JPWO2014136903A1 - 炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014136903A1
JPWO2014136903A1 JP2015504397A JP2015504397A JPWO2014136903A1 JP WO2014136903 A1 JPWO2014136903 A1 JP WO2014136903A1 JP 2015504397 A JP2015504397 A JP 2015504397A JP 2015504397 A JP2015504397 A JP 2015504397A JP WO2014136903 A1 JPWO2014136903 A1 JP WO2014136903A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
raw material
growth
sic
material solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015504397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6249494B2 (ja
Inventor
藤井 邦治
邦治 藤井
武井 康一
康一 武井
蔵重 和央
和央 蔵重
ナチムス セングットバン
セングットバン ナチムス
長井 一郎
一郎 長井
智久 加藤
智久 加藤
武志 三谷
武志 三谷
高橋 徹夫
徹夫 高橋
直佳 小松
直佳 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Publication of JPWO2014136903A1 publication Critical patent/JPWO2014136903A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6249494B2 publication Critical patent/JP6249494B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B17/00Single-crystal growth onto a seed which remains in the melt during growth, e.g. Nacken-Kyropoulos method
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/36Carbides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

本発明は、Si融液にTi又はCr、及びAlを溶解した原料溶液と炭素源とを用いて、下記式(1)に示す条件にて結晶育成を行う、炭化珪素単結晶の製造方法に関する。0.01T−17.5<CAl<0.0121T−19.737・・・(1)[式中、Tは育成温度(℃)を示し、CAlは原料溶液中のAlの含有量(at%)を示す。]

Description

本発明は、炭化珪素単結晶の製造方法に関するものであり、特に、p型炭化珪素の単結晶の溶液成長法による製造方法に関するものである。
電力制御用デバイスに利用される半導体材料として、炭化珪素(SiC:シリコンカーバイド)が注目されている。SiCは、シリコン(Si)に比べてバンドギャップが広く、絶縁破壊電界が大きいため、高耐圧を必要とするパワーデバイス材料として、優れた物性値を有している。現在、デバイス基板用のSiC単結晶として、原料に昇華ガスを用いた昇華法により作製された結晶が使用されている。しかし、昇華法で作製された結晶には多くの欠陥が含有されており、これらの欠陥によりデバイス動作時の特性劣化が引き起こされることが知られている。一方、溶液からSiC結晶を作製する溶液成長法は、熱平衡に近い条件での結晶成長が可能であるため、昇華法に比べて高品質な結晶の成長が可能であることから注目を集めている。
溶液成長法を用いた従来のSiC単結晶の作製方法を開示する文献として、例えば以下の特許文献1〜4を挙げることができる。特許文献1には、シリコン(Si)融液に炭素(C)を溶解した溶液(Si−C溶液)にさらにチタン(Ti)を添加したSi−Ti−C溶液を用いてSiC単結晶を育成することにより、Tiを添加していないSi−C溶液を用いた場合に比べて結晶成長速度を向上する技術が開示されている。特許文献2には、Si−C溶液にさらにクロム(Cr)を添加したSi−Cr−C溶液を用いてSiCの単結晶を育成することにより、Si−C溶液を用いた場合に比べて結晶成長速度を向上する技術が開示されている。特許文献3には、Si−Ti−C溶液にさらにアルミニウム(Al)、錫(Sn)及びゲルマニウム(Ge)のいずれか1種の金属を添加した溶液を用いることで、SiC単結晶を育成する技術が開示されている。特許文献4には、Si−Ti−C溶液、又はSi−Cr−C溶液にさらにAlを添加した溶液を用いることで、結晶成長速度を向上する技術が開示されている。
特開2007−261843号公報 特開2007−261844号公報 特開2009−249192号公報 特開2009−184879号公報
