JPH0948355A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

Info

Publication number
JPH0948355A
JPH0948355A JP20252095A JP20252095A JPH0948355A JP H0948355 A JPH0948355 A JP H0948355A JP 20252095 A JP20252095 A JP 20252095A JP 20252095 A JP20252095 A JP 20252095A JP H0948355 A JPH0948355 A JP H0948355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric power
power steering
torque
clutch
clutch mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20252095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamawaki
茂 山脇
Yasuo Shimizu
康夫 清水
Katsuji Watanabe
勝治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP20252095A priority Critical patent/JPH0948355A/ja
Publication of JPH0948355A publication Critical patent/JPH0948355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で外径寸法が小さくコンパクトに
クラッチ部を構成することができる電動パワーステアリ
ング装置を得る。 【解決手段】 互いに軸線を異にする電動機側のアシス
トトルク伝達軸31とステアリング系の出力軸6との間
で、トルクを断接可能に倍力伝達する減速機構15とク
ラッチ機構12とを備え、上記減速機構15の最終ギヤ
をなすウォームホィール33をクラッチ機構12からそ
の軸線方向に離間して配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機からの補助
トルクを断接するクラッチを備えた電動パワーステアリ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】減速機構とクラッチ機構とを介して電動
機の発生トルクをステアリング系の出力軸に供給するよ
うにした電動パワーステアリング装置が知られている。
図4は従来技術に係る電動パワーステアリング装置の機
能構成図であり、この電動パワーステアリング装置10
1は、ステアリング系の操舵輪102に作用する操舵ト
ルクを検出するトルク検出手段103を備え、このトル
ク検出手段103からの出力に基づいて制御部104が
電動機105を制御し、減速機構106とクラッチ機構
107とを介して補助トルクをステアリング系の出力軸
108に供給し、操舵トルクと補助トルクとにより、ラ
ックアンドピニオン機構109等を介して転舵動作を行
なう。
【0003】図5は、図4のクラッチ部の内部構成を示
す縦断面図であり、このクラッチ部111は、出力軸1
08と同心に構成したクラッチ機構107と、このクラ
ッチ機構107の外周部の減速機構106とからなり、
軸線を互いに異にする2つの軸、すなわち、電動機10
5の発生するトルクを受けるアシストトルク伝達軸10
5aと、ステアリング系の出力軸108との間でトルク
を断接可能に倍力伝達する。
【0004】したがって、上記アシストトルク伝達軸1
05aがクラッチ機構107の外径寸法の外側に配置さ
れ、軸間寸法Lが大きくなることによってクラッチ部の
大径化が避けられず、ステアリング系のレイアウトにお
いて大きな制約となっており、その小径化が待たれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クラッ
チ部の小径化のためにクラッチ機構を小径に構成した場
合は、クラッチ機構のトルク伝達容量を確保するために
その軸線方向の寸法を増大させる必要があり、コスト面
を含め、構成上の不利益を避けることができない。ま
た、クラッチ機構の外周部に減速機構106のウォーム
ホィール106aがあることから、クラッチ機構の作動
時にウォームホィールが弾性変形され、ギヤ作動音の増
大や噛み合い不良を発生させるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、簡易な構成で外径寸法が
小さくコンパクトにクラッチ部を構成するとともに、減
速機構の噛み合いをスムーズにすることができる電動パ
ワーステアリング装置を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1に、電動機の発生するトルクを断接可能に倍力
伝達する減速機構とクラッチ機構とを備えた電動パワー
ステアリング装置において、前記クラッチは、減速機構
の最終ギヤからその軸線方向に離間して位置するように
電動パワーステアリング装置を構成した。
【0008】上記電動パワーステアリング装置は、減速
機構の最終ギヤからその軸線方向に離間してクラッチ機
構を配置することにより、クラッチ機構の外径寸法の制
約を受けることなく、出力軸に近接して減速機構を構成
することができるので、クラッチ機構の外径寸法を確保
した上でトルク伝達軸をクラッチ機構の外径寸法内に配
置することによって全体の小径化が可能となる。また、
クラッチ機構の作動時にウォームホィールが弾性変形し
ないので、減速機構の噛み合いがスムーズになる。
【0009】第2に、前記減速機構をウォームギヤ機構
として電動パワーステアリング装置を構成した。
【0010】上記電動パワーステアリング装置は、その
減速機構をウォームギヤ機構としたことから、一段の減
速機構でも十分な減速比が得られ、減速機構をコンパク
トに構成することができ、全体としてコンパクトな電動
パワーステアリング装置を構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施例を添付図面に基づい
て以下に説明する。図1は本発明に係る電動パワーステ
アリング装置の要部を示す縦断面図であり、電動パワー
