JPWO2013187388A1 - 開閉体のロック装置 - Google Patents

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Abstract

一対のリンクロッドのフック部の、ロック部への片掛かりを防止し、カム斜面の長さを長く確保できる、開閉体のロック装置を提供する。このロック装置10は、ハウジング20と、回転部材50と、フック部92を設けた一対のリンクロッド90,91と、回転部材50を回転付勢するスプリング95と、ハウジング20に押し込み可能に取付けられた操作部材60とを備え、回転部材50にカム突起55が形成され、操作部材60に、カム突起55が当接するカム斜面71を有する壁部70が形成されており、操作部材60を押し込むことで、回転部材50がスプリング95の付勢力に抗して回転し、リンクロッド90,91のフック部92がロック部に係合しない位置にスライドするように構成されている。

Description

本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体を閉じた状態にロックするための、開閉体のロック装置に関する。
例えば、自動車のグローブボックス等の固定体に形成された開口部には、リッド等の開閉体が開閉可能に取付けられている。そして、開口部をリッド等で閉じた状態にロックすると共に、開口部からリッド等を開いた状態とするためのロック装置が設けられている。
従来のこの種のロック装置として、下記特許文献1には、支持体の開口部に開閉可能に取付けられた開閉部材に設置されたロック装置本体と、開閉部材を閉じたときに、ロック装置本体を囲むように開閉部材に形成された切欠き部とを備え、ロック装置本体は、支持体に取付けられるハウジングと、一対のロックピンと、一対のロックピン間に介装され、各ロックピンを両側外方に向けて付勢するスプリングと、一対のロックピンをスプリングに抗して引き込ませる操作部材とを有する、開閉部材のロック装置が記載されている。前記操作部材の裏面側からは、カム面を有する一対の押し部材が突設されており、一対のロックピンの基端部には、前記カム面が摺接する傾斜面がそれぞれ形成されている。
そして、支持体開口部を開閉部材で閉じた状態で、操作部材を押し込むと、一対の押し部材の各カム面が、一対のロックピンの各傾斜面を摺動して、スプリングの付勢力に抗して一対のロックピンが互いに近接する方向にそれぞれスライドし、ロックピン先端の係合爪が開閉部材の切欠き部両側の係合孔から引き込まれて、開閉部材が開くようになっている。
また、下記特許文献2には、リッド裏側に軸支されたロータと、該ロータにそれぞれ連結された一対のロッドと、リッド表側に押し引き可能に取付けられ、押し引き操作によりロータを回動させるノブと、ロータを回動付勢するリターンスプリングとを備え、ノブを押し引き操作することにより、ロータがリターンスプリングに抗して回動し、ロッドがリッド内に引き込むように構成されたサイドロック装置が記載されている。
その実施形態には、ロータに円弧状のスリットが形成され、その周方向一端がテーパ面をなしていると共に、ノブは押し込み構造とされ、その裏側にテーパ形状の押圧面を有する押圧子が突設することが記載されている。そして、ノブを押し込むと、押圧子の押圧面により、ロータのテーパ面が押圧されて、ロータを回転させて、一対のロッドをリッド内側に引き込ませるように構成されている。
特許第4173400号公報 特開2007−100343号公報
上記特許文献1のロック装置の場合、操作部材に設けられた各押し部材に対応して、各ロックピンがそれぞれ独立してスライドするようになっている。そのため、支持体の開口部が開いた状態で開閉部材を押し込んでいくと、開口部両側周縁に各ロックピンの先端部が押圧されて、各ロックピンがスプリングの付勢力に抗して開閉部材内方にそれぞれスライドしていき、各ロックピンの先端部が開口部両側の係合孔に位置すると、スプリングの付勢力により各ロックピンが開閉部材外方に押し出されて、係合孔にそれぞれ係合するようになっている。
しかしながら、上記ロック装置では、各ロックピンがそれぞれ独立してスライドするようになっているので、開閉部材で支持体開口部を閉じていくときに、一方のロックピンのみが一方の係合孔にのみ係合する、いわゆる片掛かりが生じることがあった。
また、上記特許文献2のサイドロック装置においては、ノブを押し込んだときに、その押圧子がロータのテーパ面を押圧して、ロータを回転させる構造となっているが、このテーパ面は、円弧状をなしたスリットの周方向一端に設けられているので、テーパ面を長く形成することは難しく、その結果、テーパ面と押圧子との当接長さを確保しにくくなり、ロータを回転させにくいことがあった。
したがって、本発明の目的は、一対のリンクロッドのフック部が、ロック部に片掛かりすることを防止することができると共に、カム斜面の長さを長く確保して、操作部材の押し込みにより回転部材をしっかりと回転させることができる、開閉体のロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、前記操作部材を押し込むことにより、前記回転部材が前記スプリングの付勢力に抗して回転し、前記一対のリンクロッドをそれらのフック部が前記ロック部に係合しない位置にスライドさせるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記カム当接部は、前記回転部材の回転中心に対して周方向に均等に少なくとも2箇所に配置されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記壁部は、前記回転部材の回転軸を中心とする回転軸方向から見て、円弧状又は円筒状をなして形成されており、該壁部の端面が、周方向に沿って次第に低くなるように形成されて、前記カム斜面をなしていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記操作部材は、前記ハウジングの表面側に押し込み可能に取付けられ、前記回転部材は、前記ハウジングの裏面側に回転可能に装着されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記ハウジング又は前記回転部材のうち、一方から軸部が突設され、該軸部の先端部外周から外径側に向けて突起が形成されており、前記ハウジング又は前記回転部材の他方に、前記軸部が挿通される軸孔と、該軸孔に連通して前記突起を通過させる溝部とが形成されており、前記溝部に前記突起を整合させて、前記軸孔に前記軸部を挿入し、前記溝部から前記突起を挿出させた状態で、前記回転部材を所定方向に回転させることで、前記軸孔の周縁に前記突起が係合して、前記回転部材が抜け止めされるように構成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記ハウジングに対して前記操作部材を離反する方向に付勢するコイルスプリングを更に備えており、前記軸部には、前記コイルスプリングの一端を収容して支持する支持凹部が形成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記回転部材又は前記操作部材に形成された、前記カム斜面を有する壁部の内径側又は外径側に、円筒部が一体的に設けられており、該円筒部は、前記操作部材が押し込まれて、前記カム当接部が前記カム斜面に当接し、前記回転部材が回転するときに、前記カム当接部のガイドをなすことが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記回転部材に前記カム斜面を有する壁部が設けられ、前記操作部材に前記カム当接部が形成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記回転部材は、前記ハウジングと前記操作部材との間であって、前記ハウジングの内側に回転可能に装着されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記操作部材に前記カム斜面を有する壁部が設けられ、前記回転部材に前記カム当接部が形成されていることが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記カム当接部は、円弧状の先端面を有し、該円弧状の先端面が前記カム斜面に当接することが好ましい。
