JP7135902B2 - エレベーターかご天井上巾木装置 - Google Patents

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この発明は、エレベーターかご天井上に設置されるエレベーターかご天井上巾木装置に関する。
エレベーターかご天井上で据付作業や保守作業をする際に作業の安全確保のためにエレベーターかご天井上に設置する安全柵は広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
エレベーターかご天井上巾木装置は、このような安全柵と共に用いられ、作業の安全を確保するための一種の防護壁として用いられる。より具体的には、当該巾木装置は、板状の板金部品で構成された複数の巾木を備え、これら複数の巾木をエレベーターかご天井上の作業場を囲むようにエレベーターかご天井上に取り付けることにより構成される(例えば、特許文献2参照)。これにより、エレベーターかご天井上での作業中に工具が天井上を滑って落下したり、作業者の足が作業場からはみ出したりすることを防止する。
このようにエレベーターかご天井上巾木装置は、作業の安全確保のために必要なものであり、国内外において設置することが要求されている。具体的には、国内のエレベーター協会の安全指針では、少なくともエレベーターの据付開始から施工完了までの間は高さ100mm以上の巾木装置を設置する事が要求されている。また、欧州においても当該巾木装置の設置が欧州安全規格EN-81において要求されている。したがって、巾木装置は、エレベーターかご天井上構成部品として、必須の部品となっている。
エレベーターかご天井上巾木装置は、エレベーターかご天井を出荷する際の部品点数を減らすことと、エレベーターかご天井の現場での据付作業性とを考慮して、通常、エレベーターかご天井上に取り付けた形態で出荷され、運搬される。
特表2005-532966号公報 特開2010-202316号公報
エレベーターかご天井を出荷して据付場所まで運搬したり、据付場所で据付したりする際、エレベーターかご天井を移動式クレーンやチェーン滑車を用いてワイヤーロープで吊り上げることが多い。このとき、エレベーターかご天井の頂壁の周囲端部付近に高さ100mm以上の巾木が立ち上がった状態であると、巾木がワイヤーロープや吊金具の障害となるおそれがある。そのため、エレベーターかご天井を吊り上げ時に巾木との干渉を避けるために、エレベーターかご天井の運搬姿勢を制限する必要があった。また、ワイヤーロープが板金で構成された巾木と接触すると荷重により巾木を変形させる恐れがあるため、エレベーターかご天井を慎重に取り扱う必要もあった。その結果として、エレベーターかご天井の運搬から据付までの作業性を低下させていた。
一方、エレベーターかご天井を据付場所まで運搬した後にエレベーターかご天井上に巾木装置を設置するようにすれば、エレベーターかご天井を運搬する際に巾木が障害とならないようにエレベーターかご天井を運搬することは可能である。しかしながら、エレベーターかご天井を出荷する際に巾木を別部品として出荷するため、運搬すべき部品点数が増加し、運搬効率が低下する。加えて、据付場所において追加で部品の開梱作業が発生したり梱包材の廃棄物が発生したりするため、据付作業が煩雑となる。すなわち、全体として、運搬・据付作業が非効率になるとの問題が生じる。そのため、エレベーターかご天井上に巾木装置を設置して出荷することが望ましい。
従って、この発明の目的は、エレベーターかご天井上に巾木装置を設置して出荷運搬し据付する場合であってもエレベーターかご天井の運搬から据付までの作業性低下を抑制することができるエレベーターかご天井上巾木装置を提供することである。
