JPWO2010137276A1 - ガラス - Google Patents
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- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/062—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
Abstract
本発明のガラスは、モル%で示す組成が、16≦La2O3≦62、14≦Nb2O5+Ta2O5≦78、0≦Nb2O5≦74、0≦Ta2O5≦60、0≦TiO2≦40、0≦SiO2≦50、0≦SnO2≦45の関係を満たし、且つ、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2からなる群から選ばれる少なくとも何れか2種類を含む、実質的に前記成分のみからなるガラスである。また、本発明のガラスは、実質的にLa2O3、Ta2O5及びSiO2からなり、モル%で示す組成が、25≦La2O3≦45、5≦Ta2O5≦13、50≦SiO2≦65の関係を満たすガラスであってもよい。
Description
本発明は、ガラス、特に光学材料として好適に用いられるガラスに関する。
ある程度の大きさのガラス材料は、ルツボで熔融した原料を急冷することによって作られる。しかし、結晶ができやすい組成の場合は冷却中に結晶が析出するため、透明で均一なガラス塊とすることができない。このような現象は「結晶化」あるいは「失透」と呼ばれ、結晶化しやすい組成は実用的なガラス材料とすることができない。したがって、新規な特性(例えば高屈折率、低分散といった光学特性)を有するガラス組成を開発するにあたっては、結晶化をいかに防ぐか、ということが大きな制約条件となっている。
結晶化は、ガラス中に生じた微小な結晶を起点として、これが成長することによって起こることもあるが、ガラスが固体(例えばルツボ材料としての粘土や白金)と接触していると、その界面を核生成点としての結晶化が起こることが知られている。
ガラスの結晶化が進行するのは、ガラス転移点とガラス融点との間の温度領域である。この温度領域でのガラスの状態は、結晶よりも不安定な準安定状態であり、もし結晶の核が存在し、また、結晶化速度が速い場合には、ガラスは結晶化してしまう。したがって、急冷により結晶化の起こる温度領域を短時間で通過してしまえば、結晶化を防ぐことができるといえる。急冷の具体的な方法としては、熔融状態の原料を、「金属ローラーの間に挟む」、「水中に投入する」、といった方法が用いられている。しかしながら、このような急冷法によって得られるガラスは、微細な粉状あるいはフレーク状といった形態となるので、例えばレンズのような光学素子として用いることが難しい、という問題点があった。研磨等の加工を行なって光学素子とするためには、ある程度の大きさ(少なくとも最小径(最小部分の長さ)が0.5mm程度以上である大きさ)が必要である。
結晶化しやすい組成でありながら、ある程度の大きさのガラスを製造する方法として、原料を上向きのガスノズルにより空中に浮遊させ、その状態でレーザを照射してガラス化する、無容器凝固法によるガラス製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、ガラスをルツボ等の容器と接触させずに熔融及び凝固させることができるため、界面を核生成点とする結晶化を防ぐことができる。その結果、非常に結晶化しやすい強誘電体であるチタン酸バリウムを組成とする重量20mgのガラス球が得られている。
また特許文献2には、例えば無容器凝固法を用いて作製されたLa2O3−TiO2−ZrO2系組成(ZrO2を含まない場合もある)を有するガラスの例が、複数例示されている。
La2O3−TiO2−ZrO2系組成(以下、便宜上、ZrO2が含まれない場合も含めて3成分系と記載する)に含まれるのはいずれも高屈折率成分である。そのため、この3成分系ガラスの屈折率は、おおよそ2.3以上と非常に高いものとなる。また、La2O3は波長分散を小さくする成分であるため、屈折率が2を超えるガラスの中では比較的低分散のガラスとなる。したがって、この3成分系ガラスは、レンズ等の光学材料として非常に有用である。なお、特許文献2に示されているガラスの組成範囲の条件式は複雑であるが、TiO2量の下限は概略50〜60mol%となる。実施例として記載されている3成分系のガラス組成は、すべて非常に多量のTiO2を含んでいる。具体的には、TiO2のモル比率は最も少ない例(特許文献2の実施例サンプル9−1)でも57%であり、他の例ではすべて80%を超えている。このように、特許文献2に開示されている3成分系のガラス組成は、非常に多くのTiO2を含んだガラスといえる。
