JPWO2011058912A1 - 照明光学系 - Google Patents

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Abstract

側方の照明が可能であり広画角の観察光学系に適した、小型で配光特性の優れた照明光学系を提供する。入射光軸上に配置されるプリズム(2)と、該プリズム(2)の前段または後段に配置され2つの反射面(2b,2c)を有するレンズ(3)とを備え、該反射面(2b,2c)のうち少なくとも1つが透過反射面(2b)である照明光学系(1)を提供する。また、入射光軸と斜めに交差して配置され、入射した光の一部を透過して射出し、光の他の少なくとも一部を入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備える照明光学系を提供する。また、その長手方向が入射光軸に対して傾斜して配置されたロッドレンズを備える照明光学系を提供する。

Description

本発明は照明光学系に関し、特に、内視鏡に適した照明光学系に関するものである。
内視鏡は、医療分野及び工業分野で広く使用されている装置である。特に医療用分野においては、内視鏡は、体腔内の画像を取得することにより、観察部位の診断に利用されている。体腔内は襞や隆起物があり複雑な形状であることが多い。それゆえ、内視鏡の視野が進行方向だけの場合、襞の裏側などを十分に観察することができない。
これを解決するために、内視鏡の対物レンズの画角を大きくして観察範囲を側方および後方まで広げる方法が考えられる。これにより、管腔内部の広範囲の観察が容易になる。このときに、画角の拡大と同時に照明範囲も側方に拡大して観察範囲の十分な領域を照明する必要がある。側方の照明方法として、ライトガイドを湾曲させる方法(例えば、特許文献1参照。)および反射部材を用いて照明光を偏向させる方法(例えば、特許文献2、3および4参照。)が知られている。
特許第3791899号公報 特開平8−286044号公報 特開平6−138400号公報 特開平6−34889号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、ライトガイドの湾曲させた部分において寸法が径方向に大きくなってしまう。さらに、広い画角の照明を行うためには、屈曲の角度を大きくせざるを得ない。したがって、径方向の小型化が望まれる内視鏡には構造上適さない。
特許文献2では、プリズムを用いて側方を照明している。しかしながら、具体的な光学系の構成が記載されていまい。また、配光に関して考慮されていないため、側方を適切に照明して観察に用いることができるか否かは不明である。
特許文献3では、光学素子の光学パワーにより配光を考慮した照明光学系が開示されている。しかし、この照明光学系は側視型内視鏡用に設計されているため、これを搭載した内視鏡は側方の一方向しか照明できない。また、光学素子の反射面が大きいので小型化の点で不利であるという問題がある。
特許文献4では、照明系の光路を撮影レンズと共通にして小型化を図っている。しかしながら、ハーフミラーを撮影レンズ系の光路に配置しなければならないので、全体的な装置の小型化には不利である。また、配光は撮影レンズの構成に依存するため、配光を適切にコントロールするのは難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、側方の照明が可能であり広画角の観察光学系に適した、小型で配光特性の優れた照明光学系を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、光源からの入射光軸上に配置されるプリズムと、該プリズムの前段または後段に配置される少なくとも1つのレンズとを備え、前記プリズムが、2つの反射面を有し、該反射面のうち少なくとも1つが、反射と透過とを兼ねた透過反射面である照明光学系である。
本発明の第1の態様によれば、プリズムの1面を反射と透過とを兼ねた透過反射面にすることにより、プリズムの寸法を小さく抑えつつ、光源からの光が入射光軸に対して側方に偏向させられる。また、入射光軸上またはプリズムの透過反射面の外側のスペースにレンズを配置すればよい。これにより、入射光軸に対して径方向に小型化することができる。また、プリズムの入射側または射出側に配置されたレンズにより、プリズムから射出される光の配光特性を向上することができる。
上記第1の態様においては、前記光源側から順に、前記プリズム、前記少なくとも1つのレンズの順に配置され、前記プリズムが、前記光源からの光線を透過面、前記透過反射面、前記反射面および前記透過反射面の順に通過させることとしてもよい。
このようにすることで、プリズムの形状を簡易にすることができる。
上記第1の態様においては、前記レンズが、正レンズであり、前記プリズムの前段に配置されていることとしてもよい。
このようにすることで、光源からの光がレンズによって一旦収斂されるので、光がプリズム側面から漏れるのを防止して効率的に光を利用することができる。
本発明の第2の態様は、光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備える照明光学系である。
本発明の第2の態様によれば、プリズムの面を透過した光により前方が照明され、面で反射された光により側方が照明される。これにより、広い範囲を照明して配光特性を向上できる。さらに、少なくとも1つのプリズムの少ない構成で実現されるので、小型化を図ることができる。
上記第2の態様においては、前記プリズムは、その中心軸が前記入射光軸の方向に沿って配置された略円柱状であり、前記光源と反対側に配置された端面が、前記中心軸に対して傾斜して形成されていることとしてもよい。
このようにすることで、光が、プリズムの内部において側面で反射されたとき、および、光源と反対側の端面で反射されて側面から射出されたときに放射方向にも広がる。これにより、配光のムラを軽減して配光特性をさらに向上することができる。
上記第2の態様においては、前記プリズムの前段に、前記入射光軸に沿って配置された錐台状のテーパロッドプリズムを備えることとしてもよい。
テーパロッドプリズムは、入射側と射出側の面積が異なり、光源からの光の特性を変化させることが可能である。したがって、光源側からテーパロッド、プリズムの順に配置することにより、入射光軸に対して径方向の寸法を大きくすることなく、配光特性をコントロールすることができる。
本発明の第3の態様は、その長手方向が光源からの入射光軸に対して傾斜して配置されたロッドレンズを備える照明光学系である。
本発明の第3の態様によれば、ロッドレンズに入射した光は、その湾曲した内面において反射されることにより放射方向に広がり、入射光軸と交差する方向へ射出される。これにより、入射光軸に対して径方向の寸法の小型化を図りながら、配光特性を向上することができる。
上記第3の態様においては、前記ロッドレンズは、前記光源側の端面が、その長手方向に対して傾斜して形成されていることとしてもよい。
このようにすることで、ロッドレンズの一方の端面を、光源からの光を導光するライトガイドなどの導光部材の先端面と容易に接続することができる。
上記第3の態様においては、前記光源と前記ロッドレンズとの間に配置され、前記光源からの光を前記ロッドレンズへ導光する導光部材を備え、該導光部材が、その光軸に対して傾斜して形成された先端面を有することとしてもよい。
このようにしても、ロッドレンズの一方の端面を中心軸に対して傾斜して形成したときと同様に、ロッドレンズの中心軸を入射光軸に傾斜させた状態で、ロッドレンズと導光部材とを接続することができる。さらに、ロッドレンズから射出される光には、導光部材の射出時の屈折効果が加わる。したがって、より効果的に配光をコントロールすることができる。
本発明によれば、広画角の観察光学系に適した、小型で配光特性の優れた照明光学系を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明光学系の全体構成図である。 図1の照明光学系の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明光学系の全体構成図である。 図3の照明光学系のプリズムの変形例を示す図である。 図3の照明光学系のプリズムのもう1つの変形例を示す図である。 図3の照明光学系の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る照明光学系の全体構成図である。 図7の照明光学系の変形例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の実施例1に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例2に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例3に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例4に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例5に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例6に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例7に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の実施例8に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例9に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例10に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例11に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例12に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例13に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例14に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例15に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の実施例16に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例17に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例18に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例19に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例20に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例21に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例22に係る照明光学系の全体構成図である。 本発明の第3の実施形態の実施例23に係る照明光学系の全体構成図である。 図25の照明光学系の変形例を示す図である。
以下に、本発明の第1の実施形態について図1および図2を参照して以下に説明する。
本発明の第1の実施形態に係る照明光学系1は、図1に示されるように、光源側に配置されたプリズム2と、該プリズム2の射出面の外側に配置されたレンズ3とを備えている。
