JP6413747B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸をアースする機構を備える回転電機に関する。
電動車両の駆動用モータとして適用される回転電機は、ブラシレスモータである。このブラシレスモータは、インバータなどのスイッチング素子でステータコイルの電流を制御して固定鉄心の磁極を切り替え、永久磁石の入ったロータを駆動させる。そして、ブラシレスモータは、摺接部材となるブラシを設けないことによって回転抵抗を軽減するだけでなく、摩耗したブラシを交換する等のブラシに関するメンテナンスを不要にすることを利点としている。
ところが、電動車両に搭載される回転電機は、駆動するために電力が供給される、または、バッテリを充電するために回転力が加えられるなど、ステータコイルに電流が流れることによって回転軸が誘起され、ノイズ(いわゆるラジオノイズ)が発生することが知られている。
特許文献1では、このノイズを除去するために、接地された摺接部材をモータの回転軸に接触させている。この摺接部材は、グラファイト、二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤を含む焼結金属、耐摩耗性金属などから構成された導電性部材とし、回転軸の端部の外周面に摺接するように配置され、もしくは、回転軸の端面に接するように配置され、スプリングで押し当てられている。
特開2000−244180号公報
しかしながら、特許文献1のようにアースとなる摺接部材(ブラシ)を回転軸に押し当てるようにすると、摺接部材が摩耗することによって摩耗粉が発生する。この摩耗粉は、導電性であるため、回転電機の内部に飛散すると、ロータのベアリングやステータコイルあるいはレゾルバなどの電子部品に付着し、悪影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本発明は、回転軸に接触させるブラシの摩耗粉を内部に飛散させない機構を有した回転電機を提供する。
本発明に係る一実施形態の回転電機は、ブラシと収納部とを備える。ブラシは、ロータシャフトの端部をハウジングに対して電気的に接続する。収納部は、ロータシャフトの回転中心線を中心とするブラシの外周にロータシャフト側から延びた第1の部材およびハウジング側から延びた第2の部材をラビリンス構造に遊嵌させて形成される。
このとき、第1の部材は、ロータシャフトの回転中心線に同心の第1の円筒壁を有し、第2の部材は、ロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁の外周側に遊嵌する第2の円筒壁を有する。または、第1の部材は、ロータシャフトの回転中心線に同心の第1の円筒壁を有し、第2の部材は、ロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁の内周側に遊嵌する第2の円筒壁を有する。または、第1の部材は、ロータシャフトの回転中心線に同心の複数の第1の円筒壁を有し、第2の部材は、ロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁に平行にかつ半径方向に交互に遊嵌して配置される少なくとも1つの第2の円筒壁を有してもよい。
そして、第1の円筒壁及び第2の円筒壁は、ブラシの先端をロータシャフトの回転中心線に垂直に通る面を横切ってそれぞれ延びていることが好ましい。また、第1の円筒壁は、ロータシャフトの端部に回転中心線に沿って一体に形成された凹部の外周壁であってもよい。第1の円筒壁及び第2の円筒壁は、ロータシャフトの回転中心線に沿う方向に少なくともブラシが配置された範囲にわたる外周で互いに遊嵌していることも好ましい。
また、第1の部材と前記ロータシャフトの端部との間にレゾルバをさらに有し、第1の円筒壁及び第2の円筒壁は、レゾルバのステータよりもロータシャフトの回転中心線寄りに位置するとよい。
また、第1の部材は、ロータシャフトの回転中心線を中心に半径方向に外側へ広がる外周フランジを有し、第2の部材は、ロータシャフトの回転中心線を中心に半径方向に内側へ外周フランジに平行に延びて外周フランジに対してブラシと反対側に配置される内周フランジを有していてもよい。このとき、第1の部材は、ロータシャフトの回転中心線に沿う方向に複数の外周フランジを有し、第2の部材は、ロータシャフトの回転中心線に沿う方向に少なくとも1つの内周フランジを外周フランジに対して交互に有していることも好ましい。
また、ブラシは、ロータシャフトの回転中心線上のハウジングに固定され、ロータシャフトの端面に接触するか、あるいは、ブラシは、ロータシャフトの端部に固定され、ハウジングに接触する。
本発明に係る一実施形態の回転電機によれば、ロータシャフトの端部をハウジングに対して電気的に接続するブラシを取り囲う収納部を有し、この収納部がラビリンス構造に配置される第1の部材と第2の部材とで形成される。したがって、回転電機が運転されてロータシャフトが回転しブラシが経年的に摩耗することで生じる摩耗粉は、第1の部材と第2の部材とで形成された収納部の内部に溜り、回転電機の内部へ飛散されない。