本発明の開閉体のロック装置においては、前記一対のリンクロッドは、前記回転部材の外周の対向する位置に、それぞれ枢着されていることが好ましい。
本発明に係る開閉体のロック装置の第1実施形態を示す分解斜視図である。 同ロック装置を構成するハウジングを示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置を構成する回転部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置を構成する操作部材を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た斜視図である。 同ロック装置であって、操作部材を取り除いた状態での、要部拡大正面図である。 同ロック装置の要部拡大正面図である。 同ロック装置の要部拡大平面図である。 同ロック装置において、回転部材及び操作部材を示す拡大背面図である。 同ロック装置を用いて開閉体を閉じた状態を示しており、(a)はその平面図、(b)は正面図である。 同ロック装置により開閉体を開いた状態を示しており、(a)はその平面図、(b)は正面図である。 同ロック装置の要部拡大背面図である。 図6のE−E矢示線における断面図である。 本発明に係る開閉体のロック装置の第2実施形態を示す、要部説明図である。 本発明に係る開閉体のロック装置の第3実施形態を示す分解斜視図である。 同ロック装置を、図14とは異なる方向から見た分解斜視図である。 同ロック装置の斜視図である。 同ロック装置において、操作部材を押し込む前の状態を示しており、(a)はその正面図、(b)は(a)のF−F矢視線における断面図である。 図17(a)のG−G矢視線における断面図である。 同ロック装置において、操作部材を押し込む前の状態の背面図である。 同ロック装置の、ハウジングを取り除いた状態の斜視図である。 同ロック装置の、断面斜視図である。 同ロック装置において、操作部材を押し込んだ状態を示しており、(a)はその正面図、(b)は(a)のH−H矢視線における断面図である。 本発明に係る開閉体のロック装置の第4実施形態を示す分解斜視図である。 同ロック装置において、ハウジングに回転部材を装着した状態の斜視図である。 本発明に関連する開閉体のロック装置を示しており、その要部拡大説明図である。
以下、図1〜12を参照して、本発明に係る開閉体のロック装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態における開閉体のロック装置10(以下、「ロック装置10」という)は、車両のインストルメントパネルに設けられたグローブボックス1(本発明における「固定体」)の開口部2に、開閉可能に取付けられるリッド5(本発明における「開閉体」)を開閉ロックするために用いられるものである。
図10に示すように、前記グローブボックス1の開口部2の両側部内面には、凹状のロック部3,3が設けられている。また、図1に示すように、前記リッド5は、長孔状の取付孔6aが形成されたパネル6と、該パネル6の裏側上方に配設されたボックス7とを有し、その下部両側の支持片8を介して、グローブボックス1の開口部2に開閉可能に取付けられている。前記パネル6と前記ボックス7との間の内部空間に、ロック装置10が配置されるようになっている。また、ボックス7の幅方向両側からは、ロッド挿出孔7a,7aがそれぞれ形成されている。
そして、この実施形態におけるロック装置10は、図1に示すように、前記リッド5に取付けられたハウジング20と、該ハウジング20に回転可能に装着された回転部材50と、該回転部材50に連結された一対のリンクロッド90,91と、これらのリンクロッド90,91の各フック部92を、前記ロック部3,3に係合する方向となるように、前記回転部材50を回転付勢するトーションスプリング95と、前記回転部材50の回転軸方向に沿って、前記ハウジング20に押し込み可能に取付けられた操作部材60と、前記ハウジング20の正面側(表面側)に装着されるベゼル80と、前記ハウジング20に対して前記操作部材60を離れる方向に付勢するコイルスプリング97とから主として構成されている。また、回転部材50は、ハウジング20と操作部材60との間であって、ハウジング20の内側に回転可能に装着されている。
図3(a)に示すように、前記トーションスプリング95は、コイル部95aと、該コイル部95aの一端から延出した一端部95bと、前記コイル部95aの他端から延出した他端部95cとから形成され、本発明における「スプリング」をなしている。
また、前記一対のリンクロッド90,91は所定長さで伸びる角棒状をなし、この実施形態では、リンクロッド91の方がリンクロッド90よりも長く形成されている。また、各リンクロッド90,91の先端には、外面がテーパ状をなしたフック部92が形成されており、基端側には凹状の嵌合凹部93が形成されている。更に、リンクロッド91の所定位置には、キーロック受け部94が設けられている。
図2(a),(b)及び図5に示すように、前記ハウジング20は、前記リッド5の取付孔6aに適合して、全体として横長の箱状をなしており、その周壁21の内部が仕切壁23によって区切られて、回転部材50や操作部材60等が配置される四角枠状の配置凹部24と、キーシリンダ85が配置される円筒状のシリンダ配置部25とが設けられている。
前記配置凹部24の背面側(裏面側)の底部27の中央からは、円筒状の軸部29が正面開口側(表面開口側)へ向けて突設されており、回転部材50を回転可能に支持すると共に、前記コイルスプリング97の一端部を受け入れて支持するようになっている(図3(a)、図5及び図12参照)。なお、軸部29の先端側外周には、前記トーションスプリング95のコイル部95aが配置される(図3(a)及び図12参照)。
前記底部27の軸部29外周には、回転部材50の回転方向に沿って円弧状に伸びるピン移動孔31,32が、軸部29の軸心C1(図5参照)を中心として周方向に対向する位置に形成されている。各ピン移動孔31,32の周方向一端部31a,32aは、他の部分と比べて拡径した形状をなしており、これらの一端部31a,32aが、軸部29の軸心C1に対して回転対称となる位置に配置されている。
図5に示すように、前記ピン移動孔31の周方向一端部31aの、前記仕切壁23側の内周面からは、ピン移動孔31の内腔に向けて、舌片状の戻り規制片33が延設されている。更にピン移動孔32の仕切壁23側の内周には、前記トーションスプリング95の他端部95cが係止する、段状のスプリング係止部35が形成されている(図2(a)及び図5参照)。
図5に示すように、前記配置凹部24の幅方向両側であって、前記軸部29に整合する位置には、スライド孔37,37が形成されている。また、同配置凹部24の四つ角部にはガイド孔39がそれぞれ形成されており、所定のガイド孔39にはガイド溝39aが形成されている。更に図2(a)に示すように、ハウジング20の周壁21の一側部22及び仕切壁23には、前記スライド孔37,37に連通するスリット22a,23aがそれぞれ形成されている。
