JPWO2009011435A1 - ハニカム構造体の製造方法、及びその製造装置 - Google Patents

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Abstract

製造時間を短縮することにより製造コストを削減することが可能な目封止部を有するハニカム構造体の製造方法、及びその製造装置を提供する。ハニカム構造体1の端面部が挿入される貫通孔11hを有するテーブル部11に、ハニカム構造体1を位置決めした状態にて、ハニカム構造体1の端面8にフィルム25が貼付されるとともに、端面8に貼付されないフィルム25の残余の部分がテーブル部11に貼付された状態として、フィルム25を平坦な状態で保持し、フィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりフィルム25をマスクとし、そのマスク上またはマスクと同一平面上に流動性を有する目封止材料31を目封止材料供給装置23によって供給し、その後、ハニカム構造体1のセル3内に目封止装置24によって目封止材料31を充填する。

Description

本発明は、ハニカム構造体のセルの開口端部に目封止部を形成するための目封止部を有するハニカム構造体の製造方法、及びその製造装置に関する。
内燃機関、ボイラー等の排気ガス中の微粒子や有害物質は、環境への影響を考慮して排気ガス中から除去する必要性が高まっている。特に、ディーゼルエンジンから排出される微粒子(以下、PMということがある)の除去に関する規制は欧米、日本国内ともに強化される方向にあり、PMを除去するための捕集フィルタにハニカム構造体が用いられている。
このような目的で使用されるフィルタとしては、多孔質の隔壁によってハニカム状に区画されることにより形成された、隔壁によって流体の流路となる複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、複数のセルの一方の開口端部及び他方の開口端部を互い違いに目封止する目封止部とを備えた目封止ハニカム構造体を利用したハニカムフィルタが挙げられる。このようなハニカムフィルタによれば、排ガス流入側端面からセル内に排ガスG1を流入させることにより、排ガスG1が隔壁を通過する際に排ガス中のパティキュレートが隔壁に捕集されるため、パティキュレートが除去された浄化ガスG2を浄化ガス流出側端面から流出させることが可能となる。
そして、上記のような目封止ハニカム構造体の製造方法として、例えば、ハニカム構造体(未焼成のセラミック乾燥体)の一方の端面に、粘着シート等を貼着し、画像処理を利用したレーザ加工等によりその粘着シート等の目封止すべきセル(目封止セル)に対応する部分のみに孔開けをしてマスクとし、そのマスクが貼着されたハニカム構造体の端面をスラリー(セラミックスラリー)中に浸漬し、ハニカム構造体の目封止セルにスラリーを充填して目封止部を形成し、これと同様の工程をハニカム構造体の他方の端面についても行った後、乾燥し、焼成することにより目封止ハニカム構造体を得る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−300922号公報
しかしながら、上記のように粘着シートに孔開けを行い、この粘着シートをマスクとしてスラリー中にハニカム構造体を浸漬する方法によれば、浸漬するためのスラリーを平準化するために作業時間を要するため、コストアップの要因となっていた。また、平準化は非常に繊細な工程で、少々のずれで外周部が厚くなったり薄くなったりするために目封止深さの均一化が難しい。平準化精度が深さ精度に一致するため平準化工程にかなりの労力と時間を必要とする。また浸漬した端部を汚さないためにフィルムを折り曲げる必要があるが、適切な折り曲げをするのは、容易ではない。
本発明の課題は、製造時間を短縮することにより製造コストを削減することが可能な目封止部を有するハニカム構造体の製造方法、及びその製造装置を提供することにある。
テーブル部に対し、ハニカム構造体を位置決めした状態にて、ハニカム構造体の側面部が覆われないように端面にフィルムが貼付されるとともに、端面に貼付されないフィルムの残余の部分がテーブル部に貼付された状態として、フィルムを平坦な状態で保持し、そのフィルムに孔を形成することによりフィルムをマスクとし、このマスク上から目封止材料をセル内に充填することにより、上記課題を解決しうることを見出した。すなわち、本発明によれば、以下の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法、及びその製造装置が提供される。
