JPH02280679A - 形状記憶アクチェータ - Google Patents

形状記憶アクチェータ

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JPH02280679A
JPH02280679A JP1099443A JP9944389A JPH02280679A JP H02280679 A JPH02280679 A JP H02280679A JP 1099443 A JP1099443 A JP 1099443A JP 9944389 A JP9944389 A JP 9944389A JP H02280679 A JPH02280679 A JP H02280679A
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JP
Japan
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shape memory
memory alloy
alloy body
resistance value
resistance
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JP1099443A
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Sakae Takehata
榮 竹端
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、形状記憶合金体の温度変化による形状回復動
作を利用して負荷を駆動する形状記憶アクチェータに関
する。
[従来の技術] 従来、形状記憶合金体を用いたアクチェータの制御には
、アクチェータにポテンションメータなどの位置検出装
置や力検出装置などを設けることにより、アクチェータ
の位置情報やアクチェータに加わる力情報によりアクチ
ェータを制御する方法が知られている。
また、本願出願人による特願昭63− 91091号には、形状記憶合金体の温度を検出し、正
常な動作範囲内か否かを判定することにより、正常な動
作範囲を超えた場合に形状記憶合金体の加熱を中断する
ようにした技術が開示されている。
【発明が解決しようとする課題] 従来のアクチェータの位置や力を検出する方法では、ア
クチェータの状態は把握できるが、駆動源である形状記
・憶合金体の状態、すなわち形状記憶合金体の温度が把
握できないため、形状記憶合金体が正常な動作範囲にあ
るか否かを判断できなかった。
また、形状記憶合金体の温度を検出する方法では、サー
ミスタなどの温度センサを用いることになるが、温度セ
ンサを形状記憶合金体に密着させることが困難であり、
正確に形状記憶合金体の温度を検出できるとは限らない
したがって、これら従来技術では、形状記憶合金体が過
加熱されて記憶した形状回復動作が劣化するおそれがあ
り、過加熱が更に進むと記憶した形状を失うとともに、
アクチェータを構成する他の部品に損傷を与えることが
ある。また、形状記憶合金体の過冷却によっても、形状
記憶合金体の疲労が大きくなり、特性の劣化(寿命低下
など)をまねくおそれがある。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、
その目的とするところは、形状記憶合金体が正常な動作
範囲から外れた場合、形状記憶合金体の加熱あるいは冷
却を中断または減少し、形状記憶合金体の過加熱および
過冷却を防止して、形状記憶合金体の性能劣化あるいは
破屓などを防止できる形状記憶アクチェータを提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の形状記憶アクチェータは、形状記憶合金体の変
位に基づいて動作するアクチェータと、前記形状記憶合
金体を加熱および冷却する駆動手段と、前記アクチェー
タの変位と変位の目標値との偏差に基づき前記駆動手段
を作動させる第1比較手段と、前記形状記憶合金体の抵
抗値を検出する抵抗検出手段と、この抵抗検出手段で検
出された抵抗値とあらかじめ設定される前記形状記憶合
金体が高温であることを示す第1抵抗値および前記形状
