JPWO2013088549A1 - インクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

高いレベルの画像の滲み抑制効果が得られるインクジェット記録方法を提供すること。
顔料を含有する第1のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから記録媒体に付与することで、画像の輪郭領域を記録する工程、及び、顔料を含有する第2のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから前記記録媒体に付与することで、前記画像の内部領域を記録する工程を有するインクジェット記録方法であって、前記第1のブラックインクの最大泡圧法による寿命時間100m秒における動的表面張力γ及び前記第2のブラックインクの最大泡圧法による寿命時間100m秒における動的表面張力γが、条件(1):γ>γ、条件(2):γ−γ≦20mN/m、条件(3):40mN/m≦γ、条件(4):34mN/m≦γの関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録方法。

Description

本発明はインクジェット記録方法に関する。
インクジェット記録方法において、高速で記録した際にも定着性の高い画像を得るために、浸透性の高いインクが用いられている。一方、インクジェット記録方法は、CADシステムなどの出力にも用いられており、優れた細線品位が求められている。しかし、上記の定着性の高い画像が得られる浸透性の高いインクを用いて細線を記録した場合は、優れた細線品位が得られなかった。これは、浸透性の高いインクは、記録媒体において、濡れ拡がりやすい性質を有するからである。つまり、CADシステムなどの出力にも用いることができる優れた細線品位の画像を得るためには、これまで以上に高いレベルで、記録媒体におけるインクの濡れ拡がりを抑制し、画像の滲みを抑制する必要がある。従来、記録媒体における画像の滲みを抑制する方法として、画像の輪郭領域を浸透性の低いインクを用いて記録し、内部領域を浸透性の高いインクで記録するインクジェット記録方法が検討されている(特許文献1)。特許文献1には、画像の輪郭領域を、表面張力が40mN/m〜65mN/mであるインクを用いて記録し、画像の内部領域を、表面張力が25mN/m〜35mN/mであるインクを用いて記録することで、インクの濡れ拡がりが抑制され、画像の滲みが改善されることが開示されている。
特開2000−289193号公報
しかしながら、本発明者らが特許文献1に記載のインクジェット記録方法を用いて細線を記録し検討したところ、CADシステムなどの出力に用いることができるような、優れた細線品位が得られない場合があった。したがって、本発明の目的は、優れた細線品位が得られるような、画像の滲み抑制効果が高いインクジェット記録方法を提供することにある。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明にかかるインクジェット記録方法は、顔料を含有する第1のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから記録媒体に付与することで、画像の輪郭領域を記録する工程、及び、顔料を含有する第2のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから前記記録媒体に付与することで、前記画像の内部領域を記録する工程を有し、前記第1のブラックインクの最大泡圧法による寿命時間100m秒における動的表面張力γ及び前記第2のブラックインクの最大泡圧法による寿命時間100m秒における動的表面張力γが、条件(1):γ>γ、条件(2):γ−γ≦20mN/m、条件(3):40mN/m≦γ、条件(4):34mN/m≦γの関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、高いレベルの画像の滲み抑制効果が得られるインクジェット記録方法を提供することができる。
本発明における画像の輪郭領域と内部領域を示した図である。
以下、好適な実施の形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。本発明者らは先ず、特許文献1のような、従来の画像の輪郭領域を浸透性の低いインクを用いて記録し、内部領域を浸透性の高いインクで記録するインクジェット記録方法において、優れた細線品位が得られない場合があった理由について検討を行ったところ、以下の結果に至った。
