JPWO2011004490A1 - 磁石割断装置及び磁石の割断方法 - Google Patents

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Abstract

磁石割断装置100は、複数の割断前磁石10について、割断用溝11を境にした一方の側を保持する一方側保持部110と、他方の側を保持する他方側保持部130と、他方側保持部130を相対移動させて、複数の割断前磁石10を一挙に割断する移動生成部150とを備える。他方側保持部130は、複数の割断前磁石10を独立に保持する複数の他方側独立保持部131を有し、移動生成部150は、複数の他方側独立保持部131に独立に移動を生じさせる複数の独立移動生成部151と、これらを同時に作動させる同時作動部153とを有する。

Description

本発明は、割断用溝を有する割断前磁石を、割断用溝に沿って割断する磁石割断装置に関する。また、割断用溝を有する割断前磁石を、割断用溝に沿って割断する磁石の割断方法に関する。
従来より、脆性材料からなる基板を、それに形成された割断用溝に沿って割断して個分けする割断装置が知られている。例えば、下記の特許文献1〜3に、このような割断装置やその割断方法が開示されている。
特許文献1に開示された分割用治具(割断装置)は、分割溝(割断用溝)が形成されたセラミック基板を、分割溝を挟んで左右方向より保持する左右保持部材と、左右保持部材にそれぞれ固定され、自身の持つ回動軸を中心に回動可能な回動板とを備える。この分割用治具では、回動板をその回動軸を中心に回動させて、片側の保持部材だけを回動させることにより、左右保持部材に保持されたセラミック基板に曲げモーメントを与えて、セラミック基板を分割溝に沿って割断する。
特許文献2に開示された割断装置は、割目(割断用溝)を形成した脆性材料性基板の割目の両側をそれぞれ保持する一対の基板保持部材を備える。一方の基板保持部材は、割目のほぼ真下に割目と平行に位置する軸を中心として揺動可能に配置されている。この割断装置では、上記の一方の基板保持部材を、上記の軸を中心に揺動させることにより、脆性材料性基板に割断荷重を掛けて、脆性材料性基板を割目に沿って割断する。
特許文献3に開示されたブレイク装置(割断装置)は、スクライブライン(割断用溝)が形成された脆性材料基板を、スクライブラインがそのギャップ間に位置するように載置する第1製品テーブル及び第2製品テーブルを備える。また、このブレイク装置は、第1製品テーブルとの間に脆性材料基板を固定する第1製品クランプユニットと、第2製品テーブルとの間に脆性材料基板を固定する第2製品クランプユニットとを備える。更に、このブレイク装置は、スクライブラインと平行に位置する傾動軸を回動軸として、第2製品テーブル及び第2製品クランプユニットを一体にして回動可能な傾動機構を備える。このブレイク装置では、上記の傾動機構により、傾動軸を回動軸として、第2製品テーブル及び第2製品クランプユニットを一体に回動させることにより、脆性材料基板に割断荷重を与えて、脆性材料基板をスクライブラインに沿って割断する。
特開平7−40296号公報 特開2002−18797号公報 特開2003−89538号公報
しかしながら、特許文献1の分割用治具も、特許文献2の割断装置も、特許文献3のブレイク装置も、単一の基板を割断する装置であり、複数の基板を同時に保持して一挙に割断する装置ではない。もし仮に、従来の割断装置で複数の基板を同時に保持して一挙に割断すれば、第1に、個々の基板の寸法バラツキにより、基板毎に基板を保持する保持力がバラつく。このため、割断の際に、基板とこれを保持する部材(前述の左右保持部材、基板保持部材、製品テーブル及びクランプユニット)との間で滑りが発生し、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、割断面が傾いたり、基板に欠損が生じるなど、割断面を精度良く形成できなくなる。第2に、個々の基板の強度バラツキにより、基板毎に割断のタイミングがズレるので、後から割断される基板に急激に大きな割断荷重が掛かる。その結果、上記のように、基板とこれを保持する部材との間で滑りが発生し、同様に割断面を精度良く形成できなくなる。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、割断用溝を有する割断前磁石を、割断用溝に沿って割断する磁石割断装置及び磁石の割断方法において、複数の割断前磁石を同時に保持して一挙に割断することで、分割磁石の生産性を向上させることできる共に、割断面を精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度を向上させることができる磁石割断装置及び磁石の割断方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、割断用溝を有する割断前磁石を、前記割断用溝に沿って割断する磁石割断装置であって、前記割断前磁石のうち、前記割断用溝を境にした一方の側を保持する一方側保持部、及び、他方の側を保持する他方側保持部であって、前記他方側保持部の前記一方側保持部に対する、前記割断用溝の底部よりも開口部をより大きく拡げる形態の相対移動により、前記割断用溝を起点として前記割断用溝に沿って前記割断前磁石を割断する構成とされてなる一方側保持部及び他方側保持部と、前記他方側保持部に前記相対移動を生じさせる構成とされてなる移動生成部と、を備え、前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、複数の前記割断前磁石を同時に保持して、これらの割断前磁石を一挙に割断する構成とされてなり、前記他方側保持部は、前記割断前磁石の前記他方の側をそれぞれ独立に保持し、それぞれ独立に前記相対移動が生じる構成とされてなる複数の他方側独立保持部を有し、前記移動生成部は、前記他方側独立保持部にそれぞれ独立に前記相対移動を生じさせる構成とされてなる複数の独立移動生成部と、複数の前記独立移動生成部を同時に作動させる構成とされてなる同時作動部と、を有する磁石割断装置である。
この磁石割断装置では、一方側保持部及び他方側保持部が、複数の割断前磁石を同時に保持して、これらを一挙に割断する構成とされているので、分割磁石の生産性を向上させることができる。
加えて、他方側保持部は、これに含まれる複数の他方側独立保持部により、複数の割断前磁石をそれぞれ独立に保持するので、個々の割断前磁石に寸法バラツキがあっても、割断前磁石をそれぞれ適切に保持できる。これにより、割断の際に、割断前磁石と他方側保持部との間で滑りが発生するのを防止できるので、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、割断面が傾いたり、分割磁石に欠損が生じるなどの不具合を防止できる。従って、割断面を精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度を向上させることができる。
また、他方側保持部が前述の複数の他方側独立保持部を有し、移動生成部が前述の複数の独立移動生成部と前述の同時作動部とを有するので、複数の割断前磁石にそれぞれ独立に割断荷重を与えて、複数の割断前磁石をそれぞれ独立に割断できる。このため、個々の割断前磁石に強度バラツキがあって、割断前磁石毎に割断のタイミングがズレても、後から割断される割断前磁石に急激に大きな割断荷重が掛かることを防止できる。これにより、割断の際に、割断前磁石と一方側保持部及び他方側保持部との間で滑りが発生するのを防止できるので、上記のような割断時の不具合が生じるのを防止できる。従って、この点からも、割断面を精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度を向上させることができる。
なお、「他方側独立保持部」は、上記のように、複数の割断前磁石をそれぞれ独立に保持するものであるが、例えば、後述するように、自身の弾性力により割断前磁石を保持する弾性体を含むものとすることができる。また、例えば、油圧により割断前磁石を保持する油圧シリンダや、圧縮エアにより割断前磁石を保持するエアシリンダを含むものとすることができる。
また、「独立移動生成部」は、上記のように、複数の他方側独立保持部にそれぞれ独立に上記相対移動を生じさせるものであるが、例えば、後述するように、他方側独立保持部を独立に付勢して他方側独立保持部に上記相対移動を生じさせる弾性体を含むものとすることができる。また、例えば、油圧により他方側独立保持部を独立に押圧して他方側独立保持部に上記相対移動を生じさせる油圧シリンダや、圧縮エアにより他方側独立保持部を独立に押圧して他方側独立保持部に上記相対移動を生じさせるエアシリンダを含むものとすることができる。
