JP6685532B2 - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。
従来、切削加工などに用いられる切削工具として、ホルダに切削インサートが装着されたスローアウェイ式の切削工具が知られている。このような切削工具に用いられる切削インサートは、一般的に、多角形状の上面と、側面と、上面と側面との交差部に位置する切刃と、を有している。この切刃を被削材に接触させることによって、上述した切削工具は被削材を切削することができる。
特許文献1には、このような切削工具に用いられる切削インサートが開示されている。特許文献1に記載の切削インサートは、菱形の上面に、切刃よりも突出して厚さ方向に最も高く配置された平坦面を有している。平坦面は、菱形の辺稜部の中点に向けて延びている。また、特許文献1に記載の切削インサートは、上面に、鋭角コーナ及び鈍角コーナにそれぞれ形成されたブレーカを更に有している。ブレーカの頂部は、上述した平坦面と等しい高さに位置する平坦な面である。そして、上述した平坦面とブレーカの頂部とが、着座面として機能する。
特許文献1に記載の切削インサートにおいては、着座面となる平坦面が切刃となる辺稜部の中点に向かって配置されている。そのため、特許文献1に記載の切削インサートは、着座安定性を備えるものの、C面加工などの切削加工で用いた場合に、切屑処理が安定しない可能性があった。
特開2003−220503号公報
本開示の切削インサートは、第1辺部と、第2辺部と、第3辺部と、前記第1辺部と前記第2辺部との間に位置する第1角部と、前記第2辺部と前記第3辺部との間に位置する第2角部と、を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記上面と前記側面との交差部及び前記下面と前記側面との交差部にそれぞれ位置する切刃と、を備えている。前記上面は、前記切刃に沿うとともに前記切刃よりも下方に位置する部分を有した第1面と、前記切刃よりも上方に且つ前記第1面よりも前記切刃から離れて位置する平坦状の第2面と、を更に有している。前記切刃は、前記第1角部に位置する第1切刃と、前記第2辺部に位置する第2切刃と、前記第2角部に位置する第3切刃と、を有している。前記第2面は、前記第1角部に向かって延びる第1領域と、前記第2角部に向かって延びる第2領域と、を有している。上面視において、前記切刃に垂直な方向における前記第1面の長さD7は、前記第2辺部の中央部において最大である。上面視において、前記第1領域と前記切刃との間隔D1は、前記第1切刃側よりも前記第2切刃側において小さい。上面視において、前記第2領域と前記切刃との間隔D2は、前記第3切刃側よりも前記第2切刃側において小さい。
本開示の切削工具は、上述した本開示に係る切削インサートと、前記切削インサートが装着されたホルダと、を備える。
本開示の切削加工物の製造方法は、被削材を回転させる工程と、回転している前記被削材に上述した本開示に係る切削工具を接触させる工程と、前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備える。
図1は、本開示の一実施形態に係る切削インサートを示す斜視図である。 図2は、図1に示す切削インサートの上面図である。 図3は、図2に示す切削インサートのA1方向からの側面図である。 図4は、図2に示す切削インサートのA2方向からの側面図である。 図5は、図2の一部拡大図である。 図6は、図2の一部拡大図において、図7乃至図11の断面位置を示す図である。 図7は、図6のA−Aにおける断面図である。 図8は、図6のB−Bにおける断面図である。 図9は、図6のC−Cにおける断面図である。 図10は、図6のD−Dにおける断面図である。 図11は、図6のE−Eにおける断面図である。 図12は、本開示の一実施形態に係る切削工具を示す斜視図である。 図13は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図14は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 図15は、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
<切削インサート>
以下、本開示の一実施形態に係る切削インサートについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本開示の切削インサートは、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び寸法比率などを忠実に表したものではない。これらの点は、後述する切削工具及び切削加工物の製造方法においても同様である。
一実施形態の切削インサート1(以下、「インサート1」ということがある。)は、図1乃至図4に示すように、上面2と、下面3と、側面4と、切刃5と、を備えている。下面3は、上面2の反対側に位置している。側面4は、上面2と下面3との間に位置している。切刃5は、上面2と側面4との交差部及び下面3と側面4との交差部にそれぞれ位置している。そして、上面2は、第1面7と第2面9とを有している。また、図1及び図2に示すように、インサート1は、上面2から下面3の間を貫通する貫通孔6を備えている。なお、上面2及び下面3は、便宜上の表現であり、上及び下の方向性を示すものではない。例えば、上面2は、インサート1を後述するホルダ103に装着した際に上方を向く面である必要はない。
インサート1は、図2に示すように、平面視(上面視)した場合の形状が概略四角形状、より具体的には概略菱形形状である。すなわち、インサート1の上面2は、上面視した場合に、2つの鋭角コーナC1と2つの鈍角コーナC2を有した概略菱形形状であり、インサート1の中心軸S1に対して180度回転対称である。また、上面2は、第1辺部21と第2辺部22と第3辺部23と第1角部24と第2角部25とを有している。第1角部24は第1辺部21と第2辺部22との間に位置しており、第2角部25は第2辺部22と第3辺部23との間に位置している。一実施形態においては、図2に示すように、第1角部24は鋭角コーナC1に位置しており、第2角部25は鈍角コーナC2に位置している。