特許文献1の表面張力の条件を満たす、2種のインクを用いて画像を記録した場合、上述の通り、インクの濡れ拡がりに起因する画像の滲みは改善する。しかしながら、一方で、内部領域と外部領域の境界において、内部領域に付与された浸透性の高いブラックインクが、外部領域に付与された浸透性の低いブラックインクに流れ込む現象が起き、流れ込んだインクが輪郭領域の外まで流出することで画像の滲みが発生する場合があることを見出した。この流れ込み現象は、浸透性の異なる、即ち、表面エネルギーが異なる液体同士が接触するときに、液体の表面エネルギーを安定化する方向に、液体の移動が発生することによって発生する。このメカニズムからも明らかな通り、流れ込み現象は2種のインクの表面エネルギーの差が大きい程、顕著に発生する。従来の画像の輪郭領域を浸透性の低いインクを用いて記録し、内部領域を浸透性の高いインクで記録するインクジェット記録方法は、画像の滲みの原因となりやすい画像の輪郭部分にのみ濡れ拡がりにくいような浸透性の低いインクを用い、内部領域には定着時間が短い浸透性の高いインクを用いることで、画像の滲み抑制と定着性を両立する、という技術思想に基づくものであった。つまり、従来の方法では、内部領域に用いるブラックインクの浸透性が、輪郭領域に用いるブラックインクの浸透性と比較して可能な限り高くなるように、即ち、2種のインクの表面エネルギーの差がより大きくなるようなインク設計がなされていた。そのため、上記の流れ込み現象がより顕著に起こり、画像の滲みが発生してしまったと考えられる。
以上より、インクの濡れ拡がりに起因する画像の滲みだけではなく、インクの流れ込み現象に起因する画像の滲みを抑制することが重要であることが分かった。そこで、本発明者らが種々検討したところ、インクの流れ込み現象に起因する画像の滲みを抑制するためには、輪郭領域に用いるブラックインクと内部領域に用いるブラックインクの表面エネルギーの差が大きくなり過ぎないようなインク設計を行うことが重要であるという結論に達した。本発明においては、この2種のインクの表面エネルギーの差を、それぞれのブラックインクの動的表面張力を用いて表す。この理由を以下に示す。
記録ヘッドから吐出されたインク滴の表面エネルギーは、刻一刻と変化する。これは、インク滴の界面が不安定な流動状態にあるからである。このような不安定な流動状態にあるインク滴の表面エネルギーの変化は、インク滴の界面が生成してから平衡状態になるまでの時間経過に伴う動的表面張力の変化として表すことができる。したがって、本発明においては、前記インクの表面エネルギーを、インクの動的表面張力によって表す。
尚、特許文献1においては、2種類のインクの浸透性を静的表面張力で規定しているが、静的表面張力は液体の界面が安定している状態の場合における表面張力であるため、吐出されたインク滴のような界面が不安定な状態である液体の表面エネルギーを表すのには適さない。また、特許文献1の静的表面張力の規定を満たす2種のインクであっても、動的表面張力の差が大きいもの、即ち、表面エネルギーの差が大きいものが存在するため、上記の流れ込み現象が起き、画像の滲みが発生したと考えられる。
本発明において、インクの動的表面張力は、25℃における最大泡圧法によって求められる、寿命時間100m秒における値を採用する。最大泡圧法とは、測定する液体中に浸したプローブの先端部分で形成された気泡を放出するために必要な最大圧力を測定して、その最大圧力から表面張力を求める方法である。また、寿命時間は、最大泡圧法において、プローブの先端部分で気泡を形成する際に、気泡が先端部分から離れた後に新しい気泡の表面が形成された時点から、最大泡圧時(気泡の曲率半径とプローブ先端部分の半径が等しくなる時点)までの時間である。この寿命時間に対する、表面張力をプロットすることで、時間経過に伴う液体の動的表面張力の変化が分かる。一般的にインクが吐出されてから記録媒体に接触するまでの時間は、1000m秒以下であることから、本発明においては、寿命時間100m秒における動的表面張力の値を採用した。尚、後述の通り、寿命時間100ms秒における動的表面張力と、上記流れ込み現象及びインクの濡れ拡がり性は大きく相関があることが分かった。後述する実施例においては、動的表面張力はバブルプレッシャー動的表面張力計BP2(KRUSS製)を用いて25℃で測定を行った。
本発明者らは、先ず、種々のブラックインクの組合せについて、その動的表面張力と上記流れ込み現象及びインクの濡れ拡がり性の相関について検討を行った。その結果、輪郭領域に用いる第1のインクの動的表面張力γと、内部領域に用いる第2のインクの動的表面張力γが、条件(1):γ>γ、条件(2):γ−γ≦20mN/m、条件(3):40mN/m≦γ、条件(4):34mN/m≦γの関係を満足することが必要であることを見出した。上記条件(1)、(3)、及び(4)を満たすことで、第1のインク及び第2のインクの濡れ拡がり性が低く、かつ、内部領域よりも輪郭領域におけるインクの濡れ拡がりが抑制されるため、輪郭領域を記録しない場合に比べてインクの濡れ拡がりに起因する画像の滲みの発生を抑制することができる。これらの条件に加えて、更に、条件(2)を満たすことで、輪郭領域に用いるインクと内部領域に用いるインクの表面エネルギーの差が大きくなり過ぎないため、従来技術で発生していたようなインクの流れ込み現象に起因する画像の滲みの発生を抑制することができる。
