JPWO2008136171A1 - 青色蛍光体、発光装置およびプラズマディスプレイパネル - Google Patents

青色蛍光体、発光装置およびプラズマディスプレイパネル Download PDF

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Abstract

本発明は、輝度が高く、発光装置駆動時の輝度劣化が少ない青色蛍光体を提供する。本発明は、一般式aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩と、前記アルミン酸塩1モルに対して0.008〜0.800モルのMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)とを含む青色蛍光体である。

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)や無水銀蛍光ランプ等に使用される青色蛍光体、および発光装置(特にPDP)に関するものである。
省エネルギーの蛍光ランプ用蛍光体として、様々なアルミン酸塩蛍光体が実用化されている。例えば、青色蛍光体として(Ba,Sr)MgAl1017:Eu(BAM:Eu)、緑色蛍光体としてCeMgAl1119:TbまたはBaMgAl1017:Eu,Mn等が挙げられる。
近年では、PDP用青色蛍光体に、真空紫外光励起による輝度が高いBAM:Euが使用されている。
しかしながら、青色蛍光体BAM:Euを用いた発光装置を長時間駆動すると、輝度が著しく劣化する。そのため、発光装置用途、特にPDP用途においては長時間駆動しても輝度劣化が少ない蛍光体が強く求められている。
青色蛍光体BAM:Euの輝度劣化メカニズムについて充分には解明されていないが、発光装置作製工程での水分や不純物ガスの混入と熱処理、および発光装置駆動時の真空紫外光照射により、蛍光体の輝度が劣化するものと考えられる。
この輝度の劣化を防止すべく、蛍光体にガドリニウムを添加する方法(例えば、特公平6−29418号公報参照)、蛍光体をアルカリ土類金属などの2価金属ケイ酸塩で被覆する方法(例えば、特開2000−34478号公報参照)、さらに、蛍光体をアンチモン酸化物で被覆する方法(例えば、特開平10−330746号公報参照)が提案されている。
しかしながら、前記従来の方法による蛍光体を使用した発光装置においては、ほとんどの場合、高い輝度を保ちながら駆動時の蛍光体の輝度劣化を抑制することができていなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、輝度が高く、発光装置駆動時の輝度劣化が少ない青色蛍光体を提供することを目的とする。また、当該青色蛍光体を用いた長寿命の発光装置、特にPDPを提供することを目的とする。
本発明は、一般式aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩と、前記アルミン酸塩1モルに対して0.008〜0.800モルのMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)とを含む青色蛍光体である。ここで、0.80≦a≦0.95、0≦b≦0.05、1.00≦c≦1.15、および9.50≦d≦10.00であることが好ましい。
別の側面では、本発明は、上記の青色蛍光体を含む蛍光体層を有する発光装置であり、発光装置の好適な例は、プラズマディスプレイパネルである。
当該プラズマディスプレイパネルは、例えば、前面板と、前記前面板と対向配置された背面板と、前記前面板と前記背面板の間隔を規定する隔壁と、前記背面板または前記前面板の上に配設された一対の電極と、前記電極に接続された外部回路と、少なくとも前記電極間に存在し、前記電極間に前記外部回路により電圧を印加することにより真空紫外線を発生するキセノンを含有する放電ガスと、前記真空紫外線により可視光を発する蛍光体層とを備え、前記蛍光体層が青色蛍光体層を含み、前記青色蛍光体層が前記蛍光体を含有する。
本発明によれば、輝度が高く、かつ発光装置作製時および駆動時での輝度劣化が少ない青色蛍光体を提供することができる。また、長時間駆動しても輝度が劣化しない長寿命のPDP等の発光装置を提供することができる。
本発明のPDPの構成を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の青色蛍光体は、一般式aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩、およびMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)を含み、含有比は、当該アルカリ土類金属アルミン酸塩1モルに対して、MWO40.008〜0.800モルである。係数a、b、c、およびdが上記の範囲内にあり、アルカリ土類金属アルミン酸塩とMWO4が上記範囲内の含有比で含まれていれば、輝度が高く発光装置作製時および駆動時での輝度劣化が少ない蛍光体となる。係数a、b、c、およびdについて、輝度および輝度劣化耐性の観点から、好ましい範囲はそれぞれ、0.80≦a≦0.95、0≦b≦0.05、1.00≦c≦1.15、9.50≦d≦10.00である。
<青色蛍光体の製造方法>
以下、本発明の青色蛍光体の製造方法の一例について説明する。
バリウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化バリウム、炭酸バリウム、硝酸バリウム、ハロゲン化バリウム若しくはシュウ酸バリウムなど、焼成により酸化バリウムになり得るバリウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化バリウムを用いることができる。
ストロンチウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化ストロンチウム、炭酸ストロンチウム、硝酸ストロンチウム、ハロゲン化ストロンチウム若しくはシュウ酸ストロンチウムなど、焼成により酸化ストロンチウムになりうるストロンチウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化ストロンチウムを用いることができる。
カルシウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硝酸カルシウム、ハロゲン化カルシウム若しくはシュウ酸カルシウムなど、焼成により酸化カルシウムになりうるカルシウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化カルシウムを用いることができる。
ユーロピウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化ユーロピウム、炭酸ユーロピウム、硝酸ユーロピウム、ハロゲン化ユーロピウム若しくはシュウ酸ユーロピウムなど、焼成により酸化ユーロピウムになりうるユーロピウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化ユーロピウムを用いることができる。
マグネシウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、ハロゲン化マグネシウム、シュウ酸マグネシウム若しくは塩基性炭酸マグネシウムなど、焼成により酸化マグネシウムになりうるマグネシウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化マグネシウムを用いることができる。
アルミニウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム若しくはハロゲン化アルミニウムなど、焼成によりアルミナになるアルミニウム化合物、または高純度(純度99.9%以上)のアルミナを用いることができる。
タングステン原料についても同様に、酸化物になり得る様々な原料を用いることができる。
この製造方法の一例においては、まず、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO3/2・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるEuが3価のアルカリ土類金属アルミン酸塩、およびMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)で表されるタングステン複合酸化物をそれぞれ作製する。(以下、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO3/2・cMgO・dAlO3/2で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩を、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2で表されるアルカリ土類金属アルミン酸を、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu2+)と記す。)
アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)については、例えば、上記のバリウム原料、ストロンチウム原料、ユーロピウム原料、マグネシウム原料およびアルミニウム原料を、所望するアルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu2+)の組成(係数a、b、cおよびd)に対応するように混合し、得られる混合物を焼成して作製する。
原料の混合方法としては、溶液中での湿式混合でも乾燥粉体の乾式混合でもよく、工業的に通常用いられるボールミル、媒体撹拌ミル、遊星ミル、振動ミル、ジェットミル、V型混合機、攪拌機等を用いることができる。なお、原料中の粗大粒子は、発光特性に悪影響を及ぼすので、粒度を揃えるため分級を実施しておくことが好ましい。
焼成は、例えば、大気中で1000〜1500℃で1〜10時間行えばよい。
MWO4については、例えば、上記のバリウム原料および/またはストロンチウム原料および/またはカルシウム原料、ならびにタングステン原料を、Ba+Sr+CaとWのモル比が、1:1程度となるように混合し、得られる混合物を焼成して作製する。
原料の混合方法としては、上記と同様であり、焼成は、例えば、大気中で1000〜1500℃で1〜10時間行えばよい。
なお、原料として水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物、シュウ酸塩など焼成により酸化物になりうるものを使用した場合、本焼成の前に、800〜1400℃の温度範囲にて仮焼することが好ましい。また、反応を促進するために、原料フッ化物などのフラックスを添加することが好ましい。
次に、得られたアルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とMWO4とを混合し、さらに、還元焼成を行う。
混合方法としては、上記と同様の方法が採用できる。
還元焼成は、Euを3価から2価の状態にすることによって、蛍光特性を発現させるために行われる。還元焼成は、例えば、還元雰囲気下で、900〜1600℃で、1〜50時間行えばよい。還元雰囲気としては、例えば、水素を0.1〜10体積%含む雰囲気が挙げられる。
上記の焼成および還元焼成に用いる炉は、工業的に通常用いられる炉を用いることができ、プッシャー炉等の連続式またはバッチ式の電気炉やガス炉を用いることができる。
得られた蛍光体粉末を、ボールミルやジェットミルなどを用いて再度解砕し、さらに必要に応じて洗浄あるいは分級することにより、蛍光体粉末の粒度分布や流動性を調整することができる。
