JPWO2012117540A1 - ルーフサイドレールへの部品配設構造 - Google Patents
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Abstract
ルーフサイドレールにおけるセンターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間において、カーテンエアバッグ用インフレータ及びバリヤネット係止用ブラケットの配設スペースを容易に確保することができるルーフサイドレールへの部品配設構造を得る。本ルーフサイドレールへの部品配設構造では、カーテンエアバッグ用のインフレータ(46)と、バリヤネット係止用ブラケット(38)が、ルーフサイドレール(36)におけるセンターピラーとリヤシート用のアシストグリップとの間に配置されている。バリヤネット係止用ブラケット(38)は、ボデー固定部(38A)とバリヤネット係止部(38B)とを有して車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて開口した開断面形状に形成されており、インフレータ(46)は、ボデー固定部(38A)とバリヤネット係止部(38B)との間に配置されている。
Description
本発明は、車両のルーフサイドレールに車両用部品を配設するための部品配設構造に関する。
下記特許文献1には、車両後部の荷室と運転者等が着座するキャビンとを仕切るカーゴネット装置(バリヤネット装置)が示されている。このカーゴネット装置では、カーゴネットが使用される際には、リヤシートにおけるバックレスト(シートバック)の上端側に設けられたハウジング内からカーゴネットが引き出される。このカーゴネットの端縁部には、固定フック部及びフック部を備えたステーが固着されている。固定フック部及びフック部には、係止部が設けられており、各係止部がルーフサイドレールに設けられた係止部材(係止用ブラケット)に嵌入係止されることにより、カーゴネットの使用状態となる。
一方、下記特許文献2には、車両の側面衝突時等に乗員を保護するカーテンエアバッグ装置が示されている。このカーテンエアバッグ装置は、ルーフサイドレールに沿って折り畳み状態で配設されたカーテンエアバッグと、該カーテンエアバッグ内にガスを供給するインフレータとを備えている。このインフレータは、中間ピラー(センターピラー)と該中間ピラーの車両後方側でルーフサイドレールに固定されたリヤシート用のアシストグリップとの間で、ルーフサイドレールに固定されている。
特開平9−290690号公報
特開2009−226957号公報
上述の如きバリヤネットをフロントシートの車両後方近傍に設定するため、すなわち、リヤシートのシートバックを前倒しにして荷室を拡大した状態でバリヤネットを使用するためには、ルーフサイドレールにおけるセンターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間に、バリヤネット係止用ブラケットを設定する必要がある。
しかしながら、上述の如きカーテンエアバッグ装置が搭載された車両においては、ルーフサイドレールにおけるセンターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間には、折り畳まれたカーテンエアバッグやインフレータ等が配設されている。このため、バリヤネット係止用ブラケットをルーフサイドレールにおける最適な位置に設定することが困難であり、荷室スペースを十分に確保することが難しいといった問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、ルーフサイドレールにおけるセンターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間において、カーテンエアバッグ用インフレータ及びバリヤネット係止用ブラケットの配設スペースを容易に確保することができるルーフサイドレールへの部品配設構造を得ることを目的としている。
請求項1に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、センターピラーの車両後方側でルーフサイドレールに固定されたリヤシート用のアシストグリップと前記センターピラーとの間に配置されて前記ルーフサイドレールに固定され、前記ルーフサイドレールに沿って折り畳み状態で配設されたカーテンエアバッグ内にガスを供給するインフレータと、車両幅方向から見て前記インフレータと重なる位置に配置されて前記ルーフサイドレールに固定され、車室を前後に仕切るバリヤネットに設けられた上部係止部が係止されるバリヤネット係止用ブラケットと、を備えている。
請求項1に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、カーテンエアバッグ用のインフレータは、センターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間に配置されてルーフサイドレールに固定されている。また、バリヤネット係止用ブラケットは、車両幅方向から見てインフレータと重なる位置に配置されてルーフサイドレールに固定されている。このバリヤネット係止用ブラケットには、バリヤネットに設けられた上部係止部が係止される。これにより、バリヤネットによって車室が前後に仕切られる。
ここで、本発明では、上述の如くバリヤネット係止用ブラケットが、車両幅方向から見てインフレータと重なる位置に配置されている。これにより、ルーフサイドレールにおけるセンターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間において、インフレータ及びバリヤネット係止用ブラケットの配設スペースを容易に確保することができる。
