JPWO2011058940A1 - 可動ホーム柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構造でありながら、可動戸袋を安定して立設・走行させることができる可動ホーム柵を提供する。【解決手段】プラットホーム(1)の床面に当該プラットホームの長さ方向に延設されたガイドレール(2)と、扉体収納部と、走行体と、駆動手段と、を有し、前記駆動手段により前記走行体がガイドレール2に沿って移動することでプラットホームの長さ方向に移動可能な可動戸袋(3)と、前記扉体収納部にスライド移動可能に設けられた扉体(4)、(5)と、を備えた可動ホーム柵であって、可動戸袋(3)は、ホーム側見付面(30)、軌道側見付面(31)、底面(33)、頂部(32)とから側面視略三角形状に形成されている。

Description

本発明は、プラットホームの側縁に近接して設置され、プラットホームと軌道とを仕切る可動ホーム柵に関するものである。
近年、鉄道駅の安全対策等への対応として、プラットホームドア、可動ホーム柵等と称される扉装置ないしゲート装置の設置が広がっており、今後も普及は進んでいくものと考えられる。
従来のプラットホームドア、可動ホーム柵では、プラットホームの縁部と閉鎖姿勢にある扉体との間にスペースが形成されていた。したがって、ギリギリで車両に駆け込み乗車しようとした乗客が誤って車両(既に扉が閉っている)と閉鎖姿勢となったプラットホームドアないし可動ホーム柵との間のスペースに取り残されてしまうおそれがあった。通常は、検知センサによる検知や車掌の目視によって危険は回避されるが、故障等により検知センサが作動しない場合や、車掌からの視界が悪い場合もあり得る。
また、現在実際に設置されているプラットホームドア、可動ホーム柵は、車両のドア配置に依存した構成となっており、車両ドアピッチの異なる車両が運行するプラットホームに対応することはできない。しかしながら、現実に、同時に多種多様な車両が走る路線もあり、車両の種別・用途や形式によって、ドアの数・広さ・位置なども異なるため、ドア配置が異なる異種車両に対応できるプラットホームドア、可動ホーム柵に対する要望がある。
ドア配置が異なる異種車両に対応することを目的としたプラットホームドア、可動ホーム柵については数多くの提案がなされている。提案されている装置は、特許文献1に示すような襖状の扉体を複数枚用いるものと、特許文献2に示すような低背の戸袋と、戸袋に対して出没可能に設けられる扉体とを用いた可動ホーム柵とに大きく分けられる。
特許文献1に示すような襖状の扉体を用いたものでは、プラットホーム床面から人の背丈よりも高い高さ寸法を備えた扉体をプラットホームの長さ方向に移動させるため、扉枠を含めた装置全体が大掛かりとなってコスト上昇を招くおそれがあり、また、車両への乗客の乗降時に車掌からの視界・見通しが悪いという課題もある。
低背の戸袋と扉体からなる可動ホーム柵は、襖状の扉体を用いたものに比べて構造がシンプルであり、また、車両への乗客の乗降時に車掌からの視界・見通しも良い。また、低背の戸袋と扉体からなる可動ホーム柵の中には、戸袋を可動としたものも提案されている(特許文献3、特許文献4)。ドア配置が異なる異種車両にフレキシブルに対応するには、戸袋を可動とする構成は有利である。
可動戸袋を採用するホーム柵の実現のためには、扉体を片持ち状で保持する不安定な戸袋をいかにして安定して立設・走行させるかが問題となる。特許文献4は、戸袋に通過列車の風圧が作用したり、ラッシュ時に人が戸袋に寄りかかったりしたときに、戸袋が倒れてしまうことにも言及しており、可動戸袋の下端の走行機構の構成に特徴を持たせることでこれを解決しようとするものであるが、走行機構の構成が複雑となってしまうことからコスト高を招くおそれがある。
特開2004−131009 特開2005−145372 特開2005−335451 特開2006−8068
本発明は、シンプルな構造でありながら、可動戸袋を安定して立設・走行させることができる可動ホーム柵を提供することを目的とするものである。
本発明の他の目的は、車両と閉鎖姿勢となった可動ホーム柵との間のスペースに乗客が取り残されてしまうことを防止することにある。
本発明が採用した技術手段は、
ホーム側見付面と、軌道側見付面と、底面と、上部と、を備えた戸袋と、
前記戸袋の側面から突出した姿勢と、前記戸袋内に退避した姿勢との間で移動可能に前記戸袋に設けられた扉体と、
を備え、
プラットホームの床面には当該プラットホームの長さ方向に延びるガイド部が設けてあり、
前記戸袋は、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように形成されていると共に、走行体と、駆動手段と、を備え、前記駆動手段により前記走行体が前記ガイド部に沿って移動することでプラットホームの長さ方向に移動可能である、可動ホーム柵、である。
可動戸袋を、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように形成することで、可動戸袋を安定して立設・走行させることができる。
1つの態様では、前記ガイドレールは、プラットホームの床面内に、床面よりも下方に位置して設けてあり、床面にはガイドレールに沿って細溝が形成されている。
駆動手段(典型的にはモータ)を設ける部位は限定されず、例えば、プラットホームの床面の下方空間に設けても、あるいは、戸袋内に設けてもよい。
1つの態様では、前記戸袋は、前記軌道側見付面の下端をプラットホーム側縁に近接ないし一致させて配置されており、前記扉体は、前記戸袋の側面から突出した閉鎖姿勢において、閉鎖姿勢にある扉体とプラットホーム側縁との間に乗客が取り残されるスペースを形成しないように構成されている。
1つの態様では、前記戸袋は、ホーム側見付面と、傾斜状の軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている。
このものでは、特に、当該戸袋の形状によって、戸袋がいわゆる低背であっても、乗客を軌道側から遠ざけることを可能とする。
1つの態様では、前記扉体は、ホーム側見付面、軌道側見付面、底面と、上部と、を備え、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように形成されている。1つの態様では、前記扉体は、側面視において、前記戸袋と略相似形である。より具体的には、前記扉体は、ホーム側見付面、軌道側見付面、底面、頂部とから前記可動戸袋と略相似形である側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている。底面は必ずしも板材等の部材によって閉鎖されている必要はなく、開放状であってもよい。
1つの態様では、複数の扉体を備え、可動戸袋、複数の扉体は、互いに入れ子状にスライド移動するように構成されている。
1つの態様では、2つ以上の扉体が可動戸袋の同じ側面から突出するように構成されており、第1扉体の戸尻側が可動戸袋内にスライド移動可能に収納されており、第1扉体の戸先側の側面は開口状となっており、第2扉体の戸尻側が第1扉体内にスライド移動可能に収納されている。
1つの態様では、可動戸袋の両側面からそれぞれ扉体が突出するように構成されており、第1扉体の戸尻側が可動戸袋の一方の側面から可動戸袋内にスライド移動可能に収納されており、第2扉体の戸尻側が可動戸袋の他方の側面から可動戸袋内にスライド移動可能に収納されており、第1扉体の戸尻側の側面は開口状となっており、第2扉体の戸尻側が第1扉体内にスライド移動可能となっている。
1つの態様では、前記可動ホーム柵は、戸袋と当該戸袋の両側からそれぞれ突出する扉体とからなるユニットを、プラットホームの長さ方向に複数連設することで構成されており、
乗降客の通行のための開口の形成時以外は、隣り合うユニットの対向する扉体の戸先側端部同士が当接あるいは近接することで可動ホーム柵が閉鎖状態となり、
前記可動ホーム柵は、開口形成時以外の静止時及び移動時において、当該可動ホームの閉鎖状態を維持する施錠装置を備えている。
1つの態様では、前記施錠装置は、戸先側端部同士が当接あるいは近接する前記扉体の一方に設けた係止片と、他方に設けた被係止部と、からなり、前記係止片が前記被係止部に係止状態にある時に施錠状態となり、
開口形成時以外の静止時及び移動時において、前記施錠状態が維持されており、
