JP6651701B2 - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置、及びこれを用いたインクジェット記録方法に関する。
インクジェットプリンターは低騒音、低ランニングコスト、カラー印刷が容易であるなどの利点を有することからデジタル信号の出力機器として一般家庭に広く普及している。
近年では、家庭用のみならず、例えばディスプレイ、ポスター、掲示板など産業用途にインクジェット技術が利用されてきている。
一方、産業用途におけるインクジェット記録用のインクとしては、これまで有機溶剤をビヒクルとし有機溶剤に溶解させた樹脂を含有する溶剤系インクジェットインクや、重合性モノマーを主成分とする紫外線硬化型インクジェットインクが広く用いられてきた。
しかし、溶剤系インクジェットインクは、溶剤を大量に大気中に蒸発させるため、環境負荷の観点から好ましくなく、紫外線硬化型インクジェットインクは、使用するモノマーによっては皮膚感さ性を有することがあり、また、高価な紫外線照射装置をプリンタ本体に組み込む必要があるため適用分野が限られてしまう。
こうした背景もあり、最近では、環境負荷が少なく、これまで家庭用インクジェットインクとして広く用いられてきた水性インクを産業用途に用いるインクジェット技術開発が行われてきている。(例えば、特許文献1〜2参照)
しかし、水性インクは、インク中の水分を乾燥させるため、溶剤系インクに比べて速乾性が劣り画像が滲みやすいという問題を有していた。特に高速で印字を行う場合、多くのインクを一度に吐出する必要があるため、一層滲みやすい傾向があり、印字の際に加熱する方法が提案されている。(例えば、特許文献3参照)
しかしながら、この方法でも、より高速化を行うため、1つの記録ヘッド内のノズル列数を増やした際に、滲みが発生しやすくなるという問題を有していた。
本発明は、隣接するノズル列から吐出されるインクにより形成される画像でも、滲みのない画像を得ることが可能なインクジェット記録装置の提供を目的とする。
上記課題は、次の1)の発明によって解決される。
1) 複数のインクを滴化して吐出させるための一つ又は複数の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、前記複数のインクが、少なくとも着色剤、複数の有機溶剤及び水を含有し、少なくとも一つの記録ヘッドが複数のノズル列を備え、各ノズル列が異なる色のインクを吐出し、かつ、隣接するノズル列から吐出されるインクに含まれる複数の有機溶剤の数が異なるか、又は数は同じであるがその中の少なくとも1種が異なり、更に、該隣接するノズル列から吐出されるインクに含まれる複数の有機溶剤の総量が20〜70質量%であることを特徴とするインクジェット記録装置。
本発明によれば、隣接するノズル列から吐出されるインクにより形成される画像でも、滲みがなく高品位な画像を得ることが可能なインクジェット記録装置を提供できる。
本発明のインクジェット記録装置の一例を示す概略図。 図1の装置本体101の内部構造の説明図。 記録用ヘッドとそのノズル列の説明図。
以下、上記本発明1)について詳しく説明する。なお、本発明1)の実施の形態には、次の2)〜)も含まれるので、これらについても併せて説明する。
2) 前記複数のインクの各インクに含まれる有機溶剤のうちの20〜80質量%が、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ジエチレングリコールジメチルエーテルから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする1)に記載のインクジェット記録装置。
3) 前記隣接するノズル列から吐出される各インクに含まれる2)記載の水溶性有機溶剤の数が異なるか、又は数は同じであるがその中の少なくとも1種が異なることを特徴とする1)又は2)に記載のインクジェット記録装置。
4) 前記隣接するノズル列から吐出される各インクがウレタン樹脂粒子又はアクリル樹脂粒子を含むことを特徴とする1)〜3)のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
) 1)〜)のいずれかに記載のインクジェット記録装置を用いて、非浸透記録媒体に画像を記録することを特徴するインクジェット記録方法。
本発明者らは、記録ヘッド内の複数のノズル列に用いるインクの配合と構成について検討した結果、前記本発明1)の構成を採用すれば、複数色の画像を印字する場合でも滲みがない画像が得られることを見出した。
上記効果が得られる詳細な理由は不明である。しかし、特に色の境界部分が帯状に存在する画像において、隣接するノズル列では、基材上に異なる溶剤構成のインクを吐出した際に、基材に着弾した後、異なる色のインク同士が基材上で固定される前に接触し混ざり合うことがある。これに対し、本発明のように異なる溶剤構成のインクを用いると、異なる色のインク同士の相溶性が下がり、滲みが抑制されるものと推定される。
なお、本発明のインクジェット記録装置における記録ヘッドの数は一つでも複数でも良いが、少なくとも一つは前記特性を有するものとする必要がある。