[1] 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の前記セルを目封止する目封止ハニカム構造体の製造方法において、前記ハニカム構造体の端面部が挿入される貫通孔を有するテーブル部に、前記ハニカム構造体を位置決めした状態にて、前記ハニカム構造体の側面部が覆われないように前記端面にフィルムが貼付されるとともに、前記端面に貼付されない前記フィルムの残余の部分が前記テーブル部に貼付された状態として、前記フィルムを平坦な状態で保持し、前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することにより前記フィルムをマスクとし、そのマスク上またはマスクと同一平面上に流動性を有する目封止材料を供給し、その後、前記ハニカム構造体の前記セル内に前記目封止材料を充填する目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
[2] 前記ハニカム構造体の前記端面に前記フィルムを貼付した後に、前記ハニカム構造体の端面部を前記テーブル部の前記貫通孔に挿入する前記[1]に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
[3] 前記テーブル部の表面の前記貫通孔を含む領域に前記フィルムを貼付した後に、前記貫通孔に前記ハニカム構造体の前記端面部を挿入して、前記ハニカム構造体の前記端面に前記フィルムを貼付する前記[1]に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
[4] 前記ハニカム構造体と前記テーブル部とを位置決めした後に、これらに前記フィルムを貼付する前記[1]に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
[5] 前記フィルムが前記ハニカム構造体の前記端面に貼付された後に、レーザにて前記フィルムに孔を形成する前記[1]〜[4]のいずれかに記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
[6] 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の前記端面に、前記ハニカム構造体の側面部が覆われない状態でフィルムを貼付するフィルム貼付手段と、前記ハニカム構造体が挿入される貫通孔を有するテーブル部と、前記フィルムが貼付された前記ハニカム構造体を前記貫通孔に挿入した状態にて、前記テーブル部または前記ハニカム構造体を移動させ、前記端面に貼付されている前記フィルムが平坦な状態となるように、その残余の部分を前記テーブル部に貼付するために、前記テーブル部と前記ハニカム構造体とを位置決めして保持する位置決め手段と、前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、前記孔が形成された前記マスク上または前記テーブル部上に流動性を有する目封止材料を供給する目封止材料供給手段と、前記マスク上または前記テーブル部上に供給された前記目封止材料を前記セル内に充填する充填手段と、を備える目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
[7] 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の端面部が挿入される貫通孔を有するテーブル部と、前記テーブル部の表面側にフィルムを貼付するフィルム貼付手段と、前記フィルムが前記貫通孔の領域を含む前記表面側に貼付された前記テーブル部の前記貫通孔に、前記ハニカム構造体の前記端面部を挿入した状態で、かつ前記ハニカム構造体の側面部が覆われない状態で前記端面に前記フィルムが貼付されるように、前記テーブル部と前記ハニカム構造体とを位置決めして保持する位置決め手段と、前記ハニカム構造体の前記端面に貼付された前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、前記孔が形成された前記マスク上または前記テーブル部上に流動性を有する目封止材料を供給する目封止材料供給手段と、前記マスク上または前記テーブル部上に供給された前記目封止材料を前記セル内に充填する充填手段と、を備える目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
[8] 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の端面部が挿入される貫通孔を有するテーブル部と、前記テーブル部の前記貫通孔に、前記ハニカム構造体の前記端面部を挿入した状態で、前記テーブル部の表面と前記ハニカム構造体の前記端面とが面一となるように位置決めして保持する位置決め手段と、前記テーブル部と前記ハニカム構造体とを位置決めした後に、前記テーブル部の表面及び前記ハニカム構造体の前記端面にフィルムを貼付するフィルム貼付手段と、前記ハニカム構造体の前記端面に貼付された前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、前記孔が形成された前記マスク上または前記テーブル部上に流動性を有する目封止材料を供給する目封止材料供給手段と、前記マスク上または前記テーブル部上に供給された前記目封止材料を前記セル内に充填する充填手段と、を備える目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
