JP5841892B2 - プラットホームドア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラットホームドア装置に関するものである。
従来、戸袋体とこの戸袋体に進退移動可能に支持された扉体とを備えたプラットホームドア装置が知られている。この種のプラットホームドア装置には、下記特許文献1に開示されているように、プラットホームに入線してくる列車の編成に応じて乗降口の位置を変えるべく、戸袋体が移動可能に構成された自走式のプラットホームドア装置が知られている。具体的に、下記特許文献1に開示されたプラットホームドア装置では、図15に示すように、戸袋体101の内部における下部には、モータ102と、このモータ102によって駆動される駆動軸103と、駆動軸103に固定された駆動輪104と、が配設されており、この駆動輪104は、プラットホームの床面Fに埋設された溝状のレールに沿って走行するようになっている。プラットホームの床面Fの下部には、モータ102に給電するためのトロリー線105が配設されている。
また、戸袋体101の底板には、下方に延びるブラケット106が配設されており、このブラケット106は、プラットホームの床面Fに形成された開口107を通して、床面内部まで進入している。この開口107は、ブラケット106に合わせて2つ形成されている。そして、ブラケット106の下端部には、床面Fの一部を構成する前記レールに下から当接して転動するカムフォロア108が設けられている。
特開2006−8068号公報
前記特許文献1に開示されたプラットホームドア装置では、ブラケット106を挿通させるための開口107を床面Fに形成しておくことが必要であり、この開口107は、プラットホームの軌道側縁部に沿って長い形状にならざるを得ない。また、前記特許文献1に開示されたプラットホームドア装置では、プラットホームの床面Fの下側に給電用のトロリー線105が配設される一方、戸袋体101の内部にモータ102が配置されているため、プラットホームの床面Fには、トロリー線105に接続された電線をプラットホームの床面の上側に引き出すための開口が必要となり、しかもこの開口は、プラットホームの軌道側縁部に沿って長い形状にならざるを得ない。このため、ブラケット106を挿通させる開口107及び電線を引き出すための開口の双方が、乗降口を横切るように形成されることとなり、乗降客の通行の妨げになることがある。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プラットホームの床面に形成された開口が乗降客の通行の妨げにならないようにするプラットホームドア装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、扉体が進退移動可能に支持される戸袋体と、前記扉体の移動方向に延びるように床面に形成された開口を塞ぐ形状で、かつ前記床面に敷設されたベルト部材と、前記戸袋体を移動可能に支持する転動体と、前記戸袋体内に配置され、当該戸袋体を移動させるための駆動力を発生させる駆動源と、前記戸袋体内に配置
され、前記ベルト部材が上から巻き掛けられた状態で前記駆動源からの駆動力を受ける駆動プーリと、前記駆動プーリの両側で前記ベルト部材の上面に接触するように配置され、前記開口を塞いでいる前記ベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、前記開口から持ち上げられた状態の前記ベルト部材を前記開口に沿わせるように案内する一対のローラと、備えているプラットホームドア装置である。
本発明では、ベルト部材が、扉体の移動方向に延びるように床面に形成された開口を塞ぐように配設されているため、乗降客が開口でつまずく等、通行の障害になることを防止することができる。このプラットホームドア装置において、駆動源が駆動力を発生すると、床面に敷設されたベルト部材が巻き掛けられた駆動プーリが駆動されるため、戸袋体を移動させることができる。このとき転動体が転動することによって、戸袋体が移動する。そして、戸袋体が移動すると、駆動プーリの両側でベルト部材の上面に接触するように配置された一対のローラの一方が、前記開口を塞いでいるベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、他方のローラが、前記開口から浮いた状態のベルト部材を当該開口に沿わせるように案内する。したがって、ベルト部材で開口を塞いで通行の妨げにならないようにしつつ、戸袋体の下側という乗降客の通行の妨げにならない場所で開口が塞がれない部位を残すことによって開口の機能を確保することができる。
前記プラットホームドア装置において、前記ベルト部材が前記開口に押し付けられるように前記一対のローラを付勢する押し付け装置を備えているのが好ましい。
この態様では、ベルト部材が床面の開口に押し付けられるように、一対のローラを押し付け装置によって付勢するため、戸袋体が移動する際に、一対のローラがベルト部材の反力によって浮き上がらないようにすることができる。したがって、戸袋体が移動する際に不安定にならないようにすることができる。また、ベルト部材を床面の開口に確実に入り込むようにすることができる。