ところで、SiC結晶のうち、n型の結晶に関しては開発が進んでいるが、p型の結晶に関しては開発が進んでいないのが現状である。これは、n型ドーパントとして使用される窒素(N)に比べて、p型ドーパントとして使用されるアルミニウム(Al)の活性化エネルギーが高いためであると言われている。そのため、本発明者らが鋭意検討した結果、従来の溶液成長法によりp型のSiC単結晶を作製する場合、次のような課題があることを見出した。すなわち、溶液表面近傍の領域を用いて結晶育成を行う溶液成長法においては、Si融液に添加する第1金属元素としてTi又はCrを用い、第2金属元素としてSiCにおけるp型ドーパントであるAlを用いた場合、結晶中に含まれるキャリア密度が変動すると結晶品質が大きく変動するという事実が確認された。このため、結晶中のキャリア密度が変動した際にも結晶品質を低下することなく結晶育成を行う技術の確立が重要であることが分かった。
なお、溶液成長法によりp型SiC結晶を育成する方法としては、上記特許文献3及び4に記載されている、原料溶液中にAlを添加する方法が挙げられる。しかしながら、特許文献3には、結晶品質を向上する技術は開示されているものの、結晶品質とキャリア密度の変動に関しては何ら開示がなされていない。また、特許文献4においては、成長速度を向上する技術は開示されているものの、キャリア密度及び結晶品質に関しては何ら開示がなされていない。このように、従来の技術において、キャリア密度を任意に制御することができ、かつ結晶品質の良好な単結晶を得ることができる単結晶製造方法は確立されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、良好な結晶性を維持しつつ、キャリア密度を、例えば5×1017〜5×1020cm−3の範囲において任意に制御可能なSiC単結晶の製造方法、及び同製造方法により得られるSiC単結晶を提供することを目的とする。なお、本発明の前記及びその他の目的並びに新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。すなわち、本発明は、Si融液にTi又はCr、及びAlを溶解した原料溶液と炭素源とを用いて、下記式(1)に示す条件にて結晶育成を行う、炭化珪素単結晶の製造方法を提供する。
0.01T−17.5<CAl<0.0121T−19.737・・・(1)
[式中、Tは育成温度(℃)を示し、CAlは原料溶液中のAlの含有量(at%)を示す。]
本発明の製造方法によれば、良好な結晶性を有し、かつキャリア密度が5×1017〜5×1020cm−3の範囲において任意に制御されたSiC単結晶を得ることができる。このように本発明は、良好な結晶性の維持と、キャリア密度制御とをバランスよく両立するためには、育成温度と原料溶液中のAlの含有量とを上記関係にして結晶育成を行うことが極めて重要であることを、本発明者らが見出したことに基づくものである。
本発明において、育成温度Tが1800〜2200℃であることが好ましい。これにより、良好な結晶性の維持と、キャリア密度制御とをより好適に行うことができる。
本発明において、原料溶液の組成をSiTiAlとしたとき、y及びzはそれぞれ下記式(2)及び(3)を満たすことが好ましい。また、原料溶液の組成をSiCrAlz’としたとき、v及びz’はそれぞれ下記式(4)及び(5)を満たすことが好ましい。
10<y<25・・・(2)
0.5<z<10・・・(3)
10<v<70・・・(4)
0.5<z’<10・・・(5)
原料溶液中の各原子の含有量を上記範囲にすることにより、良好な結晶性の維持と、キャリア密度制御とをさらに好適に行うことができる。
本発明は、また、上記の製造方法により製造された炭化珪素単結晶を提供する。このようなSiC単結晶は、良好な結晶性を有し、かつキャリア密度が5×1017〜5×1020cm−3の範囲において任意に制御されている。
本発明によれば、良好な結晶性を維持しつつ、キャリア密度を例えば5×1017〜5×1020cm−3の範囲において任意に制御可能なSiC単結晶の製造方法を提供することができる。本発明においては、すなわち、育成温度及び原料溶液中のAlの含有量を適切に調整することで、結晶中に含まれるp型キャリア密度を任意に制御しつつ、結晶品質の良好なSiC結晶成長が可能である。本発明は、また同製造方法により得られるSiC単結晶を提供することができる。
本実施形態に係るSiC単結晶の製造方法で用いる結晶成長装置の全体構造を示す要部断面図である。 本実施形態に係るSiC単結晶の製造方法で用いる結晶成長装置の全体構造を示す要部断面図である。 結晶性が良好であるSiC単結晶の一例を示す表面顕微写真である。 結晶性が良好でないSiC単結晶の一例を示す表面顕微写真である。 本実施形態に係るSiC単結晶の製造方法における、結晶性が良好であるSiC単結晶を得るための育成温度Tと原料溶液中のAlの含有量CAlとの関係を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、本実施形態における圧力はゲージ圧で示す。
[SiC単結晶の製造]