この発明によれば、複数の巾木を有し、これら複数の巾木をエレベーターかごの頂壁に固定することにより囲繞領域を形成するエレベーターかご天井上巾木装置であって、前記巾木は、障壁部と、前記巾木装置の運搬状態時に、前記障壁部が前記頂壁と対向して障壁を形成していない状態で当該巾木を前記頂壁に固定するための運搬状態固定部と、前記巾木装置の据付状態時に、前記障壁部が前記頂壁から立ち上がり障壁を形成した状態で当該巾木を前記頂壁に固定するための据付状態固定部と、を備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、エレベーターかご天井上巾木装置を設置して出荷運搬し据付する場合であってもエレベーターかご天井の運搬から据付までの作業性低下を抑制できるエレベーターかご天井上巾木装置を提供することができる。
この発明のエレベーターかご天井上巾木装置の実施の形態の巾木装置の運搬状態を示す斜視図である。 図1のa-a断面図を示す。 図1の矢視bから見た正面図であり、長辺方向の中間部は省略している。 この発明のエレベーターかご天井上巾木装置の実施の形態の巾木装置の据付状態を示す斜視図である。 図4のc-c断面図である。 図4の矢視dからみた正面図であり、長辺方向の中間部は省略している。 実施の形態2における図1の巾木装置及びベース部材のa-a断面相当図である。 実施の形態2における図4の巾木装置及びベース部材のc-c断面相当図を示す。 実施の形態2における図4の矢視dの部分の正面相当図である。 実施の形態3における図1の巾木装置及びベース部材のa-a断面相当図である。 実施の形態3における図4の巾木装置及びベース部材のc-c断面相当図を示す。 実施の形態3における図4の矢視dの部分の正面相当図である。 実施の形態4の巾木装置の据付状態を示す斜視図である。 実施の形態4の巾木装置の据付状態から運搬状態までの可動状態を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態について添付の図面を参照して説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本実施の形態のエレベーターかご天井上巾木装置1を図1~図6を用いて説明する。
図1は実施の形態1の巾木装置1の運搬状態を示す斜視図であり、図2は図1の線a-aに沿った概略断面図であり、図3は図1の矢視bから見た巾木装置の運搬状態を示す正面図である。図4は実施の形態1の巾木装置の据付状態を示す斜視図であり、図5は図4の線c-cに沿った概略断面図であり、図6は図4の矢視dからみた巾木装置の据付状態を示す正面図である。
本実施の形態のエレベーターかご天井上巾木装置1は、エレベーターかご天井上において運搬状態及び据付状態の2つの固定状態を取り得る。まずは、運搬状態及び据付状態について説明する。
本実施の形態において図1及び図2に示された巾木10の固定状態が運搬状態であり、図4及び図5に示された巾木10の固定状態が据付状態である。エレベーターかご天井上での作業の安全確保のために所定高さの巾木を設置する必要があるが、所定高さの巾木として機能していない巾木の設置状態が運搬状態であり、所定高さの巾木として機能している巾木10の設置状態が据付状態である。
すなわち、図2のように巾木10がエレベーターかご天井上で倒れた状態で固定され、巾木の機能として必要な所定高さを構成していない状態を運搬状態という。このように巾木10を天井上に運搬状態で固定することでエレベーターかご天井を運搬する際に巾木10が運搬作業障害とならないため、エレベーターかご天井の運搬から据付までの作業性を低下させることがない。
また、図5のように巾木10がエレベーターかご天井上で立ち上がった状態で固定され、巾木の機能として必要な所定高さを構成している状態を据付状態という。このように巾木10を天井上に据付状態で固定することで、巾木としての機能を発揮している状態の巾木装置を構成することができる。
