JPWO2014171140A1 - コモンモードノイズフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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託司 川嶋
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吉晴 大森
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Abstract

積層体と、積層体の内部に形成され、第1の方向に対向する第1のコイル導体および第2のコイル導体とを備え、第1のコイル導体が第2のコイル導体に対向する第1の面を有し、第2のコイル導体が第1の面に対向する第2の面を有し、第1の方向に対向する第1の面の中心部と第2の面の中心部との間の距離より、第1の方向に対向する第1の面の端部と第2の面の端部との間の距離の方が長く、第1の面および第2の面のそれぞれの断面の隅部の形状は、円弧状であり、第1および第2のコイル導体の断面において、第1の方向における高さhと、第1の方向に直交する第2の方向における幅wとの関係がh≧wであることを特徴とする。

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用されるコモンモードノイズフィルタおよびその製造方法に関する。
従来のコモンモードノイズフィルタは、図9に示すように、積層体1と、積層体1の内部に形成され互いに対向する2つのコイル導体2、3と、コイル導体2、3それぞれに接続される引出導体4、5とを備えている。そして、2つのコイル導体2、3の断面形状は方形状である。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2012−89543号公報
本発明のコモンモードノイズフィルタは、積層体と、積層体の内部に形成され、第1の方向に対向する第1のコイル導体および第2のコイル導体とを備え、第1のコイル導体が第2のコイル導体に対向する第1の面を有し、第2のコイル導体が第1の面に対向する第2の面を有し、第1の方向に対向する第1の面の中心部と第2の面の中心部との間の距離より、第1の方向に対向する第1の面の端部と第2の面の端部との間の距離の方が長く、第1の面および第2の面のそれぞれの断面の隅部の形状は、円弧状であり、第1および第2のコイル導体の断面において、第1の方向における高さhと、第1の方向に直交する第2の方向における幅wとの関係がh≧wであることを特徴とする。
また、本発明のコモンモードノイズフィルタの製造方法は、ガラスを含有する非磁性体部を有する積層体を備えたコモンモードノイズフィルタの製造方法あって、互い対向し、かつ、銀を主成分とする第1および第2のコイル導体を、非磁性体部の内部に形成する第1のステップと、積層体を焼成する第2のステップとを備え、第2のステップにおいて、積層体を焼成する温度は、ガラスの転移点温度より高く、かつ、銀の軟化点温度より高いことを特徴とする。
本発明のコモンモードノイズフィルタおよびその製造方法により、差動信号の劣化を防止できる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの断面図である。 図2は、本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの積層体11の分解斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の拡大断面図である。 図5は、図9に示す従来のコモンモードノイズフィルタの主要部の拡大断面図である。 図6は、本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の拡大断面図である。 図7は、本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の拡大断面図である。 図8は、本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の拡大断面図である。 図9は、従来のコモンモードノイズフィルタの断面図である。
本発明の実施の形態の説明に先立ち、図9を参照して説明した従来のコモンモードノイズフィルタにおける課題を説明する。なお、図5にコイル導体2、3の拡大断面図を示す。
従来のコモンモードノイズフィルタが薄型化されると、対向するコイル導体2、3間の距離が短くなる。対向するコイル導体2、3間の距離が短くなると、コイル導体2、3間で発生する容量が増加し、特性インピーダンスが低下する。特性インピーダンスの低下により、各通信規格に応じた規定の特性インピーダンスが得られず、差動信号が劣化する可能性があった。
以下、上記の課題を解決し、差動信号が劣化することを防止できるコモンモードノイズフィルタおよび、そのコモンモードノイズフィルタの製造方法について説明する。
なお、各実施の形態において、同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(実施の形態1)
図1から図4を参照しながら、実施の形態1について説明する。
図1はコモンモードノイズフィルタの断面図、図2はコモンモードノイズフィルタの積層体11の分解斜視図、図3はコモンモードノイズフィルタの斜視図、図4はコモンモードノイズフィルタの主要部の拡大断面図である。
