JPWO2009090958A1 - アクチュエータ駆動制御装置及びレンズユニット駆動装置 - Google Patents

アクチュエータ駆動制御装置及びレンズユニット駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記憶部50は、レンズユニット11が移動を開始するときの形状記憶合金123の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、レンズユニット11が待機位置に位置するときの形状記憶合金123の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値を予め記憶する。指令部60は、検出部40によりレンズユニット11の移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に記憶部50に記憶された差分値を加算し、得られた抵抗値にするための目標値を実際の待機位置の目標値として設定する。

Description

本発明は、レンズユニットを制御するアクチュエータ駆動制御装置及びそのアクチュエータ駆動制御装置を備えるレンズユニット駆動装置に関するものである。
近年、撮像装置においては、形状記憶合金の形状回復動作を利用して、レンズユニットを移動させ、レンズユニットの位置決めを行う技術が採用されている。例えば、特許文献1には、レンズの位置検出をフォトインタラプタもしくは撮像素子の画像出力により検出するレンズ駆動方法が開示されている。また、特許文献2には、可動範囲中の形状記憶合金の最小抵抗値と最大抵抗値とを位置制御開始前に検出し、現在の抵抗値と最小抵抗値と最大抵抗値とから現在位置を算出する位置制御装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の手法では、レンズの位置を検出するための手段を別途設けなければならないという問題がある。また、特許文献2の手法では、ピークホールド回路及びボトムホールド回路を用いて最大及び最小抵抗値が特定されており、そのためには、複数箇所の抵抗値を検出する必要があり、現在位置を速やかに検出することができず、レンズを待機位置に速やかに移動することができないという問題があった。
特開2007−57581号公報 特許第2769351号公報
本発明の目的は、レンズの位置を検出するための手段を別途設けることなく、レンズユニットを速やかに待機位置に移動させることができるアクチュエータ駆動制御装置及びレンズユニット駆動装置を提供することである。
本発明の一局面によるアクチュエータ駆動制御装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータを制御するアクチュエータ駆動制御装置であって、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値と、前記レンズユニットが待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値と前記初期抵抗値情報とを基に、実際の待機位置の目標値を算出し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
また、本発明の別の一局面によるレンズユニット駆動装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータと、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値と、前記レンズユニットが待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値と前記初期抵抗値情報とを基に、実際の待機位置の目標値を算出し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
撮像装置の一例としてのカメラ付携帯電話機の外観構成図である。 レンズユニット駆動装置の外観構成図を示している。 レンズユニット駆動装置が適用された撮像装置のブロック図を示している。 指示部が出力する目標値と、検出部により検出される抵抗値との関係を示したグラフである。 差分値の算出処理を示すフローチャートである。 レンズユニットを待機位置に移動させる際の処理を示すフローチャートである。 図5に示すステップS1及び図6に示すステップS11の処理の詳細について説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態によるレンズユニット駆動装置について説明する。以下の説明では、レンズユニット駆動装置を撮像装置に適用した場合を例に挙げて説明する。図1は、撮像装置の一例としてのカメラ付携帯電話機70の外観構成図であり、(a)はカメラ付携帯電話機70の正面(操作面)を表す斜視図であり、(b)は背面を表す斜視図である。このカメラ付携帯電話機70は、図1(a)に示すように、第1の筐体71と第2の筐体72とがヒンジ73によって連結された折り畳み可能な構造である。そして、第1の筐体71の正面には、各種情報の表示部としてのLCD(Liquid Crystal Display)74が設けられ、第2の筐体72の正面にはキー入力部75が設けられている。また、図1(b)に示すように、第1の筐体71の背面には、レンズユニット駆動装置10を備えたカメラユニットOPが、対物レンズが露出される態様で内蔵されている。