前記3成分系ガラスには中間酸化物であるTiO2が含まれているものの、TiO2によるガラス網目形成能は典型的なガラス網目形成成分(SiO2、S、B2O3等)よりも劣るため、網目構造が形成されにくく、ガラス化しにくい。また、前記3成分系ガラスは融点が高いために冷却に要する時間が長くなり、冷却中に結晶の核が発生して結晶成長が起こることも失透しやすい原因である。このため、通常の熔融方法ではすぐに失透してしまうので、上記特許文献に記載されているような無容器凝固法による溶融がガラス化のために有効である。図7は、本発明者らが無容器凝固法により求めた、前記3成分系のガラス化範囲を示す図である(単位はモル%)。図7から、前記3成分系では、TiO2含有量を60mol%以上という非常に大きい値としなければガラス化できないことがわかる。
La2O3を含有する、光学的用途に適したガラスの他の例として、特許文献3には、La2O3−Al2O3−(Nb2O5あるいはTa2O5)系組成、La2O3−ZrO2−(Nb2O5あるいはTa2O5)系組成及びLa2O3−Al2O3−ZrO2−Ta2O5系組成等が開示されている。このガラスには、Al2O3とZrO2(もしくはHfO2)とのうち、少なくとも何れか一方が必須成分として含有されている。
さらに、La2O3を含有するガラスの例として、非特許文献1に、La2O3−Nb2O5の2成分系及びLa2O3−Ta2O5の2成分系のガラス化が報告されている。また、ガラス化範囲は極めて限定されているが、結晶化部分を含まない透明なガラスが得られる組成として、非特許文献2に、La2O3−Ta2O5−SiO2系組成及びLa2O3−Nb2O5−SiO2系組成が開示されている。
Journal of Non−Crystalline Solids, 15 (1974) 116−124
東京大学生産技術研究書報告 第18巻 第4号(1968年) 241頁、242頁、265頁、270頁
特許文献2に開示されている前記3成分系ガラスは、非常に多量のTiO2を含むことに起因する以下の2つの問題点を有する。
問題点の一つは、TiO2は波長分散を大きくする成分であることから、光学設計上有用な低分散、すなわちアッベ数が大きいガラスを得ることができないということである。
もうひとつの問題点は、着色である。本発明者の研究によると、無容器凝固法により溶融した前記3成分系ガラスは、短波長域での透過率が悪く、目視でも確認できる程度の着色が発生する場合があった。着色されたガラスを例えばカメラレンズに用いた場合、像の色彩が悪くなるという問題が生じる。また、ブルーレイディスクのように紫色レーザー(波長405nm)を使用する機器の光学系に、着色されたガラスを利用すると、信号強度が低下してしまう。このような理由から、着色されたガラスは、用途が限定されてしまうため好ましくない。
特許文献3の実施例に開示されているガラスは、例えばガスの炎の中にガラス原料を吹き込むという方法により作製されているため、得られるガラスの大きさは250μm以下となっている。したがって、特許文献3に開示されているガラスを、研磨等の加工を行なって光学素子とすることは困難である。非特許文献1に開示されているガラスは、ビーズ状のガラスとセラミックスとが混ざっている状態であり、光学系ガラスとして適用するのは困難である。また、非特許文献2に開示されているガラスはガラス化範囲が非常に限られており、結晶部分を含まない透明なガラスが得られる組成としては、(53.6)SiO2−(13.4)Ta2O5−(33.0)La2O3、(58.2)SiO2−(14.6)Ta2O5−(27.2)La2O3、(53.5)SiO2−(19.9)Ta2O5−(26.6)La2O3、(51.1)SiO2−(23.2)Nb2O5−(25.7)La2O3の例のみが挙げられている。なお、単位はモル%である。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、一般の光学ガラスや従来のTiO2を基幹とする酸化物ガラスでは実現できなかった、高屈折率及び低分散の光学材料となり得るガラスであって、さらに着色の問題がないガラスを提供することを課題とする。
