JPWO2014068703A1 - 紙管製造機及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の紙管製造機は、複数の切込み溝を有したペーパウエブの移送を案内する移送経路と、ペーパウエブを曲げ加工して紙管に成形するウエブ曲げ装置とを有し、このウエブ曲げ装置は、ガニチャーベルト、管成形セクション及び塗布器を含み、管成形セクションはペーパウエブの移送過程にて、ペーパウエブの内面をフリーの状態に維持しながら、ガニチャーベルトを使用してペーパウエブを紙管に連続的に形成し、これにより、紙管はペーパウエブの両側縁が互いに重ね合されたラップ部を有し、一方、塗布器は、ラップ部での両側縁を互いに接着させるべく、ラップ部が形成される前にペーパウエブにおける両側縁の一方に接着剤を塗布する。

Description

本発明は、厚紙からなるペーパウエブから一重の平巻紙管を連続的に製造する紙管製造機、その製造方法及びこの製造方法により製造された紙管に関する。
例えば、以下の特許文献1に開示された香味吸引具は、その先端に配置された熱源と、この熱源の下流に配置された香味発生源とを含み、この香味発生源は熱源の熱を利用して香味成分を発生させる。この種の香味吸引具は、熱源及び香味発生源等の支持又は収容のためにパイプ部材を更に含み、特許文献1の場合、パイプ部材には紙管が使用されている。このようにパイプ部材として使用される紙管は以下の2点が要求される。
第1に、ユーザが指で紙管を挟み込んだとき、紙管は容易に潰れない程度の剛性を有して
いなければならない。
第2に、紙管の製造に使用される接着剤は香味発生源から発生した香味成分を収着する性質を有しているため、紙管に含まれる接着剤は可能な限り少ない方が望ましい。
ところで、紙管は、スパイラル巻きタイプと平巻タイプとに大きく分類される。スパイラル紙管はマンドレルの外周に薄いペーパウエブを所定の厚みとなるまで螺旋状に巻き付けて形成される。一方、平巻紙管はマンドレルの外周に対し、マンドレルの軸線と直交する方向にペーパウエブを巻き付けて形成される。
更に、平巻紙管には所定の厚みになるまでペーパウエブが複数回に巻き付けられた多層タイプと、ペーパウエブが1回だけ巻き付けられた一重タイプとに分類され、一重の平巻紙管はペーパウエブの両端又は両側縁を互いに重ね合わせて接着したラップ部を有する。
特表2010-535530号公報(JP 2010-535530A)
スパイラル紙管及び多層の平巻紙管は、香味吸引具のパイプ部材として使用可能な剛性を有する。しかしながら、このような紙管はペーパウエブの全面に接着剤を塗布して製造されるため、香味成分を収着する多量の接着剤を含み、香味吸引具のパイプ部材として好適しない。
一方、一重の平巻紙管はラップ部のみに接着剤を含むだけであり、香味成分の収着に関して香味吸引具のパイプ部材として好適する。しかしながら、一重の平巻紙管は、スパイラル紙管や多層の平巻紙管に比べて剛性が低く、香味吸引具のパイプ部材として好適しない。この点、一重の平巻紙管の製造に厚いペーパウエブが使用されば、平巻紙管の剛性を増加させ得ると考えられる。
しかしながら、厚いペーパウエブは可撓性が低いため、香味吸引具のパイプ部材として好適する内径の小さい平巻紙管の製造は容易ではない。詳しくは、マンドレルへのペーパウエブの巻き付けの際、ペーパウエブに折れ目が発生したり、また、ペーパウエブの巻き付けが完了した後、紙管のラップ部がペーパウエブの反発力によって剥離したりし、平巻紙管の安定した製造が保証されない。更に、平巻紙管の製造の度に、平巻紙管はマンドレルから取り外され、スパイラル紙管の場合とは異なり、マンドレル上にて連続して製造することができない。
本発明の目的は、所望の剛性を有するとともに接着剤の使用量を低減できる細く且つ一重の平巻紙管を連続して製造することができる紙管製造機、その製造方法及びこの製造方法により製造された紙管を提供することにある。
上記の目的は本発明の紙管製造機によって達成され、この紙管製造機は、
ペーパウエブの移送を案内する移送経路であって、ペーパウエブはその移送方向に沿って延び且つペーパウエブの可撓性を増加させる複数の溝を有する、移送経路と、
移送経路に配置され、ペーパウエブを曲げ加工するウエブ曲げ装置と
を具備し、
ウエブ曲げ装置は、
移送経路に沿いペーパウエブを移送させる無端状のガニチャーベルトと、
ペーパウエブの移送過程にて、ペーパウエブの内面をフリーの状態に維持しながらガニチャーベルトを介してペーパウエブを中空円筒状の紙管に連続的に形成し、この紙管がペーパウエブの両側縁を互いに重ね合わせたラップ部を有する、管成形セクションと、
ラップ部での両側縁を互いに接着させるべく、ラップ部が形成される前にペーパウエブにおける両側縁の一方に接着剤を塗布する塗布器と
を含む。
上述の紙管製造機によれば、ペーパウエブを形成する紙材料の厚みが厚く且つその剛性が高くても、複数の溝はペーパウエブに所望の柔軟性を付与する。それ故、ペーパウエブが管成形セクションを通過する際、管成形セクションはペーパウエブを紙管として連続的且つ安定して形成することができる。