記憶合金体が低温であることを示す第2抵抗値とを比較
する第2比較手段と、この第2比較手段の比較結果に基
づき前記駆動手段を制御する制御手段とを具備している
[作 用] 本発明の形状記憶アクチェータによれば、形状記憶合金
体の状態をその抵抗値により検出し、形状記憶合金体が
過加熱あるいは過冷却になると、形状記憶合金体の駆動
手段を制御することにより、形状記憶合金体の加熱ある
いは冷却を中断または減少させるので、形状記憶合金体
の過加熱および過冷却を確実に防止できる。したがって
、形状記憶合金体の記憶形状を喪失したり、形状回復特
性を劣化するのを防止することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明の第1実施例を示すものである。
すなわち、アクチェータ1は、たとえばNl −TIな
どの形状記憶合金体(SMA)2からなる。
抵抗検出部(抵抗検出手段)3は形状記憶合金体2に電
気的に接続され、形状記憶合金体2の抵抗値Rを検出し
、抵抗値信号vRを出力する。
比較7S(比較手段)4は、抵抗検出部3から出力され
る抵抗値信号vRと操作部5から出力される参照信号v
oとを比較することにより、それらの偏差信号ΔVを出
力する。
コントローラ6は、比較器4から出力される偏差信号Δ
Vを受入れ、その偏差信号Δ■に応じてた制御信号を出
力する。駆動部(駆動手段)7は、コントローラ6から
出力される制御信号を受入れ、その制御信号に比例した
電流によって形状記憶合金体2を通電加熱することによ
り、アクチェータ1を駆動する。
アクチェータ1が駆動されると、形状記憶合金体2の抵
抗値が変化し、抵抗検出部3から出力される抵抗値信号
VRは参照信号■oに近い値に移行し、比較器4から出
力される偏差信号ΔVは充分に小さくなる。その結果、
アクチェータ1は参照信号voに比例して動作する。
また、抵抗検出部3から出力される抵抗値信号vRは制
御部8に入力され、形状記憶合金体2が過加熱あるいは
過冷却されたときに、コントローラ6に制御信号を出力
するようになっている。
ここに、形状記憶合金体2の温度と抵抗値との関係を第
4図に示す。通常、形状記憶合金体2は、T @inか
らT IMaXの温度範囲において用いられ、そのとき
に形状記憶合金体2の抵抗値はRff1aXからRff
1inの範囲で変化する。形状記憶合金体2が温度T 
waxを超えて長時間加熱(過加熱)されると、形状記
憶合金体2は記憶形状を失ってしまう。
また、形状記憶合金体2が温度T winを超えて長時
間加熱(過冷却)されると、形状記憶合金体2は疲労特
性が劣化し、寿命が短くなってしまう。
そこで、本実施例では、形状記憶合金体2の抵抗値を用
いた制御を行なっているので、その抵抗値を用いて制御
部8で形状記憶合金体2の過加熱あるいは過冷却を判断
し、コントローラ6によって駆動部7を制御する。
以下、制御部8について第2図および第3図を参照して
詳細に説明する。抵抗検出部3から出力される抵抗値信
号vRは、比較器91.92の各一方の入力端にそれぞ
れ入力される。比較器9、。
92の各他方の入力端には、基僧電圧として形状記憶合
金体2の抵抗値R,,R2に対応してた電圧V1.V2
が供給されている。抵抗値R1は第4図に示すようにR
maxよりも若干小さい値であり、抵抗値R2は第4図
に示すようにRminよりも若干大きい値であり、いず
れの値も安全性を考慮して決定すればよい。
比較器9..92の各出力a、bは、モノステーブルマ
ルチバイブレータ回路(以後、単にM M回路と略称す
る)10..102およびアンド回路11..112の
各一方の入力端にそれぞれ入力される。MM回路1.0
..102の各出力cdは、アンド回路111,112
の各他方の入力端にそれぞれ入力される。そして、アン
ド回路11、.112の各出力はオアロ路ヱ2にそれぞ
れ入力され、このオア回路12の出力eが制御信号とし
てコントローラ6に送られるようになっている。
このような構成において、形状記憶合金体2が加熱され
ると、その抵抗値Rは減少し、それに伴って抵抗検出部
3から出力される抵抗値信号VRは第3図に示すように
減少する。そして、さらに加熱を継続すると、抵抗値信