開口形成時には、前記施錠状態が解錠されて、戸先側端部同士が当接あるいは近接する2つの扉体が離隔するように移動して開口を形成する。
1つの態様では、前記施錠装置は、プラットホーム床面内に位置して設けられている。すなわち、各扉体の戸先側端部の下方部位に施錠装置が設けてある。
1つの態様では、前記扉体の戸先側底面にはプラットホーム床面内に位置して走行体が設けてあり、当該走行体と前記施錠装置が、戸先側底面に設けた共通の部材に取り付けられている。
両開き扉において、扉体の戸先側同士を施錠する機構としては、幾つもの構成が取り得ることが当業者に理解され、本発明において、施錠装置の具体的な構成は限定されない。後述する実施形態では、機械的に施錠状態を解除する構成を採用しているが、電気的に施錠状態を解除するものでもよい。例えば、後者においては、通電により施錠状態が解錠される電気錠を採用し、扉体の開放信号の入力に連動して、電気錠を通電することで施錠状態を解錠してもよい。
また、扉体の底面に走行体(ローラ等)を設けてもよい。
1つの態様では、前記扉体の戸先側底面には走行体が設けてあり、前記扉体の戸先側は当該戸先側底面に設けた前記走行体により支持される。こうすることで、可動ホーム柵全体を安定して立設・走行させることができる。
1つの態様では、前記戸袋及び前記扉体の走行体は、プラットホーム床面内に位置して設けられており、プラットホームの床面内で当該プラットホームの長さ方向に延びるガイド部に沿って移動する。
1つの態様では、前記戸袋の走行体のガイド部が、前記扉体の走行体のガイド部を兼用する。こうすることで、可動ホーム柵の部品点数を少なくできると共に、床面内の空間の省スペース化を図ることができる。
1つの態様では、前記戸袋は、傾斜状のホーム側見付面と、軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている。
このものでは、特に、当該戸袋の形状によって、「ホーム側見付面と、傾斜状の軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている」ものに比べて、プラットホーム上の乗客に対して開放感を与える。
1つの態様では、傾斜状のホーム側見付面の上方部位には、当該戸袋の幅方向(プラットホームの長さ方向)に延びる手摺が設けてある。1つの態様では、同様に、扉体も傾斜状のホーム側見付面と、軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されており、当該扉体の傾斜状のホーム側見付面の上方部位には、当該戸袋の幅方向(プラットホームの長さ方向)に延びる手摺が設けてある。1つの態様では、扉体の手摺は戸袋の手摺に対してスライド可能となっており、扉体の収納時には、扉体の手摺の少なくとも部分が戸袋の手摺内に受け入れられる。
1つの態様では、前記扉体は、前記可動戸袋の側面から水平方向に延出する複数本の長尺部材からなる。
1つの態様では、前記複数本の長尺部材は、戸袋の側面形状(例えば、側面視略三角形状あるいは台形状)の全体に亘って配置されている。すなわち、複数本の長尺部材が断面視において、全体として略三角形状あるいは台形状に配置される。
1つの態様では、前記複数本の長尺部材の戸尻側(基端側)あるいは/および戸先側(先端側)はパネルによって一体化されており、扉体の駆動手段によって、少なくとも1本の長尺部材を移動させることで、前記複数本の長尺部材が移動するようになっている。
1つの態様では、前記複数本の長尺部材の夫々の先端(戸先側)には、クッション材が設けてある。
1つの態様では、長尺部材を伸縮式(例えば、テレスコープ式)としてもよい。
1つの態様では、前記可動戸袋はトラス構造からなり、当該可動戸袋の内部には、トラス構造によって可動戸袋の側面間で水平状に延びる複数の断面視三角形状の収納空間が形成されており、
前記複数本の長尺部材は、それぞれ対応する収納空間に収納可能となっている。
1つの態様では、各長尺部材は、対応する収納空間に適合するように断面視三角形状となっている。
1つの態様では、前記可動戸袋の両側面からそれぞれ複数本の長尺部材が突出するように構成されており、
前記複数の収納空間は、一方の側面から突出する長尺部材セット用の収納空間、他方の側面から突出する長尺部材セット用の収納空間に、分配されている。
本発明では、可動戸袋をホーム側見付面、軌道側見付面、底面と、上部と、を備え、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように(典型的には、側面視略三角形状ないし略台形状)に形成したので、上側を軽くし、可動戸袋の重心位置を低くすることができ、また、戸袋の底面を上側に対して広く取ることができるため、下端側を支点とする回転モーメントが生じ難い構造となっており、可動戸袋の停止時・移動時の安定化を向上させる。
扉体を可動戸袋と同様にホーム側見付面、軌道側見付面、底面と、上部と、を備え、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように(典型的には、側面視略三角形状ないし略台形状)に形成することで、可動戸袋、扉体の各々の重心位置及びユニット全体の重心位置を下方に位置させることができ、可動戸袋の停止時・移動時の安定化を向上させる。
また、可動ホーム柵が拡がった時、すなわち、扉体が戸袋から突出した閉鎖姿勢において、可動ホーム柵が安定する。さらに、扉体を可動戸袋と同様に側面視三角形ないし台形の形状(好適には相似形)とすることで、視覚的に可動戸袋と扉体を区別せずに、可動戸袋を扉体として機能させることができる。また、閉鎖姿勢にある扉体が、当該扉体形状によって、乗客を軌道側から遠ざけることを可能とする。
本発明では、ホーム側見付面、軌道側見付面、底面と、上部と、を備え、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように形成されており、少なくとも一方の側面が開口状となっている戸袋を採用することで、当該戸袋形状によって乗客を軌道側から遠ざけることを可能とするものでありながら(戸袋がいわゆる低背であっても)、軌道側見付面の下端をプラットホーム側縁に近接ないし一致させて配置させることができる。そして、扉体を、軌道側見付面の下端をプラットホーム側縁に近接ないし一致させて配置させた戸袋の側面から突出した閉鎖姿勢において、閉鎖姿勢にある扉体とプラットホーム側縁との間に乗客が取り残されるスペースを形成しないように構成することで、車両と閉鎖姿勢となった可動ホーム柵との間のスペースに乗客が取り残されてしまうことを防止する。
扉体の具体的な構成としては、側面視において、前記戸袋と略相似形を備えているもの、前記戸袋の側面から水平方向に延出する複数本の長尺部材からなるものが挙げられる。
扉体を複数本の長尺部材から構成することで、扉体の軽量化を図ることができる。例えば、長尺部材を中空状とすることでさらに軽量化を図ることができる。また、可動戸袋をトラス構造から構成することで、可動戸袋の強度を維持しつつ、可動戸袋の軽量化を図ることができる。扉体や可動戸袋を軽量化することで、これらをより少ない力で効率的に動作させることができる。
本発明に係る可動ホーム柵の一実施形態を軌道側から見た概略斜視図である。 本発明に係る可動ホーム柵の一実施形態をホーム側から見た概略斜視図である。 本発明に係る可動ホーム柵の他の実施形態を軌道側から見た概略斜視図である。 本発明に係る可動ホーム柵の他の実施形態をホーム側から見た概略斜視図である。 本発明に係る可動ホーム柵の他の実施形態を軌道側から見た概略斜視図である。 本発明に係る可動ホーム柵の他の実施形態をホーム側から見た概略斜視図である。 入れ子状に収納された可動戸袋、第1扉体、第2扉体の側面図である。 可動戸袋と第1扉体との間のガイド手段を例示する図である。 可動戸袋と第1扉体との間のガイド手段を例示する図である。 他の実施形態に係る扉体を示すホーム柵の斜視図である。 扉体の駆動機構を例示するホーム柵の縦断面図である。 扉体の駆動機構を例示するホーム柵の縦断面図(下方部位)である。 図5Aと類似の図であり、ロッドの先端の構成が異なる。 (a)はトラス構造を備えた可動戸袋、(b)は第1扉体、(c)は第2扉体をそれぞれ示す側面図である。 図6Aに示す態様における扉体の駆動系を説明する図である。 図6Bに示すボールねじの先端の支持構造を示す図である。 本発明に係る可動ホーム柵の他の実施形態を軌道側から見た概略斜視図である。 本発明に係る可動ホーム柵の他の実施形態をホーム側から見た概略斜視図である 可動戸袋の走行機構及び駆動方式を示す図である。(A)はボールねじ駆動方式、(B)はベルト駆動方式を示す。 図8(A)の走行機構・駆動方式の詳細を示す図である。 図8(B)の走行機構・駆動方式の詳細を示す図である。 図8(A)の走行機構・駆動方式の詳細を示す図である。 図8(B)の走行機構・駆動方式の詳細を示す図である。 本発明に係る可動ホーム柵のさらに他の実施形態をホーム側から見た概略斜視図である。 他の実施形態に係る可動ホーム柵の正面図である。 他の実施形態に係る可動ホーム柵の断面図である。 図14の部分拡大図である。 施錠装置を説明する図であり、施錠状態が示されている。 施錠装置を説明する図であり、解錠状態が示されている。