[9] 前記セルを前記目封止材料にて充填した後に、前記テーブル部または前記ハニカム構造体を移動させる移動手段と、前記マスクを剥離する剥離手段と、前記ハニカム構造体を乾燥する乾燥手段とを備える前記[6]〜[8]のいずれかに記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
[10] 前記テーブル部は、その表面上の前記貫通孔を挟んだ両側に並列して前記表面から突出形成され、前記目封止材料が前記テーブル部の前記表面から漏出することを防止する側壁部を有する前記[6]〜[9]のいずれかに記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
テーブル部とハニカム構造体の端面とを位置決めして、フィルムを平坦な状態にてテーブル部及びハニカム構造体の端面に貼付し、このフィルムに孔を形成することにより、マスクとすることができる。そしてマスク上またはテーブル部上に目封止材料を供給して、その目封止材料をセルに充填し、セルに目封止を施すことができる。従来のように、平準化した目封止材料の中に浸漬させる方法と異なり、マスク上またはテーブル部上に目封止材料を供給して目封止するため、製造時間を短縮し、製造コストを削減することができる。つまり、従来のような圧入では充填材を平準化する必要があったが、本発明の製造方法では平準化の必要が無く非常に簡便である。
さらに、従来のようにフィルムを折り曲げてハニカム構造体の端面に「貼る工程」は、円筒のような曲面への対応が難しく、機械化が難しいため人手に頼ると非常に時間がかかる。一方、本発明のように、平面状に貼付する場合、機械化は非常に容易である。
また、同様にフィルムを剥がすのも、従来のように、折り曲げてハニカム構造体にのみフィルムが貼り付いている場合には、ハニカム構造体を丁寧に扱わねばならず時間も要するが、本発明のように、テーブル部に貼付されている場合は、剥がす装置の機械化も容易であり、短時間に剥離することができる。
さらに具体的に効果について説明する。請求項1によれば、マスク上またはマスクと同一平面上に流動性を有する目封止材料を供給し、その後、ハニカム構造体のセル内に目封止材料を充填することができる。テーブル部とハニカム構造体とを覆うようにフィルムが平坦な状態で保持されているため、段差が無く、スムーズに目封止することが可能であり、目封止深さを均一化しやすい。
請求項2,6によれば、ハニカム構造体に確実にフィルムを貼り付けることが可能であり、充填工程によるフィルムマスクのずれを低減できる。
請求項3,7によれば、フィルムを平面に貼ることができ、テーブルに先にフィルムを貼ることにより、しわがない状態にローラー等によって容易にすることができる。つまり、貼付されたフィルムに、しわが発生する問題を回避することができる。また、残余のフィルム部分の取り扱いが無くなり、搬送時にワーク(ハニカム構造体)側面や装置等に貼り付いてしまうことに対する配慮が不要となるため、装置の構造を簡単にすることができる。
請求項4,8によれば、フィルム貼付前にハニカム構造体とテーブル部とを、位置決めするため、これらを精度よく位置合わせすることが可能である。もし、ハニカム構造体がテーブル部に対して低いと圧力のばらつきが発生し、目封止深さを不均一にし、ハニカム構造体がテーブル部に対して高い場合は、充填工程時に、ハニカム構造体の破損のおそれが生じる。
請求項5によれば、(針などではなく)レーザを用いることで高速かつ高精度な孔あけを実現することができる。また、同時に段取り替えが不要となり工程上有利となる。さらに、薄いマスクを安価に実現し、マスク厚み分だけ無駄になる目封止材を低減する効果もある。
請求項9によれば、容易にマスク(フィルム)を剥離することが可能であり、装置の構成が簡易となる。また、マスクを剥がしてから乾燥してもよいし、乾燥してから剥がしてもよいが、乾燥してから剥がす場合は、フィルムの厚み分ひけに強くなる。
請求項10によれば、加圧しながら充填した場合でも目封止材料の漏れを防止することができ、目封止材料の利用効率を高めることができる。また加圧しながら充填した場合であっても、横からの圧力の逃げが無くなり、均一に圧力をかけて充填することができ、ばらつきの小さい目封止を実現することができる。
目封止されるハニカム構造体の一実施例である。 フィルムの貼付について概要を示す図である。 テーブル部の貫通孔を示す図である。 テーブル部の貫通孔を他の実施形態を示す図である。 実施形態1の目封止工程を示す図である。 図4に続く実施形態1の目封止工程を示す図である。 図5に続く実施形態1の目封止工程を示す図である。 図6に続く実施形態1の目封止工程を示す図である。 テーブル部の側壁部を示す図である。 テーブル部の切りかき部を示す図である。 実施形態2の目封止工程を示す図である。 実施形態3の目封止工程を示す図である。 ハニカム構造体の両端面を同時に目封止する実施形態4を示す図である。 従来のフィルムの貼付を示す図である。
