JPWO2009022419A1 - ネジ締め装置 - Google Patents

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    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/06Screw or nut setting or loosening machines
    • B23P19/069Multi-spindle machines

Abstract

ネジ(10)のリセス(13)に係合可能なビット(123)を有するドライバ(120)と、ドライバ(120)が取り付けられる取付台(170)と、ドライバ(120)を取付台(170)に位置合わせする位置合わせ機構(160)と、を有するネジ締め装置(100)において、位置合わせ機構(160)は、ドライバ(120)に設けられ、ビット(123)の中心軸(123e)を中心軸とする第1の円筒面(162)を有する第1の係合部(161)と、取付台(170)に設けられ、第1の円筒面(166)と同一の径の第2の円筒面(166)を有する第2の係合部(165)と、を有することを特徴とするネジ締め装置(100)を提供する。

Description

本発明は、一般に、ネジを自動で締め付けるネジ締め装置に関する。
技術背景
スリーブの吸着孔にネジを吸着してネジ締め箇所まで搬送し、スリーブに収納されているビットでネジを締め付ける自動ネジ締め装置は知られている。ネジ締め装置の制御部は、スリーブを搭載したドライバを取付台に搭載して三次元方向に移動するが、この時、ビットの中心軸の位置を正確に把握する必要がある。制御部が把握するビットの中心軸の位置が実際の位置とずれた状態でドライバを駆動すると、ビットの中心軸とネジやネジ穴の中心軸とがずれるためにビットがネジと係合する際に発塵が生じたり、ネジがネジ穴に挿入できなくなったりする。
このため、制御部が把握するビットの中心軸の位置と実際の位置との位置合わせが必要となり、ビットを収納するスリーブの代わりに位置合わせピンを取り付けて位置合わせを行う方法が提案されている。図11は、かかる位置合わせ方法の要部斜視図である。かかる位置合わせ方法においては、ドライバ50Aに搭載された位置合わせピン52Aが位置合わせ台70の位置合わせ穴72Aに挿入可能なようにドライバ50Aの取付台60上の位置を調節する。そして、その状態でボルト56でドライバ50Aの取付部54を取付台60に固定する。次に、他方のドライバ50Bについても同様の作業を行う。次に、取付台60を移動機構によって上昇及び移動して各ドライバ50A及び50Bの位置合わせピン52A及び52Bをスリーブに交換する。
従来技術としては特許文献1及び2がある。
特開昭59−215032号公報 特開平11−254716号公報
しかし、上述の位置合わせは煩雑で、調整、保守、修理等でドライバを取り外す度に必要であり、より簡単な位置合わせが望まれていた。更に、各位置合わせピンとドライバの取付部(ビットホルダ)との間にはクリアランスがあり、位置合わせピンの先端が約0.2mmも移動可能になるので位置合わせ精度も低かった。
本発明は、簡単で精度の高い位置合わせが可能なネジ締め装置に関する。
本発明の一側面としてのネジ締め装置は、ネジのリセスに係合可能なビットを有するドライバと、前記ドライバが取り付けられる取付台と、前記ドライバを前記取付台に位置合わせする位置合わせ機構と、を有するネジ締め装置において、前記位置合わせ機構は、前記ドライバに設けられ、前記ビットの前記中心軸を中心軸とする第1の円筒面を有する第1の係合部と、前記取付台に設けられ、前記第1の円筒面と同一の径の第2の円筒面を有する第2の係合部と、を有することを特徴とする。かかるネジ締め装置によれば、位置合わせ機構は第1の係合部を第2の係合部に突き当てるだけなので位置合わせが容易である。また、従来の位置合わせピンがビットホルダに取り付けられた状態で移動可能であるのに対してビットと同軸の円筒面は同心円の状態からずれることはないので位置合わせ精度も向上する。
前記第2の係合部は、前記取付台において前記ビットが貫通する貫通孔であってもよい。ビットが貫通するために従来から形成される貫通孔を利用し、新たな部材を必要としないので、部品点数の削減につながる。
前記第1の円筒面の中心角は180°よりも小さく、前記第1の円筒面の中心角よりも前記第2の円筒面の中心角の方が大きくてもよい。同一径であるために、例えば、第1の係合部がフランジで第2の係合部が貫通孔であり、両者の中心角が360°であると両者が係合しにくくなるからである。