本発明では、少なくとも着色剤、複数の有機溶剤及び水を含有するインクを用いる。
以下、インク成分について詳細に説明する。
着色剤としては、顔料や染料が挙げられるが、顔料が好ましい。
<顔料>
顔料には有機顔料と無機顔料があり、インクの色に応じて適宜選択して用いる。
黒色顔料としては、カーボンブラック(Pigment Black 7)が特に好ましい。その市販品としては、Regal(登録商標)、Black Pearls(登録商標)、Elftex(登録商標)、Monarch(登録商標)、Regal(登録商標)、Mogul(登録商標)及びVulcan(登録商標)の商標でCabot Corporation社から入手できるカーボンブラック(例えば、Black Pearls 2000、同1400、同1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、同570、Black Pearls L、Elftex 8、Monarch 1400、同1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、Mogul L、Regal 330、同400、同660、Vulcan P)、SENSIJET BlackSDP100(SENSIENT)、SENSIJET BlackSDP1000(SENSIENT)、SENSIJET BlackSDP2000(SENSIENT)などが挙げられる。
カラー顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、139、150、151、155、153、180、183、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2〔パーマネントレッド2B(Ca)〕、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、209、219、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63;C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、などが挙げられる。
白色顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウムなどが挙げられる。
顔料は、10〜1500m/gの表面積を有するものが好ましく、より好ましくは、20〜600m/g、更に好ましくは、50〜300m/gである。
所望の表面積と合わない場合には、顔料の粒径を小さくするため、サイズ減少又は粉砕処理(例えば、ボールミル粉砕、ジェットミル粉砕、超音波処理など)をすれば良い。
インクの顔料分散安定性、吐出安定性、画像濃度、生産性の点で、インク中での顔料の体積平均粒径(D50)は、10〜300nmが好ましく、より好ましくは20〜250nmである。
顔料のインク中の含有量は、画像濃度、定着性、吐出安定性の面で、0.1〜10質量%程度が好ましく、より好ましくは1〜10質量%程度である。
上記顔料をインク中に分散させるには、界面活性剤を用いる方法、分散性樹脂を用いる方法、顔料の表面を樹脂で被覆する方法、顔料表面に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法などが挙げられる。
<有機溶剤>
インク中に含まれる有機溶剤は特に限定されないが、水溶性有機溶剤が好適である。
水溶性有機溶剤の例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール等の多価アルコール類;ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテルなどの多価アルコールアルキルエーテル類;乳酸エチルなどのエステル類;N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタムなどの含窒素複素環化合物類;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類;モノエタノ−ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン類;ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール、チオジグリコールなどの含硫黄化合物類などが挙げられる。
本発明では、インクに複数の有機溶剤を含有させる。
そして、隣接するノズル列から吐出されるインクに含まれる複数の有機溶剤の数を変えるか、又は数が同じ場合には複数の有機溶剤の中の少なくとも1種を変える。
特に本発明では、有機溶剤としてSP値10以下のものとSP値が10を超えるものを組み合わせて用いることが好ましい。
また、有機溶剤のうちの20〜80質量%をSP値10以下の水溶性有機溶剤とすることが好ましく、より好ましくは20〜50質量%である。これにより、インクの凝集性と乾燥性が向上し、高速印刷時の滲みに対して優れた効果が得られる。
更に、前記SP値10以下の水溶性有機溶剤としては、沸点180℃未満のものが好ましく、その中でも、分子量130以下のものが好ましい。
