JP5136406B2 - 非水系インクジェットインク及びインクジェット記録方法 - Google Patents

非水系インクジェットインク及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Description

本発明は、新規の非水系インクジェットインク及びインクジェット記録方法に関するものである。
近年、インクジェット記録方式は簡便かつ安価に画像を作成できるため、写真、各種印刷、マーキング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印刷分野に応用されてきている。
この様なインクジェット記録方式で用いられるインクジェットインクとしては、水を主溶媒とする水性インク、不揮発性の溶媒を主溶媒とする油性インク、揮発性の溶媒を主溶媒とする溶剤インク、室温では固体のインクを加熱溶融して印字するホットメルトインク、印字後、光等の活性光線により硬化する活性光線硬化性インク等、複数のインクがあり、用途に応じて使い分けられている。
一方、長期の耐候性が求められる屋外掲示物や曲面を有する物体への密着性が求められる印字物等、広い用途で軟質ポリ塩化ビニル製の記録媒体が使用されている。軟質ポリ塩化ビニルに印刷する方法は複数あるが、版作製の必要がなく、仕上がりまでの時間が短く、少量多品種の生産に適する方法として、インクジェット記録方法がある。
軟質ポリ塩化ビニルに対してインクジェット記録を行う際、用いるインクジェットインクとしては、従来、シクロヘキサノン等を多く含有する溶剤インクが用いられていた。例えば、シクロヘキサノンを含有したインクが開示されている(特許文献1参照)。シクロヘキサノンは、軟質ポリ塩化ビニルに対する溶解能が高く、インクジェットインク中の顔料が軟質ポリ塩化ビニル中に入り込むため、良好な耐擦過性、光沢性が得られるためである。しかし、シクロヘキサノンは第2種有機溶剤の指定を受けており、安全性に問題があるだけでなく、シクロヘキサノンを含有するインクジェットインクを取り扱う際には、局所排気装置が必要となる欠点があった。
これに対し、シクロヘキサノンを含まないことを特徴とする溶剤インクが開発、販売されている。例えば、ポリ塩化ビニルを溶解する溶媒として、上記のような課題を抱えているシクロヘキサノンに代えて、N−メチルピロリドン、アミド等の溶媒を含有する溶剤インクが開示されている(特許文献2、3参照。)。これらのインクジェットインクにより、臭気がある程度抑制でき、ポリ塩化ビニルに対する耐擦過性を示すインクジェットインクを得ることができたが、これらのインクジェットインクを長期間にわたり使用した場合、インクジェットヘッドの異常を引き起こし、次第に正常な画像形成ができなくなるという新たな課題があることがわかった。
安全性、臭気の問題が無く、ポリ塩化ビニルに印刷した際に十分な適性を示し、長期に渡って安定に使用できる非水系インクジェットインクは、未だ得られていないのが現状である。
特表2002−526631号公報 特開2005−15672号公報 特開2005−60716号公報
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ポリ塩化ビニルに対する印字適性(速乾性、耐擦過性)、出射安定性、安全性に優れ、臭気の問題が無く、長期間の使用においてもインクジェットヘッドの異常を引き起こすことが無く安定に使用が可能な非水系インクジェットインクとそれを用いたインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
1.少なくとも下記で示される溶媒(A)、下記で示される溶媒(B)、顔料及び高分子化合物を含有する非水系インクジェットインクであって、該溶媒(A)の含有量が3質量%以上、15質量%以下であり、該溶媒(B)の含有量が50質量%以上、90質量%以下であることを特徴とする非水系インクジェットインク。
溶媒(A):1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
溶媒(B):下記一般式(1)、(2)で表される化合物群から選ばれる1種類以上の化合物からなる溶媒
〔式中、R1はメチル基またはエチル基を表し、R2はメチル基またはエチル基を表し、OX1はオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表す。〕
〔式中、R3はメチル基またはエチル基を表し、R4はメチル基またはエチル基を表し、OX2はオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表す。〕
2.前記溶媒(A)の含有量が、5質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする前記1に記載の非水系インクジェットインク。
3.前記溶媒(B)が、少なくとも前記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする前記1または2に記載の非水系インクジェットインク。
4.前記一般式(1)で表される化合物のインク中の含有量が35質量%以上である、前記3に記載の非水系インクジェットインク
