JPWO2009001596A1 - 発光素子及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

発光素子は、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層8a、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層8b、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層8cが積層された半導体層8と、半導体層8の主面に形成された、半導体層8側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層20、または半導体層8側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層20と、を具備している。この構成により、光取り出し効率を飛躍的に向上させることが可能な発光素子を得ることができる。

Description

本発明は、発光素子及び照明装置に関するものである。
近年、紫外光領域から青色光までの光を発光する発光素子が注目されている。
このような窒化ガリウム系化合物半導体を用いた発光素子は、蛍光体と組み合わせることにより白色の光を発光することが可能であり、また省エネルギーかつ長寿命であることから、白熱電球や蛍光ランプの代替品として有望視されると共に実用化が始まっている。しかしながら、窒化ガリウム系化合物半導体を用いた発光素子の発光効率は、蛍光灯に比較すると低いため、更なる高効率化が求められており、そのための様々な研究が行われている例えば、下記の特許文献1を参照)。
従来の発光素子の一例の断面図を図3に示す。基板1上にn型窒化ガリウム系化合物半導体層2a、窒化ガリウム系化合物半導体層からなる発光層2b及びp型窒化ガリウム系化合物半導体層2cより成る半導体層2が形成されていると共に、n型窒化ガリウム系化合物半導体層2a上とp型窒化ガリウム系化合物半導体層2c上に、それぞれn型電極3及びp型電極4が形成されている。p型電極4としては、発光した光に対して透明な導電層が用いられ、p型窒化ガリウム系化合物半導体層2cに電流を均一に拡散させるために、p型窒化ガリウム系化合物半導体層2cの上面の全面に形成される。n型電極3及びp型電極4の一部には、外部から電流を注入するために、それぞれn型パッド電極5、p型パッド電極6が設けられており、ワイヤーボンディングによってパッケージの配線等と接続される。また、窒化ガリウム系化合物半導体層の形成に使用される基板1としては、一般的にサファイア基板が使用されている。
特許第3026087号公報 特開2005−259970号公報 アプライド.フィジックス.レターズ.86.221101(2005)(APPLIED.PHYSICS.LETTERS.86.221101 (2005))
図3の従来の発光素子においては、サファイアから成る基板1の屈折率は、発光層2bで発光した光の波長を400nmとした場合、約1.78であるのに対して、窒化ガリウム系化合物半導体の屈折率は約2.55と高い。そのため、発光層2bで発光した光のうち、サファイアから成る基板1への光の入射角が臨界角θの約44°(θ=arcsin(1.78/2.55))を超える角度で入射する光は、各窒化ガリウム系化合物半導体層を積層してなる半導体層2の内部で全反射を繰り返す。従って、光は半導体層2内で全反射を繰り返す過程で大部分が半導体層2に吸収され、残った光が半導体層2の端部から外部へ向かって放射されるため、発光量が低下するという問題点がある。
さらに、半導体層2の外部環境が空気(屈折率≒1)である場合、これらの媒質間の屈折率差がさらに大きくなり、それらの境界で半導体層2側に反射される光の量が一層増えるため、光取り出し効率はさらに低下する。
従って、本発明は上記従来の技術における問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、光取り出し効率を飛躍的に向上させることが可能な発光素子を得ることである。
本発明の第1の実施形態に係る発光素子は、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層が積層された半導体層と、前記半導体層の主面に形成された、前記半導体層側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層とを具備していることを特徴とする。
本発明の第1実施形態に係る照明装置は、上記第1の実施形態に係る発光素子と、前記発光素子からの発光を受けて光を発する蛍光体及び燐光体の少なくとも一方とを具備していることを特徴とする。