ここで、上面視とは、以下においては特記しない限り、上面2に向かってインサート1を見た状態を意味するものとする。なお、インサート1の上面2の形状は概略四角形状に限定されるものではなく、少なくとも第1辺部21と第2辺部22と第3辺部23と第1角部24と第2角部25とを有した多角形状であればよい。よって、インサート1は、例えば、三角形状、五角形状などの略多角形状の板状とすることができる。
上面視におけるインサート1の概略菱形形状の一辺は、例えば、6〜25mmとすることができる。また、インサート1の上面2から下面3までの距離、すなわちインサート1の厚みは、例えば、1〜10mmとすることができる。ここで、厚みとは、側面視で、上面2のうち最も上方に位置する部位から下面3のうち最も下方に位置する部位までの距離のうち、インサート1の中心軸S1に平行な線分を意味するものとする。また、ここで側面視とは、以下においては特記しない限り、側面4に向かってインサート1を見た状態を意味するものとする。上下方向とは、インサート1の中心軸S1に沿った方向である。そして、インサート1の内部から上面2に向かう方向を正、インサート1の内部から下面3に向かう方向を負としたとき、中心軸S1に沿った方向の正側が上方、中心軸S1に沿った方向の負側が下方となる。なお、インサート1の中心軸S1とは、上面2及び下面3の間を貫通する軸であり、上面視において、インサート1を回転させたときに回転軸となる軸を意味するものとする。
また、インサート1は、図1、図3及び図4に示すように、上面2側と同様に、下面3と側面4との交差部にも切刃5を有している。下面3側の切刃5を用いて切削加工を行う場合には、上面2を後述するホルダ103への着座面として使用することが可能である。したがって、一実施形態のインサート1は、上面2側と下面3側のそれぞれを切削加工に使用可能であるため、下面3側の構成は、インサート1を上下反転させた状態で使用できるように、上面2側の構成を反転させた形状となっている。すなわち、インサート1は、図3の紙面に垂直な線を中心とする回転対称となっている。それゆえ、一実施形態におけるインサート1では、上面2及び下面3のそれぞれで4箇所、計8箇所のコーナを使って切削加工を行うことができる。
なお、一実施形態のインサート1の上面2の構成と下面3の構成は同じであるが、下面3側の構成は、上面2側の構成と異なっていても構わない。例えば、一実施形態のインサート1の上面2側の切刃5の構成と下面3側の切刃5の構成は同じであるが、下面3側の切刃5の構成は、これに限らず、上面2側の切刃5の構成と異なっていても構わない。
以下、一実施形態のインサート1の各構成要素について、順に詳細に説明する。
(側面4について)
側面4は、図1、図3及び図4に示すように、上面2と下面3との間に位置しており、上面2と下面3にそれぞれ接続している。側面4の少なくとも一部は、インサート1をホルダ103に取り付ける際に拘束面として機能するとともに、切削加工時に被削材との接触を避けるためのいわゆる逃げ面として機能する。一実施形態においては、側面4は、上面2及び下面3に対して垂直に配置されている。これにより、上面2と下面3は、平面視した場合に互いに重なり合う略同一形状である。
(切刃5について)
切刃5は、上面2と側面4との交差部に位置しており、第1切刃51と第2切刃52と第3切刃53とを有している。切刃5は、切削加工において被削材を切削するために用いられる。上面2と側面4とが交差する領域のうちの少なくとも一部であって、切刃5が位置している部分には、いわゆるホーニング加工が施されていてもよい。ホーニング加工が施されていると、切刃5の強度が低下するのを低減することができる。ホーニング加工としては、例えば、Rホーニングなどが挙げられる。
まず、第1切刃51は、上面2の第1角部24に位置する切刃であり、いわゆるコーナ切刃である。すなわち、第1切刃51は、切刃5の欠損を低減する役割を果たす。なお、一実施形態においては、第1切刃51は、鋭角コーナC1に位置しており、鋭角コーナC1を用いて切削する場合に使用されるコーナ切刃である。そして、一実施形態において、第1切刃51は、図2に示すように、上面視において、曲線状である。そして、第1切刃51は、図3に示すような側面視においては、直線状であり、下面3に対する第1切刃51の高さが一定である。このような構成を満たすときには、刃先強度を確保することがきる。また、鋳鉄などの被削材の切削加工においても工具寿命を高めることができる。なお、第1切刃51は、側面視において、下面3に対して傾斜していてもよい。例えば、第1切刃51は、図2に示す第1角部24の二等分線L1から遠ざかるにつれて、下面3に向かって傾斜していてもよい。
次に、第2切刃52は、上面2の第2辺部22に位置する切刃であり、いわゆる主切刃である。すなわち、第2切刃52は、切削作用において切屑生成に主な役割を果たす。一実施形態において、第2切刃52は、図2に示すように、上面視において、直線状である。そして、第2切刃52は、図3及び図4に示すように、側面視においても、直線状であり、下面3に対する第2切刃52の高さが一定である。このような構成を満たすときには、刃先強度を確保することがきる。また、鋳鉄などの被削材の切削加工においても工具寿命を高めることができる。なお、第2切刃52も、第1切刃51と同様に、側面視において、下面3に対して傾斜していてもよい。例えば、第2切刃52は、側面視において、第1角部24から遠ざかるにつれて、下面3に向かって傾斜していてもよい。
更に、第3切刃53は、上面2の第2角部25に位置する切刃であり、第1切刃51と同様に、いわゆるコーナ切刃である。なお、一実施形態においては、第3切刃53は、鈍角コーナC2に位置しており、鈍角コーナC2を用いて切削する場合に使用されるコーナ切刃である。また、一実施形態において、第3切刃53は、第1切刃51と同様に、図2に示すように、上面視において、曲線状である。そして、第3切刃53は、側面視において、直線状であるとともに、下面3に対する第3切刃53の高さが一定である。このような構成を満たすときには、刃先強度を確保することがきる。また、鋳鉄などの被削材の切削加工においても工具寿命を高めることができる。なお、第3切刃53も、第1切刃51と同様に、下面3に向かって傾斜していてもよい。例えば、第3切刃53は、図2に示す第2角部25の二等分線L2から遠ざかるにつれて、下面3に向かって傾斜していてもよい。