また、第1の部材がロータシャフトの回転中心線に同心の第1の円筒壁を有し、第2の部材がロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁の外周側に遊嵌する第2の円筒壁を有する発明の回転電機、または、第1の部材がロータシャフトの回転中心線に同心の第1の円筒壁を有し、第1の部材がロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁の内周側に遊嵌する第2の円筒壁を有する発明の回転電機によれば、回転電機をロータシャフトの回転中心線に沿って組み立てる際に、第1の部材および第2の部材をロータシャフトの端部に組み込みやすい。
さらに、第1の部材がロータシャフトの回転中心線に同心の複数の第1の円筒壁を有し、第2に部材がロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁に平行にかつ半径方向に交互に遊嵌して配置される少なくとも1つの第2の円筒壁を有している発明の回転電機によれば、第1の部材と第1の部材の間のラビリンス構造がさらに複雑化し、より確実に収納部の外へ摩耗粉が放出されることを防止できる。
ブラシの先端をロータシャフトの回転中心線に垂直に通る面を横切って第1の円筒壁及び第2の円筒壁がそれぞれ延びている発明の回転電機、または、第1の円筒壁及び第2の円筒壁がロータシャフトの回転中心線に沿う方向に少なくともブラシが配置された範囲にわたる外周で互いに遊嵌している発明の回転電機によれば、ブラシの先端が経年的に摩耗することによって発生する摩耗粉が内周側に位置する第1の円筒壁または第2の円筒壁によって確実に捕集されるとともに、摩耗粉が収納部の外へ放出されるまでに少なくとも第1の円筒壁および第2の円筒壁のそれぞれを迂回するように第1の円筒壁と第2の円筒壁との間に作られるラビリンス構造の経路を通過しなければならないため、収納部の外へ摩耗粉が放出されることを確実に防止できる。
また、第1の円筒壁がロータシャフトの端部に回転中心線に沿って一体に形成された凹部の外周壁である発明の回転電機によれば、ロータシャフトと一体に第1の円筒壁が加工されるので、組立公差に伴う芯振れを無くすことができる。
第1の部材とロータシャフトの端部との間にレゾルバをさらに備え、第1の円筒壁及び第1の円筒壁がレゾルバのステータよりもロータシャフトの回転中心線寄りに位置する発明の回転電機によれば、ステータに捲回されたコイルがレゾルバのロータよりもロータシャフトの回転中心線に沿う方向に突出している場合でも、第1の部材および第2の部材を回転中心線に沿う方向に嵩張らせずにブラシを回転電機に組み込むことができる。
さらに、第1の部材がロータシャフトの回転中心線を中心に半径方向に外側へ広がる外周フランジを有し、第2の部材がロータシャフトの回転中心を中心に半径方向に内側へ外周フランジに平行に延びて外周フランジに対してブラシと反対側に配置される内周フランジを有している発明の回転電機によれば、ブラシが摩耗することで生じる摩耗粉が外周フランジの縁及び内周フランジの縁をそれぞれ迂回するようにラビリンス構造を通過しなければならないため、収納部から回転電機のロータ側に摩耗粉が放出されることを防止できる。このとき、第1の部材がロータシャフトの中心線に沿う方向に複数の外周フランジを有し、第2の部材がロータシャフトの回転中心線に沿う方向に少なくとも1つの内周フランジを外周フランジに対して交互に有している発明の回転電機によれば、ラビリンス構造が複雑化するので、回転電機の内部へ摩耗粉が放出されることを確実に防止できる。
ブラシがロータシャフトの回転中心線上のハウジングに固定され、ロータシャフトの端面に接触する発明の回転電機、または、ブラシがロータシャフトの端部に固定されハウジングに接触する発明の回転電機によれば、回転中心線上に配置されることで、ブラシの先端部における相対的な摩擦が軽減される。
本発明に係る第1の実施形態の回転電機を模式的に示す断面図。 図1の回転電機のレゾルバ及びアース機構の周辺を拡大した断面図。 本発明に係る第2の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。 本発明に係る第3の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。 本発明に係る第4の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。 本発明に係る第5の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。 本発明に係る第6の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。 本発明に係る第7の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。 本発明に係る第8の実施形態の回転電機のアース機構の断面図。
