JPWO2013073059A1 - ガラスの製造方法、および、攪拌装置 - Google Patents

ガラスの製造方法、および、攪拌装置 Download PDF

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Abstract

ガラスの製造方法は、溶融ガラス(MG)を攪拌する攪拌工程を備える。攪拌工程は、第1攪拌工程と、第2攪拌工程とからなる。第1攪拌工程では、第1攪拌槽(100a)内において、溶融ガラス(MG)を下方から上方へと導きながら攪拌する。第2攪拌工程では、第2攪拌槽(100b)内において、第1攪拌工程で攪拌された溶融ガラス(MG)を上方から下方へと導きながら攪拌する。第1攪拌槽(100a)は、第1チャンバー(101a)の底部から溶融ガラス(MG)を排出可能な第1排出管(110a)を備える。第2攪拌槽(100b)は、第2チャンバー(101b)内の溶融ガラス(MG)の液面(LL)から溶融ガラス(MG)を排出可能な第2排出管(110b)を備える。

Description

本発明は、ガラスの製造方法、および、攪拌装置に関する。
ガラス板等のガラス製品の量産工程においては、ガラス原料を加熱して溶融ガラスを生成し、生成した溶融ガラスを成形して、ガラス板等のガラス製品が製造される。溶融ガラスが不均質であると、ガラス製品には脈理が生じる。脈理は、周囲とは屈折率や比重が異なる筋状の領域であり、レンズ等の光学部品、液晶ディスプレイ(LCD)用基板等の用途においては、ガラス製品から厳しく排除することが求められる。脈理の発生を防ぐために、攪拌装置を用いて溶融ガラスを攪拌することが行われている。一般に攪拌装置は、円筒形状のチャンバーと、攪拌器とを備えている。攪拌器は、回転軸であるシャフトと、シャフトの側面に接続された羽根とを有している。攪拌装置では、攪拌器が配置されたチャンバー内に溶融ガラスが供給され、軸回転する羽根によって溶融ガラスが攪拌されて、溶融ガラスが均質化される。
特許文献1(特開2001−72426号公報)には、回転軸であるシャフトと、シャフトの側面に接続された羽根とを有する攪拌器を備える溶融ガラスの攪拌装置が開示されている。この攪拌装置では、攪拌槽の内壁に対して羽根の一部が近接した状態で攪拌器が設置されているので、溶融ガラスを均質に攪拌することができる。
また、特許文献2(特開2007−204357号公報)には、複数の攪拌装置を接続することで、より高い攪拌効果を実現することができる溶融ガラスの攪拌装置が開示されている。
従来、溶融ガラスを攪拌することを目的とした攪拌装置が種々提案されている。しかし、従来の攪拌装置は、溶融ガラスを安定的に均質化する能力が十分ではなかった。そのため、ガラスの成形工程に供給される溶融ガラスをより安定的に均質化することができる攪拌装置が求められていた。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされた発明であり、その目的は、溶融ガラスをより均質に攪拌することができるガラスの製造方法、および、攪拌装置を提供することである。
本発明に係るガラスの製造方法は、ガラス原料を溶融して溶融ガラスを得る溶融工程と、溶融工程で得られた溶融ガラスを攪拌する攪拌工程と、攪拌工程で攪拌された溶融ガラスからガラスを成形する成形工程と、を備える。攪拌工程は、第1攪拌工程と、第2攪拌工程とからなる。第1攪拌工程では、第1攪拌槽の内部において、溶融ガラスを下方から上方へと導きながら攪拌する。第2攪拌工程では、第2攪拌槽の内部において、第1攪拌工程で攪拌された溶融ガラスを上方から下方へと導きながら攪拌する。第1攪拌槽は、第1チャンバーと、第1チャンバー内の溶融ガラスを攪拌する第1攪拌器と、第1チャンバーの底部から溶融ガラスを排出可能な第1排出管とを備える。第2攪拌槽は、第2チャンバーと、第2チャンバー内の溶融ガラスを攪拌する第2攪拌器と、第2チャンバー内の溶融ガラスの液面から溶融ガラスを排出可能な第2排出管とを備える。第1攪拌槽の上方側部は、第2攪拌槽の上方側部と接続管によって接続される。溶融ガラスは、接続管を介して第1攪拌槽から第2攪拌槽に移送される。
本発明に係るガラスの製造方法では、溶融工程で得られた溶融ガラスを、攪拌工程において、第1攪拌槽で攪拌した後に、さらに第2攪拌槽で攪拌する。第1攪拌槽の第1チャンバーでは、溶融ガラスは下方から上方へと導かれながら攪拌される。第1攪拌槽で攪拌された溶融ガラスは、接続管を介して第2攪拌槽へ送られる。第2攪拌槽の第2チャンバーでは、溶融ガラスは上方から下方へと導かれながら攪拌される。攪拌工程では、溶融ガラスに含まれる比重が大きい成分(ジルコニアリッチの溶融ガラス等)が、第1チャンバーの底部に貯留される場合がある。溶融ガラスは、第1チャンバー内を上昇して第2チャンバーへ送られるため、第1チャンバーの底部に貯留された比重が大きい成分は、第2チャンバーに流入しにくい。そして、第1チャンバーの底面には第1排出管が取り付けられている。そのため、第1チャンバーの底部に貯留された比重が大きい成分は、第1排出管を介して第1チャンバーから排出することができる。また、第1チャンバーでは、溶融ガラスに含まれる比重が小さい成分(シリカリッチの溶融ガラスや、溶融ガラス中の微小な泡等)が、溶融ガラスの液面の近傍に貯留される場合がある。第1チャンバー内の比重が小さい成分は、第1チャンバーと第2チャンバーとを連結する接続管を介して、溶融ガラスと共に、第2チャンバーに送られる。すなわち、溶融ガラスに含まれる比重が小さい成分は、最終的に、第2チャンバー内の溶融ガラスの液面の近傍に貯留される。そして、第2チャンバーの液面近傍の高さ位置には第2排出管が取り付けられている。そのため、溶融ガラスの液面近傍に貯留された比重が小さい成分は、第2排出管を介して第2チャンバーから排出することができる。
以上より、本発明に係るガラスの製造方法の攪拌工程では、溶融ガラスに含まれる比重が大きい成分を、第1排出管から効率的に除去することができ、かつ、溶融ガラスに含まれる比重が小さい成分を、第2排出管から効率的に除去することができる。溶融ガラスに含まれる比重が異なる成分が攪拌工程で貯留および濃縮されて成形工程に送られると、成形されたガラスに発生する脈理の原因となる。本発明に係るガラスの製造方法では、溶融ガラスに含まれる比重が異なる成分を容易に除去することができるので、溶融ガラスを第1攪拌槽および第2攪拌槽において均質に攪拌することができ、ガラスの脈理の発生を抑えることができる。
また、本発明に係るガラスの製造方法は、ガラス原料を溶融して溶融ガラスを得る溶融工程と、溶融工程で得られた溶融ガラスを攪拌する攪拌工程と、攪拌工程で攪拌された溶融ガラスからガラスを成形する成形工程と、を備える。攪拌工程は、第1攪拌工程と、第2攪拌工程とからなる。第1攪拌工程では、第1攪拌槽の内部において、溶融ガラスを下方から上方へと導きながら攪拌する。第2攪拌工程では、第2攪拌槽の内部において、第1攪拌工程で攪拌された溶融ガラスを上方から下方へと導きながら攪拌する。第1攪拌槽は、第1チャンバーと、第1チャンバー内の溶融ガラスを攪拌する第1攪拌器と、第1チャンバーの底部から溶融ガラスを排出可能な第1排出管とを備える。第2攪拌槽は、第2チャンバーと、第2チャンバー内の溶融ガラスを攪拌する第2攪拌器と、第2チャンバー内の溶融ガラスの液面から溶融ガラスを排出可能な第2排出管とを備える。第1攪拌槽の上方側部は、第2攪拌槽の上方側部と接続管によって接続される。溶融ガラスは、接続管を介して第1攪拌槽から第2攪拌槽に移送される。第2攪拌工程では、第2シャフトを回転軸として第2攪拌器が回転することによって、第2補助板は、第2シャフトの半径方向への流れを溶融ガラスに生じさせ、かつ、隣接する2つの段に配置される第2羽根の第2支持板の間に位置する第2補助板は、同じ方向の流れを溶融ガラスに生じさせる。また、第2攪拌工程では、最上段に位置する第2羽根の第2支持板の上方の主面上に設置された第2補助板は、最上段に位置する第2羽根の第2支持板の上方において、第2チャンバーの内壁から第2シャフトに向かって溶融ガラスを移動させる第1の流れを生じさせ、かつ、第1の流れによって移動した溶融ガラスをシャフトの側面に沿って上昇させる第2の流れを生じさせる。
