JP4011413B2 - 清掃車両の流体噴射機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプの駆動により被清掃体に対して洗浄ノズルから流体を噴射して洗浄する清掃車両の流体噴射機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車道路などの側方に設置されている非透光性遮音壁や透光性遮音壁などの遮音壁は、排ガスや砂塵等で汚れるので、美観や機能を回復する上で、定期的に清掃する必要がある。そのため、遮音壁を洗浄する洗浄ノズルを備えた清掃車両を用いて、遮音壁を洗浄することが行われている。
【0003】
この清掃車両は、具体的には、走行しながらポンプの駆動により供給経路を通じて水タンクから吸い込んだ水を洗浄ノズルから遮音壁に噴射することで、当該遮音壁の清掃を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した水の噴射及び噴射停止は供給経路に設けた開閉弁の開閉動作を制御することにより行われているが、ポンプから所定圧の圧水が洗浄ノズルに供給されているため、開閉弁の開閉動作には圧水による負荷がかかることになる。従って、開閉弁の開閉動作を行うアクチュエータには上記負荷に打ち勝って開閉弁を開閉できるだけの作動力が必要になり、ポンプによる圧水の圧力が高いほど、作動力の大きなアクチュエータが必要になり、コスト高を招いていた。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、開閉弁の開閉を負荷の小さい状態で行うことで、作動力が小さなアクチュエータでも開閉弁の開閉を可能にして、開閉弁の円滑な作動とコストの低減を図ることのできる清掃車両の流体噴射機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の清掃車両の流体噴射機構は、エンジンの動力によりポンプが駆動されて流体タンクの流体を洗浄ノズルから噴射してこの流体により被清掃体を清掃する清掃車両において、第1開閉弁を備え、前記ポンプから洗浄ノズルに供給管を通じて連通された噴射手段と、第2開閉弁を備え、上記供給管から分岐されて流体タンクに連通された循環手段とが設けられ、前記エンジンのアイドリング状態において、前記第1開閉弁を開放した後、第2開閉弁を閉鎖し、また、前記第2開閉弁を開放した後、第1開閉弁を閉鎖することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1は清掃車両の側面図、図2は同車両の平面図、図3は同車両の背面図である。
【0010】
図1ないし図3において、清掃車両1は、走行時において道路左側方に立設されている被清掃体としての遮音壁(図示せず)を洗浄するものであって、その車体10には、車体10前後方向に延びる左右一対のメインフレーム11が設けられている。この各メインフレーム11の前部にはキャビン12が設けられ、そのキャビン12の下方に車両駆動用の車両エンジン(図示せず)が搭載されている。
【0011】
上記各メインフレーム11の後部上にはサブフレーム13が設けられている。この各サブフレーム13の前部上には、ポンプ駆動装置2が搭載されている。また、各サブフレーム13の中央部上には流体タンクとしての水タンク3が搭載されているとともに、各サブフレーム13の後部上にはノズル配索ユニット4が設けられている。そして、上記清掃車両1のキャビン12上部および水タンク3の後端上部には、車体10の前方および後方に向けて清掃作業中であることを報知する表示ランプ14,14が設けられている。つまり、ポンプ駆動装置2、水タンク3及びノズル配索ユニット4、並びに表示ランプ14,14により清掃作業装置が構成され、この清掃作業装置が上述したように車体10に搭載されて清掃車両を構成している。
【0012】
上記ポンプ駆動装置2は、図4および図5に示すように、車両駆動用の車両エンジンとは別途に駆動する独立エンジン21と、上記水タンク3からの水(流体)を高圧洗浄ノズル41(後述する)に対し高圧水を供給する高圧水ポンプ22と、上記水タンク3からの水を低圧洗浄ノズル42(後述する)に対し低圧水を供給する低圧水ポンプ23と、後述するノズル昇降装置47に対し圧油を供給する油圧ポンプ24と、上記遮音壁に洗浄液を吹き付ける洗浄液ユニット25(図1参照)とを備えている。