上記条件(1)を満足しない(γ≦γ)と、輪郭領域においてインクの濡れ拡がりに起因する滲みが発生してしまい、優れた細線品位が得られない。上記条件(2)を満足しない(γ−γ>20mN/m)と、上記の内部領域から輪郭領域への流れ込み現象が発生するため、滲みが発生してしまい、優れた細線品位が得られない。上記条件(3)を満足しない(γ<40mN/m)と、輪郭領域におけるインクの濡れ拡がり性が高く、滲みが発生してしまい、優れた細線品位が得られない。また、上記条件(4)を満足しない(γ<34mN/m)と、内部領域におけるインクの濡れ拡がり性が高いため、上記条件(2)の関係を満足していたとしても、輪郭領域より外の領域まで、内部領域のインクが濡れ拡がるため、優れた細線品位が得られない。
また、本発明者らが更に検討を行ったところ、第1のインクの動的表面張力γと第2のインクの動的表面張力γが、上記条件(1)〜(4)に加えて、条件(5):γ≦45mN/mを満足することが好ましいことが分かった。条件(5)を満足することで、画像の定着性が向上する。また、更に、第1のインクの動的表面張力γが、条件(6):γ≦65mN/mを満たすことが好ましい。本発明において、上記条件(1)〜(6)に示すような特定の動的表面張力の関係を満足するためには、第1のブラックインク及び第2のブラックインクに含有する成分を適宜選択し、その含有量などによって調整すればよい。具体的には、水溶性有機溶剤や界面活性剤の種類や含有量などによって調整することが可能である。
以上のメカニズムのように、本発明の各構成が相乗的に働くことで、従来のインクジェット記録方法では得られなかった、高いレベルの画像の滲み抑制効果が得られる。
[インクジェット記録方法]
本発明のインクジェット記録方法は、第1のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから記録媒体に付与することで、画像の輪郭領域を記録する工程(以下、「輪郭処理工程」ともいう)、及び、第2のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから前記記録媒体に付与することで、前記画像の内部領域を記録する工程を有する。
本発明において、記録媒体において画像が記録される領域を「記録領域」とし、画像が記録されない領域を「非記録領域」とする。このとき、本発明において、「画像の輪郭領域」とは、記録領域のうち、非記録領域と接する最外郭から記録領域の内側に向かう、所定の画素数分の領域を意味する。尚、本発明において、画素とは、記録ヘッドの1画素に対応するものである。本発明においては、前記所定の画素数は、画像の種類に応じて、適宜設定されることが好ましい。本発明において、前記所定の画素数は、好ましくは1画素以上であり、さらに好ましくは、2画素以上であり、また、6画素以下であることがより好ましい。一方、本発明において「画像の内部領域」とは、記録領域のうち、前記輪郭領域以外の領域を意味する。ここで、図1(a)の画像(縦が6画素、横が7画素の画像)を例に挙げて、具体的に説明する。前記所定の画素数を1画素としたときは、図1(b)の斜線部分が画像の輪郭領域であり、それ以外の部分が内部領域である。また、前記所定の画素数を2画素としたときは、図1(c)の斜線部分が画像の輪郭領域であり、それ以外の部分が内部領域である。
本発明において、ブラックインクの記録領域とカラーインクの記録領域とが隣接するような画像を記録する場合は、ブラックインクの記録領域の輪郭処理工程を行わなくてもよい。このとき、ブラックインクの記録領域の輪郭処理を行うと、カラーインクが付与された領域の近傍に、浸透性の低い第1のブラックインクが付与されることになるため、その隣接部分でカラーインクとブラックインクの混色(ブリーディング)が発生する場合がある。また、ブラックインクの記録領域が、非記録領域とカラーインクの記録領域とを横断するような画像を記録する場合は、非記録領域とブラックインクの記録領域の隣接部分においてのみ、ブラックインクの記録領域の輪郭処理工程を行い、カラーインクの記録領域とブラックインクの記録領域の隣接部分においては、ブラックインクの記録領域の輪郭処理工程を行わないことが好ましい。
本発明において、第1のブラックインク及び第2のブラックインクの記録媒体への付与手段は、インクに熱エネルギーを作用させて記録ヘッドの吐出口からインクを吐出させる方式のインクジェット記録方法が好ましい。尚、本発明における「記録」とは、光沢紙や普通紙などの記録媒体に対して記録する態様、ガラス、プラスチック、フィルムなどの非浸透性の記録媒体に対してプリントを行う態様を含む。中でも、記録媒体が普通紙及びプロッター紙の場合に、本発明のインクジェット記録方法を用いることが好ましい。一方、記録媒体が光沢紙の場合は、ブラックインクの記録領域の輪郭処理工程を行わなくてもよい。
