JP2006068658A - スプレー洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】 手元開閉弁付スプレーガンを使用した洗浄装置であっても、各管路内壁にケミカル類が固着するのを確実に防止できるようにする。
【構成】 管路洗浄スイッチ2と、ポンプ12の上流側にフローセンサー11と、管路洗浄スイッチ2が操作されると、水をポンプ12で圧送し、フローセンサー11にて計測される積算流量が所定流量に到達した時点で水の圧送を停止して管路洗浄工程を終了する制御手段17とを設けたスプレー洗浄装置。
【選択図】 図1
【構成】 管路洗浄スイッチ2と、ポンプ12の上流側にフローセンサー11と、管路洗浄スイッチ2が操作されると、水をポンプ12で圧送し、フローセンサー11にて計測される積算流量が所定流量に到達した時点で水の圧送を停止して管路洗浄工程を終了する制御手段17とを設けたスプレー洗浄装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水・ケミカル類等のそれぞれ異なる2種類以上の洗浄水を切り換えてポンプで圧送し、手元開閉弁付スプレーガンより適宜噴射させ、車両等を洗浄するスプレー洗浄装置に関するものである。
従来より、水・ケミカル類等のそれぞれ異なる2種類以上の洗浄水を切り換えてポンプで圧送し、手元開閉弁付スプレーガンより噴射させる方式のスプレー洗浄装置が下記特許文献1に記載されている。
また、管路詰まりを防止するため、ケミカル噴射後に水にて管路洗浄を行うようにしたスプレー洗浄装置が特許文献2に記載されている。
特開昭63−104691号公報
実願昭62−198507号全文明細書
また、管路詰まりを防止するため、ケミカル噴射後に水にて管路洗浄を行うようにしたスプレー洗浄装置が特許文献2に記載されている。
ところで、特許文献1の装置には、管路洗浄手段の記載がなく、そのため、記載された構成のみでは、例えば、洗浄水を切り換えて異なる洗浄水を洗浄個所に噴射しようとしても前回噴射して管路内に滞留している洗浄水がスプレーガンより出きってしまうまでは切り換えた洗浄水は噴射されず、管路、特に長いホースを使用している場合などには、その間、洗浄個所を避けて暫くの間噴射させなくてはならなかった。また、最終的に噴射した洗浄水が固化しやすいケミカルであった場合では、管路内壁にケミカルが付着して、いずれ管路詰まりを引き起こしてしまうおそれもあった。そこで、特許文献2の管路洗浄を特許文献1の装置に組み合わせて管路洗浄を行う方法も考えられるが、特許文献2の装置ではケミカル噴射後、自動的に所定時間だけ水を流して管路洗浄を行うようにしているから、特許文献1のスプレーノズルに設けられた手元開閉弁が開かれない状態であった場合には、水はスプレーガンより噴射されることはなく、管路洗浄は行われない状態で終了してしまうことになり、また、たとえ手元開閉弁が開かれたとしても、その開かれるタイミングがずれればやはり完全な管路洗浄はできないまま終了してしまう可能性があった。
このような課題を解決するために本発明は、水・ケミカル類等の2種類以上の洗浄水を切り換えてポンプで圧送し、手元開閉弁付スプレーガンより噴射させる方式のスプレー洗浄装置において、前記ポンプの上流側に設けられ、圧送される液体の流量を検出するフローセンサーと、水を圧送し管路の洗浄を開始させる管路洗浄スイッチと、該スイッチからの入力により前記ポンプを駆動させ、前記フローセンサーにより積算される水の流量が所定流量に達した時点で管路洗浄終了と判断し、前記ポンプを停止させる制御手段とを備えたスプレー洗浄装置を提供することを要旨とするものである。
本発明の装置は、スプレーノズルの手元開閉弁がどのタイミングで開かれようとも、水の流量が所定流量に達しないと管路洗浄が終了しないので、確実に管路洗浄が行われ、洗浄液の切り換えタイミングは使用者に伝わり、無駄に水を噴射させることがなくなり、またケミカルによる管路詰まりの発生が防止できる。
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例の全体構成図である。図において、1はスプレー洗浄装置本体で、本体内上部には洗浄水の切替や装置の駆動・停止を行うための図示しないスイッチ類や管路洗浄スイッチ2等で構成される操作部3が設けてあり、底部には水タンク4、洗剤タンク5、ワックスタンク6が設けてある。それぞれのタンク4,5,6内には吸込管路7が分岐され電磁弁8,9,10を介して挿入されており、吸込管路7の他方はフローセンサー11を介してポンプ12の吸込側に接続されている。ポンプ12の吐出側には吐出管路13が接続されており、先端には手元弁開閉付スプレーガン14が接続されている。ポンプ12の吐出側と吸込側とにはそれぞれを連通する帰還管路15が設けてあり、途中に流量調整可能なアンローダーバルブ16を介して、スプレーガン14の手元弁が閉じられた時に余水を流してポンプ12にかかる負荷を軽減させるようになっている。
17はリレーやマイコンからなる制御手段であり、操作部3やフローセンサー11などからの信号を受け、ポンプ12や電磁弁8,9,10を制御できるようになっている。
次に洗浄動作を説明する。
まず、作業者は操作部3の洗浄水切替スイッチにて水を選択し、続けてポンプ駆動スイッチをオンする。すると、その信号を受けた制御手段17は電磁弁8を開放し、ポンプ12を駆動させる。この状態で、作業者がほどなくスプレーガン14を構え、ノズル先端を洗浄対象物に向けて手元開閉弁を開放すれば、水が高圧で噴射される。
水での予備洗浄が終了したら、操作部3の洗浄水切替スイッチで洗剤を選択する。するとその信号を受けた制御手段17は、電磁弁8を閉じ、かわりに電磁弁9を開放して、洗剤が噴射できる状態とする。そして作業者はプレーガン14の手元開閉弁を開いて洗剤での本洗浄を行う。