キー入力部75には、携帯電話機能を動作させる各種ダイヤルボタンのほか、撮影モードの起動や、静止画と動画撮影との切り替え等を行うモード設定ボタンや、カメラユニットOPに内装されているレンズユニット駆動装置10の光学ズーム(変倍)動作を制御する変倍ボタンや、撮影動作を実行させるシャッターボタン等が含まれている。
図2は、本レンズユニット駆動装置10の外観構成図を示している。レンズユニット駆動装置10は、被写体の光学像を取り入れる撮像光学系を構成するレンズユニット11と、通電により形状が変形する形状記憶合金123を含み、レンズユニット11を移動させるためのアクチュエータ部12と、レンズユニット11により取り入れられた光学像を受光して画像信号を取得する撮像部14と、撮像部14を保持する保持部15と、底面16と、筐体17とを備えている。
レンズユニット11は、光軸方向に配列された複数のレンズからなるレンズ群111と、光学像を撮像部14に導くべく上下面が開口した円筒形状を有し、レンズ群111を覆う筐体112とを備える他、図略の絞り、シャッタ等を備えている。
アクチュエータ部12は、板バネ121と、レバー122と、形状記憶合金(SMA:(Sharp Memory Alloy)123とを備えている。板バネ121は、レンズユニット11の上下に取り付けられた一対の板バネ121,121を備え、レンズユニット11を上下に挟んで、レンズユニット11を下方向に付勢してバイアス力を与えている。
レバー122は、上端部122aが上側の板バネ121の裏面に取り付けられ、下端部122bが形状記憶合金123の右端に取り付けられている。形状記憶合金123は、下側の板バネ121と撮像部14との間に配設され、通電されることで発熱し、変態温度以上になったときに予め記憶された形状に回復する。ここで、形状記憶合金123は、下端部122bを左右方向の中央部に引き込むように変形する。これにより、レバー122は、保持部15の上端を支点151として、時計回りに回動し、上側の板バネ121を上方向に押し上げ、レンズユニット11を上方向に移動させる。
撮像部14は、形状記憶合金123側に取り付けられた封止部141と、封止部141の下側に取り付けられた撮像素子142とを備えている。封止部141は、表面に例えばIRカットフィルタが貼り付けられ、撮像素子142を保持部15の内側の側壁と底面16とによって形成される窪み内に封止する。撮像素子142は、CMOSイメージセンサや、CCDイメージセンサ等のイメージセンサから構成され、レンズユニット11により取り込まれた光学像を封止部141を介して受光する。保持部15は、底面16に取り付けられた左右一対の保持部15,15を備えている。左側の保持部15は、上面で形状記憶合金123を保持する。右側の保持部15は立設部152を備える。立設部152は、形状記憶合金123を貫通させて保持すると共に、上面がレバー122の支点151となる。筐体17は、例えば直方体形状を有し、光学像を取り込むべく上面の中央部が開口されている。
図3は、レンズユニット駆動装置10が適用された撮像装置のブロック図を示している。撮像装置は、形状記憶合金123、レンズユニット11、駆動制御部20、指示部30、検出部40、記憶部50、指令部60(設定部の一例)、撮像素子142、表示部61、及び操作部62を備えている。なお、図3において、形状記憶合金123、レンズユニット11、駆動制御部20、指示部30、検出部40、記憶部50、指令部60によりレンズユニット駆動装置10が構成され、駆動制御部20、指示部30、検出部40、記憶部50、及び指令部60によりアクチュエータ駆動制御装置が構成される。
駆動制御部20は、レンズユニット11を目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように形状記憶合金123を通電し、形状記憶合金123の温度を変化させ、形状記憶合金123の形状を変形させることにより、レンズユニット11を目標位置に移動させる。ここで、駆動制御部20は、指示部30から出力された目標値に対して予め定められた値の駆動電流を形状記憶合金123に出力することで、形状記憶合金123の抵抗値を目標値に応じた抵抗値にする。つまり、駆動制御部20が出力する駆動電流は、目標値に対して予め定められた抵抗値に形状記憶合金123をすることができる値であって、実験によって予め得られた値を有している。ここで、形状記憶合金123は、長さに応じて抵抗値が異なることから、形状記憶合金123の抵抗値は、レンズユニット11の位置に対応することになり、抵抗値を調節することでレンズユニット11を目標の位置に位置決めすることが可能となる。
指示部30は、指令部60の制御の下、駆動制御部20に目標値を出力する。検出部40は、形状記憶合金123の抵抗値を検出することで、レンズユニット11の移動の開始を検出する。ここで、検出部40は、形状記憶合金123の電圧を検出し、検出した電圧と駆動制御部20が出力する駆動電流とから形状記憶合金123の抵抗値を算出すればよい。
記憶部50は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性の記録媒体から構成され、レンズユニット11が移動を開始するときの形状記憶合金123の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、レンズユニット11が待機位置に位置するときの形状記憶合金123の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値(初期抵抗値情報の一例)を予め記憶する。