また、本発明の第2の実施形態に係る発光素子は、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層が積層された半導体層と、前記半導体層の主面に形成された、前記半導体層側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層とを具備していることを特徴とする。
本発明の第2実施形態に係る照明装置は、上記第2の実施形態に係る発光素子と、前記発光素子からの発光を受けて光を発する蛍光体及び燐光体の少なくとも一方とを具備していることを特徴とする。
また、本発明の第3の実施形態に係る発光素子は、発光部と、前記発光部の光放射面に形成された、前記発光部側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層とを具備していることを特徴とする。
また、本発明の第4の実施形態に係る発光素子は、発光部と、前記発光部の光放射面に形成された、前記発光部側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層とを具備していることを特徴とする。
本発明の発光素子及び照明装置によれば、光取り出し効率を向上させることができる。
(a),(b)はそれぞれ本実施の形態の発光素子の1例を示す断面図である。 (a),(b)はそれぞれ本実施の形態の発光素子の他例を示す断面図である。 従来の発光素子の一例を示す断面図である。 ナノワイヤ状結晶の集合体から成る透明導電層を有する本実施の形態の発光素子における透明導電層の拡大断面図である。 ナノワイヤ状結晶の集合体から成る透明導電層を有する本実施の形態の発光素子における透明導電層の拡大平面図である。
≪発光素子≫
以下、本発明の実施の形態に係る発光素子について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で変更、改良等を施すことは何ら差し支えない。
<第1の実施形態>
図1(a),(b)は本実施の形態の発光素子(発光ダイオード:LED)について一例を示す模式的な断面図である。図1(a),(b)において、7はサファイア等から成る基板、8は窒化ガリウム系化合物半導体層を複数層積層して成る半導体層(積層体)であり、8aは第1導電型(n型)窒化ガリウム系化合物半導体層、8bは窒化ガリウム系化合物半導体層からなる発光層、8cは第2導電型(p型)窒化ガリウム系化合物半導体層、9は第1導電型電極としての、あるいは第1導電型電極を形成するための第1導電型導電層、20aは第2導電型電極としての、あるいは第2導電型電極を形成するための第2導電型導電層を構成する第1の透明導電層、20bは第2の透明導電層、20は透明導電層である。
本実施の形態における窒化ガリウム系化合物半導体または窒化物半導体は、化学式AlxGayIn1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)等によって表されるものである。
本実施の形態の発光素子は、図1(a)に示すように、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層8a、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層8b、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層8cが積層された半導体層8と、半導体層8の主面に形成された、半導体層8側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層20とを具備している。
上記の構成により、透明導電層20の屈折率が半導体層8側から厚み方向に徐々に小さくなって行く。その結果、透明導電層20の全体で厚み方向に緩やかに屈折率を小さくしていき、空気の屈折率に近づけることができ、屈折率の異なる媒質間の界面における光の反射が減少し、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
透明導電層20の屈折率は、透明導電層20の表面が平坦でないために、分光エリプソメトリー法等の方法によって直接評価することは困難である。従って、透明導電層20を透過する光の透過率を測定し、その透過率が、厚み方向に屈折率が一定の透明導電層と比較して高いことをもって、実体的に透明導電層20の屈折率が半導体層8側から厚み方向に徐々に小さくなっていると判断できる。
また、透明導電層20を表面から研削法またはエッチング法等によって厚みを減少させていき、各厚みごとに透明導電層20の透過率を測定することによって、透明導電層20の屈折率を特定することができる。
なお、分光エリプソメトリー法は、具体的には試料の表面から反射された光の偏光状態の変化を測定し、フィッティング解析によって屈折率を求める方法である。
