JPWO2015181900A1 - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーキを備えた回転電機を軸方向に薄型化できるようにする。【解決手段】回転電機1は、電磁部20と、ブレーキ部30とを有する。電磁部20は、固定子2及び回転子3を備えており、シャフト10を回転するように構成される。ブレーキ部30は、シャフト10の制動を行うように構成される。このブレーキ部30は、電磁部20の反負荷側に位置し、少なくとも一部が電磁部20の固定子2と径方向に重なり合って配置される。
Description
開示の実施形態は、回転電機に関する。
特許文献1には、モータシャフトを備えた回転子及び固定子を有する回転電機と、モータシャフトの反負荷側に対し制動を行う電磁ブレーキ装置とが記載されている。
上記従来技術は、回転電機と電磁ブレーキ装置とが軸方向に並列に配置される構造であることから、軸方向寸法が大きくなる傾向にある。一方で、使用環境や搭載性等の観点から、軸方向寸法を小さく抑えたい場合がある。この場合には、装置構成のさらなる最適化が要望される。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、軸方向に薄型化することが可能なブレーキを備えた回転電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、固定子を備え、シャフトを回転するように構成された電磁部と、前記電磁部の軸方向一方側に位置し、少なくとも一部が前記固定子と径方向に重なり合って配置された、前記シャフトの制動を行うように構成されたブレーキ部と、を有する回転電機が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、固定子を備え、シャフトを回転するように構成された電磁部と、前記シャフトの制動を行うように構成されたブレーキ部と、前記固定子と前記ブレーキ部の少なくとも一部が径方向に重なり合うように前記電磁部と前記ブレーキ部とを連結する手段と、を有する回転電機が適用される。
本発明によれば、ブレーキを備えた回転電機を軸方向に薄型化することができる。
以下、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下において、回転電機等の構成の説明の便宜上、上下左右等の方向を適宜使用する場合があるが、回転電機等の各構成の位置関係を限定するものではない。
<回転電機の全体構成>
図1に示すように、回転電機1は、電磁部20と、ブレーキ部30と、エンコーダ部50とを有する。ブレーキ部30は電磁部20の反負荷側(軸方向一方側の一例。図1中左側)に配置され、エンコーダ部50はブレーキ部30のさらに反負荷側に配置される。なお、電磁部20、ブレーキ部30及びエンコーダ部50の配置は、上記に限定されるものではない。例えば、ブレーキ部30及びエンコーダ部50の少なくとも一方が電磁部20の負荷側(図1中右側)に配置されてもよい。但し、電磁部20とブレーキ部30とは、軸方向に隣接して配置される。また、回転電機1は、モータでも発電機でもよい。
図1に示すように、回転電機1は、電磁部20と、ブレーキ部30と、エンコーダ部50とを有する。ブレーキ部30は電磁部20の反負荷側(軸方向一方側の一例。図1中左側)に配置され、エンコーダ部50はブレーキ部30のさらに反負荷側に配置される。なお、電磁部20、ブレーキ部30及びエンコーダ部50の配置は、上記に限定されるものではない。例えば、ブレーキ部30及びエンコーダ部50の少なくとも一方が電磁部20の負荷側(図1中右側)に配置されてもよい。但し、電磁部20とブレーキ部30とは、軸方向に隣接して配置される。また、回転電機1は、モータでも発電機でもよい。
なお、本明細書において「負荷側」とは回転電機1に対してシャフト10が突出する方向(図1中右側)を指し、「反負荷側」とは負荷側の反対方向、すなわちこの例では回転電機1に対してエンコーダ部50が配置される方向(図1中左側)を指す。
<電磁部の構成>
電磁部20は、筒状のフレーム4の内側に設けられた固定子2と、シャフト10に設けられた回転子3とを備え、シャフト10を回転するように構成される。
電磁部20は、筒状のフレーム4の内側に設けられた固定子2と、シャフト10に設けられた回転子3とを備え、シャフト10を回転するように構成される。
固定子2は、フレーム4の内周面に設けられた環状の固定子鉄心21と、固定子鉄心21に周方向に配置された複数の固定子巻線23とを有する。固定子巻線23はボビン22に巻回され、そのボビン22が固定子鉄心21に装着されている。固定子2の反負荷側には、各固定子巻線23の巻き始め及び巻き終りの端末(図示せず)を結線処理するための結線部24が設けられている。