また、図2(a),(b)に示すように、前記ハウジング20の周壁21の外周からは、外方に向けて複数の取付片21aが延設されており、これらの取付片21aを介してリッド5にハウジング20が取付けられるようになっている。また、同周壁21の外周には、ベゼル80を取付けるための、複数の係合爪21bが突設されている。
図1に示すように、上記ハウジング20の正面側に装着されるベゼル80は、シリンダ配置穴82及び操作部材配置穴81とを有する横長板状をなし、その外周には複数の係合片83が設けられている。この係合片83をハウジング20の前記係合爪21bに係合させることにより、ハウジング20の正面側(表面側)にベゼル80が装着されるようになっている。
上記ハウジング20のシリンダ配置部25には、図5及び図11に示すように、キーシリンダ85が配置されている。このキーシリンダ85の鍵孔86に、図示しないキーを差し込んで回転させることにより、キーシリンダ85の背面から突設したキーロック突起87が、リンクロッド91のキーロック受け部94に整合する位置に回動し、リンクロッド91の引き込みが規制されるようになっている(図11参照)。
次に、図3(a),(b)及び図5を参照して、上記ハウジング20に回転可能に装着される回転部材50について説明する。
この回転部材50は、円筒状をなした回転体51を有しており、この回転体51内に前記ハウジング20の軸部29が挿入されることで、回転部材50がハウジング20に回転可能に支持されるようになっている。なお、この回転部材50の回転中心C2は、前記軸部29の軸心C1と一致している(図5参照)。
前記回転体51の外周の対向する部分からは、外径方向に向けて延出部52,52が延設されている。また、各延出部52の一端面であって、回転部材50の回転中心C2に対して点対称となる位置からは、回転部材50の回転軸と平行に、すなわち、回転部材50の回転軸を中心とする回転軸方向(以下、単に「回転部材50の回転軸方向」という)に沿って、ピン53,53がそれぞれ突設されている。各ピン53の先端部53a及び基端部53bは、中間部分に比べて拡径した形状とされており、先端部53aがリンクロッド90,91の基端側の嵌合凹部93に脱着可能に嵌合し、基端部53bが前記ハウジング20のピン移動孔31,32内にそれぞれ配置され、回転部材50の回転時のガタ付きを少なくしてスムーズに回転させる部分となっている。
更に、各延出部52の他端面であって、回転部材50の回転中心C2に対して点対称となる位置からは、回転部材50の回転軸方向に沿って前面側に、カム突起55,55がそれぞれ突設されている。すなわち、この実施形態における回転部材50には、その回転中心C2に対して周方向に均等な間隔をあけて、2つのカム突起55,55が設けられている。なお、カム突起55の個数は特に限定されず、1つでもよいが、回転中心C2に対して周方向に均等に2つ以上配置することが好ましい。上記カム突起55が、本発明における「カム当接部」をなしている。
また、各カム突起55は、その先端面55aが円弧状に突出した形状をなしており、同先端面55aを含む先端部外周には、グリスを溜めるためのグリス溝57が形成されている。更に、各カム突起55の基端部の外側面には、前記ハウジング20の戻り規制片33(図5参照)に係合して、ピン53,53がピン移動孔31,32の一端部31a,32aに戻るのを規制するための、戻り規制突部56が突設されている。また、各カム突起55の基端部の、前記戻り規制突部56の両側には、トーションスプリング95の一端部95bが係止する、スプリング係止溝58,58が形成されている。
前記トーションスプリング95は、そのコイル部95aを、回転体51の一端面周縁に当接させて配置し、同回転体51の先端開口から挿出したハウジング20の軸部29の先端外周に配置すると共に(図3(a)参照)、一端部95bをカム突起55の所定のスプリング係止溝58に係止させ、他端部95cを前記ハウジング20のスプリング係止部35(図5参照)に係止させることで装着されるようになっている。前記回転部材50は、このトーションスプリング95によって、所定方向、ここでは図5の矢印A1方向に回転付勢されるようになっている。
また、リンクロッド90,91の基端側の嵌合凹部93,93に、回転部材50の各ピン53の先端部53a,53aをそれぞれ嵌合させることで、一対のリンクロッド90,91は、回転部材50の外周の対向する位置に、その基端側が枢着されるようになっている(図9(b)、図10(b)及び図11参照)。そして、一対のリンクロッド90,91は、図5の矢印A1方向に回転付勢された回転部材50を介して、グローブボックス1のロック部3,3に係合する方向となるように、フック部92,92が互いに離れるように付勢されるようになっている。
なお、本実施形態では、トーションスプリング95を用いて回転部材50を回転付勢させることで、間接的にリンクロッド90,91をスライド付勢させたが、例えば、引張りばねやコイルスプリング等を用いて、リンクロッド90,91の一方又は両方を、フック部92がロック部3に係合する方向となるように、直接的にスライド付勢したり、同じく引張りばねやコイルスプリング等を用いて、回転部材50を回転付勢させたりしてもよく、特に限定されるものではない。その場合には、引張りばねやコイルスプリング等が、本発明における「スプリング」をなす。
次に、図4(a),(b)、図7及び図8を参照して、前記ハウジング20に押し込み可能に取付けられた操作部材60について説明する。
この操作部材60は、前記ハウジング20の配置凹部24に適合する横長板状をなした押圧部61を有しており、この押圧部61の裏側中心からは、前記コイルスプリング97の他端部を支持するスプリング支持突部63が突設されている。
また、押圧部61裏側の幅方向両側の中央部からは、係止片65,65が延設されており、各係止片65には、コ字状スリットを介して係止爪65aが撓み可能に形成されている。これらの係止片65,65は、ハウジング20のスライド孔37,37にスライド可能に挿入されると共に、それらの係止爪65aが、ハウジング20の一側部22のスリット22aの一端縁、及び、仕切壁23のスリット23aの一端縁に係止することで、ハウジング20に対して操作部材60が抜け止め保持される(図12参照)。
前記押圧部61の裏側の四つ角部からは、ガイド片67がそれぞれ延設されており、所定のガイド片67の外周には、軸方向に伸びたガイドリブ67aが突設されている。各ガイド片67は、ハウジング20のガイド孔39に挿入されると共に、ガイド孔39に形成されたガイド溝39aに前記ガイドリブ67aが入り込み、操作部材60のスライド移動がガイドされるようになっている(図6及び図8参照)。
そして、この実施形態においては、前記押圧部61の裏側に、前記回転部材50のカム突起55に当接するカム斜面71を有する一対の壁部70,70が、前記ハウジング20に対する操作部材60の押し込み方向に沿って立設されている。
図8に示すように、この実施形態における一対の壁部70,70は、回転部材50の回転中心C2に対して周方向に均等な間隔をあけて配置されると共に、回転部材50の回転軸方向から見たときに、前記カム突起55,55の回動方向に沿った円弧状に形成されている。すなわち、一対の壁部70,70の円弧の中心C3は、回転部材50の回転中心C2及びハウジング20の軸部29の軸心C1に一致する(図8及び図11参照)。
また、図4(b)及び図7に示すように、一対の壁部70,70には、前記回転部材50のカム突起55,55がそれぞれ当接して、操作部材60の押し込み力を、回転部材50の回転力へと変換するための、カム斜面71,71がそれぞれ設けられている。すなわち、円弧状の壁部70の端面が、周方向に沿って次第に高さが低くなるように、かつ、周方向に沿って斜めにカットされて、カム斜面71をなしている。