ここで、待機位置としては、焦点距離が無限遠点となる無限遠位置、焦点距離が最短となる最近接位置、無限遠位置と最近接位置との中間の位置、及び焦点距離が最多撮影距離となる最多撮影距離位置を採用することができる。最多撮影距離としては、好ましくは1.0〜2.0m、より好ましくは1.5mである。
指令部60は、検出部40によりレンズユニット11の移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に記憶部50に記憶された差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する。また、指令部60は、ある目標位置にレンズユニット11を位置決めするために、目標位置に応じて予め定められた目標値を指示部30に出力させる。具体的には、指令部60は、待機位置を基準としたときのレンズユニット11の各位置に対する目標値の増減値を予め記憶しており、ある目標位置にレンズユニット11を位置決めする場合は、当該目標位置に対する増減値を、設定した実際の待機位置の目標値に加算又は減算することで目標値を算出し、指示部30に出力させる。また、指令部60は、オートフォーカス機能やオートズーム機能等の種々の機能を実行する等して撮像装置の全体制御を司る。
表示部61は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイといった表示装置から構成され、撮像素子142により撮像された画像を表示する。操作部62は、シャッターボタンや撮像装置の電源をオン・オフするための電源ボタン等の種々の操作ボタンを備える。シャッターボタンがユーザに押されると指令部60は撮像素子142により撮像された画像を図略の画像メモリに記憶させる。また、電源ボタンがユーザによりオンされると、指令部60は、レンズユニット11を待機位置に移動させる初期動作を行う。
図4は、指示部30が出力する目標値と、検出部40により検出される抵抗値との関係を示したグラフであり、縦軸は抵抗値Yを示し、横軸は目標値Xを示している。目標値がXoまで増大するとグラフG1の傾きが変化していることが分かる。そのため、目標値をXoとしたときに、検出部40により検出される抵抗値であるYoは、レンズユニット11の移動の開始を示すことになる。
すなわち、形状記憶合金123は、変形しているときの方が、変形していないときに比べて、抵抗値の変化率が大きくなるという特性を有しているため、抵抗値の変化率が変化する変曲点Pを検出することによって、レンズユニット11が移動を開始したか否かを検出することができる。
そこで、本実施の形態では、製造工程において以下の処理を実施する。すなわち、目標値Xを一定の刻み幅で増大させていき、刻み幅毎の抵抗値Yの変化量を算出し、この変化量が変化したときの抵抗値Yを初期開始抵抗値Yoとして検出する。更に、目標値Xを一定の刻み幅で増大させてレンズユニット11を移動させ、レンズユニット11が待機位置に位置するか否かを検出し、レンズユニット11が待機位置に位置するときの抵抗値Yを初期待機抵抗値Yfとして検出する。そして、差分値DY(=Yf−Yo)を求めて記憶部50に記憶させる。
なお、レンズユニット11が待機位置に位置するか否かはテストチャートを撮像素子142に撮像させ、得られた画像データから検出することができる。例えば、待機位置として最多撮影距離が採用された場合は、撮像装置から最多撮影距離だけ離間した位置にテストチャートを設置し、ピントが合ったときの抵抗値Yを初期待機抵抗値Yfとすればよい。
また、形状記憶合金123を備えるアクチュエータにおいては、環境温度の変化や寿命劣化に伴って、抵抗値Yとレンズユニット11の位置との関係が変化することが知られている。この場合、形状記憶合金123の抵抗値を製造工程で検出した初期待機抵抗値Yfにしてもレンズユニット11を待機位置に位置決めできなくなるおそれがある。
そこで、本レンズユニット駆動装置10は、電源投入時に以下の処理を実施する。まず、指令部60は一定の刻み幅で目標値を増大させていき、レンズユニット11が移動を開始したときの抵抗値である実開始抵抗値Yo´を検出部40に検出させる。次に、実開始抵抗値Yo´に差分値DYを加算し、得られた抵抗値Yf´(=Yo´+DY)にするための目標値を実際の待機位置の目標値として設定する。そして、駆動制御部20に、設定した目標値に応じた駆動電流を出力させ、レンズユニット11を待機位置に移動させる。これにより、撮像装置の電源投入後、速やかにレンズユニット11を待機位置に移動させることができる。
図5は、差分値DYの算出処理を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートは、製造工程において実施されるものとするが、これに限定されず、例えば、撮像装置の駆動回数(電源の投入回数)が一定の値に到達する毎に実施されてもよい。
まず、指令部60は、検出部40に、レンズユニット11の移動の開始を検出させ、そのときの抵抗値Yを初期開始抵抗値Yoとして取得する(ステップS1)。この処理の詳細については後述する。