前記プラットホームドア装置において、前記床面の下側に設けられた空間には、レールが敷設されていてもよく、この場合には、前記戸袋体には、前記一対のローラ間で前記開口を通して前記空間内まで延出される台車が設けられており、前記転動体は、前記台車に支持され、前記レールに沿って転動する案内輪として構成されているのが好ましい。
この態様では、レールが床面内に形成された空間内に配設されているため、レールによって床面に凹凸ができるのを防止することができる。このため、レールが乗降客の通行の妨げになることはない。しかも、一対のローラ間において、ベルト部材で塞がれていない開口を通して台車を前記空間内に進入させることができるため、ベルト部材によって乗降客が通行する場所で開口を塞ぐという構成を阻害することもない。また、開口を通して床下にまで延びる台車に支持された案内輪が、床下に配設されたレールに沿って転動する構成となっているので、戸袋体の案内構造を簡素化することができる。すなわち、側方案内ではなく、中央案内する構成となるため、案内レールの数や転動体の数を減らすことができ、構成の簡素化を図ることができる。また床下に形成された空間の幅(レールの延びる方向に直交する方向の幅)を短縮することができる。
この態様において、前記台車には、前記空間内に配置されて、前記台車が浮き上がるのを阻止する浮き防止輪が支持されていてもよい。
この態様では、浮き防止輪によって台車が浮き上がることを阻止するため、戸袋体が移動する際に、戸袋体が浮き上がることを防止することができる。また、戸袋体が静止しているときにおいても、乗降客が戸袋体にもたれかかる等、戸袋体に横から力がかかった場合に戸袋体が傾こうとすることを防止することができる。
前記態様において、前記ベルト部材が上から巻き掛けられる第2プーリと、前記第2プーリの両側で前記ベルト部材の上面に接触するように配置された第2の一対のローラと、前記戸袋体に設けられ、前記第2の一対のローラ間で前記開口を通して前記空間内まで延出される第2台車と、前記第2台車に支持され、前記レールに沿って転動する第2案内輪と、をさらに備えていてもよく、この場合、前記第2の一対のローラは、前記開口を塞いでいる前記ベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、前記開口から持ち上げられた状態の前記ベルト部材を前記開口に沿わせるように案内するのが好ましい。
この態様では、戸袋体を移動させるときに、台車に支持された案内輪と、第2台車に支持された第2案内輪とがそれぞれレールに沿って転動する。したがって、戸袋体を垂直軸回りに回動させる力が作用したとしても、戸袋体を安定して走行させることができる。また、第2の一対のローラ間において、ベルト部材で塞がれていない開口を通して第2台車を前記空間内に進入させることができるため、ベルト部材によって乗降客が通行する場所で開口を塞ぐという構成を阻害することもない。
前記プラットホームドア装置において、前記駆動プーリと前記一対のローラとの間には、前記ベルト部材が前記駆動プーリに巻き掛けられる範囲を増加させるための補助プーリが設けられていてもよい。
この態様では、補助プーリによって、ベルト部材が駆動プーリに巻き掛けられる範囲が増加するため、駆動プーリとベルト部材との間で滑りが生ずることを防止することができる。
前記プラットホームドア装置において、前記扉体には、当該扉体を開閉駆動するための駆動力を発生する扉体駆動源と、この扉体駆動源からの駆動力を受ける扉体駆動プーリと、前記駆動プーリの両側で前記ベルト部材の上面に接触するように配置され、前記開口を塞いでいる前記ベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、前記開口から持ち上げられた状態の前記ベルト部材を前記開口に沿わせるように案内する扉用一対のローラと、が設けられていてもよく、この場合、前記ベルト部材は前記扉体駆動プーリにも巻き掛けられているのが好ましい。
この態様では、戸袋体を移動させるために用いられるベルト部材を扉体の開閉移動にも利用しているため、部品点数を減らすことができる。
前記プラットホームドア装置において、前記戸袋体と同様に、転動体、駆動源、駆動プーリ及び一対のローラが設けられた第2戸袋体を備えていてもよく、この場合、この第2戸袋体の駆動プーリにも前記ベルト部材が巻き掛けられているのが好ましい。
この態様では、戸袋体を移動させるために用いられるベルト部材を第2戸袋体の移動にも利用しているため、部品点数を減らすことができる。
前記プラットホームドア装置において、前記開口を通して床面の下側から引き出された給電線が前記一対のローラ間を通して前記戸袋体内に引き込まれていてもよい。
この態様では、一対のローラ間において、開口がベルト部材によって塞がれないところを利用して、床面の下側から引き出された給電線を戸袋体内に引き込むことができる。したがって、給電線が乗降客の通行の邪魔になることがない。
以上説明したように、本発明によれば、プラットホームの床面に形成された開口が乗降客の通行の妨げにならないようにすることができる。