【0013】
上記独立エンジン21は、クラッチを備えたクラッチ付き独立エンジンによって構成されている。
【0014】
この独立エンジン21の出力軸21bは、図4および図5に示すように、車体10上に回転自在に支持された第1ないし第3プーリ26a〜26cの共通の軸26dに回転一体に連結されている。
【0015】
上記高圧水ポンプ22は、上記独立エンジン21の出力軸21bの左側方に配置されている。この高圧水ポンプ22の入力軸22aは、車体10上に回転自在に支持された第4プーリ26eの軸26fに回転一体に連結されている。そして、上記第4プーリ26eと、これと対応する上記中央の第2プーリ26bとの間には第1Vベルト27aが巻回されていて、独立エンジン21の出力軸21bから軸26d、第2プーリ26b、第1Vベルト27a、第4プーリ26e、軸26fおよび入力軸22aを介して伝達された駆動力によって、高圧水ポンプ22が駆動するようになっている。
【0016】
また、上記低圧水ポンプ23は、上記第1ないし第3プーリ26a〜26cの右側方に配置されている。この低圧水ポンプ23の入力軸23aには第5プーリ23bが回転一体に連結されている。そして、上記第5プーリ23bと、これと対応する上記前側の第1プーリ26aとの間には第2Vベルト27bが巻回されていて、独立エンジン21の出力軸21bから軸26d、第1プーリ26a、第2Vベルト27b、第5プーリ23bおよび入力軸23aを介して伝達された駆動力によって、低圧水ポンプ23が駆動するようになっている。
【0017】
更に、上記油圧ポンプ24は、電磁クラッチ28を備え、上記第3プーリ26cの左側方に配置されている。この油圧ポンプ24の電磁クラッチ28を介して設けられた入力軸には第6プーリ24aが回転一体に連結されている。そして、上記第6プーリ24aと、これと対応する上記後側の第3プーリ26cとの間には第3Vベルト27cが巻回されていて、独立エンジン21の出力軸21bから軸26d、第3プーリ26c、第3Vベルト27c、第6プーリ24a及び電磁クラッチ28を介して伝達された駆動力によって、油圧ポンプ24が駆動するようになっている。この場合、油圧ポンプ24は、電磁クラッチ28の接続時にのみ独立エンジン21からの駆動力の伝達が行われ、電磁クラッチ28の切断時には独立エンジン21からの駆動力の伝達が遮断されるようになっている。
【0018】
このように、高圧水ポンプ22、低圧水ポンプ23および油圧ポンプ24は、独立エンジン21に対しそれぞれ第1ないし第6プーリ26a〜26c,26e,23b,24aおよび第1ないし第3Vベルト27a〜27cを介して動力伝達可能に連結されている。
【0019】
また、上記洗浄液ユニット25は、図1及び図2に示すように、ポンプ駆動装置2の前端左側部に立設されており、昇降自在な洗浄チューブ25aと、この洗浄チューブ25aの上下方向所定間隔置きに設けられた複数の洗浄ノズル25b,…と、上記洗浄チューブ25aを昇降移動させる昇降シリンダ25cと、上記独立エンジン21の左側方に配された洗浄液タンク25d(図2参照)と、図示はしないが洗浄液タンク25dの洗浄液を洗浄ホースを介して洗浄チューブ25aに供給する洗浄液ポンプなどを備えた供給手段とを備えている。
【0020】
従って、供給手段により洗浄液タンク25dの洗浄液を洗浄ホースを介して洗浄チューブ25aに供給することで、各洗浄ノズル25b,…から洗浄液を噴射させることができる。
【0021】
一方、上記水タンク3としては、例えば5400リットルの水が収容可能な円筒形状を呈するものが用いられている。この水タンク3は、その軸線を前後方向に延ばした横置き状態で載置されている。
【0022】
上記ノズル配索ユニット4は、図1及び図3に示すように、遮音壁を高圧で洗浄する高圧洗浄ノズル41,…と、遮音壁を低圧で洗浄する低圧洗浄ノズル42,…と、図6に示すように先端にハンドガンHGが連結された供給ホース44aを巻き取る小ホースリール44と、図6に示すように先端に自走式ノズルJNが連結された供給ホース46aを巻き取る大ホースリール46と、上記油圧ポンプ24から供給された圧油によって上記高圧洗浄ノズル41および低圧洗浄ノズル42を移動させるノズル昇降装置47とを備えている。