請求項2に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項1に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記バリヤネット係止用ブラケットは、前記ルーフサイドレールに固定されたボデー固定部と、前記ボデー固定部よりも車両幅方向内側に配置され、前記上部係止部が係止されるバリヤネット係止部とを有し、前記インフレータは、前記ボデー固定部と前記バリヤネット係止部との間に配置されている。
請求項2に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、バリヤネット係止用ブラケットに設けられたボデー固定部とバリヤネット係止部との間に、インフレータが配置されている。つまり、インフレータは、バリヤネット係止用ブラケットの断面内に配置されているため、インフレータ及びバリヤネット係止用ブラケットの配設スペースを縮小することができる。
請求項3に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項2に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記バリヤネット係止用ブラケットは、下方側へ向けて開口した開断面形状をなしている。
請求項3に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、バリヤネット係止用ブラケットの開口を利用して、ボデー固定部とバリヤネット係止部との間に下方側から容易にインフレータを挿入することができる。これにより、ルーフサイドレールへのインフレータの取付作業性を確保しつつ、インフレータ及びバリヤネット係止用ブラケットの配設スペースを縮小することができる。
請求項4に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項2又は請求項3に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、車室の天井材における車両幅方向外方側端部には、前記ルーフサイドレールのインナパネルに沿うように、車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて延びる傾斜部が設けられ、前記バリヤネット係止用ブラケットは、前記傾斜部と前記インナパネルとの間に配置され、前記ボデー固定部は、前記インナパネルに沿って傾斜しており、前記バリヤネット係止部は、前記傾斜部に沿って傾斜している。
請求項4に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、バリヤネット係止用ブラケットのボデー固定部が、ルーフサイドレールのインナパネルに沿って傾斜している。これにより、インナパネルとボデー固定部との接触面積を広く確保することができるので、ルーフサイドレールに対するバリヤネット係止用ブラケットの固定強度を向上させることができる。さらに、この発明では、バリヤネット係止用ブラケットのバリヤネット係止部が、車室の天井材(ルーフヘッドライニング)に設けられた傾斜部に沿って傾斜している。これにより、天井材の傾斜部とバリヤネット係止部との接触面積を広く確保することができるので、天井材の不用意な撓み(所謂ぶかつき)を抑制することができる。
請求項5に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項2〜請求項4の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記ボデー固定部は、前記ルーフサイドレールに締結固定された部位が、締結方向から見て前記バリヤネット係止部及び前記インフレータと重ならない位置に配置されている。
請求項5に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、上記の構成により、バリヤネット係止用ブラケットのボデー固定部がルーフサイドレールに締結固定される際に、バリヤネット係止部及びインフレータが邪魔になることを回避できる。したがって、ルーフサイドレールへのバリヤネット係止用ブラケットの取付作業性を良好にすることができる。
請求項6に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項2〜請求項5の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記バリヤネット係止部には、前記上部係止部が嵌合係止される係止孔が形成されると共に、前記係止孔を車室内側から覆う閉位置と前記係止孔を車室内側へ露出させる開位置との間で開閉可能な扉を備えた樹脂カバーが取り付けられ、前記樹脂カバーと前記バリヤネット係止部との間に車室の天井材が挟まれている。
請求項6に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、バリヤネット係止用ブラケットのバリヤネット係止部には、バリヤネットの上部係止部が嵌合係止される係止孔が形成されている。また、バリヤネット係止部には、樹脂カバーが取り付けられている。この樹脂カバーには、上記係止孔を車室内側から覆う閉位置と上記係止孔を車室内側へ露出させる開位置との間で開閉可能な扉が設けられている。このため、バリヤネットの不使用時には、扉を閉位置に配置させることにより、車室内側から係止孔が見えないようにすることができる。しかも、この樹脂カバーとバリヤネット係止部との間には、車室の天井材(ルーフヘッドライニング)が挟まれている。これにより、天井材の不用意な撓み(所謂ぶかつき)を抑制することができる。
請求項7に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項2〜請求項6の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記バリヤネット係止部と前記インフレータとの間に配置されて前記バリヤネット係止部に取り付けられ、前記上部係止部が前記インフレータに当接することを防止するプロテクタを有する。
