JP2018034282A - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な切削加工において、良好な切屑処理性を発揮する切削インサートが求められる。【解決手段】本態様に係る切削インサートは上面と切刃を備える。前記上面は、前記切刃に沿う第1面と前記第1面よりも内方に位置する第2面を有する。前記第1面は下方に向かって傾斜し、前記第2面は上方に向かって傾斜する。前記切刃は、第1切刃と第2切刃を有する。前記第2面は、前記第1切刃に対応する第1領域と前記第2切刃に対応する第2領域を有する。前記第2領域の傾斜角度は前記第1領域の傾斜角度よりも小さい。上面視において、前記第1領域の下縁は、第1角部から遠ざかるにつれて前記第1切刃から遠ざかるように傾斜し、前記第2領域は、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記第1角部の二等分線X1から遠ざかるように傾斜する。上面視において、前記第2領域の一部は、前記第2切刃と前記第2切刃の両端部を通る垂線とで囲まれる部分に位置する。【選択図】図1

Description

本態様は、切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法に関する。
従来、切削加工などに用いられる切削工具として、ホルダに切削インサートが装着されたスローアウェイ式の切削工具が用いられている。このような切削工具に用いられる切削インサートは、一般的に、多角形状の上面と、側面と、上面と側面との交線部に位置する切刃と、を有している。この切刃を被削材に接触させることによって、被削材を切削することができる。
特許文献1には、このような切削工具に用いられる切削インサートが開示されている。特許文献1に記載の切削インサートは、切削コーナの二等分線Yに対して非対称に配置された切屑フォーマーを有している。切屑フォーマーの上側表面は、二等分線Yの1つの側部に設けられている。そして、切屑フォーマーは、少なくとも2回は二等分線Yに横切られる輪郭面を有している。
特開2000−254808号公報
特許文献1に記載の切削インサートは、倣い加工のようなツールパス、切り込み量及び送り量が変動する加工において、切屑をスムーズに排出できない可能性があった。特に、切り込み量が大きくなる沈み加工においては、切屑が切屑フォーマーに乗り上げてしまい、切屑が被削材や工具に絡まる可能性があった。また、切り込み量が小さい加工においては、切屑フォーマーに切屑が接触できず、切屑をスムーズに排出できない可能性があった。
本態様は、倣い加工のような多様な切削加工において、良好な切屑処理性を発揮することができる切削インサートを提供することを目的とする。
本態様に基づく切削インサートは、第1辺部と、第2辺部と、前記第1辺部と前記第2辺部との間に位置する第1角部と、を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記上面と前記側面との交線部に位置する切刃と、を備えている。前記切刃は、前記第1辺部に位置する第1切刃と、前記第1角部に位置する第2切刃と、を有している。前記上面は、前記切刃に沿って位置するとともに前記切刃から遠ざかるにつれて下方に向かって傾斜する第1面と、前記第1面よりも内方に位置するとともに前記第1面から遠ざかるにつれて上方に向かって傾斜する第2面と、を有している。前記第2面は、前記第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、を有している。前記第2領域の傾斜角度は、前記第1領域の傾斜角度よりも小さい。上面視において、前記第1領域の下縁は、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記第1切刃から遠ざかるように傾斜している。上面視において、前記第2領域の少なくとも一部は、前記上面のうち前記第2切刃と前記第2切刃の両端部を通る垂線とで囲まれる部分に位置している。上面視において、前記第2領域は、前記第1角部の二等分線X1に対して、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記二等分線X1から遠ざかるように傾斜している。
本態様の切削インサートは、倣い加工のような多様な切削加工において、良好な切屑排出性を発揮することができる。
