JPWO2016002039A1 - タービンケーシング、タービン、タービンケーシングを鋳造するための中子、及びタービンケーシングの製造方法 - Google Patents

タービンケーシング、タービン、タービンケーシングを鋳造するための中子、及びタービンケーシングの製造方法 Download PDF

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Abstract

タービン動翼のハブとの間に作動流路を規定する円筒状のシュラウドと、該シュラウドの一端側に連なり、前記シュラウドの周方向に沿って延在するスクロール外周壁と、該スクロール外周壁の内部に配置され、該スクロール外周壁の内部を前記シュラウドの軸線方向にて相互に隣接する第1スクロール流路と第2スクロール流路とに区画する区画壁とを備え、前記シュラウド、前記スクロール外周壁及び前記区画壁は鋳造により一体に形成され、前記区画壁は、前記第1スクロール流路、前記第2スクロール流路及び前記作動流路のうち少なくとも2つの間の連通面積を前記シュラウドの周方向にて部分的に拡大する拡大部を有する。

Description

本開示は、タービンケーシング、タービン、タービンケーシングを鋳造するための中子、及びタービンケーシングの製造方法に関する。
特許文献1には、船舶用等の多気筒大排気量エンジンに適用されるツインスクロールタイプのターボチャージャが開示されている。かかるターボチャージャのタービンケーシングは、タービン動翼のハブとの間に作動流路を規定するシュラウドと、シュラウドの一端側に連なり、シュラウドの周方向に沿って延在するスクロール外周壁と、スクロール外周壁の内部に配置され、スクロール外周壁の内部をシュラウドの軸線方向に相互に隣接する第1スクロール流路と第2スクロール流路とに区画する区画壁とを備える。
スクロール外周壁は、その最下流に舌部を有し、シュラウドの周方向での位置を、舌部の位置を0度とし且つ流体の流れ方向を正の方向として表したときに、区画壁は、シュラウドの周方向にて200度の位置まで設けられる。そして、区画壁が設けられていない下流域(シュラウドの周方向にて200度以上360度以下の領域)の内壁にコーティング層が形成される。これにより、区画壁が設けられない下流域で流体(排ガス)に含まれる微粒子が衝突することによるエロージョンの発生が効果的に抑制されるとされている。
また、特許文献2には、タービン側部品、中間部品及び排出側部品の三つの鋳造部品からなるタービンケーシングが開示されている。タービン側部品、中間部品及び排出側部品は突き合わせ面で溶接され、一体化されている。タービン側部品にはシュラウドとスクロール外周壁の一部が設けられ、中間部品にはスクロール外周壁の他の一部と区画壁が設けられる。また、排出側部品にはスクロール外周壁の残りの部分が設けられる。かかるタービンケーシングは、薄肉且つ軽量で、流体(排ガス)が流れる流路の表面を平滑にできるとされている。
特開平11−303642号公報 特開2003−35152号公報
ところで、自動車メーカでは、エンジンの低燃費化のためにターボチャージャによるダウンサイジングが進められている。そして、小排気量エンジンにもターボチャージャが搭載されるようになり、ターボチャージャの小型化が求められている。これにともないタービンケーシングも小型化されるが、そのままの形状で小型化した場合、作動流路と第1スクロール流路との連通面積、及び、作動流路と第2スクロール流路との連通面積が小さくなる。またこの場合、第1スクロール流路と第2スクロール流路は作動流路側で繋がっており、第1スクロール流路と第2スクロール流路との連通面積も小さくなる。
このように第1スクロール流路、第2スクロール流路及び作動流路の間の連通面積が減少した場合、タービンケーシングを鋳造により製造するのが困難になる。具体的には、タービンケーシングの鋳造には中子が必要となるが、第1スクロール流路、第2スクロール流路及び作動流路の連通部分を形成する中子の部分が薄くなって当該中子の部分の強度が低下し、鋳造時に中子が破損してしまう。
この点、特許文献1には、タービンケーシングを鋳造することは開示されていない。
また、特許文献2は、タービン側部品、中間部品及び排出側部品をそれぞれ鋳造することを開示しているが、タービン側部品、中間部品及び排出側部品を突き合わせ面で溶接する作業は煩雑であり、タービンケーシングの製造に時間がかかる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、タービンケーシングを鋳造する中子の強度を高めることができるタービンケーシング、該タービンケーシングを備えるタービン、該タービンケーシングを鋳造するための中子、及び該タービンケーシングの製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るタービンケーシングは、タービン動翼のハブとの間に作動流路を規定する円筒状のシュラウドと、該シュラウドの一端側に連なり、前記シュラウドの周方向に沿って延在するスクロール外周壁と、該スクロール外周壁の内部に配置され、該スクロール外周壁の内部を前記シュラウドの軸線方向にて相互に隣接する第1スクロール流路と第2スクロール流路とに区画する区画壁とを備え、前記シュラウド、前記スクロール外周壁及び前記区画壁は鋳造により一体に形成され、前記区画壁は、前記第1スクロール流路、前記第2スクロール流路及び前記作動流路のうち少なくとも2つの間の連通面積を前記シュラウドの周方向にて部分的に拡大する拡大部を有する。
上記(1)の構成によれば、シュラウド、スクロール外周壁及び区画壁が鋳造により一体に形成されるので、タービンケーシングを容易に製造することができる。
また、上記(1)の構成によれば、タービンケーシングが第1スクロール流路、第2スクロール流路及び作動流路のうち少なくとも2つの間の連通面積を拡大する拡大部を有しており、拡大部に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記拡大部は、前記区画壁の内周側に設けられた少なくとも1つの切欠部を含む。
上記(2)の構成によれば、区画壁に設けられた切欠部で第1スクロール流路と第2スクロール流路の連通面積が拡大され、切欠部に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記スクロール外周壁は、流体の流れ方向にて前記第1スクロール流路及び前記第2スクロール流路の最下流に舌部を有し、前記シュラウドの周方向での位置を、前記舌部の位置を0度とし且つ前記流体の流れ方向を正の方向として表したときに、前記少なくとも1つの切欠部は、前記シュラウドの周方向にて90度以上270度以下の位置から、前記流体の流れ方向にて下流に向かって延びる下流側切欠部を含む。
上記(3)の構成によれば、区画壁の下流側切欠部で第1スクロール流路と第2スクロール流路の連通面積が拡大され、下流側切欠部に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
また、第1スクロール流路及び第2スクロール流路の下流側では、上流側に比べて流体の流量が少ない。このため、切欠部として下流側切欠部を設けることで、流体の流速や圧力の変動を抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記少なくとも1つの切欠部は、前記シュラウドの軸線の周りに回転対称に配置された複数の切欠部を含む。
上記(4)の構成によれば、シュラウドの軸線の周りに回転対称に配置された複数の切欠部で第1スクロール流路と第2スクロール流路の連通面積が拡大され、複数の切欠部に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、前記スクロール外周壁は、前記下流側切欠部が形成された流域における、前記第1スクロール流路と前記第2スクロール流路とを合わせた流路のA/Rが、前記下流側切欠部よりも上流における、前記第1スクロール流路と前記第2スクロール流路のA/R合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布より小さくなる形状を有する。
下流側切欠部を設けた場合、下流側切欠部が設けられた流域で、第1スクロール流路と第2スクロール流路が合流する。このため、単に下流側切欠部を設けた場合、第1スクロール流路又は第2スクロール流路を流れてきた流体にとって、下流側切欠部が形成された流域で流路が広くなり、流体の速度や圧力が変動してしまう。
