JPWO2009136486A1 - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、水性、耐汗性が良好で、塗布時ののび等の使用性や化粧持ちに優れたメークアップ化粧料、皮膚化粧料などの化粧料を提供する。詳しくは、下記(A)および(B)から成り、(A):(B)の比率が1:1〜1:7、且つ軟化点が50〜110℃のシリコーン樹脂を配合して成る化粧料である。(A)R3SiO1/2単位(B)RSiO3/2単位(式中Rは、置換または非置換の1価の炭化水素基を表す。)

Description

本発明は化粧料に関し、さらに詳しくは、耐水性、耐汗性が良好で、塗布時ののび等の使用性や化粧持ちに優れた化粧料に関するものである。
背景技術
近年、メークアップ化粧料に対する需要は多様化の一途をたどり、これを受ける形でその製品形態も、口紅、ファンデーション、おしろい、ネイルなどの品目構成面のみならず、これをより細分化する形で液状、粉末状、固型、乳化型などの形態面の要素が加わって多岐にわたるものとなっている。
特に最近の化粧料には従来以上の耐水性、耐汗性(耐皮脂性)に加え、塗布時の使用性が良好であることや、耐摩擦性などの物理的・化学的諸特性が要求されるようになっている。
このような要求を満足させるものとして、皮膜形成能を有するシリコーン樹脂を用いる方法が提案されている。このような樹脂の化粧料用途への応用に関しては、例えば、RSiO(4−n/2)の単位からなるシリコーン樹脂と揮発性炭化水素油あるいは揮発性シリコーン油を配合した化粧料(特開昭61−158910号公報参照)、RSiO3/2単位、SiO単位及びRSiO単位からなるシリコーン樹脂とRSiO3/2単位及びSiO単位からなるシリコーン樹脂の混合物を含有する化粧料(特開平2−42008号公報参照)、RSiO1/2 単位とSiO単位からなる樹脂と揮発性シリコーン油を含有する皮膚化粧料(特開昭61−65808号公報参照)、SiO単位、RSiO3/2単位およびRSiO単位からなる樹脂と揮発性シリコーン油を配合した日焼止め化粧料(特開昭62−234012号公報参照)、RSiO1/2単位とSiO単位からなり、かつRSiO単位および/またはRSiO3/2単位を含有するシリコーン樹脂を含有、あるいはさらに揮発性シリコーン油または粉末を含有する化粧料(特開昭62−298511号公報参照)などが公知である。さらには、RSiO3/2単位からなるシラノール基含有オルガノシルセスキオキサンをトリオルガノシリル基で封鎖したシリコーン樹脂の化粧料への応用(特開平4−3511号公報参照)も公知の技術である。
発明の概要
しかしながら、上記した公知技術の多くは、SiO単位を有するシリコーン樹脂が使用されており、皮膜の硬さから、つっぱった感触を与え易く、また皮膜の脆さから、目や口周りなどでは、皮膜脱落により化粧皮膜の持続性に劣る問題点を有していた。また、特開平4−312511号公報記載のシリコーン樹脂は、皮膜の硬さや脆さといった点は改善されているものの、皮膜の柔らかさが十分とは言えないのが現状であり、これらの改善が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解決した化粧料に関するものであり、耐水性、耐汗性が良好で、塗布時ののび等の使用性や化粧持ちに優れたメークアップ化粧料、皮膚化粧料などの化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の目的を達成するために研究を重ねた結果、特定の比率のRSiO1/2単位とRSiO3/2単位より成る特定のシリコーン樹脂を配合することにより、有用な化粧料が得られることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
下記(A)および(B)から成り、(A):(B)の比率が1:1〜1:7、且つ軟化点が50〜110℃のシリコーン樹脂を配合して成る化粧料である。
(A)RSiO1/2単位
(B)RSiO3/2単位
(式中Rは、置換または非置換の1価の炭化水素基を表す。)
本発明は、上記シリコーン樹脂と他の化粧料成分を含む化粧料組成物または上記シリコーン樹脂の化粧料としての用途である。
本発明の化粧料はのびがよく、且つ皮膚に塗布したときにべたつきのないさっぱりした感触を有し、汗などによる化粧崩れがなく、さらに水洗などによっても容易に洗い流されることのない良好な使用特性を有し、経時的にも良好な安定性を有する。皮膚化粧料として使用した場合は、粘着感のないさらっとした感触、優れた撥水性による良好な耐水性等を与える。また、メークアップ化粧料として使用した場合は、ムラのない良好な伸び、優れた撥水性、耐水性等により優れた化粧持ち、優れたツヤと顔料の彩色性により良好な外観及びなめらかな塗擦感などを与える。