また、「同時作動部」は、上記のように、複数の独立移動生成部を同時に作動させるものであり、独立移動生成部の構成や形態に応じて、その構成や形態を適宜変更できる。例えば、独立移動生成部が上記のような弾性体を含むものである場合、同時作動部には、移動可能な形態であり、この移動により、各々の独立移動生成部に含まれる弾性体を同時に前述の相対移動を生じさせる方向に付勢する形態としたものが挙げられる。また、例えば、独立移動生成部が上記のような油圧シリンダやエアシリンダを含むものである場合、同時作動部には、油や圧縮エアを、各々の独立移動生成部に含まれる油圧シリンダやエアシリンダに同時に供給するポンプや配管等からなる供給装置が挙げられる。
更に、上記の磁石割断装置であって、前記同時作動部は、自身が移動可能な形態とされてなり、前記独立移動生成部は、前記同時作動部と前記他方側独立保持部との間にそれぞれ介在する移動用弾性体であって、前記同時作動部の前記移動により、前記他方側独立保持部を前記相対移動を生じさせる方向に付勢する移動用弾性体を含む磁石割断装置とすると良い。
この磁石割断装置では、移動生成部のうち、同時作動部が、自身が移動可能な形態とされている。そして、移動生成部のうち、複数の独立移動生成部は、それぞれ、この同時作動部の移動により、他方側独立保持部を前述の相対移動を生じさせる方向に付勢する移動用弾性体を含む。このため、移動生成部を簡単な構成としながらも、複数の他方側独立保持部に、同時かつ独立に前述の相対移動を生じさせることができる。
更に、上記のいずれかに記載の磁石割断装置であって、前記他方側独立保持部は、それぞれ、前記割断前磁石の前記他方の側を弾性的に保持する保持用弾性体を含む磁石割断装置とすると良い。
この磁石割断装置では、他方側独立保持部が、それぞれ、割断前磁石の他方の側を弾性的に保持する保持用弾性体を含むので、他方側独立保持部を簡単な構成としながらも、複数の割断前磁石をそれぞれ適切に独立に保持できる。
更に、上記のいずれかに記載の磁石割断装置であって、前記割断前磁石は、前記割断用溝を有する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する形態をなし、前記一方側保持部は、前記第1主面を押圧する第1一方側保持部と、前記第2主面を押圧し、前記第1一方側保持部との間に前記割断前磁石を狭持する第2一方側保持部と、を有し、前記他方側保持部の前記他方側独立保持部は、前記第1主面を押圧する第1他方側独立保持部と、前記第2主面を押圧し、前記第1他方側独立保持部との間に前記割断前磁石を狭持する第2他方側独立保持部と、を有し、前記第1一方側保持部は、前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記一方側に位置する第1溝縁を含む第1一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、前記第1他方側独立保持部は、前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記他方側に位置する第2溝縁を含む第1他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、前記第2一方側保持部は、前記第2主面のうち、前記第1溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第1溝縁対応部に沿い、この第1溝縁対応部を含む第2一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、前記第2他方側独立保持部は、前記第2主面のうち、前記第2溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第2溝縁対応部に沿い、この第2溝縁対応部を含む第2他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなる磁石割断装置とすると良い。
磁石は強度が高く、ガラス等からなる基板などを割断する場合に比して、非常に大きな割断荷重を要するため、割断前磁石を保持する保持力もそれに応じて大きくする必要がある。しかるに、一方側保持部及び他方側保持部(他方側独立保持部)による保持力を大きくすると、割断の際、割断前磁石のうち、保持による応力が集中する部分に向かって、割断亀裂が進行しやすくなる。このため、割断前磁石のうち、割断用溝から離れた部位を一方側保持部及び他方側保持部(他方側独立保持部)で保持している場合には、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、割断面が傾いたり、分割磁石に欠損が生じるなどの不具合が生じやすくなる。
これに対し、上記の磁石割断装置では、一方側保持部のうち、第1一方側保持部が、第1主面のうちの上記第1一方側被押圧領域を押圧すると共に、第2一方側保持部が、第2主面のうちの上記第2一方側被押圧領域を押圧する。また、他方側独立保持部のうち、第1他方側独立保持部が、第1主面のうちの上記第1他方側被押圧領域を押圧すると共に、第2他方側独立保持部が、第2主面のうちの上記第2他方側被押圧領域を押圧する。このため、一方側保持部及び他方側保持部(他方側独立保持部)による押圧力が、第1主面側では割断用溝の第1溝縁及び第2溝縁にまで掛かり、第2主面側では第1溝縁対応部及び第2溝縁対応部にまで掛かるので、割断の際、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、割断面が傾いたり、分割磁石に欠損が生じるなどの不具合を防止できる。従って、割断面を更に精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度をより一層向上させることができる。
更に、上記の磁石割断装置であって、前記割断前磁石は、前記第1主面と前記第2主面との間を結び、互いに平行な第3側面及び第4側面と、互いに平行な第5側面及び第6側面とを有し、前記割断用溝が前記第3側面及び前記第4側面にそれぞれ直交する直方体形状をなし、前記第1一方側保持部は、前記第1主面と前記第3側面との間に形成される第1角部、及び、前記第1主面と前記第4側面との間に形成される第2角部をそれぞれ除いた、前記第1一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、前記第1他方側独立保持部は、前記第1角部、及び、前記第2角部をそれぞれ除いた、前記第1他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなる磁石割断装置とすると良い。
割断前磁石が上記のような直方体形状である場合、この割断前磁石の第1角部や第2角部を含めて押圧するようにして、割断前磁石を一方側保持部及び他方側保持部で保持すると、割断の際に、第1角部や第2角部に応力が集中し、第1角部や第2角部に欠損が生じがちになる。
これに対し、上記の磁石割断装置では、一方側保持部及び他方側保持部で割断前磁石を保持するにあたり、第1一方側保持部が、第1主面のうち、第1角部及び第2角部をそれぞれ除いた第1一方側被押圧領域を押圧し、第1他方側独立保持部が、第1主面のうち、第1角部及び第2角部をそれぞれ除いた第1他方側被押圧領域を押圧する。このため、割断の際に第1角部や第2角部に大きな応力が掛からないので、第1角部や第2角部に欠損が生じるのを防止できる。
更に、上記の磁石割断装置であって、前記第2一方側保持部は、前記第2主面と前記第3側面との間に形成される第3角部、及び、前記第2主面と前記第4側面との間に形成される第4角部をそれぞれ除いた、前記第2一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、前記第2他方側独立保持部は、前記第3角部、及び、前記第4角部をそれぞれ除いた、前記第2他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなる磁石割断装置とすると良い。
割断前磁石が前述のような直方体形状である場合、この割断前磁石の第3角部や第4角部を含めて押圧するようにして、割断前磁石を一方側保持部及び他方側保持部で保持すると、割断の際に、第3角部や第4角部に応力が集中し、第3角部や第4角部に欠損が生じがちになる。
これに対し、上記の磁石割断装置では、一方側保持部及び他方側保持部で割断前磁石を保持するにあたり、第2一方側保持部が、第2主面のうち、第3角部及び第4角部をそれぞれ除いた第2一方側被押圧領域を押圧し、第2他方側独立保持部が、第2主面のうち、第3角部及び第4角部をそれぞれ除いた第2他方側被押圧領域を押圧する。このため、割断の際に第3角部や第4角部に大きな応力が掛からないので、第3角部や第4角部に欠損が生じるのを防止できる。