なお、ここで、各切刃の高さが一定であるとは、下面3に対する各切刃の高さが各切刃の全長に渡って厳密に一定であることに限らない。すなわち、各切刃の高さが一定であるとは、各切刃の高さが実質的に一定であればよく、例えば、±1mmの差があっても構わない。下面3に対する各切刃の高さは、例えば、3〜8mmである。
ここで、一実施形態においては、図3及び図4に示すように、側面視において、第1切刃51、第2切刃52及び第3切刃53は、一直線上に位置している。すなわち、下面3に対する第1切刃51、第2切刃52及び第3切刃53の高さは、いずれも同じである。このような構成を満たすときには、第1切刃51、第2切刃52及び第3切刃53の刃先高さが変わらないため、切刃5の全長に渡って安定した切削加工が可能である。
また、一実施形態においては、上述したように、インサート1は、上面2及び下面3のそれぞれで4箇所、計8箇所のコーナを使って切削加工を行うことができる。このような構成においては、切刃5は、上面2側及び下面3側に、それぞれ2つの第1切刃51と4つの第2切刃52と2つの第3切刃53とを有している。このような構成によれば、コーナ(角部)を使用した切削加工だけでなく、隣接する2つの角部の間に位置する辺部のみを使用した切削加工、いわゆるC面加工も可能である。
なお、一実施形態においては、切刃5は、上面2側及び下面3側に、2つの第1切刃51、4つの第2切刃52及び2つの第3切刃53を有している。しかしながら、インサート1の切刃5の構成は、一実施形態の構成に限らず、上面2側に、少なくとも1つの第1切刃51、少なくとも1つの第2切刃52及び少なくとも1つの第3切刃53を備えるものであればよい。
(貫通孔6について)
貫通孔6は、インサート1をホルダ103に取り付ける際に締結ネジ又は取り付けボルトなどを挿入するための孔である。一実施形態において、インサート1は、図12を用いて後述するように、切削工具101のホルダ103にクランプ部材107によって固定される。したがって、貫通孔6にクランプ固定するためのクランプ部材107の先端部が挿入される。そして、クランプ部材107を固定するネジ105がホルダ103にネジ止めされることによって、クランプ部材107の先端部によりインサート1がホルダ103に押さえつけられる。これによって、インサート1はホルダ103に固定される。インサート1をホルダ103に固定する方法としては、このようなクランプ構造を用いた方法に代えて、ネジ止め固定などの他の方法を採用しても構わない。なお、インサート1をホルダ103に固定する方法によっては、インサート1は貫通孔6を備えなくても構わない。
また、一実施形態において、貫通孔6は、図2に示すように、上面2の中央部に位置している。より具体的には、貫通孔6は、上面2の中心から下面3の中心にかけてインサート1を貫通している。そして、貫通孔6の中心軸は、上面2の中心と下面3の中心を通る仮想直線と一致している。したがって、貫通孔6の中心軸は、インサート1の中心軸S1と置き換えてもよい。
(上面2について)
上面2は、上述したように、第1面7と第2面9とを有している。切刃5側から順に、第1面7及び第2面9が並んで配置されている。
まず、第1面7について説明する。第1面7は、切刃5に沿うとともに切刃5よりも下方に位置する部分を有した面である。また、第1面7は、上面2のうち、切刃5から第2面9までの部分である。一実施形態において、第1面7は、図2に示すように、上面2のうち切刃5に沿った部分であり、切刃5よりも下方に位置している。より具体的には、第1面7は、図6に示す各断面位置における断面図である図7乃至図11に示すように、上面2のうち切刃5よりも内方に位置する面であり、いわゆるランド面又はすくい面として機能する面である。すなわち、第1面7は、切削加工時に切刃5で生成された切屑をスムーズに外部へ排出する役割を果たす。
なお、第1面7は、その全域が切刃5よりも下方に位置していなくてもよい。また、第1面7は、平面状の部分を有していてもよいし、曲面状の部分を有していてもよい。ここで、平面状とは、厳密な意味での平面のみならず、その機能を奏する限りにおいて若干の凹凸又は湾曲などを含む趣旨である。この点は、曲面状についても同様である。また、上述した内方とは、中心軸S1に近付く方向のことである。内方の反対方向である外方は、中心軸S1から離れる方向のことである。
一実施形態において、第1面7は、図7乃至図11に示すように、切刃5側から順に、第1部分71、第2部分72、第3部分73を有している。第1部分71は、切刃5から遠ざかるにつれて下面3に向かって傾斜する部分であり、いわゆるすくい面として機能する。第2部分72は、インサート1の中心軸S1に垂直な平坦面であり、第1面7のうち最も下方に位置している部分であり、切屑排出性に関与する面である。より具体的には、第2部分72は、生成されてインサート1の内方に流れてきた切屑を面で受けることによって、切屑をスムーズに排出するのに役立つ。第2部分72は、インサート1の中心軸S1に対して実質的に垂直であればよい。第3部分73は、切刃5から遠ざかるにつれて下面3から遠ざかるように傾斜する部分である。
一実施形態においては、図5及び図9に示すように、切刃5に垂直な方向における第1面7の長さD7は、第2辺部22の中央部221において最大である。ここで、第2辺部22の中央部221とは、第2辺部22のうち、いわゆる、第2辺部22に位置する第2切刃52を用いたC面加工を行う際に使用される切刃領域に対応する部分である。したがって、第2辺部22の中央部221とは、第2辺部22のうち、第2辺部22の中点Mを含む任意の幅をもった部分である。例えば、第2辺部22の中央部221は、第2辺部22の全長に対して40〜70%である。