本発明の実施形態に係るプラットホームドア装置を軌道に沿う方向に見たときの断面図である。 図1のII−II線における概略断面図である。 前記プラットホームドア装置の要部を部分的に示す斜視図である。 (a)(b)前記プラットホームドア装置のベルト部材の構成を説明する為の図である。 前記実施形態の変形例におけるベルト部材の構成を説明するための図である。 前記実施形態の変形例におけるベルト部材の構成を説明するための図である。 前記プラットホームドア装置の押し付け装置の構成を説明するための図である。 前記実施形態の変形例における押し付け装置の構成を説明するための図である。 前記実施形態の変形例における押し付け装置の構成を説明するための図である。 (a)(b)前記プラットホームドア装置の給電部の構成を説明するための図である。 本発明のその他の実施形態に係るプラットホームドア装置の構成を概略的に示す図である。 本発明のその他の実施形態に係るプラットホームドア装置の構成を概略的に示す図である。 (a)(b)本発明のその他の実施形態に係るプラットホームドア装置の構成を概略的に示す図である。 本発明のその他の実施形態に係るプラットホームドア装置の構成を概略的に示す図である。 従来のプラットホームドア装置の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るプラットホームドア装置10は、プラットホームに移動可能に配置される戸袋体11と、この戸袋体11に進退移動可能に支持される扉体13,14とを備えている。戸袋体11は、プラットホームの床面F上を移動可能となっているが、この床面F(走行路)の下側には、軌道に沿う方向に延びる空間Sが形成されている。戸袋体11の移動時には、戸袋体11は空間S内に配設されたレール15に案内される。空間Sは、床面Fに形成された開口Gを通して地上と連通している。この開口Gも軌道に沿う方向に延びる形状となっており、開口Gにはベルト部材16が敷設されている。これらに関する構成の詳細については後述する。
扉体13,14には、戸袋体11の一方の端部(軌道に沿う方向における一端部、図2における左端部)から進出する第1扉体13と、戸袋体11の他方の端部(図2における右端部)から進出する第2扉体14とが含まれている。第1扉体13及び第2扉体14は、図略の駆動機構によって軌道に沿う方向に移動可能となっており、戸袋体11に収納されて乗降口を開放する開き位置と、戸袋体11から外側に進出して乗降口を閉じる閉じ位置との間を直線的に移動する。扉体13,14の駆動機構としては、ベルト駆動方式、ラックアンドピニオン方式、ボールねじ方式等が採用され得る。
第1扉体13と第2扉体14とは、戸袋体11内に収まったときに互いに重なり合いように形成されている。すなわち、軌道に沿う方向に見た図である図1に示すように、第1扉体13及び第2扉体14は何れも、プラットホーム内側に位置して垂直に延びる軌道側壁と、軌道側に位置して斜め方向に延び且つ上端部が軌道側壁の上端部に繋がるホーム側壁と、を有し、アーチ型に形成されている。つまり、両扉体13,14は中空に形成されている。そして、例えば第1扉体13が第2扉体14よりも一回り小さく形成されていて、第1扉体13が第2扉体14の内側に入り込む構成となっている。なお、第1扉体13及び第2扉体14の構成はこれに限られものではなく、例えば第1扉体13及び第2扉体14が何れも平板状に形成されるとともに、軌道に直交する方向に位置ずれして配置される構成としてもよい。また戸袋体11が両扉体13,14を合わせた長さ以上の長さを有する場合には、両扉体13,14が重なり合わない構成としてもよい。
図例では、軌道に沿う方向における両側の端部から扉体13,14がそれぞれ進出する構成を示しているが、これに限られるものではなく、例えば戸袋体11に1つの扉体13が支持されていて、この扉体13が戸袋体11の一方の端部から進出する構成としてもよい。この場合の戸袋体11は、他方の端部が閉じられた構成となる。
戸袋体11は、底板17と、この底板17に立設された戸袋部18と、を備え、中空状に形成されている。戸袋部18は、軌道に沿う方向に見たときに第1扉体13及び第2扉体14よりも一回り大きな形状のアーチ型に形成されるとともに、軌道に直交する方向に見たときの形状は矩形状を呈している。なお、戸袋部18は、軌道側の側壁とホーム内側の側壁とがそれぞれ略垂直に形成されてこれら側壁同士をつなぐ天板部が設けられた構成としてもよい。
底板17には、開口部17a,17bが形成されている。この開口部17a,17bには、第1開口部17aと第2開口部17bとが含まれており、第1開口部17aと第2開口部17bとは、軌道に沿う方向に並ぶように形成されている。
底板17には、走行輪ブラケット20と第1スタンド22と第2スタンド24と第1台車26と第2台車28とが固定されている。走行輪ブラケット20は、4つ設けられており、各走行輪ブラケット20は矩形状の底板17の四隅に配置されて、底板17の下面に固定されている。走行輪ブラケット20は、転動体の一例である走行輪20aを回転自在に支持している。走行輪20aは、プラットホームの床面F上を転動する。すなわち、走行輪20aは、戸袋体11を移動可能に支持している。走行輪20aが底板17の四隅に配置されることにより、戸袋体11が横方向の力を受けても傾きにくいようになっている。
