JPWO2011101920A1 - 鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置 - Google Patents

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Abstract

空気供給通路を燃料タンクよりも高い位置へ配置せずに鞍乗り型車両へレイアウトできるようにした鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置を提供する。燃料タンク12がエンジン20よりも上方の位置に配置され、蒸発燃料通路110が、燃料タンク12からエンジン20に向けて下り通路で配索され、空気供給通路120が、蒸発燃料通路110の途中であって、第1逆止弁117よりも燃料タンク12側、かつ、燃料タンク12の最上部よりも低い位置に連結されるようにした。

Description

本発明は、鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置に関する。
燃料タンク内の蒸発燃料を一時的に吸着するキャニスタを搭載し、そこからエンジン吸気系に供給する自動二輪車が開示されている(例えば、特許文献1参照)。キャニスタを自動二輪車等の鞍乗り型車両に配置する場合、キャニスタの配置スペースを確保するために車体設計が制約されると共に、車体が大型化してしまう。
一方、キャニスタを用いない手法として、燃料タンク内の蒸発燃料をクランク室のオイルパンのオイルを通過させてからクランク室に導入し、エンジン運転時にブローバイガスと共にエンジン吸気系に導出する手法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−324281号公報 実開昭49−88172号公報
しかしながら、引用文献2の構成では、蒸発空気を流す蒸発燃料通路と、燃料タンク内に外気を供給する空気供給通路とを設ける必要があり、引用文献2の手法を鞍乗り型車両へ適用しようとした場合、鞍乗り型車両の既存の部品配置や使い勝手に適合させるために様々な課題が生じる。
例えば、空気供給通路を燃料タンク上方で大気開放させるレイアウトが考えられるが、燃料タンクがエンジンよりも上方に配置された鞍乗り型車両では、燃料タンク上方にシートが配置されたり、燃料タンクそのものが車両最上部に配置されたりするので、タンク上方にレイアウトスペースを確保するのが難しい。このため、タンク上方にスペースを確保しようとすると、シート高が高くなってしまう等の弊害が生じる。そもそも鞍乗り型車両では、レイアウトスペースそのものが小さいため、蒸発燃料通路や空気供給通路をコンパクトに配置することが望まれる。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、空気供給通路を燃料タンクよりも高い位置へ配置せずに鞍乗り型車両へレイアウトできるようにした鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、エンジンと、燃料を貯蔵する燃料タンクと、一端が燃料タンクに接続され、他端がエンジン内のオイル中に接続される蒸発燃料通路と、蒸発燃料通路の途中に設けられ、エンジンから燃料タンクへの流れを止める第1逆止弁と、燃料タンク内に外気を供給する空気供給通路と、空気供給通路の途中に設けられ、燃料タンクから外気に出る流れを止める第2逆止弁とを備える鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置において、前記燃料タンクは、前記エンジンよりも上方の位置に配置され、前記蒸発燃料通路は、前記燃料タンクから前記エンジンに向けて下り通路で配索され、前記空気供給通路は、前記蒸発燃料通路の途中であって、前記第1逆止弁よりも燃料タンク側、かつ、前記燃料タンクの最上部よりも低い位置に連結されることを特徴とする。
この構成によれば、燃料タンクは、エンジンよりも上方の位置に配置され、蒸発燃料通路は、燃料タンクからエンジンに向けて下り通路で配索され、空気供給通路は、蒸発燃料通路の途中であって、第1逆止弁よりも燃料タンク側、かつ、燃料タンクの最上部よりも低い位置に連結されるので、空気供給通路を燃料タンクよりも高い位置へ配置せずに鞍乗り型車両へレイアウトできる。
上記構成において、前記鞍乗り型車両は、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプから後ろ下方に延びるメインフレームとを備え、前記エンジンは、前記メインフレームの下方に配置され、前記燃料タンクは、前記メインフレームの後部から後ろ上方に延びるリヤフレームの上方に配置され、前記蒸発燃料通路は、前記燃料タンクから後方へ突出した後、前記リヤフレームに沿うように配置されて前記エンジンに接続されるようにしてもよい。この構成によれば、リヤフレームを利用して蒸発燃料通路を配索することができる。
また、上記構成において、前記リヤフレームは、左右一対設けられ、前記蒸発燃料通路は、前記左右一対のリヤフレームのうち一方のリヤフレームに沿うように配置され、前記燃料タンクから前記エンジンの吸気系に燃料を供給する燃料供給通路は、他方のリヤフレームに沿うように配置されるようにしてもよい。この構成によれば、燃料供給通路と蒸発燃料通路とが左右に振り分け配置され、組み付けし易くできる。