発明の詳細な説明
本発明に用いるシリコーン樹脂において、(A)および(B)におけるRはそれぞれ互いに同一或いは相異なる置換または非置換の1価炭化水素基を表す。Rとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェニル基、トリル基などのアリール基;シクロヘキシル基、シクロオクチル基などのシクロアルキル基、あるいはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子をハロゲン原子、シアノ基、アミノ基などで置換した基、例えばクロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノメチル基、γ−アミノプロピル基、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル基などが例示される。合成のし易さ、原料の入手のし易さからは、メチル基、エチル基、フェニル基が好ましく、撥水性からはメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、フェニル基が好ましい。
(A)RSiO1/2単位と(B)RSiO3/2単位の比率は、1:1〜1:7であることが必要である。好ましい(A)RSiO1/2単位と(B)RSiO3/2単位の比率は、1:2〜1:6、より好ましくは、1:3〜1:6である。(A)RSiO1/2単位と(B)RSiO3/2単位の比率が1:1未満の場合は、化粧料として使用した場合十分な皮膜性能が得られにくく、一方、1:7を超える場合は、皮膜が硬くなり化粧持ちに劣るため、いずれの場合も本発明の効果が十分得られない。
本発明のシリコーン樹脂の形態は、軟化点50〜110℃の熱可塑性を有する固形状である。好ましい軟化点の範囲は60〜100℃である。軟化点が50℃未満の場合は皮膜のべとつき感があり、好ましくない。また、軟化点が110℃を超えるシリコーン樹脂は、皮膜そのものの伸びや柔らかさが得られ難いばかりか、化粧料に配合した場合に化粧持ちに劣るため好ましくない。
また、室温においてべとつき感がなく、伸びのある柔軟な皮膜が得られることから、分子量は5,000〜500,000であることが好ましい。より好ましい分子量は7,000〜400,000である。分子量が5,000未満の場合は、皮膜のべとつき感があり、好ましくない。また、分子量が500,000を超えるシリコーン樹脂は、皮膜そのものの伸びや柔らかさが得られ難く、好ましくない。ここで、分子量とはGPC測定によるポリスチレン換算の重量平均分子量を指し、市販の装置により測定が可能である。
また、このようなシリコーン樹脂は一般に1〜5重量%程度のシラノール基を含有するが、長期の高温加熱によって熱硬化性を示すことが多いため、安定性に優れ、柔軟な皮膜形成を保持し、さらには化粧料に使用する場合も良好な特性が得られることから、好ましくはシラノール基量が0.01〜0.5重量%のものを使用するのが好ましい。
このようなシリコーン樹脂は、下記一般式(C)で表されるアルコキシシランの加水分解および縮合反応を行う第一段階の工程と、一般式(D)で表されるクロロシランによるシリル化反応を行う第二段階の工程から製造される。
RSi(OR’) (C)
SiCl (D)
(式中Rは、置換または非置換の1価の炭化水素基を表し、R’は置換または非置換の炭素数1〜6の炭化水素基を表す)
ここで、Rは置換または非置換の1価の炭化水素基を表し、前述した1価の炭化水素基と同一ものが使用できる。R‘としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;あるいはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子をハロゲン原子などで置換した基、例えばクロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基など、置換または非置換の炭素数1〜6の炭化水素基が例示される。
