JPWO2012035614A1 - 車両走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立するために、車両1の走行時の制御を行う車両走行制御装置は、エンジン3で発生する動力によって走行する車両1を、燃料消費量の低減を目的としてエンジン3を停止させて惰性で走行させている場合に、プリクラッシュセーフティシステム22のアクチュエータ26の作動が予測される場合には、エンジン3を始動する。これにより、エンジン3に備えられるオルタネータ10で発電を行うことができるため、電気の供給量を増加させることができる。従って、ブレーキアシストを行うアクチュエータ26等、電気によって作動すると共に車両1の乗員の保護性を高める装置の作動を確保することができ、乗員の保護性を高める動作である保全動作の確実性を高めることができる。

Description

本発明は、車両走行制御装置に関する。
近年の車両では、燃費の向上や排気ガスの排出量の低減等を目的として、車両の走行時にドライバによるトルク要求がない場合には、エンジンを停止して車両を惰性で走行させる制御技術が開発されている。また、惰性走行時には、オルタネータによる発電が停止しているため、電力供給は、バッテリの放電のみで賄われることになる。この場合、バッテリの状態によっては、電気で作動する装置への電気の供給量が不足する場合がある。このため、このような惰性走行時における給電量不足を解消する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された内燃機関の運転方法では、ドライバのトルク要求がなく、車両の安全に関わる部分のシステムの作動準備完了状態の場合には、エンジンを停止して惰性走行を行っている。また、惰性走行を行っている状態では、電気式や電気油圧式のステアリングアシスト装置や、電気的に作動またはアシストされるブレーキ装置が正常に作動しない場合、または、これらを作動させることの出来る電源回路内に残っているエネルギが乏しくなった場合には、エンジンを始動して給電を行う。これにより、電気で作動する装置への給電量不足になった場合でも給電量を確保することができ、安全性を損なうことなく、惰性走行を行うことができる。
特開2005−30400号公報
ここで、近年の車両では、走行時における安全性を向上させるために、車両の走行時に、例えば先行車に衝突する可能性がある場合には、衝突の可能性の低減や、車両の乗員の保護等の車両の保全動作を行う制御装置が開発されている。このような装置は、電気によって作動するものが多いため、車両の惰性走行時に保全動作を行う装置を作動させる状況になった場合に、バッテリの電力で、この装置を適切に作動させることが困難な場合には、特許文献1に記載された内燃機関の運転方法と同様に、エンジンを始動して給電を行う必要がある。
しかし、このような保全動作を行う装置は、作動させる装置や作動時の状況によって電力消費量のばらつきが大きくなっている。この場合、電力不足に陥る可能性も考慮して惰性走行を行いつつ、このような保全動作を行う装置を適切に作動させるための十分な電力を確保する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することのできる車両走行制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両走行制御装置は、動力源で発生する動力によって走行する車両を、前記動力源を停止させて惰性で走行させている場合に、車両保全装置の作動が予測される場合には、前記動力源を起動することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両走行制御装置は、動力源で発生する動力によって走行する車両の走行中に、車両保全装置の作動が予測される場合には、前記動力源を停止させて惰性で走行することを禁止することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両走行制御装置は、動力源で発生する動力によって走行する車両を、前記動力源を停止させて惰性で走行させている場合に車両保全装置が作動する場合には、前記車両保全装置が作動する前に前記動力源を起動することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両走行制御装置は、動力源で発生する動力によって走行する車両の走行中に車両保全装置が作動する場合には、前記車両保全装置が作動する前に前記動力源を停止させて惰性で走行することを禁止することを特徴とする。
また、上記車両走行制御装置において、前記動力源は、前記動力源の運転時に発電をする発電装置を備えており、前記車両保全装置の作動時に前記動力源を起動する場合には、前記動力源の回転数を上昇させることにより前記発電装置での発電量を増加することが好ましい。
また、上記車両走行制御装置において、前記車両保全装置は、前記車両が障害物に衝突する可能性がある場合に前記車両の乗員の保護を行うことのできる乗員保護装置であることが好ましい。
また、上記車両走行制御装置において、前記車両保全装置は、前記車両の走行時における走行状態を安定させる安定走行制御装置であることが好ましい。
また、上記車両走行制御装置において、前記車両保全装置は、前記動力源の運転時に排出する排気ガスを浄化する浄化手段を加熱する浄化手段加熱装置であることが好ましい。
本発明に係る車両走行制御装置は、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る車両走行制御装置を備える車両の概略図である。 図2は、エンジンの停止許可や停止禁止の車速域についての説明図である。 図3は、衝突する可能性がある場合におけるエンジンの停止許可や停止禁止の車速域についての説明図である。 図4は、プリクラッシュセーフティ制御時のタイムチャートである。 図5は、実施形態2に係る車両走行制御装置を備える車両の概略図である。 図6は、オルタネータでの発電量を含めた供給電流と負荷電流との関係を示す説明図である。 図7は、オルタネータの回転数とオルタネータで発電する電流との関係を示す説明図である。
以下に、本発明に係る車両走行制御装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係る車両走行制御装置を備える車両の概略図である。同図に示し、本実施形態1に係る車両走行制御装置2を備える車両1は、走行時における動力源として内燃機関であるエンジン3が設けられており、エンジン3は、クラッチ6を介して有段式の変速機8に連結されている。この変速機8は、ドライブシャフト(図示省略)等の動力伝達経路を介して駆動輪(図示省略)に連結されている。
