭乗又は重量のある部品の積載に耐え得る剛性を得られる。
図7は天井ユニット7の据付状態の正面図である。図8は天井ユニット7の輸送状態の図である。天井ユニット7は、出荷の際、図7に示す状態としても良いが、図8に示す状態とすることもできる。
図4及び図5に示すように、前梁713の水平部713aの長手方向の一端部と、上梁714の水平部714aの長手方向の一端部には、小径孔と大径孔とが連通して成るだるま穴11が形成される。そして、側梁711の下部水平部711aにおける、これらのだるま穴11の鉛直下方の位置に、同形状で同じ大きさのだるま穴11が形成される(側梁711のだるま穴11のうち、上梁714に対応するだるま穴11は図示せず)。前梁713、上梁714の長手方向の他端部にも同様にだるま穴11が形成され、これらだるま穴11に対応して、他方の側梁711にも同様にだるま穴11が形成される。だるま穴11は、大径孔が小径孔よりも出入口10側に来るように形成される。
図8では、天井板72の側部水平部721bの上面は、前梁713の水平部713aの下面及び上梁714の水平部714aの下面に当接する。天井板72の側部水平部721bは、側部水平部721bの長穴13と前梁713のだるま穴11の小径孔を介して、ボルト(図示せず)で仮締結される。また、天井板72の側部水平部721bは、側部水平部721bの長穴13と上梁714のだるま穴11の小径孔を介して、ボルト(図示せず)で仮締結される。だるま穴11を形成する小径孔の直径は、ボルトの頭部の直径よりも小さく、ボルトの軸部の直径よりも大きい。また、だるま穴11の大径孔の直径は、ボルトの頭部の直径よりも大きい。そのため、長穴13にボルトを通した上でナットをとりつけることでボルトを天井板72に保持させた状態で、ボルトの頭部を、だるま穴11の大径穴に通してから、小径穴にボルトを移動させることにより、天井板72と前梁713、天井板72と上梁714を容易に仮締結できる。このようにして上枠71と天井板72とを仮締結すると、図8に示すように、天井板72の意匠面は、側梁711の下部水平部711a及び後梁712の水平部712aが配置される水平面(A)よりも高い位置に配置され、天井板72は、側梁711の下部水平部711aの上面と接触しない。この状態で出荷すれば、輸送中に、天井板72の意匠面を傷つける恐れがなく、また、天井ユニット7を包装する梱包材の削減にもつながる。
図8に示す輸送状態で出荷、輸送された天井ユニット7は、据付現場に搬入された後、図7に示す据付状態に変形される。まず、天井板72の側部水平部721bと前梁713の水平部713a及び上梁714の水平部714aとを仮締結しているボルトを緩め、天井板72を、上梁714に対しかご1の出入口10側へずらす。そうすると、ボルトの頭部がだるま穴11の小径孔から大径孔側へ移動し、ボルトはだるま穴11から抜け出ることが可能となり、天井板72の側部水平部721bを前梁713の水平部713a及び上梁714の水平部714aから取り外すことが可能となる。
天井板72の側部水平部721bを前梁713の水平部713a及び上梁714の水平部714aから取り外しても、前梁713及び上梁714と天井板72を締結していたボルトは、天井板72の長穴13に取付けられたままである。天井板72を下方へ移動すると、側部水平部721bの下面が、側梁711の下部水平部711aの上面に当接する。このとき、天井板72の長穴13に取付けられているボルトは、側梁711の下部水平部711aに設けられただるま穴11の大径孔に通される。そして、天井板72を奥側へ移動すると、天井板72の後部水平部722bは、後梁712の水平部712aの上面と当接し、天井板72の長穴13と側梁711のだるま穴11を連結するボルトは、だるま穴11の大径孔から小径孔へ移動する。このボルトを締め、さらに、側梁711の下部水平部711aと後梁712の水平部712aに設けられたボルト穴12と天井板72の側部水平部721b、後部水平部722bに設けられたボルト穴12とをボルト(図示せず)で本締結して、天井板72を上枠71へ固定すると、図7に示す据付形態になる。
このように、天井ユニット7は、図8に示す輸送状態から図7に示す据付状態に、容易に変形できる。なお、かご1の据付時に、天井ユニット7は、図8に示す輸送状態のまま立柱4の上部に締結し、締結後に、天井板72を移動させて図7に示す据付状態とすることができる。天井ユニット7は図8に示す輸送状態のまま立柱4の上部に締結すると、天井板72の意匠面を傷つける恐れがなく、据付作業が容易になる。