また、本発明のインクジェット記録方法は、第1のブラックインクを記録媒体に付与する工程(A)と、第2のブラックインクを記録媒体に付与する工程(B)の2つの工程を有する。このとき、工程(A)の後に工程(B)を行っても、工程(B)の後に工程(A)を行っても構わない。また、同じ工程を2回以上行うような場合、例えば、工程(A)→工程(B)→工程(A)や、工程(B)→工程(A)→工程(B)でも構わない。特に、工程(B)の後に工程(A)を行う方が、上記の流れ込み現象が起きにくいため、より好ましい。以下、本発明のインクジェット記録方法に用いる第1のインク及び第2のインクについて説明する。
<第1のブラックインク及び第2のブラックインク>
本発明においては、第1のブラックインク及び第2のブラックインクは上記の特定の動的表面張力の関係を満たす。以下、本発明において、第1のブラックインク及び第2のブラックインクに用いることができる成分について、それぞれ説明する。
(顔料)
本発明において、第1及び第2のブラックインクは、顔料を含有する。顔料は従来公知のものを何れも使用することができる。顔料の含有量(質量%)は、それぞれのブラックインク全質量を基準として、0.1質量%以上15.0質量%以下が好ましく、更には1.0質量%以上10.0質量%以下とするのがより好ましい。また、第1のブラックインク中の顔料の含有量が1.5質量%以上3.0質量%以下であり、かつ、第2のブラックインク中の顔料の含有量が3.0質量%以上6.0質量%以下であることが更に好ましい。また、第1のブラックインクの顔料の含有量が、第2のブラックインクの顔料の含有量より小さいことが好ましい。これは、第1のブラックインクの浸透性は、第2のインクの浸透性と比較して小さく設計されているため、第2のブラックインクより画像の定着性が低い。そこで、第1のブラックインクの顔料の含有量を、第2のブラックインクの顔料の含有量より小さくすることで、画像全体としての定着性を一定にできるからである。
本発明において、顔料の分散方法としては、分散剤として樹脂を用いる樹脂分散タイプの顔料(樹脂分散剤を使用した樹脂分散顔料、顔料粒子の表面を樹脂で被覆したマイクロカプセル顔料、顔料粒子の表面に樹脂を含む有機基が化学的に結合した樹脂結合顔料)や顔料粒子の表面に親水性基を導入した自己分散タイプの顔料(自己分散顔料)が挙げられる。無論、分散方法の異なる顔料を併用することも可能である。本発明においては、第1のブラックインクと第2のブラックインクの顔料の分散方法が同一であることが好ましい。例えば、第1のブラックインクが自己分散顔料であれば、第2のブラックインクも自己分散顔料であることが好ましい。
また、インクに使用する顔料が前記樹脂分散タイプの顔料であるときは、樹脂を分散剤として用いる。樹脂分散剤は親水性部位と疎水性部位を共に有することが好ましい。具体的には、アクリル酸やメタクリル酸などカルボキシル基を有する親水性モノマーと、スチレン、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレートなどの芳香族基を有する疎水性モノマーを用いて重合したアクリル樹脂;ジメチロールプロピオン酸などアニオン性基を有するジオールを用いて重合したウレタン樹脂などが挙げられる。また、樹脂分散剤の酸価は50mgKOH/g以上300mgKOH/g以下であることが好ましい。また、樹脂分散剤のGPCにより得られるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)は、1,000以上15,000以下であることが好ましい。また、インク中の樹脂分散剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.1質量%以上10.0質量%以下、更には、0.2質量%以上4.0質量%以下であることが好ましい。また、樹脂分散剤の含有量(質量%)が、顔料の含有量(質量%)に対して、質量比率で0.1倍以上1.0倍以下であることが好ましい。本発明においては、顔料としては、カーボンブラックを用いることが好ましい。カーボンブラックを用いる場合は、従来、インクジェット用インクに一般的に用いられているものを何れも用いることができる。具体的には、ファーネスブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、ランプブラックなどが挙げられる。
<水性媒体>
本発明において、第1及び第2のブラックインクには、水、又は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を用いることができる。インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、3.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。水溶性有機溶剤としては、従来、一般的に用いられているものを何れも用いることができる。例えば、アルコール類、グリコール類、アルキレン基の炭素原子数が2乃至6のアルキレングリコール類、ポリエチレングリコール類、含窒素化合物類、含硫黄化合物類などが挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。水は脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、50.0質量%以上95.0質量%以下であることが好ましい。