次に、指令部60は、一定の刻み幅で目標値Xを増大させ、レンズユニット11が移動する毎に撮像素子142にテストチャートを撮像させる処理を、テストチャートの画像のピントが合うまで繰り返し実施することで、レンズユニット11を待機位置まで移動させ、ピントが合ったときの抵抗値Yを初期待機抵抗値Yfとして取得する(ステップS2)。次に、指令部60は、初期待機抵抗値Yfと初期開始抵抗値Yoとの差分値DYを算出し、記憶部50に記憶させる(ステップS3)。
図6は、レンズユニット11を待機位置に移動させる際の処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、撮像装置の電源が投入されたときに実施されるものとするが、これに限定されず、例えば電源が投入されてからの時間をタイマーによって計時し、計時した時間が一定の値を超えたときに実施されてもよい。
まず、指令部60は、検出部40に、レンズユニット11の移動の開始を検出させ、そのときの抵抗値Yを実開始抵抗値Yo´として取得する(ステップS11)。この処理の詳細については後述する。
次に、指令部60は、記憶部50から差分値DYを読み出して、実開始抵抗値Yo´に加算して、抵抗値Yf´を算出する(ステップS12)。
次に、指令部60は、抵抗値Yf´に応じた目標値を指示部30に出力させ、駆動制御部20は、指示部30から出力された目標値に応じた駆動電流を形状記憶合金123に出力することで、レンズユニット11を抵抗値Yf´に対応する位置、すなわち待機位置に移動させる(ステップS13)。
次に、指令部60は、撮像素子142に画像を撮像させ、レンズユニット11を待機位置に位置決めしたときの画像を取得する(ステップS14)。次に、指令部60は、ステップS14で取得した画像を表示部61に表示する(ステップS15)。
次に、図5に示すステップS1及び図6に示すステップS11の処理の詳細について説明する。図7は、図5に示すステップS1及び図6に示すステップS11の処理の詳細について説明するフローチャートである。
まず、指令部60は、指示部30に目標値Xの初期値を出力させる(ステップS21)。これにより、駆動制御部20は、目標値Xの初期値に応じた駆動電流を形状記憶合金123に出力する。ここで、初期値としては、レンズユニット11が移動を開始することが想定される目標値Xよりも多少小さな値が採用される。
次に、指令部60は、目標値Xの初期値に対する形状記憶合金123の抵抗値Yを検出部40に検出させ、図略のRAMに記憶する(ステップS22)。次に、指令部60は、現在の目標値Xを所定の刻み幅ΔXだけ増加させ、目標値Xを更新し、更新した目標値Xを指示部30に出力させ、レンズユニット11を刻み幅ΔXに対応する距離だけ移動させる(ステップS23)。
次に、指令部60は、検出部40に形状記憶合金123の現在の抵抗値Yを検出させる(ステップS24)。次に、指令部60は、形状記憶合金123の現在の抵抗値Yから、検出部40により前回検出された抵抗値Yを減じ、抵抗値の変化量ΔYを算出し、図略のRAMに記憶させる(ステップS25)。
次に、指令部60は、ステップS25で検出された変化量ΔYが前回算出した変化量ΔYに対して一定の値以上変化している場合、レンズユニット11が移動を開始したと判定し(ステップS26でYES)、現在の抵抗値Yを初期開始抵抗値Yo又は実開始抵抗値Yo´として図略のRAMに記憶させる(ステップS27)。
一方、指令部60は、レンズユニット11の移動が開始されていないと判定した場合(ステップS26でNO)、処理をステップS23に戻し、再度、目標値Xを刻み幅ΔX増大させ、レンズユニット11を移動させる。以下、ステップS23〜S26の処理が繰り返され、レンズユニット11の移動の開始が検出される。
このように、本レンズユニット駆動装置10によれば、レンズユニット11が移動を開始するときの形状記憶合金123の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値Yoと、レンズユニット11が待機位置に位置するときの形状記憶合金123の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値Yoとの差分値DYが予め記憶されている。そして、レンズユニット11が実際に移動を開始したときの形状記憶合金123の実開始抵抗値Yo´が検出され、実開始抵抗値Yo´に差分値DYが加算された抵抗値Yf´に形状記憶合金123をするための目標値が実際の待機位置の目標値として設定される。
したがって、実開始抵抗値Yo´を検出するだけで、レンズユニット11を正しい待機位置に位置決めできることになり、レンズユニット11の位置を検出するための手段を別途設ける必要がなく、また、特許文献2のように最小及び最大抵抗値といった2箇所の抵抗値を検出する必要が無く、レンズユニット11を待機位置に速やかに移動させることができる。
なお、上記説明では、記憶部50は、初期開始抵抗値と初期待機抵抗値との差分値を初期抵抗値情報として記憶していたが、本発明はこれに限定されない。すなわち、記憶部50は、初期開始抵抗値及び初期待機抵抗値を初期抵抗値情報として記憶してもよい。この場合、指令部60は、記憶部50から初期開始抵抗値と前記初期待機抵抗値とを読み出して、両抵抗値の差分値を算出し、算出した差分値を実開始抵抗値に加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定すればよい。
上記アクチュエータ駆動制御装置及びレンズユニット駆動装置の技術的特徴を纏めると以下のようになる。