プリズム2は、光源側に向けられ光源からの入射光軸と垂直に交差して配置される入射面(透過面)2aと、入射光軸と傾斜して交差する透過反射面2bと、該透過反射面2bと対向する反射面2cとを有している。透過反射面2bは、入射光軸に沿って入射面2aから入射した光を反射面2cに向けて反射し、反射面2cにおいて反射された光を透過させるようにその一部において光を透過させつつ、他の部分において光を反射するように構成されている。
反射面2cは、その法線と透過反射面2bの法線とのなす角度θが、20°≦θ≦45を満たすように配置され、さらに好ましくは、10°≦θ≦30°を満たすように配置されている。このときに、θが45°を超えると、プリズム2が大型になり、また、全反射条件を満たさない光線が増えて配光が悪くなるため好ましくない。一方、θが20°を下回ると、透過反射面2bの面積が大きくなるため開口が大きくなり、小型化が難しくなるため好ましくない。
また、プリズム2は、d線に対する屈折率nが、1.6≦n≦2.2を満たし、さらに好ましくは、1.65≦n≦2.0を満たす。プリズム2を光路中に配置することにより光源から射出面までの光学的距離が大きくなるため、レンズ3側面などに漏れる光が発生しやすくなる。これを防ぐため、プリズム2はある程度の高い屈折率で構成し空気換算長を短くするのが望ましい。屈折率nが2.2を超えると、硝材のコストが高くなる、また、青色の透過率が低下して照明の色が変化するため好ましくない。一方、屈折率が1.6を下回ると、レンズ3側面に漏れる光が増加して照明効率が低下するため好ましくない。
レンズ3は、正の焦点距離を有する正レンズまたは負の焦点距離を有する負レンズが用いられる。図1のレンズ3は、光源側の面が球面であり、物体側の面が平面の正レンズである。
レンズ3が、正レンズの場合、シェープファクタSF1は、0.5≦SF1≦1.25を満たし、さらに好ましくは、0.8≦SF1≦1.05を満たす。ここで、SF1は(R1+R2)/(R1−R2)であり、R1はレンズ3の物体側面3bの曲率半径、R2はレンズ3の光源側面3aの曲率半径である。
SF1が1.25を超えると、レンズ3の光源側の曲率が大きくなり過ぎてレンズ3の加工が困難になる、または、物体側面3bの曲率が発散作用をもたらして効果的な配光ができなくなるため好ましくない。一方、SF1が0.5を下回ると、光源側面3aの曲率が緩くなりすぎて効果的な配光ができなくなる、もしくは、レンズ3の径寸法が大きくなり、その結果物体側面3bの曲率が大きくなり過ぎて周辺の配光特性が劣化するため好ましくない。
一方、レンズ3が、負レンズの場合、そのシェープファクタSF2は、0.6≦SF2≦1.25を満たし、より好ましくは、0.7≦SF2≦1.05を満たす。ここで、SF2は(R1+R2)/(R1−R2)であり、R1はレンズ3の物体側面3bの曲率半径、R2はレンズ3の光源側面3aの曲率半径である。
SF2が1.05を超えると、光源側面3aの曲率が大きくなり過ぎてレンズ3の加工が困難になる、または、物体側面3bの曲率が収斂作用をもたらして効果的な配光ができなくなるため好ましくない。一方、SF2が0.7を下回ると、光源側面3aの曲率が緩くなりすぎて効果的な配光ができなくなる、または、物体側面3bの曲率が大きくなり過ぎて周辺の配光特性が劣化してしまうため好ましくない。
このように構成された照明光学系1の作用について、内視鏡に用いた場合を例に説明する。
本実施形態にかかる照明光学系1は内視鏡の先端部に搭載される。照明光学系1は、内視鏡が備える照明装置、例えば、光源に接続され内視鏡の挿入部内に長手方向に沿って配置されたライトガイドの先端面に、プリズム2の入射面2aを接続して配置される。このときに、本実施形態に係る照明光学系1は、挿入部内に配置されたもう1つのライトガイドおよび挿入部の前方を照明する照明光学系と共に用いられる。
このように、本実施形態によれば、光源からの光が挿入部の正面に対して側方に射出され、内視鏡の挿入方向の前方のみでなく側方も十分に照明される。したがって、画角の大きな内視鏡であっても、その広い視野の十分な領域を照明することができるという利点がある。また、レンズ3を用いてその光学特性を適切に設計することにより、配光を適切に制御することができるという利点がある。
また、プリズム2の1つの面を透過と反射を兼ねた透過反射面2bとして構成することでプリズム2の形状を簡易にし、また、レンズ3をプリズム2の透過反射面2bの外側に生じた空間に配置することにより、照明光学系1の寸法を小さく納めることができるという利点がある。これは、特に内視鏡において、側方も照明しながら先端部の径寸法を小さくできるため、好適である。
なお、上記実施形態においては、プリズム2の後段にレンズ3を配置することとしたが、これに代えて、図2に示されるように、プリズム2の前段にレンズ3を配置することとしてもよい。
この場合、レンズ3は、正レンズであることが好ましい。このようにすることで、光源からの光をレンズ3により一旦収斂して、プリズム2の側面に光が漏れ出ることを防ぐことができる。
また、この場合、レンズ3のシェープファクタSF3は、−1.2≦SF3≦0.2であることが好ましく、−1.05≦SF1≦0であることがより好ましい。ここで、SF3は、(R1+R2)/(R1−R2)であり、R1はレンズ3の物体側面3bの曲率半径、R2はレンズ3の光源側面3aの曲率半径である。このようにすることで、配光をより適切に制御することができる。
SF3が0.2を超えると、正レンズ3の光源側面3aの曲率が大きくなり過ぎて光の漏れが多くなる、または、物体側面3bの曲率が緩くなりすぎて適切な配光ができなくなるため好ましくない。一方、SF3が−1.05を下回ると、正レンズ3の光源側面3aの曲率が発散作用をもたらしてプリズム2が大きくなる、または、物体側面3bの曲率が大きくなり過ぎてレンズ3の加工が困難になるため好ましくない。
また、上記実施形態においては、照明光学系1が複数備えられ、各照明光学系1の照射方向を異ならせることとしてもよい。
例えば、各照明光学系1の射出方向を半径方向外方に向けて、内視鏡の先端部に周方向に沿って照明光学系1を複数配置する。このようにすることで、例えば円筒の壁面を照明するときなど、周方向に均等に照明することができる。
また、上記実施形態においては、プリズム2が、側面に反射作用を有することとしてもよい。プリズム2側面に反射作用を持たせる方法としては、プリズム2側面にミラーコーティングを施す方法が望ましい。
光路中にプリズム2を配置することにより、光源から光が射出される透過反射面2bまでの光学的距離が大きくなり、レンズ3側面に漏れ出る光が増加する。よって、入射面2aおよび透過反射面2bの一部を除く側面から光が漏れないように、これらの側面に反射作用を持たせることが望ましい。これにより光を効率的に利用して照明効率を向上することができる。
また、上記実施形態においては、プリズム2が、側面に光を拡散する拡散作用を有することとしてもよい。
プリズム2の側面に光が当たる場合、その側面の法線方向により反射方向が決まるため、光学面と側面との境界で配光にムラが発生しやすい。そこで、プリズム2側面に拡散作用を持たせることにより、配光のムラを軽減することができる。この場合、側面に拡散作用を持たせるには、側面に砂目加工を施すことが望ましい。
また、プリズム2の側面で光を拡散するもう1つの方法として、プリズム2の物体側に拡散作用を有する部材を配置することとしてもよい。このようにしても、プリズム2の射出面に拡散作用を持たせた場合と同様の効果が得られる。この場合、拡散作用を有する部材の拡散作用の特性を変えることにより、微妙な配光コントロールが可能になる。
また、上記実施形態においては、プリズム2が、透過反射面2bの一部に反射作用を有することとしてもよい。
透過反射面2bから射出した光のうち一部がプリズム2の物体側に配置されたレンズ3を通過しない場合がある。したがって、透過反射面2bの一部に反射作用を持たせて、レンズ3に入射しない光をプリズム2内部に戻すことにより、光を有効に使うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る照明光学系1ついて図3から図6を参照して説明する。
本実施形態に係る照明光学系1は、図3に示されるように、略円柱状のプリズム4を備えている。プリズム4は、一方の端面4aがその中心軸に垂直であり、他方の端面(面)4bがその中心軸に対して斜めに形成されている。
プリズム4は、一方の端面(以下、入射面という。)4aが、略中心において光源からの入射光軸と垂直に交差するように配置される。他方の端面(以下、斜面4bという。)4bは、所定の角度以下の入射角度で入射した光を透過し、所定の角度より大きい入射角度で入射した光を反射する。斜面4bにおいて反射された光は、側面4cを透過する。これにより、プリズム4は、光源からの光を、入射光軸の前方および側方へ分配して射出するようになっている。
プリズム4の中心軸と斜面4bとがなす角度θは、20°≦θp≦70°を満たし、より好ましくは35°≦θp≦60°を満たす。斜面4bにおける光の反射と透過の配分は、その中心軸に対する角度に依存する。θpが70°を超えると反射光の量が過少になり、θpが20°を下回ると透過光の量が過少になるため、前方と側方の配光のバランスが崩れて好ましくない。
また、プリズム4の屈折率npは、1.6≦np≦2.2を満たし、より好ましくは、1.7≦np≦2.0を満たす。プリズム4の面における光の反射と透過の配分は、プリズム4の屈折率にも依存する。このようにすることで、プリズム4の斜面4bにおける反射光と透過光の配分を適切にすることができる。npが2.2を超えると、反射光の配分が過多になる、硝材のコストが高くなる、または、青色の透過率が減少して照明色が変わるなどの不都合があり好ましくない。一方、npが1.6を下回ると、反射光の配分が過少になり好ましくない。
このように構成された照明光学系1の作用について、内視鏡に用いた場合を例に挙げて以下に説明する。
本実施形態に係る照明光学系1は、第1の実施形態と同様にして内視鏡の挿入部の先端部内に配置される。光源からライトガイドにより導光されてきた光は、プリズム4内に入射した後、一部は斜面4bで反射されて側方を照明し、他の少なくとも一部は斜面4bを透過して前方を照明する。これにより、内視鏡の画角が大きくても、前方および側方の広い範囲に配光して視野の十分に広い範囲を照明することができるという利点がある。
また、単にプリズムを用いて光を側方または後方に屈曲させる場合には、それ単独では前方を照明できないため、前方を照明するための照明光学系を別に構成する必要がある。したがって、構成部材が多くなり、寸法の縮小に不利になる。しがしながら、本実施形態によれば、1つのプリズム4を用いて前方および側方が照明されるので、照明光学系1の小型化を図り、また、製造コストを抑えることができるという利点がある。
また、その側面4cに曲率を有する円柱状のプリズム4を用いることにより、側面4cで反射された光は放射方向に配光される。これに対して、単純にプリズムを配置した場合、例えば、反射面を平面で構成した場合は放射方向への光の広がりが少なく、3角プリズムのように側面を平面の構成にすると配光ムラが発生するなど、配光は不利になる。このように、本実施形態によれば、簡便な構成でありながら、効果的に放射方向にも配光をコントロールすることができるという利点がある。
なお、上記実施形態においては、プリズム4の側面4cの一部が平面で形成されていることとしてもよい。例えば、図4に示されるように、プリズム4の一方の側面4cを平面にして、該平面から光を射出させてもよい。
また、上記実施形態においては、プリズム4の側面4cの一部が他の部分と異なる曲率を有することとしてもよい。例えば、図5に示されるように、プリズム4の一方の側面4cを、凹面のシリンドリカル形状とする。このときに、他の部分と異なる曲率を有する部分の形状は、凸面でもよく、回転対称の曲面でもよく、非球面でもよい。このようにすることで、配光の微妙な特性をコントロールすることができる。