本発明の第1のガラスは、モル%で示す組成が、
16≦La2O3≦62
14≦Nb2O5+Ta2O5≦78
0≦Nb2O5≦74
0≦Ta2O5≦60
0≦TiO2≦40
0≦SiO2≦50
0≦SnO2≦45
の関係を満たし、且つ、
Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2からなる群から選ばれる少なくとも何れか2種類を含む、実質的に前記成分のみからなるガラスである。
16≦La2O3≦62
14≦Nb2O5+Ta2O5≦78
0≦Nb2O5≦74
0≦Ta2O5≦60
0≦TiO2≦40
0≦SiO2≦50
0≦SnO2≦45
の関係を満たし、且つ、
Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2からなる群から選ばれる少なくとも何れか2種類を含む、実質的に前記成分のみからなるガラスである。
本発明の第2のガラスは、実質的にLa2O3、Ta2O5及びSiO2からなり、モル%で示す組成が、
25≦La2O3≦45
5≦Ta2O5≦13
50≦SiO2≦65
の関係を満たすガラスである。
25≦La2O3≦45
5≦Ta2O5≦13
50≦SiO2≦65
の関係を満たすガラスである。
本発明によれば、一般の光学ガラスや従来のTiO2を基幹とする酸化物ガラスでは実現することが困難であった高屈折率且つ低分散を実現でき、さらに光学ガラスとして問題が生じない程度まで着色が抑えられたガラスを実現できる。また、本発明のガラスの組成によれば、光学ガラスとして使用可能な程度のサイズを実現することも可能である。このため、本発明のガラスを光学ガラスとして用いることにより、光学ガラスの光学特性の領域を従来よりも広げることができる。
本発明のガラスの実施の形態について、以下に説明する。
本実施の形態の第1のガラスは、モル%で示す組成が、
16≦La2O3≦62
14≦Nb2O5+Ta2O5≦78
0≦Nb2O5≦74
0≦Ta2O5≦60
0≦TiO2≦40
0≦SiO2≦50
0≦SnO2≦45
の関係を満たし、且つ、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2からなる群から選ばれる少なくとも何れか2種類を含む。さらに、本実施の形態の第1のガラスは、実質的に前記成分のみからなるガラスである。なお、本実施の形態の第1のガラスにおいて、「実質的に前記成分のみからなる」とは、La2O3、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2以外の他の成分が実質的に含まれないことをいい、他の成分が含まれている場合でもその合計が10mol%以下であることをいう。
16≦La2O3≦62
14≦Nb2O5+Ta2O5≦78
0≦Nb2O5≦74
0≦Ta2O5≦60
0≦TiO2≦40
0≦SiO2≦50
0≦SnO2≦45
の関係を満たし、且つ、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2からなる群から選ばれる少なくとも何れか2種類を含む。さらに、本実施の形態の第1のガラスは、実質的に前記成分のみからなるガラスである。なお、本実施の形態の第1のガラスにおいて、「実質的に前記成分のみからなる」とは、La2O3、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2以外の他の成分が実質的に含まれないことをいい、他の成分が含まれている場合でもその合計が10mol%以下であることをいう。
La2O3は、光学ガラスの高屈折率及び低分散成分であり、その量は多いほど高屈折率、低分散となるので好ましい。上記に示した第1のガラスの組成系では、La2O3を16〜62mol%の範囲で含ませることができる。したがって、本実施の形態の第1のガラスは、特許文献2に開示されている従来の3成分系ガラスよりもTiO2の量が少なくなっているものの、高屈折率を維持できる。なお、特許文献2に開示された3成分系ガラスの場合、ガラス化を可能とするためにはLa2O3の含有量を20mol%程度以下とする必要がある(図7参照)。