(1)上記アクチュエータ駆動制御装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータを制御するアクチュエータ駆動制御装置であって、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値と、前記レンズユニットが待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値と前記初期抵抗値情報とを基に、実際の待機位置の目標値を算出し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
この構成によれば、レンズユニットが移動を開始するときの形状記憶合金の初期の抵抗値と、レンズユニットが待機位置に位置するときの形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報が予め記憶されている。そして、レンズユニットが実際に移動を開始したときの形状記憶合金の実開始抵抗値が検出され、実開始抵抗値と初期抵抗値情報とを基に算出された抵抗値に応じた目標値が実際の待機位置の目標値として設定される。
したがって、実開始抵抗値を検出するだけで、レンズユニットを待機位置に位置決めできることになり、レンズユニットの位置を検出するための手段を別途設ける必要がなく、また、特許文献2のように最小及び最大抵抗値といった2箇所の抵抗値を検出する必要がなく、レンズユニットを待機位置に速やかに移動させることができる。
(2)前記初期抵抗値情報は、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値であり、前記設定部は、前記実開始抵抗値に前記差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定することが好ましい。
この構成によれば、記憶部には、初期開始抵抗値と初期待機抵抗値との差分値が記憶されているため、設定部は、実開始抵抗値に差分値を加算するだけで、実際の待機位置の抵抗値を求めることができる。
(3)前記初期抵抗値情報は、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値とであり、前記設定部は、前記初期開始抵抗値と前記初期待機抵抗値との差分値を、前記実開始抵抗値に加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定することが好ましい。
この構成によれば、記憶部には、初期開始抵抗値及び初期待機抵抗値が記憶されているため、設定部は、初期開始抵抗値と初期待機抵抗値との差分値に実開始抵抗値を加算するだけで、実際の待機位置の抵抗値を求めることができる。
(4)また、前記待機位置は、無限遠位置であることが好ましい。この構成によれば、待機位置が無限遠位置とされるため、例えば本アクチュエータ駆動制御装置をオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用した場合において、起動時にピンボケが発生する機会を少なくすることができる。
(5)また、前記待機位置は、最近接位置であることが好ましい。この構成によれば、待機位置が最近接位置とされるため、起動時において最近接位置にある被写体へのピント合わせを速やかに行うことができる。
(6)また、前記待機位置は、無限遠位置と最近接位置との中間の位置であることが好ましい。この構成によれば、例えば本アクチュエータ駆動制御装置をオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用した場合において、起動時にピンボケが発生する機会を少なくすることができる。
(7)また、前記待機位置は、焦点距離が最多撮影距離となる位置であることが好ましい。この構成によれば、焦点距離が最多撮影距離となる位置に待機位置が設定されるため、例えば本アクチュエータ駆動制御装置をオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用した場合において、起動時にピンボケとなる機会を少なくすることができる。
(8)また、前記検出部は、前記形状記憶合金の抵抗値の変化に基づいて、前記レンズユニットの移動の開始を検出することが好ましい。この構成によれば、抵抗値の変化を基に、レンズユニットの移動の開始が検出されているため、レンズユニットの移動の開始を精度良く検出することができる。
(9)上記レンズユニット駆動装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータと、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値と、前記レンズユニットが待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値と前記初期抵抗値情報とを基に、実際の待機位置の目標値を算出し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
本発明の一局面によるアクチュエータ駆動制御装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータを制御するアクチュエータ駆動制御装置であって、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に前記差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
