JPWO2015147214A1 - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

一態様の切削インサートは、鋭角である第1の角部及び鈍角である第2の角部を有する上面、及び上面と側面とが交差する稜線に設けられた上切刃を備え、上切刃は、第1のコーナ切刃、第1の主切刃、第2のコーナ切刃及び第2の主切刃を有している。上面は、第1の角部に向かって突出する第1のブレーカ突起と、第2の角部に向かって突出する第2のブレーカ突起とを有し、上面視において、第1のブレーカ突起と第1のコーナ切刃との間隔は、第2のブレーカ突起と第2のコーナ切刃との間隔よりも大きく、第1のブレーカ突起と第1の主切刃との間隔は、第1のコーナ切刃から離れるにしたがって大きくなり、かつ、第2のブレーカ突起と第2の主切刃との間隔は、第2のコーナ切刃から離れるにしたがって小さくなっている。

Description

本態様は、切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。
金属などの被削材の切削加工に用いられる切削インサートとして、特開2010−42462号公報(特許文献1)及び特開2007−7736号公報(特許文献2)に記載のスローアウェイチップが知られている。特許文献2に記載のチップは、菱形状の上面及び下面を有しており、一方がすくい面とされるとともに他方が着座面とされている。上面及び下面には、鋭角コーナ部及び鈍角コーナ部に向かってそれぞれチップブレーカが形成されている。このとき、上面及び下面における着座面となる側のチップブレーカがホルダに当接する面となる。
切削インサートをホルダに取り付ける際に、上面及び下面におけるホルダに当接する面が上面及び下面のコーナ部の近くに位置する程、安定して切削インサートをホルダに固定することができる。特に、鈍角コーナ部を用いて切削加工を行う場合には、切屑の厚みが薄くなるため切屑の挙動が不安定になり易いが、ホルダに当接する面が上面及び下面のコーナ部の近くに位置することによって良好に切屑を処理できる。しかしながら、鋭角コーナ部を用いて切削加工を行う場合には、切屑の厚みが厚くなるためホルダに当接する面が鋭角な角部に近付き過ぎると、切屑をカールさせるスペースが小さくなるため切屑の処理が不安定となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、切削インサートをホルダに安定して固定しつつも良好に切屑を処理できる切削インサートを提供するものである。
一態様に基づく切削インサートは、上面視において鋭角である第1の角部及び鈍角である第2の角部を有する多角形状の上面と、下面と、前記上面及び前記下面の間に位置する側面と、前記上面及び前記側面が交差する稜線に設けられた上切刃とを備えている。前記上切刃は、前記第1の角部に位置する第1のコーナ切刃と、該第1のコーナ切刃に隣接する第1の主切刃と、前記第2の角部に位置する第2のコーナ切刃と、該第2のコーナ切刃に隣接する第2の主切刃とを有している。前記上面は、前記第1の角部に向かって突出する第1のブレーカ突起と、前記第2の角部に向かって突出する第2のブレーカ突起とを有している。
上面視において、前記第1のブレーカ突起と前記第1のコーナ切刃との間隔は、前記第2のブレーカ突起と前記第2のコーナ切刃との間隔よりも大きい。また、上面視において、前記第1のブレーカ突起と前記第1の主切刃との間隔は、前記第1のコーナ切刃から離れるにしたがって大きくなり、かつ、前記第2のブレーカ突起と前記第2の主切刃との間隔は、前記第2のコーナ切刃から離れるにしたがって小さくなっている。
本発明の第1の実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートの上面図である。 図2に示す切削インサートにおける領域A1を拡大した上面図である。 図2に示す切削インサートにおける領域A2を拡大した上面図である。 図2に示す切削インサートにおけるB1−B1断面の断面図である。 図2に示す切削インサートにおけるB2−B2断面の断面図である。 図2に示す切削インサートにおけるB3−B3断面の断面図である。 図2に示す切削インサートにおけるB4−B4断面の断面図である。 本発明の第2の実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図9に示す切削インサートの上面図である。 図10に示す切削インサートにおける領域A3を拡大した上面図である。 図10に示す切削インサートにおける領域A4を拡大した上面図である。 図10に示す切削インサートにおけるB5−B5断面の断面図である。 図10に示す切削インサートにおけるB6−B6断面の断面図である。 図10に示す切削インサートにおけるB7−B7断面の断面図である。 本発明の一実施形態の切削工具を示す斜視図である。 一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
