JPWO2010013490A1 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

電動パワーステアリング装置(1) が、トルクセンサ(20)を収容する筒状のセンサハウジング(34)と、減速機構(24)を収容するギヤハウジング(32)と、減速機構(24)の両側でステアリングシャフト(3) を回転可能に支持する上軸受(40)および下軸受(41)とを備える。ギヤハウジング(32)は、下軸受(41)を保持する筒状の下ハウジング(37)と、上ハウジング(36)とを含む。上ハウジング(36)は、内筒(67)と、外筒(68)と、内筒(67)および外筒(68)間を連結する環状の連結壁(69)とを有する。外筒(68)が、下ハウジング(37)に圧入されている。内筒(67)が、センサハウジング(34)の下部(71)の内周(72)に圧入されることにより、内筒(67)が縮径され、その結果、上軸受(40)の外輪(44)が内筒(67)によってタイトフィットで保持される。

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置では、電動モータの回転出力がステアリングシャフトに減速機を介して伝達されるようになっている。この減速機は、ウォームおよびウォームホイールと、これらを収容するギヤハウジングとを有している。ギヤハウジングは、ウォームホイールを挟んで対向する第1および第2のハウジングを有している。ウォームホイールは、一対の軸受を介して第1および第2のハウジングの軸受保持孔に回転可能に支持されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−79949号公報
ところで、通例、各軸受保持孔の内周と対応する軸受の外輪の外周とは、互いの間に隙間を持ったルーズフィットで嵌合されている。また、第1および第2のハウジングは、互いの間に隙間を持ったルーズフィットで嵌合されている。その結果、一対の軸受のそれぞれが、対応するハウジングの中心位置に対して位置ずれし易い。従って、例えば、一対の軸受が同心でなくなり、その結果、ウォームおよびウォームホイールの噛み合いが適正でなくなる。ひいては、異音が生じ易くなる。
また、ハウジングの中心位置に対する一対の軸受の位置ずれを防止するために、以下の組立方法が考えられている。すなわち、各軸受を対応する軸受保持孔に当接させるように、第1のハウジングの中心位置を、第2のハウジングに支持されたウォームおよびウォームホイールの噛み合い部側へ向けて第2のハウジングの径方向へ偏らせる。この状態で、第1および第2のハウジングを互いに固定する。しかし、この組立方法は、熟練を要し、容易ではない。その結果、製造コストが高くなっていた。
本発明の目的は、異音の発生を抑制できて安価な電動パワーステアリング装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、操舵部材に連結されたステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムチューブと、上記コラムチューブの軸方向に関する下部を拡径して構成された筒状のセンサハウジングと、上記センサハウジング内に収容され、操舵トルクを検出するトルクセンサと、操舵補助用の電動モータの回転を上記ステアリングシャフトに伝達する減速機構と、上記減速機構を収容するギヤハウジングと、上記減速機構を挟んだ上下に配置され、上記ステアリングシャフトを回転可能に支持する上軸受および下軸受と、を備える電動パワーステアリング装置を提供する。上記ギヤハウジングは、上記下軸受を介して上記ステアリングシャフトを回転可能に支持する筒状の下ハウジングと、上ハウジングとを含み、上記上ハウジングは、内筒と、外筒と、上記内筒および上記外筒間を連結する環状の連結壁と、を有し、上記外筒が、上記下ハウジングの上部の内周に圧入され、上記内筒が、上記上軸受を介して上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、上記内筒が、上記センサハウジングの軸方向に関する下部の内周に圧入されることにより、上記内筒が縮径され、その結果、上記上軸受の外輪が上記内筒によってタイトフィットで保持されている。
本態様によれば、上ハウジング、下ハウジング、および上軸受の中心位置同士を互いに同心に位置決めできるので、上軸受および下軸受の中心位置同士の位置ずれ量を小さく抑制できる。従って、中心位置同士の位置ずれに起因した異音の発生を抑制できる。
また、上ハウジング、下ハウジング、および上軸受の位置決めのために、熟練を要しない圧入を用いているので、組立が容易である。その結果、製造コストを安価にできる。また、例えば、組立時に、センサハウジングへの圧入により縮径される前の内筒に、上軸受を容易に取り付けることが可能となる。その結果、製造コストをより一層安価にすることができる。
また、本発明において好ましくは、上記トルクセンサは、上記センサハウジングの内周に嵌合された環状の本体を含む。
さらに好ましくは、上記内筒の端部が上記トルクセンサの上記本体の端面に当接することにより、上記トルクセンサが、上記センサハウジングの軸方向に位置決めされている。この場合、トルクセンサの本体の位置決めのために、内筒を利用できるので、製造コストをより一層安価にできる。
さらに好ましくは、上記センサハウジングは、上記センサハウジング内に突出する位置決め部を含み、上記トルクセンサの上記本体は、上記内筒の上記端部と上記位置決め部との間に挟持されている。この場合、トルクセンサの本体の位置決めのための位置決め部が、センサハウジングに形成されているので、部品点数を削減できる。従って、製造コストをより一層安価にできる。上記位置決め部は、センサハウジングに形成された突起であってもよい。
また、本発明において好ましくは、上記上ハウジングの上記内筒の端部と上記トルクセンサの上記本体の端面との間に、環状のスペーサが介在しており、上記スペーサは、軸方向に弾性的に圧縮された環状の弾性部材を含み、上記センサハウジングは、上記センサハウジング内に突出する位置決め部を含み、上記トルクセンサの上記本体および上記スペーサは、上記内筒の上記端部と上記位置決め部との間に挟持されている。この場合、弾性部材が弾性変形することにより、上記センサハウジング、上記トルクセンサ、上記上ハウジングの上記内筒等の各部品の軸方向の寸法のばらつきを吸収することができる。その結果、長期にわたって安定してトルクセンサを保持することができる。
さらに好ましくは、上記スペーサは、上記弾性部材が固着された環状の芯金を含む。この場合、芯金によって、弾性部材の過度な変形を抑制することができる。したがって、本電動パワーステアリング装置を組み立てるときに、スペーサの弾性部材の組み付け不良の発生を防止することができる。
好ましくは、上記トルクセンサの上記本体の上記外周の一部と上記センサハウジングの上記内周との間に隙間が設けられ、上記弾性部材の一部が、上記センサハウジングの径方向に弾性的に圧縮された状態で、上記隙間に収容されていてもよい。この場合、トルクセンサを径方向に安定して支持することができる。
また、本発明において好ましくは、上記トルクセンサは、上記本体の外周の一部から延びる配線を含み、上記センサハウジングには、上記配線を上記センサハウジングの外部に挿通させる挿通孔が形成されている。
この場合、例えば、組み立てるときに、トルクセンサを、センサハウジングの軸方向端部の開口からセンサハウジング内に入れる。このとき、トルクセンサの配線が挿通孔を通された状態で、トルクセンサの本体がセンサハウジング内で回転することにより、本体とセンサハウジングとが互いに同心に配置される。
上記本体の上記外周は球面の一部を含んでいてもよい。回転するときに本体の外周の球面がセンサハウジングの内周につかえないので、作業が容易になる。
また、上記内筒および上記トルクセンサの上記本体によって上記挿通孔が封止されていてもよい。この場合、センサハウジングの外部にある異物が、挿通孔を通じて、センサハウジングの内部に入ることを防止できる。しかも、挿通孔の封止のために、内筒およびトルクセンサ本体を利用するので、これら以外の封止用の部材を簡素化したり、廃止したりできる。その結果、構造を簡素化できるので、製造コストを安価にできる。
また、本発明において、上記連結壁には、上記内筒に沿う環状溝が形成されており、上記センサハウジングの下端は、上記環状溝内に挿入されていてもよい。この場合、環状溝が形成されることにより、連結壁と内筒との間に凹湾曲状の隅肉部が形成されることが防止される。従って、センサハウジングの下端が上記隅肉部に乗り上げることが防止される。ひいては、上述の乗り上げに起因してセンサハウジングの圧入長さが個体ごとにばらつくことが防止される。
また、本発明において、上記外筒の外周には、周方向に延びる溝が形成されていてもよい。この場合、ギヤハウジングの内部にある潤滑剤が、外筒の外周をつたって軸方向に移動しようとするときに、潤滑剤の移動が溝により抑制される。その結果、潤滑剤が外筒の外周と下ハウジングの上部の内周との間を通ってギヤハウジングの外部に漏れ出すことが抑制される。ここで、周方向に延びる溝としては、周溝、螺旋溝を例示することができる。