このような紙管は一重の平巻紙管であるから、紙管を形成するペーパウエブはラップ部にてその両側縁が接着剤を介して互いに接着されているに過ぎず、紙管の成形に要求される接着剤の使用量は少ない。また、ペーパウエブを形成する紙材料自体は剛性が高く、しかも、紙管は閉じた形状を有するので、溝の存在に拘らず、紙管の剛性はその径方向及び軸線方向の何れの方向にも高い。
具体的には、ペーパウエブは100〜300g/mの坪量、150〜500μmの厚さ及び0.5g/cm以上の密度を有しているのが好ましく、紙管は例えば5〜8mmの直径を有することができる。
また、溝は、切込みや圧線によって形成でき、特にペーパウエブの可撓性を効果的に増加させるためには切込みにより形成された切込み溝であるのが好ましい。より具体的には、切込み溝の場合、切込み溝はペーパウエブの厚みの60〜90%の深さを有することができ、そして、互い隣接する溝間の間隔は2mm以下であるのが好ましい。
紙管製造機は、移送経路の上流に配置され、ペーパウエブを形成するためのウエブ状の紙材料を移送経路に導く案内経路と、この案内経路に配置され、紙材料の内面に複数の溝を形成する溝成形装置を更に具備することができる。この場合、紙管製造機はオンラインにて複数の溝を備えたペーパウエブを形成する。
上述の溝成形装置は、案内経路上の紙材料を互いに協働して挟み込む溝加工ローラ対、例えば切込み溝を形成するためにはカッティングローラ及び受けローラを含む。このようなカッティングローラはその軸線方向に並ぶ複数の円形刃を有し、これら円形刃はカッティングローラとともに回転し、紙材料に溝を形成する。例えば、円形刃は14〜30°の刃先角を有しているのが好ましい。
溝成形装置は、紙材料の供給速度に円形刃の周速を一致させるべくカッティングローラを回転させる駆動源を更に含むことができる。この場合、カッティングローラにおける円形刃の周速と紙材料の供給速度とが一致していれば、円形刃は紙材料の供給にとって抵抗にならない。それ故、円形刃は紙材料に溝を安定して形成することができる。
ウエブ曲げ装置は、管成形セクションの上流に配置されたプレスローラを更に含むことができ、このプレスローラはガニチャーベルトに対してペーパウエブを押し付ける。このようなプレスローラはガニチャーベルトとペーパウエブとの摩擦力を増加させ、ガニチャーベルトによるペーパウエブの移送を補助する。
この場合、ウエブ曲げ装置は、ペーパウエブの移送速度にプレスローラの周速を一致させるべくプレスローラを回転させる駆動源を更に含むことができる。このようにプレスローラが回転されれば、プレスローラはペーパウエブの移送にとって抵抗にならず、ペーパウエブの移送は安定する。
具体的には、ウエブ曲げ装置は、ペーパウエブの移送方向に沿って延びる成形ベッドと、この成形ベッドに形成され、ペーパウエブ及びガニチャーベルトの移送を案内し且つこれらペーパウエブ及びガニチャーベルトが管成形セクションを通過する前に、ガニチャーベルトを介してペーパウエブをU字形に形成する成形溝とを更に含む。この場合、前述のプレスローラは、成形溝に配置され、ガニチャーベルトを介してU字形のペーパウエブを成形溝の底に押し付ける。
ペーパウエブの移送方向に沿うペーパウエブの剛性に関し、U字形に形成されたペーパウエブの剛性は平坦なペーパウエブの剛性よりも大きい。それ故、上述したプレスローラの配置は、剛性が増加されたペーパウエブの移送をプレスローラにより補助することになり、ペーパウエブの移送を安定させるうえで好適する。
更に、ウエブ曲げ装置は、管成形セクションの上流に配置され、ペーパウエブの両側縁部を円弧形状に予備的に形成する予備成形ガイドを更に含むことができる。このような予備成形ガイドは、ペーパウエブの両側縁部に一様な走行抵抗を付与すると同時に曲げ癖を付ける。それ故、ペーパウエブの両側縁は管成形セクション内を円滑に通過でき、ペーパウエブは紙管に容易且つ安定して形成される。
一方、ペーパ曲げ装置は、管成形セクションの下流に配置され、紙管のラップ部を乾燥させる乾燥器を更に具備しており、この乾燥器は、ヒータと、このヒータに一体的に形成され、紙管のラップ部を摺接させながら押さえ付ける加熱リブと、ラップ部の乾燥中、ガニチャーベルトを介して紙管の両側面を摺接させながら押さえる一対の規制ガイドとを含むことができる。
このような一対の規制ガイドは、ラップ部の乾燥中、ラップ部が加熱リブによって押さえ付けられても、紙管が幅方向に拡がるのを阻止する。それ故、ラップ部でのペーパウエブの両側縁の重なり合いが解消されるようなことはなく、両側縁は互いに接着剤を介して良好に接着される。
本発明は紙管の製造方法や、この製造方法により製造される紙管をも提供し、この紙管の製造機、製造方法及び紙管の詳細は後述の説明から明らかとなる。
本発明の紙管製造機及びその製造方法は、複数の溝を備えたペーパウエブを使用するので、ペーパウエブを形成する紙材料の厚みが厚く且つその剛性が高くても、ペーパウエブを紙管に容易且つ連続して成形できる。この場合、紙管は一重の平巻紙管であるので、紙管の成形に要求される接着剤の使用量は少なく、また、紙材料自体の剛性が高いので、成形された紙管は溝の存在に拘りなく、その径方向及び軸線方向の両方にて要求される剛性を有することができる。