図1に示すように、本実施の形態1のコモンモードノイズフィルタは、積層体11と、積層体11内部に形成され互いに上下方向(第1の方向)に対向する第1、第2のコイル導体12、13を有する。そして、図4に示すように、第1、第2のコイル導体12、13の断面は、幅wと高さhの関係がh>wとなっている。第1、第2のコイル導体12、13が互いに対向する面12a、13aの断面の隅部12b、13bは円弧状になっている。なお、本実施の形態では、第1、第2のコイル導体12、13が対向する面12a、13aとは反対側の面12c、13cの断面の隅部の形状も円弧状になっている。つまり、第1のコイル導体12および第2のコイル導体13の断面形状は、全ての隅部が円弧状になっている。しかしながら、面12c、13cの断面の隅部は、必ずしも円弧状である必要はなく、面12c、13cの断面の隅部は、図5に示すように角張っていても良い。以下で説明する実施の形態2、3についても同様である。
次に、積層体11の構成について、図2、図3を参照しながら説明する。
図2に示すように、積層体11は、第1〜第7の絶縁体層11a〜11gと、第3の絶縁体層11c上に形成される第1のコイル導体12と、第4の絶縁体層11d上に形成される第2のコイル導体13と、第2の絶縁体層11b上に形成され第1のコイル導体12に接続される第1の引出導体14と、第5の絶縁体層11e上に形成され第2のコイル導体13に接続される第2の引出導体15とを有する。
図3に示すように、積層体11の両端部には、外部電極16a〜16dが形成されている。
第1のコイル導体12が外部電極16aに接続され、第2のコイル導体13が外部電極16cに接続され、第1の引出導体14が外部電極16bに接続され、第2の引出導体15が外部電極16dにされている。
第1のコイル導体12と第1の引出導体14は第1のビア電極17aを介して接続されていて、第1のコイル導体12と第1の引出導体14で、一方のコイルが構成されている。また、第2のコイル導体13と第2の引出導体15は第2のビア電極17bを介して接続されていて、第2のコイル導体13と第2の引出導体15で、もう一方のコイルが構成される。
なお、図2においては、第1の引出導体14、第2の引出導体15の形状は、直線をつなぎ合わせた形状になっているが、渦巻状等の他の形状であってもよい。
また、図2においては、第1の引出導体14、第2の引出導体15はそれぞれ、異なる絶縁体層11b、11e上に形成されているが、第1の引出導体14と第2の引出導体15の位置は図1に限定されるものではない。例えば、第1の引出導体14、第2の引出導体15を同一の絶縁体層上に形成してもよい。また、第1の引出導体14と第2の引出導体15の位置とを逆にしてもよい。第1のコイル導体12と第1の引出導体14を、第2のコイル導体13と第2の引出導体15との間に配置してもよい。
第1〜第7の絶縁体層11a〜11gの形状はシート状であり、下から第1の方向に向かって順に積層されている。第2〜第6の絶縁体層11b〜11fは、ガラスセラミック等のガラスを含有する非磁性材料から成る。また、第1、第7の絶縁体層11a、11gはCu−Ni−Znフェライト等の磁性材料から成る。第1、第2のコイル導体12、13は、第2〜第6の絶縁体層11b〜11fで構成される非磁性体部18の内部に設けられる。
なお、第1〜第7の絶縁体層11a〜11gの枚数は、図1に示された枚数に限られるものではない。また、第1、第2の引出導体14、15は磁性材料で構成される絶縁体層(11a、11gなど)に接してもよい。
第1、第2のコイル導体12、13は、それぞれ銀からなる導電材料を絶縁体層11c、11dの表面に渦巻状にめっきまたは印刷することにより形成されている。そして、第1、第2のコイル導体12、13は、第4の絶縁体層11dを介して第1の方向に対向している。すなわち第1、第2のコイル導体12、13は、両端部を除いて上面視にて重なるように配置されている。第1、第2のコイル導体12、13は、巻き方向を同一方向とし、互いに磁気結合している。
なお、第1、第2のコイル導体12、13の形状は、渦巻状ではなく、螺旋状等の他の形状としてもよい。また、第1、第2のコイル導体12、13は、銀ではなく、銀パラジウム等の銀を主成分とする合金、またはガラスが含有された銀を用いてもよい。
そして、図4に示すように、第1、第2のコイル導体12、13の断面は、幅wと高さhの関係がh>wとなるような積層方向(第1の方向)に長い略長方形となっている。そして、第1、第2のコイル導体12、13が互いに対向する面12a、13aの断面の隅部12b、13bの形状は円弧状になっている。ここで、高さとは、積層方向(第1の方向)の長さであり、幅とは、積層方向と直交する方向(第2の方向)の長さである。
なお、第1、第2のコイル導体12、13は、第1、第2の引出導体14、15や、外部電極16a〜16dに接続される部分を除いて、隅部12b、13bが円弧状になっている。
以上のように構成される実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタで発生する容量について以下、説明する。