また、エンジン3には、車両1の各電気装置で使用する電気を発電する発電装置であるオルタネータ10が備えられている。このオルタネータ10は、エンジン3の運転時にエンジン3で発生する動力によって作動し、発電を行うことが可能になっており、オルタネータ10で発電した電気は、車両1が有する電気装置に供給するのみでなく、車両1に搭載される蓄電手段であるバッテリ16に供給される。バッテリ16は、オルタネータ10から供給された電気を充電することによってこの電気を蓄電すると共に、蓄電した電気を、各電気装置に供給することが可能になっている。車両1が有する各電気装置は、このようにオルタネータ10やバッテリ16から供給される電気によって作動する。また、バッテリ16には、バッテリ16から流れる電流や電圧、バッテリ16の温度等のバッテリ16の状態を検出する蓄電手段状態検出手段であるバッテリ状態検出装置18が接続されている。
また、エンジン3には、エンジン3が停止している場合に、エンジン3のクランクシャフト(図示省略)に回転トルクを入力することによりエンジン3を起動することができる内燃機関起動手段であるスタータ12が備えられている。このスタータ12は、バッテリ16から供給される電気によって作動する電動機、及び電動機で発生した動力をエンジン3に伝達する伝達機構によって設けられている。このように設けられるスタータ12は、バッテリ16からの電気によって電動機が作動し、この電動機で発生した動力を、停止している状態のエンジン3のクランクシャフトに対して伝達機構から伝達してクランクシャフトを回転させることにより、エンジン3を起動する。
また、この車両1には、電動パワーステアリング装置であるEPS(Electric Power Steering)20が設けられている。このEPS20は、電気によって作動することにより、運転者が操舵操作を行った際にアシストトルクを発生させて、操舵操作をアシストする。
また、車両1には、当該車両1の走行時における乗員の保護を行うプリクラッシュセーフティシステム(PCS)22が備えられている。このPCS22は、車両1の前方を走行する先行車や走行方向に位置する障害物等を検出する前方状況検出手段であるレーダ24と、車両1の走行時における安全性を向上させる車両保全装置であるアクチュエータ26と、を有している。このうち、アクチュエータ26は、車両1が先行車に衝突する可能性がある場合に車両1の乗員の保護を行うことのできる乗員保護装置として設けられている。このような、乗員保護装置の役割を果たすアクチュエータ26としては、運転者の制動操作に対する制動力をアシストするブレーキアシストに用いるアクチュエータや、シートベルトの巻取り動作を行うシートベルト巻取りモータ等が設けられている。また、レーダ24は、検出波としてレーザーを用いるレーザーレーダや、ミリ波を用いるミリ波レーダなど、車両1に搭載可能なレーダであれば、その形態は問わない。
これらのEPS20やアクチュエータ26、さらにスタータ12は、電気によって作動可能に設けられており、また、オルタネータ10で発電した電気は、バッテリ16で充電可能になっている。このため、オルタネータ10とバッテリ16とは、電気的に接続されており、スタータ12、EPS20、アクチュエータ26も、オルタネータ10やバッテリ16と電気的に接続されている。
また、車両1には、これらのように設けられる各機関や装置が接続されると共に、車両1の各部を制御するECU(Electronic Control Unit)が搭載されている。このように各部を制御可能なECUのハード構成は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理部や、RAM(Random Access Memory)等の記憶部等を備えた公知の構成であるため、説明は省略する。
このECUとしては、例えば、エンジン3の運転制御を行うエンジンECU30や、PCS22の制御を行うプリクラッシュECU34が設けられており、車両1が有する各装置のうち、エンジン3やスタータ12はエンジンECU30に接続されており、レーダ24やアクチュエータ26はプリクラッシュECU34に接続されている。また、エンジンECU30とプリクラッシュECU34とは互いに接続され、情報や信号のやり取りが可能になっている。
この実施形態1に係る車両走行制御装置2は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。車両1の走行時には、ドライバが操作をするアクセルペダル(図示省略)の操作量であるアクセル開度に基づいて、エンジンECU30でエンジン3の運転制御を行う。エンジン3の運転制御を行う場合には、アクセル開度に基づいて、スロットルバルブ(図示省略)の開度や燃料噴射量を調節したり、火花点火式のエンジン3の場合には点火時期を調節したりすることにより、エンジンECU30は、エンジン3に対してアクセル開度に応じた動力を発生させる。
また、車両1の走行時には、変速機8の変速比が車速に適した変速比になるように、ドライバが変速機8の変速段を切替え、任意の変速段を選択する。これらにより、ドライバの要求に応じてエンジン3で発生した動力は、クラッチ6を介して変速機8に伝達され、変速機8で、ドライバが選択した変速段の変速比で変速された後、ドライブシャフト等の動力伝達経路を介して駆動輪に伝達される。このように、エンジン3で発生した動力が伝達された駆動輪は、この動力によって駆動力を発生し、車両1は、この駆動力によって走行する。
また、車両1の走行時に進行方向を変える場合には、ドライバがハンドル(図示省略)を用いて行う操舵の運転操作によって進行方向を変えるが、ドライバが操舵の操作を行った場合、この操作による回転トルクは、EPS20に入力される。EPS20は、バッテリ16に充電されている電気、またはオルタネータ10で発電した電気によって作動し、ドライバの操舵操作による回転トルクに対するアシストトルクを発生させて、操舵輪に対して出力し、操舵輪の向きをドライバの操舵操作に応じた向きにする。
また、この車両1は、プリクラッシュECU34によって制御するPCS22を有しており、PCS22は、車両1の走行中は常に作動している。このPCS22の動作について説明すると、車両1の走行中は、常にレーダ24で前方の状況を検出し、取得した車両1前方の情報を、プリクラッシュECU34で取得する。プリクラッシュECU34では、取得した車両1前方の状況の情報や、車速を検出する車速センサ(図示省略)で検出した車速等の情報に基づいて、先行車等に衝突する可能性が高いか否かを判定する。