また、本発明に係る攪拌装置は、溶融ガラスを攪拌するための攪拌装置であって、第1攪拌槽と、第2攪拌槽と、接続管とを備える。第1攪拌槽は、第1チャンバーと、第1チャンバー内の溶融ガラスを攪拌する第1攪拌器と、第1チャンバーの底部から溶融ガラスを排出可能な第1排出管とを有する。第2攪拌槽は、第2チャンバーと、第2チャンバー内の溶融ガラスを攪拌する第2攪拌器と、第2チャンバー内の溶融ガラスの液面から溶融ガラスを排出可能な第2排出管とを有する。接続管は、第1攪拌槽の上方側部と第2攪拌槽の上方側部とを接続する。接続管は、第1攪拌槽から第2攪拌槽に溶融ガラスを移送する。第1攪拌槽は、内部において、溶融ガラスを下方から上方へと導きながら攪拌する。第2攪拌槽は、内部において、第1攪拌器によって攪拌された溶融ガラスを上方から下方へと導きながら攪拌する。
本発明に係るガラスの製造方法、および、攪拌装置は、溶融ガラスをより均質に攪拌することができる。
実施形態に係るガラス製造装置の構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る攪拌装置の側面図である。 実施形態に係る第1攪拌器の斜視図である。 実施形態に係る第2攪拌器の斜視図である。 実施形態に係る第1攪拌器の第1羽根の側面図である。 実施形態に係る第1攪拌器の第1羽根の平面図である。 実施形態に係る第1攪拌器の第1羽根の側面図である。 実施形態に係る第1攪拌器の第1羽根の平面図である。 実施形態に係る攪拌装置における溶融ガラスの流れを表す図である。 実施形態の変形例Bに係る第1攪拌器の第1羽根の斜視図である。 実施形態の変形例Cに係る第1攪拌器の第1羽根の平面図である。
(1)ガラス製造装置の全体構成
本発明に係るガラスの製造方法、および、攪拌装置を用いるガラス製造装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るガラス製造装置200の構成の一例を示す模式図である。ガラス製造装置200は、溶解槽40と、清澄槽41と、攪拌装置100と、成形装置42と、これらをそれぞれ連通する導管43a,43b,43cとを備えている。溶解槽40により生成された溶融ガラスMGは、導管43aを通過して清澄槽41に流入し、清澄槽41により清澄された溶融ガラスMGは、導管43bを通過して攪拌装置100に流入し、攪拌装置100により均質に攪拌された溶融ガラスMGは、導管43cを通過して成形装置42に流入し、成形装置42によりダウンドロー法を用いて溶融ガラスMGからガラスリボンGRが成形される。
溶解槽40には、図示されていないが、バーナー等の加熱手段が設置されていて、ガラス原料を溶解して溶融ガラスMGを得ることができる。ガラス原料は、所望の物性のガラスを得ることができるように、適宜に調整される。例えば、ガラス原料は、質量%で表した場合に、実質的に以下の組成からなるガラスが得られるように調製されたものとすることができる。
SiO2 57質量%〜65質量%
Al23 15質量%〜19質量%
23 8質量%〜13質量%
MgO 1質量%〜3質量%
CaO 4質量%〜7質量%
SrO 1質量%〜4質量%
BaO 0質量%〜2質量%
Na2O 0質量%〜1質量%
2O 0質量%〜1質量%
As23 0質量%〜1質量%
Sb23 0質量%〜1質量%
SnO2 0質量%〜1質量%
Fe23 0質量%〜1質量%
ZrO2 0質量%〜1質量%
ここで、「実質的に」とは、0.1質量%未満の範囲で、微量成分の存在を許容する趣旨である。従って、上記の組成を有するガラスは、0.1質量%未満の範囲で、その他の微量成分の混入を許容する。また、上記の組成中のFe23,As23,Sb23およびSnO2の各含有率は、複数の価数を有するFe,As,SbまたはSnの成分を全てFe23,As23,Sb23またはSnO2として扱って換算した値である。
本実施形態では、上記のように調製されたガラス原料が、溶解槽40に投入される。溶解槽40では、ガラス原料を、その組成等に応じた設定温度で溶解させて、例えば、1500℃以上の溶融ガラスMGを得る。
溶解槽40で得られた溶融ガラスMGは、溶解槽40から導管43aを通過して清澄槽41に流入する。清澄槽41には、図示されていないが、溶解槽40と同様に加熱手段が設置されている。清澄槽41では、溶融ガラスMGがさらに昇温させられることで清澄される。具体的には、清澄槽41において、溶融ガラスMGの温度は、1550℃以上、さらには1600℃以上に上昇させられる。溶融ガラスMGは、昇温されることで清澄されて、溶融ガラスMGに含まれる微小な泡が除去される。
清澄槽41において清澄された溶融ガラスMGは、清澄槽41から導管43bを通過して攪拌装置100に流入する。溶融ガラスMGは導管43bを通過する際に冷却される。攪拌装置100では、清澄槽41における温度よりも低い温度で、溶融ガラスMGが攪拌されて均質化される。具体的には、攪拌装置100では、1400℃〜1550℃の温度範囲に調整された溶融ガラスMGが攪拌される。攪拌装置100で攪拌される溶融ガラスMGの粘度は、450ポアズ〜2400ポアズである。
攪拌装置100において均質化された溶融ガラスMGは、攪拌装置100から導管43cを通過して成形装置42に流入する。溶融ガラスMGは導管43cを通過する際にさらに冷却され、成形に適した温度である1200℃付近まで冷却される。成形装置42では、ダウンドロー法により溶融ガラスMGが成形される。具体的には、成形装置42に流入した溶融ガラスMGは、成形装置42の上部から溢れて成形装置42の側壁に沿って下方へと流下する。これにより、成形装置42の下端からガラスリボンGRが連続的に成形される。ガラスリボンGRは下方へと向かうに従って徐々に冷却され、最終的に、所望の大きさのガラス板に切断される。
(2)攪拌装置の構成
図2は、攪拌装置100の側面図である。攪拌装置100は、主として、第1攪拌槽100aと、第2攪拌槽100bとから構成されている。第1攪拌槽100aは、主として、第1チャンバー101aと、第1チャンバー101a内に収納される第1攪拌器102aとから構成されている。第2攪拌槽100bは、主として、第2チャンバー101bと、第2チャンバー101b内に収納される第2攪拌器102bとから構成されている。図3は、第1攪拌器102aの斜視図であり、図4は、第2攪拌器102bの斜視図である。
第1チャンバー101aおよび第2チャンバー101bは、共に、同じ大きさを有する円筒形状の耐熱容器である。第1チャンバー101aは、下部側面に取り付けられた上流側導管103、および、上部側面に取り付けられた接続管107と連通している。第2チャンバー101bは、上部側面に取り付けられた接続管107、および、下部側面に取り付けられた下流側導管104と連通している。図1において、導管43bは上流側導管103に相当し、導管43cは下流側導管104に相当する。上流側導管103(導管43b)は、清澄槽41から攪拌装置100に向かって下方に傾斜している部分を有する。下流側導管104(導管43c)は、攪拌装置100から成形装置42に向かって下方に傾斜している部分を有する。接続管107は、水平に配置されている。
また、第1チャンバー101aは、底面に取り付けられた第1排出管110aと連通している。第2チャンバー101bは、上部側面に取り付けられた第2排出管110bと連通している。第2排出管110bは、第2チャンバー101b側面の開口部の上端が溶融ガラスMGの液面LLより上方に位置し、かつ、開口部の下端が溶融ガラスMGの液面LLより下方に位置するように設置されている。
本実施形態において、第1チャンバー101a,第2チャンバー101b,第1攪拌器102a,第2攪拌器102b,上流側導管103,下流側導管104,接続管107,第1排出管110a,第2排出管110bは、溶融ガラスMGに接触するので、溶融ガラスMGの高温に耐えることができる材料により製造される。例えば、これらの部材は、白金、白金合金、イリジウム、イリジウム合金等により作製される。しかし、白金、白金合金、イリジウム、イリジウム合金は高価であるので、使用量を減らすことが好ましい。例えば、第1チャンバー101aおよび第2チャンバー101bは、これらの内壁にのみ白金層が形成されている多層構造であってもよい。