また、透明導電層20はナノワイヤ状結晶の集合体から成ることがよい。この場合、ナノワイヤ状結晶の形状、大きさ、数(密度)を制御することにより、気孔のサイズ(ナノワイヤ状結晶同士の間の隙間の大きさ)と気孔率を制御することができる。
ナノワイヤ状結晶の集合体は以下のように形成される。
ITO層等から成る透明導電層20を電子ビーム蒸着法によって形成する場合、電子ビーム蒸着装置内にガス導入を行わずに基板7の温度を上げた状態で、透明導電層20の電子ビーム蒸着を行う。そうすると、透明導電層20を構成する金属酸化物結晶の結晶成長速度に異方性が現われ、金属酸化物結晶の形状はアスペクト比が大きい形状となるため、金属酸化物結晶を堆積させる際に隙間が生じる。その隙間が光の波長以下である場合、金属酸化物結晶のアスペクト比が大きくなるほど隙間の割合が増えるため、アスペクト比の増大に伴って屈折率が低下する。従って、透明導電層20の形成の初期から基板7の温度を連続的に高めていくことによって、屈折率が厚み方向に低下する透明導電層20が得られる。
さらに、金属酸化物結晶のアスペクト比が高まると、最終的には温度400℃程度で成膜することによって、金属酸化物結晶は、直径20nm以下、長さ500nm以上のナノワイヤ状結晶となる。そして、ナノワイヤ状結晶同士の隙間が光の波長と同程度かそれ以上になると、その隙間において光が屈折するため、透明導電層20は光を散乱させるものとなる。以上のように形成された透明導電層20は還元されて一部金属(In等)となり透過率が低下しているため、最後に大気雰囲気で600℃で5分程度の酸化処理を施す。
なお、ナノワイヤ状結晶の集合体は、図4(a)の拡大断面図及び図4(b)の拡大平面図に示すように、多数のナノワイヤ状結晶がランダムな向きに長手方向が成長して堆積したものである。
また、図1(b)に示すように、透明導電層20は、半導体層8側に形成された導電性微粒子の集合体から成る第1の透明導電層20aと、第1の透明導電層20a上に形成されたナノワイヤ状結晶の集合体から成る第2の透明導電層20bとを有する構成であってもよい。
第1の透明導電層20aと第2の透明導電層20bとを有する透明導電層20は、上述した通り、透明導電層20を電子ビーム蒸着法によって形成する際に、基板7の温度を連続的に高めていくことによって形成することができる。例えば、ITO層から成る第1の透明導電層20aと第2の透明導電層20bは、基板7の温度を形成の初期に室温とし、形成の終期に400℃とすればよい。そして形成後に大気雰囲気で600℃、5分程度の酸化処理を施す。この場合、第1の透明導電層20aの形成に引き続いて第2の透明導電層20bを連続的に形成することができる。この場合、第1の透明導電層20aは半導体層8側から厚み方向に気孔率が大きくなっている。
透明導電層20の材質は、亜鉛,インジウム,錫及びマグネシウムのうちの少なくとも1種の酸化物から成ることが好ましい。この場合、透明導電層20は、紫外光から青色光に対して高い透過率を有するだけでなく、p型窒化ガリウム系化合物半導体層と良好なオーミック接触が得られるものとなる。
具体的には、透明導電層20は、酸化インジウム錫(ITO),酸化錫(SnO2),酸化亜鉛(ZnO)等の金属酸化物系のものから成ることが良いが、これらの中では特に酸化インジウム錫(ITO)は紫外光から青色光に対して高い透過率を有するだけでなく、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cと良好なオーミック接触が得られるために好適である。透明導電層20は、電子ビーム蒸着法やゾルゲル法を用いて形成することができる。
また、本実施の形態の上記の発光素子(LED)は次のように動作する。即ち、発光層8bを含む半導体層8にバイアス電流を流して、発光層8bで波長350〜400nm程度の紫外光〜近紫外光や紫光を発生させ、発光素子の外側にその紫外光〜近紫外光や紫光を取り出すように動作する。
なお、上記の実施の形態においては、第1導電型をn型、第2導電型をp型としたが、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。
<第2の実施形態>
図2(a),(b)は本実施の形態の発光素子(発光ダイオード:LED)について他例を示す模式的な断面図である。本実施の形態の発光素子は、第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層8a、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層8b、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層8cが積層された半導体層8と、半導体層8の主面に形成された、半導体層8側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層21とを具備している。