本明細書では幾つかの実施形態について言及するが、明細書を通して同一の要素には同一の参照番号が付してあり、同一の参照番号が付された要素についての記載は互いに援用することができる。以下に述べる実施形態では、プラットホームの床面に当該プラットホームの長さ方向に延設されたガイドレールと、扉体収納部と、走行体と、駆動手段と、を有し、前記駆動手段により前記走行体が前記ガイドレールに沿って移動することでプラットホームの長さ方向に移動可能な可動戸袋と、前記扉体収納部にスライド移動可能に設けられた扉体と、を備えた可動ホーム柵に基づいて本発明を説明する。
本発明に係る可動ホーム柵の1つの実施形態の全体構成について説明する。プラットホーム1の床面には、プラットホーム1の長さ方向に沿ってガイドレール2が延設されている。1つの態様では、ガイドレール2は、プラットホーム1の略全長に亘って延設されている。また、複数の短尺のガイドレールをプラットホーム1の長さ方向に亘って配置してもよい。ガイドレール2は、プラットホーム1の床面内に埋設されており、ガイドレール2が埋設された部位の上面がプラットホーム1の床面と面一となるようになっている。
プラットホーム1の床面には、軌道側の側縁に近接して複数の可動戸袋3が設けてあり、各可動戸袋3はガイドレール2に沿ってプラットホーム1の長さ方向に移動可能となっている。可動戸袋3は、ホーム側A(図4A参照)に面する第1面部(ホーム側見付面)30と、軌道側B(図4A参照)に面する第2面部31(軌道側見付面)と、頂部32と、底面33と、を備えている。可動戸袋3は側面視において、概ね三角形状の形状を備えている。可動戸袋3の側面34の少なくとも一方は開口状となっている。可動戸袋3は人の背丈よりも低い低背に形成されており、1つの態様では、120cm〜130cm程度の高さを有している。可動戸袋3の形状・寸法は上記の内容に限定されるものではない。
図1A、図1Bに示す態様では、可動戸袋3は、垂直状の第1面部30と、傾斜状の第2面部31とを備え、第2面部31の下端はプラットホームの側縁に位置していると共に、上方に向かって漸次軌道側Bから離隔するように(ホーム側Aに)延出している。第1面部30の上端と第2面部31の上端は湾曲状の頂部32において一体的に連結されている。第1面部30の下端と第2面部31の下端は水平状の底面33を介して連結されている。
図1A、図1Bに示す態様では、各可動戸袋3は、1つの可動戸袋3に対して同じ側の側面から突出する2つの扉体、すなわち、第1扉体4、第2扉体5を備えている。第1扉体4、第2扉体5の断面形状は、可動戸袋3の断面形状と相似形となっており、可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5は互いに入れ子状となっている。以下に、より具体的に説明する。
第1扉体4は、ホーム側Aに面する第1面部(ホーム側見付面)40と、軌道側Bに面する第2面部41(軌道側見付面)と、頂部42と、底面(図1A、図1Bでは隠れていて見えない)と、を備えており、側面視において、三角形状の形状を備えている。
第1扉体5は、ホーム側Aに面する第1面部(ホーム側見付面)50と、軌道側Bに面する第2面部51(軌道側見付面)と、頂部52と、底面(図1A、図1Bでは隠れていて見えない)と、を備えており、側面視において、三角形状の形状を備えている。
可動戸袋3の少なくとも一方の側面は開口状となっており、可動戸袋3の内部空間には第1扉体4の基端側を受け入れる収納部が形成されている。第1扉体4の戸先側の側面は開口状となっており、第1扉体4の内部空間には第2扉体5の戸尻側を受け入れる収納部が形成されている。可動戸袋3に対して第1扉体4を、第1扉体4に対して第2扉体5をどこまで引き込めるようにするかは設計上の問題であり、最も引き込んだ状態(収納姿勢)で第1扉体4の戸先側が可動戸袋3の側面から突出し、および/あるいは、第2扉体5の戸先側が第1扉体4の側面から突出していてもよい。
第1扉体4が可動戸袋3の側面の開口から突出し、第2扉体5が扉体4の側面の開口から突出し、かつ、第2扉体5の側面同士が接触した姿勢にある時に可動ホーム柵は閉鎖状態となり、第1扉体4が可動戸袋3内に引き込まれ、および/あるいは、第2扉体5が第1扉体4内に引き込まれることで、隣り合う第2扉体5の側面が離隔してその間にスペースが形成されることで可動ホーム柵は開放状態となる。あるいは、隣り合う可動戸袋3の一方あるいは両方が互いに離間する方向に移動して、隣り合う可動戸袋3間にスペースが形成されることで可動ホーム柵は開放状態となる。
可動戸袋3の側面形状は概ね三角形であればよく、図1A、図1Bに示すような形状に限定されるものではない。図2A、図2B、図3A、図3Bには、図1A、図1Bと類似の可動戸袋3が示されており、図1A、図1Bでは、傾斜状の第2面部31は平面であるのに対して、図2A、図2Bでは、第2面部31´は第1面部30´に向かって(ホーム側Aに)緩やかに膨出する湾曲面であり、図3A、図3Bでは、第2面部31´は第1面部30´から離隔するように(軌道側Bに)緩やかに膨出する湾曲面となっている。
図1A、図1Bの態様では、1つの可動戸袋3に対して同じ側面から第1扉体4、第2扉体が突出するものを示しているが、可動戸袋3の両側から扉体をそれぞれ突出させるようにしてもよい。図2A、図2B、図3A、図3Bに示す態様では、各可動戸袋3は、1つの可動戸袋3に対して両方の側面からそれぞれ突出する2つの扉体、すなわち、第1扉体4´、第2扉体5´を備えている。第1扉体4´、第2扉体5´の断面形状は、可動戸袋3の断面形状と相似形となっており、可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5は互いに入れ子状となっている。より具体的には、以下に説明するように、可動戸袋3に収納された第1扉体4´の戸尻側が、可動戸袋3に収納された第2扉体5´の戸尻側がスライド可能に受け入れるようになっている。
第1扉体4´は、ホーム側Aに面する第1面部(ホーム側見付面)40´と、軌道側Bに面する第2面部41´(軌道側見付面)と、頂部42´と、底面(図2A、図2B、図3A、図3Bでは隠れていて見えない)と、を備えており、側面視において、三角形状の形状を備えている。
第1扉体5´は、ホーム側Aに面する第1面部(ホーム側見付面)50´と、軌道側Bに面する第2面部51´(軌道側見付面)と、頂部52´と、底面53´、を備えており、側面視において、三角形状の形状を備えている。
可動戸袋3の両方の側面は開口状となっており、可動戸袋3の内部空間には第1扉体4´の戸尻側、第2扉体5´の戸尻側をそれぞれ受け入れる収納部が形成されている。第1扉体4´の戸尻側の側面は開口状となっており、第1扉体4´の内部空間には第2扉体5´の戸尻側を受け入れる収納部が形成されている。すなわち、第1扉体4´、第2扉体5´の収納時には、一方の側面から可動戸袋3に引き込まれた第1扉体4´の戸尻側に、他方の側面から可動戸袋3引き込まれた第2扉体5´の戸尻側がスライド移動可能に入り込むようになっている。可動戸袋3に対して第1扉体4´、第2扉体5´をどこまで引き込めるようにするかは設計上の問題であり、最も引き込んだ状態(収納姿勢)で第1扉体4´の戸先側が可動戸袋3の一方の側面から突出し、および/あるいは、第2扉体5´の戸先側が可動戸袋3の他方の側面から突出していてもよい。尚、可動戸袋3の両方の側面から第1扉体4´、第2扉体5´がそれぞれ突出する態様において、最も引き込んだ状態(収納姿勢)で第1扉体4´と第2扉体5´の戸尻側同士が互いに入り込まないようにしてもよい。
