JPWO2013057827A1 - 洗浄液供給装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この高圧水噴射洗浄法は、高圧水噴射ノズルを先端部に取り付けた屈曲可能なホースを排水管内に挿入し、高圧ポンプによって高圧化した洗浄水をホースに供給し、前記ノズルより洗浄水を噴射させながら排水管内を前進させる操作がなされる。 これにより、高圧水噴射ノズルからの洗浄水の噴射圧力によって排水管内に付着した固形物等を解砕または剥離除去することができる。
したがって洗浄液送出ユニットにおいては、一般的に高圧ポンプにより加圧された洗浄液の余水分が、前記貯留タンク内に戻されるように余水路の配管が形成されている。
したがって、貯留タンク内の洗浄液の温度の上昇により、作業員に及ぼす危険な問題を解消することができ、また、例えば薬液が添加された洗浄液が温度上昇することによる塩素ガス等を発生するなどの問題も解消することができる。
そして、前記薬液希釈混合タンク内における洗浄液のpH値を測定するpHセンサーが配置され、当該pHセンサーにより得られるpH値に基づいて、前記薬液希釈混合タンク内に添加される前記薬液の添加量が制御されるように作用する。したがって、薬液の添加量の正確な管理が保障され、薬液の濃度が安定した洗浄水を得ることが可能となる。
すなわち、洗浄液貯留タンクT2よりも上流側が洗浄液生成ユニットU1を構成しており、洗浄液貯留タンクT2よりも下流側が洗浄液送出ユニットU2を構成している。
図1において符号1は操作レバーを備えた水道栓を示し、洗浄液供給装置が稼働中においては、前記水道栓1は開放状態になされる。この水道栓1にはモーター等のアクチュエータによって開閉制御される電磁弁2が接続されており、この電磁弁2の下流側には流量センサー3が接続されている。この流量センサー3には操作レバーを備えた水量調節バルブ4が接続され、当該水量調節バルブ4を経た水道からの洗浄水は、薬液希釈混合タンクT1に供給されるように構成されている。
そして、この薬液希釈混合タンクT1内において生成された洗浄液は、前記した洗浄液貯留タンクT2に対して送られるように構成されている。
この実施の形態においては、混合タンクT1内における洗浄液のpH値は6.5となるように管理される。すなわち、前記pHセンサー11による測定値はpHコントローラ12に伝送され、このpHコントローラ12よりリレー装置13に対して制御信号が伝送されるように構成されている。
したがって、前記薬液希釈混合タンクT1から洗浄液貯留タンクT2に移される洗浄液は、pH値の正確な管理が保障され、薬液の濃度が安定した洗浄水として送られることになる。
前記フロートセンサー17から検知信号を受ける節水コントローラ19は、給水弁としての前記した電磁弁2に制御信号を送り、電磁弁2を閉塞して前記薬液希釈混合タンクT1内への給水を停止させる制御を実行する。
すなわち、前記液温センサー18が所定値以上の液温の上昇を検知した場合においては、前記節水コントローラ19は、給水弁としての前記した電磁弁2に制御信号を送り、電磁弁2を開放して前記薬液希釈混合タンクT1内への給水量を増加させる制御を実行する。
後述する洗浄液送出ユニットU2においては、前記した洗浄液貯留タンクT2内の洗浄液の温度上昇を抑える手段が施されているが、洗浄液貯留タンクT2内の洗浄液をブロー水20として排出することで、洗浄液の温度上昇を抑える手段は非常手段として利用される。
そして、前記圧力センサー24および回転センサー25の出力信号は、エンジンコントローラ27に供給されるように構成されている。
前記フロースイッチ28は、前記吐出路22bに洗浄液が流れているか否かを検出する機能を備え、その情報は前記したエンジンコントローラ27に供給されるように構成されている。
前記吐出路22bにおいて洗浄液の流れがない場合は、高圧洗浄液が利用されていない状態であり、この場合には前記エンジンコントローラ27は、スロットル制御部33に対して、前記エンジン23がアイドリング状態となるように制御する信号を送出する。
この場合、洗浄液の吐出圧力が前記エンジンコントローラ27において手動で設定することができ、手動で設定された例えば20MPaの洗浄液の吐出圧力となるように、エンジン23の回転数が制御される。
同時に前記エンジンコントローラ27より、前記電磁弁31に対して、これを閉弁状態に制御する信号が送出され、前記高圧ポンプ22からの余水分は、調圧弁32および余水路22cを介して、前記貯留タンクT2内に戻されることになる。
前記圧力センサー24による圧力計測値の低下は、前記したとおりエンジンコントローラ27にフィードバックされ、洗浄液の吐出圧力が予め設定された値となるように前記エンジン23の回転数を上昇させる制御が実行される。