前記ドライバは、前記ビットを駆動するモータと、当該モータの駆動力を前記ビットに伝達するギアボックスとを更に有し、前記第1の係合部は、例えば、前記ギアボックスの筐体に固定される。ギアボックスはビットの周りに形成されるので第1の係合部を形成し易いからである。
前記第1の係合部と前記第2の係合部は2箇所で接触してもよい。即ち、面接触しなくてもよい。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
図1(a)は、本発明の一実施例としてのネジ締め装置の斜視図であり、図1(b)は、ネジ供給部の部分拡大断面図である。 図1に示すネジ締め装置のドライバの断面図である。 図2に示すドライバの下方から見た斜視図である。 図1に示すネジ締め装置のドライバと取付台の分解斜視図である。 図1に示すドライバと取付台の拡大斜視図である。 図6(a)は図4に示す取付台の変形例の斜視図であり、図6(b)は図6(a)に示す第2の係合部の平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の変形例を示す概略平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の別の変形例を示す概略平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の更に別の変形例を示す概略平面図である。 図1に示すドライバの位置合わせ機構の更に別の変形例を示す概略平面図及び断面図である。 従来の位置合わせ方法を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して、ネジ締め装置100について説明する。ここで、図1(a)は、ネジ締め装置100の斜視図であり、図1(b)は、ネジ供給部110の部分拡大断面図である。ネジ締め装置100は、ネジをピックアップして被締結物としてのワークに部品を自動的に締結する機能を有し、ネジ供給部110と、一対のドライバ120と、センサ150と、位置合わせ機構160と、取付台170と、移動機構180と、制御部190と、を有する。
ネジ供給部110は図示しない作業台に載置され、ネジ10を収納する。ネジ10はドライバのビットが係合されるリセス13を有する。リセス13の形状は、マイナス、十字、星型の凹部など限定されない。ネジ供給部110は、図1(b)に示すように、ネジ10のネジ部15をガイドする溝112を有する。ネジ10は溝112に沿って順次供給され溝終端よりドライバ120でピックアップする。ネジ10は、溝112終端で回転可能である。
ワークWは、例えば、HDDのスピンドルハブで、ネジ締め装置100はスピンドルハブに部品としてのクランプリングをネジ止めする。但し、図1は、ワークWを簡略的に示している。クランプリングは、複数のネジ穴(例えば、6つ)を有して一定の押圧力でスピンドルハブの周りに取り付けられたディスクを固定する。ネジ締めは、ネジ穴に対応した数のドライバで同時に行うが、図1では便宜上2つのドライバのみを示している。
ドライバ120は、ビット123を回転して自動でネジ10を締め付け、図3に示すように、スリーブ121及び122と、ビット123と、シャフト124と、ビットホルダ125と、係止部126と、吸引プラグ130と、サーボモータ135と、ギアボックス140と、を有する。ここで、図2は、ドライバ120の断面図である。
スリーブ121は、中空の薄肉円筒部材であり、Z軸方向に延びる中央貫通孔と、径方向に側面を貫通する側面貫通孔121aと、を有する。Z軸方向はビット123の長手方向に一致する方向である。スリーブ121は、シャフト124の係合部124aとビット123の係合部123aを収納する。スリーブ121の下部に形成された側面貫通孔121aには吸引プラグ130が装着される。
スリーブ122は、断面凸形状を有し、Z軸方向に延びる中央貫通孔としての吸着孔122aと、径方向に側面を貫通する側面貫通ネジ122bと、を有する。ビット123はスリーブに対してZ軸移動とZ軸周りに回転移動する。
吸着孔122aは、ネジ10のネジ頭12を真空吸着すると共にビット123を収納する。吸着孔122aは、吸引プラグ130に接続している。
吸引プラグ130は側面貫通ネジ122bと側面貫通孔121aを通しネジ止めされる。
ビット123は、Z軸方向に延びる棒状部材であり、係合部123aと、作用部123cとを有する。
係合部123aは、ビット123の上端に半円筒形状に形成され、シャフト124の半円筒形状の係合部124aと係合する係合部123aと124aにより、シャフト124にギアボックス140を介して伝達されたサーボモータ135の駆動力がZ軸周りの回転駆動力としてビット123に伝達される。