上記水溶性有機溶剤の例としては、下記表1に示すものが挙げられる。
なお、SP値は溶解性パラメータである。
Figure 0006651701
インク中の水溶性有機溶剤の総量は、20〜70質量%の範囲が好ましく、30〜60質量%の範囲がより好ましい。総量が20質量%以上であればインクが乾燥し難くなり、特に十分な吐出安定性が得やすくなる。また、70質量%以下であれば、インクの粘度が高くなりすぎず、吐出に有利である。
また、前記水溶性有機溶剤中の20質量%以上がSP値10以下であると、特に基材上での高速定着性が得られるので好ましい。
<樹脂粒子>
本発明で用いるインクには、画像の堅牢性や光沢を高めるため樹脂粒子を添加することが望ましい。
樹脂粒子の種類には特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。その例としては、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ウレタン樹脂やアクリル系樹脂のエマルジョンが、定着性やインク安定性に優れるので好ましい。また、樹脂粒子中には必要に応じて界面活性剤のような分散剤を含有させても構わないが、塗膜の性能が優れたインクが得やすいことから、いわゆる自己乳化型の樹脂粒子が好ましい。その場合、水分散性の観点から酸価が5〜100mgKOH/gとなる範囲でアニオン性基を有することが好ましく、優れた耐擦過性や耐薬品性を付与する上で、5〜50mgKOH/mgであることが特に好ましい。また、前記アニオン性基としてカルボキシル基、スルホン酸基などを有すると、良好な水分散安定性を得ることができる。これらのアニオン性基を樹脂中に導入するには、これらのアニオン性基を有するモノマーを使用すればよい。
樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用しても市販品を使用してもよい。
該市販品としては、例えば、スーパーフレックス130(ポリエーテル系ウレタン樹脂粒子、第一工業製薬社製)、ジョンクリル537(アクリル樹脂粒子、BASF社製)、マイクロジェルE−1002、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂粒子、日本ペイント社製)、ボンコート4001(アクリル系樹脂粒子、大日本インキ化学工業社製)、ボンコート5454(スチレン−アクリル系樹脂粒子、大日本インキ化学工業社製)、SAE−1014(スチレン−アクリル系樹脂粒子、日本ゼオン社製)、サイビノールSK−200(アクリル系樹脂粒子、サイデン化学社製)、プライマルAC−22、AC−61(アクリル系樹脂粒子、ローム・アンド・ハース社製)、ナノクリルSBCX−2821、3689(アクリルシリコーン系樹脂粒子、東洋インキ製造社製)、#3070(メタクリル酸メチル重合体樹脂粒子、御国色素社製)などが挙げられる。
樹脂粒子の粒径は、インクジェット記録装置に用いることを考慮すると、体積平均粒径10〜1000nmが好ましく、20〜50nmがより好ましい。前記体積平均粒径は、例えば粒度分析装置(マイクロトラック MODEL UPA9340、日機装社製)を用いて測定することができる。
インク中の樹脂粒子の含有量は、定着性やインク安定性の点から1〜10質量%の範囲が好ましく、インク層の平滑性の向上、高い光沢度、及び基材への定着性の向上の点から、5〜10質量%の範囲がより好ましい。
<その他の添加剤>
インクに加えるその他の添加剤としては、界面活性剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等が挙げられる。
前記界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。
また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。
前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。
前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。
前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。
これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等が挙げられる。
前記防腐防黴剤としては、1、2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、ぺンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム等が挙げられる。
前記防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコ−ル酸アンモン、ジイソプロピルアンモニイウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリト−ル、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が挙げられる。
