JP2004162423A - 地下収納型ゲート装置 - Google Patents

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JP2004162423A JP2002330737A JP2002330737A JP2004162423A JP 2004162423 A JP2004162423 A JP 2004162423A JP 2002330737 A JP2002330737 A JP 2002330737A JP 2002330737 A JP2002330737 A JP 2002330737A JP 2004162423 A JP2004162423 A JP 2004162423A
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Hiroyuki Yoshimura
裕之 吉村
Kazuaki Hashimoto
和明 橋本
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Abstract

【課題】横架材を昇降する昇降装置を、スクリュ(螺旋ネジ)と、該スクリュの回転により上下動するスライダとで構成することにより、弛みの発生がなく、円滑な動力伝達を行なうことができる地下収納型ゲート装置の提供を目的とする。
【解決手段】対向して配置された支柱2,2間に遮断用の横架材3,4,5が昇降可能に配設され、下降時に横架材3,4,5が地中の格納部16に格納される地下収納型ゲート装置であって、上記横架材3,4,5を昇降する昇降装置15は、スクリュ13と、該スクリュ13の回転により上下動するスライダ14とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、対向して配置された門柱などの支柱間に遮断用の横架材が昇降可能に配設され、下降時に横架材が地中の格納部に格納されるような地下収納型ゲート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駐車場やガレージ等の出入口または人が出入りする階段その他の出入口に設けられる地下収納型ゲート装置としては、次のような構成のものがある。 すなわち、左右に離間して対向するように配置された一対の支柱としての門柱間に遮断用の横架材が昇降可能に配設され、横架材の上昇時に門柱間を遮断し、横架材の下降時には該横架材を地中、床面下または路面下の格納部に格納するものであって、上述の横架材をチェーンやワイヤにて昇降駆動すべく構成したものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−48971号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来構造の地下収納型ゲート装置においては、下降時に横架材が地中に格納されるので、車両の車高の如何にかかわらずその通過許容、通過規則を適切に行なうことができる利点がある反面、上述の横架材はチェーンまたはワイヤにて昇降駆動される関係上、経年劣化によりチェーン、ワイヤに弛みが発生し、円滑な動力伝達が阻害される問題点があった。
上述のチェーンやワイヤの弛みを防止するためには、テンションローラ等を含むテンション機構が別途必要となって、その構造が複雑化する。
【0005】
そこで、この発明は、横架材を昇降する昇降装置を、スクリュ(螺旋ネジ)と、該スクリュの回転により上下動するスライダとで構成することにより、弛みの発生がなく、円滑な動力伝達を行なうことができる地下収納型ゲート装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明による地下収納型ゲート装置は、対向して配置された支柱間に遮断用の横架材が昇降可能に配設され、下降時に横架材が地中の格納部に格納される地下収納型ゲート装置であって、上記横架材を昇降する昇降装置は、スクリュと、該スクリュの回転により上下動するスライダとを備えたものである。
【0007】
上記構成の横架材は、棒部材、パイプ部材、フレーム部材、面状部材、格子部材の何れで構成してもよく、上記スライダは、ナットやボールガイドナットまたは、これに類似するナット類により構成してもよい。
上記構成によれば、昇降装置をスクリュとスライダとで構成したので、弛みの発生がなく、円滑な動力伝達を行なうことができる。
【0008】
この発明の一実施態様においては、上記横架材は複数部材により構成され、最上部の横架材を上記スライダに連結すると共に、複数の横架材間には連結部材が設けられたものである。