本発明に係る第1の実施形態の回転電機1について、図1及び図2を参照して説明する。図1に示す回転電機1は、ハウジング2の中にロータ3とステータ4とを備え、例えば駆動用モータとして電動車両に搭載されるいわゆるブラシレスモータである。ロータ3は、回転軸となるロータシャフト31と、そのロータシャフト31の胴部に圧入して装着される積層鉄心32と、積層鉄心32に組み込まれる永久磁石33と、を備える。ロータシャフト31の両端は、ベアリング34を介してハウジング2に保持されている。ステータ4は、ロータ3に対してわずかな隙間を設けてハウジング2の中に固定された積層鉄心41と、この積層鉄心41に巻かれたコイル42とを備える。コイル42に流れる電流によって、ステータ4の積層鉄心41に複数の磁極が形成される。回転電機1は、ロータ3の回転角度を検出するレゾルバ5をロータ3の端部にさらに備える。回転電機1は、レゾルバ5によって検出されるロータ3の回転角度を基に、コイル42に流れる電流をインバータなどのスイッチング回路(あるいはスイッチング素子)によって制御されることで、ロータ3を回転させる。
ステータ4の外周面に密着するハウジング2は、ウォータジャケット21を内蔵しており、コイル42に流れる電流によって発生する熱を除去する。回転電機1は、ロータ3に回転力を加えられることで発電することもできる。回転電機1は、ステータ4に発生させる磁場の変化によって、ロータ3内に渦電流を発生してしまう。この渦電流がノイズとなって放出されないように、回転電機1は、ロータシャフト31をアースするアース機構7を、ロータシャフト31の端部311に備えている。
図1及び図2にしめすように、アース機構7は、レゾルバ5が設置された側のロータシャフト31の端部311に配置される。ハウジング2は、ロータシャフト31の連結側と反対側に回転中心線に沿う方向に外側から内側に向かって凹むように形成された凹部22を有している。レゾルバ5は、この凹部22にハウジング2の外側から組み付けられている。レゾルバ5に塵埃や水分などがかからないように、ハウジング2の外面に沿ってカバー23が取り付けられている。アース機構7は、このカバー23とレゾルバ5の間に設置される。レゾルバ5は、回転電機1のロータ3とステータ4と同様に、ロータシャフト31に固定されるロータ51とハウジング2に固定されるステータ52を有している。
本実施形態のアース機構7は、図2に示すように、少なくともブラシ70と収納部71とを備える。ブラシ70は、ロータシャフト31の端部311をハウジング2に対して電気的に接続する。第1の実施形態では、ブラシ70は、レゾルバ5のロータ51が取り付けられたロータシャフト31の端部311に回転中心線に沿う方向に、すなわちロータシャフト31の端面311Aに接触するように、ロータシャフト31の端部311を覆って取り付けられるカバー23の内面側に固定されている。収納部71は、ロータシャフト31の回転中心線を中心とするブラシ70の外周を取り囲むように、ロータシャフト31側から延びた第1の部材72及びハウジング2側から延びた第2の部材73を有している。
第1の部材72と第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に遊嵌するラビリンス構造に配置されている。第1の実施形態では、図2に示すように、第1の部材72は、ロータシャフト31の回転中心線に同心の第1の円筒壁721を有し、第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に同心で、第1の円筒壁721の外周側に遊嵌する第2の円筒壁731を有している。つまり、第1の部材72は、ロータシャフト31の端面311Aに取り付けられ、カバー23に向かって開口したカップであり、第2の部材73は、カバー23に取り付けられ、ロータシャフト31に向かって開口したカップである。そして、収納部71は、第1の部材72の外周に隙間を有して第2の部材73が遊嵌していることで、第1の円筒壁721と第2の円筒壁731との間が、ラビリンス構造に形成される。
また、第1の部材72の第1の円筒壁721及び第2の部材73の第2の円筒壁731は、レゾルバ5のステータ52に対してロータシャフト31の回転中心線寄りに位置するように形成されている。レゾルバ5のステータ52は、捲回されるコイルなどのために、レゾルバ5のロータ51よりも回転中心線に沿う方向に寸法が大きいものもある。したがって、レゾルバ5のロータ51の外径よりも、第1の部材72の第1の円筒壁721及び第2の部材73の第2の円筒壁731を小さくすることで、回転中心線に沿う方向に回転電機1の寸法を大きくすることなく、アース機構7を設置することができる。
なお、本実施形態では、第2の円筒壁731の外径は、レゾルバ5のステータ52の内径よりもやや大きいが、レゾルバのステータ52に対して第2の部材73の第2の円筒壁731が相対的に動くことはない。したがって、互いに絶縁された状態が確保されていれば、第2の円筒壁731がレゾルバ5のステータ52に触れていてもかまわない。
以上のように構成された第1の実施形態の回転電機1は、電動車両などに搭載される場合、電動車両の耐用年数に等しい期間、ほぼメンテナンスをしなくてもよいことが望ましい。回転電機1が運転されロータ3が回転すると、アース機構7のブラシ70は、ロータシャフト31の端面311Aに接触しているので、経年的に摩耗し、摩耗粉を発生させる。アース機構7のブラシ70は、収納部71によって外周が囲われているので、摩耗粉は、収納部71に溜る。このとき、ロータシャフト31の回転中心線に対して最内周に配置される第1の部材72の第1の円筒壁721は、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に対して垂直に通る面Aを横切ってロータシャフト31の端部311からカバー23に向かって延びているので、ブラシ70の先端が摩耗することによって生じる摩耗粉は、第1の部材72の内面に確実に捕えられる。