一実施例の紙管製造機を示す概略図である。 図1の溝成形装置の詳細を示す斜視図である。 図2のカッティングローラの側面図である。 紙材料に形成された切込み溝を示した拡大図である。 図1の塗布器の詳細を示す斜視図である。 成形ベッドの始端部を示す平面図である。 図6中の矢印方向からみた成形ベッドの側面図である。 成形ベッドの始端部を示した正面図である。 管成形セクションの平面図である。 紙管成形セクションをその始端からみた側面図である。 管成形セクションでのペーパウエブの曲げプロセスを示す図である。 乾燥器の正面図である。 切込み溝の深さと紙管の径方向強度との関係を示すグラフである。 切込み溝の深さと紙管の軸線方向強度との関係を示すグラフである。 図13の径方向強度を求める試験装置の正面図である。 図15の試験装置の側面図である。 図14の軸線方向強度を求める試験装置の正面図である。 図17の試験装置の側面図である。 ペーパウエブを成形するためのウエブ製造機を示した概略図である。
図1を参照すると、一実施例の紙管製造機が示されており、この紙管製造機の構造を説明する過程にて、紙管の製造方法もまた明らかとなる。紙管製造機はメインフレーム10を備え、このメインフレーム10の下部にはウエブロールWRがボビンホルダ12を介して回転自在に支持されている。図1中、ボビンホルダ12はその中央の中空軸のみで示されている。
ウエブロールWRはウエブ状の紙材料Pを繰出し経路14に沿って繰り出すことができ、この実施例の場合、紙材料Pはシガレットに使用される巻紙と対比したとき、巻紙よりも十分に厚く、また、高い剛性を有する。具体的には、紙材料Pは、16.7〜28.1mm程度の幅、100〜300g/mの坪量、150〜500μmの厚み、、0.5g/cm以上の密度を有する。
繰出し経路14は複数のガイドローラ16によって規定され、ウエブロールWRとウエブ曲げ装置18との間を接続している。ウエブ曲げ装置18はウエブロールWRの上方に配置され、メインフレーム10に支持されている。それ故、繰出し経路14は図1でみてウエブロールWRから右方向に水平に延び、この後、ウエブ曲げ装置18の基準高さレベルまで上方に延び、そして、ウエブ曲げ装置18まで左方向に水平に延びている。
ウエブ曲げ装置18は成形ベッド20を含み、この成形ベッド20は基準高さレベルにて水平に延びている。成形ベッド20上には無端状のガニチャーベルト22の一部が配置されている。詳しくは、ガニチャーベルト22は成形ベッド20上を水平に延びる往路部分と、成形ベッド20上から外れた復路部分とを有する。
ガニチャーベルト22の復路部分は複数のガイドローラ24により案内され、且つ、駆動ドラム26に所定の巻き付け角にて巻き付けられている。駆動ドラム26は電動モータ(図示しない)の出力軸に接続され、この電動モータの駆動力により一定の周速で回転される。このような駆動ドラム26の回転はガニチャーベルト22の往路部分を図1でみて右から左に一定の速度で走行させる。
一方、紙材料Pは前述した繰出し経路14からガニチャーベルト22の往路部分上に導かれ、ガニチャーベルト22に重ね合わされている。それ故、紙材料Pはガニチャーベルト22の往路部分との摩擦力により、この往路部分とともに走行し、この走行はウエブロールWRから紙材料Pを一定の速度で繰り出す。なお、前述したボビンホルダ12はブレーキ(図示しない)を内蔵し、このブレーキは紙材料Pに所定の張力を付与する。
繰出し経路14には溝成形装置28が配置され、この溝成形装置28の詳細は図2及び図3に示されている。溝成形装置28はカッテンィグローラ30及び受けローラ32を含む。これらカッティングローラ30及び受けローラ32は繰出し経路14上の紙材料Pを挟み込むように配置され、メインフレーム10に回転自在に支持されている。
カッティングローラ30はその外周面から突出する複数の円形刃34を有し、これら円形刃34はカッティングローラ30の軸線方向に所定の間隔を存して配置されている。各円形刃34は鋭角な刃先を有し、この刃先の角度、即ち、刃先角αは例えば14〜30°である。一方、受けローラ32は滑らかな外周面を有する。
紙材料Pがカッテンィグローラ30と受けローラ32との間を通過したとき、これらローラ30,32は互いに逆向きに回転し、図4に示されるように各円形刃34は紙材料Pの片面にV字状の切込み溝Gをそれぞれ形成し、これら切込み溝Gは刃先角αに相当する開き角βを有する。それ故、溝成形装置28を通過した後の紙材料Pは複数の切込み溝Gを有するペーパウエブPWとなる。
このような複数の切込み溝Gは紙材料Pの繰出し方向、即ち、その長手方向に連続して延び、ペーパウエブPWの可撓性を増加させる。本実施例の場合、切込み溝Gは、ペーパウエブPWがガニチャーベルト22上に重ね合わされたとき、上向きとなる紙材料Pの内面に形成されるが、ガニチャーベルト22側となる紙材料Pの外面に形成されてもよい。しかしながら、切込み溝Gが紙材料Pの内面に形成されていれば、後述の説明から明らかなとなるようにペーパウエブPWから紙管が形成されたとき、切込み溝Gはその互いに向き合う2つの内側面が近接又は接するように変形することから、このような紙管は紙材料Pの外面に切込み溝Gが形成されたペーパウエブからなる紙管に比べても高い剛性を得ることができる。
具体的には、各切込み溝Gは、紙材料Pの厚さTにおける60〜90%の深さDを有し、また、隣接する切込み溝G間の間隔Sは2mm以下である。間隔Sは互いに隣接する円形刃34間の間隔によって決定され、深さDは円形刃34の刃先と受けローラ32の外周面との間の間隙によって決定される。本実施例の場合、間隙は調整可能である。