また、他の態様は、割断用溝を有する複数の割断前磁石を、それぞれ前記割断用溝に沿って割断する磁石の割断方法であって、前記複数の割断前磁石のそれぞれについて、前記割断用溝を境にした一方の側を一方側保持部材により保持すると共に、他方の側を他方側保持部材により保持する磁石保持工程と、前記他方側保持部材を前記一方側保持部材に対し、前記割断用溝の底部よりも開口部をより大きく拡げる形態に相対移動させて、前記割断用溝を起点として前記割断用溝に沿って前記複数の割断前磁石をそれぞれ割断する磁石割断工程と、を備え、前記磁石保持工程では、前記他方側保持部材に含まれる複数の他方側独立保持部により、前記複数の割断前磁石の前記他方の側をそれぞれ独立に保持しつつ、前記複数の割断前磁石を同時に保持し、前記磁石割断工程では、前記複数の他方側独立保持部にそれぞれ独立にかつ同時に前記相対移動を生じさせて、複数の前記割断前磁石を一挙に割断する磁石の割断方法である。
この磁石の割断方法では、磁石保持工程において、複数の割断前磁石を保持し、磁石割断工程において、これらを一挙に割断するので、分割磁石の生産性を向上させることができる。
加えて、磁石保持工程では、複数の他方側独立保持部により、複数の割断前磁石をそれぞれ独立に保持するので、個々の割断前磁石に寸法バラツキがあっても、割断前磁石をそれぞれ適切に保持できる。これにより、磁石割断工程において、割断前磁石と他方側保持部との間で滑りが発生するのを防止できるので、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、割断面が傾いたり、分割磁石に欠損が生じるなどの不具合を防止できる。従って、割断面を精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度を向上させることができる。
また、磁石割断工程では、複数の他方側独立保持部にそれぞれ独立にかつ同時に上記相対移動を生じさせて、複数の割断前磁石を一挙に割断するので、個々の割断前磁石に強度バラツキがあって、割断前磁石毎に割断のタイミングがズレても、後から割断される割断前磁石に急激に大きな割断荷重が掛かることを防止できる。これにより、割断の際に、割断前磁石と一方側保持部及び他方側保持部との間で滑りが発生するのを防止できるので、上記のような割断時の不具合が生じるのを防止できる。従って、この点からも、割断面を精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度を向上させることができる。
更に、上記の磁石の割断方法であって、前記割断前磁石は、前記割断用溝を有する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する形態をなし、前記磁石保持工程において、前記一方側保持部材により、前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記一方側に位置する第1溝縁を含む第1一方側被押圧領域を押圧すると共に、前記第2主面のうち、前記第1溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第1溝縁対応部に沿い、この第1溝縁対応部を含む第2一方側被押圧領域を押圧して、前記割断前磁石を狭持し、前記他方側保持部材の前記他方側独立保持部により、前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記他方側に位置する第2溝縁を含む第1他方側被押圧領域を押圧すると共に、前記第2主面のうち、前記第2溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第2溝縁対応部に沿い、この第2溝縁対応部を含む第2他方側被押圧領域を押圧して、前記割断前磁石を狭持し、この保持状態を維持しつつ、前記磁石割断工程を行う磁石の割断方法とすると良い。
この磁石の割断方法では、磁石保持工程において、一方側保持部材により、第1主面のうちの上記第1一方側被押圧領域を押圧すると共に、第2主面のうちの上記第2一方側被押圧領域を押圧して、割断前磁石を狭持し、他方側保持部材(他方側独立保持部)により、第1主面のうちの上記第1他方側被押圧領域を押圧すると共に、第2主面のうちの上記第2他方側被押圧領域を押圧して、割断前磁石を狭持する。このため、一方側保持部及び他方側保持部(他方側独立保持部)による押圧力が、第1主面側では割断用溝の第1溝縁及び第2溝縁にまで掛かり、第2主面側では第1溝縁対応部及び第2溝縁対応部にまで掛かるので、磁石割断工程において、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、割断面が傾いたり、分割磁石に欠損が生じるなどの不具合を防止できる。従って、割断面を更に精度良く形成でき、分割磁石の寸法精度をより一層向上させることができる。
更に、上記の磁石の割断方法であって、前記割断前磁石は、前記第1主面と前記第2主面との間を結び、互いに平行な第3側面及び第4側面と、互いに平行な第5側面及び第6側面とを有し、前記第3側面及び前記第4側面に前記割断用溝が直交する直方体形状をなし、前記磁石保持工程において、前記一方側保持部材により、前記第1主面と前記第3側面との間に形成される第1角部、及び、前記第1主面と前記第4側面との間に形成される第2角部をそれぞれ除いた、前記第1一方側被押圧領域を押圧し、前記他方側保持部材の前記他方側独立保持部により、前記第1角部、及び、前記第2角部をそれぞれ除いた、前記第1他方側被押圧領域を押圧し、この保持状態を維持しつつ、前記磁石割断工程を行う磁石の割断方法とすると良い。
割断前磁石が上記のような第1角部及び第2角部を有する直方体形状をなす。この場合において、上述の磁石の割断方法では、磁石保持工程において、一方側保持部材により、第1主面のうち、第1角部及び第2角部をそれぞれ除いた第1一方側被押圧領域を押圧し、他方側保持部材(他方側独立保持部)により、第1主面のうち、第1角部及び第2角部をそれぞれ除いた第1他方側被押圧領域を押圧する。このため、磁石割断工程において、第1角部や第2角部に大きな応力が掛からないので、割断により第1角部や第2角部に欠損が生じるのを防止できる。
更に、上記の磁石の割断方法であって、前記磁石保持工程において、前記一方側保持部材により、前記第2主面と前記第3側面との間に形成される第3角部、及び、前記第2主面と前記第4側面との間に形成される第4角部をそれぞれ除いた、前記第2一方側被押圧領域を押圧し、前記他方側保持部材により、前記第3角部、及び、前記第4角部をそれぞれ除いた、前記第2他方側被押圧領域を押圧し、この保持状態を維持しつつ、前記磁石割断工程を行う磁石の割断方法とすると良い。
割断前磁石が上記のような第3角部及び第4角部を有する直方体形状をなす。この場合において、上述の磁石の割断方法では、磁石保持工程において、一方側保持部材により、第2主面のうち、第3角部及び第4角部をそれぞれ除いた第2一方側被押圧領域を押圧し、他方側保持部材(他方側独立保持部)により、第2主面のうち、第3角部及び第4角部をそれぞれ除いた第2他方側被押圧領域を押圧する。このため、磁石割断工程において、第3角部や第4角部に大きな応力が掛からないので、割断により第3角部や第4角部に欠損が生じるのを防止できる。
実施形態1に係り、割断前磁石の斜視図である。 実施形態1に係り、割断前磁石の拡大側面図である。 実施形態1に係り、分割磁石の斜視図である。 実施形態1に係り、モータを構成するロータの縦断面図であり、磁石挿入孔に多数の分割磁石を挿入した状態を示す縦断面図である。 実施形態1に係る磁石割断装置に関し、割断前磁石を保持した様子を示す説明図である。 実施形態1に係り、磁石割断装置により割断前磁石を保持した様子を拡大して示す説明図である。 実施形態1に係り、一方側保持部により割断前磁石を保持した様子を、図5の右側から見た説明図である。 実施形態1に係り、他方側保持部により割断前磁石を保持した様子を、図5の左側から見た説明図である。 実施形態1に係り、第2一方側保持部を、図5の上方から見た説明図である。 実施形態1に係り、第2他方側独立保持部及び移動生成部を、図5の上方から見た説明図である。 実施形態1に係る磁石割断装置に関し、割断前磁石を割断した様子を示す説明図である。 実施形態2に係る磁石割断装置を示す説明図である。 実施形態2に係り、他方側保持部により割断前磁石を保持した様子を、図12の左側から見た説明図である。 実施形態2に係り、第2他方側独立保持部及び移動生成部を、図12の上方から見た説明図である。 実施形態3に係り、磁石割断装置により割断前磁石を保持した様子を拡大して示す説明図である。
10,30 割断前磁石
10a,30a 第1主面
10b 第2主面
11,31 割断用溝
11i,31i 開口部
11j,31j 底部
20 分割磁石
20e 第1割断面