また、第1の部材72の第1の円筒壁721と第2の部材73の第2の円筒壁731とが隙間を有して回転中心線に沿う方向に遊嵌したラビリンス構造を形成しているので、収納部71の外へ摩耗粉が放出されることが防止される。その結果、摩耗粉がレゾルバ5やベアリング34を通してハウジングの内部へ拡散されることが防止される。
以下に本発明に係る第2から第8の実施形態の回転電機1を説明する。第2から第8の実施形態の回転電機1において、第1の実施形態の回転電機1と異なる点は、アース機構7に関する構成である。第2から第8の実施形態の回転電機1において第1の実施形態の回転電機1と同じ機能を有する構成は、各実施形態の説明において同じ符号を付し、その詳細な説明については第1の実施形態の対応する記載を参酌することとする。
本発明に係る第2の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図3を参照して説明する。図3に示すアース機構7において、第1の部材72は、ロータシャフト31の回転中心線に同心の第1の円筒壁721を有し、第2の部材73は、ロータシャフトの回転中心線に同心で第1の円筒壁721の内周側に遊嵌する第2の円筒壁731を有している。つまり、カップ形状の第1の部材72に対して同じくカップ形状の第2の部材73が内側に入るように遊嵌している。第1の円筒壁721は、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に垂直に通る面Aを横切って、ロータシャフト31の端部311からカバー23に向かって延びている。また、第2の円筒壁731は、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に垂直に通る面Aを横切って、カバー23からロータシャフト31の端部311に向かって延びている。そして、第1の円筒壁721及び第2の円筒壁731は、ロータシャフト31の回転中心線に沿う方向にすくなくともブラシが配置された範囲にわたる外周で互いに遊嵌している。
以上のように構成された第2の実施形態の回転電機1によれば、アース機構7のブラシ70が摩耗することによって生じる摩耗粉を確実に収納部71の内部に捕集する。したがって、摩耗粉がハウジング2の内部に飛散することを防止できる。また、第2の実施形態の収納部71は、第1の部材72の第1の円筒壁721が第2の部材73の第2の円筒壁731の外側に位置している。すなわち、収納部71のラビリンス構造の外部に通じる開口端は、カバー23側に向いているので、摩耗粉がラビリンス構造を通り抜けても、レゾルバ5の方へ放出されない。第2の部材73の第2の円筒壁731は、ロータシャフト31の回転中心線に対して最内周に配置されるので、ブラシ70の摩耗粉は、第2の円筒壁731の内面に捕集される。メンテナンスの際にカバー23を外す場合、第2の部材73も同時に取り外されるので、摩耗粉をカバー23とともに除去することができる。また、摩耗粉をこぼすことがあっても、ラビリンス構造に配置された第1の部材72が第2の部材73の外周に配置されているので、摩耗粉は第1の円筒壁721内に留まる。
本発明に係る第3の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図4を参照して説明する。図4に示すアース機構7において、第1の部材72は、ロータシャフト31の回転中心線に同心の第1の円筒壁721を1つ有し、第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に同心で第1の円筒壁721に平行にかつ半径方向に交互に遊嵌して配置される少なくとも1つの第2の円筒壁731を有している。本実施形態の場合、第2の円筒壁731は、2つ設けられている。つまり、ロータシャフト31の回転中心線を中心に内側から順に、第2の円筒壁731、第1の円筒壁721、第2の円筒壁731と交互に配置され、これらがロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に遊嵌したラビリンス構造をなす。
第1の円筒壁721及び2つの第2の円筒壁731は、いずれもロータシャフト31の回転中心線に沿う方向にすくなくともブラシが配置される範囲にわたる外周で互いに遊嵌しているとともに、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に垂直に通る面Aを横切ってそれぞれ延びている。
以上のように構成された第3の実施形態の回転電機1によれば、ブラシ70の先端から生じた摩耗粉は、第1の円筒壁721及び第2の円筒壁731に沿ってそれぞれ第1の部材72および第2の部材73の先端まで迂回するようにラビリンス構造を通らない限り、収納部71の外へ排出されない。したがって、第1の実施形態及び第2の実施形態の場合よりも確実に摩耗粉を収納部71内部に留めることができる。