回転子3は、シャフト10の外周面に設けられる。回転子3は、固定子鉄心21と所定の磁気的ギャップを空けて配置された環状の回転子鉄心27と、回転子鉄心27の内部に配設された複数の永久磁石28とを備えている。なお、永久磁石28は、回転子鉄心27の外周面に設置されてもよい。複数の永久磁石28は、回転子鉄心27の外周部に形成する磁極が周方向にN極及びS極を交互に繰り返すように、回転子鉄心27に配置されている。
フレーム4の負荷側(図1中右側)には、負荷側ブラケット5が設けられている。負荷側ブラケット5には、負荷側軸受6が固定されている。負荷側ブラケット5の外周部は、複数のボルト14によってフレーム4に固定されている。また、ブレーキ部30のヨーク32(詳細は後述)の内周には、反負荷側軸受7(第1軸受の一例)が固定されている。ヨーク32の外周部(後述するフランジ部37)は、複数のボルト15によってフレーム4に固定されている。シャフト10は、負荷側軸受6及び反負荷側軸受7により回転自在に支持されている。
電磁部20は、固定子2を封止する樹脂部25を有している。樹脂部25は、固定子鉄心21、ボビン22、固定子巻線23、及び結線部24を含む固定子2の周囲を被覆する。
電磁部20では、図示しない外部電源から結線部24を介して固定子2の固定子巻線23に例えば交流電流が供給される。これにより、固定子巻線23が回転磁界を発生し、発生した回転磁界が回転子3の永久磁石28の界磁磁束と作用することで、回転子3に周方向の推力が発生し、シャフト10が回転する。
<エンコーダ部の構成>
エンコーダ部50は、エンコーダ12と、エンコーダ12を収容するエンコーダカバー45とを有する。エンコーダ12は、シャフト10の反負荷側(軸方向一方側の一例)の端部に配置され、シャフト10の回転位置を検出する。エンコーダ12は、磁気式又は光学式のいずれでもよく、あるいはその両方を含むものでもよい。エンコーダカバー45の外周部は、複数のボルト16によってブレーキハウジング43に固定されている。
エンコーダ部50は、エンコーダ12と、エンコーダ12を収容するエンコーダカバー45とを有する。エンコーダ12は、シャフト10の反負荷側(軸方向一方側の一例)の端部に配置され、シャフト10の回転位置を検出する。エンコーダ12は、磁気式又は光学式のいずれでもよく、あるいはその両方を含むものでもよい。エンコーダカバー45の外周部は、複数のボルト16によってブレーキハウジング43に固定されている。
<ブレーキ部の構成>
ブレーキ部30は、シャフト10の制動を行うように構成される。本実施形態では、ブレーキ部30は、電磁ブレーキ(この例では無励磁作動型ブレーキ)として構成されている。ブレーキ部30は、ブレーキコイル31と、フィールドコアであるヨーク32と、ブレーキディスク33と、アーマチュア34と、サイドプレート35とを有する。ブレーキディスク33、アーマチュア34、及びサイドプレート35は、ヨーク32とエンコーダ部50との間で、負荷側から反負荷側に向けてアーマチュア34、ブレーキディスク33、サイドプレート35の順に配置されている。
ブレーキ部30は、シャフト10の制動を行うように構成される。本実施形態では、ブレーキ部30は、電磁ブレーキ(この例では無励磁作動型ブレーキ)として構成されている。ブレーキ部30は、ブレーキコイル31と、フィールドコアであるヨーク32と、ブレーキディスク33と、アーマチュア34と、サイドプレート35とを有する。ブレーキディスク33、アーマチュア34、及びサイドプレート35は、ヨーク32とエンコーダ部50との間で、負荷側から反負荷側に向けてアーマチュア34、ブレーキディスク33、サイドプレート35の順に配置されている。
ブレーキ部30は、少なくとも一部が電磁部20の固定子2と径方向に重なり合って配置される。本実施形態では、ヨーク32の少なくとも一部が固定子2と径方向に重なり合って配置される。具体的には、ヨーク32は突出部36を有しており、この突出部36が上記樹脂部25の径方向内側に反負荷側から挿入されることで、突出部36が固定子2の径方向内側に重なり合って配置される。なお、樹脂部25と突出部36とは隙間無く凹凸嵌合してもよいし、若干の隙間を設けて凹凸嵌合させてもよい。突出部36は反負荷側に開口した環状の凹部36aを有しており、この凹部36aにブレーキコイル31が収容されている。
また、ヨーク32は、突出部36より径方向外側に向けて延設されたフランジ部37を有する。フランジ部37の外径はフレーム4及び樹脂部25と略等しく、その外周面は回転電機1の表面に露出されている。図1に示す例では、モータケーブル(図示せず)が接続されるコネクタ13が、樹脂部25の外周面とフランジ部37の外周面とに跨って設置されている。フランジ部37には、周方向に適宜の間隔で形成された複数のばね用凹部37aが形成されており、各ばね用凹部37aにコイルばね38が収納されている。コイルばね38は、アーマチュア34を反負荷側(ブレーキディスク33側)へ向けて付勢している。