請求項7に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、バリヤネット係止用ブラケットのバリヤネット係止部に形成された係止孔に、バリヤネットに設けられた上部係止部が嵌合係止される際に、プロテクタにより上部係止部とインフレータとの当接が防止される。これにより、上部係止部によってインフレータが傷付けられることを防止できる。
請求項8に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記インフレータは、長手方向が車両前後方向に沿う状態で配置されると共に、前記バリヤネット係止用ブラケットの車両前方側及び車両後方側の両側で取付ブラケットを介して前記ルーフサイドレールに固定されている。
請求項8に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、長手方向が車両前後方向に沿って配置されたインフレータが、バリヤネット係止用ブラケットの車両前方側及び車両後方側の両側で取付ブラケットを介してルーフサイドレールに固定されている。これにより、長尺なインフレータを安定的にルーフサイドレールに固定することができる。
請求項9に記載の発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造は、請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造において、前記バリヤネットは、リヤシートを構成する可倒式リヤシートバックの上端側に設けられたハウジング内に引出し可能に巻取られて収納され、前記リヤシートバックが前倒しされた状態では、車両幅方向から見て前記ハウジングの上方に前記バリヤネット係止用ブラケットが配置される。
請求項9に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造では、リヤシートバックの上端側に設けられたハウジング内に、バリヤネットが引出し可能に巻取られて収納される。このハウジングは、リヤシートバックが前倒しにされることにより、リヤシートの前端側に配置される。この状態で、ハウジング内に収納されたバリヤネットが引き出されて、バリヤネットの上部係止部がバリヤネット係止用ブラケットに係止されると、リヤシートの前端側で車室が前後に仕切られる。しかもこの状態では、ハウジングの上方にバリヤネット係止用ブラケットが配置されるため、バリヤネットが上下方向又は略上下方向に延在する。これにより、バリヤネット使用時の見栄えなどを良好にすることができる。
以上説明したように、本発明に係るルーフサイドレールへの部品配設構造では、ルーフサイドレールにおけるセンターピラーとリヤシート用アシストグリップとの間において、カーテンエアバッグ用インフレータ及びバリヤネット係止用ブラケットの配設スペースを容易に確保することができる。
以下、図1〜図6を用いて、本発明の実施形態に係るルーフサイドレールへの部品配設構造10について説明する。なお、図中矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印INは車両幅方向内方を示している。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両12は、ステーションワゴンタイプの自動車であり、リヤシート14の車両後方には、キャビンスペース16と一続きのラゲッジスペース18(荷室)が設けられている。リヤシート14は、可倒式のリヤシートバック20を備えている。このリヤシートバック20は、下端側が図示しないヒンジを介して車体に連結されており、図1に示される起立位置と、図2に示される前倒し位置との間で回動可能とされている。リヤシートバック20が前倒し位置に配置された状態では、リヤシートバック20がリヤシートクッション22の上方に重なり合い、ラゲッジスペース18がフロントシート24の車両後方近傍まで拡大される。
リヤシートバック20の上端部における背面側には、バリヤネット用のハウジング26が設けられている(図3参照)。このハウジング26は、車両幅方向に沿って長尺な箱体状に形成されており、ブラケット25を介してリヤシートバック20の背面に取り付けられている。このハウジング26の長さ寸法は、リヤシートバック20の幅寸法(車両幅方向に沿った寸法)と略同等に設定されている。
上述のハウジング26内には、長尺な巻取軸27(図1及び図2参照)がハウジング26の長手方向に沿って配設されている。この巻取軸27は、ハウジング26に回転可能に支持されており、図示しない渦巻きばね等の付勢手段によって軸線回り一方へ付勢されている。この巻取軸27には、バリヤネット28が引出し可能に巻き取られて収納される構成になっている。
バリヤネット28は、キャビンスペース16とラゲッジスペース18との間で車室を前後に仕切ることにより、ラゲッジスペース18内の積荷がキャビンスペース16に入らないように拘束するためのものである。このバリヤネット28は、可撓性を有するネット状の材料によって形成されたネット本体30を備えている。ネット本体30は、展開状態で台形状に形成されている。なお、以下の説明では、台形状に形成されたネット本体30の底辺側の端部を「下端部」と称し、上辺側の端部を「上端部」と称する。
ネット本体30の下端部は、巻取軸27に係止されており、ネット本体30は、下端側から巻取軸27に巻き取られてハウジング26内に収納される。このネット本体30は、ハウジング26に形成されたスリットを介して上端側からハウジング26の外側へ引き出される。ネット本体30の上端部には、可撓性を有するシート状の材料からなるロッド保持布32(図3以外では図示省略)が略筒状に折り返された状態で縫製されている。このロッド保持布32の内側には、金属製の棒材からなる上部係止ロッド34(上部係止部)が挿入されている。この上部係止ロッド34は、長手方向が車両幅方向に沿う状態でロッド保持布32によりネット本体30の上端部に保持されている。この上部係止ロッド34の長手方向両端部端部には、ロッド保持布32の外側へ突出した被係止部34Aが設けられている。これらの被係止部34Aは、ルーフサイドレール36に配設されたバリヤネット係止用ブラケット38に対応している。