<界面活性剤>
本発明において、第1及び第2のブラックインクには、界面活性剤を用いることができる。界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤が挙げられる。中でも、顔料の分散安定性に影響を与えないため、ノニオン性界面活性剤を用いることが好ましい。具体的に、ノニオン性界面活性剤としては、アルキルフェニルエーテルのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレンオキサイド−ポリプロピレンオキサイド共重合体、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
<その他の成分>
本発明において、第1及び第2のブラックインクは、上記の成分以外にも必要に応じて、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの多価アルコール類や、尿素、エチレン尿素などの尿素誘導体など、常温で固体の水溶性有機化合物を含有してもよい。更に、本発明において、インクは、必要に応じて、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、及び樹脂などの種々の添加剤を含有してもよい。本発明においては、インク中に反応剤を含まないことが好ましい。
<インクの表面張力の調整方法>
上述の通り、本発明において、それぞれのブラックインクの動的表面張力は、水溶性有機溶剤や界面活性剤の種類や含有量などによって調整することができるが、画像の定着性の観点から、界面活性剤ではなく、水溶性有機溶剤をインクに含有させることで動的表面張力の調整を行うことが好ましい。これは、以下の理由による。
インクの記録媒体への浸透性は、動的表面張力のみでなく、インク中の界面活性剤や水溶性有機溶剤の含有量にも大きく影響を受ける。つまり、同じ動的表面張力のインクを比較した場合は、インク中の界面活性剤や水溶性有機溶剤の含有量が大きいインクの方が、浸透性が高い。一方、一般的に、同じ量の界面活性剤と水溶性有機溶剤では、界面活性剤の方が水溶性有機溶剤より、表面張力の下げ幅が大きい。したがって、ある特定の動的表面張力のインクを得るとき、水溶性有機溶剤を用いずに界面活性剤を用いて調整する場合に使用する界面活性剤の量と比較して、界面活性剤を用いずに水溶性有機溶剤を用いて調整する場合の水溶性有機溶剤の量の方が多くなる。以上より、インク中に多く含有させることができる水溶性有機溶剤を用いて表面張力の調整を行う方が、インクの浸透性が高く、得られる画像の定着性が高いため好ましい。ブラックインクの動的表面張力を調整するのに好ましい水溶性有機溶剤としては、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオールなどのアルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオール;4−メチル−1,2−ペンタンジオール、3,3−ジメチル−1,2−ブタンジオール、4,4−ジメチル−1,2−ペンタンジオール、4−メチル−1,2−ヘキサンジオール、5−メチル−1,2−ヘキサンジオール4−メチル−1,2−ペンタンジオール、3,3−ジメチル−1,2−ブタンジオール、2−ブチル−2−メチル−1,3−プロパンジオールなどが挙げられる。尚、その他の水溶性有機溶剤でも、上記で例示した水溶性有機溶剤と同等の動的表面張力に調整することはできるが、必要な含有量が多くなるため、インクの吐出安定性が低くなる場合があり、好ましくない。本発明においては、特に、内部領域に付与する第2のブラックインクの浸透性は画像の定着性に大きく影響するため、水溶性有機溶剤で動的表面張力の調整を行うことが好ましい。したがって、第2のブラックインクが、上記の動的表面張力を調整するのに好ましい水溶性有機溶剤から選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。中でも、第2のブラックインクが、アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールから選択される少なくとも1種を含有することがより好ましい。更には、第2のブラックインクが、界面活性剤を含有せずに、アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールから選択される少なくとも1種を含有することが特に好ましい。また、第2のブラックインク中の、上記の動的表面張力を調整するのに好ましい水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、所望の動的表面張力に応じて適宜調整すればよいが、上記画像の定着性の向上効果の観点から、1.5質量%以上含有することが好ましい。また、第2のブラックインク中の、上記の動的表面張力を調整するのに好ましい水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、30.0質量%以下であることが好ましい。