20f 第2割断面
100,200,300 磁石割断装置
110,310 一方側保持部
113,313 第1一方側保持部
123 第2一方側保持部
130,230,330 他方側保持部
131,231,331 他方側独立保持部
133,233,333 第1他方側独立保持部
134,334 第1他方側独立押圧部
136 保持用弾性体
236 保持用油圧シリンダ
143 第2他方側独立保持部
150,250 移動生成部
151 独立移動生成部(移動用弾性体)
251 独立移動生成部(移動用油圧シリンダ)
153,253 同時作動部
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態1で用いられる割断前磁石10を示し、図3に、割断前磁石10を割断して得られる分割磁石20を示す。また、図4に、分割磁石20が用いられる、モータ(不図示)を構成するロータ(モータ部材)50を示す。また、図5〜図10に、本実施形態1に係る磁石割断装置100を示す。
本実施形態1で割断される割断前磁石10は、焼結金属材料からなる希土類磁石であり、着磁前の状態にある。この割断前磁石10は、第1主面10aと、これに平行な第2主面10bと、これらを結ぶ第3側面10c、第4側面10d、第5側面10e及び第6側面10fとを有する直方体形状をなす(図1及び図2参照)。第3側面10cと第4側面10dが互いに平行であり、第5側面10eと第6側面10fが互いに平行である。
このうち、第1主面10aには、この割断前磁石10が割断される際の起点となる割断用溝11,11,…が複数形成されている(図1及び図2参照)。これらの割断用溝11,11,…は、断面が略U字状をなし、第1主面10aの短手方向に平行で、第3側面10c及び第4側面10dにそれぞれ直交するように、第3側面10cから第4側面10dまで形成されている。これらの割断用溝11,11,…は、等間隔で互いに平行に配置されている。
この割断前磁石10を割断用溝11,11,…を起点として割断用溝11,11,…に沿って割断すると、複数の分割磁石20,20,…が得られる(図3参照)。この分割磁石20は、上記第1主面10aに対応する第1分割主面20aと、上記第2主面10bに対応する第2分割主面20bと、上記第3側面10cに対応する第3分割側面20cと、上記第4側面10dに対応する第4分割側面20dと、割断によって新たに形成される2つの概略互いに平行な第1割断面20e及び第2割断面20fとを有する直方体形状をなす。なお、割断前磁石10の一方の端部から得られる分割磁石20については、第1割断面20eの代わりに上記第5側面10eを有し、割断前磁石10の他方の端部から得られる分割磁石20については、第2割断面20fの代わりに上記第6側面10fを有する。
これらの分割磁石20,20,…は、モータ(不図示)に用いられる。具体的には、モータを構成するロータ50に穿設された複数の磁石挿入孔50h,50h,…に、それぞれ複数個ずつ挿入される(図4参照)。ロータ50は、軸線AXを有する円筒状をなす。ロータ50には、1つの磁石挿入孔50hに対し、割断前磁石10の1本分に相当する複数の分割磁石20,20,…がそれぞれ挿入されている。磁石挿入孔50hに挿入された複数の分割磁石20,20,…は、割断前の割断前磁石10のときと同じ順序で整列している。隣り合う分割磁石20,20同士は、割断前に繋がっていた第1割断面20eと第2割断面20fとが互いに重なり合った状態で、接着剤により互いに接着されている。このように、ロータ50の磁石挿入孔50h,50h,…にそれぞれ複数の分割磁石20,20,…を挿入することで、これを用いたモータにおいて、渦損失の低減を図ることができる。
次に、本実施形態1に係る磁石割断装置100について説明する(図5〜図10)。図5は、磁石割断装置100の全体を示し、図6は、磁石割断装置100のうち、割断前磁石10,10,…を保持する部分の近傍を拡大して示す。また、図7は、後述する一方側保持部110により、割断前磁石10,10,…を保持した様子を、図5の右側から見た図である。また、図8は、後述する他方側保持部130により、割断前磁石10,10,…を保持した様子を、図5の左側から見た説明図である。また、図9は、後述する第2一方側保持部123を、図5の上方から見た図である。また、図10は、後述する第2他方側独立保持部143,143,…及び移動生成部150を、図5の上方から見た図である。
この磁石割断装置100は、一方側保持部110と、他方側保持部130と、移動生成部150とを備え、複数の割断前磁石10,10,…を同時に保持して、これらを一挙に割断するように構成されている。
一方側保持部110は、上方に位置する第1一方側保持部113と、これよりも下方に位置する第2一方側保持部123とを有する。
このうち、第1一方側保持部113は、下方に向かって突出し、自身の先端に矩形状の第1一方側押圧面113tnを含む第1一方側押圧凸部113tを複数(本実施形態1では4つ)有する(図5〜図7参照)。この第1一方側保持部113は、上下方向に移動可能に配設され、複数の割断前磁石10,10,…を保持するときに、第1一方側押圧面113tn,113tn,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の第1主面10aに上方から当接し、これを下方に押圧する。
また、第2一方側保持部123は、上方に向かって突出し、自身の先端に、第1一方側押圧面113tnと同じ大きさの矩形状の第2一方側押圧面123tnを含む第2一方側押圧凸部123tを複数(本実施形態1では4つ)有する(図5〜図7,図9参照)。この第2一方側保持部123は、この磁石割断装置100の所定位置に固設され、複数の割断前磁石10,10,…を保持するときに、複数の第2一方側押圧面123tn,123tn,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の第2主面10bに下方から当接する。第1一方側押圧凸部113t,113t,…と第2一方側押圧凸部123t,123t,…とは、それぞれ、第1一方側押圧面113tnと第2一方側押圧面123tnとが互いに対向する位置に配置されている。
このように、一方側保持部110は、その第1一方側保持部113と第2一方側保持部123との間に、複数の割断前磁石10,10,…を狭持して、これらを保持する。
次に、他方側保持部130について説明する。他方側保持部130は、互いに独立とされた複数(本実施形態1では4つ)の他方側独立保持部131,131,…と、これらが接続する1つの保持基部137とを有する(図5,図6,図8参照)。このうち、他方側独立保持部131,131,…は、それぞれ、上方に位置する第1他方側独立保持部133と、これよりも下方に位置する第2他方側独立保持部143とを有する。
第1他方側独立保持部133,133,…は、それぞれ、第1他方側独立押圧部134と、この第1他方側独立押圧部134と保持基部137との間に介在してこれらを結ぶ保持用弾性体136とを有する。
第1他方側独立押圧部134,134,…は、それぞれ、下方に向かって突出し、自身の先端に矩形状の第1他方側押圧面134tnを含む第1他方側押圧凸部134tを有する。また、第1他方側独立押圧部134は、回動軸134jを有し(図5参照)、この回動軸134jを中心として回動可能に配設されている。回動軸134jは、上下方向に直交する水平方向で、この磁石割断装置100に割断前磁石10,10,…をセットしたときに、割断前磁石10,10,…の割断用溝11,11,…と平行となる方向に配置されている。
また、保持用弾性体136,136,…は、それぞれ、コイルバネからなり、対応する第1他方側独立押圧部134を付勢可能に取り付けられている。
また、他方側保持部130のうちの保持基部137は、上下方向に移動可能に配設されている。他方側保持部130が複数の割断前磁石10,10,…を保持するとき、保持基部137が下方へ移動し、これに接続された複数の保持用弾性体136,136,…が、それぞれ、対応する第1他方側独立押圧部134を下方に付勢する。そして、第1他方側独立押圧部134,134,…の第1他方側押圧面134tn,134tn,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の第1主面10aに上方から当接し、これを下方に押圧する。
第2他方側独立保持部143,143,…は、それぞれ、上方に向かって突出し、自身の先端に、第2他方側押圧面134tnと同じ大きさの矩形状の第2他方側押圧面143tnを含む第2他方側押圧凸部143tを有する(図5,図6,図8,図10参照)。第2他方側押圧凸部143t,143t,…は、複数の割断前磁石10,10,…を保持するときに、第2他方側押圧面143tn,143tn,…が、第1他方側押圧凸部134t,134t,…の第1他方側押圧面134tn,134tn…と互いに対向する位置に、それぞれ配置されている。