本態様の一実施形態に係る切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートの上面図である。 図1に示す切削インサートのA1方向からの側面図である。 図1に示す切削インサートのA2方向からの側面図である。 図2の一部拡大図である。 図4の一部拡大図である。 図2の一部拡大図において、図8乃至図11の断面位置を示す図である。 図7のA−Aにおける断面図である。 図7のB−Bにおける断面図である。 図7のC−Cにおける断面図である。 図7のD−Dにおける断面図である。 本態様の一実施形態に係る切削工具を示す斜視図である。 切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。 切削加工物の製造方法の一工程を示す概略図である。
<切削インサート>
以下、本態様の一実施形態に係る切削インサート(以下、単にインサートともいう。)について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本態様の切削インサートは、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び寸法比率等を忠実に表したものではない。
本実施形態のインサート1は、図1乃至図4に示すように、上面2と、下面3と、側面4と、切刃5と、を具えている。下面3は、上面2の反対側に位置している。側面4は、上面2と下面3との間に位置している。切刃5は、上面2と側面4との交線部および下面3と側面4との交差部に位置している。そして、上面2は、第1面7と第2面9とを有している。また、図1及び図2に示すように、インサート1は、貫通孔6を具えている。
インサート1は、図2に示すように、上面視(平面視)した場合の形状が概略四角形状、より具体的には概略菱形状である。すなわち、インサート1の上面2は、上面視した場合に、2つの鋭角コーナC1と2つの鈍角コーナC2を有した概略菱形形状であり、インサート1の中心軸S1に対して180度回転対称である。また、上面2は、第1辺部21と第2辺部22と第1角部23とを有している。第1角部23は第1辺部21と第2辺部22との間に位置している。本実施形態においては、図1乃至図4に示すように、第1角部23は鋭角コーナC1に位置している。
ここで、上面視とは、以下においては特記しない限り、上面2に向かってインサート1を見た状態を意味するものとする。なお、インサート1の上面2の形状は概略四角形状に限定されるものではなく、少なくとも第1辺部21と第2辺部22と第1角部23と第2角部25とを有した多角形状であればよい。よって、インサート1は、例えば、三角形、
五角形などの略多角形の板状とすることができる。
上面視におけるインサート1の略菱形形状の一辺は、例えば7〜55mm程度とすることができる。また、インサート1の上面2から下面3までの距離、すなわちインサート1の厚みは、例えば1.5〜10mm程度とすることができる。ここで、厚みとは、側面視で、上面2のうち最も上方に位置する部位と下面3のうち最も下方に位置する部位までの距離のうち、インサート1の中心軸S1に平行な線分を意味するものとする。また、ここで側面視とは、以下においては特記しない限り、側面4に向かってインサート1を見た状態を意味するものとする。なお、インサート1の中心軸S1とは、上面2及び下面3の間を貫通する軸であり、上面視において、インサート1を回転させたときに回転軸となる軸を意味するものとする。
また、インサート1は、図1、図3及び図4に示すように、上面2側と同様に、下面3と側面4との交線部にも切刃5を有している。下面3側の切刃5を用いて切削加工を行う場合には、上面2を後述するホルダ103への着座面として使用することが可能である。したがって、本実施形態のインサート1は、上面2側と下面3側のそれぞれを切削加工に使用可能であるため、下面3側の構成は、インサート1を上下反転させた状態で使用できるように、上面2側の構成を反転させた形状となっている。すなわち、インサート1は、図3の紙面に直角の線を中心とする回転対称となっている。それゆえ、本実施形態におけるインサート1では、上面2及び下面3のそれぞれで2箇所、計4カ所のコーナを使って切削加工を行うことができる。
なお、本実施形態のインサート1の上面2の構成と下面3の構成は同じであるが、下面3側の構成は、上面2側の構成と異なっていても構わない。例えば、本実施形態のインサート1の上面2側の切刃5の構成と下面側3の切刃5の構成は同じであるが、下面側3の切刃5の構成は、これに限らず、上面2側の切刃5の構成と異なっていても構わない。
以下、本実施形態のインサート1の各構成要素について、順に詳細に説明する。
(側面4について)