ここで、図4には、ルーフサイドレール36の周辺の構成が車室側から見た側面図にて示されている。また、図5には、図4の一部を拡大した拡大斜視図が示されており、図6には、図4の6−6線に沿った切断面を示す拡大縦断面図が示されている。これらの図に示されるように、本実施形態では、ルーフサイドレール36には、上記バリヤネット係止用ブラケット38の他に、カーテンエアバッグ装置40の構成部材であるカーテンエアバッグ42及びインフレータ46、並びにリヤシート用のアシストグリップ48等の部品が配設されている。
なお、図6に示されるように、ルーフサイドレール36は、アウタパネル50、インナパネル52、及びリインフォースメント54により構成された閉断面構造とされている。また、ルーフサイドレール36の車両幅方向内方側には、車室の天井材を構成するルーフヘッドライニング54が配設されている(図4及び図5では図示省略)。このルーフヘッドライニング54の車両幅方向外方側端部には、車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ延びる傾斜部54Aが設けられている。この傾斜部54Aは、ルーフサイドレール36のインナパネル52に沿うように傾斜している。この傾斜部54Aとインナパネル52との間には、ルーフサイドレール36に沿って車両前後方向に延びる空間56が形成されている。また、傾斜部54Aの下端部からは、車両幅方向外方側へ向けて水平部54Bが延出されている。この水平部54Bの車両幅方向外方側端部は、ルーフサイドレール36の下端部に取り付けられたウェザーストリップ56に係合している。
上述したルーフサイドレール周辺の構成は、車体の右側部及び左側部において、左右対称に構成されている以外は共通しているため、以下の記載においては、図1、2、4−6に示される車体右側部の構成について説明し、車体左側部の構成についての説明を省略する。
図4に示されるように、リヤシート用のアシストグリップ48は、センターピラー58(Bピラー)よりも車両後方においてルーフサイドレール36のインナパネル52に固定されている。このアシストグリップ48は、リヤシート14の乗員が、車両乗降時や車両走行中に身体を支えるために把持するものであり、乗員によって把持される本体部がルーフヘッドライニング54の車室内側に配置されている。
一方、カーテンエアバッグ装置40は、車両12の側面衝突時あるいはロールオーバ時にカーテンエアバッグ42を膨張展開させて、車室内の乗員を保護するためものである。カーテンエアバッグ42は、通常時には前記空間56内に配置されている。このカーテンエアバッグ42は、その本体部を構成するエアバッグ本体42Aが折り畳まれた状態でルーフサイドレール36に沿って配置されている。なお、図6では説明の都合上、エアバッグ本体42Aの断面が概略的に記載されている。
このエアバッグ本体42Aは、折り畳まれた状態で長尺な略円柱状の外形形状をなしており、長手方向一端部(前端部)が図示しないフロントピラー(Aピラー)の上方に位置し、長手方向他端部(後端部)がリヤピラー60(Cピラー。図1及び図2参照)の上方に位置している。
センターピラー58の上方近傍において、エアバッグ本体42Aの車両前後方向中央部には、エアバッグ本体42Aにガスを導入するためのガス導入部42Bが接続されている。このガス導入部42Bは、円筒状に形成されており、エアバッグ本体42Aの上方側で車両後方側へ延びている。ガス導入部42Bの後端部は開口しており、当該開口部を介してガス導入部42B内にインフレータ46の前端側が挿入されている。インフレータ46は、外形形状が長尺な円柱状をなしており、長手方向が車両前後方向に沿う状態で、前記空間56内におけるセンターピラー58とアシストグリップ48との間の中央部付近に配置されている。
図5に示されるように、インフレータ46は、前後一対の取付ブラケット62(クランプ)によってルーフサイドレール36に固定されている。これらの取付ブラケット62は、金属製の板材が曲げ加工されることにより形成されたものであり、インフレータ46の外周部に巻き付くように湾曲して形成された湾曲部62Aと、当該湾曲部62Aの湾曲方向両端からそれぞれ延出されて互いに略車両幅方向に重ね合わされた一対の締結部62Bとを有している。なお、図5では、互いに重ね合わされた一対の締結部62Bのうち車室側に配置された締結部62Bのみが図示されている。そして、これらの締結部62Bを貫通したボルト64が、ルーフサイドレール36のインナパネル52に溶接されたウェルドナット(図示省略)に螺合している。これにより、各取付ブラケット62がインナパネル52に締結固定されており、各取付ブラケット62の湾曲部62Aによってインフレータ46の前端側及び後端側が拘束されている。
インフレータ46の後端部には、ハーネス66の端部に取り付けられたコネクタ67が接続されている。このハーネス66は、車両12に搭載された図示しないエアバッグECUに接続されている。このエアバックECUには、車両に搭載された側面衝突センサ及びロールオーバセンサが電気的に接続されている。これらセンサが車両の側面衝突状態又はロールオーバ状態を検知すると、エアバッグECUに検知信号を出力する。エアバッグECUでは、カーテンエアバッグ装置40を作動させるか否かの判断をし、この判断が肯定されると、インフレータ46に所定電流が通電されてインフレータ46が作動する。これにより、インフレータ46の前端部に設けられたガス噴出部46A(図5参照)からガスが噴出され、ガス導入部42Bを介してエアバッグ本体42A内へガスが導入される。その結果、エアバッグ本体42Aが膨張すると、エアバッグ本体42Aの膨張圧によってルーフヘッドライニング54の水平部54Bが押し下げられ、水平部54Bとウェザーストリップ56との間に隙間が形成される。この隙間を介してエアバッグ本体42Aが車室内の側部にカーテン状に膨張展開するようになっている。なお、図4〜図6において符号68が付された部材は、エアバッグ本体42Aが膨張展開時にルーフサイドレール36と干渉することを防止する樹脂製の保護部材である。