第1スタンド22と第2スタンド24は同じ構成であり、第1スタンド22は底板17の第1開口部17aの位置に合わせて設けられ、第2スタンド24は第2開口部17bの位置に合わせて設けられている。第1スタンド22は、戸袋体11を移動させるための駆動力を発生させる駆動源としてのモータ30が固定されるものであり、一対の脚部材22a,22aと、両脚部材22a,22aに架け渡された架設部材22bとを備えている。架設部材22bは、一方の脚部材22aからさらに外側に延出されるとともに、この延出された部位の下側にモータ30が取り付けられている。
モータ30の駆動軸は、一方の脚部材22aを貫通していて、両脚部材22a,22aに回転自在に支持されている。そして、駆動軸には、両脚部材22a,22a間に位置して駆動プーリ(第1プーリ)32が固定されている。駆動プーリ32には、ベルト部材16が上から巻き掛けられている。ベルト部材16は、背面(下面)に歯16a(図3参照)が設けられた歯付きベルトとなっており、駆動プーリ32にもベルト部材16の歯に噛み合う歯が設けられている。
第1スタンド22には、一対の補助プーリ33,33が支持されている。一対の補助プーリ33,33のそれぞれは、駆動プーリ32の軸心を通る鉛直面に対して両側に分かれて配置されている。各補助プーリ33は、駆動プーリ32の軸心よりも下方で且つ駆動プーリ32の外形の範囲内に位置するように配置されるとともに、駆動プーリ32の両側でベルト部材16の表面に接触しており、ベルト部材16が駆動プーリ32に巻き掛けられる範囲を増加させる。補助プーリ33は回転自在に設けられていてもよく、回転しないように固定されていてもよい。なお、補助プーリ33は省略されていてもよく、補助プーリ33が設けられる場合には、少なくとも一つ設けられていればよい。
第2スタンド24も一対の脚部材24a,24aと架設部材24bとを備えている。本実施形態では、第2スタンド24にもモータ(図示省略)が固定されるとともに、モータの駆動軸に第2プーリ35が固定されている。すなわち、第2プーリ35はモータからの駆動力を受ける駆動プーリとして構成されている。そして、第2プーリ35には、ベルト部材16の歯16aに噛み合う歯が設けられ、ベルト部材16が上から巻き掛けられている。なお、第2スタンド24には、モータが設けられない構成としてもよく、この場合、一対の脚部材24a,24a間に第2プーリ35が回転自在に設けられる構成としてもよい。すなわち第2プーリ35はアイドラプーリとして構成されていてもよい。
第2スタンド24にも第1スタンド22と同様に一対の補助プーリ36,36が支持されている。一対の補助プーリ36,36のそれぞれは、第2プーリ35の軸心を通る鉛直面に対して両側に分かれて配置されている。一対の補助プーリ36,36は、第2プーリ35の軸心よりも下方で且つ第2プーリ35の外形の範囲内に位置するように配置されるとともに、第2プーリ35の両側でベルト部材16の表面に接触しており、ベルト部材16が第2プーリ35に巻き掛けられる範囲を増加させる。補助プーリ36は回転自在に設けられていてもよく、回転しないように固定されていてもよい。なお、補助プーリ36は省略されていてもよく、補助プーリ36が設けられる場合には、少なくとも一つ設けられていればよい。
第1台車26と第2台車28とは同じ構成であり、第1台車26は底板17の第1開口部17aの位置に合わせて設けられ、第2台車28は底板17の第2開口部17bの位置に合わせて設けられている。第1台車26は、底板17の下面に固定された水平板状の基部26aと、この基部26aの中央位置から下方に延びる垂下部26bと、垂下部26bの下端部から分岐するように二股状に分かれてさらに下方に延出される一対の支持部26c,26cと、を一体的に有している。基部26aは、軌道に直交する方向に長い形状を有しており、底板17の第1開口部17aにおいて、基部26aの両側(軌道に沿う方向における両側)に間隙が残るように、第1開口部17aの周縁部間に架け渡されている。この間隙が形成されることにより、後述するようにベルト部材16等を通過させることができる。
垂下部26bは、プラットホームの床面Fに形成された開口Gに挿通されて、床下の空間S内に進入している。
一対の支持部26c,26cには、転動体の一例である第1案内輪38が回転自在に支持されている。第1案内輪38は、空間S内の底面に敷設されたレール15に沿って転動する。一対の支持部26c,26cにはそれぞれ、第1台車26が浮き上がるのを阻止する第1浮き防止輪39が支持されている。第1浮き防止輪39は、空間S内において床面Fを構成するパネルPに下から当接することにより、第1台車26が浮き上がるのを防止する。これにより、戸袋体11が浮き上がるのが防止される。
第2台車28も第1台車26と同様に、基部28aと垂下部28bと一対の支持部28c,28cとを一体的に有している。そして、一対の支持部28c,28cには、第2案内輪41及び第2浮き防止輪42が回転自在に支持されている。第2案内輪41も第1案内輪38と同様にレール15に沿って転動する。第2浮き防止輪42は、空間S内において床面Fを構成するパネルPに下から当接することにより、第2台車28が浮き上がるのを防止する。
戸袋体11の底板17には、第1の一対のローラ45,45が支持されるとともに第2の一対のローラ46,46が支持されている。第1の一対のローラ45,45と第2の一対のローラ46,46とは、同じ構成であり、第1の一対のローラ45,45は底板17の第1開口部17aの位置に合わせて配置され、第2の一対のローラ46,46は底板17の第2開口部17bの位置に合わせて配置されている。