本発明の青色蛍光体は、例えば上記のように、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)およびMWO4を作製し、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とMWO4とを混合し、還元焼成して得られるものである。その結果、青色蛍光体においては、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2とMWO4が分散して分布している。従って、バリウム原料、ストロンチウム原料、(カルシウム原料)、ユーロピウム原料、マグネシウム原料、アルミニウム原料、タングステン原料を混合して還元焼成して、これらの元素の組成物となった青色蛍光体とは異なるものであり、本発明の青色蛍光体は、このような蛍光体よりも優れた輝度および輝度劣化耐性を有する。
本発明の青色蛍光体は、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とMWO4が、上記所定の比率で含まれている限り、他の成分が含まれていてもよく、例えば、還元されずに残存したアルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)が含まれていてもよい。
<青色蛍光体の用途>
本発明の青色蛍光体を、蛍光体層を有する発光装置に適用すれば、輝度および輝度劣化耐性が高い発光装置を構成することができる。具体的には、BAM:Euが使用される蛍光体層を有する発光装置において、BAM:Euを本発明の青色蛍光体に置換え、公知方法に準じて発光装置を構成すればよい。本発明の蛍光体を、発光ダイオード(LED)チップと組み合わせた発光装置とすることもできる。発光装置の例としては、PDP、蛍光パネル、蛍光ランプ等が挙げられ、これらのうち、PDPが好適である。
以下に、交流面放電型PDPを例として、本発明の青色蛍光体をPDPに適用した実施態様(本発明のPDP)について説明する。図1は、交流面放電型PDP10の主要構造を示す斜視断面図である。なお、ここで示すPDPは、便宜的に、42インチクラスの1024×768画素仕様に合わせたサイズ設定にて図示しているが、他のサイズや仕様に適用してもよいのは勿論である。
図1で示すように、このPDP10は、フロントパネル20とバックパネル26とを有しており、それぞれの主面が対向するようにして配置されている。
このフロントパネル20は、前面基板としてのフロントパネルガラス21と、このフロントパネルガラス21の一方主面に設けられた帯状の表示電極(X電極23、Y電極22)と、この表示電極を覆う厚さ約30μmの前面側誘電体層24と、この前面側誘電体層24の上に設けられた厚さ約1.0μmの保護層25とを含んでいる。
上記表示電極は、厚さ0.1μm、幅150μmの帯状の透明電極220(230)と、この透明電極上に重ね設けられた厚さ7μm、幅95μmのバスライン221(231)とを含んでいる。また、各対の表示電極が、x軸方向を長手方向としてy軸方向に複数配置されている。
また、各対の表示電極(X電極23、Y電極22)は、それぞれフロントパネルガラス21の幅方向(y軸方向)の端部付近で、パネル駆動回路(図示せず)と電気的に接続されている。なお、Y電極22は一括してパネル駆動回路に接続され、X電極23はそれぞれ独立してパネル駆動回路に接続されている。パネル駆動回路を用いて、Y電極22と特定のX電極23とに給電すると、X電極23とY電極22との間隙(約80μm)に面放電(維持放電)が発生する。X電極23はスキャン電極として作動させることもでき、これにより、後述するアドレス電極28との間で書き込み放電(アドレス放電)を発生させることができる。
上記バックパネル26は、背面基板としてのバックパネルガラス27と、複数のアドレス電極28と、背面側誘電体層29と、隔壁30と、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の何れかに対応する蛍光体層31〜33とを含んでいる。蛍光体層31〜33は、隣り合う2つの隔壁30の側壁とその間の背面側誘電体層29とに接して設けられており、また、x軸方向に繰り返して配列されている。
青色蛍光体層(B)は、上述した本発明の青色蛍光体を含んでいる。他方、赤色蛍光体層および緑色蛍光体層は一般的な蛍光体を含んでいる。例えば、赤色蛍光体としては(Y,Gd)BO3:EuやY23:Euが、緑色蛍光体としてはZn2SiO4:Mn、YBO3:Tbおよび(Y,Gd)BO3:Tbが挙げられる。
各蛍光体層は、蛍光体粒子を溶解させた蛍光体インクを、例えばメニスカス法やラインジェット法などの公知の塗布方法により隔壁30および背面側誘電体層29に塗布し、これを乾燥や焼成(例えば500℃で10分)することにより形成できる。上記蛍光体インクは、例えば体積平均粒径2μmの青色蛍光体30質量%と、重量平均分子量約20万のエチルセルロース4.5質量%と、ブチルカルビトールアセテート65.5質量%とを混合して作製することができる。また、その粘度を、最終的に2000〜6000cps(2〜6Pas)程度となるように調整すると、隔壁30に対するインクの付着力を高めることができて好ましい。
アドレス電極28はバックパネルガラス27の一方主面に設けられている。また、背面側誘電体層29はアドレス電極28を覆うようにして設けられている。また、隔壁30は、高さが約150μm、幅が約40μmであり、y軸方向を長手方向とし、隣接するアドレス電極28のピッチに合わせて、背面側誘電体層29の上に設けられている。
上記アドレス電極28は、それぞれが厚さ5μm、幅60μmであり、y軸方向を長手方向としてx軸方向に複数配置されている。また、このアドレス電極28は、ピッチが一定間隔(約150μm)となるように配置されている。なお、複数のアドレス電極28は、それぞれ独立して上記パネル駆動回路に接続されている。それぞれのアドレス電極に個別に給電することによって、特定のアドレス電極28と特定のX電極23との間でアドレス放電させることができる。