更に図4(b)及び図8に示すように、一対の壁部70,70は、カム斜面71の最も高く突出した周方向一端部71a,71aどうし、及び、最も低い周方向他端部71b,71bどうしが、操作部材60の中心C3に対して、点対称をなすように配置されている。
また、各壁部70の、カム斜面71の一端部71a側の外周には、柱部73がそれぞれ連設されており、その上端部は、カム斜面71の最も高い一端部71aよりもやや高く突出した形状をなしている。この柱部73は、ハウジング20に対して操作部材60を押し込んでいない状態で、カム突起55,55に当接し、回転部材50の回転を規制する部分となっている(図7参照)。更に図4(b)及び図8に示すように、各カム斜面71の、周方向一端部71aから他端部71bに至る範囲には、グリスを溜めるためのグリス溝75が形成されている。
上記操作部材60は、コイルスプリング97を介してハウジング20に押し込み可能に装着される。このとき、コイルスプリング97の一端部が前記ハウジング20の軸部29内周に挿入されて支持され、他端部が操作部材60のスプリング支持突部63に支持され、このコイルスプリング97により、常時は、操作部材60がハウジング20の前面から離れる方向に付勢されるようになっている(図7及び図12参照)。このとき、操作部材60は、上述したように、係止片65,65の係止爪65aが、ハウジング20のスリット22a,23aに係合して抜け止めされるようになっている。
上記状態では、操作部材60の壁部70,70の、カム斜面71,71の周方向一端部71a,71aに、回転部材50のカム突起55,55の、円弧状の先端面55a,55aがそれぞれ当接した位置に保持されるようになっている(図7及び図9参照)。
そして、上記状態からコイルスプリング97の付勢力に抗して、ハウジング20に対して操作部材60を押し込んでいくと、壁部70,70のカム斜面71,71により、カム突起55,55がそれぞれ押圧されて、カム突起55がカム斜面71の一端部71aから他端部71bへと移動していき、それに伴ってトーションスプリング95の回転付勢力に抗して、回転部材50が矢印A2方向(図9(b)参照)に回転し、一対のリンクロッド90,91のフック部92,92が、グローブボックス1のロック部3,3に係合しない位置にスライドするようになっている(図10参照)。
なお、この実施形態では、回転部材50のカム突起55,55に対応して、一対の円弧状の壁部70,70を設けたが、カム突起55の個数に応じて壁部70を設けることができる。また、回転部材50の回転軸方向から見て円筒状をなすように壁部を設けて、その端面に所定数のカム斜面71を設けてもよい。更に、壁部を同心状となるように設け、それぞれの端面にカム斜面を形成してもよい。
次に、上記構成部材からなるロック装置10の作用効果について説明する。
上記ロック装置10は、例えば、次のようにして組み立てられる。すなわち、回転部材50のピン53,53を、ハウジング20のピン移動孔31,32の周方向一端部31a,32aにそれぞれ挿入すると共に、回転体51内にハウジング20の軸部29を挿入する。その後、回転部材50の戻り規制突部56が、ハウジング20の戻り規制片33を乗り越えるまで、軸部29を介して回転部材50を回転させることにより、回転部材50のピン53,53が再びピン移動孔31,32の周方向一端部31a,32aに戻って抜け外れることがないように、ハウジング20の軸部29に回転部材50を回転可能に装着することができる(図5参照)。
この状態で、トーションスプリング95のコイル部95aを回転体51から挿出した軸部29外周に配置し、一端部95bをカム突起55の所定のスプリング係止溝58に係止させ、他端部95cを前記ハウジング20のスプリング係止部35に係止させることで、トーションスプリング95が装着される。
その後、軸部29内周にコイルスプリング97の一端部を挿入し、他端部を操作部材60のスプリング支持突部63に支持させた状態で、ハウジング20のスライド孔37,37及び各ガイド孔39に、操作部材60の係止片65,65及び各ガイド片67を整合させて、ハウジング20に対して操作部材60を押し込む。その結果、コイルスプリング97で、操作部材60がハウジング20前面から離れる方向に付勢された状態で、係止片65,65の各係止爪65aが、ハウジング20のスリット22a,23aの一端縁に係止して、ハウジング20に対して操作部材60が押し込み可能に装着される(図12参照)。
その状態でベゼル80の係合片83を、ハウジング20の係合爪21bに係合させることで、ハウジング20にベゼル80が装着される。そして、ハウジング20を取付片21aを介してリッド5の取付孔6aに取付けると共に、回転部材50の各ピン53の先端部53a,53aを、リンクロッド90,91の嵌合凹部93,93にそれぞれ嵌合させることで、一対のリンクロッド90,91が回転部材50の外周の対向位置に枢着され、各フック部92,92がリッド5のロッド挿出孔7aにスライド可能に支持される。この状態では、トーションスプリング95により回転部材50が矢印A1方向(図5参照)に回転付勢され、それにより一対のリンクロッド90,91が、グローブボックス1のロック部3,3に係合する方向に、フック部92,92が互いに離れるように付勢される(図9(a)参照)。
そして、グローブボックス1の開口部2を閉じるべく、リッド5を押し込むと、リンクロッド90,91の各フック部92のテーパ面が、開口部2の両側内面に押圧されて、トーションスプリング95の回転付勢力に抗して、各リンクロッド90,91がリッド内方に向けて引き込まれ、各フック部92が開口部2の凹状のロック部3,3に至ると、トーションスプリング95により回転部材50が回転付勢されて、リンクロッド90,91が再度リッド外方に向けて押し出されて、各フック部92,92がロック部3,3にそれぞれ係合して、グローブボックス1の開口部2をリッド5で閉じた状態にロックすることができる(図9参照)。
このとき、このロック装置10においては、一対のリンクロッド90,91が、回転部材50の回転に連動して、同期してスライド動作するようになっているので、一対のリンクロッド90,91のうち、どちらか一方のリンクロッド90,91のフック部92のみが、グローブボックス1のロック部3,3の一方に係合する、いわゆる片掛かりを生じにくくさせることができ、その結果、グローブボックス1の開口部2を、リッド5によって閉じた状態に安定してロックすることができる。
なお、この状態で図11の想像線で示すように、キーシリンダ85の鍵孔86に図示しないキーを差し込んで回転させ、背面のキーロック突起87を、リンクロッド91のキーロック受け部94に整合する位置に回動させることで、リンクロッド91のリッド内方への引き込みが規制されて、上記リッド5による開口部2のロック状態が維持されるようになっている。
一方、グローブボックス1の開口部2からリッド5を開く場合には、コイルスプリング97の付勢力に抗して、ハウジング20に対して操作部材60を押し込む。すると、操作部材60の壁部70,70のカム斜面71,71によって、回転部材50のカム突起55,55がそれぞれ押圧されて、図7の矢印A3に示すように、カム突起55がカム斜面71上を摺接しながら高い周方向一端部71aから低い他端部71bへと移動すると共に、トーションスプリング95の回転付勢力に抗して、ハウジング20の軸部29を介して回転部材50が矢印A2方向(図9(b)参照)に回転し、一対のリンクロッド90,91のフック部92,92が、グローブボックス1のロック部3,3に係合しない位置にスライドし(図10(a),(b))、その結果、グローブボックス1の開口部2からリッド5を移動させて、開口部2を開くことができる。