第1の一対のローラ45,45は、第1開口部17aに対してベルト部材16の延在方向(戸袋体11の移動方向)の両側に分かれて配置され、各ローラ45は、底板17から下方に延びるローラブラケット47の下端部に回転自在に支持されている。すなわち、第1の一対のローラ45,45は戸袋体11の下側に配置されている。換言すれば、第1の一対のローラ45,45は、上から見たときに戸袋体11の範囲内に収まる位置に配設されている。なお、第2の一対のローラ46,46についても同様である。
第1の一対のローラ45,45は、各ローラ45が駆動プーリ32(及び一対の補助ローラ)の両側に分かれ、かつプラットホームの床面Fに上から接触する位置に配置されており、開口Gに沿って床面Fに敷設されたベルト部材16の上面に接触している。第1の一対のローラ45,45の一方は、開口Gを塞いでいるベルト部材16を持ち上げるように案内し、他方は、駆動プーリ32に掛けられることで開口Gから持ち上げられた状態のベルト部材16を開口Gに沿わせるように案内する。例えば、図2において、戸袋体11が左方に向かって移動するときには、左側のローラ45がベルト部材16を持ち上げるように案内する一方で、右側のローラ45は、床面Fから持ち上げられているベルト部材16を開口Gに沿わせるように案内する。
第2の一対のローラ46,46は、第2開口部17bに対してベルト部材16の延在方向(戸袋体11の移動方向)の両側に分かれて配置され、底板17から下方に延びるローラブラケット47の下端部に回転自在に支持されている。第2の一対のローラ46,46は、各ローラ46が第2プーリ35(及び一対の補助ローラ)の両側に分かれ、かつプラットホームの床面Fに上から接触する位置に配置されており、開口Gに沿って床面Fに敷設されたベルト部材16の上面に接触している。
床面Fを構成するパネルPには、図3及び図4(a)(b)に示すように、開口Gにおける幅方向の両側の縁部において、ベルト部材16が係合する係合部P1がそれぞれ形成されている。この係合部P1は、パネルPの本体部よりも厚みが薄くなり、本体部の上面(床面F)から一段低くなった上面を有する。係合部P1の上面にはそれぞれ、ベルト部材16の背面に形成された歯16aに噛み合う歯P2が形成されている。そして、両係合部P1に跨るようにベルト部材16が載置されることにより、開口Gが塞がれる。この状態で、ベルト部材16の上面はパネルPの本体部の上面にほぼ合っている。ベルト部材16は、位置ずれしないように、例えば両端部においてプラットホームの床面Fに固定されている。なお、ベルト部材16は、歯付きベルトに限られるものではなく、背面が平坦な構成であってもよい。
本実施形態では、ベルト部材16が断面矩形状に形成された例を示しているが、これに限られるものではない。例えば、図5及び図6に示すように、ベルト部材16は断面が台形状となる形状に形成されていてもよい。図5に示す例では、ベルト部材16の厚みが、床面Fを構成するパネルPとほぼ厚みを有する構成となっており、ベルト部材16の傾斜状の側面が開口Gの傾斜状の側面と係合する構成となっている。この側面には、歯が形成されていてもよく、歯が形成されていなくてもよい。一方、図6に示す例では、ベルト部材16の断面が台形状である点では図5の例と同じであるが、このベルト部材16は、床面Fを構成するパネルPよりも薄く構成されている。そして、パネルPの本体部から突出する係合部P1に載置される構成となっている。係合部P1の上面にはベルト部材16の背面に設けられた歯16aに噛み合う歯P2が設けられている。この例のものでも、歯が設けられていない構成とすることもできる。
ローラブラケット47は、ローラ45(46)が底板17に対して変位可能となる状態でローラ45(46)を支持している。例えば図7に示すように、ローラブラケット47は、ローラ45(46)の両側にそれぞれ配設されたブラケット部材を有し、各ブラケット部材が、底板17に固定された固定部47aと、この固定部47aに対してピン結合されることで揺動可能となっている可動部47bとを備えている。そして、ローラ45(46)の軸が両可動部47bの下端部に挿通されることにより、ローラ45(46)は、この可動部47bの下端部に回転自在に支持されている。
ローラブラケット47は、ベルト部材16が開口Gに押し付けられるようにローラ45(46)を付勢する押し付け装置49を有している。押し付け装置49は、ピンを収納する形で配設されたねじりバネで構成されており、このねじりバネの一端は一方のブラケット部材の固定部47aに係止され、他端が他方のブラケット部材の可動部47bの上端部に係止されている。これにより、可動部47bの下端部は、床面Fに向かって付勢され、ローラ45(46)が開口G(床面F)に押し付けられる。
押し付け装置49は、上記の構成に限られるものではない。例えば図8に示すように、押し付け装置49が、上下方向に圧縮されたコイルバネによって構成されていて、ブラケット部材の可動部47bが、このコイルバネの下端部によって下方に向かって付勢されている。可動部47bの下端部はローラ45(46)の軸を下方に押圧している。ローラ45(46)の軸の両端部は、固定部47aの下端部に形成された保持孔47cに挿通されている。保持孔47cは、ローラ45(46)の軸に比べて十分大きな大きさを有しているので、可動部47bが上下方向に変位することを阻害しない。なお、この押し付け装置49には、コイルバネの圧縮量を調整することにより、押し付け力を調整する調整部材49aが設けられている。