側面4は、図1、図3及び図4に示すように、上面2と下面3との間に位置しており、上面2と下面3にそれぞれ接続されている。側面4は、インサート1をホルダ103に取り付ける際に拘束面として機能するとともに、切削加工時に被削材との接触を避けるためのいわゆる逃げ面として機能する面である。本実施形態においては、側面4は、上面2及び下面3に対して垂直に配置されている。これにより、上面2と下面3は、平面視した場合に互いに重なり合う略同一形状である。
(切刃5について)
切刃5は、上面2と側面4との交線部に形成されており、第1切刃51と第2切刃52とを有している。切刃5は、切削加工において被削材を切削するために用いられる。切刃5とは、上面2と側面4とが交差する領域のうちの少なくとも一部であって、切刃5が形成されている部分には、いわゆるホーニング加工が施されていてもよい。ホーニング加工が施されていると、切刃5の強度が低下するのを低減することができる。ホーニング加工としては、例えば、Rホーニングなどが挙げられる。
まず、第1切刃51は、上面2の第1辺部21に位置する切刃であり、いわゆる主切刃である。すなわち、第1切刃51は、切削作用において切屑生成に主な役割を果たす。本実施形態において、第1切刃51は、図2に示すように、上面視において、直線状である。そして、図3及び図6に示すように、側面視においても、直線状である。また、第1切刃51は、側面視において、第1角部23から遠ざかるにつれて、下面2に向かって傾斜している。このような構成を満たすときには、被削材への食い付きが良く、切削抵抗の低減が図れる。なお、第1切刃51の下面2に対する高さは一定であってもよい。
次に、第2切刃52は、上面2の第1角部23に位置する切刃であり、いわゆるコーナ切刃である。すなわち、第2切刃52は、切刃5の欠損を低減する役割を果たす。なお、本実施形態においては、第2切刃52は、鋭角コーナC1に位置しており、鋭角コーナC1を用いて切削する場合に使用されるコーナ切刃である。そして、本実施形態において、第2切刃52は、図2に示すように、上面視において、曲線状である。そして、第2切刃52は、図6に示すような側面視においては、直線状である。また、第2切刃52の下面2に対する高さが一定である。このような構成を満たすときには、刃先強度を確保することがきる。なお、第2切刃52は、側面視において、傾斜していてもよい。例えば、第2切刃52は、第1角部23の二等分線X1から遠ざかるにつれて、下面2向かって傾斜していてもよい。
なお、本実施形態においては、インサート1は、上面2側及び下面3側に、2つの第1切刃51、2つの第2切刃52を有しているが、インサート1の切刃の構成は、本実施形態の構成に限らず、上面2側に少なくとも1つの第1切刃51及び1つの第2切刃52を備えるものであれば良い。
(貫通孔6について)
貫通孔6は、インサート1をホルダ103に取り付ける際に締結ネジや取り付けボルトを挿入するための孔である。本実施形態において、インサート1は、図12を用いて後述するように、切削工具101のホルダ103にクランプ部材によって固定される。したがって、貫通孔6にクランプ固定するためのクランプ部材107の先端部が挿入される。そして、クランプ部材107を固定するネジ105がホルダ103にネジ止めされることによって、クランプ部材107の先端部によりインサート1がホルダ103に押さえつけられる。これによって、インサート1はホルダ103に固定される。インサート1をホルダ103に固定する方法としては、このようなクランプ構造を用いた方法に代えて、ネジ止め固定などの他の方法を採用しても構わない。
また、本実施形態において、貫通孔6は、図2に示すように、上面2の中央部に位置している。より具体的には、貫通孔6は、上面2の中心から下面3の中心にかけてインサート1を貫通している。そして、貫通孔6の中心軸は、上面2の中心と下面3の中心を通る仮想直線と一致している。したがって、貫通孔6の中心軸は、インサート1の中心軸S1と置き換えてもよい。なお、インサート1の中心軸S1とは、上面2及び下面3の間を貫通する軸であり、上面視においてインサート1を回転させたときに回転軸となる軸を意味するものとする。
(上面2について)
上面2は、上述したように、第1面7と第2面9とを有している。切刃5側から順に、第1面7および第2面9が並んで配置されている。
まず、第1面7について説明する。第1面7は、図1及び図2に示すように、上面2のうち切刃5(第1切刃51及び第2切刃52)に沿った部分であり、切刃5よりも下方に位置している。そして、第1面7は、切刃5から遠ざかるにつれて下方に向かって傾斜している。より具体的には、第1面7は、図7に示す各断面位置における断面図である図8乃至図11に示すように、上面2のうち切刃5より内方に位置する面であり、いわゆるすくい面として機能する面である。すなわち、第1面7は、切削加工時に切刃5で生成された切屑をインサート1の内方にスムーズに引き込む役割を果たす。なお、第1面7は、平面状の部分を有していてもよいし、曲面状の部分を有していてもよい。ここで、平面状と