そして、このロック装置10においては、回転部材50又は操作部材60の一方に(この実施形態では操作部材60)、カム斜面71を有する壁部70を設けたので、上記特許文献2のサイドロック装置のように、ロータの円弧状スリットの一端にテーパ面を形成する場合に比べて、カム斜面71を比較的長く形成することができ、カム斜面71上でのカム突起55の摺接距離を長く確保することができ、ハウジング20に対する操作部材60の押し込みによって、回転部材50を比較的大きな角度でスムーズに回転させることができる。
また、この実施形態においては、回転部材50に、その回転中心C2に対して周方向に均等に一対のカム突起55,55が設けられ、操作部材60にも、回転部材50の回転中心C2に一致する中心C3に対して周方向に均等に一対の壁部70,70が設けられており、カム突起55とカム斜面71を有する壁部70とが、回転部材50の回転中心C2に対して周方向に均等に少なくとも2つずつ形成されているので、操作部材60の押し込み力が、回転部材50の周方向に均等に作用して、回転部材50の回転力によりスムーズに変換することができる。
更にこの実施形態では、カム斜面71を有する壁部70は、回転部材50の回転軸方向から見て円弧状をなしているので、壁部70の形状に沿ってカム突起55を移動させることができ、カム斜面71からカム突起55を外れることを防止することができる。また、円弧状をなした壁部70の端面に設けたカム斜面71が、周方向に沿って次第に低くなるように形成されているので、比較的コンパクトな形状で、回転部材50が回転しても、カム突起55とカム斜面71との当接状態を維持することができる。
また、この実施形態においては、操作部材60にカム斜面71を有する壁部70が設けられ、回転部材50にカム突起55が形成されている。このように、回転部材50側にカム突起55を設けることにより、回転部材50を軽量かつ小型化しやすくすることができるので、この回転部材50が装着されるハウジング20をコンパクト化しやすくすることができると共に、回転部材50をスムーズに回転させることができる。
更にこの実施形態においては、カム突起55は、円弧状の先端面55aを有し、この円弧状の先端面55aが、壁部70のカム斜面71に当接するように構成されているので、カム突起55のカム斜面71への当接面積を小さくすると共に、滑りやすくして、摩擦抵抗を少なくすることができ、操作部材60の押し込む力を、よりスムーズに回転部材50の回転力に変換することができる。また、カム突起55の形状を薄型化して、回転部材50をよりコンパクト化することができる。
また、この実施形態においては、一対のリンクロッド90,91の基端部側が、回転部材50の外周の対向する位置にそれぞれ枢着されているので、ラックピニオンのようなギヤ間のバックラッシがなく、一対のリンクロッド90,91を、ガタ付きなくスムーズにスライドさせることができ、また、比較的簡単な構造とすることができる。
また、この実施形態においては、回転部材50は、ハウジング20と操作部材60との間であって、ハウジング20の内側に回転可能に装着されているので、回転部材50がハウジング外部に露出することを防止して、外部応力等から回転部材50を保護することができる。
図13には、本発明に係る開閉体のロック装置の第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、この実施形態の開閉体のロック装置10a(以下、「ロック装置10a」)は、前記実施形態と比べて、ロック部の形成箇所と、それ以外の部材の配置箇所が異なっている。すなわち、このロック装置10aでは、本発明における「開閉体」であるリッド5aの幅方向両側に、凹状のロック部3a,3aが形成されており、本発明における「固定体」であるグローブボックス側に、ハウジング20が取付けられた構造となっている。
また、ハウジング20に回転可能に装着された回転部材50に枢着された一対のリンクロッド90a,91aは、その所定箇所でL字状に屈曲した形状をなすと共に、更にその先端部分がリッド内方に向けて折り返すように屈曲して、この部分がフック部92,92をなしている。更に、一対のリンクロッド90a,91aは、リッド5aのロック部3a,3aに係合する方向、すなわち、フック部92,92が互いに近づく方向に(矢印A4参照)、トーションスプリング95により回転付勢された回転部材50を介して付勢されている。
そして、グローブボックスの開口部がリッド5aで閉じた状態で、ハウジング20に対して操作部材60を押し込むことで、前記実施形態と同様に、カム突起55とカム斜面71の相互作用により、トーションスプリング95の回転付勢力に抗して回転部材50が回転して、一対のリンクロッド90a,91aのフック部92,92が、グローブボックス1のロック部3a,3aに係合しない位置にスライドするようになっており、リッド5aを開くことができるようになっている。
図14〜22には、本発明に係る開閉体のロック装置の第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図14及び図15に示すように、この実施形態の開閉体のロック装置10b(以下、「ロック装置10b」)は、操作部材と回転部材の配置箇所、及び、カム斜面を有する壁部とカム当接部の設置部材が、前記実施形態と異なっている。
すなわち、このロック装置10bは、ハウジング20bの表面側に操作部材60bが押し込み可能に取付けられ、ハウジング20bの裏面側に回転部材50bが回転可能に装着されており、また、回転部材50b側にカム斜面71を有する壁部72が設けられ、操作部材60b側にカム当接部125が設けられた構造となっている。
なお、本発明において、「ハウジングの表面」とは、ハウジングが取付けられる開閉体又は固定体の表側に配置される面を意味し、「ハウジングの裏面」とは、開閉体や固定体の裏側に配置される面を意味する。
この実施形態のハウジング20bは、キーシリンダ配置部がない四角枠状をなしており、その内周の両側部には、操作部材60bの係止片65,65がスライド可能に挿入されるガイド孔39,39がそれぞれ形成されている。また、ハウジング20bの底部27の裏面側中央からは軸部101が突設されており、その先端部外周の対向した位置からは、異形状の突起102,103が外径側に向けて突設されている。ここでは、突起102が突起103よりも長く突設した形状をなしている(図19参照)。更に軸部101の表側からは、所定深さで支持凹部105が形成されていると共に、その底面にスプリング支持突部105aが突設されており(図18参照)、操作部材60bを付勢するコイルスプリング97が収容されて、その一端を支持するようになっている。
また、底部28の裏側周縁からは、枠状壁107が立設されており、その内周面にトーションスプリング95のコイル部95aが当接支持されるようになっている(図17(a及び図18参照)。図15に示すように、この枠状壁107の周方向所定位置には、トーションスプリング95の他端部95cを係止させるための、スプリング係止部107aが形成されており、また、同枠状壁107の他の位置には、一旦組み付けた回転部材50bの戻りを規制するための、戻り規制部107bが設けられている。
図18に示すように、ハウジング20bの底部28の裏面側であって、前記枠状壁107の内周には、回転部材50bの先端部側を受け入れて回転支持するための、凹部109が設けられている。また、ハウジング20bの底部28であって、前記軸部101の両側には、操作部材60bの柱状のカム当接部125,125をスライドガイドするための、スライド孔111,111が形成されている(図14及び図17参照)。