可動戸袋に対して扉体をスライド移動させる構成は、戸袋の扉体収納部内に設けられ、扉体の開閉移動時に扉体を案内するガイド手段と、扉体をガイド手段に沿ってスライド移動させるための駆動機構と、を備え、駆動機構の駆動源としては典型的にモータが用いられる。より具体的な構成については、図4B、図4Cに関連した記載(ガイド手段)、図5B、図5Cに関連した記載(ガイド手段及び駆動機構)を参照することができる。本実施形態のような断面視三角形状の戸袋に対して類似形状の扉体をスライド移動させる場合においては、1つの態様では、駆動機構やモータをなるべく下端側に位置させることで、戸袋内部の下方スペースの有効利用を図ると共に、可動ホーム柵全体の重心を低くするとことが望ましい。本段落で述べたことは、断面視三角形状の扉体に対して類似形状の扉体をスライド移動させることにも適用し得ることが当業者に理解される。
また、一般の扉装置において、戸袋に対してスライド移動可能な扉体は引戸装置として当業者によく知られており、扉体を自動でスライド移動させる自動引戸もまた当業者によく知られており、本発明に係る扉体を移動させる機構において、これらの技術を適用してもよい。戸袋の両側から扉パネルが突出するものは例えば特開平11−334579号に開示されており、参照することができる。また、1つの戸袋に対して、当該戸袋の同じ側面から突出する2枚の扉体を設け、一方の扉体を他方の扉体を収納する中間戸袋として形成し、他方の扉体が一方の扉体の内部に収納され、一方の扉体が戸袋の収納部に収納させるものについては、特許文献2、特開2000−16281号、特開2008−280034号に開示されており、参照することができる。
可動戸袋3の下面33には走行体としての車輪35が設けてあり(図8乃至図10参照)、車輪35がガイドレール2に沿って転動することで可動戸袋3はプラットホーム1の長さ方向に移動可能となっている。既述のように、1つの態様では、ガイドレール2はプラットホーム1の略全長に亘って延設しているが、各々の可動戸袋3の移動量にあわせて複数本のガイドレールを断続的に設けてもよい。可動戸袋3は車輪35を回転させて自走するための駆動機構を備えており、駆動機構により車輪35がガイドレール2に沿って移動することで、可動戸袋3はプラットホーム1の長さ方向に移動する。この駆動機構については後述する。
図4Aは、可動戸袋及び扉体の1つの態様を示す概略断面図である。可動戸袋及び扉体の全体構成は、図1A、図1Bに示す態様に対応しており、可動戸袋及び扉体の側面形状は、図3A、図3Bに示す形状と近似している。可動戸袋3の同じ側面から突出する第1扉体4、第2扉体5の場合として図4Aを説明するが、以下の説明は、可動戸袋3の両側の側面からそれぞれ突出する第1扉体4´、第2扉体5´の説明(戸尻側同士が入り込んだ状態を示す)に援用することができる。
図4Aに示す態様では、可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5は、それぞれ、ダブルスキン構造材を溶接等で組み立てることで形成されている。例えば、第1面部30、40、50に対応するダブルスキン構造材、第2面部31、41、51に対応するダブルスキン構造材、頂部32、42、52に対応するダブルスキン構造材、底面43、53に対応するダブルスキン構造材をそれぞれ用意し、これらをアルミニウム溶接によって接合することで可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5を形成する。図示の態様では、可動戸袋3の底面33は鋼製板材から形成されているが、底面33もダブルスキン構造材で形成してもよい。可動戸袋3の底面33の下側には車輪35が設けてある。あるいは、第1面部30、40、50、第2面部31、41、51を、それぞれ高さ方向に上下に分割し、上側部位に対応するダブルスキン構造材、下側部位に対応するダブルスキン構造材を用意し、上側部位に対応するダブルスキン構造材と下側部位に対応するダブルスキン構造材とを溶接してもよい。ダブルスキン構造材は、アルミニウム合金等の軽合金製の押出し型材から形成される。可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5の各構造材は、螺子やボルトを用いて連結してもよい。図4Aには、さらに、第1扉体4、第2扉体5を駆動させるモータMを示している。図示の態様では、第2扉体5の底面53を上方に底上げすると共に、第1扉体4の底面43の見込方向の第1部分430を凸状に突成させて、第1部分430と可動戸袋3の底面33との間にモータMを収納する空間を形成して、第1扉体用モータMを収納している。一方、底面43の見込方向の第2部分431と第2扉体5の底面53との間にモータMを収納する空間を形成して、第2扉体用モータMを収納している。このようにモータMを下方部位に配置することで、可動戸袋及び扉体の全体の重心を低くして安定した走行を行う。
1つの態様では、可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5の互いの対向面には、面同士の直接の接触を規制しつつスライド移動を可能とするガイド手段が設けられる。このようなガイド手段について、図4B、図4Cに基づいて説明する。可動戸袋3の第1面部30と第1扉体4の第1面部40の対向面において、第1面部30側には当て板300(可動戸袋3、第1扉体4の移動方向に延びている)が設けてあり、第1面部40側にはローラアセンブリが設けてある。ローラアセンブリは、鉛直状の回転軸を中心に回転するローラ400と、ローラ400の回転軸が固定され、ローラ400を回転自在に保持するブラケット401と、ローラ400及びブラケット401を受け入れる凹部を第1面部40の面に形成するように取り付けられたケース402と、ブラケット401とケース402の間に設けた押えばね403と、からなる。ブラケット401、ケース402は共に、上片と、下片と、上下方向に延びる底片と、から側面視略コ字形状に形成されている。押さえばね403は、ブラケット401の底片の外面とケース402の底片の内面との間に介装されており、ローラ400を第1面部40の面から出没する方向に弾性支持している。ローラ400及びブラケット401が凹部から抜け出すことは、ブラケット401の上下片の端縁が面に設けた当接片404に当接することで規制されている。
図4Cは、可動戸袋3の内部に第1扉体4を組み込んだ時の状態を示す。図4Cから明らかなように、可動戸袋3の第1面部30と第1扉体4の第1面部40の対向面は接近しており、第1面部30側の当て板300は、第1面部40側のローラ400の周面に近接ないし接触している。1つの態様では、このようなガイド手段は、可動戸袋3の第2面部31と第1扉体4の第2面部41の対向面の間、可動戸袋3の底面33と第1扉体4の底面43の対向面の間、にも設けられる。また、ここでのガイド手段に図5B、図5Cに示すガイド手段(リニアガイド)を組み合わせて併用してもよい。本段落及び直前の段落で述べたことは、断面視三角形状の扉体に対して類似形状の扉体をスライド移動させることにも適用し得ることが当業者に理解される。
図1A、図1B、図2A、図2B、図3A、図3B、図4Aに示した態様では、可動戸袋3と第1扉体4、4´、第2扉体5、5´がそれぞれ側面視三角形の形状を備えており、かつ、可動戸袋3と第1扉体4、4´、第2扉体5、5´が相似形となっており、入れ子状にスライド移動するものを示した。可動戸袋3と第1扉体4、4´、第2扉体5、5´を側面視三角形の形状とすることで、可動戸袋3、第1扉体4、4´、第2扉体5、5´の各々の重心位置及びユニット全体の重心位置を下方に位置させることができ、第1扉体4、4´、第2扉体5、5´が姿勢にかかわらず(突出姿勢ないし収納姿勢)可動戸袋3を安定して立設・走行させることができる。
図1A、図2A、図3Aから明らかなように、可動ホーム柵が閉鎖状態にある時には、可動ホーム柵(第1扉体4、4´、第2扉体5、5´、可動戸袋3)とプラットホーム1の側縁との間には乗客が取り残されるようないかなるスペースも形成されない。したがって、誤って車両と可動ホーム柵との間に乗客が取り残されるようなことがない。