プリクラッシュECU34で、このように衝突の可能性の判定を行い、先行車等に衝突する可能性が高いと判定された場合には、プリクラッシュECU34は、当該プリクラッシュECU34で制御可能な各アクチュエータ26を作動させることにより、乗員を保護する制御を行う。例えば、車内に設置されるスピーカ(図示省略)に対して音声を出力させることのできるアクチュエータ26に制御信号を送信し、スピーカから警報を出力することにより、ドライバ等の車両1の乗員に、衝突する可能性が高いことを報知する。
また、先行車等への衝突を回避するために、ドライバがブレーキペダル(図示省略)を踏み込むことによって制動力を発生させる場合には、ブレーキペダルに入力した踏力をアシストすることのできるアクチュエータ26に制御信号を送信する。これにより、ドライバが制動操作を行った際に、制動操作時における踏力に対する通常時の制動力と比較して、より大きな制動力を発生させる。
また、先行車等への衝突する可能性が、さらに高くなった場合には、アクチュエータ26として設けられているシートベルト巻取りモータを作動させて、シートベルトの巻き取りを行う。これにより、乗員をシートに密着させ、車両1が衝突する可能性が高い場合における乗員の保護性を高くする。プリクラッシュECU34によってPCS22の制御であるプリクラッシュセーフティ制御を行う場合には、これらのように電気で作動するアクチュエータ26を制御することにより、先行車に衝突する可能性が高い場合における安全性を高める。
また、この車両1では、ドライバが車両1を加速させる意思がないと判断できる場合には、エンジン3と駆動輪との間のトルクの伝達経路を切り離し、さらにエンジン3の運転を停止させて慣性エネルギを用いて惰性で車両1を走行させる、いわゆるフリーランを行う。このフリーランの制御はエンジンECU30で行い、ドライバは車両1を加速させる意思がないと判断することができ、エンジン3の運転状態も所定の条件を満たしている場合に行う。
このフリーランの判定におけるドライバが車両1を加速させる意思があるか否かの判定は、例えば、クラッチ6の接続状態や、変速機8の選択状態に基づいて行う。具体的には、クラッチ6が切断状態で、且つ、変速機8の選択状態が、いずれの変速段も選択されていない状態であるニュートラル位置である場合、または、変速機8がニュートラル位置で、且つ、エンジン回転数が予め設定された所定回転数以下となった場合、または、クラッチ6が切断状態で、且つ、エンジン回転数が予め設定された所定回転数以下となった場合に、フリーランを行うと判定する。
なお、この判定を行う場合におけるクラッチ6の接続状態は、クラッチ6の接続状態と切断状態との切替え操作が可能なクラッチペダル(図示省略)の操作状態を検出するクラッチセンサ(図示省略)によって検出し、変速機8の選択状態は、変速機8の変速段を選択可能なシフトレバー(図示省略)の操作状態を検出するシフトセンサ(図示省略)によって検出する。
所定の条件を満たすことによりフリーランを行うと判定した場合には、エンジンECU30は燃料噴射制御や点火制御を停止することにより、エンジン3の運転を停止させる。この場合、変速機8がニュートラル位置になっている、または、クラッチ6が切断された状態になっているため、駆動輪とエンジン3とは、トルクの伝達が遮断された状態になっている。これにより、車両1は、動力を発生しないエンジン3を回転させることによる抵抗が発生しないため、走行抵抗が低減した状態で、フリーランを開始した際における車速に基づく運動エネルギによる惰性走行を続ける。
このように、フリーランを行っている場合に、フリーランを行うと判定された場合における運転操作をやめたり、ドライバがアクセルペダルを踏み込んだりすることにより、ドライバがフリーランを停止させる意思や加速させる意思があると判定された場合には、フリーランを停止する。フリーランを停止する場合には、エンジンECU30は、スタータ12を作動させる。この場合、スタータ12は、バッテリ16に充電されている電気によって作動し、エンジン3のクランキングを行う。エンジンECU30は、このようにスタータ12を作動させてクランキングを行いながら、エンジン3に燃料を供給したり、点火時期を調節したりすることにより、エンジン3を起動する。
フリーランを行っている場合に、エンジン3を起動させる場合、即ち、エンジン3を始動させる場合には、このようにバッテリ16に充電されている電気でスタータ12を作動させることによってエンジン3を始動させるが、車両1には、スタータ12以外にも電気装置が備えられている。このような電気装置は、エンジン3の停止時には、スタータ12と同様に、全てバッテリ16から供給される電気によって作動する。このため、フリーラン時にエンジン3を始動する場合には、スタータ12を作動させる電力と、この電気装置で使用する電力とが必要になり、バッテリ16は、これらの電力を全て賄う必要がある。換言すると、フリーランを行っている場合におけるエンジン3の始動時に、これらの電気をバッテリ16で供給できない場合には、エンジン3の停止を禁止する。
図2は、エンジンの停止許可や停止禁止の車速域についての説明図である。車両1の走行中におけるエンジン3の停止の許可や禁止の走行状態について説明する。停止したエンジン3を始動する場合に、スタータ12を作動させる電力を含む使用電力の合計値が、バッテリ16で供給できる電力よりも少ない場合にはエンジン3の停止を許可することができる。また、使用電力の合計値がバッテリ16で供給できる電力よりも多い場合には、エンジン3の停止を禁止する。具体的には、複数の電気装置のうち、電力消費量が比較的多いのはEPS20であるため、EPS20の電力消費量とスタータ12の電力消費量とに基づいて、エンジン3の停止の許可、或いは禁止の領域を設定する。
このEPS20で消費される電力、即ち、EPS20に流れる電流における車速ごとの最大電流は、EPS20で発生するアシストトルクの大きさに比例する。また、操舵時における操舵操作に対する抵抗は、車速が低い場合には大きく、車速が高くなるに従って小さくなるので、EPS20で発生するアシストトルクも、車速が低い場合には大きく、車速が高くなるに従って小さくなる。このため、EPS20に流れる最大電流も同様に、車速が低い場合には流れる量が多くなり、車速が高くなるに従って流れる量が少なくなる。
これに対し、スタータ12を作動させる場合にスタータ12に流れる電流は車速に関わらず一定であるため、EPS20に流れる最大電流とスタータ12に流れる電流の和である最大消費電流Icは、EPS20に流れる最大電流と同様に、車速が低い場合には多く、車速が高くなるに従って少なくなっている。
また、バッテリ16から出力可能な最大電流であるバッテリ最大電流Idは、車速に関わらず一定になっており、停止しているエンジン3を始動させるには、このバッテリ最大電流Idが最大消費電流Ic以上であることが条件になる。