溶融ガラスMGは、第1攪拌槽100aにおいて、上流側導管103から横方向に第1チャンバー101a内に流入し、第1チャンバー101a内において鉛直方向に下方から上方に導かれながら攪拌され、第1チャンバー101a内から水平方向に接続管107へ流出する。その後、溶融ガラスMGは、第2攪拌槽100bにおいて、接続管107から水平方向に第2チャンバー101b内に流入し、第2チャンバー101b内において鉛直方向に上方から下方に導かれながら攪拌され、第2チャンバー101b内から横方向に下流側導管104へ流出する。なお、第1チャンバー101a内の溶融ガラスMGの温度は、第2チャンバー101b内の溶融ガラスMGの温度よりも、40℃〜70℃高くなるように調整されてもよい。
第1攪拌器102aは、図3に示されるように、軸回転する円柱状の第1シャフト105aと、第1シャフト105aの側面に接続された第1羽根106a1,106a2,106a3,106a4とを備えている。第1シャフト105aは、その回転軸が鉛直方向に沿うように、第1チャンバー101a内に配置されている。また、第1シャフト105aは、その回転軸が第1チャンバー101aの円筒形状の中心軸と一致するように、配置されている。第1羽根106a1〜106a4は、第1シャフト105aの軸方向に沿って、上方から下方に向かってこの順序で等間隔に配置されている。すなわち、第1攪拌器102aでは、第1羽根106a1〜106a4が第1シャフト105aの軸方向に沿って4段設置されている。第1シャフト105aの上端部は、外部のモータ等と連結されていて、第1攪拌器102aは、第1シャフト105aを回転軸として回転することができる。
第2攪拌器102bは、図4に示されるように、第1攪拌器102aと同様のサイズおよび構成を有しており、軸回転する円柱状の第2シャフト105bと、第2シャフト105bの側面に接続された第2羽根106b1,106b2,106b3,106b4,106b5とを備えている。すなわち、第2攪拌器102bでは、第2羽根106b1〜106b5が第2シャフト105bの軸方向に沿って5段設置されている。第2シャフト105bの上端部は、外部のモータ等と連結されていて、第2攪拌器102bは、第2シャフト105bを回転軸として回転することができる。
次に、図5〜図8を参照しながら、第1羽根106a1〜106a4の構成について説明する。図5および図6は、それぞれ、第1羽根106a1、106a3の側面図および平面図である。図7および図8は、それぞれ、第1羽根106a2、106a4の側面図および平面図である。なお、図6および図8は、第1羽根106a1〜106a4を、第1シャフト105aの回転軸に沿って上から見た平面図である。各第1羽根106a1〜106a4は、第1シャフト105aに直接接続される第1支持板108aと、各第1支持板108aの上側の主面上に設置される第1上側補助板109a1と、各第1支持板108aの下側の主面上に設置される第1下側補助板109a2とからなる。本実施形態では、各第1羽根106a1〜106a4は、2枚の第1支持板108aが、第1シャフト105aに対して直交するように設けられ、かつ、2枚の第1上側補助板109a1および2枚の第1下側補助板109a2が、それぞれ、各第1支持板108aの上側の主面および下側の主面上に設けられる構成を有している。以下、第1上側補助板109a1および第1下側補助板109a2を、まとめて、第1補助板と呼ぶ。本実施形態において、第1羽根106a1、106a3は互いに同一の形状を有し、第1羽根106a2、106a4は互いに同一の形状を有している。第1羽根106a1、106a3は、第1羽根106a2、106a4と比べて、第1支持板108aおよび第1補助板の配置が異なっている。
2枚の第1支持板108aは、第1シャフト105aの回転軸を中心にして、互いに反対の位置に取り付けられている。第1支持板108aは、その主面が、第1シャフト105aの軸方向に対して垂直な面に対して傾斜している。これにより、第1シャフト105aを回転軸として第1攪拌器102aが回転すると、溶融ガラスMGは第1支持板108aの主面に沿って流れるので、溶融ガラスMGには上方または下方へ向かう流れが生じる。すなわち、第1支持板108aは、第1攪拌器102aの軸回転によって、溶融ガラスMGを上方に押し上げ、または、下方に押し下げる。本実施形態では、第1羽根106a1、106a3と、第1羽根106a2、106a4とでは、第1支持板108aの傾斜方向が異なっている。これにより、第1羽根106a1、106a3と、第1羽根106a2、106a4とでは、溶融ガラスMGに生じさせる流れの方向が互いに異なっている。
第1補助板は、その主面が、第1支持板108aの主面に対して略垂直となるように、第1支持板108aの主面上に取り付けられている。第1支持板108aの上側の主面上には、第1上側補助板109a1が取り付けられ、第1支持板108aの下側の主面上には、第1下側補助板109a2が取り付けられている。なお、図6および図8において、第1下側補助板109a2は破線で示されている。
また、第1補助板は、第1シャフト105aに最も近い側の端部である内側端部109e1と、内側端部109e1の反対側の端部である外側端部109e2とを有している。第1補助板は、図6および図8に示されるように、内側端部109e1から外側端部109e2に向かうに従って、第1シャフト105aの回転軸が位置する中心点113aと内側端部109e1とを結ぶ直線111aから、その主面が離れていくように設置されている。具体的には、第1羽根106a1,106a3では、図6に示されるように、第1上側補助板109a1は、その主面が直線111aから時計回りに離れていくように設置され、かつ、第1下側補助板109a2は、その主面が直線111aから反時計回りに離れていくように設置されている。一方、第1羽根106a2,106a4では、図8に示されるように、第1上側補助板109a1は、その主面が直線111aから反時計回りに離れていくように設置され、かつ、第1下側補助板109a2は、その主面が直線111aから時計回りに離れていくように設置されている。すなわち、各第1羽根106a1〜106a4において、第1上側補助板109a1および第1下側補助板109a2は、互いに逆回りに延びるように設置されている。また、第1シャフト105aの回転軸に沿って隣接する2つの第1羽根106a1〜106a4の間において対向する一対の第1補助板は、その主面が直線111aから互いに同じ方向に離れていくように設置されている。例えば、最上段に位置する第1羽根106a1の第1下側補助板109a2と、第1羽根106aの一段下に位置する第1羽根106a2の第1上側補助板109a1とは、共に、それらの主面が直線111aから反時計回りに離れていくように設置されている。
第2羽根106b1〜106b5は、第1羽根106a1〜106a4と同様の構成を有している。各第2羽根106b1〜106b5は、第2シャフト105bに直接接続される2枚の第2支持板108bと、各第2支持板108bの上側の主面上に設置される2枚の第2上側補助板109b1と、各第2支持板108bの下側の主面上に設置される2枚の第2下側補助板109b2とからなる。以下、第2上側補助板109b1および第2下側補助板109b2を、まとめて、第2補助板と呼ぶ。本実施形態において、第2羽根106b1,106b3,106b5は、互いに同一の形状を有し、図5および図6に示される構成と同じ構成を有している。また、第2羽根106b2,106b4は、互いに同一の形状を有し、図7および図8に示される構成と同じ構成を有している。最上段に位置する第2羽根106b1の第2支持板108bは、第2チャンバー101b側面の接続管107の開口部の下端と、ほぼ同じ高さ位置に配置されている。
(3)攪拌装置の動作