符号の説明
1:ハニカム構造体、1s:側面部、2:隔壁、3:セル、8:端面、11:テーブル部、11h:貫通孔、11k:切りかき部、11w:側壁部、12:支持台、15:撮像装置、16:レーザ、21:ローラー、22:モーター、23:目封止材料供給装置、24:目封止装置、24s:加圧面、25:フィルム、27:剥離装置、28:板状部材、29:乾燥装置、31:目封止材料、35:巻き出し部、36:巻き取り部。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
目封止されるハニカム構造体1は、例えば、図1に示すように、多孔質の隔壁2を有し隔壁2によって一方の端面8から他方の端面8まで貫通する複数のセル3が区画形成されたものであり、セラミック材料によって形成されている。より具体的には、強度、耐熱性等の観点から、コージェライト、ムライト、アルミナ、炭化珪素及びこれらの組み合わせよりなる群から選ばれるセラミックを含む。
そして、上記原料にバインダー、有機造孔材、界面活性剤及び水等を添加して、可塑性の坏土を作製し、坏土を、例えば押出成形することにより、隔壁2により仕切られた軸方向に貫通する多数のセル3を有する円柱形状のハニカム構造体1として成形されている。
図2を用いて、本発明のハニカム構造体1の目封止方法の概要について説明する。ハニカム構造体1のセル3に目封止を施すために、ハニカム構造体1の端面部が挿入される貫通孔11hを有するテーブル部11(図3A参照)に、図2に示すように、ハニカム構造体1を位置決めした状態にて、ハニカム構造体1の側面部1sが覆われないように端面8にフィルム25が貼付されるとともに、端面8に貼付されないフィルム25の残余の部分がテーブル部11に貼付された状態として、フィルム25を平坦な状態で保持する。そしてフィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりフィルム25をマスクとし、そのマスク上またはマスクと同一平面上に流動性を有する目封止材料31(スラリー)を供給し、その後、ハニカム構造体1のセル3内に目封止材料31を充填する。
従来は、容器内に目封止材料31を入れて、それを平準化し、その中にハニカム構造体1を浸漬することにより目封止を施していたが、上記のように目封止することにより、目封止に要する時間を短縮することができ、製造コストを低減することができる。
図3A及び図3Bにテーブル部11の平面図を示す。前述のようにテーブル部11とハニカム構造体1とを同一のフィルム25で覆うようにすれば、図3Aにし示すような貫通孔11hの形状に適合する円柱状のハニカム構造体1は言うまでもなく、図3Bに示すような貫通孔11hの形状に適合する形状のハニカム構造体1であっても、問題なくマスクをすることができる。図13の工程1及び工程2に従来のフィルムの貼付方法を示す。従来は、ハニカム構造体1の端面8にフィルム25を貼付し、それを折り曲げて側面部1sに貼付していたが、このようにすると、貼付したフィルム25にしわが発生しやすく、特に、図3Bに示すような貫通孔11hの形状に適合するハニカム構造体1の場合は、しわが発生しやすい。また、図13の工程1及び工程2に示すように、フィルム25を貼付すると、発生したしわの影響により、後のフィルム25をマスクとするための孔形成工程において、孔形成のための画像処理に困難が生じ、目封止材料31のもれが発生することもあったが、図2に示すように、テーブル部11とハニカム構造体1とを同一のフィルム25で平坦な状態で覆うようにすれば、フィルム25にしわが発生しにくく、孔形成工程における画像処理にも困難が生じにくい。つまり、本願のようにフィルム25を平面状に貼付することで、折り曲げ時の問題がなくなり、ハニカム構造体1の側面に目封止材料31が付着するおそれもなくなり、外観品質が向上する。
(実施形態1)
具体的な目封止方法について、図4〜図9を用いて説明する。本発明の目封止方法に使用する目封止部を有するハニカム構造体1の製造装置は、ハニカム構造体1の端面8に、ハニカム構造体1の側面部1sが覆われない状態でフィルム25を貼付するフィルム貼付手段と、ハニカム構造体1が挿入される貫通孔11hを有するテーブル部11と、フィルム25が貼付されたハニカム構造体1を貫通孔11hに挿入した状態にて、テーブル部11またはハニカム構造体1を移動させ、端面8に貼付されているフィルム25が平坦な状態となるように、その残余の部分をテーブル部11に貼付するために、テーブル部11とハニカム構造体1とを位置決めして保持する位置決め手段と、フィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、孔が形成されたマスク上またはテーブル部11上に流動性を有する目封止材料31を供給する目封止材料供給手段と、マスク上またはテーブル部11上に供給された目封止材料31をセル3内に充填する充填手段と、を備える。