このため、エンジン3の停止を許可することのできる領域は、バッテリ最大電流Idが最大消費電流Ic以上の領域となっている。詳しくは、最大消費電流Icは、車速が低くなるに従って多くなっているので、最大消費電流Icは、車速が所定の車速vt以下の場合にバッテリ最大電流Idよりも多くなる。このように、最大消費電流Icとバッテリ最大電流Idとの大小関係が入れ替わるこの車速vtを境にして、この車速vt以下の車速域は、エンジン3の停止を禁止するエンジン停止禁止車速域R1になり、この車速vtよりも大きい車速域は、エンジン3の停止を許可するエンジン停止許可車速域R2になる。フリーランは、車速がエンジン停止許可車速域R2内である場合において、フリーランの実行条件が成立した場合に行い、フリーランの実行条件が成立した場合でも、車速がエンジン停止禁止車速域R1内である場合には、エンジン3は停止せず、フリーランは行わない。
なお、バッテリ最大電流Idは、車速に応じてはあまり変化しないが、バッテリ16の周囲の温度やバッテリ16の充電状態、さらに、バッテリ16の劣化状態によって変化する。エンジンECU30は、バッテリ16から流れる電流等を検出するバッテリ状態検出装置18での検出結果より、現在のバッテリ最大電流Idを検出し、検出したバッテリ最大電流Idに応じてエンジン停止禁止車速域R1やエンジン停止許可車速域R2を設定する。
また、エンジン停止禁止車速域R1では、車両1の走行中は、エンジン3は運転し続けるため、オルタネータ10で発電することができる。このため、各電気装置に供給することのできる電流は、オルタネータ10で発電可能な最大電流とバッテリ最大電流Idとの和になっている。ここで、オルタネータ10は、エンジン3で発生する動力によって発電するため、エンジン3で発生する動力が大きくなるに従って発電量も多くなり、発電量は、車速の低速域よりも高速域の方が多くなっている。このため、オルタネータ10で発電可能な最大電流とバッテリ最大電流Idとの和である最大供給電流Isは、車速の低速域よりも高速域の方が多くなっている。この最大供給電流Isは、最大消費電流Icよりも多くなっているため、EPS20を含む電気装置は、最大消費電流Icが多くなるエンジン停止禁止車速域R1で、適切に作動する。
車両1の通常走行時におけるエンジン停止禁止車速域R1やエンジン停止許可車速域R2は、このようにバッテリ最大電流Idと最大消費電流Icとの関係に基づいて設定されるため、フリーランは、実行可能な運転領域が車速によって設定されるが、衝突する可能性が高い障害物がPCS22によって検出された場合、PCS22のアクチュエータ26が作動する。このアクチュエータ26は、EPS20等と同様に電気で作動するため、消費電流が高くなり易くなる。このため、PCS22によって障害物が検出された場合には、アクチュエータ26での消費電流も考慮して、エンジン3の停止許可や停止禁止の領域を設定する。
図3は、衝突する可能性がある場合におけるエンジンの停止許可や停止禁止の車速域についての説明図である。障害物に衝突する可能性があるとPCS22で判定された場合におけるエンジン3の停止の許可や禁止の走行状態について説明すると、PCS22では、レーダ24での検出結果に基づいて、PCS22が有する各アクチュエータ26を作動させる。ここで、このアクチュエータ26は複数存在し、また、作動するアクチュエータ26は、障害物に衝突する可能性の高さや、ドライバの運転操作によって異なる。このため、先行車等の障害物に衝突する可能性があることを、レーダ24での検出結果に基づいて検出した場合には、最大消費電流Icに、PCS22のアクチュエータ26で消費する最大電流であるプリクラッシュ装備電流Ipを加算した電流であるプリクラッシュ時最大消費電流Itに基づいて、エンジン3の停止の許可、或いは禁止の領域を設定する。
プリクラッシュ装備電流Ipは、車速に関わらずほぼ一定の大きさになるため、最大消費電流Icに対して、このプリクラッシュ装備電流Ipが加算されるプリクラッシュ時最大消費電流Itは、最大消費電流Icと同じような特性の電流となる。つまり、プリクラッシュ時最大消費電流Itは、最大消費電流Icと同様に、車速が低い場合には多く、車速が高くなるに従って少なくなりつつ、電流値が最大消費電流Icに対して全領域で多くなっている。
障害物に衝突する可能性があると判定された場合において、PCS22が有するアクチュエータ26の作動を確保しつつ、停止している状態のエンジン3を始動させるためには、バッテリ最大電流Idが、このプリクラッシュ時最大消費電流Itより多くなっている必要がある。換言すると、障害物に衝突する可能性があると判定された場合に、PCS22のアクチュエータ26の作動状態に関わらず、停止しているエンジン3を始動することができるのは、バッテリ最大電流Idが、プリクラッシュ時最大消費電流Itより多くなっている領域になる。
また、プリクラッシュ時最大消費電流Itと最大消費電流Icとは、共に車速が高くなるに従って電流値が小さくなっており、また、プリクラッシュ時最大消費電流Itは、最大消費電流Icに対して全体的に電流値が大きくなっている。このため、バッテリ最大電流Idとプリクラッシュ時最大消費電流Itとが交差し、バッテリ最大電流Idがプリクラッシュ時最大消費電流Itより多くなる車速は、バッテリ最大電流Idが最大消費電流Icより多くなる車速よりも速い車速になる。
従って、エンジン停止許可車速域R2のうち、バッテリ最大電流Idと最大消費電流Icとが交差する車速vtから、バッテリ最大電流Idとプリクラッシュ時最大消費電流Itとが交差する車速vpとの間の車速域は、エンジン3を始動させる必要がある車速域であるエンジン始動車速域R3となっている。つまり、エンジン始動車速域R3は、エンジン3が停止している場合において、障害物に衝突する可能性があると判定された場合に、PCS22のアクチュエータ26の作動前にエンジン3を始動させる必要がある車速域となっている。
このため、エンジン3を停止させてエンジン始動車速域R3内の車速でフリーランを行っている最中に、障害物に衝突する可能性があると判定された場合には、エンジン3を始動させる。エンジン3を始動させた場合には、オルタネータ10も作動し、オルタネータ10で発電を行うため、各電気装置に供給することのできる電流は最大供給電流Isになる。従って、各電気装置に供給することのできる電流を、プリクラッシュ時最大消費電流It以上にすることができ、オルタネータ10とバッテリ16とから供給される電気によって、PCS22のアクチュエータ26を作動させることが可能な状態にできる。
これらのように、フリーランを行っている最中に衝突の可能性があると判定された場合において、車速がエンジン始動車速域R3内の車速の場合には、エンジン3を始動させることによって、アクチュエータ26の作動可能状態を確保する。換言すると、フリーランを行っている最中に衝突の可能性があると判定されることにより、PCS22のアクチュエータ26の作動が予測される場合には、エンジン3を始動する。