本発明に係る第4の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図5を参照して説明する。図5に示すアース機構7において、第1の部材72は、ロータシャフト31の回転中心線に同心の複数、本実施形態では2つの第1の円筒壁721を有し、第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に同心で第1の円筒壁721に平行かつ半径方向に交互に遊嵌して配置される少なくとも1つ、本実施形態では2つの第2の円筒壁731を有している。つまり、ロータシャフト31の回転中心線を中心に内側から順に、第1の円筒壁721、第2の円筒壁731、第1の円筒壁721と交互に配置され、これらがロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に遊嵌したラビリンス構造をなす。
2つの第1の円筒壁721及び1つの第2の円筒壁731は、いずれもロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に少なくともブラシ70が配置される範囲にわたる外周で互いに遊嵌しているとともに、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に垂直に通る面Aを横切ってそれぞれ延びている。つまり、カップ形状の第1の部材72及び第2の部材73がロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に交互に遊嵌している。また、ブラシ70の先端は、最内周に配置されるカップとなる第1の部材72の奥側に配置される。
以上のように構成された第4の実施形態の回転電機1によれば、ブラシ70の先端から生じた摩耗粉が収納部71の外へ放出されるためには、第1の円筒壁721及び第2の円筒壁731に沿ってそれぞれ第1の部材72及び第2の部材73の先端まで迂回するようにラビリンス構造を通らなければならない。このとき、ブラシ70の先端は、カップ形状の第1の部材72の奥側に配置される。したがって、発生した摩耗粉は、最内周の第1の円筒壁721、中間の第2の円筒壁731、最外周の第1の円筒壁721をロータシャフト31の回転中心線に沿う方向にそれぞれほぼ全長にわたって移動しない限り、収納部71から外へ放出されることはない。つまり、ラビリンス構造に沿って移動経路が長くなるため、摩耗粉が放出されにくくなる。したがって、第3の実施形態と同様に、第1の実施形態及び第2の実施形態の場合よりも確実に、摩耗粉を収納部71内部に留めることができる。また。収納部71の外部に通じるラビリンス構造の開口端は、第2の実施形態と同様に、カバー23側に向けられているので、摩耗粉がラビリンス構造を通り抜けても、レゾルバ5の方へ放出されない。
本発明に係る第5の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図6を参照して説明する。図6に示すアース機構7において、第1の部材72及び第2の部材73は、第3の実施形態と同様に配置され、収納部71のラビリンス構造を形成している。第5の実施形態では、ブラシ70が取り付けられている位置が他の実施形態と異なっており、ブラシ70は、ロータシャフト31の端部311に固定され、ハウジング2に電気的に接続されたカバー23に先端を接触させている。ロータシャフト31の端部311には、レゾルバ5のロータ51をロータシャフト31に固定するためのボルトが取り付けられているが、第5の実施形態では、このボルトの頭部にブラシが取り付けられており、ロータ3とともに、すなわち第1の部材72とともに回転する。
また、第4の実施形態と同様に、カップ形状の第1の部材72及び第2の部材73がロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に交互に遊嵌しており、最内周のカップである第2の部材73の奥側にブラシ70の先端が配置される。
以上のように構成された第5の実施形態の回転電機1によれば、第4の実施形態と同様に、カップ形状の第2の部材73の奥側にブラシ70の先端が配置されるので、発生した摩耗粉が、最内周の第2の円筒壁731、中間の第1の円筒壁721、最外周の第2の円筒壁731をロータシャフト31の回転中心線に沿う方向にそれぞれほぼ全長にわたって移動しない限り、収納部71の外部に放出されない。つまり、ラビリンス構造に沿って移動経路が長くなるため、摩耗粉は放出されにくい。
本発明に係る第6の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図7を参照して説明する。図7に示すアース機構7において、ロータシャフト31の端部311に設けられる第1の部材72の第1の円筒壁721は、ロータシャフト31の端部311に回転中心線に沿って一体に形成された凹部の外周壁である。第2の部材73は、第1の実施形態の場合と同様に、カバー23側からロータシャフト31側へ延びる第2の円筒壁731を有している。第2の円筒壁731は、ロータシャフト31の端部311に形成された凹部の外周壁である第1の円筒壁721の外周側に遊嵌する。第2の円筒壁731は、ブラシ70の先端をロータシャフトの回転中心線に垂直に通る面Aを横切って延びており、かつ、ロータシャフト31の回転中心線に沿う方向にすくなくともブラシ70が配置された範囲にわたる外周で第1の円筒壁721と遊嵌した状態である。