は、厳密な意味での平面のみならず、その機能を奏する限りにおいて若干の凹凸や湾曲を含む趣旨である。この点、曲面状についても同様である。
なお、本実施形態においては、第1面7の傾斜角度は、一定であってもよい。すなわち、第1面7のうち第1切刃51に沿う領域の傾斜角度は、第1面7のうち第2切刃52に沿う領域の傾斜角度と同じであってもよい。このような構成によれば、倣い加工において、切屑の流れを安定させることができる。ここで、第1面7の傾斜角度とは、例えば、第1切刃52に対して垂直な断面において、インサート1の中心軸S1に垂直な直線に対する第1面7の傾斜角度とすればよい。
次に、第2面9について説明する。第2面9は、図1乃至図6に示すように、上面2のうち第1面7よりも内方に位置する部分であり、切刃5から離れて位置している。そして、第2面9は、切刃5から遠ざかるにつれて上方に向かって傾斜している。より具体的には、第2面9は、図7に示す各断面位置における断面図である図8乃至図11に示すように、上面2のうち第1面7より内方に位置する面であり、いわゆるチップブレーカとして機能する面である。すなわち、第2面9は、第1面7でインサート1の内方に引き込まれた切屑をスムーズにカールさせる役割を果たす。なお、第2面9は、平面状の部分を有していてもよいし、曲面状の部分を有していてもよい。ここで、平面状とは、厳密な意味での平面のみならず、その機能を奏する限りにおいて若干の凹凸や湾曲を含む趣旨である。この点、曲面状についても同様である。
そして、第2面9は、図9及び図11に示す第1領域91と、図8に示す第2領域92とを有している。第1領域91は、第2面9のうち、第1切刃51に対応する領域である。第2領域92は、第2面9のうち、第2切刃52に対応する領域である。
本実施形態において、第2領域92の傾斜角度θ2は、第1領域91の傾斜角度θ1よりも小さくなっている。ここで、第1領域91の傾斜角度θ1とは、第1切刃52に対して垂直な断面において、インサート1の中心軸S1に対して垂直な直線に対する第1領域91の傾斜角度とすることができる。また、第2領域92の傾斜角度θ2とは、上面視における第2領域92の二等分線を通りインサート1の中心軸S1に平行な断面において、インサート1の中心軸S1に垂直な直線に対する第2領域92の傾斜角度とすることができる。
そして、図5に示すように、上面視において、第1領域91の下縁91aは、第1角部23から遠ざかるにつれて第1切刃51から遠ざかるように傾斜している。また、上面視において、第2領域92の少なくとも一部は、上面2のうち第2切刃52と第2切刃52の両端部52a、52bを通る第2切刃52に垂直な直線L1、L2とで囲まれる部分に位置している。さらに、第2領域92は、第1角部23の二等分線X1に対して、第1角部23から遠ざかるにつれて二等分線X1から遠ざかるように傾斜している。
本実施形態に係るインサート1は、このように傾斜角度θ1>傾斜角度θ2の関係を満たすとともに上面視における上記配置を満たす第1領域91及び第2領域92を備えている。このような構成により、低切り込み加工時においては第2領域92がブレーカとして機能して良好な切屑排出性を発揮することができるとともに、高切り込み加工においては切屑が第2領域92に乗り上げてしまうことを低減して第1領域91で良好に切屑をカールさせて排出させることができる。
ここで、第1領域91の下縁91aが、第1角部23から遠ざかるにつれて第1切刃51から遠ざかるように傾斜しているとは、第1領域91の下縁91aが全体として、第1角部23から遠ざかるにつれて第1切刃51から遠ざかるように傾斜していればよい。すなわち、第1領域91の下縁91aが、その全長に渡って、第1切刃51から遠ざかるように傾斜する構成に限らず、第1領域91の下縁91aが、第1切刃51と平行となる部分を一部有した構成であっても構わない。
また、ここで、第2領域92が、第1角部23の二等分線X1に対して、第1角部23から遠ざかるにつれて二等分線X1から遠ざかるように傾斜しているとは、上面視における第2領域92の二等分線Yが、第1角部23から遠ざかるにつれて二等分線X1から遠ざかるように傾斜していることを意味する。また、上面視における第2領域92の二等分線Yとは、図5に示すように、第2領域92の下縁92aの中点Mと上縁92bの中点mとを結んだ直線とすることができる。