作用部123cは、ビット123の下端に形成され、ネジ10のリセス13に係合する係合部123dを先端に有する。係合部123dの形状はリセス13の形状に対応する。係合部123dがネジ10のリセス13と係合して回転することにより、モータ135から加えられた回転駆動力でビット123はネジ10をワークWに締結することができる。
シャフト124は、係合部124a及び124bと、上端部124cとを有する円筒部材である。係合部124aは、ビット123の係合部123aと係合する半円筒形状を有する。係合部124bの周りにはギアボックス140のギア145が固定される。この結果、シャフト124はギア145と一体に回転する。 ビットホルダ125は、シャフト124の周りに設けられ、ビット123の着脱を行うもので、シャフト124の係合部124aとビット123の係合部123aを保持すると共に、ビット123の括れ部に鋼球を出し入れすることでビット123をZ軸方向に拘束する。
また、図11に示す従来例では、位置合わせピン52Aを保持する。
吸引プラグ130は、スリーブ122の吸着孔122a内を真空引きする。吸引プラグ130は、ネジ部131と、接続部132とを有する。ネジ部131は、側面貫通孔121aを通し122bにネジ止めされる。接続部132には図示しないホースや配管が接続され、かかるホースや配管は図示しない真空ポンプが接続される。配管に接続されたバルブの開閉動作は制御部190によって制御される。この結果、真空ポンプは吸引プラグ130を通じて吸着孔122a内を減圧環境にすることができる。
サーボモータ135はモータ軸136を有し、図示しないケーブルを介して電源が供給される。本実施例では、モータ軸136とビット123の中心軸123eとは同一直線上には配置されておらず偏心している(平行である)が、本発明は両者が同一直線状に配置されることを妨げるものではない。
ギアボックス140は、モータ135の動力をシャフト124に伝達するトルク伝達機構でギア列(ギア141乃至145)と、筐体146と、を有する。
ギア141はモータ135のモータ軸136に固定されてモータ軸136と共に回転する。ギア142は、軸147の周りに固定されてギア141に噛み合っている。軸147は筐体146に回転自在に保持されてZ軸方向に延びている。軸147は更にギア143が固定されてギア144に噛み合っている。ギア144は軸148に回転自在に保持されギア145に噛み合っている。この結果、モータ135の回転力はシャフト124に伝達される。
筐体146は、略五角形形状を有し、ギア列を収納する。筐体146は、モータ135が取り付けられる上面146aと、固定部として機能する張り出し部146bと、底面としての取付面146dとを有する。
一対の張り出し部146bは筐体146の底部において外側に張り出している。各張り出し部146bには、一対の貫通孔146cが設けられ、取付台170の底板171の貫通孔(ネジ穴)171cにボルト149で締めることで、ギアボックス140の筐体146は取付台170の底板171に固定される。取付面146dは、取付台170の底板171の上面171aに接触して固定される面である。
なお、本実施例は、一対のドライバ120のシャフト124を向かい合わせに配置している。即ち、X軸方向においてモータ135、シャフト124、シャフト124、モータ135と整列するように配置している。しかし、かかる配置は例示である。
位置合わせ機構160は、ドライバ120を取付台170に取り付ける時、ビット123の中心軸123eが所定の位置になるよう位置合わせするものである。位置合わせ機構160は、第1の係合部161と、第2の係合部165と、を有する。図3は、ドライバ120を下方から見た斜視図である。図4は、ドライバ120と取付台170を下方から見た分解斜視図である。図5は、ドライバ120と取付台170を上方から見た分解斜視図である。
第1の係合部161は、ドライバ120のギアボックス140の取付面146dに固定される扇形状のフランジを有する。本実施例では、第1の係合部161はギアボックス140にボルト164を介してネジ止めされている。但し、第1の係合部161はギアボックス140と一体であってもよいし、シャフト124を収納する中空円筒形状のスリーブと一体であってもよい。
第1の係合部161は、ビット123の中心軸123eを中心軸とする(第1の)円筒面162を含む。ギアボックス140はビット123の周りに形成されるのでビット123の中心軸123eと同軸の円筒面162を形成し易い。Z軸に直交する平面において、円筒面162はビット123の中心軸123eを中心とする円弧を形成する。円筒面162は、機械加工により形成することができる。本実施例の円弧の中心角は60°であるが、本発明は円筒面の中心角を限定しない。但し、円弧の中心角が大きい方が第1の係合部161を第2の係合部165に突き当てる動作が安定する。但し、大きすぎると後述するように第2の係合部165との係合が困難になる。円筒面162は、機械加工により形成することができる。