一実施形態においては、第1面7の長さD7が、第2辺部22の中央部221において最大となっている。このような構成により、第2辺部22に位置する第2切刃52を用いたC面加工を行った場合においても、生成された切屑が上面2をスムーズに通過して外方へ排出することが可能である。なお、第1面7の長さD7の最大値は、第2辺部22の中央部221のいずれかの部分に位置していればよい。言い換えれば、第2辺部22の中央部221の全域に渡って、第1面7の長さD7が最大値をとらなくてもよい。なお、一実施形態のように、第2辺部22の中央部221の全域に渡って、第1面7の長さD7がほぼ最大値をとる場合には、第2辺部22に位置する第2切刃52を用いたC面加工において良好な切屑排出性を発揮することができる。
ここで、切刃5に垂直な方向における第1面7の長さD7とは、図5に示すように、上面視における、切刃5に垂直な方向における第1面7の寸法のことである。より具体的には、長さD7とは、図9に示すように、切刃5に垂直な断面における、インサート1の中心軸S1に垂直な方向における、切刃5から第2面9までの寸法である。長さD7は、例えば、2〜3mmである。
次に、第2面9について説明する。第2面9は、切刃5よりも上方に且つ第1面7よりも切刃5から離れて位置する平坦状の面である。具体的には、第2面9は、上面2のうち第1面7よりも内方に位置する部分であり、切刃5から離れて位置している。また、第2面9は、切刃5よりも上方に位置するとともに平坦な面であり、下面3側の切刃5を用いる場合にいわゆる着座面として機能する面である。すなわち、第2面9は、下面3側の切刃5を用いる際にインサート1をホルダ103に取り付ける場合に、ホルダ103に当接する面である。ここで、平坦状とは、厳密な意味での平坦のみならず、その機能を奏する限りにおいて若干の凹凸又は湾曲などを含む趣旨である。
そして、第2面9は、図7及び図8に示す第1領域91と、図10及び図11に示す第2領域92とを有している。図5に示すように、第1領域91は、第2面9のうち、第1角部24、すなわち鋭角コーナC1に向かって延びる領域である。より具体的には、第1領域91は、第1角部24に位置する第1切刃51に沿う部分と、第2辺部22に位置する第2切刃52に沿う部分と、を有している。そして、第2領域92は、第2面9のうち、第2角部25、すなわち鈍角コーナC2に向かって延びる領域である。より具体的には、第2領域92は、第2角部25に位置する第3切刃53に沿う部分と、第2辺部22に位置する第2切刃52に沿う部分と、を有している。
一実施形態において、第1領域91と切刃5(第1切刃51又は第2切刃52)との間隔D1は、第1切刃51側よりも第2切刃52側において小さく、第2領域92と切刃5(第3切刃53又は第2切刃52)との間隔D2は、第3切刃53側よりも第2切刃52側において小さい。言い換えれば、間隔D1は、第1間隔と、第1間隔よりも第2切刃52の近くに位置するとともに第1間隔よりも小さい第2間隔と、を有しており、間隔D2は、第3間隔と、第3間隔よりも第2切刃52の近くに位置するとともに第3間隔よりも小さい第4間隔と、を有している。
このように、一実施形態は、第2辺部22の中央部221において長さD7が最大である第1面7と、上述した間隔D1及び間隔D2をもつ第2面9と、を有している。これにより、第1角部24を用いた切削加工及び第2角部25を用いた切削加工においては、対応する角部近傍にそれぞれ広い着座面が確保されるため良好な着座安定性を得ることができる。加えて、第2辺部22を用いた切削加工(C面加工)においては、第2辺部22の中央部221近傍に切屑排出のためのスペースが確保されるため生成された切屑がスムーズに処理されて良好な切屑処理性を得ることができる。その結果、インサート1は、多様な切削加工において良好な切削性能を発揮することができる。
一実施形態において、第1領域91と切刃5との間隔D1は、図5に示すように、第1切刃51から第2切刃52に向かうにつれて小さくなっていてもよい。言い換えれば、間隔D1は、第1切刃51から遠ざかるにつれて小さくなっていてもよい。すなわち、間隔D1は、第1切刃51の二等分線、すなわち第1角部24の二等分線L1上において最大値をとり、第1切刃51から遠ざかるにつれて小さくなっていてもよい。より具体的には、間隔D1は、図7に示すように、第1切刃51の二等分線(第1角部24の二等分線L1)上において最大値D1MAXであり、図8に示すように、第1領域91のうち第1切刃51から最も遠い位置において最小値D1MINであってもよい。
更に、一実施形態において、第2領域92と切刃5との間隔D2は、図5に示すように、第3切刃53から第2切刃52に向かうにつれて小さくなっていてもよい。言い換えれば、間隔D2は、第3切刃53から遠ざかるにつれて小さくなっていてもよい。すなわち、間隔D2は、第3切刃53の二等分線、すなわち第2角部25の二等分線L2上において最大値をとり、第3切刃53から遠ざかるにつれて小さくなっていてもよい。より具体的には、間隔D2は、図11に示すように、第3切刃53の二等分線(第2角部25の二等分線L2)上において最大値D2MAXであり、図10に示すように、第2領域92のうち第3切刃53から最も遠い位置において最小値D2MINであってもよい。
一実施形態は、上述した構成、すなわち間隔D1が第1切刃51から第2切刃52に向かうにつれて小さくなっており、且つ、間隔D2が第3切刃53から第2切刃52に向かうにつれて小さくなっている構成を満たす。これらの構成を満たすときには、多様な切削加工において良好な切削性能を発揮する効果が高まる。
なお、間隔D1が小さくなるとは、第1切刃51から第2切刃52の全長に渡って間隔D1が減少しているものに限らず、第1切刃51から第2切刃52において間隔D1が変化しない部分があってもよい。言い換えれば、第1切刃51から第2切刃52において、間隔D1が一定の部分があってもよいし、間隔D1が一定の割合で小さくなっていない部分があってもよい。また、間隔D1は、段階的に小さくなっていてもよい。間隔D2が小さくなることについても、間隔D1と同様に定義することができる。なお、間隔D1、D2が一定の割合で漸次小さくなっている場合には、第2面9の強度を確保しつつ切屑排出性の向上が図れるため、多様な切削加工において良好な切削性能を発揮する効果がより一層高まる。
