JP4600494B2 - バスバー基板及び回路構成体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電力回路を構成する複数枚のバスバーが電気的な絶縁層を介して複数層に亘って積層されたバスバー基板、及びこれを備えた回路構成体の製造方法に関するものである。
近年、自動車等の車両には、多数の電子ユニットが搭載され、共通の車載電源からこれらの各電子ユニットに電力を分配するため、配電ユニットが広く用いられている。この配電ユニットに組み込まれる回路構成体としては、例えば特許文献1に開示されているように、内部回路を構成するバスバーが絶縁板を介して複数層に亘って積層された積層回路部(バスバー基板)を備えたものが知られている。そして、この積層回路部の下層のバスバーが折り曲げられることによりタブ端子が形成され、このタブ端子が上記積層回路部に設けられた挿通孔を通してその表側に突設されるとともに、このタブ端子に対し両端に雌型接続部をもつ中継端子を介してリレーのタブ端子が接続されることによりリレーが着脱可能に内部回路に接続されたものとなっている。
特開2000−331759号公報
ところで、このような配電ユニットにおいては、年々設置時における占有容積が削減される傾向にあり、これに伴って配電ユニットに組み込まれる回路構成体自体の小型化が強く望まれているところである。
しかしながら、上記特許文献1に示される配電ユニット及びその回路構成体では、バスバーが絶縁板を介して複数層に亘って積層されて積層回路部が構成されているため、平面視における占有面積を比較的小さく構成することができるものの、中継端子を介してリレーとバスバーの各タブ端子が接続されているので、高さ方向の寸法削減にも限界があった。すなわち、リレーとバスバーの各タブ端子を適正かつ確実に接続するには中継端子の雌型接触部に各タブ端子が所定長さ嵌合される必要があるが、この接続性を維持したまま高さ方向の寸法を削減するには一定の限界があった。この各タブ端子を他の接合手段により接合するとしても両者の接合性を維持するには各タブ端子を所定長さに亘って接合させる必要があり、タブ端子を用いて接合するのでは高さ方向の寸法削減は困難である。
本発明は、このような事情に鑑み、簡単な構成で小型化、特に平面視における占有面積を小さく保ったまま高さ方向の寸法をさらに削減し得る回路構成体のためのバスバー基板及びこれを備えた回路構成体の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明に係るバスバー基板は、複数枚のバスバーが略同一平面上に配設されたバスバー層が電気的な絶縁層を介して複数層に亘り積層されることにより電力回路が構成され、この電力回路に、部品本体と該部品本体の下面から上記バスバーに向かって延出する複数の脚状端子とを有し、これらの脚状端子の所定部分が屈曲することにより上記バスバーの層面に沿って該バスバーに重ね合わされる重合部をもつ複数の回路部品が接続されるバスバー基板において、上記回路部品として、第1の回路部品とこの第1の回路部品よりも全高の低い第2の回路部品とを含み、これらの回路部品のうちの第2の回路部品の少なくとも一の脚状端子の重合部が溶接によって接合されるバスバーが上記バスバー層のうち最上層に設けられ、上記第1の回路部品の少なくとも一の脚状端子の重合部が溶接によって接合されるバスバーが上記バスバー層のうち最上層よりも下層に設けられ、この第1の回路部品の脚状端子を上記バスバーに溶接によって接合する際に、該第1の回路部品の上記重合部を挿通させるための端子挿通孔が上記重合部が接合されたバスバーよりも上層の絶縁層に設けられているとともに、上記第1の回路部品の部品本体を挿通する本体挿通孔が上記絶縁層のうち最上層の絶縁層に設けられていることを特徴とするものである。
この発明によれば、端子挿通孔を通して回路部品の脚状端子を溶接により接合するだけで回路構成体を製造することができ、回路部品の実装作業効率を向上させることができる。
上記端子挿通孔が抵抗溶接用の電極を挿入し得るように構成されているのが好ましい(請求項2)。このように構成すれば、回路部品の脚状端子を半田付けではなく、溶接により接合するように構成されているので、端子挿通孔を比較的に小さく形成することができる。すなわち、半田付けにより接合する場合には、その接合強度を一定以上に担保するために、脚状端子の重合部の周縁にフィレット形成用の領域を確保する必要があり、これに伴って絶縁層に設けられる端子挿通孔も大きくなるが、この発明によれば溶接により接合するように構成されているので、脚状端子の大きさに対応して比較的小さい端子挿通孔とすることができ、これにより脚状端子が接合されるバスバー上の絶縁層の表面積を有効に活用して限られた領域内に効率的に上層のバスバーを配設することができる。
また、請求項2記載のバスバー基板において、少なくとも3層以上のバスバー層を含み、中間層のバスバーであって上記回路部品の脚状端子が接合されるバスバーの接合部分の裏面側が上記中間層のバスバーよりも下層の絶縁層に設けられた抵抗溶接用の電極挿入孔を通して露出しているのが好ましい(請求項3)。すなわち、抵抗溶接においては接合部分を表裏から挟み込む必要があり、このように構成すれば、中間層のバスバーに回路部品を適正に接合させることができる。
一方、請求項4に係る回路構成体の製造方法は、複数枚のバスバーが略同一平面上に配設されたバスバー層が電気的な絶縁層を介して複数層に亘り積層されることにより電力回路を構成するバスバー基板と、端子を介して上記電力回路中に接続される回路部品とを備える回路構成体の製造方法において、上記請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバスバー基板を形成するバスバー基板形成工程と、このバスバー基板の上記絶縁層に設けられた端子挿通孔を通して少なくとも一の端子を該絶縁層よりも下層のバスバーに重ね合わせ、この重合部を溶接により接合する実装工程とを含むことを特徴とするものである。
この発明に係る他の回路構成体の製造方法によれば、バスバー層の層面に沿った重合部を溶接することにより回路部品をバスバーに接合するので、高さ方向の寸法が削減された回路構成体を製造することができる。しかも、絶縁層に設けられた端子層通孔を通して回路部品を実装するので、バスバーと絶縁層とを所定の段階まで積層してから回路部品を実装することができて効率的に回路構成体を製造することができる。