なお、一般式(C)のアルコキシシランの加水分解および縮合反応は、酸性条件下で行われるのが一般的である。ここで使用される酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などの無機酸;ギ酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸が使用可能である。これら酸は、加水分解反応を開始する前にアルコキシシランに直接添加しても良く、また、あらかじめ加水分解反応に使用する水に添加し、酸性水溶液の状態として使用しても良い。さらには、トリメチルクロロシラン、メチルトリクロロシラン、トリフェニルクロロシラン、フェニルトリクロロシランなどのクロロシラン類を、アルコキシシランとメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコールの存在下に添加し、これらアルコールとの交換反応を利用して、塩酸に変換する方法も同様に使用できる。酸の添加量はアルコキシシランに対して、0.1〜3重量%になるように添加するのが好ましい。より好ましくは0.3〜2.5重量%である。0.1重量%以下では、加水分解および縮合反応が十分に進行せず、また、3重量%を超えると、反応の進行が速くなりすぎ、結果的に分子量を制御することが困難となる。加水分解反応で使用される水の量は、アルコキシシランを加水分解するために必要とされる化学量論的な量で十分であるが、過剰となる量でも差し支えない。また、加水分解および縮合反応温度は0〜100℃で1〜24時間かけて行われる。好ましくは、10〜90℃で1〜15時間、より好ましくは25〜80℃で1〜10時間である。このように、前述した酸濃度および加水分解・縮合反応の温度、時間を適宜選択することで、軟化点50〜110℃、かつ分子量5,000〜500,000を有する本発明のシリコーン樹脂を製造することができる。
また、加水分解および縮合反応においては、各種有機溶剤を使用しても良い。このような有機溶剤としては、トルエン、キシレン、ヘキサン、イソパラフィン、工業用ガソリン、ミネラルスピリット、ケロシンなどの炭化水素系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどの塩素化炭化水素系溶剤などがあげられる。なお、これら有機溶剤の使用量は、アルコキシシランに対し20重量%以下であることが好ましい。20重量%を超えると、得られるシリコーン樹脂の分子量が比較的低いものとなり、その結果、伸びのある柔軟な皮膜が得ら難くなる。
シリル化反応は、一般式(D)で表されるクロロシランを用いて行われる。使用されるクロロシランは、加水分解に使用されるアルコキシシラン1モルに対して、0.1〜1モルとなる量である。0.1モル未満では十分なシリル化ができず、反応中にゲル化したり得られたシリコーン樹脂の熱的安定性が損なわれる。また、1モルを超えると、得られるシリコーン樹脂の軟化点や分子量が低くなり好ましくなく、いずれの場合も、本発明のシリコーン樹脂が得られにくいことになる。
なお上記のシリル化反応は、0〜100℃で1〜24時間かけて行われる。好ましくは、10〜90℃で1〜15時間、より好ましくは25〜80℃で1〜10時間である。このシリル化反応において、過剰の縮合反応、すなわちゲル化を防止するために、有機溶媒中で反応を行うのが好ましい。このような有機溶剤としては、トルエン、キシレン、ヘキサン、イソパラフィン、工業用ガソリン、ミネラルスピリット、ケロシンなどの炭化水素系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどの塩素化炭化水素系溶剤などがあげられる。これら有機溶剤は、クロロシランと共に添加することが好ましい。なお、これら有機溶剤の使用量は、特に限定はないが、トリアルコキシシランに対し10〜100重量部であることが好ましい。
このように、本発明のシリコーン樹脂は熱可塑性を有する固体状の樹脂であり、有機溶剤に可溶であり、また乳化剤等を使用してエマルジョン化が可能である。従って、シリコーン樹脂粉末として一般に知られている、熱可塑性を有さず、溶剤不溶のシリコーン樹脂硬化物とは異なる。
このようにして得られたシリコーン樹脂を0.1〜100重量部配合することにより、ファンデーション、ブレスドパウダー、アイシャドー、ネールエナメル、リップスティック、マスカラなどのメークアップ化粧料および皮膚化粧料などの化粧料が得られる。