.前記溶媒(B)が、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジアセテート及びプロピレングリコールジアセテートから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の非水系インクジェットインク。
.前記溶媒(B)が、少なくともジエチレングリコールジエチルエーテル及びエチレングリコールジアセテートを含有することを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の非水系インクジェットインク。
.前記ジエチレングリコールジエチルエーテルとエチレングリコールジアセテートとの含有比が、1:1乃至10:1であることを特徴とする前記に記載の非水系インクジェットインク。
.前記1〜7のいずれか1項に記載の非水系インクジェットインクを、記録媒体としてポリ塩化ビニルに記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
本発明により、ポリ塩化ビニルに対する印字適性(速乾性、耐擦過性)、出射安定性、安全性に優れ、臭気の問題が無く、長期間の使用においてもインクジェットヘッドの異常を引き起こすことが無く安定に使用が可能な非水系インクジェットインクとそれを用いたインクジェット記録方法を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討を行った結果、少なくとも前記溶媒(A)、前記溶媒(B)、顔料及び高分子化合物を含有する非水系インクジェットインクであって、該溶媒(A)の含有量が3質量%以上、15質量%以下であり、該溶媒(B)の含有量が50質量%以上、90質量%以下であることを特徴とする非水系インクジェットインクにより、ポリ塩化ビニルに対する印字適性(速乾性、耐擦過性)、出射安定性、安全性に優れ、臭気の問題が無く、長期間の使用においてもインクジェットヘッドの異常を引き起こすことが無く安定に使用が可能な非水系インクジェットインクを実現できることを見出し、本発明に至った次第である。
すなわち、本発明者は非水系インクジェットインクについて様々な検討を行った結果、N−メチルピロリドン、アミド等の溶媒を含有する従来公知の非水系インクジェットインクでは、ポリ塩化ビニルに対して良好な印字適性を示すものの、これらのインクジェットインクを長期間に渡って使用した場合にインクジェットヘッドの異常を引き起こし、次第に正常な画像形成ができなくなるという課題があることを見出した。長期使用におけるインクジェットヘッドの異常は、N−メチルピロリドン、アミド等の溶媒がインクジェットヘッドの構成部材や接着剤を膨潤、溶解させることにより生じるものと考えられ、インクジェットインクにおけるこれらの溶媒の含有量を少量にすることである程度抑制はできるものの、この場合、ポリ塩化ビニルに対する印字適性が不十分となり、ポリ塩化ビニルに対する印字適性とインクジェットヘッドの長期耐久性を両立するインクジェットインクは未だ得られていないのが現状である。
本発明者らは、様々な溶媒とその組み合わせについて鋭意検討を行った結果、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンである溶媒(A)、後述する一般式(1)、(2)の化合物群から選ばれる一種類以上の化合物からなる溶媒(B)を、各々特定の量をインクに含有させることにより、ポリ塩化ビニルに対する印字適性(速乾性、耐擦過性)とインクジェットヘッドの長期安定性を両立し、出射安定性、安全性に優れ、臭気の問題が無いインクジェットインクを実現できることを見出した。
以下、本発明のインクジェットインクの構成について、具体的に説明する。
本発明の非水系インクジェットインク(以下、インクジェットインクあるいはインクともいう)においては、溶媒(A)として、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを3質量%以上、15質量%以下含有することを特徴とする。溶媒(A)の含有量は好ましくは5質量%以上、10質量%以下である。溶媒(A)の含有量が3質量%未満であるとポリ塩化ビニルに対する耐擦過性が不十分となり、15質量%を超えると長期の使用によりインクジェットヘッドの異常を引き起こしやすくなる。なお、本発明において「非水系インクジェットインク」とは、実質的に水を含有していないインクを指す。
本発明のインクジェットインクは、前記一般式(1)及び(2)で表される化合物群から選ばれる1種類以上の化合物からなる溶媒(B)を50質量%以上、90質量%以下含有することを特徴とする。
前記一般式(1)において、R1はメチル基またはエチル基を表し、R2はメチル基またはエチル基を表し、OX1はオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表す。
また、前記一般式(2)において、R1はメチル基またはエチル基を表し、R2はメチル基またはエチル基を表し、OX1はオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表す。