ここで、上記実装工程における溶接は母材を溶融させて接合させるものであればその具体的接合手段は問わないが、例えば、上記重合部を電極で挟み込んで母材の一部を溶融させる抵抗溶接により接合することができる(請求項5)。
また、上記バスバー基板形成工程には、所定箇所に上記回路部品の端子が挿通される端子挿通孔が設けられた絶縁層を形成する絶縁層形成工程と複数層のバスバー層を上記絶縁層を介して積層してバスバー基板を形成するバスバー積層工程とを含み、上記絶縁層形成工程では複数層の絶縁層を形成し、上記バスバー積層工程では上記絶縁層の端子挿通孔を一致させて該端子挿通孔を通して下層のバスバーが露出する態様で積層するとともに、上記実装工程では少なくとも一の端子の重合部を下層のバスバーに接合するのが好ましい(請求項6)。
このように構成すれば、複数層の絶縁層を介して下層のバスバーが積層されている場合にでも、効率的に実装作業を行うことができる。
例えば実装工程で実装される回路部品として回路のオンオフを切り換えるスイッチ部品
を用いる場合に、FET等の半導体スイッチング素子を用いることもできるが、該回路部品として部品自体の放熱性が上記半導体スイッチング素子よりも良好なリレーを用いるのが好ましい(請求項7)。
上記構成のバスバー基板によれば、簡単な構成で占有容積、特に占有面積を小さく保ったまま高さ方向の寸法をさらに削減することができる回路構成体を得ることができ、この回路構成体が組み込まれる配電ユニットを可及的に小型化することができる。
さらに、請求項4記載の回路構成体の製造方法によれば、バスバー積層工程と実装工程とを分けて上記構成の回路構成体を効率良く製造することができる。
〔第1実施形態〕
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは車両に搭載される共通の電源から供給される電力を複数の電気的負荷(例えば、ヘッドライトユニット、スモールライトユニット、ホーンユニット、ウォッシャーユニット等)に分配する配電回路を構成する回路構成体及び配電ユニットを示すが、本発明に係る回路構成体及び配電ユニットの用途はこれに限らず、電力回路における通電のオンオフ切換をリレー等の回路部品によって行う場合などに広く適用が可能である。この回路構成体は、図1に示すような配電ユニット1に組み込まれている。なお、図1は上記配電ユニットを上下逆さにした状態で示す斜視図である。
この配電ユニット1は、略直方体状の形状を呈し、複数の電気的負荷(本第1実施形態では5個の電気ユニット)に電力を分配する機能を有しながら、非常にコンパクトに形成されている。本第1実施形態では、この配電ユニット1は、縦が75mm、横が100mm、高さが25mmの空間内に収納可能に形成されている。
配電ユニット1は、図2に示すように、制御回路基板21を含む回路構成体2と、この回路構成体2に装着されるコネクタ装着部4及びヒューズ装着部5と、これらの装着部4,5が装着された回路構成体2を上下から挟み込んで各装着部4,5を露出させた状態で収納するアッパーケース6及びロアケース7とを備える。なお、本明細書では、説明の便宜のため、配電ユニット1におけるコネクタ装着部4が形成されている側を前側として、図2における高さ方向を上下方向として説明する。
図3は、回路構成体2の分解斜視図である。図4ないし図6は、図1のIV−IV線、V−V線、VI−VI線断面図である。
上記回路構成体2は、予め設定された条件によって共通の車載電源を各電気的負荷に分配する電力回路を構成するものである。この回路構成体2は、略同一平面上に並んだ状態で配設された複数枚のバスバー22から構成されるバスバー層30が絶縁板31を介して複数層に亘って積層されたバスバー基板20と、該バスバー基板20のバスバー22に実装された電力回路部品としての2種類のリレー24,25と、上記バスバー基板20との間にこれらリレー24,25を介在させるように上記バスバー基板20の上方に配設された制御回路基板21とを備える。
回路構成体2は、平面視略方形状の偏平なブロック状体であり、その前端部には所定のバスバー22が鈎状に屈曲形成されて多数のコネクタ用端子27が方形の平面領域Aから前方に突出した状態で並んでいる一方、その後端部には所定のバスバー22が鈎状に屈曲形成されて複数本のヒューズ端子28が方形の平面領域A内に略収まりつつ後方に突出した状態で上下2段に亘って並んでいる。これらのコネクタ用端子27とヒューズ端子28との間におけるバスバー基板20の表面側には、上記第1リレー24が長手方向(左右方向)に沿って複数個(本第1実施形態では4個)実装されている。また、ヒューズ端子28は、1本ないし複数本毎に密集した状態で配置されており、これらの密集したヒューズ端子28群の間におけるバスバー基板20の表面側には第2リレー25が実装されている。
具体的には、バスバー基板20は、複数のバスバー層30a〜30cを含み、各バスバー層30a〜30c間に複数枚の絶縁板31a,31b(絶縁層)が介在している。本第1実施形態では、第1ないし第3バスバー層30a〜30cとこれらの間に介在する第1及び第2絶縁板31a,31bとから構成されている。本第1実施形態ではバスバー層30a〜30cを3層に亘って積層したバスバー基板20を用いているが、バスバー層の積層数は複数層であればその層数を特に限定するものではない。
各バスバー層30a〜30cは、上記したように、略同一平面上に複数枚のバスバー22が所定のパターンで並んだ状態に配設され、これらのバスバー22のうち所定のバスバー22が垂直に折り曲げられさらにその折り曲げ部の先端部が水平に折り返されることにより、鈎状に屈曲形成され、コネクタ用端子27やヒューズ端子28が形成されている。また、各バスバー層30a〜30cにおける所定のバスバー22が折り起こされてピン状端子32が上記第1及び第2リレー24,25の上面から突出する状態に形成され、該ピン状端子32の先端部で上記制御回路基板21の制御回路に接続されている。そして、このピン状端子32を通して制御回路基板21から電気信号が送られ、所定のバスバー層30a〜30cに配設された第1及び第2リレー24,25の駆動制御が行われる。
ここで、上記第1及び第2リレー24,25は、機械式のリレーであり、略直方体状のリレー本体24a,25aと、その下端部に設けられた複数本の偏平板状の脚状端子24b,25bとを有する。