本実施形態においては、第1領域91の傾斜角度θ1は、第1領域91の全域に渡って一定であり、第2領域92の傾斜角度θ2は、第2領域92の全域に渡って一定である。これにより、様々な切り込み量、送り量での切削加工において形成される種々の切屑を第2面9に安定して接触させることができる。
また、本実施形態においては、上面視において、第2領域92の一部が、上面2のうち第2切刃52と直線L1、L2とで囲まれる部分に位置しているが、第2領域92の配置はこれに限らない。例えば、上面視において、第2領域92の全てが、上面2のうち第2切刃52と直線L1、L2とで囲まれる部分に位置していても構わない。
そして、図5に示すように、上面視において、第2領域92の下縁aの中点Mを通り第2領域92の下縁92aに対して垂直な直線X2は、二等分線X1に対して第1切刃51から遠い側に位置していてもよい。このような構成により、低切り込み加工において、第2切刃52対して垂直方向、すなわち、二等分線X1の方向に沿って形成される切屑が、第2領域92に対して接触する角度をより直角に近い角度にすることができる。その結果、切り込み加工時においても、安定して切屑をカールさせることができる。
さらに、第2領域92は、平坦な面であってもよい。この場合、低切り込み加工時に形成される切屑を安定してカールさせる効果が高まる。
また、図5に示すように、上面視において、第2領域92の上縁92b及び下縁92aは、幅を有していてもよい。すなわち、第2領域92が上縁92bまで幅を有した略台形状の面であってもよい。このような構成によれば、低切り込み加工時において、送り量が変化することに伴って形成された切屑が第2領域92に接触する位置が変化する場合であっても、切屑と第2領域92とが線接触することができる。それゆえ、安定して切屑をカールさせることができるため、より広範な切削加工条件下においても良好な切屑排出性を発揮することができる。
なお、第2領域92の形状は、上述したような略台形状に限られず、如何なる形状であっても構わない。例えば、第2領域92の形状は、上端92bが幅を有しない、下縁92aを底辺とする略三角形状であっても良い。
さらに、図5に示すように、上面視において、第2領域92の上縁92bは、二等分線X1よりも第1切刃51から遠い側に位置しており、第2領域92の下縁92aは、二等分線X1と交差していてもよい。このような構成により、第1切刃51側に切屑が流れるスペースを確保することができる。そのため、切り込み量及び送り量が共に大きい切削条件下においても、第1切刃51及び第2切刃52で形成された切屑を十分に第1面7に引き込むことができる。その結果、広範な切削条件下における切屑排出性の向上が図れる。
また、図5に示すように、上面視において、第1切刃51から第1領域91までの距離D1は、第2切刃52から第2領域92までの距離D2以上であってもよい。このような構成により、切り込み量及び送り量が共に小さい切削条件下においては、第2領域92によって良好に切屑をカールさせることができ、切り込み量及び送り量が共に大きい切削条件下においては、第1領域91によって良好に切屑をカールさせることができる。その結果、広範な切削条件下において、切屑が詰まる可能性を低減して、良好な切屑排出性を発揮することができる。
ここで、第1切刃51から第1領域91までの距離D1及び第2切刃52から第2領域92までの距離D2は、それぞれ対応する切刃から領域までの長さのうち、切刃に垂直な方向における長さとすることができる。また、距離D1が距離D2以上である(距離D1≧距離D2)とは、第1切刃51から第1領域91までの距離D1の最小値が、第2切刃52から第2領域92までの距離D2の最大値以上であることをいう。
なお、本実施形態においては、上述したように、第1領域91の下縁91aは、第1角部23から遠ざかるにつれて第1切刃から遠ざかるように傾斜している。これにより、図10及び図11に示すように、距離D1は第1角部23から遠ざかるにつれて大きくなっているといえる。
さらに、図5に示すように、上面視において、第1領域91の下縁91aは直線状であってもよい。このような構成により、倣い加工のように、様々な切り込み量や送り量をとる切削条件下において、第1切刃51で形成される切屑を第1領域91に安定して接触させることができる。
また、図5に示すように、切刃5は、第2辺部に位置する第3切刃53を更に有していてもよく、このとき、第2面9は、第3切刃53に対応する第3領域93を更に有していてもよい。このような構成によれば、第1切刃51とは反対側に切削工具を送って加工する、いわゆる引き加工を行うことができる。