本発明に係る一般式(1)、(2)で表される具体的な化合物としては、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールジアセテート等が挙げられる。これらの中でも溶媒(B)の成分として、少なくとも一般式(1)で表される化合物を含有することが好ましく、ポリ塩化ビニルに印字した時のインクの速乾性をより向上させることができる。また、溶媒(B)の成分として、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジアセテート及びプロピレングリコールジアセテートから選ばれる少なくとも1種を含有することが出射安定性の点から好ましい。
更には、溶媒(B)として、ジエチレングリコールジエチルエーテルとエチレングリコールジアセテートを少なくとも含有することが好ましく、その含有比は1:1〜10:1であることがより好ましい。このような構成にすることにより、ポリ塩化ビニル印字時の速乾性、出射安定性が良好となるのに加え、インクの臭気をより少ないものとすることができる。
本発明のインクジェットインクにおいては、前記溶媒(A)、溶媒(B)以外の溶媒を本発明の目的効果を損なわない範囲で含有しても良く、そのような溶媒としては、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテル類、エチレングリコールジブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル等のアルキレングリコールジアルキルエーテル類、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のアルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類が挙げられる。
本発明のインクジェットインクは、顔料を含有することを特徴とする。本発明のインクジェットインクに色材として顔料を使用することにより、ポリ塩化ビニルに記録した記録物の耐候性を高めることができる。
本発明において使用できる顔料としては、従来公知のものを特に制限なく使用でき、例えば、不溶性顔料、レーキ顔料等の有機顔料及び、カーボンブラック等の無機顔料を好ましく用いることができる。
不溶性顔料としては、特に限定するものではないが、例えば、アゾ、アゾメチン、メチン、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、キナクリドン、アントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、イソインドリノン、イソインドリン、アジン、オキサジン、チアジン、ジオキサジン、チアゾール、フタロシアニン、ジケトピロロピロール等が好ましい。
好ましく用いることのできる具体的顔料としては、以下の顔料が挙げられる。
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド12、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48(Ca)、C.I.ピグメントレッド48(Mn)、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57(Ca)、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド202、C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド222、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー3、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー15:3、C.I.ピグメントイエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー73、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー75、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー95、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー98、C.I.ピグメントイエロー109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー129、C.I.ピグメントイエロー130、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー213、C.I.ピグメントイエロー214等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー1、C.I.ピグメントブルー2、C.I.ピグメントブルー3、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
以上の他にレッド、グリーン、ブルー、中間色が必要とされる場合には以下の顔料を単独あるいは併用して用いることが好ましく、例えば