なお、ここで、間隔D1とは、図5に示すように、上面視における、切刃5に垂直な方向における第1領域91と第1切刃51又は第2切刃52との間の寸法のことである。より具体的には、図7及び図8に示すように、切刃5に垂直な断面における、インサート1の中心軸S1に垂直な方向における、切刃5から第1領域91までの寸法である。また、間隔D2は、間隔D1と同様に定義することができる。
更に、上述したように、第1面7の長さD7とは、切刃5に垂直な断面における、インサート1の中心軸S1に垂直な方向における、切刃5から第2面9までの寸法である。したがって、間隔D1及び間隔D2は、第1面7の長さD7とも言い換えることができる。すなわち、図7におけるD1MAX、図8におけるD1MIN、図10におけるD2MIN及び図11におけるD2MAXは、各断面における第1面7の長さD7と言い換えることができる。間隔D1は、例えば、1〜1.5mmである。間隔D2は、例えば、1.2〜1.8mmである。
そして、一実施形態においては、図2、図5及び図9に示すように、第2面9は、第2辺部22の中央部221に沿う第3領域93を更に有していてもよい。このとき、第1領域91と第2領域92は、第3領域93を介して接続されていてもよい。これらの構成を満たすときには、着座安定性が高まる。特に、第2辺部22を用いた切削加工(C面加工)における着座安定性が高まり、多様な切削加工における切削性能が向上する。更に、このような構成により、インサート1をホルダ103に取り付ける際に用いるクランプ部材107との嵌合が良好となる。
更に、一実施形態においては、図2に示すように、第1領域91、第2領域92及び第3領域93は、いずれも帯状であってもよい。このような構成を満たすときには、着座安定性を維持しつつインサート材料の削減を図ることができる。
一実施形態においては、図2、図5及び図9に示すように、第2面9は、少なくとも第3領域93を介して貫通孔6と接続されていてもよい。言い換えれば、第3領域93は、貫通孔6に隣り合って配置されていてもよい。このような構成を満たすときには、C面加工などの切削加工時において切屑が排出される空間を広く確保することができるとともに、クランプ部材107との嵌合力を高く維持することができる。
そして、図5、図7、図9及び図11に示すように、切刃5に垂直な方向における第1領域91の幅W1と切刃5に垂直な方向における第2領域92の幅W2は、切刃5に垂直な方向における第3領域93の幅W3よりも大きくてもよい。このような構成を満たすときには、コーナを用いた切削加工時において大きな負荷がかかるコーナにおける着座面を広く確保することができるとともに、C面加工などにおける切屑の排出スペースを広く確保することができる。その結果、着座安定性及び切屑排出性の向上がより一層図れる。更には、ホルダ103又は後述するシート部材106に加わる接触圧力を低減することができるため、ホルダ103又はシート部材106が破損する可能性を低減することができる。
なお、ここで、幅W1、幅W2及び幅W3は、それぞれ、図5に示すように、上面視における、帯状である各領域91、92及び93の幅のことである。より具体的には、一実施形態においては、図5に示すように、帯状の各領域91、92及び93の幅方向における外縁に対して垂直な寸法が、幅W1、幅W2及び幅W3である。幅W1は、例えば、0.6〜1mmである。幅W2は、例えば、0.6〜1mmである。幅W3は、例えば、0.3〜0.8mmである。
また、切刃5に垂直な方向における第1領域91の幅W1は、図7に示すように、第1角部24の二等分線L1上において最も大きくてもよい。すなわち、幅W1は、第1角部24の二等分線L1上において、最大値W1MAXをとってもよい。このような構成を満たすときには、鋭角コーナC1(第1角部24)を用いた切削加工において切削負荷が大きくかかる鋭角コーナC1付近の着座面が広くなるため、鋭角コーナC1付近の着座面に応力が集中することを低減することができる。その結果、着座面が欠損する可能性を低減することができる。
更に、切刃5に垂直な方向における第2領域92の幅W2は、図11に示すように、第2角部25の二等分線L2上において最も大きくてもよい。すなわち、幅W2は、第2角部25の二等分線L2上において、最大値W2MAXをとってもよい。このような構成を満たすときには、鈍角コーナC2(第2角部25)を用いた切削加工において切削負荷が大きくかかる鈍角コーナC2付近の着座面が広くなるため、鈍角コーナC2付近の着座面に応力が集中することを低減することができる。その結果、着座面が欠損する可能性を低減することができる。
また更に、第1領域91の幅W1の最大値W1MAXは、第2領域92の幅W2の最大値W2MAXよりも大きくてもよい。このような構成を満たすときには、鋭角コーナC1(第1角部24)及び鈍角コーナC2(第2角部25)のいずれかを用いた切削加工において鋭角コーナC1側にインサート1が傾く可能性を良好に低減することができる。その結果、仕上げ面精度の向上が図れる。
また、図5に示すように、上面視において、第1領域91の外縁と第2切刃52とのなす角度θ1は、第2領域92の外縁と第2切刃52とのなす角度θ2よりも大きくてもよい。このような構成を満たすときには、上述した切削加工時に鋭角コーナC1側にインサート1が傾く可能性を低減する効果がより一層高まる。
なおここで、第1領域91の外縁とは、第1領域91の縁部のうち、外方に位置する縁部、すなわち、第2切刃52側に位置する縁部である。同様に、第2領域92の外縁とは、第2領域92の縁部のうち、外方に位置する縁部、すなわち、第2切刃52側に位置する縁部である。角度θ1は、例えば、2〜5度である。角度θ2は、例えば、1〜4度である。
更に、上面視において、第1領域91と切刃5(第2切刃52)との間隔D1の最小値D1MINは、第2領域92と切刃5(第2切刃52)との間隔D2の最小値D2MINよりも小さくてもよい。このような構成を満たすときには、上述した切削加工時に鋭角コーナC1側にインサート1が傾く可能性を低減する効果が更に高まる。