前述したようにカッティングローラ30及び受けローラ32は単にメインフレーム10に回転自在に支持されているだけでも、紙材料Pに複数の切込み溝Gを形成することができる。しかしながら、ペーパウエブPWへの負荷を和らげ且つ切込み溝Gの安定した形成を確保するうえでは、カッティングローラ30をペーパウエブPWの繰出し方向に合せて強制的に回転させ、円形刃34における刃先の周速を紙材料Pの繰出し速度に一致させるのが好ましい。また、単に切込み溝Gの形成を容易にするには、カッティングローラ30の前記周速とペーパウエブPWの繰出し速度との間に速度差を設けてもよいし、カッティングローラ30の回転方向とペーパウエブPWの繰出し方向とを互いに逆向きとしてもよい。
このため、図2に示されているように、カッティングローラ30のローラ軸は駆動源、即ち、電動モータ30に接続されている。一方、この電動モータ30はロータリエンコーダ38に電気的に接続され、このロータリエンコーダ38は前述の駆動ドラム26のドラム軸に取付けられている。
ロータリエンコーダ38は駆動ドラム26の周速を示す回転信号を電動モータ30に送信し、これにより、電動モータ30は駆動ドラム26の周速、即ち、紙材料Pの繰出し速度に円形刃34における刃先の周速を一致させるべく、カッティングローラ30を回転させる。
上述の説明から明らかなように、溝成形装置28を通過した後の紙材料Pは複数の切込み溝Gを有するペーパウエブPWとなる。即ち、本実施例の場合、前述の繰出し経路14は溝成形装置28を境として上流部分と下流部分とに区分され、上流部分は紙材料Pを案内する案内経路14を規定し、一方、下流部分はペーパウエブPWをウエブ曲げ装置18に向けて移送する移送経路14を規定する。
更に、図1に示されているように、溝成形装置28の直上流及び直下流には走行ガイド40がそれぞれ配置されており、これら走行ガイド40は紙材料P及びペーパウエブPWの走行を案内し、前述した切込み溝Gの形成をより安定させるうえで役立つ。
ウエブ曲げ装置18は、移送経路14に配置された接着剤の塗布器42を更に含み、この塗布器42の詳細は図5に示されている。塗布器42は塗布ノズル44を含み、この塗布ノズル44は移送経路14上のペーパウエブPWの直上にて、下向きに配置されている。具体的には本実施例の場合、塗布ノズル44はペーパウエブPWの両側縁E,Eのうち図3でみて手前側に位置した側縁Eの直上に配置されている。
塗布ノズル44は電動ポンプ46に接続され、この電動ポンプ46は接着剤のタンク48に接続されている。電動ポンプ46はタンク48から接着剤を吸い込む一方、吸い込んだ接着剤を塗布ノズル44に送り込み、これにより、塗布ノズル44はペーパウエブPWに向けて接着剤を吐出し、ペーパウエブPWの側縁Eに接着剤を連続して塗布する。
それ故、塗布ノズル44を通過した後のペーパウエブPWはその側縁Eに沿って延びる接着剤層Aを有する。例えば、接着剤層Aの幅は例えば1〜3mm程度である。このような接着剤層Aはその単位長さ当たり一定量の接着剤によって形成されているのが好ましい。
このため、電動ポンプ46は、塗布ノズル44からの接着剤の吐出量を制御するコントラーラ50に電気的に接続されている。このコントローラ50は前述のロータリエンコーダ38から送信される回転信号を受け取り、ペーパウエブPWの走行速度に比例した塗布量信号を電動ポンプ46に供給する。電動ポンプ46は塗布量信号に従って駆動され、塗布ノズル44からペーパウエブPWの走行速度に応じた吐出量にて接着剤を吐出させる。
更に、塗布器42は移送経路14の直下に配置された受け台52を更に含む。この受け台52はペーパウエブPWの走行を案内し、ペーパウエブPWの側縁Eと塗布ノズル44との間の気力を一定に維持する。本実施例の場合、接着剤には食品に関連した材料のための糊が好適する。例えば、接着剤はCMC-Na、酢酸ビニル、EVA、プルラン及びペクチンのグループから選択される。
図6は、前述した成形ベッド20の始端部を示す平面図である。
成形ベッド20の上面には成形溝54が形成されており、この成形溝54は成形ベッド20の全長に亘って延び、成形ベッド20の始端部にて扇形に開かれている。詳しくは、成形溝54の幅は成形ベッド20の始端から終端に向けて徐々に減少され、成形ベッド20の始端部の除く領域にて一定の幅を有する。
上述の成形溝54はガニチャーベルト22及びペーパウエブPWの走行を案内する。それ故、これらガニチャーベルト22及びペーパウエブPWが成形溝54内を進行するとき、図7から明らかなように、ガニチャーベルト22及びペーパウエブPWは成形溝54により横断面でみてU字形に成形される。
ウエブ曲げ装置18はプレスローラ56を更に含む。このプレスローラ56は成形ベッド20の始端部にて回転自在に支持されている。プレスローラ56の下部は成形溝54内に位置付けられ、ガニチャーベルト22とともにU字形に成形される過程のペーパウエブPWをガニチャーベルト22、即ち、成形溝54の底に押し付けている。