なお、一対の側梁711は、それぞれ二つの立柱4の上部に締結されるとしたが、一つの立柱4の上部に締結されてもよい。また、立柱4は、かご床板3の四隅に立設するとしたが、これに限らない。例えば、かご床板3の四隅に加えて、側壁5が組付けられる辺の中央部にも立柱4を立設してもよい。この場合、一対の側梁711は、それぞれ三つの立柱4の上部に締結される。
この実施の形態の天井ユニット7は、かご床板3に立設する複数の立柱4のうち少なくとも一つに保持される第一の側梁711と、第一の側梁711を保持する立柱4とは異なる立柱4に、第一の側梁711と平行に保持される第二の側梁711を備える。さらに、第一及び第二の側梁711の後側端部間を連結する後梁712を備える。そして、天井板72が第一及び第二の側梁711と後梁712により保持される。これにより、上枠71を形成する第一及び第二の側梁711及び後梁712と天井板72とを一体化して天井ユニット7としたことで、部品点数を低減することができる。また、天井板72を上枠71で保持するため、かご室の側壁5にかかる重量を低減でき、側壁5に比較的強度の低い部材を用いることができるため、かご1の質量を低減させることができる。
また、この実施の形態の天井ユニット7は、第一及び第二の側梁711がそれぞれ天井板72の下面が当接する当接面を有する。さらに、第一及び第二の側梁711の当接面の上方にこの当接面から離間して配置され、第一及び第二の側梁711の前側端部間を連結する前梁713と、第一及び第二の側梁711の当接面の上方にこの当接面から離間して配置され、第一及び第二の側梁711の中央部間を連結する上梁714と、を備える。これにより、第一及び第二の側梁711は、後梁712に加えて前梁713、上梁714にも連結されるので、天井ユニット7の剛性を高めることができる。また、天井板72は、第一及び第二の側梁711に橋架されるので、天井板72と第一及び第二の側梁711との締結が外れても、天井板72の落下を防ぐことができる。
また、この実施の形態の天井ユニット7は、前梁713の下面と上梁714の下面は、同一水平面に配置される。これにより、天井ユニット7の輸送時に、天井板72を前梁713の下面と上梁714の下面に仮締結できるので、天井板72の意匠面を傷つける恐れがなく、また、天井ユニット7を包装する梱包材を削減できる。
また、この実施の形態の天井ユニット7は、後梁712に天井板72の下面が当接する当接面を有する。さらに、第一及び第二の側梁711の当接面と後梁712の当接面は同一水平面に配置される。これにより、天井板72は、第一及び第二の側梁711に加えて後梁712にも橋架されるので、天井ユニット7の剛性を高めることができ、また、天井板72の落下を防ぐこともできる。
前梁713と上梁714は長手方向の両端に小径孔と大径孔とが連通して成る締結穴であるだるま穴11を有し、第一及び第二の側梁711は締結穴であるだるま穴11の鉛直下方の位置に連結穴と同形状の締結穴であるだるま穴11を有する。これにより、天井板72は、輸送時に、前梁713の水平部713a及び上梁714の水平部714aの下面に当接して仮締結できる。天井板72の意匠面は、側梁711の下部水平部711a及び後梁712の水平部712aが配置される水平面(A)よりも高い位置に配置されるので、意匠面を傷つける恐れがない。
また、この実施の形態の天井ユニット7を形成する天井板72は、互いに対向する第一及び第二の垂直部721aと、第一及び第二の垂直部721aの後側端部間に設けられる第三の垂直部722aと、第一、第二の垂直部721a及び第三の垂直部722aの上端部にそれぞれ対応して連接し、該上端部から外側に延びる第一、第二の水平部721b及び第三の水平部722bと、第一、第二の垂直部721a及び第三の垂直部722aの下端部を連接する底部72aを有する。これにより、垂直面721a、722aは、天井巾木の機能を果たすことができるので、部品点数を削減でき、かご1の質量の低減につながる。
また、この実施の形態の天井ユニット7は、天井板72が、第一及び第二の水平部721bが第一及び第二の側梁711の上に載置され、第三の水平部722bが後梁712の上に載置される。これにより、天井板72は、水平面721b、721bがそれぞれ側梁711の下部水平部711a、後梁712の水平部712bに載置されるので、天井板72と側梁711、後梁712との締結が外れた場合でも、天井板72の落下を防ぐことができる。
