JPWO2012108232A1 - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

上部旋回体(3)は、旋回フレーム(5)、フロア部材(10)、キャブボックス(20)を備える。この上で、フロア部材(10)に空調装置の室内ユニット(21)を設け、キャブボックス(20)の外部に開口して外気導入口(16)を設ける。外気導入口(16)から導入される外気を室内ユニット(21)に向けて供給する外気ダクト(24)を設ける。この外気ダクト(24)は、中間部位(24A)を運転席(17)の側方で高い位置に配置し、この中間部位(24A)に、キャブボックス(20)内に開口してフィルタ収容部(26)を設ける。フィルタ収容部(26)には、外気ダクト(24)を流通する外気中の塵埃を捕捉する外気フィルタ(28)を取付け、取外し可能に収容する。

Description

本発明は、キャブボックスに空調装置の室内ユニットを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とによって構成されている。
上部旋回体は、支持構造体を形成する旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ後側が運転席を取付ける運転席取付部となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部となったフロア部材と、該フロア部材上に運転室を形成するために該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックスと、前記フロア部材に配置され吸込んだ空気を調和空気として前記キャブボックス内に供給する空調装置の室内ユニットと、前記キャブボックスの外部に開口して設けられた外気導入口と、該外気導入口と前記室内ユニットとを接続して設けられ該外気導入口から導入される外気を前記室内ユニットに向けて供給する外気ダクトとにより構成されている。前記キャブボックスには、左側面にオペレータが乗降するときに開閉するドアが設けられている。
ここで、外気導入口はキャブボックスの後側に位置して外部に開口して設けられ、この外気導入口の位置には導入する外気中の塵埃を捕捉するための外気フィルタが設けられている。この場合、外気導入口には、外気フィルタを抜止めするためのフィルタキャップが設けられている。フィルタ交換時には、フィルタキャップを外して外気導入口に外気フィルタを装着し、この外気フィルタによって塵埃を捕捉し、清浄な空気を空調装置の室内ユニットに供給する(特許文献1)。
特開2002−87043号公報
ところで、上述した特許文献1によるものでは、外気フィルタはキャブボックスの後側に外部から着脱するように配置している。従って、外気フィルタの点検、清掃等のメンテナンス作業を行うためには、キャブボックスの外側にまわって、外部から作業を行わなくてはならず、外気フィルタのメンテナンス作業に手間を要してしまうという問題がある。
さらに、外気フィルタを外気導入口の位置に設けた場合、外気導入口から浸入した雨水や洗車時の水が外気フィルタに付着してしまう。外気フィルタに水分が付着すると、外気フィルタの寿命が短くなるばかりか、外気フィルタを通過した水分が外気ダクトを通じて室内ユニットに達する虞があり、この場合、水分の浸入や凍結によって室内ユニットに不具合が発生する。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、外気フィルタの取付け、取外し等のメンテナンス作業の作業性を向上できると共に、雨水や洗車時の水が外気フィルタに付着するのを防止し、外気フィルタ、室内ユニットを良好な状態に保持できるようにした建設機械を提供することにある。
(1).本発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体を形成する旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ後側が運転席を取付ける運転席取付部となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部となったフロア部材と、該フロア部材上に運転室を形成するために該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックスと、前記フロア部材に配置され吸込んだ空気を調和空気として前記キャブボックス内に供給する空調装置の室内ユニットと、前記キャブボックスの外部に開口して設けられた外気導入口と、該外気導入口と前記室内ユニットとを接続して設けられ該外気導入口から導入される外気を前記室内ユニットに向け供給する外気ダクトとを備えている。
上述した課題を解決するために、本発明が採用する構成の特徴は、前記外気ダクトは、前記外気導入口と前記室内ユニットとの間の中間部位が前記キャブボックスの側面と前記運転席の側部との間を通るように配置し、前記外気ダクトの中間部位には、前記キャブボックス内に開口してフィルタ収容部を設け、該フィルタ収容部には、前記外気ダクトを流通する外気中の塵埃を捕捉するための外気フィルタを取付け、取外し可能に収容する構成としたことにある。