Nb2O5とTa2O5は、TiO2と同程度の高屈折率成分であることから、屈折率を高い値に保つ働きが大きい。本実施の形態の第1のガラスは、Nb2O5とTa2O5との両成分を合わせた割合を14mol%以上とすることにより、高屈折率を実現できる。また、Nb2O5とTa2O5との両成分を合わせた割合を78mol%以下とすることにより、ガラス化が可能となる。なお、本実施の形態の第1のガラスが前記両成分のうちNb2O5のみを含む場合は74mol%が上限であり、Ta2O5のみを含む場合は60mol%が上限となる。これらの値を超えると、ガラス化しなくなる。
TiO2は、屈折率を高くする効果の大きい成分であるが、ガラスの分散性及び着色の点から、より少なくすることが望ましい。TiO2は、Nb2O5及びTa2O5との置き換えによって、40mol%以下とすることができ、完全に無くすことも可能である。
SiO2及びSnO2はガラス化を促進する成分であるため、ガラス化を容易にするという点から添加することが望ましい。しかし、これらの成分は同時に屈折率を下げる働きをし、さらに添加しすぎるとガラスが失透しやすくなるので、SiO2の割合は50mol%以下、SnO2の割合は45mol%以下とする。
以上のように、本実施の形態の第1のガラスは、従来のガラスよりも高屈折率及び低分散を実現できる。詳しくは、本実施の形態の第1のガラスは、同程度の屈折率を有する従来の光学ガラスと比較してより低分散を実現でき、同程度の分散性を有する従来の光学ガラスと比較してより高屈折率を実現できる。
次に、本実施の形態の第2のガラスについて説明する。
本実施の形態の第2のガラスは、実質的にLa2O3、Ta2O5及びSiO2からなり、モル%で示す組成が、
25≦La2O3≦45
5≦Ta2O5≦13
50≦SiO2≦65
の関係を満たすガラスである。なお、本実施の形態の第2のガラスにおいて、「実質的にLa2O3、Ta2O5及びSiO2からなる」とは、La2O3、Ta2O5及びSiO2以外の他の成分が実質的に含まれないことをいい、他の成分が含まれている場合でもその合計が10mol%以下であることをいう。
25≦La2O3≦45
5≦Ta2O5≦13
50≦SiO2≦65
の関係を満たすガラスである。なお、本実施の形態の第2のガラスにおいて、「実質的にLa2O3、Ta2O5及びSiO2からなる」とは、La2O3、Ta2O5及びSiO2以外の他の成分が実質的に含まれないことをいい、他の成分が含まれている場合でもその合計が10mol%以下であることをいう。
本実施の形態の第2のガラスは、La2O3、Ta2O5及びSiO2の3成分系である。各成分の割合を上記の範囲とすることにより、従来のガラスよりも高屈折率及び低分散を実現できる。詳しくは、本実施の形態の第2のガラスは、同程度の屈折率を有する従来の光学ガラスと比較してより低分散を実現でき、同程度の分散性を有する従来の光学ガラスと比較してより高屈折率を実現できる。
具体的には、SiO2成分を50mol%以上とすることによって、前記第1のガラスよりも低分散のガラスを得ることができる。ただし、SiO2成分が65mol%を超えると溶融中にSiO2が気化する現象が著しくなるため、不適当である。また、La2O3とTa2O5の量が上記範囲を外れると結晶化しやすくなる。
また、第1及び第2のガラスの組成範囲を満たすガラスは、後述の実施例に示されるように、ほとんど着色のないガラスとなる。
本実施の形態の第1及び第2のガラスによれば、屈折率ndとアッベ数νdの値が、
1.8≦nd≦2.45
15≦νd≦70
230−100nd≦νd≦260−100nd
を満たすガラスを得ることができる。図1は、本実施の形態のガラスによって実現できる屈折率ndとアッベ数νdの領域(図中、「本発明の好ましい範囲」として示されている領域)を、光学ガラスメーカー(株式会社住田光学ガラス)から市販されている約100種類の光学ガラスと共に示すものである。点がプロットされている領域が、現在、光学ガラスとして実現可能な範囲である。なお、この領域は、他の光学ガラスメーカーの製品の場合でもほとんど一致している。図1より、本実施の形態における第1及び第2のガラスは、同程度の屈折率を有する一般の光学ガラスと比較してより低分散であり、同程度の分散性を有する一般の光学ガラスと比較してより高屈折率である。すなわち、本実施の形態の第1及び第2のガラスは、一般の光学ガラスと比較すると、より高屈折率且つ低分散を実現できるガラスであるといえる。これにより、本実施の形態の第1及び第2のガラスは、光学設計上非常に有用であることがわかる。