また、本発明において、上記センサハウジングの上記内周は、第1の拡径部と、上記第1の拡径部よりも径の大きい第2の拡径部と、を含み、上記第1の拡径部に、上記トルクセンサの上記本体の外周が嵌合され、上記第2の拡径部に、上記上ハウジングの上記内筒の上記外周が圧入されている場合には、好適である。この場合、第2の拡径部が、トルクセンサの本体が嵌合される第1の拡径部よりも径が大きいので、トルクセンサをセンサハウジングに組み付けるときに、第2の拡径部の径方向内方において、トルクセンサの本体を回転させて、上記本体とセンサハウジングとの同心配置を容易に達成することができる。
さらに好ましくは、上記トルクセンサは、上記本体の外周の一部から延びる配線を含み、上記センサハウジングには、上記配線を上記センサハウジングの外部に挿通させる挿通孔が形成されており、上記挿通孔は、上記センサハウジングの上記第1の拡径部から上記第2の拡径部へ延びる長孔を含んでいてもよい。この場合、第2の拡径部の径方向内方で、センサハウジングに対して同心に配置されたトルクセンサの本体を、スムーズに第1の拡径部内に挿入することが可能となる。
好ましくは、上記トルクセンサの上記本体の上記外周は、合成樹脂により形成され、上記トルクセンサの上記本体の上記外周に、弾性変形可能な複数の突起が、上記本体の周方向に間隔を隔てて設けられており、各上記突起は、上記第1の拡径部に弾性的に係止していてもよい。この場合、上記第1の拡径部に弾性的に係止する突起の働きで、トルクセンサの本体を第1の拡径部に保持することが可能となる。したがって、センサハウジングおよびトルクセンサを一体のユニットとして扱うことができる。例えば、減速機構が収容されたギヤハウジングの上ハウジングの内筒の軸線が鉛直上向きに向く状態で、上記内筒に対して上記ユニットのセンサハウジングを上方から嵌合させて、電動パワーステアリング装置を組み立てるような製造工程を容易に実現することができる。
本発明における上述の、またはさらに他の利点、特徴および効果は、添付図面を参照して述べる実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態の電動パワーステアリング装置の概略構成の模式図である。 図1の電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。 図1の電動パワーステアリング装置の要部の拡大断面図である。 図1の電動パワーステアリング装置の要部の分解断面図である。 図1の電動パワーステアリング装置の要部の上ハウジング、トルクセンサおよびセンサハウジング分解斜視図である。 図3に示すトルクセンサをセンサハウジングに取り付けるときの途中の状態を示す断面図である。 図1の電動パワーステアリング装置の要部の分解断面図であり、組立途中の状態を示す。 トルクセンサおよび磁気回路形成部材の分解図である。 本発明の第2の実施形態の電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す断面図である。 図9の電動パワーステアリング装置の要部の拡大図である。 図10に示すスペーサと上ハウジングの断面図であり、スペーサの弾性部材が拘束されていない状態を示している。組み付け状態におけるセンサハウジングおよびトルクセンサが一点鎖線で示されている。 変形例のスペーサと上ハウジングの断面図であり、スペーサの弾性部材が拘束されていない状態を示している。組み付け状態におけるセンサハウジングおよびトルクセンサが一点鎖線で示されている。 本発明の第3の実施形態の電動パワーステアリング装置の要部の断面図である。 図13の電動パワーステアリング装置の要部の拡大断面図である。 図13に示すトルクセンサの本体を軸方向に沿って見たときの側面図である。 図13の電動パワーステアリング装置の要部の分解断面図である。 図17(a)、(b)および(c)は、この記載の順に、図13に示すトルクセンサをセンサハウジングに取り付ける作業を、順を追って示す断面図である。 図13の電動パワーステアリング装置の要部の分解図であり、組立途中の状態を示し、組立用治具も模式的に図示されている。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の電動パワーステアリング装置の概略構成の模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置(EPS:Electric Power Steering System)1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に第1の自在継手4を介して連結された中間シャフト5と、中間シャフト5に第2の自在継手6を介して連結されたピニオンシャフト7と、ピニオンシャフト7の端部近傍に設けられたピニオン歯8に噛み合うラック歯9を有して自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラック軸10とを有している。
ピニオンシャフト7およびラック軸10によりラックアンドピニオン機構からなるステアリングギヤ11が構成されている。ラック軸10は、車体12に固定されるラックハウジング13内に図示しない複数の軸受を介して直線往復動可能に支持されている。ラック軸10には、一対のタイロッド14が結合されている。各タイロッド14は対応するナックルアーム15を介して対応する転舵輪16に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオン歯8およびラック歯9によって、自動車の左右方向に沿ってのラック軸10の直線運動に変換される。これにより、転舵輪16の転舵が達成される。
ステアリングシャフト3は、操舵部材2に連なる入力軸17と、ピニオンシャフト7に連なる出力軸18とに分割されている。これら入力軸17および出力軸18はトーションバー19を介して同一の軸線上で互いに連結されている。入力軸17に操舵トルクが入力されたときに、トーションバー19が弾性ねじり変形し、これにより、入力軸17および出力軸18が相対回転するようになっている。
電動パワーステアリング装置1には、トーションバー19を介する入力軸17および出力軸18の間の相対回転変位量により操舵トルクを検出するトルクセンサ20が設けられている。また、車速を検出するための車速センサ21が設けられている。また、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit :電子制御ユニット)22が設けられている。また、操舵補助力を発生させるための電動モータ23と、この電動モータ23の出力回転を減速する減速機構24とが設けられている。
トルクセンサ20および車速センサ21からの検出信号が、ECU22に入力されるようになっている。ECU22は、トルク検出結果や車速検出結果等に基づいて、操舵補助用の電動モータ23を制御する。電動モータ23の出力回転が減速機構24を介して減速されてピニオンシャフト7に伝達され、ラック軸10の直線運動に変換されて、操舵が補助されるようになっている。
減速機構24は、操舵補助用の電動モータ23の出力回転をステアリングシャフト3の出力軸18に伝達する。減速機構24は、駆動ギヤとしてのウォーム26と、このウォーム26に噛み合う従動ギヤとしてのウォームホイール27とを備えている。
ウォーム26は、電動モータ23の出力軸(図示せず)と同心に配置されており、電動モータ23により回転駆動される。
ウォームホイール27は、ステアリングシャフト3の出力軸18に同行回転し且つ軸方向移動不能に連結されている。
また、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持するステアリングコラム28を有している。ステアリングコラム28は、第1および第2のブラケット29,30を介して、車体12に支持されている。
図2は、図1の電動パワーステアリング装置1の要部の断面図である。図1および図2を参照して、ステアリングコラム28は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に平行に延びており、また、車両の前後方向に対して傾斜する方向に延びている。例えば、操舵部材2が上側となるように、ステアリングシャフト3の中心軸線が水平方向H1に対して斜めに配置されている。なお、図2および図3には、上下方向Z1を図示してある。
ステアリングコラム28は、ステアリングシャフト3の一部を収容するコラムチューブ31と、減速機構24を収容するギヤハウジング32とを有している。コラムチューブ31とギヤハウジング32とは、互いに別体で形成され、互いに連結されている。