<切削インサート>
以下、複数の実施形態の切削インサートについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、各実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本発明の切削インサートは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
第1の実施形態の切削インサート1(以下、単にインサート1ともいう)は、例えば図1に示すように、上面3、下面5、側面7、上切刃9、下切刃11及び貫通孔13を有している。インサート1の材質としては、例えば、超硬合金又はサーメットなどが挙げられる。
超硬合金の組成としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co及びWC−TiC−TaC−Coが挙げられる。WC−Coは、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成される。WC−TiC−Coは、WC−Coに炭化チタン(TiC)添加したものである。WC−TiC−TaC−Coは、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したものである。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)又は窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分としたものが挙げられる。
インサート1を構成する上記の部材の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)又はアルミナ(Al)などが挙げられる。
上面3は多角形状であり、本実施形態においては菱形の形状となっている。ここで、多角形状とは、厳密に多角形の形状であることを意味するものではない。例えば、本実施形態での上面3における角部はそれぞれ厳密な角となっておらず、上面視において丸みを帯びた形状となっている。また、隣り合う角部を接続するように位置する辺は、厳密に直線形状とはなっていなくてもよい。例えば、上面視において外側に向かってわずかに突出する形状となっていてもよい。
本実施形態における上面3は、角部として上面視において鋭角である第1の角部15及び鈍角である第2の角部17を有している。図2に示すように、上面3には第1の角部15及び第2の角部17がそれぞれ2つ存在している。このように、第1の角部15及び第2の角部17はそれぞれ1つであっても複数であってもよい。
第1の角部15が鋭角であるとは、上面視した場合に、第1の角部15に連続して、第1の角部15から延びる2つの辺の交差する角度θ1が鋭角であることを意味している。また、第2の角部17が鈍角であるとは、上面視した場合に、第2の角部17に連続して、第2の角部17から延びる2つの辺の交差する角度θ2が鈍角であることを意味している。
下面5は、上面3とは反対側に位置する面であり、インサート1をホルダに取り付ける際にインサートポケットへの座面として機能する。本実施形態における下面5は、上面3とほぼ同じ形状であり、上面3と同様に菱形の形状をしている。特に図示しないが、平面透視した場合に、下面5の外周は上面3の外周と重なり合っている。
なお、上面3及び下面5の形状としては、上記の形態に限定されるものではない。本実施形態のインサート1においては上面視した場合の上面3の形状が略四角形であるが、例えば、上面視した場合の上面3の形状が三角形又は五角形のような多角形の形状であってもよい。また、本実施形態における上面3は菱形であるが、四角形の形状としてはこのような形状に限られず、例えば、平行四辺形であってもよい。
本実施形態のインサート1は、上面3の中心から下面5の中心に向かって設けられた貫通孔13を有している。貫通孔13は、インサート1を切削工具のホルダにネジ止め固定する際にネジを挿入するために設けられている。貫通孔13の中心軸O1は、上面3の中心及び下面5の中心を通る仮想直線と一致している。