この構成によれば、キャブボックスの側面と運転席の側部との間を通る外気ダクトの中間部位に、キャブボックス内に開口してフィルタ収容部を設けているから、キャブボックス内に乗降する通常の動作の中で、運転席の側方に手を伸ばすことにより、前記フィルタ収容部に対し外気フィルタを取付け、取外しすることができる。
この結果、作業を行うためにキャブボックス内に乗車したときに、外気フィルタの点検、清掃等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。しかも、外気フィルタをキャブボックス内に配置したことにより、いたずら防止用の鍵を不要とし、かつ泥や塵埃から外気フィルタを保護するためのキャップを省略することができる。従って、外気フィルタをより一層簡単に取付け、取外しできる上に、外気ダクトの構成を簡略化することができる。
一方、外気ダクトの中間部位に外気フィルタを設けているから、外気フィルタは外気導入口から奥まった位置に配置することができる。これにより、外気導入口に雨水や洗車時の水が入り込んだ場合でも、この水分が外気フィルタに付着するのを防止することができ、外気フィルタの寿命を延ばして信頼性を高めることができる。
(2).本発明は、前記外気ダクトは、前記中間部位が最も高い位置となるように逆U字状に形成している。この構成によれば、最も高い中間部位にフィルタ収容部を設けることができるから、外気導入口に雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、フィルタ収容部に収容した外気フィルタに水分が付着するのを防止することができる。
(3).本発明は、前記外気ダクトは、前記外気導入口から立上がって延びた前記外気フィルタの上流側となる立上り管部と、前記中間部位となる該立上り管部の上部に設けられた前記フィルタ収容部と、該フィルタ収容部から立下がって前記室内ユニットに至る前記外気フィルタの下流側となる立下り管部とにより構成したことにある。
この構成によれば、外気ダクトの立上り管部は、外気導入口から立上がって延びているから、外気導入口に雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、立上り管部によって水分の浸入を阻止することができる。これにより、室内ユニットを水分から保護することができ、キャブボックス内の作業環境を良好にすることができる。しかも、外気フィルタを収容するフィルタ収容部は、立上り管部の上部の高い位置に設けているから、外気フィルタに水分が付着するのを確実に防止することができる。さらに、フィルタ収容部を立上り管部の上部に設けたことにより、このフィルタ収容部を容易に手が届く高い位置に配置することができ、外気フィルタを簡単に取付け、取外しすることができる。
(4).本発明によると、前記フロア部材の運転席取付部には、前記運転席の側方に位置して取付開口を設け、該取付開口には、前記フィルタ収容部を上向きに開口するように取付ける構成としたことにある。
この構成によれば、外気ダクトのフィルタ収容部を、運転席の側方に位置して上向きに開口して設けることができるから、狭い運転室でも上側の空間を利用して、フィルタ収容部に対し外気フィルタを挿入したり、抜出したりすることができる。
本発明の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを拡大して示す平面図である。 図1中のキャブを拡大して示す一部破断の正面図である。 キャブ内部のフロア部材、運転席、操作レバー等を前側から見た斜視図である。 キャブ内の構造を図3中の矢示V−V方向からみた横断面図である。 作業用の操作レバー、前カバーを取外した状態を図4と同様位置から見たキャブ内部の斜視図である。 フロア部材に対する室内ユニットと外気ダクトの取付状態を下側から見た斜視図である。 単体のフロア部材を前側から見た斜視図である。 単体のフロア部材を後側から見た斜視図である。 フロア部材に対する外気ダクトの取付状態を図3中の矢示X−X方向から見た要部拡大の断面図である。 室内ユニット、内気ダクト、内気フィルタ、外気ダクト、外気フィルタ等を組立てた状態で示す斜視図である。 内気ダクトから内気フィルタを取外し、外気ダクトから外気フィルタを取外した状態を図11と同様位置から見た分解斜視図である。 外気ダクトと外気フィルタを拡大して示す平面図である。 外気ダクトを図13中の矢示XIV−XIV方向から見た斜視図である。 外気ダクトと外気フィルタを図11中の矢示XV−XV方向から見た拡大断面図である。 外気ダクトと外気フィルタを図11中の矢示XVI−XVI方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、クローラ式の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図16に従って詳細に説明する。
図1において、1は本実施の形態に適用される建設機械としてのキャブ仕様の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、狭い作業現場での作業に適したミニショベルと呼ばれる小型の油圧ショベルである。油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより構成されている。