C.I.Pigment Red209、224、177、194;
C.I.Pigment Orange43;
C.I.Vat Violet3;
C.I.Pigment Violet19、23、37;
C.I.Pigment Green36、7;
C.I.Pigment Blue15:6;
等が用いられる。
また、ブラック用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック6、C.I.ピグメントブラック7等が挙げられる。
本発明のインクにおけるこれらの顔料の含有量は、2〜10質量%とすることが好ましい。また、画像粒状感を低減するため淡色インクを用いることがあるが、その際は、濃色インクに対して顔料の含有量を1/5〜1/2とすることが好ましい。
本発明に係る顔料は、分散剤及びその他所望する諸目的に応じて必要な添加物と共に分散機により分散して用いることが好ましい。分散機としては従来公知のボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。
本発明のインクに使用する顔料分散体の平均粒径は、10nm以上、200nm以下であることが好ましく、50nm以上、150nm以下がより好ましい。平均粒径を10nm以上とすることにより顔料粒子同士の凝集が生じにくくなり、平均粒径を200nm以下とすることによって、長期間にわたり保存した際に顔料が沈降する現象を抑制しやすくなるため、平均粒径を前記の範囲とすることで保存安定性が良好なインクを得られやすくなる。
顔料分散体の粒径測定は、光散乱法、電気泳動法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒径測定機器により求めることができる。また、透過型電子顕微鏡による粒子像撮影を少なくとも100粒子以上に対して行い、この像をImage−Pro(メディアサイバネティクス製)等の画像解析ソフトを用いて統計的処理を行うことによっても求めることが可能である。
顔料分散剤としては、界面活性剤、高分子分散剤等が用いられるが、高分子分散剤が好ましい。高分子分散剤としては、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系樹脂、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ステアリルアミンアセテート、顔料誘導体等を挙げることができる。
具体的には、ジョンクリル(ジョンソンポリマー社製)、Anti−Terra−U(BYK Chemie社製)、Disperbyk(BYK Chemie社製)、Efka(Efka CHEMICALS社製)、フローレン(共栄社化学社製)、ディスパロン(楠本化成社製)、アジスパー(味の素ファインテクノ社製)、デモール(花王社製)、ホモゲノール、エマルゲン(以上、花王社製)、ソルスパーズ(アビシア社製)、ニッコール(日光ケミカル社製)等が挙げられる。
本発明のインクジェットインクにおける分散剤の含有量は、顔料に対して10〜200
質量%であることが好ましい。10質量%以上とすることで顔料分散の安定性が高められ、200質量%以下とすることでインクジェットヘッドからのインク吐出性が安定しやすくなる。
本発明のインクジェットインクでは、ポリ塩化ビニルに記録した際の定着性を向上させるために、様々な樹脂を添加しても良い。添加する樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等が挙げられる。
具体的には、ジョンクリル(ジョンソンポリマー社製)、エスレックP(積水化学社製)等のアクリル系樹脂、エリーテル(ユニチカ社製)、バイロン(東洋紡社製)等のポリエステル系樹脂、バイロンUR(東洋紡社製)、NT−ハイラミック(大日精化社製)、クリスボン(大日本インキ化学工業社製)、ニッポラン(日本ポリウレタン社製)等のポリウレタン樹脂、SOLBIN(日信化学工業社製)、ビニブラン(日信化学工業社製)、サランラテックス(旭化成ケミカルズ社製)、スミエリート(住友化学社製)、セキスイPVC(積水化学社製)、UCAR(ダウケミカル社製)等の塩化ビニル系樹脂が挙げられる。
本発明のインクにおけるこれらの樹脂の含有量は、1〜10質量%であることが好ましい。1質量%以上とすることでポリ塩化ビニルに記録した時の画像耐候性が高められ、10質量%以下とすることでインクジェットヘッドからのインク吐出性が安定しやすくなる。
本発明のインクジェットインクでは、上記説明した以外に、必要に応じて、出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤、例えば、粘度調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して用いることができる。
本発明のインクジェットインクを吐出して画像形成を行う際に使用するインクジェットヘッドは、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。又吐出方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)等など何れの吐出方式を用いても構わない。