上記の構成により、従来のように透明導電層の屈折率は一定で透明導電層の表面に凹凸構造を形成する場合と比較して、屈折率の変化を緩やかにすることができる。その結果、屈折率の異なる媒質間の界面における光の反射が減少し、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
透明導電層21は半導体層8側から厚み方向に屈折率が小さくなっているが、屈折率を小さくする手段として、半導体層8側から厚み方向に気孔率を大きくする(屈折率が約1の空気の含有率を高める)手段、半導体層8側から厚み方向に屈折率が小さくなるように材質を変化させる手段、半導体層8側から厚み方向に屈折率が小さくなるように他の成分を含有させる手段等がある。
本実施の形態においては、好ましい手段として、半導体層8側から厚み方向に透明導電層21の気孔率を大きくする(屈折率が約1の空気の含有率を高める)手段を用いる。この場合、透明導電層21の屈折率は厚み方向に徐々に小さくなって行く。その結果、透明導電層21の全体で厚み方向に緩やかに屈折率を小さくしていき、空気の屈折率に近づけることができ、屈折率の異なる媒質間の界面における光の反射が減少し、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
透明導電層21が単層構成の場合の厚みは、全体で厚み方向に緩やかに屈折率を小さくしていく観点から、0.05〜1μmが好ましい。透明導電層21の厚みを0.05〜1μmとすることによって、厚み方向に緩やかに屈折率を小さくしていくことが容易になり、また、透明導電層21における光の吸収を抑えて、光取り出し効率が低下することを抑制することができる。
透明導電層21の材質は、亜鉛,インジウム,錫及びマグネシウムのうちの少なくとも1種の酸化物から成ることが好ましい。この場合、透明導電層21は、紫外光から青色光に対して高い透過率を有するだけでなく、p型窒化ガリウム系化合物半導体層と良好なオーミック接触が得られるものとなる。
具体的には、透明導電層21は、酸化インジウム錫(ITO),酸化錫(SnO2),酸化亜鉛(ZnO)等の金属酸化物系のものから成ることが良い。これらの中では特に酸化インジウム錫(ITO)は紫外光から青色光に対して高い透過率を有するだけでなく、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cと良好なオーミック接触が得られるために好適である。透明導電層21は、電子ビーム蒸着法やゾルゲル法を用いて形成することができる。
また、ITO層の屈折率を制御するには、電子ビーム蒸着法で形成する場合、外部より酸素導入を行わない状態として、基板7の温度を制御するという方法を用いることができる。従って、ITO層を形成する際に、形成の初期から終期にわたって、基板7の温度を徐々に高めていくことによって屈折率に傾斜をつけることができる。なお、蒸着時にITO層が還元されるため、成膜後の酸化が必要である。また、ITO層をゾルゲル法で形成する場合、焼結温度を制御するという方法を用いることができる。従って、ITO層を形成する際に、形成の初期から終期にわたって、焼結温度を徐々に低くしていくことによって屈折率に傾斜をつけることができる。
また、透明導電層21は導電性微粒子の集合体から成ることがよい。この場合、導電性微粒子の形状及び大きさを制御することにより、気孔のサイズ(導電性微粒子同士の間の隙間の大きさ)と気孔率を制御することができる。
一般に、ITO層等の透明導電層21は導電性微粒子の集合体から成るものであり、電子ビーム蒸着法やゾルゲル法等によって形成される。導電性微粒子の形状及び大きさを制御するには、上記のように、温度を制御するという方法を用いることができる。
また、透明導電層21はナノワイヤ状結晶の集合体から成ることがよい。この場合、導電性微粒子の集合体から成る場合と同様に、ナノワイヤ状結晶の形状、大きさ、数(密度)を制御することにより、気孔のサイズ(ナノワイヤ状結晶同士の間の隙間の大きさ)と気孔率を制御することができる。
導電性微粒子およびナノワイヤ状結晶の集合体は以下のように形成される。
導電性微粒子の集合体を電子ビーム蒸着法によって形成する場合、透明導電層(ITO層)21を形成する際に、ガス導入を行わずに基板7の温度を上げた状態でITO層の電子ビーム蒸着を行う。そうすると、ITO層を構成する金属酸化物結晶の結晶成長速度に異方性が現われ、金属酸化物結晶の形状はアスペクト比が大きい形状となるため、金属酸化物結晶を堆積させる際に隙間が生じる。その隙間が光の波長以下である場合、金属酸化物結晶のアスペクト比が大きくなるほど隙間の割合が増えるため、アスペクト比の増大に伴って屈折率が低下する。従って、ITO層の形成の初期から基板7の温度を連続的に高めていくことによって、屈折率が厚み方向に低下するITO層が得られる。