また、第1面7は、図7乃至図11に示すように、第2面9と平行である平坦状の底面72(第2部分)を更に有していてもよい。このとき、底面72は、第1面7のうち最も下方に位置していてもよい。これらの構成を満たすときには、上述したように、インサート1の内方に流れてきた切屑を面で受けることによって、切屑をスムーズに排出することができる。なお、底面72が第2面9と平行であるとは、底面72が第2面9と実質的に平行であればよく、例えば、底面72が第2面9に対して±1度の誤差を含んでいてもよい。また、底面72は、曲面状の部分を有していてもよい。
第1面7は、図7乃至図11に示すように、第2面9から外方に向かうにつれて下面3に向かって傾斜する傾斜面73(第3部分)を更に有していてもよい。このとき、傾斜面73の傾斜角度θ73が、切刃5に沿って一定であってもよい。言い換えれば、傾斜面73の傾斜角度θ73が、第1面7の全長に渡って一定であってもよい。これらの構成を満たすときには、着座面として機能する第2面9に発生する応力を第2面9に均等に分散させることができる。その結果、着座面が欠損する可能性を低減することができる。
なおここで、傾斜角度θ73とは、上面2及び下面3を貫く中心軸S1に垂直な基準面S1aに対する傾斜面73の傾斜角度である。すなわち、傾斜角度θ73は、図7乃至図11に示すように、上面2及び下面3を貫く中心軸S1に垂直な基準面S1aと傾斜面73とがなす角度のことである。傾斜角度θ73は、例えば、40〜50度である。
また、傾斜角度θ73が一定であるとは、傾斜角度θ73が厳密に一定であることに限られない。すなわち、傾斜角度θ73が一定であるとは、傾斜角度θ73が実質的に一定であればよく、例えば、±1度の差があっても構わない。
一実施形態において、第2部分72は、第1部分71と接続し、且つ、第3部分73と接続していてもよい。このような構成を満たすときには、生成された切屑を第1面7において良好に受け止めてスムーズに排出することができる。なお、第1部分71と第2部分72との間、及び第2部分72と第3部分73との間には、部分71、72及び73のそれぞれの機能を奏する限りにおいて他の部分が位置していてもよい。
一実施形態において、図7乃至図11に示すように、切刃5に垂直な方向における第1部分71の長さD71、切刃5に垂直な方向における第2部分72の長さD72及び切刃5に垂直な方向における第3部分73の長さD73は、D72>D71>D73の関係を有していてもよい。このような構成を満たすときには、切屑をスムーズに排出することができるとともに切刃強度の向上が図れる。
ここで、切刃5に垂直な方向における長さD71、長さD72及び長さD73は、上述した長さD7と同様に定義することができる。すなわち、切刃5に垂直な方向における長さD71、長さD72及び長さD73は、上面視において、切刃5に垂直な方向における、対応する部分71、72及び73の寸法である。より具体的には、長さD71、長さD72及び長さD73とは、図7乃至図11に示すように、切刃5に垂直な断面において、インサート1の中心軸S1に垂直な方向における、対応する部分71、72及び73の寸法である。長さD71は、例えば、0.3〜1mmである。長さD72は、例えば、0.5〜2.5mmである。長さD73は、例えば、0.2〜0.7mmである。
一実施形態において、第1面7は、図1、図2及び図5に示すように、上述した第1部分71、第2部分72及び第3部分73に加えて、切刃5に沿って位置する第4部分74を更に有していてもよい。第4部分74は、いわゆるランド面として機能する。第4部分(ランド面)74は、図7乃至図11に示すように、切刃5の全長に渡って、切刃5から遠ざかるにつれて下面3に向かって傾斜するポジランド面である。すなわち、第1切刃51、第2切刃52及び第3切刃53のいずれの切刃5に沿う第4部分(ランド面)74もポジランド面である。このような構成を満たすときには、多様な切削加工時において、良好に切削抵抗を低減することができる。
一実施形態において、上面2は、図2に示すように、第1領域91によって囲まれる第1凹部11及び第2領域92によって囲まれる第2凹部12を更に有していてもよい。このような構成を満たすときには、インサート材料の削減が図れるとともに、切屑の噛み込みを低減でき着座安定性の向上が図れる。ここで、第1凹部11が第1領域91によって囲まれるとは、図2に示す一実施形態のように、第1凹部11の全周が厳密に第1領域91によって囲まれていなくても構わない。すなわち、第1凹部11の外周のうち一部分が貫通孔6と接続していても構わない。第2凹部12が第2領域92によって囲まれることについても、同様である。
最後に、上述した構成を有する一実施形態のインサート1の材質としては、例えば、超硬合金又はサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co又はWC−TiC−TaC−Coなどが挙げられる。WC−Coは、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成される。WC−TiC−Coは、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したものである。WC−TiC−TaC−Coは、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したものである。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)又は窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分としたものが一例として挙げられる。
インサート1の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)又はアルミナ(Al23)などが挙げられる。
<切削工具>
次に、本開示の一実施形態に係る切削工具について図面を用いて説明する。
一実施形態の切削工具101は、図12に示すように、上記実施形態に代表されるインサート1と、インサート1が装着されたホルダ103とを備えている。