本実施形態に係る攪拌装置100の動作について説明する。図9は、攪拌装置100内における溶融ガラスMGの流れを表す図である。清澄槽41により清澄された溶融ガラスMGは、第1攪拌槽100aおよび第2攪拌槽100bを通過することで均質に攪拌されて、成形装置42に送られる。攪拌装置100において、溶融ガラスMGは、第1攪拌槽100aの第1チャンバー101aの内部と、第2攪拌槽100bの第2チャンバー101bの内部を所定の高さ位置まで満たしている。本実施形態では、第1チャンバー101a、接続管107および第2チャンバー101b内における溶融ガラスMGの液面LLは、ほぼ同じ高さ位置にある。すなわち、図9に示されるように、溶融ガラスMGの液面LLの高さ位置は、接続管107の上端よりも低い位置にある。そのため、第1チャンバー101aおよび第2チャンバー101b内における溶融ガラスMGの液面LLより上方の空間は、接続管107を介して互いに連通している。
(3−1)第1攪拌槽における溶融ガラスの流れ
第1攪拌槽100aの第1チャンバー101a内には、上流側導管103から溶融ガラスMGが横方向に流入される。第1チャンバー101a内において、溶融ガラスMGは、下方から上方に導かれながら、第1攪拌器102aにより攪拌される。攪拌された溶融ガラスMGは、第1チャンバー101a内から接続管107へ水平方向に流出される。
第1チャンバー101a内では、主に、第1攪拌器102aの第1羽根106a1〜106a4が第1シャフト105aを回転軸として回転することで、溶融ガラスMGが攪拌される。具体的には、第1羽根106a1〜106a4の第1補助板が、溶融ガラスMGを、第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側へ掻き込み、または、第1シャフト105a側から第1チャンバー101aの内壁側へ押し出す。本実施形態では、各第1羽根106a1〜106a4において、第1上側補助板109a1および第1下側補助板109a2のいずれか一方が、溶融ガラスMGを第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側へ掻き込み、他方が、溶融ガラスMGを第1シャフト105a側から第1チャンバー101aの内壁側へ押し出す。すなわち、各第1羽根106a1〜106a4の第1支持板108aの上方および第1支持板108aの下方において、第1シャフト105aの半径方向の溶融ガラスMGの流れは、互いに逆方向になっている。また、第1シャフト105aの回転軸に沿って隣接している2つの第1羽根106a1〜106a4において、上段に位置する羽根の第1下側補助板109a2と、下段に位置する第1上側補助板109a1とは、それらの主面が直線111aから離れる方向が同じである。そのため、互いに対向する一対の補助板109aによって生じる第1シャフト105aの半径方向の溶融ガラスMGの流れは、共に同方向である。
本実施形態では、第1攪拌器102aが上から見て時計回りに回転することで、第1シャフト105aの最上段に位置する第1羽根106a1の第1上側補助板109a1は、図9に示されるように、溶融ガラスMGを第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側へ掻き込む流れを生じさせる。そのため、第1羽根106a1の第1下側補助板109a2と、一段下に位置する第1羽根106a2の第1上側補助板109a1とは、溶融ガラスMGを第1シャフト105a側から第1チャンバー101aの内壁側へ押し出す流れを生じさせる。同様に、第1羽根106a2の第1下側補助板109a2と、第1羽根106a3の第1上側補助板109a1とは、溶融ガラスMGを第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側へ掻き込む流れを生じさせる。そして、最下段に位置する第1羽根106a4の第1下側補助板109a2は、溶融ガラスMGを第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側へ押し出す流れを生じさせる。すなわち、最下段に位置する第1羽根106a4と第1チャンバー101aの底面との間の下部空間122aにおいて、溶融ガラスMGは、図9で示される矢印124aの方向に流れる。この矢印124aで示される流れ方向は、上流側導管103から第1チャンバー101a内へ溶融ガラスMGを導く流れ方向である。
また、本実施形態では、第1攪拌器102aの軸回転によって、最上段に位置する第1羽根106a1の第1上側補助板109a1は、第1羽根106a1の支持板108aの上方において、第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側に向かって溶融ガラスMGを移動させる流れを生じさせ、かつ、この流れによって移動された溶融ガラスMGを第1シャフト105aの側面に沿って上昇させる流れを生じさせる。溶融ガラスMGの液面LL近傍まで上昇した溶融ガラスMGは、第1シャフト105a側から第1チャンバー101aの内壁側へ向かって流れ、さらに、第1チャンバー101aの内壁に沿って下降する。すなわち、最上段に位置する第1羽根106a1と溶融ガラスMGの液面LLとの間の上部空間121aにおいて、溶融ガラスMGは、図9で示される循環流123aを形成する。この循環流123aの液面LL近傍における流れ方向は、第1チャンバー101a内から接続管107へ溶融ガラスMGを導く流れ方向である。この循環流123aによって、溶融ガラスMGが上部空間121aを通ることなく接続管107に流出してしまうことが抑制され、かつ、溶融ガラスMGが上部空間121aで攪拌されることなく滞留してしまうことが抑制される。
(3−2)第2攪拌槽における溶融ガラスの流れ
第2攪拌槽100bの第2チャンバー101b内には、接続管107から溶融ガラスMGが水平方向に流入される。第2チャンバー101b内において、溶融ガラスMGは、上方から下方に導かれながら、第2攪拌器102bにより攪拌される。攪拌された溶融ガラスMGは、第2チャンバー101b内から下流側導管104へ横方向に流出される。
第2チャンバー101b内において第2攪拌器102bが生じさせる溶融ガラスMGの流れは、第1チャンバー101a内において第1攪拌器102aが生じさせる溶融ガラスMGの流れと、基本的に同一である。すなわち、各第2羽根106b1〜106b5の第2支持板108bの上方および第2支持板108bの下方において、第2シャフト105bの半径方向の溶融ガラスMGの流れは、互いに逆方向になっている。また、互いに対向する一対の補助板109bによって生じる第2シャフト105bの半径方向の溶融ガラスMGの流れは、共に同方向である。しかし、第1攪拌器102aは、4段の第1羽根106a1〜106a4を有するのに対し、第2攪拌器102bは、5段の第2羽根106b1〜106b5を有する。
本実施形態では、第2攪拌器102bが上から見て時計回りに回転することで、第2シャフト105bの最上段に位置する第2羽根106b1の第2上側補助板109b1は、図9に示されるように、溶融ガラスMGを第2チャンバー101bの内壁側から第2シャフト105b側へ掻き込む流れを生じさせる。そのため、第2羽根106b1の第2下側補助板109b2と、一段下に位置する第2羽根106b2の第2上側補助板109b1とは、溶融ガラスMGを第2シャフト105b側から第2チャンバー101bの内壁側へ押し出す流れを生じさせる。同様に、第2羽根106b2の第2下側補助板109b2と、第2羽根106b3の第2上側補助板109b1とは、溶融ガラスMGを第2チャンバー101bの内壁側から第2シャフト105b側へ掻き込む流れを生じさせる。そして、最下段に位置する第2羽根106b5の第2下側補助板109b2は、溶融ガラスMGを第2シャフト105b側から第2チャンバー101bの内壁側へ押し出す流れを生じさせる。すなわち、最下段に位置する第2羽根106b5と第2チャンバー101bの底面との間の下部空間122bにおいて、溶融ガラスMGは、図9で示される矢印124bの方向に流れる。この矢印124bで示される流れ方向は、第2チャンバー101b内から下流側導管104へ溶融ガラスMGを導く流れ方向である。これにより、溶融ガラスMGが下部空間121bで攪拌されることなく滞留してしまうことが抑制される。