本発明のインクジェットインクを用いたインクジェット記録方法においては、例えば、インクジェットインクを装填したプリンター等により、デジタル信号に基づきインクジェットヘッドよりインクを吐出し記録媒体に付着させることで、インクジェット記録画像が得られる。記録媒体に付着させたインクを素早く確実に乾燥させるため、記録媒体の表面温度を高めて画像形成する方法が好ましい。表面温度は記録媒体の耐久性や、用いるインクの乾燥性に応じて調節するが、好ましくは40〜100℃である。特に、記録媒体としてポリ塩化ビニルを用いる場合、表面温度を高めることにより記録媒体表面に対するインクの濡れ性が向上するため、表面温度を高めて記録することはより好ましい。ポリ塩化ビニル製の記録媒体の銘柄によっても濡れ性やインク乾燥性に違いが生じることがあるので、各媒体の特性に応じて表面温度を調節しても良い。
記録媒体の表面温度を高めて記録を行う場合、インクジェット記録装置にヒーターを搭載させることが好ましく、記録媒体の搬送前、もしくは搬送時に加熱を行うことにより、インクジェット記録装置単体で記録媒体の表面温度を調節することが可能である。
本発明のインクジェット記録方法で用いる記録媒体としては、ポリ塩化ビニルを用いることを特徴とする。ポリ塩化ビニルからなる記録媒体の具体例としては、SOL−371G、SOL−373M、SOL−4701(以上、ビッグテクノス株式会社製)、光沢塩ビ(株式会社システムグラフィ社製)、KSM−VS、KSM−VST、KSM−VT(以上、株式会社きもと製)、J−CAL−HGX、J−CAL−YHG、J−CAL−WWWG(以上、株式会社共ショウ大阪製)、BUS MARK V400 F vinyl、LITEcal V−600F vinyl(以上、Flexcon社製)、FR2(Hanwha社製)LLBAU13713、LLSP20133(以上、桜井株式会社製)、P−370B、P−400M(以上、カンボウプラス株式会社製)、S02P、S12P、S13P、S14P、S22P、S24P、S34P、S27P(以上、Grafityp社製)、P−223RW、P−224RW、P−249ZW、P−284ZC(以上、リンテック株式会社製)、LKG−19、LPA−70、LPE−248、LPM−45、LTG−11、LTG−21(以上、株式会社新星社製)、MPI3023(株式会社トーヨーコーポレーション社製)、ナポレオングロス 光沢塩ビ(株式会社二樹エレクトロニクス社製)、JV−610、Y−114(以上、アイケーシー株式会社製)、NIJ−CAPVC、NIJ−SPVCGT(以上、ニチエ株式会社製)、3101/H12/P4、3104/H12/P4、3104/H12/P4S、9800/H12/P4、3100/H12/R2、3101/H12/R2、3104/H12/R2、1445/H14/P3、1438/One Way Vision(以上、Inetrcoat社製)、JT5129PM、JT5728P、JT5822P、JT5829P、JT5829R、JT5829PM、JT5829RM、JT5929PM(以上、Mactac社製)、MPI1005、MPI1900、MPI2000、MPI2001、MPI2002、MPI3000、MPI3021、MPI3500、MPI3501(以上、Avery社製)、AM−101G、AM−501G(以上、銀一株式会社製)、FR2(ハンファ・ジャパン株式会社製)、AY−15P、AY−60P、AY−80P、DBSP137GGH、DBSP137GGL(以上、株式会社インサイト社製)、SJT−V200F、SJT−V400F−1(以上、平岡織染株式会社製)、SPS−98、SPSM−98、SPSH−98、SVGL−137、SVGS−137、MD3−200、MD3−301M、MD5−100、MD5−101M、MD5−105(以上、Metamark社製)、640M、641G、641M、3105M、3105SG、3162G、3164G、3164M、3164XG、3164XM、3165G、3165SG、3165M、3169M、3451SG、3551G、3551M、3631、3641M、3651G、3651M、3651SG、3951G、3641M(以上、Orafol社製)、SVTL−HQ130(株式会社ラミーコーポレーション製)、SP300 GWF、SPCLEARAD vinyl(以上、Catalina社製)、RM−SJR(菱洋商事株式会社製)、Hi Lucky、New Lucky PVC(以上、LG社製)、SIY−110、SIY−310、SIY−320(以上、積水化学工業株式会社製)、PRINT MI Frontlit、PRINT XL Light weight banner(以上、Endutex社製)、RIJET 100、RIJET 145、RIJET165(以上、Ritrama社製)、NM−SG、NM−SM(日栄化工株式会社製)、LTO3GS(株式会社ルキオ社製)、イージープリント80、パフォーマンスプリント80(以上、ジェットグラフ株式会社製)、DSE 550、DSB 550、DSE 800G、DSE 802/137、V250WG、V300WG、V350WG(以上、Hexis社製)、Digital White 6005PE、6010PE(以上、Multifix社製)等が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