また、第2他方側独立保持部143は、回動軸143jを有し(図5参照)、この回動軸143jを中心として回動可能に配設されている。回動軸143jは、上下方向に直交する水平方向で、この磁石割断装置100に割断前磁石10,10,…をセットしたときに、割断前磁石10,10,…の割断用溝11,11,…と平行となる方向に配置されている。第2他方側独立保持部143,143,…は、複数の割断前磁石10,10,…を保持するときに、第2他方側押圧面143tn,143tn,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の第2主面10bに下方から当接する。
このように、他方側保持部130は、それぞれ独立に移動(回動)が生じる構成とされた複数の他方側独立保持部131,131,…を有し、これらの他方側独立保持部131,131,…は、それぞれ、第1他方側独立保持部133と第2他方側独立保持部143との間に割断前磁石10を独立に狭持し、保持用弾性体136により弾性的に保持する。
次に、移動生成部150について説明する。移動生成部150は、他方側保持部130に前述の移動(回動)を生じさせる構成とされている。具体的には、移動生成部150は、互いに独立とされた複数(本実施形態1では4つ)の独立移動生成部151,151,…と、これらの独立移動生成部151,151,…が繋がる1つの同時作動部153とを有する(図5及び図10参照)。
独立移動生成部151,151,…は、それぞれ、移動用弾性体、具体的にはコイルバネからなり、同時作動部153と対応する第2他方側独立保持部143との間に介在して、これらに接続されている。
また、同時作動部153は、回動軸153jを有し(図5参照)、この回動軸153jを中心として移動可能(回動可能)に配設されている。この回動軸153jは、前述の第2他方側独立保持部143の回動軸143jと同じである。
複数の割断前磁石10,10,…を割断する際、同時作動部153を、回動軸153jを中心として、図5中、時計回りに回動させると、これに接続された複数の独立移動生成部(移動用弾性体)151,151,…が、同時に作動する。即ち、複数の独立移動生成部(移動用弾性体)151,151,…が、それぞれ、対応する他方側独立保持部131のうちの第2他方側独立保持部143を概略水平方向に、図5中、右側に付勢する。
すると、他方側独立保持部131,131,…が、それぞれ、割断前磁石10を保持した状態を維持しつつ、回動軸143jを中心として、図5中、時計回りに回動する。一方、一方側保持部110は移動しないので、この他方側保持部130の回動(一方側保持部110に対する相対移動)により、割断前磁石10,10,…は、それぞれ、割断用溝11の底部11jよりも開口部11iがより大きく拡げられ、その結果、割断用溝11を起点として割断用溝11に沿って割断される。
次に、この磁石割断装置100による割断前磁石10の割断について更に具体的に説明する。この磁石割断装置100に複数(本実施形態1では4個)の割断前磁石10,10,…をセットする。即ち、一方側保持部110で、割断用溝11,11,…を境にした割断前磁石10,10,…の一方の側(図5及び図6中、左側)をそれぞれ保持し、他方側保持部130で、割断前磁石10,10,…の他方の側(図5及び図6中、右側)を保持する(これが前述の磁石保持工程に相当する)。より具体的には、割断前磁石10,10,…のそれぞれについて、まず、最も第5側面10e側に位置する割断用溝11を境にして、第5側面10e側の端部に位置する分割磁石20の1個分を他方側保持部130で保持し、残りの部分を一方側保持部110で保持する。
その際、一方側保持部110のうち、第1一方側保持部113に設けられた複数の第1一方側押圧凸部113t,113t,…の第1一方側押圧面113tn,113tn,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の第1主面10aに当接し、これを下方に押圧する(図5〜図7参照)。第1一方側押圧面113tn,113tn,…は、それぞれ、対応する第1主面10aのうち、割断用溝11に沿い、この割断用溝11の縁のうち、一方側(図5及び図6中、左側)に位置する第1溝縁10ag1を含む帯状の第1一方側被押圧領域10aw1を押圧する。
この第1一方側被押圧領域10aw1は、割断前磁石10の第1主面10aと第3側面10cとの間に形成される第1角部13、及び、第1主面10aと第4側面10dとの間に形成される第2角部14がそれぞれ除かれている。従って、第1一方側保持部113の第1一方側押圧面113tn,113tn,…は、それぞれ、対応する第1主面10aのうち、第1角部13及び第2角部14をそれぞれ除いた第1一方側被押圧領域10aw1を押圧する(図1及び図7参照)。
一方、一方側保持部110のうち、第2一方側保持部123に設けられた複数の第2一方側押圧凸部123t,123t,…の第2一方側押圧面123tn,123tn,…は、それぞれ、対応する割断前磁石10の第2主面10bに当接し、これを上方に押圧する(図5〜図7参照)。第2一方側押圧面123tn,123tn,…は、それぞれ、対応する第2主面10bのうち、第1溝縁10ag1を第2主面10bに直交する方向に投影したときに第2主面10bに現れる第1溝縁対応部10bg1に沿い、この第1溝縁対応部10bg1を含む帯状の第2一方側被押圧領域10bw1を押圧する。
この第2一方側被押圧領域10bw1は、割断前磁石10の第2主面10bと第3側面10cとの間に形成される第3角部15、及び、第2主面10bと第4側面10dとの間に形成される第4角部16がそれぞれ除かれている。従って、第2一方側保持部123の第2一方側押圧面123tn,123tn,…は、それぞれ、対応する第2主面10bのうち、第3角部15及び第4角部16をそれぞれ除いた第2一方側被押圧領域10bw1を押圧する(図1及び図7参照)。
このようにして、第1一方側保持部113と第2一方側保持部123との間に複数の割断前磁石10,10,…を狭持することで、一方側保持部110が複数の割断前磁石10,10,…を保持する。
次に、他方側保持部130について見ると、他方側保持部130のうち、他方側独立保持部131,131,…の第1他方側独立保持部133,133,…に含まれる第1他方側独立押圧部134,134,…の第1他方側押圧凸部134t,134t,…の第1他方側押圧面134tn,134tn,…は、それぞれ、対応する割断前磁石10の第1主面10aに当接し、これを下方に押圧する(図5,図6,図8参照)。
より具体的には、第1他方側押圧面134tn,134tn,…は、それぞれ、第1他方側独立押圧部134に接続された保持用弾性体136の弾性力により、対応する割断前磁石10の第1主面10aを押圧する。第1他方側押圧面134tn,134tn,…は、それぞれ、対応する第1主面10aのうち、割断用溝11に沿い、この割断用溝11の縁のうち、他方側(図5及び図6中、右側)に位置する第2溝縁10ag2を含む帯状の第1他方側被押圧領域10aw2を押圧する。
この第1他方側被押圧領域10aw2は、前述の第1角部13及び第2角部14がそれぞれ除かれている。従って、第1他方側独立保持部133,133,…の第1他方側押圧面134tn,134tn,…は、それぞれ、対応する第1主面10aのうち、第1角部13及び第2角部14をそれぞれ除いた第1他方側被押圧領域10aw2を押圧する(図1及び図8参照)。
一方、他方側保持部130のうち、他方側独立保持部131,131,…の第2他方側独立保持部143,143,…に含まれる第2他方側押圧凸部143t,143t,…の第2他方側押圧面143tn,143tn,…は、それぞれ、対応する割断前磁石10の第2主面10bに当接し、これを上方に押圧する(図5,図6,図8参照)。第2他方側押圧面143tn,143tn,…は、それぞれ、対応する第2主面10bのうち、第2溝縁10ag2を第2主面10bに直交する方向に投影したときに第2主面10bに現れる第2溝縁対応部10bg2に沿い、この第2溝縁対応部10bg2を含む帯状の第2他方側被押圧領域10bw2を押圧する。
この第2他方側被押圧領域10bw2は、前述の第3角部15及び第4角部16がそれぞれ除かれている。従って、第2他方側独立保持部143,143,…の第2他方側押圧面143tn,143tn,…は、それぞれ、対応する第2主面10bのうち、第3角部15及び第4角部16をそれぞれ除いた第2他方側被押圧領域10bw2を押圧する(図1及び図8参照)。
このようにして、第1他方側独立保持部133,133,…と第2他方側独立保持部143,143,…との間に複数の割断前磁石10,10,…をそれぞれ独立に狭持することで、他方側保持部130が複数の割断前磁石10,10,…を保持する。