上記(5)の構成によれば、下流側切欠部が形成された流域における第1スクロール流路と第2スクロール流路とを合わせたA/Rが、下流側切欠部よりも上流における、第1スクロール流路と第2スクロール流路のA/R合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布よりも小さくなることで、下流側切欠部が形成された流域での流路面積の拡大が抑制され、流体の流速や圧力の変動が抑制される。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記拡大部は、前記区画壁に設けられた少なくとも1つの貫通穴を含む。
上記(6)の構成によれば、区画壁に設けられた貫通穴で第1スクロール流路と第2スクロール流路とが連通しており、第1スクロール流路に対応する中子の部分と第2スクロール流路に対応する中子の部分とが、貫通穴に対応する中子の部分で接続される。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、前記区画壁は、前記少なくとも1つの貫通穴の周りに整流部を有する。
上記(7)の構成によれば、貫通穴の周りを流れる流体の流れが整えられ、第1スクロール流路と第2スクロール流路の相互間における漏れ流れを抑制できる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記拡大部は、前記区画壁の内周側に設けられた少なくとも1つのベンド部を含む。
上記(8)の構成によれば、区画壁の内周側に設けられたベンド部によって、第1スクロール流路と作動流路の連通面積、又は第2スクロール流路と作動流路の連通面積が拡大される。この場合、第1スクロール流路に対応する中子の部分と作動流路に対応する中子の部分とを繋ぐ中子の連結部分、又は、第2スクロール流路に対応する中子の部分と、作動流路に対応する中子の部分とを繋ぐ中子の連結部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)の構成において、前記少なくとも1つのベンド部は、前記作動流路に臨む前記第1スクロール流路のスロート部を拡大する少なくとも1つの第1ベンド部と、前記作動流路に臨む前記第2スクロール流路のスロート部を拡大する少なくとも1つの第2ベンド部とを含む。
上記(9)の構成によれば、第1ベンド部を設けたことで、第1スクロール流路のスロート部に対応する中子の部分が肉厚になり、第2ベンド部を設けたことで第2スクロール流路のスロート部に対応する中子の部分が肉厚になる。このため、第1スクロール流路に対応する中子の部分と作動流路に対応する中子の部分とを連結する中子の連結部分、及び、第2スクロール流路に対応する中子の部分と作動流路に対応する中子の部分とを連結する中子の連結部分の両方で中子が肉厚になる。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(10)本発明の一実施形態に係るタービンは、上記(1)〜(9)の何れか一つに記載のタービンケーシングを備える。
上記(10)の構成によれば、タービンケーシングが小型であっても、タービンケーシングを鋳造により容易に製造することができる。このため、小型化されたタービンを高い生産性の下で低コストにて提供できる。
(11)本発明の一実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子は、タービン動翼のハブとの間に作動流路を規定する円筒状のシュラウドと、該シュラウドの一端側に連なり、前記シュラウドの周方向に沿って延在するスクロール外周壁と、該スクロール外周壁の内部に配置され、該スクロール外周壁の内部を前記シュラウドの軸線方向にて相互に隣接する第1スクロール流路と第2スクロール流路とに区画する区画壁とを備え、前記シュラウド、前記スクロール外周壁及び前記区画壁は一体に形成され、前記区画壁は、前記第1スクロール流路、前記第2スクロール流路及び前記作動流路のうち少なくとも2つの間の連通面積を前記シュラウドの周方向にて部分的に拡大する拡大部を有するタービンケーシングを鋳造するための中子であって、前記シュラウドに対応する湯道を区画するためのシュラウド形成部と、前記スクロール外周壁に対応する湯道を区画するためのスクロール外周壁形成部と、前記区画壁に対応する湯道を区画するための区画壁形成部と、前記拡大部に対応する湯道の部分に配置される補強部とを備える。
上記(11)の構成によれば、補強部で中子の肉厚が厚くなり、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(11)の構成において、前記補強部は、前記区画壁形成部の内周側の狭隘に設けられた少なくとも1つの狭隘肉部を含む。
上記(12)の構成によれば、狭隘肉部で中子の肉厚が厚くなり、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(11)の構成において、前記補強部は、前記区画壁に対応する湯道に配置される少なくとも1つの柱状部を含む。
上記(13)の構成によれば、区画壁形成部により区分けされたスクロール外周壁形成部の2つの領域が柱状部を介して接続される。この結果、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(11)の構成において、前記補強部は、前記シュラウドの軸線方向にて前記区画壁の内周側を変位させる少なくとも1つの厚肉部を含む。
上記(14)の構成によれば、厚肉部で中子の肉厚が厚くなり、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るタービンケーシングは、上記(11)〜(14)の何れか一つのタービンケーシングを鋳造するための中子を用いて鋳造される。
上記の構成によれば、タービンケーシングが小型であっても、タービンケーシングを鋳造により容易に製造することができる。
(15)本発明の一実施形態に係るタービンケーシングの製造方法は、上記(11)〜(14)のタービンケーシングを鋳造するための中子を用意する工程と、用意された中子を用いてタービンケーシングを鋳造する工程と、を含む。
上記(16)の手順によれば、タービンケーシングが小型であっても、タービンケーシングを鋳造により容易に製造することができる。このため、小型化されたタービンを高い生産性の下で低コストにて提供できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、タービンケーシングを鋳造するための中子の強度を高めるタービンケーシングが提供される。
本発明の一実施形態に係るターボチャージャを概略的に示す縦断面図である。 図1中のタービンケーシングを概略的に示す断面図である。 一実施形態に係るタービンの横断面を概略的に示す図である。 一実施形態に係るタービンの横断面を概略的に示す図である。 一実施形態に係るタービンの横断面を概略的に示す図である。 一実施形態に係るタービンの横断面を概略的に示す図である。 一実施形態に係るタービンの横断面を概略的に示す図である。 一実施形態に係るタービンケーシングの区画壁の内周縁の軌跡を示す概念図である。 一実施形態に係るタービンケーシングの区画壁の内周縁の軌跡を示す概念図である。 一実施形態に係るタービンケーシングの区画壁を示す展開模式図である。 シュラウドの軸線の周りでの周方向位置θを横軸にとり、A/Rを縦軸にとったグラフであり、周方向位置θとA/Rの関係を示すグラフである。 図7中のタービンケーシングを概略的に示す断面図である。 図12中の貫通穴を概略的に示す図である。 図9中のタービンケーシングの区画壁を示す展開模式図である。 一実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子を概略的に示す正面図である。 図13に示す中子の横断面を概略的に示す図である。 一実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子の要部を概略的に示す概念図である。 一実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子の要部を概略的に示す概念図である。 一実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子の要部を概略的に示す概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「中心」、或いは「中心とする」「同一の軸線上」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の幾つかの実施形態に係るターボチャージャを概略的に示す縦断面図であり、図2は、図1中のタービンケーシングを概略的に示す断面図である。ターボチャージャは、例えば、車両等の内燃機関に適用される。