本実施形態に係るSiC単結晶(炭化珪素単結晶)の製造方法は、結晶育成準備を行う準備工程、表面研磨したSiC種結晶表面に残留している加工変質層を除去するメルトバック工程、及び、SiC単結晶を育成する成長工程を備える。SiC単結晶の製造にあたっては、図1及び図2に示すSiC結晶成長装置を用いることができる。
(結晶成長装置の概要)
図1及び図2は、本実施形態に係るSiC単結晶の製造方法で用いる結晶成長装置の全体構造を示す要部断面図であり、それぞれ上記成長工程における結晶成長装置の状態を示している。
図1に示すSiC結晶成長装置は、原料溶液2が充填された黒鉛製原料容器1(炭素源)及びそれを支持する黒鉛製容器支持体8を備え、黒鉛製種結晶支持体4の下方端面に保持されたSiC種結晶3を原料溶液2に浸漬し、黒鉛製ヒーター6で加熱することによって、SiC成長結晶5を形成する装置である。これらは、保温のために、断熱構造材7で覆われており、さらに全体が、不活性ガス導入口9及びガス排気口10を備える密閉容器本体11に収容されている。さらに、密閉容器本体11の外部には、黒鉛製原料容器1等の温度を測定するための放射温度計12が備えられている。
本実施形態においては、炭素源として黒鉛製原料容器1を用いているが、他の材料からなる容器を用いてもよい。他の材料とは、成長工程における加熱に耐え得る非消耗性の材料であれば特に制限されず、原料溶液2に炭素を供給できる黒鉛以外の材料でもよく、原料溶液2に炭素を供給しない材料であってもよい。原料溶液2に炭素を供給しない材料からなる容器を用いる場合には、固体の炭素源を容器中に投入する、又は気体の炭素源を原料溶液2に吹き込む若しくは雰囲気ガスに混入させることによって、原料溶液2に炭素を供給することができる。固体の炭素源としては、ブロック状、棒状、顆粒状、粉体状等の黒鉛、金属の炭化物、SiCなどを用いることができる。また、気体の炭素源としては、CH等の炭化水素ガスを用いることができる。
原料溶液2としては、Si融液にTi及びAlを溶解した溶液(すなわち、Si−Ti−Al溶液)、又はSi融液にCr及びAlを溶解した溶液(すなわち、Si−Cr−Al溶液)を用いる。原料溶液2の組成をSiTiAl(x、y及びzの単位はmol%(at%)であり、x+y+z=100である。)で表すと、yについては、10<yであることが好ましく、15<yであることがより好ましく、20<yであることがさらに好ましく、また、y<25であることが好ましい。すなわち、yは10<y<25を満たすことが好ましく、15<y<25を満たすことがより好ましく、20<y<25を満たすことがさらに好ましい。zについては、0.5<zであることが好ましく、また、z<10であることが好ましく、z<7であることがより好ましい。すなわち、zは0.5<z<10を満たすことが好ましく、0.5<z<7を満たすことがより好ましい。y及びzをこのような範囲にすることにより、Si−Ti−Al溶液を用いた際の、良好な結晶性の維持と、キャリア密度制御とをさらに好適に行うことができる。また、原料溶液2の組成をSiCrAlz’(x、v及びz’の単位はmol%(at%)であり、x+v+z’=100である。)で表すと、vについては、10<vであることが好ましく、20<vであることがより好ましく、35<vであることがさらに好ましく、また、v<70であることが好ましく、v<50であることがより好ましく、v<45であることがさらに好ましい。すなわち、vは10<v<70を満たすことが好ましく、20<v<50を満たすことがより好ましく、35<v<45を満たすことがさらに好ましい。z’については、0.5<z’であることが好ましく、また、z’<10であることが好ましく、z’<7であることがより好ましい。すなわち、z’は0.5<z’<10を満たすことが好ましく、0.5<z’<7を満たすことがより好ましい。v及びz’をこのような範囲にすることにより、Si−Cr−Al溶液を用いた際の、良好な結晶性の維持と、キャリア密度制御とをさらに好適に行うことができる。
なお、本実施形態では、p型SiC単結晶における所望のp型キャリア密度を得るためには、主として、上記z及びz’、すなわち原料溶液2中のAlの含有量(初期添加量)CAlを調整すればよい。発明者らの知見によれば、CAlと結晶中のキャリア密度とは概ね線形の関係があり、CAlを調整することでp型キャリア密度を調整することができることが分かっている。したがって、CAl(at%)は、上述のとおり0.5<CAl<10を満たすことが好ましく、0.5<CAl<7を満たすことがより好ましいが、本実施形態においては、良好な結晶性の維持と、キャリア密度制御とを好適に行うため、後述する育成温度Tとの関係において、下記式(1)を満たすことも必要である。
0.01T−17.5<CAl<0.0121T−19.737・・・(1)
[式中、Tは育成温度(℃)を示し、CAlは原料溶液中のAlの含有量(at%)を示す。]
原料溶液2の調製に用いられる原材料(各原子源)としては、それぞれ例えば下記のものが挙げられる(各元素の炭化物、各元素のシリサイド等を使用できる)。
Si源:Si、SiC、チタンシリサイド、クロムシリサイド、アルミシリサイド。
Ti源:金属Ti、炭化チタン、チタンシリサイド。
Cr源:金属Cr、炭化クロム、クロムシリサイド。
