JPWO2009047881A1 - 鶏用飼料添加増重剤と鶏用増重飼料 - Google Patents

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Abstract

蓬発酵生姜を動物や人間の発育を促進し、動物や人間の体重の増加を促進し、それによって養殖畜産による収益の向上を図り、又、人間の健康を維持するために使用する。蓬発酵生姜は、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌によって蓬を発酵させた蓬発酵液を生姜に付与して調製される。蓬発酵生姜は、飼料や食品に0.5〜2.0重量%添加して使用される。そうすると、動物や人間の発育を促進し、動物や人間の体重の増加を促進し、それによって養殖畜産による収益の向上を図り、又、人間の健康を維持することが出来る。

Description

本発明は、体重増加剤、動物体重増加飼料および体重増加健康食品に関するものである。
本発明者は、生姜が鶏肉の臭み取りに有効なことに着目した。それは、生姜の味と香りのする鶏肉が期待されたからである。そこで、本発明者は、生姜粉末を飼料に配合して鶏に与えた。しかし、その実験は見事に失敗した。それは、生姜の配合量が多ければ、鶏は飼料に寄り付かないからである。そして、生姜の配合量が少なければ、生姜の味と香りのする鶏肉は得られないからである。
従来より、人間に有効な生薬は、家畜や家禽にも有効と考えられている。甘草、艾(蓬:ヨモギ)、黄連、黄ゴン、黄柏、牛扁(ゲンノショウコ)、厚朴、丹参、知母、大黄、丁子、女貞、枇杷葉、防風、ホップ、蘇葉、荊芥、桂皮、玄参、決明子、楊梅皮、連ギョウ、アロエ、牛胆、威霊仙、鳥梅、延命草、沈香、川キュウ、藁本、五倍子、車前草、辛夷、インチンコウ、山シュユ、紫根、胡黄連、芍薬、金桜子、タイム、白南天、地楡、麻黄等の生薬を飼料に配合することは、特開平01−172341号公報(特許第2599161号)に開示されている。
人間に有用な香辛料は、家畜や家禽にも有効と考えられている。ダイオウ、オウレン、オウバク、コウボク、ヨモギ、ゲンノショウコ、クジン、エンメイソウ、ホップ、ギュウタン、タンジン、カンゾウ等の生薬が、魚類にも有効であることは、特開平01−075426号公報(特許第2535555号)に開示されている。従って、それらの生薬を飼料に配合することも公知である。
魚介類の鮮度を保持するために、トウガラシ、クローブ、ジンジャー、オレガノ、ナツメグ、シナモン、ペッパー、ガーリック、オニオン、セージ、ローズマリー、メース、オールスパイス、タラゴン、パセリ、フェネグリーク、レッドチェリー、タイム、スアーアニス、マスタード、アンティチョーク、カミツレ、キク、サンフラワー、ダンディリオン、チコリー、ヤロウ、ローリエ、ゴマ、キャニトニップ、サボリー、パーム、バシル、ペパーミント、マジョラム、ミント、ラベンダー、ハッカ、セーボリー、ガランガル、カルダモン、シュクシャ、ターメリック、アニス、キャラウェイ、クミン、コリアンダー、セロリ、ディル、フェネル、パプリカ、アグリモニィ、ユーカリ、サンショウ等の香辛料を飼料に配合することは、特開2003−299445号公報(特許第3926193号)に開示されている。
豚の排泄物の消臭のために、生姜0.05〜0.5重量%を飼料に配合することは、特開平10−234312号公報に開示されている。
家畜や家禽の肉の鮮度を保持するために、ナツメグ、メース、マスタード、サンショウ、タラゴン、ゴマ、ブラックペパー、ホワイトペパー、フェネグリーク、キャラウェイ、コリアンダー、クミン、フェンネル、パセリ、パプリカ、クローブ、オールスパイス、レッドチリー、マジョラム、ローズマリー、オレガノ、セージ、タイム、ローレル(ベイリーブス、ローリエ、月桂樹)、バジル、サボリー、シナモン、ターメリック、ガルダモン、ジンジャー等の香辛料を飼料に配合することは、特開平07−079709号公報(特許第2917818号)に開示されている。
リンゴ、ニンジン、大根、キャベツ、セロリ、キュウリ、バナナ、タマネギ、ゴボウ、ホウレン草、ナシ、ミカンの皮、トマト、ピーマン、ブラックマッペモヤシ、ナス、レンコン、カボチャ、シイタケ、ショウガ、レタス、ニンニク、三つ葉、ウド、アスパラ、熊笹、クローバー、昆布、フキノトウ、タンポポ、オオバコ、エンドウモヤシ、スギ葉、パセリ、カブ、パイナップル、ブドウ、イチゴ、イタドリの若芽、アサツキ、白菜、エノキタケ、サラダ菜、シュンギク、ヨモギ、セリ、ニラ、トドマツ葉、青シソ、ワカメからなる群から選ばれる2種以上の原料から抽出した抽出エキスを、酵母と乳酸菌との、少なくとも1種以上の菌種を用いて発酵させると、優れた健康効果を有し、嗜好性及び保存性が良く、特に血液粘稠度低下作用や血中コレステロール濃度低下作用を示す植物エキス発酵液が得られることは、特開2006−298871号公報に開示さている。
乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬は、食品の食感や食味を改善すること、血圧上昇抑制剤に利用されることは、又、飲用水やジュース等に溶解した飲料や、パン、ケーキ、煎餅等の焼き菓子、羊羹等の和菓子、冷菓、チュウインガム、ゼリー等のパン・菓子類や、うどん、そば等の麺類や、蒲鉾、ハム、魚肉ソーセージ等の魚肉練り製品や、味噌、醤油、ドレッシング、マヨネーズ、甘味料等の調味類や、チーズ、バター、ヨーグルト、アイスクリーム、プデイング等の乳製品や、豆腐、蒟蒻、佃煮等の食品に適用することは、特開2004−267100号公報に開示されている。
上記の通り、人間に有効な生薬や香辛料が、家畜や家禽にも有効と考えられているが、生姜を鶏に効果的に与える方法は、知られていない。又、乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬は、食品に有効であることは知られているが、鶏の体重を増やすために使用することは、知られていない。
本発明者は、生姜粉末を飼料に配合して鶏に与える実験には失敗した。しかし、乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜粉末を飼料に配合して与えると、それを鶏が食し、生姜の味と香りのする鶏肉は得られないが、鶏の成長がよく、鶏の体重が増える、との知見を得た。
更に、本発明者は、乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜粉末を飼料に配合して与えると、鶏だけではなく、それを豚や魚介類も食し、豚や魚介類の体重が増える、との知見を得た。
そこで本発明は、乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜粉末を、動物用体重増重剤として動物用飼料に添加すること、その動物用体重増重剤を添加した動物用飼料を与えて動物の発育を促進し、動物の体重の増加を促進すること、そうすることによって養殖畜産による収益の向上を図ることを目的とする。
本発明は、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液を生姜に付与して構成される蓬発酵生姜が主材であり、体重を増やすために飼料や食料に添加して使用される体重増加剤を第1の特徴とする。
本発明は、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液に、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌を添加し、その発酵菌の添加された蓬発酵液を生姜に付与して構成される蓬発酵生姜が主材となっており、体重を増やすために飼料や食料に添加して使用される体重増加剤を第2の特徴とする。
本発明は、上記第1と第2の何れかの特徴を有する体重増加剤が0.5〜2.0重量%配合されている動物体重増加飼料を第3の特徴とする。
本発明は、上記第1と第2の何れかの特徴を有する体重増加剤が0.5〜2.0重量%配合されている人間体重増加健康食品を第4の特徴とする。
前記の通り、鶏は、生姜を配合しただけの飼料を食しようとしない。しかし、発酵菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜を飼料に配合すると、鶏は、その飼料を食する。そして意外にも、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液を生姜に付与して構成される蓬発酵生姜0.5〜2.0重量%を、穀物類が50重量%以上を占め、植物性油脂類と動物性油脂類と食塩類を含有する飼料に配合して付与すると、その蓬発酵生姜によって鶏の発育が促され、成鶏の体重が増え、雛の死亡率が低減する。この事実は、鶏以外の動物、即ち、豚や魚介類に、蓬発酵液を生姜に付与して成る蓬発酵生姜を飼料に配合する場合にも、鶏の場合と同様であり、動物の発育が促され、動物の体重が増え、養殖畜産による収益向上を図ることが出来る。
