JP5517059B2 - エアバッグ用センサの取り付け構造 - Google Patents
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Description
この問題を解消するために、サイドシルインナパネルの肉厚を厚くしてセンサの周りのサイドシルインナパネルの剛性を強くする手段が考えられる。しかしながら、この手段によれば重量の増大を招く。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、車体側面への衝撃力を検出するセンサの機能を十分発揮することができ、しかも、重量の増大を招くことがない車両の下部構造を提供する点にある。
サイドボディアウタパネルと共に閉じ断面を形成するサイドシルインナパネルの内面に補強部材が接合され、
前記補強部材は上壁と下壁と側壁を備え、
前記補強部材の上壁の上面が前記サイドシルインナパネルの上壁の内面に接合し、
前記補強部材の下壁の下面が前記サイドシルインナパネルの下壁の内面に接合し、
前記補強部材の側壁が前記サイドシルインナパネルの側壁の内面に接合し、
車体側面への衝撃力を検出して側突用のエアバッグを作動させるセンサと、前記サイドシルインナパネルの側壁と、前記補強部材の側壁とが締め付け部材で一体に共締め固定され、車幅方向において、前記補強部材は前記サイドシルインナパネルの範囲内に配置されている点にある。(請求項1)
また、重量の増加に関しては補強部材の重量が増加するだけであるから、サイドシルインナパネルの肉厚を厚く設定する構造に比べると、重量の増大を回避することができる。
さらに、車体側面への衝撃力を検出して側突用のエアバッグを作動させるセンサと、前記サイドシルインナパネルの側壁と、前記補強部材の側壁とが締め付け部材で一体に共締め固定されているから、センサをサイドシルインナパネルに強固に一体化することができる。
従って、車体側面への衝撃力を検出するセンサの機能を十分発揮させることができる。(請求項1)
前記サイドシルインナパネルの側壁は上側ほど車室外側に位置するように傾斜し、
前記サイドシルインナパネルの側壁の内面のうち、前記補強部材の側壁が接合する被接合面部分が鉛直面に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記補強部材の側壁は、横断面L字形に形成された上下方向に長いL字形片の一片で形成され、
前記L字形片の他片で形成される前記補強部材の別の側壁の上端部から前記補強部材の上壁が車両前後方向に延び、
前記補強部材の別の側壁の下端部から前記補強部材の下壁が車両前後方向に延びていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記締め付け部材はボルトであり、
前記補強部材の側壁の接合面とは反対側の面にナットが溶接固着され、
前記補強部材と前記サイドシルインナパネルの側壁に前記ナットと同芯状のボルト挿通孔が形成され、
前記ボルトが前記ボルト挿通孔に挿通されて前記ナットに螺合していると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
車体側面への衝撃力を検出するセンサの機能を十分発揮することができ、しかも、重量の増大を招くことがない車両の下部構造を提供することができた。
図1〜図4に示すように、自動車のセンターピラー12の付け根付近であってセンターピラー12の車両前方側Frの端縁12M付近に位置するサイドシル1のサイドシルインナパネル2の側壁2Sに、車体側面への衝撃力を検出して側突用のエアバッグを作動させるセンサ3が取り付けられている(図2にはセンサ3の取り付け前の状態が示されている)。そして、センサ3が設定値以上の側面衝突の衝撃力を検出すると、インフレータが作動して空気を側突用のエアバッグに瞬時に供給し、エアバッグが膨張展開して乗員を側方から保護するよう構成されている。
図4に示すように、前記サイドシル1は、車室外側W2(車幅方向外側)のサイドボディアウタパネル6と、車室内側W1(車幅方向内側)のサイドシルインナパネル2と、サイドボディアウタパネル6とサイドシルインナパネル2の間に位置するサイドシルストレングス17とから成る。