コラムチューブ31は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関するステアリングコラム28の上部および中間部を構成している。コラムチューブ31は、金属、例えば、鋼により形成されている。コラムチューブ31は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持している。コラムチューブ31は、車体12に第1のブラケット29を介して固定されている。
コラムチューブ31は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関する当該コラムチューブ31の上部33と、下部としてのセンサハウジング34とを有している。上部33と、センサハウジング34とは、単一の材料により一体に形成されている。上部33は、下部としてのセンサハウジング34よりも細径に形成されている。センサハウジング34は、上部33よりも太径に形成されており、トルクセンサ20を収容している。センサハウジング34は、筒状をなしており、コラムチューブ31の下部を、塑性変形することにより、拡径して構成されている。センサハウジング34の下端部は、ギヤハウジング32に連結されている。
ギヤハウジング32は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関するステアリングコラム28の下部を構成している。ギヤハウジング32は、車体12に第2のブラケット30を介して支持されている。ギヤハウジング32は、電動モータ23を支持している。ギヤハウジング32は、金属、例えば、アルミニウム合金により形成されている。ギヤハウジング32は、上ハウジング36および下ハウジング37を有している。上ハウジング36および下ハウジング37は、互いに別体で形成され、互いに嵌め合わされている。
電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト3の入力軸17の軸方向上部を回転可能に支持する軸受39を有している。この軸受39は、ステアリングコラム28のコラムチューブ31の上端部に保持されている。
また、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト3の出力軸18を支持する上軸受40および下軸受41を有している。
上軸受40および下軸受41は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関してウォームホイール27を挟んだ両側に配置されている。上軸受40は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関して相対的に上方に配置されており、上ハウジング36に保持されている。下軸受41は、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関して相対的に下方に配置されており、下ハウジング37に保持されている。
図3は、図2に示す要部の拡大図である。図3を参照して、上軸受40は、転がり軸受であり、また開放軸受である。上軸受40は、内輪43と、外輪44と、転動体としての複数の玉45とを有している。
下軸受41は、転がり軸受であり、また密封軸受としてのシール軸受である。下軸受41は、内輪47と、外輪48と、転動体としての複数の玉49とを有している。
また、上軸受40および下軸受41は、ステアリングシャフト3の入力軸17を、出力軸18およびトーションバー19を介して回転可能に支持している。
出力軸18は、上軸受40の内輪43が嵌合している第1の嵌合部51と、ウォームホイール27が嵌合している第2の嵌合部52と、下軸受41の内輪47が嵌合している第3の嵌合部53と、第2および第3の嵌合部52,53を互いに接続する段部54と、第3の嵌合部53に隣接する雄ねじ部55とを有している。雄ねじ部55には、ナット56がねじ嵌合している。
第1の嵌合部51に、上軸受40の内輪43が、締まりばめにより嵌合されている。上軸受40の内輪43の下端面が、ウォームホイール27の上端面に当接している。第2の嵌合部52に、ウォームホイール27が圧入状態で固定されている。出力軸18の第3の嵌合部53とナット56との間に、下軸受41の内輪47が挟持されている。下軸受41の内輪47は、第3の嵌合部53に締まりばめにより嵌合されている。
ステアリングシャフト3の軸方向A1に関する下ハウジング37の下部は、下軸受41を保持する軸受保持孔58と、この軸受保持孔58に隣接した環状の段部59とを有している。下ハウジング37の下端面60には、第2のブラケット30が固定されている。この第2のブラケット30は、軸方向A1に沿って下側への下軸受41の移動を規制する規制部材として機能している。
下軸受41の外輪48は、下ハウジング37の軸受保持孔58に嵌合されている。外輪48が段部59および第2のブラケット30との間に挟持されることで、ギヤハウジング32に対する軸方向A1の両方向への外輪48の移動が規制されている。
ステアリングシャフト3の軸方向A1に関する下ハウジング37の上部は、ウォーム26を収容するための第1の筒状部分62と、ウォームホイール27を収容するための第2の筒状部分63と、上ハウジング36と連結するための筒状の連結部64とを有している。連結部64は、内周としての嵌合面65を有している。
なお、図2および図3において、第1の筒状部分62の中心軸線は、紙面垂直方向に延びている。また、第2の筒状部分63と、連結部64と、ステアリングシャフト3とは、互いに同心に配置されている。
図4は、図3に示す要部の分解図である。図5は、図3に示す要部の分解斜視図である。図4および図5を参照して、上ハウジング36は、内筒67と、外筒68と、内筒67および外筒68間を連結する環状の連結壁69とを含んでいる。内筒67および外筒68は、互いに同心に配置されている。
図3および図4を参照して、外筒68が、下ハウジング37の上部の連結部64の内周としての嵌合面65に圧入されている。内筒67が、センサハウジング34の下部71の内周72に圧入されている。
センサハウジング34の下端73は、連結壁69に当接している。センサハウジング34の下端73は、環状をなし、開口74を有している。
内筒67が、センサハウジング34の下部71の内周72に圧入されることにより、内筒67が縮径されている。その結果、上軸受40の外輪44が内筒67によってタイトフィットで保持されている。内筒67が、上軸受40を介してステアリングシャフト3を回転可能に支持している。ここで、タイトフィットは、外輪44と内筒67との間に、径方向隙間がない状態のことである。
図3および図5を参照して、連結壁69には、内筒67に沿う無端状の環状溝75が形成されている。センサハウジング34の下端73が、連結壁69の環状溝75内に挿入されている。
また、外筒68の外周76には、ステアリングシャフト3の周方向B1に延びる1または複数の溝77が形成されている。この溝77は無端状に形成された周溝であってもよいし、有端状の溝であってもよい。また、溝77は、両端が閉塞された螺旋溝であってもよい。
図2を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵トルクを検出するために、上述の入力軸17と、出力軸18と、トーションバー19と、トルクセンサ20と、磁気回路形成部材80とを有している。トルクセンサ20は、磁気回路形成部材80に生じた磁束に基づいて操舵トルクを検出するようになっている。
図3,図4および図5を参照して、トルクセンサ20は、環状の本体81と、この本体81から延びる配線82とを有している。本体81は、外周83と、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関する両側に形成された端面84,85を有している。配線82は、本体81の外周83の一部から径方向外方へ延びている。
本体81の外周83は、球面の一部により形成された部分86を含んでいる。この部分86は、配線82から離隔している。上述の部分86の球面の直径は、センサハウジング34の内径と等しい値か、この値よりもわずかに小さい値にされている。上述の部分86が、センサハウジング34の上部89の内周90に嵌合している。
センサハウジング34の上部89の内周90には、位置決め部としての複数の突起91が形成されている。各突起91は、内周90から径方向内方に突出している。複数の突起91は、センサハウジング34の周方向(ステアリングシャフト3の周方向B1に一致する。)に関して互いに離隔して、例えば、均等に配置されている。なお、突起91は、少なくとも1箇所に配置されていればよい。本実施形態では、突起91が2箇所に設けられている場合に則して説明する。
2つの突起91は、センサハウジング34の軸方向A2(軸方向A2は、ステアリングシャフト3の軸方向A1と一致する。)に関して、同じ位置に配置されており、センサハウジング34の下端73から所定距離を離隔している。