本発明に係る動物体重増加飼料を与えたハマチの腸の細胞組織断面の顕微鏡写真の実写図である。 在来の動物飼料を与えたハマチの腸の細胞組織断面の顕微鏡写真の実写図である。
符号の説明
11 ハマチの腸
12 ハマチの腸の絨毛
蓬は、細かく粉砕され、糖類、例えば糖蜜、蔗糖、ブドウ糖と共に水に投入される。発酵菌は、その水に添加され、数日間静置される。すると、蓬が、発酵する。蓬発酵生姜は、発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液に生姜を投入して調整される。そのとき、発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液には、更に発酵菌と食塩と添加することが推奨される。
乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌は、何れも、蓬を発酵させる発酵菌として適用出来る。好ましい発酵菌は、乳酸菌である。更に好ましくは、光合成細菌を乳酸菌と併用する。
蓬発酵生姜の調製の際に、発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液に更に発酵菌を添加する場合、その添加する発酵菌に、枯草菌と納豆菌を適用することが推奨される。
基礎飼料に配合する蓬発酵生姜の配合量は、1.0重量%前後(0.5〜1.5重量%)で十分であり、2.0重量%を超えて多く配合する必要はない。
養鶏家畜用基礎飼料には、穀物類が50重量%以上を占め、植物性油脂類と動物性油脂類と食塩類、その他、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等を含有する市販の養鶏用配合飼料や家畜用配合飼料を使用することが出来る。魚介類用基礎飼料には、植物性蛋白質と動物性蛋白質と植物性油脂類と動物性油脂類を主材とし、食塩類、その他、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等を含有する市販の魚介類用配合飼料を使用することが出来る。
[実施例1]
鶏雛100羽は、25羽ずつ第1群と第2群と第3群と第4群の4群に分けて自然状態(温度・湿度無調整)の鶏舎に入れられ、2007年6月12日から7月31日までの7週間にわたって養われた。蓬発酵生姜は、第1群の鶏雛に与える飼料に配合されない。蓬発酵生姜0.5重量%が、第2群の鶏雛に与える飼料に配合される。蓬発酵生姜1.0重量%が、第3群の鶏雛に与える飼料に配合される。蓬発酵生姜2.0重量%が、第4群の鶏雛に与える飼料に配合される。それら4群の鶏雛の発育状況は、下記の[表1]に示す通りである。
蓬発酵生姜は、蓬発酵液に乾燥された粉末生姜を投入して撹拌し、納豆菌を添加して調製された。その蓬発酵液は、糖蜜と乳酸菌を含有する水に細かく粉砕された蓬を投入して調製された。
養鶏第1週から第3週までの前期の飼料には、穀類(とうもろこし、マイロ)61%と、植物性油粕類(大豆油粕・コーングルテンミール)29%と、動物質性飼料(魚粉)7%と、動物性油脂、炭酸カルシウム、食塩(ベタイン)、および、リン酸カルシウム(アルファルファミール)合計3%とが配合された飼料(日和産業株式会社製品名;パワーチキン)を使用した。
養鶏第4週から第7週までの後期の飼料には、穀類(とうもろこし、マイロ、精白米)63%と、植物性油粕類(大豆油粕、なたね油粕、ごま油粕)26%と、動物質性飼料(チキンミール;魚粉)3%と、動物性油脂、炭酸カルシウム、食塩(ベタイン)、リン酸カルシウム合計8%とが配合された飼料(日和産業株式会社製品名;すくすくジャンプ)を使用した。
下記の[表1]のデータが示す通り、蓬発酵生姜1.0重量%を飼料に配合して与えた第3群の鶏雛の体重は、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛の体重、および、蓬発酵生姜2.0重量%を飼料に配合して与えた第4群の鶏雛の体重よりも約240g重い。又、蓬発酵生姜1.0重量%を飼料に配合して与えた第3群には、死んだ鶏雛はなかった。このように、飼料に配合する蓬発酵生姜の配合量が、1.0重量%前後に設定されると好結果が得られることが確かめられた。
Figure 2009047881