ここで、本実施形態では、上述したインフレータ46は、図6に示されるように、バリヤネット係止用ブラケット38の断面内に配置されている。このバリヤネット係止用ブラケット38は、金属製の板材が曲げ加工されることにより形成されたものであり、空間56内において前後一対の取付ブラケット62の間に配置されている。以下、バリヤネット係止用ブラケット38について詳細に説明する。
バリヤネット係止用ブラケット38は、折り畳み状態のエアバッグ本体42Aの上方側に配置されており、ボデー固定部38Aと、当該ボデー固定部38Aよりも車両幅方向内方側に配置されたバリヤネット係止部38Bと、ボデー固定部38A及びバリヤネット係止部38Bの各上端部を車両幅方向に連結した連結部38Cとを有している。バリヤネット係止部38Bは、ボデー固定部38Aよりも車両前後方向に沿った長さ寸法が長く設定されている。これらのボデー固定部38Aとバリヤネット係止部38Bとの間には、インフレータ46が配置されており、バリヤネット係止用ブラケット38は、車両幅方向から見てインフレータ46と重なる位置に配置されている。
ボデー固定部38Aは、ルーフサイドレール36のインナパネル52に沿うように傾斜しており、連結部38Cの車両幅方向外方側端部から車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて延びている。ボデー固定部38Aの下端部(車両幅方向外方側端部)には、ボルト孔70が形成されており、当該ボルト孔70に挿通されたボルト72が、インナパネル52に溶接されたウェルドナット74に螺合している。これにより、ボデー固定部38Aは、車両幅方向外方側の面がインナパネル52に接触した状態で当該インナパネル52に締結固定されている。
一方、バリヤネット係止部38Bは、ルーフヘッドライニング54の傾斜部54Aに沿うように傾斜しており、連結部38Cの車両幅方向内方側端部から車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて延びている。このバリヤネット係止部38Bの車両幅方向内方側の面には、ルーフヘッドライニング54の傾斜部54Aが接触している。
つまり、バリヤネット係止部38Bは、ボデー固定部38Aと同じ方向に延びており、ボデー固定部38Aと略平行に配置されている。このため、バリヤネット係止用ブラケット38は、車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて開口した開断面形状(断面略逆U字状)に形成されている。
但し、ボデー固定部38Aは、インナパネル52に締結固定された下端部が、締結方向(ボルト72の軸線方向)から見てバリヤネット係止部38B及びインフレータ46とは重ならない位置に配置されている。これにより、ボルト72を締めるための工具を挿入するためのスペースが確保されている。なお、図6に示された寸法dは、ボルト72を締めるための工具のサイズに対応して設定されている。
バリヤネット係止部38Bの略中央部には、図5に示されるように、係止孔76が形成されている。この係止孔76は、全体として略L字状に形成されており、大径部76Aと小径部76Bを有している。この係止孔76には、前述したバリヤネット28の上部係止ロッド34が嵌入(挿入)される。上部係止ロッド34の被係止部34Aの先端には、大径部76Aよりも小径でかつ小径部76Bよりも大径な鍔部34A1(図6参照)が設けられている。このため、上部係止ロッド34(被係止部34A)は大径部76A側から係止孔76に嵌入される。そして、被係止部34Aが小径部76B側へ移動されると、鍔部34A1が小径部76Bの孔縁部に引っ掛かり、上部係止ロッド34がバリヤネット係止部38Bに係止される。これにより、バリヤネット28の上端部がバリヤネット係止用ブラケット38を介してルーフサイドレール36に係止される。
さらに、バリヤネット係止部38Bには、樹脂カバー78が取り付けられている。樹脂カバー78は、ルーフヘッドライニング54の傾斜部54Aを介してバリヤネット係止部38Bとは反対側に配置されており、板状に形成された固定部78Aと、同じく板状に形成された扉78Bとを備えている。これらの固定部78A及び扉78Bは、車両前後方向に長い矩形状に形成されており、両者の上端部がインテグラルヒンジ78Cを介して連結されている。
固定部78Aは、バリヤネット係止部38B側へ突出した図示しない前後一対の爪部を有している。これらの爪部がルーフヘッドライニング54の傾斜部54Aに形成された貫通孔を貫通すると共に、バリヤネット係止部38Bに形成された前後一対の係合孔80(図5参照)に嵌入係止されている。これにより、樹脂カバー78がバリヤネット係止部38B(バリヤネット係止用ブラケット38)に固定されており、ルーフヘッドライニング54における傾斜部54Aの一部が固定部78Aとバリヤネット係止部38Bとの間に挟まれている。
この固定部78Aには、バリヤネット係止部38Bの係止孔76と対向する部位に、当該係止孔76と相似形の挿通孔82が形成されている。また、ルーフヘッドライニング54の傾斜部54Aには、係止孔76及び挿通孔82と対向する部位に、これらの孔と相似形の挿通孔が形成されており、当該挿通孔及び挿通孔82を介して係止孔76が車室に連通している。