このようなプレスローラ56はペーパウエブPWとガニチャーベルト22との間の摩擦力を増加させ、ペーパウエブPWをガニチャーベルト22と一緒に走行させるうえで役立つ。それ故、上述の摩擦力を更に増加させるため、図8に示されるようにプレスローラ56の外周面は摩擦層58によって覆われているのが好ましく、例えば摩擦層58はゴム等の弾性体から形成することができる。
ペーパウエブPW及びガニチャーベルト22がプレスローラ56を通過するとき、プレスローラ56はペーパウエブPWに引き摺られて回転する。しかしながら、ペーパウエブPWの安定した走行を確保するためには、プレスローラ56はペーパウエブPWの走行速度に一致した周速で強制的に回転されるのが好ましい。このため、プレスローラ56のローラ軸は駆動源、即ち、電動モータ56に接続されており、この電動モータ56は前述した回転信号に基づき、プレスローラ56を回転させる。
上述したプレスローラ56は、成形ベッド20の始端近傍にて、ガイドローラ24と協働してペーパウエブPW及びガニチャーベルト22を挟み込むべく配置することもできる。しかしながら、ペーパウエブPWの走行方向に沿うペーパウエブPWの剛性に着目したとき、ペーパウエブPWがU字形に形成されたときの剛性はペーパウエブが平坦であるときの剛性に比べて高い。それ故、成形溝54に配置されたプレスローラ56はペーパウエブPWを不所望に変形させることなく、ペーパウエブPWにより強力な送り込み力を付与可能となる。
上述したウエブ曲げ装置18は管成形セクション60を更に含み、この管成形セクション60はプレスローラ56の下流にて、成形ベッド20の直上に配置されている。図9は管成形セクション60の平面図を示す。
図9に示されるように管成形セクション60は第1成形ガイド62及び第2成形ガイド64を含み、これら第1及び第2成形ガイド62、64はペーパウエブPWの走行方向に沿って延びている。詳しくは、第1成形ガイド62は成形ベッド20でみて奧側、即ち、ペーパウエブPWの側縁E側に配置され、これに対し、第2成形ガイド64はペーパウエブPWの走行方向でみて第1成形ガイド62の直下流で且つペーパウエブPWの側縁E側に配置されている。
図10に示されるように、第1及び第2成形ガイド62,64はその下面に成形溝54に対する天井面62c,64cをそれぞれ有し、これら天井面62c,64cは円形の略1/4の円弧形状をなしている。これら天井面62c,64cは対応する成形ガイドの始端にて拡開する一方、この始端から成形ガイドの終端に向けて徐々に円弧形状に絞り込まれている。
既にU字形に曲げられた状態のペーパウエブPWが管成形セクション60を通過するとき、先ず、側縁E側のペーパウエブPWの側面Sがガニチャーベルト22とともに第1成形ガイド62内に進入し、この側面Sはガニチャーベルト22を介して天井面62cに案内され、円弧形状に湾曲される。この後、側縁E側のペーパウエブPWの側面Sがガニチャーベルト22とともに第2成形ガイド64内に進入し、この側面Sはガニチャーベルト22を介して天井面64cに案内され、円弧形状に湾曲される。
上述した側面S,Sの湾曲プロセスはU字形のペーパウエブPWの進行過程にて順次実施され、図11は、側面Sに続いて側面Sが湾曲される様子を示している。
側面Sの湾曲プロセスが完了したとき、側面Sの側縁Eは既に円弧形状に湾曲された側面Sの側縁Eに重ね合わされ、これら側縁E,Eはラップ部Lを形成する。前述したように側縁Eには接着剤層A(図5参照)が形成されているので、ラップ部Lを形成する側縁E,Eは接着剤層Aを介して互いに接着される。
この時点にて、ペーパウエブPWは直径5〜8mmの中空管HTに形成され、この中空管HTは管成形セクション60から連続して送出される。上述の説明から明らかなように管成形セクション60は、シガレットロッドやフィルタロッドを製造する製造機のロッド成形セクションと基本的に同様な構造を有する。
一方、図9に示されているように管成形セクション60の直上流には予備成形ガイド66が配置され、この予備成形ガイド66は例えばテーパ管の半割り形状をなし、その下面に成形溝54に対する半円形の天井面66cを有し、この天井面66cは予備成形ガイド66の始端にて拡開する一方、予備成形ガイド66の終端に向けて半円形に絞り込まれている。
U字形に曲げられた状態にあるペーパウエブPWがガニチャーベルト22によって移送されて予備成形ガイド66を通過するとき、ペーパウエブPWの側面S,Sは共に予備成形ガイド66内を進入し、そして、予備成形ガイド66の天井面66cにより同時に円弧形に湾曲される。
このように予備成形ガイド66は、管成形セクション60の上流にて、ペーパウエブPWの側面S,Sを予備的に湾曲させ、これら側面S,Sに共にガニチャーベルト22を介して走行抵抗をそれぞれ付与する。それ故、予備成形ガイド66の下流にて、管成形セクション60の第1成形ガイド62内にペーパウエブPWの側面Sが進入し、この側面Sを介してペーパウエブPWの片側に走行抵抗が付与されても、ペーパウエブPWの走行が不安定になることはない。
また、予備成形ガイド66はペーパウエブPWの側面S,Sに曲げ癖を付けることから、管成形セクション60内への側面S,Sの進入がより円滑になる。
一方、前述したプレスローラ56が電動モータ56によって回転されていれば、プレスローラ56は管成形セクション60に向けてペーパウエブPWを強制的に送り込む。この結果、プレスローラ56及び予備成形ガイド66は単独又は協働して、第1成形ガイド62内にペーパウエブPWの側面Sを円滑に進入させ、予備成形ガイド66は前述した中空管HTの安定した成形に役立つ。