Al源:金属Al、炭化アルミニウム、アルミシリサイド。
ここで、原料溶液2中の各原子の含有量は次のようにして算出できる。例えば、原料溶液2の組成がSiTiAlである場合において、Si源、Ti源及びAl源としてそれぞれSi、金属Ti及び金属Alを用いたときを考える。このとき、各原料の重量から算出したSi、Ti及びAlのモル数をそれぞれMSi、MTi及びMAlとし、これらの各モル数を、MSi、MTi及びMAlの合計モル数により割ることにより、x、y及びz(CAl)がそれぞれ算出される。
SiC種結晶3としては、例えば昇華法により作製されたものであり、表面研磨されているウエハを利用することができる。SiC種結晶3の形状は、円盤形状、六角形平板形状、四角形平板形状等の板状でも、立方体状でもよいが、板状が好ましい。また、その大きさは、例えば円盤形状であれば、直径0.1cm以上が好ましく、0.5cm以上がより好ましく、1cm以上がさらに好ましい。直径の好ましい上限は特に制限されるものでなく、結晶成長装置の容量に合わせて調整すればよく、例えば10cmでも構わない。またこの際、SiC種結晶3の厚みは0.5〜10mm程度とすることができる。
SiC種結晶3の結晶構造は、目的とするSiC成長結晶の種類に合わせて適宜選択でき、例えば2H型、3C型、4H型、6H型等を用いることができる。例えば、2H型のSiC成長結晶を得ようとする場合には、2H型のSiC種結晶3を用いることが好ましい。なお、本実施形態においては、SiC種結晶3として、気相法等で作製された4H型のSiC種結晶3(4H−SiC単結晶ウエハ)を用いることが好ましい。
SiC単結晶はSiとCとが層状に積層した構造であるため、SiC種結晶3は、結晶表面にCが並んだC面が露出しているものと、Siが並んだSi面が露出しているものとが存在する。本実施形態において、どちらのSiC種結晶3も使用可能であるが、C面から結晶育成を開始することで、より表面モフォロジーの良好な結晶を作製することができる。
また、本実施形態において、SiC種結晶3の成長面としては、{0001}面(オンアクシズ面)及び{0001}面から傾いた面(オフアクシズ面)のいずれを用いてもよい。なお、将来的にSiCデバイスを作製する際、SiC単結晶から作製した基板の上に、SiCエピタキシャル膜を形成し、さらにエピタキシャル膜のキャリア密度等を調整して素子化する。このエピタキシャル膜の製膜時には、オフ基板が使用されることから、オフアクシズ面を用いることが好ましい。これによりエピタキシャル製膜用ウエハを作製する際に歩留まりを良好にすることができる。
黒鉛製ヒーター6には、抵抗加熱方式の加熱装置を用いることができる。抵抗加熱方式で黒鉛製原料容器1を加熱する方法の別の実施態様として、黒鉛製原料容器1と直流電圧印加電源14とを電気的に接続し、黒鉛製原料容器1に直接、電流を供給して抵抗熱を発生させる方式が考えられる。ただしこの場合、黒鉛製原料容器1を介して原料溶液2に大電流が流れ、その電流により原料溶液2の対流が阻害される懸念がある。したがって、図1及び図2に示すように、黒鉛製原料容器1の周囲に配置した黒鉛製ヒーター6により加熱することが好ましい。
また、黒鉛製ヒーター6の熱により、黒鉛製種結晶支持体4が過剰に加熱され、黒鉛製種結晶支持体4のSiC種結晶3を保持している面、及びSiC種結晶3の温度が原料溶液2の温度よりも高くなることを抑制する観点から、図1及び図2に示すように、黒鉛製ヒーター6の内面と黒鉛製種結晶支持体4が対向する領域では、それらの間に黒鉛製原料容器1を介在させることが好ましい。
(準備工程)
図2を適宜参照しながら、本実施形態のSiC単結晶の製造方法について説明する。
まず、黒鉛製原料容器1に原料溶液2の原料を充填し、黒鉛製種結晶支持体4の下方端面に保持されたSiC種結晶3を、原料溶液2の液面から上方に離して配置する。次いで、密閉容器本体11内を真空引きした後、真空排気を続けながら昇温する。
その後、成長雰囲気ガスを導入する。成長雰囲気ガスは、特に制限はないが、SiC結晶及び溶液の酸化を防止するために、He、Ne、Ar等の不活性ガスであることが好ましい。または、該不活性ガスにN、H、CH等のガスを混合したものを成長雰囲気ガスとして用いてもよい。
(メルトバック工程)
上記準備工程に続いて、密閉容器本体11内の圧力を成長圧力まで昇圧し、例えば1950℃程度まで昇温する。なお、不活性ガス雰囲気であれば加圧雰囲気及び減圧雰囲気のいずれの雰囲気でも構わない。ただし、減圧雰囲気では原料溶液2から特にAlの蒸発が起こるため、Alの消耗が激しく、長時間安定して育成することができないため好ましくない。原料溶液2の蒸発を抑制する観点から、密閉容器本体11内の圧力は0.1MPa以上であることが好ましく、例えば0.8MPa程度であることがより好ましい。
次いで、黒鉛製種結晶支持体4及びSiC種結晶3を、原料溶液2表面に向けてゆっくり降下させ、SiC種結晶3の下方表面が原料溶液2に接触するところで降下を停止し、すぐにその位置から上昇させる。そして、SiC種結晶3は原料溶液2に浸漬するが、黒鉛製種結晶支持体4は原料溶液2に浸漬しない位置で両者を保持する。