これにより、高圧水噴射ノズルを用いた作業の安全性を確保することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載した独自の作用効果を得ることができる。
このような構成においても、洗浄液貯留タンクT2内の洗浄液の温度上昇を効果的に抑制することができるという技術的な課題を達成することができる。
図3に示すように、前記車輛41の荷台部分に搭載された筐体42の左側面における前方には、水平方向に両開きとなるように軸支された扉43が取り付けられ、その後方には水平方向に片開きとなるように軸支された扉44が取り付けられている。また筐体41の後側の面には、図4に示すように上部が軸支された跳ね上げ扉45が取り付けられている。
前記筐体42は中央の隔壁42aによって前室と後室に分けられており、前室内の略中央部には前記したエンジン23が搭載され、これに隣接して前記した高圧ポンプ22が配置されている。前記前室の前方は、前記エンジン23に付帯するラジエターなどが収容される排風スペース46になされており、図には示されていないが、前記排風スペース46が施された筐体42の天板には、排気口などが設けられている。
また、洗浄液供給装置の操作盤47が背面に向かって配置されており、この操作盤47は、図4に示した扉45を跳ね上げた状態で操作される。
なお符号48は、洗浄液供給装置と共に使用される機材等を収納するスペースになされている。
2 電磁弁(給水弁)
3 流量センサー
4 水量調節バルブ
6,7 薬液貯留タンク
8,9 薬液送出ポンプ
11 pHセンサー
12 pHコントローラ
13 リレー装置
14,15 ポンプ駆動電源
17 フロートセンサー
18 液温センサー
19 節水コントローラ
20 ブロー水
22 高圧ポンプ
22a 吸入路
22b 吐出路
22c 余水路
23 エンジン
24 圧力センサー
25 回転センサー
27 エンジンコントローラ
28 フロースイッチ
29 吐出バルブ
31 電磁弁
32 調圧弁
33 スロットル制御部
T1 薬液希釈混合タンク
T2 洗浄液貯留タンク
U1 洗浄液生成ユニット
U2 洗浄液送出ユニット
Claims (6)
- 洗浄液を一時的に貯留する洗浄液貯留タンクと、当該洗浄液貯留タンク内からの洗浄液を高圧に加圧して送出する高圧ポンプと、前記高圧ポンプを回転駆動する内燃機関によるエンジンと、前記エンジンの回転数制御を実行するエンジンコントローラとを有し、前記高圧ポンプにより加圧された高圧洗浄液を吐出する吐出路と、前記高圧ポンプからの高圧洗浄液のうちの余水分を、前記洗浄液貯留タンク内に戻す余水路とが備えられた洗浄液供給装置であって、
前記高圧ポンプから高圧洗浄液の吐出路に進む洗浄液の流量の大小に応じて、前記エンジンコントローラは、前記エンジンの回転数を上昇もしくは下降させる制御を実行することを特徴とする洗浄液供給装置。 - 洗浄水が導入されると共に、前記洗浄水に薬液を添加して混合することで洗浄液を生成する薬液希釈混合タンクが備えられ、前記薬液希釈混合タンクから、前記洗浄液貯留タンクに対して洗浄液が送られるように構成したことを特徴とする請求項1に記載された洗浄液供給装置。
- 前記薬液希釈混合タンクには、当該混合タンク内における洗浄液のpH値を測定するpHセンサーが配置され、当該pHセンサーにより得られるpH値に基づいて、前記薬液希釈混合タンク内に添加される前記薬液の添加量が制御されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載された洗浄液供給装置。
- 前記洗浄液貯留タンク内の洗浄液の液量を検出するフロートセンサーと、当該フロートセンサーによる液量の検出情報に基づいて、前記薬液希釈混合タンク内に供給する洗浄水の量を制御する給水弁とが具備され、前記フロートセンサーによる液量の検出値が所定値に至った場合において、前記給水弁による前記薬液希釈混合タンク内への給水を停止させる制御が実行されるように構成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載された洗浄液供給装置。
- 前記洗浄液貯留タンク内の洗浄液の温度を測定する液温センサーがさらに具備され、当該液温センサーにより所定値以上の液温上昇を検出した場合において、前記給水弁による前記薬液希釈混合タンク内への給水量を増加させて、前記洗浄液貯留タンク内の洗浄液をブロー水として排出できるように構成したことを特徴とする請求項4に記載された洗浄液供給装置。
- 前記フロートセンサーによる液量の検出情報に基づく前記給水弁による給水を停止させる制御に対して、前記液温センサーによる液温の検出情報に基づく前記給水弁による給水量を増加させる制御が優先して実行されるように構成したことを特徴とする請求項5に記載された洗浄液供給装置。
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