【0023】
上記各高圧洗浄ノズル41は、ノズル配索ユニット4の前部左側を上下方向に延びる枠状の前側チューブ41aに上下方向所定間隔置きに設けられている。また、上記各低圧洗浄ノズル42は、ノズル配索ユニット4の後部左側を上下方向に延びる後側チューブ42aに上下方向所定間隔置きに設けられている。そして、上記各高圧洗浄ノズル41および各低圧洗浄ノズル42は、清掃車両1の路肩走行時に車体10左側方の遮音壁に対向する向き(左側方向き)に高圧水および低圧水が噴射されるように構成されている。
【0024】
上記小ホースリール44はノズル配索ユニット4の前部右側に、上記大ホースリール46はノズル配索ユニット4の後部右側にそれぞれ配されている(図2参照)。
【0025】
また、上記ノズル昇降装置47は、車体10の左側部に固設された枠状の第1フレーム47aと、この第1フレーム47aに対し上下方向に昇降自在に支持された枠状の第2フレーム47bと、この第2フレーム47bを上記油圧ポンプ24から供給された圧油によって昇降させる昇降シリンダ47c(図3参照)と、上記第2フレーム47bに対し車体10外側方に進退自在に支持された第3フレーム47dと、この第3フレーム47dを上記油圧ポンプ24から供給された圧油によって進退させる進退シリンダ47eとを備えている。
【0026】
そして、上記第2フレーム47bには、上記前側チューブ41aおよび後側チューブ42aがそれぞれ支持されていて、上記昇降シリンダ47cによって前側チューブ41aの各高圧洗浄ノズル41および後側チューブ42aの各低圧洗浄ノズル42を昇降移動させるようになっている。また、上記第3フレーム47dには、上記前側チューブ41aが一体的に取り付けられていて、上記進退シリンダ47eによって前側チューブ41aの各高圧洗浄ノズル41を車体10外側方に進退移動させるようになっている。
【0027】
図6は、上述した清掃車両の配管系を示している。
【0028】
水タンク3の底部には、低圧水供給管51及び高圧水供給管61がそれぞれ連結されている。
【0029】
低圧水供給管51は、その途中部に前記低圧水ポンプ23が設けられるとともに、先端には第1開閉弁としての第1低圧バルブ52を介して前記低圧洗浄ノズル42が連通されている。また、低圧水供給管51の第1低圧バルブ52よりも低圧水ポンプ23側には、第2開閉弁としての第2低圧バルブ53を備えた低圧水循環管54が分岐接続されており、この低圧水循環管54が水タンク3内の上部に連通されている。つまり、低圧水供給管51と第1低圧バルブ52とにより噴射手段を構成し、第2低圧バルブ53と低圧水循環管54とにより循環手段を構成している。
【0030】
高圧水供給管61は、その途中部に前記高圧水ポンプ22が設けられるとともに、先端には第1開閉弁としての第1高圧バルブ62を介して前記高圧洗浄ノズル41が連通されている。また、高圧水供給管61の第1高圧バルブ62よりも高圧水ポンプ22側には、第2開閉弁としての第2高圧バルブ63を備えた高圧水循環管64が分岐接続されており、この高圧水循環管64が上記第2低圧バルブ53よりも水タンク3側である低圧水循環管54の途中部に連結され、低圧水循環管54を通じて前記水タンク3内の上部に連通されている。つまり、高圧水供給管61と第1高圧バルブ62とにより噴射手段を構成し、第2高圧バルブ63と高圧水循環管64とにより循環手段を構成している。
【0031】
そして、これら第1低圧バルブ52、第2低圧バルブ53、第1高圧バルブ62、第2高圧バルブ63は、図示しない制御装置によるエアーシリンダ(図示せず)の作動により開閉するようになされている。
【0032】
さらに、上記高圧水循環管64が分岐された部位よりも高圧水ポンプ22側となる高圧水供給管61の途中部には、三方弁65を介して第1分岐管71が分岐接続されている。第1分岐管71は、開閉弁72を介して前記大ホースリール46に連結されており、この大ホースリール46を通じて供給ホース46aに連通されている。また、第1分岐管71の開閉弁72よりも三方弁65側には、第2分岐管73が分岐接続されている。第2分岐管73は、開閉弁74を介して前記小ホースリール44に連結されており、この小ホースリール44を通じて供給ホース44aに連通されている。