本実施の形態以降に示す実施の形態におけるエレベーターかご天井上巾木装置1は、エレベーターかご天井上において運搬状態及び据付状態の固定状態を取り得る点は本実施の形態と同様であるため説明は省略する。
図1ないし図6において、エレベーターかご天井は、頂壁50と側壁52とを備え、頂壁50の上面である頂面54には、エレベーターの据付時あるいは保守点検時に作業員が乗り、作業をしたり、工具や部品を置くことがある。そのため、図4に示すように、頂面54において作業に必要な領域をエレベーターかご天井上巾木装置1で囲んで囲繞領域を形成し、頂壁50から作業者が足を踏み外したり、工具や部品の落下を防ぐことで作業時の安全を保つようにしてある。
本実施の形態のエレベーターかご天井上巾木装置1は、エレベーターかご天井上の頂面54に取り付けられた複数の同一形状の巾木10で構成され、頂面54の囲むべき囲繞領域を囲んで仕切っている。エレベーターかご天井の頂壁50には、囲繞領域の外周に沿って所定の間隔でベース部材30が設けられている。巾木10は、巾木の両端部付近の所定の位置において締結部材40によりベース部材30へ固定されている。図1に示すように、エレベーターかご天井上において、エレベーターかごの戸の開閉方向に平行な方向に巾木10が2個並べて設置され、これらに対向してエレベーターかご室奥側に同じ形状の巾木10が2個並べて設置されている。また、エレベーターかごの奥行方向に巾木10が左右1個ずつ対向して設置されている。このように巾木10によってエレベーターかご天井上の囲繞領域が形成されている。もちろん巾木10の数はこれに限定されるものではなく、適宜所望の数によりエレベーターかご天井上巾木装置1を構成することができる。
エレベーターかご天井上巾木装置1を構成する巾木10は、板状の板金部材で作られている。この板状の板金部材は一定以上の強度を保つことを条件として薄く構成してもよい。これにより、巾木10を軽量にすることができる。本実施の形態では、巾木10は、全体として1片の板金部材から構成されており、取付部11、障壁部12及び末端部13を有している。取付部11は、据付状態では、エレベーターかご天井の頂壁50の上に対向して配置される部分である。障壁部12は、取付部11から直方向に延びる部分であり、末端部13は、その障壁部12の端部から直方向へ延びる部分である。すなわち、巾木10は断面Z字状の構造をなしている。
また、巾木10は、運搬状態固定部14及び据付状態固定部15を備えている。巾木10は、運搬状態固定部14又は据付状態固定部15を介してベース部材30に取り付けられてエレベーターかご天井上に固定される。本実施の形態においては、図2に示す通り、巾木10は、運搬状態固定部14として、締結部材40を貫通させるための第一の下穴14aを備えている。また、巾木10は、図5に示す通り、据付状態固定部15として、締結部材40を貫通させるための第二の下穴15aを備えている。
また、本実施の形態の巾木10は、図3に示す通り、第一開口部16を備えている。第一開口部16は、巾木10を正面から見て矩形状のスリットで構成されている。第一開口部16は、障壁部12と取付部11の境界部分に設けられている。第一開口部16は、巾木10にベース部材30を貫通させて締結部材40により締結固定するために設けられている。すなわち、第一開口部は、エレベーターかご天井上においてベース部材30が設けられた位置に対応する位置に設けられている。そのため、第一開口部16は、ベース部材30を貫通させる際に巾木10を位置決めするための機能を有している。また、図6に示す通り、巾木10は、第二開口部17を備えている。第二開口部17は、巾木10を正面から見て矩形状のスリットで構成されている。第二開口部17は、障壁部12と末端部13の境界部分に設けられている。第二開口部17は、巾木10にベース部材30を貫通させて締結部材40により締結固定するために設けられている。すなわち、第二開口部は、ベース部材30が設けられた位置に対応する位置に設けられている。そのため、第二開口部17は、第一開口部16と同様、ベース部材30を貫通させる際に巾木10を位置決めするための機能を有している。本実施の形態においては、巾木10は第一開口部16にベース部材30を貫通させて締結部材40により締結しているが、第二開口部17にベース部材30を貫通させて締結部材40により締結する構成としてもよい。