ヨーク32の内周の開口32aには、反負荷側軸受7が固定されている。反負荷側軸受7は、開口32aに設けられた円環状の突起部材17及び板ばね18により位置決めされている。
ブレーキディスク33は、例えば円板状のディスクの両面に摩擦材を設けた構造である。ブレーキディスク33は、シャフト10の反負荷側に固定されたハブ39に軸方向のスプライン部が嵌合して、シャフト10に軸方向に移動可能かつ周方向に回転不能に設けられている。アーマチュア34は、適宜の磁性体材料(例えば鋼板)からなる例えば円板状の部材である。アーマチュア34は、ヨーク32に固定された円筒状のカラー40を外周部に挿通させて、軸方向に移動可能かつ周方向に回転不能に設けられている。サイドプレート35は、鉄、アルミ、複合炭素繊維材料等の適宜の材料からなる例えば円板状の部材である。サイドプレート35の外周部は、カラー40に挿通した複数の固定ボルト41によってヨーク32のフランジ部37に固定されている。ブレーキディスク33の径方向の寸法は、カラー40と接触しない範囲でなるべく大きくなるように設定されている。
また、ブレーキ部30は、ブレーキディスク33等を収容するブレーキハウジング43を有している。ブレーキハウジング43には、シャフト10の反負荷側(軸方向一方側の一例)の端部が挿通される挿通孔43aが形成されており、この挿通孔43aとシャフト10の外周との隙間に軸受44(第2軸受の一例)が設置されている。軸受44は、外輪がブレーキハウジング43に固定され、内輪がシャフト10に固定されており、ブレーキハウジング43内で発生したブレーキ粉のエンコーダ部50側への流入を防止するシール部材として機能する。なお、ブレーキハウジング43は図示しない固定ボルトによりヨーク32に固定される。
ブレーキ部30では、ブレーキコイル31が通電されると、アーマチュア34がコイルばね38の付勢力に抗してヨーク32に吸引されてブレーキディスク33から離れ、シャフト10の制動が解放される。一方、ブレーキコイル31への通電が停止されると、アーマチュア34がコイルばね38の付勢力により反負荷側に移動し、アーマチュア34とサイドプレート35との間でブレーキディスク33が挟まれ、シャフト10が制動される。
なお、上記ではブレーキ部30が無励磁作動形ブレーキである場合を一例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば励磁作動形ブレーキとしてもよい。
以上において、電磁部20の樹脂部25とブレーキ部30の突出部36との凹凸嵌合構造とボルト15とが、固定子とブレーキ部の少なくとも一部が径方向に重なり合うように電磁部とブレーキ部とを連結する手段の一例に相当する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の回転電機1では、ブレーキ部30が電磁部20の反負荷側に位置する。このとき、ブレーキ部30の少なくとも一部が固定子2と径方向に重なり合って配置されるので、電磁部20とブレーキ部30とが軸方向に並列に(径方向に重なり合わずに)配置される場合に比べて回転電機1の軸方向寸法を低減できる。したがって、回転電機1を軸方向に薄型化できる。
以上説明したように、本実施形態の回転電機1では、ブレーキ部30が電磁部20の反負荷側に位置する。このとき、ブレーキ部30の少なくとも一部が固定子2と径方向に重なり合って配置されるので、電磁部20とブレーキ部30とが軸方向に並列に(径方向に重なり合わずに)配置される場合に比べて回転電機1の軸方向寸法を低減できる。したがって、回転電機1を軸方向に薄型化できる。
また、本実施形態では特に、ブレーキ部30は、ブレーキコイル31及びヨーク32を有し、ヨーク32の少なくとも一部が固定子2と径方向に重なり合って配置される。これにより、次の効果を奏する。すなわち、ブレーキ部30は、ブレーキコイル31及びヨーク32を有する電磁ブレーキである。ヨーク32の少なくとも一部を固定子2と径方向に重なり合うように配置させることにより、ブレーキディスク33については固定子2により径方向寸法を制限されない配置構成とすることができる。これにより、ブレーキディスク33の径方向寸法を大型化し、ブレーキ部30の制動機能を向上できる。
また、本実施形態では特に、電磁部20は、固定子2を封止する樹脂部25を有し、ヨーク32は、ブレーキコイル31が収容され樹脂部25の径方向内側に挿入される突出部36を有する。これにより、樹脂部25と反負荷側軸受7との間の空間にヨーク32及びブレーキコイル31を配置することが可能となり、当該空間を有効活用できる。また、回転電機1の組立時にヨーク32の突出部36と樹脂部25との凹凸嵌合により電磁部20とブレーキ部30との概略の位置決めをすることが可能となり、組立作業性を向上できる。