側面7は、上面3と下面5との間に位置しており、上面3及び下面5に接続されている。また、本実施形態において、側面7は貫通孔13の中心軸O1に平行な断面において、直線形状となるように形成されている。
本実施形態のインサート1における上面3を上面視した場合の最大幅は6〜25mmである。また、下面5から上面3までの高さは1〜10mmである。ここで、下面5から上面3までの高さとは、上面3の上端と下面5の下端との間における中心軸O1に平行な方向での幅を意味している。
上切刃9は、上面3及び側面7が交差する稜線に設けられている。また、下切刃11は、下面5及び側面7が交差する稜線に設けられている。上切刃9及び下切刃11は切削加工において被削材を切削するために用いられる。ただし、上切刃9及び下切刃11が同時に使用されることはなく、一つの切削加工においては、いずれか一方が使用される。
具体的には、下面5が座面として機能する場合には、上切刃9が切削加工に使用される。逆に、インサート1を反転させることによって上面3が座面として機能する場合には、下切刃11が切削加工に使用される。
上面3と側面7とが交わる領域であって上切刃9が形成されている部分には、いわゆるホーニング加工が施されていてもよい。すなわち、上面3と側面7とが交差する稜線は、2つの面が交差することによる厳密な線形状でなくてもよい。上記の稜線が線形状であると上切刃9の強度が低下する。そのため、上面3と側面7とが交わる領域に、この領域が曲面形状となるRホーニングが施される。
本実施形態において上切刃9は、第1のコーナ切刃19、第1の主切刃21、第2のコーナ切刃23及び第2の主切刃25を有している。第1のコーナ切刃19は、第1の角部15における稜線に位置している。第1の主切刃21は、第1のコーナ切刃19に隣接している。具体的には、第1のコーナ切刃19に隣接する一対の第1の主切刃21を有している。第2のコーナ切刃23は、第2の角部17における稜線に位置している。第2の主切刃25は、第2のコーナ切刃23に隣接している。具体的には、第2のコーナ切刃23に隣接する一対の第2の主切刃25を有している。
従って、第1の角部15と第2の角部17との間に位置する上面3の辺には、第1の主切刃21及び第2の主切刃25が位置しており、第1の角部15から第2の角部17に向かって、第1のコーナ切刃19、第1の主切刃21、第2の主切刃25及び第2のコーナ切刃23の順で並んでいる。
第1のコーナ切刃19及び第2のコーナ切刃23は、上面3における角部に位置している。角部は上面視において丸みを帯びた形状となっていることから、第1のコーナ切刃19及び第2のコーナ切刃23は、上面視した場合において、それぞれ外側に凸の円弧形状となっている。第1の主切刃21及び第2の主切刃25は、上面3における辺に位置している。そのため、本実施形態における第1の主切刃21及び第2の主切刃25は、上面視した場合において、それぞれ直線形状となっている。
本実施形態のインサート1は、上切刃9と同様の構成を有する下切刃11を備えている。切刃としては、上切刃9のみを備えていてもよいが、本実施形態のように下切刃11をさらに備えることによって経済性を高めることができる。下切刃11が上切刃9と同様の構成を有していることから、下切刃11は、上切刃9における第1のコーナ切刃19、第1の主切刃21、第2のコーナ切刃23及び第2の主切刃25に相当する切刃の部位を有している。
本実施形態における上面3は、第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29を有している。第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29は、それぞれ上切刃9から離れて位置している。第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29はそれぞれ進行してきた切屑をカールさせる役割を有している。
そのため、第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29はそれぞれ上切刃9から離れるにしたがって上方に向かって傾斜する傾斜面27a、29aを有している。そして、これらの傾斜面27a、29aの下端が第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29の外縁を構成している。ここで、上切刃9に直交する断面における中心軸O1に直交する仮想平面Sと傾斜面27aとが成す角度を傾斜面27aの傾斜角θ5とする。また、上切刃9に直交する断面における中心軸O1に直交する仮想平面Sと傾斜面29aとが成す角度を傾斜面29aの傾斜角θ6とする。