さらに、アスペクト比が高まると、最終的には温度400℃程度で成膜することで金属酸化物結晶は、直径20nm以下、長さ500nm以上のナノワイヤ状結晶となる。そして、ナノワイヤ状結晶同士の隙間が光の波長と同程度かそれ以上になると、その隙間において光が屈折するため、透明導電層21は光を散乱させるものとなる。以上のように形成されたITO層は還元されて一部金属Inとなり透過率が低下しているため、最後に大気雰囲気で600℃で5分程度の酸化処理を施す。
なお、ナノワイヤ状結晶の集合体は、多数のナノワイヤ状結晶がランダムな向きに長手方向が成長して堆積したものである。
導電性微粒子の集合体をゾルゲル法によって形成する場合、導電性微粒子同士の隙間は、一般的に焼結温度が高くなるほど緻密な層となる。従って、形成の初期から焼結温度を徐々に低くしていくと、導電性微粒子同士の隙間を厚み方向に徐々に大きくすることが可能である。
従って、第1の透明導電層21aをゾルゲル法によって形成する場合、導電性微粒子同士の隙間が光の波長以下になる範囲内でその隙間を大きくすることによって、第1の透明導電層10の屈折率を厚み方向に低下させることができる。更に、第2の透明導電層21bをゾルゲル法によって形成する場合、光散乱を生じさせるために、より焼結温度を低くしていくと、隙間が光の波長より大きくなり好適である。
またこの場合、第1及び第2の透明導電層21a,21bをゾルゲル法によって連続的に形成することもできる。
また、図2(b)に示すように、透明導電層21は、半導体層8側に形成された導電性微粒子の集合体から成る第1の透明導電層21aと、第1の透明導電層21a上に形成されたナノワイヤ状結晶の集合体から成る第2の透明導電層21bとを有する構成であることが好ましい。
第1の透明導電層21aと第2の透明導電層21bとを有する透明導電層21は、上述した通り、透明導電層21を電子ビーム蒸着法によって形成する際に、基板7の温度を連続的に高めていくことによって形成することができる。例えば、ITO層から成る第1の透明導電層21aと第2の透明導電層21bは、基板7の温度を形成の初期に室温とし、形成の終期に400℃とすればよい。そして形成後に大気雰囲気で600℃、5分程度の酸化処理を施す。この場合、第1の透明導電層21aの形成に引き続いて第2の透明導電層21bを連続的に形成することができる。
図2(b)の構成においては、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cの上に第1の透明導電層21aを形成しているが、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cと第1の透明導電層21aとの間に、接触抵抗低減のために、Ni等から成る金属層を挿入しても構わない。
半導体層8の一方主面(図2では上面)に、その一方主面から厚み方向に屈折率が小さくなる第1の透明導電層21aと、光を散乱させる為のナノワイヤ状結晶の集合体から成る第2の透明導電層21bが順次形成されているが、形成プロセスを容易にするために、第1の透明導電層21aは屈折率が一定(例えばITOであればnが2.0程度)の緻密層であっても構わない。その場合にも、第2の透明導電層21bによる光散乱効果により光取り出し効率が向上する。なお、図2(a),(b)において14は第2の透明導電層21bと外部の空気との界面で半導体層8内に反射した光をもう一度半導体層8の一方主面に効率よく反射させる反射層である。
第1の透明導電層21aの厚みは50nm〜1μmがよい。第1の透明導電層21aの厚みを50nm〜1μmとすることにより、厚さ方向に屈折率の変化が現われ易くなり、また、第1の透明導電層21aにおける光の吸収を抑えて、光取り出し効率が低下することを抑制することができる。
第2の透明導電層21bは、第1の透明導電層21aと同じ材質または異なる材質から成る。第2の透明導電層21bの厚みは100nm〜5μmがよい。第2の透明導電層21bの厚みは100nm〜5μmとすることにより、光の散乱を十分に生じさせることができ、また、第2の透明導電層21bにおける光の吸収を抑え、さらに形成時間を短くして生産性を向上させることができる。
反射層14としては、例えば、高屈折率層と低屈折率層を交互に複数層重ねることによって、光の干渉効果によるブラッグ反射により高屈折率層と低屈折率層の反射が強め合う効果を有する分布型ブラッグ反射鏡(DBR:Distributed Bragg Reflectors)を用いることがよい。具体的には、厚みが41.5nmのGaN層と、厚みが38.5nmのAl0.52Ga0.48N層を20組積層した、DBR周期構造を形成することによって、発光波長400nmの光に対して非常に良好な反射率を有する反射層14が得られる。