また、上記実施形態においては、斜面4bで反射した光が射出する位置の側面4cが、別の光学特性を有することとしてもよい。特に、光の射出位置を平面で構成することにより、衝撃によってプリズム4が割れにくくなり好ましい。
また、上記実施形態においては、照明光学系1が、1つのプリズム4を備えることとしたが、図6に示されるように、プリズム4の前段にテーパロッドプリズム5を備えることとしてもよい。テーパロッドプリズム5は、一方に向かって漸次径寸法が大きくなる錐台状のプリズムであり、円形または多角形の横断面形状を有する。テーパロッドプリズム5は、その中心軸と光源からの入射光軸とが一致するように配置される。テーパロッドプリズム5により、照明光学系1の配光特性は大きく変化するため、テーパロッドプリズム5の構成を適切に設定するのが望ましい。
テーパロッドプリズム5の屈折率ntは、1.4≦nt≦1.8を満たすことが好ましく、1.45≦nt≦1.7を満たすことがより好ましい。テーパロッドプリズム5が、中心部と周辺部とで屈折率が異なるクラッド構造を有している場合、中心部の屈折率をある程度小さくしておくことが望ましい。屈折率ntが1.8を超えると、硝材コストが高くなる、または、透過率が低くなって光量が低下するため好ましくない。一方、屈折率ntが1.4を下回ると、屈折による効果が十分に得られず、前方と側方との配光の角度が狭くなり過ぎるため好ましくない。
また、テーパロッドプリズム5の長さLtは、1.0≦Din/Lt≦6.0を満たすことが好ましく、1.2≦Din/Lt≦4.5を満たすことがより好ましい。ここで、Ltはテーパロッドプリズム5の長手方向の長さ、Dinはテーパロッドプリズム5の入射面または射出面のうち最大径もしくは最大対角長である。このようにすることで、照明光学系1の小型化を図りつつ配光特性を適切に制御することができる。Ltが6.0を超えるとテーパロッドプリズム5が長すぎて小型化が難しくなり、Ltが1.0を下回るとテーパロッドプリズム5が短すぎて適切な配光が得られないため好ましくない。
このように、プリズム4の前段にさらにテーパロッドプリズム5を配置することにより、配光特性をより適切にコントロールすることができる。また、プリズム面に曲率をつけて配光をコントロールする場合には、構成長やふち肉の確保のため寸法が大型化してしまうが、テーパロッドプリズム5を用いることにより、入射光軸に対して径方向に寸法を大きくすることなく配光のコントロールを実現できるという利点がある。
この場合に、テーパロッドプリズム5は、入射面に対して射出方向に漸次細くなっていてもよく、漸次太くなっていてもよい。
画面周辺部分の明るさを向上させるためには、テーパロッドプリズム5を射出方向に漸次細くするのが好ましい。その場合には、その入射面積Sinと射出面積Soutが、0.025≦Sout/Sin≦1.0を満たすことが好ましく、0.1≦Sout/Sin≦0.65を満たすことがより好ましい。このようにすることで、周辺部分の明るさを向上することができる。Sout/Sinが1.0を超えると、前方と側方との配光の角度が狭くなり過ぎるため好ましくない。一方、Sout/Sinが0.025を下回ると、必要以上に配光が広がる、または、テーパロッドプリズム5の先端が細くなりすぎて強度が弱くなるため好ましくない。
一方、画面中心部分の明るさを向上させるためには、テーパロッドプリズム5を射出方向に漸次太くすることが好ましい。その場合には、0.025≦Sin/Sout≦1.0を満たすことが好ましく、0.05≦Sin/Sout≦0.7を満たすことがより好ましい。このようにすることで、中心部分の明るさを向上することができる。Sout/Sinが、1.0を超えると、必要以上に配光の角度が広がる、または、小型化が難しくなるため好ましくない。一方、Sout/Sinが0.025を下回ると、前方と側方との配光の角度が狭くなり過ぎるため好ましくない。
また、テーパロッドプリズム5は、入射面と射出面の形状が異なっていてもよい。
テーパロッドプリズム5を使用する際、光量損失を少なくするのが望ましい。すなわち、テーパロッドの入射面の形状を光源の射出形状に、また射出面の形状をプリズム4の入射形状にするのが良い。これにより効率的に光を利用することが可能になると同時に、無駄に入射面積および射出面積を増やさなくても良いので寸法が小さくなり、小型化も達成できる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る照明光学系1について図7および図8を参照して説明する。
本実施形態に係る照明光学系1は、図7に示されるように、ロッドレンズ6と、該ロッドレンズ6の後段に配置されるレンズ7とを備えている。ロッドレンズ6の一方の端面は、その中心軸に対して傾斜して形成されている。これにより、一方の端面(以下、入射面という。)6aをライトガイド8の先端面と接続したときに、ロッドレンズ6の中心軸が光源からの入射光軸に対して斜めに配置される。したがって、ロッドレンズ6およびレンズ7を通過した光が、入射光軸に対して側方に射出される。
ロッドレンズ6は、入射面6aの法線と他方の端面(以下、射出面という。)6bの法線がなす角度θrが、3°≦θr≦40°を満たし、より好ましくは、5°≦θr≦30°を満たす。θrが40°を超えると、配光のコントロールが可能になるが、光源からの入射光軸に対して径方向に寸法が大きくなり小型化が難しくなる。一方、θrが3°を下回ると、側方への十分な配光を得ることができない。
また、ロッドレンズ6は、長さLが、1.0≦L/Dr≦5.0を満たし、より好ましくは、1.2≦L/Dr≦4.0を満たす。ここで、Lはロッドレンズ6の中心の長さ、Drはロッドレンズ6の入射面6aの径寸法である。L/Drが5.0を超えると、ロッドレンズ6が長くなりすぎて小型化が達成できなくなる。一方、L/Drが1.0を下回ると、ロッドレンズ6が短くなりすぎてロッドレンズ6の内面反射の効果が十分に得られず配光をコントロールできない。
レンズ7は、正レンズであり、ロッドレンズ6の入射面6aの径寸法Dinと、レンズ7の光源側面の曲率半径R1が、0.35≦Din/R1≦1.2を満たし、より好ましくは、0.5≦Din/R1≦0.9を満たす。Din/R1が1.2を超えると、レンズ7の曲率が大きくなりすぎて加工が困難になり、Din/R1が0.35を下回ると、配光の角度が狭くなり過ぎる。
また、ロッドレンズ6の入射面6aからレンズ7の射出面までの光軸上距離Llと、ロッドレンズ6の入射面6aの径寸法Dinは、1.5≦Ll/Din≦5.0を満たし、より好ましくは、2.5≦Ll/Din≦4.5を満たす。Ll/Dinが5.0を超えると、光学全長が大きくなり過ぎて小型化が難しくなり、Ll/Dinが1.5を下回ると、効果的に配光方向の変換ができなくなる。
このように構成された本実施形態に係る照明光学系1の作用について、内視鏡に用いた場合を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る照明光学系1は、第1の実施形態と同様にして内視鏡の挿入部の先端部内に配置される。これにより、光源からの光が、挿入部の前方に対して側方へ照射される。
このときに、プリズムなどの反射部材を用いて側方方向の照明を行う場合、側方または後方など90°方向への屈曲は容易であるが、前方30°方向など小角度の屈曲は得意ではない。この小角度への光の屈曲をプリズムで行うと、プリズムの体積が大きくなったり、配光のコントロールが困難になったりする。また、ライトガイド自体を屈曲させて光の導光方向を変換する場合も、径方向の寸法が大きくなったり、屈曲させることによりライトガイドの強度が弱くなったりする。
これに対し、本実施形態に係る照明光学系1によれば、ロッドレンズ6の入射面6aを入射光軸に対して傾斜させることにより、ロッドレンズ6内部において小角度で光を反射させ、効果的に光を偏向して側方を照明できるという利点がある。また、内視鏡の径方向の寸法を小さく抑えつつ配光特性をコントロールすることができるという利点がある。
上記実施形態においては、ロッドレンズ6の一方の端面が傾斜していることとしたが、これに代えて、図8に示されるように、ライトガイド8の先端面が傾斜して形成されていることとしてもよい。このようにすることで、光源からの光にライトガイド8射出時の屈折効果が加わるので、より効果的な配光コントロールが可能になる。
この場合、ライトガイド8の先端面とその長手方向がなす角度θLGは、3°≦θLG≦30°を満たすことが好ましく、5°≦θLG≦20°を満たすことがより好ましい。このようにすることで、ロッドレンズ6がライトガイド8に対して径方向に突出する幅を抑えて全体の小型化を図ることができる。θLGが30°を超えると、小型化を達成できなくなる、または、ライトガイド8の先端面で光が全反射されるため好ましくなく、θLGが3°を下回ると、適切な配光ができなくなるため好ましくない。
また、ロッドレンズ6の先端面を傾斜させる場合、ロッドレンズ6の中心の長さLとライトガイド8の射出面の径寸法DLGが、1.0≦L/DLG≦5.0を満たすことが好ましく、1.2≦L/DLG≦4.0を満たすことがより好ましい。このようにすることで、ライトガイド8の先端面を傾斜させて適切な配光を得つつ、さらに小型化を図ることができる。L/DLGが、5.0を超えると、ロッドレンズ6が長くなりすぎて小型化が満たせなくなるため好ましくない。一方、L/DLGが1.0を下回ると、適切な配光が得られなくなるため好ましくない。
また、上記実施形態においては、レンズ7が、正レンズであることとしたが、これに代えて、負レンズであることとしてもよい。このようにしても、レンズ7の光学特性を適切に選択することにより、ロッドレンズ6から射出された光の配光をより適切にコントロールすることができる。
この場合に、ロッドレンズ6の入射面6aの径寸法Dinと、レンズ7の光源側面の曲率半径R2とは、0.3≦Din/R2≦1.5を満たすことが好ましく、0.5≦Din/R2≦1.2を満たすことがより好ましい。Din/R2が1.5を超えると、負レンズ7の曲率がきつくなりすぎて加工が困難になるため好ましくない。一方、Din/R2が0.3を下回ると、側方への配光の角度が狭くなり過ぎるため好ましくない。
また、レンズ7に負レンズを用いる場合には、ロッドレンズ6の入射面6aからレンズ7の射出面までの光軸上距離Llと、ロッドレンズ6の入射面6aの径寸法Dinが、1.2≦Ll/Din≦5.0を満たし、より好ましくは、1.5≦Ll/Din≦3.5を満たす。Ll/Dinが5.0を超えると、光学全長が大きくなり過ぎて小型化が難しくなり、Ll/Dinが1.2を下回ると、効果的に配光方向の変換ができなくなる。
また、上記実施形態においては、照明光学系1が、ロッドレンズ6の後段に1枚の正レンズ7を備えることとしたが、これに代えて、2枚の正レンズを備えることとしてもよい。このようにすることで、より精密に配光特性をコントロールすることができる。
この場合、ロッドレンズ6の入射面6aの径寸法Dinと、2枚の正レンズの面のうち最も曲率が大きい面の曲率半径R3とが、0.3≦Din/R3≦1.5を満たすことが好ましく、0.5≦Din/R3≦1.2を満たすことがより好ましい。Din/R3が1.5を超えると、レンズ7の曲率が大きくなり過ぎて加工が困難になる、または、ふち肉を確保するために光学全長が大きくなり小型化に不利になるため好ましくない。一方、Din/R3が0.3を下回ると、側方への配光の角度が狭くなり過ぎるため好ましくない。
さらに、2枚の正レンズをロッドレンズ6の後段に配置する場合、ロッドレンズ6の入射面6aから正レンズの射出面6bまでの光軸上距離LとDinとが、1.5≦Ll/Din≦7.0を満たすことが好ましく、2≦Ll/Din≦5.5を満たすことがより好ましい。このようにすることで、レンズを2枚配置した構成であっても、小型化を達成することができる。Ll/Dinが7.0を超えると光学全長が大きくなりすぎて小型化が難しくなり、Ll/Dinが1.5を下回ると、効果的に配光をコントロールできないため好ましくない。