上記の結果を確認するため、第1群と第2群と第3群と第4群の各群の鶏雛の腸の細胞組織を調べてみた。そして、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛に比較すると、蓬発酵生姜を飼料に配合して与えた第2群と第3群と第4群の鶏雛の腸の細胞組織では、絨毛の高さと組織細胞の領域が増える傾向が認められた。又、蓬発酵生姜を飼料に配合して与えた第2群と第3群と第4群の鶏雛においては、蓬発酵生姜の配合量が増えるにつれて、腸の細胞組織の領域が増え、細胞組織が大きく隆起して突き出し、繊維状になったバクテリアが細胞組織から長く伸びて来る傾向が認められた。一方、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛の腸の組織細胞の絨毛の頂部の細胞の上覆組織は、細かい絨毛が微かに並んでいるような観を呈していた。この結果により、蓬発酵生姜が、鶏雛の細胞組織が肥大し、腸の機能を高め、飼料による養鶏効果を高め、鶏雛の体重を増加させ、養鶏の生産性を高めるのに大変有効であることが裏付けられた。
[実施例2]
鶏雛16羽は、8羽ずつ第1群と第2群に分けて自然状態(温度・湿度無調整)の鶏舎に入れられ、2007年8月3日から9月21日までの7週間にわたって養われた。蓬発酵生姜は、第1群の鶏雛に与える飼料に配合されない。蓬発酵生姜1.0重量%が、第2群の鶏雛に与える飼料に配合される。それら2群の鶏雛の発育状況は、下記の[表2]に示す通りである。
養鶏第1週から第3週までの前期の飼料には、前記実施例1に適用の飼料(日和産業株式会社製品名;パワーチキン)を使用した。
養鶏第4週から第7週までの後期の飼料には、前記実施例1に適用の飼料(日和産業株式会社製品名;すくすくジャンプ)を使用した。
下記の[表2]のデータが示す通り、蓬発酵生姜1.0重量%を飼料に配合して与えた第2群の鶏雛の体重は、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛の体重よりも約200g重い。このように、飼料に配合する蓬発酵生姜の配合量が、1.0重量%前後に設定されると好結果が得られることが再度確かめられた。
Figure 2009047881
[実施例3]
ハマチ40匹は、10匹ずつ第1群と第2群と第3群と第4群の4群に分けて自然状態(温度無調整)の水槽に入れられ、2007年11月5日から12月5日までの7週間にわたって養われた。蓬発酵生姜は、第1群と第2群のハマチに与える飼料に配合されない。蓬発酵生姜1.0重量%が、第3群と第4群のハマチに与える飼料に配合される。それら4群のハマチの発育状況は、下記の[表3]に示す通りである。
蓬発酵生姜は、蓬発酵液に乾燥された粉末生姜を投入して撹拌し、納豆菌を添加して調製された。その蓬発酵液は、塩と牛乳と糖蜜と乳酸菌を含有する水に細かく粉砕された蓬を投入して調製された。
蓬発酵生姜無配合飼料は、ブリ用飼料(日清丸紅飼料株式会社製品名;ブリ用マッシュ)と魚油(栄研株式会社製品名;フィードオイルΩ)とセルロース(和光純薬株式会社製品)を混合し、水を450重量%加えて混練し、そして、成形された。
蓬発酵生姜配合飼料は、ブリ用飼料(日清丸紅飼料株式会社製品名;ブリ用マッシュ)と魚油(栄研株式会社製品名;フィードオイルΩ)とセルロース(和光純薬株式会社製品)を混合し、蓬発酵生姜1.0重量%を添加し、水を450重量%加えて混練し、そして成形される。
下記の[表3]において、養殖期間におけるハマチの体重の増加率(E)は、体重測定実施日の各水槽のハマチ10匹の総重量(Y)と、養殖開始日の各水槽のハマチ10匹の総重量(X)との差(D)を、養殖開始日の各水槽のハマチ10匹の総重量(X)で除し、その除された値(Z)に100を掛けて算定する。
養殖期間における飼料付与効率(F)は、体重測定実施日の各水槽のハマチ10匹の総重量(Y)と、養殖開始日の各水槽のハマチ10匹の総重量(X)との差(D)を、体重測定期間中に各水槽のハマチ10匹に付与した飼料の飼料付与量の累計量(V)で除し、その除された値(W)に100を掛けて算定する。
下記の[表3]の養殖開始後15日目のデータが示す通り、蓬発酵生姜配合飼料を与えた第3群と第4群のハマチの体重の増加率(E)は、蓬発酵生姜無配合飼料を与えた第1群と第2群のハマチの体重の増加率(E’)よりも約2.5%高い。下記の[表3]の養殖開始後30日目のデータが示す通り、蓬発酵生姜配合飼料を与えた第3群と第4群のハマチの体重の増加率(E)は、蓬発酵生姜無配合飼料を与えた第1群と第2群のハマチの体重の増加率(E’)よりも約3.1%高い。このように、蓬発酵生姜による体重増加効果が確かめられた。
