JP2018034282A - 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本態様の一実施形態に係る切削インサート(以下、単にインサートともいう。)について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本態様の切削インサートは、参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び寸法比率等を忠実に表したものではない。
五角形などの略多角形の板状とすることができる。
側面4は、図1、図3及び図4に示すように、上面2と下面3との間に位置しており、上面2と下面3にそれぞれ接続されている。側面4は、インサート1をホルダ103に取り付ける際に拘束面として機能するとともに、切削加工時に被削材との接触を避けるためのいわゆる逃げ面として機能する面である。本実施形態においては、側面4は、上面2及び下面3に対して垂直に配置されている。これにより、上面2と下面3は、平面視した場合に互いに重なり合う略同一形状である。
切刃5は、上面2と側面4との交線部に形成されており、第1切刃51と第2切刃52とを有している。切刃5は、切削加工において被削材を切削するために用いられる。切刃5とは、上面2と側面4とが交差する領域のうちの少なくとも一部であって、切刃5が形成されている部分には、いわゆるホーニング加工が施されていてもよい。ホーニング加工が施されていると、切刃5の強度が低下するのを低減することができる。ホーニング加工としては、例えば、Rホーニングなどが挙げられる。
貫通孔6は、インサート1をホルダ103に取り付ける際に締結ネジや取り付けボルトを挿入するための孔である。本実施形態において、インサート1は、図12を用いて後述するように、切削工具101のホルダ103にクランプ部材によって固定される。したがって、貫通孔6にクランプ固定するためのクランプ部材107の先端部が挿入される。そして、クランプ部材107を固定するネジ105がホルダ103にネジ止めされることによって、クランプ部材107の先端部によりインサート1がホルダ103に押さえつけられる。これによって、インサート1はホルダ103に固定される。インサート1をホルダ103に固定する方法としては、このようなクランプ構造を用いた方法に代えて、ネジ止め固定などの他の方法を採用しても構わない。
上面2は、上述したように、第1面7と第2面9とを有している。切刃5側から順に、第1面7および第2面9が並んで配置されている。
は、厳密な意味での平面のみならず、その機能を奏する限りにおいて若干の凹凸や湾曲を含む趣旨である。この点、曲面状についても同様である。
果、様々な切削加工において、良好な切屑排出性を発揮することができる。
次に、本開示の一実施形態に係る切削工具101について図面を用いて説明する。
切刃51が主切刃として用いられるように、ホルダ103に装着される。すなわち、第1切刃51は、ホルダ103の側面1033側に位置し、第2切刃52は、先端面1031と側面1033とがなす角部に位置している。
次に、本実施形態の被削材201を切削することによる切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
(1)図13に示すように、被削材201を回転させた状態で上記実施形態に代表される切削工具101を被削材201に相対的に近付ける工程と、
(2)図14に示すように、回転している被削材201に切削工具101の切刃5を接触させる工程と、
(3)図15に示すように、切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
なる箇所に切削インサート1の切刃5を接触させる工程を繰り返せばよい。使用している切刃5が摩耗した際には、インサート1を貫通孔の中心軸に対して180度回転させて、未使用の切刃5を用いればよい。
2・・・上面
21・・・第1辺部
22・・・第2辺部
23・・・第1角部
3・・・下面
4・・・側面
5・・・切刃
51・・・第1切刃
52・・・第2切刃
53・・・第3切刃
6・・・貫通孔
7・・・第1面
71・・・第1部分
9・・・第2面
91・・・第1領域
92・・・第2領域
93・・・第3領域
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
1031・・・先端面
1032・・・側面
1033・・・側面
105・・・ボルト
107・・・クランプ部材
201・・・被削材
Claims (12)
- 第1辺部と、第2辺部と、前記第1辺部と前記第2辺部との間に位置する第1角部と、を有する上面と、前記上面の反対側に位置する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記上面と前記側面との交線部に位置する切刃と、を備えており、
前記切刃は、前記第1辺部に位置する第1切刃と、前記第1角部に位置する第2切刃と、を有しており、
前記上面は、前記切刃に沿って位置するとともに前記切刃から遠ざかるにつれて下方に向かって傾斜する第1面と、前記第1面よりも内方に位置するとともに前記第1面から遠ざかるにつれて上方に向かって傾斜する第2面と、を有しており、
前記第2面は、前記第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、を有しており、
前記第2領域の傾斜角度は、前記第1領域の傾斜角度よりも小さく、
上面視において、前記第1領域の下縁は、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記第1切刃から遠ざかるように傾斜しており、
上面視において、前記第2領域の少なくとも一部は、前記上面のうち前記第2切刃と前記第2切刃の両端部を通る垂線とで囲まれる部分に位置しているとともに、
上面視において、前記第2領域は、前記第1角部の二等分線X1に対して、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記二等分線X1から遠ざかるように傾斜している、切削インサート。 - 上面視において、前記第2領域の下縁の中点を通り前記第2領域の前記下縁に対して垂直な直線X2は、前記二等分線X1に対して前記第1切刃から遠い側に位置している、請求項1に記載の切削インサート。
- 前記第2領域は、平坦な面である、請求項1または2に記載の切削インサート。
- 上面視において、前記第2領域の上縁および下縁は幅を有している、請求項1〜3のいずれかに記載の切削インサート。
- 上面視において、前記第2領域の前記上縁は、前記二等分線X1よりも前記第1切刃から遠い側に位置しており、前記第2領域の前記下縁は、前記二等分線X1と交差している、請求項4に記載の切削インサート。
- 上面視において、前記第1切刃から前記第1領域までの距離D1は、前記第2切刃から前記第2領域までの距離D2以上である、請求項1〜5のいずれかに記載の切削インサート。
- 上面視において、前記第1領域の下縁は、直線状である、請求項1〜6のいずれかに記載の切削インサート。
- 前記切刃は、前記第2辺部に位置する第3切刃を更に有しており、
前記第2面は、前記第3切刃に対応する第3領域を更に有している、請求項1〜7のいずれかに記載の切削インサート。 - 上面視において、前記第3領域の下縁は、前記第1角部から遠ざかるにつれて前記第3切刃に近づくように傾斜している、請求項8に記載の切削インサート。
- 上面視において、前記第1切刃から前記第1領域までの距離D1は、前記第3切刃から前記第3領域までの距離D3以上である、請求項8または9に記載の切削インサート。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の切削インサートと、
前記切削インサートが装着されたホルダと、を具備した切削工具。 - 被削材を回転させる工程と、
回転している前記被削材に請求項11に記載の切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
前記切削工具を前記被削材から離す工程と、を備えた切削加工物の製造方法。
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