フロントパネル20とバックパネル26とは、アドレス電極28と表示電極とが直交するように配置している。封着部材としてのフリットガラス封着部(図示せず)により両パネル20、26の外周縁部が封着されている。
フリットガラス封着部によって密封された、フロントパネル20とバックパネル26との間の密閉空間には、He、Xe、Ne等の希ガス成分からなる放電ガスが所定の圧力(通常6.7×104〜1.0×105Pa程度)で封入されている。
なお、隣接する2つの隔壁30の間に対応する空間が、放電空間34となる。また、一対の表示電極と1本のアドレス電極28とが放電空間34を挟んで交叉する領域が、画像を表示するセルに対応している。なお、本例では、x軸方向のセルピッチは約300μm、y軸方向のセルピッチは約675μmに設定されている。
また、PDP10の駆動時には、パネル駆動回路によって、特定のアドレス電極28と特定のX電極23とにパルス電圧を印加してアドレス放電させた後、一対の表示電極(X電極23、Y電極22)の間にパルスを印加し、維持放電させる。これにより発生させた短波長の紫外線(波長約147nmを中心波長とする共鳴線および172nmを中心波長とする分子線)を用いて、蛍光体層31〜33に含まれる蛍光体を可視光発光させることで、所定の画像をフロントパネル側に表示することができる。
本発明の青色蛍光体は、公知方法に準じて、紫外線により励起、発光する蛍光層を有する蛍光パネルに適用することができる。当該蛍光パネルは、輝度が良好であり、従来の蛍光パネルに比して輝度劣化耐性に優れたものとなる。当該蛍光パネルは、例えば液晶表示装置のバックライトとして適用することができる。
本発明の青色蛍光体は、公知方法に準じて、蛍光ランプ(例、無電極蛍光ランプ、キセノン蛍光ランプ、蛍光水銀ランプ)に適用することもでき、当該蛍光ランプは、輝度が良好であり、従来の蛍光ランプに比して輝度劣化耐性に優れたものとなる。
以下、実施例により本発明の一形態を詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
<実施例の蛍光体試料の作製>
アルカリ土類金属アルミン酸塩の出発原料として、BaCO3、SrCO3、MgCO3、Al23、AlF3、およびEu23を用い、これらを所定の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、大気中で1200〜1500℃で4時間焼成し、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)を得た。
次に、タングステン複合酸化物の出発原料として、BaCO3、SrCO3、CaCO3、およびWO3を用い、これらを所定の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、大気中で1000〜1500℃で4時間焼成した。
更に、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とタングステン複合酸化物を表1の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、水素を3体積%含む窒素中で1200〜1500℃で4時間還元焼成し、蛍光体を得た(試料番号4〜14)。なお、降温過程では800〜1000℃で水素導入を停止し、混合ガス中の酸素分圧を上昇させた。
<比較例の蛍光体試料の作製>
試料番号1〜3および15については、BaCO3、SrCO3、MgCO3、Al23、AlF3、およびEu23を用い、これらを所定の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、水素を3体積%含む窒素中で1200〜1500℃で4時間焼成し、蛍光体を得た。試料番号16については、実施例の蛍光体試料と同様の手順で作製した。
<輝度の測定>
輝度の測定は、真空中で波長146nmの真空紫外光を照射し、可視領域の発光を測定することで実施した。輝度は、国際照明委員会XYZ表色系における輝度Yであり、標準試料BAM:Eu(Ba0.9MgAl1017:Eu0.1)に対する相対値として評価した。結果を、試料の組成と併せて表1に示す。なお、表1において*印を付した試料は比較例である。
Figure 2008136171
表1から明らかなように、本発明の青色蛍光体である試料番号4〜14の蛍光体は、真空紫外光励起による輝度が高い。
<パネル輝度および輝度劣化>
試料番号1〜16と同様にして得た青色蛍光体を使用し、上述した交流面放電型PDPの例と同様にして図1の構成を有するPDPを作製した。作製したPDPについて、パネル初期輝度(標準試料BAM:Euを用いた場合に対する相対値)を測定した。また、加速駆動(実駆動1000時間相当)した後の輝度を測定し、輝度劣化(%)を求めた。なお、パネルは青色1色固定表示とした。結果を表2に示す。なお、表2において*印を付した試料は比較例である。
Figure 2008136171
表2から明らかなように、本発明の青色蛍光体である試料番号20〜30の蛍光体を使用した場合には、パネル初期輝度が高く、輝度劣化が著しく抑制されていることが確認された。これに対して、係数a、b、c、dおよびMWO4濃度のうちのいずれかが本発明の範囲外である比較例の試料では、初期輝度が低く、PDP駆動時の輝度劣化が著しい。
本発明の青色蛍光体は、発光装置、その中でも特にPDPに使用することができる。また、無電極蛍光ランプ、キセノン蛍光ランプ、蛍光水銀ランプなどの蛍光ランプ、液晶表示装置のバックライトに主に用いられる蛍光パネル等の用途にも応用できる。
本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)や無水銀蛍光ランプ等に使用される青色蛍光体、および発光装置(特にPDP)に関するものである。
省エネルギーの蛍光ランプ用蛍光体として、様々なアルミン酸塩蛍光体が実用化されている。例えば、青色蛍光体として(Ba,Sr)MgAl1017:Eu(BAM:Eu)、緑色蛍光体としてCeMgAl1119:TbまたはBaMgAl1017:Eu,Mn等が挙げられる。