また、センサハウジング34の上部89には、単一の挿通孔92が形成されている。この挿通孔92には、トルクセンサ20の配線82がセンサハウジング34の外部に挿通されている。センサハウジング34の軸方向A2に関して、挿通孔92の寸法L1は、トルクセンサ20の本体81の端面84,85間の寸法L2よりも長く形成されている(L2<L1)。
図3を参照して、トルクセンサ20の本体81は、センサハウジング34の内周90に嵌合されている。内筒67の端部95がトルクセンサ20の本体81の端面84に当接している。これにより、トルクセンサ20の本体81が、センサハウジング34の軸方向A2の一方の側に位置決めされている。
また、2つの突起91には、トルクセンサ20の本体81の端面85が当接している。トルクセンサ20の本体81は、内筒67の端部95と、上記位置決め部としての突起91との間に挟持されている。これにより、トルクセンサ20の本体81が、センサハウジング34の軸方向A2の両側に位置決めされている。
また、ステアリングシャフト3の軸方向A1に関して、内筒67は、上軸受40の外輪44よりも長く形成されている。内筒67の内周に保持された上軸受40の外輪44は、内筒67の端部95から離隔して配置されている。ステアリングシャフト3の軸方向A1に関して、上軸受40とトルクセンサ20との間に隙間が設けられている。
センサハウジング34の軸方向A2に関する挿通孔92の上部が、トルクセンサ20の本体81の一部により塞がれている。また、センサハウジング34の軸方向A2に関する挿通孔92の下部が、上ハウジング36の内筒67の一部により塞がれている。これにより、挿通孔92が封止されている。
図4を参照して、本電動パワーステアリング装置1は、例えば、以下の手順で組み立てることができる。先ず、第1の部分組立品101が組み立てられる。第1の部分組立品101は、ステアリングシャフト3、減速機構24、下ハウジング37、上軸受40、下軸受41、磁気回路形成部材80等を有している。第1の部分組立品101には、コラムチューブ31、トルクセンサ20、および上ハウジング36が組み付けられていない。
図6は、図3に示すトルクセンサ20をセンサハウジング34に取り付けるときの途中の状態を示す断面図である。図7は、図3に示す要部の分解図であり、組立途中の状態を示す。
図4および図7を参照して、次に、第1の部分組立品101に、上ハウジング36が取り付けられる。これにより、第2の部分組立品102が得られる。具体的には、下ハウジング37の連結部64の嵌合面65に、上ハウジング36の外筒68の外周76を圧入する。これとともに、上ハウジング36の内筒67の内周と、上軸受40の外輪44の外周とを、互いに嵌合する。
図7を参照して、第2の部分組立品102の上ハウジング36の内筒67は、まだ、センサハウジング34に嵌合していない。第2の部分組立品102では、下ハウジング37に圧入された状態の上ハウジング36の内筒67の内周は、上軸受40の外輪44の外周とルーズフィットで嵌合している。
図4および図7を参照して、また、センサハウジング34に、トルクセンサ20を組み付ける。これにより第3の部分組立品103を得る。第3の部分組立品103は、センサハウジング34と、トルクセンサ20とを有している。
図4,図6を参照して、具体的には、トルクセンサ20をセンサハウジング34内に、当該センサハウジング34の下端73の開口74から取り付ける。このとき、トルクセンサ20の配線82を、本体81よりも先に、開口74からセンサハウジング34内に入れる。そして、配線82を挿通孔88へ通す。また、トルクセンサ20の本体81の中心軸線810がセンサハウジング34の中心軸線340に対して傾いた状態で、本体81を、センサハウジング34内に入れる。
その後、本体81を、センサハウジング34内で回転させて、本体81の中心軸線810とセンサハウジング34の中心軸線340とを一致させる。本体81の端面85を、センサハウジング34の2つの突起91に当接させる。
センサハウジング34の軸方向A2に関して、挿通孔92の寸法L1が、本体81の寸法L2よりも大きいので、配線82を挿通孔92に通し易い。
本体81の外周83の部分86が球面の一部をなすので、本体81がセンサハウジング34内で回転するときに、本体81の端面84,85と外周83との間にそれぞれ形成される縁(コーナー部に相当)が、センサハウジング34の内周90につかえずに済む。従って、センサハウジング34内での本体81の回転が容易である。
図7を参照して、第2の部分組立品102に第3の部分組立品103を組み付ける。これにより、図3に示した状態となる。なお、第2の部分組立品102の組立と、第3の部分組立品103の組立とは、いずれが先でもよいし、同時でもよい。
図3および図7を参照して、具体的には、センサハウジング34の下部71の内周72に、内筒67の外周を圧入する。これにより、内筒67が縮径する。その結果、内筒67の内周と上軸受40の外輪44の外周とが、隙間のない状態で嵌合する。
従って、ステアリングシャフト3が、上軸受40を介して、上ハウジング36の内筒67の内周の中心位置に位置決めされる。また、上ハウジング36と下ハウジング37とは、互いに圧入嵌合されているので、互いに同心に配置されている。従って、下ハウジング37と、ステアリングシャフト3とは、上ハウジング36および上軸受40を介して、同心に配置されている。この状態で、下軸受41を下ハウジング37に固定することにより、ステアリングシャフト3は、下軸受41を介して下ハウジング37に同心に位置決めされる。
図8は、トルクセンサ20および磁気回路形成部材80の要部の分解斜視図である。図3と図8を参照して、磁気回路形成部材80は、環状の永久磁石111と、軟磁性体としての環状の第1および第2の磁気ヨーク112,113とを有している。
永久磁石111は、円筒形状をなし、出力軸18に同心に且つ同行回転するように固定されている。永久磁石111の外周は、複数、例えば、24極の磁極を有している。これら複数の磁極は、互いに同数(12極)のN極およびS極を含んでいる。N極およびS極は、当該永久磁石111の周方向に交互に、且つ等間隔に配置されている。
第1および第2の磁気ヨーク112,113は、合成樹脂部材により形成された保持部材により保持されている。この状態で、第1および第2の磁気ヨーク112,113は、入力軸17に固定されている。
なお、永久磁石111が、入力軸17に固定され、且つ第1および第2の磁気ヨーク112,113が出力軸18に固定されるようにしてもよい。
第1および第2の磁気ヨーク112,113のそれぞれは、円板形状の環状板114と、この環状板114の板面の内周部から等配で立ち上がる複数の爪115とを有している。複数の爪115は、永久磁石111のN,S極の組の数と同数、例えば12個が設けられている。
第1および第2の磁気ヨーク112,113の環状板114同士が、ステアリングシャフト3の軸方向A1に所定間隔を隔てて互いに対向し且つ互いに同心に配置されている。第1および第2の磁気ヨーク112,113の爪115同士は互いに近づく向きに突出し、環状板114の周方向に互いにずれて交互に均等に配置されている。
各第1および第2の磁気ヨーク112,113は、互いに非接触状態で固定されている。これとともに、各第1および第2の磁気ヨーク112,113は、ステアリングシャフト33の径方向外方から永久磁石111を非接触で取り囲んでいる。各第1および第2の磁気ヨーク112,113は、永久磁石111が形成する磁界内に配置されることにより、永久磁石111と磁気的に結合されている。これにより、永久磁石111と、第1および第2の磁気ヨーク112,113とは、磁気回路を形成する。
トルクセンサ20は、磁気回路形成部材80に生じた磁束を集める軟磁性体としての第1および第2の集磁リング117,118と、集められた磁束の密度に基づいて操舵トルクを検出する第1および第2の磁気センサ119,120と、第1および第2の磁気センサ119,120に電気的に接続された回路基板(図示せず)と、この回路基板に電気的に接続された上述の配線82と、上述の本体81とを有している。配線82は、複数の電線を含んでいる。
本実施形態では、本体81は、絶縁体としての合成樹脂部材により形成されている。本体81は、第1および第2の集磁リング117,118と、第1および第2の磁気センサ119,120と、回路基板と、配線82の一部とを埋設状態で保持することにより、互いに固定している。
第1および第2の集磁リング117,118のそれぞれは、環状の主体部121と、一対の集磁突起としての爪片122,123とを有している。各爪片122,123は、主体部121から、この主体部121の径方向外方へ向けて延びている。
第1および第2の集磁リング117,118は、対応する第1および第2の磁気ヨーク112,113にそれぞれ磁気的に結合されている。また、第1および第2の集磁リング117,118は、互いに磁気的に結合されている。爪片122同士および爪片123同士は、主体部121同士と比較して、互いに相対的に近接している。これにより、第1および第2の集磁リング117,118は、第1および第2の磁気ヨーク112,113に生じた磁束を、相対向する爪片122,123間に誘導できる。