ターボチャージャは、タービン10と、コンプレッサ12とを有する。タービン10は、タービンハウジング14と、タービンハウジング14内に回転可能に収容されたタービン動翼(タービンインペラ)16とを有し、コンプレッサ12は、コンプレッサハウジング18と、コンプレッサハウジング18に回転可能に収容されたインペラ(コンプレッサインペラ)20とを有する。
タービンハウジング14及びコンプレッサハウジング18は、軸受ハウジング(ケーシング)22に対し固定され、タービン10のタービン動翼16とコンプレッサ12のインペラ20は、軸受ハウジング22内を延びる駆動軸(タービンロータ)24によって相互に連結されている。従って、タービン動翼16、インペラ20及び駆動軸24は、同一の軸線上に配置されている。タービン10のタービン動翼16は、例えば、内燃機関から排出された排ガスによって回転させられ、これにより駆動軸24を介してコンプレッサ12のインペラ20が回転させられる。そして、コンプレッサ12のインペラ20の回転によって、内燃機関に供給される吸気が圧縮される。
タービンハウジング14は、例えば、タービンケーシング26と、軸受ハウジング22側のタービンケーシング26の開口に配置される端壁(バックプレート)28とからなり、駆動軸24は端壁28を貫通している。端壁28は、タービンケーシング26と軸受ハウジング22との間に挟まれており、軸受ハウジング22は、軸受30を介して、駆動軸24を回転自在に支持している。
また、コンプレッサハウジング18は、例えば、コンプレッサケーシング32と、コンプレッサケーシング32に結合された端壁34とからなり、駆動軸24は端壁34を貫通している。端壁34は、軸受ハウジング22と一体に形成されている。
タービンケーシング26は、タービン動翼16を収容する筒部36と、タービン動翼16及び筒部36の周方向に沿って延在するスクロール部(ボリュート部)38とを有する。これら、筒部36及びスクロール部38は、鋳造により一体に形成される。この構成によれば、筒部36及びスクロール部38が鋳造により一体に形成されるので、タービンケーシング26を容易に製造することができる。また、幾つかの実施形態では、タービンケーシング26は、スクロール部38の入口に連なる流体の導入部42を有する。流体の出口は、筒部36によって形成されている。
筒部36は、タービン動翼16の軸線を中心とする円筒状に形成され、その基部側(軸受ハウジング22側)にタービン動翼16が収容されている。筒部36の基部側によって、タービン動翼16との間に作動流路17を規定する円筒状のシュラウド44が形成される。
スクロール部38は、シュラウド44の軸線(中心線)を中心とする渦巻き状に形成されている。スクロール部38は、外周壁(スクロール外周壁)46と、区画壁54とを有する。
外周壁46は、シュラウド44の一端側に連なり、シュラウド44の周方向に沿って延在している。
図3乃至図7は、幾つかの実施形態に係るタービンの横断面を概略的に示す図である。
図3に示すように、スクロール部38の入口(開始端)は、タービン動翼16の周方向での位置(周方向位置θ)が0°の位置にある。なお、周方向位置θが0°の位置は、舌部48の先端の位置として定義される。舌部48は、タービンケーシング26のスクロール部38の外周壁46と導入部42の壁50とが鋭角に交わる部分である。
そして、スクロール部38の末端は、タービン動翼16の周方向での位置(周方向位置θ)が360°の位置にある。従って、スクロール部38の末端の周方向位置θは、舌部48の周方向位置に一致している。
なお、周方向位置θの値は、スクロール部38の入口から末端に向かって増加するものとし、スクロール部38における流体の流れに沿う方向を正の方向とする。
スクロール部38の内周縁は、シュラウド44の軸線(中心線)を中心として、舌部48に接する仮想的な円52によって規定され、スクロール部38の外周縁は、スクロール部38の外周壁46によって規定されている。
図1及び図2に示すように、外周壁46は、各周方向位置θにおけるシュラウド44の周方向に垂直な断面にて、C字形状を有している。区画壁54は、外周壁46の内部に配置され、シュラウド44の周方向に延在している。
区画壁54は、スクロール部38の外周壁46の内部を、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58とに区画しており、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58は、シュラウド44の軸線方向にて相互に隣接している。区画壁54の外周縁は外周壁46の内周面に一体に連なっている。区画壁54の内周縁は、シュラウド44の軸線を中心として、舌部48に接する仮想的な円52によって規定される。
幾つかの実施形態では、内燃機関は4気筒エンジンであり、第1気筒及び第4気筒が第1スクロール流路56に接続され、第2気筒及び第3気筒が第2スクロール流路58に接続される。通常、第1気筒及び第4気筒のクランク角の位相は、第2気筒及び第3気筒のクランク角の位相と180度異なっている。この場合、第1気筒及び第4気筒から第1スクロール流路56に排気ガスが流入するタイミングと、第2気筒及び第3気筒から第2スクロール流路58に排気ガスが流入するタイミングが異なる。
図2に示したように、第1スクロール流路56の流路面積A1を、外周壁46の内部及び区画壁54にて区切られた一方の空間(第1空間)のシュラウド44の周方向に垂直な断面における面積と定義する。第2スクロール流路58の流路面積A2を、外周壁46の内部及び区画壁54にて区切られた他方の空間(第2空間)の面積と定義する。第1スクロール流路56の流路面積A1と第2スクロール流路58の流路面積A2の合計面積をスクロール部38の流路面積Aと定義する。
更に、第1スクロール流路56の流路中心C1からシュラウド44の軸線までの距離をR1と定義し、第2スクロール流路58の流路中心C2からシュラウド44の軸線までの距離をR2と定義する。第1スクロール流路56と第2スクロール流路58を合わせた流路の流路中心からシュラウド44の軸線までの距離をRと定義する。
A1/R1は、距離R1に対する流路面積A1の比であり、A2/R2は、距離R2に対する流路面積A2の比である。A/Rは、第1スクロール流路56の距離R1に対する流路面積A1の比A1/R1と第2スクロール流路58の距離R2に対する流路面積A2の比A2/R2の合計に相当する。
ここで厳密には、A1/R1、A2/R2及びA/Rの各々は、タービン動翼16の径方向での位置をrとし、第1スクロール流路56、第2スクロール流路58及びこれらを合わせた流路の各々の流路断面の微小面積要素をdAとしたときに、次式(1)によって定義される。第1スクロール流路56及び第2スクロール流路58の流路断面の面積A1,A2及び断面形状がわかれば、式(1)に基づいて距離R1,R2,Rを決定することができる。尚、簡易的には、距離R1,R2,Rは、シュラウド44の軸線から第1スクロール流路56、第2スクロール流路58及びこれらを合わせた流路の各々の図心までの距離で代用できる。
Figure 2016002039
図3乃至図7に示すように、幾つかの実施形態では、区画壁54は、第1スクロール流路56、第2スクロール流路58及び作動流路17のうち少なくとも2つの間の連通面積をシュラウド44の周方向にて部分的に拡大する拡大部82を有する。
この構成によれば、タービンケーシング26が第1スクロール流路56,第2スクロール流路58及び作動流路17のうち少なくとも2つの間の連通面積を拡大する拡大部82を有しており、拡大部82に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
また、この構成によれば、タービンケーシング26が小型であっても、タービンケーシング26を鋳造により容易に製造することができる。このため、小型化されたタービン10を高い生産性の下で低コストにて提供できる。
図3乃至図6に示すように、幾つかの実施形態では、拡大部82は、区画壁54の内周側に設けられた少なくとも1つの切欠部60を含んでいる。
この構成によれば、区画壁54に設けられた切欠部60で第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の連通面積が拡大され、切欠部60に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図3及び図4に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44の周方向での位置を、舌部48の位置を0度とし且つ流体の流れ方向を正の方向として表したときに、少なくとも1つの切欠部60は、シュラウド44の周方向にて90度以上270度以下の位置から流体の流れ方向にて下流に向かって延在する下流側切欠部61,62を含んでいる。換言すれば、下流側切欠部61,62は、90度以上270度以下の位置に上流端を有している。