【0009】
上記構成によれば、スライダに連結された最上部の横架材を昇降させると、他の横架材を、連結部材を介して最上部の横架材に追従して昇降させることができ、特に下降時の横架材の格納スペースのコンパクト化を図ることができる。
【0010】
この発明の一実施態様においては、上記最上部の横架材を上限位置で係止する係止手段が設けられたものである。
上記構成の係止手段は、可動ストッパ等により構成してもよい。
上記構成によれば、上述の係止手段が最上部の横架材をその上限位置にて係止するので、スクリュに全横架材の重量負荷が付勢されるのを防止することができて、昇降装置の耐久性向上を図ることができる。
【0011】
この発明の一実施態様においては、上記最上部の横架材の上面は略円弧状または略台形状に形成されたものである。
上記構成によれば、横架材の格納時に最上部の横架材の上部が地面上または床面上に位置しても、通過時の抵抗、特に車両通過時の走行抵抗の低減を図ることができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記格納部と横架材との間をシールするシール部材が設けられたものである。
上記構成のシール部材は格納部または/および横架材に設けてもよい。
上記構成によれば、上述のシール部材により格納部の内部にゴミや雨水等の異物が侵入するのを防止することができると共に、横架材のがたつきを防止することができる。
【0013】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は地下収納型ゲート装置を示し、図1、図2において、このゲート装置は地面1、床面または路面上の左右に離間して対向するように立設配置された一対の支柱としての門柱2,2を設け、これら一対の門柱2,2間に遮断用の横架材3,4,5を昇降可能に配設して、図1に示す横架材3,4,5の上昇時に門柱2,2間を遮断すると共に、図2に示す横架材3,4,5の下降時には複数の横架材3,4,5を地中または床面や路面下部の格納部6に格納すべく構成したものである。
【0014】
上述の格納部6は、上方が開放された有底角筒状のボックス7で形成され、このボックス7の底部には複数の水抜き用の孔部8(いわゆる排水孔)が設けられている。なお、このボックス7としてはステンレス等の防錆金属や耐水性に優れる材料を用いることが望ましい。
【0015】
また上述の門柱2は内部中空に形成され、この門柱2の上部には台部材9(いわゆる台座)を取付け、この台部材9の上部に駆動手段としての可逆モータ10を配置している。
この可逆モータ10としては交流モータ、直流モータ、減速機付きモータまたは制動装置付きモータ等を用いることができる。
【0016】
上述の門柱2の中空部と対応してボックス7の底部に設けた軸受11と、可逆モータ10の回転軸に取付けたカップリング12との間にはスクリュ13(螺旋ねじ)を上下方向に指向させて張架している。
【0017】
ところで、上述の横架材3,4,5は1つの最上部の横架材3と、複数の中間の横架材4と、1つの最下部の横架材5との複数で構成され、最上部の横架材3の左右両端部には上記スクリュ13に螺着されて、該スクリュ13の回転により上下動するスライダ14を連結して、このスライダ14とスクリュ13とで昇降装置15を形成している。ここで、上述のスクリュ13、スライダ14はアルミ合金などの軽合金を含む金属または摺動耐摩耗性に優れる合成樹脂などの非金属の何れで構成してもよい。
【0018】
また最上部の横架材3以外の他の横架材4,5の左右両端部には筒部材16(いわゆるカラー)を連結して、この筒部材16を上記スクリュ13に遊嵌している。
なお、この実施例では筒部材16を上記スクリュ13に遊嵌したが、スクリュ13と平行なガイド軸(図示せず)を別に設けて、筒部材16をこのガイド軸に遊嵌する構造を採用してもよい。
【0019】
図3はスライダ14の一例を示し、このスライダ14はスライダ本体14aにスクリュ13の螺旋溝部13aに摺接される複数の断面円弧状の螺旋突起14b…を一体形成したものである。
【0020】
図1、図2に示すように複数の横架材3,4,5間は連結部材としての平行拡げ格子17(Parallel bar expanding grille)で互に連結している。
この平行拡げ格子17は2本のリンク18,18をX字状に組合わせて、図1に示す横架材3,4,5の上限位置と、図2に示す横架材3,4,5の下限位置との間で、上下の横架材3,4間、4,4間、4,5間の距離変化を吸収すべく、リンク18端部を長孔を介して横架材3,4,5に枢着したものである。