ここで、図2に示すように、上部旋回体3は、下部走行体2の車幅とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有し、かつ旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの仮想円C内に収まるように、上方から見てほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回中心Oを中心として旋回したときに、後述するカウンタウエイト8の後面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。
なお、上述の旋回半径Rは、旋回中心Oからカウンタウエイト8の後面までの距離によって規定され、上述の仮想円Cは、上部旋回体3の旋回時におけるカウンタウエイト8の後面の軌跡となっている。
上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、エンジン6、カウンタウエイト8、フロア部材10、運転席17、キャブボックス20、室内ユニット21、内気ダクト22、内気フィルタ23、外気ダクト24、外気フィルタ28等により構成されている。
5は上部旋回体3の旋回フレームを示している。この旋回フレーム5は、下部走行体2上に取付けられた上部旋回体3の支持構造体を形成している。旋回フレーム5の前側には、作業装置4が揺動可能および俯仰動可能に取付けられている。
エンジン6は旋回フレーム5の後側に搭載され、該エンジン6は、油圧ポンプ7(それぞれ図1中に点線で図示)を回転駆動するものである。カウンタウエイト8は旋回フレーム5の後部に設けられている。このカウンタウエイト8は、作業装置4との重量バランスをとるもので、エンジン6の後側を覆うように円弧状に湾曲して形成されている。
外装カバー9は後述のキャブボックス20(フロア部材10)の周囲に位置して旋回フレーム5上に設けられている。図1、図2に示すように、この外装カバー9は、キャブボックス20の左側に位置してキャブボックス20とカウンタウエイト8との間を覆う左側面カバー部9Aと、キャブボックス20の右側に位置して各種タンク(図示せず)を収容した開,閉可能な右開閉カバー部9Bと、カウンタウエイト8に設けられた開,閉可能なエンジンカバー部9Cとにより構成されている。
10は旋回フレーム5上の左側寄りに設けられるフロア部材を示している。このフロア部材10は、前側位置が旋回フレーム5の前側位置に傾転可能に支持されることにより、後述の運転席17、キャブボックス20、室内ユニット21、外気ダクト24等と一緒に前側位置を支点としてチルトアップ、チルトダウンすることができる。図6、図7に示すように、フロア部材10は、後述の運転席取付部11、足乗せ部12、レバー・ペダル取付部13等により構成されている。
運転席取付部11はフロア部材10の後側に位置してステップ状に形成され、該運転席取付部11は、後述の運転席17が取付けられるものである。図8、図9に示すように、運転席取付部11は、足乗せ部12の後部から立上がって上側に延びた前板11Aと、該前板11Aの上部から後側に延び運転席17を載置するほぼ平坦な載置板11Bと、該載置板11Bの後部から後側に傾斜した状態で上側に延びた背板11Cと、該背板11Cの上部から後側にほぼ水平方向に延びた取付板11Dとにより構成されている。
載置板11Bと背板11Cの左側には、該載置板11Bの左端部から上側に屈曲しつつ、背板11C側に傾斜して延びる三角形状の内側面板11Eが設けられている(図8参照)。この内側面板11Eと載置板11Bとの間の折曲位置は、後述する運転席17の左側方に位置するもので、この折曲位置には後述の取付開口14が設けられている。
さらに、図9、図10に示す如く、運転席取付部11には、内側面板11Eの外側となる左側に位置して外側面板11Fが設けられ、該外側面板11Fは、内側面板11Eと隙間をもって対面するように上,下方向に延びて形成されている。外側面板11Fは、前側に位置して前,後方向にほぼ真直ぐに延びた長方形状の前側面部11F1と、該前側面部11F1の後端部から右斜め後側に延びた略台形状の後側面部11F2とにより構成されている。後側面部11F2には、キャブボックス20の外部の空気(外気)を導入する後述の外気導入口16が設けられている。さらに、内側面板11Eと外側面板11Fとの隙間空間には、後述の外気ダクト24が収められている。
フロア部材10の足乗せ部12は、運転席17に着座したオペレータが足を乗せるもので、運転席取付部11の前側に設けられている。この足乗せ部12は、左,右方向に長尺な長方形状の平坦な板体として形成されている。後述するキャブボックス20のドア20G側となる足乗せ部12の左端は、オペレータが運転室に乗り降りするときに足を掛けるステップ状の足掛け部12Aとなっている。さらに、足乗せ部12の後側で足掛け部12A寄り位置には、切欠部12Bが形成されている。この切欠部12Bは、フロア部材10に内気ダクト22を取付けるときに、接続管路部22Cが嵌まるようになっている。
レバー・ペダル取付部13は足乗せ部12の前側に設けられ、足乗せ部12の前端に沿って左,右方向に延びている。レバー・ペダル取付部13には、後述する走行用の操作レバー・ペダル19等が取付けられている。
取付開口14は運転席取付部11の左側に設けられている(図8等参照)。この取付開口14は、運転席17の左側方、即ち、運転席取付部11の内側面板11Eと載置板11Bとの間の折曲位置にL字状に開口して設けられている。この取付開口14は、後述する外気ダクト24のフィルタ収容部26を上向きに開口するように取付けるためのもので、前,後方向に長尺な長方形状の開口として形成されている。