半導体層8は、サファイア,SiC,窒化ガリウム系化合物半導体(GaN等)等から成る基板7上に、GaN層等の窒化ガリウム系化合物半導体から成るバッファ層及び反射層14を介して、エピタキシャル成長される。反射層14により、基板7側へ向かう光は光取り出し方向である透明導電層21側に反射されるために、光取り出し方向へと有効に集光することが可能になる。
本実施の形態の半導体層8は、発光層8bを、n型窒化ガリウム系化合物半導体層8aとp型窒化ガリウム系化合物半導体層8cとで挟んだ構成であるが、例えば、n型窒化ガリウム系化合物半導体層8aは、第1のn型クラッド層としてのGaN層、第2のn型クラッド層としてのIn0.02Ga0.98N層の積層体等からなる。このn型窒化ガリウム系化合物半導体層8aの厚みは2μm〜3μm程度である。
また、例えば、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cは、第1のp型クラッド層としてのAl0.2Ga0.8N層、第2のp型クラッド層としてのAl0.15Ga0.85N層、p型コンタクト層としてのGaN層の積層体等からなる。このp型窒化ガリウム系化合物半導体層8cの厚みは200nm〜300nm程度である。
また、例えば、発光層8bは、禁制帯幅の広い障壁層としてのIn0.01Ga0.99N層と、禁制帯幅の狭い井戸層としてのIn0.11Ga0.89N層とを、交互に例えば3回繰り返し規則的に積層した多重量子井戸構造(MQW:Multi Quantum Well)等からなる。この発光層8bの厚みは25nm〜150nm程度である。
n型導電層9の材質は、発光層8bから発生した光を損失なく反射し、かつn型窒化ガリウム系化合物半導体層8aと良好なオーミック接続がとれるものがよい。そのような材質のものとしては、例えばアルミニウム(Al),チタン(Ti),ニッケル(Ni),クロム(Cr),インジウム(In),錫(Sn),モリブデン(Mo),銀(Ag),金(Au),ニオブ(Nb),タンタル(Ta),バナジウム(V),白金(Pt),鉛(Pb),ベリリウム(Be),酸化インジウム(In23),金−シリコン(Au−Si)合金,金−ゲルマニウム(Au−Ge)合金,金−亜鉛(Au−Zn)合金,金−ベリリウム(Au−Be)合金等を用いればよい。これらの中でも、アルミニウム(Al)または銀(Ag)は、発光層8bが発光する青色光(波長450nm)〜紫外光(波長350nm)の光に対して反射率が高いので好適である。また、アルミニウム(Al)はn型窒化ガリウム系化合物半導体層8aとのオーミック接合の点でも特に好適である。また、上記材料の中から選択した層を複数層積層したものとしても構わない。
また、n型導電層9及び第2の透明導電層21b上には、それぞれ外部との電気的接続をとるための導線等を接続するn側パッド電極12とp側パッド電極13が設けられている。両電極は、例えばチタン(Ti)層、またはチタン(Ti)層を下地層として金(Au)層を積層したものを用いればよい。
<第3の実施形態>
また、本実施の形態の発光素子は、発光部と、発光部の光放射面に形成された、発光部側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層とを具備している。この構成により、透明導電層の屈折率が発光部側から厚み方向に徐々に小さくなって行く。その結果、透明導電層の全体で厚み方向に緩やかに屈折率を小さくしていき、空気の屈折率に近づけることができ、屈折率の異なる媒質間の界面における光の反射が減少し、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
発光部は、半導体レーザにおける半導体層部、有機ELの発光部、プラズマ発光装置の発光部、液晶表示装置の発光部等の種々の発光部であってよい。従って、この場合の発光素子は、半導体レーザ、有機EL、プラズマ発光装置、液晶表示装置等である。
<第4の実施形態>
また、本実施の形態の発光素子は、発光部と、発光部の光放射面に形成された、発光部側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層とを具備している。この構成により、従来のように透明導電層の屈折率は一定で透明導電層の表面に凹凸構造を形成する場合と比較して、屈折率の変化を緩やかにすることができる。その結果、屈折率の異なる媒質間の界面における光の反射が減少し、光取り出し効率を向上させることが可能となる。
発光部は、半導体レーザにおける半導体層部、有機ELの発光部、プラズマ発光装置の発光部、液晶表示装置の発光部等の種々の発光部であってよい。従って、この場合の発光素子は、半導体レーザ、有機EL、プラズマ発光装置、液晶表示装置等である。