本発明の化粧料には、必須成分である上記シリコーン樹脂に加えて、通常化粧料に使用される原料が、化粧料の種類に応じて適宜選択して配合される。例えば、スクワラン、流動パラフィン、イソパラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、2−オクチルドデシルガムエステル、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサネート、イソオクチル酸トリグリセライド、2−オクチルドデシルオレエート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソステアリン酸トリグリセライド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライド、オリーブ油、アボガド油、ミツロウ、ミリスチルミリステート、ミンク油、ラノリン等の各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル類、高級アルコール、ロウ類、シリコーン油等の油分、アセトン、トルエン、酢酸ブチル、酢酸エチル等の有機溶剤、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、尿素樹脂等の樹脂、カンファー、クエン酸アセチルトリブチル等の可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、香料、水、アルコール、増粘剤等を配合することができる。また化粧料に用いられる粉体として、例えばタルク、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪ソウ土、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、シリカ、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、窒化ホウ素、セラミクスパウダー等の無機粉末、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、四弗化エチレンパウダー、ジスチレンベンゼンピンホールポリマーパウダー、微結晶セルロース等の有機粉末、シリコーンゴム、シリコーン樹脂の粉末、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄色酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒色酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、群青、紺青等の無機青色顔料、酸化チタンコーテッド雲母、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、魚鱗箔、着色酸化チタンコーテッド雲母等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色203号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号および青色1号のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素等が用いられるが、これに限定されるものではない。
実施例
以下に本発明を実施例を挙げて説明する。なお、実施例中の部は重量部を、%は重量%を表す。また、重量平均分子量はGPC(LC Solution,(株)島津製作所製)を用いて測定した(ポリスチレン換算の)重量平均分子量を表し、軟化点はJIS C2104の環球式軟化点測定法に準じて測定した値、M単位およびT単位のモル比率は、NMR(ARX400,ブルカー・バイオスピン(株)製)を用いて29Si−NMRの測定により算出した値、また、シラノール基含有量はシリコーン樹脂を300℃で2時間加熱時に発生した水分量を電量滴定式水分測定装置CA−06型(三菱化成(株)製)を使用して測定し、下記式により算出した。
発生水分量×34/18
シラノール基含有量(%)=――――――――――――×100
シリコーン樹脂重量
調製例1
メチルトリイソプロポキシシラン1763部(8モル)とイソプロパノール176部をフラスコに仕込み、攪拌を行いながら、塩酸濃度が1.1%となるようにメチルトリクロロシランを添加した。次いで、水860部を40〜70℃で1時間かけて滴下し、70〜80℃で1時間攪拌を継続して、該シランの加水分解、縮合反応を行った。次いで、トリメチルクロロシラン217部(2モル)およびイソパラフィン系炭化水素(炭素数9〜12)700部の混合溶液を70〜80℃で1時間かけて滴下し、トリメチルシリル化を行った。滴下後、さらに同じ温度で1時間攪拌を行った後、水430部を加えて分液した。分液後の有機層を水洗して塩酸を除去し、さらにイソパラフィン系炭化水素を減圧留去して、分子量27,000、軟化点80℃のシリコーン樹脂A−1を得た。なお、A−1の(CHSiO1/2単位(M単位)およびCHSiO3/2単位(T単位)のモル比は、1:5.8であった。また、シラノール基含有量は0.3%であった。