号VRは電圧V2よりも小さくなる。このとき、比較器
9□の出力すは、第3図に示すようにロウレベルからハ
イレベルに変化する。この信号すの立上りでM M回路
102がトリガされ、第3図に示すように所定パルス幅
τ2のパルスdを発生する。なお、上記パルス幅τ2は
、この時間継続して加熱されても形状記憶合金体2の記
憶形状が失われない最長の時間に設定しておく。
そして、アンド回路112で信号す、dの論理積をとり
、電圧V2よりも抵抗値信号vRが低くなっている時間
(過加熱の状態)が上記パルス幅τ2よりも長いと、ア
ンド回路112はパルスを出力する。このパルスは、オ
ア回路12を通って制御信号eとなり、コントローラ6
に入力されることにより、駆動部7の加熱動作を停止す
るように働く。
駆動部7の加熱動作が停止されると、形状記憶合金体2
が冷却されるので、抵抗値信号v8は第3図に示すよう
に上昇し始め、さらに冷却が行なわれると抵抗値信号v
Rは電圧v1を超える。この場合も、前記と同様の動作
を行なうことにより、形状記憶合金体2の冷却を停止し
、抵抗値信号vRが電圧vl〜v2の範囲内になるよう
に制御される。
以上の一連の動作により、形状記憶合金体2の過加熱あ
るいは過冷却を確実に防止することができる。
なお、上記実施例では、形状記憶合金体2の加熱として
通電加熱を用いたが、たとえばヒータや光などを用いて
行なってもよい。
また、形状記憶合金体2の冷却は、送気あるいは送水に
よってもよいし、ペルチェ素子を用いて加熱および冷却
を行なってもよいことは明白である。
また、所定パルス幅のパルスを得るのにM M回路を用
いたが、たとえばタイマ回路などを用いてもよい。
さらに、コントローラ6として、いわゆるPIDコント
ローラを用いることにより、形状記憶合金体2の抵抗値
の最大値および最小値を求める際の応答から、パラメー
タ(比例利得、積分時間、微分時間)をオートチューニ
ングしてもよい。
第5図は本発明の第2実施例を示すものである。
なお、制御部8以外は第1実施例と同様であるので、他
は省略しである。この実施例は、第1実施例の変形例で
あり、オア回路12を省略してアンド回路111.11
2の出力を直接コントローラ6に入力するようにしたも
のである。この場合、アンド回路112の出力信号で駆
動部7の加熱動作を停止し、アンド回路111の出力信
号で駆動部7の冷却動作を停止するようにする。
第5図は本発明の第3実施例を示すものである。
なお、制御部8以外は第1実施例と同様であるので、他
は省略しである。制御部8において、抵抗検出部3から
出力される抵抗値信号vRは、比較W13+、132の
各一方の入力端にそれぞれ入力される。比較器13..
132の各他方の入力端には、それぞれ基準電圧V1.
V2が供給されている。これにより、比較器131.1
32の各出力からは、抵抗値信号Vnの値により第7図
に示すようなパルスf1gが得られる。
ここで得られたパルスf2gと発振器14から出力され
る周波数F(Tlz)のパルスhとの各論理積をそれぞ
れアンド回路151.15゜でとり、その各出力をオア
回路16に入力することにより、その出力から第7図に
示すような信号iが得られる。
ダウンカウンタ17は、あらかじめ設定された数値nが
ロードされており、オア回路16から出力されるパルス
lをダウンカウントしていく。このとき、ダウンカウン
タ17は、比較器13、。
132の各出力f2gの論理和をとるオア回路18の出
力によってカウント動作が制御される。
そして、ダウンカウンタ17のカウント内容が数値nを
超えると、ダウンカウンタ17は制御信号jを出力する
。この制御信号jがコントローラ6に送られることによ
り、第1実施例と同様に駆動部7が制御される。
ここに、ダウンカウンタ17に設定する数値nは、たと
えば次のように設定される。継続加熱しても形状記憶合
金体2の記憶形状が失わない最長の時間をTとして、発
振器14の発信周波数Fから、[n−TxFコにすれば
よい。
第8図は本発明の第4実施例を示すものである。
この実施例は、抵抗検出部3を抵抗ブリッジ回路18、
増幅器19およびサンプリング・ホールド回路(S/H
)20によって構成するとともに、駆動部7をPWM(
パルス幅変調)回路21およびスイッチング回路22に