また、上記構成において、前記リヤフレームには、当該リヤフレームから上方に延出して前記燃料タンクを支持するタンク支持ブラケットが設けられ、前記空気供給通路は、前記タンク支持ブラケットに沿って上方に延び、この空気供給通路の一部は、前記タンク支持ブラケット若しくは燃料タンクに支持されるようにしてもよい。この構成によれば、空気供給通路を既存部品を使用して支持でき、部品点数の増大を回避できる。
また、上記構成において、前記第2逆止弁は、前記タンク支持ブラケットと前記燃料タンクとの間に配置され、前記空気供給通路の前記第2逆止弁よりも開放端側が、前記燃料タンクに支持されるようにしてもよい。この構成によれば、タンク支持ブラケットと燃料タンクとの間のデッドスペースを利用して第2逆止弁を配置することができ、かつ、空気供給通路の開放端を燃料タンクで確実に位置決めできる。
また、上記構成において、前記燃料タンクは、車両進行方向にて前輪と後輪の略中間位置に配置されるようにしてもよい。この構成によれば、埃が立ちやすい前後輪から遠く、比較的地面から離れた位置に、燃料タンクと空気供給通路の開放端とを配置できる。
また、上記構成において、前記運転者が着座するシートを備え、前記シートは、前記燃料タンクの上面を覆うように配置されるようにしてもよい。この構成によれば、本蒸発燃料制御装置は、空気供給通路を燃料タンクよりも高い位置へ配置せずにレイアウトできるので、シートが燃料タンクの上面を覆う配置でも、蒸発燃料制御装置を具備しない車両と同じ低シート高にできる。
また、上記構成において、前記第1逆止弁は、上面視にて前記エンジンと重なる位置に配置されるようにしてもよい。この構成によれば、エンジンからのオイルが第1逆止弁内に存在した場合には、エンジンから上昇する熱によってオイルの流動性を上げてエンジン側に戻し易くすることができ、液体燃料が第1逆止弁内に存在した場合には、エンジンの熱で積極的に気化させることができる。
本発明では、燃料タンクは、エンジンよりも上方の位置に配置され、蒸発燃料通路は、燃料タンクからエンジンに向けて下り通路で配索され、空気供給通路は、蒸発燃料通路の途中であって、第1逆止弁よりも燃料タンク側、かつ、燃料タンクの最上部よりも低い位置に連結されるので、空気供給通路を燃料タンクよりも高い位置へ配置せずに鞍乗り型車両へレイアウトできる。
また、鞍乗り型車両は、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプから後ろ下方に延びるメインフレームとを備え、エンジンは、メインフレームの下方に配置され、燃料タンクは、メインフレームの後部から後ろ上方に延びるリヤフレームの上方に配置され、蒸発燃料通路は、燃料タンクから後方へ突出した後、リヤフレームに沿うように配置されてエンジンに接続されるようにすれば、リヤフレームを利用して蒸発燃料通路を配索することができる。
また、リヤフレームは、左右一対設けられ、蒸発燃料通路は、左右一対のリヤフレームのうち一方のリヤフレームに沿うように配置され、燃料タンクからエンジンの吸気系に燃料を供給する燃料供給通路は、他方のリヤフレームに沿うように配置されるようにすれば、燃料供給通路と蒸発燃料通路とが左右に振り分け配置され、組み付けし易くできる。
また、リヤフレームには、当該リヤフレームから上方に延出して燃料タンクを支持するタンク支持ブラケットが設けられ、空気供給通路は、タンク支持ブラケットに沿って上方に延び、この空気供給通路の一部は、タンク支持ブラケット若しくは燃料タンクに支持されるようにすれば、空気供給通路を既存部品を使用して支持でき、部品点数の増大を回避できる。
また、第2逆止弁は、タンク支持ブラケットと燃料タンクとの間に配置され、空気供給通路の前記第2逆止弁よりも開放端側が、燃料タンクに支持されるようにすれば、タンク支持ブラケットと燃料タンクとの間のデッドスペースを利用して第2逆止弁を配置することができ、かつ、空気供給通路の開放端を燃料タンクで確実に位置決めできる。
また、燃料タンクは、車両進行方向にて前輪と後輪の略中間位置に配置されるようにすれば、埃が立ちやすい前後輪から遠く、比較的地面から離れた位置に、燃料タンクと空気供給通路の開放端とを配置できる。
また、運転者が着座するシートは、燃料タンクの上面を覆うように配置されるようにすれば、本蒸発燃料制御装置は、空気供給通路を燃料タンクよりも高い位置へ配置せずにレイアウトできるので、シートが燃料タンクの上面を覆う配置でも、蒸発燃料制御装置を具備しない車両と同じ低シート高にできる。
また、第1逆止弁は、上面視にてエンジンと重なる位置に配置されるようにすれば、エンジンからのオイルが第1逆止弁内に存在した場合には、エンジンから上昇する熱によってオイルの流動性を上げてエンジン側に戻し易くすることができ、液体燃料が第1逆止弁内に存在した場合には、エンジンの熱で積極的に気化させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る蒸発燃料制御装置を搭載した自動二輪車の右側面図である。 図2は、自動二輪車の内部構造を示す図である。 図3は、車体フレームを周辺構成と共に示す図である。 図4は、蒸発燃料制御装置を周辺構成と共に車体右側から見た図である。 図5は、燃料タンクを上方から見た図である。 図6は、燃料タンクを後方側から見た側断面図である。 図7は、車体右側のリッドを取り外した状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、前後左右および上下といった方向は、車両の乗員から見た方向に従う。