また、本実施形態では特に、ヨーク32は、突出部36より径方向外側に向けて延設され外周面が回転電機1の表面に露出するフランジ部37を有する。これにより、次の効果を奏する。すなわち、ブレーキディスク33は、カラー40と接触しないように径方向寸法が設定されるところ、本実施形態では、ヨーク32のフランジ部37の外周面が回転電機1の表面に露出するように構成されるので、ヨーク32がブレーキハウジング43の内部に収容される場合に比べて、ヨーク32の径方向寸法を増大できる。これにより、カラー40をより外周側の位置に設置することができるので、ブレーキディスク33を径方向にさらに大型化できる。その結果、コイルばね38及びブレーキコイル31の小型化が可能となるので、回転電機1の軸方向のさらなる薄型化が可能となる。
また、本実施形態では特に、ブレーキ部30は、ヨーク32の内周に固定されシャフト10を回転自在に支持する反負荷側軸受7を有する。これにより、ヨーク32が反負荷側軸受7を支持する軸受支持部材を兼ねることができ、別途、反負荷側ブラケット等の軸受支持部材を設置する必要がない。その結果、軸方向のさらなる薄型化、部品の削減、コスト低減が可能となる。
また、本実施形態では特に、ブレーキ部30の反負荷側に配置され、シャフト10の回転位置を検出するように構成されたエンコーダ12をさらに有し、ブレーキ部30は、ブレーキコイル31及びヨーク32とエンコーダ12との間に配置されたブレーキディスク33を有する。このような配置構成とすることにより、例えばブレーキディスク33がブレーキコイル31及びヨーク32と電磁部20との間に配置される場合に比べて、ブレーキコイル31及びヨーク32とエンコーダ12とを離間させることができる。これにより、エンコーダ12に対するブレーキ部30からの漏れ磁束の影響を低減できる。
また、本実施形態では特に、ブレーキ部30は、シャフト10の反負荷側の端部が挿通される挿通孔43aが形成された、ブレーキディスク33等を収容するブレーキハウジング43と、挿通孔43aとシャフト10の外周との隙間に設けられた軸受44とを有する。軸受44により、ブレーキハウジング43内で発生したブレーキ粉が挿通孔43aを介してエンコーダ12側に流入するのを防止できる。これにより、エンコーダ12の位置検出精度が低下するのを防止できる。
また、本実施形態では特に、上記ブレーキ粉のエンコーダ12側への流入を防止するシール部材として、外輪がブレーキハウジング43に固定され、内輪がシャフト10に固定された軸受44を用いることにより、次の効果を奏する。すなわち、シール部材として例えばダストシールやオイルシール等を用いる場合、シャフト10との摺動箇所にグリース等の潤滑剤が塗布されるので、その潤滑剤がエンコーダ12側に流入して検出精度を低下させるおそれがある。本実施形態では、シール部材として軸受44を用いることにより、潤滑剤を軸受44内に封入でき、潤滑剤がエンコーダ12側に流入するのを防止できる効果がある。
<変形例>
なお、開示の実施形態は、上記に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
なお、開示の実施形態は、上記に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、図2に示すように、ブレーキハウジング43の挿通孔43aとシャフト10の外周との隙間にシール部材48を設置してもよい。シール部材48としては、ゴム材等の弾性材料からなるダストシールやオイルシール等を用いることができる。シール部材48は、ブレーキハウジング43の挿通孔43aの内周面に固定される環状体48aと、環状体48aの内周に形成されシャフト10の外周面と接触する鉤状の接触片48bとを有する。この場合にも、上記実施形態と同様の効果を得る。
また、以上では、ブレーキ部30の一部(ヨーク32の突出部36)が固定子2と径方向に重なり合う場合を一例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ブレーキ部30全体が樹脂部25の内側に設けられる場合等、ブレーキ部30の全部が固定子2と径方向に重なり合って配置された構成としてもよい。
また、以上では、ブレーキ部30が電磁ブレーキである場合を一例として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば油圧や空気圧等により駆動されるブレーキとしてもよい。