そして、図5に示すように、上面視において、第3領域93の下縁93aは、第1角部23から遠ざかるにつれて第3切刃53に近づくように傾斜していてもよい。このような構成により、引き加工において、第2切刃52のうち第3切刃53側に位置する部分によって形成された切屑が第3領域93と線接触しやすくなる。それゆえ、引き加工において、形成された切屑が第3領域93によって安定してカールされるため、切屑排出性が向上する。
ここで、第3領域93の下縁93aが、第1角部23から遠ざかるにつれて第3切刃53に近づくように傾斜しているとは、第3領域93の下縁93aが全体として、第1角部23から遠ざかるにつれて第3切刃53に近づくように傾斜していればよい。すなわち、第3領域93の下縁93aが、その全長に渡って、第3切刃51に近づくように傾斜する構成に限らず、第3領域93の下縁93aが、第3切刃53と平行となる部分を一部有した構成であっても構わない。
さらに、上面視において、第1切刃51から第1領域91までの距離D1は、第3切刃53から第3領域93までの距離D3以上であってもよい。このような構成によれば、第3切刃53を用いた引き加工においては、切屑を第3領域93に安定して接触させることができるとともに、第1切刃51を用いた高切り込み加工においては、充分に第1面7に引き込んでから切屑を第1領域91に安定して接触させることができる。そのため、第3切刃53を用いた引き加工においても、第1切刃51を用いた高送り加工においても、安定して切屑をカールさせることができるため、切屑が詰まる可能性を低減できる。その結
果、様々な切削加工において、良好な切屑排出性を発揮することができる。
ここで、第3切刃53から第3領域93までの距離D3も、距離D1及び距離D2と同様に、第3切刃53から第3領域93までの長さのうち、第3切刃53に垂直な方向における長さとすることができる。また、距離D1が距離D3以上である(距離D1≧距離D3)とは、第1切刃51から第1領域91までの距離D1の最小値が、第3切刃53から第3領域93までの距離D3の最大値以上であることをいう。
なお、本実施形態において、図5に示すように、第1面7と第2面9との間には、凹状の曲面、いわゆるフィレット面が位置していてもよい。フィレット面を設けることで、第1面7と第2面9との間を滑らかに接続することができる。その結果、第1面7から第2面9に向かって切屑がスムーズに進むことができる。
また、上面2は、切刃5と第1面7との間に、切刃5に沿って位置するランド面をさらに有していてもよい。ランド面を有することで、切刃の強度を高めることができる。
最後に、上述した構成を有する本実施形態のインサート1の材質としては、例えば、超硬合金及びサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、WC−Co、WC−TiC−Co及びWC−TiC−TaC−Coなどが挙げられる。WC−Coは、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成される。WC−TiC−Coは、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したものである。WC−TiC−TaC−Coは、WC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したものである。
また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料である。具体的には、サーメットとして、炭化チタン(TiC)、及び窒化チタン(TiN)などのチタン化合物を主成分としたものが一例として挙げられる。
インサート1を構成する上記の部材の表面は、化学蒸着(CVD)法又は物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)及びアルミナ(Al)などが挙げられる。
<切削工具>
次に、本開示の一実施形態に係る切削工具101について図面を用いて説明する。
本実施形態の切削工具101は、図12に示すように、上記実施形態に代表されるインサート1と、インサート1が装着されたホルダ103とを具備している。
本実施形態のホルダ103は、細長く延びた棒形状である。一方の端部(先端部)には、インサート1が装着されるインサートポケットが形成されている。インサートポケットは、インサート1が装着される部分であり、ホルダ103の先端面1031及び2つの側面1032、1033に対して開口している。ホルダ103の材質としては、例えば、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの材質の中で、靱性の高い鋼を用いることができる。