図1は、本発明の実施形態に係る蒸発燃料制御装置を搭載した自動二輪車の右側面図であり、図2は、この自動二輪車の内部構造を示す図である。
図1および図2に示すように、この自動二輪車10は、乗員(運転者)が着座するシート11の下に燃料タンク12を配置した鞍乗り型車両であり、シート11および燃料タンク12の前方に側面視でU字状の足またぎ部Mを備え、足またぎ部Mと燃料タンク12の下方に内燃機関であるエンジン(パワーユニットとも言う)20を備えている。
この自動二輪車10は、車体フレーム2と、車体フレーム2のヘッドパイプ3に回動自在に支持されて操舵系の一部を構成するステアリングステム4と、このステアリングステム4の下部に連結された左右一対のフロントフォーク5と、ステアリングステム4の上端に連結された操舵用のハンドル6と、フロントフォーク5に回転自在に支持された前輪7と、車体フレーム2の後部に上下に揺動自在に支持されたスイングアーム8と、スイングアーム8の後端に回転自在に支持された後輪9と、車体フレーム2の前後中間位置下部(前輪7と後輪9の間)に支持されたエンジン20とを備えている。
図3は車体フレーム2を周辺構成と共に示している。
車体フレーム2は、前端に設けられるヘッドパイプ3から後ろ下方に延びる単一のメインフレーム22と、メインフレーム22の後部から後ろ上方に延びる左右一対のリヤフレーム23と、メインフレーム22の後部から下方に延びる左右一対のピボットプレート24とを備え、メインフレーム22とリヤフレーム23は金属製パイプで形成されている。
リヤフレーム23は、メインフレーム22の後部から後ろ上方に延びる左右一対の第1リヤフレーム25と第2リヤフレーム26とを備えている。第1リヤフレーム25は、メインフレーム22の後端から後ろ上方に延びる傾斜部25Aと、傾斜部25Aの後端から後方へ水平に延びる水平部25Bとを一体に備え、水平部25Bにてキャリア31やテールランプ32(図2参照)を支持する。
第2リヤフレーム26は、第1リヤフレーム25よりも前側かつ上方でメインフレーム22から後ろ上方に延び、その後端が第1リヤフレーム25の傾斜部25Aに連結される。
このように、リヤフレーム23を、第1リヤフレーム25と第2リヤフレーム26とで構成したので、リヤフレーム23自体の剛性を十分に確保することができる。また、第2リヤフレーム26が、メインフレーム22と第1リヤフレーム25とを架橋するので、メインフレーム22と第1リヤフレーム25との連結剛性を補強する補強フレームとして機能し、リヤフレーム23の剛性を効率よく高めることができる。
左右一対の第2リヤフレーム26には、上方に突出する左右一対のタンク支持ブラケット41が設けられ、これらタンク支持ブラケット41を介して燃料タンク12がリヤフレーム23上方に支持される。この燃料タンク12の上部には、シート11が開閉自在に支持され、このシート11が、燃料タンク12上方を覆う蓋体を兼用している。
ここで、図2中、符号42は、燃料タンク12の左右側壁から下方に延出する左右一対の下方延出ステーであり、この左右一対の下方延出ステー42の下端がタンク支持ブラケット41に各々ボルト締結されることによって、燃料タンク12がリヤフレーム23上方に支持される。
また、リヤフレーム23には、燃料タンク12後部を支持する左右一対のタンク後方支持ブラケット43も設けられている。このタンク後方支持ブラケット43は、第1リヤフレーム25の傾斜部25A上部に設けられ、燃料タンク12に一体に設けられたフランジ部12Fがボルト締結によって固定される。
これによって、燃料タンク12は、その前部左右が第2リヤフレーム26に固定され、その後部左右が第1リヤフレーム25に固定され、両フレーム25,26によって十分な支持強度で支持されている。
図2に示すように、左右のピボットプレート24には、ピボット軸33を介してスイングアーム8が揺動自在に軸支され、このスイングアーム8の後部と第1リヤフレーム25の水平部25Bとの間に、左右一対のリヤクッション34が介挿される。
また、ピボットプレート24には、車体を地面に対して垂直姿勢で駐車させるメインスタンド35(図1参照)が取り付けられ、図1ではメインスタンド35を駐車位置へ下ろした状態を示しており、駐車位置では前下がりに傾斜するように起立するスタンド形状に形成されている。この図に示すように、メインスタンド35を掛けることにより後輪9が持ち上がる。
エンジン20は、その上部がメインフレーム22の中央部に垂設された支持ブラケット36に吊り下げられ、その後部がピボットプレート24の上部および下部に固定され、これによって、メインフレーム22下方かつピボットプレート24前方に支持される。