【0021】
なお、この実施例ではX字状に組合わせたリンク18,18の端部を上下に隣接する横架材に取付けたが、このリンク18は横架材一つ置き、または二つ置きに連結する構成であってもよい。
【0022】
図4は図2のA−A線矢視断面図であって、ボックス7の上端開口部近傍の地面1上には剛性の受け部材19,19を取付けている。
これら一対の受け部材19,19はその外端上部に突部19a,19aが一体または一体的に形成されており、これら前後の突部19a,19aにより格納時の最上部の横架材3の位置決めを行なうように構成している。
【0023】
また最上部の横架材3はボックス7の上端開口部の全体を覆う前後幅に設定されると共に、該横架材3の上面は図4に示す如く略円弧状に形成されていて、人や車両の通過時における抵抗の低減、特に車両通過時の走行抵抗の低減を図るように構成している。
【0024】
上述の車両通過時の車体重量は受け部材19を介して地面1に伝達される。 さらに上述のボックス7の上端側内部には最上部の横架材3のネック部に向けて延びるシール部材20が設けられている。このシール部材20は柔軟性を有する高分子化合物または耐摩耗性ゴム等により形成することができる。
【0025】
このシール部材20は図5にも示すように横架材3,4,5の上下位置において最下部の横架材5の前後幅と対応し、格納部6の内部にゴミや雨水等の異物が侵入するのを防止すると共に、横架材、特に上限位置における最下部の横架材5が前後方向(車両の通行方向)にがたつくのを防止すべく構成している。
【0026】
図6は図1のC−C線矢視断面図であって、支柱としての門柱2には最上部の横架材3をその上限位置で係止する係止手段としての可動ストッパ21を設け、この可動ストッパ21を電動式または油圧式のアクチュエータ22にて出没駆動すべく構成している。
この実施例では上記横架材3のその前後方向から一対の可動ストッパ21,21により係止保持すべく構成している。
【0027】
ここで、上述のスクリュ13はマニュアル駆動(手動ハンドル操作駆動)、モータ10による電動、リモートコントローラによる遠隔駆動の何れでもよいが、この実施例ではモータ10による電動と遠隔駆動との併用構造を採用しているので、次に図7を参照してその制御回路の構成について説明する。
【0028】
制御手段としてのCPU30は、リモートコントローラ31からの信号を受信する受信部32と、モータ10を正逆転操作するスイッチ操作部33と、横架材3,4,5の上限位置を検知する上限センサ34と、横架材3,4,5の下限位置を検知する下限センサ35とからの信号入力に基づいて、ROM36に格納されたプログラムに従って、可逆モータ10を正逆駆動すると共に、電動式または油圧式等のアクチュエータ22を介して下動ストッパ21(図6参照)を出没駆動し、また記憶手段としてのRAM37は必要なデータを記憶する。
【0029】
上述のゲート装置は図2に示すように折り畳んだ状態でボックス7内にコンパクトに格納されるので、その施工に際してはボックス7を植込んだ後に、スクリュ13等をセットすればよく、施工を簡単に行なうことができるものである。
このように構成した地下収納型ゲート装置の作用を以下に説明する。
【0030】
図1に示す横架材3,4,5の上限位置から車両通過に際して、横架材3,45を図2の下限位置に格納する場合、受信部32がリモートコントローラ31からの信号を受信すると、CPU30はアクチュエータ22を介して可動ストッパ21を没入制御した後に、モータ10を正転駆動するので、スクリュ13が正方向に回転し、このスクリュ13に螺着された左右一対のスライダ14,14が同期下降する。
このため、スライダ14,14間に連結張架された最上部の横架材3が下降し、これに追従して他の横架材4,5が下降する。
【0031】
下限センサ35が横架材3,4,5の下限位置を検知すると、可逆モータ10の回転が自動的にストップするので、横架材3,4,5は図2に示すように格納部6に格納される。
【0032】
車両通過後に所定時間が経過した時、CPU内蔵タイマのタイムアップにより、モータ10を逆転駆動して、図2の横架材3,4,5を図1に示すように自動的に上昇制御すべく構成してもよい。
【0033】
上述の可逆モータ10の逆転駆動時には、スクリュ13が逆方向回転し、このスクリュ13に螺着された左右一対のスライダ14,14が同期上昇する。