次に、インサート1のホルダ103への取り付け方法について説明する。
インサート1は、切刃5がホルダ103の外周よりも外方に突出するように、インサートポケットに装着される。より具体的には、図12に示すように、インサート1は、第1
切刃51が主切刃として用いられるように、ホルダ103に装着される。すなわち、第1切刃51は、ホルダ103の側面1033側に位置し、第2切刃52は、先端面1031と側面1033とがなす角部に位置している。
そして、本実施形態においては、インサート1は、ボルト105(図示せず)及びアンカーピン107によって、インサートポケットに固定されている。すなわち、インサート1の貫通孔6及びホルダ103の側面1032に開口する貫通孔(図示せず)にアンカーピン107が挿入された状態で、ホルダ103の先端面1031に開口するネジ孔(図示せず)にボルト105が挿入される。そして、このボルト105の先端がアンカーピン107の外周と係合することによって、アンカーピン107によりインサート1がホルダ103に押さえつけられる。これにより、インサート1がホルダ103に装着される。
また、本実施形態においては、インサートポケットとインサート1との間にはシート部材が配置されていてもよい。これによりインサート1の欠損等を低減することができる。なお、シート部材としては、さまざまな形状を用いることができるが、後述するように、本実施形態においては、汎用品のシート部材をより広範な切削条件下で好適に用いることができる。
本実施形態の切削工具101は、上記の特徴的構成を具えたインサート1を有するため、倣い加工のような多様な切削加工において、良好な切屑排出性を発揮することができる。その結果、加工面精度の向上が図れる。
<切削加工物の製造方法>
次に、本実施形態の被削材201を切削することによる切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
本実施形態の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)図13に示すように、被削材201を回転させた状態で上記実施形態に代表される切削工具101を被削材201に相対的に近付ける工程と、
(2)図14に示すように、回転している被削材201に切削工具101の切刃5を接触させる工程と、
(3)図15に示すように、切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
本実施形態の切削加工物の製造方法においては、インサート1が、上記の特徴的構成を備えた第1面7及び第2面9を有していることから、倣い加工のような多様な切削加工において、良好な加工面精度が得られる。
なお、図13においては、回転軸を固定して被削材201を回転させ、切削工具101を近づけようとしている状態を図示している。また、図14においては、被削材201を回転させた状態で、切削工具101を被削材201に接触させて切削加工を行っている状態を図示している。また、図15においては、回転軸を固定した状態で被削材201を回転させるとともに、切削工具101を遠ざけた状態を図示している。なお、本実施形態の切削方法においては、それぞれの工程において、回転軸を固定した状態で被削材201を回転させるとともに切削工具101を動かしているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
例えば、(1)の工程において、被削材201を切削工具101に近づけてもよい。同様に、(3)の工程において、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材201を回転させた状態を保持して、被削材201の異
なる箇所に切削インサート1の切刃5を接触させる工程を繰り返せばよい。使用している切刃5が摩耗した際には、インサート1を貫通孔の中心軸に対して180度回転させて、未使用の切刃5を用いればよい。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
以上、本開示に係る実施形態について例示したが、本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることはいうまでもない。
1・・・切削インサート(インサート)
2・・・上面
21・・・第1辺部
22・・・第2辺部
23・・・第1角部
3・・・下面
4・・・側面
5・・・切刃
51・・・第1切刃
52・・・第2切刃