また、この実施の形態の天井ユニット7は、天井板72の第一、第二の垂直部721aと、第一、第二の水平部721bと、底部72aとは一枚の板材で形成される。これにより、一枚の板材で形成される天井板72は、垂直部721aの外面が側壁5に締結されるので、据付又は保守時における保守作業員の搭乗又は重量のある部品の積載に耐え得る強度を得られる。
また、この実施の形態のエレベーターのかご1は、エレベーターのかご床板3に立設する第一の側壁5と、第一の側壁5と対向してエレベーターのかご床板3に立設する第二の側壁5と、エレベーターの出入口10と対向してエレベーターのかご床板3に立設する正面壁(図示せず)と、天井板72の底部72aをかご床板3側に向けた状態で天井板72の第一及び第二の垂直部721aの外面が第一及び第二の側壁5の内面と当接して締結され、天井板72の第三の垂直部722aが正面壁の内面と当接して締結される天井ユニット7とを備える。これにより、天井板72は、4辺が上側へ折り曲げ成形され、それぞれ側部垂直部721a、後部垂直部722a、前部垂直部723aを形成し、これらの垂直部の外面が側壁5、正面壁、幕板6に締結されるので、剛性を得ることができる。このため、天井板72に補強材を取付ける必要がなく、部品点数を削減でき、据付作業が容易になる。また、天井ユニット7は、出荷のときから一体化された形態であり、この形態のまま据付けられるので、据付作業が容易になる。
なお、この実施の形態では、一枚の板材の4辺を折り曲げ成形して、4つの垂直部及び4つの水平部を形成したが、少なくとも一対の対辺を折り曲げ成形し、側部垂直部721a及び側部水平部721bを形成すればよい。この場合、かご1の奥側と出入口10側とに位置する垂直部722a、723a及び水平部721b、722bは、別の部材を接合して形成する。この場合でも、天井板72の落下を防ぐことができ、また、据付作業が容易である点は変わらない。
また、天井板72は、垂直部721a、722a、723a及び水平部721b、722b、723bを形成せず、平面形状としてもよい。この場合、天井板72の出入口10の幅方向の寸法は、側梁711の下部水平部711a間の間口幅よりも広い寸法になっている。これにより、天井板72は、側梁711の下部水平部711aの上面に橋架される。よって、天井板72の落下を防ぐことができ、また、据付作業も容易である。
なお、かご1を昇降させるロープ(図示せず)の掛け方は、かご1の下部及び側面に沿ってロープが掛け回される、いわゆるせり上げ方式、上梁714にロープの端部を取付ける、いわゆる吊り下げ方式、いずれにも、適用できる。
なお、側梁711及び後梁712は、ボルト穴12を介して天井板72と締結されるものとしたが、溶接により固定することもできる。
実施の形態2.
実施の形態1では、前梁713の水平部713aを側梁711の水平部711a及び後梁712の水平部712aよりも高い位置としたが、同じ高さになるように設けても良い。図11はこの実施の形態における上枠71の斜視図である。図11に示すように、前梁713の水平部713aは、かご1の奥側に向かって折り曲げ成形されて形成され、水平部713aは、天井板72の前部水平部723bと締結するためのボルト穴12を有する。
側梁711の下部水平部711aは、鋼材の奥側の端面から、後梁712の水平部712aの前後寸法の分を残し、鋼材の前側の端面から、前梁713の水平部713aの前後寸法の分を残して、中央の部分を折り曲げて、形成される。したがって、下部水平部711aの前側の端面から奥側の端面までの長さは、上部水平部711cの前側の端面から奥側の端面までの長さよりも、後梁712の水平部712aの前後寸法と前梁713の水平部713aの前後寸法を合わせた分、短く形成されている。また、下部水平部711aを形成する際に残された鋼材の奥側及び前側は、鉛直下方に延び、垂直部711bを形成する。
前梁713の長手方向の一端部は、一方の側梁711の前側(出入口10側)の端部と溶接される。具体的には、前梁713の水平部713aの長手方向の一端部の後面は、側梁711の下部水平部711aの前側の端面と接触する。前梁713の水平部713aにおける側梁711側の端面は、側梁711の垂直部711bにおける前梁713側の側面と接触する。前梁713の垂直部713bにおける側梁711側の端面は、側梁711の垂直部711bにおける前梁713側の側面と接触する。前梁713の垂直部713bの上端面は、側梁711の上部水平部711cの下面に接触する。この状態で、上部水平部711cと垂直部713bが溶接され、垂直部713bと垂直部711bが溶接され、水平部713aと垂直部711bが溶接され、水平部713aと下部水平部711aが溶接される。同様に、前梁713の長手方向の他端部も、他方の側梁711の前側端部と溶接される。このようにして、前梁713は、一対の側梁711の前側端部を連結する。