近年では、PDP用青色蛍光体に、真空紫外光励起による輝度が高いBAM:Euが使用されている。
しかしながら、青色蛍光体BAM:Euを用いた発光装置を長時間駆動すると、輝度が著しく劣化する。そのため、発光装置用途、特にPDP用途においては長時間駆動しても輝度劣化が少ない蛍光体が強く求められている。
青色蛍光体BAM:Euの輝度劣化メカニズムについて充分には解明されていないが、発光装置作製工程での水分や不純物ガスの混入と熱処理、および発光装置駆動時の真空紫外光照射により、蛍光体の輝度が劣化するものと考えられる。
この輝度の劣化を防止すべく、蛍光体にガドリニウムを添加する方法(例えば、特公平6−29418号公報参照)、蛍光体をアルカリ土類金属などの2価金属ケイ酸塩で被覆する方法(例えば、特開2000−34478号公報参照)、さらに、蛍光体をアンチモン酸化物で被覆する方法(例えば、特開平10−330746号公報参照)が提案されている。
しかしながら、前記従来の方法による蛍光体を使用した発光装置においては、ほとんどの場合、高い輝度を保ちながら駆動時の蛍光体の輝度劣化を抑制することができていなかった。
特公平6−29418号公報 特開2000−34478号公報 特開平10−330746号公報
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、輝度が高く、発光装置駆動時の輝度劣化が少ない青色蛍光体を提供することを目的とする。また、当該青色蛍光体を用いた長寿命の発光装置、特にPDPを提供することを目的とする。
本発明は、一般式aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩と、前記アルミン酸塩1モルに対して0.008〜0.800モルのMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)とを含む青色蛍光体である。ここで、0.80≦a≦0.95、0≦b≦0.05、1.00≦c≦1.15、および9.50≦d≦10.00であることが好ましい。
別の側面では、本発明は、上記の青色蛍光体を含む蛍光体層を有する発光装置であり、発光装置の好適な例は、プラズマディスプレイパネルである。
当該プラズマディスプレイパネルは、例えば、前面板と、前記前面板と対向配置された背面板と、前記前面板と前記背面板の間隔を規定する隔壁と、前記背面板または前記前面板の上に配設された一対の電極と、前記電極に接続された外部回路と、少なくとも前記電極間に存在し、前記電極間に前記外部回路により電圧を印加することにより真空紫外線を発生するキセノンを含有する放電ガスと、前記真空紫外線により可視光を発する蛍光体層とを備え、前記蛍光体層が青色蛍光体層を含み、前記青色蛍光体層が前記蛍光体を含有する。
本発明によれば、輝度が高く、かつ発光装置作製時および駆動時での輝度劣化が少ない青色蛍光体を提供することができる。また、長時間駆動しても輝度が劣化しない長寿命のPDP等の発光装置を提供することができる。
本発明のPDPの構成を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の青色蛍光体は、一般式aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩、およびMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)を含み、含有比は、当該アルカリ土類金属アルミン酸塩1モルに対して、MWO40.008〜0.800モルである。係数a、b、c、およびdが上記の範囲内にあり、アルカリ土類金属アルミン酸塩とMWO4が上記範囲内の含有比で含まれていれば、輝度が高く発光装置作製時および駆動時での輝度劣化が少ない蛍光体となる。係数a、b、c、およびdについて、輝度および輝度劣化耐性の観点から、好ましい範囲はそれぞれ、0.80≦a≦0.95、0≦b≦0.05、1.00≦c≦1.15、9.50≦d≦10.00である。
<青色蛍光体の製造方法>
以下、本発明の青色蛍光体の製造方法の一例について説明する。
バリウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化バリウム、炭酸バリウム、硝酸バリウム、ハロゲン化バリウム若しくはシュウ酸バリウムなど、焼成により酸化バリウムになり得るバリウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化バリウムを用いることができる。
ストロンチウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化ストロンチウム、炭酸ストロンチウム、硝酸ストロンチウム、ハロゲン化ストロンチウム若しくはシュウ酸ストロンチウムなど、焼成により酸化ストロンチウムになりうるストロンチウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化ストロンチウムを用いることができる。
カルシウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硝酸カルシウム、ハロゲン化カルシウム若しくはシュウ酸カルシウムなど、焼成により酸化カルシウムになりうるカルシウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化カルシウムを用いることができる。
ユーロピウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化ユーロピウム、炭酸ユーロピウム、硝酸ユーロピウム、ハロゲン化ユーロピウム若しくはシュウ酸ユーロピウムなど、焼成により酸化ユーロピウムになりうるユーロピウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化ユーロピウムを用いることができる。
マグネシウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、ハロゲン化マグネシウム、シュウ酸マグネシウム若しくは塩基性炭酸マグネシウムなど、焼成により酸化マグネシウムになりうるマグネシウム化合物、または高純度(純度99%以上)の酸化マグネシウムを用いることができる。
アルミニウム原料としては、高純度(純度99%以上)の水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム若しくはハロゲン化アルミニウムなど、焼成によりアルミナになるアルミニウム化合物、または高純度(純度99.9%以上)のアルミナを用いることができる。
タングステン原料についても同様に、酸化物になり得る様々な原料を用いることができる。
この製造方法の一例においては、まず、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO3/2・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるEuが3価のアルカリ土類金属アルミン酸塩、およびMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)で表されるタングステン複合酸化物をそれぞれ作製する。(以下、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO3/2・cMgO・dAlO3/2で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩を、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2で表されるアルカリ土類金属アルミン酸を、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu2+)と記す。)
アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)については、例えば、上記のバリウム原料、ストロンチウム原料、ユーロピウム原料、マグネシウム原料およびアルミニウム原料を、所望するアルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu2+)の組成(係数a、b、cおよびd)に対応するように混合し、得られる混合物を焼成して作製する。
原料の混合方法としては、溶液中での湿式混合でも乾燥粉体の乾式混合でもよく、工業的に通常用いられるボールミル、媒体撹拌ミル、遊星ミル、振動ミル、ジェットミル、V型混合機、攪拌機等を用いることができる。なお、原料中の粗大粒子は、発光特性に悪影響を及ぼすので、粒度を揃えるため分級を実施しておくことが好ましい。
焼成は、例えば、大気中で1000〜1500℃で1〜10時間行えばよい。
MWO4については、例えば、上記のバリウム原料および/またはストロンチウム原料および/またはカルシウム原料、ならびにタングステン原料を、Ba+Sr+CaとWのモル比が、1:1程度となるように混合し、得られる混合物を焼成して作製する。
原料の混合方法としては、上記と同様であり、焼成は、例えば、大気中で1000〜1500℃で1〜10時間行えばよい。
なお、原料として水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、ハロゲン化物、シュウ酸塩など焼成により酸化物になりうるものを使用した場合、本焼成の前に、800〜1400℃の温度範囲にて仮焼することが好ましい。また、反応を促進するために、原料フッ化物などのフラックスを添加することが好ましい。
次に、得られたアルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とMWO4とを混合し、さらに、還元焼成を行う。
混合方法としては、上記と同様の方法が採用できる。
還元焼成は、Euを3価から2価の状態にすることによって、蛍光特性を発現させるために行われる。還元焼成は、例えば、還元雰囲気下で、900〜1600℃で、1〜50時間行えばよい。還元雰囲気としては、例えば、水素を0.1〜10体積%含む雰囲気が挙げられる。
上記の焼成および還元焼成に用いる炉は、工業的に通常用いられる炉を用いることができ、プッシャー炉等の連続式またはバッチ式の電気炉やガス炉を用いることができる。
得られた蛍光体粉末を、ボールミルやジェットミルなどを用いて再度解砕し、さらに必要に応じて洗浄あるいは分級することにより、蛍光体粉末の粒度分布や流動性を調整することができる。
本発明の青色蛍光体は、例えば上記のように、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)およびMWO4を作製し、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とMWO4とを混合し、還元焼成して得られるものである。その結果、青色蛍光体においては、aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2とMWO4が分散して分布している。従って、バリウム原料、ストロンチウム原料、(カルシウム原料)、ユーロピウム原料、マグネシウム原料、アルミニウム原料、タングステン原料を混合して還元焼成して、これらの元素の組成物となった青色蛍光体とは異なるものであり、本発明の青色蛍光体は、このような蛍光体よりも優れた輝度および輝度劣化耐性を有する。
本発明の青色蛍光体は、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とMWO4が、上記所定の比率で含まれている限り、他の成分が含まれていてもよく、例えば、還元されずに残存したアルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)が含まれていてもよい。
<青色蛍光体の用途>