以上のように構成された第6の実施形態の回転電機1によれば、他の実施形態の場合と同様に、収納部71がラビリンス構造を有しているため、ブラシ70の摩耗粉は収納部71に捕集される。また、第1の部材72は、ロータシャフト31の端部311に一体に形成される。第1の部材72は、ロータ3とともに回転されるため、第1の部材72が別部材であると組立作業における位置決め精度や回転されたときの重量バランス精度が要求される。第6の実施形態の場合、ロータシャフト31の端部311に凹部を加工することによって作られるため、第1の部材72を組み付けるためのアラインメント作業が簡略化され、回転電機1の組立作業が容易になる。
本発明に係る第7の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図8を参照して説明する。図8に示すアース機構7において、第1の部材72の第1の円筒壁721は、ロータシャフト31の回転中心線に同心に複数、本実施形態では2つ設けられる。内周側の第1の円筒壁721は、ロータシャフト31の端部311に回転中心線に沿って一体に形成された凹部の外周壁である。また、外周側の第1の円筒壁721は、ロータシャフト31の端部311の外周面に形成された雄ネジに対して螺合する雌ネジを有しており、第1の円筒壁721の外周面に平行にカバー23に向かって延びている。この外周側の第1の円筒壁721は、レゾルバ5のロータ51をロータシャフト31の端部311に固定するためにロータシャフト31の端部311に締め付けられるナット35を兼ねている。
第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に同心で第1の円筒壁721に平行にかつ半径方向に交互に遊嵌して配置される少なくとも1つの第2の円筒壁731を有している。第7の実施形態の場合、第2の円筒壁731は、1つであるので、ロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に2つの第1の円筒壁721の間に挿入されている。これにより、収納部71は、ロータシャフト31の回転中心線を中心に内側から順に、第1の円筒壁721、第2の円筒壁731、第1の円筒壁721と交互に配置され、これらがロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に遊嵌したラビリンス構造をなす。
2つの第1の円筒壁721及び1つの第2の円筒壁731は、いずれもロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に少なくともブラシ70が配置される範囲にわたる外周で交互に遊嵌しているとともに、第1の円筒壁721及び第2の円筒壁731は、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に対して垂直に通る面Aを横切ってそれぞれ延びている。ブラシ70の先端は、第1の部材72、すなわち、ロータシャフト31の端部311に形成された凹部の奥側に配置される。
以上のように構成された第7の実施形態の回転電機1によれば、ブラシ70の先端から生じた摩耗粉が収納部71の外へ放出されるためには、第1の円筒壁721及び第2の円筒壁731に沿ってそれぞれ第1の部材72及び第2の部材73の先端まで迂回するようにラビリンス構造を通らなければならない。このとき、ブラシ70の先端は、ロータシャフト31の端部311に第1の部材72として形成された凹部の奥側に配置される。したがって、発生した摩耗粉は、最内周の第1の円筒壁721、中間の第2の円筒壁731、最外周の第1の円筒壁721をロータシャフト31の回転中心線に沿う方向にそれぞれほぼ全長にわたって移動しない限り、収納部71から外へ放出されることはない。つまりラビリンス構造に沿って移動経路が長くなるため、摩耗粉が放出されにくくなる。したがって、第3から第5の実施形態と同様に、摩耗粉を収納部71に留めることができる。
また、第4の実施形態と同様に、収納部71の外部に通じるラビリンス構造の開口端は、カバー23側に向けられているので、摩耗粉がラビリンス構造を通り抜けても、レゾルバ5の方へ放出されない。
第6の実施形態と同様に、第1の部材72の第1の円筒壁721は、回転側であり、最内周の第1の円筒壁721だけでなく、最外周の第1の円筒壁721も機械加工によって作られ、ロータシャフト31の回転中心線を中心とするネジによって取り付けられるので、第6の実施形態と同様に、第1の部材72を組み付けるためのアラインメント作業が簡略化され、回転電機1の組立作業が容易になる。
本発明に係る第8の実施形態の回転電機1のアース機構7について、図9を参照して説明する。第8の実施形態のアース機構7は、図9に示すように、収納部71のラビリンス構造をロータシャフト31の回転中心線から半径方向に広がるフランジによって構成している点が第1から第7の実施形態の場合とは異なっている。
収納部71は、ロータシャフト31側から延びた第1の部材72とハウジング2側から延びた第2の部材73とをラビリンス構造に遊嵌させて作られる。図9に示すアース機構7では、ハウジング2側となるカバー23にブラシ70が固定されている。ブラシ70は、ロータシャフト31の回転中心線に沿って端部311に向かって延び、接触することで、ロータシャフト31の端部311をハウジング2に電気的に接続する。