後梁712と一対の側梁711の連結方法は、実施の形態1と同様である。この実施の形態においても、上枠71は、一対の側梁711、後梁712及び前梁713との結合によりその形状は、矩形を成す。
ここで、側梁711の上部水平部711cは、実施の形態1と比べて、かご1の出入口10の間口方向に幅が狭く形成されている。一対の側梁711の上部水平部711cの離間距離は、天井板72の一方の側部水平部721bにおける一方の側梁711側の側面から他方の側部水平部721bにおける他方の側梁711側の側面までの寸法より長くなっている。また、上梁714は設けない。天井板72は、側梁711、後梁712、前梁713から成る上枠71に、上側から挿入できる。天井板の側部水平部721b、後部水平部722b、前部水平部723bは、それぞれ、側梁711の下部水平部711a、後梁の水平部712a、前梁の水平部713aと締結される。これにより、天井ユニット7が形成される。
この実施の形態においても、かご1の据付手順は、実施の形態1と同様である。天井ユニット7は、実施の形態1の図7に示す据付状態に相当する状態で、立柱4に締結される。天井板72の側部垂直部721aの外面(他方の側梁711とは反対側の側面)は、側壁5の外面と、後部垂直面722aの外面(前梁723とは反対側の側面)は、正面壁の外面と、前部垂直部723aの外面(後梁722とは反対側の側面)は、幕板6の外面と、それぞれ、締結される点は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2においても、上枠71と天井板72を一体化して天井ユニット7としたことで、部品点数を低減することができる。また、天井板72を上枠71で保持するため、かご室の側壁5にかかる重量を低減でき、側壁5に比較的強度の低い部材を用いることができるため、かごの質量を低減させることができる。
また、実施の形態1と同様に、天井板72は、4辺が上側へ折り曲げ成形され、それぞれ側部垂直部721a、後部垂直部722a、前部垂直部723aを形成し、これらの垂直部が側壁5、正面壁(図示せず)、幕板6に締結されるので、剛性を得ることができる。このため、天井板72に補強材を取付ける必要がなく、部品点数を削減でき、据付作業が容易になる。また、天井ユニット7は、出荷のときから一体化された形態であり、この形態のまま据付けられるので、据付作業が容易になる。
なお、この実施の形態では、天井板72の4辺を折り曲げ成形して、垂直部及び水平部を形成したが、少なくとも一対の対辺を折り曲げ成形し、側部垂直部721a及び側部水平部721bを形成すればよい。この場合、かご1の奥側と出入口10側とに位置する垂直部722a、723a及び水平部722b、723bは、別の部材を接合して形成する。この場合でも、天井板72の落下を防ぐことができ、また、据付作業が容易である点は変わらない。
また、天井板72は、垂直部721a、722a、723a及び水平部721b、722b、723bを形成せず、平面形状としてもよい。この場合、天井板72の出入口10の幅方向の寸法は、側梁711の下部水平部711a間の間口幅よりも広い寸法になっている。これにより、天井板72は、側梁711の下部水平部711aの上面に橋架される。よって、天井板72の落下を防ぐことができ、また、据付作業も容易である。
また、側梁711の上部水平部711cは、実施の形態1と比べて、かご1の出入口10の間口方向に幅が狭い形態としたが、上部水平部711cを形成せず、側梁711を断面L字としても良い。
この実施の形態における天井ユニット7は、第一及び第二の側梁711はそれぞれ天井板72の下面が当接する当接面を有し、第一及び第二の側梁711の前側端部間を連結する前梁713を備え、第一及び第二の側梁711の上部間の間口は天井板72の一辺の寸法よりも広くなっている。これにより、天井板72は、上枠71の上方から挿入されて締結されるので、据付作業が容易である。また、天井板72は、側梁711に載置されるので、天井板72と側梁711との締結が外れた場合でも、天井板72の落下を防ぐことができる。