上述の実施形態では、可動戸袋3と相似形の扉体を用いたが、開閉方向に出没可能な複数本のロッド、バー、スラット等の長尺部材から扉体を構成してもよい。この場合、ロッドやスラットの先端にパネルを固定してもよく、また、ロッドないしスラットが可動戸袋内部に引き込まれて退避した時に、このパネルが可動戸袋3の側面となるようにしてもよい。図5Aでは、可動戸袋3の側面から水平状に突出可能に設けられた複数本のロッド6と、複数本のロッド6の先端(戸先)に取り付けられたパネル7からなる扉体8が示してある。図5Aは、突出姿勢にある扉体8を示しており、この状態からロッド6が可動戸袋3内に引き込まれることで、扉体8は収納姿勢となる。
図5Aに示す扉体8の移動機構について図5B、図5Cに基づいて説明する。各ロッド6の基端側(戸尻側)はパネル状の扉体支持枠60に固定されており、各ロッド6は扉体支持枠60から片持ち状に水平に延出している。1つの態様では、扉体支持枠60の形状は、戸袋3の断面形状に対応した三角形状であり、戸袋3内の扉体収納部内をスライド移動できる寸法となっている。戸袋3の扉体収納部には、各ロッド6の長さ方向(扉体8の開閉方向)に延びるリニアガイド61のレールが設けてあり、扉体支持枠60は、リニアガイド61(スライダがレールに沿って)に案内されながらスライド移動するようになっている。1つの態様では、リニアガイド61は、三角形状の扉体支持枠60の角部を案内するように戸袋3内に3つ設けられるが、リニアガイド61の本数は3本に限定されず、例えば、2本でもよい。
扉体収納部には、各ロッド6の長さ方向(扉体8の開閉方向)に沿ってボールねじ62が延設されている。図示の態様では、2本のボールねじ62が設けてあるが、ボールねじ62の本数は限定されない。ボールねじ62にはスライダ(ボールナット)63がボールねじ62の長さ方向に移動可能に外装されており、スライダ63は扉体支持枠60に固定されている。図示の態様では、スライダ30は、他のロッド6に比べて大径のロッド6の基端側の中空部600に固定されており、スライダ30は、大径ロッド6(大径ロッドの基端側、すなわち戸尻側は扉体支持枠60に固定されている)を介して扉体支持枠60に固定されている。ボールねじ62の先端側(戸先側)は、大径のロッド6の中空部600内に延出している。下側に位置するボールねじ62の基端側にはモータ64が連結されている。上側に位置するボールねじ62の基端側には終端軸受65が連結されている。モータ64及び終端軸受65は、図示しない固定手段によって戸袋内部に固定されている。上側のボールねじ62は、巻き掛け伝動機構(プーリ66とベルト67を例示する)によって、下側のボールねじ62と連動して回転するようになっている。制御部からの指令でモータ64を選択的に正逆回転させることでスライダ63を、ボールねじ62上を左右方向のいずれかに移動させて、扉体8をプラットホーム1の長さ方向に開閉移動するようになっている。扉体8が所定位置まで移動するとモータ64の回転が停止して扉体8が停止する。本段落で述べた駆動機構を、断面視三角形状の戸袋に対して類似形状の扉体をスライド移動させる場合に適用し得ることは当業者に理解される。
図5Dに示すように、パネル7を設けずに、複数本のロッド6のみから扉体を形成してもよい。その場合、各ロッド6の先端側の部位ないし全体を可撓性部材から形成してもよい。図5Dに示すものでは、各ロッド6の先端(戸先)にはゴムや樹脂等の弾性部材から形成したクッション材70が設けてある。さらに、1つの態様では、クッション材70は、扉体8´の閉鎖姿勢において、他方のロッド6の先端のクッション材70´との間に互いに嵌り合うような合わせ面の形状を備えている。扉体8´の移動機構については、図5B、図5Cに示す機構を採用することができる。また、各ロッド6(特に、ロッド6の本数が少ない場合)を独立して駆動させてもよい。
図5A、図5Dに示す扉体8においても、可動戸袋3の側面において、第2面部31に近接した部位(特に下方部位)からもロッド6が突出しているので、可動ホーム柵が閉鎖状態にある時には、扉体8とプラットホーム1の側縁との間には乗客が取り残されるようないかなるスペースも形成されない。
ロッド6の断面形状や本数は図5A、図5Dに示すものに限定されるものではない。例えば、パイプ状のロッド6に代えて複数枚の羽根状のスラットから扉体を形成してもよい。また、より少ない本数のロッド6を用いて扉体を構成してもよい。例えば、可動戸袋3の三角形状の側面において、3つの頂点に対応する部位(すなわち、ホーム側の垂直辺と軌道側の傾斜辺とがなす角部、ホーム側の垂直辺と底辺とがなす角部、軌道側の傾斜辺と底辺とがなす角部)に3本、ホーム側の垂直辺の中間部位に1本、軌道側の傾斜辺の中間部位に1本、合計5本のロッドから扉体を形成してもよい。
図6A、図7A、図7Bにさらに他の実施形態を示す。図7A、図7Bに示す態様では、各可動戸袋3は、1つの可動戸袋3に対して両方の側面からそれぞれ突出する2つの扉体、すなわち、第1扉体9、第2扉体10を備えている。第1扉体9は、断面視三角形状の複数のスラット11と、複数のスラット11の先端に連結されたパネル12と、からなる。同様に、第2扉体10は、断面視三角形状の複数のスラット13と、複数のスラット13の先端に連結されたパネル14と、からなる。
図6A(a)に示すように、可動戸袋3はトラス構造となっており、第1面部30、第2面部31、頂部32、底面33からなる外壁の内側には、トラス構造を形成する複数の片Tが可動戸袋3の側面間に亘って延出している。可動戸袋3の内部空間には、トラス構造の結果として複数の断面視三角形状の空間が形成されている。この複数の断面視三角形状の空間が、可動戸袋3の側面間に亘って水平状の延びる複数のスラット11、13の収納空間S1、S2となっている。複数の断面視三角形状の空間は、スラット11用の収納空間S1、スラット13用の収納空間S2にそれぞれ分配されている。
図6A(b)、(c)は、複数の断面視三角形状の空間の分配、及び、分配された収納空間S1、S2に対応する第1扉体9を構成するスラット11、第2扉体10を構成するスラット13を例示する図である。図6A(d)は、図6A(c)の部分拡大図である。図6A(b)、(c)に示す第1扉体9、第2扉体10の形状は必ずしも図7A、図7Bの全ての第1扉体9、第2扉体10とは対応していない点に留意されたい。また、スラット11、13の本数、収納空間S1、S2の数は図示のものに限定されるものではなく、例えば、より少ない本数のスラットから扉体を構成してもよい。
可動戸袋3内の各断面視三角形状の空間S1、S2の隔壁と各スラット11、13との間には、各スラット11、13のスライド移動を円滑に行うための滑動要素としてのリニアガイド61が設けてある。支持用小型リニアガイド61に代えて、あるいは加えて、上述のローラアセンブリを用いても良い。図6A(d)に拡大して示すように、リニアガイド61は、収納空間の壁面に形成したレール610と、スラット13に形成したスライダ611と、からなり、スライダ611はレール610に対して長さ方向にスライド自在に支持されている。
また、断面視三角形状の空間(例えば、下方の比較的大きな空間)を利用して駆動源(典型的にはモータ)を配置することができる。複数のスラット11、13はそれぞれ先端においてパネル12、14を介して連結されているので、いずれかのスラット11、13を選択して駆動することで第1扉体9、第2扉体10を移動させることができる。また、トラス構造を備えた可動戸袋3の両方の側面からそれぞれ第1扉体9、第2扉体10を突出させる態様について説明したが、可動戸袋3の一方の側面のみから扉体を突出させるようにしてもよい。また、その場合に、第1扉体9、第2扉体10を2段以上の多段式ないし伸縮式で突出・退避するように構成してもよい。
スラット11、13の移動機構について、図6B、図6Cを参照しつつ説明する。駆動系には、上述のボールネジ機構を用いることができる。各スラット13の戸先側は、パネル14で互いに結合されて一体化されており、いずれか1つのスラット13を移動させることで、全てのスラット13を同時に移動させる。図示の例では、最下位の複数のスラット13の内の1本が駆動スラットであり、他のスラット13が従動スラットとなっている。駆動スラット13の収納空間S2の引き残し空間の壁面にはモータ64が固定されている。