第1の部材72は、ロータシャフト31の回転中心線に同心にブラシ70の外周を囲うように延びた第1の円筒壁721と、この第1の円筒壁721からロータシャフトの回転中心線を中心に半径方向に外側へ広がる外周フランジ722とを備える。第1の円筒壁721は、ブラシ70の先端をロータシャフト31の回転中心線に垂直に通る面Aを越える長さを有している。また外周フランジ722は、レゾルバ5のステータ52の外径とほぼ同じかそれを越える位置まで広がっている。第1の部材72は、ロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に複数の、第8の実施形態では2つの、外周フランジ722を有している。
第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に同心に外周フランジ722の外縁のさらに外側に位置する第2の円筒壁731と、この第2の円筒壁731からロータシャフト31の回転中心線を中心に半径方向に内側に向かって延びた内周フランジ732と、を有している。また、第2の部材73は、ロータシャフト31の回転中心線に沿う方向に複数の、第8の実施形態では2つの内周フランジ732を有している。各内周フランジ732は、ロータシャフト31の回転中心線に沿って外周フランジ722と交互に配置される。そして、少なくとも1つの内周フランジ732は、外周フランジ722に対してブラシ70と反対側に配置される。第8の実施形態では、2つの外周フランジ722に対して2つの内周フランジ732を有しており、それぞれブラシ70と反対側に配置される。したがって、ロータシャフト31の回転中心線に沿ってレゾルバ5側から順に、内周フランジ732、外周フランジ722、内周フランジ732、外周フランジ722と交互に配置されている。第2の部材73は、レゾルバ5のステータ52の外周側に位置するハウジング2に固定される。
さらに、第8の実施形態では、アース機構7は、ハウジング2の一部であるカバー23に固定され、第2の部材73の第2の円筒壁731の外周に遊嵌する第3の部材74を有している。第3の部材74は、ブラシ70が固定されたベース741と、ロータシャフト31の回転中心線を中心に半径方向へ外周フランジに対面して拡がるディスク部742と、このディスク部742の外周縁から第2の円筒壁731の外周を囲うようにロータシャフト31の回転中心線に沿う方向延びた外筒部743とを有している。なお、この第3の部材74は、回転電機1のハウジング2の内部に対してブラシ70を隔離する収納部71となる領域を凹部22内において縮小するために、第1の部材72および第2の部材73に対してラビリンス構造と同じ隙間を有して遊嵌される。したがって、ブラシ70の摩耗粉をレゾルバ5やロータ3のベアリング34を通ってハウジング2の内部に拡散されないために必ず必要な部材ではない。
以上の構造を有したアース機構7は、以下の手順で組み立てられる。まず、レゾルバ5に面した内周フランジ732をハウジング2の凹部22に装着し、次にレゾルバ5寄りの外周フランジ722をロータシャフト31に装着する。そして2つ目の内周フランジ732を先に装着した内周フランジ732に重なるように装着してハウジング2に固定する。2つ目の外周フランジ722を同じく先に装着した外周フランジ722に重なるように装着し、レゾルバ5のロータ51とともにロータシャフト31の端部311に固定する。外周フランジ722は、複数組み合わされることで第1の部材72を構成し、内周フランジ732は、複数組み合わされることで第2の部材73を構成する。内周フランジ732及び外周フランジ722を組み合わせる際は、位置決めピンを利用することでアラインメントの作業性を確保する。最後に、ブラシ70及び第3の部材74が取り付けられたカバー23をハウジング2の凹部22に装着する。これにより、ブラシ70を格納する収納部71がハウジング2とロータ3の間にラビリンス構造を介して形成される。なお、第3の部材74は、カバー23に取り付けず、ハウジング2の凹部22の内面に固定できるようにしてもよい。例えば、外筒部743をレゾルバ5側に延ばし、第2の部材73(内周フランジ732)を固定するのと同じ部分、またはその近傍に固定してもよい。
以上のように構成された第8の実施形態の回転電機1によれば、ブラシ70を格納するラビリンス構造を有した収納部71は、カバー23を装着する前にラビリンス構造の収納部71として第1の部材72と第2の部材73を組みたてることができるので、ラビリンス構造の各隙間を精度よく管理しながら組み立てることができるだけでなく、組み立てられたラビリンス構造部分の動作確認も行える。また、ブラシ70を交換する必要が生じた場合にもラビリンス構造を形成する第1の部材72及び第2の部材73を分解する必要が無いため、ブラシ70の交換も簡単に行うことができる。
以上、本発明に係る回転電機1について、8つの実施形態を説明した。これらの実施形態は、発明をわかりやすくするために一例を示したに過ぎない。したがって、これらの実施形態に発明を限定することを意図したものではない。本発明は、他の様々な形で実施されることが可能であり、発明の用紙を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更をすることが可能である。上述の各実施形態及びその変形例は、発明の範囲に含まれるとともに特許請求の範囲に記載された発明に対しそれらの均等の範囲を含むものである。