また、ハウジング20bの周壁21の裏面側からは、ロッドガイド突起112,112が突設されており(図15参照)、これらがリンクロッド90,91のスライド孔98,98にそれぞれ挿入されて、リンクロッド90,91のスライドガイドをなすようになっている(図19参照)。
一方、図14、図15及び図20に示すように、上記ハウジング20bの裏面側に装着される回転部材50bには、前記実施形態の操作部材60の壁部70とほぼ同様な、カム斜面71を有する一対の壁部72,72が、回転体51の表面側から立設されており、その内径側に円筒部113が一体的に突設されている。
また、回転体51及び円筒部113には、前記ハウジング20bの軸部101が挿通される軸孔115が形成されており、更に、軸部101の先端外周の突起102,103を通過させる溝部116,117が、周方向に対向して軸孔115に連通して形成されている。なお、溝部116が溝部117よりも長く形成され、突起102の通過部分をなし、溝部117が突起103の通過部分をなしており、これによって回転部材50bの組付け方向を規定している。
更に、回転体51の裏面側であって、前記軸孔115の周縁には、円弧状の摩擦軽減リブ119,119が突設されている(図20参照)。また、回転体51の一方の延出部52の側面からは、舌片状の戻り規制片121が延設され、更に、同延出部52の表面からは、トーションスプリング95の一端部95bに係止する、バネ係止突部123が突設されている(図14及び図20参照)。
図14、図15及び図20に示すように、ハウジング20bの表面側に配置される操作部材60bは、押圧部61の裏面側であって、スプリング支持突部63の両側に、前記回転部材50bの壁部72のカム斜面71に当接する、柱状のカム当接部125,125が立設されている。
各カム当接部125は、細長板状の縦リブ126と、該縦リブ126の両側から、互いに斜めに広がるように連設された一対の横リブ127,127とからなり、操作部材60bを裏面側から見たとき、略コ字状をなしている。また、横リブ127の先端外周面127a(図20参照)は、円弧状に丸みを帯びた形をなしており、これが前記回転部材50bの壁部72のカム斜面71に摺接するようになっている。
次に、この実施形態のロック装置10bの作用効果について説明する。
このロック装置10bは、例えば、次のようにして組み立てられる。すなわち、ハウジング20bの支持凹部105内にコイルスプリング97を収容して、その一端をスプリング支持突部105aで支持すると共に、コイルスプリング97の他端を、操作部材60bのスプリング支持突部63に支持させる。その状態で、操作部材60bをハウジング20bに押し込んで、操作部材60bの各カム当接部125及び各係止片65を、ハウジング20bの各スライド孔111及びガイド孔39にそれぞれ挿入すると共に、係止爪65a,65aを、ハウジング20bのスリット22a,22aの一端縁に係止させる。それによって、図17(b)、図18及び図21に示すように、コイルスプリング97により、操作部材60bがハウジング20bから離れる方向に付勢された状態で、ハウジング20bに対して操作部材60bを押し込み可能に装着することができる。
その後、トーションスプリング95のコイル部95aを、ハウジング20bの枠状壁107内に配置して、その内周面に当接支持させると共に、他端部95cをハウジング20bのスプリング係止部107a(図15参照)に係止させる。
次いで、回転部材50bの溝部116,117に、軸部101の突起102,103を整合させて、回転部材50bの軸孔115に軸部101を挿入して、その突起102,103を溝部116,117の裏側から挿出させると共に、回転部材50bの先端部側をハウジング20bの凹部109に挿入し、更に、トーションスプリング95の一端部95bを、回転部材50bのバネ係止突部123に係止させ、その状態で回転部材50bを所定方向(ここでは図15の矢印A3方向)に回転させる。なお、便宜上、図15における回転部材50bは、ハウジング20bに装着した後の状態を示している。
そして、トーションスプリング95の一端部95bをバネ係止突部123に引き掛けながら、トーションスプリング95の付勢力に抗して回転部材50bを回転させ、枠状壁107の戻り規制部107b(図15参照)に戻り規制片121が係止するまで、回転部材50bを回転させることで、軸部101の突起102,103が、回転部材50bの軸孔115の裏側周縁の摩擦軽減リブ119,119にそれぞれ係合して、ハウジング20bの裏面側に、抜け止めされた状態で回転部材50bを回転可能に装着することができる。
このように、この実施形態では、溝部116,117から突起102,103を挿出させた後、回転部材50bを所定方向に回転させて、その突起102,103を、ハウジング20bの裏面側に係合させるだけの簡単な作業で、ハウジング20bに対して回転部材50bを抜け止めした状態で、回転可能に装着させることができ、ハウジング20bに対する回転部材50bの組み付け作業性を向上させることができる。
また、この実施形態では、図17(b)及び図21に示すように、軸部101の突起102,103は、回転体51の裏面側であって、軸孔115の周縁に突設された円弧状の摩擦軽減リブ119,119に係合するようになっているので、回転部材50bの回動時における摩擦抵抗を軽減できるようになっている。
なお、上記状態では、トーションスプリング95により回転部材50bが矢印A1方向(図19参照)に回転付勢され、それにより一対のリンクロッド90,91が、グローブボックス1のロック部3,3(図9参照)に係合する方向に、フック部92,92が互いに離れるように付勢される。
また、この実施形態では、図17(b)、図18及び図21に示すように、前記軸部101に設けた支持凹部105に、コイルスプリング97の一端が収容されて支持されるようになっているので、コイルスプリング97の長さを確保しつつ、ロック装置10bの薄型化を図ることができる。
そして、このロック装置10bでは、コイルスプリング97の付勢力に抗して、ハウジング20に対して操作部材60bを押し込むと、操作部材60bのカム当接部125,125によって、回転部材50bの各壁部72のカム斜面71,71がそれぞれ押圧されて、カム当接部125の横リブ127の先端外周面127a(図20参照)がカム斜面71上を摺接しつつ、トーションスプリング95の回転付勢力に抗して、図22(a),(b)に示すように回転部材50bが回転し、一対のリンクロッド90,91のフック部92,92が、グローブボックス1のロック部3,3に係合しない位置にスライドすると、グローブボックス1の開口部2からリッド5を開くことができる。
このとき、この実施形態では、回転部材50bに形成された、カム斜面71を有する壁部72,72の内径側に、円筒部113が一体的に設けられており、この円筒部113が、操作部材60bを押し込んで、カム当接部125がカム斜面71上を摺接しながら移動するときに、カム当接部125のガイドとなるので、回転部材をスムーズに回転させることができる(図17(b)及び図20参照)。
また、図17(b)、図18及び図21に示すように、ハウジング20bの裏面から立設した枠状壁107の内周面に、トーションスプリング95のコイル部95aが当接支持されていて、回転部材50bの両壁部72,72の外周面には当接していないので、回転部材50bの回転動作時に、コイル部95aからのバネ力(回転付勢力)や摩擦力が作用することを防止することができ、回転部材50bをスムーズに回転させることができる。
更に、操作部材60bのカム当接部125の横リブ127の先端外周面127aは、円弧状に丸みを帯びているので、回転部材50bのカム斜面71上をスムーズに摺接移動させることができ、回転部材50bの回転動作をより滑らかにすることができる。