≪照明装置≫
また、本実施の形態の発光素子は照明装置に適用できるものであり、その照明装置は、本実施の形態の発光素子と、発光素子からの発光を受けて光を発する蛍光体及び燐光体の少なくとも一方とを具備している構成である。この構成により、輝度及び照度の高い照明装置を得ることができる。この照明装置は、本実施の形態の発光素子を透明樹脂等で覆うか内包するようにし、その透明樹脂等に蛍光体や燐光体を混入させた構成とすればよく、蛍光体や燐光体によって発光素子の紫外光〜近紫外光を白色光等に変換するものとすることができる。また、集光性を高めるために透明樹脂等に凹面鏡等の光反射部材を設けることもできる。このような照明装置は、従来の蛍光灯等よりも消費電力が小さく、小型であることから、小型で高輝度の照明装置として有効である。
本実施の形態の発光素子の実施例について以下に説明する。
図1(a)の発光素子を以下のようにして作製した。複数の発光素子の形成領域を有するサファイアから成る基板(母基板)7上の前記形成領域のそれぞれにおいて、以下の処理を行った。
まず、バッファ層(図示せず)として、厚み20nmの第1のGaN層および厚み2μmの第2のGaN層を形成した。第1のGaN層は500℃程度の低温で形成し、700℃程度でアニール処理を施した。第2のGaN層は1100℃程度の温度で形成した。低温で形成された第1のGaN層は非晶質状態であるため、基板7と半導体層8との間の格子定数差及び熱膨張係数差による歪みを有効に緩和するものとなる。
次に、反射層14として、厚み41.5nmのGaN層と、厚み38.5nmのAl0.52Ga0.48N層とを積層した組を20組積層して、DBR(Diffraction Bragg Reflector)周期構造の反射層14を形成した。
次に、n型窒化ガリウム系化合物半導体層8aとして、厚み2μmのSiドープのn型GaN層、発光層8bである、InGaN層とGaN層を交互に積層した厚み30nmの多重量子井戸(MQW:Multiple Quantum Well)層を、有機金属気相成長(MOVPE:Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)法により順次形成した。
次に、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cとして、厚み20nmのMgドープのp型AlGaNキャップ層、厚み200nmのMgドープのp型AlGaNクラッド層、厚み10nmのMgドープのp型GaNコンタクト層を、MOVPE法により順次形成した。これにより、半導体層8を形成した。
次に、透明導電層20を以下のようにして作製した。まず、基板7の温度を室温とし、酸素ガスの導入を行わずにITO層を100nmの厚みに堆積させた。その後、基板7の温度を200℃まで直線的に上昇させる間に更にITO層を300nmの厚み分堆積させ、合計400nmの厚みの透明導電層20を形成した。その後、大気雰囲気中で600℃、5分のアニール処理を行った。
次に、n型窒化ガリウム系化合物半導体層8aの露出部にn型導電層9を形成するために、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)法により、n型窒化ガリウム系化合物半導体層8aが露出するまで発光素子の一部をエッチングし除去した。次に、n型窒化ガリウム系化合物半導体層8aの上面の外周部の露出部に、n型導電層9としてチタン(Ti)層、アルミニウム(Al)層を積層した金属層を形成した。
最後に、n型導電層9の表面の一部に、チタン(Ti)層、金(Au)層を積層した金属層から成るn側パッド電極12を形成した。また、透明導電層20上に、チタン(Ti)層、金(Au)層を積層した金属層から成るp側パッド電極13を形成した。
最後に、複数の発光素子の形成領域ごとに分断されるようにダイシングを行うことにより、個々の発光素子に分離して、直方体状の発光素子を作製した。
比較例として、透明導電層20が一様に緻密であること以外は実施例1と同様の構成である図3に示す構成の発光素子を作製した。
これらの発光素子に電流を印加し、発光素子の発光強度を発光素子を囲む積分球において測定した。本実施例1の発光素子は、比較例の発光素子に比べて光取り出し効率が1.5倍であった。
図1(b)の発光素子を以下のようにして作製した。複数の発光素子の形成領域を有するサファイアから成る基板(母基板)7上に実施例1と同じ構成で反射層14および半導体層8を形成した。
次に、p型窒化ガリウム系化合物半導体層8cとして、厚み20nmのMgドープのp型AlGaNキャップ層、厚み200nmのMgドープのp型AlGaNクラッド層、厚み10nmのMgドープのp型GaNコンタクト層を、MOVPE法により順次形成した。これにより、半導体層8を形成した。