また、本発明の別の一局面によるレンズユニット駆動装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータと、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に前記差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
ここで、待機位置としては、焦点距離が無限遠点となる無限遠位置、焦点距離が最短となる最近接位置、無限遠位置と最近接位置との中間の位置、及び最多撮影距離となる最多撮影距離位置を採用することができる。最多撮影距離としては、好ましくは1.0〜2.0m、より好ましくは1.5mである。
(1)上記アクチュエータ駆動制御装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータを制御するアクチュエータ駆動制御装置であって、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に前記差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
この構成によれば、レンズユニットが移動を開始するときの形状記憶合金の初期の抵抗値である初期開始抵抗値と、レンズユニットが待機位置に位置するときの形状記憶合金の抵抗値である初期待機抵抗値との差分値が予め記憶されている。そして、レンズユニットが実際に移動を開始したときの形状記憶合金の実開始抵抗値が検出され、実開始抵抗値と差分値とを基に算出された抵抗値に応じた目標値が実際の待機位置の目標値として設定される。
また、この構成によれば、記憶部には、初期開始抵抗値と初期待機抵抗値との差分値が記憶されているため、設定部は、実開始抵抗値に差分値を加算するだけで、実際の待機位置の抵抗値を求めることができる。
(2)上記アクチュエータ駆動制御装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータを制御するアクチュエータ駆動制御装置であって、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値とを予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に、前記初期開始抵抗値と前記初期待機抵抗値との差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
この構成によれば、レンズユニットが移動を開始するときの形状記憶合金の初期の抵抗値である初期開始抵抗値と、レンズユニットが待機位置に位置するときの形状記憶合金の抵抗値である初期待機抵抗値とが予め記憶されている。そして、レンズユニットが実際に移動を開始したときの形状記憶合金の実開始抵抗値が検出され、実開始抵抗値に初期開始抵抗値と初期待機抵抗値との差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値が実際の待機位置の目標値として設定される。
また、この構成によれば、記憶部には、初期開始抵抗値及び初期待機抵抗値が記憶されているため、設定部は、初期開始抵抗値と初期待機抵抗値との差分値に実開始抵抗値を加算するだけで、実際の待機位置の抵抗値を求めることができる。
)また、前記待機位置は、無限遠位置であることが好ましい。この構成によれば、待機位置が無限遠位置とされるため、例えば本アクチュエータ駆動制御装置をオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用した場合において、起動時にピンボケが発生する機会を少なくすることができる。
)また、前記待機位置は、最近接位置であることが好ましい。この構成によれば、待機位置が最近接位置とされるため、起動時において最近接位置にある被写体へのピント合わせを速やかに行うことができる。
)また、前記待機位置は、無限遠位置と最近接位置との中間の位置であることが好ましい。この構成によれば、例えば本アクチュエータ駆動制御装置をオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用した場合において、起動時にピンボケが発生する機会を少なくすることができる。
)また、前記待機位置は、最多撮影距離となる位置であることが好ましい。この構成によれば最多撮影距離となる位置に待機位置が設定されるため、例えば本アクチュエータ駆動制御装置をオートフォーカス機能を備える撮像装置に適用した場合において、起動時にピンボケとなる機会を少なくすることができる。
)また、前記検出部は、前記形状記憶合金の抵抗値の変化に基づいて、前記レンズユニットの移動の開始を検出することが好ましい。この構成によれば、抵抗値の変化を基に、レンズユニットの移動の開始が検出されているため、レンズユニットの移動の開始を精度良く検出することができる。
)上記レンズユニット駆動装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータと、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値を予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に前記差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。