図4に示す第1、第2のコイル導体12、13の断面は、互いに対向する面12a、13aの断面の隅部12b、13bは円弧状である。従って、隅部12b、13bにおける第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離Xの方が、面12a、13aの中心部における第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離Xより長くなる。なお、隅部12b、13bにおける第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離Xは、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13が第1の方向に対向するそれぞれの面の端部における第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離でもある。図5に示すように、対向する面2a、3aがフラットな場合と比べ、図4に示す本実施の形態では、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13間の容量を低減できる。よって、特性インピーダンスを高くすることができる。その結果、各通信規格に応じた規定の特性インピーダンスに調整することができるため、差動信号の劣化を防止できるという効果が得られる。
次に、第1、第2のコイル導体13の間で発生する容量について、より詳細に説明する。
図5に示すように、第1、第2のコイル導体2、3の断面形状が長方形の場合、第1のコイル導体2と第2のコイル導体3との間の距離は、対向する面2a、3aすべてで同じである。また、図4に示す第1、第2のコイル導体12、13の間の第4の絶縁体層11d(図2に示す)の厚みが、図5に示す第1、第2のコイル導体2、3の間の第4の絶縁体層(図示せず)の厚みと同じであると仮定する。この場合、図4に示す本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタでは、円弧状となっている隅部12b、13b以外の部分(例えば、中央部)では、第1、第2のコイル導体12、13間の距離Xは、図5に示すコモンモードノイズフィルタと同じであるが、円弧状となっている隅部12b、13bにおいては、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13間の距離Xは距離Xより長くなる。したがって、円弧状となっている隅部12b、13bが互いに対向する部分の容量を低減できる。なお、隅部12b、13bにおける第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離Xは、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13が第1の方向に対向するそれぞれの面の端部における第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離でもある。
よって、伝送線路上に配置されるコモンモードノイズフィルタにおいて特性インピーダンスが各通信規格に応じた規定の範囲内(例えば、USB2.0では伝送線路における特性インピーダンスが90Ω±15%)であれば信号の反射、損失が少なく信号の劣化が防げる。そして、特性インピーダンスは√(L/C)に比例する(Lは伝送線路の単位長さあたりのコイルのインダクタンス値、Cは単位長さあたりコイル間の容量)ため、製品の低背化によって絶縁体層11dの厚み(第1、第2のコイル導体12、13の間の距離)が例えば1〜10μmとなった場合、図5に示す、第1、第2のコイル導体2、3の断面形状が長方形であるコモンモードノイズフィルタは、図4に示す本実施の形態のコモンモードノイズフィルタと比べて、第1コイル導体2と第2のコイル導体3との間の容量が高くなる。図5の構成では、各通信規格に応じた規定の特性インピーダンスに調整することができず、差動信号の劣化を防止ができない可能性がある。
これに対し、図4に示す本実施の形態では、隅部12b、13bにおける第1、第2のコイル導体12、13と間の距離を長くすることによって、図4に示すコイル導体12、13の断面の面積と、図5に示すコイル導体2、3の断面の面積が同じであっても、第1、第2のコイル導体12、13の間の容量を、第1、第2のコイル導体2、3の間の容量より低減できる。よって本実施の形態では、特性インピーダンスを高くすることができ、差動信号の劣化を防止できる。さらに、第1、第2のコイル導体12、13の間の磁気結合状態を下げることができる。そのため、差動モードにおいて未結合の残留インダクタ成分が残り、差動モードにおいて残留インダクタンスが増加し、特性インピーダンスを高くすることができる。
また、本実施の形態では、第1、第2のコイル導体、12、13の間の容量を低減できることから、高周波帯域でもコモンモードノイズを除去することができる。
なお、特性インピーダンスを高くするために、コイル導体の厚みを減らして自己インピーダンスを増やしたり、コイル導体の幅を狭くしてコイル導体間の容量を減らしたりする方法も考えられるが、この方法の場合は直流抵抗値が増大してしまう。よって、本実施の形態のコモンモードノイズフィルタでは、コイル導体の厚み、幅をほとんど変えることはないため、直流抵抗値が増大することはない。