また、第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29はそれぞれ平坦な面を具備している。具体的には、第1のブレーカ突起27は、その上端に平坦な第1の面31を具備している。また、第2のブレーカ突起29は、その上端に平坦な第2の面33を具備している。第1の面31及び第2の面33は、上面3をホルダへの座面として用いる場合においてホルダに当接する面として機能する。そのため、第1の面31及び第2の面33は同じ平面上に位置するように設けられている。
本実施形態のインサート1においては、第1の面31及び第2の面33はそれぞれ高さ方向に直交する仮想平面Sに対して平行であって、それぞれこの仮想平面Sからの高さが一定である。なお、上記の高さ方向とは、上面3の中心及び下面5の中心を通る方向であり、本実施形態のインサート1においては、貫通孔13の中心軸O1の伸びる方向と一致している。
特に図示してはいないが、本実施形態のインサート1における下面5は、上面3における第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29と同様の構成の突起を有している。
第1の角部15が鋭角であり、第1のコーナ切刃19を用いて切削加工を行う場合には、切屑の厚みは比較的厚くなる。一方、第2の角部17が鈍角であり、第2のコーナ切刃23を用いて切削加工を行う場合には、切屑の厚みは比較的薄くなる。
本実施形態のインサート1においては、上面視において、第1のブレーカ突起27と第1のコーナ切刃19との間隔W1は、第2のブレーカ突起29と第2のコーナ切刃23との間隔W2よりも大きい。
そのため、本実施形態のように下面5が上面3と同様の構成を有しており、上面3の第2のコーナ切刃23を用いて切削加工を行う場合は、第2のコーナ切刃23の直下に近い個所でインサート1をホルダに着座させることができる。したがって、安定してインサート1をホルダに固定することができる。
第1のコーナ切刃19を用いて切削加工を行う場合は、切屑の厚みが厚くなり切屑が変形しにくくなるため、切屑をカールさせるために広いスペースを確保する必要がある。しかしながら、第1のブレーカ突起27と第1のコーナ切刃19との間隔W1が相対的に大きく確保されている。そのため、切屑が第1のコーナ切刃19の近傍において詰まる可能性を小さくできる。
さらに、本実施形態のインサート1では、上面視において、第1のブレーカ突起27と第1の主切刃21との間隔W3が、第1のコーナ切刃19から離れるにしたがって大きくなっている。これにより、切屑が第1のコーナ切刃19の近傍において詰まる可能性をさらに小さくできる。具体的には、第1のブレーカ突起27と第1の主切刃21との間隔W3が上記の構成であることによって、切屑が第1のコーナ切刃19の二等分線から離れる方向に進み易くなる。そのため、切屑が第1のコーナ切刃19の近傍において詰まる可能性を小さくできる。
加えて、第2のブレーカ突起29と第2の主切刃25との間隔W4は、第2のコーナ切刃23から離れるにしたがって小さくなっている。これにより、切屑が詰まる可能性をさらに小さくできる。具体的には、第2のコーナ切刃23を用いて切削加工を行う場合においては、切屑の厚みが薄いため切屑の流れが不安定になり易い。
しかしながら、第2のブレーカ突起29と第2の主切刃25との間隔W4が上記の構成であることによって、切屑が第2のコーナ切刃23の二等分線に近付く方向に進み易くなる。そのため、切屑が適度な長さで分断され易くなる。結果として、切屑が詰まる可能性を小さくできる。
以上の通り、本実施形態のインサート1においては、鋭角である第1の角部15及び鈍角である第2の角部17のいずれを用いて切削加工を行う場合であっても良好に切削加工を行うことができる。
なお、本実施形態において、ブレーカ突起と切刃との間隔とは、インサート1を上面視した場合におけるブレーカ突起の外縁と切刃との間の距離を意味している。本実施形態においては、ブレーカ突起の下端がブレーカ突起の外周縁を部分的に構成していることから、上面視におけるブレーカ突起の下端と切刃との間の距離がブレーカ突起と切刃との間隔に相当している。
本実施形態のインサート1においては、第1の主切刃21が直線形状である。また、第1のブレーカ突起27の下端は、第1の主切刃21と対向する領域に直線形状となる部分を有している。そのため、この部分の上面視において、第1のブレーカ突起27と第1の主切刃21との間隔W3は、第1のコーナ切刃19から離れるにしたがって一定の比率で大きくなっている。