そして、このロック装置10bにおいては、ハウジング20bの裏面側に回転部材50bが回転可能に装着されているので、ハウジング20bの周壁21に、回転部材50bが干渉することを防止しつつ、回転部材50の外径を大きくすることができる。その結果、回転部材50bと、リンクロッド90,91との連設部の回転半径を大きくして、回転部材50bの回転角に対する、リンクロッド90,91のスライド量を大きくすることができる。それによって操作部材60bの押し込み量を小さくしても、リンクロッド90,91のストローク量を確保することができるので、ロック装置10b全体の薄型化を図ることができる。
また、この実施形態では、回転部材50bにカム当接部を設けず、操作部材60b側にカム当接部125を設けたので、ハウジング20bの裏面側の壁部(底部28)には、カム当接部125を前後にスライドさせるための、比較的小さなスライド孔111を設ければよく、ハウジング20bの裏面側の壁部の剛性を向上させることができる(回転部材側にカム当接部を設ける場合は、ハウジングの裏面側の壁部に、カム当接部を回転可能に受け入れるための比較的大きな孔が必要となる)。
図23及び図24には、本発明に係る開閉体のロック装置の第4実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の開閉体のロック装置10c(以下、「ロック装置10c」)は、前記第3実施形態と基本的な構造は同様であるが、回転部材50c側に軸部101が配置され、ハウジング20c側に軸部挿入用の軸孔115が形成されている点が、前記第3実施形態と異なっている。
すなわち、回転部材50cの、壁部72,72及び円筒部113の内側であって、回転体51の表面側中心から軸部101が立設されており、その先端外周の対向した位置から、同形状の突起102,102が突設されている。
一方、ハウジング20cの底部28の中央であって、前記スライド孔111,111の間に、前記軸部101が挿通される軸孔115が形成されており、この軸孔115の両側には、前記軸部101の突起102,102を通過させるための、溝部116,116が前記スライド孔111に連通して形成されている。また、軸孔115及び溝部116,116の裏側周縁からは、円弧状の支持壁129,129がそれぞれ突設されており、軸孔115に挿入された軸部101を回転支持する部分となっている。
そして、ハウジング20cの溝部116,116に、軸部101の突起102,102を整合させ、ハウジング20cの軸孔115に軸部101を挿入して、その突起102,102を溝部116,116の表側から挿出させた後、回転部材50cを所定方向に回転させることで、ハウジング20bの裏面側に、回転部材50cを抜け止めした態で回転可能に装着することができる(図24参照)。
なお、前記第3実施形態と同様に、軸部101の先端外周から突設した一対の突起を異形状とし(例えば、一方の突起を幅狭にする等)、これに整合するように、軸孔115の両側に配置された一対の溝部を形成してもよく、それによって組付け方向を規定することができる。
図25には、本発明に関連する開閉体のロック装置の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この開閉体のロック装置10d(以下、「ロック装置10d」)は、固定体又は開閉体に、小径歯59a及び大径歯59bを有する2段歯車状の回転部材50aが回転可能に支持されていると共に、基端部にラック溝93bが形成された一対のリンクロッド90b,91bが、そのラック溝93b,93bを前記回転部材50aの大径歯59bに歯合させて、回転部材50aの回転動作に同期して一対のリンクロッド90b,91bがスライド動作するように構成されている。更に、操作部材60aの裏側から延出したU字状の壁部70aの内面に平歯70bが形成され、この壁部70a内に回転部材50aの小径歯59aが配置され、操作部材60aが図示しないハウジングに押し込み可能に取付けられている。なお、リンクロッド90b,91bの一方は、図示しないスプリングにより、フック部がロック部に係合する方向にスライド付勢するようになっている。
そして、操作部材60aを図示しないハウジングに対して押し込むと、壁部70a内の平歯70bが回転部材50aの小径歯59aに歯合して、回転部材50aを回転させることで、回転部材50aの大径歯59bにラック溝93bを介して歯合した一対のリンクロッド90b,91bを、図示しないスプリングの付勢力に抗して、各フック部をロック部に係合しない方向にスライドさせるようになっている。
なお、以上の実施形態では、開閉体のロック装置を、グローブボックス1の開口部2にリッド5が開閉可能に取付けられた構造に適用したが、これに限定されず、例えば、インストルメントパネルの開口部にグローブボックスが回動可能に取付けられた構造や(インストルメントパネルが「固定体」、グローブボックスが「開閉体」をなす)、インストルメントパネルの開口部にリッドが開閉可能に取付けられた構造(インストルメントパネルが「固定体」、リッドが「開閉体」をなす)等に適用してもよく、固定体の開口部を開閉する各種の開閉体に広く用いることができる。
1 グローブボックス(固定体)
2 開口部
3,3a ロック部
5,5a リッド(開閉体)
6 パネル
10,10a,10b,10c ロック装置
20,20b,20c ハウジング
50,50b,50c 回転部材
55 カム突起
55a 先端面
60,60b 操作部材
70,72 壁部
80 ベゼル
85 キーシリンダ
90,91 リンクロッド
92 フック部
93 嵌合凹部
95 トーションスプリング
97 コイルスプリング
101 軸部
102,103 突起
115 軸孔
116,117 溝部
125 カム当接部
上記目的を達成するため、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記操作部材にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、前記操作部材を押し込むことにより、前記回転部材が前記スプリングの付勢力に抗して回転し、前記一対のリンクロッドをそれらのフック部が前記ロック部に係合しない位置にスライドさせるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
本発明においては、前記ハウジングから軸部が突設され、該軸部の先端部外周から外径側に向けて突起が形成されており、前記回転部材に、前記軸部が挿通される軸孔と、該軸孔に連通して前記突起を通過させる溝部とが形成されており、前記溝部に前記突起を整合させて、前記軸孔に前記軸部を挿入し、前記溝部から前記突起を挿出させた状態で、前記回転部材を所定方向に回転させることで、前記軸孔の周縁に前記突起が係合して、前記回転部材が抜け止めされるように構成されており、前記カム当接部と前記溝部は、前記軸孔の周方向において互いに位置をずらして配置されていることが好ましい。
本発明においては、各リンクロッドには凹状の嵌合凹部が形成され、前記回転部材にはピンが突設されており、該ピンが前記嵌合凹部に挿入されることで、一対のリンクロッドが前記回転部材に枢着されるように構成されており、前記カム当接部は、前記ピンよりも前記回転部材の中心寄りに配置されていることが好ましい。