第1リレー24は、その脚状端子24bが、リレー本体24aの下面から下方に延出しバスバー層30の層面に沿って折り曲げられ、所定のバスバー22に重ね合わされる重合部24cが形成されている。特に本第1実施形態の第1リレー24の脚状端子24bは、リレー本体24a側の端部近傍で折り曲げられ、脚状端子24bを含めた第1リレー24の全高が可及的に低くなるようになされている。一方、第2リレー25は、リレー本体25aの下面からバスバー層30の層面に沿って延出する脚状端子25bを有し、従ってこの脚状端子25bが第3バスバー層30cの所定バスバー22に重ね合わされる重合部25cとして構成されている。このように第2リレー25は脚状端子25bの全体が重合部25cとして構成されているので、その全高は可及的に低いものとなっている。
具体的には、第1リレー24は、最下層である第1バスバー層30aの所定バスバー22と中間層である第2バスバー層30bの所定バスバー22との両方に実装される。従って、この第1リレー24の脚状端子24bは、第1バスバー層30aのバスバー22に重ね合わされる重合部24cと、第2バスバー層30bのバスバー22に重ね合わされる重合部24cとが含まれる。すなわち、上記第1リレー24が、本願請求項1にいう回路部品に相当する。そして、これらの各バスバー層30a,30bに対応して各脚状端子24bの間に第1バスバー層30aと第2バスバー層30bとの層面同士の段差と略同等の段
差dが与えられている。このように、接合されるバスバー層30a,30bによって脚状端子24b間に段差dを設けておけば、層面同士の段差に拘わらず第1リレー24の脚状端子に無理な変形を生じさせず、各脚状端子の応力が大幅に低減される。
一方、第2リレー25は、その全高が第1リレー24よりも低く形成されている。この第2リレー25は、最表層である第3バスバー層30cの所定のバスバー22に実装され、脚状端子25bの全長に亘って重合部25cとして構成されることにより全高が可及的に低く設定され、実装状態においてもその最頂点が上記第1リレー24の最頂点よりも低くなっている。
これらの第1及び第2リレー24,25は、その重合部24c,25cにおいて溶接により所定バスバー22に接合されている。この溶接は、本第1実施形態では接合部分を電極で挟み込み大電流を流して発生する抵抗熱によって母材を溶融接合させる抵抗溶接によって行われているが、レーザー溶接等の母材を溶融して接合するものであれば、その具体的手法は特に限定するものではない。このように第1及び第2リレー24,25が溶接によって接合されれば、例えば半田付けによる接合と比べて、接合強度を向上させることができ、また接合部分における耐熱性が向上し、確実な接合を担保し得る。しかも、フィレットを形成する必要がないことから、積層間隔を詰めることが可能で、しかもフィレット形成させるための領域を確保する必要がなく、上記第1端子挿通孔311を比較的小さく形成することができ、広がったバスバー配設領域を活用して回路構成体2の小型化を図ることができる。
また、第1及び第2リレー24,25は、バスバー基板20が形成された後に該バスバー基板20に実装されるが、この具体的実装方法については後述する。
一方、絶縁板31a,31bは、バスバー層30a〜30c間の短絡を防止するとともに、同一バスバー層30a〜30cに配設されたバスバー22同士の短絡を防止するものであり、電気的な絶縁性を有する材料によって形成された偏平板状体として構成されている。
第1バスバー層30aとその上方に位置する第2バスバー層30bとの間に介在する第1絶縁板31aは、その上下(表裏)両面に第1及び第2バスバー層30a,30bの各バスバー22が個別に収納されるバスバー収納溝310が形成され、このバスバー収納溝310にバスバー22が位置決め状態に収納されている。
この第1絶縁板31aの所定箇所には、第1リレー24の脚状端子24bのうち第1バスバー層30aのバスバー22に接合される脚状端子24bが挿通される第1端子挿通孔311が厚み方向に貫通した状態で形成される。この第1端子挿通孔311は、上記第1リレー24の脚状端子24bの形状に略対応して形成され、この平面形状と略同等の大きさに設定されている。また、この第1端子挿通孔311は、抵抗溶接の際の電極が挿通される大きさに設定され、この第1端子挿通孔311を有効に利用して抵抗溶接し得るようになされている。さらに、この第1絶縁板31aには、この第1絶縁板31aよりも上層のバスバー層(本第1実施形態では第2バスバー層30b)において抵抗溶接する場合に、下側の電極が該バスバー層の所定バスバー22に当接するように電極挿入孔312が貫通形成され、この電極挿入孔312を通して第2バスバー層30bの所定バスバー22の接合部分(図4では第1リレー24の右側の脚状端子24bとの接合部分)が下方に露出する。
第2バスバー層30bとその上方に位置する第3バスバー層30cとの間に介在する第2絶縁板31bは、その上面(表面)に第3バスバー層30cの各バスバー22が個別に
収納されるバスバー収納溝313が形成され、このバスバー収納溝313にバスバー22が位置決め状態に収納されている。また、第2絶縁板31bの所定箇所には、第1リレー24の脚状端子24bが挿通される第2端子挿通孔314が厚み方向に貫通した状態で形成されている。この第2端子挿通孔314のうちの一部は、各絶縁板31a,31bが積層された状態で第1端子挿通孔311と上下方向に連通するものとなされ、この連通した第1及び第2端子挿通孔311,314を通して第1バスバー層30aの所定バスバー22の接合部分が露出している。
なお、本第1実施形態では、第1及び第2絶縁板31a,31bに端子挿通311,314を設けてバスバー層の所定バスバー22における接合部分を露出するものとなされているが、該接合部分の上方または下方に所定バスバー層のバスバー22が位置する場合には、該バスバー22にも端子挿通孔が別途設けられる。
そして、これらの第1及び第2端子挿通孔311,314及び電極挿入孔312を通して所定の溶接機の電極が挿入され、これらの電極によって接合部分を挟み込み、該電極に大電流を導通させて抵抗熱によって上記第1リレー24が実装される。
さらに、第2絶縁板31bには、上記第2端子挿通孔314に連通して第1リレー24のリレー本体24aを挿通させる本体挿通孔315が設けられ、該本体挿通孔315の周囲に囲繞リブ316が設けられる。