前記pH調整剤としては、調合されるインクに悪影響を及ぼさずにpHを所望の値に調整でき前記るものであれば特に限定されない。その例としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;第4級アンモニウム水酸化物やジエタノールアミン、トリエタノ−ルアミン等のアミン;水酸化アンモニウム、第4級ホスホニウム水酸化物等が挙げられる。
本発明で用いるインクは、前記各成分に水を加え、必要に応じて攪拌混合することにより作製できる。攪拌混合は通常の攪拌羽を用いた攪拌機、マグネチックスターラー、高速の分散機等で行なうことができる。しかし、製造方法は特に限定されず、公知の方法を適宜採用すればよい。
<インクジェット記録方法>
本発明のインクジェット記録方法は、少なくとも、1つの記録ヘッド内に2列以上のノズル列を有するヘッド、及び記録ヘッド内の隣り合うノズル列のインクに含まれる複数の有機溶剤の数が異なるか、又は数は同じであるがその中の少なくとも1種が異なるインクを吐出する工程を有する。
インク吐出工程は、インクに刺激を印加し飛翔させて印字する工程である。該インクを飛翔する手段としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、各種の記録ヘッド(インク吐出ヘッド)が挙げられる。特に複数のノズル列を有する記録ヘッドと、インクカートリッジから供給されるインクを収容して前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクとを有するものが好ましい。複数のノズル列は、8列以下が望ましい。前記サブタンクは、該サブタンク内に負圧を発生するための負圧発生手段と、該サブタンク内を大気開放するための大気開放手段と、電気抵抗の差によりインクの有無を検知する検知手段とを有するものが好ましい。
前記刺激は例えば刺激発生手段により発生させることができる。該刺激としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、熱(温度)、圧力、振動、光などが挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、熱、圧力が好適に挙げられる。
なお、前記刺激発生手段としては、例えば加熱装置、加圧装置、圧電素子、振動発生装置、超音波発振器、ライトなどが挙げられる。具体的には、圧電素子等の圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ、などが挙げられる。
前記インクの飛翔の態様としては特に制限はなく、前記刺激の種類等に応じて異なる。例えば、前記刺激が「熱」の場合、記録ヘッド内のインクに対し、記録信号に対応した熱エネルギーを例えばサーマルヘッド等を用いて付与し、該熱エネルギーによりインクに気泡を発生させ、該気泡の圧力により、記録ヘッドのノズル孔からインクを液滴として吐出噴射させる方法、などが挙げられる。また、前記刺激が「圧力」の場合、例えば記録ヘッド内のインク流路内にある圧力室と呼ばれる位置に接着された圧電素子に電圧を印加することにより、圧電素子が撓み、圧力室の容積が縮小して、前記記録ヘッドのノズル孔からインクを液滴として吐出噴射させる方法、などが挙げられる。
中でも、ピエゾ素子に電圧を印加してインクを飛翔させる方法が好ましい。ピエゾ方式は発熱しないため、樹脂を含有するインクを飛翔させるのに有利であり、特に湿潤剤の含有量の少ないインクを用いた場合にノズル詰まりが少ない有効な方法である。また、ノズル抜けを防止するため、ピエゾ素子にインクを吐き出さない強さの電圧を印加して空スキャンを行うことが好ましい。更に、1ページ印刷分の空スキャンに達する前に、インク溜め部にインクを吐き出す動作を行うことが好ましい。また、空吐出受けに固着したインクを掻き落とす掻き落とし手段を有することが好ましい。該掻き落とし手段としては、ワイパー及びカッターのいずれかが好ましい。
また、本発明では、吐出したインクの基材上での塗れ広がりを増加させるために、基材を加熱する加熱装置を設けることも可能である。
加熱手段としては、多くの既知の加熱装置の中から適宜選択して1つ又は複数を使用することができる。加熱装置としては、強制空気加熱、輻射加熱、伝導加熱、高周波乾燥、マイクロ波乾燥用の装置などが挙げられる。このような加熱装置は、既存のインクジェットプリンターに組込んだものであっても、また、既存のインクジェットプリンターに外付けされたものであってもよい。
<インクジェット記録装置>
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一例を示す概略図である。なお、以下の説明は、キャリッジが走査するシリアル型(シャトル型)インクジェット記録装置に対応するものであるが、本発明の装置は、ライン型ヘッドを備えたライン型インクジェット記録装置にも適用できる。