収納空間S2内には、スラット13の長さ方向に沿ってボールねじ62が延設されている。ボールねじ62の基端側にはモータ64が連結されている。ボールねじ62にはスライダ(ボールナット)63がボールねじ62の長さ方向に移動可能に外装されており、スライダ63は駆動スラット13の戸尻側(基端側)に固定されている。ボールねじ62は、駆動スラット13の中空部内を延びており、先端側は、保持ベアリング68に回転自在に保持されている。保持ベアリング68は、ベアリング680とベアリング680を内装するケース681とからなる。
保持ベアリング68はリニアガイド61によって支持されている。より具体的には、保持ベアリング68のケース681にはスライダ611が固定されており、リニアガイド61のレール610に対して長さ方向に移動可能に支持されている。レール610は、駆動スラット13の中空部の内壁に全長にわたって固定されている。このように構成された保持ベアリング68によって、駆動スラット13の移動を許容しながら、常にボールねじ62の先端を保持している。
制御部からの指令でモータ64を選択的に正逆回転させることでスライダ63を、ボールねじ62上を左右方向のいずれかに移動させて、スラット13をプラットホーム1の長さ方向に開閉移動するようになっている。スラット13が所定位置まで移動するとモータ64の回転が停止してスラット13が停止する。ここでは、スラット13のみを図示するが、スラット11の移動機構についても同様に考えることができることが当業者に理解される。図6Bでは1個のモータ1個を示すが、複数のモータを設けて同期駆動してもよい。
本発明に係る可動ホーム柵のさらに他の実施形態を図13に示す。可動戸袋3は、ホーム側A(図4A参照)に面する第1面部(ホーム側見付面)30と、軌道側B(図4A参照)に面する第2面部(軌道側見付面)と、頂部32と、底面と、を備えている。可動戸袋3は側面視において、概ね三角形状の形状を備えている。可動戸袋3は、傾斜状の第1面部30と、略垂直状ないし緩やかに傾斜状の第2面部とを備え、第2面部の下端はプラットホームの側縁に位置している。第1面部30の上端と第2面部の上端は湾曲状の頂部32において一体的に連結されている。可動戸袋3は人の背丈よりも低い低背に形成されており、1つの態様では、120cm〜130cm程度の高さを有している。可動戸袋3の形状・寸法は上記の内容に限定されるものではない。
図13に示す態様では、各可動戸袋3は、1つの可動戸袋3に対して同じ側の側面から突出する2つの扉体、すなわち、第1扉体4、第2扉体5を備えている。第1扉体4、第2扉体5の断面形状は、可動戸袋3の断面形状と相似形となっており、可動戸袋3、第1扉体4、第2扉体5は互いに入れ子状となっている。
第1扉体4は、ホーム側Aに面する第1面部(ホーム側見付面)40と、軌道側Bに面する第2面部(軌道側見付面)と、頂部42と、底部と、を備えており、側面視において、三角形状の形状を備えている。第1扉体5は、ホーム側Aに面する第1面部(ホーム側見付面)50と、軌道側Bに面する第2面部(軌道側見付面)と、頂部52と、底面と、を備えており、側面視において、三角形状の形状を備えている。
可動ホーム柵の傾斜状のホーム側見付面の上方部位には、プラットホーム1の長さ方向に延びる手摺が設けてある。すなわち、可動戸袋3のホーム側見付面30の上方部位には手摺301、第1扉体4のホーム側見付面40の上方部位には手摺401、第2扉体5のホーム側見付面50の上方部位には手摺501が設けてある。
手摺301は、可動戸袋4の幅と略同じ長さを備えた横材301aと、可動戸袋3のホーム側見付面30の上方部位から立ち上がり状に延びる支持部301bと、からなる。支持部301bは、横材301aをホーム側見付面30の上方部位から離隔させて支持している。
手摺401は、第1扉体4の幅と略同じ長さを備えた横材401aを備え、横材401aの戸尻側は横材301aの戸先側内部にスライド自在に受け入れられており、横材401aの戸先側は、第1扉体4のホーム側見付面40の上方部位から立ち上がり状に延びる支持部401bに支持されている。横材401aは、ホーム側見付面40の上方部位から離隔させて支持されている。
手摺501は、第2扉体5の幅と略同じ長さを備えた横材501aを備え、横材501aの戸尻側は横材401aの戸先側内部にスライド自在に受け入れられており、横材501aの戸先側は、第2扉体5のホーム側見付面50の上方部位から立ち上がり状に延びる支持部501bに支持されている。横材501aは、ホーム側見付面50の上方部位から離隔させて支持されている。
すなわち、手摺301、401、501は全体として伸縮式の手摺を形成している。可動ホーム柵が開放姿勢にある時には、可動戸袋4の収納部に第1扉体4の戸尻側が受け入れられ、第1扉体4の収納部に第2扉体5の戸尻側が受け入れられるが、その時には、横材401aの戸尻側は横材301aの戸先側内部に受け入れられ、横材501aの戸尻側は横材401aの戸先側内部に受け入れられる。
図8乃至図10に基づいて可動戸袋3の走行機構・駆動方式について説明する。図9は、可動戸袋の走行機構及び駆動方式を示す図である。(A)はボールねじ駆動方式、(B)はベルト駆動方式を示す。図9乃至図11に示すように、可動戸袋3の下面33には、可動戸袋3の幅方向、見込方向(厚さ方向)にそれぞれ間隔を存して2個ずつ、合計4個の車輪35が設けてある。各車輪35は垂直状に延びる板状のブラケット36に回転自在に支持されている。プラットホーム1の床面には、板状のブラケット36が挿通可能な細幅の溝部15が形成されている。溝部15の溝幅は、乗客の靴や他の履物、杖の先端、カバン下端のローラ等が入り込まないような寸法に設計されることが望ましい。
ブラケット36には、車輪35の前後かつ上方に位置して2つのストッパ輪37が配置してある。ストッパ輪37の上方にはカバー20が、その上面がプラットホーム1の床面と面一となるように支柱25に支承させて設けてあり、カバー20の下面はストッパ輪37を案内するレールを形成している。車輪35、ブラケット36、ストッパ輪37は戸車アセンブリを形成している。戸車アセンブリにおいて、上方向の荷重(戸袋倒れによる持ち上がりの力)はストッパ輪37で支え、下方向の戸袋自重はフランジ付の車輪35で支えるようになっている。
ドア配置が異なる異種車両にフレキシブルに対応するためには、各可動戸袋3はそれぞれ個別に走行させる必要があるので、それぞれの可動戸袋3に独立した駆動源(モータ)及び伝動機構が用意される。図示の態様において、4つの車輪35のうち、どの車輪35を駆動輪とし、どの車輪35を従動輪とするか、あるいは、全ての車輪35を駆動輪とするか、は当業者により適宜選択できる。例えば、4つの車輪35のうち一方の片側(例えば、軌道側B)の前後2つの車輪35を駆動輪とし、他方の片側(ホーム側A)の前後2つの車輪35を従動輪とすることができる。この場合、1つの可動戸袋に対して1つのモータを用意すればよい。また、駆動系のパワーを大きく確保したい場合には、1つの可動戸袋に対して2つのモータを用意して、両側同時駆動としてもよい。図9、図10においては、片側のモータM、および伝動機構の引き出し線を点線で示してあり、以下の記載は一方にモータを設けた場合、両方にモータを設けた場合の両方に適用されることが当業者に理解される。また、可動戸袋3にはプラットホーム1に設置された管理装置から適宜指令を受信して可動戸袋3及び扉体の開閉制御を行なう制御部が設けてある。
図8(A)、図9に示すように、プラットホーム1の床面内のガイドレール2が埋設された空間内には、各可動戸袋3に対応して、ガイドレール2の長さ方向に沿ってボールねじ16が延設されている。ボールねじ16にはスライダ(ボールナット)17がボールねじ16の長さ方向に移動可能に外装されており、スライド17は車輪35を支持するブラケット36に固定されている。ボールねじ16の一端側には終端軸受18が、他端側には減速機19を介してモータMが連結されている。制御部からの指令でモータMを選択的に正逆回転させることでスライダ17を左右方向のいずれかに移動させて、車輪35がガイドレール2上を転動して可動戸袋3がプラットホーム1の長さ方向に移動するようになっている。可動戸袋3が所定位置まで移動するとモータMの回転が停止して可動戸袋3が停止する。