調製例2
塩酸濃度を0.7%、トリメチルクロロシランを326部(3モル)、イソパラフィン系炭化水素(炭素数9〜12)700部の代わりにイソドデカン700部を使用した以外は、調製例1と同様にして重量平均分子量8,000、軟化点50℃、M単位:T単位のモル比率が1:4.7、シラノール基含有量0.4%のシリコーン樹脂A−2を得た。
調製例3
メチルトリイソプロポキシシラン1763部(8モル)、イソプロパノール176部、イソパラフィン系炭化水素(炭素数9〜12)200部をフラスコに仕込み、攪拌を行いながら、塩酸濃度が1.5%となるようにメチルトリクロロシランを添加した。次いで、水860部を40〜70℃で1時間かけて滴下し、該シランを加水分解した。滴下後、70〜80℃で3時間攪拌を行った後、トリメチルクロロシラン163部(1.5モル)およびイソパラフィン系炭化水素(炭素数9〜12)500部の混合溶液を70〜80℃で1時間かけて滴下し、トリメチルシリル化を行った。滴下後、さらに同じ温度で2時間攪拌を行った後、水430部を加えて分液した。分液後の有機層を水洗して塩酸を除去し、さらにイソパラフィン系炭化水素を減圧留去して、172,000、軟化点102℃、M単位:T単位のモル比率1:5.5、シラノール基含有量0.2%のシリコーン樹脂A−3を得た。
調製例4
塩酸濃度を1.2%、トリメチルクロロシラン217部(2モル)の代わりに、該シラン109部(1モル)および3,3,3−トリフルオロプロピルクロロシラン191部(1モル)を使用した以外は、調製例1と同様にして重量平均分子量31,000、軟化点58℃、M単位:T単位のモル比率1:5.7、シラノール基含有量0.4%のシリコーン樹脂A−4を得た。
調製例5
比較例として、塩酸濃度を0.5%とした以外は、調製例1と同様にして重量平均分子量6,000、軟化点36℃、M単位:T単位のモル比率が1:4.1、シラノール基含有量0.5%のシリコーン樹脂B−1を得た。
調製例6
比較例として、メチルトリイソプロポキシシラン220部(1モル)、トルエン150部、イソプロパノール22部をフラスコに仕込み、塩酸濃度が1.2%となるようにメチルトリクロロシランを添加した。次いで水108部を20分間かけて滴下し、該シランを加水分解した。滴下40分後に攪拌を止め、分液後有機層を水洗して塩酸を除去し、さらにトルエンを減圧除去して、分子量15,000で軟化点115℃のメチルポリシルセスキオキサンP−1を調製した。次に該シルセスキオキサン100部、トルエン200部、トリメチルクロロシラン10部(0.09モル)およびヘキサメチルジシラザン50部(0.3モル)をフラスコに仕込み、加熱攪拌を行った。トルエンの還流温度で2時間加熱攪拌後、反応によって生じたアンモニア、塩酸或いはそれらの塩を水洗によって除去し、さらにトルエンを減圧留去してトリメチルシリル化された、重量平均分子量15,000、軟化点94℃、M単位:T単位のモル比率1:9.6、シラノール基含有量0.3%のシリコーン樹脂B−2を得た。
調製例7
比較例として、塩酸濃度を0.8%とした以外は調整例5と同様にして重量平均分子量9,000で軟化点90℃のメチルポリシルセスキオキサンP−2を調製後、同じく調整例5と同様にしてトリメチルシリル化された、重量平均分子量9,000、軟化点73℃、M単位:T単位のモル比率が1:7.9、シラノール基含有量0.3%のシリコーン樹脂B−3を得た。
調製例8
比較例として、メチルトリイソプロポキシシラン1761部(8モル)、イソプロパノール176部、トリメチルクロロシラン217部(2モル)、およびイソパラフィン系炭化水素(炭素数9〜12)700部をフラスコに仕込み、攪拌を開始した。次いで、水860部を30分間かけて滴下し、該シランを加水分解した。滴下後、70〜80℃で1時間攪拌を行った後、水430部を加えて分液した。分液後の有機層を水洗して塩酸を除去し、さらにイソパラフィン系炭化水素を減圧留去した。得られた物質は25℃でオイル状であった。
調製例8