図1および図2に示すように、この自動二輪車10は、車体の略全体を覆う合成樹脂製の車体カバー50を備えている。車体カバー50は、車体前部(ヘッドパイプ3等)を覆うフロントカバー51と、フロントカバー51にヘッドパイプ3を挟むようにヘッドパイプ3後方から接続されてメインフレーム22を途中まで覆うメインフレームカバー52と、メインフレームカバー52の後縁に接続され、燃料タンク12の周囲を覆うリヤサイドカバー53と、ハンドル6の左右中央部を覆うハンドルカバー54とを備えている。
メインフレームカバー52は、メインフレーム22を上方から左右に渡って覆い、エンジン20のシリンダ部61の両側およびエンジン20のクランクケース62の上縁までを覆う。また、このメインフレームカバー52には、乗員の足前方を覆う左右一対のレッグシールド55が一体に形成されている。
リヤサイドカバー53には、着脱自在なリッド53Aが設けられており、このリッド53Aを取り外すことによって、リヤサイドカバー53内側の部品にアクセス可能となっている。
なお、符号56は、フロントフォーク5に取り付けられて前輪7を上方から覆うフロントフェンダであり、符号57は、リヤフレーム23に取り付けられて後輪9を上方から覆うリヤフェンダである。
次に、エンジン20およびその周辺構成を説明する。
エンジン20は、単気筒の4サイクル空冷エンジンであり、図2に示すように、シリンダ部61がクランクケース62の前部から前方へ向けて略水平に突出する水平エンジンである。この水平エンジンを採用することにより、車体を低重心化できると共に、メインフレーム22を低くして足またぎ部Mを低くでき、乗降性を向上することができる。
シリンダ部61は、クランクケース62の前部に連結されるシリンダブロック61Aと、シリンダブロック61Aの前部に連結されるシリンダヘッド61Bと、シリンダヘッド61Bの前部に連結されるヘッドカバー61Cとで構成される。
このエンジン20の前上部であるシリンダヘッド61B上面には、インテークパイプ70、スロットルボディ(燃料供給装置)71、エアクリーナユニット72が順に配管接続され、これらによってエンジン吸気系が構成される。このエンジン吸気系は、エンジン20とメインフレーム22との間、かつ、メインフレームカバー52内側に配置され、つまり、エンジン20上方のスペースにレイアウトされる。また、エンジン吸気系に燃料を供給するインジェクタ65がインテークパイプ70に取り付けられる。
また、シリンダヘッド61B下面には、単一の排気管75が接続され、この排気管75は、下方に延出した後に屈曲して後方へ延び、後輪9右側に配置されたマフラー76に接続される。すなわち、排気管75およびマフラー76によってエンジン排気系が構成され、エンジン排気系がエンジン20下方および後輪9側方のスペースにレイアウトされるように構成されている。
ここで、エンジン吸気系に燃料タンク12内の燃料を供給するための燃料供給通路(いわゆる燃料ホース)58は、図3に示すように、車体左側のリヤフレーム23に沿って配置される。
詳述すると、この燃料供給通路58は、ゴムホース等の柔軟性を有する柔軟性配管であって、燃料が透過しない配管で形成されており、その一端58Aが、燃料タンク12の底壁に設けられた燃料出口部に接続され、この燃料出口部から車幅方向一側(本実施形態では車体左側)に延びて車幅方向一側の第2リヤフレーム26の上面に沿って下り傾斜で延び、他端58Bがエンジン吸気系(本実施形態ではインテークパイプ70に取り付けられたインジェクタ65)に接続される。
なお、自動二輪車10は、燃料タンク12内に燃料ポンプ12Pを配設し、この燃料ポンプ12Pで加圧された燃料を燃料供給通路58及びインジェクタ65を介してエンジン20に供給する燃料噴射式に構成されているが、燃料噴射式でなくてもよい。燃料噴射式でない場合でも、燃料供給通路のレイアウトは同じであり、燃料供給通路の接続先を、インジェクタ65ではなく、キャブレター(燃料供給装置)にすればよい。
ところで、この自動二輪車10に、燃料タンク12で発生した蒸発燃料が大気中に放出されるのを防止する蒸発燃料制御装置100を設けようとした場合、自動二輪車10は、燃料タンク12がエンジン20よりも上方に位置し、この燃料タンク12の上方にシート11が位置する車両レイアウトであるため、燃料タンク12上方に、蒸発燃料制御装置100のレイアウトスペースを確保することが困難である。
そこで、本車両では以下のように蒸発燃料制御装置100を搭載している。
図4は、蒸発燃料制御装置100を周辺構成と共に車体右側から見た図であり、図5は、燃料タンク12を上方から見た図であり、図6は燃料タンク12を後方側から見た側断面図である。なお、図6中、符号L1は、車幅方向中央を通る車体中心線である。
図4に示すように、蒸発燃料制御装置100は、一端が燃料タンク12に接続され、燃料タンク12内の蒸発燃料をエンジン内のエンジンオイル(以下、オイルと言う)中に送る蒸発燃料通路110と、一端が大気に開放し、燃料タンク12内に外気を供給する空気供給通路120とを備えている。
燃料タンク12は、上ケース12Aと下ケース12Bとの上下二分割構造を有し、上ケース12Aの天板には、図5に示すように、給油口12Cと気液セパレータ12Dとが前後に間隔を空けて配置されている。この給油口12Cの下方には、燃料ポンプ12Pが配置され、タンク12内では燃料ポンプ12Pと気液セパレータ12Dとが前後に振り分けて配置される。