この構成によれば、区画壁54に設けられた下流側切欠部61,62で第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の連通面積が拡大され、下流側切欠部61,62に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
また、第1スクロール流路56及び第2スクロール流路58の下流側では、上流側に比べて流体の流量が少ない。このため、切欠部60として下流側切欠部61,62を設けることで、流体の流速や圧力の変動を抑制することができる。
図3及び図4に示すように、幾つかの実施形態では、下流側切欠部61,62は、シュラウド44の周方向にて180度の位置に、流体の流れ方向にて上流端を有する。そして、下流側切欠部61,62は、流体の流れ方向にて漸次又は徐々に拡大し、区画壁54は、シュラウド44の周方向にて180度以上270度以下の位置で外周壁46の内周面と面一になる。
図3に示すように、幾つかの実施形態では、下流側切欠部61は、上流端における区画壁54の内周縁又は仮想的な円52の接線方向に沿って拡大する。
図4に示すように、幾つかの実施形態では、下流側切欠部62は、上流端から下流端に向けて漸次又は徐々に拡大し、270度の位置で外周壁46の内周面と面一となる。
図11は、シュラウド44の軸線の周りでの周方向位置θを横軸にとり、A/Rを縦軸にとったグラフであり、周方向位置θとA/Rの関係を示すグラフである。図11に示すように、幾つかの実施の形態では、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のそれぞれのA/R(A1/R1,A2/R2)が滑らかに減少するとともに、その合計値A/Rが滑らかに減少する。そして、下流側切欠部61,62は、シュラウド44の周方向にて180度以上270度以下の位置に、流体の流れ方向にて上流端を有する。
そして、幾つかの実施形態では、下流側切欠部61,62は、流体の流れ方向にて漸次又は徐々に拡大し、区画壁54が外周壁46の内周面と面一となった後は、下流側切欠部61,62(スクロール流路)のA/Rが、下流側切欠部61,62よりも上流における、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のA/R合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布よりも小さくなる形状を有する。
この構成によれば、下流側切欠部61,62が形成された流域における第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のA/Rが、下流側切欠部61,62よりも上流における第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のA/R合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布よりも小さくなることで、下流側切欠部61,62が形成された流域での流路面積の拡大が抑制され、流体の流速や圧力の変動が抑制される。
また、幾つかの実施の形態では、下流側切欠部61,62(スクロール流路)のA/Rが、下流側切欠部61,62よりも上流における、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のA/R合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布の80%以下となる形状を有する。
この構成によれば、下流側切欠部61,62が形成された流域における第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のA/Rが、下流側切欠部61,62よりも上流における第1スクロール流路56と第2スクロール流路58のA/R合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布の80%以下となることで、下流側切欠部61,62が形成された流域での流路面積の拡大が抑制され、流体の流速や圧力の変動が抑制される。
また、幾つかの実施形態では、図11に示すように、下流側切欠部61,62(スクロール流路)のA/Rは、周方向位置θの変化に対し、第1スクロール流路56又は第2スクロール流路58のA/Rと同じ比率で減少する。この場合、図11に示したように、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58とが合流した後の流路(スクロール流路)のA/Rを表す直線は、第1スクロール流路56又は第2スクロール流路58のA/R(A1/R1,A2/R2)を表す直線の延長線上に位置する。
この構成によれば、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58とが合流した下流側切欠部におけるA/Rが第1スクロール流路56又は第2スクロール流路のA/R(A1/R1,A2/R2)と同じ比率で減少し、流体(排ガス)の流れをスムースなものにできる。
図5及び図6に示すように、幾つかの実施形態では、拡大部82は、区画壁54の内周側に設けられた少なくとも1つの切欠部60を含んでいる。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つの切欠部60は、シュラウド44の軸線の周りに回転対称に配置された複数の切欠部60を含んでいる。
この構成によれば、シュラウド44の軸線の周りに回転対称に配置された複数の切欠部60で第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の連通面積が拡大され、複数の切欠部60に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図5に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44の周方向にて90度以上180度以下の位置と270度以上360度以下の位置とに切欠部60(以下の説明において、それぞれ、「上流側切欠部63」、「下流側切欠部64」という)を含んでいる。
図5に示すように、幾つかの実施形態では、上流側切欠部63と下流側切欠部64とは、同一の形状であって、広範囲に亘って設けられ、上述した舌部48に接する仮想的な円52から外周壁(スクロール外周壁)に向けて円弧状に切り欠かれる。これにより、上流側切欠部63と下流側切欠部64は流体の流れ方向に向けて漸次又は徐々に拡大され、その後、漸次又は徐々に縮小される。
この構成によれば、上流側切欠部63と下流側切欠部64とで第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の連通面積が拡大され、上流側切欠部63と下流側切欠部64に対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を二箇所で高めることができる。
また、図6に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44の周方向にて、0度以上90度以下の位置と、90度以上180度以下の位置と、180度以上270度以下の位置と、270度以上360度以下の位置と、に切欠部60(以下の説明において、それぞれ、「第1切欠部65」、「第2切欠部66」、「第3切欠部67」、「第4切欠部68」という)を含んでいる。
図6に示すように、幾つかの実施形態では、第1切欠部65と第2切欠部66と第3切欠部67と第4切欠部68とは、同一の形状であって、シュラウド44の周方向に均等に設けられる。また、幾つかの実施形態では、第1切欠部65、第2切欠部66、第3切欠部67、第4切欠部68は、上述した上流側切欠部63、下流側切欠部64と同様、上述した舌部48に接する仮想的な円52から外周壁46(スクロール外周壁)に向けて円弧状に切り欠かれるが、上述した上流側切欠部63、下流側切欠部64に比較して狭い範囲に設けられる。従って、第1切欠部65、第2切欠部66、第3切欠部67、第4切欠部68の半径は、上述した上流側切欠部63、下流側切欠部64よりも小さなものとなる。
この構成によれば、第1切欠部65と第2切欠部66と第3切欠部67と第4切欠部68とで第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の連通面積が拡大され、第1切欠部65と第2切欠部66と第3切欠部67と第4切欠部68とに対応する部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を四箇所でバランス良く高めることができる。