本発明の青色蛍光体を、蛍光体層を有する発光装置に適用すれば、輝度および輝度劣化耐性が高い発光装置を構成することができる。具体的には、BAM:Euが使用される蛍光体層を有する発光装置において、BAM:Euを本発明の青色蛍光体に置換え、公知方法に準じて発光装置を構成すればよい。本発明の蛍光体を、発光ダイオード(LED)チップと組み合わせた発光装置とすることもできる。発光装置の例としては、PDP、蛍光パネル、蛍光ランプ等が挙げられ、これらのうち、PDPが好適である。
以下に、交流面放電型PDPを例として、本発明の青色蛍光体をPDPに適用した実施態様(本発明のPDP)について説明する。図1は、交流面放電型PDP10の主要構造を示す斜視断面図である。なお、ここで示すPDPは、便宜的に、42インチクラスの1024×768画素仕様に合わせたサイズ設定にて図示しているが、他のサイズや仕様に適用してもよいのは勿論である。
図1で示すように、このPDP10は、フロントパネル20とバックパネル26とを有しており、それぞれの主面が対向するようにして配置されている。
このフロントパネル20は、前面基板としてのフロントパネルガラス21と、このフロントパネルガラス21の一方主面に設けられた帯状の表示電極(X電極23、Y電極22)と、この表示電極を覆う厚さ約30μmの前面側誘電体層24と、この前面側誘電体層24の上に設けられた厚さ約1.0μmの保護層25とを含んでいる。
上記表示電極は、厚さ0.1μm、幅150μmの帯状の透明電極220(230)と、この透明電極上に重ね設けられた厚さ7μm、幅95μmのバスライン221(231)とを含んでいる。また、各対の表示電極が、x軸方向を長手方向としてy軸方向に複数配置されている。
また、各対の表示電極(X電極23、Y電極22)は、それぞれフロントパネルガラス21の幅方向(y軸方向)の端部付近で、パネル駆動回路(図示せず)と電気的に接続されている。なお、Y電極22は一括してパネル駆動回路に接続され、X電極23はそれぞれ独立してパネル駆動回路に接続されている。パネル駆動回路を用いて、Y電極22と特定のX電極23とに給電すると、X電極23とY電極22との間隙(約80μm)に面放電(維持放電)が発生する。X電極23はスキャン電極として作動させることもでき、これにより、後述するアドレス電極28との間で書き込み放電(アドレス放電)を発生させることができる。
上記バックパネル26は、背面基板としてのバックパネルガラス27と、複数のアドレス電極28と、背面側誘電体層29と、隔壁30と、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の何れかに対応する蛍光体層31〜33とを含んでいる。蛍光体層31〜33は、隣り合う2つの隔壁30の側壁とその間の背面側誘電体層29とに接して設けられており、また、x軸方向に繰り返して配列されている。
青色蛍光体層(B)は、上述した本発明の青色蛍光体を含んでいる。他方、赤色蛍光体層および緑色蛍光体層は一般的な蛍光体を含んでいる。例えば、赤色蛍光体としては(Y,Gd)BO3:EuやY23:Euが、緑色蛍光体としてはZn2SiO4:Mn、YBO3:Tbおよび(Y,Gd)BO3:Tbが挙げられる。
各蛍光体層は、蛍光体粒子を溶解させた蛍光体インクを、例えばメニスカス法やラインジェット法などの公知の塗布方法により隔壁30および背面側誘電体層29に塗布し、これを乾燥や焼成(例えば500℃で10分)することにより形成できる。上記蛍光体インクは、例えば体積平均粒径2μmの青色蛍光体30質量%と、重量平均分子量約20万のエチルセルロース4.5質量%と、ブチルカルビトールアセテート65.5質量%とを混合して作製することができる。また、その粘度を、最終的に2000〜6000cps(2〜6Pas)程度となるように調整すると、隔壁30に対するインクの付着力を高めることができて好ましい。
アドレス電極28はバックパネルガラス27の一方主面に設けられている。また、背面側誘電体層29はアドレス電極28を覆うようにして設けられている。また、隔壁30は、高さが約150μm、幅が約40μmであり、y軸方向を長手方向とし、隣接するアドレス電極28のピッチに合わせて、背面側誘電体層29の上に設けられている。
上記アドレス電極28は、それぞれが厚さ5μm、幅60μmであり、y軸方向を長手方向としてx軸方向に複数配置されている。また、このアドレス電極28は、ピッチが一定間隔(約150μm)となるように配置されている。なお、複数のアドレス電極28は、それぞれ独立して上記パネル駆動回路に接続されている。それぞれのアドレス電極に個別に給電することによって、特定のアドレス電極28と特定のX電極23との間でアドレス放電させることができる。
フロントパネル20とバックパネル26とは、アドレス電極28と表示電極とが直交するように配置している。封着部材としてのフリットガラス封着部(図示せず)により両パネル20、26の外周縁部が封着されている。
フリットガラス封着部によって密封された、フロントパネル20とバックパネル26との間の密閉空間には、He、Xe、Ne等の希ガス成分からなる放電ガスが所定の圧力(通常6.7×104〜1.0×105Pa程度)で封入されている。
なお、隣接する2つの隔壁30の間に対応する空間が、放電空間34となる。また、一対の表示電極と1本のアドレス電極28とが放電空間34を挟んで交叉する領域が、画像を表示するセルに対応している。なお、本例では、x軸方向のセルピッチは約300μm、y軸方向のセルピッチは約675μmに設定されている。
また、PDP10の駆動時には、パネル駆動回路によって、特定のアドレス電極28と特定のX電極23とにパルス電圧を印加してアドレス放電させた後、一対の表示電極(X電極23、Y電極22)の間にパルスを印加し、維持放電させる。これにより発生させた短波長の紫外線(波長約147nmを中心波長とする共鳴線および172nmを中心波長とする分子線)を用いて、蛍光体層31〜33に含まれる蛍光体を可視光発光させることで、所定の画像をフロントパネル側に表示することができる。