なお、第1および第3の実施形態で用いられるレンズ3,7は、上述した正レンズまたは負レンズに限定されるものではなく、透明なカバーガラスや光学特性を有する面を備える他の部材等も含まれる。
次に、上述した第1の実施形態の実施例1から実施例8について、図9から図16を参照して以下に説明する。
本明細書に記載のレンズの面データおよび参照する図面において、rはレンズの各面の曲率半径、dは各レンズの面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはアッベ数を示し、rまたはdの後ろに付された番号は面番号を表す。r、d等の長さの単位はmmである。
偏心面については、光学系の原点から、その面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれx,y,z)と、その面の中心軸のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。なお、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成する場合には面間隔が与えられている。
(実施例1)
実施例1に係る照明光学系は、図9に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面を有するプリズムと、物体側が平面の正レンズとから構成されている。プリズムの各面は平面である。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離0.788mm、φ1.2mmの光源に対応している。偏心は、面番号2を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2 ∞ 0.000 1.8830 40.76
3 ∞ 0.000 1.8830 40.76
4 ∞ 0.000 1.8830 40.76
5 ∞ 0.000 1.8830 40.76
6 ∞ 0.200
7 ∞ 0.000
8
0.700 1.500 1.8830 40.76
9 ∞
第3面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.500
α -60.000 β 0.000 γ 0.000
第4面偏心
X 0.000 Y -1.000 Z 2.077
α 90.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.500
α -60.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -0.500 Z 2.366
α -60.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例2)
実施例2に係る照明光学系は、図10に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面を有するプリズムと、物体側が平面の負レンズとから構成されている。プリズムの各面は平面である。第1反射面と第2透過面は、透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離−0.676mm、φ1.6mmの光源に対応している。構成パラメータのうち偏心は面番号2を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面
0.000
2
∞ 0.000 1.6516 58.55
3
∞ 0.000 1.6516 58.55
4
∞ 0.000 1.6516 58.55
5
∞ 0.000 1.6516 58.55
6
∞ 0.000
7
∞ 0.500
8
-0.600 0.300 1.8830 40.76
9
第3面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.300
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
第4面偏心
X 0.000 Y -1.200 Z 1.512
α 105.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.300
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -0.600 Z 2.015
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例3)
実施例3に係る照明光学系は、図11に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面とを有するプリズムと、物体側に凸の負メニスカスレンズとから構成されている。プリズムの各面は平面である。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離−0.646mm、φ1.6mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち偏心は面番号2を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2 ∞ 0.000 1.8830 40.76
3 ∞ 0.000 1.8830 40.76
4 ∞ 0.000 1.8830 40.76
5 ∞ 0.000 1.8830 40.76
6 ∞ 0.000
7 ∞ 0.400
8 -0.500 0.300 1.8830 40.76
9 -5.000
第3面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 2.500
α -65.000 β 0.000 γ 0.000
第4面偏心
X 0.000 Y -1.552 Z 3.802
α 82.500 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 2.500
α -65.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -0.776 Z 4.164
α -65.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例4)
実施例4に係る照明光学系は、図12に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面とを有するプリズムと、両凸の正レンズとから構成されている。プリズムの各面は平面である。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離0.630mm、φ1.6mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち偏心は面番号2を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2 ∞ 0.000 2.0033 28.27
3 ∞ 0.000 2.0033 28.27
4 ∞ 0.000 2.0033 28.27
5 ∞ 0.000 2.0033 28.27
6 ∞ 0.000
7 ∞ 0.100
8
0.550 1.300 1.8830 40.76
9 -3.500
第3面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.500
α -55.000 β 0.000 γ 0.000
第4面偏心
X 0.000 Y -1.128 Z 1.910
α 97.500 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.500
α -55.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -0.564 Z 2.305
α -55.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例5)
実施例5に係る照明光学系は、図13に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面とを有するプリズムと、物体側が平面の正レンズとから構成されている。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。第1透過面、第2反射面、第2透過面は平面で構成され、第1反射面は非回転対称非球面で構成されている。本実施例のスペックは焦点距離1.013mm、φ1.4mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち偏心は面番号2を基準とした偏心量を表している。
実施例で用いられる非回転対称非球面の面の形状は以下(A)式により定義される。この定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
Z=c1+
c2 x+c3 y+
c4 x^2+c5 x
y+c6 y^2+
c7 x^3+c9 x y^2+c8
x^2 y+c10 y^3+
c11 x^4+c12
x^3 y+c13 x^2 y^2+c14 x y^3+c15 y^4+
c16 x^5+c17
x^4 y+c18 x^3 y^2+c19 x^2 y^3+c20 x y^4+c21 y^5+
c22 x^6+c23
x^5 y+c24 x^4 y^2+c25 x^3 y^3+c26 x^2 y^4+c27 x y^5+c28 y^6+
c29 x^7+c30
x^6 y+c31 x^5 y^2+c32 x^4 y^3+c33 x^3 y^4+c34 x^2 y^5+c35 x y^6+c36
y^7 ・・・(A)
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2 ∞ 0.000 1.6516 58.55
3 ∞ 0.000 1.6516 58.55
4 (非球面) 0.000 1.6516 58.55
5 ∞ 0.000 1.6516 58.55
6 ∞ 0.000
7 ∞ 0.100
8
0.900 1.400 1.8830 40.76
9 ∞
第4面(非球面)
C4 -1.0000E-01
C6 -2.0000E-01
C7 -1.0000E-02
第3面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.300
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
第4面偏心
X 0.000 Y -1.200 Z 1.512
α 105.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.300
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -0.600 Z 2.015
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例6)
実施例6に係る照明光学系は、図14に示されるように、光源側から順に、光源側が平面の正レンズと、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。プリズムの各面は平面である。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離0.619mm、φ1.0mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2 ∞ 1.500 1.8830 40.76
3 -0.550 0.100