下記の[表3]の養殖開始後15日目のデータが示す通り、蓬発酵生姜配合飼料を与えた第3群と第4群のハマチへの飼料付与効率(F)は、蓬発酵生姜無配合飼料を与えた第1群と第2群のハマチへの飼料付与効率(F’)よりも約8.8%高い。下記の[表3]の養殖開始後30日目のデータが示す通り、蓬発酵生姜配合飼料を与えた第3群と第4群のハマチへの飼料付与効率(F)は、蓬発酵生姜無配合飼料を与えた第1群と第2群のハマチへの飼料付与効率(F’)よりも約5.9%高い。このように、蓬発酵生姜による飼料摂取効果が確かめられた。
養殖開始後30日目の蓬発酵生姜配合飼料を与えたハマチと蓬発酵生姜無配合飼料を与えたハマチの腸11の細胞組織断面を顕微鏡写真に撮って調べて見たところ、蓬発酵生姜配合飼料を与えたハマチの腸11の絨毛12(図1)は、蓬発酵生姜無配合飼料を与えたハマチの腸11’の絨毛12’(図2)よりも数が多く、細く、緻密に生えていた。このように、顕微鏡写真によって、蓬発酵生姜による高い飼料摂取効果が、その裏付けられた。
Figure 2009047881
上記の通り、本発明は、動物や人間の発育を促進し、動物や人間の体重の増加を促進し、それによって養殖畜産による収益の向上を図り、又、人間の健康を維持するうえで有用である。
本発明は、養殖動物体重増加剤と養殖動物体重増加飼料に関するものである。
本発明は、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と好熱性バチルス菌と麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌によって蓬を発酵させた蓬発酵液を生姜に付与して構成される蓬発酵生姜が主材であり、養殖動物の腸管絨毛の増殖を促進して養殖動物の体重を増やすために養殖動物用飼料に添加して使用される養殖動物腸管絨毛増殖促進体重増加剤を第1の特徴とする。
本発明は、上記第1の特徴を有する養殖動物腸管絨毛増殖促進体重増加剤を含有しており、その養殖動物腸管絨毛増殖促進体重増加剤の含有率が2.0重量%以下である養殖動物の体重を増やすために使用される養殖動物体重増加飼料を第2の特徴とする。
本発明は、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と好熱性バチルス菌と麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌によって蓬を発酵させた蓬発酵液に、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と好熱性バチルス菌と麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌を加え、その発酵菌の加えられた蓬発酵液を生姜に付与して成る蓬発酵生姜を主材とし、養殖動物の腸管絨毛の増殖を促進して養殖動物の体重を増やすために養殖動物用飼料に添加して使用される養殖動物腸管絨毛増殖促進体重増加剤を第3の特徴とする。
本発明は、上記第3の特徴を有する養殖動物腸管絨毛増殖促進体重増加剤を含有しており、その養殖動物腸管絨毛増殖促進体重増加剤の含有率が2.0重量%以下である養殖動物の体重を増やすために使用される養殖動物体重増加飼料を第4の特徴とする。
乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と好熱性バチルス菌と麹菌と枯草菌と納豆菌は、何れも、蓬を発酵させる発酵菌として適用出来る。好ましい発酵菌は、乳酸菌である。更に好ましくは、光合成細菌を乳酸菌と併用する。
上記の通り、本発明は、動物の発育を促進し、動物の体重の増加を促進し、それによって養殖畜産による収益の向上を図るうえで有用である。
本発明は、鶏の体重を増やすことを目的として飼料に添加される鶏用飼料添加増重剤、および該増重剤が添加された鶏用増重飼料に関する。
本発明者は、生姜が鶏肉の臭み取りに有効なことに着目した。それは、生姜の味と香りのする鶏肉が期待されたからである。そこで、本発明者は、生姜粉末を飼料に配合して鶏に与えた。しかし、その実験は見事に失敗した。それは、生姜の配合量が多ければ、鶏は飼料に寄り付かないからである。そして、生姜の配合量が少なければ、生姜の味と香りのする鶏肉は得られないからである。