また、本実施形態では、第2攪拌器102bの軸回転によって、最上段に位置する第2羽根106b1の第2上側補助板109b1は、第2羽根106b1の支持板108bの上方において、第2チャンバー101bの内壁側から第2シャフト105b側に向かって溶融ガラスMGを移動させる流れを生じさせ、かつ、この流れによって移動された溶融ガラスMGを第2シャフト105bの側面に沿って上昇させる流れを生じさせる。溶融ガラスMGの液面LL近傍まで上昇した溶融ガラスMGは、第2シャフト105b側から第2チャンバー101bの内壁側へ向かって流れ、さらに、第2チャンバー101bの内壁に沿って下降する。すなわち、最上段に位置する第2羽根106b1と溶融ガラスMGの液面LLとの間の上部空間121bにおいて、溶融ガラスMGは、図9で示される循環流123bを形成する。この循環流123bの第2羽根106b1近傍における流れ方向は、接続管107から第2チャンバー101b内へ溶融ガラスMGを導く流れ方向である。この循環流123bによって、溶融ガラスMGが上部空間121bで攪拌されることなく滞留してしまうことが抑制される。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態に係る攪拌装置100では、上流側導管103から第1攪拌槽100aの第1チャンバー101a内に流入した溶融ガラスMGは、第1攪拌器102aの軸回転によって、隣接する2つの第1羽根106a1〜106a4の間において、第1チャンバー101aの内壁側から第1シャフト105a側へ掻き込まれ、または、第1シャフト105a側から第1チャンバー101aの内壁側へと押し出される。そして、第1シャフト105aの半径方向の溶融ガラスMGの流れ方向は、第1チャンバー101a内を下方から上方に向かうに従って、段ごとに反対方向に入れ替わる。すなわち、溶融ガラスMGは、第1チャンバー101a内を下方から上方に徐々に導かれながら、第1シャフト105aの半径方向に移動させられることによって効果的に攪拌される。
同様に、第1チャンバー101a内で攪拌され、接続管107から第2攪拌槽100bの第2チャンバー101b内に流入した溶融ガラスMGは、第2攪拌器102bの軸回転によって、第2チャンバー101b内を上方から下方に徐々に導かれながら、第2シャフト105bの半径方向に移動させられることによって効果的に攪拌される。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、溶融ガラスMGは、第1攪拌槽100aおよび第2攪拌槽100bにおいて、第1攪拌器102aおよび第2攪拌器102bの軸回転によって十分に均質に攪拌される。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(4−2)
本実施形態に係る攪拌装置100では、図9に示されるように、第1攪拌槽100aの第1チャンバー101aの底面に、第1排出管110aが取り付けられている。第1排出管110aは、第1チャンバー101a内の下部空間122aから、溶融ガラスMGを排出するために用いられる。
ここで、溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分が、第1チャンバー101aの下部空間122aに貯留している場合を考える。溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分とは、例えば、ジルコニアリッチの溶融ガラスである。第1チャンバー101a内では溶融ガラスMGは下方から上方へと流れるので、溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分は、接続管107を介して第2チャンバー101bに流入しにくい。そのため、攪拌装置100において、溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分は、第1チャンバー101aの底部の下部空間122aに貯留される場合がある。この場合、第1チャンバー101aの底部に貯留された比重の大きい成分を含む溶融ガラスMGは、時間の経過に伴い比重の大きい成分が濃縮されて、さらに比重の大きい成分を含むようになる。そして、比重の大きい成分を含む溶融ガラスMGが成形装置42に供給されると、成形されたガラス製品に脈理が発生する。本実施形態では、第1チャンバー101aの底部においても溶融ガラスMGが攪拌されるので、比重の大きい成分を含む溶融ガラスMGが、第1チャンバー101aの底部に貯留されて濃縮されることが抑制される。
また、第1チャンバー101aの下部空間122aに第1排出管110aが設けられているので、上流側導管103から比重の大きい成分を含む溶融ガラスMGが第1チャンバー101a内に流入して、第1チャンバー101aの底部に貯留されたとしても、第1排出管110aを介して、溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分を除去することができる。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、第1攪拌槽100aにおいて溶融ガラスMGを十分に均質に攪拌することができる。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(4−3)
本実施形態に係る攪拌装置100では、図9に示されるように、第2攪拌槽100bの第2チャンバー101b内の溶融ガラスMGの液面LLの近傍の高さ位置に、第2排出管110bが取り付けられている。第2排出管110bは、第2チャンバー101b内の溶融ガラスMGの液面LLから溶融ガラスMGを排出するために用いられる。
ここで、溶融ガラスMGに含まれる比重が小さい成分が、第1チャンバー101a、第2チャンバー101bおよび接続管107内において、溶融ガラスMGの液面LLの近傍に貯留している場合を考える。溶融ガラスMGに含まれる比重が小さい成分とは、例えば、シリカリッチの溶融ガラスや、溶融ガラス中の微小な泡等である。第1チャンバー101aから第2チャンバー101bへ向かう溶融ガラスMGの全体的な流れによって、この比重が小さい成分は、最終的に第2チャンバー101b内に流入する。そのため、第2チャンバー101b内の溶融ガラスMGの液面LLの近傍から、第2排出管110bを介して、溶融ガラスMGに含まれる比重が小さい成分を除去することができる。なお、第2チャンバー101b内では、溶融ガラスMGの液面LLの近傍の高さ位置において、溶融ガラスMGは、第2シャフト105bから第2チャンバー101bの内壁に向かって流れる。そのため、第2チャンバー101b内において、溶融ガラスMGは、第2チャンバー101bの側面に設置されている第2排出管110bに流入しやすい。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、第2攪拌槽100bにおいて溶融ガラスMGを十分に均質に攪拌することができる。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(4−4)
本実施形態に係る攪拌装置100の第1攪拌槽100aでは、第1攪拌器102aの最下段に位置する第1羽根106a4と第1チャンバー101aの底面との間の下部空間122aにおいて、溶融ガラスMGは、図9の矢印124aで示されるように、第1チャンバー101aの内壁から第1シャフト105aへ向かって流れる。この溶融ガラスMGの流れ方向は、上流側導管103から第1チャンバー101a内への溶融ガラスMGの流入を促進する流れ方向である。また、第1羽根106a4と、第1羽根106a4の一段上に位置する第1羽根106a3との間において、溶融ガラスMGは、第1シャフト105aから第1チャンバー101aの内壁へ向かって流れる。この溶融ガラスMGの流れ方向は、上流側導管103から第1チャンバー101a内への溶融ガラスMGの流入を抑制する流れ方向である。