一方側保持部110及び他方側保持部130により複数の割断前磁石10,10,…を同時に保持した後は、図11に示すように、他方側保持部130の一方側保持部110に対する、割断用溝11,11,…の底部11j,11j,…(図6参照)よりも開口部11i,11i,…をより大きく拡げる形態の相対移動により、割断用溝11,11,…を起点として割断用溝11,11,…に沿って割断前磁石10,10,…を一挙に割断する(これが前述の磁石割断工程に相当する)。
具体的には、移動生成部150の同時作動部153を、その回動軸153jを中心として、図11中、時計回りに回動させ、移動生成部150の独立移動生成部(移動用弾性体)151,151,…により、他方側保持部130を付勢して、他方側保持部130を、回動軸143jを中心として、図11中、時計回りに回動させる。
同時作動部153が図11中、時計回りに回動すると、これに接続された複数の独立移動生成部151,151,…も移動する。そして、これらの独立移動生成部151,151,…が、それぞれ、自身の弾性力により、他方側保持部130のうちの対応する第2他方側独立保持部143を、概略水平方向へ付勢する。これにより、第2他方側独立保持部143,143,…が、それぞれ、第1他方側独立保持部133等と共に、回動軸143jを中心として回動する。
一方、一方側保持部110は移動しないので、この他方側保持部130の回動(一方側保持部110に対する相対移動)により、割断前磁石10,10,…は、それぞれ、割断用溝11の底部11jよりも開口部11iがより大きく拡げられ、その結果、割断用溝11を起点として割断用溝11に沿って割断される。そして、個々の分割磁石20,20,…が得られる。
その後は、他方側保持部130による保持を解除して、割断された分割磁石20,20,…を取り出す。また、一方側保持部110による保持も解除し、残った複数の割断前磁石10,10,…を、他方側保持部130に向けて、分割磁石20の1個分の長さだけ、図5及び図11中、右側へ移動させる。その後は、前述のように、一方側保持部110及び他方側保持部130により、残った複数の割断前磁石10,10,…を再び保持し(磁石保持工程)、更にこれらを割断する(磁石割断工程)。そして、これを割断前磁石10の全体が個々の分割磁石20に完全に分割されるまで繰り返し行う。
以上で説明したように、本実施形態1の磁石割断装置100では、一方側保持部110及び他方側保持部130が、複数の割断前磁石10,10,…を同時に保持して(磁石保持工程)、これらを一挙に割断する(磁石割断工程)。このため、分割磁石20の生産性を向上させることができる。
加えて、他方側保持部130は、磁石保持工程において、複数の他方側独立保持部131,131,…により、複数の割断前磁石10,10,…をそれぞれ独立に保持する。このため、これらの割断前磁石10,10,…に相互に寸法バラツキがあっても、これらの割断前磁石10,10,…をそれぞれ適切に保持できる。これにより、磁石割断工程の際に、割断前磁石10,10,…と他方側保持部130との間で滑りが発生するのを防止できるので、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、第1割断面20e及び第2割断面20fが傾いたり、分割磁石20に欠損が生じるなどの不具合を防止できる。従って、第1割断面20e及び第2割断面20fを精度良く形成でき、分割磁石20の寸法精度を向上させることができる。
また、他方側保持部130が前述の複数の他方側独立保持部131,131,…を有し、移動生成部150が前述の複数の独立移動生成部151,151,…を有するので、磁石割断工程において、割断前磁石10,10,…にそれぞれ独立に割断荷重を与えて、これらの割断前磁石10,10,…をそれぞれ独立に割断できる。このため、これらの割断前磁石10,10,…に相互に強度バラツキがあって、割断前磁石10毎に割断のタイミングがズレても、後から割断される割断前磁石10に急激に大きな割断荷重が掛かることを防止できる。これにより、割断の際に、割断前磁石10,10,…と一方側保持部110及び他方側保持部130との間で滑りが発生するのを防止できるので、上記のような割断の不具合が生じるのを防止できる。従って、この点でも、第1割断面20e及び第2割断面20fを精度良く形成でき、分割磁石20の寸法精度を向上させることができる。
更に、本実施形態1では、同時作動部153が、自身が移動可能な形態とされている。そして、独立移動生成部151,151,…は、それぞれ、同時作動部153と対応する他方側独立保持部131との間に介在し、同時作動部153の移動により、対応する他方側独立保持部131を前述の相対移動を生じさせる方向にそれぞれ付勢する移動用弾性体である。このため、移動生成部150を簡単な構成としながらも、複数の他方側独立保持部131,131,…に、同時かつ独立に前述の相対移動を生じさせることができる。
また、本実施形態1では、複数の他方側独立保持部131,131,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の他方の側を弾性的に保持する保持用弾性体136を含む。このため、他方側独立保持部131,131,…をそれぞれ簡単な構成としながらも、複数の割断前磁石10,10,…をそれぞれ適切に独立に保持できる。
また、本実施形態1では、一方側保持部110のうち、第1一方側保持部113が、第1主面10a,10a,…のうちの第1一方側被押圧領域10aw1,10aw1,…を押圧すると共に、第2一方側保持部123が、第2主面10b,10b,…のうちの第2一方側被押圧領域10bw1,10bw1,…を押圧する。また、他方側独立保持部131,131,…のうち、第1他方側独立保持部133,133,…が、第1主面10a,10a,…のうちの第1他方側被押圧領域10aw2,10aw2,…を押圧すると共に、第2他方側独立保持部143,143,…が、第2主面10b,10b,…のうちの第2他方側被押圧領域10bw2,10bw2,…を押圧する。
このため、一方側保持部110及び他方側保持部130(他方側独立保持部131,131,…)による押圧力が、第1主面10a側では、第1一方側被押圧領域10aw1及び第1他方側被押圧領域10aw2に掛かる、つまり、割断用溝11の第1溝縁11ag1及び第2溝縁11ag2にまで掛かる。また、上記の押圧力が、第2主面10b側では、第2一方側被押圧領域10bw1及び第2他方側被押圧領域10bw2に掛かる、つまり、第1溝縁対応部11bg1及び第2溝縁対応部11bg2にまで掛かる。これにより、割断の際、割断亀裂の進行方向がズレたり、割断亀裂が分岐したり、第1割断面20e及び第2割断面20fが傾いたり、分割磁石20に欠損が生じるなどの不具合を防止できる。従って、第1割断面20e及び第2割断面20fを更に精度良く形成でき、分割磁石20の寸法精度をより一層向上させることができる。
また、本実施形態1では、複数の割断前磁石10,10,…を保持するにあたり、第1一方側保持部113が、第1主面10a,10a,…のうち、第1角部13,13,…及び第2角部14,14,…をそれぞれ除いた第1一方側被押圧領域10aw1,10aw1,…を押圧し、第1他方側独立保持部133,133,…が、第1主面10a,10a,…のうち、第1角部13,13,…及び第2角部14,14,…をそれぞれ除いた第1他方側被押圧領域10aw2,10aw2,…を押圧する。このため、割断の際に第1角部13,13,…や第2角部14,14,…に大きな応力が掛からないので、割断の際に第1角部13,13,…や第2角部14,14,…に欠損が生じるのを防止できる。
また、複数の割断前磁石10,10,…を保持するにあたり、第2一方側保持部123が、第2主面10b,10b,…のうち、第3角部15,15,…及び第4角部16,16,…をそれぞれ除いた第2一方側被押圧領域10bw1,10bw1,…を押圧し、第2他方側独立保持部143,143,…が、第2主面10b,10b,…のうち、第3角部15,15,…及び第4角部16,16,…をそれぞれ除いた第2他方側被押圧領域10bw2,10bw2,…を押圧する。このため、割断の際に第3角部15,15,…や第4角部16,16,…に大きな応力が掛からないので、割断の際に第3角部15,15,…や第4角部16,16,…に欠損が生じるのを防止できる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。本実施形態2の磁石割断装置200では、他方側独立保持部231,231,…がそれぞれ保持用油圧シリンダ236を有する点が、他方側独立保持部131,131,…がそれぞれ保持用弾性体136を有する上記実施形態1の磁石割断装置100と異なる。また、本実施形態2の磁石割断装置200では、独立移動生成部251,251,…がそれぞれ移動用油圧シリンダである点が、独立移動生成部151,151,…がそれぞれ移動用弾性体である上記実施形態1の磁石割断装置100と異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1と同様であるので、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図12〜図14に、本実施形態2の磁石割断装置200を示す。図12は、上記実施形態1の図1に対応する図であり、図13は、上記実施形態1の図8に対応する図であり、図14は、上記実施形態1の図10に対応する図である。