一方、上記制御回路基板21は、前記回路部品としての第1及び第2リレー24,25の駆動を制御する制御回路を含み、例えばプリント回路基板(絶縁基板に制御回路を構成する導体がプリント配線されたもの)によって構成されている。制御回路基板21は、上記バスバー基板20よりも若干大きい板状体であり、その表裏両面(図4で上下両面)に実装された複数個の半導体素子210と、裏面側に配設されたサブ基板211と、上記制御回路に接続されたコネクタ用ピン状端子212とを備える。
具体的には、半導体素子210には、制御回路基板21の表面側の略中央に設けられたマイクロプロセッサとしてのLSI(大規模集積回路)210aと、制御回路基板21の裏面側の左右両端部に設けられたFET210bとを含み、これら駆動に伴う発熱量が比較的大きい回路部品(本第1実施形態ではLSI210a,FET210b)が回路構成体2の周縁部に配置されている。このように比較的発熱量の大きい回路部品を回路構成体2の周縁部に配置することにより、外部への熱の発散を容易ならしめ、該回路部品の放熱効率を向上させることができる。さらに、LSI210aは制御回路基板21の表面側に充填されたポッティング剤により封止される一方、FET210bはロアケース7に熱的に接続された状態で接着され、これらの放熱効率をさらに向上させるものとなされている。
サブ基板211は、上記制御回路基板21と同様に、プリント回路基板によって構成され、上記各種回路部品の制御を実行する制御回路の一部が形成されている。このサブ基板211は、上記バスバー基板20と制御回路基板21との間に配設された板状体であり、上記制御回路基板21の長手方向に沿って配設されている。このように制御回路基板21に形成される制御回路の一部をこのサブ基板211に形成し、該サブ基板211をバスバー基板20と制御回路基板21との間に各基板20,21に対して垂直となるように配設することにより、第1及び第2リレー24,25が配設される各基板20,21間の空間を有効に活用して回路構成体2の小型化を図ることができる。なお、このようなサブ基板211は適宜省略することができ、その場合には制御回路基板21に全ての制御回路が形成される。
また、この制御回路基板21には、所定箇所にスルーホール(図示せず)が設けられ、これらのスルーホールにバスバー22から立設されたピン状端子32やコネクタ用ピン状端子212等が挿入され、それらの端部において半田付けにより接合されている。
一方、コネクタ装着部4は、合成樹脂成形品であり、その高さ及び左右方向の長さが回路構成体2と略同等に形成されている。このコネクタ装着部4には、コネクタ用端子27やコネクタ用ピン状端子212が挿通されるコネクタ端子挿通孔40が設けられ、該コネクタ端子挿通孔40を通してコネクタ用端子27やコネクタ用ピン状端子212の先端部が外側から接続可能にコネクタ装着部4内に突出している。また、このコネクタ装着部4は、その周面部にケース嵌合溝41が設けられ、アッパーケース6,ロアケース7の各前端縁がケース嵌合溝41に嵌合されて各ケース6,7に組み付けられる。
一方、ヒューズ装着部5も、合成樹脂成形品であり、その高さ及び左右方向の長さが回路構成体2と略同等に形成されている。このヒューズ装着部5には、ヒューズ端子28が挿通されるヒューズ端子挿通孔50(図13参照)が設けられ、該ヒューズ端子挿通孔50を通してヒューズ端子28の先端部が外側から接続可能にヒューズ装着部5内に突出している。また、このヒューズ装着部5は、その先端周面部にケース嵌合溝51が設けられ、アッパーケース6及びロアケース7の各後端縁がケース嵌合溝51に嵌合されてヒューズ装着部5の大部分が収納された状態で各ケース6,7に組み付けられている。
アッパーケース6は、平面視略矩形状の下方開口型の皿状体であり、アルミニウム系金属等の熱伝導性が良好な材質により製作されている。このアッパーケース6には内部に予めシリコン樹脂等のポッティング剤が充填されており、該ポッティング剤により制御回路基板21の表面(上面)に実装されたLSI210aを含む各種回路部品が封止される。なお、アッパーケース6の左右側面部には、それぞれ前後一対の係止膨出部60が設けられ、ロアケース7の左右側壁部に設けられた係止孔70が係止されてアッパーケース6及びロアケース7が回路構成体2を収納した状態で組み付けられる。
ロアケース7は、上方開口型の箱状体であり、アッパーケース6と同様に、アルミニウム系金属等の熱伝導性の良好な材質により製作されている。このロアケース7は、その前後側壁部の略全面が大きく切り欠かれて該切欠き部71に上記コネクタ装着部4及びヒューズ装着部5が組み付けられている。このロアケース7の底壁72の上面に上記回路構成体2がエポキシ樹脂等の電気的絶縁性が良好な接着剤により接着されている。このロアケース7の内部もポッティング剤が充填され、該ポッティング剤により第1及び第2リレー24,25の脚状端子24b,25bが封止される。なお、ロアケース7の左右側壁部には、上記係止膨出部60が係止される前後一対の係止孔70が設けられている。
次に、この回路構成体及び配電ユニットの製造方法について説明する。なお、本第1実施形態では第1リレー24について、各バスバー層30a〜30cを積層してバスバー基板20を形成してから実装するものとなされているが、第2リレー25については予め第3バスバー層30cの所定バスバー22に実装してから他のバスバー層30a,30b等に積層するものとなされている。
まず、上記回路構成体2を製造するにあたり、絶縁板31a,31bを介してバスバー層30a〜30cを積層してバスバー基板20を製作する(バスバー積層工程)。
具体的には、まず、所定箇所に第1端子挿通孔311、電極挿入孔312、バスバー収納溝310等が形成された第1絶縁板31aを形成する(絶縁層形成工程)。また、第2バスバー層30bにおける所定配列パターンの各バスバー22が外枠(図示せず)に繋がった状態で板状に構成されたバスバー構成板(図示せず)を例えば1枚の金属板を打ち抜
いて形成し、所定バスバー22を屈曲して上記ヒューズ端子28等を形成する。そして、上記第1絶縁板31aの表側(上側)における所定のバスバー収納溝310に、対応するバスバー22を収納して接着固定するとともに、バスバー構成板におけるバスバー22と外枠との繋がり部分を切断して、第1絶縁板31a上に第2バスバー層30bを積層する(図7(a)参照)。