ここで、取付開口14を設けた運転席17の左側方の位置は、フロア部材10の足乗せ部12に乗込んだ作業者が後側に手を伸ばすことにより手が届く位置となっている。従って、取付開口14に外気ダクト24のフィルタ収容部26を取付けた場合、このフィルタ収容部26に対し外気フィルタ28を容易に取付け、取外しすることができる。
内気導入口15は運転席取付部11の載置板11Bに設けられている。この内気導入口15は、前板11Aに設けた後述する内気ダクト22の内気導入口22Aに内気を供給するもので、載置板11Bの前部に左,右方向に延びる複数本のスリットとして形成されている。
外気導入口16は運転席取付部11の外側面板11Fに設けられ、該外気導入口16は、後述するキャブボックス20の外部に開口している。図3に示すように、この外気導入口16は、外側面板11Fのうち、フロア部材10にキャブボックス20を取付けた状態でも外部に露出する後側面部11F2の下側寄りに配置されている。外気導入口16には、後述の外気ダクト24を形成する立上り管部25の導入側接続口25Aが対向するから、該外気導入口16は、上,下方向に長尺な長方形状の導入側接続口25Aに対応するように形成されている。具体的には、外気導入口16は、横方向に延びる複数本のスリットを並べることで、上,下方向に長尺な長方形状の開口として形成されている。
運転席17は運転席取付部11を構成する載置板11Bの中央位置に載置されている。この運転席17は、油圧ショベル1を操縦するときにオペレータが着座するものである。運転席17の左,右両側には、作業装置4等を操作するための作業用の操作レバー18が配設されている。さらに、運転席17の前方となるレバー・ペダル取付部13には、下部走行体2を走行させるときに手動操作または足踏み操作によって操作する走行用の操作レバー・ペダル19等が設けられている。
20はフロア部材10上に設けられたキャブボックスで、該キャブボックス20は、後述するフロア部材10の周囲と上方を覆うものである。図3、図4、図5に示すように、キャブボックス20は、前面部20A、後面部20B、左側面部20C、右側面部20Dおよび天面部20Eによりボックス状に形成され、下端部がフロア部材10の周縁に取付けられている。これにより、キャブボックス20は、フロア部材10上にオペレータの居住スペースとなる運転室を形成している。
キャブボックス20の左側面部20Cは、前,後方向の中間部に位置して上,下方向に延びたセンタピラー20Fを有し、該センタピラー20Fの前側には、乗降口を開閉するドア20Gが回動可能に設けられている。一方、センタピラー20Fの後側には、キャブボックス20の左側を覆う側面パネル部20Hが設けられ、該側面パネル部20Hの下側部分は、フロア部材10を構成する運転席取付部11の外側面板11F(外気導入口16)を外部に露出させるように斜めに切り欠かれている。
21は空調装置の室内機をなす室内ユニットで(図7参照)、該室内ユニット21は、フロア部材10の足乗せ部12の裏面側に取付けられている。この室内ユニット21は、外気またはキャブボックス20内の内気を吸込み、所望の温度、湿度に調整した調和空気としてキャブボックス20内に供給するものである。
室内ユニット21は、左,右方向に延びる箱形状のケーシング21A内に、送風ファン、エバポレータ、ヒータコア(いずれも図示せず)等を収容している。ケーシング21Aの上流側となる左側には、後述の内気ダクト22の接続管路部22Cと外気ダクト24の内向き管路部27Cとが接続される流入側接続部21Bが設けられている。この流入側接続部21B内には、内気と外気とを切換える切換機構(図示せず)が内蔵されている。ケーシング21Aの下流側となる右側には、流出側接続部21Cが設けられ、該流出側接続部21Cには、調和空気をキャブボックス20内に供給するための空調ダクト(図示せず)が接続される。
ここで、図3に示すように、室内ユニット21は、外気導入口16よりも低い位置に配置されている。この場合、外気導入口16から雨水等が流入すると、この雨水等は低い方に流れるから、室内ユニット21に達することが考えられる。しかし、本実施の形態では、外気導入口16と室内ユニット21との間を後述する逆U字状の外気ダクト24で接続することにより、雨水等が室内ユニット21に流れるのを確実に防止することができる。
内気ダクト22は運転席取付部11の前板11Aに設けられている(図6、図11参照)。図12に示すように、内気ダクト22は、前方に向けて開口した横長な内気導入口22Aを有している。内気ダクト22には、内気導入口22Aを上,下で挟むようにフィルタガイド22Bが設けられ、該フィルタガイド22Bは、後述の内気フィルタ23を内気導入口22Aに対して左,右方向に抜き差し可能に保持するものである。さらに、内気ダクト22には、内気導入口22Aから流入した内気を室内ユニット21に流通させるために、流入側接続部21Bと接続される接続管路部22Cが設けられている。
内気フィルタ23は内気ダクト22の前面に設けられ、該内気フィルタ23は、内気導入口15から内気ダクト22の前面に向かう内気中の塵埃を捕捉し、その後面から内気導入口22Aに流出させるものである。内気フィルタ23は、内気ダクト22の内気導入口22Aを覆うように左,右方向に長尺な長方形状に形成され、フィルタガイド22Bに着脱可能に保持されている。