この実施の形態においても、かご1を昇降させるロープ(図示せず)の掛け方は、かご1の下部及び側面に沿ってロープが掛け回される、いわゆるせり上げ方式、上梁714にロープの端部を取付ける、いわゆる吊り下げ方式、いずれにも、適用できる。
なお、この実施の形態においても、側梁711及び後梁712は、ボルト穴12を介して天井板72と締結されるものとしたが、溶接により固定することもできる。
1 かご、2 下枠、3 かご床板、4 立柱、5 側壁、6 幕板、7 天井ユニット、71 上枠、711 側梁、712 後梁、713 前梁、713 上梁、711a
下部水平部、711c 上部水平部、712a、713a、714a 水平部、711b、712b、713b、714b 垂直部、72 天井板、72a 底部、721a 側部垂直部、721b 側部水平部、722a 後部垂直部、722b 後部水平部、723a 前部垂直部、723b 前部水平部、8 ガイドシュー、9 ガイドレール、10 出入口、11 だるま穴、12、14、16 ボルト穴、13 長穴、15、17 ボルト

Claims (10)

  1. エレベーターのかご床板に立設する複数の立柱のうち少なくとも一つに保持される第一の側梁と、
    前記複数の立柱のうち、前記第一の側梁を保持する立柱とは異なる立柱に、前記第一の側梁と平行に保持される第二の側梁と、
    前記第一及び第二の側梁の後側端部間を連結する後梁と、
    前記第一及び第二の側梁と前記後梁に保持される天井板と
    を備える天井ユニット。
  2. 前記第一及び第二の側梁はそれぞれ前記天井板の下面が当接する当接面を有し、
    前記当接面の上方に当該当接面から離間して配置され、前記第一及び第二の側梁の前側端部間を連結する前梁と、
    前記当接面の上方に当該当接面から離間して配置され、前記第一及び第二の側梁の中央部間を連結する上梁と、
    を備える請求項1に記載の天井ユニット。
  3. 前記前梁の下面と前記上梁の下面は、同一水平面に配置される請求項2に記載の天井ユニット。
  4. 前記後梁は前記天井板の下面が当接する当接面を有し、
    前記第一及び第二の側梁の当接面と前記後梁の当接面は同一水平面に配置される請求項2又は請求項3に記載の天井ユニット。
  5. 前記前梁と前記上梁は長手方向の両端に小径孔と大径孔とが連通して成る締結穴を有し、
    前記第一及び第二の側梁は前記締結穴の鉛直下方の位置に前記連結穴と同形状の締結穴を有する、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の天井ユニット。
  6. 前記第一及び第二の側梁はそれぞれ前記天井板の下面が当接する当接面を有し、
    前記第一及び第二の側梁の前側端部間を連結する前梁を備え、
    前記第一及び第二の側梁の上部間の間口は前記天井板の一辺の寸法よりも広くなっている請求項1に記載の天井ユニット。
  7. 前記天井板は、互いに対向する第一及び第二の垂直部と、前記第一及び第二の垂直部の後側端部間に設けられる第三の垂直部と、前記第一、第二及び第三の垂直部の上端部にそれぞれ対応して連接し、該上端部から外側に延びる第一、第二及び第三の水平部と、前記第一、第二及び第三の垂直部の下端部を連接する底部を有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の天井ユニット。
  8. 前記天井板は、前記第一及び第二の水平部が前記第一及び第二の側梁の上に載置され、前記第三の水平部が前記後梁の上に載置される請求項7に記載の天井ユニット。
  9. 前記天井板の第一、第二の垂直部と、第一、第二の水平部と、底部とは一枚の板材で形成される請求項7又は請求項8に記載の天井ユニット。
  10. 前記エレベーターのかご床板に立設する第一の側壁と、
    前記第一の側壁と対向して前記エレベーターのかご床板に立設する第二の側壁と、
    前記エレベーターの出入口と対向して前記エレベーターのかご床板に立設する正面壁と、
    前記天井板の底部を前記かご床板側に向けた状態で前記天井板の第一及び第二の垂直部の外面が前記第一及び第二の側壁の内面と当接して締結され、前記天井板の第三の垂直部が前記正面壁の内面と当接して締結される請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の天井ユニットと
    を備えるエレベーターのかご。
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