また、このように、フリーランを行っている場合に、PCS22のアクチュエータ26が作動する場合には、エンジン3を運転させてオルタネータ10が発電を開始してからアクチュエータ26を作動させる必要がある。このため、エンジン3を停止させてフリーランを行っている場合に、PCS22のアクチュエータ26が作動する場合には、アクチュエータ26が作動する前にエンジン3を始動する。
図4は、プリクラッシュセーフティ制御時のタイムチャートである。エンジン始動車速域R3内の車速でエンジン3を停止してフリーランを行っている場合に障害物に衝突する可能性があると判定された場合には、このようにエンジン3を始動させるが、次に、このように、フリーランを行っている場合のプリクラッシュセーフティ制御について、時系列的に説明する。
エンジン3を停止させて走行している場合に(S1)、レーダ24での検出結果より、障害物に衝突する可能性があるとプリクラッシュECU34で判定した場合には(t1)、プリクラッシュECU34は、車内に設置されるスピーカから警報を出力する(S2)。これにより、ドライバへ危険を通知する。また、このように障害物に衝突する可能性があると判定された場合には、エンジンECU30はスタータ12を作動させて、エンジン3のクランキングを開始する(t2、S3)。このようにエンジン3のクランキングを行うと、オルタネータ10も作動するため、オルタネータ10による発電が立上がる(S4)。
また、障害物に衝突する可能性があると判定された後、衝突の可能性が増加し、衝突の可能性が高くなった場合には(t3)、ドライバは衝突を回避するために制動操作をし、プリクラッシュECU34では、この制動操作に対してブレーキアシストを行う(S5)。即ち、プリクラッシュECU34は、ブレーキアシストに用いるアクチュエータ26を作動させる。
ここで、アクチュエータ26を確実に作動させるには、オルタネータ10とバッテリ16とで供給する電流を、プリクラッシュ時最大消費電流It以上にする必要があるが、エンジン3のクランキングを行って発電を行う場合、発電の立上がり期間(S4)は発電が安定せず、発生した電流は不安定だったり、所定の電流値に達しなかったりする。このため、ブレーキアシスト(S5)を行うなど、プリクラッシュセーフティ制御に用いるアクチュエータ26を確実に作動させる場合は、オルタネータ10での発電の立上がり期間(S4)が終了し、オルタネータ10での発電を確実に行える状態になってから、アクチュエータ26を作動させる必要がある。
従って、エンジン始動車速域R3内の車速でフリーランを行っている場合に障害物に衝突する可能性がある場合に、オルタネータ10で発電を行うことによってアクチュエータ26の作動性を確保する場合には、オルタネータ10による発電の立上がり期間(S4)の終了時が、アクチュエータ26の作動開始時よりも確実に早くなるように制御する。つまり、オルタネータ10による発電の立上がり期間(S4)の終了時とアクチュエータ26の作動開始時との間に、発電の立上がり期間のバラつきも含めて時間間隔(dt)が発生するように、オルタネータ10の発電やアクチュエータ26の作動の制御を行う。
また、障害物への衝突の可能性が低減しない場合には、プリクラッシュセーフティ制御に用いるアクチュエータ26も作動させる。例えば、シートベルト巻取りモータを作動させることによりシートベルトの巻取りを行ったり(S6)、エアバッグの作動準備を行ったりする(S7)。
これらのように、制動操作に対してブレーキアシストが行われる等のプリクラッシュセーフティ制御が行われても、最終的に衝突(t4)した場合には、シートベルト巻取りモータで巻き取られたシートベルトによってシートに保持された乗員は、シートから放り出され難くなっており、また、エアバッグは作動準備が行われているため、即座に作動する。これにより、乗員は、衝突時でも保護性が高められている。
また、車両1の通常の走行時、つまり、エンジン3で発生する動力によって走行する車両1の走行中に、障害物に衝突する可能性があると判定されることにより、PCS22のアクチュエータ26の作動が予測される場合には、エンジンECU30は、エンジン3を停止させてフリーランを行うことを禁止する。
つまり、エンジン3を停止させてフリーランを行っている場合に、PCS22のアクチュエータ26を作動させる場合には、このアクチュエータ26を作動させる電流を確保するために、車速によってエンジン3を始動させる必要がある場合がある。具体的には、フリーラン中の車速がエンジン始動車速域R3内の場合には、アクチュエータ26を作動させる前にエンジン3を始動させる必要がある。このため、エンジン3の停止後、再びエンジン3を始動することを抑制するため、車両1がエンジン3で発生する動力によって走行している場合に、PCS22のアクチュエータ26が作動する状況になった場合には、アクチュエータ26が作動する前にエンジン3を停止させてフリーランを行うことを禁止する。
以上の車両走行制御装置2は、エンジン3で発生する動力によって走行する車両1の走行中に、ドライバが車両1を加速させる意思がないと判断できる場合には、エンジン3を停止させてフリーランを行っている。これにより、車両1の走行時における燃料消費量を低減することができる。また、フリーランを行っている場合に、レーダ24で先行車等の障害物を検出することにより、PCS22のアクチュエータ26の作動が予測される場合には、エンジン3を始動してオルタネータ10で発電を行うことにより、電気の供給量を増加させている。これにより、ブレーキアシストを行うアクチュエータ26等、電気によって作動すると共に車両1の乗員の保護性を高める装置の作動を確保することができ、乗員の保護性を高める動作である保全動作の確実性を高めることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、燃料消費量を低減させるフリーランを行っている場合に、PCS22のアクチュエータ26が作動する場合には、アクチュエータ26が作動する前にエンジン3を始動している。これにより、アクチュエータ26の作動開始時には、アクチュエータ26の作動に必要な電気を、エンジン3の動力によって作動して発電を行うオルタネータ10によって確実に発電し、アクチュエータ26に対して供給することができる。