24はフロア部材10に設けられた本発明の特徴部分となる外気ダクトを示している。この外気ダクト24は、外気導入口16と室内ユニット21とを接続するもので、外気導入口16から導入される外気を室内ユニット21に向け供給する空気通路を構成している。図5、図6に示すように、外気ダクト24は、外気導入口16と室内ユニット21との間の中間部位24Aがキャブボックス20の左側面部20Cと運転席17の側部との間を通るように配置されている。外気ダクト24は、具体的には、運転席取付部11に設けた取付開口14に近接した経路を通るように配置されている。
ここで、外気ダクト24の中間部位24Aは、後述する立上り管部25と立下り管部27との間に位置し、この中間部位24Aは、外気ダクト24の全長のうち、最も高い位置に配置されている。これにより、外気ダクト24は、逆U字状の通路として形成され、その中間部位24Aの位置に後述のフィルタ収容部26が設けられている。
図11ないし図14に示すように、外気ダクト24は、後述の立上り管部25、フィルタ収容部26および立下り管部27により構成されている。なお、本実施の形態では、外気ダクト24を、全長に亘って連続した1つの部材のように図示し、また説明しているが、外気ダクト24は、周囲の取付環境に応じて複数部材に分割する構成としてもよい。
外気ダクト24の立上り管部25は運転席取付部11の取付開口14と外気導入口16との間に設けられ、後述する外気フィルタ28の上流側に位置している。図10、図14に示すように、この立上り管部25は、外気導入口16から立上がって延びている。立上り管部25は、外気導入口16に対面するように運転席取付部11の外側面板11Fに取付けられる箱形状の導入側接続口25Aと、該導入側接続口25Aの上部から上側に延びつつ後側に屈曲し中間部位24Aに続く管路部25Bとにより構成されている。この導入側接続口25Aは、例えばねじ止め等の手段を用いて外側面板11Fの内面に取付けられている。
ここで、立上り管部25は、管路部25Bを導入側接続口25Aの上部から上側に延びるように設けているから、外気導入口16から導入側接続口25Aに雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、雨水等は管路部25Bを上ることはできないから、この位置で水分の浸入を阻止することができる。
フィルタ収容部26は外気ダクト24の中間部位24A、即ち、立上り管部25の管路部25Bの上部に設けられている。図14ないし図16に示すように、このフィルタ収容部26は、左,右方向に扁平で上,下方向に延びた薄い箱体として形成されている。フィルタ収容部26の上部には、前,後方向に広幅で上向きに開口するフィルタ挿着口26Aが設けられている。フィルタ挿着口26Aは、後述の外気フィルタ28を取付け、取外し可能に挿入するための着脱開口を構成している。
ここで、フィルタ収容部26は、フィルタ挿着口26Aが設けられた上側部分を運転席取付部11に設けた取付開口14に下側から挿入することにより、運転席取付部11に取付けられている。この状態では、フィルタ挿着口26Aは、運転席17の側方に位置して上向きに開口するように配置することができる。図6、図10に示すように、フィルタ挿着口26Aは、運転席17側に傾けて開口しているから、運転席17に着座したままでも、外気フィルタ28を簡単に抜き差しすることができる。
しかも、フィルタ収容部26のフィルタ挿着口26Aを、施錠可能なキャブボックス20内に配置したことにより、いたずら、盗難防止用の施錠機構を廃止することができる。さらに、塵埃や泥をかぶることもないから、キャップ等の保護部品を省略することもできる。
立下り管部27はフィルタ収容部26の下部から立下がって設けられている。この立下り管部27は、外気フィルタ28の下流側に位置するもので、室内ユニット21の流入側接続部21Bに至る空気通路を形成している。立下り管部27は、フィルタ収容部26から下向きに延びた下向き管路部27Aと、該下向き管路部27Aの下端部から屈曲して前側に延びた前向き管路部27Bと、該前向き管路部27Bの前端部から屈曲して内側(右側)に延びた内向き管路部27Cとにより構成されている。
外気ダクト24は、外気導入口16から立上り管部25の導入側接続口25Aに導入される外気を、該立上り管部25内を上側に流通させる。このときに、外気と一緒に雨水等が浸入したとしても、この雨水等は立上り管部25内を上側に上がることができないから、雨水等が後述の外気フィルタ28に付着するのを防止することができる。
さらに、立上り管部25内を上側に流通する外気は、フィルタ収容部26に達し、そこに収容された外気フィルタ28を通過することにより、塵埃等の不純物が除去される。外気フィルタ28によって塵埃等が除去された清浄な外気は、立下り管部27の下向き管路部27A、前向き管路部27B、内向き管路部27C内を順次流れて室内ユニット21の流入側接続部21Bに供給される。