第1の磁気センサ119が、相対向する一方の爪片122同士の間に配置されている。第2の磁気センサ120が、相対向する他方の爪片123同士の間に配置されている。第1および第2の磁気センサ119,120は、ホールICからなる。このホールICは、図示しないが、ホール素子からなる検出部と、この検出部を覆う外装材とを有している。検出部は、回路基板に電気的に接続されている。回路基板は、電気部品が配線板に組み立てられてなる。回路基板は、第1および第2の磁気センサ119,120にとっての電源および信号処理部として機能する。
トルクセンサ20は、以下のようにして操舵トルクを検出できる。まず、入力軸17および出力軸18の間にトルクが作用していない中立状態では、第1および第2の磁気ヨーク112,113の各爪115の先端が、永久磁石111のN極及びS極の境界を指すようにされている。このとき、第1および第2の磁気ヨーク112,113間には磁束は生じない。
入力軸17および出力軸18の間にトルクが作用すると、両軸17,18の間に相対角変位が生じる。これに伴い、第1および第2の磁気ヨーク112,113間に磁束が生じる。このときに生じた磁束は、両軸17,18の相対回転角に応じて変化するようになっている。
第1および第2の磁気ヨーク112,113に生じた磁束は、第1および第2の集磁リング117,118の相対向する爪片122,123間に誘導され、互いに対向する爪片122間および爪片123間に漏れ出す。漏れだした磁束の密度が、第1および第2の磁気センサ119,120により検出される。
図2を参照して、以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、以下の(1) 〜(6) の構成、すなわち、(1) 操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3を回転可能に支持し、車体12に固定されたコラムチューブ31と、(2) コラムチューブ31の下部を拡径して構成された筒状のセンサハウジング34と、(3) センサハウジング34内に収容され、操舵トルクを検出するトルクセンサ20と、(4) 操舵補助用の電動モータ23の回転をステアリングシャフト3に伝達する、ウォーム26およびウォームホイール27を含む減速機構24と、(5) 減速機構24を収容するギヤハウジング32と、(6) ウォームホイール27を挟んだ上下に配置され、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する上軸受40および下軸受41と、を備えている。ギヤハウジング32は、下軸受41を介してステアリングシャフト3を回転可能に支持する筒状の下ハウジング37と、上ハウジング36とを含んでいる。上ハウジング36は、内筒67と、外筒68と、内筒67および外筒68間を連結する環状の連結壁69とを有している。外筒68が、下ハウジング37の上部としての連結部64の内周としての嵌合面65に圧入されている。内筒67が、上軸受40を介してステアリングシャフト3を回転可能に支持している。内筒67が、センサハウジング34の下部71の内周72に圧入されることにより、内筒67が縮径され、その結果、上軸受40の外輪44が内筒67によってタイトフィットで保持されている。
本実施形態によれば、上ハウジング36、下ハウジング37、および上軸受40の中心位置同士を互いに同心に位置決めできるので、上軸受40および下軸受41の中心位置同士の位置ずれ量を小さく抑制できる。従って、中心位置同士の位置ずれに起因した異音の発生を抑制できる。
また、上ハウジング36、下ハウジング37、および上軸受40の位置決めのために、熟練を要しない圧入を用いているので、組立が容易である。その結果、製造コストを安価にできる。
また、例えば、組立時に、センサハウジング34への圧入により縮径する前の内筒67に、上軸受40を容易に取り付けることが可能となる。その結果、製造コストをより一層安価にできる。
また、図3を参照して、本実施形態では、トルクセンサ20は、センサハウジング34の内周90に嵌合された環状の本体81を含んでいる。内筒67の端部95がトルクセンサ20の本体81の端面84に当接することにより、トルクセンサ20が、センサハウジング34の軸方向A2に位置決めされている。この場合、トルクセンサ20の本体81の位置決めのために、内筒67を利用できるので、製造コストをより一層安価にできる。
また、本実施形態では、センサハウジング34内に突出する突起91が形成されている。トルクセンサ20の本体81は、内筒67の端部95と突起91との間に挟持されている。この場合、トルクセンサ20の本体81の位置決めのための突起91が、センサハウジング34に形成されているので、部品点数を削減できる。従って、製造コストをより一層安価にできる。
また、本実施形態では、トルクセンサ20は、環状の本体81の外周83の一部から延びる配線82を含んでいる。センサハウジング34には、配線82をセンサハウジング34の外部に挿通させる挿通孔92が形成されている。本体81の外周83は球面の一部をなす部分86を含んでいる。
この場合、例えば、組み立てるときに、本体81と配線82とが一体となった状態のトルクセンサ20を、センサハウジング34の軸方向端部の開口74からセンサハウジング34内に入れる。このとき、トルクセンサ20の配線82が挿通孔92を通された状態で、トルクセンサ20の本体81がセンサハウジング34内で回転することにより、本体81とセンサハウジング34とが互いに同心に配置される。回転するときに本体81の外周83の球面がセンサハウジング34の内周90につかえないので、作業が容易になる。
また、本実施形態では、トルクセンサの本体をセンサハウジングの挿通孔を通してセンサハウジングの径方向に取り付ける場合と比較して、センサハウジング34の挿通孔92を、配線82を通す程度の大きさに小さくできる。例えば、センサハウジング34の周方向に関して、挿通孔92は、半周に相当する寸法よりも短くされている。従って、挿通孔92に起因したセンサハウジング34の強度低下を抑制できる。ひいては、センサハウジング34に、安価な薄肉の部材や安価な低強度の部材を用いることができるので、製造コストをより一層安価にできる。
また、本実施形態では、トルクセンサ20は、環状の本体81の外周83の一部から延びる配線82を含んでいる。センサハウジング34には、配線82をセンサハウジング34の外部に挿通させる挿通孔92が形成されている。内筒67およびトルクセンサ20の本体81によって挿通孔92が封止されている。
この場合、センサハウジング34の外部にある異物が、挿通孔92を通じて、センサハウジング34の内部に入ることを防止できる。しかも、挿通孔92の封止のために、内筒67およびトルクセンサ20の本体81を利用するので、これら以外の封止用の部材を簡素化したり、廃止したりできる。その結果、構造を簡素化できるので、製造コストを安価にできる。
また、センサハウジング34の軸方向A2に関して、挿通孔92を、トルクセンサ20の本体81よりも大きくできる。従って、トルクセンサ20をセンサハウジング34に、より一層取り付け易くできる。
また、本実施形態では、連結壁69には、内筒67に沿う環状溝75が形成されており、センサハウジング34の下端73は、環状溝75内に挿入されている。
この場合、環状溝75が形成されることにより、連結壁69と内筒67との間に凹湾曲状の隅肉部が形成されることが防止される。従って、センサハウジング34の下端73が上述の隅肉部に乗り上げることが防止される。ひいては、上述の乗り上げに起因してセンサハウジング34の圧入長さが個体ごとにばらつくことが防止される。また、センサハウジング34の径方向に関するセンサハウジング34の圧入しろの、個体ごとのばらつき量を小さくできる。
また、本実施形態では、外筒68の外周76には、周方向B1に延びる溝77が形成されている。この場合、ギヤハウジング32の内部にある潤滑剤が、外筒68の外周76をつたってステアリングシャフト3の軸方向A1に移動しようとするときに、潤滑剤の移動が溝77により抑制される。その結果、潤滑剤が外筒68の外周76と下ハウジング37の上部の内周との間を通ってギヤハウジング32の外部に漏れ出すことが抑制される。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明する。他の構成については、上述の実施形態と同じであり、説明を省略する。
例えば、図9は、本発明の第2の実施形態の電動パワーステアリング装置1の要部の断面図である。図10は、上記要部の拡大断面図である。図9に示す本実施形態では、ステアリングコラム28A、ギヤハウジング32A、上ハウジング36A、内筒67A、およびこれの端部95Aが、図3に示す第1の実施形態において対応する各部、すなわち、ステアリングコラム28、ギヤハウジング32、上ハウジング36、内筒67、およびこれの端部95に代えて設けられており、第1の実施形態の対応する構成に対して以下の点で異なり、他の構成については同じとされている。