図1の装置は、装置本体101と、装置本体101に装着した基材を装填するための給紙トレイ102と、装置本体101に装着され印字された基材をストックするための排紙トレイ103と、インクカートリッジ装填部104とを有する。インクカートリッジ装填部104の上面には、操作キーや表示器などの操作部105が配置されている。インクカートリッジ装填部104は、インクカートリッジ200の脱着を行うための開閉可能な前カバー115を有している。111は上カバー、112は前カバーの前面である。
装置本体101内には、図2に示すように、左右の側板(不図示)に横架したガイド部材であるガイドロッド131とステー132とがあり、キャリッジ133を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ(不図示)によって移動走査する。
キャリッジ133には、図3に示すように、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4列のノズル列136を有する1つのインクジェット記録用ヘッドからなる記録ヘッド134が装着されている。
記録ヘッド134を構成するインクジェット記録用ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、インクを吐出するための刺激発生手段として備えたものなどが使用できる。また記録用ヘッド内でインクを加熱するためのヒーター機構を有してもよい。
また、キャリッジ133には、記録ヘッド134に各色のインクを供給するための各色のサブタンク135が搭載されている。サブタンク135には、インク供給チューブ(不図示)を介して、インクカートリッジ装填部104に装填されたインクカートリッジ200からインクが供給されて補充される。
一方、給紙トレイ102の基材積載部(圧板)141上に積載した基材142を給紙するための給紙部として、基材積載部141から基材142を1枚づつ分離給送する半月コロ〔給紙コロ143〕、及び給紙コロ143に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド144を備え、この分離パッド144は給紙コロ143側に付勢されている。
この給紙部から給紙された基材142を記録ヘッド134の下方側で搬送するための搬送部として、基材142を静電吸着して搬送するための搬送ベルト151と、給紙部からガイド145を介して送られる基材142を搬送ベルト151との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ152と、略鉛直上方に送られる基材142を略90°方向転換させて搬送ベルト151上に倣わせるための搬送ガイド153と、押さえ部材154で搬送ベルト151側に付勢された先端加圧コロ155とが備えられ、また、搬送ベルト151表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ156が備えられている。
搬送ベルト151は無端状ベルトであり、搬送ローラ157とテンションローラ158との間に張架されて、ベルト搬送方向に周回可能である。この搬送ベルト151は、例えば、抵抗制御を行っていない厚さ40μm程度の樹脂材〔例えば、テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体(ETFE)〕で形成した基材吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。搬送ベルト151の裏側には、記録ヘッド134による印写領域に対応してガイド部材161が配置されている。なお、記録ヘッド134で記録された基材142を排紙するための排紙部として、搬送ベルト151から基材142を分離するための分離爪171と、排紙ローラ172及び排紙コロ173とを備えており、基材142はファンヒータ174により熱風乾燥された後、排紙ローラ172の下方の排紙トレイ103に出力される。
装置本体101の背面部には、両面給紙ユニット181が着脱自在に装着されている。両面給紙ユニット181は、搬送ベルト151の逆方向回転で戻される基材142を取り込んで反転させて再度、カウンタローラ152と搬送ベルト151との間に給紙する。なお、両面給紙ユニット181の上面には手差し給紙部182が設けられている。
このインクジェット記録装置においては、給紙部から基材142が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された基材142は、ガイド145で案内され、搬送ベルト151とカウンタローラ152との間に挟まれて搬送される。更に先端を搬送ガイド153で案内されて先端加圧コロ155で搬送ベルト151に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、帯電ローラ156によって搬送ベルト151が帯電されており、基材142は、搬送ベルト151に静電吸着されて搬送される。そこで、キャリッジ133を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド134を駆動することにより、停止している基材142にインク滴を吐出して1行分を記録し、基材142を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は基材142の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、基材142を排紙トレイ103に排紙する。