【0033】
三方弁65は、高圧水供給管61を通じて高圧水を前記高圧洗浄ノズル41に供給する第1切換位置と、第1分岐管71及び第2分岐管73を通じて高圧水を自走式ノズルJN及びハンドガンHGに供給する第2切換位置とに切換操作可能になされている。
【0034】
また、第2分岐管73の途中部と高圧水循環管64との途中部とは、開閉弁75を備えた連通管76によって連通されている。
【0035】
このように構成された清掃車両は、各高圧洗浄ノズル41及び各低圧洗浄ノズル42を、油圧ポンプ24の駆動による昇降シリンダ47cの伸縮により昇降させて所定の高さ位置に配置するとともに、油圧ポンプ24の駆動による進退シリンダ47eの伸縮により各高圧洗浄ノズル41を車体10の側方に進退移動させて所定長さ張り出して配置し、さらに各洗浄液ノズル25bを所定の高さに配置する。そしてこの状態で所定速度で走行させながら、供給手段により車両の前方において洗浄液を遮音壁に噴射するとともに、独立エンジン21の駆動に伴う各ポンプ22,23の駆動により車両の後方において各高圧洗浄ノズル41及び各低圧洗浄ノズル42から高圧水及び低圧水を遮音壁に噴射することで、当該遮音壁の清掃作業を行うようにしている。
【0036】
ここで、上述した各高圧洗浄ノズル41及び各低圧洗浄ノズル42からの高圧水及び低圧水の噴射及び噴射停止は、以下のように行われている。
【0037】
まず、清掃作業を行っていない場合には、第1低圧バルブ52及び第1高圧バルブ62を閉位置に保持するとともに、第2低圧バルブ53及び第2高圧バルブ63を開位置に保持している。つまり、エアーシリンダが作動していない時には、各バルブ52,53,62,63を上記の状態になるようにして、低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22の吐出側を低圧水循環管54及び高圧水循環管64を通じて水タンク3に連通させておくことで、安全性を確保している。
【0038】
そして、各高圧洗浄ノズル41及び各低圧洗浄ノズル42から高圧水及び低圧水を噴射する場合には、三方弁65を第1切換位置に配置した状態で、まず、図示しない駆動スイッチにより独立エンジン21を駆動させる。これにより独立エンジン21がアイドリング状態で駆動し、この駆動により低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22を作動させてこれら低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22から低圧水及び高圧水を吐出させる。この際、各バルブ52,53,62,63は上述したように配置されているので、低圧水及び高圧水は低圧水循環管54及び高圧水循環管64を通じて水タンク3に戻されて循環する。
【0039】
続いて、図示しない噴射スイッチを噴射側に操作することにより、各エアーシリンダの作動によって第1低圧バルブ52及び第1高圧バルブ62を開放し、これら第1低圧バルブ52及び第1高圧バルブ62が開放したのを図示しない検知手段により検知すると、所定時間経過後に第2低圧バルブ53及び第2高圧バルブ63を閉じる。そして、この後に独立エンジン21をアイドリング状態から所定回転数上昇させたアイドリングアップ状態にする。これにより低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22の駆動力が増大し、これら低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22から低圧水及び高圧水が所望の圧力で吐出され、低圧水を低圧水供給管51を通じて各低圧洗浄ノズル42から噴射するとともに、高圧水を高圧水供給管61を通じて各高圧洗浄ノズル41から噴射する。
【0040】
次に、これら低圧水及び高圧水の噴射を停止する場合には、図示しない噴射スイッチを停止側に操作することにより、まず、独立エンジン21をアイドリングアップ状態からアンドリング状態にする。これにより低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22による噴射水量が減少し、各低圧洗浄ノズル42及び各高圧洗浄ノズル41からの低圧水及び高圧水の噴射圧力を減少させる。