従来より、人間に有効な生薬は、家畜や家禽にも有効と考えられている。甘草、艾(蓬:ヨモギ)、黄連、黄ゴン、黄柏、牛扁(ゲンノショウコ)、厚朴、丹参、知母、大黄、丁子、女貞、枇杷葉、防風、ホップ、蘇葉、荊芥、桂皮、玄参、決明子、楊梅皮、連ギョウ、アロエ、牛胆、威霊仙、鳥梅、延命草、沈香、川キュウ、藁本、五倍子、車前草、辛夷、インチンコウ、山シュユ、紫根、胡黄連、芍薬、金桜子、タイム、白南天、地楡、麻黄等の生薬を飼料に配合することは、特開平01−172341号公報(特許第2599161号)に開示されている。
人間に有用な香辛料は、家畜や家禽にも有効と考えられている。ダイオウ、オウレン、オウバク、コウボク、ヨモギ、ゲンノショウコ、クジン、エンメイソウ、ホップ、ギュウタン、タンジン、カンゾウ等の生薬が、魚類にも有効であることは、特開平01−075426号公報(特許第2535555号)に開示されている。従って、それらの生薬を飼料に配合することも公知である。
魚介類の鮮度を保持するために、トウガラシ、クローブ、ジンジャー、オレガノ、ナツメグ、シナモン、ペッパー、ガーリック、オニオン、セージ、ローズマリー、メース、オールスパイス、タラゴン、パセリ、フェネグリーク、レッドチェリー、タイム、スアーアニス、マスタード、アンティチョーク、カミツレ、キク、サンフラワー、ダンディリオン、チコリー、ヤロウ、ローリエ、ゴマ、キャニトニップ、サボリー、パーム、バシル、ペパーミント、マジョラム、ミント、ラベンダー、ハッカ、セーボリー、ガランガル、カルダモン、シュクシャ、ターメリック、アニス、キャラウェイ、クミン、コリアンダー、セロリ、ディル、フェネル、パプリカ、アグリモニィ、ユーカリ、サンショウ等の香辛料を飼料に配合することは、特開2003−299445号公報(特許第3926193号)に開示されている。
豚の排泄物の消臭のために、生姜0.05〜0.5重量%を飼料に配合することは、特開平10−234312号公報に開示されている。
家畜や家禽の肉の鮮度を保持するために、ナツメグ、メース、マスタード、サンショウ、タラゴン、ゴマ、ブラックペパー、ホワイトペパー、フェネグリーク、キャラウェイ、コリアンダー、クミン、フェンネル、パセリ、パプリカ、クローブ、オールスパイス、レッドチリー、マジョラム、ローズマリー、オレガノ、セージ、タイム、ローレル(ベイリーブス、ローリエ、月桂樹)、バジル、サボリー、シナモン、ターメリック、ガルダモン、ジンジャー等の香辛料を飼料に配合することは、特開平07−079709号公報(特許第2917818号)に開示されている。
リンゴ、ニンジン、大根、キャベツ、セロリ、キュウリ、バナナ、タマネギ、ゴボウ、ホウレン草、ナシ、ミカンの皮、トマト、ピーマン、ブラックマッペモヤシ、ナス、レンコン、カボチャ、シイタケ、ショウガ、レタス、ニンニク、三つ葉、ウド、アスパラ、熊笹、クローバー、昆布、フキノトウ、タンポポ、オオバコ、エンドウモヤシ、スギ葉、パセリ、カブ、パイナップル、ブドウ、イチゴ、イタドリの若芽、アサツキ、白菜、エノキタケ、サラダ菜、シュンギク、ヨモギ、セリ、ニラ、トドマツ葉、青シソ、ワカメからなる群から選ばれる2種以上の原料から抽出した抽出エキスを、酵母と乳酸菌との、少なくとも1種以上の菌種を用いて発酵させると、優れた健康効果を有し、嗜好性及び保存性が良く、特に血液粘稠度低下作用や血中コレステロール濃度低下作用を示す植物エキス発酵液が得られることは、特開2006−298871号公報に開示されている。
乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬は、食品の食感や食味を改善すること、血圧上昇抑制剤に利用されることは、又、飲用水やジュース等に溶解した飲料や、パン、ケーキ、煎餅等の焼き菓子、羊羹等の和菓子、冷菓、チュウインガム、ゼリー等のパン・菓子類や、うどん、そば等の麺類や、蒲鉾、ハム、魚肉ソーセージ等の魚肉練り製品や、味噌、醤油、ドレッシング、マヨネーズ、甘味料等の調味類や、チーズ、バター、ヨーグルト、アイスクリーム、プデイング等の乳製品や、豆腐、蒟蒻、佃煮等の食品に適用することは、特開2004−267100号公報に開示されている。
上記の通り、人間に有効な生薬や香辛料が、家畜や家禽にも有効と考えられているが、生姜を鶏に効果的に与える方法は、知られていない。又、乳酸菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬は、食品に有効であることは知られているが、鶏の体重を増やすために使用することは、知られていない。
本発明者は、生姜粉末を飼料に配合して鶏に与える実験には失敗した。しかし、乳酸菌等を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜粉末を飼料に配合して与えると、それを鶏が食し、生姜の味と香りのする鶏肉は得られないが、鶏の成長がよく、鶏の体重が増える、との知見を得た。