詳しく説明すると、フィルム貼付手段として、ローラー21を備え、ローラー21にて、テーブル部11及びハニカム構造体1の端面8にフィルム25を貼付することができる。また、テーブル部11とハニカム構造体1とを位置決めする位置決め手段として、テーブル部11を上昇、下降させるためにテーブル部11にモーター22が接続されている。或いは、ハニカム構造体1を載置する支持台12を上昇、下降させるために支持台12にモーター22が接続されている。フィルム25に孔開けをする孔開け手段として、レーザ16を備える。
まず、図4の工程1に示すように、多孔質の隔壁2を有し隔壁2によって一方の端面8から他方の端面8まで貫通する複数のセル3が区画形成されたハニカム構造体1の端面8に付着するチリをエアブローにて払い、そのチリを集塵して、端面8を清浄化する。
そして、図4の工程2に示すように、ハニカム構造体1の一部を、テーブル部11の貫通孔11hに挿入した状態にて、ハニカム構造体1の端面8に、ハニカム構造体1の側面部1sが覆われない状態でフィルム25を貼付する。このとき、具体的には、ローラー21等にて、フィルム25を押圧して端面8に密着させるとよい。このようにすると、ハニカム構造体1に確実にフィルム25を貼り付けることが可能であり、後述する充填工程における加圧面24sの移動によるフィルム25のずれを低減できる。なお、目封止部を有するハニカム構造体1の製造装置は、フィルム25をカットするカット装置を備え、所定の大きさにカットされたフィルム25を貼付する。
続いて、図4の工程3aに示すように、フィルム25が貼付されたハニカム構造体1を貫通孔11hに挿入した状態にて、モーター22によってテーブル部11を上昇させ、端面8に貼付されているフィルム25が平坦な状態となるように、その残余の部分をテーブル部11に貼付するために、テーブル部11とハニカム構造体1とを位置決めして保持する。
或いは、図4の工程3bに示すように、ハニカム構造体1を載置する支持台12を下降させることにより、端面8に貼付されたフィルム25が平坦な状態でテーブル部11にも貼付されるように構成してもよい。
次に、図5の工程4に示すように、ハニカム構造体1の端面8を撮像装置15にて撮像して、目封止すべきセル3と目封止すべきではないセル3の形状及び位置を特定し得る画像データを取得する。ハニカム構造体1の端面8を撮像するための撮像装置15については、特に限定されるものではないが、例えば、CCD(charge−coupled device)カメラやX線CT(computed tomography)スキャナー等を好適に用いることができる。
そして、図5の工程5に示すように、前工程により取得された画像データに基づいて、レーザ16によってフィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする。したがって、撮像装置15及びレーザ16は、孔開け手段を構成する。
さらに、図5の工程6に示すように、センサー17(例えば、赤外線センサー)を用いて、テーブル部11の上平面とハニカム構造体1の端面8が同一平面になるように、ハニカム構造体1を所定の位置に位置合わせする。
次に、図6の工程7に示すように、目封止材料供給手段である目封止材料供給装置23によって、孔が形成されたマスク(フィルム25)上またはテーブル部11上に流動性を有する目封止材料31(スラリー)を供給する。目封止を施すために使用する目封止材料31は、例えば、セラミック粉末、結合剤、解膠剤を混合したものに、分散媒として水を加えて混合したものである。なお、セラミックとしては、コージェライト、ムライト、アルミナ、及び炭化珪素等を使用できる。
そして、図6の工程8に示すように、加圧部材である目封止装置24によって、マスク上またはテーブル部11上に供給された目封止材料31をセル3内に充填する。目封止装置24は、具体的には、マスクの表面に対して鋭角に配置され目封止材料31を加圧する加圧面24sとテーブル部11上を移動する移動手段とを有する。テーブル部11に対して位置決めされたハニカム構造体1のマスク上またはテーブル部11上に目封止材料31を供給した後に、目封止装置24がテーブル部11上にて移動することにより、マスク上に供給された目封止材料31を加圧面24sにて加圧してハニカム構造体1のセル3内に目封止材料31を充填する。
テーブル部11とハニカム構造体1とを覆うように、平坦な状態でフィルム25を貼付することにより、加圧面24sの接触し続ける面の段差を無くすことができ、加圧面24sの移動をスムーズにすることで目封止の深さを均一化することができる。
図8に示すように、テーブル部11は、その表面上の貫通孔11hを挟んだ両側に並列して表面から突出形成された側壁部11wを有するように構成することもできる。このようにすると、目封止材料31がテーブル部11の表面から漏出することを防止することができる。また、加圧面24s側からの目封止材料31の漏れを防止し、目封止材料31の利用効率を高めることができ、さらに加圧面24sの横からの圧力の逃げが無くなり、均一に圧力をかけることができ、ばらつきの小さい目封止をすることができる。