本実施形態において、第1攪拌槽100aに供給される溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分は、上流側導管103の底部に沿って第1チャンバー101a内に流入する。ここで、仮に、第1チャンバー101aの下部空間122aにおける溶融ガラスMGの流れの方向が、図9の矢印124aとは逆の方向である場合、すなわち、第1シャフト105aから第1チャンバー101aの内壁へ向かう方向である場合、上流側導管103の底部に沿って流れる比重が大きい成分は、第1チャンバー101a内への流入が阻害される。その結果、溶融ガラスMGに含まれる比重が大きい成分は、第1チャンバー101aの手前の上流側導管103の底部に留まりやすくなる。この場合、上流側導管103の底部で貯留され濃縮された比重が大きい成分が、溶融ガラスMGの流れに巻き込まれて、攪拌装置100を通過してしまうおそれがある。これは、成形装置42で成形されたガラスリボンGRに発生する脈理の原因となる。
本実施形態では、上流側導管103を流れる溶融ガラスMGは、第1チャンバー101a内の下部空間122aへの流入が促進され、かつ、最下段に位置する第1羽根106a4とその一段上に位置する第1羽根106a3との間の空間への流入が抑制される。そのため、上流側導管103を流れる溶融ガラスMGは、最初に、第1チャンバー101a内の下部空間122aに供給され、次に、第1羽根106a4,106a3,106a2,106a1によって順に攪拌された後、接続管107に送られる。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、第1攪拌槽100aにおいて溶融ガラスMGを十分に均質に攪拌することができる。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(4−5)
本実施形態に係る攪拌装置100の第2攪拌槽100bでは、第2攪拌器102bの最下段に位置する第2羽根106b5と第2チャンバー101bの底面との間の下部空間122bにおいて、溶融ガラスMGは、図9の矢印124bで示されるように、第2シャフト105bから第2チャンバー101bの内壁へ向かって流れる。この溶融ガラスMGの流れ方向は、第2チャンバー101b内から下流側導管104への溶融ガラスMGの流出を促進する流れ方向である。また、第2羽根106b5と、第2羽根106b5の一段上に位置する第2羽根106b4との間において、溶融ガラスMGは、第2チャンバー101bの内壁から第2シャフト105bへ向かって流れる。この溶融ガラスMGの流れ方向は、第2チャンバー101b内から下流側導管104への溶融ガラスMGの流出を抑制する流れ方向である。
本実施形態では、第2チャンバー101b内において第2攪拌器102bによって攪拌されて下部空間122bに到達した溶融ガラスMGは、下流側導管104への流出が促進される。また、最下段に位置する第2羽根106b5とその一段上に位置する第2羽根106b4との間から、溶融ガラスMGが下流側導管104へ流出することが抑制される。これにより、第2チャンバー101b内において溶融ガラスMGが十分に攪拌されていない状態で、下流側導管104へ流出してしまうことが抑制される。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、第2攪拌槽100bにおいて溶融ガラスMGを十分に均質に攪拌することができる。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(4−6)
本実施形態に係る攪拌装置100では、第1攪拌槽100aの第1チャンバー101a内の、最上段に位置する第1羽根106a1と溶融ガラスMGの液面LLとの間の上部空間121aにおいて、第1シャフト105aの周囲で溶融ガラスMGが上昇する流れが形成され、かつ、第1チャンバー101aの内壁に沿って溶融ガラスMGが下降する流れが形成される。これにより、溶融ガラスMGが上部空間121aを通ることなく接続管107に流出してしまうことが抑制され、かつ、溶融ガラスMGが上部空間121aで攪拌されることなく滞留してしまうことが抑制される。また、第1シャフト105aの周囲で溶融ガラスMGが下降する流れが形成されて、第1シャフト105aの周囲で溶融ガラスMGが下方に引き込まれることが抑制される。そのため、溶融ガラスMGの液面LLまたは液面LL近傍に存在する比重が小さい成分が、第1シャフト105a回りにおいて溶融ガラスMGの液面LLから下方に引き込まれてしまうことが抑制される。
また、第1チャンバー101a内では、図9に示されるように、上部空間121aにおいて溶融ガラスMGの循環流123aが形成される。これにより、溶融ガラスMGの液面LLの近傍で溶融ガラスMGが滞留することが抑制される。なお、この循環流123aは、溶融ガラスMGの液面LLが波立たない程度の速さ、具体的には液面LL近傍の空気を巻き込まない程度の速さを有することが好ましい。本願の発明者らは、溶融ガラスMGの滞留を抑制するために最適な循環流123aを形成するためには、第1羽根106a1と溶融ガラスMGの液面LLとの間の間隔が50mm〜200mmであることが好ましく、また、上部空間121aにおける溶融ガラスMGの温度が1400℃〜1550℃であり、かつ、粘度が2400ポアズ〜450ポアズであることが好ましいことを見出した。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、第1攪拌槽100aにおいて溶融ガラスMGを十分に均質に攪拌することができる。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(4−7)
本実施形態に係る攪拌装置100では、第2攪拌槽100bの第2チャンバー101b内の、最上段に位置する第2羽根106b1と溶融ガラスMGの液面LLとの間の上部空間121bにおいて、第2シャフト105bの周囲で溶融ガラスMGが上昇する流れが形成され、かつ、第2チャンバー101bの内壁に沿って溶融ガラスMGが下降する流れが形成される。これにより、溶融ガラスMGが上部空間121bで攪拌されることなく滞留してしまうことが抑制される。また、第2シャフト105bの周囲で溶融ガラスMGが下降する流れが形成されて、第2シャフト105bの周囲で溶融ガラスMGが下方に引き込まれることが抑制される。そのため、溶融ガラスMGの液面LLまたは液面LL近傍に存在する比重が小さい成分が、第2シャフト105b回りにおいて溶融ガラスMGの液面LLから下方に引き込まれて、十分に攪拌されることなく下流側導管104に流出してしまうことが抑制される。
また、第2チャンバー101b内では、図9に示されるように、上部空間121bにおいて溶融ガラスMGの循環流123bが形成される。これにより、溶融ガラスMGの液面LLの近傍で溶融ガラスMGが滞留することが抑制される。なお、この循環流123bは、溶融ガラスMGの液面LLが波立たない程度の速さを有することが好ましい。本願の発明者らは、溶融ガラスMGの滞留を抑制するために適切な循環流123bを形成するためには、第2羽根106b1と溶融ガラスMGの液面LLとの間の間隔が50mm〜200mmであることが好ましく、また、上部空間121bにおける溶融ガラスMGの温度/粘度が、それぞれ、2400ポアズ/1400℃〜450ポアズ/1550℃であることが好ましいことを見出した。
従って、本実施形態に係る攪拌装置100では、第2攪拌槽100bにおいて溶融ガラスMGを十分に均質に攪拌することができる。これにより、本実施形態に係るガラス製造装置200は、脈理の発生を抑制して、高品質のガラス製品を製造することができる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
本実施形態では、第1攪拌器102aは、第1シャフト105aに第1羽根106a1〜106a4が4段設置され、第2攪拌器102bは、第2シャフト105bに第2羽根106b1〜106b5が5段設置されているが、第1羽根106a1〜106a4および第2羽根106b1〜106b5の段数は、上述した溶融ガラスMGの流れ方向が確保されるのであれば、第1チャンバー101aおよび第2チャンバー101bの大きさや、第1シャフト105aおよび第2シャフト105bの長さ等を考慮して適宜に決定してもよい。また、第1シャフト105aおよび第2シャフト105bの軸方向に沿って隣接する2枚の羽根同士の間隔も、第1チャンバー101aおよび第2チャンバー101bの大きさ等を考慮して適宜に決定してもよい。