そこで本発明は、乳酸菌等を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜粉末を、鶏用飼料添加増重剤として鶏用増重飼料に添加すること、その鶏用飼料添加増重剤を添加した鶏用増重飼料を与えての発育を促進し、の体重の増加を促進すること、そうすることによって養鶏による収益の向上を図ることを目的とする。
本発明は、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌によって蓬を発酵させた蓬発酵液を生姜に付与して構成される蓬発酵生姜を主材とする体重を増やす鶏用飼料添加増重剤である。
本発明は、生姜に付与する前記蓬発酵液に乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種以上の発酵菌を加えて成る、請求項1記載の鶏用飼料添加増重剤である。
本発明に係る鶏用飼料添加増重剤は、穀物類が50重量%以上を占め、植物性油脂類と動物性油脂類と食塩類を含有し、請求項1又は2に記載の鶏用飼料添加増重剤を0.5%以上、2.0重量%以下配合してなる鶏用増重飼料である。
前記の通り、鶏は、生姜を配合しただけの飼料を食しようとしない。しかし、発酵菌を用いて蓬を発酵させた発酵蓬と共に生姜を飼料に配合すると、鶏は、その飼料を食する。そして意外にも、その鶏用飼料添加剤の配合が僅かであっても鶏の発育が促され、成鶏の体重が増え、雛の死亡率が低減し、養鶏による収益が向上する。
蓬は、細かく粉砕され、糖類、例えば糖蜜、蔗糖、ブドウ糖と共に水に投入される。発酵菌は、その水に添加され、数日間静置される。すると、蓬が、発酵する。蓬発酵生姜は、発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液に生姜を投入して調整される。そのとき、発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液には、更に発酵菌と食塩と添加することが推奨される。
乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と麹菌と枯草菌と納豆菌は、何れも、蓬を発酵させる発酵菌として適用出来る。好ましい発酵菌は、乳酸菌である。更に好ましくは、光合成細菌を乳酸菌と併用する。
蓬発酵生姜の調製の際に、発酵菌を用いて蓬を発酵させた蓬発酵液に更に発酵菌を添加する場合、その添加する発酵菌に、枯草菌と納豆菌を適用することが推奨される。
基礎飼料に配合する蓬発酵生姜の配合量は、1.0重量%前後(0.5〜1.5重量%)で十分であり、2.0重量%を超えて多く配合する必要はない。
養鶏家畜用基礎飼料には、穀物類が50重量%以上を占め、植物性油脂類と動物性油脂類と食塩類、その他、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等を含有する市販の養鶏用配合飼料や家畜用配合飼料を使用することが出来る
[実施例1]
鶏雛100羽は、25羽ずつ第1群と第2群と第3群と第4群の4群に分けて自然状態(温度・湿度無調整)の鶏舎に入れられ、2007年6月12日から7月31日までの7週間にわたって養われた。蓬発酵生姜は、第1群の鶏雛に与える飼料に配合されない。蓬発酵生姜0.5重量%が、第2群の鶏雛に与える飼料に配合される。蓬発酵生姜1.0重量%が、第3群の鶏雛に与える飼料に配合される。蓬発酵生姜2.0重量%が、第4群の鶏雛に与える飼料に配合される。それら4群の鶏雛の発育状況は、下記の[表1]に示す通りである。
蓬発酵生姜は、蓬発酵液に乾燥された粉末生姜を投入して撹拌し、納豆菌を添加して調製された。その蓬発酵液は、糖蜜と乳酸菌を含有する水に細かく粉砕された蓬を投入して調製された。
養鶏第1週から第3週までの前期の飼料には、穀類(とうもろこし、マイロ)61%と、植物性油粕類(大豆油粕・コーングルテンミール)29%と、動物質性飼料(魚粉)7%と、動物性油脂、炭酸カルシウム、食塩(ベタイン)、および、リン酸カルシウム(アルファルファミール)合計3%とが配合された飼料(日和産業株式会社製品名;パワーチキン)を使用した。