従って、フリーランを行っている場合に、乗員の保護性を高めなければならない状況になった場合でも、乗員の保護性を高める保全動作を、より確実にアクチュエータ26に行わせることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、エンジン3を運転させ、エンジン3で発生する動力によって車両1を走行させている場合に、運転者が加速を行う意思がないと判断できる場合には、エンジン3を停止させてフリーランを行い、PCS22のアクチュエータ26の作動が予測される場合には、このフリーランを行うことを禁止している。つまり、アクチュエータ26は電気によって作動するが、車両1の運転状態によっては、バッテリ16から供給される電気のみではアクチュエータ26を適切に作動させることが困難な場合がある。このため、PCS22のアクチュエータ26の作動が予測される場合には、エンジン3を停止させることを禁止してエンジン3の動力によってオルタネータ10での発電を継続することにより、アクチュエータ26等の電気装置に供給する電気を確保する。これにより、車両1の乗員の保護性を高めるアクチュエータ26の作動を確保することができ、乗員の保護性を高める保全動作の確実性を高めることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、エンジン3で発生する動力によって車両1を走行させている場合に、PCS22のアクチュエータ26が作動する場合には、アクチュエータ26が作動する前にエンジン3を停止させてフリーランを行うことを禁止している。つまり、アクチュエータ26は、車両1の走行状態によってはオルタネータ10で発電する電気も用いて作動するため、アクチュエータ26が作動する場合には、このようにエンジン3の停止を禁止してオルタネータ10での発電を継続することにより、アクチュエータ26の作動を確保することができる。これにより、車両1の乗員の保護性を高める保全動作の確実性を高めることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、燃料消費量の低減を図ることのできるフリーランよりも作動を優先させるPCS22のアクチュエータ26は、車両1が先行車等の障害物に衝突する可能性がある場合に車両1の乗員の保護を行うことのできる乗員保護装置として設けられている。このため、燃費の向上を図る走行制御を行う場合でも、車両1の乗員の保護を適切に行うことができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、フリーランを行う場合に、バッテリ16の状態に応じて変化するバッテリ最大電流Idとプリクラッシュ時最大消費電流Itとを比較することにより、エンジン3を始動したりエンジン3の停止を禁止したりすることを決定するため、バッテリ16の状態に応じて、フリーラン時におけるオルタネータ10で発電を制御することができる。これにより、バッテリ16の状態に関わらず、保全動作の確実性を、より高めることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上を図りつつ、より確実に保全動作を行うことができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る車両走行制御装置40は、実施形態1に係る車両走行制御装置2と略同様の構成であるが、車両1の走行時における負荷を考慮してフリーランの制御を行う点に特徴がある。他の構成は実施形態1と同様なので、その説明を省略すると共に、同一の符号を付す。
図5は、実施形態2に係る車両走行制御装置を備える車両の概略図である。本実施形態2に係る車両走行制御装置40は、実施形態1に係る車両走行制御装置2と同様な構成で設けられており、車両1の走行時における動力源としてエンジン3を有しており、エンジン3は、クラッチ6を介して変速機8に連結されている。また、エンジン3には、エンジン3で発生する動力によって発電するオルタネータ10と、エンジン3の始動が可能なスタータ12とが備えられている。このように設けられるエンジン3には、エンジンECU30が接続されており、エンジンECU30は、エンジン3の運転制御のほか、オルタネータ10で発電する電気の発電量やエンジン3を始動させるスタータ12の作動を制御することが可能になっている。
また、車両1で用いられる電気装置に電気を供給する電力供給源としては、オルタネータ10の他にバッテリ16が設けられており、バッテリ16は、オルタネータ10で発電した電気を充電すると共に、充電した電気を電気装置に供給可能に設けられている。このように設けられるバッテリ16には、バッテリ16の状態を検出するバッテリ状態検出装置18が接続されている。
また、これらのオルタネータ10やバッテリ16から出力される電気が流れる経路には、これらの電気によって作動する電気装置である電気負荷機器42が複数設けられている。この電気負荷機器42は、車両1の走行時の安全性を確保する車両保全装置として設けられており、このような電気負荷機器42としては、例えば、電気によって作動するEPS20(図1参照)等が有するモータ類や、エンジンECU30等のECU類、電気が供給されることによって点灯するヘッドライト等のライト類等が設けられている。これらの電気負荷機器42は、作動したり点灯したりする際に電気を使用することにより、電力供給源であるオルタネータ10やバッテリ16に対して電気的な負荷を付与する。
この実施形態2に係る車両走行制御装置40は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。車両1の通常の走行時には、アクセル開度に応じてエンジンECU30でエンジン3を制御し、エンジン3で動力を発生させることにより走行する。また、車両1の走行中に、ドライバが車両1を加速する意思がないと判断できる場合には、エンジン3を停止させてフリーランを行う。フリーラン中は、このようにエンジン3を停止させるが、フリーラン中でも、電気負荷機器42は、通常の走行時と同様に作動する。
このため、フリーラン中でも電気負荷機器42を作動させる電気が必要になるが、フリーラン中はエンジン3が停止し、オルタネータ10も停止するため、電気負荷機器42を作動させるために使用される電気は、バッテリ16のみから供給される。これにより、フリーランを行っている間は、電気負荷機器42の作動状態によっては、バッテリ16から供給される電気のみでは供給可能な電気量が不足する場合がある。つまり、フリーランを行っている場合は、電気負荷機器42を作動させるのに必要な電流である負荷電流が、バッテリ16から出力可能な電流を上回る場合があるため、このような場合には、エンジン3を運転させる。
図6は、オルタネータでの発電量を含めた供給電流と負荷電流との関係を示す説明図である。フリーランを行うことによりエンジン3が停止している場合には、オルタネータ10は発電を行わないため、バッテリ最大電流Idによって負荷電流Ieを賄う必要がある。このため、フリーランを行う場合は、バッテリ最大電流Idが負荷電流Ieを上回っている必要がある。ここで、このうちバッテリ最大電流Idは、車速に関わらず一定であるのに対し、負荷電流Ieは、車速によって変化する場合がある。