具体的には、第1の主切刃21における任意の点において、第1のコーナ切刃19に隣接する端部からの距離をX1とした場合に、上記の間隔W3は、W3=X1×a1+b1(a1、b1は定数)によって示される。そのため、上面視において第1の主切刃21を基準とした場合に、第1のブレーカ突起27の下端における上記の直線形状となる部分が第1の主切刃21に対して定数a1で傾斜している。これにより、第1の面31の面積を広く確保しつつも、第1のコーナ切刃19で生じた切屑を良好に流れさせるスペースを確保できる。
言い換えれば、本実施形態のインサート1を上面視した場合において、第1のブレーカ突起27の外縁における上記の直線形状の部分を延長した仮想直線と、第1の主切刃21を延長した仮想直線とが角度θ3にて交差する。
本実施形態のインサート1においては、第2の主切刃25が直線形状である。また、第2のブレーカ突起29の下端は、第2の主切刃25と対向する領域に直線形状となる部分を有している。そのため、この部分の上面視において、第2のブレーカ突起29と第2の主切刃25との間隔W4は、第2のコーナ切刃23から離れるにしたがって一定の比率で小さくなっている。
具体的には、第2の主切刃25における任意の点において、第2のコーナ切刃23に隣接する端部からの距離をX2とした場合に、上記の間隔W4は、W4=X2×a2+b2(a2、b2は定数)によって示される。そのため、上面視において第2の主切刃25を基準とした場合に、第2のブレーカ突起29の下端における上記の直線形状となる部分が第2の主切刃25に対して定数a2で傾斜している。これにより、第2のブレーカ突起29における傾斜面の特定の領域のみに切屑が接触して、この領域に負荷が集中する可能性を小さくできる。
言い換えれば、本実施形態のインサート1を上面視した場合において、第2のブレーカ突起29の外縁における上記の直線形状の部分を延長した仮想直線と、第2の主切刃25を延長した仮想直線とが角度θ4にて交差する。
本実施形態のインサート1においては、第1のブレーカ突起27の外縁と第1の主切刃21とがなす角の角度θ3が、第2のブレーカ突起29の外縁と第2の主切刃25とがなす角の角度θ4よりも大きい。すなわち、角度θ3が角度θ4よりも大きい。
安定してインサート1をホルダに固定するため、本実施形態のインサート1では、下面5が上面3と同様の構成を有しており、間隔W1が間隔W2よりも大きくなっている。このとき、角度θ4を相対的に小さくすることによって、第2のブレーカ突起29を第2のコーナ切刃23により近づけやすくなる。そのため、間隔W2がより小さくなり易い。
また、角度θ3を相対的に大きくすることによって、第1のブレーカ突起27も第1のコーナ切刃19に近づけ易くなる。そのため、第1のブレーカ突起27が第1のコーナ切刃19から過度に離れて位置しなければならない状態が避けられる。
また、本実施形態のインサート1を上面視した場合において、第1のブレーカ突起27と第1の主切刃21との間隔W1の最小値が、第2のブレーカ突起29と第2の主切刃25との間隔W2の最小値よりも大きい。既に述べたように、第1のコーナ切刃19を用いて切削加工を行う場合においては、切屑をカールさせるために広いスペースを確保する必要がある。第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29が上記のように位置していることによって、切屑をカールさせるためのスペースをより広く確保できる。
本実施形態における上面3は、上切刃9に沿って設けられたすくい面35を有している。すくい面35は、上切刃9において切削された切屑をすくい取るような役割をしている。そのため、被削材の切屑はすくい面35の表面を流れる。切屑をスムーズに流れさせるため、すくい面35は上切刃9から離れるに従って下面5からの高さが一定、又は、低くなるように傾斜している。
言い換えれば、本実施形態のインサート1においては、すくい面35は、貫通孔13に近づくにつれて下面5に近づくように傾斜する傾斜面である。この傾斜を示す角度であるすくい角は、上切刃9に直交する断面における中心軸O1に直交する仮想平面Sとすくい面35とが成す角度の最大値によって示される。また、すくい面35は、中心軸O1に平行な断面において直線形状となるように形成されている。