図12に示されているように、上述した管成形セクション60の直下流には乾燥器68が配置されている。この乾燥器68はブロック形状の電気的なヒータ70を含む。このヒータ70は成形溝54の直上に配置され、ペーパウエブPWの走行方向に沿って延びている。ヒータ70の下面からは加熱リブ72が一体に突出され、この加熱リブ72もまたペーパウエブPWの走行方向に延びている。
管成形セクション60から送出された中空管HTのラップ部Lは加熱リブ72に押さえ付けられると同時に加熱リブ72に対して摺接する。それ故、ラップ部Lは加熱リブ72からの熱を受けて乾燥され、これにより、ラップ部Lを形成する側縁E,Eは互いに強固に接着される。
更に、ヒータ70の両側には規制ガイド74がそれぞれ配置されており、これら規制ガイド74はペーパウエブPWの走行方向に延びている。管成形セクション60から送出された中空管HTはその両側から規制ガイド74によって挟み込まれ、これら規制ガイド74に対して摺接する。
加熱リブ72がラップ部Lを押さえ付ける際、規制ガイド74は中空管HTがその幅方向に拡がるのを阻止する。それ故、ラップ部Lの乾燥処理時、ラップ部Lを形成する側縁E,Eの重ね合せが解消されることなく、これら側縁E,Eは互い良好に接着される。
具体的には、ペーパウエブPWの坪量、厚さ及び走行速度、そして、接着剤層Aの塗布量がそれぞれ200g/m、250μm、2m/min(33.3mm/sec)、5〜10mg/mである場合、ラップ部Lの乾燥処理に要求されるヒータ70の加熱温度は接着剤の種類にもよるが、約170℃であった。
ラップ部Lにおける接着剤の乾燥状態は、接着剤の加熱温度及び加熱時間によって決定されることから、加熱温度H(℃)は、実験で得られる定数をC、ペーパウエブPWの走行速度をV(mm/sec)、そして、ヒータ70の長さをLH(mm)としたとき、以下の式から求められる。
=(C×V)/LH
なお、本実施例の場合、ヒータ70の長さは70mmである。
ペーパウエブPW、即ち、紙材料Pの種類や、接着剤の相違を考慮したうえで、ラップ部Lを安定して乾燥処理するためには、ヒータ70に要求される加熱温度は、上式から得られる加熱温度HTよりも高く設定されるのが望ましい。
図1に示されているようにウエブ曲げ装置18の下流には切断装置76が配置されている。ウエブ曲げ装置18を通過した中空管HTは切断装置76を通過し、この際、切断装置76は中空管HTを所定の長さ毎に切断し、この時点で、個々の紙管PTが形成される。
以下の表1は、ペーパウエブPWの切込み溝Gの深さと成形された紙管PTの外周面に出現したペーパウエブPWの折れ目との関係を示す。ここで、紙管PTのペーパウエブPWは、200g/mの坪量、250μmの厚み、083g/mの密度を有し、そして、紙管PTの直径は7.2mmであった。
Figure 2014068703
表1から明らかなように、ペーパウエブPWに切込み溝Gが60〜90%の深さで形成されていれば、紙管PTの外周面に折れ目が出現せず且つ円滑な外周面を有する紙管PTが得られた。なお、0%の深さDはペーパウエブPWが切込み溝Gを有していないことを示す。
紙管PTの折れ目は、その成形過程、特に、U字形のペーパウエブPWが管成形セクション60を通過する過程にて発生し易い。即ち、ペーパウエブPWにおける側面S,Sの可撓性が低い場合、これら側面S,Sは第1成形ガイド62,64内に円滑に進入することができず、これら成形ガイド62,64の入口にて折れ曲がってしまう。
図13は切込み溝Gの深さと紙管PTの径方向の強度との関係を示し、図14は切込み溝Gの深さと紙管PTの軸線方向の強度との関係を示す。なお、図13,14にはシガレット及びシガレット用フィルタの強度をも併せて示されている。
図13の結果は、図15及び図16に示された第1試験装置78によって得られた。この第1試験装置78は受け台80を含み、この受け台80はその上面にV字溝82を有する。試験対象の紙管PTはV字溝82に横向き姿勢にて保持される。第1試験装置78はプッシャ84を更に含み、このプッシャ84は受け台80の上方に昇降可能に配置されている。
プッシャ84は受け台80に保持された紙管PTに向けて下降され、紙管PTの外周面を紙管PTの径方向に所定の距離まで押し込む。この時点にて、第1試験装置78は、紙管PTからプッシャ84を介して受け取る反力を紙管PTの径方向の強度として測定した。なお、シガレット及びフィルタの径方向の強度もまた、紙管PTと同様にして測定された。
図14の結果は、図17及び図18に示された軸線方向試験装置86によって得られた。この試験装置86は平坦な受け台88を含み、試験対象の紙管PTは受け台88上に鉛直姿勢で載置される。試験装置86もまたプッシャ90を更に含み、このプッシャ90もまた昇降可能である。
プッシャ90は紙管PTの上方から紙管PTの上端に向けて下降され、紙管PTの上端を紙管PTの軸線方向に所定の距離まで押し込む。この時点にて、試験装置86は、紙管PTからプッシャ90を介して受け取る反力を紙管PTの軸線方向の強度として測定する。なお、シガレット及びフィルタの軸線方向の強度もまた、紙管PTと同様にして測定された。