よって構成し、そのPWM回路21で用いているパルス
を第6図の第3実施例における制御部8内の発振器14
の出力りの代わりに用いるようにしたものである。
すなわち、形状記憶合金体2は、スイッチング回路22
から出力される駆動パルスによってパルス駆動され、変
形動作する。形状記憶合金体2は、ブリッジ回路18に
電気的に接続されていて、このブリッジ回路18から形
状記憶合金体2の抵抗値に応じた信号が出力される。ブ
リッジ回路18の出力信号は、増幅器19で増幅された
後、サンプリング・ホールド回路20に送られる。サン
プリング・ホールド回路20は、PWM回路21から駆
動パルスのオフの期間に出力されるサンプリングパルス
によって、増幅器19の出力信号をサンプルホールドす
る。サンプルホールドされた信号は抵抗値信号vRとし
て比較器4に人力され、さらに比較器4で偏差信号ΔV
が算出され、コントローラ6にフィードバックされる。
そして、コントローラ6からの信号はPWM回路21に
入力され、このPWM回路21によってスイッチング回
路22を制御することにより、偏差信号ΔVを小さくす
る方向へ駆動パルスのパルス幅が可変制御され、スイッ
チング回路22によって形状記憶合金体2が駆動される
また、PWM回路21からは所定周波数のパルスが出力
され、このパルスが第6図に示す制御部8のアンド回路
15..152に入力される。この場合、上記パルスの
周波数をF′とすれば、ダウンカウンタ17に設定する
数値n′は、[n′−TXF’ ] となる。
上記第4実施例によれば、発振器14を格別に設ける必
要がないので、制御部8の回路構成が簡単になるという
効果が得られる。
第9図は本発明の第5実施例を示すものである。
この実施例は、たとえば内視鏡に応用した場合を示して
いる。すなわち、内視鏡31の挿入部32の先端には湾
曲部33があり、この湾曲部33内には一対の形状記憶
合金体34..342が設けられている。形状記憶合金
体341.342にはリード線35が接続されており、
このリード線35は操作部36およびユニバーサルコー
ド37内を挿通され、コネクタ38を介して光源装置3
つに導かれている。光源装置39内には、駆動部40お
よび抵抗検出部41など、第11図に示す各部と同等の
ものが設けられている。
湾曲部33内の構造は、たとえば第10図に示すように
、複数のフランジ42.・・・に一対の形状記憶合金体
3411 342が固定されているとともに、複数のフ
ランジ42.・・・の中心部にはバイアスばね43が軸
方向に沿って設けられている。
また、冷却用チューブ44が中心軸上に設けられており
、この冷却用チューブ44から空気を送り込むことによ
り、形状記憶合金体341.342の冷却を行なうよう
になっている。
第11図は第9図に示した内視鏡31のブロック図を示
すものである。すなわち、アクチェータ41(内視鏡3
1の湾1曲部33に相当)は、たとえばNi−Tlなど
の形状記憶合金体34.342と、これらを結合する結
合部42とで構成されている。第11図では、形状記憶
合金体341は高温の状態で、形状記憶合金体342は
低温の状態を示す。逆に、形状記憶合金体341が低温
で、形状記憶合金体342が高温の場合に1よ破線で示
す状態となる。
抵抗検出部43..432は、それぞれ形状記憶合金体
341 r  342に電気的に接続され、形状記憶合
金体34..342の抵抗値Ra、Rbを検出し、抵抗
値信号を出力する。
変位算出部44は、抵抗検出部431,432から出力
される抵抗値信号を受入れ、その各抵抗値信号に基づき
アクチェータ41の変位Xを算出して、その変位信号λ
P1.  λP2を出力する。
比較器45..452は、変位算出部44から出力され
る変位信号λP1+  λP2と参照信号λ1.λ2と
をそれぞれ比較することにより、それらの偏差信号Δλ
1.Δλ2をそれぞれ算出する。
駆動部46□、462は、比較器45゜452から出力
される偏差信号Δλ7.Δλ2を受入れ、その偏差信号
Δλ0.Δλ2に比例した電流11.12によって形状
記憶合金体341゜34□をそれぞれ通電加熱すること
により、アクチェータ41を駆動する。
アクチェータ41が駆動されると、変位算出部44から