気液セパレータ12Dは、上ケース12Aの裏面における後壁近傍、かつ、車幅方向他側(右壁)寄りに取り付けられ、この気液セパレータ12Dには、蒸発燃料通路110の一部を形成する金属製又は樹脂製(ゴムを含む)のタンク内配管111の一端が連結される。なお、このタンク内配管111の一端は、燃料タンク12内の燃料上限面よりも上方に位置している。
このタンク内配管111は、その一端(タンク内端部)111Aが車幅方向他側である車体右側に向けられて気液セパレータ12Dに連結され、そこから車幅方向一側(左側)に向かってタンク側壁(左壁)近傍まで延びた後、車幅方向一側へ凸の湾曲部111Bを形成するように屈曲して車幅方向他側(右側)に向かってタンク側壁(右壁)近傍まで延び、そこから車幅方向他側(右側)へ凸の湾曲部111Cを形成するように後方に湾曲し、燃料タンク12の後壁を貫通して後方向きで他端(タンク外端部)111Dが開口する。
すなわち、タンク内配管111には、上記一対の湾曲部111B,111Cによって車幅方向左右にS字状に屈曲するS字配管部111Sが形成される。このため、自動二輪車10が車幅方向左右のいずれかに傾斜し、燃料タンク12内の液体燃料がタンク内配管111に流入したとしても、液体燃料はS字配管部111Sを通過し難く、傾斜が戻った際に液体燃料を燃料タンク12内に戻し易くすることができる。
このタンク外端部111Dには、蒸発燃料通路110の残りの部分を形成するタンク外配管112が連結される。タンク外配管112は、ゴムホース等の柔軟性を有する柔軟性配管であって、燃料が透過しない配管で形成されている。
このタンク外配管112は、タンク内配管111のタンク外端部111Dから後方へ突出し、車幅方向他側(右側)かつ前方向きの湾曲部112A1を形成するように湾曲して車幅方向他側(右側)のリヤフレーム23に沿って前方向きに延びる。そして、タンク外配管112は、リヤフレーム23に沿う下り傾斜で延在し、その下端がエンジン20のクランクケース62後上部に連結される。
このタンク外配管112は、タンク内配管111のタンク外端部111Dに連結される第1タンク外配管112Aと、この第1タンク外配管112Aにジョイント部品115を介して連結される第2タンク外配管112Bとを備え、車幅方向他側(右側)のリヤフレーム23に間隔を空けて設けられた前後一対のクランプ部材131,132によってリヤフレーム23に沿って支持される。
ここで、一対のクランプ部材131,132は、溶接或いはねじ等の締結部材によって車体フレーム2に取り付けられ、車体フレーム2にタンク外配管112を保持させる配管保持部品である。
第1タンク外配管112Aは、燃料タンク12の後壁近傍に設けられた単一のクランプ部材131によって、上記した後方に凸の湾曲部112A1を維持するように第1リヤフレーム25の上面にクランプされる。このように、第1タンク外配管112Aを、燃料タンク12後壁から後方へ引き出すことで、燃料タンク12後壁と第1リヤフレーム25間のデッドスペースを配管スペースに有効利用できると共に、第1リヤフレーム25が燃料タンク12に近接するタンク近傍位置にタンク外配管112を引き出すことができ、リヤフレーム23に沿わせ易くなる。
第1タンク外配管112Aは、第1リヤフレーム25の傾斜部25A上面から第2リヤフレーム26に向かって下り傾斜で延びた後、第1リヤフレーム25と第2リヤフレーム26との連結部近傍で第2リヤフレーム26の車幅方向外側を通って第2リヤフレーム26の下面に下り傾斜で引き回され、第2リヤフレーム26の下面に沿って下り傾斜で前方へ延び、第2リヤフレーム26の下面に支持されたジョイント部品115に連結される。
ジョイント部品115は、直線状に延びて両端に配管接続可能な第1管部115Aと、第1管部115Aの中間位置から直交する方向に延びる第2管部115Bとを一体に有する3wayジョイントが用いられる。この第1管部115Aの一端側には、第1タンク外配管112Aが連結され、他端側には、第2タンク外配管112Bが連結される。また、第2管部115Bには、空気供給通路120の一端が接続される。
タンク外配管112を支持する残りのクランプ部材132は、第2タンク外配管112Bにおけるジョイント部品115近傍位置を第2リヤフレーム26下面に支持する。これによって、ジョイント部品115も第2リヤフレーム26下面に沿うように保持される。
この場合、図4および図6に示すように、ジョイント部品115は、第1管部115Aが第2リヤフレーム26の下面に沿って前後方向に延び、第2管部115Bが第2リヤフレーム26の車幅方向外側の下面に沿って斜め上方向きとなるように保持される。
そして、第2タンク外配管112Bは、ジョイント部品115の第1管部115Aの他端側から第2リヤフレーム26に沿って下り傾斜で延び、エンジン20の後端部に連結されてクランクケース62内のオイルパンに貯留されたオイル内に連通する。
ここで、図3には、クランクケース62内に貯留されるオイルの上限油面を示しており、符号20Xは、第2タンク外配管112Bに連結されてクランクケース62内の後壁側を下方に延びるエンジン20内の蒸発燃料通路を示している。