本実施形態のインサート1は、すくい面35として、第1のすくい面35a及び第2のすくい面35bを有している。第1のすくい面35aは、第1のブレーカ突起27と第1の主切刃21との間に位置している。第2のすくい面35bは、第2のブレーカ突起29と第2の主切刃25との間に位置している。このとき、第1のすくい面35aのすくい角θ7と第2のすくい面35bのすくい角θ8とが同じである。
第1のすくい面35aのすくい角θ7と第2のすくい面35bのすくい角θ8とが互いに異なる場合には、第1のすくい面35aと第2のすくい面35bとの間に段差が生じる。そのため、この段差において切屑が詰まってしまう可能性がある。しかしながら、すくい角θ7とすくい角θ8とが同じである場合には、上記した切屑の詰まりが生じにくくなる。
本実施形態における上面3は、上記の通り、第1のブレーカ突起27、第2のブレーカ突起29及びすくい面35などを含む面である。
次に、第2の実施形態の切削インサートについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、第1の実施形態の切削インサートと同様の構成については説明を省略し、第1の実施形態の切削インサートとの相違点について主に説明する。
本実施形態のインサート1は、図9に示すように、第1の実施形態のインサートと同様に、上面3、下面5、側面7、上切刃9、下切刃11及び貫通孔13を有している。インサート1の材質としては、例えば、超硬合金又はサーメットなどが挙げられる。
本実施形態における上面3は、第1の実施形態のインサートと同様に、第1のブレーカ突起27、第2のブレーカ突起29及びすくい面35を有している。さらに、本実施形態のインサート1は、第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29に加えて、第3のブレーカ突起37をさらに有している。第3のブレーカ突起37は、上面視において、第1のブレーカ突起27と第2のブレーカ突起29との間に位置しており、上面3の辺に向かって突出している。
このような第3のブレーカ突起37を有していることによって、第1のコーナ切刃19及び第2のコーナ切刃21の一方を切削加工に用いる場合において他方の切刃が損傷する可能性を抑えることができる。例えば、第1のコーナ切刃19を用いて切削加工を行う場合において切屑が第2の角部17に向かって延びたとしても、第3のブレーカ突起37がこの切屑に対する障壁となる。そのため、第2のコーナ切刃23が損傷する可能性が小さくなる。また、同様に、第2のコーナ切刃23を用いて切削加工を行う場合において切屑が第1の角部15に向かって延びたとしても、第3のブレーカ突起37がこの切屑に対する障壁となる。
さらにこのとき、上面視において、第3のブレーカ突起37と上面の辺との間隔W5の最小値が、第1のブレーカ突起27と第1の主切刃21との間隔W3の最小値、及び、第2のブレーカ突起29と第2の主切刃25との間隔W4の最小値よりも小さくなっている。このように第3のブレーカ突起37が位置している場合には、より安定して第3のブレーカ突起37において切屑の進行を防ぐことができる。
特に、より一層安定して第3のブレーカ突起37において切屑の進行を防ぐためには、本実施形態のように第3のブレーカ突起37がすくい面35にまで突出していることが好ましい。
第3のブレーカ突起37は、第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29と同様に上切刃9から離れるにしたがって上方に向かって傾斜する傾斜面37aを有している。このとき、第3のブレーカ突起37における傾斜面37aの傾斜角θ9、言い換えれば、立ち上がり角θ9の最大値が、第1のブレーカ突起27における傾斜面の傾斜角θ5、言い換えれば、立ち上がり角θ5の最大値、及び、第2のブレーカ突起29における傾斜面の傾斜角θ6、言い換えれば、立ち上がり角θ6の最大値よりも大きい。
第3のブレーカ突起37の立ち上がり角θ9の最大値が小さい、すなわち、第3のブレーカ突起37における傾斜面が緩やかな傾斜である場合には、第3のブレーカ突起37に向かって進行してきた切屑が第3のブレーカ突起37を乗り越え易くなる。しかしながら、第3のブレーカ突起37の立ち上がり角の最大値が相対的に大きな値になることによって、切屑が第3のブレーカ突起37を乗り越えにくくなる。そのため、より安定して第3のブレーカ突起37において切屑の進行を防ぐことができる。
なお、傾斜面37aの傾斜角θ9は、上切刃9に直交する断面における中心軸O1に直交する仮想平面Sと傾斜面37aとが成す角度によって示される。