4 ∞ 0.000
5 ∞ 0.000 1.8830 40.76
6 ∞ 0.000 1.8830 40.76
7 ∞ 0.000 1.8830 40.76
8 ∞ 0.000 1.8830 40.76
9 ∞ 0.000
10
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.500
α -60.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -1.000 Z 2.077
α 90.000 β 0.000 γ 0.000
第7面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.500
α -60.000 β 0.000 γ 0.000
第8面偏心
X 0.000 Y -0.500 Z 2.366
α -60.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例7)
実施例7に係る照明光学系は、図15に示されるように、光源側から順に、光源側が平面の正レンズと、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面を有するプリズムと、両凹の負レンズとから構成されている。プリズムの各面は平面である。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離0.254mm、φ0.8mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2 ∞ 1.500 1.8830 40.76
3 -1.200 0.100
4 ∞ 0.000
5 ∞ 0.000 1.6516 58.55
6 ∞ 0.000 1.6516 58.55
7 ∞ 0.000 1.6516 58.55
8 ∞ 0.000 1.6516 58.55
9 ∞ 0.000
10 ∞ 0.500
11 -0.700 0.300 1.8830 40.76
12 5.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.300
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -1.200 Z 1.512
α 105.000 β 0.000 γ 0.000
第7面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 1.300
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
第8面偏心
X 0.000 Y -0.600 Z 2.015
α -50.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例8)
実施例8に係る照明光学系は、図16に示されるように、光源側から順に、両凸の正レンズと、第1透過面、第1反射面、第2反射面、第2透過面を有するプリズムと、両凹の負レンズとから構成されている。プリズムの各面は平面である。また第1反射面と第2透過面は透過作用と反射作用を併せ持つ光学作用面である。本実施例のスペックは焦点距離0.254mm、φ1.0mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd
1 光源端面 0.000
2
2.000 1.500 1.8830 40.76
3 -1.600 0.100
4 ∞ 0.000
5 ∞ 0.000 1.8830 40.76
6 ∞ 0.000 1.8830 40.76
7 ∞ 0.000 1.8830 40.76
8 ∞ 0.000 1.8830 40.76
9 ∞ 0.000
10
∞ 0.100
11 0.500 1.200 1.8830 40.76
12 5.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 2.500
α -65.000 β 0.000 γ 0.000
第6面偏心
X 0.000 Y -1.552 Z 3.802
α 82.500 β 0.000 γ 0.000
第7面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 2.500
α -65.000 β 0.000 γ 0.000
第8面偏心
X 0.000 Y -0.776 Z 4.164
α -65.000 β 0.000 γ 0.000
実施例1から8に係る照明光学系の仕様を表1に示す。θはプリズムの第1反射面(透過反射面)の法線と第2反射面とがなす角度、nはプリズムの屈折率である。SF1、SF2およびSF3はそれぞれ、プリズムの光源側に配置された正レンズ、プリズムの光源側に配置された負レンズ、または、プリズムの物体側に配置された正レンズに関する値であり、(R1+R2)/(R1−R2)で定義される。ここで、R1は各レンズの物体側面の曲率半径、R2は各レンズの光源側面の曲率半径である。
Figure 2011058912
次に、第2の実施形態の実施例9から実施例16について、図17から図24を参照して以下に説明する。
(実施例9)
実施例9に係る照明光学系は、図17に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2透過面からなる円柱プリズムから構成されている。プリズムは、入射光軸に対する第1反射面の角度が45°であり、中心軸に垂直な方向の断面が円形である位置の径が2mmである。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d1は2mm、第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d2は1mmである。硝材はS−LAH58(OHARA)で構成されている。
(実施例10)
実施例10に係る照明光学系は、図18に示されるように、光源側から順に、第1透過面、第1反射面、第2透過面からなる円柱プリズムから構成されている。プリズムは、入射光軸に対する第1反射面の角度が60°であり、中心軸に垂直な方向の断面が円形である位置の径が2mmである。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d1は1.3mm、第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d2は1.414mmである。また硝材はS−LAH58(OHARA)で構成している。
(実施例11)
実施例11に係る照明光学系は、図19に示されるように、光源側から順に、光源側よりも物体側の端面の面積が小さいテーパロッドプリズムと、第1透過面、第1反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。テーパロッドプリズムの光源側端面はφ1.2mmの円形であり、物体側端面はφ0.6mmの円形状であり、これらの端面の面間隔d1は3mmである。φは直径を表している。プリズムの、第1反射面の入射光軸に対する角度は45°である。第1および第2透過面は、0.707mm(紙面に沿う方向)×0.8mm(紙面に垂直な方向)の矩形形状である。
第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d2および第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d3は0.354mmである。テーパロッドプリズムの物体側端面とプリズムの光源側面の面間隔d4は0.085mmである。テーパロッドプリズムおよびプリズムは、S−LAH58(OHARA)の硝材から構成され、d線に対する屈折率は1.516である。
(実施例12)
実施例12に係る照明光学系は、図20に示されるように、光源側から順に、光源側端面よりも物体側端面の面積が小さいテーパロッドプリズムと、第1透過面、第1反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。テーパロッドプリズムは、光源側端面がφ1.0mmの円形状であり、物体側端面がφ0.7mmの円形状であり、これらの端面の面間隔d1は4mmである。
プリズムは、入射光軸に対する反射面の角度が45°であり、第1および第2透過面は0.707mm(紙面に沿う方向)×0.8mm(紙面に垂直な方向)の矩形形状である。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d2および第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d3は0.354mmである。また、テーパロッドプリズムの物体側端面とプリズムの光源側面の面間隔d4は0.085mmである。テーパロッドプリズムおよびプリズムは、S−LAL7(OHARA)の硝材から構成され、d線の屈折率は1.516である。
(実施例13)
実施例13に係る照明光学系は、図21に示されるように、光源側から順に、光源側よりも物体側の面積が小さいテーパロッドプリズムと、第1透過面、第1反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。テーパロッドプリズムは、光源側端面がφ1.4mmの円形状であり、物体側端面がφ0.5mmの円形状であり、これらの端面の面間隔d1は2mmである。
プリズムは、入射光軸に対する反射面の角度が45°であり、第1および第2透過面は0.707mm(紙面に沿う方向)×0.8mm(紙面に垂直な方向)の矩形形状である。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d2および第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d3は0.354mmである。また、テーパロッドプリズムの物体側端面とプリズム光源側面の面間隔d4は0.085mmである。テーパロッドプリズムおよびプリズムは、S−LAH79(OHARA)の硝材から構成され、d線の屈折率が1.516である。
(実施例14)
実施例14に係る照明光学系は、図22に示されるように、光源側から順に、光源側端面よりも物体側端面の面積が大きいテーパロッドプリズムと、第1透過面、第1反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。テーパロッドプリズムの光源側端面はφ0.6mmの円形状、物体側端面はφ1.3mmの円形状であり、これらの端面の面間隔d1は4mmである。
プリズムは、入射光軸に対する反射面の角度が45°であり、第1および第2透過面は1.556mm(紙面に沿う方向)×1.6mm(紙面に垂直な方向)の矩形形状である。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d2および第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d3は、0.778mmである。また、テーパロッドプリズムの物体側端面とプリズム光源側面の面間隔d4は0.1mmである。テーパロドプリズムおよびプリズムは、S−LAH58(OHARA)の硝材から構成され、d線の屈折率は1.516である。
(実施例15)
実施例15に係る照明光学系は、図23に示されるように、光源側から順に、光源側端面よりも物体側端面の面積が大きいテーパロッドプリズムと、第1透過面、第1反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。テーパロッドプリズムの光源側端面はφ1.1mmの円形状、物体側端面はφ1.4mmの円形状であり、これらの端面の面間隔d1は5mmである。