(5−2)変形例B
本実施形態では、第1羽根106a1〜106a4は、2枚の第1支持板108aから構成されているが、3枚以上の第1支持板108aから構成されてもよい。また、第2羽根106b1〜106b5は、2枚の第2支持板108bから構成されているが、3枚以上の第2支持板108bから構成されてもよい。例として、図10に、3枚の第1支持板208を有する第1羽根206の斜視図を示す。なお、本変形例は、第2攪拌器102bの第2羽根106b1〜106b5に対しても、適用可能である。
(5−3)変形例C
本実施形態では、第1攪拌器102aは、第1羽根106a1〜106a4を有するが、第1羽根106a1〜106a4の第1支持板108aは、その主面に貫通孔112aが形成されてもよい。図11は、貫通孔112aを有する第1羽根106a1,106a3の平面図である。本変形例では、第1シャフト105aを回転軸として第1攪拌器102aが回転した場合に、溶融ガラスMGの一部は貫通孔112aを通過することができる。溶融ガラスMGの一部が貫通孔112aを通過することにより、溶融ガラスMGに上方または下方へ向かう流れが生じる。その結果、第1チャンバー101a内の溶融ガラスMGには、第1補助板による第1シャフト105aの半径方向の流れ、および、第1支持板108aの傾斜による第1シャフト105aの軸方向の流れに加えて、貫通孔112aによる第1シャフト105aの軸方向の流れが生じる。これにより、第1チャンバー101a内において、溶融ガラスMGにより複雑な流れが生じるので、高い攪拌効果を得ることができる。また、貫通孔112aによって、第1攪拌器102aの回転時に第1羽根106a1〜106a4が溶融ガラスMGから受ける抵抗が小さくなるので、より少ない動力で目的の流れを溶融ガラスMGに生じさせることができる。なお、本変形例は、第2攪拌器102bの第2羽根106b1〜106b5に対しても、適用可能である。
(5−4)変形例D
本実施形態では、第2排出管110bは、第2チャンバー101b側面の開口部の上端が溶融ガラスMGの液面より上方に位置し、かつ、開口部の下端が溶融ガラスMGの液面より下方に位置するように設置されている。しかし、第2排出管110bは、第2チャンバー101b側面の開口部の上端よりも溶融ガラスMGの液面が上方に位置するように設置されてもよい。具体的には、第1チャンバー101a内の溶融ガラスMGの液面LL近傍に存在する比重の小さい成分が、接続管107を通って第2チャンバー101b内に流入することができる高さ位置に、第2排出管110bが設置されていればよい。
(5−5)変形例E
本実施形態では、ガラス製造装置200で用いられる溶融ガラスMGは、無アルカリガラスまたは微アルカリガラスであり、攪拌装置100において、溶融ガラスMGは1400℃〜1550℃の温度範囲で攪拌される。しかし、ガラス製造装置200で用いられる溶融ガラスMGは、本実施形態で使用される溶融ガラスMGよりも多量のアルカリ成分が添加された溶融ガラスであってもよい。この場合、攪拌装置100において、溶融ガラスは1300℃〜1400℃の温度範囲で攪拌される。
(5−6)変形例F
本実施形態では、各第1羽根106a1〜106a4は、2枚の第1支持板108aが、第1シャフト105aの軸方向に対して直交するように設けられている。しかし、第1支持板108aは、第1シャフト105aの軸方向に直交する平面に対して傾斜した状態で、第1シャフト105aに取り付けられてもよい。なお、本変形例は、第2攪拌器102bの第2羽根106b1〜106b5に対しても、適用可能である。
(5−7)変形例G
本実施形態では、第1シャフト105aは、その回転軸が第1チャンバー101aの円筒形状の中心軸と一致するように配置されている。しかし、第1シャフト105aは、その回転軸が第1チャンバー101aの円筒形状の中心軸から離間するように配置されてもよい。
(5−8)変形例H
本実施形態では、第2攪拌器102bは、第1攪拌器102aと同じサイズを有するが、第1攪拌器102aと異なるサイズを有してもよい。例えば、第2攪拌器102bは、第1攪拌器102aよりも小さいサイズを有してもよい。
40 溶解槽
41 清澄槽
42 成形装置
43a〜43c 導管
100 攪拌装置
100a 第1攪拌槽
100b 第2攪拌槽
101a 第1チャンバー
101b 第2チャンバー
102a 第1攪拌器
102b 第2攪拌器
103 上流側導管
104 下流側導管
105a 第1シャフト
105b 第2シャフト
106a1〜106a4 第1羽根
106b1〜106b5 第2羽根
107 接続管
108a 第1支持板
108b 第2支持板
109a1 第1上側補助板
109a2 第1下側補助板
109b1 第2上側補助板
109b2 第2下側補助板
109e1 内側端部
109e2 外側端部
110a 第1排出管
110b 第2排出管
111a 直線
112a 貫通孔
113a 中心点
121a,121b 上部空間
122a,122b 下部空間
123a,123b 溶融ガラスの循環流
124a,124b 溶融ガラスの流れ
200 ガラス製造装置
MG 溶融ガラス
LL 溶融ガラスの液面
GR ガラスリボン
特開2001−72426号公報 特開2007−204357号公報

Claims (10)

  1. ガラス原料を溶融して溶融ガラスを得る溶融工程と、前記溶融工程で得られた前記溶融ガラスを攪拌する攪拌工程と、前記攪拌工程で攪拌された前記溶融ガラスからガラスを成形する成形工程と、を備えるガラスの製造方法であって、
    前記攪拌工程は、第1攪拌槽の内部において、前記溶融ガラスを下方から上方へと導きながら攪拌する第1攪拌工程と、第2攪拌槽の内部において、前記第1攪拌工程で攪拌された前記溶融ガラスを上方から下方へと導きながら攪拌する第2攪拌工程とからなり、
    前記第1攪拌槽は、第1チャンバーと、前記第1チャンバー内の前記溶融ガラスを攪拌する第1攪拌器と、前記第1チャンバーの底部から前記溶融ガラスを排出可能な第1排出管とを備え、
    前記第2攪拌槽は、第2チャンバーと、前記第2チャンバー内の前記溶融ガラスを攪拌する第2攪拌器と、前記第2チャンバー内の前記溶融ガラスの液面から前記溶融ガラスを排出可能な第2排出管とを備え、
    前記第1攪拌槽の上方側部は、前記第2攪拌槽の上方側部と接続管によって接続され、
    前記溶融ガラスは、前記接続管を介して前記第1攪拌槽から前記第2攪拌槽に移送される、
    ガラスの製造方法。
  2. 前記第1攪拌器は、鉛直方向に沿って配置される回転軸である第1シャフトと、前記第1シャフトの側面に接続され、かつ、前記第1シャフトの軸方向に沿って最上段から最下段まで複数段配置される第1羽根とを有し、
    前記第1羽根は、前記第1シャフトに対して直交するように設けられる第1支持板と、前記第1支持板の主面上に設置される第1補助板とを有し、
    前記第2攪拌器は、鉛直方向に沿って配置される回転軸である第2シャフトと、前記第2シャフトの側面に接続され、かつ、前記第2シャフトの軸方向に沿って最上段から最下段まで複数段配置される第2羽根を有し、
    前記第2羽根は、前記第2シャフトに対して直交するように設けられる第2支持板と、前記第2支持板の主面上に設置される第2補助板とを有し、
    前記第1攪拌工程では、前記第1シャフトを回転軸として前記第1攪拌器が回転することによって、前記第1補助板は、前記第1シャフトの半径方向への流れを前記溶融ガラスに生じさせ、
    前記第2攪拌工程では、前記第2シャフトを回転軸として前記第2攪拌器が回転することによって、前記第2補助板は、前記第2シャフトの半径方向への流れを前記溶融ガラスに生じさせる、
    請求項1に記載のガラスの製造方法。