第2の係合部165は取付台170に設けられる。図1、図4及び図5においては、第2の係合部165は、取付台170の底板171の上面171aと底面171bを貫通する貫通孔として構成される。かかる貫通孔にはビット123が貫通するために従来から形成される。このため、この貫通孔を利用すれば、新たな部材を必要とせず、部品点数の削減につながる。第2の係合部165としての貫通孔は、(第2の)円筒面166を構成する。円筒面166の径は円筒面162の径に等しい。
位置合わせ機構160は、ビット123の中心軸123eが第2の係合部165を構成する貫通孔の中心軸167に一致するように、ドライバ120を取付台170に対して位置合わせする。かかる位置合わせは、第1の係合部161の円筒面162を第2の係合部165の円筒面166に突き当てることによって行われる。単に突き当てるだけであるため位置合わせ作業は従来よりも容易となる。 従来、ドライバ120の取り付け位置合わせはピンがビットホルダに取り付けられた状態で移動可能であるのに対して円筒面162と円筒面166とを接触した状態ではビット123の中心軸123eの位置決めは固定されるので、位置合わせ精度は従来よりも向上している。即ち、ボルト149を固定しなければ円筒面162と円筒面166とを接触した状態ではドライバ120が取付台170に対して回転可能となるが、ビット123の中心軸123eの位置は移動せずに固定される。位置合わせ精度は円筒面162及び166の機械加工精度に依存して高精度となる。
取付台170は、一対のドライバ120を搭載して移動機構180に接続する機能を有し、矩形板状部材としての底板171と、一対のL字形状の側板172と、背板173とを有する。
底板171は、ドライバ120を支持する機能を有し、8個の貫通孔171c及び一対の貫通孔(第2の係合部165)を有する。4つの貫通孔171cは一のドライバ120を固定するボルト149が挿入されるネジ穴である。第2の係合部165の各貫通孔にはシャフト124が貫通し、その中心軸167はビット123の中心軸123eと一致する。
各側板172は底板171の上面171aの縁部に固定される。固定方法は、接着、溶接、ネジ止めなど制限されない。背板173は、移動機構180のZ軸ロボット184に固定される4つの取付穴173aを有する。図1は、便宜上、一の取付穴173aのみを示している。これにより、一対のドライバ120は移動機構180により移動可能となる。
移動機構180は、ネジ供給部110とワークWとの間でドライバ120又はワークWを移動する機能を有し、X軸ロボット182と、Z軸ロボット186と、ワークWのY軸ロボット188と、を有する。
X軸ロボット182は、図1に示すX軸方向にドライバ120を移動させる。Z軸ロボット186は、図1に示すZ軸方向にドライバ120を移動させる。Y軸ロボット188は、図1に示すY軸方向にワークWを移動させる。これらのロボットには当業界で周知の構成を適用することができ、ここでは詳しい説明を省略する。
制御部190は、ネジ10のピックアップ時、ネジ10の搭載時、ネジ10の締結時などに、ドライバ120のモータ135の回転と移動機構180によるドライバ120の移動を制御する。制御部190は、MPUなどの処理部と共にRAMやROMなどのメモリを有する。
図6(a)は、取付台170の変形例としての取付台170Aを下方から見た斜視図である。取付台170は、底板171Aを使用する点で取付台170と異なる。底板171Aは、一対の貫通孔を有する第2の係合部165の代わりに、一の貫通孔を有する第2の係合部166Aを使用する点で底板171と異なる。
第2の係合部166Aの貫通孔は、図6(b)に示すように、長方形168aの両端に一対の半円168bを結合した形状を有する。図6(b)は貫通孔の概略平面図である。この一対の半円168bのみが図4においても、第1の係合部161との突き当てに使用されるので、突き当てに使用される部分は図4も図6(b)も同じ形状をしている。このように、第1の係合部161の円筒面162と第2の係合部165の円筒面166は完全な円筒面でなくてもよい。