一実施形態のホルダ103は、細長く延びた棒形状である。ホルダ103の一方の端部(先端部)には、インサート1が装着されるインサートポケット104が形成されている。インサートポケット104は、インサート1が装着される部分であり、ホルダ103の先端面1031及び2つの側面1032、1033に対して開口している。ホルダ103の材質としては、例えば、鋼、鋳鉄などを用いることができる。これらの材質の中で、靱性の高い鋼を用いてもよい。
次に、インサート1のホルダ103への取り付け方法について説明する。より具体的には、鋭角コーナC1を用いて切削する場合又はC面加工を行う場合における、インサート1のホルダ103への取り付け方法について説明する。
インサート1は、切刃5がホルダ103の外周よりも外方に突出するように、インサートポケット104に装着される。より具体的には、図12に示すように、インサート1は、第2切刃52が主切刃として用いられるように、ホルダ103に装着される。すなわち、第2切刃52は、ホルダ103の側面1033側に位置し、第1切刃51は、先端面1031と側面1033とがなす角部に位置している。なお、鈍角コーナC2を用いて切削する場合には、ホルダ103とは異なる形状を有したホルダへインサート1を装着することになる。より具体的には、第2切刃52が主切刃として、第3切刃53がコーナ切刃として用いられるように、ホルダ103とは異なる形状を有したホルダへ、インサート1を装着すればよい。
そして、一実施形態においては、インサート1は、クランプ部材107によって、インサートポケット104に固定されている。すなわち、インサート1の貫通孔6にクランプ部材107の先端部が挿入された状態で、クランプ部材107の貫通孔にネジ105が挿入される。そして、ネジ105の先端がホルダ103に形成されたネジ孔(図示せず)に挿入されてネジ部同士が螺合する。これによって、クランプ部材107の先端部がインサート1をホルダ103に押さえつける。その結果、インサート1がホルダ103に装着される。
また、一実施形態においては、インサートポケット104とインサート1との間にシート部材106が配置されていてもよい。これによりインサート1が欠損などする可能性を低減することができる。なお、シート部材106としては、さまざまな形状を用いることができる。
一実施形態の切削工具101は、上記の特徴的構成を備えたインサート1を有するため、多様な切削加工において、良好な着座安定性と切屑排出性を発揮することができる。その結果、切削性能及び工具寿命の向上が図れる。
<切削加工物の製造方法>
次に、本開示の一実施形態に係る切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
一実施形態の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)図13に示すように、被削材201を回転させた状態で上記実施形態に代表される切削工具101を被削材201に相対的に近付ける工程と、
(2)図14に示すように、回転している被削材201に切削工具101の切刃5を接触させる工程と、
(3)図15に示すように、切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
一実施形態の切削加工物の製造方法においては、切削工具101が、上記の特徴的構成を備えたインサート1を有していることから、多様な切削加工において、良好な着座安定性と切屑排出性を発揮することができる。その結果、切削加工物の仕上げ面精度が高まるとともに、製造効率の向上が図れる。
なお、図13においては、被削材201の回転軸Yを固定して被削材201を回転させ、切削工具101を被削材201に近付けようとしている状態を図示している。また、図14においては、被削材201を回転させた状態で、切削工具101を被削材201に接触させて切削加工を行っている状態を図示している。また、図15においては、回転軸Yを固定した状態で被削材201を回転させるとともに、切削工具101を被削材201から遠ざけた状態を図示している。なお、一実施形態においては、それぞれの工程において、回転軸Yを固定した状態で被削材201を回転させるとともに切削工具101を動かしているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近付けてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材201を回転させた状態を保持して、被削材201の異なる箇所にインサート1の切刃5を接触させる工程を繰り返せばよい。使用している切刃5が摩耗した際には、インサート1を中心軸S1に対して180度回転させて、未使用の切刃5を用いればよい。
なお、被削材201の材質としては、例えば、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄又は非鉄金属などが挙げられる。
以上、本開示に係る実施形態について例示したが、本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることはいうまでもない。
本開示の全体において、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈から明らかにそうでないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
1・・・切削インサート(インサート)
2・・・上面
21・・・第1辺部
22・・・第2辺部
221・・・中央部
23・・・第3辺部
24・・・第1角部
25・・・第2角部
3・・・下面
4・・・側面
5・・・切刃
51・・・第1切刃
52・・・第2切刃
53・・・第3切刃
6・・・貫通孔
7・・・第1面
71・・・第1部分
72・・・第2部分(底面)
73・・・第3部分(傾斜面)
74・・・第4部分(ランド面)
9・・・第2面
91・・・第1領域
92・・・第2領域
93・・・第3領域
11・・・第1凹部
12・・・第2凹部
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
1031・・・先端面
1032・・・側面
1033・・・側面
104・・・インサートポケット
105・・・ネジ
106・・・シート部材
107・・・クランプ部材