ステアリング装置1は、ステアリング系をなすハンドル
軸2と、このハンドル軸2にアシストトルクを供給する
電動機3と、これらを一体的に構成するハウジング4と
からなり、上記ハンドル軸2は、上端が図示せぬ操舵輪
側に連結され、下端が図示せぬステアリングギヤボック
スに連結される。
【0012】ハンドル軸2は、ハウジング4内に回動自
在に支持され、上側の入力軸5と、下側の出力軸6と、
これら入力軸5,出力軸6間に作用するトルクによる相
対角度変位を許容するトーションバーでなるトルク変位
部材7とからなる。
【0013】入力軸5は筒状をなし、その軸心上に上記
トルク変位部材7を取付ける。このトルク変位部材7
は、入力軸5と出力軸6との角度位置を合わせた後に入
力軸5にピン固定する。また、トルク変位部材7に歪ゲ
ージ8を貼り付け、この歪ゲージ8にフレキシブルケー
ブル9を接続し、このフレキシブルケーブル9は、入力
軸5の側穴5aを貫通し、シール性を確保したハウジン
グ4のグロメット10から制御部11に至る。
【0014】上記ハンドル軸2は、操舵トルクがハンド
ル軸2に加わった時に、トルク変位部材7が捩られてそ
の捩り歪が歪ゲージ8によって検出され、ハンドル軸2
とともに回動されつつフレキシブルケーブル9を介して
作用トルクの方向と大きさに応じた信号を制御部11に
送る。
【0015】出力軸6は、入力軸5側の端部を大径に形
成し、その中心部に上記トルク変位部材7の端部を嵌合
固定するとともに、その外周側にクラッチ機構12を構
成する。このクラッチ機構12はリング状をなす外周部
材13を備え、この外周部材13の端部に小径部14を
形成し、この小径部14の外周に減速機構15を構成
し、かつ、出力軸6に対し小径部14のラジアルおよび
スラスト方向をニードル支持する。
【0016】図2は図1のA−A線断面図であり、クラ
ッチ機構12は、出力軸6の端部をおむすび形の略三角
形断面に形成した内周部材21と、上記外周部材13
(外径寸法D)と、これら両者に対して係合可能な係合
部材をなすローラー22…と、このローラー22…をそ
の係合方向に付勢するスプリング23…と、ローラー位
置を規制するフォーク部材24とからなる。このフォー
ク部材24は入力軸5と一体をなす。
【0017】上記外周部材13の内周面13aを円形に
形成し、この内周面13aと上記内周部材21の外周面
21aを対向して楔状空間を形成し、この楔状空間はそ
のコーナー部にローラー22が係合した時にワンウェイ
クラッチを構成する。また、内周部材21の中心部は入
力軸5が所定角度の遊びをもって嵌合し、両者間の過大
な相対回動を規制する回動規制部25をなす。
【0018】上記クラッチ機構12は、フォーク部24
の相対回動角が中立位置近傍の小なる範囲ではローラー
22が外周部材13と内周部材21の間に係合しないの
でトルク伝達を行なわず、また、フォーク部24が回動
されて楔状空間のコーナー部から退き、ローラー22が
両部材間に係合可能になるとそのワンウェイクラッチ作
用により、外周部材13がフォーク部24と同一方向に
回動する時にのみ外周部材13と内周部材21がローラ
ー22によって係合され、外周部材13から内周部材2
1にアシストトルクが伝達される。したがって、入力軸
5に加わる操舵トルクの大きさとその回動方向に応じた
フォーク部24の回動動作によって、クラッチ機構12
のトルク伝達が断接制御される。
【0019】図3は図1のB−B線断面図であり、減速
機構15は、電動機側からのトルクを伝えるアシストト
ルク伝達軸31に形成したウォーム32と、上記外周部
材13の小径部14の外周に取付けた減速機構の最終ギ
ヤをなすウォームホィール33とからなり、軸線を互い
に異にする2つの軸、すなわち、アシストトルク伝達軸
31とクラッチ機構12の中心軸をなす出力軸6との間
でトルクを倍力伝達する。
【0020】以上のように構成される電動パワーステア
リング装置の動作およびその作用について以下に説明す
る。図示せぬ操舵輪によってハンドル軸2が回動された
時は、歪ゲージ8を介して操舵トルクに応じた信号が制
御部11に送られ、電動機3からの補助トルクが減速機
構15によって倍力され、クラッチ機構12を介して出
力軸6に伝達される。出力軸6は、操舵トルクと電動機
3側からの付加トルクを合わせて、図示せぬ操向車輪を
転舵させる。この時、クラッチ機構12は、フォーク部
24の回動によって入力軸5の動作に応じてトルク伝達
を断接制御する。
【0021】上記電動パワーステアリング装置は、アシ
ストトルク伝達軸と出力軸との間で減速機構の最終ギヤ
からその軸線方向に離間してクラッチ機構を配置するこ
とにより、クラッチ機構の外径寸法の制約を受けること
なく減速機構を構成することができるので、クラッチ機
構の外径寸法を確保した上で減速機構のトルク伝達軸と
出力軸の軸線間距離Lを小さくすることによって全体の
小径化が可能となる。また、クラッチ機構の作動時にウ
ォームホィールが弾性変形しないので、減速機構の噛み
合いをスムーズにすることができる。
【0022】そして、その減速機構をウォームギヤ機構
とした場合は、一段の減速機構でも十分な減速比が得ら
れ、減速機構をコンパクトに構成することができ、全体
としてコンパクトな電動パワーステアリング装置を構成
することができる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したごとく、請求項1の電動
パワーステアリング装置は、減速機構の最終ギヤからそ
の軸線方向に離間してクラッチ機構を配置することによ
り、クラッチ機構の外径寸法の制約を受けることなく減
速機構を構成することができるので、クラッチ機構の外
径寸法を確保した上で減速機構の小型化が確保され、全
体の小径化が可能となる。また、減速機構の噛み合いを
スムーズにできる。
【0024】請求項2の電動パワーステアリング装置
は、その減速機構をウォームギヤ機構としたことから、
減速機構がコンパクトな電動パワーステアリング装置を
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の要
部を示す縦断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB−B線断面図
【図4】従来技術に係る電動パワーステアリング装置の
機能構成図
【図5】図4のクラッチ部の内部構成を示す縦断面図