巾木10の第一開口部16及び第二開口部17並びに第一の下穴14a及び第二の下穴15aは、巾木10の端部から所定の位置に設けられている。本実施の形態では、1個の巾木10を2個のベース部材30により固定する構成をなしているが、1個の巾木10に対して2個のベース部材30に加えて新たにベース部材30を追加して固定する場合は、巾木10の両端部から対称な位置となるような位置にベース部材30を設けるか、又は巾木10の中央部に対応する位置にベース部材30を設けるようにする。
ベース部材30は、ベースとなる板状部材から構成されている。また、ベース部材30は、巾木10を固定するための締結部材40を貫通させるための固定穴を備えている。固定穴は、ベース部材30が巾木10の第一の下穴14a及び第二の下穴15aと対向する位置に設けられている。図2に示す通り、ベース部材30は、断面L型状をなしている。本実施の形態では、締結部材40はボルトとナットから構成されている。
次に、本実施の形態における巾木10を運搬状態から据付状態に変更する場合の作業について図1を参照しつつ説明する。
図1に示した運搬状態にある巾木装置1において、まず締結部材40を緩めて全ての締結部材40を取り外す。その後、巾木10を鉛直方向上方へ持ち上げてベース部材30から巾木10を引き抜く。その後、巾木10を頂面54に対して起こすようにして90度回転させて、その後平面上で180度回転させる。その後、頂面54に対して立ち上がった形態となった巾木10の第一開口部16にベース部材30を貫通させ、その後締結部材40により締め付けて固定する。このようにして、かご天井上巾木装置の巾木10を運搬状態から据付状態へ変更する。上述の通り、巾木10の運搬状態から据付状態への変更は容易に行うことができる。そのためエレベーターかご天井の運搬から据付までの間作業性を低下させることがない。
また、本実施の形態における巾木10の据付状態から運搬状態に固定状態を変更する場合の作業は上述の作業を逆の流れで行うことで実現することができる。すなわち、図4の状態のように、巾木10が据付状態で固定されている状態からまずは締結部材40を緩めて締結部材40を全て取り外す。その後、巾木10の第一開口部16に貫通しているベース部材30と巾木10とを離間させるために巾木10を鉛直方向上方へ持ち上げて巾木10を引き抜く。その後、巾木10を平面上で180度回転させたあと、巾木10を頂面54に対して倒すようにして90度回転させる。その後、頂面54に対して倒れた形態となった巾木10の第一開口部16にベース部材30を貫通させ、その後締結部材40により締め付けて固定する。このようにして、かご天井上巾木装置の巾木10を据付状態から運搬状態へと容易に変更することができる。
上記のように本実施の形態の構成により、出荷時から巾木10を運搬状態でエレベーターかご天井上に固定して運搬することができるので、運搬時に巾木がエレベーターかご天井上で突出しないためワイヤーロープや吊具の障害となる可能性を低減することができる。更に、エレベーターかご天井の据付後は、かご天井上に巾木を据付状態に変更することで巾木を規定の高さに立ち上がらせ巾木としての機能を発揮した状態で保持して天井上に固定することができる。このように必要に応じて設置状態を容易に変更することができる。そのため、エレベーターかご天井の運搬から据付までの間作業性を低下させることがない。
実施の形態2.