第2のブラックインク中の前記アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールの含有量が、第1のブラックインク中の前記アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールの含有量より大きいことが好ましい。また、第1のブラックインクが、前記アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールを含有せず、かつ、第2のブラックインクが、前記アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールを含有することがより好ましい。更には、第1のブラックインクが、前記アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールを含有せず、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物を含有し、かつ、第2のブラックインクが、前記アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールを含有することがより好ましい。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明する。本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。尚、以下の実施例の記載において、「部」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
<顔料分散体の調製>
(顔料分散体Aの調製)
カーボンブラックの表面に親水性基(カルボキシル基)が結合した自己分散カーボンブラックとして市販されているMA77(三菱化学製)を水で希釈し、十分撹拌して顔料分散体Aを得た。顔料分散体A中の顔料の含有量は10.0質量%であった。
(顔料分散体Bの調製)
酸価が200mgKOH/gで重量平均分子量が5,000のスチレン−アクリル酸−アクリル酸エチル共重合体を10質量%水酸化カリウム水溶液で中和した。そして、カーボンブラックFW18(デグサ製)10部、中和したスチレン−アクリル酸−アクリル酸エチル共重合体4部、及び水86部を混合した。この混合物を、バッチ式縦型サンドミルを用いて3時間分散させた後、遠心分離処理を行って粗大粒子を除去し、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧ろ過を行った。上記の方法により、カーボンブラックが樹脂によって水中に分散された状態の顔料分散体Bを得た。顔料分散体B中の顔料の含有量は10.0質量%で、樹脂の含有量は4.0質量%であった。
(顔料分散体Cの調製)
カーボンブラックの表面に親水性基(4−カルボキシフェニル基)が結合した自己分散カーボンブラックとして市販されているCab−O−Jet300(Cabot製)を水で希釈し、十分撹拌して顔料分散体Cを得た。顔料分散体C中の顔料の含有量は10.0質量%であった。
<ブラックインクの調製>
上記で得られた顔料分散体を用いて、表1及び表2の組成で混合し、十分撹拌して分散した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧ろ過を行い、各ブラックインクを調製した。得られたブラックインクの25℃における静的表面張力及び動的表面張力を測定した。静的表面張力は、Wilhelmy法により自動表面張力計CBVP−Z(協和界面科学製)を用いて測定した。動的表面張力は、バブルプレッシャー動的表面張力計BP2(KRUSS製)を用いて、寿命時間100m秒における値を測定した。得られた結果を表1及び表2にそれぞれ示す。尚、表中において、アセチレノールE100は、川研ファインケミカル製の界面活性剤であり、BL9−EXはNIKKOL BL9−EXであり、日光ケミカルズ製の界面活性剤である。
Figure 2013088549
Figure 2013088549
[評価]
上記で得られたブラックインクをインクカートリッジに充填し、表3に示す組合せでセットとし、インクジェット記録装置に装着し、1パス往復記録で画像を記録した。記録条件は、温度:25℃、相対湿度:50%とした。また、上記インクジェット記録装置では、解像度1200dpi×1200dpiで1/1200インチ×1/1200インチの単位領域(1画素)に約4ngのインクを1滴付与する条件で記録された画像を、インクの記録デューティが100%であると定義するものである。
<画像の滲み抑制>