黒鉛製種結晶支持体4が原料溶液2に浸漬していると、以下のような弊害が生じる可能性がある。すなわち、結晶成長時に、表面張力により原料溶液2が黒鉛製種結晶支持体4の側面に這い上がり、メニスカスを形成する。そしてメニスカスが形成された領域では、原料溶液2の体積が小さくなるので、原料溶液2の温度が局所的に急激に冷やされて結晶が形成される。黒鉛製種結晶支持体4の側面に結晶が形成されると、それがSiC成長結晶5上に回り込み、結晶成長を阻害する。また、この現象により形成される結晶は多結晶となる可能性があり好ましくない。
したがって、黒鉛製種結晶支持体4が原料溶液2に浸漬しないように、上述のとおり、SiC種結晶3を原料溶液2に接触させた後に上昇させることが好ましいが、上昇させる距離は、結晶成長時にSiC種結晶3及びSiC成長結晶5に形成されるメニスカスの高さが、5mm以下となるような距離であることが好ましく、3mm以下となるような距離であることがより好ましく、1mm以下となるような距離であることがさらに好ましい。上昇させる距離が上記の範囲内であることによって、上述の弊害を防止しやすくなる。
その後、育成温度まで昇温させることで、SiC種結晶3の表面を含む一部が溶融される。育成温度Tは、状態図における液相線がliquid相とliquid+SiC相の境界となっている温度において適宜設定すればよいが、1800〜2200℃であることが好ましく、1900〜2100℃であることがより好ましい。なお、本実施形態における育成温度は、黒鉛製原料容器1底部の下方表面の温度を意味し、放射温度計12により測定される。なお、所望の育成温度において結晶育成を行うには、原料溶液2中の炭素濃度が飽和濃度に達していることが必須である。したがって、所望の育成温度に達した後、結晶育成を開始するまでには、原料溶液2が飽和濃度に達するまで待つことが好ましい。
なお、SiC種結晶3を原料溶液2に接触させた後、結晶育成を開始する前にエッチバック工程を設けることが好ましい。これは、結晶成長開始時に種結晶の成長面が汚染されていると、成長した結晶の品質が著しく低下するためである。これにより、表面研磨したSiC種結晶3の表面に残留している加工変質層を除去することができる。
(成長工程)
溶液成長法では、種結晶近傍の温度が原料溶液に比べて低くなるように温度勾配を形成することで過飽和状態を作り出し結晶成長させる方法(温度勾配法)が、長時間安定に結晶成長を行えるため一般的である。本実施形態においても温度勾配法により実施することが好ましい。なお、別の方法として、種結晶を浸漬した溶液全体の温度を下げることで過飽和状態を形成し、結晶成長を行う方法(徐冷法)も挙げられる。徐冷法では加熱と冷却とを繰り返し行うことで結晶成長させるが、成長中に温度が変化して育成条件が安定しないため、高品質結晶の作製には好ましくない。
本実施形態において、結晶成長のメカニズムは以下のように説明される。すなわち、SiC種結晶3近傍の原料溶液2の熱が、SiC種結晶3及び黒鉛製種結晶支持体4を介して外部に伝達されるので、SiC種結晶3近傍の原料溶液2の温度が低下する。このため、SiC種結晶3近傍の原料溶液2内には温度勾配が生じる。そして、温度が低い領域では、原料溶液2中の炭素が過飽和状態となるため、SiC種結晶3の表面にSiC成長結晶5が析出する。
ここで、本実施形態における温度勾配とは、より具体的には、黒鉛製原料容器1底部の下方表面(「点A」とする)における温度をT(℃)、融液表面(「点B」とする)における温度をT(℃)として、以下のように定義される。
温度勾配(℃/cm)=(T−T)/(点A−B間の距離(cm))
なお、上記T及びTは、放射温度計及び熱伝対(成長中は測定しておらず別実験を行い測定)によって測定することができる。
温度勾配は0.1〜10℃/cmであることが好ましく、0.1〜5℃/cmであることがより好ましく、0.1〜1℃/cmであることがさらに好ましい。温度勾配を上記範囲内にすることによって、結晶成長面を比較的高品質に保ちつつ長時間の結晶育成を行うことができる。温度勾配は、例えばヒーターの上下出力比を変えることによって制御することができる。
原料溶液2に浸漬したSiC種結晶3を、例えば50μm/h程度の速度で上方に引き上げながら、必要なSiC成長結晶5の厚さに応じた時間だけ、SiC種結晶3上にSiC成長結晶5を形成し、その後、SiC種結晶3及びSiC成長結晶5を原料溶液2から引き上げる。以上により、種結晶付きのSiC成長結晶が得られる。なお、溶液成長法では、一般に結晶育成時に種結晶及び坩堝を回転させながら行う。この回転の回転軸は、種結晶保持軸及びそれに平行な坩堝保持軸に対して平行な回転軸となっている。種結晶及び坩堝の回転方向は同じでもよいし逆になってもよい。また、その回転数は、例えば2〜70rpm程度の範囲で一定にしてもよく、同範囲で周期的に変化させてもよい。
[SiC単結晶]
本実施形態のSiC単結晶は、インゴット状又はウエハ状のSiC単結晶である。インゴット状のSiC単結晶は、上述の製造法により得られる円柱状のSiC成長結晶5をSiC種結晶3から切り離すことにより得ることができる。SiC種結晶3からSiC成長結晶5を切り離す際には、例えばSiC種結晶3とSiC成長結晶5との界面からSiC成長結晶5側に約0.3mmの位置で切り離すことができる。また、ウエハ状のSiC単結晶は、得られるインゴット状のSiC単結晶を、所望の厚さにスライスすることにより得ることができる。