また、本実施の形態のコモンモードノイズフィルタは、隅部12b、13bの円弧状となった部分によって、積層時に第1、第2のコイル導体12、13に印加される応力を逃がすことができるため、第1、第2のコイル導体12、13の厚みが厚くなっても、層間剥離を防止できる。したがって、第1、第2のコイル導体12、13の線間を狭ピッチにしてもデラミネーションの発生やショートを防ぐことができる。
さらに、本実施の形態のコモンモードノイズフィルタは、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13の間の容量を低減できるため、容量による通過帯域の低周波化を防ぐことができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2のコモンモードノイズフィルタについて、図6を参照しながら説明する。
図6は本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の断面図である。なお、この本発明の実施の形態2においては、上述した本発明の実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付して、説明を省略する。
図6に示す実施の形態2と、図4に示す実施の形態1と異なる点は、図4では隅部12b、13bだけが、円弧状であるのに対し、図6に示す実施の形態2では、第1、第2のコイル導体12、13の断面を、第1、第2のコイル導体12、13の互いに対向する面12a、13aのすべてが、円弧状である点である。本実施の形態では、第1のコイル導体12の断面の上側の辺の中央部が上方向に突出して、第2のコイル導体13の断面の下側の辺の中央部が下に突出している。
なお、本実施の形態では、面12a、13aの断面の形状は半円であるが、円形状でも楕円形状でもよい。また、円形状の場合、円弧状になった部分の直径は、第1、第2のコイル導体12、13の幅wと同じかそれ以上となる。
図6に示す本実施の形態の構成によれば、第1、第2のコイル導体12、13間の互いに対向する面12a、13aとの間の距離は、中央部以外のほとんどの箇所(例えばX)で、図5に示す長方形状の場合より、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13間の距離が長くなっている。
また、本実施の形態では、図4に示す実施の形態1に比べ、隅部12b、13bにおける第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離Xをさらに長くすることができる。なお、隅部12b、13bにおける第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離X3は、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13が第1の方向に対向するそれぞれの面の端部における第1のコイル導体12と第2のコイル導体13との間の距離でもある。
これにより、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13間の容量をより低減できるため、特性インピーダンスをより高くすることができる。この結果、各通信規格に応じた規定の特性インピーダンスに調整することができ、差動信号の劣化を確実に防止できる。
(実施の形態3)
次に図7および図8を参照しながら、本発明の実施の形態3について説明する。
図7に示す実施の形態3では、断面形状が幅wと高さhの関係がh>wの縦長の楕円形状である。
なお、図8に示すように断面形状が幅wと高さhの関係がh=wの略円形状になるようにしてもよい。
図4、図6に示す実施の形態では、直線部分と円弧状部分と接続部分であるエッジ部が存在する。このエッジ部分には応力が集中する。一方、図7や図8に示す実施の形態3では、断面形状に直線部分が存在せず、エッジも存在しない。
よって、積層時に第1、第2のコイル導体12、13に印加される応力を十分に緩和でき、これにより、層間剥離をより効果的に防止できる。
なお、実施の形態1と同様に、実施の形態2および実施の形態3でも、第1、第2のコイル導体12、13の幅wと高さhを規定して、図5に示す長方形状の第1、第2のコイル導体2、3の断面と同じ断面積とすれば、直流抵抗値は増大しない。
<コモンモードノイズフィルタの製造方法>
次に、本発明の実施の形態1〜3におけるコモンモードノイズフィルタの製造方法について説明する。
まず、図1に示すように、ガラスを含有する非磁性体部18を備えた積層体11が形成される。
積層体11が形成される時、非磁性体部18の内部に、上下方向(第1の方向)に対向しかつ銀で構成される第1、第2のコイル導体12、13が形成される。この時点では、第1、第2のコイル導体12、13の断面形状は、幅wと高さhの関係がh>wとなるような上下方向に長い略長方形である。
次に、積層体11を焼成する。
積層体11を、焼成する際の温度は、約970℃〜1000℃である。この温度はガラスの転移点温度(約800℃)より高く、かつ銀の軟化点温度(約960℃)より高い。
最後に、積層体の両端部に外部電極16a〜16dが形成される。
上記方法では、積層体11を焼成する温度は、ガラスの転移点温度より高いため、ガラスを包含する非磁性体部18の流動性が増す。よって、積層体11の内部の第1、第2のコイル導体12、13の形状が容易に変動する。また、積層体11を焼成す温度は、銀の軟化点温度より高いため、銀で構成される第1、第2のコイル導体12、13は表面積を小さくするように変形するため、第1、第2のコイル導体12、13の断面形状は、円弧状を有するように変形する。