プリズムは、入射光軸に対する反射面の角度が45°であり、第1および第2透過面は1.556mm(紙面に沿う方向)×1.6mm(紙面に垂直な方向)の矩形形状である。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d2および第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d3は0.778mmである。また、テーパロッドプリズムの物体側端面とプリズム光源側面の面間隔d4は0.1mmである。テーパロッドプリズムとプリズムは、S−LAL7(OHARA)の硝材から構成され、d線の屈折率は1.516である。
(実施例16)
実施例16に係る照明光学系は、図24に示されるように、光源側から順に、光源側端面よりも物体側端面の面積が大きいテーパロッドプリズムと、第1透過面、第1反射面、第2透過面を有するプリズムとから構成されている。テーパロッドプリズムの光源側端面はφ0.4mmの円形状、物体側端面はφ1.6mmの円形状であり、これらの端面の面間隔d1は2.5mmである。
プリズムは、入射光軸に対する反射面の角度が45°であり、第1および第2透過面は1.556mm(紙面に沿う方向)×1.6mm(紙面に垂直な方向)の矩形形状である。第1透過面から第1反射面までの光軸上距離d2および第1反射面から第2透過面までの光軸上距離d3は0.778mmである。テーパロッドプリズムの物体側端面とプリズム光源側面の面間隔d4は0.1mmである。テーパロッドプリズムとプリズムは、S−LAL7(OHARA)の硝材から構成され、d線の屈折率は1.516である。
以上のように構成された実施例9から実施例16に係る照明光学系の仕様を表2に示す。npはプリズムの屈折率、θpはプリズムの中心軸(入射光軸)に対する反射面(斜面)の角度、ntはテーパロッドプリズムの屈折率、Dinはテーパロッドプリズムの光源側端面および物体側端面のうち大きい方の径寸法、Ltはテーパロッドプリズムの中心軸の長さ、Soutはテーパロッドプリズムの物体側端面の面積、Sinはテーパロッドプリズムの光源側端面の面積である。
Figure 2011058912
次に、本発明の第3の実施形態の実施例17から実施例23について、図25から図32を参照して以下に説明する。なお、実施例17から実施例23において、非球面は以下(2)式で定義される。また、面データにおいて、非球面の面番号の後ろには*を記す。
Z=(y/R)/[1+{1−(1+K)y/R1/2]
+Ay+By+Cy+Dy10+・・・(2)
ただし、Zを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と垂直な方向とする。ここで、Rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A、B、C、D、・・・はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。この定義式のZ軸が回転対称非球面の軸となる。
また、実施例17から実施例23において、ロッドレンズはコア部(中心部)とクラッド部(周辺部)とで異なる光学特性を有している。面データにおいて、nd_coreおよびnd_cladはそれぞれ、ロッドレンズのコア部(中心部)またはクラッド部(周辺部)のd線に対する屈折率、coreφはロッドレンズのコア部の半径である。
(実施例17)
実施例17に係る照明光学系は、図25に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の正レンズと、両端面とも平面のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離0.788mm、φ1.4mmの光源に対応している。構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第5面の偏心は面番号4を基準として偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 1.700 1.8830 40.76
3* -0.700 0.040
4 ∞ 4.000 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
5 ∞ 0.000
6 光源端面
第3面非球面
K -0.500 A 0.000 B 0.000
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 20.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α -20.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例18)
実施例18に係る照明光学系は、図26に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の負レンズと、両端面とも平面のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離−0.788mm、φ1.4mmの光源に対応している。構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第5面の偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 0.400 1.8830 40.76
3
0.700 0.500
4 ∞ 2.000 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
5 ∞ 0.000
6 光源端面
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 30.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α -30.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例19)
実施例19に係る照明光学系は、図27に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の正レンズと、両凸の正レンズと、物体側の面が物体側に凸のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離0.729mm、φ1.4mmの光源に対応している。構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第7面の偏心は面番号6を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 1.300 1.8830 40.76
3 -2.000 0.040
4
2.000 0.750 1.8830 40.76
5 -2.000 0.050
6
2.000 3.000 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
7 ∞ 0.000
8 光源端面
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 15.000 β 0.000 γ 0.000
第7面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α -15.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例20)
実施例20に係る照明光学系は、図28に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の正レンズと、両端面とも平面のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離0.676mm、φ1.4mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第5面の偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 1.800 1.8830 40.76
3* -0.600 0.040
4 ∞ 2.500 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
5 ∞ 0.000
6 光源端面
第3面非球面
K -1.000 A 0.200 B 0.000
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 30.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α -30.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例21)
実施例21に係る照明光学系は、図29に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の負レンズと、両端面とも平面のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離−1.169mm、φ1.4mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第5面の偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 0.500 1.7682 71.70
3
0.900 0.500
4 ∞ 3.500 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
5 ∞ 0.000
6 光源端面
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 15.000 β 0.000 γ 0.000
第5面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α -15.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例22)
実施例22に係る照明光学系は、図30に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の正レンズと、両凸の正レンズと、物体側の面が物体側に凸のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離0.784mm、φ1.4mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第7面の偏心は面番号6を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 1.100 1.8830 40.76
3 -3.000 0.040
4
1.500 0.850 1.8830 40.76
5 -3.000 0.050
6
1.800 5.000 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
7 ∞ 0.000
8 光源端面
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 10.000 β 0.000 γ 0.000
第7面偏心
X 0.000 Y 0.00 0 Z 0.000
α -10.000 β 0.000 γ 0.000
(実施例23)
実施例23に係る照明光学系は、図31に示されるように、物体側から順に、物体側が平面の正レンズと、両凸の正レンズと、物体側の面が物体側に凸のロッドレンズとから構成されている。ロッドレンズは入射面と射出面が傾き偏心している。本実施例のスペックは焦点距離0.788mm、φ1.4mmの光源に対応している。また構成パラメータのうち第2面の偏心は面番号1を基準に、第5面の偏心は面番号4を基準とした偏心量を表している。