本実施形態のSiC単結晶の直径は、0.1cm以上が好ましく、0.5cm以上がより好ましく、1cm以上がさらに好ましい。直径の好ましい上限は特に制限されるものでなく、例えば10cmとすることができる。
実施例1
[SiC単結晶の作製]
図1に示すSiC結晶成長装置を用いて、SiC単結晶を育成した。
<準備工程>
原料溶液の初期組成がSi/Ti/Al=(80−z)/20/z(単位はat%)となるように、各原料を黒鉛製原料容器(円筒型るつぼ、内径50mm、外径70mm、高さ100mm)に充填した。なお、z、すなわちCAlは表1に示すとおりとした。また、Cは結晶成長中に黒鉛製原料容器から溶液内に供給した。この黒鉛製原料容器を結晶成長装置内に設置し、黒鉛製種結晶支持体の下方端面に存在するSiC種結晶(円盤形状、直径22mm、厚さ0.5mm、成長面:{0001}面(オンアクシズ面))を溶液液面から14.5cm上方に保持した。この状態で、装置内を真空排気しながら所定の温度まで昇温した。
その後、成長雰囲気ガスとしてHeガスを装置内に導入した。この時点で黒鉛製原料容器内の溶液原料は融解し溶液化した。
<メルトバック工程>
この後、成長圧力である800kPaまで昇圧、育成温度よりも50℃低い温度まで昇温し、種結晶を溶液液面に向けてゆっくり下降させ、種結晶表面が溶液にちょうど接触するところで下降を停止し、すぐに、その種結晶位置から1mm上方に種結晶を移動させた。この種結晶位置で、育成温度である1800℃まで昇温させることで、種結晶表面を含む種結晶の一部を溶融させた。なお、1800℃への昇温にともなう黒鉛製種結晶支持体の熱膨張を考慮すると、育成温度1800℃における種結晶表面と液面間の距離は0mm程度と見積もられる(メニスカス高さ:0mm)。
<成長工程>
その後、種結晶を50μm/hの速度で上方に引き上げることで育成を開始した。育成中は、種結晶近傍の温度勾配を0.38℃/cm、ガス流量を0.5L/minとした。また、種結晶と原料容器は互いに逆方向に回転させており、種結晶の回転数を50rpm、原料容器の回転数を10rpmとした。種結晶を原料溶液に24時間浸漬した後、原料溶液から引き上げた。得られた単結晶の成長厚さは1.1mmであった。
[SiC単結晶の評価]
上記のように、原料溶液の初期組成のTiの含有量を20at%に固定し、Alの含有量を0.5〜10at%の範囲で変化させて、育成温度1800℃にて結晶育成を行った。このときの、得られた単結晶のp型キャリア密度と結晶性(結晶表面モフォロジー)とを調べた。具体的には、それぞれ以下のようにして行った。
<p型キャリア密度測定>
成長後の結晶表面に付着した原料溶液固化物を酸によって除去した後に、結晶表面側からラマン分光測定を行った。測定したラマンスペクトルの縦光学フォノンモードに対してフィッティング計算を行うことにより、キャリア密度を算出した。測定結果を表1に示す。
<結晶性評価>
成長後の結晶表面を顕微鏡により観察し、その反射像を観測することで結晶性の評価を行った。そして、結晶表面にアイランド構造及びトレンチ構造がいずれも確認されなかったものをA評価とし、アイランド構造及びトレンチ構造のいずれかが確認されたものをB評価とした。評価結果を表1に示す。なお、これらA評価及びB評価の例を図3及び図4に示す。図3は、結晶性が良好であるSiC単結晶の一例を示す表面顕微写真である(倍率:2.5倍)。図3中、黒い円状の領域は、結晶表面に残り固化した原料溶液の液滴をはがした領域であり、はがす際に結晶が部分的に抉られたために形成されたものである。結晶性の評価はこのような領域を除いた領域について行った。図3に示す結晶表面にはアイランド構造及びトレンチ構造が一切確認されない。一方、図4は、結晶性が良好でないSiC単結晶の一例を示す表面顕微写真である(倍率:2.5倍)。図4に示す結晶表面にはアイランド構造が確認される。
実施例2
育成温度を1950℃に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてSiC単結晶を作製し、各種評価を行った。評価結果を表2に示す。
実施例3
育成温度を2050℃に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてSiC単結晶を作製し、各種評価を行った。評価結果を表3に示す。
実施例4
原料溶液の初期組成をSi/Cr/Al=(60−z)/40/z(単位はat%)とし、育成温度を2050℃に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてSiC単結晶を作製し、各種評価を行った。評価結果を表4に示す。
実施例5
育成温度を2200℃に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてSiC単結晶を作製し、各種評価を行った。評価結果を表5に示す。
以上の結果から、表1〜5に示すように、育成温度と原料溶液中のAlの含有量CAlとを特定の関係とすることで、良好な結晶性を有し、かつキャリア密度が5×1017〜5×1020cm−3の範囲において任意に制御されたSiC単結晶を得られることが分かった。これより、図5に示すとおり、下記式(1)を線形近似的に導くことができる。