1.8≦nd≦2.45
15≦νd≦70
230−100nd≦νd≦260−100nd
を満たすガラスを得ることができる。図1は、本実施の形態のガラスによって実現できる屈折率ndとアッベ数νdの領域(図中、「本発明の好ましい範囲」として示されている領域)を、光学ガラスメーカー(株式会社住田光学ガラス)から市販されている約100種類の光学ガラスと共に示すものである。点がプロットされている領域が、現在、光学ガラスとして実現可能な範囲である。なお、この領域は、他の光学ガラスメーカーの製品の場合でもほとんど一致している。図1より、本実施の形態における第1及び第2のガラスは、同程度の屈折率を有する一般の光学ガラスと比較してより低分散であり、同程度の分散性を有する一般の光学ガラスと比較してより高屈折率である。すなわち、本実施の形態の第1及び第2のガラスは、一般の光学ガラスと比較すると、より高屈折率且つ低分散を実現できるガラスであるといえる。これにより、本実施の形態の第1及び第2のガラスは、光学設計上非常に有用であることがわかる。
なお、本実施の形態の第1及び第2のガラスは、上記各成分のみから構成されることが望ましいが、光学特性、ガラス化しやすさ、化学的耐久性等を改良する目的、あるいは不純物として、他の成分が少量(10mol%以下)含まれることも許容される。たとえば融点を下げてガラス化しやすくするためには、他の成分として、Li2O、Na2O、K2O、Rb2O及びCs2Oといったアルカリ金属酸化物、又は、B2O3を添加すればよい。これらの成分には、屈折率を低くする作用もある。また、光学特性(屈折率や分散性)の調整、化学的耐久性等の改良、あるいは失透を防止する目的で添加される成分としては、Mg、Ca、Sr、Ba、Sc、Al、P、Zn、Ge、Y、Zr、Mo、Ag、Cd、Sb、Ce、Ag、W、Tl、Pb、Biなどの酸化物が挙げられる。さらに、希土類元素であるCe、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luなどの酸化物を添加すると、発光特性などを付与することもできる。
本実施の形態の第1及び第2のガラスは、MgO、CaO、SrO、BaO、Al2O3、Sc2O3、Y2O3、ZrO2及びWO3から選ばれる少なくとも何れか1種類の酸化物成分をさらに含んでいてもよい。その場合、第1及び第2のガラスにおける当該酸化物成分の合計は、10mol%以下となる。第1のガラスには、前記酸化物成分として、MgO、CaO、SrO、BaO、Y2O3及びWO3から選ばれる少なくとも何れか1種類が含まれることが好適である。
本実施の形態の第1及び第2のガラスは、例えば最小部分の長さが0.5mm以上の比較的大きなサイズとすることも可能であるため、レンズ等の光学素子の材料として適用可能である。
次に、本実施の形態の第1及び第2のガラスの製造方法について説明する。
本実施の形態の第1及び第2のガラスの組成は、一般の光学ガラスよりも高屈折率及び低分散となる反面、一般の光学ガラスよりも結晶化しやすいので、通常のルツボによる熔融及び冷却(凝固)ではガラス化が困難な場合がある。その場合でも、例えば、後述する実施例に示すような無容器凝固法を利用することにより、ある程度の大きさを有する透明で均質なガラスを得ることができる。
以下、本発明について実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明は、本発明の要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例)