図5(a)〜図5(d)に示すように、ブレース7は、上壁7Jと下壁7Kと側壁7Sを備え、図4にも示すように、ブレース7の上壁7Jの上面7J1がサイドシルインナパネル2の上壁2Jの内面2J1に接合し、ブレース7の下壁7Kの下面7K1がサイドシルインナパネル2の下壁2Kの内面2K1に接合し、ブレース7の側壁7Sがサイドシルインナパネル2の側壁2Sの内面2S1に接合している。図5(d)の斜線部はサイドシルインナパネル2の内面2J1,2K1,2S1に対するブレース7の接合部を示している。そして、図3に示すように、前記センサ3とサイドシルインナパネル2の側壁2Sとブレース7の側壁7SとがボルトB(締め付け部材に相当)で一体に共締め固定されている。
(1) ブレース7の上壁7Jの上面7J1がサイドシルインナパネル2の上壁2Jの内面2J1に接合し、ブレース7の下壁7Kの下面7K1がサイドシルインナパネル2の下壁2Kの内面2K1に接合し、ブレース7の側壁7Sがサイドシルインナパネル2の側壁2Sの内面2S1に接合しているから、サイドシルインナパネル2の上壁2Jや下壁2Kの側壁2Sに対する倒れを抑制することができて、サイドシルインナパネル2の剛性・強度を強くすることができる。
さらに、車体側面への衝撃力を検出して側突用のエアバッグを作動させるセンサ3と、サイドシルインナパネル2の側壁2Sと、ブレース7の側壁7SとがボルトBで一体に共締め固定されているから、センサ3をサイドシルインナパネル2に強固に一体化することができる。
従って、車体側面への衝撃力を検出するセンサ3の機能を十分発揮させることができる。
2 サイドシルインナパネル
2J1,2K1,2S1 サイドシルインナパネルの内面
2J 上壁(サイドシルインナパネルの上壁)
2J1 上壁の内面(サイドシルインナパネルの上壁の内面)
2K 下壁(サイドシルインナパネルの下壁)
2K1 下壁の内面(サイドシルインナパネルの下壁の内面)
2S 側壁(サイドシルインナパネルの側壁)
2S1 側壁の内面(サイドシルインナパネルの側壁の内面)
2S2 被接合面部分
3 センサ
7 補強部材(ブレース)
7J 上壁(補強部材の上壁)
7J1 補強部材の上壁の上面
7H 補強部材の別の側壁
7K 下壁(補強部材の下壁)
7K1 補強部材の下壁の下面
7S 側壁(補強部材の側壁)
8 L字形片
B 締め付け部材(ボルト)
N ナット
S ボルト挿通孔
W2 車室外側
Claims (4)
- サイドボディアウタパネルと共に閉じ断面を形成するサイドシルインナパネルの内面に補強部材が接合され、
前記補強部材は上壁と下壁と側壁を備え、
前記補強部材の上壁の上面が前記サイドシルインナパネルの上壁の内面に接合し、
前記補強部材の下壁の下面が前記サイドシルインナパネルの下壁の内面に接合し、
前記補強部材の側壁が前記サイドシルインナパネルの側壁の内面に接合し、
車体側面への衝撃力を検出して側突用のエアバッグを作動させるセンサと、前記サイドシルインナパネルの側壁と、前記補強部材の側壁とが締め付け部材で一体に共締め固定され、車幅方向において、前記補強部材は前記サイドシルインナパネルの範囲内に配置されているエアバッグ用センサの取り付け構造。 - 前記サイドシルインナパネルの側壁は上側ほど車室外側に位置するように傾斜し、
前記サイドシルインナパネルの側壁の内面のうち、前記補強部材の側壁が接合する被接合面部分が鉛直面に形成されている請求項1記載のエアバッグ用センサの取り付け構造。 - 前記補強部材の側壁は、横断面L字形に形成された上下方向に長いL字形片の一片で形成され、
前記L字形片の他片で形成される前記補強部材の別の側壁の上端部から前記補強部材の上壁が車両前後方向に延び、
前記補強部材の別の側壁の下端部から前記補強部材の下壁が車両前後方向に延びている請求項1又は2記載のエアバッグ用センサの取り付け構造。 - 前記締め付け部材はボルトであり、
前記補強部材の側壁の接合面とは反対側の面にナットが溶接固着され、
前記補強部材と前記サイドシルインナパネルの側壁に前記ナットと同芯状のボルト挿通孔が形成され、
前記ボルトが前記ボルト挿通孔に挿通されて前記ナットに螺合している1〜3のいずれか一つにエアバッグ用センサの取り付け構造。
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