0.01T−17.5<CAl<0.0121T−19.737・・・(1)
[式中、Tは育成温度(℃)を示し、CAlは原料溶液中のAlの含有量(at%)を示す。]
上記実施例1の結果が示すとおり、SiC単結晶を1800℃で育成した際、原料溶液中のAlの含有量CAlが0.5〜2.0at%(上記式(1)より、0.49at%<CAl<2.04at%)において、良好な表面モフォロジーを得ることができた。
上記実施例2の結果が示すとおり、SiC単結晶を1950℃で育成した際、原料溶液中のAlの含有量CAlが2.0〜3.0at%(上記式(1)より、1.99at%<CAl<3.86at%)において、良好な表面モフォロジーを得ることができた。
上記実施例3及び4の結果が示すとおり、SiC単結晶を2050℃で育成した際、原料溶液中のAlの含有量CAlが3.0〜5.0at%(上記式(1)より、2.99at%<CAl<5.07at%)において、良好な表面モフォロジーを得ることができた。
上記実施例5の結果が示すとおり、SiC単結晶を2200℃で育成した際、原料溶液中のAlの含有量CAlが5.0〜6.0at%(上記式(1)より、4.50at%<CAl<6.89at%)において、良好な表面モフォロジーを得ることができた。
本発明は、SiC単結晶を用いた半導体デバイスに好適に利用可能である。
1…黒鉛製原料容器、2…原料溶液、3…SiC種結晶、4…黒鉛製種結晶支持体、5…SiC成長結晶、6…黒鉛製ヒーター、7…断熱構造材、8…黒鉛製容器支持体、9…不活性ガス導入口、10…ガス排気口、11…密閉容器本体、12…放射温度計、13…電流計、14…直流電圧印加電源、15…電極、16…電流経路。

Claims (5)

  1. Si融液にTi又はCr、及びAlを溶解した原料溶液と炭素源とを用いて、下記式(1)に示す条件にて結晶育成を行う、炭化珪素単結晶の製造方法。
    0.01T−17.5<CAl<0.0121T−19.737・・・(1)
    [式中、Tは育成温度(℃)を示し、CAlは原料溶液中のAlの含有量(at%)を示す。]
  2. 前記育成温度Tが1800〜2200℃である、請求項1記載の製造方法。
  3. 前記原料溶液の組成をSiTiAlとしたとき、y及びzはそれぞれ下記式(2)及び(3)を満たす、請求項1記載の製造方法。
    10<y<25・・・(2)
    0.5<z<10・・・(3)
  4. 前記原料溶液の組成をSiCrAlz’としたとき、v及びz’はそれぞれ下記式(4)及び(5)を満たす、請求項1記載の製造方法。
    10<v<70・・・(4)
    0.5<z’<10・・・(5)
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の製造方法により製造された炭化珪素単結晶。
JP2015504397A 2013-03-08 2014-03-06 炭化珪素単結晶の製造方法 Active JP6249494B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046995 2013-03-08
JP2013046995 2013-03-08
PCT/JP2014/055846 WO2014136903A1 (ja) 2013-03-08 2014-03-06 炭化珪素単結晶の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014136903A1 true JPWO2014136903A1 (ja) 2017-02-16
JP6249494B2 JP6249494B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=51491411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015504397A Active JP6249494B2 (ja) 2013-03-08 2014-03-06 炭化珪素単結晶の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6249494B2 (ja)
WO (1) WO2014136903A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6287941B2 (ja) * 2015-04-20 2018-03-07 トヨタ自動車株式会社 p型SiC単結晶
JP6380267B2 (ja) * 2015-07-09 2018-08-29 トヨタ自動車株式会社 SiC単結晶及びその製造方法
JP6624868B2 (ja) * 2015-09-29 2019-12-25 昭和電工株式会社 p型低抵抗率炭化珪素単結晶基板
JP6512168B2 (ja) * 2016-05-12 2019-05-15 トヨタ自動車株式会社 SiC単結晶及びその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184879A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Toyota Motor Corp p型SiC半導体単結晶の製造方法