このため、スライダ14,14間に連結張架された最上部の横架材3が上昇し、これに追従して他の横架材4,5が上昇する。
【0034】
上限センサ34が横架材3,4,5の上限位置を検知すると、アクチュエータ22を介して可動ストッパ21を突出させて、一対の可動ストッパ21で最上部の横架材3を係止保持すると共に、可逆モータ10の回転が自動的にストップするので、横架材3,4,5は図1に示すように車両遮断状態に設定される。
【0035】
このように図1〜図7で示した実施例の地下収納型ゲート装置は、対向して配置された支柱としての門柱2,2間に遮断用の横架材3,4,5が昇降可能に配設され、下降時に横架材3,4,5が地中の格納部6に格納される地下収納型ゲート装置であって、上記横架材3,4,5を昇降する昇降装置15は、スクリュ13と、該スクリュ13の回転により上下動するスライダ14とを備えたものである。
【0036】
この構成によれば、昇降装置15をスクリュ13とスライダ14とで構成したので、弛みの発生がなく、円滑な動力伝達を行なうことができる。
【0037】
また、上記横架材3,4,5は複数部材により構成され、最上部の横架材3のみを上記スライダ14に連結すると共に、複数の横架材3,4,5間には連結部材(平行拡げ格子17参照)が設けられたものである。
【0038】
この構成によれば、スライダ14に連結された最上部の横架材3を昇降させると、他の横架材4,5を、連結部材(平行拡げ格子17参照)を解して最上部の横架材3に追従して昇降させることができ、特に下降時の横架材3,4,5の格納スペースのコンパクト化を図ることができる。
【0039】
さらに、上記最上部の横架材3を上限位置で係止する係止手段(可動ストッパ21参照)が設けられたものである。
この構成によれば、上述の係止手段(可動ストッパ21参照)が最上部の横架材3をその上限位置にて係止するので、スクリュ13に全横架材3,4,5の重量負荷が付勢されるのを防止することができて、昇降装置15の耐久性向上を図ることができる。
【0040】
加えて、上記最上部の横架材3の上面は、図4に示すように略円弧状に形成されたものである。
この構成によれば、横架材3,4,5の格納時に最上部の横架材3の上部が地面1上または床面上に位置しても、人や車両通過時の抵抗、特に車両通過時の走行抵抗の低減をはかることができる。
【0041】
また、上記格納部6と横架材3,4,5との間をシールするシール部材20が設けられたものである。
この構成によれば、上述のシール部材20により格納部6の内部にゴミや雨水等の異物が侵入するのを防止することができると共に、横架材、特に上限位置における最下部の横架材5の前後方向のがたつきを防止することができる。
【0042】
なお、図1〜図7の実施例においてスクリュ13,13の下部を格納部6の余剰スペースを利用して連動させ、1つのモータ10にて2本のスクリュ13,13を同期回転すべく構成してもよく、また受信部32の配置高さは図1、図2の位置に限定されるものではない。
【0043】
図8は昇降装置15の他の実施例を示し、この実施例ではスクリュ13と、このスクリュ13に平行で、かつ上下方向に延びるガイド軸70とを設けている。
またスライダ14はスクリュ13の螺旋溝部13aに摺接される複数の断面円弧状の螺旋突起14bを備えたスライド部14Aと、ガイド軸70の上下方向に指向する複数のガイド溝70aに摺接される複数のガイド突起14cを備えた案内部14Bとを一体化したものである。
【0044】
一方、筒部材16は上記複数のガイド溝70aに摺接される複数のガイド突起16aを備えている。
このように構成すると、横架材昇降時のがたつきを僅少と成すことができるうえ、片側につき2本の部材(スクリュ13、ガイド軸70)にて横架材を昇降駆動および昇降案内するので、その支持強度の向上を図ることができる。
【0045】
図8に示すこの実施例においても連結部材や格納構造等の他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、図8の実施例に代えて、ガイド溝70aの数量を単一に設定してもよく、あるいはガイド溝70a、ガイド突起14c,16aのない構造を採用してもよい。
【0046】
図9は他の実施例を示し、最上部の横架材3の上面を略台形状に形成すると共に、この台形のスラント面から受け部材19にかけて連続する傾斜面を構成し、車両通過時の走行抵抗をさらに低減させたものである。
また、シール部材20としては中空部を有するものを用い、シール部材20の復元性向上、可撓性向上を図ったものである。
【0047】