次に、上記第2バスバー層30bが積層された第1絶縁板31aを、第1バスバー層30aの上に積層する。すなわち、上記第2バスバー層30bと同様に、第1バスバー層30aに対応する所定のバスバー配列パターンのバスバー構成板を形成し、所定バスバー22を屈曲してコネクタ用端子27やヒューズ端子28等を形成する(図7(b)参照)。そして、図7(c)に示すように、上記第1絶縁板31aの裏側(下側)における所定のバスバー収納溝310に、対応するバスバー22を収納する状態で、第1バスバー層30a上に第1絶縁板31aを積層し、各バスバー22を接着固定するとともに、バスバー構成板におけるバスバー22と外枠との繋がり部分を切断して、第1絶縁板31aを介して第1及び第2バスバー層30a,30bを積層する。
続いて、所定箇所に第2端子挿通孔314、本体挿通孔315、バスバー収納溝313等が形成された第2絶縁板31bを形成する(絶縁層形成工程)。一方で、第3バスバー層30cにおける所定配列パターンの各バスバー22が外枠(図示せず)に繋がった状態で板状に構成されたバスバー構成板(図示せず)を例えば1枚の金属板を打ち抜いて形成し(バスバー層形成工程)、所定バスバー22を屈曲して上記コネクタ用端子27やヒューズ端子28を形成する。
そして、本第1実施形態では、この第3バスバー層30cに対応するバスバー構成板のバスバー22を第2絶縁板31bの上に積層する前に、該バスバー構成板の所定バスバー22に予め第2リレー25を実装している。すなわち、第3バスバー層30cを第2絶縁板31bに積層した後に第2リレー25を実装することとすると、第2絶縁板31bに抵抗溶接用の電極を挿入するための孔を要するが、このように、第3バスバー層30cを第2絶縁板31bに積層する前に第2リレー25を実装することにより、第2絶縁板31bにおいて抵抗溶接用の電極挿入孔を不要とし、この第2絶縁板31bを介して配設される第2バスバー層30bのバスバー22の配設領域を効率的に活用することができる。なお、言うまでもないが、第3バスバー層30cと第2絶縁板31bを積層した後、或いはこの第3バスバー層30cと第2絶縁板31bとの積層体ともう一方の積層体(第1絶縁板31a、第1及び第2バスバー層30a,30b)とを積層して形成されたバスバー基板20を形成した後に第2リレー25を実装するものであってもよいが、このような場合には抵抗溶接用の電極を挿入するための電極挿入孔を第1絶縁板31aや第2絶縁板31bに別途設けなければならない。
この第2リレー25の実装は、第2リレー25を、第3バスバー層30cの所定バスバー22にその脚状端子25bの重合部25cを重ね合わせ、この重合部25cとバスバー22との重ね合わせ部分を抵抗溶接用の上側電極D1と下側電極D2とで挟み込んで、両者を抵抗溶接により接合することによって行う。
続いて、上記第2絶縁板31bの表側(上側)における所定のバスバー収納溝313に、対応するバスバー22を収納して接着固定するとともに、バスバー構成板におけるバスバー22と外枠との繋がり部分を切断して、第2絶縁板31b上に第3バスバー層30cを積層する(図7(d)参照)。
そして、第1絶縁板31aと第1及び第2バスバー層30a,30bとの上記積層体と、第2絶縁板31bと第3バスバー層30cとの積層体とを積層状態に組み付けてバスバ
ー基板20を製造する。なお、このバスバー基板20には、既に第2リレー25が実装されている。
上記のようにして製造されたバスバー基板20は、第1及び第2絶縁板31a,31bに設けられた第1及び第2端子挿通孔311,314を通して第1バスバー層30aのバスバー22における脚状端子24bとの接合部分が露出しているとともに、第2絶縁板31bに設けられた第2端子挿通孔314を通して第2バスバー層30bのバスバー22における脚状端子24bとの接合部分が露出している。このように、第1及び第2バスバー層30a,30bにおける第1リレー24の脚状端子24bとの接続部位が第1端子挿通孔311や第2端子挿通孔314を通して露出しているとともに第1絶縁板31aに設けられた電極挿入孔312を通して第2バスバー層30bにおける第1リレー24との接合部分が下方に露出しているので、該露出部分を通じて次のように第1リレー24を実装する。
すなわち、図8に示すように、上記バスバー基板20に回路部品としての第1リレー24を実装する(実装工程)。
具体的には、第1リレー24を、上記本体挿通孔315、第1及び第2端子挿通孔311,314を通して挿入し、その脚状端子24bにおける所定の重合部24cを第1バスバー層30aの所定バスバー22に重ね合わせ、この状態で該バスバー22と重合部24cを図8に点線で示す電極Dで挟み込んで抵抗溶接により両者を接合するとともに、脚状端子24bにおける残りの重合部24cを第2バスバー層30bの所定バスバー22に重ね合わせ、この状態で該バスバー22と重合部24cとを電極Dで挟み込んで抵抗溶接により両者を接合する。この抵抗溶接にあたって、上側電極D1を第1及び第2端子用挿通孔311,314を通して挿入する。特に、第2バスバー層30bのバスバー22と重合部24cとの溶接にあたっては、下側電極D2は第1絶縁板31aに設けられた電極挿入孔312を通して挿入される。
そして、図9に示すように、上記第1及び第2リレー24,25が実装されたバスバー基板20にコネクタ装着部4及びヒューズ装着部5を取り付ける。具体的には、コネクタ端子挿通孔40の一部にコネクタ用ピン状端子212を予め挿通させたコネクタ装着部4の残りのコネクタ端子挿通孔40にバスバー基板20のコネクタ用端子27を挿通させることにより、コネクタ装着部4を上記バスバー基板20の前端部に取り付ける。また、ヒューズ装着部5のヒューズ端子挿通孔50にバスバー基板20のヒューズ端子28を挿通させることにより、該ヒューズ装着部5をバスバー基板20の後端部に取り付ける。
そして、各装着部4,5の取付工程後に、図10に示すロアケース7を取り付ける。本第1実施形態では、このロアケース取付工程において、制御回路基板21のFET210bが予め左右側壁73の内面の所定箇所に接着により取り付けられたロアケース7を用いる。このように、駆動に伴って発熱するFET210bが接着によりロアケース7に取り付けられているので、FET210bとロアケース7とを熱的に確実に接続することができ、FET210bの放熱効率を向上させることができる。なお、本第1実施形態では、左右側壁73にFET210bが接着されたロアケース7を用いているが、接着される回路部品やその接着位置等は特に限定されるものではなく、設計される回路によって適宜変更される。要は、駆動に伴って発熱する回路部品が予め放熱部材等に接着されていればよい。