また、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、前記操作部材を押し込むことにより、前記回転部材が前記スプリングの付勢力に抗して回転し、前記一対のリンクロッドをそれらのフック部が前記ロック部に係合しない位置にスライドさせるように構成されており、前記ハウジング又は前記回転部材のうち、一方から軸部が突設され、該軸部の先端部外周から外径側に向けて突起が形成されており、前記ハウジング又は前記回転部材の他方に、前記軸部が挿通される軸孔と、該軸孔に連通して前記突起を通過させる溝部とが形成されており、前記溝部に前記突起を整合させて、前記軸孔に前記軸部を挿入し、前記溝部から前記突起を挿出させた状態で、前記回転部材を所定方向に回転させることで、前記軸孔の周縁に前記突起が係合して、前記回転部材が抜け止めされるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
更に、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、各リンクロッドには凹状の嵌合凹部が形成され、前記回転部材にはピンが突設されており、該ピンが前記嵌合凹部に挿入されることで、一対のリンクロッドが前記回転部材に枢着されるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
また、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、前記ハウジングにはガイド溝が形成され、前記操作部材には、前記ガイド溝に入り込んで、前記操作部材の押し込み移動をガイドするガイドリブが形成されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
本発明においては、前記ハウジングは、前記操作部材が配置される配置凹部を有しており、前記操作部材は、前記配置凹部に適合する横長板状をなす押圧部を有しており、前記押圧部の外周に、複数の前記ガイドリブが突設され、各ガイドリブは、前記押圧部の中心に対して点対称とならない位置に形成されており、前記配置凹部の内周に、複数のガイドリブに適合する前記ガイド溝が形成されていることが好ましい。
更に、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、前記操作部材を押し込むことにより、前記回転部材が前記スプリングの付勢力に抗して回転し、前記一対のリンクロッドをそれらのフック部が前記ロック部に係合しない位置にスライドさせるように構成されており、前記回転部材又は前記操作部材に形成された、前記カム斜面を有する壁部の内径側又は外径側に、円筒部が一体的に設けられており、該円筒部は、前記操作部材が押し込まれて、前記カム当接部が前記カム斜面に当接し、前記回転部材が回転するときに、前記カム当接部のガイドをなすことを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。
また、本発明の1つは、固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、前記操作部材を押し込むことにより、前記回転部材が前記スプリングの付勢力に抗して回転し、前記一対のリンクロッドをそれらのフック部が前記ロック部に係合しない位置にスライドさせるように構成されており、前記回転部材は、前記ハウジングと前記操作部材との間であって、前記ハウジングの内側に回転可能に装着されていることを特徴とする開閉体のロック装置を提供するものである。

Claims (12)

  1. 固定体の開口部に開閉可能に取付けられる開閉体のロック装置であって、
    前記開閉体の両側又は前記固定体の開口部両側のどちらか一方に設けられたロック部と、
    前記開閉体又は前記固定体のどちらか他方に取付けられたハウジングと、
    該ハウジングに回転可能に装着された回転部材と、
    前記回転部材の回転に連動して同期してスライド動作し、先端に形成されたフック部が前記ロック部に係脱する一対のリンクロッドと、
    前記リンクロッドの各フック部を前記ロック部に係合させる方向に、前記リンクロッドを付勢するスプリングと、
    前記ハウジングに押し込み可能に取付けられた操作部材とを備え、
    前記回転部材又は前記操作部材の一方にカム斜面を有する壁部が形成され、前記回転部材又は前記操作部材の他方にカム当接部が形成され、前記カム当接部が前記カム斜面に当接することで、前記操作部材の押し込み力を前記回転部材の回転力に変換するように構成されており、
    前記操作部材を押し込むことにより、前記回転部材が前記スプリングの付勢力に抗して回転し、前記一対のリンクロッドをそれらのフック部が前記ロック部に係合しない位置にスライドさせるように構成されていることを特徴とする開閉体のロック装置。
  2. 前記カム当接部は、前記回転部材の回転中心に対して周方向に均等に少なくとも2箇所に配置されている請求項1記載の開閉体のロック装置。
  3. 前記壁部は、前記回転部材の回転軸を中心とする回転軸方向から見て、円弧状又は円筒状をなして形成されており、該壁部の端面が、周方向に沿って次第に低くなるように形成されて、前記カム斜面をなしている請求項1又は2に記載の開閉体のロック装置。
  4. 前記操作部材は、前記ハウジングの表面側に押し込み可能に取付けられ、
    前記回転部材は、前記ハウジングの裏面側に回転可能に装着されている請求項1記載の開閉体のロック装置。
  5. 前記ハウジング又は前記回転部材のうち、一方から軸部が突設され、該軸部の先端部外周から外径側に向けて突起が形成されており、
    前記ハウジング又は前記回転部材の他方に、前記軸部が挿通される軸孔と、該軸孔に連通して前記突起を通過させる溝部とが形成されており、
    前記溝部に前記突起を整合させて、前記軸孔に前記軸部を挿入し、前記溝部から前記突起を挿出させた状態で、前記回転部材を所定方向に回転させることで、前記軸孔の周縁に前記突起が係合して、前記回転部材が抜け止めされるように構成されている請求項4記載の開閉体のロック装置。
  6. 前記ハウジングに対して前記操作部材を離反する方向に付勢するコイルスプリングを更に備えており、
    前記軸部には、前記コイルスプリングの一端を収容して支持する支持凹部が形成されている請求項5記載の開閉体のロック装置。
  7. 前記回転部材又は前記操作部材に形成された、前記カム斜面を有する壁部の内径側又は外径側に、円筒部が一体的に設けられており、
    該円筒部は、前記操作部材が押し込まれて、前記カム当接部が前記カム斜面に当接し、前記回転部材が回転するときに、前記カム当接部のガイドをなす請求項1〜6のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
  8. 前記回転部材に前記カム斜面を有する壁部が設けられ、前記操作部材に前記カム当接部が形成されている請求項4〜7のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
  9. 前記回転部材は、前記ハウジングと前記操作部材との間であって、前記ハウジングの内側に回転可能に装着されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
  10. 前記操作部材に前記カム斜面を有する壁部が設けられ、前記回転部材に前記カム当接部が形成されている請求項9記載の開閉体のロック装置。
  11. 前記カム当接部は、円弧状の先端面を有し、該円弧状の先端面が前記カム斜面に当接する請求項1〜10のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
  12. 前記一対のリンクロッドは、前記回転部材の外周の対向する位置に、それぞれ枢着されている請求項1〜11のいずれか1つに記載の開閉体のロック装置。
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