次に、図7~図9を用いて本発明の実施の形態2について説明する。
図7は、実施の形態2における図1の巾木装置及びベース部材30のa-a断面相当図であり、図8は実施の形態2における図4の巾木装置及びベース部材30のc-c断面相当図であり、図9は実施の形態2における図4の矢視dの部分の正面相当図である。
図7を用いて本実施の形態の巾木10について説明する。図7は本実施の形態の巾木10の運搬状態を示している。巾木10は、全体として1片の板金部材から構成されている。図7の通り、巾木10は運搬状態では、エレベーターかご天井の頂壁50と対向して配置される障壁部12を備え、障壁部12の一方の端部から頂面54から上方へ延びる面である第一取付部11a及び断面L字状の第二取付部11bを含む被挟持部18を備えている。本実施の形態においては、被挟持部18は、断面U字状のU字状部を有している。被挟持部18のU字状部は、障壁部12の端部から延びる面が2回の直角曲げ加工が施工されて構成されている。巾木10は、障壁部12の他方の端部から頂面54から下方へ延びる末端部13を備えている。
また、巾木10は、運搬状態固定部14及び据付状態固定部15を備えている。巾木10は、運搬状態固定部14又は据付状態固定部15においてベース部材30を介してエレベーターかご天井上に固定される。本実施の形態においては、図7に示す通り、巾木10は、運搬状態固定部14として、締結部材40を貫通させるための第一の下穴14aを備えている。また、巾木10は、据付状態固定部15として、締結部材40を貫通させるための第二の下穴15aを備えている。第一の下穴14aは、被挟持部18において第一取付部11aから直角へ延びる面に設けられている。第二の下穴15aは、被挟持部18において第一取付部11aに設けられている。また、第一の下穴14a及び第二の下穴15aは、めねじ加工(バーリング加工)が施されて形成されている。巾木10は、締結部材40により直接締結可能な構造を有している。また、めねじ加工は板金加工段階で成形されるため、より部品点数が少ない構成とすることができる。
ベース部材30は、図7に示す通り、ベースとなる板状部材が板金曲げ加工されて形成されている。ベース部材30は、エレベーターかご天井上に取り付けられ、頂壁から立ち上がり、頂壁との間で収納空間を形成する挟持部18aを備えている。本実施の形態においては、挟持部18aは、断面Z字状の形状を有している。ベース部材30は、巾木10を固定するための締結部材40を貫通させるための固定穴を備えている。固定穴は、ベース部材30が巾木10の第一の下穴14a及び第二の下穴15aと対向する位置に設けられている。頂壁50とベース部材30の間は被挟持部18が収まる構造となっている。また、ベース部材30は、巾木10を締結部材40により締結していない状態においても、巾木10を挟持部18aと頂壁50とで挟持するように構成されている。そのため、巾木10の第一の下穴14aとベース部材30の固定穴との位置合わせは、ベース部材30により巾木10を挟持した状態でスライドさせて行うことができるため締結作業を容易に行うことができる。
締結部材40は、めねじ加工が施された第一の下穴14a及び第二の下穴15aと締結できるネジで構成されている。締結部材40は、蝶ボルトやツマミネジを使用する構成としてもよい。このような構成のため、ネジを緩めるだけで締結固定を解除することができるので特別な工具を用いることなく巾木10の取り付け形態の変更を容易に行うことができる。なお、実施の形態1で用いたボルトとナットにより構成された締結部材40を用いてもよい。
図8は、本実施の形態の巾木装置の据付状態を示している。巾木10は、据付状態では障壁部12が頂面54から上方へ立ち上がった状態となっており、運搬状態と同じくベース部材30の挟持部18aと頂壁50とで巾木10の被挟持部18が挟持されて、締結部材40により固定されている。巾木10は締結部材40により第二の下穴で固定されている。
以上のように、本実施形態に係る巾木装置1は、必要に応じて設置状態を容易に変更することができる。そのため、エレベーターかご天井の運搬から据付までの間作業性を低下させることがない。
また、本実施の形態の巾木装置の据付状態では、巾木10は、被挟持部18が巾木10の自重を分散してエレベーターかご天井上に設置されるので、巾木10の自重の影響又は振動の影響による締結部材40の締結軸方向に作用する外力による緩みを軽減することができる。
実施の形態3.