上記ロアケース7の取付は、バスバー基板20に取り付けられたコネクタ装着部4及びヒューズ装着部5の各ケース嵌合溝41,51に、ロアケース7の切欠き部71の縁部を係合するとともに、バスバー基板20の裏面(下面)をロアケース7の底壁72の上面に
接着剤により接合することによって行う。この接着剤は、ロアケース7が導電性を有する材料で形成されている場合には電気的な絶縁性を有するものが用いられ、例えばエポキシ系樹脂またはシリコーン系樹脂を含む接着剤等を用いることができる。なお、バスバー基板20とロアケース7との接合は、接着剤による接合だけでなく、例えばバスバー基板20の裏面に接合された絶縁板等の絶縁層を介してロアケース7に接合するものであってもよい。
そして、このロアケース7内にポッティング剤を所定の高さまで充填し、第1及び第2リレー24,25の脚状端子24b,25bを封止する。この充填されるポッティング剤は、熱伝導性に優れたものが採用され、例えば電気的絶縁性にも優れたシリコーン系の樹脂が採用される。
次に、図11(a)、(b)に示すように、バスバー基板20に制御回路基板21を組み付けて回路構成体2を製造する。すなわち、LSI210aを含めた各種回路部品が実装された制御回路基板21を、バスバー基板20の上方に、適正な電気的接続が確立された状態で組み付ける。具体的には、コネクタ装着部4のコネクタ端子挿通孔40に挿通されたコネクタ用ピン状端子212や所定バスバー22が折り起こされて形成されたピン状端子32、上記ロアケース7に接着されたFET210b等が制御回路基板21の制御回路を含めた電気回路に適正に接続されるとともに制御回路基板21の前後端縁部がコネクタ装着部4及びヒューズ装着部5の上面で支持される状態に制御回路基板21をバスバー基板20に組み付ける。このとき、サブ基板211も制御回路基板21の裏面側に電気的に接続された状態で取り付ける。このようにして製造された回路構成体2においては、バスバー基板20と制御回路基板21とが所定間隔を離間された状態で配置されており、その間の空間に上記第1及び第2リレー24,25が高密度で配設されている。
最後に、図12に示すように、上記ロアケース7にアッパーケース6を組み付けて配電ユニット1を製造する。具体的には、このアッパーケース6にはその内部に予めポッティング剤が充填され、このポッティング剤が一定の保形性及び柔軟性を有する状態にまで硬化させて、この状態で上記ロアケース7に組み付ける。この充填されるポッティング剤は、熱伝導性に優れたものが採用され、例えば電気的絶縁性にも優れたシリコーン系の樹脂が採用される。
このロアケース7に対する組付は、アッパーケース6の前後端縁部をコネクタ装着部4及びヒューズ装着部5のケース嵌合溝41,51に係合させつつ、ロアケース7の左右側壁73にアッパーケース6を内嵌してロアケース7の係止孔70にアッパーケースの係止膨出部60を係止させることにより行う。
そして、ヒューズ装着部5にヒューズHを装着して、図13に示すように、上記構成の配電ユニット1を製造することができる。
上記構成の回路構成体2及びこの回路構成体2が組み込まれた配電ユニット1によれば、バスバー層30a〜30cが絶縁層である絶縁板31a,31bを介して複数層に亘って積層されているので、単層のバスバー層によって電力回路を構成する場合に比べてその占有面積を小さくすることができる。また、回路部品のうち全高が最も高い第1リレー24がバスバー基板20の最上層である第3バスバー層30cよりも下層の第1及び第2バスバー層30a,30bのバスバー22に接合され、しかもこの接合が第1リレー24の脚状端子24bにおける重合部24cにおいて行われるので、タブ端子同士を接合する従来の回路構成体や配電ユニットに比べて高さ方向の寸法を飛躍的に削減することができる。
〔第2実施形態〕
図14は本発明に係る配電ユニットの他の実施形態を示す、図4に相当する断面図であり、図15は図6に相当する断面図の部分図である。
この第2実施形態に係る回路構成体2は、最表層である第3バスバー層30cよりも下層(第1及び第2バスバー層30a,30b)のバスバー22に接合されている第1リレー24の脚状端子24bの重合部24c上に第2絶縁板310bが上記バスバー22と重合部24cとの接合部分を被覆する態様で積層され、該第2絶縁板310b上に第3バスバー層30cのバスバー22が配設されている点で、上記第1実施形態に係る回路構成体2と大きく異なる。また、このため、該回路構成体2の製造方法についても、上記第1実施形態と異なり、これに伴って第1絶縁板310aには抵抗溶接用の電極挿入孔が形成されていない。その他の構成は、上記第1実施形態の構成と略同様であり、以下、これらの異なる点を重点的に説明する。
本第2実施形態の回路構成体200は、第2絶縁板310bの構成が大きく異なる。すなわち、この第2実施形態に係る第2絶縁板310bには、上記第1実施形態における場合と異なり、第1リレー24の脚状端子24bが挿通される端子挿通孔が形成されておらず、従って上記第1リレー24の脚状端子24bにおける重合部24cがその上方において第2絶縁板310bにより被覆され、この第2絶縁板310b上に第3バスバー層30cの所定のバスバー22が配設されている。すなわち、重合部24c上に第2絶縁板310bが積層されているため、第2絶縁板310bにおいて第1リレー24の脚状端子24bが接合されたバスバー22上の領域にも第3バスバー層30cのバスバー22を配設することができ、第2絶縁板310bにおけるバスバー配設領域が拡がり、第1及び第2バスバー層30a,30bと第3バスバー層30cとの層間における短絡を防止しつつ、効率的にバスバー22を配設して回路構成体2の一層の小型化を図ることができる。
次に、この第2実施形態の回路構成体2の製造方法について説明する。なお、この回路構成体2が組み込まれた配電ユニット100の製造方法は、上記第1実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本第2実施形態の回路構成体200の製造方法では、専ら回路部品としての第1及び第2リレー24,25等を実装しながら第1及び第2絶縁板31a,310を介してバスバー層30a〜30cを積層する点で、バスバー基板20を製造してから第1リレー24を実装する上記第1実施形態の場合と異なる。