さらに、セル3に目封止材料31を充填した後に、図6の工程9に示すように、目封止装置24をテーブル部11外まで移動させ、余分な目封止材料31をテーブル部11外に除去する。
次に、図7の工程10に示すように、移動手段によりテーブル部11を下降させ、テーブル部11とフィルム25とを剥離する。そして、図7の工程11に示すように、剥離装置27によって、端面8に貼付されているマスクを剥離する。図9に示すように、テーブル部11の両端に切りかき部11kが形成されていると、テーブル部11を下降させることなく、剥離することができる。図7の工程12に示すように、乾燥手段である乾燥装置29によって、ハニカム構造体1を乾燥し、目封止部32が形成された目封止部を有するハニカム構造体1が完成する。
(実施形態2)
他の目封止方法について、図10を用いて説明する。本発明の目封止方法に使用する実施形態2の目封止部を有するハニカム構造体1の製造装置は、ハニカム構造体1の端面部が挿入される貫通孔11hを有するテーブル部11と、テーブル部11の表面側にフィルム25を貼付するフィルム貼付手段と、フィルム25が貫通孔11hの領域を含む表面側に貼付されたテーブル部11の貫通孔11hに、ハニカム構造体1の端面部を挿入した状態で、かつハニカム構造体1の側面部1sが覆われない状態で端面8にフィルム25が貼付されるように、テーブル部11とハニカム構造体1とを位置決めして保持する位置決め手段と、ハニカム構造体1の端面8に貼付されたフィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、孔が形成されたマスク上またはテーブル部11上に流動性を有する目封止材料31を供給する目封止材料供給手段と、マスク上またはテーブル部11上に供給された目封止材料31をセル3内に充填する充填手段と、を備える。
図10の工程1に示すように、フィルム貼付手段によって、テーブル部11の上側に、フィルム25を貼付する。このとき、具体的には、ローラー21等にて、フィルム25を押圧してテーブル部11の表面に密着させるとよい。なお、目封止部を有するハニカム構造体1の製造装置は、フィルム25をカットするカット装置を備え、所定の大きさにカットされたフィルム25を貼付する。
テーブル部11の表面の貫通孔11hを含む領域にフィルム25を貼付した後に、図10の工程2に示すように、支持台12をモーター22によって上昇させることにより、貫通孔11hにハニカム構造体1の端面部を挿入して、ハニカム構造体1の端面8にフィルム25を貼付する。つまり、フィルム25が貼付されたテーブル部11の貫通孔11hにハニカム構造体1を挿入した状態にて、端面8に貼付されているフィルム25が平坦な状態となるように、その残余の部分をハニカム構造体1に貼付するために、位置決め手段であるモーター22によってテーブル部11に対してハニカム構造体1を位置決めして保持する。
そして、実施形態1と同様に、ハニカム構造体1の端面8を撮像して、画像データを取得し、レーザ16によってフィルム25に形成することによりマスクとする。
次に、目封止材料供給装置23によって、目封止材料31を供給し、目封止装置24によって、目封止材料31をセル3内に充填する。つまり、目封止装置24がテーブル部11上にて移動することにより、マスク上に供給された目封止材料31を加圧面24sにて加圧してハニカム構造体1のセル3内に目封止材料31を充填する。そして、目封止材料31のスラリーをテーブル部11上から除去する。
そして、テーブル部11を下降させることにより、テーブル部11とフィルム25とを剥離する。目封止の終了したハニカム構造体1を乾燥することにより、目封止部を有するハニカム構造体1が完成する。
(実施形態3)
実施形態3の目封止方法について、図11を用いて説明する。実施形態3は、実施形態2と同様に、テーブル部11の表面上に先にフィルム25を貼付する方法であるが、製造ライン上に、水平方向に並んだ複数のテーブル部11と、そのテーブル部11の表面側に、帯状のフィルム25が備えられている。
詳しくは、本発明の目封止方法に使用する実施形態3の目封止部を有するハニカム構造体1の製造装置は、ハニカム構造体1の端面部が挿入される貫通孔11hを有するテーブル部11と、テーブル部11の表面側にフィルム25を貼付するフィルム貼付手段と、フィルム25が貫通孔11hの領域を含む表面側に貼付されたテーブル部11の貫通孔11hに、ハニカム構造体1の端面部を挿入した状態で、かつハニカム構造体1の側面部1sが覆われない状態で端面8にフィルム25が貼付されるように、テーブル部11とハニカム構造体1とを位置決めして保持する位置決め手段と、ハニカム構造体1の端面8に貼付されたフィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、孔が形成されたマスク上またはテーブル部11上に流動性を有する目封止材料31を供給する目封止材料供給手段と、マスク上またはテーブル部11上に供給された目封止材料31をセル3内に充填する充填手段と、を備える。さらに、フィルム25を巻きだす巻き出し部35、および巻き取る巻き取り部36を備える。