本実施形態2では、他方側保持部230は、複数(4つ)の他方側独立保持部231,231,…を有する。これらの他方側独立保持部231,231,…は、それぞれ、割断前磁石10を狭持して保持する第1他方側独立保持部233と第2他方側独立保持部143とを有する。このうち、第2他方側独立保持部143,143,…は、上記実施形態1と同様である。一方、第1他方側独立保持部233,233,…は、それぞれ、上記実施形態1と同様な第1他方側独立押圧部134と、この第1他方側独立押圧部134を上下方向に移動可能に取り付けられた保持用油圧シリンダ236とを有する。
他方側保持部230が複数の割断前磁石10,10,…を保持するとき、複数の保持用油圧シリンダ236,236,…が、それぞれ、対応する第1他方側独立押圧部134を下方に押圧する。そして、第1他方側独立押圧部134,134,…の第1他方側押圧面134tn,134tn,…が、それぞれ、対応する割断前磁石10の第1主面10aに上方から当接し、これを下方に押圧する。
このような構成としても、他方側保持部230は、複数の割断前磁石10,10,…をそれぞれ独立に保持するので、これらの割断前磁石10,10,…に寸法バラツキがあっても、これらの割断前磁石10,10,…をそれぞれ適切に保持できる。
また、本実施形態2では、移動生成部250は、互いに独立とされた複数(4つ)の独立移動生成部251,251,…と、これらの独立移動生成部251,251,…が接続された1つの同時作動部253とを有する。独立移動生成部251,251,…は、それぞれ、移動用油圧シリンダからなり、第2他方側独立保持部143,143,…にそれぞれ接続されている。また、同時作動部253は、独立移動生成部(移動用油圧シリンダ)251,251,…にそれぞれ同時に油を供給可能な配管やポンプなどからなる油圧供給装置である。
複数の割断前磁石10,10,…を割断するとき、同時作動部253により、複数の独立移動生成部(移動用油圧シリンダ)251,251,…が同時に作動し、それぞれ、対応する他方側独立保持部231のうちの第2他方側独立保持部143を概略水平方向に、図12中、右側に押圧する。すると、他方側独立保持部231,231,…が、それぞれ、割断前磁石10,10,…を保持した状態を維持しつつ、回動軸143jを中心として、図12中、時計回りに回動する。そして、複数の割断前磁石10,10,…を同時に割断する。
このような構成としても、移動生成部250は、他方側独立保持部231,231,…をそれぞれ独立に押圧して、割断前磁石10,10,…にそれぞれ独立に割断荷重を与えることができるので、これらの割断前磁石10,10,…をそれぞれ独立に割断できる。その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用効果を奏する。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。本実施形態3の磁石割断装置300では、一方側保持部310のうち、第1一方側保持部313の第1一方側押圧凸部313tの形態が、上記実施形態1と異なる。また、他方側保持部330の他方側独立保持部331のうち、第1他方側独立保持部333の第1他方側押圧凸部334tの形態が、上記実施形態1と異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1と同様であるので、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図15に、本実施形態3に係る磁石割断装置300の要部を示す。この図15は、上記実施形態1の図6に対応する図である。
まず、本実施形態3の磁石割断装置300で割断される割断前磁石30について説明する。この割断前磁石30は、上記実施形態1で用いた割断前磁石10とほぼ同様な直方体形状を有するが、割断用溝31の近傍の形状が若干異なる。即ち、この割断前磁石30では、第1主面30aのうち、割断用溝31の両縁(第1溝縁30ag1及び第2溝縁30ag2)を含む、割断用溝31の近傍領域30avが、平坦ではなく、若干盛り上がっている。割断前磁石30に割断用溝31を形成する方法の違いなどによって、このように割断用溝31の近傍領域30avが盛り上がることがある。
そして、本実施形態3の磁石割断装置300は、一方側保持部310のうち、第1一方側保持部313の第1一方側押圧凸部313t,313t,…の形態が、上記実施形態1の一方側保持部110のうち、第1一方側保持部113の第1一方側押圧凸部113t,113t,…の形態と異なる。即ち、第1一方側押圧凸部313t,313t,…がそれぞれ対応する割断前磁石30の第1主面30aを押圧する際に、第1一方側押圧凸部313tの第1一方側押圧面313tnが、第1主面10aのうちの割断用溝31の近傍領域30avに当接しないように、第1一方側押圧凸部313tが一部面取りされた形態とされている。
第1一方側押圧凸部313t,313t,…をこのような形態とすることで、第1一方側押圧凸部313t,313t,…の第1一方側押圧面313tn,313tn,…が、それぞれ対応する第1主面30aに部分当たりすることを防止できるので、一方側保持部310により割断前磁石30,30,…を確実に保持して割断できる。また、割断前磁石30が、割断用溝31の近傍領域30avにおいて欠損することを防止できる。
また、本実施形態3では、他方側保持部330の他方側独立保持部331のうち、第1他方側独立保持部333に含まれる第1他方側独立押圧部334の第1他方側押圧凸部334tの形態が、上記実施形態1の他方側保持部130の他方側独立保持部131のうち、第1他方側独立保持部133に含まれる第1他方側独立押圧部134の第1他方側押圧凸部134tの形態と異なる。即ち、第1他方側押圧凸部334t,334t,…がそれぞれ対応する割断前磁石30の第1主面30aを押圧する際に、第1他方側押圧凸部334tの第1他方側押圧面334tnが、第1主面10aのうちの割断用溝31の近傍領域30avに当接しないように、第1他方側押圧凸部334tが一部面取りされた形態とされている。
第1他方側押圧凸部334t,334t,…をこのような形態とすることで、第1他方側押圧凸部334t,334t,…の第1他方側押圧面334tn,334tn,…が、それぞれ対応する第1主面30aに部分当たりすることを防止できるので、他方側保持部330により割断前磁石30,30,…を確実に保持して割断できる。また、割断前磁石30が、割断用溝31の近傍領域30avにおいて欠損することを防止できる。その他、上記実施形態1または2と同様な部分は、上記実施形態1または2と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態1〜3に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜3に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。

Claims (10)

  1. 割断用溝を有する割断前磁石を、前記割断用溝に沿って割断する磁石割断装置であって、
    前記割断前磁石のうち、前記割断用溝を境にした一方の側を保持する一方側保持部、及び、他方の側を保持する他方側保持部であって、前記他方側保持部の前記一方側保持部に対する、前記割断用溝の底部よりも開口部をより大きく拡げる形態の相対移動により、前記割断用溝を起点として前記割断用溝に沿って前記割断前磁石を割断する構成とされてなる一方側保持部及び他方側保持部と、
    前記他方側保持部に前記相対移動を生じさせる構成とされてなる移動生成部と、を備え、
    前記一方側保持部及び前記他方側保持部は、
    複数の前記割断前磁石を同時に保持して、これらの割断前磁石を一挙に割断する構成とされてなり、
    前記他方側保持部は、
    前記割断前磁石の前記他方の側をそれぞれ独立に保持し、それぞれ独立に前記相対移動が生じる構成とされてなる複数の他方側独立保持部を有し、
    前記移動生成部は、