図12は、図7中のタービンケーシングを概略的に示す断面図であり、図13は、図12中の貫通穴を概略的に示す図である。
図7及び図12に示すように、幾つかの実施形態では、拡大部82は、区画壁54に設けられた少なくとも1つの貫通穴69を含んでいる。
この構成によれば、区画壁54に設けられた貫通穴69で第1スクロール流路56と第2スクロール流路58とが連通しており、第1スクロール流路56に対応する中子の部分と第2スクロール流路58に対応する中子の部分とが、貫通穴69に対応する中子の部分で接続される。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
また、図7及び図12に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44の軸線の周りに配置された複数の貫通穴70,71,72を含んでいる。
この構成によれば、区画壁54に設けられた複数の貫通穴70,71,72で第1スクロール流路56と第2スクロール流路58とが連通しており、第1スクロール流路56に対応する中子の部分と第2スクロール流路58に対応する中子の部分とが、複数の貫通穴70,71,72に対応する中子の部分で接続される。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図7及び図12に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44の周方向にて、0度以上90度以下の位置と、90度以上180度以下の位置と、180度以上270度以下の位置にそれぞれ1つの貫通穴70,71,72が設けられる。
幾つかの実施形態では、45度の位置と、135度の位置と、225度の位置とに、それぞれ1つの貫通穴70,71,72が設けられる。
幾つかの実施形態では、貫通穴70,71,72の直径は、流体の流れ方向に沿って段階的に小さくなる。幾つかの実施形態では、45度の位置に設けた貫通穴70、135度の位置に設けた貫通穴71、225度の位置に設けた貫通穴72の順番に直径が小さくなる。
この構成によれば、45度の位置に設けられた貫通穴70と、135度の位置に設けられた貫通穴70と、225度の位置に設けられた貫通穴71とで第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の連通面積が拡大される。これにより、第1スクロール流路56に対応する中子の部分と第2スクロール流路58に対応する中子の部分とが、45度の位置に設けられた貫通穴70と、135度の位置に設けられた貫通穴70と、225度の位置に設けられた貫通穴71とに対応する中子の部分で接続される。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図13に示すように、幾つかの実施形態では、区画壁54は、貫通穴69の周りに整流部73を有する。
この構成によれば、貫通穴69の周りを流れる流体の流れが整えられ、第1スクロール流路56と第2スクロール流路58の相互間における漏れ流れを抑制できる。
図13に示すように、幾つかの実施形態では、整流部73は、一方の流路(例えば、第1スクロール流路56)から他方の流路(例えば、第2スクロール流路58)への流体の漏れを抑制するためのものである。図13に示すように、幾つかの実施形態では、整流部73は、貫通穴69の上流側に下流側に向けて漸次又は徐々に厚くなる増厚部74と、貫通穴69の下流側に上流側に向けて漸次又は徐々に薄くなる減厚部75と、を有する。
この構成によれば、流体が増厚部74の表面(傾斜面)に沿って流れることになり、流体の貫通穴69に向かう流れが抑制される。そして、流体が貫通穴69の側面を通過する際に貫通穴69に引き寄せられても、流体は減厚部75の表面(傾斜面)に沿って流れることになり、流体の貫通穴69を通過する方向に向かう流れが抑制される。これにより、一方の流路から他方の流路へ向かう流体の漏れを抑制できる。
図8及び図9は、幾つかの実施形態に係るタービンケーシングの区画壁の内周縁の軌跡を示す概念図である。尚、図8及び図9において、タービンケーシング26の区画壁54の内周縁は二点鎖線で示すものとする。
図8及び図9に示すように、幾つかの実施形態では、拡大部82は、区画壁54の内周側に設けられた少なくとも1つのベンド部76を含んでいる。
この構成によれば、区画壁54の内周側に設けられたベンド部76によって、第1スクロール流路56と作動流路17の連通面積、又は第2スクロール流路58と作動流路17の連通面積が拡大される。この場合、第1スクロール流路56に対応する中子の部分と作動流路17に対応する中子の部分とを繋ぐ中子の連結部分、又は、第2スクロール流路58に対応する中子の部分と、作動流路17に対応する中子の部分とを繋ぐ中子の連結部分で中子の肉厚が厚くなる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つのベンド部76は、作動流路17に臨む第1スクロール流路56のスロート部57を拡大する少なくとも1つの第1ベンド部77,78と、作動流路17に臨む第2スクロール流路58のスロート部59を拡大する少なくとも1つの第2ベンド部79,80とを含んでいる。
この構成によれば、第1ベンド部77,78を設けたことで、第1スクロール流路56のスロート部57に対応する中子の部分が肉厚になり、第2ベンド部79,80を設けたことで第2スクロール流路58のスロート部59に対応する中子の部分が肉厚になる。このため、第1スクロール流路56に対応する中子の部分と作動流路17に対応する中子の部分とを連結する中子の連結部分、及び、第2スクロール流路58に対応する中子の部分と作動流路17に対応する中子の部分とを連結する中子の連結部分の両方で中子が肉厚になる。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図8及び図9に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44を周方向に4等分する位置に、第1ベンド部77,78と第2ベンド部79,80とが交互に設けられる。従って、シュラウド44の周方向にて第1ベンド部77,78と第2ベンド部79,80とがそれぞれ2つずつ設けられる。具体的には、シュラウド44の周方向にて、180度となる位置と360度となる位置とを中心に第1ベンド部77,78が設けられ、90度と270度となる位置とを中心に第2ベンド部79,80が設けられる。
この構成によれば、第1ベンド部77,78で第1スクロール流路56と作動流路17の連通面積が拡大されるので、第1ベンド部77,78を形成する部分で中子の肉厚が厚くなる。また、第2ベンド部79,80で第1スクロール流路56と作動流路17の連通面積が拡大されるので、スロート部57,59を形成する部分で中子の肉厚が厚くなる。これにより、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図8に示すように、幾つかの実施形態では、第1ベンド部77,78が第1スクロール流路56のスロート部57を拡大するとともに第2スクロール流路58のスロート部59を縮小し、第2ベンド部79,80が第2スクロール流路58のスロート部59を拡大するとともに第1スクロール流路56のスロート部57を縮小する。
この構成によれば、シュラウド44の周方向にて180度となる位置と360度となる位置とで第1スクロール流路56のスロート部57が最も拡大され、第2スクロール流路58のスロート部59が最も縮小される。同様に、シュラウド44の周方向にて90度となる位置と270度となる位置とで第2スクロール流路58のスロート部59が最も拡大され、第1スクロール流路56のスロート部57が最も縮小される。
図9に示すように、幾つかの実施形態では、第1ベンド部77,78が第1スクロール流路56のスロート部57を拡大するとともに第2スクロール流路58のスロート部59を閉鎖し、第2ベンド部79,80が第2スクロール流路58のスロート部59を拡大するとともに第1スクロール流路56のスロート部57を閉鎖する。
図14は、図9中のタービンケーシングの区画壁を示す展開模式図である。
幾つかの実施形態では、図14に示すように、ベンド部76を形成したことにより、図14に示すように、展開図にて、区画壁の内周縁は、波形状(正弦波形状)を有する。
この構成によれば、シュラウド44の周方向にて180度となる位置と360度となる位置とで第1スクロール流路56のスロート部57が最も拡大され、第2スクロール流路58のスロート部59が閉鎖される。同様に、シュラウド44の周方向にて90度となる位置と270度となる位置とで第2スクロール流路58のスロート部59が最も拡大され、第1スクロール流路56のスロート部57が閉鎖される。