また図9に示す例では、押し付け装置49が板ばねによって構成されている。この板ばねは、一端部が底板17に固定された固定部47aに固着され、他端部が上下方向に変位可能な可動部47bに固着されている。これにより、ローラ45(46)は床面Fに対して押し付けられる。
図1に示すように、床面Fの下側に形成された空間S内には、戸袋体11内に設けられたモータ30や制御装置(図示省略)に給電を行うための給電部51が配設されている。この給電部51は、例えばトロリー線によって構成されていて、このトロリー線は、空間Sの延びる方向(軌道に沿う方向)に沿って配設されている。トロリー線には、第1台車26に固定された集電子52が摺接しており、この集電子52に繋がる給電線(図示省略)は、開口Gを通して引き出され、底板17の第1開口部17aを通して戸袋体11内に引き込まれている。給電線は、開口Gのうち一対のローラ45,45間の隙間を通して戸袋体11内に引き込まれる。したがって、開口Gがベルト部材16によって塞がれる一方で、戸袋体11を駆動すべく、持ち上げられた部分の隙間を利用して、給電線が戸袋体11内に引き込まれている。また給電線とともに信号線も、開口Gを通して戸袋体11内に引き込まれる構成としてもよい。
なお、第2台車28にも、トロリー線に摺接する集電子(図示省略)が設けられていてもよい。この集電子に繋がる給電線は一対のローラ46,46間の隙間を通して戸袋体11内に引き込まれる。
また、給電部51は、図10(a)(b)に示すように、台車26,28の動きに追随可能に配設された構成であってもよい。この給電部51は、給電線51bの保持体51aが、チェーンのように容易に変形可能で、かつ台車26,28の動きに合わせて追随する構成であり、戸袋体11の可動範囲で給電線が追随する構成となっている。
以上説明したように、本実施形態では、ベルト部材16が扉体13,14の移動方向に延びるように床面Fに形成された開口Gを塞ぐように配設されているため、乗降客が開口Gでつまずく等、通行の障害になることを防止することができる。このプラットホームドア装置10において、モータ30が駆動力を発生すると、床面Fに敷設されたベルト部材16が巻き掛けられた駆動プーリ32が駆動されるため、戸袋体11を移動させることができる。このとき走行輪20a及び案内輪38,41が転動することによって、戸袋体11が移動する。そして、戸袋体11が移動すると、駆動プーリ32の両側でベルト部材16の上面に接触するように配置された第1の一対のローラ45,45の一方が、開口Gを塞いでいるベルト部材16を持ち上げるように案内する一方で、他方のローラ45が、開口Gの上側に位置する状態のベルト部材16を当該開口Gに沿わせるように案内する。このため、第1の一対のローラ45,45間には、開口Gがベルト部材16によって塞がれないところが存在する。この塞がれていないところを利用して、床面F内から引き出された給電線が戸袋体11内に引き込まれている。同様に、第2の一対のローラ46,46の一方がベルト部材16を持ち上げる一方、他方のローラ46がベルト部材16を開口Gに沿わせる。したがって、ベルト部材16で開口Gを塞いで通行の妨げにならないようにしつつ、戸袋体11の下側という乗降客の通行の妨げにならない場所で開口Gが塞がれない部位を残すことによって開口Gの機能を確保することができる。
また本実施形態では、ベルト部材16が開口Gに押し付けられるようにローラ45(46)を付勢する押し付け装置49が設けられているので、戸袋体11が移動する際に、ローラ45(46)がベルト部材16の反力によって浮き上がらないようにすることができる。したがって、戸袋体11が移動する際に不安定にならないようにすることができる。また、ベルト部材16を床面Fの開口Gに確実に入り込むようにすることができる。
また本実施形態では、レール15が床面Fの下側に形成された空間S内に配設されているため、レール15によって床面Fに凹凸ができるのを防止することができる。このため、レール15が乗降客の通行の妨げになることはない。しかも、一対のローラ45,45(46,46)間において、ベルト部材16で塞がれていない開口Gを通して台車26(28)を空間S内に進入させることができるため、ベルト部材16によって乗降客が通行する場所で開口Gを塞ぐという構成を阻害することもない。また、開口Gを通して床下にまで延びる台車26(28)に支持された案内輪38が、床下に配設されたレール15に沿って転動する構成であって、中央案内構造となっているので、戸袋体11の案内構造を簡素化することができる。すなわち、側方案内ではなく、中央案内する構成となるため、案内レールの数や案内輪38等の転動体の数を減らすことができ、構成の簡素化を図ることができる。また床下に形成された空間Sの幅(レール15の延びる方向に直交する方向の幅)を短縮することができる。