また、上記レンズユニット駆動装置は、通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータと、前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値とを予め記憶する記憶部と、前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値に、前記初期開始抵抗値と前記初期待機抵抗値との差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えている。

Claims (9)

  1. 通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータを制御するアクチュエータ駆動制御装置であって、
    前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、
    前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値と、前記レンズユニットが待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報を予め記憶する記憶部と、
    前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、
    前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値と前記初期抵抗値情報とを基に、実際の待機位置の目標値を算出し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えることを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
  2. 前記初期抵抗値情報は、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値との差分値であり、
    前記設定部は、前記実開始抵抗値に前記差分値を加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定することを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  3. 前記初期抵抗値情報は、前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期開始抵抗値と、前記レンズユニットが前記待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の抵抗値として予め定められた初期待機抵抗値とであり、
    前記設定部は、前記初期開始抵抗値と前記初期待機抵抗値との差分値を、前記実開始抵抗値に加算し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定することを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  4. 前記待機位置は、無限遠位置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  5. 前記待機位置は、最近接位置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  6. 前記待機位置は、無限遠位置と最近接位置との中間の位置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  7. 前記待機位置は、焦点距離が最多撮影距離となる位置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  8. 前記検出部は、前記形状記憶合金の抵抗値の変化に基づいて、前記レンズユニットの移動の開始を検出することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のアクチュエータ駆動制御装置。
  9. 通電により形状が変形する形状記憶合金を含み、レンズユニットを移動させるためのアクチュエータと、
    前記レンズユニットを目標位置に位置決めするための目標値に応じた抵抗値となるように前記形状記憶合金を通電し、前記形状記憶合金の形状を変形させることにより、前記レンズユニットを前記目標位置に移動させる駆動制御部と、
    前記レンズユニットが移動を開始するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値と、前記レンズユニットが待機位置に位置するときの前記形状記憶合金の初期の抵抗値との関係を示す初期抵抗値情報を予め記憶する記憶部と、
    前記形状記憶合金の抵抗値を検出することで、前記レンズユニットの移動の開始を検出する検出部と、
    前記検出部により前記レンズユニットの移動の開始が検出されたときの抵抗値である実開始抵抗値と前記初期抵抗値情報とを基に、実際の待機位置の目標値を算出し、得られた抵抗値に応じた目標値を実際の待機位置の目標値として設定する設定部とを備えることを特徴とするレンズユニット駆動装置。
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