また、図10は、一実施形態に係るタービンケーシングの区画壁を示す展開模式図である。
幾つかの実施形態では、ベンド部を形成したことにより、図10に示すように、展開図にて、区画壁54の内周縁は、矩形波形状を有する。
幾つかの実施形態では、第1ベンド部77,78と第2ベンド部79,80との境界に位置する区画壁54の境界部81は、流体の流れを円滑にするように、シュラウド44の半径方向に対して傾斜して延在している。
図10に示すように、幾つかの実施形態では、第1ベンド部77,78が第1スクロール流路56のスロート部57を拡大するとともに第2スクロール流路58のスロート部59を閉鎖し、第1スクロール流路56のスロート部57に展開視矩形の拡大部(開口)が形成される。同様に、第2ベンド部79,80が第2スクロール流路58のスロート部59を拡大するとともに第1スクロール流路56のスロート部57を閉鎖し、第1スクロール流路56のスロート部57は展開視矩形の拡大部(開口)が形成される。
この構成によれば、第1ベンド部77,78で第1スクロール流路56と作動流路17の連通面積が拡大されるので、第1ベンド部77,78を形成する部分で中子の肉厚が厚くなる。また、第2ベンド部79,80で第1スクロール流路56と作動流路17の連通面積が拡大されるので、第2ベンド部79,80を形成する部分で中子の肉厚が厚くなる。これにより、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
図15は、一実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子を概略的に示す正面図であり、図14は、図13に示す中子の横断面を概略的に示す図である。図17乃至図19は、幾つかの実施形態に係るタービンケーシングを鋳造するための中子の要部を概略的に示す概念図である。
図15乃至図19に示すように、幾つかの実施形態では、シュラウド44に対応する湯道を区画するためのシュラウド形成部144と、外周壁46に対応する湯道を区画するための外周壁形成部146と、区画壁54に対応する湯道を区画するための区画壁形成部154と、拡大部82に対応する湯道の部分に配置される補強部182とを備えている。
この構成によれば、補強部182で中子の肉厚が厚くなり、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
タービンケーシング26を鋳造するための中子126は、主型(図示せず)との間にタービンケーシング26に対応する湯道を形成する。中子126は、筒部36と対応する筒部形成部136と、スクロール部38と対応するスクロール形成部138とを備える。
筒部形成部136は、筒部36の内周形状と同一の外周形状を有する円柱状に形成される。筒部形成部136は、スクロール形成部138側となるシュラウド44に対応するシュラウド形成部144が形成される。シュラウド形成部144は、主型との間に上述したシュラウド44に対応する湯道を区画するためのもので、筒部形成部136とスクロール形成部138の境界を成す。
スクロール形成部138は、筒部形成部136の軸線(中心線)を中心として外周壁46の内周形状と同一の外周形状を有する渦巻き状に形成される。スクロール形成部138は、外周壁46(スクロール外周壁)と対応する外周壁形成部146と、区画壁54と対応する区画壁形成部154とを備える。外周壁形成部146は、主型との間に上述した外周壁46に対応する湯道を区画するためのもので、シュラウド形成部144の軸線(中心線)を中心とし、外周壁46の内周形状と同一の外周形状を有する渦巻き状に形成される。区画壁形成部154は、主型との間に上述した区画壁54に対応する湯道を区画するためのもので、シュラウド形成部144の軸線を中心とし、区画壁54の形状と同一の外周形状を有する断面V字状に形成される。
これにより、区画壁形成部154は、外周壁形成部146を第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158とに区画する。そして、第1スクロール形成部156は、第1スクロール流路56に対応する湯道を区画し、第2スクロール形成部158は、第2スクロール流路58に対応する湯道を区画する。また、区画壁形成部154は、補強部182を備える。補強部182は、上述した拡大部82に対応する湯道の部分に配置されるもので、位置、大きさ、範囲が適宜設定される。
図15及び図16に示すように、幾つかの実施形態では、補強部182は、切欠部60に対応する湯道の部分に配置される切欠補強部160を含んでいる。
この構成によれば、切欠補強部160で中子126の肉厚が厚くなり、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、この構成によれば、タービンケーシング26が小型であっても、タービンケーシング26を鋳造により容易に製造することができる。
また、図15及び図16に示すように、幾つかの実施形態では、切欠補強部160は、下流側切欠部61に対応する湯道の部分に配置される下流側補強部161を含んでいる。
この構成によれば、下流側補強部161で中子126の肉厚が厚くなり、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
具体的には、下流側切欠部61に対応する領域にて第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158との間の下流側補強部161が設けられる。従って、下流側切欠部61に対応する領域にて第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158とが合流する。これにより、下流側切欠部61に対応する領域にてスクロール形成部138が補強され、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144との連結部分157と第2スクロール形成部158とシュラウド形成部の連結部分159の強度を高めることができる。この結果、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができ、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、図17に示すように、幾つかの実施形態では、補強部182は、区画壁形成部154の内周側の狭隘に設けられた少なくとも1つの狭隘肉部183を含む。
この構成によれば、狭隘肉部183で中子126の肉厚が厚くなり、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、図5に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126は、上流側切欠部63に対応する狭隘と下流側切欠部64に対応する狭隘とに狭隘肉部183が設けられる。具体的には、上流側切欠部63に対応する領域と下流側切欠部64に対応する領域にて第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158との間の狭隘に狭隘肉部183が設けられる。そして、上流側切欠部63に対応する領域と下流側切欠部64とに対応する領域にて第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158とが合流する。
これにより、上流側切欠部63に対応する領域と下流側切欠部64に対応する領域にてスクロール形成部138が補強され、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157と第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159の強度を上流側切欠部63に対応する領域と下流側切欠部64に対応する領域の二つの領域で高めることができる。この結果、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができ、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、図6に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126は、第1切欠部65に対応する領域、第2切欠部66に対応する領域、第3切欠部67に対応する領域、第4切欠部68に対応する領域にて、第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158との間の狭隘に狭隘肉部183が設けられる。そして、実際には、第1切欠部65に対応する領域、第2切欠部66に対応する領域、第3切欠部67に対応する領域、第4切欠部68に対応する領域にて第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158とが合流する。