比較例として、メチルトリイソプロポキシシラン1761部(8モル)とイソプロパノール176部および、イソパラフィン系炭化水素(炭素数9〜12)700部をフラスコに仕込み、攪拌を行いながら、塩酸濃度が1.1%となるようにメチルトリクロロシランを添加した。次いで、水860部を30分間かけて滴下し、該シランを加水分解した。滴下後、70〜80℃で1時間攪拌を行ったところ、ゲル状物が析出し、目的とするシリコーン樹脂は得られなかった。
(皮膜特性の確認)
調製例1で得られたシリコーン樹脂A−1をそれぞれ、50%の濃度になるようにデカメチルシクロペンタシロキサンに溶解した。これを、縦5cm、横10cmの人工皮革[出光テクノファイン製サプラーレ、トップ:ポリウレタン(プロテインパウダー配合)100%、ベース基布:レーヨン80%、ナイロン20%]の表面に、0.5gを均一に塗布し、室温で24時間乾燥させた。乾燥後の人工皮革表面には、均一透明でべたつきのない皮膜が形成された。その後、この人工皮革を横方向に110%伸張し、表面の状態を観察し、皮膜の特性評価を行った。すなわち、柔軟な皮膜は伸張後も伸張前の表面状態を維持し、一方、硬くて脆い皮膜は表面にクラック、ひび割れが生じる。評価基準は以下の通りで、5回試験の結果を平均値として求めた。
5:表面の80%以上が伸張前の状態と変化なく、柔軟な皮膜特性を示した。
4:表面の60%以上80%未満が伸張前の状態と変化なく、柔軟な皮膜特性を示した。3:表面の40%以上60%未満が伸張前の状態と変化なく、柔軟な皮膜特性を示した。2:表面の20%以上40%未満が伸張前の状態と変化なく、柔軟な皮膜特性を示した。1:表面の20%未満が伸張前の状態と変化なく、柔軟な皮膜特性を示した。
また、シリコーン樹脂A−2からA−4およびB−1からB−3についても同様な試験を実施し、評価を行った。
これらの結果を表1に示す。
Figure 2009136486
上記シリコーン樹脂を用いて、皮膚化粧料、メークアップ化粧料を調製し、評価をした。
〔皮膚化粧料〕
評価方法
20人の専門パネラーにより、使用時の伸び、べたつき感、化粧持ちを評価した。評価基準は以下の通りである。
使用時の伸び
◎:16〜20人が使用時に伸びが良好と判定
○:11〜15人が使用時に伸びが良好と判定
△:6〜10人が使用時に伸びが良好と判定
×:0〜5人が使用時に伸びが良好と判定
べとつき感
◎:16〜20人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
○:11〜15人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
△:6〜10人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
×:0〜5人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
化粧持ち
◎:16〜20人が化粧持ちが良好と判定
○:11〜15人が化粧持ちが良好と判定
△:6〜10人が化粧持ちが良好と判定
×:0〜5人が化粧持ちが良好と判定
実施例1〜4、比較例1〜3(ハンドモイスチャーローション)
(製法)(1)〜(3)を70〜80℃で攪拌混合し、この中へ(5)を(4)へ溶解したものを少しずつ添加し、乳化した。最後に(6)を添加してハンドモイスチャーローションを得た。結果を表2に示す。
Figure 2009136486
実施例5(ハンドクリーム)
(1)マイクロクリスタリンワックス 3.0部
(2)固形パラフィン 2.0部
(3)ミツロウ 3.0部
(4)還元ラノリン 5.0部
(5)流動パラフィン 15.0部
(6)真球状メチルポリシルセスキオキサン樹脂微粒子 5.0部
(平均粒子径4.5μ)
(7)シリコーン樹脂A−1 45.0部
(8)メチルフェニルシリコーンオイル 2.0部
(モメンティブ製TSF437)
(9)デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0部
(製法)(1)〜(9)を70〜80℃で攪拌混合し、さらにホモミキサーでよく分散させて、ハンドクリームを得た。
(評価)得られたハンドクリームについて、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であった。
実施例6(ハンドローション)
(1)デカメチルシクロテトラシロキサン 94.0部
(2)シリコーン樹脂A−2 2.8部
(3)シリコーン樹脂A−3 3.0部
(4)ジメチルポリシロキサン 0.2部
(粘度2,000万cP)
(製法)(1)〜(4)を70〜80℃で攪拌混合し、ハンドローションを得た。