符号HLは、水平面に自動二輪車10を駐車した状態でのオイルパンに貯留されるオイルの上限油面を示し、符号LLは、水平面に自動二輪車10を駐車した状態でのオイルの下限油面を示し、符号LL2は、水平面に自動二輪車10を駐車した状態でオイルを下限油面LLまで入れた後に、自動二輪車10が下り坂で駐車限界まで傾いた時の油面を示している。上記蒸発燃料通路20Xの下端開口20Yは、油面(駐車限界時油面)LL2より下方で、かつ、近傍に設けるようにしている。これにより、下端開口20Yを無用に下方に配置することなく、確実にオイル内に位置させることができ、蒸発燃料通路20Xからエンジン20内に流入する蒸発燃料をオイルに溶け込みやすくすることができる。
このようにして、タンク外配管112は、2つのクランプ部材131,132だけで、第1リヤフレーム25から第2リヤフレーム26に沿わせて下り配管となるように保持され、第2リヤフレーム26下方に配置されるエンジン20に下り配管を保持しつつ連結され、かつ、車体外側から全体を視認でき、容易に着脱可能である。
図4に示すように、第2タンク外配管112Bの途中には、エンジン20から燃料タンク12への流体の流れを止める第1逆止弁117が介挿される。これによって、この第2タンク外配管112Bを介して燃料タンク12内からエンジン20への蒸発燃料の流れを許容する一方で、エンジン20近傍位置で、エンジン20内から燃料タンク12へのオイルの流れを禁止することができる。また、この第1逆止弁117は、クランプ部材132(図4参照)近傍に設けられるので、クランプ部材132によって第1逆止弁117を保持することができ、第1逆止弁117専用の支持部材が不要となっている。
また、第1逆止弁117は、第2タンク外配管112Bによりフローティング支持されるので、エンジン20の振動を伝わりにくくでき、特別な防振構造等を不要とできる。
図6に示すように、空気供給通路120は、ジョイント部品115の第2管部115Bから上方に延びる第1空気供給通路121Aと、第1空気供給通路121Aに第2逆止弁122を介して連結される第2空気供給通路121Bとを備えており、ジョイント部品115の第2管部115Bから上方へ延び、その上端(外気開放端)121Cが、燃料タンク12の側方(右側方)で開口して大気と連通する。
詳述すると、第1および第2空気供給通路121A,121Bは、ゴムホース等の柔軟性を有する柔軟性配管で形成されている。図6に示すように、第1空気供給通路121Aは、ジョイント部品115の第2管部115Bから第2リヤフレーム26の車幅方向外側を通ってタンク支持ブラケット41の車幅方向外側を通り、タンク支持ブラケット41に設けられた単一のクランプ部材135によって支持される。これによって、図4に示すように、第1空気供給通路121Aは、ジョイント部品115から後ろ上方に向けて延び、その上部がタンク支持ブラケット41および下方延出ステー42と、第2リヤフレーム26との間に保持される。
この第1空気供給通路121Aの上端には、第2逆止弁122の下端が連結され、この第2逆止弁122の上端には、第2空気供給通路121Bの下端が連結される。この第2逆止弁122は、燃料タンク12から外気に出る流れを止める逆止弁である。第2空気供給通路121Bは、第1空気供給通路121Aよりも短く形成され、燃料タンク12側壁に設けられた単一のクランプ部材137によって上方向きに支持される。
この場合、図6に示すように、第2空気供給通路121Bの上端(外気開放端)121Cは、燃料タンク12の上ケース12Aと下ケース12Bとの連結部に延在するフランジ部12Fの下方に位置する。このため、フランジ部12Fにより、上方からの粉塵の侵入を防ぐことができると共に、燃料タンク12の側方に近接配置されるリヤサイドカバー53との間の狭い隙間(デッドスペース)を利用して、空気供給通路120を配置することができる。
また、第2逆止弁122は、空気供給通路120を支持する上下一対のクランプ部材135,136の間に位置するので、これらクランプ部材135,136によって第2逆止弁122も位置決めされる。この場合、第2逆止弁122は、燃料タンク12とタンク支持部ブラケット41の間に位置決めされ、これら部品間の隙間(デッドスペース)を、第2逆止弁122のレイアウトスペースに利用でき、第2逆止弁122の側方への張り出しを抑えることができる。
また、第2逆止弁122は、第2空気供給通路121Bによりフローティング支持されるので、エンジン20の振動を伝わりにくくでき、特別な防振構造等を不要とできる。
次に蒸発燃料制御装置100による蒸発燃料の流れを説明する。
燃料タンク12内の燃料の一部が蒸発し、燃料タンク12の内圧が外気圧よりも高く(正圧に)なると、蒸発燃料が気液セパレータ12Dを通ってタンク内配管111へ流入し、タンク内配管111を通ってタンク外配管112へ入る。この場合、タンク外配管112に設けられた第1逆止弁117は開状態となるので、蒸発燃料が、タンク外配管112およびジョイント部品115を介してエンジン20内のオイルへ流入する。これにより、蒸発燃料をオイルに溶け込ませることができる。
一方、燃料タンク12の内圧が外気圧未満(負圧)になった場合には、空気供給通路120に設けられた第2逆止弁122が開状態となるので、外気が外気開放端121Cから空気供給通路120内に入り、空気供給通路120、ジョイント部品115、蒸発燃料通路110の一部(第1タンク外配管112Aおよびタンク内配管111)を順に流れて、燃料タンク12内に流入する。これにより、燃料タンク12の内圧を大気圧に調整することができる。