これにより、第1切欠部65に対応する領域、第2切欠部66に対応する領域、第3切欠部67に対応する領域、第4切欠部68に対応する領域にてスクロール形成部138がバランス良く補強され、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157と第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159の強度を第1切欠部65に対応する領域、第2切欠部66に対応する領域、第3切欠部67に対応する領域、第4切欠部68に対応する領域の四つの領域で高めることができる。この結果、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができ、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
図18に示すように、幾つかの実施形態では、補強部182は、区画壁54に対応する湯道に配置される少なくとも1つの柱状部169を含む。
この構成によれば、区画壁形成部154により区分けされた外周壁形成部146の2つの領域(第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158)が柱状部169を介して接続される。この結果、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
図7に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子は、図18に示すように、区画壁54に対応する湯道に配置される少なくとも1つの柱状部169を含んでいる。具体的には、区画壁54に設けられる貫通穴69に対応する領域にて柱状部169が設けられる。そして、区画壁54に設けられる貫通穴70,71,72に対応する領域にて第1スクロール形成部156と第2スクロール形成部158とが柱状部169で接続される。
これにより、区画壁54に設けられる貫通穴70,71,72に対応する領域にてスクロール形成部138が補強され、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157と第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159の強度を高めることができる。この結果、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができ、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、図7に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126の例では、シュラウド形成部144の周方向にて、0度以上90度以下の位置と、90度以上180度以下の位置と、180度以上270度以下の位置にそれぞれ1つの柱状部169が設けられる。具体的には、45度の位置と、135度の位置と、225度の位置とにそれぞれ柱状部169が設けられる。また、柱状部169は、流体の流れ方向に沿って段階的に小さなものとなり、図8に示す例では、45度の位置に設けた柱状部169、135度の位置に設けた柱状部169、225度の位置に設けた柱状部169の順番に小さなものとなる。
これにより、45度の位置、135度の位置、225度の位置にてスクロール形成部138がバランス良く補強され、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157と第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159の強度を45度の位置、135度の位置、225度の位置の3つの位置で高めることができる。この結果、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができ、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、図19に示すように、幾つかの実施形態では、補強部182は、シュラウド44の軸線方向にて区画壁の内周側を変位させる少なくとも1つの厚肉部176を含む。
この構成によれば、厚肉部176で中子の肉厚が厚くなり、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、幾つかの実施形態では、少なくとも1つの厚肉部176は、第1ベンド部77,78を形成する第1厚肉部(図示せず)と、第2ベンド部79,80を形成する第2厚肉部179とを含んでいる。
図8及び図9に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126は、シュラウド形成部144の周方向を4等分する位置に第1厚肉部(図示せず)と第2厚肉部179とが交互に設けられる。従って、シュラウド形成部144の周方向にて第1厚肉部と第2厚肉部179とがそれぞれ2つずつ設けられる。具体的には、シュラウド形成部144の周方向にて、180度と360度となる位置とを中心に第1厚肉部が設けられ、90度と270度となる位置とを中心に第2厚肉部179が設けられる。これにより、第1厚肉部にて第1スクロール形成部156が補強され、第2厚肉部179にて第2スクロール形成部158が補強される。これにより、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157の強度が第1厚肉部で高めることができ、第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159の強度が第2厚肉部179で高めることができる。
また、図8に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126は、シュラウド形成部144の周方向にて、第1厚肉部で第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157が肉厚となる一方、第2スクロール形成部の158とシュラウド形成部144の連結部分159が薄くなる。また、第2厚肉部179で第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157が肉厚となる一方、第2スクロール形成部158の連結部分159が薄くなる。これにより、シュラウド形成部144の周方向にて第1スクロール形成部156の強度が高められる部分と弱められる部分が生じることになり、第2スクロール形成部158の強度が高められる部分と弱められる部分とが生じることになる。しかしながら、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができるので、タービンケーシング26を鋳造するための中子126の強度を高めることができる。
また、図9に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126は、シュラウド形成部の周方向にて、第1厚肉部で第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157が肉厚となる一方、第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159が途切れる。また、第2厚肉部179で第2スクロール形成部158の連結部分157が肉厚となる一方、第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分159が途切れることになる。しかしながら、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができるので、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることができる。