このように構成しても昇降装置15などの他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0048】
図10はさらに他の実施例を示し、この実施例では格納時において最上部の横架材3の上面および受け部材19の突部19a上面が地面1、床面または路面と略面一状になるように、上記受け部材19を地中に埋設すると共に、最上部の横架材3の上面をフラットに形成したものである。
【0049】
このように構成すると、人や車両、特に車両通過時の走行抵抗を地面1とほぼ同様に設定することができる。なお、図10に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図10において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0050】
図11はスライダの他の実施例を示し、この実施例ではナット本体25と、多数のボール26とを有するボールガイドナットでスライダ24を構成し、所謂ボールねじにより上述の昇降装置15を構成したものである。
このように構成するとスライダ24の昇降時の摩擦抵抗を大幅に低減することができるので、モータ10の負荷軽減および省エネルギ化を達成することができる。
【0051】
図11に実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図11において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0052】
図12、図13は連結部材の他の実施例を示すものである。なお、この実施例の横架材3,4,5としてはフレーム部材、面状部材、格子部材が用いられる。
図12、図13に示すように中間の横架材4と最下部の横架材5とに上下方向に延びる所定小幅の凹溝40を形成し、最上部の横架材3の下部と中間の横架材4の下部には上記凹溝40内を摺動し、凹溝40上端の横架材4,5を係止する側面視L字状のフック41,41を固定して、これら両者40,41により横架材3,4,5の昇降による間隔変化を吸収する連結部材42を構成したものである。そして、この連結部材42の構成を門柱2,2間の左右2箇所または中間部を含む複数箇所に設ける。
【0053】
また最下部の横架材5の下部にはガイド部材43を取付け、このガイド部材43で横架材3,4,5の昇降時のガイドおよび横架材3,4,5のがたつき防止を図るように構成している。
【0054】
図12、図13の実施例においても最上部の横架材3の上昇、下降時の連結部材42を介して他の横架材4,5を追従させることができる。なお、中間の横架材4は複数設けてもよい。
【0055】
このように構成しても昇降装置15などの他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図12、図13において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0056】
図14、図15は連結部材のさらに他の実施例を示すものである。なお、この実施例の横架材3,4,5としてはフレーム部材、面状部材、格子部材が用いられる。
【0057】
図14、図15に示すように中間の横架材4と最下部の横架材5とに上下方向に延びる所定小幅の長孔50を形成し、最上部の横架材3と中間の横架材4の下部には上記長孔50内を摺動し、長孔50上端の孔縁を係止する鍔付きピン51,51を固定して、ピン51の鍔部で抜け止めを図ると共に、これら両者50,51により横架材3,4,5の昇降による間隔変化を吸収する連結部材52を構成したものである。そして、この連結部材52の構成を支柱としての門柱2,2間の左右2箇所または中間部を含む複数箇所に設ける。
【0058】
図14、図15の実施例においても最上部の横架材3の上昇、下降時に連結部材52を介して他の横架材4,5を追従させることができる。なお、中間の横架材4は複数設けてもよい。
【0059】
このように構成しても昇降装置15などの他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図14、図15において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0060】
図16、図17は連結部材のさらに他の実施例を示すものである。なお、この実施例の横架材3,4,5としては棒部材またはパイプ部材が用いられる(但し、図面では棒部材を示す)。
【0061】