201・・・被削材

Claims (14)

  1. 第1辺部と、第2辺部と、第3辺部と、前記第1辺部と前記第2辺部との間に位置する第1角部と、前記第2辺部と前記第3辺部との間に位置する第2角部と、を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記上面と前記側面との交差部及び前記下面と前記側面との交差部にそれぞれ位置する切刃と、を備えており、
    前記上面は、前記切刃に沿うとともに前記切刃よりも下方に位置する部分を有した第1面と、前記切刃よりも上方に且つ前記第1面よりも前記切刃から離れて位置する平坦状の第2面と、を更に有しており、
    前記切刃は、前記第1角部に位置する第1切刃と、前記第2辺部に位置する第2切刃と、前記第2角部に位置する第3切刃と、を有しており、
    前記第2面は、前記第1角部に向かって延びる第1領域と、前記第2角部に向かって延びる第2領域と、を有しており、
    上面視において、前記切刃に垂直な方向における前記第1面の長さD7は、前記第2辺部の中央部において最大であるとともに、
    上面視において、前記第1領域と前記切刃との間隔D1は、前記第1切刃側よりも前記第2切刃側において小さく、
    上面視において、前記第2領域と前記切刃との間隔D2は、前記第3切刃側よりも前記第2切刃側において小さく、
    上面視において、前記第1領域の外縁と前記第2切刃とのなす角度θ1は、前記第2領域の外縁と前記第2切刃とのなす角度θ2よりも大きい、切削インサート。
  2. 第1辺部と、第2辺部と、第3辺部と、前記第1辺部と前記第2辺部との間に位置する第1角部と、前記第2辺部と前記第3辺部との間に位置する第2角部と、を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記上面と前記側面との交差部及び前記下面と前記側面との交差部にそれぞれ位置する切刃と、を備えており、
    前記上面は、前記切刃に沿うとともに前記切刃よりも下方に位置する部分を有した第1面と、前記切刃よりも上方に且つ前記第1面よりも前記切刃から離れて位置する平坦状の第2面と、を更に有しており、
    前記切刃は、前記第1角部に位置する第1切刃と、前記第2辺部に位置する第2切刃と、前記第2角部に位置する第3切刃と、を有しており、
    前記第2面は、前記第1角部に向かって延びる第1領域と、前記第2角部に向かって延びる第2領域と、を有しており、
    上面視において、前記切刃に垂直な方向における前記第1面の長さD7は、前記第2辺部の中央部において最大であるとともに、
    上面視において、前記第1領域と前記切刃との間隔D1は、前記第1切刃側よりも前記第2切刃側において小さく、
    上面視において、前記第2領域と前記切刃との間隔D2は、前記第3切刃側よりも前記第2切刃側において小さく、
    上面視において、前記第1領域と前記切刃との間隔D1の最小値は、前記第2領域と前記切刃との間隔D2の最小値よりも小さい、切削インサート。
  3. 上面視において、前記第1領域と前記切刃との間隔D1は、前記第1切刃から前記第2切刃に向かうにつれて小さく、
    上面視において、前記第2領域と前記切刃との間隔D2は、前記第3切刃から前記第2切刃に向かうにつれて小さい、請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記切刃に垂直な方向における前記第1領域の幅W1は、前記第1角部の二等分線L1上において、最大値W1MAXをとる、請求項1〜3のいずれかに記載の切削インサート。
  5. 前記切刃に垂直な方向における前記第2領域の幅W2は、前記第2角部の二等分線L2上において、最大値W2MAXをとる、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート
  6. 前記最大値W1MAXは、前記最大値W2MAXよりも大きい、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 前記第2面は、前記第2辺部の中央部に沿う第3領域を更に有しており、
    前記第1領域と前記第2領域は、前記第3領域を介して接続されている、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域は、いずれも帯状であり、
    上面視において、前記切刃に垂直な方向における前記第1領域の幅W1と前記切刃に垂直な方向における前記第2領域の幅W2は、前記切刃に垂直な方向における前記第3領域の幅W3よりも大きい、請求項に記載の切削インサート。
  9. 前記上面から前記下面の間を貫通する貫通孔を更に備えており、
    前記第2面は、少なくとも前記第3領域を介して前記貫通孔と接続されている、請求項に記載の切削インサート。
  10. 前記第1面は、前記第2面と平行である平坦状の底面を更に有しており、
    前記底面は、前記第1面のうち最も下方に位置している、請求項1〜のいずれかに記載の切削インサート。
  11. 前記第1面は、前記第2面から外方に向かうにつれて前記下面に向かって傾斜する傾斜面を更に有しており、
    前記傾斜面の傾斜角度θ73は、前記切刃に沿って一定である、請求項1〜10のいずれかに記載の切削インサート。
  12. 前記上面は、前記第1領域によって囲まれる第1凹部及び前記第2領域によって囲まれる第2凹部を更に有している、請求項1〜11のいずれかに記載の切削インサート。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の切削インサートと、
    前記切削インサートが装着されたホルダと、を備える、切削工具。
  14. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項13に記載の切削工具を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備える、切削加工物の製造方法。
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