外気フィルタ28は外気ダクト24のフィルタ収容部26に取付け、取外し可能に収容されている(図13、図15、図16等参照)。この外気フィルタ28は、外気ダクト24内を室内ユニット21に向けて流通する外気中の塵埃を捕捉するものである。外気フィルタ28は、フィルタ収容部26に嵌合する長方形状の外形をもって形成され、フィルタ挿着口26Aから差し込んで取付けることができる。具体的には、外気フィルタ28は、長方形状の枠体28Aと、該枠体28A内に折畳んで収容されたフィルタ本体28Bとにより構成されている。
図15に示すように、外気フィルタ28は、フィルタ挿着口26Aからフィルタ収容部26に挿入することにより、該フィルタ収容部26内を立上り管部25側と立下り管部27側とに仕切っている。これにより、外気フィルタ28は、立上り管部25側から立下り管部27側に流れる外気中の塵埃をフィルタ本体28Bで捕捉することができる。さらに、外気フィルタ28は、運転席17の左側方の位置で上向きに開口するフィルタ収容部26のフィルタ挿着口26Aに取付け、取外しするものであるから、キャブボックス20内に搭乗し、後側に手を伸ばすことにより容易に取付け、取外しすることができる。
なお、図3において、29は内気フィルタ23の前面に設けられた前カバーで、該前カバー29は、内気フィルタ23との間に空間を画成するように覆うものである。この前カバー29は、内気フィルタ23を保護すると共に、内気導入口15から流入した内気を内気フィルタ23の前面に向けて案内するものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
運転室に乗り込んで運転席17に着座したオペレータは、走行用の操作レバー・ペダル19を操作することにより、下部走行体2を走行させる。一方、左,右の作業用の操作レバー18を操作することにより、作業装置4等を動作させ、土砂の掘削作業等を行うことができる。
ここで、上述した作業時には、キャブボックス20内の環境を良好にするために空調装置の室内ユニット21を運転する。このときに、室内ユニット21は、キャブボックス20内の内気または外部の外気を吸込み、この空気をケーシング21A内のエバポレータで冷やし、またはヒータコアで温めて調和空気とする。室内ユニット21は、この調和空気をキャブボックス20に吹出すことにより、適度な温度に調整することができる。
油圧ショベル1は、塵埃が舞い上がるような作業現場で作業を行うものであるから、外気ダクト24に設けた外気フィルタ28は、点検作業、清掃作業等のメンテナンス作業を定期的に行う必要がある。
そこで、外気フィルタ28のメンテナンス作業を行う場合の動作について述べる。即ち、作業者は、キャブボックス20内に乗込んでフロア部材10の足乗せ部12に立ち、運転席17の側方に手を伸ばすことにより、運転席17とキャブボックス20の左側面部20Cとの間に配置した外気ダクト24のフィルタ収容部26の外気フィルタ28を掴んで取出すことができる。このときには、開錠動作、キャップ等の開扉動作等を行う必要がないから、外気フィルタ28を容易に取出すことができ、メンテナンス作業を行うことができる。一方、メンテナンス作業が終了したら、外気フィルタ28はフィルタ収容部26に挿入するだけで、フィルタ収容部26内に簡単に収容することができる。
かくして、本実施の形態によれば、外気ダクト24は、外部に開口した外気導入口16と室内ユニット21との間となる中間部位24Aを運転席17とキャブボックス20の左側面部20Cとの間を通るように配置している。この上で、外気ダクト24の中間部位24Aには、キャブボックス20内に開口してフィルタ収容部26を設け、このフィルタ収容部26に外気フィルタ28を取付け、取外し可能に収容する構成としている。
従って、外気フィルタ28の点検、清掃等のメンテナンス作業を行う場合には、キャブボックス20内に乗降する通常の動作の中で、運転席17の左側方に手を伸ばすことにより、フィルタ収容部26に対し外気フィルタ28を取付け、取外しすることができる。
この結果、作業を行うためにキャブボックス20内に乗車したときに、外気フィルタ28のメンテナンス作業を容易に行うことができる。外気フィルタ28をキャブボックス20内で取付け、取外しすることにより、いたずら防止用の鍵を不要とし、外部から侵入する泥、塵埃から保護するキャップを省略することができる。外気フィルタ28をより一層簡単に取付け、取外しすることができる上に、外気ダクト24の構成を簡略化することができる。
しかも、外気ダクト24の中間部位24Aを最も高い位置に設け、この中間部位24Aに外気フィルタ28を配置しているから、外気導入口16と外気フィルタ28とを距離を置いて配置することができる。これにより、外気導入口16に雨水や洗車時の水が入り込んだ場合でも、この水分が外気フィルタ28に付着するのを防止することができ、外気フィルタ28の寿命を延ばして信頼性を高めることができる。
具体的には、外気ダクト24は、逆U字状に形成することにより、その中間部位24Aを最も高い位置に配置できるから、中間部位24Aのフィルタ収容部26に収容した外気フィルタ28を高い位置に配置することができる。これにより、外気フィルタ28に水分が付着するのを確実に防止することができる。フィルタ収容部26に容易に手が届くから、外気フィルタ28を簡単に取付け、取外しすることができる。