  3. 前記第1攪拌工程では、隣接する2つの段に配置される前記第1羽根の前記第1支持板の間に位置する前記第1補助板は、同じ方向の流れを前記溶融ガラスに生じさせ、
    前記第2攪拌工程では、隣接する2つの段に配置される前記第2羽根の前記第2支持板の間に位置する前記第2補助板は、同じ方向の流れを前記溶融ガラスに生じさせる、
    請求項2に記載のガラスの製造方法。
  4. 前記第1攪拌工程では、最上段に位置する前記第1羽根の前記第1支持板の上方の主面上に設置された前記第1補助板は、最上段に位置する前記第1羽根の前記第1支持板の上方において、前記第1チャンバーの内壁から前記第1シャフトに向かって前記溶融ガラスを移動させる第1の流れを生じさせ、かつ、前記第1の流れによって移動した前記溶融ガラスを前記シャフトの側面に沿って上昇させる第2の流れを生じさせ、
    前記第2攪拌工程では、最上段に位置する前記第2羽根の前記第2支持板の上方の主面上に設置された前記第2補助板は、最上段に位置する前記第2羽根の前記第2支持板の上方において、前記第2チャンバーの内壁から前記第2シャフトに向かって前記溶融ガラスを移動させる第3の流れを生じさせ、かつ、前記第3の流れによって移動した前記溶融ガラスを前記シャフトの側面に沿って上昇させる第4の流れを生じさせる、
    請求項2または3に記載のガラスの製造方法。
  5. 前記第1チャンバーは、最下段に位置する前記第1羽根の高さ位置の近傍において、前記溶融ガラスを前記第1チャンバー内に水平方向に流入させる流入口を有し、
    前記第2チャンバーは、最下段に位置する前記第2羽根の高さ位置の近傍において、前記溶融ガラスを前記第2チャンバー内から水平方向に流出させる流出口を有する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載のガラスの製造方法。
  6. 前記第1攪拌工程では、前記第1シャフトを回転軸として前記第1攪拌器が回転することによって、それぞれの前記第1羽根において、前記第1支持板の上方の主面上に設置される前記第1補助板および前記第1支持板の下方の主面上に設置される前記第1補助板のうち、一方の前記第1補助板は、前記第1チャンバーの内壁から前記第1シャフトに向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせ、他方の前記第1補助板は、前記第1シャフトから前記第1チャンバーの内壁に向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせ、
    前記第2攪拌工程では、前記第2シャフトを回転軸として前記第2攪拌器が回転することによって、それぞれの前記第2羽根において、前記第2支持板の上方の主面上に設置される前記第2補助板および前記第2支持板の下方の主面上に設置される前記第2補助板のうち、一方の前記第2補助板は、前記第2チャンバーの内壁から前記第2シャフトに向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせ、他方の前記第2補助板は、前記第2シャフトから前記第2チャンバーの内壁に向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせる、
    請求項2から5のいずれか1項に記載のガラスの製造方法。
  7. 前記第1攪拌工程では、前記第1補助板は、最下段に位置する前記第1羽根と、前記第1チャンバーの底面との間において、前記第1チャンバーの内壁から前記第1シャフトに向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせ、かつ、最下段に位置する前記第1羽根と、最下段の一段上の段に位置する前記第1羽根との間において、前記第1シャフトから前記第1チャンバーの内壁に向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせ、
    前記第2攪拌工程では、前記第2補助板は、最下段に位置する前記第2羽根と、前記第2チャンバーの底面との間において、前記第2シャフトから前記第2チャンバーの内壁に向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせ、かつ、最下段に位置する前記第2羽根と、最下段の一段上の段に位置する前記第2羽根との間において、前記第2チャンバーの内壁から前記第2シャフトに向かう流れを前記溶融ガラスに生じさせる、
    請求項6に記載のガラスの製造方法。
  8. 前記第1羽根は、主面の法線が前記第1シャフトの伸長方向に沿うように前記第1シャフトに接続される複数の前記第1支持板と、それぞれの前記第1支持板の上方の主面上および下方の主面上に設置される前記第1補助板とを有し、
    前記第2羽根は、主面の法線が前記第2シャフトの伸長方向に沿うように前記第2シャフトに接続される複数の前記第2支持板と、それぞれの前記第2支持板の上方の主面上および下方の主面上に設置される前記第2補助板とを有する、
    請求項2から7のいずれか1項に記載のガラスの製造方法。
  9. ガラス原料を溶融して溶融ガラスを得る溶融工程と、前記溶融工程で得られた前記溶融ガラスを攪拌する攪拌工程と、前記攪拌工程で攪拌された前記溶融ガラスからガラスを成形する成形工程と、を備えるガラスの製造方法であって、
    前記攪拌工程は、第1攪拌槽の内部において、前記溶融ガラスを下方から上方へと導きながら攪拌する第1攪拌工程と、第2攪拌槽の内部において、前記第1攪拌工程で攪拌された前記溶融ガラスを上方から下方へと導きながら攪拌する第2攪拌工程とからなり、
    前記第1攪拌槽は、第1チャンバーと、前記第1チャンバー内の前記溶融ガラスを攪拌する第1攪拌器と、前記第1チャンバーの底部から前記溶融ガラスを排出可能な第1排出管とを備え、
    前記第2攪拌槽は、第2チャンバーと、前記第2チャンバー内の前記溶融ガラスを攪拌する第2攪拌器と、前記第2チャンバー内の前記溶融ガラスの液面から前記溶融ガラスを排出可能な第2排出管とを備え、
    前記第1攪拌槽の上方側部は、前記第2攪拌槽の上方側部と接続管によって接続され、
    前記溶融ガラスは、前記接続管を介して前記第1攪拌槽から前記第2攪拌槽に移送され、
    前記第2攪拌工程では、前記第2シャフトを回転軸として前記第2攪拌器が回転することによって、前記第2補助板は、前記第2シャフトの半径方向への流れを前記溶融ガラスに生じさせ、かつ、隣接する2つの段に配置される前記第2羽根の前記第2支持板の間に位置する前記第2補助板は、同じ方向の流れを前記溶融ガラスに生じさせ、
    前記第2攪拌工程では、最上段に位置する前記第2羽根の前記第2支持板の上方の主面上に設置された前記第2補助板は、最上段に位置する前記第2羽根の前記第2支持板の上方において、前記第2チャンバーの内壁から前記第2シャフトに向かって前記溶融ガラスを移動させる第1の流れを生じさせ、かつ、前記第1の流れによって移動した前記溶融ガラスを前記シャフトの側面に沿って上昇させる第2の流れを生じさせる、
    ガラスの製造方法。
  10. 溶融ガラスを攪拌するための攪拌装置であって、
    第1チャンバーと、前記第1チャンバー内の前記溶融ガラスを攪拌する第1攪拌器と、前記第1チャンバーの底部から前記溶融ガラスを排出可能な第1排出管とを有する第1攪拌槽と、
    第2チャンバーと、前記第2チャンバー内の前記溶融ガラスを攪拌する第2攪拌器と、前記第2チャンバー内の前記溶融ガラスの液面から前記溶融ガラスを排出可能な第2排出管とを有する第2攪拌槽と、
    前記第1攪拌槽の上方側部と前記第2攪拌槽の上方側部とを接続し、前記第1攪拌槽から前記第2攪拌槽に前記溶融ガラスを移送するための接続管と、
    を備え、
    前記第1攪拌槽は、内部において、前記溶融ガラスを下方から上方へと導きながら攪拌し、
    前記第2攪拌槽は、内部において、前記第1攪拌器によって攪拌された前記溶融ガラスを上方から下方へと導きながら攪拌する、
    攪拌装置。
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