この自動二輪車10には、図2に示すように、エンジン20のヘッドカバー61Cとエアクリーナユニット72とをつなぐ戻り通路141が設けられている。
この戻り通路141は、ヘッドカバー61C内に形成され、クランクケース62内と連通する動弁室とエアクリーナユニット72内(清浄空気室)とを連通させることにより、クランクケース62内に生じた蒸発燃料(オイルへ溶け込んだ燃料が蒸発してできた蒸発燃料やブローバイガス)を、エアクリーナユニット72を介してエンジン吸気系に供給させる。これによって、クランクケース62内の蒸発燃料が大気中に放出されない構造となっている。
図7は、車体右側のリヤサイドカバー53に設けたリッド53Aを取り外した状態を示している。この図に示すように、リッド53Aを取り外すと、リヤサイドカバー53に設けられた開口部53Bから蒸発燃料制御装置100の一部が露出し、蒸発燃料制御装置100へのアクセスが可能となる。本構成では、同図に示すように、燃料タンク12の側壁に設けられた部分(空気供給通路120)が露出するので、外気開放端121Cや第2空気供給通路121Bの状態確認や清掃といった各種メンテナンスが可能である。
以上説明したように、本実施の形態では、燃料タンク12がエンジン20よりも上方の位置に配置された車両レイアウトで、蒸発燃料通路110が、燃料タンク12からエンジン20に向けて下り通路で配索され、空気供給通路120が、蒸発燃料通路110の途中であって、第1逆止弁117よりも燃料タンク12側、かつ、燃料タンク12の最上部よりも低い位置に連結されるので、空気供給通路120を燃料タンク12よりも高い位置へ配置せずにレイアウトできる。
このレイアウトでは、蒸発燃料通路110の一部(第1タンク外配管112Aおよびタンク内配管111)、つまり、空気供給通路120が連結される連結部分(ジョイント部品115に相当)よりも燃料タンク12側が、空気供給通路120を兼用し、その分、空気供給通路120を短くすることができる。
また、燃料タンク12から液体燃料が蒸発燃料通路110に流れ込んだとしても、蒸発燃料通路110は下り通路のため、空気供給通路120の連結部分(ジョイント部品115)よりもエンジン20側に流れる。このため、空気供給通路120と、空気供給通路120を兼用する蒸発燃料通路110の一部とが連通した状態に保持され易く、燃料タンク12内を大気圧に調整可能である。
このように、本構成では、空気供給通路120を燃料タンク12よりも高い位置へ配置せずにレイアウトできるので、運転者が着座するシート11が燃料タンク12の上面を覆うシートレイアウトであっても、シート11と燃料タンク12との間に空気供給通路120のスペースを確保する必要がない。このため、蒸発燃料制御装置100を具備しない車両と同じ低シート高にできる。
また、本構成では、蒸発燃料通路110が、燃料タンク12から後方へ突出した後、右側のリヤフレーム23に沿うように配置されてエンジン20に接続されるので、リヤフレーム23を利用して蒸発燃料通路110を配索することができる。
しかも、本構成では、燃料タンク12からエンジン吸気系に燃料を供給する燃料供給通路58が、左側のリヤフレーム23に沿うように配置されるので、燃料供給通路58と蒸発燃料通路110とが左右に振り分け配置され、組み付けし易くできる。
さらに、本構成では、空気供給通路120が、車幅方向で蒸発燃料通路110と同じ側に配索されるので、同じ側から組み付けでき、蒸発燃料制御装置100全体の着脱性やメンテナンス性が向上する。
また、本構成では、空気供給通路120が、リヤフレーム23から上方に延出して燃料タンク12を支持するタンク支持ブラケット41に沿って上方に延び、タンク支持ブラケット41と燃料タンク12とでクランプ支持されるので、空気供給通路120を既存部品を使用して支持でき、部品点数の増大を回避できる。
また、第2逆止弁122が、タンク支持ブラケット41と燃料タンク12との間に配置され、空気供給通路120の第2逆止弁122よりも開放端側が、燃料タンク12に支持されるので、タンク支持ブラケット41と燃料タンク12との間のデッドスペースを利用して第2逆止弁122を配置することができ、かつ、空気供給通路120の外気開放端121Cを燃料タンク12側面で確実に位置決めして大気開放させることができる。
また、本構成では、燃料タンク12が車両進行方向にて前輪7と後輪9の略中間位置に配置されるので、埃が立ちやすい前後輪から遠く、比較的地面から離れた位置に、燃料タンク12と空気供給通路120の外気開放端121Cとを配置できる。
さらに、第1逆止弁117は、上面視にてエンジン20と重なる位置であるクランクケース62上方に配置されるため(図6参照)、エンジン20からのオイルが第1逆止弁117内に存在した場合には、エンジン20から上昇する熱によってオイルの流動性を上げてエンジン20側に戻し易くすることができ、液体燃料が第1逆止弁117内に存在した場合には、エンジン20の熱で積極的に気化させることが可能である。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形および応用が可能である。例えば、上記実施形態では、蒸発燃料制御装置100を車体右側に配置し、燃料供給通路58を車体左側に配置する場合について説明したが、これに限らず、左右逆に配置してもよい。また、上記実施形態では、蒸発燃料通路110を左右いずれか一方の第2リヤフレーム26に沿わせて配置すると共に、燃料供給通路58を他方の第2リヤフレーム26に沿わせて配置する場合を説明したが、要はリヤフレーム23に沿わせて配置すればよく、第1リヤフレーム25に沿わせて配置してもよい。