本発明のインクジェット記録方法で印字する対象となる基材は非多孔質基材である。ここで、非多孔質基材とは、透明又は有色のポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、アクリルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリスチレンフィルム等の非多孔質素材からなる表面を有する樹脂フィルム、ラミネート紙、コート紙等であり、木材パルプ紙、和紙、合成パルプ紙、合成繊維紙などの紙成分を表面に含まないものからなる。
本発明のインクジェット記録方法は、インクジェット記録方式による各種記録に適用することができ、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、などに特に好適に適用することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、例中の「%」は「質量%」である。
<ブラック顔料分散体の調製>
−ポリマー溶液Aの調製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを混合し65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及び、メチルエチルケトン18gの混合溶液を、2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。滴下後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50%のポリマー溶液Aを800g得た。
−ブラック顔料分散体の調製−
ポリマー溶液Aを28gと、カーボンブラック(デグサ社製、FW100)を42g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及び、水13.6gを十分に攪拌した後、ロールミルを用いて混練した。得られたペーストを純水200gに投入し、充分に攪拌した後、エバポレータでメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くためにこの分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターで加圧濾過し、顔料固形分15%、固形分濃度20%のブラック(Bk)顔料分散体を得た。
<シアン、マゼンタ、イエロー、オレンジ、グリーン顔料分散体の調製>
前記ブラック顔料分散体の調製におけるカーボンブラックを、下記の各顔料に変えた点以外は同様にして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、オレンジ(O)、グリーン(G)の各顔料分散体を得た。
・シアン:東洋インキ社製 銅フタロシアニン顔料(C.I.ピグメント・ブルー15:4、商品名:LX4033)
・マゼンタ:Sun Chemical社製 Pigment Red 122
・イエロー:大日精化工業社製 イエロー顔料(ピグメント・イエロー74、商品名:イエローNO.46)
・オレンジ:クラリアント社製 オレンジ顔料(C.I.ピグメントオレンジ36 商品名:Novoperm Orange HL)
・グリーン:DIC社製 グリーン顔料(FASTOGEN Green G−36)
<ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、オレンジ、グリーンの各インクの調製>
下記処方の材料を混合攪拌した後、0.2μmポリプロピレンフィルターで濾過して、実施例1〜12及び比較例1〜2の各インクを作製した。なお、各インクに用いた顔料分散体、有機溶剤、樹脂粒子の種類、及び、有機溶剤の配合割合は、表2−1、表2−2の実施例及び比較例の各欄に示したとおりである。また、表2−1、表2−2中の数値は、「質量%」である。

〔インク処方〕
・顔料分散体:前記Bk、M、C、Y、O、Gのいずれか …20%
・有機溶剤(SP値10以下):(配合量は表2−1、表2−2参照)
(a)ジエチレングリコールジエチルエーテル
(SP値8.2、沸点189℃、分子量162.2)
(b)ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
(SP値9.7、沸点188℃、分子量148.2)
(c)プロピレングリコール−n−プロピルエーテル
(SP値9.8、沸点150℃、分子量118.2)
(d)3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール
(SP値9.6、沸点174℃、分子量118.2)
(e)ジエチレングリコールジメチルエーテル
(SP値8.1、沸点162℃、分子量134.2)
・有機溶剤(SP値が10を超えるもの):(配合量は表2−1、表2−2参照)
(f)1,3ブタンジオール(SP値12.8、沸点203℃)