また、第3のブレーカ突起37は、第1のブレーカ突起27及び第2のブレーカ突起29と同様に、その上端に平坦な第3の面39を具備している。第3の面39は、上面3をホルダへの座面として用いる場合においてホルダに当接する面として機能する。そのため、第3の面39は、第1の面31及び第2の面33と同じ平面上に位置するように設けられている。
<切削工具>
次に、一実施形態の切削工具101について図面を用いて説明する。
本実施形態の切削工具101は、図16に示すように、先端側にインサートポケット103を有するホルダ105と、上切刃又は下切刃がホルダ105の先端から突出するようにインサートポケット103に装着された上記の切削インサート1とを備えている。本実施形態の切削工具101においては、第1のコーナ切刃19がホルダ105の先端から突出するようにインサート1が装着されている。
ホルダ105は、細長く伸びた棒形状をなしている。そして、ホルダ105の先端側には、インサートポケット103が1つ設けられている。インサートポケット103は、インサートが装着される部分であり、ホルダ105の先端面に対して開口している。このとき、インサートポケット103がホルダ105の側面に対しても開口していることによって、インサート1の装着を容易に行うことができる。具体的には、インサートポケット103は、ホルダ105の下面に対して平行な着座面と、着座面に対して傾斜する拘束側面とを有している。
インサートポケット103にはインサート1が装着される。インサート1は、上切刃又は下切刃がホルダ105の先端側に突出するように装着される。本実施形態においては、インサート1は、固定ネジ107によって、ホルダ105に装着されている。すなわち、インサート1の貫通孔に固定ネジ107を挿入し、この固定ネジ107の先端をインサートポケット103に形成されたネジ孔に挿入してネジ部同士を螺合させることによって、インサート1がホルダ105に装着されている。
ホルダ105としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの部材の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
切削加工物は、被削材201を切削加工することによって作製される。本実施形態における切削加工物の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)被削材201を回転させる工程と、
(2)上記実施形態に代表される切削工具101における上切刃又は下切刃を回転している被削材201に接触させる工程と、
(3)切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
より具体的には、まず、図17Aに示すように、被削材201を軸O2の周りで回転させるとともに、被削材201に切削工具101を相対的に近付ける。次に、図17Bに示すように、切削工具101における上切刃9を被削材201に接触させて、被削材201を切削する。そして、図17Cに示すように、切削工具101を被削材201から相対的に遠ざける。
本実施形態においては、軸O2を固定するとともに被削材201を回転させた状態で切削工具101をX1方向に移動させることによって被削材201に近づけている。また、図17Bにおいては、回転している被削材201に切削インサートにおける上切刃9を接触させることによって被削材201を切削している。また、図17Cにおいては、被削材201を回転させた状態で切削工具101をX2方向に移動させることによって遠ざけている。
なお、本実施形態の製造方法における切削加工では、それぞれの工程において、切削工具101を動かすことによって、切削工具101を被削材201に接触させる、あるいは、切削工具101を被削材201から離しているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材201を回転させた状態を維持して、被削材201の異なる箇所に切削インサート1における上切刃9を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、又は非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削インサート(インサート)
3・・・上面
5・・・下面
7・・・側面
9・・・上切刃
11・・・下切刃
13・・・貫通孔
15・・・第1の角部
17・・・第2の角部
19・・・第1のコーナ切刃
21・・・第1の主切刃
23・・・第2のコーナ切刃
25・・・第2の主切刃