テーブル部11及びフィルム25は、一体として、所定の時間で、製造ライン上を間欠的に移動する(図11の場合、図の左側から右側へ移動)。まず、図11の左端にて、フィルム貼付手段のローラー21によって、フィルム25を押圧してテーブル部11の上側に、フィルム25を貼付する。
テーブル部11の表面の貫通孔11hを含む領域にフィルム25を貼付した後に、貫通孔11hにハニカム構造体1の端面部を挿入して、ハニカム構造体1の端面8にフィルム25を貼付する。このとき、フィルム25の上側から板状部材28にてフィルム25の変形を抑えて、端面8へ密着させる。つまり、位置決め手段によって、フィルム25が貼付されたテーブル部11の貫通孔11hにハニカム構造体1を挿入した状態にて、端面8に貼付されているフィルム25が平坦な状態となるように、その残余の部分をハニカム構造体1に貼付するために、テーブル部11に対してハニカム構造体1を位置決めして保持する。
そして、ハニカム構造体1が撮像装置15の下方に移動した後に、ハニカム構造体1の端面8を撮像装置15によって撮像して、目封止すべきセル3と目封止すべきではないセル3の形状及び位置を特定し得る画像データを取得する。次に、前工程により取得された画像データに基づいて、レーザ16によってフィルム25に、一部のセル3の開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする。したがって、撮像装置15及びレーザ16は、孔開け手段を構成する。なお、ハニカム構造体1の位置に応じて撮像装置15の位置を撮像のために、レーザ16の位置を孔開けのために微調整(ハニカム構造体1の長径程度)できるように構成してもよい。
次に、目封止材料供給装置23によって、孔が形成されたマスク上またはテーブル部11上に流動性を有する目封止材料31を供給し、目封止装置24によって、マスク上またはテーブル部11上に供給された目封止材料31をセル3内に充填する。つまり、目封止装置24がテーブル部11上にて移動することにより、マスク上に供給された目封止材料31を加圧面24sにて加圧してハニカム構造体1のセル3内に目封止材料31を充填する。
次に、テーブル部11を下降させることにより、テーブル部11とフィルム25とを剥離し、フィルム25を巻き取ることにより、回収する。目封止の終了したハニカム構造体1を乾燥することにより、目封止部を有するハニカム構造体1が完成する。
なお、実施形態1,2の場合は、目封止装置24が移動するが、実施形態3の場合には目封止装置24が止まっていて、ハニカム構造体1側が動くことで相対運動として目封止装置24が動くように構成することもできる。この場合、目封止装置24の機構が簡便になる。
(実施形態4)
図12に、ハニカム構造体1の両端面8を同時に目封止する実施形態3を示す。図12に示すように、ハニカム構造体1の軸方向(高さ方向)が略水平となるように、ハニカム構造体1を横に寝かせた状態に配置し、目封止材料31をマスク上またはテーブル部11上に流動性を有する目封止材料31を供給して、下方から上方に目封止装置24を移動させることにより、目封止材料31をセル3内に充填する。このように構成することにより、両端面8を同時に目封止することができ、目封止の所要時間を半減することができる。
本発明に係るハニカム構造体の製造方法及び製造装置は、触媒装置用の担体又はDPF等のフィルタとして用いられる目封止部を有するハニカム構造体を作製する手段として好適に利用される。

Claims (10)

  1. 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の前記セルを目封止する目封止部を有するハニカム構造体の製造方法において、
    前記ハニカム構造体の端面部が挿入される貫通孔を有するテーブル部に、前記ハニカム構造体を位置決めした状態にて、前記ハニカム構造体の側面部が覆われないように前記端面にフィルムが貼付されるとともに、前記端面に貼付されない前記フィルムの残余の部分が前記テーブル部に貼付された状態として、前記フィルムを平坦な状態で保持し、
    前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することにより前記フィルムをマスクとし、
    そのマスク上またはマスクと同一平面上に流動性を有する目封止材料を供給し、その後、前記ハニカム構造体の前記セル内に前記目封止材料を充填する目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
  2. 前記ハニカム構造体の前記端面に前記フィルムを貼付した後に、前記ハニカム構造体の端面部を前記テーブル部の前記貫通孔に挿入する請求項1に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
  3. 前記テーブル部の表面の前記貫通孔を含む領域に前記フィルムを貼付した後に、前記貫通孔に前記ハニカム構造体の前記端面部を挿入して、前記ハニカム構造体の前記端面に前記フィルムを貼付する請求項1に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