図8(B)、図10に示すように、プラットホーム1の床面内のガイドレール2が埋設された空間内には、各可動戸袋3に対応して、ガイドレール2の長さ方向に沿って巻き掛けベルト体21が延設されている。ガイドレール2の長さ方向の一端側において、ベルト体21は駆動プーリ22に巻き掛けされており、他端側においてベルト21体は従動プーリ23に巻き掛けされており、ベルト21体は上側部21Aと下側部21Bとからなる。車輪35を支持するブラケット36は、ベルトクランプ24を介してベルト21の上側部21に連結されている。駆動プーリ22はモータMによって回転駆動可能となっている。制御部からの指令でモータMを選択的に正逆回転させることにより駆動プーリ22を正逆回転駆動させ、ベルト体21の上側部21Aを左右方向のいずれかに移動させて車輪35がガイドレール2上を転動して可動戸袋3がプラットホーム1の長さ方向に移動するようになっている。可動戸袋3が所定位置まで移動するとモータMの回転が停止して可動戸袋3が停止する。
図11に、図8(A)の走行機構・駆動方式の他の構成を示す。図12に、図8(B)の走行機構・駆動方式の詳細を示す。共通の構成要素については図9、図10、図11、図12間で同じ参照番号を付してある。図9に示す態様と図11に示す態様、図10に示す態様と図12に示す態様と、の間で大きく異なる点は、走行部(ガイドレール2、車輪35、ストッパ輪37)の位置と駆動部(モータM、ボールねじ16、スライダ17、ベルト体21、駆動プーリ22、従動プーリ23)の位置が入れ替わっている点にある。図11、図12に示す態様では、カバー20を取り外すことで駆動部のメンテナンスを容易に行うことができる。
可動戸袋3を備えた可動ホーム柵については、既に幾つかの提案があり(特許文献3、特許文献4)、可動戸袋3の走行機構・駆動方式についてもここで説明したものに限定されるものではなく、当業者において適宜設計し得ることが理解される。但し、本発明は、側面視三角形状の可動戸袋3を採用することで可動戸袋3を安定して立設・走行させることができるので、走行機構の構成を可及的にシンプルにすることができる点に留意されたい。
さらに追加の実施形態について、図14〜図18に基づいて説明する。図14に示すように、可動ホーム柵は、戸袋3と、第1扉体4´、第2扉体5´と、からなり、第1扉体4´、第2扉体5´は、戸袋3のそれぞれの側面から突出した姿勢と、戸袋3内に退避した姿勢との間で移動可能に戸袋3に設けられている。図15に示すように、戸袋3、第1扉体4´、第2扉体5´は、それぞれ、垂直状の第1面部30、40´、50´、傾斜状の第2面部31、41´、51´を備えることで側面視略三角形状となっており、互いに略相似形となっている。第1扉体4´、第2扉体5´は、それぞれスライド手段38を介して戸袋3にスライド移動可能に設けられる。
図14に示すように、戸袋3、第1扉体4´、第2扉体5´は、それぞれ、縦方向、横方向に延びる複数本の骨材からなるフレーム3000、4000、5000と、フレーム3000、4000、5000に張設された薄肉の面板3001、4001、5001と、から構成されている。このように構成することで構造体の強度を維持しつつ、軽量化を図っている。各フレームの断面形状は戸袋3、第1扉体4´、第2扉体5´の断面形状と一致している。
図示の態様では、スライド手段は、戸袋3の下方部位に幅方向(扉体の開閉方向)に水平状に延設された扉支持レールと、第1扉体4´、第2扉体5´の下方部位に設けられ、扉支持レールに案内されながら転動する従動ローラと、からなる。スライド手段38を可動ホーム柵の下方部位に配置することで、重心を低くすると共に、下方側のより大きいスペースを有効利用することができる。より具体的には、戸袋3、第1扉体4´、第2扉体5´の第2面部31、41´、51´の下端側は垂直状となっており、従動ローラは、第1面部30、40´、50´の下方部位、第2面部31、41´、51´の下方部位に設けてあり、扉支持レールは、戸袋3の底面33あるいは底面33から立ち上がり状に形成した部材に支持されている。図示の態様では、第1扉体4´、第2扉体5´は、退避時(収納時)には、戸先側端部が戸袋3の側面と一致あるいは側面内に隠れるようになっている(すなわち、引き残しが無い)。また、第2扉体5´の戸尻側は、第1扉体4´の戸尻側に受け入れられるようになっている。また、戸袋3、第1扉体4´、第2扉体5´の各対向面にガイド手段(図4B、4C参照)を適宜設けてもよい。
戸袋3の駆動機構は、上述の実施形態と略同じであるが、以下に簡単に説明する。戸袋3の下方には、プラットホーム床面に形成された細溝部を通ってプラットホーム床面内に延びる支持プレートと、支持プレートに取り付けられたローラアセンブリと、からなり、各ローラアセンブリは、下レール2´に案内されながら転動するローラ35と、上レール20´に案内されながら転動するローラ37の2種類のローラを備えている。戸袋3の駆動機構は、プラットホーム床面内に設けた戸袋駆動モータM3と、駆動プーリ22と、2つの従動プーリ(図14では1つの従動プーリ23のみ示している)と、駆動プーリ22、2つの従動プーリ23間に巻き掛けされる駆動ベルト21と、を備えている。駆動機構は、適宜、減速機、張力プーリを含んでいてもよい。
扉駆動機構について説明する。第1扉体4´と、第2扉体5´の扉駆動機構は同じである。扉駆動機構は、第1扉体4´、第2扉体5´の移動方向(幅方向)に延びる扉開閉用ボールネジ80を備えており、開閉用ボールネジ80は、第1扉体4´、第2扉体5´にそれぞれ設けられ、開閉用ボールネジ80の移動によって第1扉体4´、第2扉体5´が一体で移動するようになっている。ボールネジ80は、回転規制手段(ボールネジ80の基端側に設けた回転止め輪81+戸袋3に設けたレール82)によって、回転が規制されている。戸袋3には、ボールナット受け座84を介して、ボールナット83が設けてある。ボールナット83はボールネジ80に外装されており、ボールナット回転手段によって、ボールナット83が回転することで、ボールネジ80が長さ方向に移動するようになっている。ボールナット回転手段は、戸袋3に設けた扉駆動モータM1、M2、駆動プーリ85、従動プーリ86、伝動ベルト87から構成されており、ボールナット83の正逆回転に連動して、ボールネジ80が前後動することで、第1扉体4´、第2扉体5´が開閉移動する。
第1扉体4´、第2扉体5´の戸先側の下方には、扉先支持部90が扉の見込方向に並設されている。扉先支持部90は、プラットホーム床面に形成された細溝部を通ってプラットホーム床面内に延びる支持プレートと、支持プレートに取り付けられたローラアセンブリと、からなり、ローラアセンブリは、支持枠91と、支持枠91に回転自在に取付られた3つのローラ92、93、94と、からなり、1つのローラ92が下レール2´に案内されながら転動し、2つのローラ93、94が上レール20´に案内されながら転動するようになっている。図示の態様では、戸袋3と第1扉体4´、第2扉体5´のローラは、共通の上下レール2´、20´に案内される。
可動ホーム柵は、戸袋3と戸袋3の両側からそれぞれ突出する第1扉体4´、第2扉体5´とからなるユニットを、プラットホームの長さ方向に複数連設することで構成されており、乗降客の通行のための開口の形成時以外の静止時、移動時には、隣り合うユニットの対向する扉体(あるユニットの第1扉体4´と、隣のユニットの第2扉体5´)の戸先側端部同士が当接あるいは近接することで可動ホーム柵が閉鎖状態となる。可動ホーム柵は、当該可動ホームの閉鎖状態を維持する施錠装置を備えている。列車の乗降口に対応して開口を形成する時に施錠装置が解錠される。
施錠装置は、戸先側端部同士が当接あるいは近接する2つの扉体の一方に設けた回動係止片95と、他方に設けた被係止部96と、からなり、回動係止片95が被係止部96に係止状態にある時に施錠状態となる。扉体の戸先同士が当接ないし近接した時に、回動係止片95が被係止部96に係止して施錠状態となり、扉体の戸先同士が離間する時に、回動係止片95が回動支軸950を中心に回動して、被係止部96から外れて解錠される。施錠装置の解錠・施錠は機械的に行っても、あるいは、電気的に行ってもよい。乗降客の通行のための開口の形成時以外の静止時、移動時には、モータM1、M2により、扉体の戸先同士が当接する方向に力が作用するようにして、扉体の戸先同士の当接状態ないし近接状態を維持している。例えば、モータM1、M2に対して回転していない時でもある程度の電流を流すことで扉体閉鎖方向のトルクをかけておくように制御してもよい。こうすることで、列車を待機する間に、扉体が閉鎖状態を維持したまま移動するようにしている。