【0041】
この後、第2低圧バルブ53及び第2高圧バルブ63を開放して、低圧水供給管51及び高圧水供給管61を低圧水循環管54及び高圧水循環管64通じて水タンク3に連通させる。これにより各配管内での低圧水及び高圧水の圧力がさらに下降する。
【0042】
そして、これら第2低圧バルブ53及び第2高圧バルブ63が開放したのを図示しない検知手段により検知すると、所定時間経過後に第1低圧バルブ52及び第1高圧バルブ62を閉じることで、各低圧洗浄ノズル42及び各高圧洗浄ノズル41からの低圧水及び高圧水の噴射を停止させる。これにより低圧水ポンプ23及び高圧水ポンプ22から吐出された低圧水及び高圧水は、低圧水循環管54及び高圧水循環管64を通じて水タンク3に戻されて循環する。
【0043】
このように各バルブ52,53,62,63を開閉制御するとともに独立エンジン21をアイドリング状態とアイドリングアップ状態とに駆動制御して、高圧水及び低圧水の噴射及び噴射停止を行うことで、各バルブ52,53,62,63の開閉を負荷の小さい状態で行うことができる。これよりエアーシリンダのような作動力の小さいものでも各バルブ52,53,62,63の開閉動作を円滑に行うことできコストの低減を図ることができるとともに、配管内での低圧水及び高圧水の閉じ込みを防止でき安全性を高めることができる。
【0044】
また、三方弁65を第2切換位置に切り換えて高圧水を第1分岐管71及び第2分岐管73を通じて自走式ノズルJN及びハンドガンHGに供給し、開閉弁72,74を開閉操作することで、これら自走式ノズルJN及びハンドガンHGによる排水管などの清掃を行うこともできる。つまり、自走式ノズルJNを排水管内に配置してこの自走式ノズルJNから高圧水を噴射することで、当該高圧水の噴射力で自走式ノズルJNを自走させて清掃を行う。また、ハンドガンHGを用いて汚れた箇所に高圧水を噴射することで清掃を行う。
【0045】
なお、本実施の形態では、ポンプを作動させるエンジンとして車両に搭載した独立エンジンを例にとって説明したが、エンジンは車両駆動用のエンジンであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、噴射手段の第1開閉弁の開閉作動を循環手段の第2開閉弁の開放時に行い、また、エンジンがアイドリング状態で第1及び第2開閉弁の開閉を行うことで、第1及び第2開閉弁の開閉を負荷の小さい状態で行うことができ、これよりエアーシリンダのような作動力の小さいものでも開閉動作を円滑に行うことできコストの低減を図ることができるとともに、配管内での低圧水及び高圧水の閉じ込みを防止でき安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる清掃車両の側面図である。
【図2】同清掃車両の平面図である。
【図3】同清掃車両の背面図である。
【図4】ポンプ駆動装置の一部を切り欠いた平面図である。
【図5】ポンプ駆動装置を後方から見た背面図である。
【図6】清掃車両の配管系を示す配管図である。
【符号の説明】
2 ポンプ駆動装置
21 独立エンジン(エンジン)
22 高圧水ポンプ
23 低圧水ポンプ
4 ノズル配索ユニット
41 高圧洗浄ノズル
42 低圧洗浄ノズル
51 低圧水供給管(供給管)
52 第1低圧バルブ(第1開閉弁)
61 高圧水供給管(供給管)
62 第1高圧バルブ(第1開閉弁)
Claims (1)
- エンジンの動力によりポンプが駆動されて流体タンクの流体を洗浄ノズルから噴射してこの流体により被清掃体を清掃する清掃車両において、第1開閉弁を備え、前記ポンプから洗浄ノズルに供給管を通じて連通された噴射手段と、第2開閉弁を備え、上記供給管から分岐されて流体タンクに連通された循環手段とが設けられ、前記エンジンのアイドリング状態において、前記第1開閉弁を開放した後、第2開閉弁を閉鎖し、また、前記第2開閉弁を開放した後、第1開閉弁を閉鎖することを特徴とする清掃車両の流体噴射機構。
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