また、以下に記載の顔料分散剤、定着樹脂は、減圧蒸留にて低沸点溶媒を留去し、固形分が20質量%となるように分散で用いる有機溶媒で希釈して使用した。実施例において、顔料分散剤、定着樹脂の使用量は固形分換算値を表す。
《インクの調製》
〔インク1の調製〕
〈顔料分散体1の調製〉
ピグメントレッド122を20部、顔料分散剤であるDisperbyk−161(ビックケミー・ジャパン社製)を10部、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを7.8部、プロピレングリコールジアセテートを62.2部混合し、直径0.5mmのジルコニアビーズを体積率で60%充填した横型ビーズミル(アシザワ社製 システムゼータミニ)を用いて分散し、その後ジルコニアビーズを除去して顔料分散体1を得た。
〈インクの調製〉
上記顔料分散体1、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、プロピレングリコールジアセテート、定着樹脂(バイロンUR8300、東洋紡社製)の各成分を表1に記載の量となるように混合した後、得られたインクを0.8μmのフィルターによりろ過し、インク1を得た。
〔インク2〜28の調製〕
上記インク1の調製において、各溶媒、定着樹脂、顔料の構成を表1に記載の内容に変更した以外は同様にして、インク2〜28を調製した。なお、顔料分散体は、実施例1と同様に顔料を20部、顔料分散剤を10部使用し、残量をインクと同じ構成の溶媒で希釈し、同様に分散を行って調整した。
以上により調製した各インクの構成を、表1に示す。なお、表1に記載の各添加剤の数値は、インク中の質量%を表す。
上記表1に略称で記載の各添加剤の詳細は、以下の通りである。
〔成分(A)〕
DMI:1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
〔成分(B)〕
DEGDEE:ジエチレングリコールジエチルエーテル
EGDAc:エチレングリコールジアセテート
DPGDME:ジプロピレングリコールジメチルエーテル
DEGDME:ジエチレングリコールジメチルエーテル
DPGDEE:ジプロピレングリコールジエチルエーテル
PGDAc:プロピレングリコールジアセテート
〔その他溶媒〕
EGBEAc:エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート
TEGDME:テトラエチレングリコールジメチルエーテル
DEGDBE:ジエチレングリコールジブチルエーテル
DPGME:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
DPGMEAc:ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
NMP:N−メチルピロリドン
〔顔料〕
PY150;C.I.ピグメントイエロー150
PR122;C.I.ピグメントレッド122
PB15:3;C.I.ピグメントブルー15:3
CB;カーボンブラック
《インク特性の評価》
〔出射性の評価〕
ノズル口径28μm、駆動周波数15kHz、ノズル数512、最小液適量14pl、ノズル密度180dpi(なお、dpiは2.54cm当たりのドット数を表す)であるピエゾ型ヘッド、および特開2002−363469号公報の図2に記載のストロボ発光方式のインク飛翔観察装置を用いて、吐出周期と発光周期を同期させCCDカメラにより、各インクの飛翔状態をモニターし、23℃55%RHの環境における出射性を下記基準により評価した。
○:インク液滴は正常に出射されており、出射を1分間停止後に再開しても、曲がり、欠、速度バラつきなどの異常が生じない
△:インク液滴は正常に出射されているが、出射を1分間停止後に再開した時に、曲がり、速度バラつきが生じるノズルがある
×:インク液滴の正常な射出が困難で、曲がりが生じるノズルがあり、出射を1分間停止後に再開した時に、多くのノズルで曲がり、速度バラつきが生じ、欠も発生している
〔耐臭気性の評価〕
インク1〜28を500mlのポリエチレン瓶に約半分まで入れ、被験者10人による臭覚評価を行い、ほぼ無臭と判定した場合を5点、非常に不快な臭気と判定した場合を1点として5段階で点数をつけ、下記の基準に従って耐臭気性を評価した。
◎:被験者10人の平均点は4点以上である
○:被験者10人の平均点は3点以上4点未満である
△:被験者10人の平均点は2点以上3点未満である
×:被験者10人の平均点は2点未満である
《形成画像の評価》
〔画像の形成〕
ノズル口径28μm、駆動周波数15kHz、ノズル数512、最小液適量14pl、ノズル密度180dpiであるピエゾ型ヘッドを搭載し、最大記録密度が1440×1440dpiであるヒーターを搭載したオンデマンド型インクジェットプリンタに各インクを装填した。次いで、各インクを吐出し、ポリ塩化ビニル製の記録媒体であるJT5929PM(Mactac社製)に10cm×10cmのベタ画像を記録した。なお、印字中は記録媒体を裏面から加温して、画像記録時の記録媒体の表面温度が45℃になるようにヒーター温度を設定した。記録媒体の表面温度は、非接触温度計(IT−530N形 (株)堀場製作所社製)を用いて測定した。