面データ
面番号 r d nd vd nd_core nd_clad coreφ
1 ∞ 0.000
2 ∞ 1.200 1.8830 40.76
3 -1.500 0.040
4
1.600 0.850 1.8830 40.76
5 -2.000 0.050
6
1.350 2.000 (ロッドレンズ) 1.728 1.516 0.72
7 ∞ 0.000
8
光源端面
第2面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α 25.000 β 0.000 γ 0.000
第7面偏心
X 0.000 Y 0.000 Z 0.000
α -25.000 β 0.000 γ 0.000
以上のように構成された実施例17から実施例23に係る照明光学系の仕様を表3に示す。ここで、θrはロッドレンズの両端面の法線がなす角度、θLGはライトガイドの中心軸と先端面がなす角度、Lはロッドレンズの中心の長さ、Drはロッドレンズの光源側端面の径寸法、Dinはロッドレンズの光源側端面の径寸法、R1はロッドレンズの物体側に配置された正レンズの曲率半径、R2はロッドレンズの物体側に配置された負レンズの曲率半径、R3はロッドレンズの物体側に配置された2枚の正レンズの面のうち最も曲率が大きい面の曲率半径、Llはロッドレンズの光源側端面から負レンズの射出面までの光軸上距離である。
Figure 2011058912
なお、実施例17から実施例23では、ロッドレンズの一方の端面を傾斜させているが、各レンズデータに記載の光学特性を有していれば、ロッドレンズの端面ではなくライトガイドの先端面を傾斜させることとしてもよい。その一例として、実施例17に係る照明光学系において、ライトガイドの先端面を傾斜して形成した場合を図32に示す。
(付記)
なお、これらの実施例から以下構成の発明が導かれる。
(付記項1)
光源からの入射光軸上に配置されるプリズムと、該プリズムの前段または後段に配置される少なくとも1つのレンズとを備え、前記プリズムが、2つの反射面を有し、該反射面のうち少なくとも1つが、反射と透過とを兼ねた透過反射面である照明光学系。
(付記項2)
前記光源側から順に、前記プリズム、前記少なくとも1つのレンズの順に配置され、前記プリズムが、前記光源からの光線を透過面、前記透過反射面、前記反射面および前記透過反射面の順に通過させる付記項1に記載の照明光学系。
(付記項3)
前記レンズが、正レンズであり、前記プリズムの前段に配置されている付記項1に記載の照明光学系。
(付記項4)
前記プリズムは、前記反射面の法線と前記透過反射面の法線とのなす角度が以下の条件式を満たす付記項1に記載の照明光学系。
20°≦θ≦45°
(付記項5)
前記プリズムは、前記反射面の法線と前記透過反射面の法線とのなす角度が以下の条件式を満たす付記項4に記載の照明光学系。
10°≦θ≦30°
(付記項6)
前記プリズムが、以下の条件式を満たす屈折率を有する付記項1に記載の照明光学系。
1.6≦n≦2.2
ここで、nはプリズムのd線に対する屈折率である。
(付記項7)
前記プリズムが、以下の条件式を満たす屈折率を有する付記項6に記載の照明光学系。
1.65≦n≦2.0
(付記項8)
前記プリズムは、前記透過反射面において前記入射光軸と交差する方向に前記一部の光を透過させる付記項1に記載の照明光学系。
(付記項9)
前記プリズムを複数備え、各前記プリズムの前記透過反射面が異なる方向を向いて配置されている付記項1に記載の照明光学系。
(付記項10)
前記レンズは、正の焦点距離を有し、前記プリズムの後段に配置され、シェープファクタSF1が下記の条件式を満たす付記項1に記載の照明光学系。
0.5≦SF1≦1.25
ここで、SF1は(R1+R2)/(R1−R2)であり、R1はレンズの物体側面の曲率半径、R2はレンズの光源側面の曲率半径である。
(付記項11)
前記レンズは、前記シェープファクタSF1が以下の条件式を満たす付記項10に記載の照明光学系。
0.8≦SF1≦1.05
(付記項12)
前記レンズは、負の焦点距離を有し、前記プリズムの後段に配置され、シェープファクタSF2が以下の条件式を満たす付記項1に記載の照明光学系。
0.6≦SF2≦1.25
ここで、SF2は(R1+R2)/(R1−R2)であり、R1はレンズの物体側面の曲率半径、R2は負レンズの光源側面の曲率半径である。
(付記項13)
前記レンズは、前記シェープファクタSF2が以下の条件式を満たす付記項12に記載の照明光学系。
0.7≦SF2≦1.05
(付記項14)
前記レンズは、シェープファクタSF3が以下の条件式を満たす付記項3に記載の照明光学系。
−1.2≦SF3≦0.2
ここで、SF3は(R1+R2)/(R1−R2)であり、R1はレンズの物体側面の曲率半径、R2はレンズの光源側面の曲率半径である。
(付記項15)
前記レンズは、前記シェープファクタSF3が以下の条件式を満たす付記項3に記載の照明光学系。
−1.05≦SF3≦0
(付記項16)
前記プリズムが、側面に反射作用を有する付記項1に記載の照明光学系。
(付記項17)
前記プリズムが、側面にミラーコーティングを施している付記項16に記載の照明光学系。
(付記項18)
前記プリズムが、側面に拡散作用を有する付記項1に記載の照明光学系。
(付記項19)
前記プリズムの物体側に配置された拡散作用を有する部材を備える付記項1に記載の照明光学系。
(付記項20)
前記透過反射面が、その一部に反射作用を有する付記項1に記載の照明光学系。
(付記項21)
光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備える照明光学系。
(付記項22)
前記プリズムは、その中心軸が前記入射光軸の方向に沿って配置された略円柱状であり、前記光源と反対側に配置された端面が、前記中心軸に対して傾斜して形成されている付記項21に記載の照明光学系。
(付記項23)
前記プリズムの前段に、前記入射光軸に沿って配置された錐台状のテーパロッドプリズムを備える付記項21に記載の照明光学系。
(付記項24)
前記プリズムが、以下の条件式を満たす屈折率を有する付記項21に記載の照明光学系。
1.6≦np≦2.2
ここで、npはプリズムの屈折率である。
(付記項25)
前記プリズムが、以下の条件式を満たす屈折率を有する付記項24に記載の照明光学系。
1.7≦np≦2.0
(付記項26)
前記プリズムは、その中心軸と前記反射面とのなす角度が以下の条件式を満たす付記項21に記載の照明光学系。
20°≦θp≦70°
ここで、θpはプリズムの中心軸と反射面とのなす角度である。
(付記項27)
前記プリズムは、その中心軸と前記反射面とのなす角度が以下の条件式を満たす付記項26に記載の照明光学系。
35°≦θp≦60°
(付記項28)
前記テーパロッドプリズムが、以下の条件式を満たす屈折率を有する付記項23に記載の照明光学系。
1.4≦nt≦1.8
ここで、ntはテーパロッドプリズムの屈折率である。
(付記項29)
前記テーパロッドプリズムが、以下の条件式を満たす屈折率を有する付記項28に記載の照明光学系。
1.45≦nt≦1.7
(付記項30)
前記テーパロッドプリズムが、以下の条件式を満たす長さ寸法を有する付記項23に記載の照明光学系。
1.0≦Din/Lt≦6.0
ここで、Ltはテーパロッドプリズムの中心軸の長さ、Dinはテーパロッドプリズムの両端面のうち大きい方の径寸法または対角長である。
(付記項31)
前記テーパロッドプリズムが、以下の条件式を満たす長さ寸法を有する付記項30に記載の照明光学系。
1.2≦Din/Lt≦4.5
(付記項32)
前記テーパロッドプリズムが、入射面に対して射出方向に漸次細くなるように配置され、以下の条件式を満たす付記項23に記載の照明光学系。
0.025≦Sout/Sin≦1.0
ここで、Sinはテーパロッドプリズムの入射面の面積、Soutはテーパロッドプリズムの射出面の面積である。
(付記項33)
前記テーパロッドプリズムが、以下の条件式を満たす付記項32に記載の照明光学系。
0.1≦Sout/Sin≦0.65
(付記項34)
前記テーパロッドプリズムが、入射面に対して射出方向に漸次太くなるように配置され、以下の条件式を満たす付記項23に記載の照明光学系。
0.025≦Sin/Sout≦1.0
ここで、Sinはテーパロッドプリズムの入射面の面積、Soutはテーパロッドプリズムの射出面の面積である。
(付記項35)
前記テーパロッドプリズムが、以下の条件式を満たす付記項34に記載の照明光学系。
0.05≦Sin/Sout≦0.7
(付記項36)
前記プリズムが、側面の一部に平面を有する付記項22に記載の照明光学系。
(付記項37)
前記プリズムが、側面の一部に、他の部分と異なる曲率を有する付記項22に記載の照明光学系。
(付記項38)
前記テーパロッドプリズムは、両端面の形状が異なる付記項23に記載の照明光学系。
(付記項39)
その長手方向が光源からの入射光軸に対して傾斜して配置されたロッドレンズを備える照明光学系。
(付記項40)
前記ロッドレンズは、前記光源側の端面が、その長手方向に対して傾斜して形成されている付記項39に記載の照明光学系。
(付記項41)
前記光源と前記ロッドレンズとの間に配置され、前記光源からの光を前記ロッドレンズへ導光する導光部材を備え、該導光部材が、その光軸に対して傾斜して形成された先端面を有する付記項39に記載の照明光学系。
(付記項42)
前記ロッドレンズは、前記光源側の端面の法線と前記他方の端面の法線とのなす角度が以下の条件式を満たす付記項40に記載の照明光学系。
3°≦θr≦40°
ここで、θrは光源側の端面の法線と他方の端面の法線とのなす角度である。
(付記項43)
前記ロッドレンズは、前記光源側の端面の法線と前記他方の端面の法線とのなす角度が以下の条件式を満たす付記項42に記載の照明光学系。
5°≦θr≦30°
(付記項44)
前記ロッドレンズは、以下の条件式を満たす長さを有する付記項40に記載の照明光学系。
1.0≦L/Dr≦5.0
ここで、Lはロッドレンズの中心の長さ、Drはロッドレンズの前記光源側の端面の径寸法である。
(付記項45)
前記ロッドレンズは、以下の条件式を満たす長さを有する付記項44に記載の照明光学系。
1.2≦L/Dr≦4.0
ここで、Lはロッドレンズの中心の長さ、Drはロッドレンズの前記光源側の端面の径寸法である。
(付記項46)
前記導光部材は、その中心軸と前記先端面のなす角度が以下の条件式を満たす付記項41に記載の照明光学系。
3°≦θLG≦30°
ここで、θLGは導光部材の中心軸と先端面のなす角度である。
(付記項47)
前記導光部材は、その中心軸と前記先端面のなす角度が以下の条件式を満たす付記項46に記載の照明光学系。
5°≦θLG≦20°
(付記項48)
前記ロッドレンズは、以下の条件式を満たす長さ寸法を有する付記項41に記載の照明光学系。
1.0≦L/Dr≦5.0
ここで、Lはロッドレンズの中心軸の長さ、DLGは導光部材の先端面の径寸法である。
(付記項49)
前記ロッドレンズは、以下の条件式を満たす長さ寸法を有する付記項48に記載の照明光学系。
1.2≦L/Dr≦4.0
(付記項50)
前記ロッドレンズの後段に配置された正レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項39に記載の照明光学系。
0.35≦Din/R1≦1.2
ここで、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法、R1は正レンズの光源側面の曲率半径である。
(付記項51)
以下の条件式を満たす付記項50に記載の照明光学系。
0.5≦Din/R1≦0.9
(付記項52)
前記ロッドレンズの後段に配置された正レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項39に記載の照明光学系。