また本実施形態では、浮き防止輪39,42によって台車26,28が浮き上がることを阻止するため、戸袋体11が移動する際に、戸袋体11が浮き上がることを防止することができる。また、戸袋体11が静止しているときにおいても、乗降客が戸袋体11にもたれかかる等、戸袋体11に横から力がかかった場合に戸袋体11が傾こうとすることを防止することができる。
また本実施形態では、第2プーリ35、第2の一対のローラ46,46、第2台車28及び第2案内輪41が設けられているので、戸袋体11を移動させるときに、第1台車26に支持された第1案内輪38と、第2台車28に支持された第2案内輪41とがそれぞれレール15に沿って転動する。したがって、戸袋体11を垂直軸回りに回動させる力が作用したとしても、戸袋体11を安定して走行させることができる。また、第2の一対のローラ46,46間において、ベルト部材16で塞がれていない開口Gを通して第2台車28を空間S内に進入させることができるため、ベルト部材16によって乗降客が通行する場所で開口Gを塞ぐという構成を阻害することもない。
また本実施形態では、ベルト部材16が駆動プーリ32に巻き掛けられる範囲を増加させるための補助プーリ33,33が設けられているので、駆動プーリ32とベルト部材16との間で滑りが生ずることを防止することができる。
また本実施形態では、一対のローラ45,45間において、開口Gがベルト部材16によって塞がれないところを利用して、床面Fの下側から引き出された給電線51bを戸袋体11内に引き込むことができる。したがって、給電線51bが乗降客の通行の邪魔になることがない。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、前記実施形態では、戸袋体11の底板17に2つの開口部17a,17bが形成されるとともに、第2スタンド24、第2台車28、第2プーリ35、第2の一対のローラ46,46が設けられる構成としたが、これに限られるものではない。これら第2スタンド24、第2台車28、第2プーリ35及び第2の一対のローラ46,46が省略された構成としてもよい。
また前記実施形態では、駆動プーリ32の両側に補助プーリ33,33が設けられた構成としたが、これに限られるものではなく、補助プーリ33,33を省略してもよい。第2の補助プーリ36についても同様である。この場合において、図11に示すように、第1の一対のローラ45,45間で駆動プーリ32に加えて、アイドラプーリ55がベルト部材16に接触する構成としてもよい。この場合、アイドラプーリ55は例えば駆動プーリ32の側方に配置され、ベルト部材16の背面に噛み合うように配置されるのが好ましい。また、駆動プーリ32とアイドラプーリ55との間の距離が、ローラ間の距離よりも長ければ、駆動プーリ32に噛み合うベルト部材16の範囲が多くなるので、その方が好ましい。
前記実施形態では、床面F下側の空間Sに1つのレール15が配設されるとともに、第1案内輪38及び第2案内輪41が1つずつ設けられる構成としたが、これに限られるものではない。例えば図12に示すように、空間S内には、2つのレール15、15が平行に配設されており、第1台車26には、レール15、15上を転動する第1案内輪38が一対となって設けられ、第2台車28には、レール15、15上を転動する第2案内輪41が一対となって設けられている。具体的に、第1台車26は、基部26aとこの基部26aから垂下する垂下部26bとを有し、第1案内輪38はこの垂下部26bに支持されている。第2台車28についても同様である。この場合には、一対の第1案内輪38、38及び一対の第2案内輪41,41が戸袋体11の傾き防止機能をも有することになるので、走行輪20a及び浮き防止輪39,42を省略することができる。なお、走行輪20a及び浮き防止輪39,42を備える構成であってもよい。
前記実施形態では、扉体13,14は、ベルト部材16とは別個に設けられる扉体13,14の駆動機構によって駆動される構成とした。例えば、扉体13,14の駆動機構は、図13(a)に示すように、戸袋体11に設けられた扉体駆動源としての扉用モータ57と、扉用モータ57の駆動軸に設けられた駆動歯車に噛み合うボールねじ58とを備えた構成としてもよい。このボールねじ58は、両端部が扉体13,14に固定される一方、戸袋体11に設けられたガイド59に保持される。ただし、図13(a)に示すプラットホームドア装置10は、図11に示す構成と同様、駆動プーリ32の側方にアイドラプーリ55が配設された構成を示している。
本発明は、この構成に限られるものではなく、扉体13,14の駆動にもベルト部材16を利用するようにしてもよい。例えば、図13(b)に示すように、扉体13,14に、扉体駆動源としての扉用モータ(図示省略)と、この扉用モータの駆動軸に設けられた扉体駆動プーリ60と、扉体駆動プーリ60の両側でベルト部材16の上面に接触するように配置された扉用一対のローラ61,61と、がそれぞれ設けられた構成としてもよい。扉用一対のローラ61,61は、戸袋体11に設けられた一対のローラ45,45と同様な構成である。扉用モータが駆動されることにより、ベルト部材16に係合された扉体駆動プーリ60が駆動され、これにより扉体13,14が開閉駆動される。また、図例では、一対の補助ローラ62,62が設けられた構成としているが、補助ローラ62,62を省略してもよい。