まず、バスバー層30a〜30c毎に外枠に繋がった状態のバスバー22により構成されるバスバー構成板を、例えば一枚の金属板を打ち抜く等して製造する(バスバー層形成工程)。
そして、図16(a)に示すように、第2バスバー層30bに対応するバスバー構成板のバスバー22に第1リレー24の脚状端子24bを接合する(端子接合工程)。具体的には、図16(b)に示すように、第1リレー24の重合部24cのうち第2バスバー層30bのバスバー22に接合される重合部24b(図では右側の重合部24c)を第2バスバー層30bの所定バスバー22に重ね合わせ、この重合部24cと上記所定バスバー22とを抵抗溶接用の電極Dで挟み込んで第1リレー24の脚状端子24bと上記所定バスバー22とを抵抗溶接により接合する。
次に、上記第2バスバー層30bに対応するバスバー構成板の所定バスバー22を折り曲げて各端子27,28を形成し、上記第1絶縁板310aの表側(上側)における所定のバスバー収納溝310に、対応するバスバー22を収納して接着固定するとともに、バスバー構成板におけるバスバー22と外枠との繋がり部分を切断して、第1絶縁板310a上に第1リレー24が接合された第2バスバー層30bを積層する。このとき、第1リレー24の脚状端子24bのうち、第2バスバー層30bに接合されていない残存脚状端子24bが第1絶縁板310aに設けられた第1端子挿通孔311に挿通されている。
そして、図16(c)に示すように、上記第1バスバー層30aに対応するバスバー構成板を上記第1絶縁板310aに組み付ける(積層工程)。具体的には、第1バスバー層30aに対応するバスバー構成板の所定バスバー22を折り曲げて上記コネクタ用端子27等を形成し、第1絶縁板310aの下方から第1バスバー層30aに対応するバスバー構成板を組み付けるとともに、バスバー構成板におけるバスバー22と外枠との繋がり部分を切断して、第1絶縁板310aを介して第1及び第2バスバー層30a,30bを積層する。このとき、第1リレー24の脚状端子24bのうち第2バスバー層30bに接合されなかった残存脚状端子24bは、その重合部24cが第1バスバー層30aの所定バスバー22に重ね合わされた状態となっている。
続いて、図16(d)に示すように、この第1リレー24の残存脚状端子24bの重合部24cと第1バスバー層30aの所定バスバー22とを抵抗溶接用の電極Dで挟み込み、抵抗溶接により第1リレー24の残存脚状端子24bを第1バスバー層30aに接合する(残存端子接合工程)。
次に、第3バスバー層30cのバスバー22に第2リレー25を実装し、この第3バスバー層30cを第2絶縁板310b上に積層する(図17(a)ないし(c)参照)。
具体的には、第3バスバー層30cに対応するバスバー構成板における所定バスバー22に第2リレー25をその重合部25cを該バスバー表面に重ね合わせ、この重合部25cとバスバー22とを抵抗溶接用の電極Dで挟み込んで抵抗溶接により第2リレー25の脚状端子と上記所定バスバー22とを接合する。
そして、図17(c)に示すように、第3バスバー層30cに対応するバスバー構成板の所定バスバー22を折り曲げて上記端子27,28を形成し、第2絶縁板310bの上方から第3バスバー層30cに対応するバスバー構成板を組み付けるとともに、バスバー構成板におけるバスバー22と外枠との繋がり部分を切断して、第2絶縁板310aに第3バスバー層30cを積層する。
最後に、上記第1絶縁板310aと第1及び第2バスバー層30a,30bとの積層体上に、第2絶縁板310bと第3バスバー層30cとの積層体を、第1リレー24の脚状端子24bの上方を被覆する態様で積層して(被覆工程)、第1及び第2リレー24,25が実装されたバスバー基板20を製造する。具体的には、上記第1絶縁板310aと第1及び第2バスバー層30a,30bとの積層体上に既に実装されている第1リレー24のリレー本体24aを、第2絶縁板310bの本体挿通孔315に挿通させるとともに、第1バスバー層30aから立設されたピン状端子32を第2絶縁板310bに設けられたピン挿通孔(図示せず)に挿通させつつ、第1リレー24の脚状端子24bの上方を第2絶縁板310bによって被覆する態様で、両積層体を積層する。
各リレー24,25が実装された上記バスバー基板20は、図18に示すように、第1リレー24の脚状端子24b上に第2絶縁板310bが積層され、該脚状端子24bの上方が被覆されているとともに第1絶縁板310aに設けられた第1端子挿通孔311も被覆され、該第2絶縁板310b上に層間短絡を防止した状態で第3バスバー層30cが配設されている。
すなわち、この各リレー24,25が実装された上記バスバー基板20を含む回路構成体200及びこの回路構成体200が組み込まれた配電ユニット1は、上記第1実施形態と同様に、バスバー層30a〜30cが絶縁層である絶縁板31a,31bを介して複数層に亘って積層されているので、単層のバスバー層によって電力回路を構成する場合に比べてその占有面積を小さくすることができる。また、回路部品のうち全高が最も高い第1リレー24がバスバー基板20の最上層である第3バスバー層30cよりも下層の第1及び第2バスバー層30a,30bのバスバー22に接合され、しかもこの接合が第1リレー24の脚状端子24bにおける重合部24cにおいて行われるので、タブ端子同士を接合する従来の回路構成体や配電ユニットに比べて高さ方向の寸法を飛躍的に削減することができる。
しかも、第1リレー24を最上層である第3バスバー層30cよりも下層の第1及び第2バスバー層30a,30bに実装する場合でも、第2絶縁板310bにより各バスバー層30a,30bのバスバー22と第1リレー24の重合部24cとの接合部分が被覆されているので、該接合部分の上方にも第3バスバー層30cのバスバー22を配設することができ、最上層である第3バスバー層30cのバスバー配設領域を拡大することができる。従って、最上層である第3バスバー層30cのバスバー22を効率的に配設することにより、回路構成体200の一層の小型化を図ることができ、これに伴って配電ユニット1の小型化も図ることができる。
〔その他の実施形態〕
なお、本第1及び第2実施形態に係る回路構成体等について説明したが、この発明に係る回路構成体等は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、以下のような変更が可能である。