一方、扉78Bは、固定部78Aに対して図6に実線で示される開位置と、図6に二点鎖線で示される閉位置との間でインテグラルヒンジ78C回りに回動可能とされている。扉78Bが閉位置に配置された状態では、扉78Bに設けられた爪部78Dが固定部78Aに形成された係合孔84に嵌入係止されることにより、扉78Bが閉位置に拘束される。この状態では、係止孔76が扉78Bによって車室内側から覆われるようになっている。また、扉78Bが開位置に配置された状態では、係止孔76が車室内側へ露出するようになっている。つまり、本実施形態では、係止孔76にバリヤネット28の上部係止ロッド34を嵌入係止させる際には、扉78Bを開位置へ回動させる構成になっている。
さらに、本実施形態では、バリヤネット係止部38Bとインフレータ46との間には、プロテクタ86が配置されている。このプロテクタ86は、例えば樹脂材料によって形成されたものであり、バリヤネット係止部38B側が開口した浅底な箱体状に形成されている。このプロテクタ86は、バリヤネット係止部38Bの厚さ方向から見て車両前後方向に長い矩形状に形成されており、開口側の端面がバリヤネット係止部38Bの車両幅方向外方側の面に接触した状態で、四隅が図示しないネジによりバリヤネット係止部38Bにネジ止めされている。このプロテクタ86の底壁部86Aは、係止孔76とインフレータ46との間に介在している。この底壁部86Aとバリヤネット係止部38Bとの間には、上部係止ロッド34の鍔部34A1を配置させるための隙間が確保されている。
ここで、本実施形態では、上述したバリヤネット係止用ブラケット38は、リヤシートバック20が図2に示される前倒し位置に配置された状態では、車両幅方向から見てハウジング26の上方に配置されるように位置決めされている。この状態で、ハウジング26からバリヤネット28が引き出されて、上部係止ロッド34がバリヤネット係止用ブラケット38に係止されると、フロントシート24の車両後方近傍において、車室がバリヤネット28により前後に仕切られるようになっている。
なお、図1及び図2に示されるように、バリヤネット係止用ブラケット38の車両後方には、別のバリヤネット係止用ブラケット90が配設されている。このバリヤネット係止用ブラケット90は、バリヤネット係止用ブラケット38と基本的に同様の構成とされており、ルーフサイドレール36の後端側に固定されている。このバリヤネット係止用ブラケット90は、リヤシートバリヤネット28が図1に示される起立位置に配置された状態では、車両幅方向から見てハウジング26の上方に配置されるように位置決めされている。したがって、この状態でハウジング26からバリヤネット28が引き出されて、上部係止ロッド34がバリヤネット係止用ブラケット90に係止されると、リヤシートバック20の車両後方近傍において、車室がバリヤネット28により前後に仕切られるようになっている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38が、車両幅方向から見てインフレータ46と重なる位置に配置されている。これにより、ルーフサイドレール36におけるセンターピラー58とリヤシート用のアシストグリップ48との間において、インフレータ46及びバリヤネット係止用ブラケット38の配設スペースを容易に確保することができる。
つまり、ルーフサイドレール36におけるセンターピラー58の後方側には、カーテンエアバッグ42、インフレータ46、及びアシストグリップ48などが配設されているが、これらの部品はそれぞれの機能に応じて最適な位置に配設されている。その結果、バリヤネット係止用ブラケット38を単独で最適位置に配設するにはスペースが不足しているが、本実施形態では上記構成によりバリヤネット係止用ブラケット38を容易に最適位置に配設することができる。
換言すれば、カーテンエアバッグ42やインフレータ46を避けてバリヤネット係止用ブラケット38を配設した場合には、当該バリヤネット係止用ブラケット38の位置によって決定される使用状態でのバリヤネット28の配置が車両後方側に設定されることになる。この場合、ラゲッジスペース18を十分に広くすることができないが、本実施形態ではこれを回避することができる。
しかも、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38が、ルーフサイドレール36に固定されたボデー固定部38Aと、当該ボデー固定部38Aよりも車両幅方向内側に配置されたバリヤネット係止部38Bとを有しており、インフレータ46が、ボデー固定部38Aとバリヤネット係止部38Bとの間に配置されている。つまり、インフレータ46が、バリヤネット係止用ブラケット38の断面内に配置されているため、インフレータ46及びバリヤネット係止用ブラケット38の配設スペースを最小化することができる。
さらに、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38が、下方側へ向けて開口した開断面形状をなしている。このため、インフレータ46をルーフサイドレール36に取り付ける際には、バリヤネット係止用ブラケット38の開口を利用して、ボデー固定部38Aとバリヤネット係止部38Bとの間に下方側から容易にインフレータ46を挿入することができる。これにより、ルーフサイドレール36へのインフレータ46の取付作業性を確保しつつ、最小スペースにてインフレータ46及びバリヤネット係止用ブラケット38を最適位置に配設することができる。
また、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38のボデー固定部38Aが、ルーフサイドレール36のインナパネル52に沿って傾斜している。これにより、インナパネル52とボデー固定部38Aとの接触面積が広く確保されているので、ルーフサイドレール36に対するバリヤネット係止用ブラケット38の固定強度が向上している。さらに、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38のバリヤネット係止部38Bが、ルーフヘッドライニング54に設けられた傾斜部54Aに沿って傾斜している。これにより、傾斜部54Aとバリヤネット係止部38Bとの接触面積が広く確保されているので、ルーフヘッドライニング54の不用意な撓み(所謂ぶかつき)を抑制することができる。