図13から明らかなように、紙管PTにおける径方向の強度に関し、切込み溝Gを有する紙管PTの強度は、切込み溝Gを有していない紙管PTの強度よりもやや低い傾向を示す。しかしながら、これらの強度の差は僅かである。しかも、切込み溝Gを有する紙管PTの強度は、シガレットやフィルタの強度と比べても十分に高い。このことは、ユーザが指間にて軽く紙管PTを挟み込む程度の力では、紙管PTが容易に潰れない程度の剛性を有することを意味する。
一方、図14から明らかなように、紙管PTにおける軸線向の強度に関し、切込み溝Gを有しているか否かに拘らず、紙管PTの強度間に差は殆ど発生しない。しかも、紙管PTの強度はシガレットやフィルタの強度と比べても十分に高い。
この結果、切込み溝Gを有する紙管PTは、その径方向及び軸線方向の何れにも十分な剛性を有する一方、前述したようにその外周面に折れ目を発生させることなく前述の紙管製造機にて連続的に製造できる。従って、本実施例の紙管PTは前述した香味吸引具のパイプ部材に好適する。
本発明は上述の一実施例の紙管製造機や、この紙管製造機が実施する紙管の製造方法に制約されるものでない。
例えば、前述の紙管製造機は、繰出し経路14上にてペーパウエブPWを成形するが、ペーパウエブPWは紙管製造機とは別のウエブ製造機によって成形可能であり、図19はウエブ製造機の一例を示す。
このウエブ製造機について説明するにあたり、紙管製造機の構成要素と同一の機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図19に示されるように、ウエブ製造機は紙材料PのウエブロールWRを備え、このウエブロールWRは走行経路92を介してボビンホルダ12に接続されている。なお、走行経路92は多数のガイドローラ94によって規定されている。
ボビンホルダ12は電動モータ96に接続され、電動モータ96は紙材料P(ペーパウエブPW)の走行が一定となるようにボビンホルダ12を回転させる。このボビンホルダ12が回転されると、ウエブロールWRから紙材料Pが繰り出される。繰り出された紙材料Pは走行経路92に沿って走行し、ボビンホルダ12に巻き付けられる。
走行経路92には前述した溝成形装置28が配置されている。紙材料Pが溝成形装置28を通過するとき、溝成形装置28は前述したように紙材料Pに複数の切込み溝Gを形成し、紙材料PをペーパウエブPWに成形する。それ故、ボビンホルダ12にはペーパウエブPWが巻き付けれ、これにより、ペーパウエブPWのウエブロールWRが形成される。このようなウエブロールWRは図1の紙管製造機に取付けられ、紙管PTの製造に使用される。この場合、紙管製造機から溝成形装置28が取り外されていることは言うまでもない。
最後に、前述した紙材料PやペーパウエブPWの仕様を示す数値は単なる例示に過ぎず、成形すべき紙管の直径に応じて適宜に選択可能である。
14:繰出し経路、14:案内経路、14:移送経路、18:ウエブ曲げ装置、20:成形ベッド、22:ガニチャーベルト、28:溝成形装置、30:カッティングローラ、30:電動モータ(駆動源)、32:受けローラ、34:円形刃、42:塗布器、54:成形溝、56:プレスローラ、56:電動モータ(駆動源)、60:管成形セクション、66:予備成形ガイド、68:乾燥器、70:ヒータ、72:加熱リブ、74:規制ガイド、α:刃先角、G:切込み溝、L:ラップ部、P:紙材料、PT:紙管、PW:ペーパウエブ
本発明は、厚紙からなるペーパウエブから一重の平巻紙管を連続的に製造する紙管製造機及びその製造方法に関する。
本発明の目的は、所望の剛性を有するとともに接着剤の使用量を低減できる細く且つ一重の平巻紙管を連続して製造することができる紙管製造機及びその製造方法を提供することにある。
このような一対の規制ガイドは、ラップ部の乾燥中、ラップ部が加熱リブによって押さえ付けられても、紙管が幅方向に拡がるのを阻止する。それ故、ラップ部でのペーパウエブの両側縁の重なり合いが解消されるようなことはなく、両側縁は互いに接着剤を介して良好に接着される。
本発明は紙管の製造方法をも提供し、この紙管の製造器、製造方法の詳細は後述の説明から明らかとなる。

Claims (19)

  1. ペーパウエブの移送を案内する移送経路であって、前記ペーパウエブはその移送方向に沿って延び且つ前記ペーパウエブの可撓性を増加させる複数の溝を有する、移送経路と、
    前記移送経路に配置され、前記ペーパウエブを曲げ加工するウエブ曲げ装置と
    を具備し、
    前記ウエブ曲げ装置は、
    前記移送経路に沿い前記ペーパウエブを移送させる無端状のガニチャーベルトと、
    前記ペーパウエブの移送過程にて、前記ペーパウエブの内面をフリーの状態に維持しながら前記ガニチャーベルトを介して前記ペーパウエブを中空の円筒状の紙管に連続的に形成し、この紙管が前記ペーパウエブの両側縁を互いに重ね合わせたラップ部を有する、管成形セクションと、
    前記ラップ部での前記両側縁を互いに接着させるべく、前記ラップ部が形成される前に前記ペーパウエブにおける前記両側縁の一方に接着剤を塗布する塗布器と
    を含むことを特徴とする紙管製造機。
  2. 前記溝は切込み溝であることを特徴とする請求項1に記載の紙管製造機。