図9を参照して、また、本実施形態では、軸方向A1に関する上ハウジング36Aの内筒67Aの上側の端部95Aとトルクセンサ20の本体81の端面84との間に、環状のスペーサ200が、介在している。
図9および図10を参照して、スペーサ200が設けられるのに伴い、本実施形態の上ハウジング36Aの内筒67Aの端部95Aは、スペーサ200を保持できるようになっている。すなわち、軸方向A1に関して上側にある内筒67Aの端部95Aは、軸方向A1にスペーサ200を受ける受け部951と、上ハウジング36Aの径方向にスペーサ200を位置決めする位置決め部952とを有している。位置決め部952は、環状の段部により形成されている。
スペーサ200およびトルクセンサ20の本体81が、この記載の順で、軸方向A1に沿って並んだ状態で、内筒67Aの端部95Aとセンサハウジング34の突起91との間に挟持されている。
スペーサ200は、環状の弾性部材201と、この弾性部材201が固着された環状の芯金202とを含んでいる。弾性部材201がトルクセンサ20の本体81の端面84に当接している。芯金202が、内筒67Aの端部95Aの受け部951および位置決め部952により保持されており、具体的には、芯金202は、内筒67Aの端部95Aの受け部951および位置決め部952に当接した状態で固定されている。
弾性部材201は、環状をなしており、クロロプレンゴム(CR)等のゴム材料により形成されている。弾性部材201は、芯金202に加硫接着されている。弾性部材201は、トルクセンサ20の本体81と上ハウジング36Aの内筒67Aとの間に介在するときに、軸方向に弾性的に圧縮されている。これにより、弾性部材201が、トルクセンサ20の本体81を、センサハウジング34の位置決め部としての突起91へ向けて弾性的に付勢している。その結果、部品の寸法誤差等が生じた場合であっても常に、トルクセンサ20の本体81が、センサハウジング34の軸方向A2に位置決めされている。
図11は、図10に示すスペーサ200と上ハウジングの断面図であり、スペーサ200の弾性部材201は自由状態で示されている。組み付け状態におけるセンサハウジング34およびトルクセンサ20も一点鎖線で図示されている。図11を参照して、弾性部材201は、自由状態の断面形状において、軸方向A1に関してトルクセンサ20側に向かうにしたがって細くなる先細り形状をなしている。
具体的には、自由状態において、弾性部材201の断面形状は、矩形のコーナ部が面取りされた形状である。弾性部材201は、外周面221と、内周面222と、軸方向A1に互いに対向する一対の端面223,224とを有している。外周面221は、円筒面225と、面取りとしての第1の円錐状テーパ面226とを有している。内周面222は、円筒面227と、面取りとしての第2の円錐状テーパ面228とを有している。弾性部材201は上述の先細り形状をなすので、弾性部材201が弾性圧縮変形されるときに、弾性部材201の肉が逃げ易くなる。その結果、トルクセンサ20の本体81が過度に大きな負荷を受けないようにできる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同じ効果に加えて、下記の効果を得ることができる。すなわち、上ハウジング36Aの内筒67Aの端部95Aとトルクセンサ20の本体81の端面84との間に介在したスペーサ200が、軸方向A1に弾性的に圧縮された環状の弾性部材201を含んでおり、このスペーサ200およびトルクセンサ20の本体81が、内筒67Aの端部95Aとセンサハウジング34の突起91との間に挟持されている。
この場合、弾性部材201が変形することにより、センサハウジング34、トルクセンサ20、上ハウジング36Aの内筒67A等の各部品の軸方向A1の寸法のばらつきを吸収することができる。その結果、長期にわたって安定してトルクセンサ20を保持することができる。
また、本実施形態では、スペーサ200は、弾性部材201が固着された環状の芯金202を含んでいる。この場合、芯金202によって、弾性部材201の過度な変形を抑制することができる。従って、本電動パワーステアリング装置1を組み立てるときに、スペーサ200の弾性部材201の組み付け不良の発生を防止することができる。
例えば、芯金を有していないスペーサが用いられる場合には、このスペーサが組み付けられるときに、スペーサの弾性部材の一部が不用意に変形し、さらには、スペーサが適正に組付けられない不適切な事態が生じることがある。しかも、このような不適切な事態を組立後に見つけることは困難である。これに対して、スペーサ200は芯金202を有するので、上述の不適切な事態が生じることを確実に防止できる。
また、本実施形態では、図10に示すように、トルクセンサ20の本体81の外周83の一部(例えば、軸方向A1に関する端部)とセンサハウジング34の内周90との間に隙間204が設けられている。弾性部材201の一部としての余肉205が、センサハウジング34の径方向R2に弾性的に圧縮された状態で、隙間204に収容されている。この場合、トルクセンサ20を径方向R2に安定して支持することができる。特に、トルクセンサ20の本体81をセンサハウジング34の内周90に対して確実に同心に配置できる。ここで、余肉205は、弾性部材201が軸方向A1に圧縮変形されたときに、本体81の径方向R2の外方に進出する弾性部材201の部分である。
図12は、変形例のスペーサ200Aと上ハウジングの断面図であり、スペーサ200Aの弾性部材201Aは自由状態で示されている。組み付け状態におけるセンサハウジング34およびトルクセンサ20も一点鎖線で図示されている。図12に示す変形例では、スペーサ200Aおよび弾性部材201Aが、図11に示す第2の実施形態の対応するスペーサ200Aおよび弾性部材201Aに代えて設けられており、第2の実施形態の対応する構成に対して以下の点で異なり、他の構成については同じとされている。
図12を参照して、スペーサ200Aは、弾性部材201Aと、芯金202とを有している。弾性部材201Aの断面形状は、取付け前の自由状態において、軸方向A1に関してトルクセンサ20側に向かうにしたがって細くなる先細り形状として、台形形状をなしている。弾性部材201Aは、円錐状テーパ面からなる外周面221Aと、円錐状テーパ面からなる内周面222Aと、軸方向A1に互いに対向する一対の端面223A,224Aとを有している。
図13は、本発明の第3の実施形態の電動パワーステアリング装置1の要部の断面図である。図13に示す本実施形態では、ステアリングコラム28B、ギヤハウジング32B、上ハウジング36B、内筒67B、コラムチューブ31B、センサハウジング34B、トルクセンサ20B、およびこれの本体81Bが、図9に示す第2の実施形態において対応する各部、すなわち、ステアリングコラム28A、ギヤハウジング32A、上ハウジング36A、内筒67A、コラムチューブ31、センサハウジング34、トルクセンサ20、およびこれの本体81に代えて設けられている。本実施形態の上述の各部と、第1の実施形態の対応する上述の各部とは、以下の点で異なり、他の構成については同じとされている。
また、本実施形態では、第2の実施形態と同様に、スペーサ200が設けられている。また、上ハウジング36Bは、内筒67Bを有している。内筒67Bの外周206は、センサハウジング34Bの内周210に適応するように形成されており、この点で、内筒67Aと異なっており、他の点については、内筒67Aと同じに構成されている。
また、内筒67Bは、端部95Aを有している。端部95Aには、スペーサ200が取り付けられている。
図13を参照して、センサハウジング34Bは、2段階の段付き形状を有している。センサハウジング34Bの内周210は、第1の拡径部211と、第1の拡径部211よりも径の大きい第2の拡径部212と、を含んでいる。第1の拡径部211と、第2の拡径部212とは、テーパ状の接続部213により互いに接続されている。軸方向A1に関して、第1の拡径部211は相対的に上方に配置されており、第2の拡径部212は相対的に下方に配置されている。第1の拡径部211と、第2の拡径部212と、接続部213とは、互いに同心に配置されている。
第1の拡径部211は、軸方向A2に関するセンサハウジング34Bの上部89の内周として形成されている。第1の拡径部211に、トルクセンサ20Bの本体81Bの外周83Bが嵌合されている。第1の拡径部211に、位置決め部としての複数の突起91が形成されている。
第2の拡径部212は、軸方向A2に関するセンサハウジング34Bの下部71の内周として形成されている。第2の拡径部212に、上ハウジング36Bの内筒67Bの外周206が圧入されている。
接続部213は、軸方向A1に関する第1の拡径部211の下端縁と第2の拡径部212の上端縁とを接続している。接続部213は、軸方向A1に対して傾斜したテーパ形状をなしており、第1の拡径部211へのトルクセンサ20Bの本体81Bの嵌合を案内することができる。