また、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38のボデー固定部38Aは、ルーフサイドレール36に締結固定された下端部が、締結方向(ボルト72の軸線方向)から見てバリヤネット係止部38B及びインフレータ46と重ならない位置に配置されている。これにより、ボデー固定部38Aがルーフサイドレール36に締結固定される際に、バリヤネット係止部38B及びインフレータ46が邪魔になることがない。したがって、ルーフサイドレール36へのバリヤネット係止用ブラケット38の取付作業性が良好である。
さらに、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38のバリヤネット係止部38Bには、樹脂カバー78が取り付けられている。この樹脂カバー78には、バリヤネット係止部38Bに形成された係止孔76を車室内側から覆う閉位置と係止孔76を車室内側へ露出させる開位置との間で開閉可能な扉78Bが設けられている。このため、バリヤネット28の不使用時には、扉78Bを閉位置に配置させることにより、車室内側から係止孔76が見えないようにすることができる。しかも、この樹脂カバー78とバリヤネット係止部38Bとの間には、ルーフヘッドライニング54の傾斜部54Aが挟まれている。これにより、ルーフヘッドライニング54の不用意な撓み(所謂ぶかつき)を一層良好に抑制することができる。
また、本実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38のバリヤネット係止部38Bには、プロテクタ86が取り付けられている。このプロテクタ86は、バリヤネット係止部38Bとインフレータ46との間に配置されており、バリヤネット28の上部係止ロッド34が係止孔76に嵌入係止される際にインフレータ46と当接することを防止する。これにより、上部係止ロッド34によってインフレータ46が傷付けられることを防止できる。
また、本実施形態では、長手方向が車両前後方向に沿って配置されたインフレータ46が、バリヤネット係止用ブラケット38の車両前方側及び車両後方側の両側で取付ブラケット62を介してルーフサイドレール36に固定されている。これにより、長尺なインフレータ46を安定的にルーフサイドレール36に固定することができる。
さらに、本実施形態では、リヤシートバック20が前倒しにされてラゲッジスペース18が拡大された状態では、車両幅方向から見てバリヤネット収納用のハウジング26の上方にバリヤネット係止用ブラケット38が配置されるように、バリヤネット係止用ブラケット38が位置決めされている。これにより、バリヤネット28の使用時には、拡大されたラゲッジスペース18の前端において、バリヤネット28が上下方向に延在するので、バリヤネット使用時の見栄えを良好にすることができる。
なお、上記実施形態では、リヤシートバック20が前倒しされた状態では、車両幅方向から見てハウジング26の上方にバリヤネット係止用ブラケット38が配置される構成にしたが、請求項1〜請求項8に係る発明はこれに限らず、バリヤネット係止用ブラケット38がハウジング26に対して車両前方側又は車両後方側にズレて配置される構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、インフレータ46がバリヤネット係止用ブラケット38の車両前方側及び車両後方側の両側で取付ブラケット62を介してルーフサイドレール36に固定された構成にしたが、請求項1〜請求項7に係る発明はこれに限らず、バリヤネット係止用ブラケット38を利用してインフレータ46を固定することにより、前後一対の取付ブラケット62のうちの一方又は両方を省略する構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、バリヤネット係止部38Bにプロテクタ86が取り付けられた構成にしたが、請求項1〜請求項6に係る発明はこれに限らず、プロテクタ86が省略された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、バリヤネット係止部38Bと樹脂カバー78との間にルーフヘッドライニング54が挟まれた構成にしたが、請求項1〜請求項5に係る発明はこれに限らず、ルーフヘッドライニング54と樹脂カバー78が係合しない構成にしてもよい。また、樹脂カバー78の扉78Bが省略された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、ルーフサイドレール36に締結固定されたボデー固定部38Aの下端部が、締結方向から見てバリヤネット係止部38B及びインフレータ46と重ならない位置に配置された構成にしたが、請求項1〜請求項4に係る発明はこれに限らず、ボデー固定部38Aにおけるルーフサイドレール36への締結部が、締結方向から見てバリヤネット係止部38B及びインフレータ46の一方又は両方と重なる位置に配置された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38のボデー固定部38A及びバリヤネット係止部38Bが、連結部38Cから車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて延出された構成にしたが、請求項1〜請求項3に係る発明はこれに限らず、ボデー固定部38A及びバリヤネット係止部38Bの延出方向は適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38が、下方側へ向けて開口した開断面形状に形成された構成にしたが、請求項1又は請求項2に係る発明はこれに限らず、バリヤネット係止用ブラケットの形状は適宜変更することができる。