回動係止片95、被係止部96は、それぞれ、扉先支持部90の支持枠91に取り付けられている。回動係止片95は、回動作動片97を介して、扉開閉用ボールネジ80と連係されており、開口形成時に、扉体の閉鎖姿勢(施錠状態)から、ボールネジ80が扉体開放方向に移動すると、回動係止片95が上方に回動して施錠状態が解除される。回動作動片97は、扉体の戸先側に位置して、上端を回動支点970とし、下端側が回動可能となるように設けられる。回動作動片97の下端側には傾斜状の作動面971が形成されており、作動面971には回動係止片95の回動基端側に設けた追従ローラ951が接触するようになっている。回動作動片97が垂直姿勢にある時には、回動係止片95は水平姿勢にあり、回動作動片97が傾動して傾斜姿勢となると、回動作動片97の作動面971に追従ローラ951が案内されることで回動係止片95が水平姿勢から上方に回動する。
回動作動片97は、その長孔972がボールネジ80に設けた揺動軸800を受け入れることで、ボールネジ80に連結されており、ボールネジ80の移動に連動して回動作動片97が回動する。ボールネジ80の先端は、扉体の戸先側に設けた固定枠801に対して扉体(ボールネジ80)の移動方向に移動できるように遊びを持たせて支持されている。ボールネジ80の先端には、固定枠801から先端が抜け出るのを防止するための先端部材802が設けてあると共に、ボールネジ80の先端の先端部材802は、固定枠801内でボールネジ80の長さ方向に移動可能である。
先端部材802が固定枠801内で戸袋3から遠い側(図17、18における左側)に位置する時には、回動作動片97が垂直姿勢にあり、回動係止片95は水平姿勢にある。この時、図示の態様では、回動作動片97の回動支点970と揺動軸800が同一鉛直線上にあるが、要は、無動力になった時に重力方向に動いて誤解錠しなければよく、例えば、図17の揺動軸800はもう少し右側にあってもよい。先端部材802が固定枠801内で戸袋3に近い側(図17、18における右側)に位置する時には、戸袋側に移動する揺動軸800に長孔972が案内されることで、回動作動片97が回動支点970を中心に傾動して傾斜姿勢となり、回動作動片97の下端に形成した傾斜状の作動面971によって回動係止片95に設けた追従ローラ951が案内されることで、回動係止片95が上方に回動する。
回動係止片95と支持枠91との間には、回動係止片95の水平姿勢を維持するように付勢する戻しバネ98が設けてある。したがって、回動作動片95が傾斜姿勢から垂直姿勢となると、戻しバネ98の付勢力で回動係止片95が水平姿勢へと回動する。ボールネジ80が扉体閉鎖方向に移動する時には、ボールネジ80の先端部材802が固定枠801内で戸袋3から遠い側にあり、回動係止片95は水平姿勢であるが、扉体の戸先側端部同士が当接ないし近接する時に、回動係止片95の先端の傾斜面952が被係止部96に当接すると、傾斜面952が被係止部96に案内されて回動係止片95が上方に回動しながら被係止部96を乗り越え、戻しバネ98によって再び水平姿勢へ回動することで、回動係止片95が被係止部96に係止して施錠姿勢となる。また、図17に示すように、回動係止片95の重心は回動支軸950の左側に位置するようになっており、戻しバネ98が壊れた場合でも自重で係止方向に落ちるようになっている。
本発明は、プラットホームに設置される可動ホーム柵として利用可能である。
1 プラットホーム
2 ガイドレール
3 可動戸袋
30 第1面部
31 第2面部
32 頂部
33 底部
4、4´、9 第1扉体
5、5´、10 第2扉体
11 スラット
13 スラット

Claims (18)

  1. ホーム側見付面と、軌道側見付面と、底面と、上部と、を備えた戸袋と、
    前記戸袋の側面から突出した姿勢と、前記戸袋内に退避した姿勢との間で移動可能に前記戸袋に設けられた扉体と、
    を備え、
    プラットホームの床面には当該プラットホームの長さ方向に延びるガイド部が設けてあり、
    前記戸袋は、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように形成されていると共に、走行体と、駆動手段と、を備え、前記駆動手段により前記走行体が前記ガイド部に沿って移動することでプラットホームの長さ方向に移動可能である、可動ホーム柵。
  2. 前記戸袋は、ホーム側見付面と、傾斜状の軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている、請求項1に記載の可動ホーム柵。
  3. 前記戸袋は、傾斜状のホーム側見付面と、軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている、請求項1に記載の可動ホーム柵。
  4. 前記扉体の戸先側底面には走行体が設けてあり、前記扉体の戸先側は当該戸先側底面に設けた前記走行体により支持される、請求項1〜3いずれかに記載の可動ホーム柵。
  5. 前記戸袋及び前記扉体の走行体は、プラットホーム床面内に位置して設けられており、プラットホームの床面内で当該プラットホームの長さ方向に延びるガイド部に沿って移動する、請求項4に記載の可動ホーム柵。
  6. 前記戸袋の走行体のガイド部が、前記扉体の走行体のガイド部を兼用する、請求項5に記載の可動ホーム柵。
  7. 前記戸袋は、前記軌道側見付面の下端をプラットホーム側縁に近接ないし一致させて配置されており、前記扉体は、前記戸袋の側面から突出した閉鎖姿勢において、閉鎖姿勢にある扉体とプラットホーム側縁との間に乗客が取り残されるスペースを形成しないように構成されている、
    請求項1〜6いずれか1項に記載の可動ホーム柵。
  8. 前記扉体は、ホーム側見付面、軌道側見付面、底面と、上部と、を備え、底面から上部に向かって見込寸法が漸次小さくなるように形成されている、請求項1〜7いずれかに記載の可動ホーム柵。
  9. 前記扉体は、ホーム側見付面と、軌道側見付面と、底面と、上部と、から側面視略三角形状あるいは台形状に形成されている請求項8に記載の可動ホーム柵。
  10. 複数の扉体を備え、戸袋、複数の扉体は、入れ子状にスライド移動するように構成されている、請求項8、9いずれかに記載の可動ホーム柵。
  11. 前記扉体は、前記戸袋の両側面からそれぞれ突出可能な第1扉体、第2扉体であり、前記第1扉体の戸尻側が前記戸袋の一方の側面から前記戸袋内にスライド移動して収納可能となっており、前記第2扉体の戸尻側が前記戸袋の他方の側面から前記戸袋内にスライド移動して収納可能となっている、請求項8〜10いずれかに記載の可動ホーム柵。
  12. 前記第1扉体の戸尻側の側面は開口状となっており、前記第2扉体の戸尻側が第1扉体内にスライド移動可能となっている、請求項11に記載の可動ホーム柵。
  13. 前記可動ホーム柵は、戸袋と当該戸袋の両側からそれぞれ突出する扉体とからなるユニットを、プラットホームの長さ方向に複数連設することで構成されており、
    乗降客の通行のための開口の形成時以外は、隣り合うユニットの対向する扉体の戸先側端部同士が当接あるいは近接することで可動ホーム柵が閉鎖状態となり、
    前記可動ホーム柵は、開口形成時以外の静止時及び移動時において、当該可動ホームの閉鎖状態を維持する施錠装置を備えている、請求項1〜12いずれかに記載の可動ホーム柵。
  14. 前記施錠装置は、プラットホーム床面内に位置して設けられている、請求項13に記載の可動ホーム柵。
  15. 前記扉体は、前記戸袋の側面から水平方向に延出する複数本の長尺部材である、請求項1乃至7いずれかに記載の可動ホーム柵。
  16. 前記複数本の長尺部材の戸尻側あるいは/および戸先側はパネルによって一体化されており、扉体の駆動手段によって、少なくとも1本の長尺部材を移動させることで、前記複数本の長尺部材が移動するようになっている、請求項15に記載の可動ホーム柵。
  17. 前記戸袋はトラス構造からなり、当該戸袋の内部には、トラス構造によって戸袋の側面間で水平状に延びる複数の断面視三角形状の収納空間が形成されており、
    前記複数本の長尺部材は、それぞれ対応する収納空間に収納可能となっている、請求項15、16いずれかに記載の可動ホーム柵。
  18. 前記長尺部材は、断面視において、前記収納空間と略相似形である、請求項17に記載の可動ホーム柵。
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