(1)上記各実施形態では、最上層よりも下層のバスバー22に接合される回路部品としてリレー24,25を採用したが、該下層のバスバーに接合される回路部品はリレーに限定するものではなく、例えば半導体スイッチング素子等であってもよい。ただし、回路構成体の小型化に伴い回路部品が高密度化して各回路部品の放熱が問題となるが、回路部品として回路のオンオフを切り換えるスイッチング部品を用いる場合には、部品自体が大きく放熱性が良好なリレーを用いるのが好ましい。
(2)回路部品としての上記第1リレー24は、最下層である第1バスバー層30aと中間層である第2バスバー層30bとの各バスバー22に実装されるものとなされているが、同一階層のバスバー層はもとより、第1バスバー層30aと最上層である第3バスバー層30cの双方に実装されるものであってもよい。
この発明に係る配電ユニットを上下逆さにした状態で示す斜視図である。 同配電ユニットの分解斜視図である。 同配電ユニットの回路構成体の分解斜視図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 この発明に係る配電ユニットにおけるバスバー基板の製造工程を示す説明図である。 同バスバー基板に回路部品を実装する工程を示す説明図である。 同バスバー基板に各装着部を取り付ける工程を示す説明図である。 この発明に係る配電ユニットに用いられるロアケースを示す断面図である。 同配電ユニットにおけるバスバー基板に制御回路基板を組み付ける工程を示す説明図である。 同配電ユニットにおけるアッパーケースの組付工程を示す説明図である。 同配電ユニットの完成図を図4と異なる断面で示す図である。 この発明に係る他の実施形態に係る配電ユニットの図4に相当する断面図である。 同配電ユニットの図6に相当する部分断面図である。 同配電ユニットの端子接合工程及び積層工程を示す説明図である。 同配電ユニットの端子接合工程及び積層工程を示す説明図である。 同配電ユニットにおけるバスバー基板を回路部品が実装された状態で示す断面図である。
符号の説明
1 配電ユニット
2 回路構成体
6 アッパーケース
7 ロアケース
20 バスバー基板
21 制御回路基板
22 バスバー
24 第1リレー
24a リレー本体
24b 脚状端子
24c 重合部
30 バスバー層
30a 第1バスバー層
30b 第2バスバー層
30c 第3バスバー層
31a 第1絶縁板
31b 第2絶縁板
311 端子挿通孔
312 電極挿入孔
314 端子挿通孔
315 本体挿通孔
d 段差
D 電極
D1 上側電極
D2 下側電極
H ヒューズ

Claims (7)

  1. 複数枚のバスバーが略同一平面上に配設されたバスバー層が電気的な絶縁層を介して複数層に亘り積層されることにより電力回路が構成され、この電力回路に、部品本体と該部品本体の下面から上記バスバーに向かって延出する複数の脚状端子とを有し、これらの脚状端子の所定部分が屈曲することにより上記バスバーの層面に沿って該バスバーに重ね合わされる重合部をもつ複数の回路部品が接続されるバスバー基板において、
    上記回路部品として、第1の回路部品とこの第1の回路部品よりも全高の低い第2の回路部品とを含み、上記回路部品のうち第2の回路部品の少なくとも一の脚状端子の重合部が溶接によって接合されるバスバーが上記バスバー層のうち最上層に設けられ、上記第1の回路部品の少なくとも一の脚状端子の重合部が溶接によって接合されるバスバーが上記バスバー層のうち最上層よりも下層に設けられ、この第1の回路部品の脚状端子を上記バスバーに溶接によって接合する際に、該第1の回路部品の上記重合部を挿通させるための端子挿通孔が上記重合部が接合されたバスバーよりも上層の絶縁層に設けられているとともに、上記第1の回路部品の部品本体を挿通する本体挿通孔が上記絶縁層のうち最上層の絶縁層に設けられていることを特徴とするバスバー基板。
  2. 請求項1記載のバスバー基板において、上記端子挿通孔が抵抗溶接用の電極を挿入し得るように構成されていることを特徴とするバスバー基板。
  3. 請求項2記載のバスバー基板において、少なくとも3層以上のバスバー層を含み、中間層のバスバーであって上記回路部品の脚状端子が接合されるバスバーの接合部分の裏面側が上記中間層のバスバーよりも下層の絶縁層に設けられた抵抗溶接用の電極挿入孔を通して露出していることを特徴とするバスバー基板。
  4. 複数枚のバスバーが略同一平面上に配設されたバスバー層が電気的な絶縁層を介して複数層に亘り積層されることにより電力回路を構成するバスバー基板と、端子を介して上記電力回路中に接続される回路部品とを備える回路構成体の製造方法において、
    上記請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバスバー基板を形成するバスバー基板形成工程と、このバスバー基板の上記絶縁層に設けられた端子挿通孔を通して少なくとも一の脚状端子を該絶縁層よりも下層のバスバーに重ね合わせ、この重合部を溶接により接合する実装工程とを含むことを特徴とする回路構成体の製造方法。
  5. 請求項4記載の回路構成体の製造方法において、上記実装工程で上記重合部を抵抗溶接により接合することを特徴とする回路構成体の製造方法。
  6. 請求項4または請求項5記載の回路構成体の製造方法において、上記バスバー基板形成工程には、所定箇所に上記回路部品の端子が挿通される端子挿通孔が設けられた絶縁層を形成する絶縁層形成工程と複数層のバスバー層を上記絶縁層を介して積層してバスバー基板を形成するバスバー積層工程とを含み、上記絶縁層形成工程では複数層の絶縁層を形成し、上記バスバー積層工程では上記絶縁層の端子挿通孔を一致させて該端子挿通孔を通して下層のバスバーが露出する態様で積層するとともに、上記実装工程では少なくとも一の端子の重合部を下層のバスバーに接合することを特徴とする回路構成体の製造方法。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の回路構成体の製造方法において、上記実装工程では、回路部品としてリレーを用いることを特徴とする回路構成体の製造方法。
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