JP6035119B2 - パネルの吊り上げ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パネルの吊り上げ装置に関する。
例えば建物の施工現場において、ALCなどのパネル(以下、枚数に関わらず、「パネル」とする。)を吊り上げるために、従来より、いわゆる三角スリングと呼ばれる吊り上げ装置が用いられている。
この吊り上げ装置は、揚重機のフックを掛けるフック掛け部を有する吊り金具と、断面L字状の一対の支持金具と、当該支持金具の両端部と吊り金具を接続する4本の吊り線(スリング)を有し、支持金具によりパネルの各短辺の下側角部を支持するとともに、吊り金具のフック掛け部に揚重機のフックを引っ掛けて、パネルを吊り上げることができる(特許文献1参照)。
特開平5−147881号公報
しかしながら、上記吊り上げ装置の場合、例えばパネルの下面に障害物が衝突して、パネルに上向きの力が作用すると、パネルが浮き上がって支持金具が外れ、それに伴い支持金具が自重で中央側にずれ、パネルがバランスを崩して落下することが考えられる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、パネルに上向きの力が作用しても、パネルが支持金具などの支持部材から外れて落下することを防止できるパネルの吊り上げ装置を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、パネルの吊り上げ装置であって、揚重機のフックを掛けるフック掛け部を有する吊り部材と、パネルの対向する各短辺の下側角部を支持する、断面がL字状の一対の支持部材と、前記各支持部材の前記パネルの短辺方向の両端部から前記パネルの長辺側の側面を通って前記吊り部材に接続される吊り線と、前記各支持部材の前記パネルの短辺方向の中央部から前記パネルの短辺側の側面と上側角部を通って前記吊り部材に接続されるパネル押さえベルトと、を有し、前記吊り部材は、長手方向が前記パネルの短辺方向に平行になる板状部を有しており、前記パネル押さえベルトは、前記板状部の長手方向の中央部に連結された、パネルの吊り上げ装置である。
本発明によれば、パネルに上向きの力が作用しても、パネルが支持部材から外れることがなく、パネルが落下することを防止できる。
本発明によれば、パネルが支持金具から外れて落下することを防止できるので、パネルの破損を防止できる。
吊り上げ装置の斜視図である。 パネルの長辺側から見た吊り上げ装置の側面図である。 パネルの短辺側から見た吊り上げ装置の側面図である。 支持金具の斜視図である。 他の構成の吊り上げ装置の斜視図である。 パネルの長辺側から見た他の構成の吊り上げ装置の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る吊り上げ装置1の構成の概略を示す斜視図であり、図2は、吊り上げ装置1のパネルAの長辺方向から見た側面図であり、図3は、吊り上げ装置1のパネルAの短辺方向から見た側面図である。
吊り上げ装置1は、揚重機のフック引掛け部を有する吊り部材としての吊り金具10と、パネルAの対向する各短辺A1の下側角部R1を支持する一対の支持部材としての支持金具11と、各支持金具11の各端部からパネルAの長辺A2側の側面を通って吊り金具10に接続される4本の吊り線12と、各支持金具11の中央部からパネルAの短辺A1側の側面と上側角部R2を通って吊り金具10に接続されるパネル押さえベルト13を有している。なお、下側角部R1は、積層されたパネルの最下面の角部であり、上側角部R2は、積層されたパネルの最上面の角部である。
吊り金具10は、例えば図3に示すようにパネルAの短辺A1と同等の長さの板状部20を有し、その板状部20の上部にフック引掛け部21が形成されている。板状部20の長手方向の両端部には、吊り線12を連結するための例えばリング状の第1の連結部22が形成され、板状部20の長手方向の中央部には、パネル押さえベルト13を連結するための例えばリング状の第2の連結部23が形成さている。
支持金具11は、図4に示すように断面が略L字型に形成され、パネルAの下側角部R1の下面を受ける下板11aと、パネルAの下側角部R1の短辺A1側の側面を受ける第1の側板11bと、パネルAの下側角部R1の長辺A2側の両側面を受ける第2の側板11cを有している。例えば支持金具11の第2の側板11cの外面には、吊り線12が連結され、第1の側板11bの外面には、パネル押さえベルト13が連結されている。
吊り線12は、例えば金属製のワイヤであり、図1等に示すように一端が支持金具11の長手方向の端部である第2の側板11cに連結され、他端が吊り金具10の長手方向の両端部の第1の連結部22に連結されている。
パネル押さえベルト13は、例えばナイロン等の合成樹脂繊維からなる平坦な紐状材料(ナイロンスリング)であり、一端が支持金具11の第1の側板11bの中央部に連結され、他端が吊り金具10の中央の第2の連結部23に連結されている。例えばパネル押さえベルト13の他端には、連結固定用のフック24が取り付けられており、吊り金具10の第2の連結部23に対し容易に着脱できる。また、パネル押さえベルト13には、その長さを調整するためのバックルなどの長さ調整部材25が取り付けられている。なお、パネル押さえベルト13は、一本のベルトであってもよいし、複数本のベルトを接続した構造を有していていもよい。