(評価)得られたハンドローションについて、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であった。
実施例7(日焼け止めクリーム)
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 13.0部
(2)シリコーン樹脂A−4 25.0部
(3)ジメチルポリシロキサン(粘度6cSt) 0.5部
(4)流動パラフィン 0.5部
(5)4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン 1.5部
(6)ポリエーテル変性シリコーン 4.0部
(モメンティブ製SF1118A)
(7)水 40.1部
(8)L−グルタミン酸ナトリウム 3.0部
(9)1,3−ブチレングリコール 5.0部
(10)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 7.0部
(11)防腐剤 0.2部
(12)香料 0.2部
(製法)(1)〜(6)および(10)、(11)、(12)を70〜80℃で溶解し、オイルパートとする。(7)に(8)、(9)を溶解し、水相パートとする。オイルパートに水相パートを添加し、乳化する。さらにホモミキサーにて均一に混合し、本品を得る。
(評価)得られたハンドローションについて、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であった。
〔メークアップ化粧料〕
評価方法
20人の専門パネラーにより、使用時の伸び、べたつき感、化粧持ちを評価した。評価基準は以下の通りである。
使用時の伸び
◎:16〜20人が使用時に伸びが良好と判定
○:11〜15人が使用時に伸びが良好と判定
△:6〜10人が使用時に伸びが良好と判定
×:0〜5人が使用時に伸びが良好と判定
べとつき感
◎:16〜20人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
○:11〜15人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
△:6〜10人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
×:0〜5人が使用時にべとつき感がなく、さっぱりし良好と判定
化粧持ち
◎:16〜20人が化粧持ちが良好と判定
○:11〜15人が化粧持ちが良好と判定
△:6〜10人が化粧持ちが良好と判定
×:0〜5人が化粧持ちが良好と判定
仕上がり性
◎:16〜20人が均一で、きれいな仕上がりで、良好と判定
○:11〜15人が均一で、きれいな仕上がりで、良好と判定
△:6〜10人が均一で、きれいな仕上がりで、良好と判定
×:0〜5人が均一で、きれいな仕上がりで、良好と判定
実施例8〜11、比較例4〜6(マスカラ)
(製法)(4)以外を70〜80℃で攪拌混合する。これに(4)を添加し、十分に混合、分散処理を行い、本品を得る。結果を表3に示す。
Figure 2009136486
実施例12〜15、比較例7〜9(油性ファンデーション)
(製法)(8)〜(16)の油性成分を70〜80℃で加熱溶解し、(7)を添加し、オイルパートとする。(1)〜(6)の粉末成分をオイルパートに添加し、分散させて本品を得る。結果を表4に示す。
Figure 2009136486
実施例16(粉末固形ファンデーション)
(1)タルク 20.0部
(2)マイカ 35.0部
(3)カオリン 2.0部
(4)二酸化チタン 12.0部
(5)雲母チタン 3.0部
(6)ステアリン酸亜鉛 1.0部
(7)酸化鉄(赤) 1.0部
(8)酸化鉄(黄) 3.0部
(9)酸化鉄(黒) 0.2部
(10)シリコーン樹脂A−1 10.0部
(11)流動パラフィン 3.0部
(12)軽質イソパラフィン 2.0部
(13)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 7.0部
(14)防腐剤 0.2部
(15)香料 0.3部
(16)酸化防止剤 0.3部
(製法)(10)〜(16)の油性成分を70〜80℃で加熱溶解し、オイルパートとする。(1)〜(9)の粉末成分を十分に混合し、オイルパートを少しづつ添加し、さらに混合処理を行い、本品を得る。
(評価)得られた粉末固形ファンデーションについて、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であり、仕上がり性は◎であった。