上記インクジェット記録装置を用いて、PPC用紙GF−500(キヤノン製)に、20mm×20mmのベタ画像を記録した。このとき、輪郭領域の幅を4画素とし、輪郭領域には第1のブラックインクを100%の記録デューティで付与し、それ以外の内部領域には第2のブラックインクを100%の記録デューティで付与した。得られた画像を目視で観察することにより、画像の滲み抑制を評価した。画像の滲み抑制の評価基準は以下の通りである。本発明においては、下記の評価基準において、A及びBが許容できるレベルとし、Cは許容できないレベルとした。評価結果を表3に示す。
A:画像が滲んでいなかった
B:画像がほとんど滲んでいなかった
C:画像が滲んでいた。
<細線品位>
上記インクジェット記録装置を用いて、PPC用紙GF−500(キヤノン製)に対して、幅16画素×長さ50mmの細線を記録した。このとき、輪郭領域の幅を2画素とし、輪郭領域には第1のブラックインクを100%の記録デューティで付与し、それ以外の内部領域には第2のブラックインクを100%の記録デューティで付与した。ここで、上記細線の幅(16画素)を、解像度から計算した理論値は、340μmである。得られた細線について、パーソナル画像品質評価システムPersonal IAS(Quality Engineering Associates製)を用いて、ISO 13660で定義された細線の評価方法に従い、細線のラジェットネス値及び線幅を測定した。本発明においては、以下の(1)細線粗さ及び(2)線幅再現性の評価基準において、A又はBのものを細線品位が許容できるレベルとし、一方の評価がC又はDのものを細線品位が許容できないレベルとした。
(1)細線粗さ
上記で得られたラジェットネス値から細線粗さを評価した。尚、ラジェットネス値が小さいものほど、細線粗さが低く、細線品位が高い。細線粗さの評価基準は以下の通りである。評価結果を表3に示す。
A:ラジェットネス値が、10以下であった
B:ラジェットネス値が、10より大きく15以下であった
C:ラジェットネス値が、15より大きく20以下であった
D:ラジェットネス値が、20より大きかった。
(2)線幅再現性
上記で得られた細線の線幅から線幅再現性を評価した。具体的には、線幅の実測値と上記理論値(340μm)との差(△d)を算出することにより、線幅再現性を評価した。尚、△dが大きい程、所望の細線の幅より太く記録されていることになるため、細線品位が低い。線幅再現性の評価基準は以下の通りである。評価結果を表3に示す。
A:△dが30μm以下であった
B:△dが30μmより大きく60μm以下であった
C:△dが60μmより大きかった。
<画像の定着性>
上記<画像の滲み抑制>の評価に用いた画像と、同様の画像を記録した。そして、上記インクジェット記録装置から排紙された直後に、画像にマーカーペン スポットライターV-OA(パイロット製)を用いて、前記画像の内部領域及び輪郭領域を横切るようにマーキングし、画像の乱れを確認した。本発明においては、下記の評価基準において、A及びBは画像の定着性が高く、好ましい。画像の定着性の評価基準は下記の通りである。評価結果を表3に示す。
A:画像の乱れがほとんどなかった
B:画像の乱れがあったが気にならないレベルであった
C:画像の乱れがあった。
Figure 2013088549
上記実施例において、実施例8と実施例11を比較すれば、水溶性有機溶剤を用いて表面張力の調整を行う方が、界面活性剤を用いて表面張力の調整を行うよりも、得られる画像の定着性が高いことが分かる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために以下の請求項を添付する。

Claims (3)

  1. 顔料を含有する第1のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから記録媒体に付与することで、画像の輪郭領域を記録する工程、及び、顔料を含有する第2のブラックインクをインクジェット方式の記録ヘッドから前記記録媒体に付与することで、前記画像の内部領域を記録する工程を有するインクジェット記録方法であって、
    前記第1のブラックインクの最大泡圧法による寿命時間100m秒における動的表面張力γ及び前記第2のブラックインクの最大泡圧法による寿命時間100m秒における動的表面張力γが条件(1):γ>γ、条件(2):γ−γ≦20mN/m、条件(3):40mN/m≦γ、条件(4):34mN/m≦γの関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 更に、前記第2のブラックインクの前記動的表面張力γが条件(5):γ≦45mN/mを満たす請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記第2のブラックインクが、アルキル基の炭素数が5以上であり、かつ、直鎖のα,β−アルカンジオールから選択される少なくとも1種を含有する請求項1に記載のインクジェット記録方法。
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