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、2…ハンドル軸、3
…電動機、4…ハウジング、5…入力軸、6…出力軸、
7…トルク変位部材(トーションバー)、8…歪ゲー
ジ、9…フレキシブルケーブル、11…制御部、12…
クラッチ機構、13…外周部材、13a…内周面、14
…小径部、15…減速機構、21…内周部材、21a…
外周面、22…ローラー、23…スプリング、24…フ
ォーク部材、25…回動規制部、31…アシストトルク
伝達軸、32…ウォーム、33…ウォームホィール(最
終ギヤ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の発生するトルクを減速機構およ
    びクラッチ機構を介してステアリング系に伝達するよう
    にした電動パワーステアリング装置において、前記クラ
    ッチ機構は、減速機構の最終ギヤからその軸線方向に離
    間して位置することを特徴とする電動パワーステアリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記減速機構をウォームギヤ機構とした
    ことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリン
    グ装置。
JP20252095A 1995-08-08 1995-08-08 電動パワーステアリング装置 Pending JPH0948355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20252095A JPH0948355A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20252095A JPH0948355A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電動パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0948355A true JPH0948355A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16458860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20252095A Pending JPH0948355A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0948355A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320869B1 (ko) * 1999-12-31 2004-09-07 현대자동차주식회사 모터 구동 파워 스티어링 장치의 모터 보호 구조
CN102112363A (zh) * 2008-08-01 2011-06-29 株式会社捷太格特 电动动力转向装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320869B1 (ko) * 1999-12-31 2004-09-07 현대자동차주식회사 모터 구동 파워 스티어링 장치의 모터 보호 구조
CN102112363A (zh) * 2008-08-01 2011-06-29 株式会社捷太格特 电动动力转向装置
US8448742B2 (en) 2008-08-01 2013-05-28 Jtekt Corporation Electric power steering system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6066067A (en) Position servo systems
EP0861183B1 (en) Position servo system
KR102657328B1 (ko) 스티어 바이 와이어 시스템용 조향장치
JPH01106776A (ja) 動力舵取装置
US20050145433A1 (en) Apparatus for steering a vehicle
US5836419A (en) Rack and pinion electric power steering system with unitized construction for removable mounting
WO2007026801A1 (ja) ステアリング装置及びこれに用いる運動変換装置
JPH08258728A (ja) 電動パワーステアリング装置
CN101767606B (zh) 电动辅助转向装置及其组件
JPH0948355A (ja) 電動パワーステアリング装置
US6006853A (en) Cable-type steering device
JP3779743B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US20240034392A1 (en) Vehicle steering apparatus
EP1595766A2 (en) Steering device for motor vehicles in general
JPH04310475A (ja) 電動式動力舵取装置
JPH02220969A (ja) 電動式動力舵取装置
US20050061576A1 (en) Variable gear-ratio mechanism and steering control system using same
JP4115286B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2830992B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2982831B2 (ja) ステアリング舵角補正装置
JP2004217046A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3062852B2 (ja) 電動式動力舵取装置
JPH08282508A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH02189270A (ja) 電動パワーステアリング装置
KR20230114438A (ko) 자동차의 조향장치