53・・・第3切刃
6・・・貫通孔
7・・・第1面
71・・・第1部分
9・・・第2面
91・・・第1領域
92・・・第2領域
93・・・第3領域
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
1031・・・先端面
1032・・・側面
1033・・・側面
105・・・ボルト
107・・・クランプ部材
201・・・被削材

Claims (12)

  1. 第1辺部と、第2辺部と、前記第1辺部と前記第2辺部との間に位置する第1角部と、を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記上面と前記側面との交線部に位置する切刃と、を備えており、
    前記切刃は、前記第1辺部に位置する第1切刃と、前記第1角部に位置する第2切刃と、を有しており、
    前記上面は、前記切刃に沿って位置するとともに前記切刃から遠ざかるにつれて下方に向かって傾斜する第1面と、前記第1面よりも内方に位置するとともに前記第1面から遠ざかるにつれて上方に向かって傾斜する第2面と、を有しており、
    前記第2面は、前記第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、を有しており、
    前記第2領域の傾斜角度は、前記第1領域の傾斜角度よりも小さく、
    上面視において、前記第1領域の下縁は、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記第1切刃から遠ざかるように傾斜しており、
    上面視において、前記第2領域の少なくとも一部は、前記上面のうち前記第2切刃と前記第2切刃の両端部を通る垂線とで囲まれる部分に位置しているとともに、
    上面視において、前記第2領域は、前記第1角部の二等分線X1に対して、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記二等分線X1から遠ざかるように傾斜している、切削インサート。
  2. 上面視において、前記第2領域の下縁の中点を通り前記第2領域の前記下縁に対して垂直な直線X2は、前記二等分線X1に対して前記第1切刃から遠い側に位置している、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第2領域は、平坦な面である、請求項1または2に記載の切削インサート。
  4. 上面視において、前記第2領域の上縁および下縁は幅を有している、請求項1〜3のいずれかに記載の切削インサート。
  5. 上面視において、前記第2領域の前記上縁は、前記二等分線X1よりも前記第1切刃から遠い側に位置しており、前記第2領域の前記下縁は、前記二等分線X1と交差している、請求項4に記載の切削インサート。
  6. 上面視において、前記第1切刃から前記第1領域までの距離D1は、前記第2切刃から前記第2領域までの距離D2以上である、請求項1〜5のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 上面視において、前記第1領域の下縁は、直線状である、請求項1〜6のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 前記切刃は、前記第2辺部に位置する第3切刃を更に有しており、
    前記第2面は、前記第3切刃に対応する第3領域を更に有している、請求項1〜7のいずれかに記載の切削インサート。
  9. 上面視において、前記第3領域の下縁は、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記第3切刃に近づくように傾斜している、請求項8に記載の切削インサート。
  10. 上面視において、前記第1切刃から前記第1領域までの距離D1は、前記第3切刃から前記第3領域までの距離D3以上である、請求項8または9に記載の切削インサート。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の切削インサートと、
    前記切削インサートが装着されたホルダと、を具備した切削工具。
  12. 被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項11に記載の切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備えた切削加工物の製造方法。
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