一方、外気ダクト24は、外気導入口16から立上がって延びた立上り管部25と、該立上り管部25の上部に設けたフィルタ収容部26と、該フィルタ収容部26から立下がって室内ユニット21に至る立下り管部27とにより構成している。従って、外気導入口16に接続される立上り管部25は、外気導入口16から立上げて延ばしているから、この立上り管部25に雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、立上り構造によって水分の浸入を確実に阻止することができる。これにより、室内ユニット21を水分から保護することができ、キャブボックス20内の作業環境を良好にすることができる。
さらに、フロア部材10の運転席取付部11には、運転席17の側方、即ち、載置板11Bと内側面板11Eとの角隅位置に取付開口14を設け、この取付開口14に外気ダクト24のフィルタ収容部26を上向きに開口して設ける構成としている。これにより、小型の油圧ショベル1のように、キャブボックス20内の空間が狭い場合でも、上側の空間を利用してフィルタ収容部26に対し外気フィルタ28を挿入したり、抜出したりすることができる。
なお、実施の形態では、空調装置の室内ユニット21をフロア部材10の足乗せ部12の裏面側に取付ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばフロア部材の足乗せ部を窪ませることにより、室内ユニットをこの窪み部に収容し、室内ユニットの上側を板体で覆う構成としてもよい。一方、室内ユニットは、載置板11Bの下側の空間内に配置する構成としてもよい。
実施の形態では、フロア部材10を旋回フレーム5に対し前側位置を支点としてチルトアップ、チルトダウン可能に構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば旋回フレームに対してフロア部材を固定して設ける形式の油圧ショベルに適用することもできる。
さらに、実施の形態では、建設機械として、クローラ式の下部走行体2を備えたキャブ仕様の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベル等に適用してもよい。さらに、キャブを備えた建設機械であれば、油圧クレーン等の他の建設機械に適用してもよい。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
10 フロア部材
11 運転席取付部
11A 前板
11B 載置板
11E 内側面板
11F 外側面板
12 足乗せ部
14 取付開口
16 外気導入口
17 運転席
20 キャブボックス
20C 左側面部
20H 側面パネル部
21 室内ユニット
24 外気ダクト
24A 中間部位
25 立上り管部
26 フィルタ収容部
26A フィルタ挿着口
27 立下り管部
28 外気フィルタ
上述した課題を解決するために、本発明が採用する構成の特徴は、前記外気ダクトは、前記外気導入口と前記室内ユニットとの間の中間部位が前記キャブボックスの側面と前記運転席の側部との間を通るように配置し、前記外気ダクトは、前記中間部位が最も高い位置となるように逆U字状に形成し、前記外気ダクトの前記中間部位には、前記キャブボックス内でフィルタ挿着口が上向きに開口しフィルタ収容部を設け、該フィルタ収容部には、前記外気ダクトを流通する外気中の塵埃を捕捉するための外気フィルタを前記フィルタ挿着口から取付け、取外し可能に収容する構成としたことにある。
また、本発明は、前記外気ダクトは、前記中間部位が最も高い位置となるように逆U字状に形成している。この構成によれば、最も高い中間部位にフィルタ収容部を設けることができるから、外気導入口に雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、フィルタ収容部に収容した外気フィルタに水分が付着するのを防止することができる。
).本発明は、前記外気ダクトは、前記外気導入口から立上がって延びた前記外気フィルタの上流側となる立上り管部と、前記中間部位となる該立上り管部の上部に設けられた前記フィルタ収容部と、該フィルタ収容部から立下がって前記室内ユニットに至る前記外気フィルタの下流側となる立下り管部とにより構成したことにある。
).本発明によると、前記フロア部材の運転席取付部には、前記運転席の側方に位置して取付開口を設け、該取付開口には、前記フィルタ収容部を上向きに開口するように取付ける構成としたことにある。
発明による建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体を形成する旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ後側が運転席を取付ける運転席取付部となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部となったフロア部材と、該フロア部材上に運転室を形成するために該フロア部材の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックスと、前記フロア部材に配置され吸込んだ空気を調和空気として前記キャブボックス内に供給する空調装置の室内ユニットと、前記キャブボックスの外部に開口して設けられた外気導入口と、該外気導入口と前記室内ユニットとを接続して設けられ該外気導入口から導入される外気を前記室内ユニットに向け供給する外気ダクトと、該外気ダクトを流通する外気中の塵埃を捕捉するための外気フィルタ(28)とを備えている。