次に、図10~図12を用いて本発明の実施の形態3について説明する。
図10は実施の形態3における図1の巾木装置及びベース部材30のa-a断面相当図であり、図11は実施の形態3における図4の巾木装置及びベース部材30のc-c断面相当図であり、図12は実施の形態3における図4の矢視dの部分の正面相当図である。
図10を用いて本実施の形態の巾木10について説明する。図10は、本実施の形態の巾木10の運搬状態を示している。巾木10は、全体として1片の板金部材から構成されている。巾木10は、運搬状態では頂壁50と対向して配置される障壁部12を備え、障壁部12の一方の端部から頂壁50から上方へ延びる取付部11を備えている。取付部11は、障壁部12の端部から1回の直角曲げ加工が施工されて延びる面により構成されている。
また、巾木10は、運搬状態固定部14及び据付状態固定部15を備えている。巾木10は、運搬状態固定部14又は据付状態固定部15においてベース部材30を介してエレベーターかご天井上に固定される。本実施の形態においては、運搬状態固定部は第一の下穴14aを備えており、据付状態固定部15は第二の下穴15aを備えている。また、本実施の形態においては、図12に示す通り、巾木10は、運搬状態固定部14として、締結部材40を挿通させるための第一切欠部19を備えている。また、巾木10は、据付状態固定部15として、締結部材40を挿通させるための第二切欠部20を備えている。第一切欠部19は取付部11に設けられており、第二切欠部20は障壁部12に設けられている。
巾木10の切欠部について説明する。巾木10は、図12に示す通り、取付部11の端部の辺から取付部11の中央へ向かって第一切欠部19が設けられている。すなわち、第一切欠部19は、取付部11における、取付部11から障壁部12が延びている端部とは別の端部の辺から第一の下穴14aへ連通するように設けられている。また、障壁部12の端部の辺から障壁部12の中央へ向かって(図12における鉛直方向上方)第二切欠部20が設けられている。すなわち、第二切欠部20は、障壁部12における、障壁部12から取付部11が延びている端部とは別の端部の辺から第二の下穴15aへ連通するように設けられている。すなわち、本実施の形態では、切欠部は巾木に切れ込みを入れたような形態となっている。言い換えると、第一切欠部19は取付部11の端部の辺から第一の下穴14aへ連通して形成されたスリット状の形状を有しており、第二切欠部20は障壁部12の端部の辺から第二の下穴15aへ連通して形成されたスリット状の形状を有している。
このような構成により、図10のように巾木10の運搬状態から巾木10を取り外す場合、締結部材40を完全に取り外さず、締結部材40を緩めるだけで巾木10を第一切欠部19においてスライドさせて取り外すことができる。また、図11のように巾木10の据付状態から巾木10を取り外す場合、締結部材40を完全に取り外さずとも緩めるだけで巾木10を第二切欠部20においてスライドさせて取り外すことができる。そのため巾木10の運搬状態から据付状態へ変更をする場合に締結部材40を取り外す必要がないため作業者が誤って締結部材40を落下させてしまうなどの恐れがない。また巾木10をエレベーターかご天井の側面部に固定するため、エレベーターかご天井上における作業者の作業スペースを確保することができる。
ベース部材30は、図10に示す通り、ベースとなる板状部材より形成されており、エレベーターかご天井上の四周側面に取り付けられている。図12に示す通り、ベース部材30は、巾木10を固定するための締結部材40を貫通させるための固定穴を備えている。固定穴は、ベース部材30が巾木10の第一切欠部19及び第二切欠部20と対向する位置に設けられている。また、ベース部材30は、エレベーターかご天井上との間に巾木10の板厚以上の挟み金32を備えてエレベーターかご天井上に取り付けられている。
締結部材40は、巾木10を第一切欠部19又は第二切欠部20においてベース部材30に固定する。締結部材40はボルトとナットにより構成されるがこれに限定されるものではない。
以上のように、必要に応じて設置状態を変更することができる巾木10を備えたエレベーターかご天井上巾木装置1を提供することができる。そのためエレベーターかご天井の運搬から据付までの間作業性を低下させることがない。
実施の形態4.