〔画像の評価〕
上記方法に従って、インク1〜28より作成した各画像を、下記の方法に従って評価を行った。いずれも△以上の性能を許容レベルとした。
〈速乾性の評価〉
ポリ塩化ビニルに画像を記録した後、ベタ画像を指で擦り、下記の基準に従って速乾性を評価した。
◎:指で擦っても画像が取れなくなる時間は、画像記録直後から計測して3分未満である
○:指で擦っても画像が取れなくなる時間は、画像記録直後から計測して3分以上4分未満である
△:指で擦っても画像が取れなくなる時間は、画像記録直後から計測して4分以上5分未満である
×:指で擦っても画像が取れなくなる時間が、画像記録直後から計測して5分以上かかる
〈画像耐擦性の評価〉
ポリ塩化ビニルに記録した画像を乾いた脱脂綿で擦り、下記基準に従って画像耐擦性を評価した。
○:50回以上擦っても画像濃度はほとんど変化しない
△:20〜50回擦る間に、画像濃度が低下する
×:20回未満擦る間に、画像濃度が低下する
《ヘッド長期耐久性の評価》
前記インクジェット記録装置を28台用意し、インク1〜28をそれぞれの装置に充填し、前記画像の形成を1日あたり12時間、毎日実施して、6ヶ月経過後に形成した画像を評価することにより、インクジェットヘッドの長期耐久性を判定した。△以上の性能を許容レベルとした。
○:6ヶ月経過後の画像と初期の画像はほとんど同一であり、インクジェットヘッドの劣化は生じていない
△:6ヶ月経過後の画像にやや白スジが発生しており、部分的ではあるがインクジェットヘッドの劣化が見られる
×:6ヶ月経過後の画像は白スジが多発しており、インクジェットヘッドが大きく劣化している
以上により得られた各結果を、表2に示す。
表2に記載の結果より明らかなように、本発明で規定する構成からなるインクは、比較例に対し、インクの出射性及び耐臭気性、記録媒体としてポリ塩化ビニルに画像記録した際の速乾性及び画像耐擦性、インクジェットヘッドの長期耐久性の全ての特性に優れていることが分かる。

Claims (8)

  1. 少なくとも下記で示される溶媒(A)、下記で示される溶媒(B)、顔料および高分子化合物を含有する非水系インクジェットインクであって、
    該溶媒(A)の含有量が3質量%以上、15質量%以下であり、
    該溶媒(B)の含有量が50質量%以上、90質量%以下であることを特徴とする非水系インクジェットインク。
    溶媒(A):1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
    溶媒(B):下記一般式(1)、(2)で表される化合物群から選ばれる1種類以上の化合物からなる溶媒
    〔式中、Rはメチル基またはエチル基を表し、Rはメチル基またはエチル基を表し、OXはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表す〕
    〔式中、Rはメチル基またはエチル基を表し、Rはメチル基またはエチル基を表し、OXはオキシエチレン基またはオキシプロピレン基を表す〕
  2. 前記溶媒(A)の含有量が、5質量%以上、10質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の非水系インクジェットインク。
  3. 前記溶媒(B)が、少なくとも前記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の非水系インクジェットインク。
  4. 前記一般式(1)で表される化合物のインク中の含有量が35質量%以上である、請求項3に記載の非水系インクジェットインク
  5. 前記溶媒(B)が、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジアセテート及びプロピレングリコールジアセテートから選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水系インクジェットインク。
  6. 前記溶媒(B)が、少なくともジエチレングリコールジエチルエーテル及びエチレングリコールジアセテートを含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の非水系インクジェットインク。
  7. 前記ジエチレングリコールジエチルエーテルとエチレングリコールジアセテートとの含有比が、1:1乃至10:1であることを特徴とする請求項6に記載の非水系インクジェットインク。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の非水系インクジェットインクを、記録媒体としてポリ塩化ビニルに記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
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