なお、第1、第2のコイル導体12、13は、銀ではなく、銀パラジウム等の銀を主成分とする合金、または、ガラスが含有された銀で形成されていても、同様の効果が得られる。
本実施の形態の製造方法では、第1、第2のコイル導体12、13の断面は、本発明の実施の形態1〜3で説明した形状になる。
本実施の形態の製造方法では、コイル導体の断面が円弧状を有する特殊な形状のものを予め準備する必要はない。本実施の形態のコモンモードノイズフィルタの製造方法では、コイル導体の断面を積層、焼成後に容易に円弧状にすることができる。
次に、図4を参照しながら、第1、第2のコイル導体12、13が互いに対向しない面12c、13cの断面の隅部の形状が、円弧状である場合の効果について説明する。
第1、第2のコイル導体12、13がその厚みが厚い縦長形状の場合、積層時に第1、第2のコイル導体12、13に印加される応力を、第1、第2のコイル導体12、13が互いに対向しない面12c、13cにおいても緩和させることができる。よって、本実施の形態では、層間剥離を防止することができる。
さらに、例えば、図4に示すように、第1、第2のコイル導体12、13の断面を、上下方向の中心部に対して線対称にすれば、第1、第2のコイル導体12、13で発生する磁束が積層体11内で均一になり、コモンモードノイズ除去特性等の特性が劣化することはない。
なお、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13間の距離を長くして、第1のコイル導体12と第2のコイル導体13間の容量を低減させる点や、デラミネーションの発生を防止する点では、第1、第2のコイル導体12、13の断面形状の幅wと高さhの関係をh<wとすることも考えられるが、この場合は、第1、第2のコイル導体12、13の線間距離が縮まってショートしてしまう可能性があるため、h≧wとするのが好ましい。
また、本実施の形態1〜3においては、第1のコイル導体12、第2のコイル導体13のペアが1つだけ設けられているが、2つ以上設けられるアレイタイプであってもよい。
本発明に係るコモンモードノイズフィルタおよびその製造方法は、差動信号の劣化を防止できる。特にデジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器のノイズ対策として使用されるコモンモードノイズフィルタ等において有用である。
11 積層体
11a〜11g 絶縁体層
12 第1のコイル導体
12a,12c 面
12b 隅部
13 第2のコイル導体
13a,13c 面
13b 隅部
14,15 引出導体
16a〜16d 外部電極
17a,17b ビア電極
18 非磁性体部

Claims (6)

  1. 積層体と、
    前記積層体の内部に形成され、第1の方向に対向する第1のコイル導体および第2のコイル導体とを備え、
    前記第1のコイル導体が前記第2のコイル導体に対向する第1の面を有し、
    前記第2のコイル導体が前記第1の面に対向する第2の面を有し、
    前記第1の方向に対向する前記第1の面の中心部と前記第2の面の中心部との間の距離より、前記第1の方向に対向する前記第1の面の端部と前記第2の面の端部との間の距離の方が長く、
    前記第1の面および前記第2の面のそれぞれの断面の隅部の形状は、円弧状であり、
    前記第1および第2のコイル導体の断面において、前記第1の方向における高さhと、前記第1の方向に直交する第2の方向における幅wとの関係がh≧wである
    ことを特徴とするコモンモードノイズフィルタ。
  2. 前記第1および第2のコイル導体の断面の全ての隅部の形状は、円弧状である
    ことを特徴とする請求項1記載のコモンモードノイズフィルタ。
  3. 前記第1のコイル導体および前記第2のコイル導体において、前記第1の面および前記第2の面のそれぞれの断面の形状は、円弧状である
    ことを特徴とする請求項1記載のコモンモードノイズフィルタ。
  4. 前記第1のコイル導体および前記第2のコイル導体の断面の形状は、楕円形状または円形状のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1記載のコモンモードノイズフィルタ。
  5. ガラスを含有する非磁性体部を有する積層体を備えたコモンモードノイズフィルタの製造方法あって、
    互い対向し、かつ、銀を主成分とする第1および第2のコイル導体を、前記非磁性体部の内部に形成する第1のステップと、
    前記積層体を焼成する第2のステップと
    を備え、
    前記第2のステップにおいて、前記積層体を焼成する温度は、前記ガラスの転移点温度より高く、かつ、銀の軟化点温度より高い
    ことを特徴とするコモンモードノイズフィルタの製造方法。
  6. 前記第1および第2のコイル導体が銀で形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載のコモンモードノイズフィルタの製造方法。
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