また、センサハウジング34Bの挿通孔92は、第1の拡径部211から第2の拡径部212へ延びる長孔を含んでいる。
図14は、電動パワーステアリング装置1の要部の拡大断面図である。図13および図14を参照して、上ハウジング36Bの内筒67Bの端部95Aとトルクセンサ20Bの本体81Bの端面84との間に、環状のスペーサ200が、介在している。トルクセンサ20Bの本体81Bおよびスペーサ200は、内筒67Bの端部95Aと位置決め部としての突起91の間に挟持されている。スペーサ200は、環状の弾性部材201と、環状の芯金202とを含んでいる。
弾性部材201は、軸方向A1に弾性圧縮されている。この状態で、弾性部材201の一部としての余肉205は、トルクセンサ20Bの本体81Bの外周83Bの一部とセンサハウジング34Bの内周210との間に形成された隙間204に収容されている。この隙間204に収容された弾性部材201の余肉205は、センサハウジング34Bからの拘束を受けないようにしてもよいし(この状態を図14に図示している。)、センサハウジング34Bからの拘束を受けるようにしてもよい。後者の場合には、上述の余肉205が、センサハウジング34Bによって径方向R2の内方へ弾性的に圧縮される。
図15は、図13のトルクセンサ20Bの本体81Bを軸方向に沿って見たときの側面図である。図16は、電動パワーステアリング装置1の要部の分解断面図である。図17(a)、図17(b)および図17(c)は、この記載の順に、図13に示すトルクセンサ20Bをセンサハウジング34Bに取り付ける作業を、順を追って示す断面図である。図18は、図13の電動パワーステアリング装置1の要部の分解図であり、組立途中の状態を示し、組立用治具も模式的に一点鎖線で図示されている。
図15および図16を参照して、トルクセンサ20Bの本体81Bの外周83Bは、円筒面831と、弾性変形可能な複数の突起832と、一対の面取り部833とを有している。各面取り部833は、それぞれ対応する端面84,85と、円筒面831とを接続している。
複数の突起832は、本体81Bの周方向B2に互いに均等な間隔を隔てて互いに離隔して配置されている。各突起832は、円筒面831から径方向外方に所定の突出量で突出している。各突起832の突出量は、例えば、数10μm程度に設定されている。
各突起832は、第1の拡径部211に弾性的に係止している。すなわち、突起832の先端に外接する外接円(当該本体81Bの外周83Bの同心円に相当する。)の直径が、センサハウジング34Bの第1の拡径部211の内径よりも大きくされている。トルクセンサ20Bの本体81Bがセンサハウジング34Bの内周210に嵌合されたときには、各突起832が本体81Bの径方向に弾性圧縮されるようになっている。これにより、トルクセンサ20Bの本体81Bを、センサハウジング34Bの内周210の第1の拡径部211に、小さな締めしろで、且つ軽い力で圧入させることができる。
また、図示しないが、トルクセンサ20Bの本体81Bを樹脂成形するためには、当該本体81Bの径方向に分割された一対の成形型が用いられるのが好ましい。一対の成形型の分割方向(型割り方向)が、本体81Bの径方向に沿っているので、本体81Bの外周83Bに形成される突条からなるパーティングラインが、本体81Bの周方向B2に延びて突起832と重なることを防止できる。従って、突起832の精度を確保することができるので、本体81Bにセンサハウジング34Bから過大な負荷が及ぼされることを防止できる。
円筒面831の中心は、トルクセンサ20Bの中心と一致している。円筒面831の直径は、第1の拡径部211の内径と等しい値にされているか、またはこの値よりもわずかに小さい値にされている。
図16を参照して、本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、例えば、以下の手順で組み立てることができる。先ず、上述した第1の部分組立品101が組み立てられる。第1の部分組立品101は、ステアリングシャフト3、減速機構24、下ハウジング37、上軸受40、下軸受41、磁気回路形成部材80等を有している。
次に、第1の部分組立品101に、上ハウジング36Bが取り付けられる。さらに、上ハウジング36Bの内筒67Bの端部95Aに、スペーサ200が取り付けられる。これにより、図18に示す第2の部分組立品102Bが得られる。
図16および図18を参照して、センサハウジング34Bに、トルクセンサ20Bを組み付ける。これにより第3の部分組立品103Bを得る。第3の部分組立品103Bは、センサハウジング34Bと、トルクセンサ20Bとを有している。
具体的には、図17(a)、図17(b)および図17(c)を参照して、トルクセンサ20Bの本体81Bをセンサハウジング34Bに取り付けるときには、先ず、トルクセンサ20Bの配線82を、本体81Bよりも先に、開口74からセンサハウジング34B内に入れる。そして、配線82を挿通孔92へ通す。
そして、センサハウジング34Bの内周210の第2の拡径部212の内側で、トルクセンサ20Bの本体81Bの中心軸線810をセンサハウジング34Bの中心軸線840に対して斜めにした状態から、トルクセンサ20Bの本体81Bを回転させて、センサハウジング34Bの中心軸線810とトルクセンサ20Bの本体81Bの中心軸線810とを互いに平行に、または一致させる。
次に、この状態を保ちつつ、トルクセンサ20Bの本体81Bを、軸方向A1に沿って移動させて、センサハウジング34Bの内周210の第1の拡径部211に嵌合する。この場合には、トルクセンサの本体を回転させながらセンサハウジングの内周に嵌合させる場合と比較して、こじりが生じ難い。そして、本体81Bの端面85を、センサハウジング34Bの2つの突起91に当接させる。
図18を参照して、第2の部分組立品102Bに第3の部分組立品103Bを組み付ける。これにより、図13に示した状態となる。このとき、例えば、第2の部分組立品102Bのギヤハウジング32Bの上ハウジング36Bの内筒67Bの軸線が鉛直上向きに向く状態で、内筒67Bに対してユニットとしての第3の部分組立品103のセンサハウジング34Bを上方から嵌合させてもよい。具体的には、センサハウジング34Bの内周210の第2の拡径部212に、内筒67Bの外周206を圧入する。
なお、第2の部分組立品102Bの組立と、第3の部分組立品103Bの組立とは、いずれが先でもよいし、同時でもよい。
図16を参照して、本実施形態によれば、上述の第1および第2の実施形態と同じ効果に加えて、下記の効果を得ることができる。すなわち、本実施形態によれば、トルクセンサ20Bの本体81Bが嵌合される第1の拡径部211よりも径が大きい第2の拡径部212が設けられるので、トルクセンサ20Bをセンサハウジング34Bに組み付けるときに、第2の拡径部212の径方向内方において、トルクセンサ20Bの本体81Bを回転させて、本体81Bとセンサハウジング34Bとの同心配置を容易に達成することができる。
また、本実施形態では、トルクセンサ20Bの配線82を通すためのセンサハウジング34Bの挿通孔92が、センサハウジング34Bの第1の拡径部211から第2の拡径部212へ延びる長孔を含んでいる。この場合、トルクセンサ20Bをセンサハウジング34Bに組み付けるときに、第2の拡径部212の径方向内方で、センサハウジング34Bに対して同心に配置されたトルクセンサ20Bの本体81Bを、スムーズに第1の拡径部211内に挿入することが可能となる。
図16および図18を参照して、本実施形態では、トルクセンサ20Bの本体81Bの外周83Bは、合成樹脂製の複数の突起832により、第1の拡径部211に弾性的に係止している。この場合、第1の拡径部211に弾性的に係止する突起832の働きで、トルクセンサ20Bの本体81Bを第1の拡径部211に保持することが可能となる。従って、センサハウジング34Bおよびトルクセンサ20Bを一体のユニット(上述の第3の部分組立品103Bが相当する)として扱うことができる。
これにより、下記の製造工程を容易に実現することができる。すなわち、上述の第2の部分組立品102Bは、減速機構24が収容されたギヤハウジング32Bの上ハウジング36Bの内筒67Bの軸線360が鉛直上向きに向く状態で、支持されている。この状態の第2の部分組立品102Bの上ハウジング36Bの内筒67Bの外周206に対してユニットとしての第3の部分組立品103Bのセンサハウジング34Bを上方から嵌合させる。このようにして、電動パワーステアリング装置1を組み立てることができる。このような製造工程では、上述のユニットのセンサハウジング34Bを上方からギヤハウジング32Bに容易に嵌合させることができる。
これに加えて、トルクセンサ20Bの本体81Bの外周83Bが、センサハウジング34Bの第1の拡径部211の内径と等しい外径の円筒面831を含む場合には、トルクセンサ20Bの本体81Bを第1の拡径部211により確実に保持することができる。