(g)2−ピロリドン(SP値11.2、沸点245℃)
・樹脂粒子:ウレタン樹脂粒子(スーパーフレックス130、第一製薬工業社製)
又は、アクリル樹脂粒子(NeoCryl A−2092、DSN社製)
…20%
・界面活性剤 …2%
(h)CH(CH120(CHCHO)CHCOOH
(i)ポリフォックスPF−156A
(アニオン系フッ素系界面活性剤、OMNOVA社製)
・防腐防黴剤:プロキセルLV(アビシア社製) …0.1%
・水 …17.9%
(なお、比較例2の「Bk」と「M」の水の配合量は、7.9%である。)
Figure 0006651701
Figure 0006651701
[実施例1〜11、比較例1〜2]
<画像の記録及び評価>
1つのヘッド内に4列のノズル列からなるヘッドを備え、1列目にブラック、2目にシアン、3目にマゼンタ、4列目にイエローの各インクを搭載可能なように改造したインクジェットプリンター(リコー社製 IPSiO GXe5500改造機)に各インクを充填し、非多孔質基材の白PVCシート(光沢塩ビグレー糊S CF:桜井社製)に、各色のベタ画像が隣接しているテストパターン(帯状パターン)を印字した。
得られた画像の「色境界部の滲み」を、目視観察により、次の基準で評価した。結果を表3に示すが、実施例では滲みのない画像が得られることが分かる。

〔評価基準〕
A:滲み未発生
B:一部の箇所に、非常に僅かに滲みが確認される
C:境界部全体に、滲みが確認される
D:帯状パターン全体に、滲みの発生が見られる
[実施例12]
<画像の記録及び評価>
1つのヘッド内に6列のノズル列からなるヘッドを備え、1列目にブラック、2列目にシアン、3列目にマゼンタ、4列目にイエロー、5列目にオレンジ、6列目にグリーンのインクを搭載可能なように改造したインクジェットプリンター(リコー社製 IPSiO GXe5500改造機)に各インクを充填し、非多孔質基材の白PVCシート(光沢塩ビグレー糊S CF:桜井社製)に、文字画像及び各色のベタ画像が隣接しているテストパターンを印字した。
得られた画像の「色境界部の滲み」を、実施例1〜11の場合と同様して評価した。結果を表3に示すが、実施例では滲みのない画像が得られることが分かる。
Figure 0006651701
101 装置本体
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
105 操作部
111 上カバー
112 前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
136 ノズル列
141 基材載置部
142 基材
143 給紙コロ
144 分離パッド
145 ガイド
151 搬送ベルト
152 カウンタローラ
153 搬送ガイド
154 押さえ部材
155 加圧コロ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 デンションローラ
161 ガイド部材
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
182 手差し給紙部
200 インクカートリッジ
特開2005−220352号公報 特開2011−094082号公報 特開2011−201230号公報

Claims (5)

  1. 複数のインクを滴化して吐出させるための一つ又は複数の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、前記複数のインクが、少なくとも着色剤、複数の有機溶剤及び水を含有し、少なくとも一つの記録ヘッドが複数のノズル列を備え、各ノズル列が異なる色のインクを吐出し、かつ、隣接するノズル列から吐出されるインクに含まれる複数の有機溶剤の数が異なるか、又は数は同じであるがその中の少なくとも1種が異なり、更に、該隣接するノズル列から吐出されるインクに含まれる複数の有機溶剤の総量が20〜70質量%であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記複数のインクの各インクに含まれる有機溶剤のうちの20〜80質量%が、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ジエチレングリコールジメチルエーテルから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記隣接するノズル列から吐出される各インクに含まれる請求項2記載の水溶性有機溶剤の数が異なるか、又は数は同じであるがその中の少なくとも1種が異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記隣接するノズル列から吐出される各インクがウレタン樹脂粒子又はアクリル樹脂粒子を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のインクジェット記録装置を用いて、非浸透記録媒体に画像を記録することを特徴するインクジェット記録方法。
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