無容器凝固法によって、本発明の組成によるガラス球を作製した。図2は、無容器凝固法によってガラス原料を熔融するために本実施例で用いた装置の全体を示す模式図である。この装置は、ガラス原料(熔融物)を浮遊させるために気体を流出させる噴出ノズル41を備えている。噴出ノズル41は支柱42に固定されており、気体を供給するためのチューブ43と接続されている。チューブ43は、流量を調整するためのレギュレータ44及び流量計45を介して、高圧ガスボンベ(図示せず)に接続されている。この装置は、さらに、ガラス原料にレーザ光を照射するためのレーザ発振器46を備えている。レーザ発振器46は、噴出ノズル41が固定されている支柱42の横枝47に固定されている。レーザ発振器46から出射したレーザ光48は、横枝47に固定されたミラー49によって進行方向が変えられて、凸レンズ50によって浮遊体51(ガラス原料)に焦点を結ぶ。また、横枝47において、レーザ発振器46固定側と反対側には、浮遊体51の状態を観察するためのCCDカメラ52が設置されている。
無容器凝固法によって、本発明の組成によるガラス球を作製した。図2は、無容器凝固法によってガラス原料を熔融するために本実施例で用いた装置の全体を示す模式図である。この装置は、ガラス原料(熔融物)を浮遊させるために気体を流出させる噴出ノズル41を備えている。噴出ノズル41は支柱42に固定されており、気体を供給するためのチューブ43と接続されている。チューブ43は、流量を調整するためのレギュレータ44及び流量計45を介して、高圧ガスボンベ(図示せず)に接続されている。この装置は、さらに、ガラス原料にレーザ光を照射するためのレーザ発振器46を備えている。レーザ発振器46は、噴出ノズル41が固定されている支柱42の横枝47に固定されている。レーザ発振器46から出射したレーザ光48は、横枝47に固定されたミラー49によって進行方向が変えられて、凸レンズ50によって浮遊体51(ガラス原料)に焦点を結ぶ。また、横枝47において、レーザ発振器46固定側と反対側には、浮遊体51の状態を観察するためのCCDカメラ52が設置されている。
以下、図2に示す装置による本実施例のガラス製造の手順を説明する。最初に、別途原料ペレットを作製した。原料ペレットは、ガラスの材料(金属酸化物等)の粉体(試薬特級品)を、得られるガラスの組成が表1に示す組成1〜47となるように、所定のモル比率で調合してガラス原料としたものである。調合したガラス原料を乳鉢ですりつぶし、エタノールを加えて充分に混合してからセラミックス製ルツボに入れて、電気炉中で1000℃、12時間の焼成(第1回)を行なった。焼成後のガラス原料を再び乳鉢ですりつぶし、エタノールを加えて粘度を調整してから、プレス加工用ダイスを用いて、約1.6×108Paの圧力をかけて直径2mm、厚さ約1mmの円盤状に成型した。円盤状に成型したものを、電気炉中にて1100℃、12時間の焼成(第2回)を行ない、充分冷めたものを原料ペレットとした。
このように作製したペレットを、図2の噴出ノズル41に置き、レギュレータ44と流量計45とにより気体の流量を適量として浮遊させてから、レーザ発振器46を起動してペレットにレーザ光を照射して、ペレットを加熱した。ペレットは数秒で熔融し、自らの表面張力により球状となった状態でノズル41内に浮遊した。均一な熔融体となったところでレーザ光照射を止めると、熔融体は急冷されて球状ガラスとなった。球状ガラスの温度は数秒で室温まで低下したので、ピンセットで噴出ノズル41から取り出すことができた。
レーザ発振器46には、米国 Universal Laser Systems Inc.社の製造した炭酸ガスレーザ装置「ULC−100−OEM」型を用いた。発振波長は10.6μm、最大出力は公称100Wであった。
本実施例では、原料ペレットを図2の装置の噴出ノズル41内に置き、乾燥空気を0.3〜0.6L/分の流量で流して、原料ペレットを浮遊させた。この状態でレーザ光を照射して原料ペレットを熔融した後、レーザ光照射を止めることによって冷却した。その結果、直径約1.0〜1.5mmの球状ガラスが得られた。
本実施例によって得られた組成1〜47のガラスは直径1mm程度の球状であり、屈折率が2を超えるものも含まれることから、通常の屈折率計による屈折率の測定は困難である。そのため、後述する方法により屈折率と分散(アッベ数)を測定した。
<屈折率の測定方法>