JP2009249192A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Toyota Motor Corp 4H−SiC単結晶の製造方法
JP2009280436A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Toyota Motor Corp 炭化珪素単結晶薄膜の製造方法
JP2011168447A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Toyota Motor Corp SiC単結晶の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184879A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Toyota Motor Corp p型SiC半導体単結晶の製造方法
JP2009249192A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Toyota Motor Corp 4H−SiC単結晶の製造方法
JP2009280436A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Toyota Motor Corp 炭化珪素単結晶薄膜の製造方法
JP2011168447A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Toyota Motor Corp SiC単結晶の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6249494B2 (ja) 2017-12-20
WO2014136903A1 (ja) 2014-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2319963B1 (en) Manufacturing method for silicon carbide monocrystals
US7520930B2 (en) Silicon carbide single crystal and a method for its production
JP5983772B2 (ja) n型SiC単結晶の製造方法
JP6238249B2 (ja) 炭化珪素単結晶及びその製造方法
KR101152857B1 (ko) 탄화규소 단결정의 성장방법
JP5741652B2 (ja) n型SiC単結晶及びその製造方法
JP6249494B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
JP2016172674A (ja) 炭化珪素単結晶及びそれを用いた電力制御用デバイス基板
WO2009107188A1 (ja) 単結晶SiCの成長方法
JP5761264B2 (ja) SiC基板の製造方法
JP6335716B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法
JP2016172677A (ja) 炭化珪素単結晶及びその製造方法
JP6230031B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
JP6409955B2 (ja) SiC単結晶の製造方法
JP2009249207A (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法
JP5823947B2 (ja) SiC単結晶の製造方法
WO2017043215A1 (ja) SiC単結晶の製造方法
JP2019131440A (ja) SiC単結晶製造装置及びSiC単結晶の製造方法
JP2014166935A (ja) SiC単結晶、その製造方法およびその表面清浄化方法
JP6452510B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
WO2017086449A1 (ja) SiC単結晶の製造方法及びSiC単結晶インゴット
JP2018188330A (ja) SiC単結晶基板の製造方法
JP2014040342A (ja) SiC単結晶の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150907

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20151221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170620

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6249494

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250