なお、第3の実施形態において、スペーサ200を廃止することも考えられる。
また、上述の第1および第2の実施形態において、センサハウジング34内でのトルクセンサ20の位置決め用の位置決め部としては、突起91に代えて、例えば、センサハウジング34に固定された止め輪を利用してもよいし、内周90に形成された段部を用いてもよい。また、トルクセンサ20の位置決めのために、内筒67に代えて、他の位置決め部材を用いてもよい。これと同様の変形例を、第3の実施形態に適用してもよい。
また、上述の各実施形態において、以下のようにしてもよい。例えば、トルクセンサ20の第1および第2の磁気センサ119,120の検出部としては、ホール素子の他、磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗素子を利用してもよく、要は、磁界の作用により電気的特性(例えば、抵抗)が変化する感磁素子を利用できる。また、トルクセンサ20は、少なくともひとつの感磁素子を含んでいればよい。
また、上軸受40は、開放軸受でもよいし、密封軸受でもよい。この密封軸受としては、シール軸受でもよいし、シールド軸受でもよい。下軸受41も同様である。
以上、本発明を具体的な態様により詳細に説明したが、上記の内容を理解した当業者は、その変更、改変及び均等物を容易に考えられるであろう。したがって、本発明はクレームの範囲とその均等の範囲とするべきである。
本出願は2008年8月1日に日本国特許庁に提出された特願2008−199889号に対応しており、この出願の全開示はここに引用により組み込まれるものとする。
1…電動パワーステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、12…車体、20,20B…トルクセンサ、23…電動モータ、24…減速機構、26…ウォーム、27…ウォームホイール、31,31B…コラムチューブ、32,32A,32B…ギヤハウジング、34,34B…センサハウジング、36,36A,36B…上ハウジング、37…下ハウジング、40…上軸受、41…下軸受、44…上軸受の外輪、64…連結部(下ハウジングの上部)、65…嵌合面(下ハウジングの上部の内周)、67,67A,67B…内筒、68…外筒、69…連結壁、71…センサハウジングの下部、72…センサハウジングの下部の内周、73…センサハウジングの下端、75…環状溝、76…外筒の外周、77…溝、81,81B…本体、82…配線、83,83B…本体の外周、84…本体の端面、86…部分(球面の一部)、90…センサハウジングの内周、91…突起(位置決め部)、92…挿通孔、95,95A…内筒の端部、200,200A…スペーサ、201,201A…弾性部材、202…芯金、204…隙間、205…余肉(弾性部材の一部)、206…内筒の外周、210…センサハウジングの内周、211…第1の拡径部(内周)、212…第2の拡径部(下部の内周)、832…突起、A1,A2…軸方向、B1,B2…周方向。

Claims (15)

  1. 操舵部材に連結されたステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムチューブと、
    上記コラムチューブの軸方向に関する下部を拡径して構成された筒状のセンサハウジングと、
    上記センサハウジング内に収容され、操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    操舵補助用の電動モータの回転を上記ステアリングシャフトに伝達する減速機構と、
    上記減速機構を収容するギヤハウジングと、
    上記減速機構を挟んだ上下に配置され、上記ステアリングシャフトを回転可能に支持する上軸受および下軸受と、を備え、
    上記ギヤハウジングは、上記下軸受を介して上記ステアリングシャフトを回転可能に支持する筒状の下ハウジングと、上ハウジングと、を含み、
    上記上ハウジングは、内筒と、外筒と、上記内筒および上記外筒間を連結する環状の連結壁と、を有し、
    上記外筒が、上記下ハウジングの上部の内周に圧入され、
    上記内筒が、上記上軸受を介して上記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、
    上記内筒が、上記センサハウジングの軸方向に関する下部の内周に圧入されることにより、上記内筒が縮径され、その結果、上記上軸受の外輪が上記内筒によってタイトフィットで保持されている電動パワーステアリング装置。
  2. 上記トルクセンサは、上記センサハウジングの内周に嵌合された環状の本体を含む、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 上記内筒の端部が上記トルクセンサの上記本体の端面に当接することにより、上記トルクセンサが、上記センサハウジングの上記軸方向に位置決めされている請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 上記センサハウジングは、上記センサハウジング内に突出する位置決め部を含み、
    上記トルクセンサの上記本体は、上記内筒の上記端部と上記位置決め部との間に挟持されている、請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 上記上ハウジングの上記内筒の端部と上記トルクセンサの上記本体の端面との間に、環状のスペーサが介在しており、
    上記スペーサは、軸方向に弾性的に圧縮された環状の弾性部材を含み、
    上記センサハウジングは、上記センサハウジング内に突出する位置決め部を含み、
    上記トルクセンサの上記本体および上記スペーサは、上記内筒の上記端部と上記位置決め部との間に挟持されている、請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 上記スペーサは、上記弾性部材が固着された環状の芯金を含む、請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 上記トルクセンサの上記本体の上記外周の一部と上記センサハウジングの上記内周との間に隙間が設けられ、
    上記弾性部材の一部が、上記センサハウジングの径方向に弾性的に圧縮された状態で、上記隙間に収容されている、請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 上記トルクセンサは、上記本体の外周の一部から延びる配線を含み、
    上記センサハウジングには、上記配線を上記センサハウジングの外部に挿通させる挿通孔が形成されている、請求項2から7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 上記トルクセンサの上記本体の上記外周は、球面の一部を含む、請求項8に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 上記内筒および上記トルクセンサの上記本体によって上記挿通孔が封止されている、請求項8に記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 上記連結壁には、上記内筒に沿う環状溝が形成されており、
    上記センサハウジングの上記軸方向の下端は、上記環状溝内に挿入されている、請求項2から7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  12. 上記外筒の外周には、上記外筒の周方向に延びる溝が形成されている、請求項2から7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  13. 上記センサハウジングの上記内周は、第1の拡径部と、上記第1の拡径部よりも径の大きい第2の拡径部と、を含み、
    上記第1の拡径部に、上記トルクセンサの上記本体の外周が嵌合され、
    上記第2の拡径部に、上記上ハウジングの上記内筒の上記外周が圧入されている、請求項2から7の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  14. 上記トルクセンサは、上記本体の外周の一部から延びる配線を含み、
    上記センサハウジングには、上記配線を上記センサハウジングの外部に挿通させる挿通孔が形成されており、
    上記挿通孔は、上記センサハウジングの上記第1の拡径部から上記第2の拡径部へ延びる長孔を含む、請求項13に記載の電動パワーステアリング装置。
  15. 上記トルクセンサの上記本体の上記外周は、合成樹脂により形成され、
    上記トルクセンサの上記本体の上記外周に、弾性変形可能な複数の突起が、上記本体の周方向に間隔を隔てて設けられており、
    各上記突起は、上記第1の拡径部に弾性的に係止している、請求項13に記載の電動パワーステアリング装置。
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