また、上記実施形態では、空気供給通路120を、タンク支持ブラケット41と燃料タンク12とでクランプ支持する場合を説明したが、タンク支持ブラケット41若しくは燃料タンク12のいずれか一方に支持してもよい。
また、上記実施形態では、図1に示した自動二輪車10の蒸発燃料制御装置100に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、他の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置に本発明を適用してもよい。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(スクータ型車両を含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
2 車体フレーム
3 ヘッドパイプ
7 前輪
9 後輪
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
11 シート
12 燃料タンク
20 エンジン
22 メインフレーム
23 リヤフレーム
41 タンク支持ブラケット
100 蒸発燃料制御装置
110 蒸発燃料通路
117 第1逆止弁
120 空気供給通路
121C 外気開放端
122 第2逆止弁

Claims (8)

  1. エンジンと、燃料を貯蔵する燃料タンクと、一端が燃料タンクに接続され、他端がエンジン内のオイル中に接続される蒸発燃料通路と、蒸発燃料通路の途中に設けられ、エンジンから燃料タンクへの流れを止める第1逆止弁と、燃料タンク内に外気を供給する空気供給通路と、空気供給通路の途中に設けられ、燃料タンクから外気に出る流れを止める第2逆止弁とを備える鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置において、
    前記燃料タンクは、前記エンジンよりも上方の位置に配置され、
    前記蒸発燃料通路は、前記燃料タンクから前記エンジンに向けて下り通路で配索され、
    前記空気供給通路は、前記蒸発燃料通路の途中であって、前記第1逆止弁よりも燃料タンク側、かつ、前記燃料タンクの最上部よりも低い位置に連結されることを特徴とする鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  2. 前記鞍乗り型車両は、前輪を操向可能に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプから後ろ下方に延びるメインフレームとを備え、
    前記エンジンは、前記メインフレームの下方に配置され、前記燃料タンクは、前記メインフレームの後部から後ろ上方に延びるリヤフレームの上方に配置され、前記蒸発燃料通路は、前記燃料タンクから後方へ突出した後、前記リヤフレームに沿うように配置されて前記エンジンに接続されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  3. 前記リヤフレームは、左右一対設けられ、前記蒸発燃料通路は、前記左右一対のリヤフレームのうち一方のリヤフレームに沿うように配置され、前記燃料タンクから前記エンジンの吸気系に燃料を供給する燃料供給通路は、他方のリヤフレームに沿うように配置されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  4. 前記リヤフレームには、当該リヤフレームから上方に延出して前記燃料タンクを支持するタンク支持ブラケットが設けられ、前記空気供給通路は、前記タンク支持ブラケットに沿って上方に延び、この空気供給通路の一部は、前記タンク支持ブラケット若しくは燃料タンクに支持されることを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  5. 前記第2逆止弁は、前記タンク支持ブラケットと前記燃料タンクとの間に配置され、前記空気供給通路の前記第2逆止弁よりも開放端側が、前記燃料タンクに支持されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  6. 前記燃料タンクは、車両進行方向にて前輪と後輪の略中間位置に配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  7. 前記運転者が着座するシートを備え、前記シートは、前記燃料タンクの上面を覆うように配置されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
  8. 前記第1逆止弁は、上面視にて前記エンジンと重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の鞍乗り型車両の蒸発燃料制御装置。
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