実施例17(化粧下地)
(1)シリコーン処理カオリン 10.0部
(2)シリコーン処理二酸化チタン 5.0部
(3)シリコ一ン処理赤酸化鉄 0.3部
(4)シリコーン処理黄酸化鉄 0.2部
(5)メチルフェニルポリシロキサン 2.0部
(モメンティブ製TSF437)
(6)ジメチルポリシロキサン(6cSt) 2.0部
(7)固形パラフィン 5.0部
(8)マイクロクリスタリンワックス 4.0部
(9)ソルビタンセスキオレート 1.2部
(10)シリコーン樹脂A−1 30.0部
(11)デカメチルペンタシクロシロキサン 34.0部
(12)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 6.0部
(13)香料 0.3部
(製法)(5)〜(13)の油性成分を70〜80℃で加熱溶解し、オイルパートとする。(1)〜(4)の粉末成分をオイルパートに添加し、十分に分散処理を行う。脱気処理後、冷却して本品を得る。
(評価)得られた粉末固形ファンデーションについて、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であり、仕上がり性は◎であった。
実施例18(乳化アイシャドー)
(1)タルク 10.0部
(2)カオリン 4.0部
(3)顔料 5.0部
(4)シリコーン樹脂A−3 20.0部
(5)ステアリン酸 7.0部
(6)ミリスチン酸イソプロピル 1.0部
(7)流動パラフィン 4.0部
(8)モノラウリン酸プロピレングリコール 1.5部
(9)酸化防止剤 0.1部
(10)香料 0.1部
(11)水 40.2部
(12)1,3−ブチレングリコール 5.0部
(13)軽質イソパラフィン 1.0部
(14)防腐剤 0.1部
(15)トリエタノールアミン 1.0部
(製法)(4)〜(10)および(14)を60〜70℃で加熱溶解し、(13)を添加し、オイルパートとする。(11)に(12)、(15)を添加し、さらに(1)〜(3)を添加し十分に分散処理を行い、70〜80℃で加熱し、水相パートとする。オイルパートに水相パートを添加し、乳化する。さらにホモミキサーで乳化し、本品を得る。
(評価)得られた粉末固形ファンデーションについて、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であり、仕上がり性は◎であった。
実施例19(スティック状口紅)
(1)パラフィンワックス 12.0部
(2)ラノリンワックス 10.0部
(3)カオリン 10.0部
(4)ひまし油 40.0部
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0部
(6)トリオクタン酸グリセライド 3.0部
(7)キャンデリラロウ 3.0部
(8)シリコーン樹脂A−1 8.0部
(9)酸化チタン 1.0部
(10)赤色201号 1.0部
(11)赤色202号 2.0部
(製法)上記を加熱して溶融し、均一に混合した。この混合物をさらにロールで均一に分散させた。得られた混合物を溶融状態で脱気したのち、スティック状口紅を得た。
(評価)得られたスティック状口紅について、上記評価を行った。使用時の伸びは◎であり、べとつき感は◎であり、化粧持ちは◎であり、仕上がり性は◎であった。

Claims (4)

  1. 下記(A)および(B)から成り、(A):(B)の比率が1:1〜1:7、且つ軟化点が50〜110℃のシリコーン樹脂を配合して成る化粧料。
    (A)RSiO1/2単位
    (B)RSiO3/2単位
    (式中Rは、置換または非置換の1価の炭化水素基を表す。)
  2. シリコーン樹脂の分子量が5,000〜500,000である請求項1記載の化粧料。
  3. シリコーン樹脂が、下記一般式(C)で表されるアルコキシシランの加水分解および縮合反応を行う第一段階の工程と、一般式(D)で表されるクロロシランによるシリル化反応を行う第二段階の工程から製造されるものである請求項1または2記載の化粧料。
    RSi(OR’) (C)
    SiCl (D)
    (式中Rは、置換または非置換の1価の炭化水素基を表し、R’は置換または非置換の炭素数1〜6の炭化水素基を表す。)
  4. アルコキシシランの加水分解および縮合を行う第一段階の工程において溶剤の含有量が20重量%以下であることを特徴とする請求項3記載の化粧料。
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