屈折率は、球状ガラスの焦点位置を測定し、そこから算出した。図3に示すように、顕微鏡1のステージ2上に、片面にパターン3aが形成されたガラス板3を設置し、その上に測定対象の球状ガラス4を置く。ガラス板3のパターン3aが形成された面に、照明光8を狭帯域干渉フィルター9によりほぼ単色とした光5を下から照射する。波長はF線(486nm)、d線(588nm)、C線(656nm)に相当する3種類とした。球状ガラス4のレンズ作用により、球状ガラス4の上側表面の近くにパターンの実像6ができるので、その位置(上側表面から実像6までの距離z’(図4参照))を、顕微鏡1とリニアーゲージ7とを用いて測定した。パターン3aとしては、40本/mmのラインアンドスペース格子のものを使用した。また、パターン3aと球状ガラス4との光学的間隔(−z(zはマイナスの数値をとる))は、上記3波長について顕微鏡1によるピント位置の差を測定することによって別途求めた。球状ガラス4の直径(2r)、球状ガラス4の上側表面から実像6までの距離(z’)、パターン3aと球状ガラス4との光学的間隔(−z)の値から、球状ガラス4の屈折率nを以下の式(1)によって波長ごとに計算して、nC、nd、nFの値を求めた。なお、この式(1)は、近軸光線の結像関係式から導き出したものである。
(rz’−rz−2zz’)n=2r2+2rz’−2rz−2zz’ ・・・(1)
屈折率は、球状ガラスの焦点位置を測定し、そこから算出した。図3に示すように、顕微鏡1のステージ2上に、片面にパターン3aが形成されたガラス板3を設置し、その上に測定対象の球状ガラス4を置く。ガラス板3のパターン3aが形成された面に、照明光8を狭帯域干渉フィルター9によりほぼ単色とした光5を下から照射する。波長はF線(486nm)、d線(588nm)、C線(656nm)に相当する3種類とした。球状ガラス4のレンズ作用により、球状ガラス4の上側表面の近くにパターンの実像6ができるので、その位置(上側表面から実像6までの距離z’(図4参照))を、顕微鏡1とリニアーゲージ7とを用いて測定した。パターン3aとしては、40本/mmのラインアンドスペース格子のものを使用した。また、パターン3aと球状ガラス4との光学的間隔(−z(zはマイナスの数値をとる))は、上記3波長について顕微鏡1によるピント位置の差を測定することによって別途求めた。球状ガラス4の直径(2r)、球状ガラス4の上側表面から実像6までの距離(z’)、パターン3aと球状ガラス4との光学的間隔(−z)の値から、球状ガラス4の屈折率nを以下の式(1)によって波長ごとに計算して、nC、nd、nFの値を求めた。なお、この式(1)は、近軸光線の結像関係式から導き出したものである。
(rz’−rz−2zz’)n=2r2+2rz’−2rz−2zz’ ・・・(1)
<アッベ数の測定方法>
アッベ数νdは、以下の式(2)によって計算した。
νd=(nd−1)/(nF−nC) ・・・(2)
アッベ数νdは、以下の式(2)によって計算した。
νd=(nd−1)/(nF−nC) ・・・(2)
本実施例の組成1〜47について、得られた球状ガラスの屈折率nd及びアッベ数νdを表1及び図5に示す。
さらに、組成1〜47のガラスについての着色の程度も評価した。着色の程度は、以下のA〜Dの評価基準に基づいて、目視観察により評価した。評価結果は、表1に示されたとおりである。
A:無色透明
B:わずかな着色
C:はっきりとした着色
D:著しい着色(灰色〜黒色)
A:無色透明
B:わずかな着色
C:はっきりとした着色
D:著しい着色(灰色〜黒色)
組成1〜47の着色はすべてAまたはBであった。
表1及び図5に示すように、本実施例の組成1〜47のガラスは、高屈折率及び低分散であった。さらに、着色の程度も無色透明又はわずかな着色であり、光学ガラスとして用いても問題ない程度であった。
組成37〜47のガラスは、La2O3、Nb2O5、Ta2O5、SiO2、SnO2、TiO2以外の添加成分を、10mol%以下の範囲で加えた組成を有する。その中でも、組成37〜42は、組成36のLa2O355mol%のうち5mol%だけを添加組成に置き換えたものである。比較のために、図6に、組成36〜42の屈折率ndとアッベ数νdとを示す。図6により、組成36のガラスを基準とすると、組成37〜42における添加成分には、La2O3との置き換えの場合に以下の作用があることがわかる。
SrO、MgO・・・アッベ数を大きくする
BaO、CaO・・・屈折率とアッベ数を共に小さくする
Y2O3、WO3・・・アッベ数を小さくする
SrO、MgO・・・アッベ数を大きくする