    前記他方側独立保持部にそれぞれ独立に前記相対移動を生じさせる構成とされてなる複数の独立移動生成部と、
    複数の前記独立移動生成部を同時に作動させる構成とされてなる同時作動部と、を有する
    磁石割断装置。
  2. 請求項1に記載の磁石割断装置であって、
    前記同時作動部は、
    自身が移動可能な形態とされてなり、
    前記独立移動生成部は、
    前記同時作動部と前記他方側独立保持部との間にそれぞれ介在する移動用弾性体であって、前記同時作動部の前記移動により、前記他方側独立保持部を前記相対移動を生じさせる方向に付勢する移動用弾性体を含む
    磁石割断装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の磁石割断装置であって、
    前記他方側独立保持部は、それぞれ、
    前記割断前磁石の前記他方の側を弾性的に保持する保持用弾性体を含む
    磁石割断装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の磁石割断装置であって、
    前記割断前磁石は、
    前記割断用溝を有する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する形態をなし、
    前記一方側保持部は、
    前記第1主面を押圧する第1一方側保持部と、
    前記第2主面を押圧し、前記第1一方側保持部との間に前記割断前磁石を狭持する第2一方側保持部と、を有し、
    前記他方側保持部の前記他方側独立保持部は、
    前記第1主面を押圧する第1他方側独立保持部と、
    前記第2主面を押圧し、前記第1他方側独立保持部との間に前記割断前磁石を狭持する第2他方側独立保持部と、を有し、
    前記第1一方側保持部は、
    前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記一方側に位置する第1溝縁を含む第1一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、
    前記第1他方側独立保持部は、
    前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記他方側に位置する第2溝縁を含む第1他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、
    前記第2一方側保持部は、
    前記第2主面のうち、前記第1溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第1溝縁対応部に沿い、この第1溝縁対応部を含む第2一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、
    前記第2他方側独立保持部は、
    前記第2主面のうち、前記第2溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第2溝縁対応部に沿い、この第2溝縁対応部を含む第2他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなる
    磁石割断装置。
  5. 請求項4に記載の磁石割断装置であって、
    前記割断前磁石は、
    前記第1主面と前記第2主面との間を結び、互いに平行な第3側面及び第4側面と、互いに平行な第5側面及び第6側面とを有し、前記割断用溝が前記第3側面及び前記第4側面にそれぞれ直交する直方体形状をなし、
    前記第1一方側保持部は、
    前記第1主面と前記第3側面との間に形成される第1角部、及び、前記第1主面と前記第4側面との間に形成される第2角部をそれぞれ除いた、前記第1一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、
    前記第1他方側独立保持部は、
    前記第1角部、及び、前記第2角部をそれぞれ除いた、前記第1他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなる
    磁石割断装置。
  6. 請求項5に記載の磁石割断装置であって、
    前記第2一方側保持部は、
    前記第2主面と前記第3側面との間に形成される第3角部、及び、前記第2主面と前記第4側面との間に形成される第4角部をそれぞれ除いた、前記第2一方側被押圧領域を押圧する形態とされてなり、
    前記第2他方側独立保持部は、
    前記第3角部、及び、前記第4角部をそれぞれ除いた、前記第2他方側被押圧領域を押圧する形態とされてなる
    磁石割断装置。
  7. 割断用溝を有する複数の割断前磁石を、それぞれ前記割断用溝に沿って割断する磁石の割断方法であって、
    前記複数の割断前磁石のそれぞれについて、前記割断用溝を境にした一方の側を一方側保持部材により保持すると共に、他方の側を他方側保持部材により保持する磁石保持工程と、
    前記他方側保持部材を前記一方側保持部材に対し、前記割断用溝の底部よりも開口部をより大きく拡げる形態に相対移動させて、前記割断用溝を起点として前記割断用溝に沿って前記複数の割断前磁石をそれぞれ割断する磁石割断工程と、を備え、
    前記磁石保持工程では、
    前記他方側保持部材に含まれる複数の他方側独立保持部により、前記複数の割断前磁石の前記他方の側をそれぞれ独立に保持しつつ、前記複数の割断前磁石を同時に保持し、
    前記磁石割断工程では、
    前記複数の他方側独立保持部にそれぞれ独立にかつ同時に前記相対移動を生じさせて、複数の前記割断前磁石を一挙に割断する
    磁石の割断方法。
  8. 請求項7に記載の磁石の割断方法であって、
    前記割断前磁石は、
    前記割断用溝を有する第1主面と、これに平行な第2主面とを有する形態をなし、
    前記磁石保持工程において、
    前記一方側保持部材により、
    前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記一方側に位置する第1溝縁を含む第1一方側被押圧領域を押圧すると共に、
    前記第2主面のうち、前記第1溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第1溝縁対応部に沿い、この第1溝縁対応部を含む第2一方側被押圧領域を押圧して、前記割断前磁石を狭持し、
    前記他方側保持部材の前記他方側独立保持部により、
    前記第1主面のうち、前記割断用溝に沿い、この割断用溝の縁のうち、前記他方側に位置する第2溝縁を含む第1他方側被押圧領域を押圧すると共に、
    前記第2主面のうち、前記第2溝縁を前記第2主面に直交する方向に投影したときに前記第2主面に現れる前記第2溝縁対応部に沿い、この第2溝縁対応部を含む第2他方側被押圧領域を押圧して、前記割断前磁石を狭持し、
    この保持状態を維持しつつ、前記磁石割断工程を行う
    磁石の割断方法。
  9. 請求項8に記載の磁石の割断方法であって、
    前記割断前磁石は、
    前記第1主面と前記第2主面との間を結び、互いに平行な第3側面及び第4側面と、互いに平行な第5側面及び第6側面とを有し、前記第3側面及び前記第4側面に前記割断用溝が直交する直方体形状をなし、
    前記磁石保持工程において、
    前記一方側保持部材により、前記第1主面と前記第3側面との間に形成される第1角部、及び、前記第1主面と前記第4側面との間に形成される第2角部をそれぞれ除いた、前記第1一方側被押圧領域を押圧し、
    前記他方側保持部材の前記他方側独立保持部により、前記第1角部、及び、前記第2角部をそれぞれ除いた、前記第1他方側被押圧領域を押圧し、
    この保持状態を維持しつつ、前記磁石割断工程を行う
    磁石の割断方法。
  10. 請求項9に記載の磁石の割断方法であって、
    前記磁石保持工程において、
    前記一方側保持部材により、前記第2主面と前記第3側面との間に形成される第3角部、及び、前記第2主面と前記第4側面との間に形成される第4角部をそれぞれ除いた、前記第2一方側被押圧領域を押圧し、
    前記他方側保持部材の前記他方側独立保持部により、前記第3角部、及び、前記第4角部をそれぞれ除いた、前記第2他方側被押圧領域を押圧し、
    この保持状態を維持しつつ、前記磁石割断工程を行う
    磁石の割断方法。
JP2011521754A 2009-07-10 2009-07-10 磁石割断装置及び磁石の割断方法 Expired - Fee Related JP5196019B2 (ja)

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