以下、図5に示す構造の組み立て方法について説明する。各ドライバ120のビット123が第2の係合部165の各貫通孔を貫通するようにドライバ120を取付台170上に載置する。次に、第1の係合部161の円筒面162を第2の係合部165の円筒面166に突き当てる。これにより、ビット123の中心軸123eと第2の係合部165の円筒面166の中心軸167が一致する。この同軸状態は、たとえドライバ120が中心軸123eを中心として回転しても崩れることはない。この状態で、ボルト149で張り出し部146bと取付台170の底板171を固定する。この結果、ドライバ120を交換しても一対のビット123の距離Pを簡単かつ迅速に再現することができる。ドライバ120の交換を迅速に行うことによって、ネジ締め装置100の非稼動時間を短縮してスループットを向上することができる。
図4に示す実施例では、第1の係合部161と第2の係合部165は円筒面162及び166を介して面接触をしているが、少なくとも2箇所で接触すれば足りる。
図7は、径方向に延びる一対のバーで構成される第1の係合部161Aの概略平面図である。点線は図4に示す円筒面162を規定する線Rである。バーは、スリーブや筐体146と一体であってもよいし接着などで固定されていてもよい。
各バーの先端は図4に示す円筒面162上にあるため、各バーの先端を第2の係合部165の円筒面166に突き当てることによって円筒面162を円筒面166に突き当てた場合と同様の効果を得ることができる。即ち、円筒面166に一対のバーが接触するように移動しても、ビット123の中心軸123eと円筒面166の中心軸167の同軸性は維持される。
バーの方向は径方向になくてもよい。例えば、図8に示すように、両端部で線Rに接触する一のバーから構成される第1の係合部161Bを使用してもよい。図8は、第1の係合部161Bの概略平面図である。
第1の係合部161は棒状部材でなくてもよい。例えば、図9に示すように、線Rに接触する一対の突起から構成される第1の係合部161Cを使用してもよい。図9は、第1の係合部161Cの概略部分平面図である。少なくとも2箇所で線Rに接触することによって、かかる2箇所の中心を結ぶ線分の垂直二等分線上にビット123の中心軸123eを配置することができる。また、線Rと円筒面162及び円筒面166の輪郭線と一致させれば、同軸性を確保することができる。
もちろん、図7乃至図9と異なり、図4に示す第1の係合部161に二点で接触する第2の係合部を使用してもよい。
第1及び第2の係合部161及び165の位置も取付面146dの下側と底板171の貫通孔に限定されない。
図10は、第1及び第2の係合部161及び165の変形例の概略断面図及び底面図である。ギアボックス140の筐体146の側板172に対向する面にビット123の中心軸123eと同心円となる円筒面162Dを有する第1の係合部161Dとして形成する。また、底板171の上面171aからZ軸方向に突出する第2の係合部165Aを設ける。第2の係合部165Aは第1の係合部161Dの円筒面162Dと同一の曲率の円筒面166Aを有する。第1の係合部161Dと第2の係合部165Aによっても位置合わせの効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、様々な変形及び変更が可能である。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、簡単で精度の高い位置合わせが可能なネジ締め装置を提供することができる。

Claims (5)

  1. ネジのリセスに係合可能なビットを有するドライバと、
    前記ドライバが取り付けられる取付台と、
    前記ドライバを前記取付台に位置合わせする位置合わせ機構と、を有するネジ締め装置において、
    前記位置合わせ機構は、
    前記ドライバに設けられ、前記ビットの前記中心軸を中心軸とする第1の円筒面を有する第1の係合部と、
    前記取付台に設けられ、前記第1の円筒面と同一の径の第2の円筒面を有する第2の係合部と、を有することを特徴とするネジ締め装置。
  2. 前記第2の係合部は、前記取付台において前記ビットが貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  3. 前記第1の円筒面の中心角は180°よりも小さく、前記第1の円筒面の中心角よりも前記第2の円筒面の中心角の方が大きいことを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  4. 前記ドライバは、前記ビットを駆動するモータと、当該モータの駆動力を前記ビットに伝達するギアボックスとを更に有し、
    前記第1の係合部は、前記ギアボックスの筐体に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。
  5. 前記第1の係合部と前記第2の係合部は2箇所で接触することを特徴とする請求項1に記載のネジ締め装置。


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