出力される変位信号λPl+  λ、2は、それぞれ参
照信号λ7.λ2に近い値に移行し、比較器45□、4
52から出力される偏差信号Δλ1.Δλ2は充分に小
さくなる。その結果、アクチェータ41の変位Xは参照
信号λ1.λ2の値に比例して保持される。
また、制御部47には、記憶部48から形状記憶合金体
’341.342の抵抗値の最大値Rmaxおよび最小
値R1nが入力されるとともに、変位算出部44から形
状記憶合金体341.34□の各抵抗値が人力される。
これにより、制御部47は、その各入力データに基づき
駆動部461462を停止させる制御信号を出力するよ
うになっている。
さて、正規化抵抗値λは、金相中に占める母相の割合を
示しており、また、正規化1氏抗値λと発生力あるいは
変位との間には、はぼ線形な関係にあることが報告され
ている。したがって、正規化抵抗値λを目標値とするこ
とにより、アクチェータ41の変位(位置)を制御する
ことができる。
ところが、一般に、形状記憶合金体の抵抗値は、環境や
疲労などによって変化するものであるため、従来から行
なわれているような、あらかじめ形状記憶合金体の抵抗
値の最大値Rff1aXおよび最小値Rff1inを求
めておき、この最大値Rmaxおよび最小値Rminを
基に、正規化抵抗値λに換算することは、正確に母相の
割合を示しているとは言えず、さらに変位(位置)を精
度よく制御できるものではない。
そこで、本実施例においては、アクチェータ41を駆動
する直前に、形状記憶合金体341゜342の各抵抗値
Ra、Rbの最大値Rwaxおよび最小値Rsinをそ
れぞれ検出して、それを記憶部48に記憶できるように
している。
すなわち、たとえば駆動部46..462で通電加熱す
る前に、形状記憶合金体341.342を充分に冷却し
ておき、そのときの形状記憶合金体341.342の各
抵抗値を抵抗検出部43、。
432で検出し、この検出した値を最大値R腐aXとす
る。次に、形状記憶合金体34..342が変形動作す
るのに充分な電流I、、I2を駆動部46..462か
ら供給し、変形動作を終了するのに充分な時間経過の後
に、形状記憶合金体341.342の各抵抗値を」二足
同様に検出し、この検出した値を最小値R1nとする。
こうして求めた最大値RIaXおよび最小値Rmlnを
、変位算出部44を介して記憶部48に記憶しておき、
これらの各位を基に変位算出部44で正規化抵抗値λを
求めることにより、正確な母相の割合を示し、アクチェ
ータ41の変位(位置)を精度よく制御できる。
また、制御部47は、記憶部48から抵抗値の最大値R
mawおよび最小値R1nを読出し、それらの各位に基
づき抵抗値R1,R2を算出し、第1実施例の制御部8
と同様の動作を行なうことにより、形状記憶合金体34
.、 342の過加熱や過冷却を防止できる。この場合
、制御部47の基準電圧は形状記憶合金体34..34
2の抵抗値変化範囲(Rmax 、 Rmln )を正
確に反映しているため、より精度よく確実に過加熱およ
び過冷却を防止することができる。
従来の内視鏡では、所望の湾曲を正確かつ容易に得るこ
とは非常に困難であったが、本実施例においては、形状
記憶合金体34..342の抵抗値を検出し、それをフ
ィードバックすることにより、所望の湾曲を正確かつ容
易に得ることができる。
内視鏡に応用した場合には小形化が必要で、位置センサ
などを用いることが困難であり、形状記憶合金体の抵抗
値を用いた位置制御が適している。
なお、上記実施例において、形状記憶合金体34、.3
42はコイルばね状、線状あるいは板状であってもよい
ことは明白である。
また、変位算出部44、制御部47および記憶部48は
、たとえばマイクロコンピュータによるソフトウェアで
構成されていてもよいことは明白である。
また、形状記憶合金体341.342は、端部のフラン
ジ42で折返して一往復させであるが、特に−往復であ
る必要はなく、発生力や寸法などに応じて決定すればよ
い。
また、形状記憶合金体は一対だけ設け、2方向湾曲タイ
プの内視鏡31としたが、たとえば形状記憶合金体を2
対設けることにより、4方向湾曲タイプの内視鏡31と
してもよい。
また、第9図に示した湾曲部33を直列に複数設けるこ