また、図10に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126は、図11に示すタービンケーシング26を鋳造するための中子126と同様、シュラウド形成部144の周方向にて、第1厚肉部で第1スクロール形成部156とシュラウド形成部144の連結部分157が肉厚となる一方、第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159が途切れる。また、第2厚肉部で第2スクロール形成部158とシュラウド形成部144の連結部分159が肉厚となる一方、第1スクロール形成部156の連結部分157が途切れることになる。しかしながら、スクロール形成部138が全体としての強度を高めることができるので、タービンケーシング26を鋳造するための中子の強度を高めることもできる。
幾つかの実施形態に係るタービンケーシング26の製造方法は、タービンケーシング26を鋳造するための中子126を用意する工程と、用意された中子126を用いてタービンケーシング26を鋳造する工程と、を含む。
この手順によれば、タービンケーシング26が小型であっても、タービンケーシング26を鋳造により容易に製造することができる。このため、小型化されたタービンを高い生産性の下で低コストにて提供できる。
また、幾つかの実施形態では、タービンケーシング26を鋳造するための主型を設置する工程と、該主型に上述した中子126を設置する工程と、鋳型に湯を注ぎタービンケーシング26を鋳造する工程とを含んでいる。
この手順によれば、タービンケーシング26が小型であっても、タービンケーシング26を鋳造により容易に製造できる。このため、小型化されたタービンを高い生産性の下で低コストにて提供できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変更を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせ形態も含む。実施形態の組み合わせの可能性は、本願の出願当初の請求の範囲、又は、本願が優先権主張を伴う場合にはその基礎出願における出願当初の請求の範囲の組み合わせによっても開示される。
10 タービン
12 コンプレッサ
14 タービンハウジング
16 タービン動翼
17 作動流路
18 コンプレッサハウジング
20 インペラ
22 軸受ハウジング
24 駆動軸
26 タービンケーシング
28 端壁
30 軸受
32 コンプレッサケーシング
34 端壁
36 筒部
38 スクロール部
42 導入部
44 シュラウド
46 外周壁(スクロール外周壁)
48 舌部
50 壁
52 円
54 区画壁
56 第1スクロール流路
57 スロート部
58 第2スクロール流路
59 スロート部
60 切欠部
61,62 下流側切欠部
63 上流側切欠部
64 下流側切欠部
65 第1切欠部
66 第2切欠部
67 第3切欠部
68 第4切欠部
69,70,71,72 貫通穴
73 整流部
74 増厚部
75 減厚部
76 ベンド部
77,78 第1ベンド部
79,80 第2ベンド部
81 境界部
126 中子
136 筒部形成部
138 スクロール形成部
144 シュラウド形成部
146 外周壁形成部(スクロール外周壁形成部)
154 区画壁形成部
156 第1スクロール形成部
157 連結部分
158 第2スクロール形成部
159 連結部分
160 切欠補強部
161 下流側補強部
169 柱状部
176 厚肉部
179 第2厚肉部
182 補強部
183 狭隘肉部
A,A1,A2 流路面積
C1,C2 流路中心
R,R1,R2 シュラウドの軸線からの距離

Claims (15)

  1. タービン動翼のハブとの間に作動流路を規定する円筒状のシュラウドと、
    該シュラウドの一端側に連なり、前記シュラウドの周方向に沿って延在するスクロール外周壁と、
    該スクロール外周壁の内部に配置され、該スクロール外周壁の内部を前記シュラウドの軸線方向にて相互に隣接する第1スクロール流路と第2スクロール流路とに区画する区画壁とを備え、
    前記シュラウド、前記スクロール外周壁及び前記区画壁は鋳造により一体に形成され、
    前記区画壁は、前記第1スクロール流路、前記第2スクロール流路及び前記作動流路のうち少なくとも2つの間の連通面積を前記シュラウドの周方向にて部分的に拡大する拡大部を有する
    ことを特徴とするタービンケーシング。
  2. 前記拡大部は、前記区画壁の内周側に設けられた少なくとも1つの切欠部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のタービンケーシング。
  3. 前記スクロール外周壁は、流体の流れ方向にて前記第1スクロール流路及び前記第2スクロール流路の最下流に舌部を有し、
    前記シュラウドの周方向での位置を、前記舌部の位置を0度とし且つ前記流体の流れ方向を正の方向として表したときに、
    前記少なくとも1つの切欠部は、前記シュラウドの周方向にて90度以上270度以下の位置から、前記流体の流れ方向にて下流に向かって延びる下流側切欠部を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載のタービンケーシング。
  4. 前記少なくとも1つの切欠部は、前記シュラウドの軸線の周りに回転対称に配置された複数の切欠部を含むことを特徴とする請求項2に記載のタービンケーシング。
  5. 前記スクロール外周壁は、前記下流側切欠部が形成された流域における、前記第1スクロール流路と前記第2スクロール流路とを合わせた流路のA/Rが、前記下流側切欠部よりも上流における、前記第1スクロール流路と前記第2スクロール流路のA/Rの合計が360度に向けて線形減少した場合のA/R分布より小さくなる形状を有することを特徴とする請求項3に記載のタービンケーシング。
  6. 前記拡大部は、前記区画壁に設けられた少なくとも1つの貫通穴を含むことを特徴とする請求項1に記載のタービンケーシング。
  7. 前記区画壁は、前記少なくとも1つの貫通穴の周りに整流部を有することを特徴とする請求項6に記載のタービンケーシング。
  8. 前記拡大部は、前記区画壁の内周側に設けられた少なくとも1つのベンド部を含むことを特徴とする請求項1に記載のタービンケーシング。
  9. 前記少なくとも1つのベンド部は、
    前記作動流路に臨む前記第1スクロール流路のスロート部を拡大する少なくとも1つの第1ベンド部と、
    前記作動流路に臨む前記第2スクロール流路のスロート部を拡大する少なくとも1つの第2ベンド部と
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の鋳造製のタービンケーシング。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載のタービンケーシングを備えることを特徴とするタービン。
  11. タービン動翼のハブとの間に作動流路を規定する円筒状のシュラウドと、
    該シュラウドの一端側に連なり、前記シュラウドの周方向に沿って延在するスクロール外周壁と、
    該スクロール外周壁の内部に配置され、該スクロール外周壁の内部を前記シュラウドの軸線方向にて相互に隣接する第1スクロール流路と第2スクロール流路とに区画する区画壁とを備え、
    前記シュラウド、前記スクロール外周壁及び前記区画壁は一体に形成され、
    前記区画壁は、前記第1スクロール流路、前記第2スクロール流路及び前記作動流路のうち少なくとも2つの間の連通面積を前記シュラウドの周方向にて部分的に拡大する拡大部を有するタービンケーシングを鋳造するための中子であって、
    前記シュラウドに対応する湯道を区画するためのシュラウド形成部と、
    前記スクロール外周壁に対応する湯道を区画するためのスクロール外周壁形成部と、
    前記区画壁に対応する湯道を区画するための区画壁形成部と、
    前記拡大部に対応する湯道の部分に配置される補強部と
    を備えることを特徴とするタービンケーシングを鋳造するための中子。
  12. 前記補強部は、前記区画壁形成部の内周側の狭隘に設けられた少なくとも1つの狭隘肉部を含むことを特徴とする請求項11に記載のタービンケーシングを鋳造するための中子。
  13. 前記補強部は、前記区画壁に対応する湯道に配置される少なくとも1つの柱状部を含むことを特徴とする請求項11に記載のタービンケーシングを鋳造するための中子。
  14. 前記補強部は、前記シュラウドの軸線方向にて前記区画壁の内周側を変位させる少なくとも1つの厚肉部を含むことを特徴とする請求項11に記載のタービンケーシングを鋳造するための中子。
  15. 前記請求項11乃至14の何れか一項に記載のタービンケーシングを鋳造するための中子を用意する工程と、
    用意された中子を用いてタービンケーシングを鋳造する工程と、
    を含むことを特徴とするタービンケーシングの製造方法。
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