1.5≦Ll/Din≦5.0
ここで、Llはロッドレンズの光源側の端面から正レンズの射出面までの光軸上距離、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法である。
(付記項53)
以下の条件式を満たす付記項52に記載の照明光学系。
2.5≦Ll/Din≦4.5
ここで、Llはロッドレンズの光源側の端面から正レンズの射出面までの光軸上距離、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法である。
(付記項54)
前記ロッドレンズの後段に配置された負レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項39に記載の照明光学系。
0.3≦Din/R2≦1.5
ここで、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法、R2は負レンズの光源側面の曲率半径である。
(付記項55)
以下の条件式を満たす付記項54に記載の照明光学系。
0.5≦Din/R2≦1.2
(付記項56)
前記ロッドレンズの後段に配置された負レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項39に記載の照明光学系。
1.2≦Ll/Din≦5.0
ここで、Llはロッドレンズの光源側の端面から負レンズの射出面までの光軸上距離、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法である。
(付記項57)
前記ロッドレンズの後段に配置された負レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項56に記載の照明光学系。
1.5≦Ll/Din≦3.5
(付記項58)
前記ロッドレンズの後段に配置された2枚の正レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項39に記載の照明光学系。
0.3≦Din/R3≦1.5
ここで、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法、R3は2枚の正レンズの面のうち最も曲率の大きい面の曲率半径である。
(付記項59)
以下の条件式を満たす付記項58に記載の照明光学系。
0.5≦Din/R3≦1.2
(付記項60)
前記ロッドレンズの後段に配置された2枚の正レンズを備え、以下の条件式を満たす付記項39に記載の照明光学系。
1.5≦Ll/Din≦7.0
ここで、Llはロッドレンズの光源側の端面から正レンズ射出面までの光軸上距離、Dinはロッドレンズの光源側の端面の径寸法である。
(付記項61)
以下の条件式を満たす付記項60に記載の照明光学系。
2≦Ll/Din≦5.5
1 照明光学系
2 プリズム
2a 入射面(透過面)
2b 透過反射面
2c 反射面
3 レンズ
3a 光源側面
3b 物体側面
4 プリズム
4a 入射面
4b 斜面(面)
4c 側面
5 テーパロッドプリズム
6 ロッドレンズ
6a 入射面
6b 射出面
7 レンズ
8 ライトガイド
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、光源からの入射光軸上に配置されるプリズムと、前記光源と前記プリズムの入射面との間、または前記プリズムの射出面と被照明物体との間に配置されるレンズとを備え、前記プリズムが、2つの反射面を有し、該反射面のうち少なくとも1つが、反射と透過とを兼ねた透過反射面である照明光学系である。
本発明の第2の態様は、光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備え、前記プリズムは、その中心軸が前記入射光軸の方向に沿って配置された略円柱状であり、前記光源と反対側に配置された端面が、前記中心軸に対して傾斜して形成されている照明光学系である。
本発明の第2の態様によれば、プリズムの面を透過した光により前方が照明され、面で反射された光により側方が照明される。これにより、広い範囲を照明して配光特性を向上できる。さらに、少なくとも1つのプリズムの少ない構成で実現されるので、小型化を図ることができる。
このようにすることで、光が、プリズムの内部において側面で反射されたとき、および、光源と反対側の端面で反射されて側面から射出されたときに放射方向にも広がる。これにより、配光のムラを軽減して配光特性をさらに向上することができる。
第3の態様においては、光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備え、前記プリズムの前段に、前記入射光軸に沿って配置された錐台状のテーパロッドプリズムを備える照明光学系である
テーパロッドプリズムは、入射側と射出側の面積が異なり、光源からの光の特性を変化させることが可能である。したがって、光源側からテーパロッド、プリズムの順に配置することにより、入射光軸に対して径方向の寸法を大きくすることなく、配光特性をコントロールすることができる。
本発明の参考例は、その長手方向が光源からの入射光軸に対して傾斜して配置されたロッドレンズを備える照明光学系である。
本発明の参考例によれば、ロッドレンズに入射した光は、その湾曲した内面において反射されることにより放射方向に広がり、入射光軸と交差する方向へ射出される。これにより、入射光軸に対して径方向の寸法の小型化を図りながら、配光特性を向上することができる。
本発明の参考例においては、前記ロッドレンズは、前記光源側の端面が、その長手方向に対して傾斜して形成されていることとしてもよい。
このようにすることで、ロッドレンズの一方の端面を、光源からの光を導光するライトガイドなどの導光部材の先端面と容易に接続することができる。
本発明の参考例においては、前記光源と前記ロッドレンズとの間に配置され、前記光源からの光を前記ロッドレンズへ導光する導光部材を備え、該導光部材が、その光軸に対して傾斜して形成された先端面を有することとしてもよい。
このようにしても、ロッドレンズの一方の端面を中心軸に対して傾斜して形成したときと同様に、ロッドレンズの中心軸を入射光軸に傾斜させた状態で、ロッドレンズと導光部材とを接続することができる。さらに、ロッドレンズから射出される光には、導光部材の射出時の屈折効果が加わる。したがって、より効果的に配光をコントロールすることができる。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、光源からの入射光軸上に配置されるプリズムと、前記光源と前記プリズムの入射面との間、または前記プリズムの射出面と被照明物体との間に配置されるレンズとを備え、前記プリズムが、2つの反射面を有し、該反射面のうち少なくとも1つが、反射と透過とを兼ねた透過反射面であり、前記プリズムのd線に対する屈折率nが、1.6≦n≦2.2である照明光学系である。
本発明の参考例は、光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備え、前記プリズムは、その中心軸が前記入射光軸の方向に沿って配置された略円柱状であり、前記光源と反対側に配置された端面が、前記中心軸に対して傾斜して形成されている照明光学系である。
本発明の第2の態様によれば、プリズムの面を透過した光により前方が照明され、面で反射された光により側方が照明される。これにより、広い範囲を照明して配光特性を向上できる。さらに、少なくとも1つのプリズムの少ない構成で実現されるので、小型化を図ることができる。
本発明の参考例は、光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備え、前記プリズムの前段に、前記入射光軸に沿って配置された錐台状のテーパロッドプリズムを備える照明光学系である。
テーパロッドプリズムは、入射側と射出側の面積が異なり、光源からの光の特性を変化させることが可能である。したがって、光源側からテーパロッド、プリズムの順に配置することにより、入射光軸に対して径方向の寸法を大きくすることなく、配光特性をコントロールすることができる。
実施例1から8に係る照明光学系の仕様を表1に示す。θはプリズムの第1反射面(透過反射面)の法線と第2反射面とがなす角度、nはプリズムの屈折率である。SF1、SF2およびSF3はそれぞれ、プリズムの物体側に配置された正レンズ、プリズムの物体側に配置された負レンズ、または、プリズムの光源側に配置された正レンズに関する値であり、(R1+R2)/(R1−R2)で定義される。ここで、R1は各レンズの物体側面の曲率半径、R2は各レンズの光源側面の曲率半径である。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1の態様は、光源からの入射光軸上に配置されるプリズムと、前記光源と前記プリズムの入射面との間、または前記プリズムの射出面と被照明物体との間に配置されるレンズとを備え、前記プリズムが、2つの反射面を有し、該反射面のうち少なくとも1つが、反射と透過とを兼ねた透過反射面であり、前記プリズムのd線に対する屈折率nが、1.6≦n≦2.2である照明光学系であり、前記光源側から順に、前記プリズム、前記レンズの順に配置され、前記プリズムが、前記光源からの光線を透過面、前記透過反射面、前記反射面および前記透過反射面の順に通過させ、前記レンズが正レンズである場合に、該レンズのシェープファクタSF1が、0.5≦SF1≦1.25であり、前記レンズが負レンズである場合は、該レンズのシェープファクタSF2が、0.6≦SF2≦1.25である照明光学系。但し、前記レンズの物体側面の曲率半径をR1、前記レンズの光源側面の曲率半径をR2としたときに、SF1及びSF2は、何れも(R1+R2)/(R1−R2)で定義される。

Claims (9)

  1. 光源からの入射光軸上に配置されるプリズムと、
    該プリズムの前段または後段に配置される少なくとも1つのレンズとを備え、
    前記プリズムが、2つの反射面を有し、
    該反射面のうち少なくとも1つが、反射と透過とを兼ねた透過反射面である照明光学系。
  2. 前記光源側から順に、前記プリズム、前記少なくとも1つのレンズの順に配置され、
    前記プリズムが、前記光源からの光線を透過面、前記透過反射面、前記反射面および前記透過反射面の順に通過させる請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記レンズが、正レンズであり、前記プリズムの前段に配置されている請求項1に記載の照明光学系。
  4. 光源からの入射光軸と斜めに交差して配置され、該入射光軸に沿って入射した光の一部を透過して射出し、前記光の他の少なくとも一部を前記入射光軸と交差する方向に偏向して射出させる面を有するプリズムを備える照明光学系。
  5. 前記プリズムは、その中心軸が前記入射光軸の方向に沿って配置された略円柱状であり、前記光源と反対側に配置された端面が、前記中心軸に対して傾斜して形成されている請求項4に記載の照明光学系。
  6. 前記プリズムの前段に、前記入射光軸に沿って配置された錐台状のテーパロッドプリズムを備える請求項4に記載の照明光学系。
  7. その長手方向が光源からの入射光軸に対して傾斜して配置されたロッドレンズを備える照明光学系。
  8. 前記ロッドレンズは、前記光源側の端面が、その長手方向に対して傾斜して形成されている請求項7に記載の照明光学系。
  9. 前記光源と前記ロッドレンズとの間に配置され、前記光源からの光を前記ロッドレンズへ導光する導光部材を備え、
    該導光部材が、その光軸に対して傾斜して形成された先端面を有する請求項7に記載の照明光学系。
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