図16、図17に示すように最上部の横架材3の下部にはスペーサ3Aを介して横架材3Bが一体または一体的に設けられ、スペーサ3Aおよび横部材3Bが最上部の横架材3に一体化されている。
【0062】
そして上下に隣設する横部材3Bと中間の横架材4と、中間の横架材4,4相互、中間の横架材4と最下部の横架材5とをそれぞれ内包するようにリング部材60…が設けられ、これらの各リング部材60にて連結部材を構成している。このようなリング部材60による連結部材の構成を支柱としての門柱2,2間の左右2箇所または中間部を含む複数箇所に設ける。
【0063】
図16、図17の実施例においても最上部の横架材3の上昇、下降時にリング部材60を介して他の横架材4,5を追従させることができる。なお、この実施例においても横部材3Bの左右両端部にはスライダ14または24が取付けられ、横架材4,5の左右両端部には筒部材16が設けられている。
【0064】
このように構成しても昇降装置15などの他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図16、図17において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0065】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の連結部材は、実施例の平行拡げ格子7、連結部材42,52またはリング部材60に対応し、
以下同様に、
支柱は、門柱2に対応し、
係止手段は、可動ストッパ21に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0066】
例えば、横架材3,4,5間を連結する連結部材は上記構成に代えて、チェーンやワイヤであってもよい。またゲート装置の設置場所は階段部分などの人が出入りする他の部分であってもよい。
【0067】
【発明の効果】
この発明によれば、横架材を昇降する昇降装置を、スクリュ(螺旋ネジ)と、該スクリュの回転により上下動するスライダとで構成することにより、弛みの発生がなく、円滑な動力伝達を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下収納型ゲート装置を示す正面図。
【図2】地下収納時の正面図。
【図3】昇降装置の説明図。
【図4】図2のA−A線矢視断面図。
【図5】図1のB−B線矢視断面図。
【図6】図1のC−C線矢視断面図。
【図7】制御回路ブロック図。
【図8】ゲート装置のさらに他の実施例を示す要部の斜視図。
【図9】ゲート装置の他の実施例を示す収納時の断面図。
【図10】ゲート装置のさらに他の実施例を示す収納時の断面図。
【図11】昇降装置の他の実施例を示す断面図。
【図12】ゲート装置のさらに他の実施例を示す収納時の断面図。
【図13】図11のゲート装置の遮断時の説明図。
【図14】ゲート装置のさらに他の実施例を示す収納時の断面図。
【図15】図13のゲート装置の遮断時の説明図。
【図16】ゲート装置のさらに他の実施例を示す収納時の断面図。
【図17】図15のゲート装置の遮断時の説明図。
【符号の説明】
2…門柱(支柱)
3,4,5…横架材
6…格納部
13…スクリュ
14…スライダ
15…昇降装置
17…平行拡げ格子(連結部材)
20…シール部材
21…可動ストッパ(係止手段)
42,52…連結部材
60…リング部材(連結部材)

Claims (5)

  1. 対向して配置された支柱間に遮断用の横架材が昇降可能に配設され、
    下降時に横架材が地中の格納部に格納される地下収納型ゲート装置であって、
    上記横架材を昇降する昇降装置は、スクリュと、該スクリュの回転により上下動するスライダとを備えた
    地下収納型ゲート装置。
  2. 上記横架材は複数部材により構成され、
    最上部の横架材を上記スライダに連結すると共に、複数の横架材間には連結部材が設けられた
    請求項1記載の地下収納型ゲート装置。
  3. 上記最上部の横架材を上限位置で係止する係止手段が設けられた
    請求項2記載の地下収納型ゲート装置。
  4. 上記最上部の横架材の上面は略円弧状または略台形状に形成された
    請求項2または3記載の地下収納型ゲート装置。
  5. 上記格納部と横架材との間をシールするシール部材が設けられた
    請求項1〜4の何れか1に記載の地下収納型ゲート装置。
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