養鶏第4週から第7週までの後期の飼料には、穀類(とうもろこし、マイロ、精白米)63%と、植物性油粕類(大豆油粕、なたね油粕、ごま油粕)26%と、動物質性飼料(チキンミール;魚粉)3%と、動物性油脂、炭酸カルシウム、食塩(ベタイン)、リン酸カルシウム合計8%とが配合された飼料(日和産業株式会社製品名;すくすくジャンプ)を使用した。
下記の[表1]のデータが示す通り、蓬発酵生姜1.0重量%を飼料に配合して与えた第3群の鶏雛の体重は、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛の体重、および、蓬発酵生姜2.0重量%を飼料に配合して与えた第4群の鶏雛の体重よりも約240g重い。又、蓬発酵生姜1.0重量%を飼料に配合して与えた第3群には、死んだ鶏雛はなかった。このように、飼料に配合する蓬発酵生姜の配合量が、1.0重量%前後に設定されると好結果が得られることが確かめられた。
Figure 2009047881
上記の結果を確認するため、第1群と第2群と第3群と第4群の各群の鶏雛の腸の細胞組織を調べてみた。そして、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛に比較すると、蓬発酵生姜を飼料に配合して与えた第2群と第3群と第4群の鶏雛の腸の細胞組織では、絨毛の高さと組織細胞の領域が増える傾向が認められた。又、蓬発酵生姜を飼料に配合して与えた第2群と第3群と第4群の鶏雛においては、蓬発酵生姜の配合量が増えるにつれて、腸の細胞組織の領域が増え、細胞組織が大きく隆起して突き出し、繊維状になったバクテリアが細胞組織から長く伸びて来る傾向が認められた。一方、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛の腸の組織細胞の絨毛の頂部の細胞の上覆組織は、細かい絨毛が微かに並んでいるような観を呈していた。この結果により、蓬発酵生姜が、鶏雛の細胞組織が肥大し、腸の機能を高め、飼料による養鶏効果を高め、鶏雛の体重を増加させ、養鶏の生産性を高めるのに大変有効であることが裏付けられた。
[実施例2]
鶏雛16羽は、8羽ずつ第1群と第2群に分けて自然状態(温度・湿度無調整)の鶏舎に入れられ、2007年8月3日から9月21日までの7週間にわたって養われた。蓬発酵生姜は、第1群の鶏雛に与える飼料に配合されない。蓬発酵生姜1.0重量%が、第2群の鶏雛に与える飼料に配合される。それら2群の鶏雛の発育状況は、下記の[表2]に示す通りである。
養鶏第1週から第3週までの前期の飼料には、前記実施例1に適用の飼料(日和産業株式会社製品名;パワーチキン)を使用した。
養鶏第4週から第7週までの後期の飼料には、前記実施例1に適用の飼料(日和産業株式会社製品名;すくすくジャンプ)を使用した。
下記の[表2]のデータが示す通り、蓬発酵生姜1.0重量%を飼料に配合して与えた第2群の鶏雛の体重は、蓬発酵生姜を飼料に配合せずに与えた第1群の鶏雛の体重よりも約200g重い。このように、飼料に配合する蓬発酵生姜の配合量が、1.0重量%前後に設定されると好結果が得られることが再度確かめられた。
Figure 2009047881

Claims (4)

  1. 体重を増やすために飼料や食料に添加して使用される添加剤であり、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌によって蓬を発酵させた蓬発酵液を生姜に付与して成る蓬発酵生姜を主材としていることを特徴とする体重増加剤。
  2. 体重を増やすために飼料や食料に添加して使用される添加剤であり、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌によって蓬を発酵させた蓬発酵液に、乳酸菌と酵母菌と光合成細菌と放射菌と高熱性バッジと麹菌と枯草菌と納豆菌の何れか1種類以上の発酵菌を加え、その発酵菌の加えられた蓬発酵液を生姜に付与して成る蓬発酵生姜を主材としていることを特徴とする体重増加剤。
  3. 動物の体重を増やすために使用される動物用飼料であり、前掲請求の範囲1と請求の範囲2の何れかに記載の体重増加剤を含有しており、その体重増加剤の含有率が0.5〜2.0重量%であることを特徴とする動物体重増加飼料。
  4. 人間の体重を増やすために食用される健康食品であり、前掲請求の範囲1と請求の範囲2の何れかに記載の体重増加剤を含有しており、その体重増加剤の含有率が0.5〜2.0重量%であることを特徴とする人間体重増加健康食品。
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