次に、図13及び図14を用いて本発明の実施の形態4について説明する。
図13を用いて本実施の形態の巾木10について説明する。図13は、本実施の形態の巾木10の据付状態を示している。巾木10は、全体として1片の板金部材から構成されており、図13の通り、巾木10は頂壁50と対向して配置される取付部11を備えている。また、巾木10は取付部11の一方の端部から頂面54から上方へ延びる障壁部12を備えている。また、巾木10は、障壁部12の他方の端部から直して延びる末端部13を備えている。取付部11及び末端部13のそれぞれは、障壁部12の端部から1回の直角曲げ加工が施工されて延びる面により構成されており、巾木10は断面Z字状の構造を有している。
また、巾木10は、運搬状態固定部14及び据付状態固定部15を備えている。巾木10は、運搬状態固定部14又は据付状態固定部15において締結部材40によりエレベーターかご天井上に固定される。本実施の形態においては、図13に示す通り、巾木10は、障壁部12に運搬状態固定部14を備え、取付部11に据付状態固定部15を備えている。本実施の形態においては、運搬状態固定部14は第一固定穴22を備えており、据付状態固定部15は第二固定穴23を備えている。また、巾木10はスリット部21を備えている。スリット部21は、運搬状態固定部14から据付状態固定部15に跨って設けられている。本実施の形態においては、スリット部21は、第一固定穴22から第二固定穴23へと跨って形成されている。
締結部材40は、巾木10をスリット部21における運搬状態固定部14又は据付状態固定部15においてエレベーターかご天井上に固定する。本実施の形態においては、巾木10を締結部材40により第一固定穴22又は第二固定穴23を介してエレベーターかご天井上に固定する。締結部材40はボルトとナットにより構成される。ナットは、エレベーターかご天井内部に設けられ、エレベーターかご天井の頂面側からボルトを頂壁50にスリット部21を介して挿通し、ナットと締結することで巾木10が固定される。
本実施の形態の巾木10の固定状態を据付状態から運搬状態へ変更する際の動作について図14を用いて説明する。図14では一点鎖線で示された巾木10の据付状態から実線で示された運搬状態への遷移状態を示している。遷移途中の巾木10の状態を破線で示している。まず巾木10の据付状態において締結部材40を緩めることで巾木10の固定状態が解除される。その後、巾木10を頂面54に向かって90度倒すようにして締結部材40の位置をスリット部21においてスライドさせて据付状態固定部15から運搬状態固定部14へと変更する。その後、運搬状態固定部14において締結部材40を締結することで巾木10を運搬状態にて固定する。このように必要に応じて設置状態を容易に変更することができる。そのため、エレベーターかご天井の運搬から据付までの間、作業性を低下させることがない。
このような構成により、本実施の形態の巾木10は、運搬状態から据付状態へ変更する場合にも締結部材40を完全に取り外すことなく緩めるだけで作業を行うことができる。また、巾木10及び締結部材40をエレベーターかご天井上から取り外さずに巾木10の取り付け形態の変更作業を行うことができるため、作業者が誤って巾木10や締結部材40を落下させる恐れを低減することができる。
以上実施の形態では、本発明に係るエレベーターかご天井上の巾木装置の例について説明したが、実施の形態で示した各構成要素及び各手段は必ずしも示したものに限定されるものではなく、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 エレベーターかご天井上巾木装置、10 巾木、11 取付部、11a 第一取付部、11b 第二取付部、12 障壁部、13 末端部、14 運搬状態固定部、14a 第一の下穴、15 据付状態固定部、15a 第二の下穴、16 第一開口部、17 第二開口部、18 被挟持部、18a 挟持部、19 第一切欠部、20 第二切欠部、21 スリット部、22 第一固定穴、23 第二固定穴、30 ベース部材、32 挟み金、40 締結部材、50 頂壁、52 側壁、54 頂面

Claims (6)

  1. 複数の巾木を有し、これら複数の巾木をエレベーターかごの頂壁に固定することにより囲繞領域を形成するエレベーターかご天井上巾木装置であって、
    前記巾木は、
    障壁部と、
    前記巾木装置の運搬状態時に、前記障壁部が前記頂壁と対向して障壁を形成していない状態で当該巾木を前記頂壁に固定するための運搬状態固定部と、