本発明の青色蛍光体は、公知方法に準じて、紫外線により励起、発光する蛍光層を有する蛍光パネルに適用することができる。当該蛍光パネルは、輝度が良好であり、従来の蛍光パネルに比して輝度劣化耐性に優れたものとなる。当該蛍光パネルは、例えば液晶表示装置のバックライトとして適用することができる。
本発明の青色蛍光体は、公知方法に準じて、蛍光ランプ(例、無電極蛍光ランプ、キセノン蛍光ランプ、蛍光水銀ランプ)に適用することもでき、当該蛍光ランプは、輝度が良好であり、従来の蛍光ランプに比して輝度劣化耐性に優れたものとなる。
以下、実施例により本発明の一形態を詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
<実施例の蛍光体試料の作製>
アルカリ土類金属アルミン酸塩の出発原料として、BaCO3、SrCO3、MgCO3、Al23、AlF3、およびEu23を用い、これらを所定の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、大気中で1200〜1500℃で4時間焼成し、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)を得た。
次に、タングステン複合酸化物の出発原料として、BaCO3、SrCO3、CaCO3、およびWO3を用い、これらを所定の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、大気中で1000〜1500℃で4時間焼成した。
更に、アルカリ土類金属アルミン酸塩(Eu3+)とタングステン複合酸化物を表1の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、水素を3体積%含む窒素中で1200〜1500℃で4時間還元焼成し、蛍光体を得た(試料番号4〜14)。なお、降温過程では800〜1000℃で水素導入を停止し、混合ガス中の酸素分圧を上昇させた。
<比較例の蛍光体試料の作製>
試料番号1〜3および15については、BaCO3、SrCO3、MgCO3、Al23、AlF3、およびEu23を用い、これらを所定の組成になるよう秤量し、ボールミルを用いて純水中で湿式混合した。この混合物を乾燥させた後、水素を3体積%含む窒素中で1200〜1500℃で4時間焼成し、蛍光体を得た。試料番号16については、実施例の蛍光体試料と同様の手順で作製した。
<輝度の測定>
輝度の測定は、真空中で波長146nmの真空紫外光を照射し、可視領域の発光を測定することで実施した。輝度は、国際照明委員会XYZ表色系における輝度Yであり、標準試料BAM:Eu(Ba0.9MgAl1017:Eu0.1)に対する相対値として評価した。結果を、試料の組成と併せて表1に示す。なお、表1において*印を付した試料は比較例である。
Figure 2008136171
表1から明らかなように、本発明の青色蛍光体である試料番号4〜14の蛍光体は、真空紫外光励起による輝度が高い。
<パネル輝度および輝度劣化>
試料番号1〜16と同様にして得た青色蛍光体を使用し、上述した交流面放電型PDPの例と同様にして図1の構成を有するPDPを作製した。作製したPDPについて、パネル初期輝度(標準試料BAM:Euを用いた場合に対する相対値)を測定した。また、加速駆動(実駆動1000時間相当)した後の輝度を測定し、輝度劣化(%)を求めた。なお、パネルは青色1色固定表示とした。結果を表2に示す。なお、表2において*印を付した試料は比較例である。
Figure 2008136171
表2から明らかなように、本発明の青色蛍光体である試料番号20〜30の蛍光体を使用した場合には、パネル初期輝度が高く、輝度劣化が著しく抑制されていることが確認された。これに対して、係数a、b、c、dおよびMWO4濃度のうちのいずれかが本発明の範囲外である比較例の試料では、初期輝度が低く、PDP駆動時の輝度劣化が著しい。
本発明の青色蛍光体は、発光装置、その中でも特にPDPに使用することができる。また、無電極蛍光ランプ、キセノン蛍光ランプ、蛍光水銀ランプなどの蛍光ランプ、液晶表示装置のバックライトに主に用いられる蛍光パネル等の用途にも応用できる。

Claims (5)

  1. 一般式aBaO・bSrO・(1−a−b)EuO・cMgO・dAlO3/2(0.70≦a≦0.95、0≦b≦0.15、0.95≦c≦1.15、9.00≦d≦11.00、ただしa+b≦0.97)で表されるアルカリ土類金属アルミン酸塩と、前記アルミン酸塩1モルに対して0.008〜0.800モルのMWO4(MはBa、SrおよびCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素)とを含む青色蛍光体。
  2. 0.80≦a≦0.95、0≦b≦0.05、1.00≦c≦1.15、および9.50≦d≦10.00である請求項1に記載の青色蛍光体。
  3. 請求項1に記載の青色蛍光体を含む蛍光体層を有する発光装置。
  4. プラズマディスプレイパネルである請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記プラズマディスプレイパネルが、
    前面板と、
    前記前面板と対向配置された背面板と、
    前記前面板と前記背面板の間隔を規定する隔壁と、
    前記背面板または前記前面板の上に配設された一対の電極と、
    前記電極に接続された外部回路と、
    少なくとも前記電極間に存在し、前記電極間に前記外部回路により電圧を印加することにより真空紫外線を発生するキセノンを含有する放電ガスと、
    前記真空紫外線により可視光を発する蛍光体層とを備え、
    前記蛍光体層が青色蛍光体層を含み、前記青色蛍光体層が前記青色蛍光体を含有する請求項4に記載の発光装置。
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