  3. 前記移送経路の上流に配置され、前記ペーパウエブを形成するためのウエブ状の紙材料を前記移送経路に導く案内経路と、
    前記案内経路に配置され、前記紙材料の内面及び外面の少なくとも一方に前記溝を形成する溝成形装置を更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の紙管製造機。
  4. 前記溝は切込み溝であることを特徴とする請求項3に記載の紙管製造機。
  5. 前記溝成形装置は、前記案内経路上の前記紙材料を互いに協働して挟み込むカッティングローラ及び受けローラを含み、
    前記カッティングローラはその軸線方向に並ぶ複数の円形刃を有し、これら円形刃は前記カッティングローラとともに回転し、前記紙材料に前記切込み溝を形成することを特徴とする請求項4に記載の紙管製造機。
  6. 前記円形刃は14〜30°の刃先角を有することを特徴とする請求項5に記載の紙管製造機。
  7. 前記溝成形装置は、前記紙材料の供給速度に前記円形刃の周速を一致させるべく前記カッティングローラを回転させる駆動源を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の紙管製造機。
  8. 前記ウエブ曲げ装置は、前記管成形セクションの上流に配置され、前記ガニチャーベルトに対して前記ペーパウエブを押し付けるプレスローラを更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造機。
  9. 前記ウエブ曲げ装置は、前記ペーパウエブの移送速度に前記プレスローラの周速を一致させるべく前記プレスローラを回転させる駆動源を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の紙管製造機。
  10. 前記ウエブ曲げ装置は、
    前記ペーパウエブの移送方向に沿って延びる成形ベッドと、
    前記成形ベッドに形成され、前記ペーパウエブ及び前記ガニチャーベルトの移送を案内し且つ前記ペーパウエブ及び前記ガニチャーベルトが前記管成形セクションを通過する前に、前記ガニチャーベルトを介して前記ペーパウエブをU字形に形成する成形溝と
    を更に含み、
    前記プレスローラは、前記成形溝に配置され、前記ガニチャーベルトを介してU字形の前記ペーパウエブを前記成形溝の底に押し付けることを特徴とする請求項8又は9に記載の紙管製造機。
  11. 前記ウエブ曲げ装置は、前記管成形セクションの上流に配置され、前記ペーパウエブの両側縁部を円弧形状に予備的に形成する予備成形ガイドを更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造機。
  12. 前記ペーパ曲げ装置は、前記管成形セクションの下流に配置され、前記紙管の前記ラップ部を乾燥させる乾燥器を更に具備し、
    前記乾燥器は、ヒータと、このヒータに一体的に形成され、前記紙管の前記ラップ部を摺接させながら押さえ付ける加熱リブと、前記ラップ部の乾燥中、前記ガニチャーベルトを介して前記紙管の両側面を摺接させながら押さえる一対の規制ガイドとを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造機。
  13. 前記ペーパウエブは100〜300g/mの坪量、150〜500μmの厚さ及び0.5g/cm以上の密度を有し、
    前記紙管は5〜8mmの直径を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造機。
  14. 前記切込み溝は前記ペーパウエブの厚みの60〜90%の深さを有し、
    互いに隣接する切込み溝間の間隔は2mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙管製造機。
  15. ウエブ状の紙材料と、この紙材料に形成され、前記紙材料の長手方向に延び且つ前記紙材料の可撓性を増加させる複数の溝を有したペーパウエブを準備し、
    前記ペーパウエブを移送経路に沿って移送する過程にて、前記ペーパウエブの内面をフリーの状態に維持しながら、前記ペーパウエブを前記ペーパウエブの両側縁が互いに重ね合わされたラップ部を有してなる中空円筒状の紙管にガニチャーベルトを介して連続的に形成し、
    前記ラップ部を形成する前記両側縁を互いに接着させるべく、前記ラップ部が形成される前に前記ペーパウエブにおける前記両側縁の一方に接着剤を塗布する、
    を含むことを特徴とする紙管製造方法。
  16. 前記溝は切込み溝であることを特徴とする請求項15に記載の紙管製造方法。
  17. 前記移送経路に向けて前記紙材料を導く過程にて、前記紙材料に前記切込み溝が形成されることを特徴とする請求項16に記載の紙管製造方法。
  18. 前記ペーパウエブの両側縁部が順次円弧形状に曲げられる前に、前記ガニチャーベルトに対して前記ペーパウエブを押し付けることを特徴とする請求項15〜17の何れかに記載の紙管製造方法。
  19. 請求項15に記載の紙管の製造方法により製造されたことを特徴とする紙管。
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