また、以上では、回転電機1がエンコーダ部50を有する場合を一例として説明したが、エンコーダ部50は必ずしも設けなくともよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。その他、一々例示はしないが、上記実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 回転電機
2 固定子
7 反負荷側軸受(第1軸受の一例)
10 シャフト
12 エンコーダ
20 電磁部
25 樹脂部
30 ブレーキ部
31 ブレーキコイル
32 ヨーク
33 ブレーキディスク
36 突出部
37 フランジ部
43 ブレーキハウジング
43a 挿通孔
44 軸受(シール部材の一例、第2軸受の一例)
48 シール部材
2 固定子
7 反負荷側軸受(第1軸受の一例)
10 シャフト
12 エンコーダ
20 電磁部
25 樹脂部
30 ブレーキ部
31 ブレーキコイル
32 ヨーク
33 ブレーキディスク
36 突出部
37 フランジ部
43 ブレーキハウジング
43a 挿通孔
44 軸受(シール部材の一例、第2軸受の一例)
48 シール部材
Claims (8)
- 固定子を備え、シャフトを回転するように構成された電磁部と、
前記電磁部の軸方向一方側に位置し、少なくとも一部が前記固定子と径方向に重なり合って配置された、前記シャフトの制動を行うように構成されたブレーキ部と、
を有することを特徴とする回転電機。 - 前記ブレーキ部は、
ブレーキコイル及びヨークを有し、
前記ヨークの少なくとも一部が前記固定子と径方向に重なり合って配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。 - 前記電磁部は、
前記固定子を封止する樹脂部を有し、
前記ヨークは、
前記ブレーキコイルが収容され前記樹脂部の径方向内側に挿入される突出部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。 - 前記ヨークは、
前記突出部より径方向外側に向けて延設され外周面が前記回転電機の表面に露出するフランジ部を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機。 - 前記ブレーキ部は、
前記ヨークの内周に固定され前記シャフトを回転自在に支持する第1軸受を有する
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ブレーキ部の軸方向一方側に配置され、前記シャフトの回転位置を検出するように構成されたエンコーダをさらに有し、
前記ブレーキ部は、
前記ブレーキコイル及び前記ヨークと前記エンコーダとの間に配置されたブレーキディスクを有する
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ブレーキ部は、
前記シャフトの軸方向一方側の端部が挿通される挿通孔が形成された、前記ブレーキディスクを収容するブレーキハウジングと、
前記挿通孔と前記シャフトの外周との隙間に設けられたシール部材と、を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の回転電機。 - 前記シール部材は、
外輪が前記ブレーキハウジングに固定され、内輪が前記シャフトに固定された第2軸受である
ことを特徴とする請求項7に記載の回転電機。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2014/064034 WO2015181900A1 (ja) | 2014-05-27 | 2014-05-27 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2015181900A1 true JPWO2015181900A1 (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=54698284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016523020A Pending JPWO2015181900A1 (ja) | 2014-05-27 | 2014-05-27 | 回転電機 |
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Country | Link |
---|---|
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WO (1) | WO2015181900A1 (ja) |
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