前記実施形態において、ベルト部材16は、1つの戸袋体11を駆動するのに用いてもよく、あるいは複数の戸袋体11を駆動するのに用いてもよい。複数の戸袋体11,71を駆動する構成の場合には、例えば図14に示すように、複数の戸袋体11,71にそれぞれ設けられた駆動プーリ32を1つのベルト部材16に係合させることにより、これら複数の戸袋体11を駆動させる構成とすることができる。すなわち、プラットホームドア装置10が第2戸袋体71を備えていて、この第2戸袋体71に設けられた駆動プーリ32にもベルト部材16が巻き掛けられる構成となる。第2戸袋体71は、図2に示す戸袋体11と同じ構成である。
前記実施形態では、床面Fの下側に配設された給電部51からモータ30や制御装置に給電される構成としたが、これに限られるものではない。例えば、戸袋体11内にバッテリー(図示省略)が設けられ、このバッテリーからモータ30や制御装置に給電される構成としてもよい。
10 プラットホームドア装置
11 戸袋体
13 第1扉体
14 第2扉体
15 レール
16 ベルト部材
16a 歯
17 底板
17a 第1開口部
17b 第2開口部
20a 走行輪(転動体)
26 第1台車
28 第2台車
30 モータ(駆動源)
32 駆動プーリ
33 補助プーリ
35 第2プーリ
36 補助プーリ
38 第1案内輪(転動体)
39 第1浮き防止輪
41 第2案内輪(転動体)
42 第2防止輪
45 第1の一対のローラ
46 第2の一対のローラ
49 押し付け装置
51 給電部
55 アイドラプーリ
57 扉用モータ
60 扉体駆動プーリ
61 扉用一対のローラ
62 補助ローラ
71 第2戸袋体

Claims (9)

  1. 扉体が進退移動可能に支持される戸袋体と、
    前記扉体の移動方向に延びるように床面に形成された開口を塞ぐ形状で、かつ前記床面に敷設されたベルト部材と、
    前記戸袋体を移動可能に支持する転動体と、
    前記戸袋体内に配置され、当該戸袋体を移動させるための駆動力を発生させる駆動源と、
    前記戸袋体内に配置され、前記ベルト部材が上から巻き掛けられた状態で前記駆動源からの駆動力を受ける駆動プーリと、
    前記駆動プーリの両側で前記ベルト部材の上面に接触するように配置され、前記開口を塞いでいる前記ベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、前記開口から持ち上げられた状態の前記ベルト部材を前記開口に沿わせるように案内する一対のローラと、備えているプラットホームドア装置。
  2. 前記ベルト部材が前記開口に押し付けられるように前記一対のローラを付勢する押し付け装置を備えている請求項1に記載のプラットホームドア装置。
  3. 前記床面の下側に設けられた空間には、レールが敷設されており、
    前記戸袋体には、前記一対のローラ間で前記開口を通して前記空間内まで延出される台車が設けられており、
    前記転動体は、前記台車に支持され、前記レールに沿って転動する案内輪として構成されている請求項1又は2に記載のプラットホームドア装置。
  4. 前記台車には、前記空間内に配置されて、前記台車が浮き上がるのを阻止する浮き防止輪が支持されている請求項3に記載のプラットホームドア装置。
  5. 前記ベルト部材が上から巻き掛けられる第2プーリと、
    前記第2プーリの両側で前記ベルト部材の上面に接触するように配置された第2の一対のローラと、
    前記戸袋体に設けられ、前記第2の一対のローラ間で前記開口を通して前記空間内まで延出される第2台車と、
    前記第2台車に支持され、前記レールに沿って転動する第2案内輪と、をさらに備え、
    前記第2の一対のローラは、前記開口を塞いでいる前記ベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、前記開口から持ち上げられた状態の前記ベルト部材を前記開口に沿わせるように案内する請求項3又は4に記載のプラットホームドア装置。
  6. 前記駆動プーリと前記一対のローラとの間には、前記ベルト部材が前記駆動プーリに巻き掛けられる範囲を増加させるための補助プーリが設けられている請求項1から5の何れか1項に記載のプラットホームドア装置。
  7. 前記扉体には、当該扉体を開閉駆動するための駆動力を発生する扉体駆動源と、この扉体駆動源からの駆動力を受ける扉体駆動プーリと、前記駆動プーリの両側で前記ベルト部材の上面に接触するように配置され、前記開口を塞いでいる前記ベルト部材を持ち上げるように案内する一方で、前記開口から持ち上げられた状態の前記ベルト部材を前記開口に沿わせるように案内する扉用一対のローラと、が設けられ、前記ベルト部材は前記扉体駆動プーリにも巻き掛けられている請求項1から6の何れか1項に記載のプラットホームドア装置。
  8. 前記戸袋体と同様に、転動体、駆動源、駆動プーリ及び一対のローラが設けられた第2戸袋体を備え、この第2戸袋体の駆動プーリにも前記ベルト部材が巻き掛けられている請求項1から7の何れか1項に記載のプラットホームドア装置。
  9. 前記開口を通して床面の下側から引き出された給電線が前記一対のローラ間を通して前記戸袋体内に引き込まれている請求項1から8の何れか1項に記載のプラットホームドア装置。
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