BaO、CaO・・・屈折率とアッベ数を共に小さくする
Y2O3、WO3・・・アッベ数を小さくする
(比較例1)
比較例1として、本発明の第1及び第2のガラスの組成を満たさない比較組成1−1〜1−8を準備した。すなわち、20mol%以下のLa2O3と多量のTiO2(47mol%以上)を含み、さらにSiO2、ZrO2及び/又はSnO2を添加した組成を、比較組成として、実施例と同様の方法で溶融を行なった。比較組成1−1〜1−8について、得られた球状ガラスの屈折率nd及びアッベ数νdの測定結果、さらに着色の程度についての評価結果を表2に示す。なお、屈折率nd及びアッベ数νdの測定方法、さらに着色の程度を評価する方法は、実施例と同様とした。表2に示すように、比較組成1−1〜1−8のガラスは、屈折率nd及びアッベ数νdについて好ましい範囲を満たすものの、すべて著しい着色が認められた。
比較例1として、本発明の第1及び第2のガラスの組成を満たさない比較組成1−1〜1−8を準備した。すなわち、20mol%以下のLa2O3と多量のTiO2(47mol%以上)を含み、さらにSiO2、ZrO2及び/又はSnO2を添加した組成を、比較組成として、実施例と同様の方法で溶融を行なった。比較組成1−1〜1−8について、得られた球状ガラスの屈折率nd及びアッベ数νdの測定結果、さらに着色の程度についての評価結果を表2に示す。なお、屈折率nd及びアッベ数νdの測定方法、さらに着色の程度を評価する方法は、実施例と同様とした。表2に示すように、比較組成1−1〜1−8のガラスは、屈折率nd及びアッベ数νdについて好ましい範囲を満たすものの、すべて著しい着色が認められた。
(比較例2)
表3に、比較組成2−1〜2−50を示す。これらの比較組成は、本発明の第1及び第2のガラスの組成を満たさないものであり、実施例と同様の手段(無用器凝固法)でガラス化を試みたがガラス化しなかった組成である。
表3に、比較組成2−1〜2−50を示す。これらの比較組成は、本発明の第1及び第2のガラスの組成を満たさないものであり、実施例と同様の手段(無用器凝固法)でガラス化を試みたがガラス化しなかった組成である。
本発明によって得られるガラスは、従来の光学ガラスと比較して高屈折率及び低分散であり、さらに着色しにくいという特徴がある。したがって、レンズ等の光学素子等に好適に利用できる。
Claims (9)
- モル%で示す組成が、
16≦La2O3≦62
14≦Nb2O5+Ta2O5≦78
0≦Nb2O5≦74
0≦Ta2O5≦60
0≦TiO2≦40
0≦SiO2≦50
0≦SnO2≦45
の関係を満たし、且つ、
Nb2O5、Ta2O5、TiO2、SiO2及びSnO2からなる群から選ばれる少なくとも何れか2種類を含む、実質的に前記成分のみからなるガラス。 - MgO、CaO、SrO、BaO、Al2O3、Sc2O3、Y2O3、ZrO2及びWO3から選ばれる少なくとも何れか1種類の酸化物成分をさらに含み、当該酸化物成分の合計が10mol%以下である、請求項1に記載のガラス。
- 前記酸化物成分が、MgO、CaO、SrO、BaO、Y2O3及びWO3から選ばれる少なくとも何れか1種類である、請求項2に記載のガラス。
- 屈折率ndとアッベ数νdの値が、
1.8≦nd≦2.45
15≦νd≦70
230−100nd≦νd≦260−100nd
の条件を満たす、請求項1に記載のガラス。 - 最小部分の長さが0.5mm以上である、請求項1に記載のガラス。
- 実質的にLa2O3、Ta2O5及びSiO2からなり、モル%で示す組成が、
25≦La2O3≦45
5≦Ta2O5≦13
50≦SiO2≦65
の関係を満たす、ガラス。 - MgO、CaO、SrO、BaO、Al2O3、Sc2O3、Y2O3、ZrO2及びWO3から選ばれる少なくとも何れか1種類の酸化物成分をさらに含み、当該酸化物成分の合計が10mol%以下である、請求項6に記載のガラス。
- 屈折率ndとアッベ数νdの値が、
1.8≦nd≦2.45
15≦νd≦70
230−100nd≦νd≦260−100nd
の条件を満たす、請求項6に記載のガラス。 - 最小部分の長さが0.5mm以上である、請求項6に記載のガラス。
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