27・・・第1のブレーカ突起
27a・・・傾斜面
29・・・第2のブレーカ突起
29a・・・傾斜面
31・・・第1の面
33・・・第2の面
35・・・すくい面
35a・・・第1のすくい面
35b・・・第2のすくい面
37・・・第3のブレーカ突起
39・・・第3の面
101・・・切削工具
103・・・インサートポケット
105・・・ホルダ
107・・・固定ネジ
201・・・被削材

Claims (10)

  1. 上面視において鋭角である第1の角部及び鈍角である第2の角部を有する多角形状の上面と、下面と、前記上面及び前記下面の間に位置する側面と、前記上面及び前記側面が交差する稜線に設けられた上切刃とを備え、
    前記上切刃は、前記第1の角部に位置する第1のコーナ切刃と、該第1のコーナ切刃に隣接する第1の主切刃と、前記第2の角部に位置する第2のコーナ切刃と、該第2のコーナ切刃に隣接する第2の主切刃とを有し、
    前記上面は、前記第1の角部に向かって突出する第1のブレーカ突起と、前記第2の角部に向かって突出する第2のブレーカ突起とを有し、
    上面視において、前記第1のブレーカ突起と前記第1のコーナ切刃との間隔は、前記第2のブレーカ突起と前記第2のコーナ切刃との間隔よりも大きく、
    上面視において、前記第1のブレーカ突起と前記第1の主切刃との間隔は、前記第1のコーナ切刃から離れるにしたがって大きくなり、かつ、前記第2のブレーカ突起と前記第2の主切刃との間隔は、前記第2のコーナ切刃から離れるにしたがって小さくなることを特徴とする切削インサート。
  2. 上面視において、前記第1のブレーカ突起と前記第1の主切刃との間隔は、前記第1のコーナ切刃から離れるにしたがって一定の比率で大きくなり、かつ、前記第2のブレーカ突起と前記第2の主切刃との間隔は、前記第2のコーナ切刃から離れるにしたがって一定の比率で小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 上面視において、前記第1のブレーカ突起の外縁と前記第1の主切刃とがなす角の角度が、前記第2のブレーカ突起の外縁と前記第2の主切刃とがなす角の角度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の切削インサート。
  4. 上面視において、前記第1のブレーカ突起と前記第1の主切刃との間隔の最小値が、前記第2のブレーカ突起と前記第2の主切刃との間隔の最小値よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の切削インサート。
  5. 前記上面は、前記第1のブレーカ突起と前記第1の主切刃との間に位置する第1のすくい面と、前記第2のブレーカ突起と前記第2の主切刃との間に位置する第2のすくい面とを有し、
    前記第1のすくい面のすくい角と前記第2のすくい面のすくい角とが同じであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の切削インサート。
  6. 前記上面は、前記第1のブレーカ突起と前記第2のブレーカ突起との間に位置して、前記上面の辺に向かって突出する第3のブレーカ突起を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の切削インサート。
  7. 上面視において、前記第3のブレーカ突起と前記上面の辺との間隔の最小値が、前記第1のブレーカ突起と前記第1の主切刃との間隔の最小値、及び、前記第2のブレーカ突起と前記第2の主切刃との間隔の最小値よりも小さいことを特徴とする請求項6に記載の切削インサート。
  8. 前記第3のブレーカ突起の立ち上がり角の最大値が、前記第1のブレーカ突起の立ち上がり角の最大値、及び、前記第2のブレーカ突起の立ち上がり角の最大値よりも大きいことを特徴とする請求項6又は7に記載の切削インサート。
  9. 先端側にインサートポケットを有するホルダと、
    前記上切刃が前記ホルダの先端から突出するように前記インサートポケットに装着された、請求項1〜8のいずれか1つに記載の切削インサートとを具備した切削工具。
  10. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項9に記載の切削工具の前記上切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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