例えば、バリヤネット係止用ブラケットが、上方側へ向けて開口した開断面形状に形成された構成にしてもよいし、バリヤネット係止用ブラケットが、閉断面形状(車両前後方向にのみ開口した筒状)に形成された構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、バリヤネット係止用ブラケット38の断面内(ボデー固定部38Aとバリヤネット係止部38Bとの間)に、インフレータ46が配置された構成にしたが、請求項1に係る発明はこれに限らず、バリヤネット係止用ブラケット38は、車両幅方向から見てインフレータ46と重なる位置に配置されていればよく、インフレータ46がバリヤネット係止用ブラケット38の断面の外側に配置された構成にしてもよい。例えば、バリヤネット係止用ブラケット38のボデー固定部38Aを省略すると共に、連結部38Cの車両幅方向外方側端部をボルト又は溶接等によりルーフサイドレール36に固定する構成にしてもよい。また例えば、バリヤネット係止用ブラケット38のボデー固定部38A及び連結部38Cを省略すると共に、バリヤネット係止部38Bの下端から車両幅方向外方側へ向けて延びる延出部を設定し、当該延出部の先端側をボルト又は溶接等によりルーフサイドレール36に固定する構成にしてもよい。つまり、請求項1に係る発明においては、車両幅方向から見てバリヤネット係止部38Bのみがインフレータ46と重なる位置(インフレータ46の車両幅方向内方)に配置されると共に、バリヤネット係止部38Bの上端側又は下端側から車両幅方向外方側へ延出された延出部(固定部)がインフレータ46の上方側又は下方側でルーフサイドレール36に固定された構成も含まれる。
また、上記実施形態では、本発明がステーションワゴンタイプの自動車に対して適用された場合について説明したが、これに限らず、本発明は、スポーツユーティリティタイプ、ハッチバックタイプ等、キャビンスペースと一続きのラゲッジスペースを有する他のタイプの自動車に対しても適用することができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことはいうでもない。
Claims (9)
- センターピラーの車両後方側でルーフサイドレールに固定されたリヤシート用のアシストグリップと前記センターピラーとの間に配置されて前記ルーフサイドレールに固定され、前記ルーフサイドレールに沿って折り畳み状態で配設されたカーテンエアバッグ内にガスを供給するインフレータと、
車両幅方向から見て前記インフレータと重なる位置に配置されて前記ルーフサイドレールに固定され、車室を前後に仕切るバリヤネットに設けられた上部係止部が係止されるバリヤネット係止用ブラケットと、
を備えたルーフサイドレールへの部品配設構造。 - 前記バリヤネット係止用ブラケットは、前記ルーフサイドレールに固定されたボデー固定部と、前記ボデー固定部よりも車両幅方向内側に配置され、前記上部係止部が係止されるバリヤネット係止部とを有し、
前記インフレータは、前記ボデー固定部と前記バリヤネット係止部との間に配置されている請求項1に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。 - 前記バリヤネット係止用ブラケットは、下方側へ向けて開口した開断面形状をなしている請求項2に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
- 車室の天井材における車両幅方向外方側端部には、前記ルーフサイドレールのインナパネルに沿うように、車両幅方向外方側でかつ斜め下方側へ向けて延びる傾斜部が設けられ、前記バリヤネット係止用ブラケットは、前記傾斜部と前記インナパネルとの間に配置され、前記ボデー固定部は、前記インナパネルに沿って傾斜しており、前記バリヤネット係止部は、前記傾斜部に沿って傾斜している請求項2又は請求項3に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
- 前記ボデー固定部は、前記ルーフサイドレールに締結固定された部位が、締結方向から見て前記バリヤネット係止部及び前記インフレータと重ならない位置に配置されている請求項2〜請求項4の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
- 前記バリヤネット係止部には、前記上部係止部が嵌合係止される係止孔が形成されると共に、前記係止孔を車室内側から覆う閉位置と前記係止孔を車室内側へ露出させる開位置との間で開閉可能な扉を備えた樹脂カバーが取り付けられ、前記樹脂カバーと前記バリヤネット係止部との間に車室の天井材が挟まれている請求項2〜請求項5の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
- 前記バリヤネット係止部と前記インフレータとの間に配置されて前記バリヤネット係止部に取り付けられ、前記上部係止部が前記インフレータに当接することを防止するプロテクタを有する請求項2〜請求項6の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
- 前記インフレータは、長手方向が車両前後方向に沿う状態で配置されると共に、前記バリヤネット係止用ブラケットの車両前方側及び車両後方側の両側で取付ブラケットを介して前記ルーフサイドレールに固定されている請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
- 前記バリヤネットは、リヤシートを構成する可倒式リヤシートバックの上端側に設けられたハウジング内に引出し可能に巻取られて収納され、
前記リヤシートバックが前倒しされた状態では、車両幅方向から見て前記ハウジングの上方に前記バリヤネット係止用ブラケットが配置される請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のルーフサイドレールへの部品配設構造。
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