次に、第1の透明導電層10を以下のようにして作製した。まず、基板7の温度を室温とし、酸素ガスの導入を行わずにITO層を100nmの厚みに堆積させ、その後基板7の温度を200℃まで直線的に上昇させる間に更にITO層を300nmの厚み分堆積させ、合計400nmの厚みの第1の透明導電層10を形成した。続いて、基板7の温度を400℃に上昇させ、ナノワイヤ結晶状のITO層を1μmの厚みに堆積させて、第2の透明導電層11を形成した。その後、大気雰囲気中で600℃、5分のアニール処理を行った。
次に、実施例1と同様にしてn型導電層9、n側パッド電極12及びp側パッド電極13を形成した。
最後に、複数の発光素子の形成領域ごとに分断されるようにダイシングを行うことにより、個々の発光素子に分離して、直方体状の発光素子を作製した。
本実施例2の発光素子に電流を印加し、発光素子の発光強度を発光素子を囲む積分球において測定した。本実施例2の発光素子は、比較例の発光素子に比べて光取り出し効率が1.8倍となった。

Claims (16)

  1. 第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層が積層された半導体層と、前記半導体層の主面に形成された、前記半導体層側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層とを具備していることを特徴とする発光素子。
  2. 前記透明導電層はナノワイヤ状結晶の集合体から成ることを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  3. 前記透明導電層は、前記半導体層側に形成された導電性微粒子の集合体から成る第1の透明導電層と、前記第1の透明導電層上に形成されたナノワイヤ状結晶の集合体から成る第2の透明導電層とを有することを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  4. 前記第1の透明導電層は、前記半導体層側から厚み方向に気孔率が大きくなっていることを特徴とする請求項3記載の発光素子。
  5. 前記透明導電層は、亜鉛,インジウム,錫及びマグネシウムのうちの少なくとも1種の酸化物から成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の発光素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の発光素子と、前記発光素子からの発光を受けて光を発する蛍光体及び燐光体の少なくとも一方とを具備していることを特徴とする照明装置。
  7. 第1導電型窒化ガリウム系化合物半導体層、窒化ガリウム系化合物半導体から成る発光層、及び第2導電型窒化ガリウム系化合物半導体層が積層された半導体層と、前記半導体層の主面に形成された、前記半導体層側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層とを具備していることを特徴とする発光素子。
  8. 前記透明導電層は前記半導体層側から厚み方向に気孔率が大きくなっていることを特徴とする請求項7記載の発光素子。
  9. 前記透明導電層は導電性微粒子の集合体から成ることを特徴とする請求項7または8記載の発光素子。
  10. 前記透明導電層はナノワイヤ状結晶の集合体から成ることを特徴とする請求項7または8記載の発光素子。
  11. 前記透明導電層は、前記半導体層側に形成された導電性微粒子の集合体から成る第1の透明導電層と、前記第1の透明導電層上に形成されたナノワイヤ状結晶の集合体から成る第2の透明導電層とを有することを特徴とする請求項7または8記載の発光素子。
  12. 前記第1の透明導電層は、前記半導体層側から厚み方向に気孔率が大きくなっていることを特徴とする請求項11記載の発光素子。
  13. 前記透明導電層は、亜鉛,インジウム,錫及びマグネシウムのうちの少なくとも1種の酸化物から成ることを特徴とする請求項7乃至12のいずれか記載の発光素子。
  14. 発光部と、前記発光部の光放射面に形成された、前記発光部側から厚み方向に気孔率が大きくなっている多孔質の透明導電層とを具備していることを特徴とする発光素子。
  15. 発光部と、前記発光部の光放射面に形成された、前記発光部側から厚み方向に屈折率が小さくなっている透明導電層とを具備していることを特徴とする発光素子。
  16. 請求項7乃至15のいずれか記載の発光素子と、前記発光素子からの発光を受けて光を発する蛍光体及び燐光体の少なくとも一方とを具備していることを特徴とする照明装置。
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