とにより、多関節の内視鏡31も実現可能である。
また、内視鏡31は医療用および工業用の両方に利用が
できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の形状記憶アクチェータによ
れば、形状記憶合金体の状態をその抵抗値により検出し
、形状記憶合金体が過加熱あるいは過冷却になると、形
状記憶合金体の駆動手段を制御することにより、形状記
憶合金体の加熱あるいは冷却を中断または減少させるの
で、形状記憶合金体の過加熱および過冷却を確実に防止
できる。
したがって、形状記憶合金体の記憶形状を喪失したり、
形状回復特性を劣化するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の詳細な説明するためのもので、第1図は第
1実施例を示す構成図、第2図は第1実施例における制
御部の構成図、第3図は第2図の動作を説明する要部信
号波形図、第4図は形状記憶合金体の温度と抵抗値との
関係を示す図、第5図は第2実施例における制御部の構
成図、第6図は第3実施例における制御部の構成図、第
7図は第6図の動作を説明する要部信号波形図、第8図
は第4実施例における抵抗検出部および駆動部の構成図
、第9図は第5実施例を示す構成図、第10図は第9図
における湾曲部内の構造を説明する斜視図、第11図は
第9図における内視鏡のブロック図である。 1・・・アクチェータ、2・・・形状記憶合金体、3・
・・抵抗検出部(抵抗検出手段)、4・・・比較器(比
較手段)、6・・・コントローラ、7・・・駆動部(駆
動手段)、8・・・制御部、91.92,131゜13
2・・・比較器(比較手段)。 出願人代理人 弁理士 坪井  淳 笥4図 第 図 第 図 空気/ 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  形状記憶合金体の変位に基づいて動作するアクチェー
    タと、 前記形状記憶合金体を加熱および冷却する駆動手段と、 前記アクチェータの変位と変位の目標値との偏差に基づ
    き前記駆動手段を作動させる第1比較手段と、 前記形状記憶合金体の抵抗値を検出する抵抗検出手段と
    、 この抵抗検出手段で検出された抵抗値とあらかじめ設定
    される前記形状記憶合金体が高温であることを示す第1
    抵抗値および前記形状記憶合金体が低温であることを示
    す第2抵抗値とを比較する第2比較手段と、 この第2比較手段の比較結果に基づき前記駆動手段を制
    御する制御手段と を具備したことを特徴とする形状記憶アクチェータ。
JP1099443A 1989-02-08 1989-04-19 形状記憶アクチェータ Pending JPH02280679A (ja)

Priority Applications (2)

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JP1099443A JPH02280679A (ja) 1989-04-19 1989-04-19 形状記憶アクチェータ
US07/428,144 US4977886A (en) 1989-02-08 1989-10-27 Position controlling apparatus

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JP1099443A JPH02280679A (ja) 1989-04-19 1989-04-19 形状記憶アクチェータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259301A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Konica Minolta Opto Inc 駆動制御装置
JP4756094B2 (ja) * 2008-01-15 2011-08-24 コニカミノルタオプト株式会社 アクチュエータ駆動制御装置及びレンズユニット駆動装置

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