次に、以上のように構成された吊り上げ装置1を用いたパネルAの吊り上げ方法について説明する。
例えば吊り上げ装置1は、吊り金具10と支持金具11が4本の吊り線12により接続され、パネル押さえベルト13の一端が支持金具11に連結され、パネル押さえベルト13の他端が吊り金具10から取り外された状態で用意される。
先ず、建築現場において運搬車両の荷台や資材置き場の枕木上にパネルAが積層される。このとき、パネルAは、短辺A1の下側角部R1を露出した状態で枕木上に置かれる。次に、図1〜図3に示したように支持金具11がパネルAの各短辺A1の下側角部R1に取り付けられる。このとき、吊り線12は、支持金具1の両端部からパネルAの長辺A2側の側面を通って吊り金具10に接続されている。
次に、各パネル押さえベルト13のフック24が吊り金具10の中央の第2の連結部23に連結される。このとき、パネル押さえベルト13は、支持金具11の中央部からパネルAの短辺A1側の側面と上側角部R2を通って吊り金具10に連結される。また、パネル押さえベルト13には、パネルAの短辺A1側の側面と上側角部R2が押さえるように張力がかけられる。所望の張力が得られない場合には、長さ調整部材25によりパネル押さえベルト13の長さが調節される。
次に、揚重機のフックKが吊り金具10のフック掛け部21に引掛けられ、その後揚重機によりパネルAが上方に吊り上げられる。吊り上げの際に、パネルAの下面に何かが衝突するなどしてパネルAに上向きの力が作用したときにも、パネル押さえベルト13によりパネルAの短辺A1側の上側角部R2が押さえられているので、パネルAが支持金具11から浮き上がることが抑制される。そして、仮にパネルAが支持金具11から浮き上がった場合にも、パネル押さえベルト13の張力により支持金具11が外側(パネルAの長手方向の外側)に引っ張られている。これにより、支持金具11が自重により内側にずれることがなく、パネルAが支持金具11上に乗り上げることが防止される。
本実施の形態によれば、パネルAに上向きの力が作用しても、パネルAが支持金具11から外れることがなく、パネルAが落下することを防止できる。よって、パネルAの破損を防止できる。また、吊り上げの際に、パネルAの長辺A2側の側面での作業が発生しないので、運搬車両の荷台上や資材置き場においてパネルAの長辺A2側に作業スペースがない場合であっても吊り上げ作業を行うことができる。したがって、狭小なスペースであってもパネルAの吊り上げ作業を行うことができる。
上記実施の形態において、吊り上げ装置1は、パネル押さえベルト13の代わりに、図5及び図6に示すように一対の支持金具11の同じ側の端部同士を接続する2本の接続線40を備えていてもよい。
この場合、接続線40は、一方の支持金具11の第2の側板11cと他方の支持金具11の第2の側板11cとを接続している。接続線40は、例えばナイロンなどの合成樹脂繊維からなる紐状材料(ナイロンスリング)や金属製のワイヤーである。接続線40には、バックルなどの長さ調整部材41が設けられている。
そして、吊り上げ作業時には、先ず接続線40を緩めた状態で、支持金具11がパネルAの各短辺A1の下側角部R1に取り付けられ、その後、長さ調整部材41により接続線40が締められ、各支持金具11に内側に向かう張力がかけられる。これにより、パネルAと支持金具11の第1の側板11bとの摩擦が増大する。この結果、パネルAに上向きの力が作用しても、パネルAが浮き上がることを防止でき、パネルAが支持金具11から外れて落下することを防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態における吊り金具10や支持金具11は、他の材質、構成を有するものであってもよい。
本発明は、吊り上げ装置により吊り上げられているパネルが支持部材から外れて落下することを防止する際に有用である。
1 吊り上げ装置
10 吊り金具
11 支持金具
12 吊り線
13 パネル押さえベルト
40 接続線
41 長さ調整部材
A パネル
A1 短辺
A2 長辺
R1 下側角部
R2 上側角部

Claims (1)

  1. パネルの吊り上げ装置であって、
    揚重機のフックを掛けるフック掛け部を有する吊り部材と、
    パネルの対向する各短辺の下側角部を支持する、断面がL字状の一対の支持部材と、
    前記各支持部材の前記パネルの短辺方向の両端部から前記パネルの長辺側の側面を通って前記吊り部材に接続される吊り線と、
    前記各支持部材の前記パネルの短辺方向の中央部から前記パネルの短辺側の側面と上側角部を通って前記吊り部材に接続されるパネル押さえベルトと、を有し、
    前記吊り部材は、長手方向が前記パネルの短辺方向に平行になる板状部を有しており、
    前記パネル押さえベルトは、前記板状部の長手方向の中央部に連結された、パネルの吊り上げ装置。
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