    前記巾木装置の据付状態時に、前記障壁部が前記頂壁から立ち上がり障壁を形成した状態で当該巾木を前記頂壁に固定するための据付状態固定部と、
    を備えたことを特徴とするエレベーターかご天井上巾木装置。
  2. 前記頂壁に設けられ、前記巾木が取り付けられるベース部材を更に有し、
    前記巾木は、前記障壁部の端部から直方向へ延びる取付部を備え、
    前記据付状態固定部は前記障壁部に設けられ、
    前記運搬状態固定部は前記取付部に設けられ、
    前記巾木は、前記据付状態固定部又は運搬状態固定部を介して前記ベース部材に取り付けられて前記頂壁に固定されることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターかご天井上巾木装置。
  3. 前記巾木は、前記障壁部及び前記取付部の境界部のうち前記ベース部材が設けられている位置に形成され、前記ベース部材を挿通して前記巾木の位置決めをすることができる開口部を備え、前記開口部に前記ベース部材を挿通して前記ベース部材に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のエレベーターかご天井上巾木装置。
  4. 前記頂壁に設けられ、前記巾木が取り付けられるベース部材を更に有し、このベース部材は、前記頂壁から立ち上がり前記頂壁との間で収納空間を形成する挟持部を備えており、
    前記巾木は、被挟持部を更に備え、この被挟持部は、前記障壁部の端部から直方向へ延びる第一取付部と、この第一取付部の端部から延びた第二取付部とを有し、前記収納空間に収納された状態で前記ベース部材と前記頂壁とで挟持されるよう構成されており、
    前記据付状態固定部は前記第一取付部に設けられ、
    前記運搬状態固定部は前記第二取付部に設けられ、
    前記巾木は、
    前記巾木装置の運搬状態時には、前記障壁部が前記頂壁に対向して障壁を形成していない状態で前記被挟持部が前記収納空間に収納され、前記運搬状態固定部を介して前記ベース部材に取り付けられて前記頂壁に固定され、
    前記巾木装置の据付状態時には、前記障壁部が立ち上がり障壁を形成する状態で前記被挟持部が前記収納空間に収納され、前記据付状態固定部を介して前記ベース部材に取り付けられて前記頂壁に固定されることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターかご天井上巾木装置。
  5. エレベーターかごの側壁に設けられ前記巾木が取り付けられるベース部材と、前記巾木を前記ベース部材に取り付けるための締結部材とを更に備え、
    前記巾木は、前記障壁部の端部から直方向へ延びる取付部を備え、
    前記運搬状態固定部は、前記取付部に形成された第一の下穴を備えており、前記障壁部が延びている端部とは別の端部から前記第一の下穴へ向かって連通して形成されたスリット状の第一切欠部を備えており、
    前記据付状態固定部は、前記障壁部に形成された第二の下穴を備えており、前記取付部が延びている端部とは別の端部から前記第二の下穴へ向かって連通して形成されたスリット状の第二切欠部を備えており、
    前記巾木は、前記締結部材が前記第一切欠部又は第二切欠部に挿通され前記第一の下穴又は第二の下穴を介して締結されることで前記ベース部材に取り付けられて前記頂壁に固定されるものであり、前記締結部材が挿通され締結されていない状態において前記第一切欠部又は第二切欠部に沿ってスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載のエレベーターかご天井上巾木装置。
  6. 前記頂壁に設けられ、前記巾木を前記頂壁に固定するための締結部材を更に備え、
    前記巾木は、前記障壁部の端部から直方向へ延びる取付部を備え、
    前記運搬状態固定部は、前記障壁部に形成された第一固定穴を備えており、
    前記据付状態固定部は、前記取付部に形成された第二固定穴を備えており、
    前記巾木は、前記第一固定穴から前記第二固定穴に跨って形成されるスリット部を備えており、
    前記巾木は、前記締結部材が前記第一固定穴又は第二固定穴に挿通され締結されることで前記頂壁に固定され、前記締結部材が挿通され締結されていない状態において前記スリット部に沿ってスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載にエレベーターかご天井上巾木装置。
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