1…回転電機、2…ハウジング、31…ロータシャフト、5…レゾルバ、70…ブラシ、71…収納部、72…第1の部材、721…第1の円筒壁、722…外周フランジ、73…第2の部材、731…第2の円筒壁、732…内周フランジ、A…(ブラシの先端をロータシャフトの回転中心線に垂直に通る)面。

Claims (12)

  1. ロータシャフトの端部をハウジングに対して電気的に接続するブラシと、
    前記ロータシャフトの回転中心線を中心とする前記ブラシの外周に、前記ロータシャフト側から延びた第1の部材及び前記ハウジング側から延びた第2の部材をラビリンス構造に遊嵌させた収納部と、を備える
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記第1の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に同心の第1の円筒壁を有し、
    前記第2の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に同心で前記第1の円筒壁の外周側に遊嵌する第2の円筒壁を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載された回転電機。
  3. 前記第1の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に同心の第1の円筒壁を有し、
    前記第2の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に同心で前記第1の円筒壁の内周側に遊嵌する第2の円筒壁を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載された回転電機。
  4. 前記第1の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に同心の複数の第1の円筒壁を有し、
    前記第2の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に同心で前記第1の円筒壁に平行にかつ半径方向に交互に遊嵌して配置される少なくとも1つの第2の円筒壁を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載された回転電機。
  5. 前記第1の円筒壁および前記第2の円筒壁は、前記ブラシの先端を前記ロータシャフトの回転中心線に垂直に通る面を横切って延びている
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載された回転電機。
  6. 前記第1の円筒壁は、前記ロータシャフトの端部に回転中心線に沿って一体に形成された凹部の外周壁を含む
    ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載された回転電機。
  7. 前記第1の円筒壁および前記第2の円筒壁は、前記ロータシャフトの回転中心線に沿う方向に少なくとも前記ブラシが配置された範囲にわたる外周で互いに遊嵌している
    ことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載された回転電機。
  8. 前記第1の部材と前記ロータシャフトの端部との間にレゾルバをさらに有し、
    前記第1の円筒壁及び前記第2の円筒壁は、前記レゾルバのステータよりも前記ロータシャフトの回転中心線寄りに位置する
    ことを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載された回転電機。
  9. 前記第1の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線を中心に半径方向に外側へ広がる外周フランジを有し、
    前記第2の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線を中心に半径方向に内側へ前記外周フランジに平行に延びて前記外周フランジに対して前記ブラシと反対側に配置される内周フランジを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載された回転電機。
  10. 前記第1の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に沿う方向に複数の前記外周フランジを有し、
    前記第2の部材は、前記ロータシャフトの回転中心線に沿う方向に少なくとも1つの前記内周フランジを前記外周フランジに対して交互に有している
    ことを特徴とする請求項9に記載された回転電機。
  11. 前記ブラシは、前記ロータシャフトの回転中心線上の前記ハウジングに固定され、前記ロータシャフトの端面に接触する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載された回転電機。
  12. 前記ブラシは、前記ロータシャフトの端部に固定され、前記ハウジングに接触する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載された回転電機。
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