例えば、電気負荷機器42にEPS20のモータが含まれているが、EPS20は、車速が低い場合には消費電流が多く、車速が高くなるに従って消費電流が少なくなっている。このため、負荷電流Ieも、車速が高い場合よりも低い場合の方が多くなっており、フリーランを行っている場合には、車速が低下することによって負荷電流Ieがバッテリ最大電流Id以上になる場合がある。このように、負荷電流Ieがバッテリ最大電流Id以上になることが予測される場合、オルタネータ10で発電を行って電気負荷機器42を適切に作動させるために、エンジンECU30でスタータ12を制御することによりスタータ12を作動させ、エンジン3を始動する。
即ち、車速が低くなるに従って大きくなる負荷電流Ieがバッテリ最大電流Id以上になることが予測される車速veまで、フリーラン中の実際の車速が低下した場合には、エンジン3を始動する。これにより、負荷電流Ieがバッテリ最大電流Id以上の状態で電気負荷機器42が作動する前に、エンジン3を始動する。
また、負荷電流Ieが大きくなることにより、エンジン3がアイドル回転を行っている場合にオルタネータ10で発電することのできる電流値以上の大きさまで負荷電流Ieが大きくなる場合には、エンジン3の回転数を高くすることにより、オルタネータ10での発電量を増大させる。即ち、負荷電流Ieが、現在の運転状態における最大供給電流Isよりも大きくなった場合、オルタネータ10での発電量を多くするために、エンジン3の回転数を高くする。
図7は、オルタネータの回転数とオルタネータで発電する電流との関係を示す説明図である。オルタネータ10の回転数と発電量との関係について説明すると、オルタネータ10は、エンジン3で発生した動力の一部が回転トルクとして伝達され、この回転トルクによって回転体が回転することにより発電を行うが、この場合における発電量は、回転体の回転数が高くなるに従って多くなる。つまり、オルタネータ10で発電する電流は、オルタネータ10の回転数が高くなるに従って多くなる。
このため、オルタネータ10で発電する電流を増加させる場合には、エンジン3の通常のアイドル回転時におけるオルタネータ10の回転数Nrよりも高くすることにより、発電する電流を増加させる。換言すると、エンジン3の通常のアイドル回転時における回転数Nrでオルタネータ10が回転をする場合に発電する電流以上の電流を、オルタネータ10で発電する場合には、オルタネータ10の回転数を、回転数Nrよりも高くする。
負荷電流Ieが大きくなることにより、負荷電流Ieが、現在の運転状態における最大供給電流Isよりも大きくなる場合には、このように、エンジン3の回転数を高くし、オルタネータ10での発電量を増加させることにより、オルタネータ10とバッテリ16とから出力され、電気負荷機器42に供給可能な最大電流を増加させることができる。つまり、負荷電流Ieが最大供給電流Isよりも大きくなる場合には、オルタネータ10での発電量を増加させることにより、オルタネータ10で発電可能な電流とバッテリ16から出力可能な電流とを合計した最大供給電流Isを増加させる。これにより、このようにオルタネータ10での発電量を増加させることによって最大供給電流Isを増加させた電流である発電量増加供給電流Isuを、負荷電流Ieよりも大きくする。
電気負荷機器42は、このように最大供給電流Isに対して増加した発電量増加供給電流Isuによって、電気負荷機器42の最大消費電流である負荷電流Ieを賄うことができるので、この発電量増加供給電流Isuによって適切に作動する。
以上の車両走行制御装置40は、燃料消費量を低減させるフリーランを行っている場合に、電気負荷機器42が作動する場合には、負荷電流Ieがバッテリ最大電流Id以上になって電気負荷機器42が作動する前に、エンジン3を始動している。これにより、電気負荷機器42の作動時には、電気負荷機器42の作動に必要な電気を、エンジン3の動力によって作動して発電を行うオルタネータ10によって確実に発電し、電気負荷機器42に対して供給することができる。従って、フリーランを行っている場合に、電気負荷機器42を作動させて車両1の走行時の安全性を確保する場合に、安全性を確保する保全動作を、より確実に電気負荷機器42に行わせることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、エンジン3は、エンジン3の運転時に発電をするオルタネータ10を備えており、負荷電流Ieがバッテリ最大電流Id以上になって電気負荷機器42が作動する場合におけるエンジン3の始動時には、エンジン3の回転数を上昇させることによりオルタネータ10での発電量を増加している。これにより、電気負荷機器42を作動させるのに必要な電流を、より確実に電気負荷機器42に供給することができ、電気負荷機器42を適切に作動させることができる。この結果、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
なお、上述した実施形態1に係る車両走行制御装置2では、車両保全装置としてPCS22のアクチュエータ26が用いられており、実施形態2に係る車両走行制御装置40では、車両保全装置として電気負荷機器42が用いられているが、エンジン3を停止した走行制御を実行するか否かの判断に用いられる車両保全装置は、これら以外のものでもよい。車両保全装置としては、例えば、車両1の走行時に、走行状態に応じて車輪ごとに独立して制動力を発生させたり、EPS20を制御して操舵のアシストトルクを制御したりすることによって車両1の横滑りを防止し、車両1の走行時における走行状態を安定させる安定走行制御装置であってもよい。
つまり、このような横滑りを防止する制御は、車両1の運動状態を検出するセンサで横滑りを検出したり、車速やカーナビゲーションシステムの地図情報から取得したコーナーの曲率から横滑りが予想されたりする場合に、制動力や操舵アシストを制御することによって行う。このように、横滑りを防止する制御を行うために、制動力や操舵アシストを制御する場合には、それらの制御に用いるアクチュエータを作動させることにより行い、また、アクチュエータは、安定走行制御装置用のECUによって制御されるが、これらは電気によって作動する。このため、エンジン3を停止させてフリーランを行う場合には、安定走行制御装置の作動状況に応じてエンジン3を停止させたり、エンジン3の停止を禁止したりしてもよい。これにより、車両走行時における燃費を向上させつつ、車両1の走行時における安定性を確保することができる。