本洗浄が終了したら、洗剤を汚れと共に洗い流すため、操作部3の洗浄水切替スイッチで水を選択する。するとその信号を受けた制御手段17は、電磁弁9を閉じ、かわりに電磁弁8を開放して、水が噴射できる状態とする。そして作業者はプレーガン14の手元開閉弁を開いて水での濯ぎを行う。
濯ぎが終了したら、ワックスを噴霧して仕上げを行うため、操作部3の洗浄水切り換えスイッチでワックスを選択する。するとその信号を受けた制御手段17は、電磁弁8を閉じ、かわりに電磁弁10を開放して、ワックスが噴射できる状態とする。そして作業者はプレーガン14の手元開閉弁を開いてワックスを噴霧して仕上げる。
以上で全ての洗車工程は終了するのであるが、このまま装置を放置してしまうと、各管路内壁にワックスが固着してしまうことになる。これを防止するため、作業者は、操作部3の管路洗浄スイッチ2を押して管路洗浄を行うのであるが、確実に管路洗浄を行わすため、図示しない音声発生手段より「管路洗浄をしてください。」と音声を出力させ、作業者に管路洗浄を促すようにしておくとよりよい態様となる。いずれにせよ管路洗浄スイッチ2からの信号を受けた制御手段17は、電磁弁10を閉じ、かわりに電磁弁8を開放して、水が噴射できる状態とする。このとき、ポンプ12が駆動状態であれば問題ないが、もし作業者が、洗車作業を終了したとしてポンプ駆動スイッチを一旦オフさせていれば、制御手段17はポンプ12を再駆動させる。そして作業者はスプレーガン14の手元開閉弁を開いて洗車に影響しない場所に向け、水を噴射させる。この作業中、フローセンサー11は流量信号を制御手段17に送り続けており、制御手段17では積算流量が予め設定されていた流量(水が全管路を洗浄するのに充分な流量)に達したら、電磁弁8を閉じると共に、ポンプ12を停止させ、管路洗浄を終了する。そして、作業者は水が噴射されなくなったのを見て、スプレーガン14の手元開閉弁を閉じ、全工程を終了する。
このように管路洗浄は、水の流量を検出して行うようになっているため、途中何らかの都合でスプレーガン14の手元開閉弁が閉じられ、管路洗浄作業が中断されたとしても、管路洗浄工程は時間で終了させるようにしているわけではなく、所定流量に到達するまでは終了しないようにしてあるので、再び、スプレーガン14の手元開閉弁が開かれ、管路洗浄作業が再開されるまでは待機状態となっており、確実に管路洗浄が行われるようになっている。
尚、本実施例では、洗車作業が終了した段階で、管路洗浄を行うようにしてあるが、例えば、異なるケミカル類を続けて噴射する場合、ケミカルを切り換える段階で、管路洗浄スイッチを押し、水による管路洗浄を行うことも可能であり、このようにすることで、噴射対象に異なるケミカルが混ざって噴射されることを防止できるようにもできるものである。
1 スプレー洗浄装置
2 管路洗浄スイッチ
4 水タンク
5 洗剤タンク
6 ワックスタンク
8,9,10 電磁弁
11 フローセンサー
12 ポンプ
14 スプレーガン
17 制御手段
2 管路洗浄スイッチ
4 水タンク
5 洗剤タンク
6 ワックスタンク
8,9,10 電磁弁
11 フローセンサー
12 ポンプ
14 スプレーガン
17 制御手段
Claims (1)
- 水・ケミカル類等の2種類以上の洗浄水を切り換えてポンプで圧送し、手元開閉弁付スプレーガンより噴射させる方式のスプレー洗浄装置において、
前記ポンプの上流側に設けられ、圧送される液体の流量を検出するフローセンサーと、水を圧送し管路の洗浄を開始させる管路洗浄スイッチと、該スイッチからの入力により前記ポンプを駆動させ、前記フローセンサーにより積算される水の流量が所定流量に達した時点で管路洗浄終了と判断し、前記ポンプを停止させる制御手段とを備えたことを特徴とするスプレー洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004256512A JP2006068658A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | スプレー洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004256512A JP2006068658A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | スプレー洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006068658A true JP2006068658A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36149810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004256512A Pending JP2006068658A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | スプレー洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006068658A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101375885B1 (ko) | 2011-10-21 | 2014-03-18 | 후직스 가부시키가이샤 | 세정액 공급 장치 |
-
2004
- 2004-09-03 JP JP2004256512A patent/JP2006068658A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101375885B1 (ko) | 2011-10-21 | 2014-03-18 | 후직스 가부시키가이샤 | 세정액 공급 장치 |
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