  4. 前記ハニカム構造体と前記テーブル部とを位置決めした後に、これらに前記フィルムを貼付する請求項1に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
  5. 前記フィルムが前記ハニカム構造体の前記端面に貼付された後に、レーザにて前記フィルムに孔を形成する請求項1〜4のいずれか1項に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造方法。
  6. 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の前記端面に、前記ハニカム構造体の側面部が覆われない状態でフィルムを貼付するフィルム貼付手段と、
    前記ハニカム構造体が挿入される貫通孔を有するテーブル部と、
    前記フィルムが貼付された前記ハニカム構造体を前記貫通孔に挿入した状態にて、前記テーブル部または前記ハニカム構造体を移動させ、前記端面に貼付されている前記フィルムが平坦な状態となるように、その残余の部分を前記テーブル部に貼付するために、前記テーブル部と前記ハニカム構造体とを位置決めして保持する位置決め手段と、
    前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、
    前記孔が形成された前記マスク上または前記テーブル部上に流動性を有する目封止材料を供給する目封止材料供給手段と、
    前記マスク上または前記テーブル部上に供給された前記目封止材料を前記セル内に充填する充填手段と、
    を備える目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
  7. 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の端面部が挿入される貫通孔を有するテーブル部と、
    前記テーブル部の表面側にフィルムを貼付するフィルム貼付手段と、
    前記フィルムが前記貫通孔の領域を含む前記表面側に貼付された前記テーブル部の前記貫通孔に、前記ハニカム構造体の前記端面部を挿入した状態で、かつ前記ハニカム構造体の側面部が覆われない状態で前記端面に前記フィルムが貼付されるように、前記テーブル部と前記ハニカム構造体とを位置決めして保持する位置決め手段と、
    前記ハニカム構造体の前記端面に貼付された前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、
    前記孔が形成された前記マスク上または前記テーブル部上に流動性を有する目封止材料を供給する目封止材料供給手段と、
    前記マスク上または前記テーブル部上に供給された前記目封止材料を前記セル内に充填する充填手段と、
    を備える目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
  8. 多孔質の隔壁を有し前記隔壁によって一方の端面から他方の端面まで貫通する複数のセルが区画形成されたハニカム構造体の端面部が挿入される貫通孔を有するテーブル部と、
    前記テーブル部の前記貫通孔に、前記ハニカム構造体の前記端面部を挿入した状態で、前記テーブル部の表面と前記ハニカム構造体の前記端面とが面一となるように位置決めして保持する位置決め手段と、
    前記テーブル部と前記ハニカム構造体とを位置決めした後に、前記テーブル部の表面及び前記ハニカム構造体の前記端面にフィルムを貼付するフィルム貼付手段と、
    前記ハニカム構造体の前記端面に貼付された前記フィルムに、一部の前記セルの開口に対応するように開口した孔を形成することによりマスクとする孔開け手段と、
    前記孔が形成された前記マスク上または前記テーブル部上に流動性を有する目封止材料を供給する目封止材料供給手段と、
    前記マスク上または前記テーブル部上に供給された前記目封止材料を前記セル内に充填する充填手段と、
    を備える目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
  9. 前記セルを前記目封止材料にて充填した後に、前記テーブル部または前記ハニカム構造体を移動させる移動手段と、前記マスクを剥離する剥離手段と、前記ハニカム構造体を乾燥する乾燥手段とを備える請求項6〜8のいずれか1項に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
  10. 前記テーブル部は、その表面上の前記貫通孔を挟んだ両側に並列して前記表面から突出形成され、前記目封止材料が前記テーブル部の前記表面から漏出することを防止する側壁部を有する請求項6〜9のいずれか1項に記載の目封止部を有するハニカム構造体の製造装置。
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