また、車両保全装置としては、エンジン3の運転時に排出する排気ガスの通路に設けられ、排気ガスを浄化する浄化手段である触媒(図示省略)を加熱するヒータ等の浄化手段加熱装置であってもよい。つまり、触媒は、排気ガスを効率よく浄化することが可能な温度領域を有しており、この温度領域以下の温度では、排気ガスを浄化する際における効率が低下し易くなる。このため、触媒の温度が、この温度領域よりも低くなったことを検出したり推測したりした場合には、浄化手段加熱装置によって触媒の温度を上昇させ、排気ガスを効率よく浄化することが可能な温度領域を維持させる。
浄化手段加熱装置は、このように触媒の温度を上昇させることができるが、浄化手段加熱装置として設けられるヒータ等は、電気によって作動する。このため、エンジン3を停止させてフリーランを行う場合には、浄化手段加熱装置の作動状況に応じてエンジン3を停止させたり、エンジン3の停止を禁止したりしてもよい。これにより、車両走行時における燃費を向上させつつ、排気ガスの浄化性能を確保することができる。さらに、触媒の温度が低く、浄化手段加熱装置を作動させる際にエンジン3の停止を禁止してエンジン3を運転する場合には、エンジン3から排出される排気ガスによっても、触媒の温度を上昇させることができる。これにより、触媒の温度を、浄化手段加熱装置で発生する熱と排気ガスの熱とによって、早期に上昇することができ、触媒の温度が低下することにより低下した排気ガスの浄化性能を、より早期に回復することができる。
また、上述した実施形態1、2に係る車両走行制御装置2、40では、車両1の走行時にエンジン3を停止させて惰性で走行させる走行制御として、フリーランを用いて説明しているが、車両1の走行時にエンジン3を停止させて惰性で走行させる走行制御は、フリーラン以外であってもよい。例えば、減速時にエンジン3を停止させて車両1を惰性で走行させる場合に、上述した制御を行ってもよい。車両1の減速時には、フリーラン時よりも車速の低下の度合いが早くなるため、エンジン3の停止時に車速が、プリクラッシュ時最大消費電流Itや負荷電流Ieがバッテリ最大電流Idよりも大きくなる速度以下になり易くなる。このため、車両1の減速時にエンジン3を停止させる制御を行う場合でも、プリクラッシュ時最大消費電流Itや負荷電流Ieがバッテリ最大電流Idよりも大きくなる場合には、エンジン3を始動したり、エンジン3の停止を禁止したりすることにより、車両1の減速時における乗員の保護性や安全性を確保することができる。これにより、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
また、実施形態1、2に係る車両走行制御装置2、40を備える車両1では、変速機8は、変速比が異なる変速段を複数有しており、ドライバが任意の変速段を手動で選択する手動変速機となっているが、変速機8は自動変速機であってもよい。例えば、遊星歯車とクラッチ等を用いることにより変速比を切替える有段式の自動変速機や、ベルトとプーリ等が用いられることにより、変速比を無段階に切替えることができる無段変速機であってもよい。
このように、変速機8が自動変速機の場合でも、エンジン3と駆動輪との間でトルクの伝達を遮断することができるため、エンジン3を停止させて車両1を惰性で走行させることができる。また、変速機8が自動変速機の場合でも、走行レンジをドライバが任意で切替えることができ、車両1の走行中に走行レンジを、エンジン3で発生した動力を駆動輪に伝達しないレンジであるN(ニュートラル)レンジにすることにより、ドライバは車両1を加速させる意思がないと判断することができる。このため、変速機8が無段変速機等の自動変速機の場合でも、必要に応じて惰性走行を行うと共に、プリクラッシュ時最大消費電流Itや負荷電流Ieがバッテリ最大電流Idよりも大きくなる場合には、エンジン3を始動したり、エンジン3の停止を禁止したりすることにより、車両1の減速時における乗員の保護性や安全性を確保することができる。これにより、車両走行時における燃費の向上と保全動作とを、より確実に両立することができる。
以上のように、本発明に係る車両走行制御装置は、動力源で発生した動力によって発電装置で行った電気を用いて作動する電気装置を備える車両に有用であり、特に、動力源を停止させて惰性で走行をする制御を行う場合に適している。
1 車両
2、40 車両走行制御装置
3 エンジン
6 クラッチ
8 変速機
10 オルタネータ
12 スタータ
16 バッテリ
18 バッテリ状態検出装置
20 EPS
22 プリクラッシュセーフティシステム
24 レーダ
26 アクチュエータ
30 エンジンECU
34 プリクラッシュECU
42 電気負荷機器

Claims (8)

  1. 動力源で発生する動力によって走行する車両を、前記動力源を停止させて惰性で走行させている場合に、車両保全装置の作動が予測される場合には、前記動力源を起動することを特徴とする車両走行制御装置。
  2. 動力源で発生する動力によって走行する車両の走行中に、車両保全装置の作動が予測される場合には、前記動力源を停止させて惰性で走行することを禁止することを特徴とする車両走行制御装置。
  3. 動力源で発生する動力によって走行する車両を、前記動力源を停止させて惰性で走行させている場合に車両保全装置が作動する場合には、前記車両保全装置が作動する前に前記動力源を起動することを特徴とする車両走行制御装置。
  4. 動力源で発生する動力によって走行する車両の走行中に車両保全装置が作動する場合には、前記車両保全装置が作動する前に前記動力源を停止させて惰性で走行することを禁止することを特徴とする車両走行制御装置。
  5. 前記動力源は、前記動力源の運転時に発電をする発電装置を備えており、
    前記車両保全装置の作動時に前記動力源を起動する場合には、前記動力源の回転数を上昇させることにより前記発電装置での発電量を増加する請求項1または3に記載の車両走行制御装置。
  6. 前記車両保全装置は、前記車両が障害物に衝突する可能性がある場合に前記車両の乗員の保護を行うことのできる乗員保護装置である請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  7. 前記車両保全装置は、前記車両の走行時における走行状態を安定させる安定走行制御装置である請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  8. 前記車両保全装置は、前記動力源の運転時に排出する排気ガスを浄化する浄化手段を加熱する浄化手段加熱装置である請求項1または3に記載の車両走行制御装置。
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