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記外気ダクトは、前記キャブボックス内で前記外気導入口から立上がって延び、前記外気フィルタの上流側となる立上り管部と、該立上り管部の上部に設けられ、前記外気フィルタのフィルタ挿着口が前記キャブボックス内で上向きに開口したフィルタ収容部と、該フィルタ収容部から立下がって前記室内ユニットに至り、前記外気フィルタの下流側となる立下り管部とにより構成し、前記外気ダクトは、前記外気導入口と前記室内ユニットとの間の中間部位が前記フィルタ収容部となって、前記キャブボックスの側面部と前記運転席の側部との間を通るように配置され、前記外気ダクトは、前記フィルタ収容部が最も高い位置となるように逆U字状に形成し、前記フィルタ収容部には、前記外気フィルタを前記フィルタ挿着口から取付け、取外し可能に収容する構成としたことにある。
また、前記外気ダクトは、前記外気導入口と前記室内ユニットとの間の中間部位がフィルタ収容部となって、最も高い位置となるように逆U字状に形成している。この構成によれば、最も高い中間部位にフィルタ収容部を設けることができるから、外気導入口に雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、フィルタ収容部に収容した外気フィルタに水分が付着するのを防止することができる。
さらに、請求項1の発明によれば、外気ダクトの立上り管部は、キャブボックス内で外気導入口から立上がって延びているから、外気導入口に雨水や洗車時の水が入り込んだとしても、立上り管部によって水分の浸入を阻止することができる。これにより、室内ユニットを水分から保護することができ、キャブボックス内の作業環境を良好にすることができる。しかも、外気フィルタを収容するフィルタ収容部は、立上り管部の上部の高い位置に設けているから、外気フィルタに水分が付着するのを確実に防止することができる。さらに、フィルタ収容部を立上り管部の上部に設けたことにより、このフィルタ収容部を容易に手が届く高い位置に配置することができ、外気フィルタを簡単に取付け、取外しすることができる。
請求項2の発明によると、前記フロア部材の運転席取付部には、前記運転席の側方に位置して取付開口を設け、該取付開口には、前記フィルタ収容部を上向きに開口するように取付ける構成としている。

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体(2)と、該下部走行体(2)上に旋回可能に搭載された上部旋回体(3)と、該上部旋回体(3)に俯仰動可能に設けられた作業装置(4)とからなり、
    前記上部旋回体(3)は、支持構造体を形成する旋回フレーム(5)と、該旋回フレーム(5)上に設けられ後側が運転席(17)を取付ける運転席取付部(11)となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部(12)となったフロア部材(10)と、該フロア部材(10)上に運転室を形成するために該フロア部材(10)の周囲と上方を覆って設けられたキャブボックス(20)と、前記フロア部材(10)に配置され吸込んだ空気を調和空気として前記キャブボックス(20)内に供給する空調装置の室内ユニット(21)と、前記キャブボックス(20)の外部に開口して設けられた外気導入口(16)と、該外気導入口(16)と前記室内ユニット(21)とを接続して設けられ該外気導入口(16)から導入される外気を前記室内ユニット(21)に向け供給する外気ダクト(24)とを備えてなる建設機械において、
    前記外気ダクト(24)は、前記外気導入口(16)と前記室内ユニット(21)との間の中間部位(24A)が前記キャブボックス(20)の側面と前記運転席(17)の側部との間を通るように配置し、
    前記外気ダクト(24)の中間部位(24A)には、前記キャブボックス(20)内に開口してフィルタ収容部(26)を設け、
    該フィルタ収容部(26)には、前記外気ダクト(24)を流通する外気中の塵埃を捕捉するための外気フィルタ(28)を取付け、取外し可能に収容する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記外気ダクト(24)は、前記中間部位(24A)が最も高い位置となるように逆U字状に形成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記外気ダクト(24)は、前記外気導入口(16)から立上がって延びた前記外気フィルタ(28)の上流側となる立上り管部(25)と、前記中間部位(24A)となる該立上り管部(25)の上部に設けられた前記フィルタ収容部(26)と、該フィルタ収容部(26)から立下がって前記室内ユニット(21)に至る前記外気フィルタ(28)の下流側となる立下り管部(27)とにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  4. 前記フロア部材(10)の運転席取付部(11)には、前記運転席(17)の側方に位置して取付開口(14)を設け、該取付開口(14)には、前記フィルタ収容部(26)を上向きに開口するように取付ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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